JP2018120888A - 半導体装置及び基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の半導体装置を接続する際に効率的に配線を行うことを可能にする。【解決手段】一実施形態における半導体装置は、平面視において矩形状をなす半導体装置であって、半導体装置の一の辺に配置される受信回路と、一の辺において受信回路と並置される送信回路とを備え、受信回路は一の辺と平行な第1方向に配列された複数の入力端子を有し、送信回路は第1方向に配列された複数の出力端子を有し、複数の入力端子の並び順と複数の出力端子の並び順は同じであることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、半導体装置及び基板に関する。
近年、半導体装置であるLSI(Large Scale Integrated-circuit)の性能が飛躍的に向上している。トランジスタのゲート長は0.1μm以下となり、回路を駆動するためのクロック周波数はGHzオーダーになっている。また更なる性能向上のため、複数のLSIを並列、或いは直列に接続する技術も実用化されている。
特許文献1には、直列に接続された複数のLSIにより画像処理を分散して行う技術が開示されている。LSI間の通信は、各LSI内に内蔵された受信回路と送信回路を介して行われ、受信回路は前段のLSIからデータを受信し、送信回路は後段のLSIにデータを送信する。
しかしながら、特許文献1に開示された直列接続によるLSI間通信では、1つのLSI内の受信回路と送信回路がそれぞれ異なるLSIに接続される。そのため、受信回路と送信回路がLSI内で離れた位置に配置され、LSI内の配線が冗長になる場合がある。高速なLSI間通信を行うためには、基板上において複数のLSI間の配線の長さを抑制する必要がある。
本発明は、上述の問題に鑑み、複数の半導体装置を接続する際に効率的に配線を行うことが可能な半導体装置、基板および実装方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態における半導体装置は、平面視において矩形状をなす半導体装置であって、前記半導体装置の一の辺に配置される受信回路と、前記辺において前記受信回路と並置される送信回路とを備え、前記受信回路は前記辺と平行な第1方向に配列された複数の入力端子を有し、前記送信回路は前記第1方向に配列された複数の出力端子を有し、前記複数の入力端子の並び順と前記複数の出力端子の並び順は同じであることを特徴とする。
本発明によれば、複数の半導体装置を接続する際に効率的に配線を行うことが可能な半導体装置及び基板が提供される。
以下、添付の図面を用いて本発明を実施するための形態を説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実施手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成、各種条件によって適宜修正または変更されても良い。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態における半導体装置200の平面図である。半導体装置200は、例えば画像処理用のLSIであり、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラヘッド、携帯端末、監視カメラ、車載カメラなどの撮像装置に組み込まれ得る。図1に示すように、半導体装置200は平面視において矩形状をなしている。半導体装置200の一の辺200aが延びる方向をY方向とし、Y方向に直交する方向をX方向とする。
半導体装置200は、受信回路201、送信回路202、画像処理回路203、内部配線B200を備えている。受信回路201と送信回路202は、高速差動シリアル信号により半導体装置間で通信を行うためのインターフェース回路である。受信回路201は、入力端子204p、204n、205p、205nを有し、送信回路202は出力端子206p、206n、207p、207nを有している。
図1は、本実施形態における半導体装置200の平面図である。半導体装置200は、例えば画像処理用のLSIであり、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラヘッド、携帯端末、監視カメラ、車載カメラなどの撮像装置に組み込まれ得る。図1に示すように、半導体装置200は平面視において矩形状をなしている。半導体装置200の一の辺200aが延びる方向をY方向とし、Y方向に直交する方向をX方向とする。
半導体装置200は、受信回路201、送信回路202、画像処理回路203、内部配線B200を備えている。受信回路201と送信回路202は、高速差動シリアル信号により半導体装置間で通信を行うためのインターフェース回路である。受信回路201は、入力端子204p、204n、205p、205nを有し、送信回路202は出力端子206p、206n、207p、207nを有している。
受信回路201において、入力端子204p、204nの対は第1レーンの差動信号を受信するために用いられ、入力端子205p、205nの対は第2レーンの差動信号を受信するために用いられる。入力端子204p、205pは、それぞれ第1、第2レーンの正極信号を入力する正極端子として用いられ、入力端子204n、205nは、それぞれ第1、第2レーンの負極信号を入力する負極端子として用いられる。
同様に、送信回路202において、出力端子206p、206nの対は第1レーンの差動信号を送信するために用いられ、出力端子207p、207nの対は第2レーンの差動信号を送信するために用いられる。出力端子206p、207pは、それぞれ第1、第2レーンの正極信号を出力する正極端子として用いられ、出力端子206n、207nは、それぞれ第1、第2レーンの負極信号を出力する負極端子として用いられる。
受信回路201と送信回路202は、辺200aに沿って並置される。受信回路201と送信回路202の配置は、辺200aの所定位置(例えば中央)で辺200aと直交する線に対して対称である。入力端子204p、204n、205p、205nと、出力端子206p、206n、207p、207nは、辺200aに沿って1列に配列される。入力端子204p、204n、205p、205nのピッチと、出力端子206p、206n、207p、207nのピッチは同じである。
画像処理回路203は、入力された画像データに対して、デモザイク処理、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、輪郭強調、階調変換、ノイズリダクション、圧縮などの画像処理を行うことが可能である。受信回路201により受信された画像データは、半導体装置200の配線層に形成された内部配線B200により、画像処理回路203を介して送信回路202に伝送される。受信回路201と送信回路202は近接しているため、内部配線B200の長さを最小限にすることができる。
ここで、受信回路201の入力端子と送信回路202の出力端子は、同様の端子配列を有している。受信回路201と送信回路202の両方において、第1レーン、第2レーンの順で各レーンに対応する端子対がY方向に配列されている。さらに、各レーン内の正極端子と負極端子の並び順も受信回路201と送信回路202において同じである。例えば、第1レーンについては、入力端子204p、204nと出力端子206p、206nのように、受信回路201と送信回路202の両方において、Y方向に対して正極、負極の順で端子が配列されている。このような端子配列により、プリント基板300上に複数の半導体装置200を実装し、半導体装置200間で受信回路201と送信回路202を接続する際に、各レーンの正極端子と負極端子の配線の交差を回避することができる。
図2は、本実施形態におけるプリント基板300および半導体装置200の平面図である。プリント基板300は、絶縁体からなる基板、基板の表面または内層に形成される配線、多層の配線同士を接続するスルーホールなどを備えている。プリント基板300は多層基板、ビルドアップ基板など、その種類を問わない。
プリント基板300には、撮像センサ100と、複数の半導体装置200、301、304、307が実装されている。撮像センサ100は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサである。撮像センサ100は、光電変換素子、カラーフィルタ、マイクロレンズを備え、不図示の光学系からの入射光に基づく画像信号を生成する。撮像センサ100は、さらにA/D(Analog/Digital)変換回路を備え、アナログの画像信号をデジタルの画像データに変換する。
半導体装置301、304、307は、半導体装置200と同様の構成を有し、受信回路および送信回路から構成される外部インターフェース回路と、不図示の画像処理回路を備えている。半導体装置301、304、307の受信回路302、305、308は、受信回路201の入力端子204p、204n、205p、205nと同様に配列された入力端子を有している。また、半導体装置301、304、307の送信回路303、306、309は、送信回路202の出力端子206p、206n、207p、207nと同様に配列された出力端子を有している。これらの半導体装置200、301、304、307は、各半導体装置の外部インターフェース回路を介してカスケード接続されている。初段の半導体装置200は、撮像センサ100に接続されている。
カスケード接続された半導体装置200、301、304、307は、撮像センサ100からの画像データを協働して処理することが可能である。例えば、1フレームの画像データを複数の領域に分割し、各領域に対応する画像データを半導体装置の何れかに割り当てることによって、処理負荷を分散することができる。或いは、フレーム毎に画像データを各半導体装置に順次割り当て、各半導体装置が割り当てられたフレームに対して画像処理を行っても良い。また、各半導体装置はプログラム可能な論理ブロックを備え、異なる画像処理機能を有するように構成されても良い。
続いて、撮像センサ100で取得された画像データの流れを説明する。まず、半導体装置200は、受信回路201を介して撮像センサ100から画像データを受信する。半導体装置200は、画像データの一部を画像処理するとともに、画像データの残り、すなわち未処理の画像データを、送信回路202を介して半導体装置301に送信する。半導体装置301は、受信回路302を介して半導体装置200から画像データを受信する。半導体装置301は、未処理の画像データの一部を画像処理するとともに、未処理の画像データを送信回路303を介して半導体装置304に送信する。
同様に、半導体装置304は、受信回路305を介して半導体装置301から画像データを受信する。半導体装置304は、未処理の画像データの一部を画像処理するとともに、未処理の画像データを送信回路306を介して半導体装置307に送信する。半導体装置307は、受信回路308を介して半導体装置304から画像データを受信し、未処理の画像データを画像処理する。半導体装置200、301、304は、自身が画像処理を行った処理済みの画像データを後段の半導体装置に送信し、最終段の半導体装置307は、各半導体装置で画像処理された画像データを不図示の外部ストレージに送信する。半導体装置307の送信回路309は、例えばインターフェース変換LSIを介して、画像データを外部ストレージに記録することが可能である。
半導体装置間において、画像データは第1レーンの差動信号と第2レーンの差動信号により伝送される。例えば、画像データは画素ブロック単位またはフレーム単位で分割され、第1レーンと第2レーンに分散して伝送される。各レーンは独立に使用することができ、伝送するデータ量に応じて使用するレーン数を切り替えても良い。
次に、各半導体装置のプリント基板300への実装方法を説明する。カスケード接続する半導体装置200、301、304、307は、プリント基板300の表面と裏面において交互に実装される。例えば、奇数段の半導体装置200、304はプリント基板300の表面に実装され、偶数段の半導体装置301、307はプリント基板300の裏面に実装される。なお、撮像センサ100が実装される面をプリント基板300の表面とする。
半導体装置301、307は、プリント基板300に実装される際に、行方向の回転軸に対して180度回転される。すなわち、平面視において、半導体装置301、307は、半導体装置200、304に対して反転して実装される。半導体装置301、307の反転を模式的に図5に示す。上述のように半導体装置301、307は、半導体装置200と同様に構成されており、受信回路と送信回路の配置および端子配列は半導体装置200、301、307で共通しているため、図5では半導体装置200を例とする。
図5(a)は、反転前の半導体装置200の平面図であり、図5(b)は、反転後の半導体装置200の平面図である。回転軸Y200は、受信回路201と送信回路202が配置された辺200aに平行な軸である。半導体装置200は、回転軸Y200に対して180度回転される。なお、図5(a)において、回転軸Y200は半導体装置200を二等分するように示されているが、これに限定されるものではない。半導体装置200の反転時に、入力端子204p、204n、205p、205nと出力端子206p、206n、207p、207nの並び順がY方向で変化せず、これら入力端子と出力端子の半導体装置200内の位置がX方向で入れ替わるものであれば良い。
さらに、図2に示したように、カスケード接続される半導体装置200、301、304、307は、平面視において千鳥状に実装される。例えば、平面視において1段目の半導体装置200の送信回路202と2段目の半導体装置301の受信回路302が対向するように、2段目の半導体装置301は1段目の半導体装置200からY方向にずらして実装される。同様に、平面視において2段目の半導体装置301の送信回路303と3段目の半導体装置304の受信回路305が対向するように、3段目の半導体装置304は2段目の半導体装置301からY方向にずらして実装される。4段目の半導体装置307も同様に、3段目の半導体装置304からY方向にずらして実装される。半導体装置間のY方向のずらし量は一定である。
より詳細には、半導体装置200と半導体装置304の配置の中間を仮想線A−A’とすると、半導体装置301のX方向を向く中心軸が仮想線A−A’に一致するように、半導体装置301はプリント基板300の裏面に実装される。同様に、半導体装置301と半導体装置307の配置の中間を仮想線B−B’とすると、半導体装置304のX方向を向く中心軸が仮想線B−B’に一致するように、半導体装置304はプリント基板300の裏面に実装される。すなわち、平面視において、半導体装置200、304の配置は仮想線A−A’に対して線対称であり、半導体装置301、307の配置は仮想線B−B’に対して線対称である。
このように複数の半導体装置200、301、304、307をプリント基板300に実装することにより、半導体装置間で差動信号を伝搬する配線の長さを等しくすることが容易となる。例えば、図2における半導体装置200の送信回路202と半導体装置301の受信回路302と間の差動信号の配線について考えてみる。送信回路202と受信回路302の第1レーンに対応する正極端子と負極端子を接続すると、プリント基板300上において第1レーンの正極配線P300と負極配線P301を隣接して平行にパタン配線することができる。これにより、第1レーンの正極配線P300と負極配線P301の長さを等しくすることが容易になる。また、送信回路202と受信回路302の第2レーンに対応する正極端子と負極端子を接続すると、プリント基板300上において第2レーンの正極配線P302と負極配線P303を隣接して平行にパタン配線することができる。これにより、第2レーンの正極配線P302と負極配線P303の長さを等しくすることが容易になる。
同様に、半導体装置301の送信回路303と半導体装置304の受信回路305と間の差動信号の配線について考えてみる。送信回路303と受信回路305の各レーンで対応する正極端子と負極端子を接続すると、第1レーンの正極配線P304と負極配線P305、第2レーンの正極配線P306と負極配線P307をそれぞれ隣接して平行にパタン配線することができる。これにより、第1レーンの正極配線P304と負極配線P305の長さを等しくすること、および第2レーンの正極配線P306と負極配線P307の長さを等しくすることが容易になる。平面視における配線群P300〜P303と配線群P304〜P307の配置は仮想線A−A’に対して線対称である。また、配線群P304〜P307と、送信回路306と受信回路308間の配線群の配置は仮想線B−B’に対して線対称である。
図3は、図2の仮想線A−A’による断面図であり、プリント基板300の断面、半導体装置200の側面、および半導体装置301の断面を模式的に示している。送信回路202の出力端子207nは、半田ボール401によりプリント基板300の表面に接続されている。また、受信回路302の入力端子311nは、半田ボール402によりプリント基板300の裏面に接続されている。負極配線P303は、プリント基板300の表面に形成されており、プリント基板300を貫通するスルーホールを介して出力端子207nと入力端子311nを接続する。送信回路202の出力端子と受信回路302の入力端子を接続する他の配線P300〜P302も、配線P303と同様にプリント基板300の表面に形成されている。
図4は、図2の仮想線B−B’による断面図であり、プリント基板300の断面、半導体装置301の断面、および半導体装置304の側面を模式的に示している。送信回路303の出力端子312nは、半田ボール403によりプリント基板300の裏面に接続されている。また、受信回路305の入力端子313nは、半田ボール404によりプリント基板300の表面に接続されている。負極配線P307は、プリント基板300の裏面に形成されており、プリント基板300を貫通するスルーホールを介して出力端子312nと入力端子313nを接続する。送信回路303の出力端子と受信回路305の入力端子を接続する他の配線P304〜P306も、配線P307と同様にプリント基板300の裏面に形成されている。なお、配線群P304〜P307が形成される面は、配線群P300〜P303が形成される面と反対の面であれば良い。例えば、配線群P300〜P303がプリント基板300の裏面に形成される場合、配線群P304〜P307はプリント基板300の表面に形成される。
本実施形態によれば、半導体装置間で通信を行うための受信回路201と送信回路202を半導体装置200の辺200aに並べて配置することで、受信回路201と送信回路202を接続する内部配線B200の長さを低減することができる。また、受信回路201の入力端子204p、204n、205p、205nと送信回路202の出力端子206p、206n、207p、207nは、辺200aにおいて同じ並び順で配列される。即ち、受信回路201においては、図1の上側から第1レーンの正極端子→第1レーンの負極端子→第2レーンの正極端子→第2レーンの負極端子の順に配置される。また、送信回路202においても、受信回路201と同じく、第1レーンの正極端子→第1レーンの負極端子→第2レーンの正極端子→第2レーンの負極端子の順に配置される。さらに、複数の半導体装置200をプリント基板300に実装する際には、各半導体装置をプリント基板300の表面と裏面において交互に、かつ辺200aに沿ってずらしながら実装する。ここでプリント基板300の裏面に実装される半導体装置200は、プリント基板300の表面に実装される半導体装置200に対して、辺200aの方向を軸として反転される。これにより、半導体装置間を接続する配線群P300〜P303、P304〜P309の長さを等しくすることが容易になる。さらに、各レーンの端子対についても、辺200aと平行な方向に同じ極性順で配置することで、差動信号の正極配線と負極配線の長さを等しくすることが容易になる。
仮に受信回路と送信回路を半導体装置の対向する2辺に離して配置してしまうと、半導体装置内において冗長な配線、リピータ用のバッファなどが必要になり、半導体装置の回路レイアウトの制約、消費電力の増加などの弊害が生じ得る。さらに、カスケード接続した場合には複数の半導体装置の全体長が一方向に延びてしまうため、プリント基板のサイズを大きくする必要が生じ得る。これに対し、本実施形態によれば、半導体装置内の冗長な配線、回路を削減し、消費電力を抑制することができる。さらに、半導体装置をプリント基板に実装する際に、カスケード接続される複数の半導体装置の全体長を低減し、基板レイアウトの自由度を向上させることが可能である。
[第2実施形態]
本実施形態の半導体装置200は、受信回路201と送信回路202の端子が千鳥状に配列されている点で第1実施形態の半導体装置と異なっている。本実施形態の半導体装置200に係る他の構成およびプリント基板300上の実装方法は、第1実施形態の半導体装置と同様であるため、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の半導体装置200は、受信回路201と送信回路202の端子が千鳥状に配列されている点で第1実施形態の半導体装置と異なっている。本実施形態の半導体装置200に係る他の構成およびプリント基板300上の実装方法は、第1実施形態の半導体装置と同様であるため、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図6は、本実施形態における半導体装置200の平面図である。受信回路201は、入力端子700p、700n、701p、701nを有し、送信回路202は出力端子702p、702n、703p、703nを有している。
受信回路201において、入力端子700p、700nの対は第1レーンの差動信号を受信するために用いられ、入力端子701p、701nの対は第2レーンの差動信号を受信するために用いられる。入力端子700p、701pは、それぞれ第1、第2レーンの正極信号を入力する正極端子として用いられ、入力端子700n、701nは、それぞれ第1、第2レーンの負極信号を入力する負極端子として用いられる。
同様に、送信回路202において、出力端子702p、702nの対は第1レーンの差動信号を送信するために用いられ、出力端子703p、703nの対は第2レーンの差動信号を送信するために用いられる。出力端子702p、703pは、それぞれ第1、第2レーンの正極信号を出力する正極端子として用いられ、出力端子702n、703nは、それぞれ第1、第2レーンの負極信号を出力する負極端子として用いられる。
受信回路201の入力端子700p、700n、701p、701nと、送信回路202の出力端子702p、702n、703p、703nは、辺200aに沿って、それぞれ千鳥状に配列されている。受信回路201において、第1レーンの入力端子700p、700nはX方向にずらして配置され、第2レーンの入力端子701p、701nもX方向にずらして配置される。同様に、送信回路202において、第1レーンの出力端子702p、702nはX方向にずらして配置され、第2レーンの出力端子703p、703nもX方向にずらして配置される。受信回路201における入力端子700n、701nの入力端子700p、701pに対するずらし量と、送信回路202における出力端子702p、703pの出力端子702n、703nに対するずらし量は同じである。
半導体装置200において、受信回路201と送信回路202における各レーンの正極端子と負極端子の並び順は、Y方向では同じであるが、X方向では逆である。例えば、受信回路201における第1レーンの入力端子700p、700nのX方向の並び順は、送信回路202における第1レーンの出力端子702p、702nのX方向の並び順と逆になる。同様に、受信回路201における第2レーンの入力端子701p、701nのX方向の並び順は、送信回路202における第2レーンの出力端子703p、703nのX方向の並び順と逆になる。
このように、送信回路202と受信回路201の各レーン単位で端子配列の並び順をX方向で逆にすることで、複数の半導体装置200をプリント基板300に実装する際に、各レーンにおける差動信号のパタン配線を等しい長さに形成することが容易になる。
図7は、本実施形態におけるプリント基板300および半導体装置200の平面図である。プリント基板300には、本実施形態の半導体装置200および半導体装置200と同様の構成を有する複数の半導体装置301、304、307がカスケード接続されている。第1レーンの正極配線P800、負極配線P801は、それぞれ送信回路202の出力端子702p、702nと受信回路302の入力端子700p、700nを接続する。同様に、第2レーンの正極配線P802、負極配線P803は、それぞれ送信回路202の出力端子703p、703nと受信回路302の入力端子701p、701nを接続する。
これらの配線群P800〜P803は、プリント基板300の表面に形成され、隣接して平行にパタン配線される。送信回路303と受信回路305間の配線群P804〜P807は、プリント基板300の裏面において、配線群P800〜P803と同様に隣接して平行にパタン配線される。
本実施形態によれば、受信回路201の入力端子700p、700n、701p、701nと送信回路202の出力端子702p、702n、703p、703nは千鳥状に配列される。複数の端子を千鳥状に配列することにより、端子配列の密度を高めることが可能となる。さらに、受信回路201と送信回路202において、各レーンの差動信号を入出力する端子対は、Y方向で同じ順番で配列され、Y方向で逆の順番で配列される。これにより、受信回路201と送信回路202の端子配列が千鳥状であっても、各レーンにおける差動信号のパタン配線を等しい長さにすることが容易となる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、受信回路201と送信回路202の端子対の数は2つに限定されない。複数の半導体装置間の通信を3以上のレーンを用いて行ってもよく、受信回路201と送信回路202はレーン数に対応する数の端子対を備えることができる。また、第2実施形態において、受信回路201と送信回路202の千鳥状の端子配列を辺200aに平行な3以上の列で構成することも可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、受信回路201と送信回路202の端子対の数は2つに限定されない。複数の半導体装置間の通信を3以上のレーンを用いて行ってもよく、受信回路201と送信回路202はレーン数に対応する数の端子対を備えることができる。また、第2実施形態において、受信回路201と送信回路202の千鳥状の端子配列を辺200aに平行な3以上の列で構成することも可能である。
200、301、304、307 半導体装置
200a 一の辺
201、302、305、308 受信回路
202、303、306、309 送信回路
204p、204n、205p、205n 入力端子
206p、206n、207p、207n 出力端子
700p、700n、701p、701n 入力端子
702p、702n、703p、703n 出力端子
300 プリント基板
200a 一の辺
201、302、305、308 受信回路
202、303、306、309 送信回路
204p、204n、205p、205n 入力端子
206p、206n、207p、207n 出力端子
700p、700n、701p、701n 入力端子
702p、702n、703p、703n 出力端子
300 プリント基板
Claims (14)
- 平面視において矩形状をなす半導体装置であって、
前記半導体装置の一の辺に配置される受信回路と、
前記辺において前記受信回路と並置される送信回路とを備え、
前記受信回路は前記辺と平行な第1方向に配列された複数の入力端子を有し、前記送信回路は前記第1方向に配列された複数の出力端子を有し、前記複数の入力端子の並び順と前記複数の出力端子の並び順は同じであることを特徴とする半導体装置。 - 前記受信回路と前記送信回路は、前記辺の所定位置で前記辺と直交する線に対して対称に配置されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記複数の入力端子のピッチと前記複数の出力端子のピッチは同じであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
- 前記複数の入力端子と前記複数の出力端子は、前記辺と直交する第2方向にずらして千鳥状に配列され、前記第2方向における前記入力端子の並び順と前記出力端子の並び順は、逆であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記複数の入力端子は、差動信号を入力する正極の入力端子と負極の入力端子の対を含み、前記複数の出力端子は、差動信号を出力する正極の出力端子と負極の出力端子の対を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記複数の入力端子は、複数のレーンの前記差動信号に対応した複数の前記入力端子の対を含み、前記複数の出力端子は、前記複数のレーンの前記差動信号に対応した複数の前記出力端子の対を含み、前記複数の入力端子における前記複数のレーンの前記差動信号に対応した複数の前記入力端子の対の並び順と、前記複数の出力端子における前記複数のレーンの前記差動信号に対応した複数の前記出力端子の対の並び順とが同じであることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体装置を実装するための基板であって、
第1の前記半導体装置の送信回路と第2の前記半導体装置の受信回路を接続する第1の配線群を備え、
前記第1の半導体装置は、前記基板の第1の面に実装され、
前記第2の半導体装置は、前記第1の半導体装置に対して前記第1方向を回転軸として反転され、前記第1の面と反対の第2の面に実装されることを特徴とする基板。 - 前記第1の半導体装置と前記第2の半導体装置は前記第1方向にずらして配置され、前記第1の半導体装置の送信回路と第2の前記半導体装置の受信回路は平面視において対向することを特徴とする請求項7に記載の基板。
- 前記第1の配線群は、平面視において平行に形成されることを特徴とする請求項7または8に記載の基板。
- 前記第1の配線群は、ほぼ等しい長さに形成されることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の基板。
- 前記第2の半導体装置の送信回路と第3の前記半導体装置の受信回路を接続する第2の配線群をさらに備え、
前記第3の半導体装置は、前記第1方向において前記第1の半導体装置と並べて前記第1の面に実装され、前記第2の半導体装置の送信回路と前記第3の半導体装置の受信回路は平面視において対向することを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の基板。 - 前記第2の半導体装置は、前記第1方向において前記第1の半導体装置と前記第3の半導体装置の中間に配置され、前記第1の半導体装置と前記第3の半導体装置の配置は、平面視において、前記辺と直交する第2方向を向く前記第2の半導体装置の中心軸に対して線対称であることを特徴とする請求項11に記載の基板。
- 前記第1の配線群と前記第2の配線群の配置は、平面視において前記中心軸に対して線対称であることを特徴とする請求項12に記載の基板。
- 前記第2の配線群は、前記第1の配線群が形成される面と反対の面に形成されることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載の基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017009415A JP2018120888A (ja) | 2017-01-23 | 2017-01-23 | 半導体装置及び基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017009415A JP2018120888A (ja) | 2017-01-23 | 2017-01-23 | 半導体装置及び基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018120888A true JP2018120888A (ja) | 2018-08-02 |
Family
ID=63044375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017009415A Pending JP2018120888A (ja) | 2017-01-23 | 2017-01-23 | 半導体装置及び基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018120888A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3588493A1 (en) | 2018-06-26 | 2020-01-01 | Hitachi, Ltd. | Method of controlling dialogue system, dialogue system, and storage medium |
-
2017
- 2017-01-23 JP JP2017009415A patent/JP2018120888A/ja active Pending
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