JP2018118429A - ゴム押出装置及びゴム押出方法 - Google Patents

ゴム押出装置及びゴム押出方法 Download PDF

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隆文 田口
Takafumi Taguchi
隆文 田口
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Abstract

【課題】防着剤の分散不良を抑制し、ひいては、押し出されるゴム材料の品質を向上させ得るゴム押出装置及びゴム押出方法を提供する。【解決手段】防着剤でコーティングされた複数の種類のゴム組成物G1,G2を混練して1つのゴム材料Gとして押し出すゴム押出装置1である。各ゴム組成物G1,G2を供給する供給手段2と、供給手段2により投入口11から供給された各ゴム組成物G1,G2を1つのゴム材料Gとして混練して吐出口15に向けて押し出すスクリュー8を有するゴム押出機3とを含んでいる。ゴム押出機3は、投入口11と吐出口15との間に、ゴム材料G内の空気を吸引するための脱気部10を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の種類のゴム組成物を混練して1つのゴム材料として押し出すゴム押出装置及びゴム押出方法に関する。
例えば、下記特許文献1には、複数の種類のゴム組成物を混練して1つのゴム材料として押し出すゴム押出装置が提案されている。特許文献1のゴム押出装置は、ペレット状の各ゴム組成物を、予め定められた変化パターンに基づいたそれぞれの供給速度で連続供給して、押し出されるゴム材料の混合比を変更している。
特開2004−216826号公報
一般的に、ペレット状のゴム組成物は、互いの密着を防ぐためにその表面が多くの防着剤でコーティングされている。このようなペレット状のゴム組成物を特許文献1のゴム押出装置で混練すると、防着剤の分散不良により、押し出されるゴム材料の品質が悪化するという問題があった。特に、特許文献1のゴム押出装置のように、複数の種類のゴム組成物を1つのゴム材料として押し出すときに、上述の問題が顕著に発生していた。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ゴム材料内の空気を吸引することを基本として、防着剤の分散不良を抑制し、ひいては、押し出されるゴム材料の品質を向上させ得るゴム押出装置及びゴム押出方法を提供することを主たる目的としている。
本発明は、防着剤でコーティングされた複数の種類のゴム組成物を混練して1つのゴム材料として押し出すゴム押出装置であって、前記各ゴム組成物を供給する供給手段と、前記供給手段により投入口から供給された前記各ゴム組成物を1つの前記ゴム材料として混練して吐出口に向けて押し出すスクリューを有するゴム押出機とを含み、前記ゴム押出機は、前記投入口と前記吐出口との間に、前記ゴム材料内の空気を吸引するための脱気部を有することを特徴としている。
本発明のゴム押出装置において、前記各ゴム組成物は、それぞれペレット状であるのが望ましい。
本発明のゴム押出装置において、前記供給手段は、ペレット状の前記各ゴム組成物をそれぞれ連続的に供給する連続供給器を含むのが望ましい。
本発明のゴム押出装置において、前記連続供給器は、前記各ゴム組成物の供給速度をそれぞれ個別に調整するのが望ましい。
本発明のゴム押出装置において、前記吐出口から押し出される前記ゴム材料は、リボン状であるのが望ましい。
本発明は、防着剤でコーティングされた複数の種類のゴム組成物を混練して1つのゴム材料として押し出すゴム押出方法であって、前記各ゴム組成物をゴム押出機に供給する供給工程と、前記供給工程により前記ゴム押出機の投入口から供給された前記各ゴム組成物を1つの前記ゴム材料として混練して吐出口に向けて押し出す押出工程とを含み、前記供給工程は、前記各ゴム組成物の供給速度をそれぞれ個別に調整し、前記押出工程は、前記投入口と前記吐出口との間で、前記ゴム材料内の空気を吸引していることを特徴としている。
本発明のゴム押出機は、投入口と吐出口との間に、ゴム材料内の空気を吸引するための脱気部を有している。このようなゴム押出機を含むゴム押出装置は、ゴム組成物に含まれる防着剤を効率よく分散することができ、押し出されるゴム材料の品質を向上させることができる。
本発明の押出工程は、前記投入口と前記吐出口との間で、前記ゴム材料内の空気を吸引している。このような押出工程を含むゴム押出方法は、ゴム組成物に含まれる防着剤を効率よく分散することができ、押し出されるゴム材料の品質を向上させることができる。
本発明の一実施形態のゴム押出装置の断面図である。 本発明の一実施形態のゴム押出方法のフローチャートである。 供給工程のフローチャートである。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のゴム押出装置1を示す断面図である。図1に示されるように、本実施形態のゴム押出装置1は、防着剤でコーティングされた複数の種類のゴム組成物G1,G2を混練して1つのゴム材料Gとして押し出すためのものである。ゴム押出装置1は、各ゴム組成物G1,G2を供給する供給手段2と、ゴム材料Gを押し出すゴム押出機3とを含むのが望ましい。
複数の種類のゴム組成物G1,G2は、例えば、第1ゴム組成物G1と第2ゴム組成物G2の2つのゴム組成物G1,G2からなる。各ゴム組成物G1,G2は、それぞれペレット状であるのが望ましい。ペレット状の各ゴム組成物G1,G2は、例えば、その表面が多くの防着剤でコーティングされている。
このため、ペレット状の各ゴム組成物G1,G2は、それぞれ、互いに密着することなく、その管理が容易である。このような第1ゴム組成物G1及び第2ゴム組成物G2は、その供給量を個別に変更できるため、それらの混合比の調整を容易に行い得る。なお、ゴム組成物G1,G2の種類は、2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。
本実施形態のゴム材料Gは、リボン状に押し出されている。リボン状のゴム材料Gは、例えば、回転する支持体(図示省略)に螺旋上に巻回され得る。このようなリボン状のゴム材料Gは、いわゆるストリップワインド法にて、予め定められた断面のタイヤ(図示省略)を形成することができる。
本実施形態の供給手段2は、ペレット状の各ゴム組成物G1,G2をそれぞれ連続的に供給する連続供給器4,5と、各ゴム組成物G1,G2を混合する連続混合器6とを含んでいる。なお、連続供給器4,5から供給される各ゴム組成物G1,G2が、ゴム押出機3の内部で十分混合される場合は、連続混合器6が省略されてもよい。
本実施形態の連続供給器4,5は、第1ゴム組成物G1を供給する第1連続供給器4と、第2ゴム組成物G2を供給する第2連続供給器5とを含んでいる。なお、ゴム組成物G1,G2の種類が3つ以上の場合は、その数に対応した数の連続供給器4,5を含むのが望ましい。
第1連続供給器4は、例えば、ペレット状の第1ゴム組成物G1を搬送する第1搬送具4Aを有している。第1搬送具4Aは、例えば、第1駆動装置M1により駆動され、第1ゴム組成物G1の搬送速度を自在に変更される。
第2連続供給器5は、例えば、ペレット状の第2ゴム組成物G2を搬送する第2搬送手段5Aを有している。第2搬送手段5Aは、例えば、第2駆動手段M2により駆動され、第2ゴム組成物G2の搬送速度を自在に変更される。
このため、各連続供給器4,5は、各ゴム組成物G1,G2の供給速度をそれぞれ個別に調整することができる。このような連続供給器4,5は、ペレット状の各ゴム組成物G1,G2を、予め定められた変化パターンに基づいたそれぞれの供給速度で連続供給して、押し出されるゴム材料Gの混合比を変更することができる。
本実施形態の連続混合器6は、その内部に各ゴム組成物G1,G2を混合するための攪拌翼6Aを有している。攪拌翼6Aは、例えば、第3駆動手段M3により駆動される。このような連続混合器6は、複数の種類のゴム組成物G1,G2を均一に混合することができる。
本実施形態のゴム押出機3は、略円筒状のケーシング7と、ケーシング7の内部に収容されたスクリュー8と、ケーシング7の下流側Dに配されたギヤポンプ9と、ケーシング7内の空気を吸引するための脱気部10とを有している。なお、押し出されるゴム材料Gによっては、ギヤポンプ9が省略されてもよい。ここで、本明細書では、ゴム押出機3の供給手段2側を上流側Uとし、ゴム材料Gが押し出される側を下流側Dとしている。
このようなゴム押出機3は、脱気部10によりゴム押出機3の内部を負圧にすることができる。このため、本実施形態のゴム押出機3は、ゴム材料G内に巻き込まれた空気及びゴム材料G内で発生したガス等を吸引することができ、ゴム組成物G1,G2に含まれる防着剤を効率よく分散することができる。その結果、本実施形態のゴム押出装置1は、品質の高いゴム材料Gを押し出すことができる。
本実施形態のケーシング7は、略円筒状であり、その上流側Uにゴム組成物G1,G2を投入するための投入口11を有している。このようなケーシング7は、投入口11からペレット状のゴム組成物G1,G2が供給され、1つのゴム材料Gとして下流側Dへ向けて押し出される。このため、ケーシング7の内壁と押し出されるゴム材料Gとの摩擦力等により、ゴム材料G内の防着剤を分散させることができる。
スクリュー8は、供給手段2により投入口11からケーシング7内に供給された各ゴム組成物G1,G2を1つのゴム材料Gとして混練して、下流側Dに位置する吐出口15に向けて押し出すためのものである。スクリュー8は、例えば、ケーシング7の上流側Uの外部に配された駆動装置Mにより回転されている。本実施形態のスクリュー8は、回転中心である軸本体12と、軸本体12からスクリュー8の径方向外側に突出する螺旋翼13と、脱気部10の上流側Uに位置しかつ軸本体12よりも直径が大きいダム部14とを含んでいる。
このようなスクリュー8を有するゴム押出機3は、ダム部14により、ゴム材料Gのせん断効率を向上させることができる。このため、本実施形態のゴム押出機3は、ゴム組成物G1,G2に含まれる防着剤を効率よく分散することができる。その結果、本実施形態のゴム押出装置1は、ゴム材料G内の防着剤の分散不良が抑制され、より高品質なゴム材料Gを押し出すことができる。
軸本体12は、ケーシング7の長手方向に沿って、直線状に配されるのが望ましい。本実施形態の軸本体12は、ダム部14よりも上流側Uの第1軸体12aと、ダム部14よりも下流側Dの第2軸体12bとを含んでいる。第1軸体12aの直径d1は、第2軸体12bの直径d2よりも大きいのが望ましい。このような軸本体12は、第1軸体12a側に配される駆動装置Mからの回転力を、確実に伝達することができる。
螺旋翼13は、例えば、スクリュー8の軸方向にずれながら周方向に連続して形成されている。このような螺旋翼13は、ケーシング7内に供給されたゴム組成物G1,G2を、1つのゴム材料Gとして、上流側Uから下流側Dに向けて混練しながら押し出すことができる。
本実施形態の螺旋翼13は、ダム部14よりも上流側Uの第1翼13aと、ダム部14よりも下流側Dの第2翼13bとを含んでいる。第1翼13aの直径d3は、第2翼13bの直径d4に略等しいのが望ましい。第1翼13aの軸方向ピッチp1は、第2翼13bの軸方向ピッチp2よりも小さいのが望ましい。このような螺旋翼13は、ゴム押出機3から押し出されるゴム材料Gが途切れることなく、連続して押出成形することができる。
本実施形態のダム部14は、ゴム材料Gがダム部14を通過する時にゴム材料Gを分断し、ゴム材料Gのせん断発熱を促進させている。このようなダム部14は、ゴム材料Gのせん断発熱により、ゴム材料G内に分散された防着剤等の揮発成分のガス化を促進し、より高品質なゴム材料Gを成形することができる。また、このようなダム部14は、ケーシング7内の流路面積を低減しているので、ゴム材料Gの混合比が変更された際の境界を明確にすることができる。なお、ダム部14は、その外周にスクリュー8の軸方向にのびる溝(図示省略)が形成されていてもよい。
脱気部10は、真空装置Pに接続されているのが望ましい。このような脱気部10は、ケーシング7の内部を負圧にすることができる。このため、ゴム押出機3は、ペレット状のゴム組成物G1,G2を混練する際にゴム材料G内に巻き込まれた空気を吸引することができ、品質の高いゴム材料Gを押し出すことができる。また、このような脱気部10は、ゴム材料Gから発生するガスも吸引することができ、より品質の高いゴム材料Gを押し出すことができる。
脱気部10は、投入口11と吐出口15との間に位置し、ダム部14の下流側Dで、ダム部14に隣接して設けられるのが望ましい。このような脱気部10は、ダム部14で分断されたゴム材料Gが再び合流する部位近傍を負圧にできるため、ゴム材料Gが合流する際に巻き込む空気をも効率よく吸引することができる。
本実施形態では、脱気部10の上流側Uは、ダム部14に押し付けられるゴム材料Gにより密閉され、脱気部10の下流側Dは、ギヤポンプ9に押し付けられるゴム材料Gより密閉されている。このため、脱気部10近傍のケーシング7の内部は、両端がゴム材料Gにより密閉された小さな空間となり得る。その結果、脱気部10は、ダム部14で分断されたゴム材料Gが再び合流する部位近傍を効率よく負圧にすることができ、ゴム材料G内の空気及びガスをより確実に吸引することができる。
ギヤポンプ9は、例えば、一対の歯車9Aを含んでいる。このようなギヤポンプ9は、一定量のゴム材料Gを安定して吐出することができる。このため、本実施形態のゴム押出機3は、吐出されるゴム材料Gのバラツキを押さえ、品質を向上させることができる。
ギヤポンプ9は、その下流側Dにゴム材料Gを吐出するための吐出口15を含んでいる。本実施形態では、吐出口15から押し出されるゴム材料Gは、リボン状である。吐出口15は、必要なゴム材料Gの大きさに合わせて、交換可能であるのが望ましい。
次に、図1を参酌しつつ、上述のゴム押出装置1を用いて、生タイヤを製造するために、防着剤でコーティングされた複数の種類のゴム組成物G1,G2を混練して1つのゴム材料Gとして押し出すゴム押出方法が説明される。
図2は、本実施形態のゴム押出方法のフローチャートである。図2に示されるように、本実施形態のゴム押出方法は、各ゴム組成物G1,G2をゴム押出機3に供給する供給工程S1を含んでいる。供給工程S1は、複数の種類のペレット状のゴム組成物G1,G2をゴム押出機3に連続供給することができる。
図3は、供給工程S1のフローチャートである。図3に示されるように、本実施形態の供給工程S1は、第1ゴム組成物G1を供給する第1供給工程S11を含んでいる。第1供給工程S11では、例えば、第1連続供給器4が、予め定められた変化パターンに基づいた供給速度で第1ゴム組成物G1を連続供給している。
本実施形態の供給工程S1は、第2ゴム組成物G2を供給する第2供給工程S12を含んでいる。第2供給工程S12は、第1供給工程S11と同時に行われるのが望ましい。第2供給工程S12では、例えば、第2連続供給器5が、予め定められた変化パターンに基づいた供給速度で第2ゴム組成物G2を連続供給している。
このような第1供給工程S11及び第2供給工程S12を含む供給工程S1は、各ゴム組成物G1,G2の供給速度をそれぞれ個別に調整しているので、ゴム材料Gの混合比を任意に変更することができる。
本実施形態の供給工程S1は、第1供給工程S11及び第2供給工程S12で連続供給された第1ゴム組成物G1及び第2ゴム組成物G2を混合する混合工程S13を含んでいる。混合工程S13では、例えば、連続混合器6が、略一定速度で第1ゴム組成物G1と第2ゴム組成物G2とを攪拌している。なお、各ゴム組成物G1,G2が、ゴム押出機3の内部で十分混合される場合は、混合工程S13は省略されてもよい。
本実施形態の供給工程S1は、さらに、混合されたゴム組成物G1,G2をゴム押出機3に供給する第3供給工程S14を含んでいる。第3供給工程S14は、混合工程S13が省略された場合、省略され得る。
図2に示されるように、本実施形態のゴム押出方法は、供給工程S1によりゴム押出機3の投入口11から供給された各ゴム組成物G1,G2を1つのゴム材料Gとして混練して吐出口15に向けて押し出す押出工程S2を含んでいる。押出工程S2は、ゴム材料Gをリボン状に押し出すのが望ましい。
本実施形態の押出工程S2は、投入口11と吐出口15との間で、ゴム材料G内の空気を吸引している。このような押出工程S2を含むゴム押出方法は、ゴム組成物G1,G2に含まれる防着剤を効率よく分散することができ、押し出されるゴム材料Gの品質を向上させることができる。
ゴム押出方法は、例えば、リボン状に押し出されたゴム材料Gを、回転する支持体に螺旋上に巻回し、予め定められた断面のタイヤを形成し得る巻回工程S3を含んでいる。本実施形態のゴム押出方法は、供給工程S1で各ゴム組成物G1,G2の供給速度を個別に調整しているので、リボン状のゴム材料Gの混合比を巻回工程S3の途中で変更することができる。このため、巻回工程S3では、求められる混合比のゴム材料Gを連続して巻回することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
図1のゴム押出装置を用いて、図2及び図3のゴム押出方法により、サイズ195/65R15の生タイヤが試作された。比較例として、脱気部を有さない従来のゴム押出装置を用いて同一サイズの生タイヤが試作された。これらの生タイヤ試作時のゴム材料のバラツキ及び試作時の不具合発生率がテストされた。生タイヤ試作時のテスト方法は、以下の通りである。
<ゴム材料のバラツキ>
試作されたゴム材料の任意の20ヶ所における粘着性が測定され、それらのバラツキが計算された。結果は、計算値の逆数を用い、比較例の値を100とする指数で表示されている。評価は、数値が大きいほどゴム材料のバラツキが小さく良好である。
<不具合発生率>
生タイヤ試作時に、リボン状のゴム材料が切断され、生産が一時停止した時間が測定された。結果は、測定値の逆数を用い、比較例の値を100とする指数で表示されている。評価は、数値が大きいほど不具合発生率が小さく良好である。
次に、試作された各生タイヤが同一条件で加硫成形され、テストタイヤが試作された。各テストタイヤに対し、転がり抵抗性と耐摩耗性とがテストされた。各テストタイヤのテスト方法は、以下の通りである。
<転がり抵抗性>
各試供タイヤが、リム15×6.00に装着され、転がり抵抗試験機を用い、内圧230kPa、荷重4.24kNの条件下で転がり抵抗が測定された。結果は、測定値の逆数を用い、比較例の値を100とする指数で表示されている。評価は、数値が大きいほど転がり抵抗が小さく良好である。
<耐摩耗性>
各試供タイヤが、リム15×6.00に装着され、ドラム試験機を用いて、内圧230kPa、荷重4.24kN、速度80km/hの条件下で、第2層及びその近傍が損傷するまでの距離が測定された。結果は、比較例の値を100とする指数で表示されている。評価は、数値が大きいほど耐摩耗性が高く良好である。
テスト結果が表1に示される。
Figure 2018118429
テストの結果、比較例に対し、実施例では、いずれの評価項目でも向上していることが確認された。
1 ゴム押出装置
2 供給手段
3 ゴム押出機
10 脱気部
11 投入口
15 吐出口
G1,G2 ゴム組成物
G ゴム材料

Claims (6)

  1. 防着剤でコーティングされた複数の種類のゴム組成物を混練して1つのゴム材料として押し出すゴム押出装置であって、
    前記各ゴム組成物を供給する供給手段と、
    前記供給手段により投入口から供給された前記各ゴム組成物を1つの前記ゴム材料として混練して吐出口に向けて押し出すスクリューを有するゴム押出機とを含み、
    前記ゴム押出機は、前記投入口と前記吐出口との間に、前記ゴム材料内の空気を吸引するための脱気部を有することを特徴とするゴム押出装置。
  2. 前記各ゴム組成物は、それぞれペレット状である請求項1に記載のゴム押出装置。
  3. 前記供給手段は、ペレット状の前記各ゴム組成物をそれぞれ連続的に供給する連続供給器を含む請求項2に記載のゴム押出装置。
  4. 前記連続供給器は、前記各ゴム組成物の供給速度をそれぞれ個別に調整する請求項3に記載のゴム押出装置。
  5. 前記吐出口から押し出される前記ゴム材料は、リボン状である請求項1乃至4のいずれかに記載のゴム押出装置。
  6. 防着剤でコーティングされた複数の種類のゴム組成物を混練して1つのゴム材料として押し出すゴム押出方法であって、
    前記各ゴム組成物をゴム押出機に供給する供給工程と、
    前記供給工程により前記ゴム押出機の投入口から供給された前記各ゴム組成物を1つの前記ゴム材料として混練して吐出口に向けて押し出す押出工程とを含み、
    前記供給工程は、前記各ゴム組成物の供給速度をそれぞれ個別に調整し、
    前記押出工程は、前記投入口と前記吐出口との間で、前記ゴム材料内の空気を吸引していることを特徴とするゴム押出方法。
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