JP2018120318A - タッチパネルデータ転送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】座標出力側の動作方式と座標入力側の動作方式との様々な組み合わせが用いられた場合であっても、座標出力側から座標入力側へ座標データを適切に転送することができるタッチパネルデータ転送装置を提供する。【解決手段】座標データ入力手段1は、少なくとも1つのタッチパネル60からの座標データを入力するものである。座標データ格納手段2は、座標データ入力手段1が入力した座標データを格納するものである。座標データ出力手段3は、座標データ格納手段2に格納された座標データを出力するものである。出力タイミング決定手段4は、座標データ出力手段3の出力タイミングを、過去に座標データ出力手段3が出力を行ってからの経過時間と、座標データ入力手段1が入力した座標データとに応じて決定するものである。【選択図】図1

Description

この発明は、タッチパネルの座標データを転送する装置に関するものであり、タッチパネルを用いたタッチ入力機能付き情報処理装置に好適に使用することができる。
タッチパネルは、表示装置上に取り付けられ、指などの指示体によるタッチを検出してその位置座標を特定するものである。タッチパネルは、情報処理装置の機械的なキーボードおよびマウスに代わる優れたユーザーインターフェース手段の一つとして注目されている。製品化されているタッチパネルとして、抵抗膜方式および静電容量方式などの種々の方式によるものがある。
例えば、静電容量方式の一つである投影型静電容量方式は、複数のセンサを内蔵するタッチセンサパネルの前面側を数ミリメートル程度の厚みの保護ガラスで覆った場合でも、指示体によるタッチの検出が可能である。このため堅牢性が求められる用途に特に適しており、携帯通信機器、金融機関における現金自動支払機(ATM:Automated−Teller Machine)、カーナビゲーション装置などのタッチ入力装置用途に利用されている(例えば、特許文献1参照)。
タッチパネルは、一般に、1秒間に数十回から数百回の速度でタッチセンサパネルのスキャンおよびタッチ検出を行って、タッチ有無と座標とを求める。この座標データをすべて出力する場合は、1秒間に数百個の座標データが発生する。このため、座標入力装置(ホスト)の負荷が高くなって座標データを取りこぼすなど、転送中のデータ欠落が起きる場合がある。このデータ欠落を抑えるため、特許文献2では、座標を差分値に変換して保存することで、座標データのバッファがオーバーフローすることを防止する方法が開示されている。また、特許文献3では、タッチデータ受信後、一定時間経過しても次のタッチデータが来ない場合、タッチ消失(デタッチ)のデータを強制的に挿入することで、タッチ消失のデータの取りこぼしを防止する方法が開示されている。また、特許文献4では、タッチパネルの動作として、タッチなしからタッチありへ、または、タッチありからタッチなしへの変化時だけデータが出力されたり、タッチ中の座標変化量が一定以上の時だけデータが出力されたりすることで、入力側の負荷を抑える方法が開示されている。
特開2008−134836号公報 特開平10−260771号公報 特開平10−161809号公報 特開2015−191472号公報
従来のタッチパネル装置は、以上のように構成されているので、座標出力側(タッチパネル側)と座標入力側(ホスト側)との動作の組み合わせによっては、正常に機能しないという課題があった。例えば、座標出力側は、特許文献4の技術のように、タッチ中の座標変化量が一定以上のときだけデータ出力する動作をしており、座標入力側は、特許文献3のように、一定時間内にタッチデータが来ないと強制的にタッチ消失と見なす動作をしているものとする。このとき、同一位置がタッチされ続けていると、座標出力側はタッチデータを出力しない。これに対応して座標入力側は、タッチが継続しているにもかかわらずタッチが消失したと見なしてしまう。すなわち、タッチ操作の情報が最終的に正しく入力されない。
この発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、座標出力側の動作方式と座標入力側の動作方式との様々な組み合わせが用いられた場合であっても、座標出力側から座標入力側へ座標データを適切に転送することができるタッチパネルデータ転送装置を提供することである。
本発明のタッチパネルデータ転送装置は、座標データ入力手段と、座標データ格納手段と、座標データ出力手段と、出力タイミング決定手段とを有している。座標データ入力手段は、少なくとも1つのタッチパネルからの座標データを入力するものである。座標データ格納手段は、座標データ入力手段が入力した座標データを格納するものである。座標データ出力手段は、座標データ格納手段に格納された座標データを出力するものである。出力タイミング決定手段は、座標データ出力手段の出力タイミングを、過去に座標データ出力手段が出力を行ってからの経過時間と、座標データ入力手段が入力した座標データとに応じて決定するものである。
本発明によれば、タッチパネルデータ転送装置から座標データが出力される出力タイミングが、タッチパネルデータ転送装置が過去に出力を行ってからの経過時間と、タッチパネルデータ転送装置へ入力された座標データとに応じて決定される。これにより、タッチパネルデータ転送装置によって互いに接続された座標出力側および座標入力側の各々の動作方式として様々な動作方式が用いられた場合であっても、座標出力側におけるタッチ操作を座標入力側において適切に認識することができる。
この発明の実施の形態1〜4におけるタッチパネルデータ転送装置およびタッチパネルの構成を概略的に示すブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるタッチパネルデータ転送装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態1において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態1において座標データ入力手段の入力バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態1において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態1において座標データ入力手段の入力バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態1において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態1において座標データ入力手段の入力バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態1において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施の形態2におけるタッチパネルデータ転送装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態2において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態2において座標データ入力手段の入力バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態2において座標データ入力手段の入力バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態2において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態2において座標データ入力手段の入力バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態2において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態2において座標データ入力手段の入力バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態2において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態2において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施の形態3におけるタッチパネルデータ転送装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態3において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態3において座標データ入力手段の入力バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態3において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態3において座標データ入力手段の入力バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施形態3において座標データ格納手段の保存バッファに格納された座標データの例である。 この発明の実施の形態4におけるタッチパネルデータ転送装置の動作を示すフローチャートである。 変形例におけるタッチパネルデータ転送装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 変形例におけるタッチパネルデータ転送装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1におけるタッチパネルデータ転送装置80およびタッチパネル60の構成を概略的に示すブロック図である。タッチパネルデータ転送装置80は、座標出力側としてのタッチパネル60から、座標入力側としてのホスト装置(図示せず)への、座標データの転送を行うものである。
タッチパネルデータ転送装置80は、座標データ入力手段1と、座標データ格納手段2と、座標データ出力手段3と、出力タイミング決定手段4と、制御手段5とを有している。座標データ入力手段1は、タッチパネル60からの座標データを入力するものである。座標データ格納手段2は、座標データ入力手段1が入力した座標データを格納するものである。座標データ出力手段3は、座標データ格納手段2に格納された座標データを出力するものである。制御手段5は全体(各手段)の制御を行うものである。なお制御手段5が特定の手段に対して行う機能は、制御手段5に代わり当該特定の手段自身が有していてもよい。
出力タイミング決定手段4は、座標データ出力手段3の出力タイミングを、過去に座標データ出力手段3が出力を行ってからの経過時間と、座標データ入力手段1が入力した座標データとに応じて決定するものである。ここで「出力タイミング」とは、座標データ出力手段3から座標データが出力されるべきタイミングのことである。具体的には、出力タイミング決定手段4は、過去に座標データ出力手段3が出力を行ってからの経過時間が閾値以上(言い換えれば一定時間以上)になったか、または、タッチパネル60における1回の検出に対応して出力された座標データを座標データ入力手段1がすべて入力したか、いずれかの時点を、座標データ出力手段3の出力タイミングであると決定する。
座標データ入力手段1は、座標データが一時的に格納される記憶域である入力バッファ7を有している。座標データ格納手段2は、座標データが一時的に格納される記憶域である保存バッファ6を有している。
次に、タッチパネルデータ転送装置80の動作を、図2〜図9を参照して説明する。
図2は、タッチパネルデータ転送装置80の、座標データ入力手段1以外の動作を示すフローチャートである。座標データ入力手段1は、このフローチャートの動作と並行して動作し、タッチパネル60からタッチパネルデータ転送装置80へ常に座標データを入力しているものとする。
図3〜図9は、保存バッファ6または入力バッファ7に格納された座標データの例を示す。入力バッファ7においては、図中、下方に図示されているものほど、新しく入力された座標データである。座標データは、個々のタッチを識別するために付与されたタッチID(識別番号)と、X座標と、Y座標と、タッチの状態を示す情報(タッチ中なら「DOWN」、タッチ消失なら「UP」)とで構成される。タッチパネル60では、1つのタッチが新規に発生した場合、その時点で存在する他のタッチとは異なるタッチIDの番号が割り当てられ、以降、当該タッチが消失するまで(タッチの状態が「UP」となる座標データを送るまで)タッチIDは同じ値とされる。例えば、タッチIDが「1」で座標(X00、Y00)の点があり、その次のスキャン・検出処理で座標(X10、Y10)および座標(X11、Y11)の2点が得られ、2点のうち座標(X10、Y10)の方が座標(X00、Y00)とユークリッド距離が近い場合、座標(X10、Y10)のタッチIDが「1」、座標(X11、Y11)のタッチIDが新規IDの「2」とされる。
図5は、図3の保存バッファ6に図4の入力バッファ7の座標データが格納された例である。図7は、図5の保存バッファ6に図6の入力バッファ7の一部の座標データが格納された例である。図8は、保存バッファ6への座標データ格納後の入力バッファ7の例である。図9は、図7の保存バッファ6に対して消失座標情報削除の処理を行った結果、言い換えれば、「UP」状態の座標データを削除する処理を行った結果である。
本実施の形態では、タッチパネル60が、新規タッチおよびタッチ消失の情報を出力し、それ以外については座標変化量が一定以上のタッチ点の情報だけをタッチIDの小さい順に出力する、という動作方式が用いられた例で説明する。以下、これらの図を参照してタッチパネルデータ転送装置80の動作について説明する。
座標データ入力手段1は、タッチパネル60からの座標データを常に監視している。座標データが来れば、座標データ入力手段1は、これを入力して入力バッファ7に保存する動作を繰り返す。
図2のフローチャートでは、最初に、制御手段5が座標データ入力手段1の入力バッファ7内の座標データの有無をチェックする(ステップSA1)。座標データが存在すれば、制御手段5は、座標データの区切りの有無を判定する(ステップSA2)。区切り判定結果に従って、制御手段5は入力バッファ7の座標データを座標データ格納手段2の保存バッファ6に格納する(ステップSA3)。ここで、タッチパネル60における1回分のスキャン・検出処理で得られた最終データが、上記「区切り」を意味する。
この実施の形態では、前述したように、タッチパネル60がタッチIDの小さい順に座標データを出力する。このためステップSA2では、タッチIDが1つ後の座標データのタッチID以上であった場合(タッチIDが大きい値から小さい値に変化した場合、および、同じタッチIDが連続する場合)に、当該座標データが区切りを意味すると判定される。このように区切りを意味すると判定されるべき座標データのことを、以下において「区切りデータ」とも称する。
区切りありということ、すなわち区切りデータが存在するということ、は、タッチパネル60における1回のスキャン・検出処理に対応してタッチパネル60から出力された座標データを座標データ入力手段1がタッチパネルデータ転送装置80中へすべて入力したことを表す。なお、ステップSA3では、制御手段5は、入力バッファ7の先頭データ(最も上にあるデータ)から区切りデータまでを保存バッファ6に移動し、区切りデータが入力バッファ7に存在しない場合は、全データを移動するものとする。この移動では、入力バッファ7に格納されている座標データのうち移動対象のものについて、保存バッファ6に同じタッチIDの座標データがあれば当該座標データの内容が更新され、同じタッチIDの座標データがなければ新たな座標データとして追加される。
例えば入力バッファ7に図4の座標データが格納されているとする。その場合、ステップSA2で区切りなしと判定される。そしてステップSA3にて、全座標データが移動される。移動前の保存バッファ6が図3に示された状態であるとすると、移動の結果、タッチID「2」のデータが更新され、保存バッファ6は図5に示された状態になる。また、入力バッファ7は空になる。
次に、出力タイミング決定手段4は、現時点が出力タイミングであるか否かを決定する出力判定(ステップSA4)を行う。この実施の形態では、座標データ出力手段3が最後に座標データを出力してからの経過時間が50ミリ秒(閾値)以上であるか、または、区切りを意味する座標データが入力された場合に、現時点が出力タイミングであると判定されるものとする。この場合、例えば経過時間が60ミリ秒であったとすると、ステップSA2では区切りなしと判定されている場合であっても、現時点が座標データ出力タイミングであると判定される。
そして、ステップSA4で現時点が出力タイミングでないと判定された場合は、処理が終了される。逆に現時点が出力タイミングであると判定された場合は、処理が出力処理へ進む(ステップSA5)。出力処理では、まず、座標データ出力手段3が、座標データ格納手段2の保存バッファ6に格納された座標データを外部へ出力する(ステップSA6)。典型的には、座標データがホスト装置(図示せず)へ出力される。さらに、出力される座標データに、タッチ消失を示す「UP」状態のものがあれば、「UP」状態のデータはタッチ消失時に1回だけ出力されるものとされているので、これは保存バッファ6から削除される(ステップSA7)。出力される座標データに、タッチ消失を示す「UP」状態のものがなければ、保存バッファ6の内容は維持される。例えば図5に示された保存バッファ6の座標データが出力される場合、「UP」状態のデータはないため、保存バッファ6内の座標データは変わらない。なお、ステップSA6において、保存バッファ6に座標データが存在しない場合は、出力は行われない。
その後、処理がステップSA1へ戻ることによって、タッチパネルデータ転送装置80は上記処理を繰り返す。ステップSA1にて、入力バッファ7に図6に示された座標データが格納されていた場合、タッチIDの「3」から「1」へ(大きい値から小さい値へ)の変化があることから、ステップSA2では、タッチID「3」の座標データが区切りデータと見なされる。そして、ステップSA3にて、区切りデータまでの座標データ、すなわち、タッチID「2」および「3」の座標データ、が、図5の状態にある保存バッファ6へ移動される。その結果、保存バッファ6は図7に示す状態に更新され、入力バッファ7は図8の状態に変化する。図6のタッチID「1」のデータは、区切りデータよりも後に入力されたものであり、タイミングをずらして送信されるべきものであるため、図8の入力バッファ7に残されている。
次の出力判定(ステップSA4)では、ステップSA2で区切りデータありと判定されているため、過去最後に行われた座標データの出力(以下、「最終出力」とも称する)からの経過時間にかかわりなく、現時点が出力タイミングであると判定される。そして、図7の保存バッファ6に格納された座標データを座標データ出力手段3が外部へ(典型的にはホスト装置(図示せず)へ)出力する(ステップSA6)。また図7に示された保存バッファ6から、「UP」状態を有するタッチID2の座標データが削除される(ステップSA7)。削除後の保存バッファ6は、図9に示す状態となる。
以降、座標データの入力がない状態が継続した場合は、毎回、ステップSA1、ステップSA4、ステップSA5が実行される。この場合、ステップSA4での出力タイミング決定が、最終出力からの経過時間だけで決まる。このため本実施の形態においては、50ミリ秒(閾値)経過する度に、ステップSA6およびステップSA7が実行され、図9の保存バッファ6の座標データを出力する動作が行われる。
以上のように、この実施の形態1によれば、最終出力からの経過時間が閾値以上であれば座標データ出力が行われる。これにより、タッチ継続中にも関わらずタッチパネル側から座標データが送られて来なくなった場合でも、座標データ出力手段3から閾値時間毎に座標データが出力される。よって、座標データを受け取るホスト側が誤ってタッチ消失状態と判断することを防止できる。一方で、区切りデータが来ると座標データ出力手段3は即刻出力を行う。これにより、タッチパネル側から座標データが連続して入力されている場合に、タッチ情報の転送が遅くなることはない。このため、タッチパネル60からの座標データの出力頻度によらず、座標データがホスト側へ適切に入力される。以上により、タッチ操作がホスト側において適切に認識される。
なお、上記実施の形態1では、最終出力からの経過時間が50ミリ秒以上の時点が出力タイミングであると判定されるが、この閾値は50ミリ秒に限定されるものではなく任意である。この閾値は、予め定めておくことができる。また上記実施の形態1では、1つ後の座標データのタッチID以上のタッチIDを有する座標データが存在する場合に区切りありと判定する方法が用いられているが、他の判定方法が用いられてもよい。例えば、タッチパネル60が座標の小さい順に座標データを出力する場合は、XおよびYの座標値が大きい値から小さい値に変化した場合に区切りありと判定されてもよい。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2について図を用いて説明する。概略構成図は、実施の形態1と同じく図1である。ただし本実施の形態においては、座標データ格納手段2は、格納される座標データの数に上限を設ける。言い換えれば、保存バッファ6に格納される座標データの数に上限が設けられる。また、出力タイミング決定手段4は、過去に座標データ出力手段3が出力を行ってから(すなわち、最終出力から)の経過時間が第1の閾値以上になるか、または、過去に座標データ出力手段3が出力を行ってからの経過時間が第1の閾値よりも小さい第2の閾値以上になると共にタッチパネル60における1回の検出に対応して出力された座標データを座標データ入力手段1がすべて入力したか、いずれかの時点を、座標データ出力手段3の出力タイミングであると決定する。
図10は、本実施の形態のタッチパネルデータ転送装置80の動作を示すフローチャートである。ここでは、図11〜図19を用いて動作の例を説明する。本例では、座標データ格納手段2の保存バッファ6には最大2点の座標データが格納される。また、現時点が出力タイミングであると出力タイミング決定手段4が判定する条件として、最終出力後の経過時間が、座標データに区切りがある場合で40ミリ秒(第2の閾値)以上、区切りがない場合で100ミリ秒(第1の閾値)以上、とされる。
図11は、座標データ格納手段2の保存バッファ6に格納された座標データの例であり、この座標データの構成は、実施の形態1と同じである。図12は、座標データ入力手段の入力バッファ7に1つの座標データが格納された例である。この実施の形態では、タッチパネル60は、座標データに加え、出力する座標データの総数(1回分のスキャン・検出処理で得られた座標データの数)を出力するものとする。これに対応して座標データ入力手段1は、保存バッファ6に格納されることになる情報に加えて、データ番号を加えたものを、入力バッファ7に書き込むものとする。この「データ番号」は、1回分のスキャン・検出処理におけるタッチの番号と出力総数とを示す。例えばデータ番号「2/3」は、対応する座標データが、総数で3つ出力される座標データのうちの2番目であることを表す。図13は、入力バッファ7に3つの座標データが格納された例である。図14は、図11の保存バッファ6に図13の座標データが移動された例である。図15は、入力バッファ7に3つの座標データが格納された例である。図16は、図14の保存バッファ6に図15の座標データが移動された例である。図17は、入力バッファ7に2つの座標データが格納された例である。図18は、図16の保存バッファ6に図17の座標データが移動された例である。図19は、図18の保存バッファ6から「UP」状態の座標データが削除された例である。
実施の形態1と同様に、座標データ入力手段1は、タッチパネル60からのデータを常に監視している。座標データが来れば、座標データ入力手段1は、これを入力して入力バッファ7に保存する動作を繰り返す。
図10のフローチャートでは、最初に、制御手段5が座標データ入力手段1の入力バッファ7内の座標データの有無をチェックする(ステップSB1)。座標データが存在すれば、制御手段5は、座標データの区切りの有無を判定する(ステップSB2)。この実施の形態では、n/n(nは整数)のデータ番号を持つ座標データを区切りデータと見なす。そして処理は、座標データに区切りがなければステップSB5に進むが、区切りがあった場合はステップSB4へ進む。ステップSB4では、区切りデータまでの座標データが入力バッファ7から保存バッファ6へ移動される。
例えば、座標データ格納手段2の保存バッファ6に図11の座標データがあり、ステップSB1で、座標データ入力手段1の入力バッファ7に図12の座標データがあるとする。この場合、ステップSB2では、区切りなしと判定される。よって処理がステップSB3からステップSB5へ遷移する。このため、座標データ格納手段2への格納(ステップSB4)は行われない。その後、ステップSB5の出力判定で、最終出力後の経過時間が例えば10ミリ秒とすると、経過時間が100ミリ秒(第1の閾値)未満なので、出力タイミング決定手段4は現時点が出力タイミングでないと判定する。そして処理がステップSB6からステップSB1へ戻る。
そのときステップSB1で、座標データ入力手段1の入力バッファ7に図13の座標データがあるとする。この中にはデータ番号「3/3」の座標データがある。このため、ステップSB2では、区切りありと判定される。よって、ステップSB4にて、制御手段5は、区切りデータまでの座標データを入力バッファ7から保存バッファ6へ移動する。ただし、この実施の形態では、座標データ格納手段2には最大2点の座標データしか格納されない。このため、既に図11の保存バッファ6にあるタッチID「1」の座標データに加えて、タッチID「2」の座標データだけが保存バッファ6に格納され、その他(具体的にはタッチID「3」)の座標データは捨てられる。このとき保存バッファ6におけるタッチID「1」の座標データは更新される。図14は、ステップSB4の後の、保存バッファ6の状態である。その後、ステップSB5の出力判定で、最終出力後の経過時間が20ミリ秒とすると、これは40ミリ秒(第2の閾値)未満なので、出力タイミング決定手段4は現時点が出力タイミングでないと判定する。その結果、処理がステップSB6からステップSB1へ戻る。すなわち、タッチパネル60における1回のスキャン・検出処理に対応した座標データは得られているが、その出力(ステップSB7)は見送られる。
その後、ステップSB1で、座標データ入力手段1の入力バッファ7に図15の座標データがあるとする。その場合、ステップSB2では区切りありと判定される。その結果、ステップSB4にて、制御手段5は、前回と同様に、タッチID「1」および「2」の座標データだけを保存バッファ6に格納する。図16は、ステップSB4の後の、保存バッファ6の状態である。その後、ステップSB5の出力判定で、最終出力後の経過時間が30ミリ秒とすると、これは40ミリ秒(第2の閾値)未満なので、出力タイミング決定手段4は現時点が出力タイミングでないと判定する。その結果、処理がステップSB6からステップSB1へ戻る。
その後、ステップSB1で、座標データ入力手段1の入力バッファ7に図17の座標データがあるとする。その場合、ステップSB2では区切りありと判定される。その結果、ステップSB4にて、制御手段5は、入力バッファ7から保存バッファ6へ座標データを移動する。このとき、図16の保存バッファ6には「UP」状態の座標データがあり、これは必ず出力しなければならない重要な座標データである。よってこの座標データは保存バッファ6に残される。保存バッファ6がさらに格納可能な座標データは1つのみであるため、入力バッファ7から保存バッファ6へタッチID「1」の座標データだけが移動される。図18は、ステップSB4の後の、保存バッファ6の状態である。その後、ステップSB5の出力判定で、最終出力後の経過時間が40ミリ秒とする。その場合、座標データに区切りがあり、かつ最終出力から40ミリ秒(第2の閾値)以上経過しているため、出力タイミング決定手段4は現時点が出力タイミングであると判定する。その結果、ステップSB6を経由して、座標データ出力(ステップSB7)と消失座標情報削除(ステップSB8)とが行われる。図16には「UP」状態を有するタッチID「2」の座標データがあるため、ステップSB8でこれが削除される。その結果、保存バッファ6は図19の状態になるので、以降、タッチID「1」以外にもう1つの座標データを保存バッファ6に格納できるようになる。
以上のように、この実施の形態2によれば、タッチパネルデータ転送装置は、座標データに区切りがある場合でも、最終出力後の経過時間で出力タイミングが決定されるように構成されている。これにより、座標データの出力頻度が抑えられる。よって、座標データを受け取るホスト側の負荷を低減させることができる。
また、座標データ格納手段2に格納される座標データの数が2点までに制限されている。これにより、出力される座標データも最大2点までに制限される。よってホスト側の負荷をさらに低減できる。
なお、上記実施の形態2では、座標データ格納手段2に格納される座標データの数が最大2点とされるが、この点数は2点に限定されるものではなく任意である。また、最終出力後の経過時間についての閾値が、座標データに区切りがある場合で40ミリ秒(第2の閾値)、区切りがない場合で100ミリ秒(第1の閾値)とされているが、閾値はこれらの値に限定されるものではない。第1および第2の閾値は、予め定めておくことができる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3について図を用いて説明する。概略構成図は、実施の形態1と同じく図1である。ただし本実施の形態においては、座標データ入力手段1は、複数のタッチパネル60からの座標データを入力することができるものである。また出力タイミング決定手段4は、過去に座標データ出力手段3が出力を行ってから(すなわち、最終出力から)の経過時間が閾値以上になるか、または、複数のタッチパネル60のうち少なくとも1つにおける1回の検出に対応して出力された座標データを座標データ入力手段1がすべて入力したか、いずれかの時点を、座標データ出力手段3の出力タイミングであると決定する。この閾値は、予め定められた任意の一定の値であってよい。
図20は、本実施の形態のタッチパネルデータ転送装置80の動作を示すフローチャートである。ここでは、図21〜図25を用いて、タッチID「0」〜「9」の座標データを出力する2つのタッチパネル60が座標データ入力手段1に接続され、これらタッチパネル60から座標データが取得される例を説明する。図21は、座標データ格納手段2の保存バッファ6に格納された座標データの例である。また、図22は、座標データ入力手段1の入力バッファ7に2つの座標データが格納された例である。複数のタッチパネル60の座標データを格納するため、図22の入力バッファ7にはタッチパネル番号「1」または「2」が含まれる。また、2つのタッチパネル60の座標データを統一的に扱うため、図21の保存バッファ6では、2つのタッチパネル60のうちタッチパネル番号「2」に対応するものから得られた座標データのタッチIDとして、元来の値から10加算された値が保存されている。例えば、保存バッファ6におけるタッチID「11」は、タッチパネル番号「2」のタッチパネルのタッチID「1」の座標データとして入力されたものに対応する。図23は、図21の保存バッファ6へ図22の座標データが移動された例である。図24は、入力バッファ7に3つの座標データが格納された例である。図25は、図23の保存バッファ6に図24の座標データが移動された例である。
座標データ入力手段1は、2つのタッチパネル60からのデータを常に監視している。座標データが来れば、座標データ入力手段1は、これを入力して入力バッファ7に保存する動作を繰り返す。このとき、どちらのタッチパネルから得られた座標データであるかを示すためのタッチパネル番号も一緒に保存される。
図20のフローチャートでは、最初に、制御手段5が、各タッチパネルの座標データがあるかチェックする。その中に区切りとなる座標データがあれば、対応する座標データを座標データ格納手段2の保存バッファ6に格納する。これに対応するところが、フローチャートのステップSC1〜SC7である。ここでは、まずタッチパネル番号を示す制御変数iが「1」に初期化(ステップSC1)される。その後、i番目のタッチパネルの座標データが座標データ入力手段1の入力バッファ7に存在するかがチェックされる(ステップSC2)。存在すれば、その座標データに対して、区切り判定が行われる(ステップSC3)。区切りがあれば(ステップSC4)、当該座標データが保存バッファ6に格納される(ステップSC5)。本実施の形態での区切り判定は、実施の形態2と同様に、n/n(nは整数)のデータ番号を持つ座標データを区切りデータと見なす方法が用いられる。そして、制御変数iに1が加えられる(ステップSC6)。制御変数iが2を超えるまで(ステップSC7)、上記処理が繰り返される。
例えば、座標データ格納手段2の保存バッファ6に図21の座標データがあるとする。入力バッファ7に図22の座標データがある場合、制御変数iが「1」のときは、タッチパネル番号「1」の区切りデータが入力バッファ7に存在するため、ステップSC2〜SC5の処理が順に進む。これにより、図22のタッチパネル番号「1」の座標データが保存バッファ6に移動される。その後、ステップSC6で制御変数iが「2」になった後、処理はステップSC7を経由してステップSC2へ戻る。このとき、入力バッファ7にはタッチパネル番号「2」の座標データが存在しない。このため処理は、ステップSC2からステップSC6へ遷移し、さらにSC7と進んで、ステップSC2〜SC7のループを抜ける。この時点における、座標データ格納手段2の保存バッファ6の内容が図23であり、タッチID「1」および「2」の座標値が更新されている。
次のステップSC8では、出力判定が行われる。本実施の形態では、出力タイミング決定手段4は、最終出力からの経過時間が50ミリ秒(閾値)以上となった場合、または、区切りありの座標データが入力された場合に、現時点が出力タイミングであると判定するものとする。ここでは、タッチパネル番号「1」の座標データに区切りがあるため、現時点が出力タイミングであると判定される(ステップSC9)。よって処理が、ステップSC10およびSC11へと進む。これにより、座標データ出力手段3は、図23の保存バッファ6の内容を出力する。
その後、処理がステップSC1へ戻る。そのとき座標データ入力手段1の入力バッファ7に図24の座標データがあるとすると、ステップSC2では制御変数iが「1」および「2」の場合の両方で区切りありと判定される。よってステップSC5で、図24のタッチパネル番号「1」および「2」の座標データが座標データ格納手段2の保存バッファ6に移動される。このとき、タッチパネル番号「2」の座標データについては、タッチIDに10が加えられるため、元来のタッチID「1」のデータはタッチID「11」のデータとして保存バッファ6に保存される。図25は、このときの保存バッファ6の内容であり、この座標データがステップSC10で出力される。
以降、座標データの入力が為されなくなった場合でも、ステップSC1〜SC11の動作を繰り返すことで、図25の座標データが50ミリ秒間隔で繰り返し出力される。
以上のように、この実施の形態3によれば、タッチパネルデータ転送装置は、複数のタッチパネル60からの座標データをまとめ、最終出力からの経過時間を条件にして出力するように構成されている。これにより、複数のタッチパネルが使用される場合でも、座標データを受け取るホスト側が誤ってタッチ消失状態と判断することを防止できる。
なお、上記実施の形態3では、座標データ入力手段1に2つのタッチパネルが接続される例を説明した。しかしながら、タッチパネルの数は2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4について図を用いて説明する。概略構成図は、実施の形態1と同じく図1である。ただし本実施の形態においては、座標データ入力手段1は、複数のタッチパネル60からの座標データを入力するか、複数のタッチパネル60の一部のみからの座標データを入力するかを切り替え可能に構成されている。これ以外の構成については、上述した実施の形態3の構成とほぼ同じである。
図26は、本実施の形態のタッチパネルデータ転送装置80の動作を示すフローチャートである。本実施の形態では、座標データ入力手段1に2つのタッチパネルが接続される。本実施の形態のタッチパネルデータ転送装置80に対しては、設定によって、両方のタッチパネルからの座標データを出力するか、どちらか片方のタッチパネルの座標データだけを出力するかを指定することができる。
まず、座標データ入力手段1は、タッチパネルの指定がなければ、実施の形態3と同様に、常に2つのタッチパネルからのデータを監視している。座標データ入力手段1は、座標データが来れば、これを入力して入力バッファ7に保存する動作を繰り返す。一方、どちらかのタッチパネルが指定されている場合は、座標データ入力手段1は、当該タッチパネルの座標データだけを入力バッファ7に保存し、他のタッチパネルのデータは無視する動作を繰り返す。このタッチパネル指定の情報は、制御手段5に対して設定され得る。
図26のフローチャートでは、最初に、制御手段5がタッチパネル指定の有無を確認する(ステップSD1)。タッチパネル指定がなければ、ステップSD2〜SD12において、実施の形態3におけるステップSC1〜SC11と同じ動作が行われることによって、複数タッチパネルに対応した座標データの入力・出力が行われる。
一方、ステップSD1において、タッチパネル指定があれば、指定された番号のタッチパネルのみに対しての処理が行われる。具体的には、まず、座標データの有無確認(ステップSD13)と、区切り判定(ステップSD14)とが行われる。区切りがあれば(ステップSD15)、対応する座標データが座標データ格納手段2の保存バッファ6に格納され(ステップSD15)、処理がステップSD9の出力判定へ進む。ステップSD9以降の動作は、実施の形態1におけるステップSA4以降の動作と同じであり、全体として、1つのタッチパネルからの操作入力だけを受け付ける動作が行われる。
以上のように、この実施の形態4によれば、タッチパネルデータ転送装置は、2つのタッチパネルの両者またはいずれかの座標データを指定して入力・出力できるように構成されている。これにより、操作入力の対象とされるタッチパネルを選択できる。
なお、上記実施の形態4では、2つのタッチパネルの両者またはいずれかが選択可能とされている例を説明した。しかしながら、タッチパネルの総数は3つ以上であってもよい。その際に選択されるタッチパネルの数は、この総数より少ない数であればよい。すなわち、選択されるタッチパネルの数は、1つであってもよく、あるいは2つ以上であってもよい。
<変形例>
図27を参照して、上述したタッチパネルデータ転送装置80は、処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、座標データ入力手段1と、座標データ格納手段2と、座標データ出力手段3と、出力タイミング決定手段4と、制御手段5とを有している。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。各手段の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
さらに図28を参照して、処理回路81にプロセッサ82が適用される場合、各手段の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェアおよびファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ83に格納される。プロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各手段の機能を実現する。すなわち、タッチパネルデータ転送装置80は、処理回路81により実行されるときに、タッチパネル60からタッチパネルデータ転送装置80へ座標データを入力するステップと、タッチパネルデータ転送装置80から座標データを出力するステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、各手段における手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
上記においては、タッチパネルデータ転送装置80の各機能が、ハードウェアおよびソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、タッチパネルデータ転送装置80の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 座標データ入力手段、2 座標データ格納手段、3 座標データ出力手段、4 出力タイミング決定手段、5 制御手段、6 保存バッファ、7 入力バッファ、60 タッチパネル、80 タッチパネルデータ転送装置、81 処理回路、82 プロセッサ、83 メモリ。

Claims (6)

  1. 少なくとも1つのタッチパネルからの座標データを入力する座標データ入力手段と、
    前記座標データ入力手段が入力した座標データを格納する座標データ格納手段と、
    前記座標データ格納手段に格納された座標データを出力する座標データ出力手段と、
    前記座標データ出力手段の出力タイミングを、過去に前記座標データ出力手段が出力を行ってからの経過時間と、前記座標データ入力手段が入力した座標データとに応じて決定する出力タイミング決定手段と、
    を備えるタッチパネルデータ転送装置。
  2. 前記出力タイミング決定手段は、過去に前記座標データ出力手段が出力を行ってからの経過時間が閾値以上になるか、または、前記タッチパネルにおける1回の検出に対応して出力された座標データを前記座標データ入力手段がすべて入力したか、いずれかの時点を、前記座標データ出力手段の出力タイミングであると決定することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルデータ転送装置。
  3. 前記出力タイミング決定手段は、過去に前記座標データ出力手段が出力を行ってからの経過時間が第1の閾値以上になるか、または、過去に前記座標データ出力手段が出力を行ってからの経過時間が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以上になると共に前記タッチパネルにおける1回の検出に対応して出力された座標データを前記座標データ入力手段がすべて入力したか、いずれかの時点を、前記座標データ出力手段の出力タイミングであると決定することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルデータ転送装置。
  4. 前記座標データ格納手段は、格納される座標データの数に上限を設けることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のタッチパネルデータ転送装置。
  5. 前記座標データ入力手段は、複数のタッチパネルからの座標データを入力することができるものであって、
    前記出力タイミング決定手段は、過去に座標データ出力手段が出力を行ってからの経過時間が閾値以上になるか、または、前記複数のタッチパネルのうち少なくとも1つにおける1回の検出に対応して出力された座標データを前記座標データ入力手段がすべて入力したか、いずれかの時点を、前記座標データ出力手段の出力タイミングであると決定することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネルデータ転送装置。
  6. 前記座標データ入力手段は、前記複数のタッチパネルからの座標データを入力するか、前記複数のタッチパネルの一部のみからの座標データを入力するかを切り替え可能に構成されていることを特徴とする、請求項5に記載のタッチパネルデータ転送装置。
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