JP2018118754A - 紙容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の解決しようとする課題は、長期保存が可能な紙容器であって、しかも再封止が可能な蓋を備えた紙容器であり、さらに粉ミルク用の容器としても使用可能な紙容器を提案するものである。【解決手段】外面熱可塑性樹脂層6、外側バリア層8a、紙基材7、内側バリア層8b、内面熱可塑性樹脂層9をこの順序に有する積層体5を成形してなる紙容器であって、天面に取出し口4を有し、該取出し口は、バリア層8を有するタブ材20によって密封されており、天面には、開閉可能な蓋11を有する熱可塑性樹脂製のオーバーキャップ10が隙間なく接着されていることを特徴とする紙容器である。【選択図】図1

Description

本発明は紙容器に関し、特に粉ミルクやサプリメントなどの容器のように、開封後もある程度の期間に亘って繰り返し使用することが求められる用途に適した紙容器に関する。
従来、長期保存性が必要とされる内容物の容器としては、金属缶が一般的に用いられてきた。しかし金属缶は、高価であるばかりでなく、本質的に環境に対する負荷が高いという問題があった。
この理由としては、原材料である鋼板を製造する段階における環境負荷が高いという問題に加えて、金属缶の場合、缶を製造する場所と缶に内容物を充填する場所が異なる場合が多いが、缶は嵩張るために輸送効率が悪く、輸送時の環境負荷が高いという問題もあった。このため金属缶を、再生産が可能な資源であり、しかも輸送効率の良い紙を用いた容器に代替したいという潜在的な要求があった。
従来、粉ミルクやサプリメントなどの容器としては、長期保存性の観点から金属製の缶が一般的に使用されていたが、これらの内容物は、その性質上、一度に全量が消費されることは希で、複数回に分けてある程度の期間使用されることが多い。このため、再封止用の蓋(オーバーキャップ)が添付されることが一般的であった。
特許文献1に記載されたオーバーキャップは、従来の粉ミルク缶の天面に取付けるオーバーキャップが、未開封時に簡単に外れやすく、非衛生的であるばかりでなく、いたずらを誘発する恐れがあるという問題を解決するためになされたものであり、未開封時に容器に密着して外しにくいオーバーキャップを提案したものである。
特許文献1に記載されたオーバーキャップは、あくまで金属缶の天面に取付けることを前提としており、金属缶の問題点である環境負荷の問題は何ら改善されることはない。
特許文献2に記載された蓋付き紙容器は、温熱食品が入れられた場合に、紙容器が揺れ動いたときに、内容物が漏出することのない温熱食品用の蓋付き紙容器である。
特許文献2に記載された蓋付き紙容器は、店舗などにおいて、温かいコーヒー、紅茶、ココア、スープ等の液体食品を入れて販売するために用いられるものであり、内容物の保存性などについては、全く考慮されていない。
近年長期保存が可能な紙容器も種々提案されてはいるが、我が国においては、粉ミルク用の容器の内面に使用されるプラスチック材料には潤滑剤などの添加物を用いることができないという制約があるために、粉ミルク用容器の紙容器化は実現していなかった。
特開2006−282199号公報
本発明の解決しようとする課題は、長期保存が可能な紙容器であって、しかも再封止が可能な蓋を備えた紙容器であり、さらに粉ミルク用の容器としても使用可能な紙容器を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、外面熱可塑性樹脂層、外側バリア層、紙基材、内側バリア層、内面熱可塑性樹脂層をこの順序に有する積層体を成形してなる紙容器であって、天面に取出し口を有し、該取出し口は、バリア層を有するタブ材によって密封されており、天面には、開閉可能な蓋を有する熱可塑性樹脂製のオーバーキャップが隙間なく接着されていることを特徴とする紙容器である。
本発明に係る紙容器は、外側バリア層及び内側バリア層を有するため長期保存が可能であり、開閉可能な蓋を有するオーバーキャップを備えているので、再封止が可能であり、ある程度の期間繰り返し使用する用途に適している。
また、請求項2に記載の発明は、紙容器の形状が、直方体形状であることを特徴とする請求項1に記載の紙容器である。
また、請求項3に記載の発明は、前記内側バリア層がアルミニウム箔であり、前記内面熱可塑性樹脂層およびタブ材の内面が、添加剤を含まないポリエチレン樹脂層であることを特徴とする請求項1または2に記載の紙容器である。
また、請求項4に記載の発明は、前記オーバーキャップが、紙容器の天面との間に隙間を保つためのスペーサーを備え、オーバーキャップの内側に、内容物を取り出すためのスプーンが取付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙容器である。
本発明に係る紙容器は、積層体が酸素や水蒸気を遮断する外側バリア層及び内側バリア層を有するため内容物の長期保存が可能であり、また開閉可能な蓋を有するオーバーキャップを備えているので、再封止が可能であり、サプリメントのように、ある程度の期間繰り返し使用する用途に適している。
また、紙層が内外2層のバリア層によって挟まれているため、紙層が吸湿して、変形したり強度が損なわれたりすることがない。
請求項2に記載の発明のように、紙容器の形状が、直方体形状である場合には、製品の輸送効率が良く、収納にも場所をとらない長所がある。また、積層体を巻取りの状態で充填工場に搬入し、充填工場において箱に成形して充填することが可能となるため、容器としての輸送効率が良好であり、全体としての環境負荷を低減することができる。
請求項3に記載の発明のように、内側バリア層がアルミニウム箔であり、前記内面熱可塑性樹脂層およびタブ材の内面が、添加剤を含まないポリエチレン樹脂層である場合には、粉ミルク用の容器とすることが可能となり従来の金属缶に比較して、環境負荷の低減がもたらされる。
請求項4に記載の発明のように、オーバーキャップが、紙容器の天面との間に隙間を保つためのスペーサーを備え、オーバーキャップの内側に、内容物を取り出すためのスプーンが取付けられている場合には、粉末状あるいは顆粒状の内容物を収納して小出しに使用する場合の利便性が高まる。
図1は、本発明に係る紙容器の一実施態様を示した斜視図である。 図2は、図1に示した紙容器の蓋を開いた状態を示した斜視図である。 図3は、図1に示した紙容器の紙容器本体にオーバーキャップを取付ける状態を示した斜視説明図である。 図4は、本発明に係る紙容器の一実施態様における紙容器本体とオーバーキャップの関係を示した断面模式図である。 図5は、本発明に係る紙容器の一実施態様における積層体およびタブ材の層構成を示した断面模式図である。 図6は、実施例1に示した紙容器における積層体およびタブ材の層構成を示した断面模式図である。 図7は、実施例2に示した紙容器における積層体およびタブ材の層構成を示した断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る紙容器について詳細に説明する。図1は、本発明に係る紙容器の一実施態様を示した斜視図である。図2は、図1に示した紙容器の蓋を開いた状態を示した斜視図である。また図5は、本発明に係る紙容器の一実施態様における積層体およびタブ材の層構成を示した断面模式図である。
本発明に係る紙容器1は、少なくとも外面熱可塑性樹脂層6、外側バリア層8a、紙基材7、内側バリア層8b、内面熱可塑性樹脂層9をこの順序に有する積層体5を成形してなる紙容器であって、天面3に取出し口4を有し、取出し口4は、バリア層8を有するタブ材20によって密封されており、天面3には、開閉可能な蓋11を有する熱可塑性樹脂製のオーバーキャップ10が隙間なく接着されていることを特徴とする紙容器である。
本発明に係る紙容器1は、紙容器本体2を構成する積層体5が、外側バリア層8a、内側バリア層8bを有し、唯一の開口部である取出し口4も、バリア層8を含むタブ材20によって密封されているので、内容物の長期保存性が担保される。
また、開封後は、紙容器本体2に隙間なく接着された開閉可能な蓋11を有するオーバーキャップによって取出し口4が保護されているため、ある程度の期間、繰り返し使用することが可能となる。
紙容器本体2の形状については特に限定されず、円筒形状や多角柱形状、楕円柱形状など任意であるが、図1に示したような直方体形状の場合には、製品の箱詰め効率が最も良好であり、輸送効率が良いばかりでなく、最終ユーザーにとっても収納効率が良く、場所をとらないという長所がある。
また、このような直方体形状の紙容器は、積層体を筒状に成形した後、底面および天面を折畳んで成形するものであるから、充填工場において巻取り状の積層体を巻き出して、連続的に成形することも可能であり、この場合には積層体段階における輸送効率も非常に良好なものとなる。
なお、充填方法については、予め取出し口がタブ材によってシールされた積層体を用いて、紙容器を成形するのと同時に充填しても良いし、一旦紙容器を成形した後に、取出し口から充填し、タブ材をシールする方法でも良い。また成形後にタブ材をシールし、底面
から充填しても良い。
図3は、図1に示した紙容器の紙容器本体2にオーバーキャップ10を取付ける状態を示した斜視説明図である。紙容器本体2には、内容物が充填され、取出し口はタブ材20によってシールされている。紙容器本体の天面3は、必ずしも厳密な平面ではないので、接着剤によって隙間を埋めるように接着する必要がある。このような用途には、固形分がほぼ100%であるホットメルト系の接着剤が適している。
図4は、本発明に係る紙容器の一実施態様における紙容器本体とオーバーキャップの関係を示した断面模式図である。この例では、オーバーキャップ10は、紙容器の天面3との間に隙間を保つためのスペーサー13を備えており、オーバーキャップ10の内側に、内容物を取り出すためのスプーン30が取付けられている。
紙容器本体2とオーバーキャップ10とは、隙間を埋めるだけの十分な量の接着剤14によって接着されている。オーバーキャップ10の蓋11は、特に図示しないが、不用意に開かれることのないように、何らかのタンパープルーフ機構を備えても良い。
図5は、本発明に係る紙容器の一実施態様における積層体5およびタブ材20の層構成を示した断面模式図である。積層体5は、少なくとも外面熱可塑性樹脂層6、外側バリア層8a、紙基材7、内側バリア層8b、内面熱可塑性樹脂層9をこの順序に有する。
外面熱可塑性樹脂層6としては、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂などのポリオレフィン系樹脂や、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。内容物が粉ミルクである場合には、滑剤等の添加剤を含まない無添加ポリエチレン樹脂に限定される。外面熱可塑性樹脂層として無添加ポリエチレン樹脂を用いた場合、表面の滑り性が不足するため、製函時の作業適性が劣る場合がある。このような場合には、無添加ポリエチレン樹脂表面に微細な凹凸を設けることにより、滑り性を改善することができる。
紙基材7としては、ミルクカートン原紙、カップ原紙などの厚紙を用いることができる。衛生上の観点から、古紙を含まないバージンパルプ100%の紙が好ましい。
バリア層8としては、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニルアルコール共重合体フィルム、ガスバリア性ナイロンフィルム、ガスバリア性ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等のガスバリア性フィルムや、PETフィルム等にアルミニウム等の金属を蒸着した金属蒸着フィルムや、PETフィルムに酸化アルミニウムや酸化珪素等の無機酸化物を蒸着させた無機酸化物蒸着フィルム、あるいは、ポリ塩化ビニリデンコーティング、水溶性樹脂と無機層状化合物を含有する被膜や金属アルコキシドあるいはその加水分解物とイソシアネート化合物を反応させた被膜からなる樹脂層などのガスバリアコーティング層、あるいはアルミニウム箔等の金属箔などを用いることができる。但し、内容物が粉ミルクである場合には、アルミニウム箔に限定される。
バリア層8、外側バリア層8a及び内側バリア層8bとしては、前記に掲げたバリア層単体に加えて、これらの組み合わせや、さらにこれらに合成樹脂フィルム層を加えて複層としたものを用いることができる。
内面熱可塑性樹脂層9としては、外面熱可塑性樹脂層6に用いたものと同様の材料を用いることができるが、内容物が粉ミルクである場合には、滑剤等の添加剤を含まない無添加ポリエチレン樹脂に限定される。内面熱可塑性樹脂層として無添加ポリエチレン樹脂を用いた場合、表面の滑り性が不足するため、製函時の作業適性が劣る場合がある。このような場合には、無添加ポリエチレン樹脂表面に微細な凹凸を設けることにより、滑り性を
改善することができる。
取出し口4において、紙基材7の断面が露出していると内容物が接触して衛生上問題となるので、何らかの方法によって紙基材の断面をカバーする必要がある。一つの方法としては、紙基材7に取出し口4を穿孔した後、紙基材の表裏面に熱可塑性樹脂層を形成して表裏面の熱可塑性樹脂層を一体化し、次いで紙基材の穿孔よりも一回り小さい孔を穿孔するという方法がある。図5は、これを模式的に示したものである。なお図5の例では、紙基材7とバリア層8を貼り合せた後に取出し口を穿孔し、次いで内外面の熱可塑性樹脂層を形成した後、再度取出し口部分を一回り小さい孔で穿孔して、取出し口部分に紙の端面が露出しないようにしている。
タブ材20の層構成としては、本体の積層体と同様に、バリア層の他に基材層やシール面の熱可塑性樹脂層が必要となる。外面の熱可塑性樹脂層は必須ではなく、基材層と共通でも良い。基材層には、紙層が含まれていても良い。
タブ材20の、シール面に用いる熱可塑性樹脂層としては、タブ材の開封が容易になるように、イージーピール性を持たせることが好ましい。このためには、公知のイージーピールシーラントを用いることができる。
内容物が粉ミルクである場合には、タブ材のシール面も無添加ポリエチレン樹脂を用いる必要がある。この場合には、通常のシール条件でシールするとピール強度が高すぎて開封性に問題が生じるので、シールバーを網目状にしたりシール面積を小さく制御したりする方法や、シール条件を低めに制御する方法、さらには無添加ポリエチレン樹脂の厚さを薄くする等の対策を講じると良い。以下実施例に基づいて、本発明に係る紙容器についてさらに具体的に説明する。
<実施例1>
図6を参照しながら説明する。積層体5を作成するに当たって、まず外側バリア層8aとして、厚さ12μmのPETフィルムに無機酸化物を蒸着したバリアフィルム(凸版印刷社製 GLフィルム)を用いて、PE樹脂(厚さ20μm、押出し)/PET樹脂フィルム(厚さ12μm)/GLフィルムの3層のフィルムを作成した。この外側バリア層8aと紙基材7(坪量400g/mのカップ原紙)とをドライラミネートした。
厚さ7μmのアルミニウム箔22と厚さ12μmのPET樹脂フィルム21をドライラミネートし、PET面にPE樹脂25aを20μmの厚さに押出しラミネートした。このアルミニウム面と紙基材7とをドライラミネートし、取出し口部分の抜き加工を行った。次いで表裏面に無添加PE24を押出しラミネートし、取出し口部分に再度抜き加工を施した。この抜き加工は、最初の抜き加工よりも一回り小さくし、取出し口部分に原紙の端面が露出しないようにした。こうして得られた積層体を成形して直方体形状の紙容器本体2を作成した。なお、無添加PE24の厚さについては、外面側は20μm、内容物が接する内面側は60μmとした。
タブ材として、厚さ7μmのアルミニウム箔22と厚さ12μmのPET樹脂フィルム21をドライラミネートし、このアルミニウム面に無添加PE24を20μmの厚さに押出しラミネートした。得られた積層体を所定の形状に打ち抜いてタブ材20とした。
先に得られた紙容器本体の取出し口から粉ミルクを充填し、取出し口にタブ材をリング金型を用いて熱シールした。シール条件を通常のシール条件よりも弱い条件として、開封性が損なわれないようにした。取出し口部分の断面構成を図6に模式的に示した。
最後に紙容器本体の天面に、ポリエチレン樹脂を用いて成形したオーバーキャップ10を、ホットメルト接着剤を用いて接着し、図1に示したような紙容器(包装体)を得た。
<実施例2>
図7を参照しながら説明する。外側バリア層8aとして、厚さ12μmのPETフィルムに無機酸化物を蒸着したバリアフィルム(凸版印刷社製 GLフィルム)の表裏面にPE樹脂を厚さ20μmづつ押出しラミネートして積層体を得た。
内側バリア層8bとして同じくGLフィルムを用い、この表裏面にPE樹脂を押出しラミネートして積層体を得た。PE樹脂の厚さは、内容物側60μm、外側20μmとした。
坪量400g/mのカップ原紙7と外側バリア層8aとをドライラミネートした後に、取出し口部分の抜き加工を行った。次いでカップ原紙の内面側と先に得られた積層体とを厚さ20μmのPE樹脂25dを介して押出しラミネートした。積層体の外側にPE樹脂25eを厚さ20μmに押し出しラミネートし、取出し口における原紙の端面を保護した後、再度取出し口部分に一回り小さい抜き加工を行った。こうして得られた積層体を成形して直方体形状の紙容器本体2を作成した。
タブ材20として、厚さ7μmのアルミニウム箔22と厚さ12μmのPET樹脂フィルム21をドライラミネートし、このアルミニウム面にPE/PP系のイージーピールシーラントフィルムをドライラミネートした。得られた積層体を所定の形状に打ち抜いてタブ材とした。
先に得られた紙容器本体の取出し口からプロテインサプリメントを充填し、取出し口にタブ材をリング金型を用いて熱シールした。シール条件は通常のシール条件とした。取出し口部分の断面構成を図7に模式的に示した。
最後に紙容器本体の天面に、ポリエチレン樹脂を用いて成形したオーバーキャップ10を、ホットメルト接着剤を用いて接着し、図1に示したような紙容器(包装体)を得た。
1・・・紙容器
2・・・紙容器本体
3・・・天面
4・・・取出し口
5・・・積層体
6・・・外面熱可塑性樹脂層
7・・・紙基材
8・・・バリア層
8a・・・外側バリア層
8b・・・内側バリア層
9・・・内面熱可塑性樹脂層
10・・・オーバーキャップ
11・・・蓋
12・・・ヒンジ
13・・・スペーサー
14・・・接着剤
20・・・タブ材
21・・・PET樹脂層
22・・・アルミニウム箔
23・・・イージーピール樹脂層
24・・・無添加ポリエチレン樹脂層
25a〜25e・・・ポリエチレン樹脂層
27・・・基材層
30・・・スプーン

Claims (4)

  1. 外面熱可塑性樹脂層、外側バリア層、紙基材、内側バリア層、内面熱可塑性樹脂層をこの順序に有する積層体を成形してなる紙容器であって、天面に取出し口を有し、該取出し口は、バリア層を有するタブ材によって密封されており、天面には、開閉可能な蓋を有する熱可塑性樹脂製のオーバーキャップが隙間なく接着されていることを特徴とする紙容器。
  2. 紙容器の形状が、直方体形状であることを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
  3. 前記内側バリア層はアルミニウム箔であり、前記内面熱可塑性樹脂層およびタブ材の内面は、添加剤を含まないポリエチレン樹脂層であることを特徴とする請求項1または2に記載の紙容器。
  4. 前記オーバーキャップは、紙容器の天面との間に隙間を保つためのスペーサーを備え、オーバーキャップの内側に、内容物を取り出すためのスプーンが取付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙容器。
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