JP2018120979A - 高光電変換効率太陽電池及び高光電変換効率太陽電池の製造方法 - Google Patents

高光電変換効率太陽電池及び高光電変換効率太陽電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】片面全面エッチングという煩雑さを回避しつつも高い光電変換効率を示す両面受光型太陽電池等の太陽電池の製造方法を提供する。
【解決手段】第一の導電型の半導体基板110の両主表面にテクスチャを形成する工程、基板の第一主表面にエミッタ層112を形成する工程、基板を熱酸化することにより酸化シリコン膜を形成する工程、基板の第二主表面上の酸化シリコン膜をパターン状に除去する工程、第二主表面の酸化シリコン膜を除去した箇所に、ベース層113を形成する工程、残存させた酸化シリコン膜を除去する工程、及び両主表面上に誘電体膜141,151を形成する工程をこの順序に従って順次行い、ベース層に沿ってベース用電極131を形成する工程、及び、第一主表面にエミッタ用電極121を形成する工程を有する太陽電池の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、高光電変換効率太陽電池及び高光電変換効率太陽電池の製造方法に関する。
太陽電池構造の一つとして、基板両面で受光する両面受光型太陽電池がある。両面受光型太陽電池の断面構造の模式図を、N型基板の場合を例に図6に示す。便宜上、図の上側をオモテ面、下側を裏面と呼ぶこととする。太陽電池600の基板610のオモテ面の最表層近傍には基板の導電型と反対(この場合P型)のエミッタ層612が形成されており、該エミッタ層612と接続する電極621を有する。該電極はフィンガー電極と呼ばれることが多く、その幅は数10〜100μm程度である。オモテ面は、反射損失を低減する目的で、テクスチャが形成されたり、電極以外の部分は反射防止膜641が設けられたりする。
基板裏面全面の最表層近傍には、基板と同じ導電型(この場合N型)でドーパント濃度が基板より高いベース層613が形成され、該ベース層613と接続する電極631を有する。オモテ面同様、裏面は、反射損失を低減する目的で、テクスチャが形成されたり、電極以外の部分は反射防止膜651が設けられたりする。
エミッタ層612及びベース層613の各層厚はせいぜい1μm程度である。また、反射防止膜には、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等の誘電体膜が用いられることが多い。
上記構造を有する太陽電池の製造方法の一例が特許文献1で公知となっている。これによれば、スライスダメージを除去したN型基板に対し、まず、テクスチャを両面に形成する。この基板のオモテ面にP型ドーパントであるホウ素を拡散させる。次に、該基板を熱酸化することにより拡散マスクを形成後、裏面全面にN型ドーパントであるリンを拡散させ、マスク及びガラスを除去する。これら一連の工程を経て、裏面にベース層、オモテ面にエミッタ層が形成される。その後、保護膜形成及び電極の形成を行う。
特開2014−127567号公報
上記のような公知の方法は、ホウ素拡散後のマスク形成後、エッチングペースト等で裏面のマスクを除去する必要がある。材料を多く使用するだけでなく、反対面へのエッチングまわりこみを常に注意していなければならない。これを回避するためフォトリソグラフィー法を利用することもできるが、いずれにしても、片面だけを面内均一にエッチングするのに手間がかかるという問題があった。更に、エッチングしやすくするためマスク厚を必要最低限にしようとすると、マスクを面内均一に形成するのが困難となるといった問題があった。
また、裏面全面に高濃度のリン拡散層を形成しているため、この層内で発生したキャリアは再結合しやすくなり、結果的に光電変換効率を低下させる要因となっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、片面全面エッチングという煩雑さを回避しつつも高い光電変換効率を示す両面受光型太陽電池等の太陽電池の製造方法を提供することを目的とする。また、実効的な少数キャリアライフタイムを改善して光電変換効率を高めた両面受光型太陽電池等の太陽電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、
第一の導電型の半導体基板の両主表面にテクスチャを形成する工程、
前記半導体基板の第一主表面に前記第一の導電型と反対の導電型である第二の導電型を有するエミッタ層を形成する工程、
前記半導体基板を熱酸化することにより酸化シリコン膜を形成する工程、
前記半導体基板の第二主表面上の酸化シリコン膜をパターン状に除去し、除去した箇所以外の酸化シリコン膜を残存させる工程、
前記第二主表面の酸化シリコン膜を除去した箇所に、前記第一の導電型を有し、かつ、前記半導体基板よりドーパント濃度の高いベース層を形成する工程、
前記残存させた酸化シリコン膜を除去する工程、及び
前記両主表面上に誘電体膜を形成する工程
をこの順序に従って順次行い、
前記ベース層に沿ってベース用電極を形成する工程、及び、前記第一主表面にエミッタ用電極を形成する工程、を有することを特徴とする太陽電池の製造方法を提供する。
このような太陽電池の製造方法であれば、酸化シリコン膜の除去がパターン状、すなわち部分的であるため、膜除去の際の面内のバラつきは抑制される。同時に、膜除去に必要な材料ないし投入エネルギーを削減することができる。更に、反対面へのエッチングまわりこみを注意する必要がなくなる。
また、前記第一の導電型をN型とし、前記第二の導電型をP型とすることが好ましい。
このような太陽電池の製造方法であれば、得られる太陽電池は全体的に少数キャリアライフタイムが高くなるため、光電変換効率の改善効果が大きくなる。
また、前記酸化シリコン膜のパターン状除去には、レーザー加工を用いてもよい。
レーザー加工はドライプロセスのため、エッチングによる方法に比べ工程が単純化され、設備を小型化できる。
また、前記ベース層の幅を40μm以上200μm以下とし、前記ベース用電極の幅を30μm以上200μm以下とすることが好ましい。
ベース層及びベース用電極は、このような幅で形成することが好ましい。
また、前記ベース層及び前記ベース用電極の形状を平行線状とし、前記ベース層の幅を前記ベース用電極の幅より大きくすることが好ましい。
このような形状のベース層及びベース用電極であれば、比較的容易に形成することができる。
更に本発明では、第一の導電型の半導体基板を備え、該半導体基板の両主表面にテクスチャを有し、前記半導体基板の第一主表面に前記第一の導電型と反対の導電型である第二の導電型を有するエミッタ層及び該エミッタ層と接続するエミッタ用電極を有し、前記半導体基板の第二主表面に前記第一の導電型を有し、かつ、前記半導体基板よりドーパント濃度の高いベース層及び該ベース層と接続するベース用電極を有する太陽電池であって、
前記第二主表面のベース層の形状がパターン状であり、
前記ベース用電極はベース層に沿って形成されていることを特徴とする太陽電池を提供する。
このような太陽電池であれば、ベース層の形状がパターン状であり、高濃度層(ベース層)が局所的となるため、実効的な少数キャリアライフタイムが高くなって、光電変換効率が改善する。
また、前記第一の導電型はN型であり、前記第二の導電型はP型であることが好ましい。
このような太陽電池であれば、全体的に少数キャリアライフタイムが高くなるため、光電変換効率の改善効果が大きくなる。
また、前記ベース層の幅が40μm以上200μm以下であり、前記ベース用電極の幅が30μm以上200μm以下であることが好ましい。
ベース層及びベース用電極は、このような幅で形成することが好ましい。
また、前記ベース層及び前記ベース用電極の形状が平行線状であり、前記ベース層の幅が前記ベース用電極の幅より大きいものであることが好ましい。
このような形状のベース層及びベース用電極であれば、比較的容易に形成することができる。
更に本発明では、上記本発明の太陽電池が内蔵されていることを特徴とする太陽電池モジュールを提供する。
このように、本発明の太陽電池は太陽電池モジュールに内蔵することができる。
更に本発明では、上記本発明の太陽電池モジュールを有することを特徴とする太陽光発電システムを提供する。
このように、本発明の太陽電池を内蔵した太陽電池モジュールは、太陽光発電システムに用いることができる。
本発明の太陽電池の製造方法であれば、拡散マスクの全面開口が必要なくなるため、膜除去の際の面内のバラつきは抑制され、同時に、開口のために必要な材料や投入エネルギーを削減できる。更に、本発明の太陽電池であれば、高濃度層が局所的となるため、全体的な少数キャリアライフタイムが向上し、光電変換効率が向上する。
本発明に係る、太陽電池の一例を示す断面模式図である。 本発明に係る、太陽電池の製造方法の一例を示す断面模式図である。 本発明に係る、太陽電池モジュールの概観図である。 本発明に係る、太陽電池モジュールの断面模式図である。 本発明に係る、太陽光発電システムの模式図である。 一般的な両面受光型太陽電池の断面模式図である。
以下、本発明をより詳細に説明する。
上記のように、使用材料ないし工数を削減しつつも高い光電変換効率を示す太陽電池の製造方法が求められている。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を行った。その結果、
第一の導電型の半導体基板の両主表面にテクスチャを形成する工程、
前記半導体基板の第一主表面に前記第一の導電型と反対の導電型である第二の導電型を有するエミッタ層を形成する工程、
前記半導体基板を熱酸化することにより酸化シリコン膜を形成する工程、
前記半導体基板の第二主表面上の酸化シリコン膜をパターン状に除去し、除去した箇所以外の酸化シリコン膜を残存させる工程、
前記第二主表面の酸化シリコン膜を除去した箇所に、前記第一の導電型を有し、かつ、前記半導体基板よりドーパント濃度の高いベース層を形成する工程、
前記残存させた酸化シリコン膜を除去する工程、及び
前記両主表面上に誘電体膜を形成する工程
をこの順序に従って順次行い、
前記ベース層に沿ってベース用電極を形成する工程、及び、前記第一主表面にエミッタ用電極を形成する工程、を有することを特徴とする太陽電池の製造方法が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
更に、上記のように、ライフタイムを改善して光電変換効率を高めた太陽電池が求められている。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を行った。その結果、
第一の導電型の半導体基板を備え、該半導体基板の両主表面にテクスチャを有し、前記半導体基板の第一主表面に前記第一の導電型と反対の導電型である第二の導電型を有するエミッタ層及び該エミッタ層と接続するエミッタ用電極を有し、前記半導体基板の第二主表面に前記第一の導電型を有し、かつ、前記半導体基板よりドーパント濃度の高いベース層及び該ベース層と接続するベース用電極を有する太陽電池であって、
前記第二主表面のベース層の形状がパターン状であり、
前記ベース用電極はベース層に沿って形成されていることを特徴とする太陽電池が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
以下の詳細な説明では、本発明の全体の理解、及び特定の具体例でどのように実施するかを提供するために、多くの特定の細部が説明される。しかしながら、本発明は、それらの特定の細部無しに実施できることが理解されるであろう。以下では、公知の方法、手順、及び技術は、本発明を不明瞭にしないために、詳細には示されない。本発明は、特定の具体例について特定の図面を参照しながら説明されるが、本発明はこれに限定されるものでは無い。ここに含まれ記載された図面は模式的であり、本発明の範囲を限定しない。また図面において、図示目的で幾つかの要素の大きさは誇張され、それゆえに縮尺通りではない。
[太陽電池]
以下、本発明の太陽電池について、図面を用いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は、本発明に係る、太陽電池の一例(両面受光型太陽電池)の断面模式図である。図1に示すように、本発明の太陽電池100は、第一導電型を有する半導体基板110を備える。また、半導体基板110の第二主表面に、第一導電型を有し、かつ、半導体基板110よりも高いドーパント濃度を有するベース層113を備える。第一主表面には、第一導電型と反対の導電型である第二導電型を有するエミッタ層112を備える。また、両主表面上に、通常、反射防止膜141、151を備える。また、ベース層113と電気的に接続されるベース用電極131、及び、エミッタ層112と電気的に接続されるエミッタ用電極121を備える。ベース用電極131及びエミッタ用電極121はフィンガー電極ともいう。
また、本発明の太陽電池の半導体基板110の両面にはテクスチャが形成されている。テクスチャの凹凸の高さは特に限定されないが、例えば1〜50μmとすることができる。1〜50μmの範囲であれば、光反射防止効果が大きい上に、形成するのも比較的容易にできる。なお、図1ではテクスチャが両主表面の全面に形成された例を示しているが、本発明においてテクスチャは両主表面の少なくとも一部に形成されていればよい。例えば、光反射防止の観点からはテクスチャは電極直下となる領域には不必要であり、電極直下となる領域にテクスチャを形成しないということも考えられる。すなわち、電極以外の部分にテクスチャを形成するということが考えられる。一方で、電極直下となる領域にテクスチャを形成すれば、電極直下のテクスチャはコンタクト抵抗を下げる効果があるので、電極直下のテクスチャは変換効率を向上させることができる。従って、テクスチャの形成位置は適宜設定すればよい。
また、本発明の太陽電池では、第二主表面のベース層の形状がパターン状であり、ベース用電極はベース層に沿って形成されている。この場合、高濃度層(ベース層)が局所的となるため、すなわち、第二主表面にはベース層が形成されない領域が存在するため、実効的な少数キャリアライフタイムが高くなって、光電変換効率が改善する。なお、第二主表面の表面積に対するベース層形成面積の割合は、2%以上10%以下であることが好ましい。ベース層形成面積の割合を小さくすることにより、ベース層内で発生したキャリアは再結合しにくくなり、結果的に光電変換効率を向上させることができる。
また、ベース層の幅を40μm以上200μm以下とし、ベース用電極の幅を30μm以上200μm以下とすることが好ましい。ベース層及びベース用電極は、このような幅で形成することが好ましい。ベース層の幅はより好ましくは40μm以上150μm以下である。ベース用電極の幅はより好ましくは40μm以上150μm以下である。
また、ベース層及びベース用電極の形状が平行線状であり、ベース層の幅がベース用電極の幅より大きいものであることが好ましい。具体的には、ベース層の幅がベース用電極の幅より0μmを超えて50μm以下程度大きいものであることが好ましい。このような形状のベース層及びベース用電極であれば、比較的容易に形成することができる。
また、本発明ではベース層の形状とベース用電極の形状とを合致させてもよい。更に、ベース層の幅をベース用電極の幅より小さくしても良い。具体的には、ベース層の幅をベース用電極の幅より0μmを超えて50μm以下程度小さいものとしてもよい。ベース層幅がベース用電極幅より小さくなっても(ベース用電極がベース層外にはみ出しても)変換効率に大きな影響を及ぼさないためである。これらの場合、第二主表面の電極以外の部分(すなわち受光領域)には高濃度層(ベース層)が形成されないため、実効的な少数キャリアライフタイムがより高くなって、光電変換効率がより改善する。
ベース層及びベース用電極の形状を平行線状とした場合、ベース層同士の間隔及びベース用電極同士の間隔は0.6mm以上2.0mm以下程度とすることが好ましい。
エミッタ層は、通常、第一主表面全面に形成される。これにより、変換効率は向上する。エミッタ用電極の形状は特に限定されないが、例えば、櫛歯状とすることができる。
また、第一の導電型はN型であり、第二の導電型はP型であっても良い。N型基板はP型基板に比べライフタイムが高いこと、また、エミッタ(P型)層ドーパントにホウ素を用いた場合、酸化後には表面濃度が低下すること、の理由から、本発明による光電変換効率の改善効果が大きくなる。
N型ドーパントとしては、P(リン)、Sb(アンチモン)、As(ヒ素)、Bi(ビスマス)等を挙げることができる。P型ドーパントとしては、B(ボロン)、Ga(ガリウム)、Al(アルミニウム)、In(インジウム)等を挙げることができる。
第一導電型を有する半導体基板110のドーパント濃度は特に限定されないが、例えば、8×1014atoms/cm以上1×1017atoms/cm以下とすることができる。半導体基板110の厚さは特に限定されないが、例えば、100〜300μm厚とすることができる。ベース層113のドーパント濃度は半導体基板110よりも高ければ良いが、例えば、1.0×1018atoms/cm以上2.0×1021atoms/cm以下とすることができる。エミッタ層112のドーパント濃度は特に限定されないが、例えば、1.0×1018atoms/cm以上7.0×1020atoms/cm以下とすることができる。
[太陽電池の製造方法]
以下に、具体的な本発明の太陽電池製造方法をN型基板の場合を例に図2を用いて説明する。
まず、高純度シリコンにリン、ヒ素、又はアンチモンのような5価元素をドープし、比抵抗0.1〜5Ω・cmとしたアズカット単結晶{100}N型シリコン基板110を準備する。単結晶シリコン基板は、CZ法、FZ法いずれの方法によって作製されてもよい。基板は必ずしも単結晶シリコンである必要はなく、多結晶シリコンでもかまわない。
次に、図2(a)に示すように、半導体基板110の両主表面(例えば両主表面の全面)にテクスチャと呼ばれる微小な凹凸の形成を行う。テクスチャは微小なピラミッド形の構造を有し、結晶の面方位によってエッチング速度が異なることを利用して形成される。テクスチャは、加熱した水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ溶液(濃度1〜10%、温度60〜100℃)中に10分から30分程度浸漬することで作製される。上記溶液中に、所定量の2−プロパノールを溶解させ、反応を促進させてもよい。
上記のようにテクスチャを形成した半導体基板110を、塩酸、硫酸、硝酸、ふっ酸等、若しくはこれらの混合液の酸性水溶液中で洗浄する。過酸化水素を混合し清浄度を向上させてもよい。
次に、この半導体基板110の第一主表面(例えば第一主表面全面)に、図2(b)に示すように、半導体基板110と逆の導電型のエミッタ層112を形成する。エミッタ層112の厚みは0.05〜2μm程度である。基板がN型の場合、エミッタ層112はBBr等を用いた気相拡散によって形成できる。半導体基板110を2枚一組として重ね合わせた状態で熱処理炉に戴置し、BBrと酸素の混合ガスを導入して950〜1050℃で熱処理する。キャリアガスとしては窒素やアルゴンが好適である。また、ホウ素源を含有させた塗布剤を第一主表面に塗布し、950〜1050℃で熱処理する方法でも形成が可能である。塗布剤としては例えば、ホウ素源としてホウ酸1〜4%、増粘剤としてポリビニルアルコール0.1〜4%、を含有させた水溶液が使用できる。上記いずれかの方法でエミッタ層を形成すると、エミッタ層表面にはホウ素を含むガラス層も同時に形成される。
エミッタ層112を形成したら、図2(c)に示すように、次工程であるベース層形成のための拡散マスク(別名バリア膜、以下、単に「マスク」とも称する)303を両主表面上に形成する。拡散マスク303としては酸化シリコン膜を形成する。酸化シリコン膜は半導体基板110を熱酸化することで形成できる。半導体基板110を酸素雰囲気中950〜1100℃、30分〜4時間熱処理することで100〜250nm程度のシリコン熱酸化膜が形成される。この熱処理は上記エミッタ層112の形成のための熱処理に引き続いて同一バッチ内で実施してもかまわない。また、エミッタ層形成後には上記のように基板表面にガラスが形成されるが、これはマスク形成前に除去しない方が好ましい。すなわち、図2(b)の工程において、エミッタ層112を形成する際に同時に第一主表面上にガラス層を形成し、図2(c)の工程において、ガラス層を残留させたままエミッタ層112上に拡散マスク303を形成することが好ましい。この場合、ガラス層を除去する工程を行わないので、工数が増加しない。また、P型導電型層を形成する際に同時に形成されるガラス層を残留させたまま拡散マスクを形成すると、基板の少数キャリアライフタイムを高い状態で保つことができる。ガラス層がゲッタリング効果を付与していると考えられる。
また、エミッタのドーパントとしてホウ素を用いた場合、熱酸化によりマスク形成すると、Si中とSiO中の拡散係数と偏析係数の違いからホウ素の表面濃度が低下して、表面での再結合速度が低下し好ましい。
次いで、図2(d)に示すように、第二主表面のベース領域となる部分のマスクを開口する(マスク開口部304)。本発明では、第二主表面上のマスクをパターン状に除去する。具体的には、開口幅が40〜200μm、0.6〜2.0mm程度の間隔で平行線状に開口する。開口にはフォトリソグラフィー法やエッチングペーストのような化学的な方法でもよいし、レーザーやダイサーのような物理的な方法いずれを用いてもかまわない。これにより、幅40μm以上200μm以下、間隔0.6mm以上2.0mm以下程度の平行線状のベース層を形成することができる。
レーザーやダイサー等の物理的方法でマスクを開口した場合は、50〜90℃に加熱したKOH、NaOH等のアルカリ水溶液中に1〜30分間半導体基板110を浸漬し、開口部304をエッチングしてもよい。すなわち、図2(d)の工程の後、かつ、後述する図2(e)に示すベース層を形成する工程の前に、拡散マスクを除去した箇所(マスク開口部304)の半導体基板表面をエッチングしてもよい。この際のアルカリの濃度は特に限定されないが、前述のテクスチャ形成溶液と同じとして、開口部にテクスチャを形成してもよい。このように、開口部(マスク除去箇所)をエッチングしてからベース層を形成すると、開口によるダメージ層が除去されるため、開口部での表面再結合を抑制でき、変換効率が向上する。
次に、図2(e)に示すように、第二主表面のマスク開口部にベース層113を形成する。基板がN型の場合、ベース層113形成にはオキシ塩化リンを用いた気相拡散法が使用できる。830〜950℃、オキシ塩化リンと窒素及び酸素混合ガス雰囲気下で半導体基板110を熱処理することで、リン拡散層であるベース層113が形成される。気相拡散法の他、リンを含有する材料をスピン塗布したり、印刷したりしてから熱処理する方法でも形成可能である。第一主表面にはマスクが形成されているため、熱処理時にリンが第一主表面にオートドープしたりすることはない。
拡散層形成の後、拡散マスク303及び表面に形成されるガラスをふっ酸等で除去する(図2(f)参照)。
次に、図2(g)に示すように、半導体基板110の両主表面上に反射防止膜(誘電体膜)141、151を形成する。反射防止膜141、151としては、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等が利用できる。窒化シリコン膜の場合はプラズマCVD装置を用い約100nm製膜する。反応ガスとして、モノシラン(SiH)及びアンモニア(NH)を混合して用いることが多いが、NHの代わりに窒素を用いることも可能であり、また、プロセス圧力の調整、反応ガスの希釈、更には、基板に多結晶シリコンを用いた場合には基板のバルクパッシベーション効果を促進するため、反応ガスに水素を混合することもある。酸化シリコン膜の場合は、CVD法でも形成できるが、熱酸化法により得られる膜の方が高い特性が得られる。
第一主表面には、酸化アルミニウム膜をあらかじめ基板表面に形成してから、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜等を形成してもよい。P型であるエミッタ層表面を、P型のパッシベーションとして有効な酸化アルミニウム膜で覆うことで、簡便でありながら高光電変換効率を示すことができる。
次いで、図2(h)に示すように、ベース層113上にベース用電極131を、例えばスクリーン印刷法で形成する。本発明ではベース層113に沿ってベース用電極131を形成する。例えば、開口幅30〜200μm(好ましくは開口幅30〜100μm)、0.6〜2.0mm間隔の平行線パターンを有する製版を用意しておき、ベース用電極131を形成するための電極前駆体としてAg粉末とガラスフリットを有機物バインダと混合したAgペーストをベース層113に沿って印刷する。同様にして、エミッタ層112上にエミッタ用電極121を形成するための電極前駆体としてAgペーストを印刷する。ベース電極用Agペーストとエミッタ電極用Agペーストは同じでもよいし違うものを使用してもよい。また、印刷順序は逆順としても何ら問題ない。以上の電極印刷の後、熱処理により窒化シリコン膜にAg粉末を貫通させ(ファイアースルー)、電極とシリコンを導通させる。これにより、幅30μm以上200μm以下、間隔0.6mm以上2.0mm以下の平行線状のベース用電極及びエミッタ用電極を形成することができる。焼成は、通常700〜850℃の温度で1〜5分間処理することで行われる。なお、ベース層用電極及びエミッタ層用電極の焼成は別々に行うことも可能である。
本発明の方法では、ベース層及びベース用電極の形状を平行線状とし、ベース層の幅をベース用電極の幅より大きくすることが好ましい。このような形状のベース層及びベース用電極であれば、比較的容易に形成することができる。
以上、基板がN型の場合を例に説明したが、基板がP型の場合も、上記のNとPを置き換えるだけで本発明の方法は適用できる。このような図2に示す方法であれば、従来の方法と比べて、材料や工程数を削減しつつ変換効率を向上することができる。
上記本発明の方法であれば、両面受光型太陽電池のベース層形成の際、拡散マスク形成後部分的にマスク開口してから、ベース層を形成することにより、簡易な工程で高い光電変換効率を有する両面受光型太陽電池を製造することができる。この方法であれば、図1等に示すような第二主表面のベース層が電極に沿って形成された太陽電池を製造することができる。また、この方法であれば、ベース層の形状をシリコン酸化膜除去パターンと同様の形状とすることができるため、得られる太陽電池の実効的な少数キャリアライフタイムが高くなって、光電変換効率が改善する。
上記方法により製造された太陽電池は、太陽電池モジュールの製造に用いることができる。上記方法により製造された太陽電池が内蔵された太陽電池モジュールの一例の概観を図3に示す。フィンガー電極は図示されていない。上記の方法により作製された太陽電池300は、太陽電池モジュール360内ではタイル状に敷き詰められた構造をなす。隣接する太陽電池300同士は数枚〜数10枚電気的に直列に接続され、ストリングと呼ばれる直列回路を構成している。
一般に太陽電池には、フィンガー電極から流れてくる電流を集電するバスバーと呼ばれる電極を両主表面にそれぞれ2〜4本有する。太陽電池を直列接続にするため、図3に示したように、隣接する太陽電池300のPバスバー(基板のP型層に接合したフィンガー電極に接続されているバスバー電極)とNバスバー(基板のN型層に接合したフィンガー電極に接続されているバスバー電極)同士がリード線361等で接続されている。
太陽電池モジュール360の断面模式図を図4に示す。上述のようにストリングは、複数の太陽電池300を、バスバー電極401にリード線361を接続することで構成される。該ストリングは、通常EVA(エチレンビニルアセテート)等の透光性の充填剤472で封止され、両受光面はソーダライムガラス等の透光性で機械的強度が強い受光面保護材料471、473で覆われている。充填剤472としては、上記EVAの他、ポリオレフィン、シリコーン等が使用できる。
本発明の太陽電池は片面受光型の太陽電池としても勿論使用できる。この場合は片方の受光面保護材料473の代わりに、PET(ポリエチレンテレフタラート)等の耐候性樹脂フィルムを用いることができる。なお、本発明の太陽電池を片面受光型の太陽電池としても使用する場合、図1におけるエミッタ層112が形成されている面もベース層113が形成されている面も太陽電池の受光面になり得る。この場合、エミッタ層112が形成されている面を受光面とするのが好ましい。
更にこの太陽電池モジュールを用いて太陽光発電システムを製造、構成することもできる。図5は本発明のモジュールを連結した太陽光発電システムの基本構成を示したものである。複数の太陽電池モジュール516が配線515で直列に連結され、インバータ517を経由して外部負荷回路518に発電電力を供給する。図5には示していないが、当該システムは発電した電力を蓄電する2次電池を更に備えていて良い。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
本発明の方法を用いて、太陽電池の作製を行った。
まず、厚さ200μm、比抵抗1Ω・cmの、リンドープ{100}N型アズカットシリコン基板8枚を準備した。このシリコン基板に対し、72℃の2%水酸化カリウム/2−プロパノール水溶液中に浸漬し両面にテクスチャ形成を行い、引き続き75℃に加熱した塩酸/過酸化水素混合溶液中で洗浄を行った(図2(a)参照)。
次いで、基板を2枚一組として重ね合わせた状態で熱処理炉に戴置し、BBrと酸素とアルゴンの混合ガスを導入して1000℃で10分熱処理を行った。これにより、エミッタ層を形成した(図2(b)参照)。四探針法で測定した結果、エミッタ層のシート抵抗は50Ωとなった。
これを1000℃3時間酸素雰囲気中で熱酸化してマスク形成した(図2(c)参照)。
裏面(エミッタ層を形成していない面)のマスクをレーザーで開口した(図2(d)参照)。レーザー源はNd:YVOの第二次高調波を用いた。開口パターンは間隔1.8mmの平行線状とした。開口幅は120μmとした。これにより、裏面の表面積に対するベース層形成面積の割合は6.7%となった。
次に、オキシ塩化リン雰囲気下、870℃でオモテ面(エミッタ層を形成した面)同士を重ね合わせた状態で40分間熱処理し、開口部にリン拡散層(ベース層)を形成した(図2(e)参照)。この後、濃度25%のふっ酸に浸漬することで両表面上に形成したガラス及びマスクを除去した(図2(f)参照)。
以上の処理の後、プラズマCVD装置を用いて反射防止膜として、オモテ面(エミッタ層を形成した面)には酸化アルミニウム膜及び窒化シリコン膜を形成した(図2(g)参照)。酸化アルミニウム膜及び窒化シリコン膜の膜厚はそれぞれ10nm、90nmとした。引き続き、裏面にも反射防止膜として窒化シリコン膜を形成した。膜厚は100nmとした。
次に、スクリーン印刷機を用いて、Agペーストを裏面のベース層に沿って印刷し、乾燥した。この際、スクリーン製版の開口パターンは間隔1.8mmの平行線状とし、開口幅は50μmとした。引き続き、オモテ面にもAgペーストを櫛歯状に印刷し、乾燥した(図2(h)参照)。これを780℃の空気雰囲気下で焼成した。これにより、フィンガー電極として、ベース層上にベース電極を形成し、エミッタ層上にエミッタ電極を形成した。
(実施例2)
実施例1において、酸化工程まで実施例1と同様に処理を行った後、裏面にスクリーン印刷機を用いてリン酸系のエッチングペーストをパターン状に印刷、250℃で熱処理し、洗浄し乾燥させてマスクをパターン状に開口した。開口パターンは間隔1.8mmの平行線状とした。開口幅は120μmとした。これにより、裏面の表面積に対するベース層形成面積の割合は6.7%となった。リン拡散工程以降実施例1と同様の処理を行い太陽電池作製を行った。
(実施例3)
ホウ素ドープ{100}P型シリコン基板に対し本発明の方法を適用した。基板両面にテクスチャ形成、洗浄後、基板を2枚一組として重ね合わせた状態で熱処理炉に戴置し、オキシ塩化リン雰囲気下870℃で熱処理を行い、引き続いて1000℃3時間酸素雰囲気中で熱酸化してマスク形成した。
裏面(リン拡散されてない面)のマスクをレーザーで開口した。開口の条件は実施例1と同様にした。
次に、BBrと酸素とアルゴンの混合ガスを導入して1000℃で10分熱処理を行って、開口部にホウ素の拡散層を形成した。
ふっ酸浸漬して表面のガラス除去後、オモテ面(リン拡散した面)に窒化シリコン膜を形成し、裏面には酸化アルミニウム膜及び窒化シリコン膜を順に形成した。膜厚等は実施例1と同様にした。
電極形成工程は実施例1と同様に行った。
(比較例)
比較用に従来の方法で太陽電池の作製を行った。
実施例1において、酸化工程まで実施例1と同様に処理を行った後、裏面にスクリーン印刷機を用いてリン酸系のエッチングペーストを全面に印刷、250℃で熱処理し、洗浄し乾燥させて裏面のマスクを除去した。リン拡散工程以降実施例1と同様の処理を行い太陽電池作製を行った。
以上のようにして得られた実施例1〜3及び比較例の太陽電池のサンプルについて、山下電装社製ソーラーシミュレータを用いてAM1.5スペクトル、照射強度100mW/cm、25℃の条件下で、電流電圧特性を測定し光電変換効率を求めた。得られた結果の平均値を表1に示す。
Figure 2018120979
表1に示すように、比較例に比べ、ベース領域面積を小さくした実施例2は変換効率が高い。ベース層での再結合が抑制されたためと考えられる。
実施例1は実施例2と変換効率が同等である。開口にレーザーを用いても高い変換効率を示すことができる。
比較例に比べ、実施例3は変換効率が高い。本発明の方法によれば、P型基板においても高い変換効率を示すことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
100、300、600…太陽電池、 110、610…基板、
112、612…エミッタ層、 113、613…ベース層、
121、131、621、631…フィンガー電極、
141、151、641、651…反射防止膜、
303…拡散マスク、 304…マスク開口部(バリア膜開口部)、
360、516…太陽電池モジュール、 361…リード線、
401…バスバー電極、 471…受光面保護材料、
472…充填剤、 473…受光面保護材料又は耐候性樹脂フィルム、
515…配線、 517…インバータ、 518…外部負荷回路。

Claims (11)

  1. 第一の導電型の半導体基板の両主表面にテクスチャを形成する工程、
    前記半導体基板の第一主表面に前記第一の導電型と反対の導電型である第二の導電型を有するエミッタ層を形成する工程、
    前記半導体基板を熱酸化することにより酸化シリコン膜を形成する工程、
    前記半導体基板の第二主表面上の酸化シリコン膜をパターン状に除去し、除去した箇所以外の酸化シリコン膜を残存させる工程、
    前記第二主表面の酸化シリコン膜を除去した箇所に、前記第一の導電型を有し、かつ、前記半導体基板よりドーパント濃度の高いベース層を形成する工程、
    前記残存させた酸化シリコン膜を除去する工程、及び
    前記両主表面上に誘電体膜を形成する工程
    をこの順序に従って順次行い、
    前記ベース層に沿ってベース用電極を形成する工程、及び、前記第一主表面にエミッタ用電極を形成する工程、を有することを特徴とする太陽電池の製造方法。
  2. 前記第一の導電型をN型とし、前記第二の導電型をP型とすることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  3. 前記酸化シリコン膜のパターン状除去には、レーザー加工を用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の太陽電池の製造方法。
  4. 前記ベース層の幅を40μm以上200μm以下とし、前記ベース用電極の幅を30μm以上200μm以下とすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法。
  5. 前記ベース層及び前記ベース用電極の形状を平行線状とし、前記ベース層の幅を前記ベース用電極の幅より大きくすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の太陽電池の製造方法。
  6. 第一の導電型の半導体基板を備え、該半導体基板の両主表面にテクスチャを有し、前記半導体基板の第一主表面に前記第一の導電型と反対の導電型である第二の導電型を有するエミッタ層及び該エミッタ層と接続するエミッタ用電極を有し、前記半導体基板の第二主表面に前記第一の導電型を有し、かつ、前記半導体基板よりドーパント濃度の高いベース層及び該ベース層と接続するベース用電極を有する太陽電池であって、
    前記第二主表面のベース層の形状がパターン状であり、
    前記ベース用電極はベース層に沿って形成されていることを特徴とする太陽電池。
  7. 前記第一の導電型はN型であり、前記第二の導電型はP型であることを特徴とする請求項6に記載の太陽電池。
  8. 前記ベース層の幅が40μm以上200μm以下であり、前記ベース用電極の幅が30μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の太陽電池。
  9. 前記ベース層及び前記ベース用電極の形状が平行線状であり、前記ベース層の幅が前記ベース用電極の幅より大きいものであることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の太陽電池。
  10. 請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の太陽電池が内蔵されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  11. 請求項10に記載の太陽電池モジュールを有することを特徴とする太陽光発電システム。
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