JP2018117433A - 自動充電システム及び自動充電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動移動体に対して、安全に、大電流充電が可能な自動充電システムの提供。
【解決手段】自動的に移動可能な自動移動体10と、該自動移動体に対して給電をする自動充電装置20を備える自動充電システム1であって、自動移動体10は、電源となる充放電可能な蓄電池11と、自動充電装置から給電され、蓄電池へ電力を供給する受電部12とを備えており;自動充電装置20は、自動移動体の受電部に接触給電する給電部27,28と、先端が給電部と接続され、伸縮することで給電部の位置を移動可能な接続機構25,28と、接続機構を制御駆動させる制御手段23と、給電部の温度を検出する温度検出手段74,84と、温度検出手段により検出された温度から給電部と受電部の接触状態を検知する接触状態判別手段22と、を備えており;制御手段23は、接触状態判別手段22で検知された接触状態に基づいて、大電流充電の前に、接続機構25,26を調整して、給電部27,28と受電部12との接触ズレを補正する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動移動体の充電を行う自動充電システム及び自動充電方法に関する。
近年、二次電池を用いたアプリケーションが増えてきている。主なアプリケーションとしては、電気自動車、セグウェイの様な電動車両、荷物搬送車等の自動移動体がある。これらは、各アプリケーションに対して充電システムが開発されている。二次電池を充電する際には接触充電や非接触充電の2通りあるが、電気自動車や荷物搬送車等は待ち時間を少なくする為に大電流で充電を行う。大電流で充電するには非接触充電は効率の問題で不向きであるので接触充電が基本となる。
ここで、自動充電を行う場合は、充電する電流が大きくなるほど発熱しやすくなるため、接触不良や異物噛み込みによる接触不具合に起因する通常よりもさらに高い温度まで発熱することを防止する必要がある。
人の手が関与した場合であれば、アプリケーションの充電用接続部(端子)と充電器の接続部とを確実に接続させロック機構で外れないようにする作業を、目視を前提としてメカ的に確認しながら実施できる。
しかし、近年、車社会含め工場等では走行から充電まで全てにおいて自動化が進められ、充電自体も自動化が進みつつある。この際に、人の手を介さない自動充電を行う場合は、充電部分が接続されたか、外れたかなどの接触不具合を検知することが難しかった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、自動移動体に対して、安全に、大電流充電が可能な自動充電システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、自動的に移動可能な自動移動体と、該自動移動体に対して給電をする自動充電装置を備える自動充電システムであって、
前記自動移動体は、電源となる充放電可能な蓄電池と、前記自動充電装置から給電され、前記蓄電池へ電力を供給する受電部とを備えており、
前記自動充電装置は、
前記自動移動体の前記受電部に接触給電する給電部と、
先端が前記給電部と接続され、伸縮することで前記給電部の位置を移動可能な接続機構と、
前記接続機構を制御駆動させる制御手段と、
前記給電部の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された温度から前記給電部と前記受電部の接触状態を検知する接触状態判別手段と、を備えており、
前記制御手段は、前記接触状態判別手段で検知された接触状態に基づいて、大電流充電の前に、前記接続機構を調整して、前記給電部と前記受電部との接触ズレを補正する、
自動充電システムを提供する。
本発明の一態様によれば、自動充電システムにおいて、自動移動体に対して、安全に、大電流充電が可能になる。
本発明の一実施形態に係る充電システムにおいて自動移動体が充電中の全体概略図。 図1の充電システムに含まれる自動移動体が走行中の状態を示す図。 本発明の充電システムの接触充電に係る部分の回路例。 本発明の自動充電に係るフローチャート。 本発明の自動充電システムにおける、自動充電装置の給電部の電極と自動移動体の受電部の電極の構成の一例を示す図。 本発明の自動充電装置のアーム部及び給電部と、自動移動体の受電部の構成を示す概略図。 本発明の自動充電装置の給電部の電極と自動移動体の受電部の電極の構成の他の例を示す図。 本発明の自動充電装置のアーム部の説明図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<自動充電システム>
図1は本発明に係る自動充電システムにおいて自動移動体が充電中の概略図である。図1に示すように、本発明の充電システム1は、自動移動体10と、自動充電装置20とを備える。
図1に示す例では、自動移動体10は、電池パック(蓄電池)11、受電部12、温度モニタ部13、駆動部14、移動体側通信部15、及び表示部16等を有する。
また、自動充電装置20は、ホストコンピューター21、充電制御部22、接続機構制御部23、充電側通信部24、アーム部25,26、及び給電部27,28等を備えている。
図2は、本発明の自動充電システム1の移動可能な自動移動体10が走行中の状態の例を示す図である。自動移動体10は、二次電池を動力源として動作する大電流自動充電アプリケーションである。例えば、電気自動車、セグウェイの様な電動自動車、荷物搬送車、ロボット(掃除ロボット、ペットロボット、災害用ロボットなど)等のアプリケータ(アプリケーション)であって、自動移動可能な移動体である。
図2では、自動移動体10は、地面や路面上を走行する自動走行体であって、設定された軌跡Tを走行する例を示す。なお、自動移動体10がロボットの場合、自動移動体10内の制御部の判断により、自動移動体内で移動(走行)ルートを状況に応じて自ら設定してもよい。あるいは、自動充電装置20や、他のリモコン等から遠隔操作されることにより、自動移動体10の移動ルートが指示されてもよい。
なお、自動移動体は飛行可能なラジコンや浮遊体等の空中を移動する自動飛翔体であってもよい。
図2に示す自動移動体10は蓄電池11の充電が必要になると、自動充電装置20の近傍であって、自動充電装置20によって充電可能なエリアA(充電ステーション、ホームベースともいう)に自分の判断で帰還する。あるいはその充電可能なエリアAに、自動充電装置20からの指示により、帰還させられる。
図1に戻って、自動移動体10は、電池パック11を電源(メイン電源又はサブ電源)としている。自動移動体10を動作させる電池パック11の電力供給は、自動移動体10内に備えられた受電部12から行われる。受電部12は、外部電源である自動充電装置20から電力が供給される。
受電部12には、正極電極121と、負極電極122とが設けられている。
電池パック11へ供給された電力は、駆動部14、移動体側通信部15、表示部16、温度モニタ部17へと供給されることで、自動移動体10を動作させる。
温度モニタ部13は電池パック11内の温度をモニタし、充放電中の温度異常を検出すると、自動移動体10の充電又は放電を停止させる。例えば、テスト充電中に、移動体側の温度モニタ部13が電池パック11の温度を測定することで、二次電池が劣化しているかどうかを判定することができる。温度モニタ部13は充放電の際の安全を確保する安全装置として機能する。
移動体側通信部15は、自動移動体10の電池電圧や温度情報等のデータを、自動充電装置20の充電側通信部24とやり取りする。
表示部16は、自動移動体10の状態を表示する。また、表示部16は、タッチパネルなどの、ユーザーによって操作可能なユーザーインターフェースであると好ましい。
また、自動充電装置20では、ホストコンピューター21が自動充電装置20の頭脳となり、充電制御部22、接続機構制御部23、及び充電側通信部24に指示を送る。
また、自動移動体10の受電部12の電極121,122に対して自動充電装置20から給電するため、アーム部25,26は自動充電装置20の本体29に対して突出するように伸縮可能である。
アーム部25,26は、アーム部25,26の先端に設けられる給電部27,28の位置を移動させる接続機構(給電部移動部)である。
伸縮可能なアーム部25,26は、図1に示すように、正極27に対応する正極アーム25及び負極28に対応する負極アーム26とで、夫々別々に2本備えていてもよいし、あるいは正極、負極をまとめて一本であってもよい。なお、正極アーム25と負極アーム26を区別する必要が無い場合はまとめてアーム部25,26と呼ぶ。
給電部27,28は、アーム部25,26の先端に接続されている。給電部27,28は、自動移動体10の受電部12と面接触して接触給電させる接点であって、接点接続部(接点接触部)として機能する。
給電部27,28には、受電部12の電極121,122に対して接触して給電する電極部71,81が設けられている。さらに、給電部27,28には、電極71,81に取りつけられた温度センサ74,84と、近接センサ75,85が設けられている。
温度センサ(温度検出手段)74,84は、給電部27,28の電極71,81に取り付けられ、あるいは電極71,81と一体化して構成されており、電極71,81の温度を検知するものである。充電中(テスト充電中、大電流充電中)に、温度センサ74,84により電極71,81の温度を測定することで、充電装置側と移動体側の電極同士の接触状態(接触している面積がどのくらいか)を判定することができる。
近接センサ75,85は、給電部27,28、又は、アーム部25,26と給電部27,28との間(図6参照)に取り付けられ、充電側の給電部27,28の電極71,81の少なくとも一部が、移動体側の受電部12の電極121,122に接触したことを検知する。近接センサ75,85は、検知した電極部分の接触の状態により、接続信号の接続/不接続の状態を切り替えて出力する。
自動充電装置20のホストコンピューター21は、自動移動体10の状態を常時又は定期的に監視する。ホストコンピューター21が自動移動体10の電池電圧が下がったことを認識して、電池パック11を充電させる必要がある場合は自動移動体10に充電側通信部24から指示を送り、自動移動体10を自動充電装置20で充電可能なエリアAに帰還させる。
帰還後に、自動移動体10が充電可能なエリアAに帰還したことを通知するため、自動移動体10の移動体側通信部15から自動充電装置20の充電側通信部24に帰還完了信号を送る。
自動充電装置20は接続機構制御部23が作動し、帰還した自動移動体10の受電部12に目掛けて正極アーム25及び負極アーム26が伸長して、先端に設けられる給電部27,28を受電部12と接続させる。
給電部27,28と受電部12との接続は、近接センサ75,85が、接続又は非接続の2つの状態を択一的に認識する。
接続状態を示す接続信号を近接センサ75,85が出力すると、ホストコンピューター21が受け取り、充電制御部22経由で、自動移動体10に搭載されている電池パック11への充電を開始するように、受電部12への電力の供給を開始する。
充電制御部22は、給電部27,28への充電量(電力の供給量)及び充電の開始・停止のタイミングを指示する。さらに、充電制御部22は、温度センサ74,84により検出された温度から給電部27,28の電極部71,81と受電部12の電極部121,122の接触状態を検知して、充電の状態を把握する接触状態判別手段としても機能する。
接続機構制御部(制御手段)23は、充電の前御のタイミングで、給電部27,28と受電部12とが接続するように、接続機構であるアーム部25,26の伸縮を指示する。また、充電制御部22(接触状態判別手段)で検知された電極部の接触状態や、自動移動体10の温度モニタ部13で検出された電池パック11の温度に基づいて、大電流充電の前に、アーム部25,26を調整して(やり直しを指示し)、給電部27,28と受電部12との接触ズレを補正する。
電極同士の接続状態を考慮した、受電部12への給電の制御について、図4のフローを用いて詳述する。
<アーム部と受電部との接触回路>
図3は本発明の一実施形態に係る自動充電システム1の接触充電に係る部分の回路例を示す。
図3を参照して、自動移動体10側では、電池パック11と、サーミスタ131と、受電部12とが設けられている。
電池パック11は、複数の蓄電池(図3では4つの蓄電池)が直列して構成されている。
受電部12は、正極電極121と、負極電極122を含み、夫々の電極は電流用の電極部と電圧用の電極部を含んでいる。詳しくは、正極電極121は、正極用電流電極部121i、正極用電圧電極部121vを備え、負極電極122は、負極用電流電極122i、負極用電圧電極部122vを備えている。
温度モニタ部13は、例えば、サーミスタ131によって構成されており、電池パック11内の複数の蓄電池の温度を検出する。サーミスタ131は電池パック11の近傍に配置されている。
一方、自動充電装置20側では、充電に係る回路として、給電部27,28と、充電制御部22とを備えている。
充電装置側の給電部27,28は、正極電極71と負極電極81とを備えており、正極用、負極用の夫々の電極71,81では、図中外側に示す電流用電極部71i,81iと図中内側に示す電圧用電極部71v,81vとを備えている。
ここで、充電装置側で、温度センサ74,84は、電流用電極部71i,81iの温度を検知可能に設けられている。
充電制御部22は、充電用の主制御部である、5Vのマイクロプロセッサ(図3では5VμPと示す、マイコンともいう)221、変圧用のDCDCコンバータ222、微充電用のテスト電源回路223と、スイッチ224と、抵抗225と、コンデンサ226等とを備えている。
このような充電制御部22では、DCDCコンバータ222が、大電流用の電力を生成し、テスト電源回路223が、充電用の大電流よりも小さい、テスト用の微電流の電力を生成する。
マイコン221が指示することにより、スイッチ224の接続先を切り替えて、給電に用いる電力を、大電流用とテスト用(微電流用)とで切り替えることができる。
抵抗225、コンデンサ226はノイズ対策用の回路である。
ここで、電力(P)は「P=I×R」の関係により、電流と抵抗に依存する。したがって、大電流充電(I=大)をすることで、時間短縮はできるが発熱の要因にもなる。
また、接触部である、充電装置側の電極71,81と、移動体側の電極121,122とが不完全な状態で接触していると、接触面積が小さくなり、電極間に接続される抵抗値は上がり(R=大)、さらなる発熱要因となる。
よって、大電流で充電する前に、微電流充電であるテスト充電を行って抵抗値と連動して変化する電極の温度を測定することで、充電装置側と移動体側の電極間の接触が完全かどうかを確認することができる。
そのために、自動充電装置20の給電部27,28には、一対の電極71,81の電流用電極部71i,81iに取り付けられた温度センサ(温度検出回路)74,84を搭載しており、電極同士の接触温度の検出が可能である。
自動移動体10の受電部12の電極121,122と自動充電装置20の給電部27,28の電極71,81が接触した状態で充電が開始される。
そのため、充電中は常に接触部である充電装置側の給電部27,28の電極71,81の温度を監視し、電極の温度が、ある閾値を越えた場合は、温度センサ74,84は温度情報をマイコン221に送り、充電を停止させる。
また、移動体側で検出されるサーミスタ131で検知される電池パック11の温度情報も、マイコン221に送られるものとする。
そして、テスト充電の期間中、電極部の温度の上昇が正常の範囲内であることを確認し、さらにサーミスタ131で検知される電池パック11の温度上昇が正常の範囲内であることが確認したら、マイコン221はテスト充電から大電流充電へと移行させる。詳しくは、マイコン221は、スイッチ224の接続先をテスト電源回路223からDCDCコンバータ222に切り替えて、テスト充電を終了させ、大電流充電へと移行させる。
<フロー>
図4は本発明に係る自動充電システム1のフローチャートである。
まず、自動移動体10が充電可能エリアに帰還したら自動移動体10から送信される移動体帰還信号を、自動充電装置20のホストコンピューター21が受信すると、充電動作フローを開始する(START)。
自動移動体10が充電可能エリア内で確実に停止していることを認識すると(ステップS1)、自動充電ステーションにおいて、電極(給電部)が先端に設けられている接続機構のアーム部25,26を稼動させ、移動可能な状態にする(ステップS2)。
そして、給電部27,28を、自動移動体10の受電部12に接続させるために、アーム部25,26を待機位置から伸長させる(ステップS3)。
アーム部25,26を伸長させた後、給電部27,28が、自動移動体10の受電部12に接続しているかどうか判断する(ステップS4)。上述のように、この給電部27,28と受電部12との接続、未接続はアーム部25,26の先端又は給電部27,28に搭載されている近接センサ(近接検出手段)75,85が判断し、接触/非接触を示す接続信号を出力するものとする。
ステップS4で、近接センサ75,85の接続信号のセンサ値が非接続であることを検知する場合は(No)、一旦アーム部25,26を引っ込めた後、再度アーム部25,26を伸長させて、給電部27,28を受電部12に接続しにいく(ステップS5,S3)。
このようにアーム部25,26の伸長動作をリトライすることで、アーム部25,26の先端に設けられた給電部27,28の位置を調整することになり、給電部27,28と受電部12との接触ズレを補正させる。
詳しくは、ステップS4で、近接センサ値が非接続状態を示す場合は(No)、ステップS5に進み、リトライ回数が所定回数(n回)以下かどうか判定する。
ステップS5の前提として、再接続には予めリトライができる回数(所定回数:n回)を設定しておき、複数回リトライしても近接センサ値の確実な検知ができない場合は(ステップS5,No)、一旦走行モードにすることで充電可能エリア外に自動移動体10を誘導するか、走行停止とする。
リトライ回数が所定回数(n回)以下の場合は、ステップS3に戻って、アーム部25,26の伸長による、先端にある給電部27,28の受電部12への接続動作をやり直す。
一方、ステップS4で、近接センサ値が接続していると検知している場合は(Yes)、給電部27,28と受電部12の電極が接続されたと判断し、ステップS6で、接続状態(ON)を示す接続信号を、ホストコンピューター21から充電制御部22に送信する。
そして、ステップS7で、充電制御部22によって微電流充電であるテスト充電を開始する。ここで、テスト充電では、後段の大電流充電と比較して、非常に小さい数十mA程度の電流を流す。
そして、テスト充電が行われているときに、流れる電流及び抵抗値に起因する、温度を測定することで、電極部が正常に接続されたかを確認する。
詳しくは、S4の近接センサ75,85による接続検知では、給電部27,28の電極71,81の少なくとも一部が、自動移動体10の受電部12の電極121,122と接触したら検知ONとなる。そのため、給電部27,28と受電部12の電極同士が接触している部位がどのくらいの面積であるのかまでの判別はできない。
そこで、充電中、電極同士の接触面積が広く正常の接触状態(面接触)である場合は温度の上昇が少ないのに対して、導電部の接触面積が小さい場合(点接触)は温度が急激に上昇する特性を利用して、テスト充電中の電極部の温度を測定することで接触面積を把握することができる。
ステップS8で、充電制御部22のマイコン221は、温度センサ74,84で検出された電極部の温度に応じて、電極部同士が正常に接続されているかどうか判断する。これにより、給電部27,28と受電部12の電極同士の接触面積が正常の範囲内かどうかを判断する。
上述のように電極部の温度の上昇が大きい場合、接触面積が小さく、接触不良や異物の噛み込み等があると考えられるため、S5でリトライ回数を確認した後、ステップS3に戻って、アーム部25,26の伸長による、先端にある給電部27,28の受電部12への接続動作をやり直す。これにより、電極部の接触面積に基づいて、給電部27,28と受電部12との接触ズレを補正させる。
このように、受電部、給電部間に異物が挟まっていたり、完全な接触がされていなかったりすることによる接触面積の減少による抵抗成分の増加による発熱を、大電流充電の前に検知して不具合が無いことを確認する。
したがって、給電側で事前に、外部との短絡等を防ぎ、ズレ分を補正や吸収することができるため、安全に、安定的な大電流による充電が可能となる。
さらに、ステップS9で、充電制御部22のマイコン221は、テスト充電中の、移動体側の電池パック11の近傍に設けられた、サーミスタ131の温度に応じて、正常な電池かどうかを判断する。
上記の接触面積の違いに起因する、温度の上昇の際は電極部で発生するが、電池パック11を構成する二次電池自体が劣化している場合は、電池の温度が上昇する。
したがって、テスト充電の際に、温度モニタ部13を構成するサーミスタ131が電池パック11の温度を検出することで、電池の劣化を判断することができる。
なお、予め、大電流充電の許容回数を設定しておき、閾値に達した場合は、異常電池と判断してもよい。なお、本フローはS9でテスト充電中に検知される電池パック11の温度を用いて、異常電池か判断する例を示しているが、許容回数で充電を判断する場合は、フローが始まる前にフローを開始するか否かを判断してもよい。
そして、テスト充電により、正常に接続されている(ステップS8、Yes)、且つ正常電池と判断した場合(ステップS9、Yes)、ステップS10で、自動移動体10の電池パック11に対して、正常充電を実施する。
詳しくは、図3に示した充電制御部22のマイコン221は、スイッチ224を切り替えて、電力の供給源を、テスト電源回路223からDCDCコンバータ222へ切り替えて、大電流充電を開始させる。
充電中は、温度センサ74,84は、接触部である電極71,81の温度を随時検知し、異常が無いかを確認する(ステップS11)。この監視により、安定した充電を確認できる。
充電開始時に異常がなくても、充電中に、例えば、風や振動などの外的要因により、受電部の電極と、接続機構の先端にある給電部の電極の位置関係がズレると、接触不良等や異物の噛み込み等で接触部の接触面積が小さくなり、抵抗が大きくなることが考えられる。よって、大電流充電中は、常に接触部の温度を検知し、監視し続けることで、安定充電を確保できる。
しかし、例えば、上記の位置ズレにより接触部の抵抗が大きくなることで、通常の温度上昇範囲(上限閾値X℃)を超えて、温度が上昇すると(T≧X℃)(ステップS11,Yes)、充電を停止する(ステップS12)。
なお、ユーザーは、ユーザーインターフェース(表示部16、図1参照)を介して、接続機構のリトライの回数、給電部の上昇閾値温度、冷却閾値温度の少なくともいずれか一つを変更できる。ここで、充電を実施する場合の給電部での温度上昇及びそれに伴う閾値は、給電部を構成する素材の耐熱の程度により大きく異なることから、ユーザーインターフェースにて、個々の温度設定を適宜行うことができると好適である。
そして、ステップS12で温度の上昇により充電を一旦停止した場合は、アーム部25,26を短くして、給電部27,28を、受電部12から離間させ、格納位置まで格納する(ステップS13)。この制御により、高温になっている接点部である給電部27,28を自動充電装置20の外に放置することなく安全に運用できる。
アーム部25,26格納後も電極同士の接点部温度を常に検知しておき、ある閾値以下まで下がった場合は(ステップS14)、接点部リトライ信号を送り(ステップS15)、ステップS2へ戻って、再度アーム部25,26を接触させる充電シーケンスに移行する。
このように、電極の温度をモニタし充電可能温度まで低下してから、再度充電を実施しにいくので、安全な状態での再充電が可能となる。
S2に戻った後は、アーム部25,26を稼働し、伸長しての接続からやり直しとする。そして、このアーム部25,26の接続に関してもリトライ回数が設定されている。なお、途中で中断した場合のリトライ回数は、積算ではなく、途中停止した場合はゼロからカウントし直すものとする。ここで、上記と同様に、設定回数以上リトライを続けると(ステップS5でNo)、一旦走行モードか、走行停止とする。
そして、再度、ステップS4での近接センサ75,85による接触検知、テスト充電中の電極部及び電池パックの温度確認(ステップS8,S9)を再度行って、リトライした状態で、充電を再開できる。
一方、通常の充電である大電流充電の期間中に、接触部温度が異常温度まで上がらない場合は(T<X℃、ステップS16でYes)、満充電まで充電を行い、正常に充電停止を行う(ステップS17)。
このような、大電流充電の前のテスト充電の温度監視、及び大電流充電の最中の温度監視により、安全に安定的な大電流による充電が可能となる。
≪アーム部及び給電部と受電部の構成≫
図5〜図8を用いて、自動充電装置20側のアーム部25,26及び給電部27,28と、自動移動体10の受電部12の複数の構成例を説明する。
<接触面の構成例1>
図5は、本発明の自動充電システム1における、自動充電装置20の給電部27,28での電極71,81と自動移動体10の受電部12の電極121,122の構成の一例を示す図である。
自動充電装置20のアーム部25,26の先端にある給電部27,28と、自動移動体10の受電部12との接触を確実にするために、充電装置側の給電部27,28に設けられる電極71,81は先端が細くなっている凸状形状であることが望ましい。そこで、図5に示すように、給電部27A,28Aの先端面に設けられる電極71A,81Aは、受電部の各電極121A,122Aに対応する逆V型の凸形状である。
図5の例では、自動移動体10の受電部12側の電極121A,122Aの、給電部27A,28Aとの接触面は、隣り合う2つの平面(123A,124A),(125A,126A)で構成されるV型の凹み形状である。図5では、電極(電極凹部)121A,122Aの凹み形状が鋭角な例を示している。
なお、図5の例では、充電装置側のアーム部(接続機構)が、2つの給電部27A,28Aに対して共通となる1本である例を示している。
このように、給電部27A,28Aにおける電極部71A,81Aの先端が細くなって嵌合することにより、受電部12の電極部121A,122Aに対してアーム部25A,26Aの先端の給電部27A,28Aを、押し込んだ際に位置補正も容易にできる。自動移動体10側の正極側の給電部27A、負極側の給電部28Aの電極凹部の窪み内の2面は電極端子となっている。そして、電極部71A,81Aの周りは、絶縁部材76A,86Aとする。
横からの押し当ての場合でも、接触により、自動移動体10が動かないことが必須となる。そのため、自動移動体10の車輪等は固定されているものとする。
<接触面の構成例2>
図6は、本発明の一実施形態に係る自動充電装置のアーム部25B,26B及び給電部27B,28Bと、自動移動体10の受電部12Bの構成を示す概略図である。
図6の例では、自動移動体10の受電部12側の電極121B,122Bでの、給電部27B,28Bとの接触面は、隣り合う2つの平面(123B,124B),(125B,126B)で構成されるV型の凹み形状である。図6では、電極(電極凹部)121B,122Bの凹み形状が鈍角である例を示している。
また、自動充電装置20の給電部27B,28Bは、受電部12のV型の凹み形状の電極121B,122Bの2つの平面と密接可能な、2つの平面(72B,73B)、(82B,83B)を側面とする三角柱形状で構成されている。
即ち、給電部27B,28Bの先端面に設けられる電極71B,81Bは、V型の凹み形状である、受電部12Bの各電極121B,122Bに対して逆V型の2面(72B,73B)、(82B,83B)を有する凸形状である。
さらに、図6の例では、接触機構であるアーム部25B,26Bの伸縮方向が水平方向である場合を示している。
この構成では、受電部12の夫々の電極121B,122Bの2つの平面(123B,124B),(125B,126B)は、伸縮方向に対して均等に傾斜している。また、上記電極121Bでの2つの平面(123B,124B)と、電極122Bでの2つの平面(125B,126B)は水平方向の上辺、下辺の長さが夫々等しく、合同の形なので、給電部27B,28Bは、図6中、上面と下面が二等辺三角形である、二等辺三角柱形状で構成される。
図6の構成では、接続機構としてのアーム部は、2つのアーム25B,26Bによって構成されているが、給電部27B,28Bの先端が細くなる逆V型の2面を有する凸形状で、受電部12Bと嵌合することにより、2つのアーム25B,26Bの軸のバラツキを吸収することができる。
ここで、アーム部25B,26Bは、図6に示すように、複数の大きさの違う筒P1,P2,P3が重なり合うテレスコピック構造によって、伸縮が可能になっている。
また給電部27,28Bは、接触面とは反対側の背面側が板状の支持部材53,63によって支持されており、支持部材53,63は、アーム部25,26Bの最も先端側の筒P3と、ジョイント54,64を介して連結されている。
また、アーム部25B,26Bと、給電部27B,28Bとの間には、180度可動するジョイント54,64が設けられている。よって、ジョイント54,64によって、アーム部25,26に対して、給電部27B,28Bの角度を、図6の白矢印方向に180度調整することができる。
さらに、ジョイント54,64の両サイドから支持部材53,63が、バネ(55l,55r)、(65l,65r)で引っ張られることで、給電部26B,28Bの平行度を保っている。
また、図6に示すように、ジョイント54,64の近傍に、近接センサ75,85を設けてもよい。何も触れていない状態から、ジョイント54,64の角度が少しでも変更されると、近接センサ75,85がジョイント54,64の角度の変更を検知して、給電部27B,28Bの少なくとも一部が、受電部12の電極121B,122Bに接触したと感知する。
この構成では、アーム部25B,26Bを受電部12Bに向かって伸長させると、先端の給電部27B,28Bの電極凸部71B,81Bに、自動移動体10の受電部12Bが接触した後、逆V状の凸状形状の先端凸部を、V状の2面間に滑り込ませる。
そして、滑り込んだ後は、180度可動のジョイント54,64を補助するように、バネ(55l,55r)、(65l,65r)の弾性力を使い、電極同士を2面で密接させるように、給電部27B,28Bの位置(角度)を調整して接触させる。
なお、図6では見えないが、温度センサ74,84は例えば夫々給電部27,28の内部であって電極71,81の内側近傍に設けられている。
<接触面の構成例3>
図7は本発明の自動充電装置20の給電部27C,28Cの電極71C,81Cと自動移動体10の受電部12Cの電極121C,122Cの構成の他の例を示す図である。図7の接続方法は、例えば、自動移動体10自体に重さが少ない飛翔体や軽量の移動体など、横からの押圧で動いてしまう自動移動体10に用いられる。
図7は、接触機構であるアーム部25C,26Cの伸縮方向が水平方向に対して傾斜して、斜め下方向に伸長する場合を示している。
図7の例では、自動移動体10の受電部12の電極121C,122Cの接触面を構成する2つの平面のうちどちらか一方の面123C,125Cが伸縮方向と同一方向に延伸しており、どちらか他方の面124C,126Cが伸縮方向に対して傾斜している。
そして、給電部27C,28Cの電極凸部71C,81Cは伸縮方向と同一方向に延伸している面72C,82Cと、その他の平面73C,83Cを含む2面を有している。そして、電極71C,81Cの周りは、絶縁部材76C,86Cとする。
この構成では、接続のためにアーム部25C,26Cが伸長する際、給電部27C,28Cの電極凸部71C,81Cで同一方向に延伸している面72C,82Cが、受電部12Cの電極121C,122Cの一方の面123C,125Cに沿って凹み形状の奥部に案内される。
このような構成により、横方向からではなく、斜め方向の力を利用して押し当てることで接触度(密着度)を高めることができる。
ここで、一般的な電気自動車を駐車可能にした車両に設置されている充電システムで使用される頂面を有するコネクタ(プラグ)と比較すると、上記の図5〜図7に示す2面で接触する接触構造では、すべての接触面(二面)の接触面積(接点)を大きくすることができる。
したがって、接触部における温度の部分的な上昇を抑えることができるため、所定の閾値(例えば、30℃)に達するまでの時間が長くなり、大電流充電の長時間の充電が可能になる。
また、接触面が大きいため、無人の移動体で自動充電を行う際に、コンセントと嵌合するコネクタ形状よりも、嵌合の精度を向上させることができる。
<アーム部構成例>
図8は、本発明の自動充電装置のアーム部の説明図である。
図8において、(a)は、アーム部25B,26Bの斜視図であり、(b)は、アーム部25B,26Bにおける導電体52(62)の部分を示し、(c)はアーム部25(26)における、略筒状絶縁体51(61)の部分を示し、(d)は、(a)のX面断面図を示す。
図6、図8(a)に示す例では、接続機構であるアーム部25B,26Bは、複数の大きさの違う筒P1,P2,P3が重なり合った、テレスコピック構造により伸縮が可能である。
図8(a),(c)に示すように、アーム部25B(26B)において、アーム状の略筒状絶縁体51(61)には、内側に埋め込む導電体52(62)と同等サイズの窪みを設ける。例えば3連の筒で構成されるアームであればそれぞれ3連分の窪みを設ける。
そして、その窪みに合う導電体52(62)(図8(b))を、図8(d)に示すように、アーム状の略筒状絶縁体51(61)の窪みに嵌め込む。
即ち、その導電体は、複数の筒P1,P2,P3の側面の一部には伸縮方向に延在している組み込まれる配線領域である。このようアーム部25B,26B内の配線領域によって、自動充電装置20の本体にある制御部と、先端である給電部27B,28Bの電極凸部71B,81Bとを接続する。嵌め込んだ導電体52(62)は、アーム部25B,27Bが伸長、縮短しても導通を維持し続ける。
このように、給電部27,28と自動充電装置20の本体29とを繋ぐのに、アーム部25,26内に導電体を設け連結させ電流を流し電流経路として線材を使わない方式をとることで線材の挟み込みによる断線を無くすことができる。
そして、電流量に応じて導電体52(62)の厚み幅を変えることで大電流にも対応できる。
更に、大電流に対応するとなると配線を相当太くする必要がある。仮に配線を別に設ける場合では、配線が太くなるとアームの圧縮、縮小において線材を自由に制御するのが困難になるが、本発明では、図8に示すように、アーム部25B,26Bにおいて、略筒状絶縁体51(52)の内部に配線領域である導電体52(62)を埋め込んでいる。したがって、従来例などで発生した、太い配線を設けることに起因してその配線の弾性によってアーム部が変形すること等、を気にする必要が、本発明ではなくなる。
また、電流経路以外にもアーム部のスペースを活用することで信号ラインも設けることができる。導電体以外のアーム部を放熱特性の良い素材を活用することで大電流による発熱を抑えることができる。さらに、長期使用することに起因して導電膜の周囲に酸化膜形成が発生しても、アーム部が可動することで酸化膜を削ることができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 自動充電システム
10 自動充電装置
11 電池パック
12,12A,12B,12C 受電部
121,121A,121B,121C 電極(正極電極)
121i 正極用電流電極部
121v 正極用電圧電極部
122,122A,122B,122C 電極(負極電極)
122i 負極用電流電極部
122v 負極用電圧電極部
123A,124A,123B,124B,123C,124C 正極を構成する平面
125A,126A,125B,126B,125C,126C 負極を構成する平面
13 温度モニタ部
14 駆動部
15 移動体側通信部
16 表示部(ユーザーインターフェース)
17 温度モニタ部
18 車輪(移動部)
20 自動移動体
21 ホストコンピューター
22 充電制御部(接触状態判別手段)
23 接続機構制御部(制御手段)
24 充電側通信部
25 正極アーム(アーム部、接続機構)
26 負極アーム(アーム部、接続機構)
51,61 略筒状絶縁体
52,62 導電体(配線領域)
53,63 支持部材
54,64 ジョイント
55l,55r、65l,65r バネ
27,28,27A,28A,27B,28B,27C,28C 給電部(接点接続部)
71 電極部(正極電極、電極凸部)
71i 正極用電流電極部
71v 正極用電圧電極部
72A,73A,72B,73B,72C,73C 正極を構成する平面
81 電極部(負極電極、電極凸部)
81i 負極用電流電極部
81v 負極用電圧電極部
82A,83A,82B,83B,82C,83C 負極を構成する平面
74,84 温度センサ(温度検出手段)
75,85 近接センサ(近接検出手段)
76,86 絶縁部
P1,P2、P3 筒部
T 軌跡(走路)
特許第5855894号公報

Claims (14)

  1. 自動的に移動可能な自動移動体と、該自動移動体に対して給電をする自動充電装置を備える自動充電システムであって、
    前記自動移動体は、電源となる充放電可能な蓄電池と、前記自動充電装置から給電され、前記蓄電池へ電力を供給する受電部とを備えており、
    前記自動充電装置は、
    前記自動移動体の前記受電部に接触給電する給電部と、
    先端が前記給電部と接続され、伸縮することで前記給電部の位置を移動可能な接続機構と、
    前記接続機構を制御駆動させる制御手段と、
    前記給電部の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された温度から前記給電部と前記受電部の接触状態を検知する接触状態判別手段と、を備えており、
    前記制御手段は、前記接触状態判別手段で検知された前記接触状態に基づいて、大電流充電の前に、前記接続機構を調整して、前記給電部と前記受電部との接触ズレを補正する、
    自動充電システム。
  2. 前記自動充電装置は、大電流充電の前に、微電流充電を行って前記温度検出手段によって前記給電部の温度を検出し、
    前記接触状態判別手段は、前記微電流充電での前記給電部の温度に応じて、前記給電部と前記受電部との接触状態で接触面積が正常範囲内かどうかを検知し、
    前記接触状態判別手段が前記接触状態で接触面積が小さいと検知した場合は、前記制御手段は、前記接続機構の位置を調整して、前記給電部と前記受電部との接触ズレを補正させる、
    請求項1に記載の自動充電システム。
  3. 前記自動充電装置は、前記給電部と前記自動移動体の前記受電部との接触状態を検知して、接触/非接触を示す接続信号を出力する近接検出手段を備えており、
    前記接続機構により前記給電部が前記自動移動体の前記受電部と接触可能な位置に移動した後、前記近接検出手段が前記接触が無しと検知すると、前記制御手段は、前記接続機構を調整して、前記給電部と前記受電部との接触ズレを補正させる、
    請求項1又は2に記載の自動充電システム。
  4. 前記制御手段は、前記接続機構の位置を調整して、前記給電部と前記受電部との接触ズレを補正させる場合、前記接続機構の伸縮の調整のリトライ回数に閾値を設定し、
    前記リトライ回数の閾値に達しても、接触ズレが補正できない場合は、前記自動移動体を前記自動充電装置から離間させてから近接させることで前記自動移動体の位置を調整する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自動充電システム。
  5. 前記給電部が先端に設けられる前記接続機構は、前記自動充電装置において、前記自動移動体の前記受電部と接触可能な位置と、充電を行わない場合の格納位置との間で、前記給電部の位置を、伸縮により移動可能なアーム部を含む、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の自動充電システム。
  6. 前記接触状態判別手段は、大電流充電を実施中、前記温度検出手段で検出される前記給電部の温度情報を監視し、温度が上昇閾値よりも高く上昇したときには前記大電流充電を停止し、前記制御手段は、前記アーム部を前記格納位置に格納する、
    請求項5記載の自動充電システム。
  7. 前記制御手段は、充電による温度上昇のために前記大電流充電を停止させたとき、前記アーム部を前記格納位置に格納させた状態で、前記給電部の温度が所定の温度まで低下するまで待機させ、温度が前記所定の温度まで低下したら、前記アーム部を接触位置へと移動させて、再充電を開始させる、
    請求項6記載の自動充電システム。
  8. 前記接続機構の前記アーム部は、複数の大きさの違う筒が重なり合ったテレスコピック構造により伸縮が可能であり、
    前記複数の筒の側面の一部には伸縮方向に延在している配線領域が組み込まれ、前記配線領域によって、前記自動充電装置の本体と前記給電部とを接続する、
    請求項5乃至7のいずれか一項に記載の自動充電システム。
  9. 前記自動移動体の前記受電部の前記給電部との接触する面は隣り合う2つの平面で構成されるV型の凹み形状であり、
    前記自動充電装置の前記アーム部の先端に設けられる前記給電部は、前記受電部の前記V型の凹み形状と密接可能な2つの平面が、前記受電部に対して逆V型の凸形状である、
    請求項5乃至8のいずれか一項に記載の自動充電システム。
  10. 前記接続機構において、前記給電部は支持部材で背面側が支持され、伸縮可能な前記アーム部と、前記支持部材と間には、前記アーム部に対する前記給電部の角度を可動にするジョイントが設けられ、
    前記ジョイントの両側に、前記給電部を支持する支持部材を引っ張ることで、前記給電部と前記受電部との接触状態を保つバネが配置されている、
    請求項9に記載の自動充電システム。
  11. 前記接続機構の伸縮方向が水平方向である場合、
    前記受電部の前記2つの平面は、前記伸縮方向に対して均等に傾斜しており、
    前記給電部は、2つの平面を側面とする二等辺三角柱形状である、
    請求項9又は10に記載の自動充電システム。
  12. 前記接続機構の伸縮方向が水平方向に対して傾斜している場合、
    前記受電部の前記2つの平面のうちどちらか一方が前記伸縮方向と同一方向に延伸しており、どちらか他方が前記伸縮方向に対して傾斜しており、
    前記給電部は前記伸縮方向と同一方向に延伸している面を有し、
    前記接続機構が伸長する際、前記給電部の前記同一方向に延伸している面が、前記受電部の前記一方の面に沿って前記受電部の前記凹み形状の奥部に案内される、
    請求項9又は10に記載の自動充電システム。
  13. 前記自動充電装置は、前記接続機構のリトライの回数、前記給電部の上昇閾値温度、冷却閾値温度の少なくともいずれか一つを変更できるユーザーインターフェースを備えている、
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の自動充電システム。
  14. 自動的に移動可能な自動移動体と、該自動移動体に対して給電をする自動充電装置を備える自動充電システムの自動充電方法であって、
    前記自動移動体は、電源となる充放電可能な蓄電池と、前記自動充電装置から給電され、前記蓄電池へ電力を供給する受電部とを備えており、
    前記自動移動体の前記受電部に接触給電する給電部が先端に接続される接続機構を前記受電部に対して接近させるステップと、
    微電流充電を行って、前記給電部の温度を検出する温度検出ステップと、
    前記微電流充電での前記給電部の温度に応じて、前記給電部と前記受電部との接触状態で接触不具合の有無を判断するステップと、
    前記接触状態で接触不具合があると判断した場合は、前記接続機構の位置を調整して、前記給電部と前記受電部との接触ズレを補正させるステップと、
    前記接触ズレの補正後に、大電流充電を行うステップと、を有する、
    自動充電方法。
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