JP2018120962A - 発光装置、及び、照明装置 - Google Patents

発光装置、及び、照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018120962A
JP2018120962A JP2017011548A JP2017011548A JP2018120962A JP 2018120962 A JP2018120962 A JP 2018120962A JP 2017011548 A JP2017011548 A JP 2017011548A JP 2017011548 A JP2017011548 A JP 2017011548A JP 2018120962 A JP2018120962 A JP 2018120962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting element
element group
substrate
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017011548A
Other languages
English (en)
Inventor
益巳 阿部
Masumi Abe
益巳 阿部
俊文 緒方
Toshibumi Ogata
俊文 緒方
倉地 敏明
Toshiaki Kurachi
敏明 倉地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017011548A priority Critical patent/JP2018120962A/ja
Publication of JP2018120962A publication Critical patent/JP2018120962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

【課題】ちらつきを低減することができる発光装置を提供する。【解決手段】発光装置10において、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bのそれぞれは、第一方向に沿う発光素子列を複数含み、基板11を基板11に垂直な方向から見た場合に、第一発光素子群12aに含まれる発光素子列と第二発光素子群12bに含まれる発光素子列とは、第一方向と交差する第二方向において交互に配置されている。第一接続配線15a4は、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bを直列接続するための配線であり、第一分岐配線16aは、第一接続配線15a4から分岐した配線である。【選択図】図3

Description

本発明は、発光装置、及び、発光装置を備える照明装置に関する。
従来、基板に実装されたLED(Light Emitting Diode)を用いた発光モジュール(発光装置)を備える照明装置が知られている。特許文献1には、イオンマイグレーションの発生を抑制しつつ電源供給装置の回路効率を高めることができる照明装置が開示されている。
特開2009−158872号公報
ところで、脈流電圧(脈動電圧)の供給により動作する発光装置が知られている。このような発光装置においては、供給される脈流電圧の電圧値が増加すると、発光するLEDの数を増加させる発光制御が行われる。このような発光装置では、時間に応じて発光するLEDの数が変わるため、ちらつきが生じることが課題である。
本発明は、ちらつきを低減することができる発光装置、及び、照明装置を提供する。
本発明の一態様に係る発光装置は、基板と、直列接続された複数の発光素子によって構成される、前記基板上に配置された第一発光素子群と、直列接続された複数の発光素子によって構成される、前記基板上に配置された第二発光素子群と、前記基板上に配置された、前記第一発光素子群及び前記第二発光素子群を直列接続するための第一接続配線及び前記第一接続配線から分岐した第一分岐配線を備え、前記第一発光素子群及び前記第二発光素子群のそれぞれは、第一方向に沿う発光素子列を複数含み、前記基板を前記基板に垂直な方向から見た場合に、前記第一発光素子群に含まれる発光素子列と前記第二発光素子群に含まれる発光素子列とは、前記第一方向と交差する第二方向において交互に配置されている。
本発明の一態様に係る照明装置は、前記発光装置と、前記発光装置が取り付けられる基台とを備える。
本発明の発光装置、及び、照明装置は、ちらつきを低減することができる。
図1は、実施の形態1に係る発光装置の外観斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る発光装置の平面図である。 図3は、実施の形態1に係る発光装置の内部構造を示す平面図である。 図4は、図2のIV−IV線における発光装置の模式断面図である。 図5は、実施の形態1に係る発光装置の回路構成を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る発光装置の動作を説明するための脈流電圧の波形を示す図である。 図7は、比較例に係る複数のLEDチップの配置を示す図である。 図8は、変形例に係る複数のLEDチップの配置を示す図である。 図9は、実施の形態2に係る照明装置の断面図である。 図10は、実施の形態2に係る照明装置及びその周辺部材の外観斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[発光装置の構成]
まず、実施の形態1に係る発光装置の構成について図面を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る発光装置の外観斜視図である。図2は、実施の形態1に係る発光装置の平面図である。図3は、実施の形態1に係る発光装置の内部構造を示す平面図である。図4は、図2のIV−IV線における模式断面図である。なお、上記の図3は、図2においてスイッチング素子SW1などの実装部品、封止部材13、及び、ダム材14を取り除き、LEDチップ12及び配線の配置を示した平面図である。
図1〜図4に示されるように、実施の形態1に係る発光装置10は、基板11と、複数のLEDチップ12と、封止部材13と、ダム材14とを備える。また、発光装置10は、複数のLEDチップ12を発光制御するための回路素子を備える。このような回路素子(回路)には、全波整流回路DB、抵抗素子R、スイッチング素子SW1〜SW4、及び、制御部18などが含まれる。また、発光装置10は、複数のLEDチップ12を電気的に接続するためのワイヤ17及び配線を備える。
発光装置10は、基板11に複数のLEDチップ12が直接実装された、いわゆるCOB(Chip On Board)構造のLEDモジュールである。発光装置10においては、発光装置10の外部に配置された外部電源から供給される交流電圧は、全波整流回路DBによって全波整流され、脈流電圧に変換される。複数のLEDチップ12には、脈流電圧が供給(印加)される。つまり、発光装置10が備える複数のLEDチップ12は、脈流が流れることにより発光する。
なお、外部電源は、例えば、電力系統であり、発光装置10に供給される交流電圧は、例えば、周波数が50Hzまたは60Hzの正弦波交流電圧である。したがって、上記の脈流電圧は、交流波形(正弦波交流電圧が全波整流された波形)を有する脈流電圧である。
基板11は、複数のLEDチップ12、回路素子、及び、配線が実装(配置)された実装基板である。基板11は、例えば、メタルベース基板またはセラミック基板である。また、基板11は、樹脂を基材とする樹脂基板であってもよい。
セラミック基板としては、酸化アルミニウム(アルミナ)からなるアルミナ基板または窒化アルミニウムからなる窒化アルミニウム基板等が採用される。また、メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成された、アルミニウム合金基板、鉄合金基板または銅合金基板等が採用される。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板等が採用される。
なお、基板11として、例えば光反射率が高い(例えば光反射率が90%以上の)基板が採用されてもよい。基板11として光反射率の高い基板が採用されることで、LEDチップ12が発する光を基板11の表面で反射させることができる。この結果、発光装置10の光取り出し効率が向上される。このような基板としては、例えばアルミナを基材とする白色セラミック基板が例示される。
また、基板11として、光の透過率が高い透光性基板が採用されてもよい。このような基板としては、多結晶のアルミナや窒化アルミニウムからなる透光性セラミック基板、ガラスからなる透明ガラス基板、水晶からなる水晶基板、サファイアからなるサファイア基板または透明樹脂材料からなる透明樹脂基板が例示される。
なお、基板11を基板11に垂直な方向から見た場合の形状(平面視形状)は、矩形であるが、基板11の平面視形状は、円形などその他の形状であってもよい。
LEDチップ12は、発光素子の一例であって、青色光を発する青色LEDチップである。LEDチップ12としては、例えばInGaN系の材料によって構成された、中心波長(発光スペクトルのピーク波長)が430nm以上470nm以下の窒化ガリウム系のLEDチップが採用される。
図3に示されるように、発光装置10において、複数のLEDチップ12は、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dに区別される。第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dのそれぞれは、直列接続された複数のLEDチップ12によって構成され、基板11上に配置されている。
第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dのそれぞれは、同じ数(25個)のLEDチップ12によって構成されている。第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dは、それぞれ異なる数のLEDチップ12によって構成されてもよい。
複数のLEDチップ12の電気的な接続には、ワイヤ17及び配線が用いられる。ワイヤ17、及び、配線の金属材料は、例えば、金(Au)、銀(Ag)、または銅(Cu)等である。このような配線には、中継配線15a1〜15a3、中継配線15b1〜15b4、第一接続配線15a4、第二接続配線15b5、第一分岐配線16a、第二分岐配線16b、第一電源配線16e、及び、第二電源配線16fなどが含まれる。
第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dは、発光装置10の動作中における発光期間が互いに異なる。発光装置10の動作の詳細については後述される。また、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dの配置の詳細についても後述される。
ダム材14は、基板11上に配置された、封止部材13をせき止めるための部材である。また、ダム材14は、複数のLEDチップ12を電気的に接続するためのワイヤ17及び配線を封止することにより保護する機能も有する。ダム材14には、例えば、絶縁性を有する熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂等が用いられる。より具体的には、ダム材14には、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、またはポリフタルアミド(PPA)樹脂などが用いられる。
ダム材14は、発光装置10の光取り出し効率を高めるために、光反射性を有することが望ましい。そこで、実施の形態1では、ダム材14には、白色の樹脂(いわゆる白樹脂)が用いられる。なお、ダム材14の光反射性を高めるために、ダム材14の中には、TiO、Al、ZrO、及びMgO等の粒子が含まれてもよい。
発光装置10においては、ダム材14は、複数のLEDチップ12(第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12d)を外側から囲むように矩形の環状に形成される。そして、ダム材14に囲まれた領域には、封止部材13が配置される。なお、ダム材14は、円環状に形成されてもよい。
封止部材13は、黄色蛍光体13p(図4において図示)を含有し、複数のLEDチップ12(及びワイヤ17)を封止する封止部材である。封止部材13は、具体的には、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、及び、第三発光素子群12cを一括封止する。封止部材13の基材は、透光性樹脂材料である。透光性樹脂材料としては、例えば、メチル系のシリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂またはユリア樹脂などが用いられてもよい。
黄色蛍光体13pは、蛍光体(蛍光体粒子)の一例であって、LEDチップ12の発する光で励起されて黄色蛍光を発する。黄色蛍光体13pには、例えば、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系の蛍光体が採用される。
この構成により、LEDチップ12が発した青色光の一部は、封止部材13に含まれる黄色蛍光体13pによって黄色光に波長変換される。そして、黄色蛍光体13pに吸収されなかった青色光と、黄色蛍光体13pによって波長変換された黄色光とは、封止部材13中で拡散及び混合される。これにより、封止部材13(発光装置10)からは、白色光が出射される。なお、封止部材13は、複数のLEDチップ12を封止することにより、複数のLEDチップ12を保護する機能も有する。
[回路構成]
発光装置10の回路構成について、上記図3に加えて図5を参照しながら説明する。図5は、発光装置10の回路構成を示す図である。
全波整流回路DBは、変換回路の一例であって、基板11上に配置された、発光装置10の外部(外部電源25)から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、当該直流電圧を一対の電源配線(第一電源配線16e及び第二電源配線16f)の間に印加する。
全波整流回路DBは、具体的には、外部電源25から供給される正弦波交流電圧を全波整流することにより脈流電圧を生成するダイオードブリッジである。つまり、全波整流回路DBは、交流電圧を整流することによって脈流電圧に変換し、当該脈流電圧を第一電源配線16e及び第二電源配線16fの間に印加する。全波整流回路DBは、基板11上のダム材14の外側に配置される。全波整流回路DBは必須の構成要素ではなく、省略されてもよい。また、発光装置10は、全波整流回路DBに代えて、他の整流回路または電圧変換回路を備えてもよい。
第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12d、及びスイッチング素子SW4は直列接続され、第一電源配線16e及び第二電源配線16fの間に配置されている。
具体的には、第一発光素子群12aの正極側は、第一電源配線16eに電気的に接続され、第一発光素子群12aの負極側は、第二発光素子群12bの正極側に電気的に接続されている。第二発光素子群12bの負極側は、第三発光素子群12cの正極側に電気的に接続され、第三発光素子群12cの負極側は、第四発光素子群12dの正極側に電気的に接続されている。第四発光素子群12dの負極側は、スイッチング素子SW4の一端に電気的に接続され、スイッチング素子SW4の他端は、第二電源配線16fに電気的に接続されている。
第一電源配線16eの途中には、抵抗素子Rが挿入されている。抵抗素子Rは、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dに流れる電流を所定値以下に制限するために用いられる。抵抗素子Rは、必須の構成要素ではなく、省略されてもよい。また、発光装置10は、抵抗素子19に代えて、例えば、複数のLEDチップ12(第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び第四発光素子群12d)に流れる電流をほぼ一定の電流値に制御する定電流回路を備えてもよい。
スイッチング素子SW1〜SW3は、一の発光素子群と他の発光素子群との接点部、及び、第二電源配線16fの電気的な接続をオン(導通、短絡)及びオフ(非導通、開放)する。スイッチング素子SW1は、第一スイッチング素子の一例であって、第一発光素子群12aの負極側と第二発光素子群12b正極側との接点部(図3の第一接続配線15a4及び第一分岐配線16a)、及び、第二電源配線16f(負極側の電源配線)の電気的な接続をオン及びオフする。
スイッチング素子SW2は、第二スイッチング素子の一例であって、第二発光素子群12bの負極側と第三発光素子群12cの正極側との接点部(図3の第二接続配線15b5及び第二分岐配線16b)、及び、第二電源配線16f(負極側の電源配線)の電気的な接続をオン及びオフする。
スイッチング素子SW3は、第三発光素子群12cの負極側と第四発光素子群12dの正極側との接点部、及び、第二電源配線16fの電気的な接続をオン及びオフする。なお、スイッチング素子SW4は、第四発光素子群12dの負極側、及び、第二電源配線16fの電気的な接続をオン及びオフする。
スイッチング素子SW1〜SW4のそれぞれは、具体的には、FET(Field Effect Transistor)などの半導体スイッチング素子であるが、リレー素子などであってもよい。スイッチング素子SW1〜SW4は、基板11上のダム材14の外側に配置される。
制御部18は、全波整流回路DBによって生成された脈流電圧が有する交流波形に基づいて複数のLEDチップ12の発光制御(駆動制御)を行う。制御部18は、脈流電圧の大きさに基づいて、スイッチング素子SW1〜SW4を制御する。これにより、発光するLEDチップ12の数が、脈流電圧の大きさに応じて変更される。制御部18は、基板11上のダム材14の外側に配置される。制御部18は、IC(集積回路)によって実現されるが、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または、その他の専用回路によって実現されてもよい。
なお、図3では、制御部18がスイッチング素子SW1〜SW4を制御するための配線であって、制御部18とスイッチング素子SW1〜SW4とを電気的に接続する配線については図示が省略されている。
[発光装置の動作]
次に、発光装置10の動作について図3及び図5に加えて図6を参照しながら説明する。図6は、発光装置10の動作を説明するための脈流電圧の波形を示す図である。
発光装置10の動作中には、制御部18は、脈流電圧の瞬時値が大きくなるほど、発光するLEDチップ12の数を増やす制御を行う。制御部18は、脈流電圧の瞬時値が増加する期間において、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、スイッチング素子SW4をこの順番に選択的にオンする。その後、脈流電圧の瞬時値が減少する期間においては、制御部18は、スイッチング素子SW4、スイッチング素子SW3、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW1をこの順番に選択的にオンする制御を行う。この制御は、脈流電圧の周期(外部電源25から供給される交流電圧の2分の1周期)ごとに繰り返される。
例えば、図6に示されるように、期間T0においては、制御部18は、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、及び、スイッチング素子SW4を全てオフする。期間T0は、脈流電圧が0以上V1以下の期間である。期間T0においては、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dは、いずれも発光しない。このため、発光装置10は消灯状態となる。
また、期間T0に続く期間T1においては、制御部18は、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、及び、スイッチング素子SW4のうち、スイッチング素子SW1のみをオンし、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、及び、スイッチング素子SW4をオフする。期間T1は、脈流電圧がV1よりも大きく、かつ、V2以下の期間である。期間T1は、脈流電圧が所定の大きさ以下の第一期間の一例である。所定の大きさの脈流電圧は、脈流電圧の周期変動において、0Vよりも大きく最大電圧よりも小さい電圧(例えば、V1、V2、V3、またはV4)である。期間T1においては、第一発光素子群12aは発光し、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、第四発光素子群12dは発光しない。
また、期間T1に続く期間T2においては、制御部18は、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、及び、スイッチング素子SW4のうち、スイッチング素子SW2のみをオンし、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW3、及び、スイッチング素子SW4をオフする。期間T2は、脈流電圧がV2よりも大きく、かつ、V3以下の期間である。期間T2は、脈流電圧が所定の大きさよりも大きい第二期間の一例である。期間T2においては、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bは発光し、第三発光素子群12c及び第四発光素子群12dは発光しない。
また、期間T2に続く期間T3においては、制御部18は、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、及び、スイッチング素子SW4のうち、スイッチング素子SW3のみをオンし、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、及び、スイッチング素子SW4をオフする。期間T3は、脈流電圧がV3よりも大きく、かつV4以下の期間である。期間T3においては、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、及び、第三発光素子群12cは発光し、第四発光素子群12dは発光しない。
また、期間T3に続く期間T4においては、制御部18は、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、スイッチング素子SW3、及び、スイッチング素子SW4のうち、スイッチング素子SW4のみをオンし、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、及び、スイッチング素子SW3をオフする。期間T4は、脈流電圧がV4よりも大きい期間である。期間T4においては、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dの全てが発光する。
このように、発光装置10の動作中において、発光期間は、第一発光素子群12aが最も長く、次に、第二発光素子群12bが長い。発光期間は、第二発光素子群12bの次に第三発光素子群12cが長く、第四発光素子群12dが最も短い。
このような制御によれば、脈流電圧の大きさが大きい期間ほど、発光するLEDチップ12の数が増える。制御部18は、このような制御により、発光装置10の発光効率を高めることができる。
[発光素子群の配置]
次に、発光装置10における複数のLEDチップ12の配置について上記図3及び比較例を参照しながら説明する。図7は、比較例に係る複数のLEDチップ12の配置を示す図である。
上述のように、脈流電圧の供給により動作する発光装置10においては、動作中に発光するLEDチップ12の数が変わるため、発光装置10が発する光のちらつきを低減することが課題となる。図7に示される比較例では、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dのそれぞれがまとまって配置されている。つまり、発光期間の長さが同じLEDチップ12が偏って配置されている。
そうすると、第二発光素子群12b(または、第三発光素子群12c、第四発光素子群12d)が配置されている領域においては、第一発光素子群12aが配置されている領域に比べて複数のLEDチップ12の発光期間が短いため、ちらつきが目立つ場合がある。
そこで発光装置10においては、複数の発光素子群のそれぞれは、複数の発光素子列に分かれて配置されている。例えば、第一発光素子群12aは、第一方向(Y=X方向)に沿う発光素子列12a1〜12a4の4つの発光素子列を含み、第二発光素子群12bは、発光素子列12b1〜12b5の5つの発光素子列を含んでいる。第三発光素子群12c及び第四発光素子群12dについても同様である。
なお、第一方向は、例えば、基板11の一辺と45度の角度をなす方向であるが、基板11の一辺と平行な方向であってもよく、特に限定されない。図3において、第一方向は、一のLEDチップ12が有する2つの電極の並び方向(Y軸方向)と交差している。
そして、基板11を基板11に垂直な方向から見た場合に、第一発光素子群12aに含まれる発光素子列と第二発光素子群12bに含まれる発光素子列とは、第一方向と交差する第二方向(Y=−X方向)において交互に配置されている。なお、発光装置10においては、第二方向は、第一方向と直交しているが、第一方向と交差する方向であればよい。
例えば、発光素子列12b1及び発光素子列12b2の間には、発光素子列12a4が配置され、発光素子列12b2及び発光素子列12b3の間には、発光素子列12a3が配置されている。発光素子列12b3及び発光素子列12b4の間には、発光素子列12a2が配置され、発光素子列12b4及び発光素子列12b5の間には、発光素子列12a1が配置されている。
なお、図3に示されるように、発光素子列12b1及び発光素子列12b2の間には、第四発光素子群12dを構成する発光素子列も配置されている。また、発光素子列12b2及び発光素子列12b3の間、発光素子列12b3及び発光素子列12b4の間、及び、発光素子列12b4及び発光素子列12b5の間のそれぞれには、第三発光素子群12cを構成する発光素子列及び第四発光素子群12dを構成する発光素子列も配置されている。
このように、複数の発光素子群(例えば、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12b)が基板11上において分散して配置されることにより、発光装置10が発する光のちらつきが低減される。
なお、発光装置10においては、複数のLEDチップ12は、4つの発光素子群に分けられたが、少なくとも2つの発光素子群に分けられればよい。また、複数のLEDチップ12は、5つ以上の発光素子群に細かく分けられてもよい。これにより、発光効率をさらに高めることができる。
[接続関係]
以下、上記のような複数のLEDチップ12の配置を実現するための配線及びワイヤ17の使用例について引き続き図3を参照しながら説明する。
発光装置10は、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び、第四発光素子群12dに電力を供給するための一対の電源配線として、第一電源配線16e及び第二電源配線16fを備える。第一電源配線16e及び第二電源配線16fは、基板11上に配置される。第一電源配線16eは、一対の電源配線のうち正極側の電源配線であり、第二電源配線16fは、一対の電源配線のうち負極側の電源配線である。
一の発光素子群に含まれる複数の発光素子列のそれぞれは、複数のLEDチップ12がワイヤ17(ワイヤボンディング)によってChip To Chipで直列接続されることによって構成される。また、一の発光素子群に含まれる複数の発光素子列は、中継配線によって電気的に接続される。
例えば、発光装置10は、第一発光素子群12aに含まれる発光素子列を電気的にするための第一中継配線として、中継配線15a1〜15a3を備える。
中継配線15a1は、発光素子列12a1及び発光素子列12a2を電気的に接続する。中継配線15a1は、X軸方向に沿う直線状の配線であり、基板11上の、複数のLEDチップ12が実装される領域(以下、実装領域とも記載する)の外側に配置されている。発光素子列12a1及び発光素子列12a2は、ワイヤ17によって中継配線15a1に電気的に接続されている。
中継配線15a2は、発光素子列12a2及び発光素子列12a3を電気的に接続する。中継配線15a2は、実装領域のX軸−側かつY軸−側の角に沿うL字状の配線である。発光素子列12a2及び発光素子列12a3は、ワイヤ17によって中継配線15a2に電気的に接続されている。
中継配線15a3は、発光素子列12a3及び発光素子列12a4を電気的に接続する。中継配線15a3は、Y軸方向に沿う直線状の配線であり、基板11上の、実装領域の外側に配置されている。発光素子列12a3及び発光素子列12a4は、ワイヤ17によって中継配線15a3に電気的に接続されている。
また、発光装置10は、第二発光素子群12bに含まれる発光素子列を電気的にするための第二中継配線として、中継配線15b1〜15b4を備える。
中継配線15b1は、発光素子列12b1及び発光素子列12b2を電気的に接続する。中継配線15b1は、Y軸方向に沿う直線状の配線であり、基板11上の、実装領域の外側に配置されている。発光素子列12b1及び発光素子列12b2は、ワイヤ17によって中継配線15b1に電気的に接続されている。
中継配線15b2は、発光素子列12b2及び発光素子列12b3を電気的に接続する。中継配線15b2は、X軸方向に沿う直線状の配線であり、基板11上の、実装領域の外側に配置されている。発光素子列12b2及び発光素子列12b3は、ワイヤ17によって中継配線15b2に電気的に接続されている。
中継配線15b3は、発光素子列12b3及び発光素子列12b4を電気的に接続する。中継配線15b3は、実装領域のX軸+側かつY軸+側の角に沿うL字状の配線であり、基板11上の、実装領域の外側に配置されている。発光素子列12b3及び発光素子列12b4は、ワイヤ17によって中継配線15b3に電気的に接続されている。
中継配線15b4は、発光素子列12b4及び発光素子列12b5を電気的に接続する。中継配線15b4は、Y軸方向に沿う直線状の配線であり、基板11上の、実装領域の外側に配置されている。発光素子列12b4及び発光素子列12b5は、ワイヤ17によって中継配線15b4に電気的に接続されている。
また、発光装置10は、一の発光素子群と他の発光素子群とを電気的に接続するための接続配線を備えている。
例えば、第一接続配線15a4は、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bを直列接続するための接続配線である。第一接続配線15a4は、X軸方向に沿う直線状の配線であり、基板11上の、実装領域の外側に配置されている。第一発光素子群12a(発光素子列12a4)及び第二発光素子群12b(発光素子列12b1)のそれぞれは、ワイヤ17によって第一接続配線15a4に電気的に接続されている。なお、第一分岐配線16aは、第一接続配線15a4から分岐した配線であって、スイッチング素子SW1と第一接続配線15a4を電気的に接続するための配線である。第一分岐配線16aは、Y軸方向に沿う直線状の配線であり、基板11上の、実装領域の外側に配置されている。
第二接続配線15b5は、第二発光素子群12b及び第三発光素子群12cを直列接続するための接続配線である。第二接続配線15b5は、X軸方向に沿う直線状の配線であり、基板11上の、実装領域の外側に配置されている。第二発光素子群12b(発光素子列12b5)及び第三発光素子群12cのそれぞれは、ワイヤ17によって第二接続配線15b5に電気的に接続されている。なお、第二分岐配線16bは、第二接続配線15b5から分岐した配線であって、スイッチング素子SW2と第二接続配線15b5を電気的に接続するための配線である。第二分岐配線16bは、Y軸方向に沿う直線状の配線であり、基板11上の、実装領域の外側に配置されている。
以上、上記のような複数のLEDチップ12の配置を実現するための配線及びワイヤ17の使用例について説明した。なお、このような使用例は一例である。例えば、上記説明においてワイヤが使用されていた箇所にワイヤに代えて配線が用いられてもよいし、上記説明において配線が使用されていた箇所に配線に代えてワイヤが使用されてもよい。
[変形例1]
上記実施の形態においては、複数のLEDチップ12を封止する封止部材13の平面視形状は、矩形であったが、封止部材13の平面視形状は、円形であってもよい。この場合、複数のLEDチップ12は、例えば、円形に近い形状になるように配置される。図8は、変形例1に係る複数のLEDチップ12の配置を示す図である。なお、図8では、封止部材13の形状は破線によって示され、分岐配線及び回路素子等の図示は省略されている。
[変形例2]
上記実施の形態においては、第一発光素子群12a、第二発光素子群12b、第三発光素子群12c、及び第四発光素子群12dのそれぞれは、いずれも1種類のLEDチップ12(青色光を発するLEDチップ12)によって構成されたが、一の発光素子群が複数種類のLEDチップ12を含んでもよい。一の発光素子群を構成するLEDチップ12には、発光ピーク波長(色度、発光色)が異なる2種類以上のLEDチップ12が用いられてもよい。例えば、一の発光素子群を構成するLEDチップ12には、青色光を発するLEDチップ12及び赤色光を発するLEDチップ12が含まれてもよい。赤色光を発するLEDチップ12によれば、発光装置10が発する光の演色性が高められる。
また、一の発光素子群は、他の発光素子群と種類の異なるLEDチップ12によって構成されてもよい。例えば、一の発光素子群を構成するLEDチップ12は、他の発光素子群を構成するLEDチップ12と発光ピーク波長(色度、発光色)が異なってもよい。例えば、第一発光素子群12aは、青色光を発するLEDチップ12によって構成され、第二発光素子群12bは、赤色光を発するLEDチップ12によって構成され、第三発光素子群12cは、緑色光を発するLEDチップ12によって構成され、第四発光素子群12dは、橙色光を発するLEDチップ12によって構成されてもよい。この場合、発光装置10は、青色光、赤色光、緑色光、及び、橙色光の混色により、黄色蛍光体13pが無くても白色光を発することができる。したがって、この場合、封止部材13(及びダム材14)は、省略されてもよい。
[効果等]
以上説明したように、発光装置10は、基板11と、直列接続された複数のLEDチップ12によって構成される、基板11上に配置された第一発光素子群と、直列接続された複数のLEDチップ12によって構成される、基板11上に配置された第二発光素子群と、基板11上に配置された、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bを直列接続するための第一接続配線15a4及び第一接続配線15a4から分岐した第一分岐配線16aを備える。LEDチップ12は、発光素子の一例である。
第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bのそれぞれは、第一方向に沿う発光素子列を複数含み、基板11を基板11に垂直な方向から見た場合に、第一発光素子群12aに含まれる発光素子列と第二発光素子群12bに含まれる発光素子列とは、第一方向と交差する第二方向において交互に配置されている。
第一分岐配線16aと負極側の電源配線との間に制御部18によって制御されるスイッチング素子が接続された場合、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bは、発光期間の長さが互いに異なる。このような第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bが基板11上において分散して配置されれば、発光装置10が発する光のちらつきが低減される。
また、第一接続配線15a4は、第一発光素子群12aの負極側と第二発光素子群12bの正極側とを電気的に接続してもよい。発光装置10は、さらに、基板11上に配置された、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bに電力を供給するための一対の電源配線(第一電源配線16e及び第二電源配線16f)と、基板11上に配置され、一対の電源配線のうちの負極側の電源配線(第二電源配線16f)、及び、第一分岐配線の電気的な接続をオン及びオフするスイッチング素子SW1とを備えてもよい。スイッチング素子SW1は、第一スイッチング素子の一例である。
これにより、スイッチング素子SW1によって第一発光素子群12aに電力を供給することができる。
また、発光装置10は、さらに、第二発光素子群12bの負極側に電気的に接続される第二接続配線15b5及び第二接続配線15b5から分岐した第二分岐配線16bと、基板11上に配置され、一対の電源配線のうちの負極側の電源配線、及び、第二分岐配線16bの電気的な接続をオン及びオフするスイッチング素子SW2とを備える。スイッチング素子SW2は、第二スイッチング素子の一例である。
これにより、スイッチング素子SW2によって第二発光素子群12bに電力を供給することができる。
また、発光装置10は、さらに、基板11上に配置された、発光装置10の外部から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、当該直流電圧を一対の電源配線の間に印加する変換回路と、基板11上に配置された、前記第一スイッチング素子及び前記第二スイッチング素子を制御する制御部18とを備えてもよい。制御部18は、直流電圧が0よりも大きく直流電圧の最大値よりも小さい所定の大きさ以下の期間T1にスイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2のうちスイッチング素子SW1のみをオンし、直流電圧が所定の大きさよりも大きい期間T2にスイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2のうちスイッチング素子SW2のみをオンしてもよい。期間T1は、第一期間の一例であり、期間T2は、第二期間の一例である。
これにより、制御部18は、スイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2の制御により第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bに直流電圧を供給することができる。
また、変換回路は、交流電圧を整流することによって脈流電圧に変換し、当該脈流電圧を一対の電源配線の間に印加する全波整流回路DBであってもよい。全波整流回路DBは、整流回路の一例である。制御部18は、脈流電圧が所定の大きさ以下の期間T1にスイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2のうちスイッチング素子SW1のみをオンし、脈流電圧が所定の大きさよりも大きい期間T2にスイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2のうちスイッチング素子SW2のみをオンしてもよい。
これにより、制御部18は、スイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2の制御により第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bに脈流電圧を供給することができる。
また、第一接続配線15a4及び第一分岐配線16aは、基板11上の、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bが実装される領域よりも外側の領域に配置されてもよい。
これにより、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bを、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bが実装される領域よりも外側の領域において電気的に接続することができる。したがって、例えば、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bのそれぞれは、ワイヤ17によって第一接続配線15a4に電気的にされる場合、当該ワイヤ17が発光装置10が発する光を遮ってしまうことを抑制することができる。
また、発光装置10は、さらに、基板11上に配置された、第一発光素子群12aに含まれる複数の発光素子列を電気的に接続するための第一中継配線と、基板11上に配置された、第二発光素子群12bに含まれる複数の発光素子列を電気的に接続するための第二中継配線とを備える。
これにより、第一発光素子群12aに含まれる複数の発光素子列の電気的な接続、及び、第二発光素子群12bに含まれる複数の発光素子列の電気的な接続を配線(中継配線)によって実現することができる。
また、第一発光素子群12aに含まれる複数の発光素子列のそれぞれは、ワイヤ17によって直列接続された複数のLEDチップ12によって構成され、かつ、ワイヤ17によって第一中継配線に電気的に接続されてもよい。第二発光素子群12bに含まれる複数の発光素子列のそれぞれは、ワイヤ17によって直列接続された複数のLEDチップ12によって構成され、かつ、ワイヤ17によって第二中継配線に電気的に接続されてもよい。
これにより、発光素子列を構成する複数のLEDチップ12の電気的な接続、及び、発光素子列と中継配線との電気的な接続をワイヤ17によって実現することができる。
また、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bのそれぞれは、ワイヤ17によって第一接続配線15a4に電気的に接続されてもよい。
これにより、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bのそれぞれと第一接続配線15a4との電気的な接続をワイヤ17によって実現することができる。
また、基板11を基板11に垂直な方向から見た場合の形状は、矩形であり、第一方向は、基板11の一辺と45度の角度をなす方向であってもよい。
これにより、基板11の一辺に対して斜めに発光素子列を形成することができる。
また、発光装置10は、さらに、第一発光素子群12a及び第二発光素子群12bを封止する封止部材13を備え、封止部材13を基板11に垂直な方向から見た場合の形状は、円形であってもよい。
これにより、基板11上に円形状の発光領域を形成することができる。
また、第一発光素子群12aを構成する複数のLEDチップ12には、発光ピーク波長が異なる2種類以上のLEDチップ12が含まれ、第二発光素子群12bを構成する複数のLEDチップ12には、発光ピーク波長が異なる2種類以上のLEDチップ12が含まれてもよい。
これにより、発光装置10は、発光色(色度)が異なる光を混合して出力することができる。
また、第一発光素子群12aを構成する複数のLEDチップ12は、第二発光素子群12bを構成する複数のLEDチップ12と発光ピーク波長が異なってもよい。
これにより、発光装置10は、発光色(色度)が異なる光を混合して出力することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、発光装置10を備える照明装置について説明する。図9は、実施の形態2に係る照明装置の断面図である。図10は、実施の形態2に係る照明装置及びその周辺部材の外観斜視図である。
図9及び図10に示されるように、実施の形態2に係る照明装置200は、例えば、住宅等の天井に埋込配設されることにより下方(廊下または壁等)に光を照射するダウンライト等の埋込型照明装置である。
照明装置200は、発光装置10を備える。照明装置200はさらに、基台210と枠体部220とが結合されることで構成される略有底筒状の器具本体と、当該器具本体に配置された、反射板230及び透光パネル240とを備える。なお、照明装置200のように光の出射口が円形の照明装置に発光装置10が用いられる場合、発光装置10が備える封止部材13は、図8に示されるように円形状に形成されるとよい。
基台210は、発光装置10が取り付けられる取付台であるとともに、発光装置10で発生する熱を放熱するヒートシンクである。基台210は、金属材料を用いて略円柱状に形成されており、実施の形態2ではアルミニウムにより形成される。
基台210の上部(天井側部分)には、上方に向かって突出する複数の放熱フィン211が一方向に沿って互いに一定の間隔をあけて設けられている。これにより、発光装置10で発生する熱を効率よく放熱させることができる。
枠体部220は、内面に反射面を有する略円筒状のコーン部221と、コーン部221が取り付けられる枠体本体部222とを有する。コーン部221は、金属材料を用いて成形されており、例えば、アルミニウム合金等を絞り加工またはプレス成形することによって作製することができる。枠体本体部222は、硬質の樹脂材料または金属材料によって成形されている。枠体部220は、枠体本体部222が基台210に取り付けられることによって固定されている。
反射板230は、内面反射機能を有する円環枠状(漏斗状)の反射部材である。反射板230は、例えばアルミニウム等の金属材料を用いて形成することができる。なお、反射板230は、金属材料ではなく、硬質の白色樹脂材料によって形成してもよい。
透光パネル240は、光拡散性及び透光性を有する透光部材である。透光パネル240は、反射板230と枠体部220との間に配置された平板プレートであり、反射板230に取り付けられている。透光パネル240は、例えば、アクリル及びポリカーボネート等の透明樹脂材料によって円盤状に形成することができる。
なお、照明装置200は、透光パネル240を備えなくてもよい。透光パネル240を備えないことで、照明装置200から出射される光の光束を向上させることができる。
また、図10に示されるように、照明装置200は、照明装置200が商用電源から交流電力を取得するためのリード線が挿入される端子台260を備える。発光装置10には、端子台260を介して交流電力が供給される。端子台260は、器具本体とは別に設けられた取付板270に固定される。取付板270は、金属材料からなる矩形板状の部材を折り曲げて形成されており、取付板270の下面に端子台260が固定される。取付板270は、器具本体の基台210の上部に固定された天板280と互いに連結される。
[実施の形態2の効果等]
以上説明したように、照明装置200は、発光装置10と、発光装置10が取り付けられる基台とを備える。このような照明装置200においても、発光装置10が発する光のちらつきが低減される。
なお、照明装置200は、ダウンライトであるとして説明されたが、照明装置100は、スポットライトなどその他の照明装置であってもよい。つまり、発光装置10が使用される照明装置は、特に限定されない。
(他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る発光装置、及び、照明装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、発光素子群が配置される基板に回路素子が配置されたが、回路素子は、発光素子群が配置される基板と別の基板に配置され、発光素子群が配置される基板と、回路素子が配置された基板とがコネクタなどによって接続されてもよい。
また、上記実施の形態で説明された回路構成は、一例である。上記回路構成と同様に、本発明の特徴的な機能を実現できる回路を備える発光装置も本発明に含まれる。例えば、発光装置が備える回路は、直列接続された発光素子群の間に配置されるスイッチング素子を含む回路であってもよい。
また、例えば、上記回路構成と同様の機能を実現できる範囲で、ある素子に対して、直列又は並列に、スイッチング素子(トランジスタ)、抵抗素子、又は容量素子等の素子を接続したものも本発明に含まれる。言い換えれば、上記実施の形態における「接続される」とは、2つの端子(ノード)が直接接続される場合に限定されるものではなく、同様の機能が実現できる範囲において、当該2つの端子(ノード)が、素子を介して接続される場合も含む。
また、上記実施の形態では、COB構造の発光装置について説明したが、本発明は、SMD(Surface Mount Device)構造の発光装置にも適用可能である。SMD構造の発光装置は、例えば、凹部を有する樹脂製の容器と、凹部の中に実装されたLEDチップと、凹部内に封入された封止部材(蛍光体含有樹脂)とを有するSMD型のLED素子を発光素子として備える。SMD構造の発光装置においては、複数のSMD型のLED素子を一括封止する封止部材、及び、ダム材などは省略される。
また、上記実施の形態では、発光装置は、青色光を発するLEDチップと黄色蛍光体との組み合わせによって白色光を出射したが、白色光を出射するための構成はこれに限らない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂と、青色光を発するLEDチップとが組み合わされてもよい。あるいは、青色光を発するLEDチップよりも短波長である紫色光または紫外光を発するLEDチップと、紫色光または紫外光により励起されることで青色光、赤色光及び緑色光を発する、青色蛍光体、赤色蛍光体及び緑色蛍光体とが組み合わされてもよい。つまり、LEDチップは、紫色光または紫外光を発してもよい。
また、上記実施の形態では、発光装置に用いる発光素子としてLEDチップが例示された。しかしながら、半導体レーザ等の半導体発光素子、または、有機EL(Electro Luminescence)もしくは無機EL等の固体発光素子が、発光素子として採用されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 発光装置
11 基板
12 LEDチップ(発光素子)
12a 第一発光素子群
12a1、12a2、12a3、12a4、12b1、12b2、12b3、12b4、12b5 発光素子列
12b 第二発光素子群
13 封止部材
15a1、15a2、15a3 中継配線(第一中継配線)
15b1、15b2、15b3、15b4 中継配線(第二中継配線)
15a4 第一接続配線
15b5 第二接続配線
16a 第一分岐配線
16b 第二分岐配線
17 ワイヤ
18 制御部
200 照明装置
210 基台
DB 全波整流回路
R 抵抗素子
SW1 スイッチング素子(第一スイッチング素子)
SW2 スイッチング素子(第二スイッチング素子)

Claims (14)

  1. 基板と、
    直列接続された複数の発光素子によって構成される、前記基板上に配置された第一発光素子群と、
    直列接続された複数の発光素子によって構成される、前記基板上に配置された第二発光素子群と、
    前記基板上に配置された、前記第一発光素子群及び前記第二発光素子群を直列接続するための第一接続配線及び前記第一接続配線から分岐した第一分岐配線を備え、
    前記第一発光素子群及び前記第二発光素子群のそれぞれは、第一方向に沿う発光素子列を複数含み、
    前記基板を前記基板に垂直な方向から見た場合に、前記第一発光素子群に含まれる発光素子列と前記第二発光素子群に含まれる発光素子列とは、前記第一方向と交差する第二方向において交互に配置されている
    発光装置。
  2. 前記第一接続配線は、前記第一発光素子群の負極側と前記第二発光素子群の正極側とを電気的に接続し、
    前記発光装置は、さらに、
    前記基板上に配置された、前記第一発光素子群及び前記第二発光素子群に電力を供給するための一対の電源配線と、
    前記基板上に配置され、前記一対の電源配線のうちの負極側の電源配線、及び、前記第一分岐配線の電気的な接続をオン及びオフする第一スイッチング素子とを備える
    請求項1に記載の発光装置。
  3. さらに、
    前記第二発光素子群の負極側に電気的に接続される第二接続配線及び前記第二接続配線から分岐した第二分岐配線と、
    前記基板上に配置され、前記一対の電源配線のうちの負極側の電源配線、及び、前記第二分岐配線の電気的な接続をオン及びオフする第二スイッチング素子とを備える
    請求項2に記載の発光装置。
  4. さらに、
    前記基板上に配置された、前記発光装置の外部から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、当該直流電圧を前記一対の電源配線の間に印加する変換回路と、
    前記基板上に配置された、前記第一スイッチング素子及び前記第二スイッチング素子を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記直流電圧が0よりも大きく前記直流電圧の最大値よりも小さい所定の大きさ以下の第一期間に前記第一スイッチング素子及び前記第二スイッチング素子のうち前記第一スイッチング素子のみをオンし、
    前記直流電圧が前記所定の大きさよりも大きい第二期間に前記第一スイッチング素子及び前記第二スイッチング素子のうち前記第二スイッチング素子のみをオンする
    請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記変換回路は、前記交流電圧を整流することによって脈流電圧に変換し、当該脈流電圧を前記一対の電源配線の間に印加する整流回路であり、
    前記制御部は、
    前記脈流電圧が前記所定の大きさ以下の第一期間に前記第一スイッチング素子及び前記第二スイッチング素子のうち前記第一スイッチング素子のみをオンし、
    前記脈流電圧が前記所定の大きさよりも大きい第二期間に前記第一スイッチング素子及び前記第二スイッチング素子のうち前記第二スイッチング素子のみをオンする
    請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記第一接続配線及び前記第一分岐配線は、前記基板上の、前記第一発光素子群及び前記第二発光素子群が実装される領域よりも外側の領域に配置される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. さらに、
    前記基板上に配置された、前記第一発光素子群に含まれる複数の発光素子列を電気的に接続するための第一中継配線と、
    前記基板上に配置された、前記第二発光素子群に含まれる複数の発光素子列を電気的に接続するための第二中継配線とを備える
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記第一発光素子群に含まれる複数の発光素子列のそれぞれは、ワイヤによって直列接続された複数の発光素子によって構成され、かつ、ワイヤによって前記第一中継配線に電気的に接続され、
    前記第二発光素子群に含まれる複数の発光素子列のそれぞれは、ワイヤによって直列接続された複数の発光素子によって構成され、かつ、ワイヤによって前記第二中継配線に電気的に接続される
    請求項7に記載の発光装置。
  9. 前記第一発光素子群及び前記第二発光素子群のそれぞれは、ワイヤによって前記第一接続配線に電気的に接続される
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 前記基板を前記基板に垂直な方向から見た場合の形状は、矩形であり、
    前記第一方向は、前記基板の一辺と45度の角度をなす方向である
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光装置。
  11. さらに、前記第一発光素子群及び前記第二発光素子群を封止する封止部材を備え、
    前記封止部材を前記基板に垂直な方向から見た場合の形状は、円形である
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の発光装置。
  12. 前記第一発光素子群を構成する複数の発光素子には、発光ピーク波長が異なる2種類以上の発光素子が含まれ、
    前記第二発光素子群を構成する複数の発光素子には、発光ピーク波長が異なる2種類以上の発光素子が含まれる
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の発光装置。
  13. 前記第一発光素子群を構成する複数の発光素子は、前記第二発光素子群を構成する複数の発光素子と発光ピーク波長が異なる
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の発光装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の発光装置と、
    前記発光装置が取り付けられる基台とを備える
    照明装置。
JP2017011548A 2017-01-25 2017-01-25 発光装置、及び、照明装置 Pending JP2018120962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017011548A JP2018120962A (ja) 2017-01-25 2017-01-25 発光装置、及び、照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017011548A JP2018120962A (ja) 2017-01-25 2017-01-25 発光装置、及び、照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018120962A true JP2018120962A (ja) 2018-08-02

Family

ID=63045352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017011548A Pending JP2018120962A (ja) 2017-01-25 2017-01-25 発光装置、及び、照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018120962A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020095848A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 三菱電機株式会社 Ledモジュール及び照明装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020095848A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 三菱電機株式会社 Ledモジュール及び照明装置
JP7186597B2 (ja) 2018-12-12 2022-12-09 三菱電機株式会社 Ledモジュール及び照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210356083A1 (en) Light bulb shaped lamp
JP6369784B2 (ja) 発光装置、及びそれを用いた照明用光源及び照明装置
JP6252753B2 (ja) 発光装置、照明装置及び実装基板
JP5999391B2 (ja) 発光装置、照明用光源及び照明装置
WO2012060061A1 (ja) 電球形ランプ及び照明装置
WO2013136389A1 (ja) 基板、発光装置及び照明装置
JP2017162942A (ja) 発光装置、及び、照明装置
JP2011192703A (ja) 発光装置及び照明装置
US10403797B2 (en) Light-emitting device and illumination apparatus
JP2015176967A (ja) 発光装置、照明装置及び実装基板
JP2016058685A (ja) 発光装置、及び照明装置
US10490721B2 (en) Light-emitting device and illuminating apparatus
JP2016171147A (ja) 発光装置および照明装置
US9443832B2 (en) Light emitting device, light source for illumination, and illumination apparatus
JP2018129492A (ja) 発光装置、及び、照明装置
JP2014135437A (ja) 発光モジュール、照明装置および照明器具
JP2015133455A (ja) 発光装置、照明用光源、および照明装置
US20180063903A1 (en) Light-emitting device and illuminating apparatus
US20180063931A1 (en) Light-emitting device and illuminating apparatus
JP5838309B2 (ja) 発光装置、照明用光源、および照明装置
JP2018120962A (ja) 発光装置、及び、照明装置
JP2019145685A (ja) 発光装置、及び、照明装置
JP6827195B2 (ja) 発光モジュール及び照明器具
JP2018121032A (ja) 発光装置及び照明装置
JP2016058650A (ja) 発光装置、照明用光源、及び照明装置