JP2018120555A - ユーザの移動滞在状態に応じて車両を制御する車両制御サーバ、携帯端末及びプログラム - Google Patents

ユーザの移動滞在状態に応じて車両を制御する車両制御サーバ、携帯端末及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの行動状態に応じて車両を制御することができる車両制御サーバ、携帯端末及びプログラムを提供する。【解決手段】車両制御サーバは、携帯端末における日時及び位置情報を含むログを蓄積したログ蓄積手段と、当該車両に搭乗しているユーザの携帯端末を特定する携帯端末特定手段と、携帯端末における日時及び位置情報から、時間帯毎の移動滞在状態を推定する移動滞在分析手段と、時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づく行動条件と、車両制御ポリシとを対応付けて記憶した制御条件テーブルと、制御条件テーブルを用いて、特定された当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に該当する車両制御ポリシを選択する車両制御ポリシ選択手段と、選択された前記車両制御ポリシを、前記車両端末へ送信する車両制御ポリシ送信手段とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載された車両制御装置を、ネットワークを介して制御する技術に関する。
自動車、バス、トラックのような車両に対する人の運転ミスが原因で、人命が失われたり、経済的な損失が生じたりする事故が後を絶たない。これを抑制・防止するために、運転手の体調を把握し、運転ミスを予測・軽減する技術がある。
例えば、生活時や就寝時の情報を、運転時の情報として補完する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、ユーザに取り付けたセンサによって、心拍数や血圧などの生体情報に基づく体調を計測する。車両を運転するユーザの体調に応じて、車両に備えられた運転補助装置が、ステアリング操作やペダル踏み込みを補助する。これによって、運転ミスをできる限り軽減することができる。
特開2008−183205号公報
しかしながら、前述した従来技術によれば、ユーザの生体情報を収集するために、専用のセンサをユーザに常に装着し、その生体情報を収集する必要がある。
これに対し、本願の発明者らは、ユーザの運転ミスに影響するものとして、そのユーザの「行動状態」があるのではないか、と考えた。例えば、夜中まで移動している場合には疲労感があることを想定でき、運転中に他の同乗者がいる場合には緊張感があることも想定できる。そのような場合、ユーザの行動状態に応じて、車両に搭載された車両制御装置を制御することができれば、運転ミスを軽減することができるのではないか、と考えた。
そこで、本発明は、ユーザの行動状態に応じて車両を制御することができる車両制御サーバ、携帯端末及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、車両の車両制御装置に接続された車両端末と、ユーザに所持される携帯端末と通信可能なサーバであって、
携帯端末における日時及び位置情報を含むログを蓄積したログ蓄積手段と、
当該車両に搭乗しているユーザの携帯端末を特定する携帯端末特定手段と、
携帯端末における日時及び位置情報から、時間帯毎の移動滞在状態を推定する移動滞在分析手段と、
時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づく行動条件と、車両制御ポリシとを対応付けて記憶した制御条件テーブルと、
制御条件テーブルを用いて、特定された当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に該当する車両制御ポリシを選択する車両制御ポリシ選択手段と、
選択された車両制御ポリシを、車両端末へ送信する車両制御ポリシ送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明の車両制御サーバにおける他の実施形態によれば、
制御条件テーブルの行動条件は、複数の携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づくものであり、
携帯端末特定手段が、同一の車両に対して複数の携帯端末を特定した場合、
車両制御ポリシ選択手段は、制御条件テーブルを用いて、特定された複数の携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に更に該当する車両制御ポリシを選択する
ことも好ましい。
本発明の車両制御サーバにおける他の実施形態によれば、
車両制御ポリシ選択手段は、携帯端末特定手段によって特定された当該携帯端末における過去所定期間の位置情報と、車両端末から取得した位置情報との関係に基づく行動条件に更に該当する車両制御ポリシを選択することも好ましい。
本発明の車両制御サーバにおける他の実施形態によれば、
携帯端末のログは、当該携帯端末に対するユーザ利用状態を更に含んでおり、
制御条件テーブルの行動条件は、更に、当該携帯端末におけるユーザ利用状態の関係に基づくものであり、
車両制御ポリシ選択手段は、制御条件テーブルを用いて、当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態とユーザ利用状態とに基づく行動条件に更に該当する車両制御ポリシを選択することも好ましい。
本発明の車両制御サーバにおける他の実施形態によれば、
車両制御ポリシは、車両の走行挙動に関する制御対象毎に、異なるレベルの複数のパラメータの中で、いずれかのレベルを設定したものであることも好ましい。
本発明の車両制御サーバにおける他の実施形態によれば、
車両制御ポリシは、同一の制御対象に対して、ユーザの疲労感及び/又は緊張感に応じて異なるレベルのパラメータを設定したものであることも好ましい。
本発明の車両制御サーバにおける他の実施形態によれば、
車両制御ポリシにおける制御対象は、自動運転制御、車内環境制御、運転操作制御、車体制御、ユーザインタフェース制御、ナビゲーション制御のいずれか又はそれらの組み合わせに基づくものであることも好ましい。
本発明の車両制御サーバにおける他の実施形態によれば、
携帯端末特定手段は、車両端末から取得した現位置情報と携帯端末の現位置情報との間の距離が、所定距離以内となる場合に、車両端末の車両に携帯端末のユーザが搭乗していると特定することも好ましい。
本発明の車両制御サーバにおける他の実施形態によれば、
携帯端末特定手段は、車両端末から、ユーザ操作に基づいて携帯端末のユーザが搭乗した旨の情報を受信した際に、又は、携帯端末から、ユーザ操作に基づいて車両端末に搭乗した旨の情報を受信した際に、車両端末に携帯端末を対応付けて特定することも好ましい。
本発明によれば、車両の車両制御装置に接続された車両端末と通信可能な、ユーザに所持される携帯端末であって、
日時及び位置情報を含むログを蓄積したログ蓄積手段と、
当該携帯端末のユーザが当該車両に搭乗しているか否かを特定する携帯端末特定手段と、
日時及び位置情報から、時間帯毎の移動滞在状態を推定する移動滞在分析手段と、
時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づく行動条件と、車両制御ポリシとを対応付けて記憶した制御条件テーブルと、
制御条件テーブルを用いて、当該車両に搭乗していると特定された際に、当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に該当する車両制御ポリシを選択する車両制御ポリシ選択手段と、
選択された車両制御ポリシを、車両端末へ送信する車両制御ポリシ送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、車両の車両制御装置に接続された車両端末と通信可能な、ユーザに所持される携帯端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
日時及び位置情報を含むログを蓄積したログ蓄積手段と、
当該携帯端末のユーザが当該車両に搭乗しているか否かを特定する携帯端末特定手段と、
時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づく行動条件と、車両制御ポリシとを対応付けて記憶した制御条件テーブルと、
制御条件テーブルを用いて、当該車両に搭乗していると特定された際に、当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に該当する車両制御ポリシを選択する車両制御ポリシ選択手段と、
選択された車両制御ポリシを、車両端末へ送信する車両制御ポリシ送信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の車両制御サーバ、携帯端末及びプログラムによれば、ユーザの行動状態に応じて車両を制御することができる。
本発明を車両制御サーバで実現した場合における、運転時のユーザ周辺の情報機器を表す外観図である。 本発明における車両制御サーバの機能構成図である。 ログ蓄積部に蓄積された、携帯端末における日時及び位置情報を含むログを表すテーブルである。 移動滞在分析部によって分析された、携帯端末における移動滞在状態を表すテーブルである。 第1の制御条件テーブルを表す説明図である。 第2の制御条件テーブルを表す説明図である。 本発明を携帯端末によって実現した場合における、運転時のユーザ周辺の情報機器を表す外観図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明を車両制御サーバで実現した場合における、運転時のユーザ周辺の情報機器を表す外観図である。
図1によれば、車両制御サーバ1は、ネットワークを介して、ユーザに所持された携帯端末2と、車両の車両制御装置に接続された車両端末3と通信する。
本発明の車両制御サーバ1は、携帯端末2から得られる時系列の位置情報から、そのユーザの「行動状態」として、時系列の移動滞在状態を推定する。そして、車両制御サーバ1は、そのユーザの時系列の移動滞在状態(行動状態)に基づく行動条件に該当する車両制御ポリシを、車両端末3へ送信する。
本発明によれば、ユーザの運転ミスに影響する「行動状態」を推定するために、専用のセンサやデバイスを必要とせず、広く普及している携帯端末から得られる位置情報のみを用いている。特に、スマートフォンのような携帯端末は、ユーザにとって、常時携帯することが習慣となっているために、その負担も少ない。
車両端末3は、例えばCAN(Controller Area Network)のような車載ネットワークを介して車両制御装置と通信することができる。CANとは、耐ノイズ性が強化されており、相互接続された機器間のデータ転送に使われる規格をいう。
車両端末3は、例えばナビゲーションシステムのように車内に設置されたものであってもよい。その場合、車両端末3は、地図データを保持し、現在位置に応じて走行道路等の情報をユーザに提示することができる。勿論、車両端末3は、ナビゲーションシステムに限定されるものではない。
本発明によれば、車両制御ポリシの制御対象として、カテゴリ毎に、例えば以下のようなものがある。
(カテゴリ1:自動運転制御):車両の走行挙動の制御
前方車間隔
制動(停止までの制動距離、前方加速度、タイヤ回転数など)
加減速、速度、操舵(横方向加速度、前輪切れ角など)
駆動(車速、後方加速度、タイヤ回転数など)
前方/後方/側方の障害物までの距離
車線逸脱範囲
・・・・・・
(カテゴリ2:車内環境制御):乗員の周辺環境の制御
シート/ハンドル位置(マッサージOn/Off)
エアコン設定(風量・室温・香り)
車内照明(照度、色)
換気(窓開閉)
・・・・・・
(カテゴリ3:運転操作制御):運転手の操作感度の制御
ハンドルの重さ(パワステ制御)
アクセル/ブレーキペダルの重さ、
ハンドル操舵角
操舵角速度
・・・・・・
(カテゴリ4:車体制御):走行安定性の制御
タイヤ空気圧
サスペンション/スタビライザの硬さ
車高
リアスポイラー形状
・・・・・・
(カテゴリ5:ユーザインタフェース制御)
画面(表示文字、照度、色)
音声(話声速度、音量、声色)
・・・・・・
(カテゴリ6:ナビゲーション制御)
道路広狭に基づく経路案内
事故発声件数の少ない経路案内
・・・・・・
図2は、本発明における車両制御サーバの機能構成図である。
図2によれば、車両制御サーバ1は、ログ蓄積部10と、携帯端末特定部11と、移動滞在分析部12と、制御条件テーブル130と、車両制御ポリシ選択部13と、車両制御ポリシ送信部14と、車両位置取得部15とを有する。これら機能構成部は、装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。また、これら機能構成部の処理の流れは、装置の車両制御方法としても理解できる。
勿論、図2における本発明の機能は、車両制御サーバとして構成したものであるが、後述する図7のように、携帯端末として構成することもできる。
[ログ蓄積部10]
ログ蓄積部10は、携帯端末2における日時及び位置情報を含むログを蓄積したものである。
図3は、ログ蓄積部に蓄積された、携帯端末における日時及び位置情報を含むログを表すテーブルである。
ログとは、携帯端末(端末ID)毎に、「日時及び位置情報」(時系列の位置情報)を対応付けて蓄積したものである。
「時系列の位置情報」は、携帯端末2の基地局測位に基づく通信ログであり、携帯電話網の通信設備装置によって収集されたものであってもよい。基地局測位としては、携帯電話網の基地局に限られず、WiFiのアクセスポイントであってもよい。この場合、車両制御サーバ1は、通信事業の通信設備装置から、携帯端末の時系列の位置情報を取得する。
基地局測位によれば、携帯端末2が自ら測位する必要もなく、その位置情報を、ネットワークを介して車両制御サーバ1へ送信する必要もない。通信事業者の通信設備装置によれば、携帯端末2の位置情報が常に収集されている。
勿論、時系列の位置情報は、携帯端末2が、自ら搭載するGPS(Global Positioning System)の測位部によって取得されたものであってもよい。例えば携帯端末にインストールされたアプリケーションによって、所定時間間隔毎に又は所定移動距離毎に測位され、その位置情報が、車両制御サーバ1へ送信される。
「端末ID」としては、例えば、携帯端末の固有識別番号や電話番号であってもよいし、WiFiやBluetooth(登録商標)のMAC(Media Access Control)アドレスであってもよい。勿論、サービス毎に払い出されるユーザ識別用のID(例えばメールアドレス)であってもよい。
[携帯端末特定部11]
携帯端末特定部11は、当該車両に搭乗しているユーザの携帯端末を特定する。具体的には、車両制御装置が接続された車両端末3における車両IDに対して、1つ以上の携帯端末2における端末IDを特定する。例えば以下のような3つの実施形態がある。
(携帯端末を特定する第1の実施形態)
携帯端末特定部11は、車両端末3から取得した現位置情報と携帯端末2の現位置情報との間の距離が、所定距離以内となる場合に、車両端末3の車両に携帯端末2のユーザが搭乗していると特定する。即ち、位置情報が一致する車両IDと端末IDとを対応付ける。車両の走行中であれば、運転手のユーザの携帯端末の位置情報と、車両の車両端末の位置情報とは必ず一致する。
第1の実施形態の場合、車両端末3から現位置情報を取得する必要があるために、図2によれば、車両位置取得部15を更に有する。車両端末3が、自ら搭載するGPSの測位部によって現位置情報を取得し、その現位置情報を車両制御サーバ1へ送信する。
(携帯端末を特定する第2の実施形態)
携帯端末特定部11は、車両端末3から、携帯端末のユーザが搭乗した旨の情報を受信した際に、車両端末3に対して携帯端末2を対応付けて特定する。即ち、車両端末3に、端末IDを特定する機能を実現したものである。
例えば携帯端末2が、車両端末3へ、メールやSMS(Short Message System)(又は電話)を送信する。これに対し、車両端末3は、例えばメールを受信した際に、ユーザの端末IDを特定する。また、車両端末3が、Bluetooth又はWiFiを介して携帯端末2と接続した際に、その接続信号から端末IDを特定するものであってもよい。そして、車両端末3は、車両IDと端末IDとを対応付けて、車両制御サーバ1へ送信する。
(携帯端末を特定する第3の実施形態)
携帯端末特定部11は、携帯端末2から、ユーザ操作に基づいて車両端末に搭乗した旨の情報を受信した際に、車両端末3に対して携帯端末2を対応付けて特定する。即ち、携帯端末2に、車両IDを特定する機能を実現したものである。
例えば車両にNFC(Near Filed Communication)タグを設置し、このタグを携帯端末2が読み取ることによって、車両IDを特定する。また、携帯端末2が、Bluetooth又はWiFiを介して車両端末3と接続した際に、その接続信号から車両IDを特定するものであってもよい。そして、携帯端末2は、車両IDと端末IDとを対応付けて、車両制御サーバ1へ送信する。
[移動滞在分析部12]
移動滞在分析部12は、携帯端末2における「日時及び位置情報」から、「時間帯毎の移動滞在状態」を推定する。ここで、分析対象となる携帯端末は、携帯端末特定部11によって特定された携帯端末に基づく。
移動滞在分析部12は、所定時間以上、位置情報が継続して所定範囲内に留まる場合、その時間帯を「滞在状態」にあると判定するものであってもよい。また、その所定範囲は、位置情報をクラスタリングすることによって導出されるものであってもよい。更に、基地局測位の場合、時系列の位置情報を時間窓に分割し、時間窓毎に複数の基地局位置情報に基づく確率分布から「移動」「滞在」を判定するものであってもよい。
また、「滞在」と判定した場合、所定範囲に集中する多数の位置情報の重心を滞在地とするものであってもよい。
図4は、移動滞在分析部によって分析された、携帯端末における移動滞在状態を表すテーブルである。
図4によれば、開始日時及び終了日時(時間帯)と、移動滞在状態(移動状態又は滞在状態)と、滞在状態である場合の位置情報とを対応付けて分析される。
[車両制御ポリシ選択部13・制御条件テーブル130]
制御条件テーブル130は、時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づく「行動条件」と、「車両制御ポリシ」とを対応付けて記憶したものである。
車両制御ポリシ選択部13は、制御条件テーブル130を用いて、特定された当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に該当する車両制御ポリシを選択する。
「車両制御ポリシ」は、車両の車両制御装置における制御対象毎に、異なるレベルの複数のパラメータの中で、いずれかのレベルを設定したものである。即ち、車両制御ポリシは、同一の制御対象に対して、ユーザの疲労感及び/又は緊張感に応じて異なるレベルのパラメータを設定したものである。
車両制御ポリシ選択部13及び制御条件テーブル130について、以下では、基本的実施形態と共に、3つの補完的実施形態とを説明する。
<車両制御ポリシの選択における基本的実施形態>
図5は、第1の制御条件テーブルを表す説明図である。
図5(a)は、行動条件毎に、車両制御ポリシが対応付けられたテーブルである。「行動条件」としては、例えば以下のようなものがある。
(行動条件1)
「走行当日AM2:00時点の滞在地における継続滞在時間<8時間」
一般に、夜中のAM2:00頃は自宅に滞在して睡眠中であって、その滞在時間も8時間以上となる。この行動条件に該当するユーザは、夜中の睡眠時間が十分に確保できておらず、疲労感を持っている可能性が高い。
(行動条件2)
「各日AM2:00時点の滞在地における継続滞在時間の走行前1週間の総和≧100時間」
この行動条件に該当するユーザは、ほぼ毎日、睡眠時間が十分に確保できており、疲労感を持っていない可能性が高い。
(行動条件3)
「走行前日PM9:00〜PM11:30に、走行前日PM5:00時点の第1の滞在地と走行当日AM2:00時点の第2の滞在地とは異なる滞在地における滞在時間≧1時間」
夕刻PM5:00頃は一般に会社に滞在して勤務しており、夜中のAM2:00頃は一般に自宅に滞在して睡眠中である。この行動条件に該当するユーザは、走行前日PM9:00〜PM11:30に、会社及び自宅とは異なる地点に滞在しており、例えば前夜に退社後、帰宅前に居酒屋(異なる地点)で飲酒をしていた可能性が高い。このような場合、乗り物酔いに弱い疲労感を持っている可能性が高い。
(行動条件4)
「前日の移動時間≧5時間」
この行動条件に該当するユーザは、長時間の移動による疲労感を持っている可能性が高い。
図5(b)は、制御対象毎に、異なるレベルのパラメータが対応付けられたテーブルである。
図5(b)によれば、制御対象として、「前方車間隔」「制動距離」「加速度」「タイヤ空気圧」「ナビゲーション」が例示されている。また、制御対象毎に、3つのレベルA〜Cのパラメータが対応付けられている。
「前方車間隔」とは、例えば車速(時速)×1mの車間距離を維持する時速の下限として、異なる時速が設定されたものである。例えばレベルAは、車速30km/hの場合に30mの車間距離を維持するように制御され、ユーザの運転操作の反応が遅い場合を考慮して制御されている。一方で、レベルCは、車速80km/hまでは車間距離が制御されておらず、ユーザの運転操作で十分であると考慮されている。
「制動距離」は、車速に基づいて異なる計算式で制御される。例えばレベルAは、ユーザの運転操作の反応が遅い場合を考慮して制動距離が長く制御される。一方で、レベルCは、ユーザの運転操作で十分であるとして、制動距離が短く制御される。
「加速度」について、例えばレベルAは、ユーザの疲労感を考慮して加速度が制限されている。一方で、レベルCは、ユーザの疲労感は無いものとして、加速度の制限が小さい。
「タイヤ空気圧」について、例えばレベルAは、ユーザの疲労感を考慮してタイヤ空気圧を少なくして柔らかく安定した走行性に制御される。一方で、レベルCは、ユーザの疲労感は無いものとして、タイヤ空気圧を高くして機敏な走行性に制御される。
「ナビゲーション」について、例えばレベルAは、ユーザの疲労感を考慮して、走行経路を誘導する際に、狭い幅員の道路の経路へ誘導しないように制御される。一方で、レベルCは、ユーザの疲労感は無いものとして、幅員に関係なく、走行経路を誘導する。
ここで、前述した図5(a)のテーブルによれば、行動条件毎に、「車両制御ポリシ」が対応付けられている。「A1」とは、制御対象1についてはレベルAのパラメータが設定されることを意味する。また、「C3」とは、制御対象3についてはレベルCのパラメータが設定されることを意味する。
行動条件1に対して、車両制御ポリシA1,A2,A3,A4,A5が対応付けられている。
行動条件2に対して、車両制御ポリシC1,C2,C3,C4,C5が対応付けられている。
行動条件3に対して、車両制御ポリシA1,A2,A3,B4,A5が対応付けられている。
行動条件4に対して、車両制御ポリシB1,B2,B3,B4,B5が対応付けられている。
例えば、「走行前日PM10:00頃に、走行前日PM5:00時点の会社と走行当日AM2:00時点の自宅とは異なる居酒屋に、1時間以上滞在した」あるユーザ(行動条件3)が運転する車両に対しては、前方車間隔は車速30km/h以上で車速(時速)×1m以上に(A1)、制動距離は車速(m/s)の二乗を5で除した距離に(A2)、加速度は0.5G未満に(A3)、タイヤ空気圧は標準値に(B4)、ナビゲーションは幅員10m以上を優先して誘導する(A5)ように、制御される。
<車両制御ポリシの選択における第1の補完的実施形態>
制御条件テーブル130の行動条件は、「複数の携帯端末」における時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づくものであってもよい。この行動条件は、前述した基本的実施形態に対して補完的に設定されるものである。
即ち、携帯端末特定部11が、同一の車両に対して「複数の携帯端末」を特定した場合、車両制御ポリシ選択部13は、制御条件テーブル130を用いて、特定された複数の携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に更に該当する車両制御ポリシを選択する。
図6は、第2の制御条件テーブルを表す説明図である。
図6(a)によれば、複数のユーザ同士が関係する比較条件を定義したテーブルである。例えば、滞在地に基づく人間関係に応じて、以下のような比較条件が定義されているとする。
(複数ユーザの比較条件1)
「過去1か月間のAM1:00〜AM5:00に、端末の滞在地が30m以内の距離にあった時間の割合」
(複数ユーザの比較条件2)
「過去2週間の平日のAM10:00〜PM5:00に、端末の滞在地が30m以内の距離にあった時間の割合」
(複数ユーザの比較条件3)
「過去1年間における5/3、8/15、1/1それぞれの前後1週間に、AM1:00〜AM5:00の端末の滞在地が30m以内の距離にあった時間の総和」
(複数ユーザの比較条件4)
「過去1年間の週末・祝日の移動に、端末の同一日時の移動経路が一致した時間/距離」
図6(b)によれば、図6(a)の比較条件を用いた、複数のユーザ同士が関係する行動条件を定義したテーブルである。
(複数ユーザの行動条件1)
「比較条件1が80%以上の端末数 ≧ 2」
乗員が家族である可能性が高い場合、不安を与えないよう加減速を緩やかにするように、車両を制御する。但し、集合住宅に住む異なる家族のユーザ同士も、この比較条件1に該当する可能性がある。
(複数ユーザの行動条件2)
「比較条件2が50%以上、且つ、比較条件4が1時間・15km以上の端末数 ≧ 2」
乗員が会社の同僚である可能性が高い場合、機敏な運転によって乗員のイライラ感を抑制するよう、車両を制御する。
(複数ユーザの行動条件3)
「比較条件1が10%未満、且つ、比較条件3が8時間以上の端末数 ≧ 2」
乗員が親友、恋人である可能性が高い場合、安心感を与えるように前方車間隔を長くするように、車両を制御する。
前述したように、複数ユーザが同一車両に搭乗する場合、ユーザ間の人間関係に応じて車両を制御することができる。
<車両制御ポリシの選択における第2の補完的実施形態>
車両制御ポリシ選択部13は、携帯端末特定部11によって特定された当該携帯端末2における過去所定期間の位置情報と、車両端末3から取得した位置情報との関係に基づく行動条件に更に該当する車両制御ポリシを選択する。この行動条件は、前述した基本的実施形態に対して補完的に設定されるものである。
第2の補完的実施形態の場合、車両端末3から現位置情報を取得する必要があるために、図2によれば、車両位置取得部15を更に有する。
例えば、以下のように行動条件を判定することができる。
(位置の行動条件1)車両の現在位置が、携帯端末2の過去2年間の位置情報に含まれない場合、所定の制御対象について、異なるパラメータのレベルに変更するよう制御される。例えば、レベルCをレベルBへ変更する。
(位置の行動条件2)車両の現在位置が、携帯端末2の過去1年間の位置情報に5回以上含まれる場合、所定の制御対象について、異なるパラメータのレベルに変更するよう制御される。例えば、レベルAをレベルBへ変更する。
即ち、運転中のユーザが、走行中のその道路を、過去にどの程度の頻度で訪れていたかに基づいて、車両制御ポリシを変更する。例えば過去に全く訪れたことがない、又は、最後に訪れてから相当の年月が経過している場合には、ユーザに不安感を与えないように加減速を緩やかにするように車両を制御する。一方で、頻繁に訪れている場合には、機敏な運転によってユーザのイライラ感を抑制するよう車両を制御する。
尚、第2の補完的実施形態について、「携帯端末特定部11によって特定された当該携帯端末2における過去所定期間の位置情報」に代えて、「携帯端末特定部11によって特定された当該携帯端末2のユーザが搭乗している車両端末3における過去の所定期間の位置情報」を用いてもよい。
<車両制御ポリシの選択における第3の補完的実施形態>
携帯端末のログは、当該携帯端末に対するユーザ利用状態を更に含むことも好ましい。「ユーザ利用状態」とは、例えばユーザ操作に基づくアプリケーションからの通信を意味する。即ち、携帯端末のバックエンドで実行されるアプリケーションの通信ではなく、フロントエンドでユーザ操作によって実行されるアプリケーションの通信をいう。この場合、ログには、日時刻及び位置情報と共に、ユーザ利用状態(最も簡単には「使用中」「不使用」)が記録される。
制御条件テーブル130の行動条件は、更に、当該携帯端末におけるユーザ利用状態の関係に基づくものである。
また、車両制御ポリシ選択部13は、制御条件テーブル130を用いて、当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態とユーザ利用状態とに基づく行動条件に更に該当する車両制御ポリシを選択する。
例えば以下のような行動条件を設定するものであってもよい。
(ユーザ利用状態の行動条件)
「走行当日AM2:00時点の滞在地における継続するユーザ利用時間>3時間」
一般に、夜中のAM2:00頃は自宅に滞在していても、3時間以上、携帯端末のユーザ利用状態「使用中」である場合、この行動条件に該当するユーザは、睡眠時間が十分に確保できておらず、疲労感を持っている可能性が高い。
この場合、前述した基本的実施形態によって選択された、所定の制御対象におけるパラメータのレベルを変更することができる。例えば所定の制御対象について、基本的実施形態によって選択されたレベルBを、レベルAへ変更することができる。
尚、ユーザ利用状態として、通信先や通信量も含むものであってもよい。通信事業設備によって収集可能な情報を用いて、単位時間当たりの通信量の変化パターンを常時監視することによって、アプリケーションの利用状態を推定するものであってもよい。
[車両制御ポリシ送信部14]
車両制御ポリシ送信部14は、選択された車両制御ポリシを、車両端末3へ送信する。車両端末3には、車両制御装置に接続されており、車両のCAN内で送受信される車両情報を制御する。
前述した実施形態によれば、本発明を、ネットワークに接続された車両制御サーバで実現するものとして説明した。勿論、本発明の機能構成は、サーバに限られるものではなく、ユーザが所持する携帯端末に実装されるものであってもよい。
図7は、本発明を携帯端末によって実現した場合における、運転時のユーザ周辺の情報機器を表す外観図である。
図7によれば、携帯端末2は、基本的に、前述した車両制御サーバの機能構成と全く同じものである。例えば携帯端末2は、ユーザに常時携帯されており、ユーザの運転中には無線を介して車両のCANに接続する。これによって、携帯端末2は、車両制御サーバ1を要することなく、直接的に、車両制御ポリシをCANへ送信し、車両制御装置を制御することができる。
以上、詳細に説明したように、本発明の車両制御サーバ、携帯端末及びプログラムによれば、ユーザの行動状態に応じて車両を制御することができる。
本発明によれば、ユーザの行動状態としての「移動滞在状態」を用いて、制御条件テーブルに基づく車両制御ポリシを選択し、その車両制御ポリシを車両端末又は車両制御装置へ送信することができる。ユーザの移動滞在状態は、勤務時間や自宅滞在時間(休息時間)、前夜の飲酒など、ユーザの体調に高い相関を有する。その移動滞在状態を用いて、車両を制御することによって、事故のリスクを低減すると共に、ユーザにも快適な運転環境を提供することができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 車両制御サーバ
10 ログ蓄積部
11 携帯端末特定部
12 移動滞在分析部
13 車両制御ポリシ選択部
130 制御条件テーブル
14 車両制御ポリシ送信部
15 車両位置取得部
2 携帯端末
3 車両端末

Claims (11)

  1. 車両の車両制御装置に接続された車両端末と、ユーザに所持される携帯端末と通信可能なサーバであって、
    前記携帯端末における日時及び位置情報を含むログを蓄積したログ蓄積手段と、
    当該車両に搭乗しているユーザの携帯端末を特定する携帯端末特定手段と、
    前記携帯端末における日時及び位置情報から、時間帯毎の移動滞在状態を推定する移動滞在分析手段と、
    時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づく行動条件と、車両制御ポリシとを対応付けて記憶した制御条件テーブルと、
    前記制御条件テーブルを用いて、特定された当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に該当する車両制御ポリシを選択する車両制御ポリシ選択手段と、
    選択された前記車両制御ポリシを、前記車両端末へ送信する車両制御ポリシ送信手段と
    を有することを特徴とする車両制御サーバ。
  2. 前記制御条件テーブルの前記行動条件は、複数の携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づくものであり、
    前記携帯端末特定手段が、同一の車両に対して複数の携帯端末を特定した場合、
    前記車両制御ポリシ選択手段は、前記制御条件テーブルを用いて、特定された複数の携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に更に該当する車両制御ポリシを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御サーバ。
  3. 前記車両制御ポリシ選択手段は、前記携帯端末特定手段によって特定された当該携帯端末における過去所定期間の位置情報と、前記車両端末から取得した位置情報との関係に基づく行動条件に更に該当する車両制御ポリシを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御サーバ。
  4. 前記携帯端末の前記ログは、当該携帯端末に対するユーザ利用状態を更に含んでおり、
    前記制御条件テーブルの前記行動条件は、更に、当該携帯端末におけるユーザ利用状態の関係に基づくものであり、
    前記車両制御ポリシ選択手段は、前記制御条件テーブルを用いて、当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態と前記ユーザ利用状態とに基づく行動条件に更に該当する車両制御ポリシを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御サーバ。
  5. 前記車両制御ポリシは、車両の走行挙動に関する制御対象毎に、異なるレベルの複数のパラメータの中で、いずれかのレベルを設定したものである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両制御サーバ。
  6. 前記車両制御ポリシは、同一の制御対象に対して、ユーザの疲労感及び/又は緊張感に応じて異なるレベルのパラメータを設定したものである
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両制御サーバ。
  7. 前記車両制御ポリシにおける前記制御対象は、自動運転制御、車内環境制御、運転操作制御、車体制御、ユーザインタフェース制御、ナビゲーション制御のいずれか又はそれらの組み合わせに基づくものである
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の車両制御サーバ。
  8. 前記携帯端末特定手段は、前記車両端末から取得した現位置情報と前記携帯端末の現位置情報との間の距離が、所定距離以内となる場合に、前記車両端末の車両に前記携帯端末のユーザが搭乗していると特定する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の車両制御サーバ。
  9. 前記携帯端末特定手段は、前記車両端末から、ユーザ操作に基づいて前記携帯端末のユーザが搭乗した旨の情報を受信した際に、又は、前記携帯端末から、ユーザ操作に基づいて前記車両端末に搭乗した旨の情報を受信した際に、前記車両端末に前記携帯端末を対応付けて特定する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の車両制御サーバ。
  10. 車両の車両制御装置に接続された車両端末と通信可能な、ユーザに所持される携帯端末であって、
    日時及び位置情報を含むログを蓄積したログ蓄積手段と、
    当該携帯端末のユーザが当該車両に搭乗しているか否かを特定する携帯端末特定手段と、
    前記日時及び位置情報から、時間帯毎の移動滞在状態を推定する移動滞在分析手段と、
    時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づく行動条件と、車両制御ポリシとを対応付けて記憶した制御条件テーブルと、
    前記制御条件テーブルを用いて、当該車両に搭乗していると特定された際に、当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に該当する車両制御ポリシを選択する車両制御ポリシ選択手段と、
    選択された前記車両制御ポリシを、前記車両端末へ送信する車両制御ポリシ送信手段と
    を有することを特徴とする携帯端末。
  11. 車両の車両制御装置に接続された車両端末と通信可能な、ユーザに所持される携帯端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
    日時及び位置情報を含むログを蓄積したログ蓄積手段と、
    当該携帯端末のユーザが当該車両に搭乗しているか否かを特定する携帯端末特定手段と、
    時間帯毎の移動滞在状態の関係に基づく行動条件と、車両制御ポリシとを対応付けて記憶した制御条件テーブルと、
    前記制御条件テーブルを用いて、当該車両に搭乗していると特定された際に、当該携帯端末における時間帯毎の移動滞在状態に基づく行動条件に該当する車両制御ポリシを選択する車両制御ポリシ選択手段と、
    選択された前記車両制御ポリシを、前記車両端末へ送信する車両制御ポリシ送信手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする携帯端末用のプログラム。
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