JP2018119617A - 管接続構造 - Google Patents

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義郎 岡崎
Yoshiro Okazaki
義郎 岡崎
藤藁 貴夫
Takao Fujiwara
貴夫 藤藁
諒 礒部
Ryo Isobe
諒 礒部
東野 剛年
Taketoshi Tono
剛年 東野
繁則 唐治谷
Shigenori Tojitani
繁則 唐治谷
辰也 林
Tatsuya Hayashi
辰也 林
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Abstract

【課題】継手部材とフレキシブル管とが接続された管接続構造において、前記継手部材付近で前記フレキシブル管を曲げる際曲げの実行を抑制し、かつ、際曲げが実行された場合であっても破損が生じにくい管接続構造を提供する。【解決手段】管接続構造は、受口部5を有する継手部材2と、受口部5内に収容された収容端部7、および、受口部5外に配置され収容端部7に連続する連続部8を有するフレキシブル管3とを備える。そして、前記管接続構造は、緩衝部材11と、位置決め部材12とを更に備える。緩衝部材11は、フレキシブル管3の径方向に関して収容端部7および受口部5と重なりかつ連続部8と重なるように、フレキシブル管3の径方向外方に設けられる。位置決め部材12は、フレキシブル管3に対する緩衝部材11の相対位置を保持するように、フレキシブル管3に取り付けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、管接続構造に関する。
従来、ニップルを含む継手部材とフレキシブル管とを接続した管接続構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の管接続構造においては、継手部材が、筒状の受口部を有している。また、フレキシブル管が、筒状の収容端部を長手方向一端部に有し、筒状の露出部を長手方向他端部側に有している。
前記収容端部は、前記継手部材との接続のために前記受口部内に収容されている。前記露出部は、前記受口部外に前記収容端部と同軸的に配置されている。そして、前記管接続構造が、前記継手部材と前記フレキシブル管との接続状態を保持できるように構成されている。
特開2012−132543号公報
従来の管接続構造を使用する場合に、継手部材付近でフレキシブル管を曲げる際曲げを実行したときには、前記フレキシブル管に応力が集中する。その結果、前記管接続構造において、一部が破損し、これにより前記フレキシブル管を流れる水等の流体が漏洩する不都合な事態が発生するおそれがある。
したがって、際曲げの防止を奨励することが望ましい。しかし、従来の管接続構造を使用する製品に別途添付されている説明書等は、際曲げの防止を奨励しているとは言い難いものであった。よって、際曲げの防止の周知徹底を図ることが困難であり、不都合な事態の発生を招く際曲げが実行されるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、継手部材とフレキシブル管とが接続された管接続構造において、前記継手部材付近で前記フレキシブル管を曲げる際曲げの実行を抑制し、かつ、際曲げが実行された場合であっても破損が生じにくい管接続構造の提供を目的とする。
本発明は、
筒状の受口部を有する継手部材と、
前記継手部材との接続のために前記受口部内に収容される筒状の収容端部、および、前記受口部外に配置され前記収容端部に連結する筒状の連続部を有するフレキシブル管とを備え、
前記フレキシブル管の前記連続部の外周部には、円周方向全周に延びる凸部と凹部とが前記フレキシブル管の軸方向に交互に並べられており、
前記継手部材と前記フレキシブル管との接続状態を保持できるように構成された管接続構造において、
前記フレキシブル管の径方向に関して前記収容端部および前記受口部と重なりかつ前記連続部と重なるように、前記フレキシブル管の径方向外方に設けられた緩衝部材と、
前記フレキシブル管に対する前記緩衝部材の相対位置を保持するように、前記フレキシブル管に取り付けられた位置決め部材とを備えるものである。
この構成によれば、前記管接続構造は、前記継手部材と前記フレキシブル管との接続部分(前記継手部材のうち前記連続部側の端部)付近において、前記緩衝部材を、前記受口部と前記収容端部とに径方向に重ね合わせ、かつ、前記継手部材外で前記連続部に重ね合わせた状態を実現できる。
したがって、前記フレキシブル管を前記継手部材付近で曲げにくくすることが可能となる。よって、前記管接続構造によれば、前記フレキシブル管を前記継手部材付近で曲げる際曲げが実行される頻度を低下させることができる。つまり、際曲げの実行を抑制できる。
しかも、前記接続部分付近においては、前記緩衝部材を前記フレキシブル管のうち前記収容端部から前記連続部までの領域に重ね、かつ、前記収容端部を前記受口部にも重ねるので、際曲げが実行された場合であっても、前記フレキシブル管に働く応力を緩和して、破損が生じにくいようにできる。
本発明の別の態様によれば、
前記緩衝部材が、
前記収容端部と前記受口部との間に位置するように前記収容端部の径方向外方に配置された内側筒状部と、
前記連続部の径方向外方に配置され、前記内側筒状部に連結された外側筒状部とを有し、
前記位置決め部材が、
前記フレキシブル管の連続部の径方向外方に設けられかつ前記外側筒状部と並置され、前記連続部に対して軸方向に固定されるように装着された装着部と、
前記装着部と前記外側筒状部との間に配置され、前記外側筒状部に接触するように前記装着部に連結されている接触部とを有する。
本発明の更なる態様によれば、
前記緩衝部材が、
前記収容端部と前記受口部との間に位置するように前記収容端部の径方向外方に配置された内側筒状部と、
前記連続部の径方向外方に配置され、前記内側筒状部に連結された外側筒状部とを有し、
前記位置決め部材が、
前記フレキシブル管の凹部に係合するように、前記緩衝部材から前記フレキシブル管に向かって突設された係合部を有する。
本発明のまた別の態様によれば、
前記緩衝部材が、
前記収容端部を収容した状態の前記受口部の径方向外方に配置された第1の外側筒状部と、
前記連続部の径方向外方に配置され、前記第1の外側筒状部に連結された第2の外側筒状部とを有し、
前記位置決め部材が、
前記フレキシブル管の連続部の凹部に係合するように、前記第2の外側筒状部から前記フレキシブル管の連続部に向かって突設された係合部を有する。
本発明によれば、継手部材とフレキシブル管とが接続された管接続構造において、前記継手部材付近で前記フレキシブル管を曲げる際曲げの実行を抑制し、かつ、際曲げが実行された場合であっても破損が生じにくい管接続構造を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る管接続構造を示す図である。 図1の一部拡大図である。 第1実施形態における継手部材の断面図である。 第1実施形態における緩衝部材および位置決め部材が継手部材およびフレキシブル管に適用された状態を示す断面図である。 第1実施形態における緩衝部材の斜視図である。 第2実施形態における緩衝部材および位置決め部材が継手部材およびフレキシブル管に適用された状態を示す断面図である。 第3実施形態における緩衝部材および位置決め部材が継手部材およびフレキシブル管に適用された状態を示す断面図である。 第3実施形態における緩衝部材および位置決め部材を軸方向から見た一部断面図である。
まず、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る管接続構造の図である。図2は、図1の一部拡大図である。なお、図1および図2においては、説明の便宜上、本実施形態に係る管接続構造をそこに備えられた部材の一部を切り欠いた状態を示す図としている。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る管接続構造は、継手部材2と、この継手部材2と接続されたフレキシブル管3とを備えている。継手部材2は、筒状の受口部5を有している。フレキシブル管3は、筒状の収容端部7と、筒状の連続部8とを有している。
収容端部7は、継手部材2とフレキシブル管3との接続のために受口部5内に収容されている。連続部8は、受口部5外に配置される。連続部8は、収容端部7に連続する。そのうえで、本実施形態に係る管接続構造は、互いに接続された継手部材2とフレキシブル管3との接続状態を保持できるように構成されている。
本実施形態に係る管接続構造は、また、緩衝部材11と、位置決め部材12とを備えている。緩衝部材11は、フレキシブル管3の径方向に関して収容端部7および受口部5と重なりかつ連続部8と重なるように、フレキシブル管3の径方向外方に設けられている。
位置決め部材12は、フレキシブル管3に対する緩衝部材11の相対位置を保持するように、フレキシブル管3に取り付けられている。よって、位置決め部材12は、継手部材2とフレキシブル管3との接続状態が保持されていることから、継手部材2に対する緩衝部材11の相対位置も保持できるようになっている。
本実施形態において、継手部材2は、筒状のねじ部品(ニップル)である。継手部材2は、金属を用いて製造されている。継手部材2の一部に受口部5が備えられている。受口部5は、本実施形態においては継手部材2を貫通する貫通孔を有し、この貫通孔内に収容端部7を相対回転可能に収容するようになっている。
受口部5は、前記貫通孔の一方の開口からフレキシブル管3の収容端部7を進入させ、前記貫通孔の他方の開口からフレキシブル管3の一部を外部へ突出させる。そして、継手部材2から突出するフレキシブル管3の突出部15が、継手部材2の開口の周縁部と対向するように形成されている。
詳しくは、フレキシブル管3の突出部15が、前記継手部材2の開口の周縁部と対向するように軸方向に押しつぶされている。これにより、収容端部7が、継手部材2(受口部5)に対して、フレキシブル管3の反挿入方向(図2中の矢印101方向)へ抜け出ることが防止されている。
本実施形態においては、また、後述のように位置決め部材12がフレキシブル管3の突出部15と継手部材2(受口部5)を挟んだ反対側に設けられている。これにより、収容端部7が所定位置からフレキシブル管3の挿入方向(図2中の矢印102方向)へ更に移動することが防止されている。
こうして、継手部材2とフレキシブル管3との接続状態を保持するための保持機構が構成されている。なお、保持機構は、これに限定するものではなく、例えば、受口部5の内周面側および収容端部7の外周面側の一方に係合部を設け、他方に被係合部を設けて、両者を係合可能に構成したものであってもよい。
フレキシブル管3は、所定の長さを有している周知の管である。フレキシブル管3は、ステンレス等の金属を用いて製造されている。フレキシブル管3は、可撓性を有し、水等の流体を流通させ得るようになっている。フレキシブル管3の軸方向(長手方向)一端部に、収容端部7および突出部15が備えられている。
フレキシブル管3の軸方向他端部は、図示しない別の継手部材と接続可能に構成されている。そして、フレキシブル管3は、継手部材2を介して所定物(例えば周知のスプリンクラー配管)と接続でき、かつ、前記別の継手部材を介して別の所定物(例えば周知のスプリンクラー配管)等と接続できるようになっている。
フレキシブル管3は、その外周の円周方向全周に延びるように設けられた凹部17および凸部18を有している。凹部17および凸部18は、フレキシブル管3の軸方向に交互に並べられている。凹部17および凸部18はそれぞれ円環状に形成されている。そのため、フレキシブル管3の外形形状は、断面波形形状を含むものとされている。
本実施形態に係る管接続構造は、調芯材21と、シール材22とを更に備えている。ここで、調芯材21およびシール材22は複数(2つ)設けられている。調芯材21は、環状の弾性材である。調芯材21は、フレキシブル管3の収容端部7を包囲するように凹部17に嵌められている。
シール材22は、環状の弾性材である。シール材22は、受口部5の内周面と収容端部7の外周面との間をシールすべく、収容端部7を包囲するように凹部17に嵌められている。シール材22は、調芯材21の設置により受口部5の内周面および収容端部7の外周面に対するシール性を確保できるようになっている。
図3は、本実施形態における継手部材2の断面図である。
図2および図3に示すように、継手部材2は、本実施形態においては筒状の部材(詳しくは、前述のとおりニップル)である。継手部材2には、貫通孔を有する受口部5と、雄ねじ部24とが備えられている。受口部5は、進入口26および収容溝部27を有している。
進入口26は、受口部5にフレキシブル管3の収容端部7を進入させるためのものである。進入口26は、前記貫通孔の一方の開口である。進入口26は、継手部材2(受口部5)の軸方向一端に設けられている。進入口26の周縁部近傍には、外部から受口部5内に向かって窄まるテーパ面すなわち面取りが設けられている。
収容溝部27は、緩衝部材11の一部を収容するためのものである。収容溝部27は、進入口26から継手部材2の軸方向中途部まで延在するように設けられている。収容溝部27は、円環状の溝底面28および溝端面29を有し、受口部5の貫通孔および進入口26の各々に向かって開口するように形成されている。
雄ねじ部24は、前記所定物が備える雌ねじ部にねじ込まれ得るものである。雄ねじ部24は、継手部材2の軸方向他端側の外周部に設けられている。継手部材2のうち雄ねじ部24の内周側の部分が、フレキシブル管3の突出部15と対向するように形成されている。
図4は、緩衝部材11および位置決め部材12が互いに接続された継手部材2およびフレキシブル管3に適用された状態を示す断面図である。図5は、緩衝部材11の斜視図である。
図4および図5に示すように、緩衝部材11は、内側筒状部31と、外側筒状部32とを有している。内側筒状部31は、収容端部7と受口部5との間に位置するように、収容端部7の径方向外方に配置されている。外側筒状部32は、連続部8の径方向外方に配置され、内側筒状部31に連結されている。
本実施形態において、緩衝部材11は、継手部材2とフレキシブル管3との接続部分付近において、フレキシブル管3を被覆しつつ、その被覆部分の一部を収容端部7と受口部5との間に介在させる部材である。緩衝部材11は、筒状の部材である。詳しくは、緩衝部材11は、円筒状の部材である。
なお、緩衝部材11は、本実施形態においては収容端部7および連続部8の各々を完全に(全周にわたって)包囲する円筒状の部材としているが、収容端部7および連続部8を完全に包囲しない筒状の部材としてもよい。例えば、円筒状の一部を切り欠いた形状(C字形状)の部材としてもよい。
緩衝部材11は、ゴムまたは樹脂を用いて製造されている。緩衝部材11は、フレキシブル管3(収容端部7および連続部8)を包囲し得る内径を有し、継手部材2(受口部5)に包囲され得る外径を有している。緩衝部材11の内径および外径は、緩衝部材11の軸方向の全長にわたって略一定に設定されている。
そして、緩衝部材11は、フレキシブル管3を包囲したうえで、連続部8の外周部(継手部材2近傍の部分)上から収容端部7の外周部上までの領域で延在し、収容端部7の外周部上にある一部(内側筒状部31)が継手部材2の受口部5に包囲される、言い換えれば受口部5に収容されるようになっている。
内側筒状部31は、緩衝部材11の軸方向一方側に備えられている。内側筒状部31は、継手部材2の径方向内方でかつ収容端部7の径方向外方に配置されている。内側筒状部31は、収容端部7と共に継手部材2の受口部5における収容溝部27に収容されている。
内側筒状部31は、収容端部7の外周面(凸部18の頂端面)に対して当接するように収容端部7に外嵌されている。内側筒状部31は、また、受口部5のうち収容溝部27の内面(溝底面28および溝端面29)に対して当接するように、継手部材2に内嵌されている。
外側筒状部32は、緩衝部材11の軸方向他方側に備えられている。外側筒状部32は、連続部8の径方向外方において、内側筒状部31に連続するよう配置されている。外側筒状部32は、連続部8の外周面(凸部18の頂端面)に対して当接するように、連続部8に外嵌されている。
また、位置決め部材12は、装着部41と、接触部42とを有している。装着部41は、連続部8の径方向外方に設けられかつ外側筒状部32と並置され、連続部8に対して軸方向に固定されるように装着されている。接触部42は、装着部41と外側筒状部32との間に配置され、外側筒状部32に接触するように装着部41に連結されている。
本実施形態において、位置決め部材12は、フレキシブル管3の軸方向に関して緩衝部材11と隣り合うようにフレキシブル管3に取り付けられている部材である。位置決め部材12は、筒状の部材である。詳しくは、位置決め部材12は、円筒状を呈する部材である。
位置決め部材12は、ゴムまたは樹脂を用いて製造されている。位置決め部材12は、フレキシブル管3に固定されるように、フレキシブル管3の少なくとも一部に密着状態で取り付けられ得るものである。位置決め部材12の具体的な一例としては、周知の収縮チューブが挙げられる。
装着部41は、連続部8を完全に包囲するものである。装着部41は、その外周に設けられた凹部45および凸部46を有している。凹部45および凸部46は、フレキシブル管3の凹部17および凸部18に対応するように、装着部41の軸方向に交互に並べられている。
凹部45および凸部46はそれぞれ円環状に形成されている。そして、装着部41の凹部45が、フレキシブル管3の凹部17に対して密着状態で径方向外方から嵌合されている。装着部41の凸部46が、フレキシブル管3の凸部18に対して密着状態で径方向外方から嵌合されている。
これにより、装着部41は、連続部8に径方向外方から重なった状態で、連続部8を包囲するようになっている。装着部25は、また、連続部8に対してその軸方向に相対移動不能に装着されるようになっている。これにより、位置決め部材12全体が、フレキシブル管3に固定されるようになっている。
接触部42は、外側筒状部32にその略全周にわたって接触するものである。接触部42は、装着部41に対してフレキシブル管3の挿入方向側に配置され、かつ、装着部41と所定間隔を隔てて配置された外側筒状部32のフレキシブル管3の反挿入方向側に配置され、装着部41に直接連結されている。
そして、接触部42は、フレキシブル管3の軸方向に関して緩衝部材11を挟んで継手部材2と反対側から外側筒状部32に接触している。これにより、位置決め部材12が、緩衝部材11が受口部5に対してフレキシブル管3の反挿入方向へ移動することを阻止するようになっている。
本実施形態において、位置決め部材12は、被覆部48を更に有している。被覆部48は、外側筒状部32を完全に包囲するものである。被覆部48は、接触部42に対してフレキシブル管3の挿入方向側(接触部42を挟んで装着部41と反対側)に配置され、接触部42に直接連結されている。
被覆部48は、外側筒状部32に径方向外方から重なった状態で、外側筒状部32を包囲するようになっている。そして、被覆部48は、進入口26の周縁部に接触している。こうして、位置決め部材12は、継手部材2がフレキシブル管3に対してその反挿入方向へ移動することを阻止するようになっている。
以上の構成により、本実施形態に係る管接続構造は、継手部材2とフレキシブル管3との接続部分(継手部材2のうち連続部8側の端部)付近において、緩衝部材11を、継手部材2内で受口部5とフレキシブル管3とに径方向に重ね合わせ、かつ、継手部材2外でフレキシブル管3に重ね合わせた状態を実現できる。
したがって、フレキシブル管3を継手部材2付近で曲げにくくすることが可能となる。よって、本実施形態に係る管接続構造によれば、フレキシブル管3を継手部材2付近で曲げる際曲げが実行される頻度を低下させることができる。つまり、際曲げの実行を抑制できる。
しかも、継手部材2とフレキシブル管3との接続部分付近においては、緩衝部材11をフレキシブル管3のうち収容端部7から連続部8までの領域に重ね、かつ、収容端部7を受口部5にも重ねるので、際曲げが実行された場合であっても、フレキシブル管3に働く応力を緩和して、破損が生じにくいようにできる。
なお、位置決め部材12は、100mm程度の軸方向長さL(図1参照)を有するものに構成することが好ましい。この構成によれば、フレキシブル管3を継手部材2付近でより曲げにくくすることが可能となる。よって、際曲げの実行を効果的に抑制できる。
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る管接続構造は、第1実施形態に係る管接続構造と、異なる緩衝部材および位置決め部材を有する点で相違する。
図6は、本実施形態における緩衝部材51および位置決め部材52が継手部材2およびフレキシブル管3に適用された状態を示す断面図である。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、緩衝部材51は、第1実施形態に係る管接続構造における緩衝部材11と実質的に同じように構成されている。すなわち、緩衝部材51は、前述の内側筒状部31と実質的に同じである内側筒状部61と、前述の外側筒状部32と実質的に同じである外側筒状部62を有している。
そして、緩衝部材51は、位置決め部材52と一体化されている。これら両者を一体的に構成したものは、収容端部7および連続部8の各々を完全に(全周にわたって)包囲する円筒状の部材である。なお、これは、例えば、円筒状の一部を切り欠いた形状(C字形状)の部材としてもよい。
位置決め部材52は、少なくとも1つの係合部65を有している。係合部65は、フレキシブル管3の凹部17に係合するように、緩衝部材51からフレキシブル管3に向かって突設されている。本実施形態において、係合部65は2つ設けられている。
係合部65は、緩衝部材51の内周に設けられている。係合部65は、本実施形態においては外側筒状部62の内周に設けられている。係合部65は、ゴムまたは樹脂を用いて製造されている。係合部65(位置決め部材52)は、本実施形態においては緩衝部材51との一体成形品である。
係合部65は、外側筒状部62の内周から内向きに凸となる凸形状を呈するように形成されている。係合部65は、また、外側筒状部62の内周側においてその全周にわたって延在する円環状に形成されている。なお、係合部65は、環状の一部を切り欠いた形状(C字形状)に形成してもよい。
係合部65は、フレキシブル管3(連続部8)の凹部17に径方向外方から係合されている。ここで、係合部65は、フレキシブル管3の挿入方向側にあるテーパ面67で連続部8と対向し、フレキシブル管3の反挿入方向側にあって軸方向と略直交する方向に延在する環状面68で連続部8と接触している。
こうして、係合部65が、継手部材2付近において、連続部8と外側筒状部62との間に配置されている。係合部65が、また、連続部8に対してフレキシブル管3の反挿入方向側へ相対移動不能に取り付けられている。そのため、位置決め部材52が、緩衝部材51と共にフレキシブル管3に固定されている。
以上の構成により、本実施形態に係る管接続構造は、第1実施形態に係る管接続構造と同様の作用効果を奏することができる。なお、本実施形態の変形例に係る管接続構造においては、位置決め部材52の係合部65は、連続部8の凹部17と収容端部7の凹部17とに係合するように設けてもよいし、連続部8の凹部17と収容端部7の凹部17とのうち一方だけに設けてもよい。
また、緩衝部材51と一体化された位置決め部材52は、フレキシブル管3に対する別の取付方法をとり得るように、フレキシブル管3を径方向外方から挟み得る分割型の筒状の部材としたうえで、これをフレキシブル管3に固定するための固定具(クランプ等)を更に備えるものとしてもよい。
次に、本発明の第3実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る管接続構造は、第1実施形態に係る管接続構造および第2実施形態に係る管接続構造の各々と、異なる緩衝部材および位置決め部材を有する点で相違する。なお、緩衝部材の相違に伴い、継手部材の受口部も若干相違している(具体的には、主として受口部が収容溝部を備えない)。
図7は、本実施形態における緩衝部材71および位置決め部材72が継手部材2およびフレキシブル管3に適用された状態を示す断面図である。図8は、緩衝部材71および位置決め部材72を軸方向から見た一部断面図である。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、緩衝部材71は、第1の外側筒状部81と、第2の外側筒状部82とを有している。第1の外側筒状部81は、収容端部7を収容した状態の受口部5の径方向外方に配置されている。第2の外側筒状部82は、連続部8の径方向外方に配置され、第1の外側筒状部81に連結されている。
本実施形態において、緩衝部材71は、継手部材2とフレキシブル管3との接続部分付近において、受口部5を介して収容端部7を被覆し、かつ、その収容端部7に隣接する連続部8を被覆する部材である。緩衝部材71は、筒状の部材である。詳しくは、緩衝部材71は、円筒状の部材である。
なお、緩衝部材71は、本実施形態においては収容端部7および連続部8の各々を完全に(全周にわたって)包囲する2段円筒状の部材としているが、収容端部7および連続部8を完全に包囲しない2段円筒状の部材としてもよい。例えば、2段円筒状の一部を切り欠いた形状(C字形状)の部材としてもよい。
緩衝部材71は、ゴムまたは樹脂を用いて製造されている。緩衝部材71は、収容端部7を収容した受口部5を包囲し得る内径を軸方向一方側に有し、連続部8を包囲し得る内径を軸方向他側に有している。緩衝部材11の内径は、これら両側の各々において、緩衝部材11の軸方向に関して略一定に設定されている。
そして、緩衝部材71は、フレキシブル管3を包囲したうえで、連続部8の外周部(継手部材2近傍の部分)上から収容端部7を収容した受口部5(継手部材2)の外周部上までの領域で延在しつつ、フレキシブル管3に対して径方向に重ねられた受口部5(継手部材2)も包囲するようになっている。
第1の外側筒状部81は、緩衝部材11の軸方向一方側に備えられている。第1の外側筒状部81は、受口部5の径方向外方に配置されている。受口部5は、収容端部7の径方向外方に配置されている。第1の外側筒状部81は、受口部5の外周面に対して当接するように、受口部5に外嵌されている。
第2の外側筒状部82は、緩衝部材11の軸方向他方側に備えられている。第2の外側筒状部82は、連続部8の径方向外方において、第1の外側筒状部81に連続するように配置されている。第2の外側筒状部82は、連続部8の外周面(凸部18の頂端面)に対して当接するように、連続部8に外嵌されている。
本実施形態において、緩衝部材71は、第1の外側筒状部81と第2の外側筒状部82とを連結するための連結部83を更に有している。連結部83は、緩衝部材71の概ね径方向に延在するように設けられ、第1の外側筒状部81と第2の外側筒状部82との間に段差部を形成している。
位置決め部材72は、少なくとも1つの係合部85を有している。係合部85は、フレキシブル管3の連続部8の凹部17に係合するように、緩衝部材71における第2の外側筒状部82から連続部8に向かって突設されている。本実施形態において、係合部85は2つ設けられている。
係合部85は、第2の外側筒状部82の内周に設けられている。係合部85は、ゴムまたは樹脂を用いて製造されている。係合部85(位置決め部材72)は、緩衝部材71と一体化されている。係合部85(位置決め部材72)は、本実施形態においては緩衝部材71との一体成形品である。
係合部85は、第2の外側筒状部82の内周から内向きに凸となる凸形状を呈するように形成されている。係合部85は、また、第2の外側筒状部82の内周側においてその全周にわたって延在する円環状に形成されている。なお、係合部85は、環状の一部を切り欠いた形状(C字形状)に形成してもよい。
係合部85は、フレキシブル管3(連続部8)の凹部17に径方向外方から係合されている。ここで、係合部85は、第2実施形態における係合部65よりも大きい突出量を有するものであり、連続部8の凹部17の略内面全体と接するように、連続部8の凹部17に対して深く嵌め込まれた状態をとる。
こうして、係合部85が、継手部材2付近において、連続部8と第2の外側筒状部82との間に配置されている。係合部85が、また、連続部8に対してフレキシブル管3の反挿入方向側へ相対移動不能に取り付けられている。そのため、位置決め部材72が、緩衝部材71と共にフレキシブル管3に固定されている。
また、本実施形態において、緩衝部材71と位置決め部材72とが一体化された部材は、分割型の筒状の部材とされている。この一体化された部材は、第1分割部と、第2分割部とを有している。第1分割部と第2分割部とは、各々の周方向一端部側でヒンジを介して相対回動可能に連結されている。
第1分割部および第2分割部は、互いが離間する開位置と、互いが近接する閉位置を択一的にとり得るように構成されている。第1分割部および第2分割部は、閉位置をとる際、図8に示すように、互いに備えられた爪部95・96を係合させることにより接合された状態に保持され得るようになっている。
こうして、前述の一体化された部材は、第1分割部および第2分割部が開位置をとった場合、フレキシブル管3(連続部8)から取り外され得るようになり、第1分割部および第2分割部が閉位置をとりかつ互いに接合された場合、フレキシブル管3に対して包囲した状態で取り付けられ得るようになっている
以上の構成により、本実施形態に係る管接続構造は、第1実施形態に係る管接続構造と同様の作用効果を奏することができる。しかも、本実施形態によれば、係合部85が連続部8の凹部17に適切に係合するように、緩衝部材71および位置決め部材72をフレキシブル管3に簡単に取り付けることができる。
なお、上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態および変形形態をとり得ることは明らかである。したがって、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
2 継手部材
3 フレキシブル管
5 受口部
7 収容端部
8 連続部
11 緩衝部材
12 位置決め部材
17 凹部
18 凸部
31 内側筒状部
32 外側筒状部
41 装着部
42 接触部
31 内側筒状部
32 外側筒状部
51 緩衝部材
52 位置決め部材
61 内側筒状部
62 外側筒状部
65 係合部
71 緩衝部材
72 位置決め部材
81 第1の外側筒状部
82 第2の外側筒状部
85 係合部

Claims (4)

  1. 筒状の受口部を有する継手部材と、
    前記継手部材との接続のために前記受口部内に収容される筒状の収容端部、および、前記受口部外に配置され前記収容端部に連続する筒状の連続部を有するフレキシブル管とを備え、
    前記フレキシブル管の前記連続部の外周部には、円周方向全周に延びる凸部と凹部とが前記フレキシブル管の軸方向に交互に並べられており、
    前記継手部材と前記フレキシブル管との接続状態を保持できるように構成された管接続構造において、
    前記フレキシブル管の径方向に関して前記収容端部および前記受口部と重なりかつ前記連続部と重なるように、前記フレキシブル管の径方向外方に設けられた緩衝部材と、
    前記フレキシブル管に対する前記緩衝部材の相対位置を保持するように、前記フレキシブル管に取り付けられた位置決め部材とを備える、管接続構造。
  2. 前記緩衝部材が、
    前記収容端部と前記受口部との間に位置するように前記収容端部の径方向外方に配置された内側筒状部と、
    前記連続部の径方向外方に配置され、前記内側筒状部に連結された外側筒状部とを有し、
    前記位置決め部材が、
    前記フレキシブル管の連続部の径方向外方に設けられかつ前記外側筒状部と並置され、前記連続部に対して軸方向に固定されるように装着された装着部と、
    前記装着部と前記外側筒状部との間に配置され、前記外側筒状部に接触するように前記装着部に連結されている接触部とを有する、請求項1に記載の管接続構造。
  3. 前記緩衝部材が、
    前記収容端部と前記受口部との間に位置するように前記収容端部の径方向外方に配置された内側筒状部と、
    前記連続部の径方向外方に配置され、前記内側筒状部に連結された外側筒状部とを有し、
    前記位置決め部材が、
    前記フレキシブル管の凹部に係合するように、前記緩衝部材から前記フレキシブル管に向かって突設された係合部を有する、請求項1に記載の管接続構造。
  4. 前記緩衝部材が、
    前記収容端部を収容した状態の前記受口部の径方向外方に配置された第1の外側筒状部と、
    前記連続部の径方向外方に配置され、前記第1の外側筒状部に連結された第2の外側筒状部とを有し、
    前記位置決め部材が、
    前記フレキシブル管の連続部の凹部に係合するように、前記第2の外側筒状部から前記フレキシブル管の連続部に向かって突設された係合部を有する、請求項1に記載の管接続構造。
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