JP2018122074A - 口腔ケア清掃具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰った食品残渣を安全かつ効果的に除去する。【解決手段】 歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)Sに接触する接触部材2であって、食することができる弾力性ある食品素材からなり、歯に連結する歯肉部Sに付着した食品残渣を除去する。また、前記接触部材2を操作する操作部材4であって、食することができる弾力性ある食品素材からなる操作部材4を備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰った食品残渣を除去したりマッサージしたりする口腔ケア清掃具に関する。
口腔内において、食品残渣が歯と歯の間に詰った時には、楊枝などを用いてこれを除去する。一方、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰まる場合がある。特に、高齢者は、加齢により、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)の劣化(衰え)があり、この部分に食品残渣が詰まる場合が多い。このような場合は、指(人差し指等)を入れてこれを除去するか、楊枝などを用いてこれを除去することが多い。
特許文献1には、ようじ本体の外面上に突起部を設け、歯間または歯肉部周辺に付着する食物片を除去するに際し、歯間または歯肉部周辺を傷つける事なく、より安全に尚且つ食物片を効果的に除去できる突起付きようじを提供するものであり、その解決手段は、突起部2をようじ本体1の長手方向に、連続的または断続的に配して、先端部6の周辺はテーパー面3を有している。突起部2と歯間または歯肉部周辺に付着する食物片とが面当たりする事により、食物片の捕獲を容易に行える。切り欠け部7をようじ本体1に有する事により、突起状態の不備な部位をようじ本体1より分離させる、とする。
特許文献2には、口に含んで顔の筋肉運動をすることにより顔の 筋肉の衰えを防止し、食べることも可能な美顔用マウスピースを提供するものであり、その構成は、細長の本体1の両端部に口に含んだ時に歯茎と 頬の内側に位置するような隆起した頬当て部2、3を備え、この頬当て部2、3上にパッド材6、7を付着せしめ、前記本体1とパッド材6、7を食べることが可能な 弾力性の食品用ゲル素材から形成する、とする。
特許文献2には、口に含んで顔の筋肉運動をすることにより顔の 筋肉の衰えを防止し、食べることも可能な美顔用マウスピースを提供するものであり、その構成は、細長の本体1の両端部に口に含んだ時に歯茎と 頬の内側に位置するような隆起した頬当て部2、3を備え、この頬当て部2、3上にパッド材6、7を付着せしめ、前記本体1とパッド材6、7を食べることが可能な 弾力性の食品用ゲル素材から形成する、とする。
上述のように、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰った場合は、指でこれを除去するか、楊枝などを使用してこの残渣を除去することが多いが、指で除去することは衛生的ではなく、楊枝などで除去することは、歯に連結する歯肉部を損傷させるおそれがあることや、誤飲の危険がある。また、介護の現場では、歯に連結する歯肉部に食品残渣が詰った場合は、介助者が指でこれを除去するか、又は、手袋をして、高齢者の顔や頭を押さえつけながらこれを除去しようとしている。
また、歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)で所定の大きさのもの(例えば歯ブラシなど)で操作すると、これを食したい衝動(喉に通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や、舌を動かしたい衝動に駆られる場合がある。このため、楊枝などで操作することは危険であるが、大きなもの(歯ブラシなど)で操作すると、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応が生じることがある。一方、歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)にはマッサージ効果を付与することが望まれる部位であるから、この点を考慮した食品残渣を除去する必要がある。
しかしながら、特許文献のように、楊枝に工夫を施して食品残渣を除去するとしても、除去したものをそのままの状態でテーブル等に置くと、それを見た人の気分を害するおそれがある。
また、上記特許文献2は、あくまでマウスピースであり、食品残渣の除去には不向きである。上記特許文献1は、楊枝であり、主に歯の間に詰った食品残渣を除去するものであり、先端部が鋭意であり、歯に連続する歯肉部と接触することは損傷の恐れがあり、好ましくない。
また、歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)で所定の大きさのもの(例えば歯ブラシなど)で操作すると、これを食したい衝動(喉に通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や、舌を動かしたい衝動に駆られる場合がある。このため、楊枝などで操作することは危険であるが、大きなもの(歯ブラシなど)で操作すると、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応が生じることがある。一方、歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)にはマッサージ効果を付与することが望まれる部位であるから、この点を考慮した食品残渣を除去する必要がある。
しかしながら、特許文献のように、楊枝に工夫を施して食品残渣を除去するとしても、除去したものをそのままの状態でテーブル等に置くと、それを見た人の気分を害するおそれがある。
また、上記特許文献2は、あくまでマウスピースであり、食品残渣の除去には不向きである。上記特許文献1は、楊枝であり、主に歯の間に詰った食品残渣を除去するものであり、先端部が鋭意であり、歯に連続する歯肉部と接触することは損傷の恐れがあり、好ましくない。
そこで本発明の目的は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰った食品残渣を安全かつ効果的に除去する口腔ケア清掃具を提供することにある。
本発明は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触する接触部材と、手で操作する操作部を備え、前記接触部材は食することができる弾力性ある食品素材からなり、歯に連結する歯肉部に付着した食品残渣を除去することを特徴とする。
ここで、前記接触部材と操作部材の硬度は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)の硬度と同じくらいの硬度であることが好ましい。また、前記接触部材と操作部材の硬度は、硬度の異なる部分を有することが好ましい。そして、歯で噛み込んで(齧って)飲食できる程度の弾力性を有することが好ましい。
本発明によれば、飲食の際に歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰まった場合、前記操作部材を手で操作して前記接触部材を歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触させて詰った食品残渣を除去することができる。また、前記接触部材と操作部材は食することができる弾力性ある食品素材からなることから、歯肉部に対してのマッサージ効果を発揮する。
除去に際しては、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や歯で噛み込みたい衝動(齧りたい衝動)や舌を動かしたい衝動に駆られることがあるが、歯で噛み込んで(齧って)飲食しても良い。そして、所定形状に齧った前記接触部材を更に操作して食品残渣を除去する。除去後は、前記接触部材は、これを食することが好ましいが、操作部材だけ口から出ししても良い。このように、前記接触部材を口腔内で操作すると、接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)に駆られても、そのまま飲食したり歯で噛んだりすることができるので、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応に対応して違和感を生じさせることがない。
また、本発明によれば、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているので、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を損傷させるようなことがなく、安全な操作が可能である。そして、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させる衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や舌を動かしたい衝動が生じたときには、所定の大きさに歯で噛み込み(齧る)ことで、食品残渣とともに喉を通過させればよい。
ここで、前記接触部材と操作部材の硬度は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)の硬度と同じくらいの硬度であることが好ましい。また、前記接触部材と操作部材の硬度は、硬度の異なる部分を有することが好ましい。そして、歯で噛み込んで(齧って)飲食できる程度の弾力性を有することが好ましい。
本発明によれば、飲食の際に歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰まった場合、前記操作部材を手で操作して前記接触部材を歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触させて詰った食品残渣を除去することができる。また、前記接触部材と操作部材は食することができる弾力性ある食品素材からなることから、歯肉部に対してのマッサージ効果を発揮する。
除去に際しては、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や歯で噛み込みたい衝動(齧りたい衝動)や舌を動かしたい衝動に駆られることがあるが、歯で噛み込んで(齧って)飲食しても良い。そして、所定形状に齧った前記接触部材を更に操作して食品残渣を除去する。除去後は、前記接触部材は、これを食することが好ましいが、操作部材だけ口から出ししても良い。このように、前記接触部材を口腔内で操作すると、接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)に駆られても、そのまま飲食したり歯で噛んだりすることができるので、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応に対応して違和感を生じさせることがない。
また、本発明によれば、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているので、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を損傷させるようなことがなく、安全な操作が可能である。そして、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させる衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や舌を動かしたい衝動が生じたときには、所定の大きさに歯で噛み込み(齧る)ことで、食品残渣とともに喉を通過させればよい。
本発明としては、前記接触部材は、グミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなることを特徴とする。
本発明によれば、前記接触部材は、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなるので、飲食しても安全であり、歯で噛み込んで(齧って)所定の形状が変化しても使用に問題がなく、所定の大きさにしながら食品残渣を除去することができる。
本発明によれば、前記接触部材は、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなるので、飲食しても安全であり、歯で噛み込んで(齧って)所定の形状が変化しても使用に問題がなく、所定の大きさにしながら食品残渣を除去することができる。
本発明としては、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材に埋設されるものであり、曲面形状の部分を形成するか、又は、手の小指や薬指のような形状にして、前記接触部材を介して歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)との接触を図ることを特徴とする。なお、前記操作部材は、前記接触部材と同じグミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材でも良い。
本発明によれば、歯で噛んでも安全であり、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を刺すようなことがなく、安全な操作が可能である。また、手の小指や薬指のような形状にすることで、指の感触で左翼品残渣を除去することができ、効率よく食品残渣を除去することができる。
本発明によれば、歯で噛んでも安全であり、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を刺すようなことがなく、安全な操作が可能である。また、手の小指や薬指のような形状にすることで、指の感触で左翼品残渣を除去することができ、効率よく食品残渣を除去することができる。
本発明としては、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材の中に埋設されて係止する円弧状、円盤状、球形状、又は、楕円形状であることを特徴とする。
本発明によれば、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材の中に埋設されて係止する円弧状等で形成されているので、前記接触部材に引っかかり易く、ゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材であっても、落ち難くする。
本発明としては、前記接触部材に、凹凸形状、波形形状、角形状、先鋭形状、曲面形状、又は、球形形状が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰った食品残渣を、前記接触部材の凹凸形状、波形形状、角形状、先鋭形状、又は、曲面形状がこれを効率よく除去する。
本発明によれば、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材の中に埋設されて係止する円弧状等で形成されているので、前記接触部材に引っかかり易く、ゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材であっても、落ち難くする。
本発明としては、前記接触部材に、凹凸形状、波形形状、角形状、先鋭形状、曲面形状、又は、球形形状が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰った食品残渣を、前記接触部材の凹凸形状、波形形状、角形状、先鋭形状、又は、曲面形状がこれを効率よく除去する。
本発明としては、前記接触部材は、ハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料、又は、前記接触部材よりも柔らかい物質がミント、ペパーミント、スペアミント、ユーカリ、メントール、ラベンダー及びそれらの組合せからなる群から選択される香料、又は、クエン酸、或いは、クエン酸ナトリウムを含有する酸味のある成分が含まれることを特徴とする。
本発明によれば、植物残渣の除去後や除去に際して、口腔内を爽やかにしたり、口臭を予防したりする。
また、本発明としては、前記接触部材に、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、キシリトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、キシリトールなど酸をつくらない甘味料を含むので、唾液の分泌が促進されて歯垢のpHが上昇し、歯の虫歯予防効果を発揮する。これは、キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。
本発明としては、前記操作部材の外周において、前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、前記操作部材の先端部が前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、又は、前記操作部材の先端部のコーティングとして、糖アルコールが含まれることから、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に前記操作部材の先端部が接触したとして、緩衝材として、その接触を和らげる。また、口腔内を潤すとともに、口臭を予防するとともに、唾液の分泌が促進されて歯垢のpHが上昇して、歯の虫歯予防効果を発揮する。
本発明によれば、植物残渣の除去後や除去に際して、口腔内を爽やかにしたり、口臭を予防したりする。
また、本発明としては、前記接触部材に、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、キシリトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、キシリトールなど酸をつくらない甘味料を含むので、唾液の分泌が促進されて歯垢のpHが上昇し、歯の虫歯予防効果を発揮する。これは、キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。
本発明としては、前記操作部材の外周において、前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、前記操作部材の先端部が前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、又は、前記操作部材の先端部のコーティングとして、糖アルコールが含まれることから、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に前記操作部材の先端部が接触したとして、緩衝材として、その接触を和らげる。また、口腔内を潤すとともに、口臭を予防するとともに、唾液の分泌が促進されて歯垢のpHが上昇して、歯の虫歯予防効果を発揮する。
本発明としては、前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込穴が設けられていることを特徴とする。また、前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込部が設けられ、この差込部に指を当てて押し込むようにすると、その指の形状に変化して差込穴が形成されることを特徴とする。ここで、棒状部材には、前記操作部材が含まれる。
本発明によれば、前記差込穴に指や棒状部材を入れて食品残渣を除去したりマッサージしたりすることができる。また、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているために、前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込部が設けられることで、前記差込穴を容易に形成できる。
本発明によれば、前記差込穴に指や棒状部材を入れて食品残渣を除去したりマッサージしたりすることができる。また、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているために、前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込部が設けられることで、前記差込穴を容易に形成できる。
本発明によれば、食品残渣が歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰まった場合、前記操作部材を手で操作して前記接触部材を歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触させて詰った食品残渣を除去することができるとともに、歯肉部に対してのマッサージ効果を発揮する。グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているので、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を損傷させるようなことがなく、安全な操作が可能である。そして、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動、舌を動かしたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧りたい衝動)に駆られるときがあるが、所定の大きさにして食品残渣とともに喉を通過させることができる。また、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用することで、前記接触部材又は前記操作部材に指を差し込む差込部が設けられ、この差込部に指を当てて押し込むようにすると、その指の形状に変化して差込穴が形成されるので、介護士等は高齢者の食品残渣の除去やマッサージを指に力を入れて行うことが可能である。
以下、図面を引用しながら本発明の口腔ケア清掃具の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態の口腔ケア清掃具1を説明する図であり、図6は、第1の実施の形態の使用状態を示す斜視図である。
本実施の形態の口腔ケア清掃具1は、歯に連結する歯肉部(顎の内側Sa、頬の内側Sb、鼻下の内側Sc)Sに接触する接触部材2と、この接触部材2を操作する操作部材4を備える。歯周組織のうちの歯肉などの軟組織は、遊離歯肉である辺縁歯肉Sa,Sb,Sc及び歯間乳頭部歯肉S1は、加齢などで、歯間乳頭部が退縮することによって空隙(ブラックトライアングルと称される)が生じたり、歯茎が下がってしまうことが生じたりする。このような箇所に食品残渣が付着することが多い(図6(a)(b))。
図1は、本発明の第1実施の形態の口腔ケア清掃具1を説明する図であり、図6は、第1の実施の形態の使用状態を示す斜視図である。
本実施の形態の口腔ケア清掃具1は、歯に連結する歯肉部(顎の内側Sa、頬の内側Sb、鼻下の内側Sc)Sに接触する接触部材2と、この接触部材2を操作する操作部材4を備える。歯周組織のうちの歯肉などの軟組織は、遊離歯肉である辺縁歯肉Sa,Sb,Sc及び歯間乳頭部歯肉S1は、加齢などで、歯間乳頭部が退縮することによって空隙(ブラックトライアングルと称される)が生じたり、歯茎が下がってしまうことが生じたりする。このような箇所に食品残渣が付着することが多い(図6(a)(b))。
前記接触部材2は、食することができる弾力性ある食品素材からなり、グミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなる。グミ(gummy)は、ゴムの意味であり、ゼラチン・砂糖・水飴を材料として果汁などの味をつけ、ゴムのように弾力性ある形に固めた菓子である。ゼラチン(gelatin)は、動物の骨・皮などに含まれるコラーゲンを煮て水溶性タンパク質としたものである。アガー(agar)は、寒天やカラギーナンなど、海藻類を原料とするゲル化剤である。マシュマロ(marshmallow)は、ゼラチン液に泡立てた卵白を加えてかき混ぜ、コーンスターチや、かたくり粉を流し箱に入れて型をつくり、その型に流し込んで固まったところで取り出して作成するが、生地に好みの香料や色素で色や香りをつけることもできる。クエン酸は疲労回復効果や、血液サラサラ効果、殺菌・除菌作用などの効能のほか、口臭の元となる細菌を殺菌し、口臭を防ぐ効果がある。またクエン酸は、特にレモンや梅干などは唾液の分泌を促してくれることで、口臭予防には効果的である。
本実施の形態の接触部材2は、裏面2dが平坦で、表側2cが動物の「熊」の立体形状になっており、裏面2dと表側2iの境に角形状2kが形成されている。この角形状2kのように、凹凸形状、波形形状、先鋭形状、曲面形状や球形形状などを施すことにより、食品残渣を効率的に除去する。この熊の形状の接触部材2は、熊の形状の型にグミ等の材料を入れて型をとって成型したもので、透明や半透明であり、内部の操作部材4の先頭部4aが確認できるようになっている。熊の耳の部分2aは、やや硬質の材質として突出しており、歯に連結する歯肉部Sa,Sb,Scに付着した食品残渣を除去する鋭意部分として使用する。
また、前記接触部材2には、キシリトール等の糖アルコールが含まれること好ましい。キシリトール (xylitol)は、キシロースから合成される糖アルコールの一種である。天然の代用甘味料として知られ、口腔内の細菌による酸の産生がほとんどなく、またミュータンス菌の一部の代謝を阻害することから、非う蝕性甘味料として知られる。キシリトールは、スクロースに比べカロリーが低い。また、スクロースより吸収速度が遅いため、血糖値の急上昇や、それに対するインスリンの反応を引き起こさないとされている。キシリトールは口の中で「酸」を作らず、さらに酸の中和を促進する働きも持つ。だ液も出やすくなるなど、口中をむし歯になりにくい状態に保つ。このため、前記接触部材2を歯で噛み込んだり齧ったりすると、口腔内を潤すとともに、口臭を予防する。また、クエン酸、クエン酸ナトリウム(クエン酸塩)、或いはハッカ油を含有する酸味のある成分であることにより、唾液の分泌を促してくれるため、口臭予防には効果的である。キシリトール等の糖アルコールは、口内へ潤いを与えるようにするのに役立ち、特定の湿潤剤として機能して甘味に影響を及ぼす働きをする。キシリトール等の糖アルコールは、接触部材2に対して約5%〜約20%で含まれる。キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。本実施の形態では、増粘剤を加えている。例えば、グミやマシュマロ等に、キシリトール等の糖アルコールを混合させて、増粘安定剤を0.1〜20重量%を加えることができる。増粘安定剤としては、カラギーナン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、サンタンガム、ペクチン等である。増粘剤としては、ゼラチン、寒天、コンニャク、マンナン等を使用したり、これらを混合しても良い。
また、前記接触部材2には、植物或いはハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料が充填されている。すなわち、植物或いはハーブ源由来の油・エキスから選択される液状の香料が充填されており、熊の形状の下方側まで齧ると、上記充填されている植物或いはハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料が前記歯肉部Scに充填される。
本実施の形態の接触部材2は、裏面2dが平坦で、表側2cが動物の「熊」の立体形状になっており、裏面2dと表側2iの境に角形状2kが形成されている。この角形状2kのように、凹凸形状、波形形状、先鋭形状、曲面形状や球形形状などを施すことにより、食品残渣を効率的に除去する。この熊の形状の接触部材2は、熊の形状の型にグミ等の材料を入れて型をとって成型したもので、透明や半透明であり、内部の操作部材4の先頭部4aが確認できるようになっている。熊の耳の部分2aは、やや硬質の材質として突出しており、歯に連結する歯肉部Sa,Sb,Scに付着した食品残渣を除去する鋭意部分として使用する。
また、前記接触部材2には、キシリトール等の糖アルコールが含まれること好ましい。キシリトール (xylitol)は、キシロースから合成される糖アルコールの一種である。天然の代用甘味料として知られ、口腔内の細菌による酸の産生がほとんどなく、またミュータンス菌の一部の代謝を阻害することから、非う蝕性甘味料として知られる。キシリトールは、スクロースに比べカロリーが低い。また、スクロースより吸収速度が遅いため、血糖値の急上昇や、それに対するインスリンの反応を引き起こさないとされている。キシリトールは口の中で「酸」を作らず、さらに酸の中和を促進する働きも持つ。だ液も出やすくなるなど、口中をむし歯になりにくい状態に保つ。このため、前記接触部材2を歯で噛み込んだり齧ったりすると、口腔内を潤すとともに、口臭を予防する。また、クエン酸、クエン酸ナトリウム(クエン酸塩)、或いはハッカ油を含有する酸味のある成分であることにより、唾液の分泌を促してくれるため、口臭予防には効果的である。キシリトール等の糖アルコールは、口内へ潤いを与えるようにするのに役立ち、特定の湿潤剤として機能して甘味に影響を及ぼす働きをする。キシリトール等の糖アルコールは、接触部材2に対して約5%〜約20%で含まれる。キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。本実施の形態では、増粘剤を加えている。例えば、グミやマシュマロ等に、キシリトール等の糖アルコールを混合させて、増粘安定剤を0.1〜20重量%を加えることができる。増粘安定剤としては、カラギーナン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、サンタンガム、ペクチン等である。増粘剤としては、ゼラチン、寒天、コンニャク、マンナン等を使用したり、これらを混合しても良い。
また、前記接触部材2には、植物或いはハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料が充填されている。すなわち、植物或いはハーブ源由来の油・エキスから選択される液状の香料が充填されており、熊の形状の下方側まで齧ると、上記充填されている植物或いはハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料が前記歯肉部Scに充填される。
また、前記接触部材2に、硬質の部分と柔軟な部分とを設けても良い。前記熊の形状の接触部材2の耳の部分や鼻の部分2aを硬質にした部分としても良い。これらの硬質の突起2dや角部2kを利用して、合せからなる群から選択される液状の香料が前記歯肉部Scに充填される。これにより、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)Sに詰った食品残渣を除去するために利用する。また、操作部材4の先端部4aを曲面形状に形成したり(図11)、手の指の形状にしたりして、歯肉部Sに付着した食品残渣を指でなぞって除去するようにしても良い(図1(b))。
また、前記接触部材2の他の例としては、丸型(図3(a)(c))、方形状(図3(b))、猫が丸くなった状態をデザインしたもの(図3(d))や種々のものが考えられる。
また、前記接触部材2の他の例としては、丸型(図3(a)(c))、方形状(図3(b))、猫が丸くなった状態をデザインしたもの(図3(d))や種々のものが考えられる。
前記操作部材4は、手で把持して操作するもので、棒状の部材である。本実施の形態の操作部材4は、樹脂製やシリコーン製・エラトマー製等であることが好ましいが、金属製やステンレス製でも良い(図10(c)は操作部材4の先端部4aの形状を説明する図である)。ここで、前記接触部材2と同様、食することができる弾力性ある食品素材とすることができる。前記接触部材2と同様、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせるようにして、前記接触部材2を食した後は、前記操作部材4を口腔内から排出するか、別の食感が味わえるようにしても良い。
また、前記操作部材4としては、第1の実施の形態のものよりも長くして操作を行いやすくしたり、先端部4aを楕円形状や球形にして接触部材4に差し込みやすくしている。前記操作部材4は、手で把持して操作する棒状の部材であるが、歯茎との接触を和らげるために、曲面や湾曲した形状にしたり、手の甲が入る円環状や球形状に形成することもできる(図10(a)(b)、図11(a)(b))。第1の実施の形態の操作部材4は、樹脂製であるが、接触部材と同様、グミやマシュマロ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせる等して、両者の区別ができることが好ましい。
前記操作部材4の先端部4aは、接触部材2に埋設されて係止される。楕円形状にして接触部材2に差し込みやすくしたり、安全な使用ができる。前記操作部材4は、手で把持して操作するものであり、棒状の部材であるが、湾曲した形状にしたり、手の甲が入る円環状に形成することもできる。第1の実施の形態の操作部材4は、樹脂製であるが、接触部材2と同様、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせる等して、両者の区別ができることが好ましい。そして、グミやマシュマロ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材を使用することで、前記操作部材4の先端形状に合わせて前記接触部材2の形状を変化させることができる(第3の実施の形態を参照)。
また、前記操作部材4としては、第1の実施の形態のものよりも長くして操作を行いやすくしたり、先端部4aを楕円形状や球形にして接触部材4に差し込みやすくしている。前記操作部材4は、手で把持して操作する棒状の部材であるが、歯茎との接触を和らげるために、曲面や湾曲した形状にしたり、手の甲が入る円環状や球形状に形成することもできる(図10(a)(b)、図11(a)(b))。第1の実施の形態の操作部材4は、樹脂製であるが、接触部材と同様、グミやマシュマロ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせる等して、両者の区別ができることが好ましい。
前記操作部材4の先端部4aは、接触部材2に埋設されて係止される。楕円形状にして接触部材2に差し込みやすくしたり、安全な使用ができる。前記操作部材4は、手で把持して操作するものであり、棒状の部材であるが、湾曲した形状にしたり、手の甲が入る円環状に形成することもできる。第1の実施の形態の操作部材4は、樹脂製であるが、接触部材2と同様、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせる等して、両者の区別ができることが好ましい。そして、グミやマシュマロ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材を使用することで、前記操作部材4の先端形状に合わせて前記接触部材2の形状を変化させることができる(第3の実施の形態を参照)。
(第2の実施の形態)
図5(a)(b)は、第1の実施の形態の他の例の口腔ケア清掃具11を説明する図である。本実施の形態の口腔ケア清掃具11は、歯に連結する歯肉部(顎の内側Sa、頬の内側Sb、鼻下の内側Sc)Sに接触する接触部材2と、この接触部材2を操作する操作部材4を備え、前記接触部材2と操作部材4は食することができる弾力性を有する食品素材からなる。第2の実施の形態の操作部材4は、餅を棒状にしたり(図5(a))、棒状の菓子(図5(b))としたりして使用している。前記操作部材4としては、接触部材よりも硬度が高い食品部材を使用している。硬度が弱いとすると、接触部材2を歯肉部Sに強く押し付けることができないからである。
図5(a)(b)は、第1の実施の形態の他の例の口腔ケア清掃具11を説明する図である。本実施の形態の口腔ケア清掃具11は、歯に連結する歯肉部(顎の内側Sa、頬の内側Sb、鼻下の内側Sc)Sに接触する接触部材2と、この接触部材2を操作する操作部材4を備え、前記接触部材2と操作部材4は食することができる弾力性を有する食品素材からなる。第2の実施の形態の操作部材4は、餅を棒状にしたり(図5(a))、棒状の菓子(図5(b))としたりして使用している。前記操作部材4としては、接触部材よりも硬度が高い食品部材を使用している。硬度が弱いとすると、接触部材2を歯肉部Sに強く押し付けることができないからである。
前記接触部材2は、マッシュルームの弾力性を利用したものである。その形状としては、スペード型(図5(a))やハート形(図5(b))にして、曲面形状や突起部分を形成して、歯に連結する歯肉部Sに付着した食品残渣を除去し易くしているとともに、その弾力性によりマッサージ効果を高めている。また、保湿剤を塗布したり、水につけてから使用しても良い。
(第3の実施の形態)
図7(a)(b)は、本発明の第3の実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bを説明する図である。本実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bは、前記接触部材2、又は、前記操作部材4に指や棒状部材(前記操作部材4を含む)を入れることができる差込穴13が設けられている。図7(a)の第3の実施の形態の口腔ケア清掃具12Aは、前記操作部材4に指を入れることができる差込穴13が設けられており、図7(b)の口腔ケア清掃具12Bは、前記接触部材2に指や棒状部材を入れることができる差込穴13が設けられている。第1の実施の形態と同じように、グミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなる。
第3の実施の形態は、介護用に用いられるもので、前記差込穴13に指(人差し指や中指)を入れて、高齢者の歯茎Sに残った食品残渣を除去する。高齢者や寝たきりなどで食品残渣を除去が個人的に行えない場合でも、介助者が前記差込穴13に(人差し指や中指)を入れて操作すると、前記接触部材2やその近傍位置で指に力を入れて操作することができるので、高齢者や寝たきりの人を介助する人の作業が行いやすいように工夫されている。この場合でも、前記接触部材2は食することができる弾性力を有する食品素材であることから、齧ったりする衝動が生じても、安全に操作することができる。
図7(a)(b)は、本発明の第3の実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bを説明する図である。本実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bは、前記接触部材2、又は、前記操作部材4に指や棒状部材(前記操作部材4を含む)を入れることができる差込穴13が設けられている。図7(a)の第3の実施の形態の口腔ケア清掃具12Aは、前記操作部材4に指を入れることができる差込穴13が設けられており、図7(b)の口腔ケア清掃具12Bは、前記接触部材2に指や棒状部材を入れることができる差込穴13が設けられている。第1の実施の形態と同じように、グミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなる。
第3の実施の形態は、介護用に用いられるもので、前記差込穴13に指(人差し指や中指)を入れて、高齢者の歯茎Sに残った食品残渣を除去する。高齢者や寝たきりなどで食品残渣を除去が個人的に行えない場合でも、介助者が前記差込穴13に(人差し指や中指)を入れて操作すると、前記接触部材2やその近傍位置で指に力を入れて操作することができるので、高齢者や寝たきりの人を介助する人の作業が行いやすいように工夫されている。この場合でも、前記接触部材2は食することができる弾性力を有する食品素材であることから、齧ったりする衝動が生じても、安全に操作することができる。
ここで、前記接触部材2は、人差し指が入る形状に変化する。グミやマシュマロを使用して指(人差し指)が入る大きさのものにすると(図8(a))、その指の形状に変化するものに加工できる。変化する前は、前記接触部材2のみであるが(差込部13のみであり差込穴13にはなっていない。)、差込部13に指を入れて押し込むようにすると、前記差込穴13が形成されるとともに、一体的に前記操作部材4も形成される(図8(b))。すなわち、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材が延びて、指の形状になる。したがって、前記接触部材4の差込穴13や、前記操作部材4の差込穴13に指を入れて口腔内の歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)Sに付着した食品残渣を指に力を入れて除去することができる(図9)。
本実施の形態では、前記接触部材2を指の形状に変化させるものであるが、前記操作部材4に差込部13を形成することもでき、又、前記接触部材2と前記操作部材4の両方に差込部13Aを設けることもできる。この差込部13Aは、前記接触部材2と前記操作部材4の各々に複数の差込穴13を設けることもできる。
したがって、介護の現場では、高齢者の歯茎の食品残渣の除去や歯茎マッサージに際して、本実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bを使用すると、介護士等は、前記差込部13に指を当てて押し込むようにすると、その指の形状に変化して差込穴13が形成されるので、指に力を入れて高齢者の歯茎Sの食品残渣の除去や歯茎のマッサージを行うことができる。高齢者等は、口腔に口腔ケア清掃具12A,12Bを入れられても、食品として食することもできるので、安心であり、仮に舌を動かしたりしても、何ら支障がない。
また、前記接触部材2を指の形にしたり、指で除去するイメージで残渣食品を除去する(図10(a)(b))。この場合、前記接触部材2を操作部材4で強く押し付けるようにするために、操作部材4の先端側4aは、安全性を高めるために、楕円形状や曲面形状に形成している。なお、第1の実施の形態のように、接触部材2は、透明や半透明であり、内部の操作部材4の状態が確認できるようにしても良い。
また、前記接触部材2を楕円形状にして、楕円の曲面を利用して食品残渣を除去しても良い(図11)。図11(a)の例では、前記操作部材4の先端部4aが楕円形状や曲面形状で形成されているが、その外周にコーティングとして糖アルコール2Bが前記操作部材4の先端部4aを被覆しており、これにより操作部材4が歯肉部Sに接触したとして、緩衝材として、その接触をやわらげる。糖アルコール2Bによるコーティングは前記接触部材2よりも硬質のものが内包されるものでもよい。このような糖アルコール2Bとしては、キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。また、図11(b)の例では、キシリトール等の糖アルコール2Bが前記接触部材2の外周において硬質のコーティングとして被覆しており、これにより食品残渣の除去を効果的にしている例である。
したがって、介護の現場では、高齢者の歯茎の食品残渣の除去や歯茎マッサージに際して、本実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bを使用すると、介護士等は、前記差込部13に指を当てて押し込むようにすると、その指の形状に変化して差込穴13が形成されるので、指に力を入れて高齢者の歯茎Sの食品残渣の除去や歯茎のマッサージを行うことができる。高齢者等は、口腔に口腔ケア清掃具12A,12Bを入れられても、食品として食することもできるので、安心であり、仮に舌を動かしたりしても、何ら支障がない。
また、前記接触部材2を指の形にしたり、指で除去するイメージで残渣食品を除去する(図10(a)(b))。この場合、前記接触部材2を操作部材4で強く押し付けるようにするために、操作部材4の先端側4aは、安全性を高めるために、楕円形状や曲面形状に形成している。なお、第1の実施の形態のように、接触部材2は、透明や半透明であり、内部の操作部材4の状態が確認できるようにしても良い。
また、前記接触部材2を楕円形状にして、楕円の曲面を利用して食品残渣を除去しても良い(図11)。図11(a)の例では、前記操作部材4の先端部4aが楕円形状や曲面形状で形成されているが、その外周にコーティングとして糖アルコール2Bが前記操作部材4の先端部4aを被覆しており、これにより操作部材4が歯肉部Sに接触したとして、緩衝材として、その接触をやわらげる。糖アルコール2Bによるコーティングは前記接触部材2よりも硬質のものが内包されるものでもよい。このような糖アルコール2Bとしては、キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。また、図11(b)の例では、キシリトール等の糖アルコール2Bが前記接触部材2の外周において硬質のコーティングとして被覆しており、これにより食品残渣の除去を効果的にしている例である。
以上、本実施の形態では、歯に連結する歯肉部Sに付着する食品残渣を例に説明したが、本発明は歯と歯の隙間に付着した食品残渣を除去するときに使用しても良い。また、本実施の形態ではグミやゼラチンの例で接触部材を構成したもので説明したが、弾力性のある食品素材であれば、これら以外の食品部材であっても適用可能である。このように本発明は実施の形態に限らず適宜変更実施可能である。
1,11,12A,12B 口腔ケア清掃具,
2 接触部材、2a 突起部(硬質部)、
4 操作部材、4a 先端部、4b 後端、
5 接触部に充填される充填材、
13 差込穴(差込部)、
S 歯に連結する歯肉部、
Sa 差後の内側(歯に連結する歯肉部)、
Sb 頬の内側(歯に連結する歯肉部)、
Sc 鼻下の内側(歯に連結する歯肉部)、
2 接触部材、2a 突起部(硬質部)、
4 操作部材、4a 先端部、4b 後端、
5 接触部に充填される充填材、
13 差込穴(差込部)、
S 歯に連結する歯肉部、
Sa 差後の内側(歯に連結する歯肉部)、
Sb 頬の内側(歯に連結する歯肉部)、
Sc 鼻下の内側(歯に連結する歯肉部)、
本発明は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰った食品残渣を除去したりマッサージしたりする口腔ケア清掃具に関する。
口腔内において、食品残渣が歯と歯の間に詰った時には、楊枝などを用いてこれを除去する。一方、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰まる場合がある。特に、高齢者は、加齢により、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)の劣化(衰え)があり、この部分に食品残渣が詰まる場合が多い。このような場合は、指(人差し指等)を入れてこれを除去するか、楊枝などを用いてこれを除去することが多い。
特許文献1には、ようじ本体の外面上に突起部を設け、歯間または歯肉部周辺に付着する食物片を除去するに際し、歯間または歯肉部周辺を傷つける事なく、より安全に尚且つ食物片を効果的に除去できる突起付きようじを提供するものであり、その解決手段は、突起部2をようじ本体1の長手方向に、連続的または断続的に配して、先端部6の周辺はテーパー面3を有している。突起部2と歯間または歯肉部周辺に付着する食物片とが面当たりする事により、食物片の捕獲を容易に行える。切り欠け部7をようじ本体1に有する事により、突起状態の不備な部位をようじ本体1より分離させる、とする。
特許文献2には、口に含んで顔の筋肉運動をすることにより顔の 筋肉の衰えを防止し、食べることも可能な美顔用マウスピースを提供するものであり、その構成は、細長の本体1の両端部に口に含んだ時に歯茎と 頬の内側に位置するような隆起した頬当て部2、3を備え、この頬当て部2、3上にパッド材6、7を付着せしめ、前記本体1とパッド材6、7を食べることが可能な 弾力性の食品用ゲル素材から形成する、とする。
特許文献2には、口に含んで顔の筋肉運動をすることにより顔の 筋肉の衰えを防止し、食べることも可能な美顔用マウスピースを提供するものであり、その構成は、細長の本体1の両端部に口に含んだ時に歯茎と 頬の内側に位置するような隆起した頬当て部2、3を備え、この頬当て部2、3上にパッド材6、7を付着せしめ、前記本体1とパッド材6、7を食べることが可能な 弾力性の食品用ゲル素材から形成する、とする。
上述のように、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰った場合は、指でこれを除去するか、楊枝などを使用してこの残渣を除去することが多いが、指で除去することは衛生的ではなく、楊枝などで除去することは、歯に連結する歯肉部を損傷させるおそれがあることや、誤飲の危険がある。また、介護の現場では、歯に連結する歯肉部に食品残渣が詰った場合は、介助者が指でこれを除去するか、又は、手袋をして、高齢者の顔や頭を押さえつけながらこれを除去しようとしている。
また、歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)で所定の大きさのもの(例えば歯ブラシなど)で操作すると、これを食したい衝動(喉に通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や、舌を動かしたい衝動に駆られる場合がある。このため、楊枝などで操作することは危険であるが、大きなもの(歯ブラシなど)で操作すると、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応が生じることがある。一方、歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)にはマッサージ効果を付与することが望まれる部位であるから、この点を考慮した食品残渣を除去する必要がある。
しかしながら、特許文献のように、楊枝に工夫を施して食品残渣を除去するとしても、除去したものをそのままの状態でテーブル等に置くと、それを見た人の気分を害するおそれがある。
また、上記特許文献2は、あくまでマウスピースであり、食品残渣の除去には不向きである。上記特許文献1は、楊枝であり、主に歯の間に詰った食品残渣を除去するものであり、先端部が鋭意であり、歯に連続する歯肉部と接触することは損傷の恐れがあり、好ましくない。
また、歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)で所定の大きさのもの(例えば歯ブラシなど)で操作すると、これを食したい衝動(喉に通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や、舌を動かしたい衝動に駆られる場合がある。このため、楊枝などで操作することは危険であるが、大きなもの(歯ブラシなど)で操作すると、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応が生じることがある。一方、歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)にはマッサージ効果を付与することが望まれる部位であるから、この点を考慮した食品残渣を除去する必要がある。
しかしながら、特許文献のように、楊枝に工夫を施して食品残渣を除去するとしても、除去したものをそのままの状態でテーブル等に置くと、それを見た人の気分を害するおそれがある。
また、上記特許文献2は、あくまでマウスピースであり、食品残渣の除去には不向きである。上記特許文献1は、楊枝であり、主に歯の間に詰った食品残渣を除去するものであり、先端部が鋭意であり、歯に連続する歯肉部と接触することは損傷の恐れがあり、好ましくない。
そこで本発明の目的は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰った食品残渣を安全かつ効果的に除去する口腔ケア清掃具を提供することにある。
本発明は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触する接触部材と、手で操作する操作部を備え、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材に埋設されるものであり、前記操作部は、丸型にしたり、手の指の形状にしたり、又は、その先端側が曲面形状や球形形状としたりして、前記接触部材は食することができる弾力性ある透明や半透明の食品部材からなり、かつ、硬質の部分と柔軟な部分とを設けて、歯に連結する歯肉部に付着した食品残渣を除去することを特徴とする。
また、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触する接触部材と、手で操作する操作部を備え、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材に埋設されるものであり、前記接触部材は食することができる弾力性ある食品素材であるグミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなり、かつ、前記接触部材における操作部材の外周には、前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、又は、前記操作部材の先端部のコーティングとして、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが配され、歯に連結する歯肉部に付着した食品残渣を除去することを特徴とする。
ここで、前記接触部材と操作部材の硬度は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)の硬度と同じくらいの硬度であることが好ましい。また、前記接触部材と操作部材の硬度は、硬度の異なる部分を有することが好ましい。そして、歯で噛み込んで(齧って)飲食できる程度の弾力性を有することが好ましい。
本発明によれば、飲食の際に歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰まった場合、前記操作部材を手で操作して前記接触部材を歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触させて詰った食品残渣を除去することができる。また、前記接触部材と操作部材は食することができる弾力性ある食品素材からなることから、歯肉部に対してのマッサージ効果を発揮する。
除去に際しては、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や歯で噛み込みたい衝動(齧りたい衝動)や舌を動かしたい衝動に駆られることがあるが、歯で噛み込んで(齧って)飲食しても良い。そして、所定形状に齧った前記接触部材を更に操作して食品残渣を除去する。除去後は、前記接触部材は、これを食することが好ましいが、操作部材だけ口から出ししても良い。このように、前記接触部材を口腔内で操作すると、接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)に駆られても、そのまま飲食したり歯で噛んだりすることができるので、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応に対応して違和感を生じさせることがない。
また、本発明によれば、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているので、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を損傷させるようなことがなく、安全な操作が可能である。そして、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させる衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や舌を動かしたい衝動が生じたときには、所定の大きさに歯で噛み込み(齧る)ことで、食品残渣とともに喉を通過させればよい。
また、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触する接触部材と、手で操作する操作部を備え、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材に埋設されるものであり、前記接触部材は食することができる弾力性ある食品素材であるグミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなり、かつ、前記接触部材における操作部材の外周には、前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、又は、前記操作部材の先端部のコーティングとして、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが配され、歯に連結する歯肉部に付着した食品残渣を除去することを特徴とする。
ここで、前記接触部材と操作部材の硬度は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)の硬度と同じくらいの硬度であることが好ましい。また、前記接触部材と操作部材の硬度は、硬度の異なる部分を有することが好ましい。そして、歯で噛み込んで(齧って)飲食できる程度の弾力性を有することが好ましい。
本発明によれば、飲食の際に歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰まった場合、前記操作部材を手で操作して前記接触部材を歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触させて詰った食品残渣を除去することができる。また、前記接触部材と操作部材は食することができる弾力性ある食品素材からなることから、歯肉部に対してのマッサージ効果を発揮する。
除去に際しては、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や歯で噛み込みたい衝動(齧りたい衝動)や舌を動かしたい衝動に駆られることがあるが、歯で噛み込んで(齧って)飲食しても良い。そして、所定形状に齧った前記接触部材を更に操作して食品残渣を除去する。除去後は、前記接触部材は、これを食することが好ましいが、操作部材だけ口から出ししても良い。このように、前記接触部材を口腔内で操作すると、接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)に駆られても、そのまま飲食したり歯で噛んだりすることができるので、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応に対応して違和感を生じさせることがない。
また、本発明によれば、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているので、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を損傷させるようなことがなく、安全な操作が可能である。そして、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させる衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や舌を動かしたい衝動が生じたときには、所定の大きさに歯で噛み込み(齧る)ことで、食品残渣とともに喉を通過させればよい。
本発明としては、前記接触部材は、グミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなることを特徴とする。
本発明によれば、前記接触部材は、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなるので、飲食しても安全であり、歯で噛み込んで(齧って)所定の形状が変化しても使用に問題がなく、所定の大きさにしながら食品残渣を除去することができる。
本発明によれば、前記接触部材は、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなるので、飲食しても安全であり、歯で噛み込んで(齧って)所定の形状が変化しても使用に問題がなく、所定の大きさにしながら食品残渣を除去することができる。
本発明としては、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材に埋設されるものであり、曲面形状の部分を形成するか、又は、手の小指や薬指のような形状にして、前記接触部材を介して歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)との接触を図ることを特徴とする。なお、前記操作部材は、前記接触部材と同じグミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材でも良い。
本発明によれば、歯で噛んでも安全であり、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を刺すようなことがなく、安全な操作が可能である。また、手の小指や薬指のような形状にすることで、指の感触で食品残渣を除去することができ、効率よく食品残渣を除去することができる。
本発明によれば、歯で噛んでも安全であり、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を刺すようなことがなく、安全な操作が可能である。また、手の小指や薬指のような形状にすることで、指の感触で食品残渣を除去することができ、効率よく食品残渣を除去することができる。
本発明としては、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材の中に埋設されて係止する円弧状、円盤状、球形状、又は、楕円形状であることを特徴とする。
本発明によれば、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材の中に埋設されて係止する円弧状等で形成されているので、前記接触部材に引っかかり易く、ゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材であっても、落ち難くする。
本発明としては、前記接触部材に、凹凸形状、波形形状、角形状、先鋭形状、曲面形状、又は、球形形状が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰った食品残渣を、前記接触部材の凹凸形状、波形形状、角形状、先鋭形状、又は、曲面形状がこれを効率よく除去する。
本発明によれば、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材の中に埋設されて係止する円弧状等で形成されているので、前記接触部材に引っかかり易く、ゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材であっても、落ち難くする。
本発明としては、前記接触部材に、凹凸形状、波形形状、角形状、先鋭形状、曲面形状、又は、球形形状が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰った食品残渣を、前記接触部材の凹凸形状、波形形状、角形状、先鋭形状、又は、曲面形状がこれを効率よく除去する。
本発明としては、前記接触部材は、ハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料、又は、前記接触部材よりも柔らかい物質がミント、ペパーミント、スペアミント、ユーカリ、メントール、ラベンダー及びそれらの組合せからなる群から選択される香料、又は、クエン酸、或いは、クエン酸ナトリウムを含有する酸味のある成分が含まれることを特徴とする。
本発明によれば、植物残渣の除去後や除去に際して、口腔内を爽やかにしたり、口臭を予防したりする。
また、本発明としては、前記接触部材に、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、キシリトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、キシリトールなど酸をつくらない甘味料を含むので、唾液の分泌が促進されて歯垢のpHが上昇し、歯の虫歯予防効果を発揮する。これは、キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。
本発明としては、前記操作部材の外周において、前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、前記操作部材の先端部が前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、又は、前記操作部材の先端部のコーティングとして、糖アルコールが含まれることから、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に前記操作部材の先端部が接触したとして、緩衝材として、その接触を和らげる。また、口腔内を潤すとともに、口臭を予防するとともに、唾液の分泌が促進されて歯垢のpHが上昇して、歯の虫歯予防効果を発揮する。
本発明によれば、植物残渣の除去後や除去に際して、口腔内を爽やかにしたり、口臭を予防したりする。
また、本発明としては、前記接触部材に、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、キシリトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、キシリトールなど酸をつくらない甘味料を含むので、唾液の分泌が促進されて歯垢のpHが上昇し、歯の虫歯予防効果を発揮する。これは、キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。
本発明としては、前記操作部材の外周において、前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが含まれることを特徴とする。
本発明によれば、前記操作部材の先端部が前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、又は、前記操作部材の先端部のコーティングとして、糖アルコールが含まれることから、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に前記操作部材の先端部が接触したとして、緩衝材として、その接触を和らげる。また、口腔内を潤すとともに、口臭を予防するとともに、唾液の分泌が促進されて歯垢のpHが上昇して、歯の虫歯予防効果を発揮する。
本発明としては、前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込穴が設けられていることを特徴とする。また、前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込部が設けられ、この差込部に指を当てて押し込むようにすると、その指の形状に変化して差込穴が形成されることを特徴とする。ここで、棒状部材には、前記操作部材が含まれる。
本発明によれば、前記差込穴に指や棒状部材を入れて食品残渣を除去したりマッサージしたりすることができる。また、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているために、前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込部が設けられることで、前記差込穴を容易に形成できる。
本発明によれば、前記差込穴に指や棒状部材を入れて食品残渣を除去したりマッサージしたりすることができる。また、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているために、前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込部が設けられることで、前記差込穴を容易に形成できる。
本発明によれば、食品残渣が歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に詰まった場合、前記操作部材を手で操作して前記接触部材を歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触させて詰った食品残渣を除去することができるとともに、歯肉部に対してのマッサージ効果を発揮する。グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているので、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を損傷させるようなことがなく、安全な操作が可能である。そして、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動、舌を動かしたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧りたい衝動)に駆られるときがあるが、所定の大きさにして食品残渣とともに喉を通過させることができる。また、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用することで、前記接触部材又は前記操作部材に指を差し込む差込部が設けられ、この差込部に指を当てて押し込むようにすると、その指の形状に変化して差込穴が形成されるので、介護士等は高齢者の食品残渣の除去やマッサージを指に力を入れて行うことが可能である。
以下、図面を引用しながら本発明の口腔ケア清掃具の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態の口腔ケア清掃具1を説明する図であり、図6は、第1の実施の形態の使用状態を示す斜視図である。
本実施の形態の口腔ケア清掃具1は、歯に連結する歯肉部(顎の内側Sa、頬の内側Sb、鼻下の内側Sc)Sに接触する接触部材2と、この接触部材2を操作する操作部材4を備える。歯周組織のうちの歯肉などの軟組織は、遊離歯肉である辺縁歯肉Sa,Sb,Sc及び歯間乳頭部歯肉S1は、加齢などで、歯間乳頭部が退縮することによって空隙(ブラックトライアングルと称される)が生じたり、歯茎が下がってしまうことが生じたりする。このような箇所に食品残渣が付着することが多い(図6(a)(b))。
図1は、本発明の第1実施の形態の口腔ケア清掃具1を説明する図であり、図6は、第1の実施の形態の使用状態を示す斜視図である。
本実施の形態の口腔ケア清掃具1は、歯に連結する歯肉部(顎の内側Sa、頬の内側Sb、鼻下の内側Sc)Sに接触する接触部材2と、この接触部材2を操作する操作部材4を備える。歯周組織のうちの歯肉などの軟組織は、遊離歯肉である辺縁歯肉Sa,Sb,Sc及び歯間乳頭部歯肉S1は、加齢などで、歯間乳頭部が退縮することによって空隙(ブラックトライアングルと称される)が生じたり、歯茎が下がってしまうことが生じたりする。このような箇所に食品残渣が付着することが多い(図6(a)(b))。
前記接触部材2は、食することができる弾力性ある食品素材からなり、グミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなる。グミ(gummy)は、ゴムの意味であり、ゼラチン・砂糖・水飴を材料として果汁などの味をつけ、ゴムのように弾力性ある形に固めた菓子である。ゼラチン(gelatin)は、動物の骨・皮などに含まれるコラーゲンを煮て水溶性タンパク質としたものである。アガー(agar)は、寒天やカラギーナンなど、海藻類を原料とするゲル化剤である。マシュマロ(marshmallow)は、ゼラチン液に泡立てた卵白を加えてかき混ぜ、コーンスターチや、かたくり粉を流し箱に入れて型をつくり、その型に流し込んで固まったところで取り出して作成するが、生地に好みの香料や色素で色や香りをつけることもできる。クエン酸は疲労回復効果や、血液サラサラ効果、殺菌・除菌作用などの効能のほか、口臭の元となる細菌を殺菌し、口臭を防ぐ効果がある。またクエン酸は、特にレモンや梅干などは唾液の分泌を促してくれることで、口臭予防には効果的である。
本実施の形態の接触部材2は、裏面2dが平坦で、表側2cが動物の「熊」の立体形状になっており、裏面2dと表側2iの境に角形状2kが形成されている。この角形状2kのように、凹凸形状、波形形状、先鋭形状、曲面形状や球形形状などを施すことにより、食品残渣を効率的に除去する。この熊の形状の接触部材2は、熊の形状の型にグミ等の材料を入れて型をとって成型したもので、透明や半透明であり、内部の操作部材4の先頭部4aが確認できるようになっている。熊の耳の部分2aは、やや硬質の材質として突出しており、歯に連結する歯肉部Sa,Sb,Scに付着した食品残渣を除去する鋭意部分として使用する。
また、前記接触部材2には、キシリトール等の糖アルコールが含まれること好ましい。キシリトール (xylitol)は、キシロースから合成される糖アルコールの一種である。天然の代用甘味料として知られ、口腔内の細菌による酸の産生がほとんどなく、またミュータンス菌の一部の代謝を阻害することから、非う蝕性甘味料として知られる。キシリトールは、スクロースに比べカロリーが低い。また、スクロースより吸収速度が遅いため、血糖値の急上昇や、それに対するインスリンの反応を引き起こさないとされている。キシリトールは口の中で「酸」を作らず、さらに酸の中和を促進する働きも持つ。だ液も出やすくなるなど、口中をむし歯になりにくい状態に保つ。このため、前記接触部材2を歯で噛み込んだり齧ったりすると、口腔内を潤すとともに、口臭を予防する。また、クエン酸、クエン酸ナトリウム(クエン酸塩)、或いはハッカ油を含有する酸味のある成分であることにより、唾液の分泌を促してくれるため、口臭予防には効果的である。キシリトール等の糖アルコールは、口内へ潤いを与えるようにするのに役立ち、特定の湿潤剤として機能して甘味に影響を及ぼす働きをする。キシリトール等の糖アルコールは、接触部材2に対して約5%〜約20%で含まれる。キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。本実施の形態では、増粘剤を加えている。例えば、グミやマシュマロ等に、キシリトール等の糖アルコールを混合させて、増粘安定剤を0.1〜20重量%を加えることができる。増粘安定剤としては、カラギーナン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、サンタンガム、ペクチン等である。増粘剤としては、ゼラチン、寒天、コンニャク、マンナン等を使用したり、これらを混合しても良い。
また、前記接触部材2には、植物或いはハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料が充填されている。すなわち、植物或いはハーブ源由来の油・エキスから選択される液状の香料が充填されており、熊の形状の下方側まで齧ると、上記充填されている植物或いはハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料が前記歯肉部Scに充填される。
本実施の形態の接触部材2は、裏面2dが平坦で、表側2cが動物の「熊」の立体形状になっており、裏面2dと表側2iの境に角形状2kが形成されている。この角形状2kのように、凹凸形状、波形形状、先鋭形状、曲面形状や球形形状などを施すことにより、食品残渣を効率的に除去する。この熊の形状の接触部材2は、熊の形状の型にグミ等の材料を入れて型をとって成型したもので、透明や半透明であり、内部の操作部材4の先頭部4aが確認できるようになっている。熊の耳の部分2aは、やや硬質の材質として突出しており、歯に連結する歯肉部Sa,Sb,Scに付着した食品残渣を除去する鋭意部分として使用する。
また、前記接触部材2には、キシリトール等の糖アルコールが含まれること好ましい。キシリトール (xylitol)は、キシロースから合成される糖アルコールの一種である。天然の代用甘味料として知られ、口腔内の細菌による酸の産生がほとんどなく、またミュータンス菌の一部の代謝を阻害することから、非う蝕性甘味料として知られる。キシリトールは、スクロースに比べカロリーが低い。また、スクロースより吸収速度が遅いため、血糖値の急上昇や、それに対するインスリンの反応を引き起こさないとされている。キシリトールは口の中で「酸」を作らず、さらに酸の中和を促進する働きも持つ。だ液も出やすくなるなど、口中をむし歯になりにくい状態に保つ。このため、前記接触部材2を歯で噛み込んだり齧ったりすると、口腔内を潤すとともに、口臭を予防する。また、クエン酸、クエン酸ナトリウム(クエン酸塩)、或いはハッカ油を含有する酸味のある成分であることにより、唾液の分泌を促してくれるため、口臭予防には効果的である。キシリトール等の糖アルコールは、口内へ潤いを与えるようにするのに役立ち、特定の湿潤剤として機能して甘味に影響を及ぼす働きをする。キシリトール等の糖アルコールは、接触部材2に対して約5%〜約20%で含まれる。キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。本実施の形態では、増粘剤を加えている。例えば、グミやマシュマロ等に、キシリトール等の糖アルコールを混合させて、増粘安定剤を0.1〜20重量%を加えることができる。増粘安定剤としては、カラギーナン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、サンタンガム、ペクチン等である。増粘剤としては、ゼラチン、寒天、コンニャク、マンナン等を使用したり、これらを混合しても良い。
また、前記接触部材2には、植物或いはハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料が充填されている。すなわち、植物或いはハーブ源由来の油・エキスから選択される液状の香料が充填されており、熊の形状の下方側まで齧ると、上記充填されている植物或いはハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料が前記歯肉部Scに充填される。
また、前記接触部材2に、硬質の部分と柔軟な部分とを設けても良い。前記熊の形状の接触部材2の耳の部分や鼻の部分2aを硬質にした部分としても良い。これらの硬質の突起2dや角部2kを利用して、合せからなる群から選択される液状の香料が前記歯肉部Scに充填される。これにより、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)Sに詰った食品残渣を除去するために利用する。また、操作部材4の先端部4aを曲面形状に形成したり(図11)、手の指の形状にしたりして、歯肉部Sに付着した食品残渣を指でなぞって除去するようにしても良い(図1(b))。
また、前記接触部材2の他の例としては、丸型(図3(a)(c))、方形状(図3(b))、猫が丸くなった状態をデザインしたもの(図3(d))や種々のものが考えられる。
また、前記接触部材2の他の例としては、丸型(図3(a)(c))、方形状(図3(b))、猫が丸くなった状態をデザインしたもの(図3(d))や種々のものが考えられる。
前記操作部材4は、手で把持して操作するもので、棒状の部材である。本実施の形態の操作部材4は、樹脂製やシリコーン製・エラトマー製等であることが好ましいが、金属製やステンレス製でも良い(図10(c)は操作部材4の先端部4aの形状を説明する図である)。ここで、前記接触部材2と同様、食することができる弾力性ある食品素材とすることができる。前記接触部材2と同様、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせるようにして、前記接触部材2を食した後は、前記操作部材4を口腔内から排出するか、別の食感が味わえるようにしても良い。
また、前記操作部材4としては、第1の実施の形態のものよりも長くして操作を行いやすくしたり、先端部4aを楕円形状や球形にして接触部材4に差し込みやすくしている。前記操作部材4は、手で把持して操作する棒状の部材であるが、歯茎との接触を和らげるために、曲面や湾曲した形状にしたり、手の甲が入る円環状や球形状に形成することもできる(図10(a)(b)、図11(a)(b))。第1の実施の形態の操作部材4は、樹脂製であるが、接触部材と同様、グミやマシュマロ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせる等して、両者の区別ができることが好ましい。
前記操作部材4の先端部4aは、接触部材2に埋設されて係止される。楕円形状にして接触部材2に差し込みやすくしたり、安全な使用ができる。前記操作部材4は、手で把持して操作するものであり、棒状の部材であるが、湾曲した形状にしたり、手の甲が入る円環状に形成することもできる。第1の実施の形態の操作部材4は、樹脂製であるが、接触部材2と同様、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせる等して、両者の区別ができることが好ましい。そして、グミやマシュマロ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材を使用することで、前記操作部材4の先端形状に合わせて前記接触部材2の形状を変化させることができる(第3の実施の形態を参照)。
また、前記操作部材4としては、第1の実施の形態のものよりも長くして操作を行いやすくしたり、先端部4aを楕円形状や球形にして接触部材4に差し込みやすくしている。前記操作部材4は、手で把持して操作する棒状の部材であるが、歯茎との接触を和らげるために、曲面や湾曲した形状にしたり、手の甲が入る円環状や球形状に形成することもできる(図10(a)(b)、図11(a)(b))。第1の実施の形態の操作部材4は、樹脂製であるが、接触部材と同様、グミやマシュマロ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせる等して、両者の区別ができることが好ましい。
前記操作部材4の先端部4aは、接触部材2に埋設されて係止される。楕円形状にして接触部材2に差し込みやすくしたり、安全な使用ができる。前記操作部材4は、手で把持して操作するものであり、棒状の部材であるが、湾曲した形状にしたり、手の甲が入る円環状に形成することもできる。第1の実施の形態の操作部材4は、樹脂製であるが、接触部材2と同様、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材であっても良いが、両者を区別するために、硬度を違わせる等して、両者の区別ができることが好ましい。そして、グミやマシュマロ等のゲル状・ゼリー状の弾力性を有する食品素材を使用することで、前記操作部材4の先端形状に合わせて前記接触部材2の形状を変化させることができる(第3の実施の形態を参照)。
(第2の実施の形態)
図5(a)(b)は、第1の実施の形態の他の例の口腔ケア清掃具11を説明する図である。本実施の形態の口腔ケア清掃具11は、歯に連結する歯肉部(顎の内側Sa、頬の内側Sb、鼻下の内側Sc)Sに接触する接触部材2と、この接触部材2を操作する操作部材4を備え、前記接触部材2と操作部材4は食することができる弾力性を有する食品素材からなる。第2の実施の形態の操作部材4は、餅を棒状にしたり(図5(a))、棒状の菓子(図5(b))としたりして使用している。前記操作部材4としては、接触部材よりも硬度が高い食品部材を使用している。硬度が弱いとすると、接触部材2を歯肉部Sに強く押し付けることができないからである。
図5(a)(b)は、第1の実施の形態の他の例の口腔ケア清掃具11を説明する図である。本実施の形態の口腔ケア清掃具11は、歯に連結する歯肉部(顎の内側Sa、頬の内側Sb、鼻下の内側Sc)Sに接触する接触部材2と、この接触部材2を操作する操作部材4を備え、前記接触部材2と操作部材4は食することができる弾力性を有する食品素材からなる。第2の実施の形態の操作部材4は、餅を棒状にしたり(図5(a))、棒状の菓子(図5(b))としたりして使用している。前記操作部材4としては、接触部材よりも硬度が高い食品部材を使用している。硬度が弱いとすると、接触部材2を歯肉部Sに強く押し付けることができないからである。
前記接触部材2は、マッシュルームの弾力性を利用したものである。その形状としては、スペード型(図5(a))やハート形(図5(b))にして、曲面形状や突起部分を形成して、歯に連結する歯肉部Sに付着した食品残渣を除去し易くしているとともに、その弾力性によりマッサージ効果を高めている。また、保湿剤を塗布したり、水につけてから使用しても良い。
(第3の実施の形態)
図7(a)(b)は、本発明の第3の実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bを説明する図である。本実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bは、前記接触部材2、又は、前記操作部材4に指や棒状部材(前記操作部材4を含む)を入れることができる差込穴13が設けられている。図7(a)の第3の実施の形態の口腔ケア清掃具12Aは、前記操作部材4に指を入れることができる差込穴13が設けられており、図7(b)の口腔ケア清掃具12Bは、前記接触部材2に指や棒状部材を入れることができる差込穴13が設けられている。第1の実施の形態と同じように、グミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなる。
第3の実施の形態は、介護用に用いられるもので、前記差込穴13に指(人差し指や中指)を入れて、高齢者の歯茎Sに残った食品残渣を除去する。高齢者や寝たきりなどで食品残渣を除去が個人的に行えない場合でも、介助者が前記差込穴13に(人差し指や中指)を入れて操作すると、前記接触部材2やその近傍位置で指に力を入れて操作することができるので、高齢者や寝たきりの人を介助する人の作業が行いやすいように工夫されている。この場合でも、前記接触部材2は食することができる弾性力を有する食品素材であることから、齧ったりする衝動が生じても、安全に操作することができる。
図7(a)(b)は、本発明の第3の実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bを説明する図である。本実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bは、前記接触部材2、又は、前記操作部材4に指や棒状部材(前記操作部材4を含む)を入れることができる差込穴13が設けられている。図7(a)の第3の実施の形態の口腔ケア清掃具12Aは、前記操作部材4に指を入れることができる差込穴13が設けられており、図7(b)の口腔ケア清掃具12Bは、前記接触部材2に指や棒状部材を入れることができる差込穴13が設けられている。第1の実施の形態と同じように、グミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなる。
第3の実施の形態は、介護用に用いられるもので、前記差込穴13に指(人差し指や中指)を入れて、高齢者の歯茎Sに残った食品残渣を除去する。高齢者や寝たきりなどで食品残渣を除去が個人的に行えない場合でも、介助者が前記差込穴13に(人差し指や中指)を入れて操作すると、前記接触部材2やその近傍位置で指に力を入れて操作することができるので、高齢者や寝たきりの人を介助する人の作業が行いやすいように工夫されている。この場合でも、前記接触部材2は食することができる弾性力を有する食品素材であることから、齧ったりする衝動が生じても、安全に操作することができる。
ここで、前記接触部材2は、人差し指が入る形状に変化する。グミやマシュマロを使用して指(人差し指)が入る大きさのものにすると(図8(a))、その指の形状に変化するものに加工できる。変化する前は、前記接触部材2のみであるが(差込部13のみであり差込穴13にはなっていない。)、差込部13に指を入れて押し込むようにすると、前記差込穴13が形成されるとともに、一体的に前記操作部材4も形成される(図8(b))。すなわち、グミ等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材が延びて、指の形状になる。したがって、前記接触部材4の差込穴13や、前記操作部材4の差込穴13に指を入れて口腔内の歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)Sに付着した食品残渣を指に力を入れて除去することができる(図9)。
本実施の形態では、前記接触部材2を指の形状に変化させるものであるが、前記操作部材4に差込部13を形成することもでき、又、前記接触部材2と前記操作部材4の両方に差込部13Aを設けることもできる。この差込部13Aは、前記接触部材2と前記操作部材4の各々に複数の差込穴13を設けることもできる。
したがって、介護の現場では、高齢者の歯茎の食品残渣の除去や歯茎マッサージに際して、本実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bを使用すると、介護士等は、前記差込部13に指を当てて押し込むようにすると、その指の形状に変化して差込穴13が形成されるので、指に力を入れて高齢者の歯茎Sの食品残渣の除去や歯茎のマッサージを行うことができる。高齢者等は、口腔に口腔ケア清掃具12A,12Bを入れられても、食品として食することもできるので、安心であり、仮に舌を動かしたりしても、何ら支障がない。
また、前記接触部材2を指の形にしたり、指で除去するイメージで残渣食品を除去する(図10(a)(b))。この場合、前記接触部材2を操作部材4で強く押し付けるようにするために、操作部材4の先端側4aは、安全性を高めるために、楕円形状や曲面形状に形成している。なお、第1の実施の形態のように、接触部材2は、透明や半透明であり、内部の操作部材4の状態が確認できるようにしても良い。
また、前記接触部材2を楕円形状にして、楕円の曲面を利用して食品残渣を除去しても良い(図11)。図11(a)の例では、前記操作部材4の先端部4aが楕円形状や曲面形状で形成されているが、その外周にコーティングとして糖アルコール2Bが前記操作部材4の先端部4aを被覆しており、これにより操作部材4が歯肉部Sに接触したとして、緩衝材として、その接触をやわらげる。糖アルコール2Bによるコーティングは前記接触部材2よりも硬質のものが内包されるものでもよい。このような糖アルコール2Bとしては、キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。また、図11(b)の例では、キシリトール等の糖アルコール2Bが前記接触部材2の外周において硬質のコーティングとして被覆しており、これにより食品残渣の除去を効果的にしている例である。
したがって、介護の現場では、高齢者の歯茎の食品残渣の除去や歯茎マッサージに際して、本実施の形態の口腔ケア清掃具12A,12Bを使用すると、介護士等は、前記差込部13に指を当てて押し込むようにすると、その指の形状に変化して差込穴13が形成されるので、指に力を入れて高齢者の歯茎Sの食品残渣の除去や歯茎のマッサージを行うことができる。高齢者等は、口腔に口腔ケア清掃具12A,12Bを入れられても、食品として食することもできるので、安心であり、仮に舌を動かしたりしても、何ら支障がない。
また、前記接触部材2を指の形にしたり、指で除去するイメージで残渣食品を除去する(図10(a)(b))。この場合、前記接触部材2を操作部材4で強く押し付けるようにするために、操作部材4の先端側4aは、安全性を高めるために、楕円形状や曲面形状に形成している。なお、第1の実施の形態のように、接触部材2は、透明や半透明であり、内部の操作部材4の状態が確認できるようにしても良い。
また、前記接触部材2を楕円形状にして、楕円の曲面を利用して食品残渣を除去しても良い(図11)。図11(a)の例では、前記操作部材4の先端部4aが楕円形状や曲面形状で形成されているが、その外周にコーティングとして糖アルコール2Bが前記操作部材4の先端部4aを被覆しており、これにより操作部材4が歯肉部Sに接触したとして、緩衝材として、その接触をやわらげる。糖アルコール2Bによるコーティングは前記接触部材2よりも硬質のものが内包されるものでもよい。このような糖アルコール2Bとしては、キシリトールのみならず、ソルビト−ル、マルチトール、エリスリトールなど他の糖アルコールでも同じ結果が期待される。また、図11(b)の例では、キシリトール等の糖アルコール2Bが前記接触部材2の外周において硬質のコーティングとして被覆しており、これにより食品残渣の除去を効果的にしている例である。
以上、本実施の形態では、歯に連結する歯肉部Sに付着する食品残渣を例に説明したが、本発明は歯と歯の隙間に付着した食品残渣を除去するときに使用しても良い。また、本実施の形態ではグミやゼラチンの例で接触部材を構成したもので説明したが、弾力性のある食品素材であれば、これら以外の食品部材であっても適用可能である。このように本発明は実施の形態に限らず適宜変更実施可能である。
1,11,12A,12B 口腔ケア清掃具,
2 接触部材、2a 突起部(硬質部)、
4 操作部材、4a 先端部、4b 後端、
5 接触部に充填される充填材、
13 差込穴(差込部)、
S 歯に連結する歯肉部、
Sa 差後の内側(歯に連結する歯肉部)、
Sb 頬の内側(歯に連結する歯肉部)、
Sc 鼻下の内側(歯に連結する歯肉部)、
2 接触部材、2a 突起部(硬質部)、
4 操作部材、4a 先端部、4b 後端、
5 接触部に充填される充填材、
13 差込穴(差込部)、
S 歯に連結する歯肉部、
Sa 差後の内側(歯に連結する歯肉部)、
Sb 頬の内側(歯に連結する歯肉部)、
Sc 鼻下の内側(歯に連結する歯肉部)、
本発明は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触する接触部材と、手で操作する操作部材を備え、前記操作部材は、その先端部が前記接触部材に埋設されるものであり、前記操作部材は、その先端形状を丸型にしたり、手の指の形状にしたり、又は、その先端側が曲面形状や球形形状としたりして、前記接触部材は食することができる弾力性ある透明や半透明の食品部材からなり、内部の前記接触部材が確認でき、かつ、前記接触部材は硬質の部分と柔軟な部分とを有し、歯に連結する歯肉部に付着した食品残渣を除去することを特徴とする。
また、前記接触部材は食することができる弾力性ある食品素材であるグミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナンのゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなることが好ましい。また、前記接触部材に、前記操作部材の外周を被覆する硬質のコーティングとして、又は、前記操作部材の先端部を被覆するコーティングとして、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが配されることが好ましい。
ここで、前記接触部材と操作部材の硬度は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)の硬度と同じくらいの硬度であることが好ましい。また、前記接触部材と操作部材の硬度は、硬度の異なる部分を有することが好ましい。そして、歯で噛み込んで(齧って)飲食できる程度の弾力性を有することが好ましい。
本発明によれば、飲食の際に歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰まった場合、前記操作部材を手で操作して前記接触部材を歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触させて詰った食品残渣を除去することができる。また、前記接触部材と操作部材は食することができる弾力性ある食品素材からなることから、歯肉部に対してのマッサージ効果を発揮する。
除去に際しては、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や歯で噛み込みたい衝動(齧りたい衝動)や舌を動かしたい衝動に駆られることがあるが、歯で噛み込んで(齧って)飲食しても良い。そして、所定形状に齧った前記接触部材を更に操作して食品残渣を除去する。除去後は、前記接触部材は、これを食することが好ましいが、操作部材だけ口から出ししても良い。このように、前記接触部材を口腔内で操作すると、接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)に駆られても、そのまま飲食したり歯で噛んだりすることができるので、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応に対応して違和感を生じさせることがない。
また、本発明によれば、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているので、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を損傷させるようなことがなく、安全な操作が可能である。そして、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させる衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や舌を動かしたい衝動が生じたときには、所定の大きさに歯で噛み込み(齧る)ことで、食品残渣とともに喉を通過させればよい。
また、前記接触部材は食することができる弾力性ある食品素材であるグミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナンのゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなることが好ましい。また、前記接触部材に、前記操作部材の外周を被覆する硬質のコーティングとして、又は、前記操作部材の先端部を被覆するコーティングとして、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが配されることが好ましい。
ここで、前記接触部材と操作部材の硬度は、歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)の硬度と同じくらいの硬度であることが好ましい。また、前記接触部材と操作部材の硬度は、硬度の異なる部分を有することが好ましい。そして、歯で噛み込んで(齧って)飲食できる程度の弾力性を有することが好ましい。
本発明によれば、飲食の際に歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に食品残渣が詰まった場合、前記操作部材を手で操作して前記接触部材を歯に連続した歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触させて詰った食品残渣を除去することができる。また、前記接触部材と操作部材は食することができる弾力性ある食品素材からなることから、歯肉部に対してのマッサージ効果を発揮する。
除去に際しては、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や歯で噛み込みたい衝動(齧りたい衝動)や舌を動かしたい衝動に駆られることがあるが、歯で噛み込んで(齧って)飲食しても良い。そして、所定形状に齧った前記接触部材を更に操作して食品残渣を除去する。除去後は、前記接触部材は、これを食することが好ましいが、操作部材だけ口から出ししても良い。このように、前記接触部材を口腔内で操作すると、接触部材を食したい衝動(喉を通過させたい衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)に駆られても、そのまま飲食したり歯で噛んだりすることができるので、吐き出したり、げっぷをだしたりするような拒否反応に対応して違和感を生じさせることがない。
また、本発明によれば、グミ、ゼラチン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材を使用しているので、先鋭形状にしても、その弾力性から歯肉部を損傷させるようなことがなく、安全な操作が可能である。そして、口腔内で操作するとき、前記接触部材を食したい衝動(喉を通過させる衝動)や、歯で噛み込みたい衝動(齧ったりする衝動)や舌を動かしたい衝動が生じたときには、所定の大きさに歯で噛み込み(齧る)ことで、食品残渣とともに喉を通過させればよい。
Claims (10)
- 歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)に接触する接触部材と、手で操作する操作部を備え、前記接触部材は食することができる弾力性ある食品素材からなり、歯に連結する歯肉部に付着した食品残渣を除去することを特徴とする口腔ケア清掃具。
- 前記接触部材は、グミ、ゼラチン、アガー、マシュマロ、寒天、コンニャク、マンナン等のゲル状・ゼリー状の弾性力を有する食品素材からなることを特徴とする請求項1記載の口腔ケア清掃具。
- 前記接触部材は、ハーブ源由来の油・エキス及びそれらの組合せからなる群から選択される液状の香料、又は、前記接触部材よりも柔らかい物質がミント、ペパーミント、スペアミント、ユーカリ、メントール、ラベンダー及びそれらの組合せからなる群から選択される香料、又は、クエン酸、或いは、クエン酸ナトリウムを含有する酸味のある成分が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の口腔ケア清掃具。
- 前記接触部材に、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の口腔ケア清掃具。
- 前記操作部材の外周において、前記接触部材よりも硬質のコーティングとして、又は、前記操作部材の先端部のコーティングとして、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、ラクチトール、エリスリトール及び還元パラチノースの群から選ばれる一個又は複数個の糖アルコールが配されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の口腔ケア清掃具。
- 前記接触部材に、凹凸形状、波形形状、角形状、先鋭形状、曲面形状、又は、球形形状が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の口腔ケア清掃具。
- 前記操作部材は、その先端部が前記接触部材に埋設されるものであり、曲面形状の部分を形成するか、又は、手の小指や薬指のような形状にして、前記接触部材を介して歯に連結する歯肉部(顎の内側、頬の内側、鼻下の内側)との接触を図ることを特徴とする請求項1記載の口腔ケア清掃具。
- 前記操作部材は、その先端部が指や棒状部材を差し込む差込穴が設けられていることを特徴とする請求項1記載の口腔ケア清掃具。
- 前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込穴が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の口腔ケア清掃具。
- 前記接触部材又は前記操作部材に指や棒状部材を差し込む差込部が設けられ、この差込部に指や棒状部材を当てて押し込むようにすると、その指の形状に変化して差込穴が形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の口腔ケア清掃具。
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