JP2018117956A - 音響波測定装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、半球状の探触子を被検体に対して相対移動させることで、被検体を走査しながら光音響波を取得する被検体情報取得装置が記載されている。特許文献1には、カメラによる撮影画像を参照しながら関心領域の範囲指定が行われ得ることが記載されているが、カメラが探触子に対してどのような位置に設けられるのかは明記がない。
なお、上述の課題は、光音響イメージング装置にかぎらず、超音波エコー装置にも共通する。
被検体から伝搬した音響波を用いて前記被検体内の特性情報分布を生成する音響波測定装置であって、
前記音響波を受信する受信手段と、
第1の方向から前記被検体の所定の範囲を撮像し、前記所定の範囲の画像を取得する第1の撮像手段と、
前記第1の方向と異なる第2の方向から前記被検体の前記所定の範囲よりも狭い範囲を撮像し、局所画像を取得する第2の撮像手段と、
前記第1の撮像手段により撮像された前記所定の範囲の画像において、前記第2の撮像手段により撮像する位置の指定をユーザから受け付けるとともに、前記第2の撮像手段により撮像された前記局所画像において、前記特性情報分布を生成する範囲の指定を前記ユーザから受け付ける指定手段と、
前記受信手段により受信された音響波を用いて前記特性情報分布を生成する生成手段と、を有することを特徴とする音響波測定装置である。
被検体から伝搬した音響波を用いて前記被検体内の特性情報分布を生成する音響波測定
装置の制御方法であって、
前記音響波測定装置は、
前記音響波を受信する受信手段と、
第1の方向から前記被検体の所定の範囲を撮像し、前記所定の範囲の画像を取得する第1の撮像手段と、
前記第1の方向と異なる第2の方向から前記被検体の前記所定の範囲よりも狭い範囲を撮像し、局所画像を取得する第2の撮像手段と、を有し、
前記第1の撮像手段により撮像された前記所定の範囲の画像において、前記第2の撮像手段により撮像する位置の指定をユーザから受け付けるとともに、前記第2の撮像手段により撮像された前記局所画像において、前記特性情報分布を生成する範囲の指定を前記ユーザから受け付ける指定ステップと、
前記受信手段により受信された音響波を用いて前記特性情報分布を生成する生成ステップと、を有することを特徴とする音響波測定装置の制御方法である。
(装置全体構成)
図1は、音響波測定装置100の構成の例を示す図である。図1は、測定に関する構成の断面図と、制御に関する構成のブロック図により構成される。本実施例において音響波測定装置100は、手の内部から発せられる音響波を測定する装置である。音響波測定装置100は、測定した音響波に基づいて光音響画像を生成する。なお、本実施例では、一例として被検体を手として説明するものとする。
音響波測定装置100は、全体撮像用カメラ110、保持部材115、探触子119、局所撮像用カメラ122、移動機構130、光源131及び光伝送路132を有する。また、音響波測定装置100は、光音響演算部141、画像処理部142、指定部143、座標変換部144、移動機構制御部145及びモニタ146を有する。
また、探触子119は、支持体120、変換素子121及び射出口133を有する。探触子119は、2次元の平面を走査することが可能である。探触子119が走査する2次元の平面をXY平面とし、XY平面に垂直な軸をZ軸とする。以下では、図1の断面図において上方向をZ軸正方向といい、下方向をZ軸負方向という。本実施例では、XY平面に略平行に手を置き、音響波を測定するものとする。
保持部材115は、曲面を有し、曲面の部分に手全体が収まるように載置することができる。
保持部材115は、被検体を載置した状態で保持する。被検体と保持部材115の間は、音響波が透過しやすいように音響媒体(不図示)で充填してもよい。音響媒体の例としては水、油、ゲル及びジェル等であってもよい。
移動機構130は、例えば、リニアガイド(不図示)および送りネジ機構(不図示)およびモーター(不図示)を組み合わせて構成されている。ここで、変換素子121は本発明の受信手段に、支持体120は本発明の支持手段に、それぞれ相当する。
指定部143は、全体画像の中で局所画像を取得する位置をユーザから受け付けるとともに、ユーザによって指定された測定位置を受け付ける。具体的には、指定部143は、全体撮像用カメラ110によって撮像された全体画像の中で、局所撮像用カメラ122により撮像する範囲の指定をユーザから受け付ける。また、指定部143は、局所撮像用カメラ122により撮像された局所画像を用いてユーザから測定位置の指定を受け付ける。なお、測定位置の指定に関する具体例は後述する。ここで、全体撮像用カメラ110によって撮像された画像を被検体全体の全体画像といい、局所撮像用カメラ122によって撮像された被検体の部分的な画像を局所画像という。
なお、保持部材115と変換素子121との間は、音響波が伝搬可能な音響媒体(不図示)で充填してもよい。音響媒体の例としては水、油、ゲル、ジェル等であってもよい。
光源131は、効率的に被検体から光音響波を発生させるために、1〜100ナノ秒程度のパルス幅のパルス光を生成することが好ましい。また、波長としては600nmから1100nm程度の波長が好ましい。具体的な光源の例としては、Nd:YAGレーザ、アレクサンドライトレーザ、TisaレーザやOPOレーザを用いてもよい。このほか固体レーザ、ガスレーザー、ファイバーレーザー、色素レーザ、半導体レーザなども使用可能である。また、光源としてLEDを使用してもよい。なお、光源131は、本実施形態の音響波測定装置100と一体として設けられていても良いし、光源131を分離して別体として設けられていても良い。
照射のタイミング、波形、強度などは不図示の光源制御部によって制御される。また、複数波長を切り替えられる波長可変レーザを用いることで、酸素飽和度やグルコース濃度などの物質濃度情報を取得してもよい。
全体撮像用カメラ110は、手の甲全体を撮像できるように、保持部材115の曲面の中央部からZ軸正方向に距離l1離れた位置に設置される。なお、全体撮像用カメラ110は、手の甲全体を撮像する場合に限定されず、局所画像よりもある程度広い範囲、例えば、手の甲の80%程度の範囲を撮像してもよい。このように、全体撮像用カメラ110は、被検体全体を撮像する場合に限られず、比較的広い範囲であればよい。
また、局所撮像用カメラ122は、保持部材115から見てZ軸負方向の位置に設置される。局所撮像用カメラ122は、保持部材115から見てZ軸負方向にある支持体120に固定され、被検体を局所的に撮像する。局所撮像用カメラ122が保持部材115の曲面の中央部の真下にあるとき、保持部材115と局所撮像用カメラ122との間の距離はl2である。全体撮像用カメラ110と保持部材115との距離l1は、局所撮像用カメラ122と保持部材115との距離l2よりも長くなっている。距離l1と距離l2は、全体画像と局所画像の面積比に応じて設計される。なお、全体撮像用カメラ110の視野角が局所撮像用カメラ122の視野角よりも広い場合などは、距離l1と距離l2が同程度であったり、距離l1が距離l2よりも短かかったりしてもよい。
局所撮像用カメラ122は、例えば、光源131によりパルス光が照射される位置を撮像範囲の中心として撮像してもよい。また、局所撮像用カメラ122は支持体120によって固定されているため、支持体120の移動に応じて撮像範囲が変更される。後述するように、局所撮像用カメラ122の撮像範囲は、ユーザによって指定される。
(保持部材)
保持部材115の好ましい特性として、音響波を透過しやすい程度の厚さであること、光が透過するように透明であること、被検体の重さに耐えうる強度を有することが挙げられる。このような特性を有する材料としてPET(ポリエチレンテレフタレート)やPV
C(ポリ塩化ビニル)がある。
光音響波を受信する複数の変換素子121が椀状の支持体120の内側に全体的に配置され、探触子119が構成される。
変換素子121は、音響波を検出し電気信号などの信号に変換して出力する。変換素子121は、圧電現象を用いた素子、光の共振を用いた素子、容量の変化を用いた素子など音響波を検知できるものであれば、どのような素子を用いてもよい。本実施形態において、変換素子121は、複数配置され、それぞれの変換素子121は最も高い受信感度を持つ方向が互いに異なるように配置される。このような多次元配列素子を用いることで、同時に複数の場所で音響波を受信できるので、画質を向上させられるとともに、測定時間を短縮できる。より良好な形態として、複数の変換素子121の受信面が椀状の支持体120の中心に向くように配置すると良い。
図1における光源131から照射されたパルス光は、光伝送路132により、所望の光分布形状に加工されながら被検体に導かれる。光伝送路132は、光ファイバやそれを束ねたバンドル光ファイバ、鏡筒にミラーなどを組み込んだArticulating armなどの光導波路などであってもよい。他に光伝送路132としては、典型的にはレンズ、ミラー、拡散板などの光学部品を用いてもよい。
光音響演算部141は、アナログの電気信号をデジタル化するAD変換回路(不図示)や、電気信号を増幅する増幅器(不図示)などを含んでもよい。また、受信素子ごとに時系列的に得られたデジタル電気信号は、メモリ(不図示)に出力され格納される。
光音響演算部141、画像処理部142、指定部143、座標変換部144及び移動機構制御部145の各機能部は、CPU(プロセッサ)が必要なプログラムを実行することにより実現される。光音響演算部141、画像処理部142、指定部143、座標変換部144及び移動機構制御部145は、同じ情報処理装置でそれぞれの機能を実現するプログラムモジュールとして構成されても良い。また、それぞれが別の情報処理装置で動作し、協調して光音響イメージング装置に関する情報処理を実行してもよい。
また、情報処理装置の入力装置(マウス、キーボード、タッチパネルなど)を、音響波測定装置100の入力手段として用いてもよい。入力手段からの入力項目としては、測定位置及び測定範囲、測定パラメータ、所望の画質などがある。
光音響演算部141が画像再構成を行うときには、整相加算、バックプロジェクションなど任意の手法を採用できる。
モニタ146は、生成された光音響画像、全体撮像用カメラ110により撮像された画像及び局所撮像用カメラ122により撮像された画像をそれぞれ表示する。モニタ146としては液晶ディスプレイや有機ELティスプレイなど任意の表示装置を利用できる。モニタ146は、音響波測定装置100と一体であってもよいし、別々であってもよい。
図2は、音響波測定のフローの例を示す図である。以下では、音響波測定の処理の流れについて説明する。ステップS10において、全体撮像用カメラ110は、手の甲全体を撮像する。画像処理部142は、全体撮像用カメラ110により撮像された画像をモニタ146に表示させる。
図3(A)及び図3(B)は、全体撮像用カメラ110によって撮像された画像の例である。図3(A)のように全体撮像用カメラ110による画像148内に、手の甲全体が含まれる。なお、画像148は、XY平面に対応し、図3の左右の方向がX軸に対応し、上下の方向がY軸に対応する。
指定部143は、局所撮像用カメラ122の撮像範囲の位置の変更をユーザから受け付ける。ユーザは、カーソル148bを移動させることにより局所撮像用カメラ122の撮像範囲の位置を変更することができる。例えば、図3(B)のように、人差し指の付け根付近から手の甲の位置にカーソル148bの位置が変更されると、指定部143は、変更後のカーソル148bの位置を中心とする領域を局所撮像用カメラ122の撮像範囲148aとして指定する。なお、本実施例では局所撮像用カメラ122の撮像範囲148aの指定がカーソル148bを用いて行われるが、これに限定されるものではない。例えば、指定部143は、局所撮像用カメラ122の撮像範囲の移動量をユーザに数値入力させることで、局所撮像用カメラ122の撮像範囲の指定を受け付けてもよい。
図4は、光音響画像を生成するための測定位置の指定の例である。図4(A)の例は、図3(A)のカーソル148bの位置で局所撮像用カメラ122により撮像された場合の画像の例である。図4(A)の画像は、XY平面に対応し、図4の左右の方向がX軸に対応し、上下の方向がY軸に対応する。なお、図4(A)の局所撮像用カメラ122の撮像方向はZ軸正方向となっており、全体撮像用カメラ110によりZ軸負方向に撮像された図3(A)とは撮像する方向が逆である。このため、図4(A)の画像は、図3(A)の画像と比較してX軸の方向に反転している。
カメラ110による画像148、局所撮像用カメラ122による画像149、位置調整パネル150が表示される。位置調整パネル150は、十字キー151及び決定ボタン152を含んでいる。位置調整パネル150は、全体撮像用カメラ110による画像148が選択されているときは局所画像の取得位置の入力に用いられ、局所撮像用カメラ122による画像149が選択されているときは測定位置の入力に用いられる。十字キー151は、局所画像の位置または測定位置の変更に用いられる。また、決定ボタン152は、局所撮像位置または測定位置の決定に用いられる。なお、画像149は、画像148と向きを揃えるために、画像処理部142により、図4(A)の画像をX軸方向に反転させた画像となっている。
なお、位置調整パネル150を用いて測定位置を指定する場合に限定されず、例えば、キーボード又はジョイスティックを用いて測定位置が指定されてもよい。また、図4(C)の画像149をドラック&ドロップすることで指定してもよい。例えば、指定部143は、画像149がX軸正方向に画像149の半分の距離分ドラック&ドロップされた場合、測定位置をX軸正方向に画像149の半分の距離分ずらした位置を測定位置として指定してもよい。
なお、実施例2では、測定しながらリアルタイムに測定位置の変更を受け付ける例について説明する。
このように、全体撮像用カメラ110によって撮像された被検体の全体の画像をもとに局所撮像用カメラ122の撮像範囲の位置指定(粗調)が行われる。続いて、局所撮像用カメラ122によって撮像された局所画像をもとに測定位置が指定される(微調)。これにより、測定位置を容易に指定することが可能となる。
局所撮像用カメラ122が撮像する範囲を実座標(X,Y)で指定してもよい。例えば、所定の位置に固定され、首振りにより撮像範囲を変更可能な局所撮像用カメラ122に対して、チルトとパンのパラメータを指定して、撮像範囲を変更してもよい。
また、移動機構130とは別に局所撮像用カメラ122の移動部を設け、局所撮像用カ
メラ122を独立して移動させ、撮像範囲を変更させてもよい。
また、射出口133が支持体120ともに移動せずとも良い。例えば支持体とは別の射出口移動機構を設けても良いし、首振りにより照射方向を変える機構を設けても良い。
なお、上記記載における測定位置とは、探触子走査を行わなくとも再構成画像の生成に十分な音響波が取得できるような比較的狭い領域、例えば被検者の手における、メラノーマの疑いがあるホクロなどを想定していた。しかし本発明においては、測定位置よりも広い測定範囲を指定することも可能である。例えば、画像処理部142は、図4(C)の局所撮像用カメラ122による画像149に測定範囲を示す四角い枠線を表示する。四角い枠線は、ユーザの操作により大きさを変更することが可能である。
指定部143は、四角い枠線に応じて測定範囲の指定を受け付ける。続いて、移動機構制御部145は、移動機構130を制御して測定範囲内の各位置に支持体120を移動させる。続いて、椀状の支持体120の内側に全体的に配置された各変換素子121は、各位置で音響波を受信する。続いて、光音響演算部141は、各変換素子121が受信した音響波に基づいて光音響画像を生成する。
また、測定範囲の拡大・縮小も可能である。例えば、指定部143は、四角い枠線の各辺のドラッグ&ドロップによる移動により、測定範囲の拡大及び縮小を受付けてもよい。指定部143は、図4(C)の画像149に表示された四角い枠線の大きさが変更された場合、変更後の四角い枠線に応じて測定範囲の大きさを変更してもよい。
以上のように実施例1に示した音響波測定装置100により、測定範囲を容易に指定できるという効果を奏する。
(リアルタイムの位置指定)
全体撮像用カメラ110及び局所撮像用カメラ122が、光音響の測定中においてもリアルタイムに撮像する場合について説明する。音響波測定装置100は、光音響画像を表示しつつ、全体撮像用カメラ110又は局所撮像用カメラ122の画面を基に測定位置を
変更することが可能である。
例えば、図3(B)に示すようにカーソル148bの位置が移動すると、移動機構制御部145は、指定されたカーソル148bに対応する位置に支持体120を移動させる。支持体120が移動している期間においても、被検体(手)に一定の周期でパルス光が照射され、光音響演算部141は、変換素子121が受信したPA信号に基づいて光音響画像データの生成を一定の周期で行っている。画像処理部142は、生成された光音響画像データに基づいて光音響の測定画面を随時更新する。これにより、画像処理部142には、支持体120の移動中においてもリアルタイムに光音響画像が表示される。
また、全体撮像用カメラ110を、被検体である手に対して局所撮像用カメラ122と同一の側(例えば下側)に設置し、全体撮像用カメラ110及び局所撮像用カメラ122により異なる角度から撮像してもよい。例えば、複数の全体撮像用カメラ110を支持体120の後方の所定の位置にそれぞれ配置し、不図示の画像作成手段が、複数の全体撮像用カメラ110により合成画像を生成する。この合成画像が、本実施例における全体画像(所定の範囲の画像)に当たる。このとき、合成画像から支持体120を表示しないような画像処理を行うことが好ましい。画像作成手段は、画像処理部142と同様に、画像処理能力を持つ情報処理装置により実現できる。
なお、複数の全体撮像用カメラ110を用いる例について説明したが、これに限定されない。例えば、音響波測定装置100は、支持体120により被検体が隠れないように斜め方向から、1台の全体撮像用カメラ110により被検体を撮像させる。続いて、画像処理部142は、全体撮像用カメラ110により斜め方向から撮像された画像の歪みを補正することで、全体画像を生成してもよい。
更してもよい。
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)は、本発明の範疇に含まれる。また、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体も本発明の範疇に含まれる。
Claims (10)
- 被検体から伝搬した音響波を用いて前記被検体内の特性情報分布を生成する音響波測定装置であって、
前記音響波を受信する受信手段と、
第1の方向から前記被検体の所定の範囲を撮像し、前記所定の範囲の画像を取得する第1の撮像手段と、
前記第1の方向と異なる第2の方向から前記被検体の前記所定の範囲よりも狭い範囲を撮像し、局所画像を取得する第2の撮像手段と、
前記第1の撮像手段により撮像された前記所定の範囲の画像において、前記第2の撮像手段により撮像する位置の指定をユーザから受け付けるとともに、前記第2の撮像手段により撮像された前記局所画像において、前記特性情報分布を生成する範囲の指定を前記ユーザから受け付ける指定手段と、
前記受信手段により受信された音響波を用いて前記特性情報分布を生成する生成手段と、を有することを特徴とする音響波測定装置。 - 前記第2の撮像手段は、前記被検体から見て前記第1の撮像手段の反対側に設置されており、前記第2の撮像手段は、前記第1の方向と反対の第2の方向から前記被検体を撮像することを特徴とする請求項1に記載の音響波測定装置。
- 前記第1の撮像手段は、前記被検体から見て前記第2の撮像手段と同じ側に設置された撮像手段を含み、
前記第1の撮像手段に含まれる前記撮像手段が取得した画像に基づいて、前記所定の範囲の画像を作成する画像作成手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の音響波測定装置。 - 前記ユーザから受け付けた前記特性情報分布を生成する範囲に対応する位置に前記受信手段を移動させる位置移動手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の音響波測定装置。
- 前記受信手段と、前記第2の撮像手段とを支持する支持手段をさらに有し、
前記位置移動手段は、前記支持手段の前記被検体に対する位置を変化させるものであり、
前記受信手段は、前記第2の撮像手段により撮像される範囲で発生した音響波を受信することを特徴とする請求項4に記載の音響波測定装置。 - 前記被検体に光を照射する光照射手段をさらに有し、
前記音響波は、前記光を照射された前記被検体から伝搬した光音響波であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の音響波測定装置。 - 前記支持手段に支持され、前記被検体に光を照射する光照射手段をさらに有し、
前記音響波は、前記光を照射された前記被検体から伝搬した光音響波であることを特徴とする請求項5に記載の音響波測定装置。 - 前記ユーザによる、前記所定の範囲の画像における前記第2の撮像手段により撮像する位置の入力と、前記局所画像における前記特性情報分布を生成する範囲の入力の、少なくともいずれかを受け付ける入力手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の音響波測定装置。
- 前記生成手段は、前記位置移動手段により前記受信手段が移動している期間にも、前記
特性情報分布を生成することを特徴とする請求項4,5および7のいずれか1項に記載の音響波測定装置。 - 被検体から伝搬した音響波を用いて前記被検体内の特性情報分布を生成する音響波測定装置の制御方法であって、
前記音響波測定装置は、
前記音響波を受信する受信手段と、
第1の方向から前記被検体の所定の範囲を撮像し、前記所定の範囲の画像を取得する第1の撮像手段と、
前記第1の方向と異なる第2の方向から前記被検体の前記所定の範囲よりも狭い範囲を撮像し、局所画像を取得する第2の撮像手段と、を有し、
前記第1の撮像手段により撮像された前記所定の範囲の画像において、前記第2の撮像手段により撮像する位置の指定をユーザから受け付けるとともに、前記第2の撮像手段により撮像された前記局所画像において、前記特性情報分布を生成する範囲の指定を前記ユーザから受け付ける指定ステップと、
前記受信手段により受信された音響波を用いて前記特性情報分布を生成する生成ステップと、を有することを特徴とする音響波測定装置の制御方法。
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