JP2018116075A - 画像表示装置 - Google Patents

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JP2018116075A
JP2018116075A JP2017004863A JP2017004863A JP2018116075A JP 2018116075 A JP2018116075 A JP 2018116075A JP 2017004863 A JP2017004863 A JP 2017004863A JP 2017004863 A JP2017004863 A JP 2017004863A JP 2018116075 A JP2018116075 A JP 2018116075A
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佳拡 橋本
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佳拡 橋本
博満 竹中
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Abstract

【課題】光学系を複雑化することなく、光強度の均一性に優れ、映像の品質を確保でき、光の利用効率の高い画像表示装置を提供する。【解決手段】光源部と、光源部からの出射光が入射する光ファイバと、光ファイバからの出射光に基づいて、画像生成エリアに中間画像を生成する画像生成部と、画像生成部で生成された中間画像に対応した画像を表示領域に投影する投影光学系とを備え、光ファイバの出射端のコアの断面形状が、画像生成エリアの平面形状に対応する方形状である。【選択図】図1

Description

本発明は、中間画像に対応した画像を投影光学系によって表示領域に投影し、これによって投影画像に基づいた虚像が形成される画像表示装置に関する。
特許文献1は、光源と、光源からの光を走査する走査手段と、走査手段からの走査光によって映像が形成されるスクリーンと、スクリーンに形成された映像を投影する投影手段とを備え、スクリーンから出射した映像光を投影手段で反射させることによって、運転者の前方に虚像を投影する車両用ヘッドアップディスプレイ装置を開示している。
特開2009−150947号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光源は、円形断面の出射口を有する通常のレーザ光源であって、その出射光は円形に広がる。これに対して、映像が形成されるスクリーンや、投影される映像は矩形状に設定されている。このため、前記矩形の領域の四隅まで映像を形成又は投影するには、矩形よりも大きめに映像を形成する必要があることから、矩形からはみ出した領域の映像は利用することができず、光の利用効率が悪いという問題がある。これに対して、光源からの出射光を前記矩形状に整形するために、レンズその他の光学部材の組み合わせを追加すると光学系が全体として複雑となり、また、投影画像における光強度の均一性が損なわれるおそれがあり、映像品質の低下や部品コストの増加につながる可能性がある。
そこで本発明は、光学系を複雑化することなく、光強度の均一性に優れ、映像の品質を確保でき、光の利用効率の高い画像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、光源部と、光源部からの出射光が入射する光ファイバと、光ファイバからの出射光に基づいて、画像生成エリアに中間画像を生成する画像生成部と、画像生成部で生成された中間画像に対応した画像を表示領域に投影する投影光学系とを備え、光ファイバの出射端のコアの断面形状が、画像生成エリアの平面形状に対応する方形状であることを特徴としている。
これにより、複雑な光学系を設けなくても画像生成エリアの中間画像に対応したサイズに容易に拡大することができ、光強度分布の均一性を保持することができる。したがって、光強度の均一性や映像品質に優れた投影画像を容易に生成することができ、さらに、光源部からの出射光を、損失を抑えて、効率よく利用することが可能となる。
本発明の画像表示装置において、光ファイバは、入射光が、コアとクラッドの境界面で10回以上全反射可能な光路長を有することが好ましい。
これにより、光ファイバの出射光における光強度分布の均一性を高めることができる。
本発明の画像表示装置において、光源部と光ファイバとの間に集光レンズが設けられており、光源部からの出射光が、集光レンズによって、光ファイバの入射端においてコアの断面形状よりも小さな光径となるように集光されることが好ましい。
これにより、光ファイバへの入射効率を高くすることができ、光源部からの出射光の利用効率を高めることができる。
本発明の画像表示装置において、光源部は、互いに波長が異なる3つの光源と、3つの光源からの出射光を合成させる光学部品とを備えることが好ましく、これによりカラーの投影画像を生成できる。また、上記3つの光源は、半導体レーザを有することが好ましく、これにより、発光面積を小さくし、射出角度も小さく抑えることが可能となるため、効率よく光ファイバへ集光させることができる。
本発明によると、光学系を複雑化することなく、光強度の均一性に優れ、映像の品質を確保でき、光の利用効率の高い画像表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。 (A)は光ファイバの入射端の断面図、(B)は画像生成部の画像生成エリアを示す平面図である。 (A)〜(L)は、光ファイバの入射端から出射端までの各位置における、コア内の光強度分布を示す図である。 図3に示すシミュレーションで用いた光ファイバに入射する光線の入射角度特性を示す図である。 第2実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。 第3実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像表示装置について図面を参照しつつ詳しく説明する。以下の実施形態は本発明の画像表示装置を車両用ヘッドアップディスプレイ装置に適用した実施形態である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る画像表示装置10の概略構成を示す図である。図2(A)は光ファイバ40の入射端41の断面図、(B)は画像生成部50の画像生成エリア52aを示す平面図である。各図には、基準座標としてX−Y−Z座標が示されている。X−Y面はZ方向に直交する面である。
図1に示すように、画像表示装置10は、光源部20と、集光レンズ30と、光ファイバ40と、画像生成部50と、投影光学系としての投影ミラー60とを備える。この画像表示装置10においては、光源部20からの出射光が集光レンズ30で集光されて光ファイバ40に入射し、光ファイバ40からの出射光に基づいて、画像生成部50のLCOS52における画像生成エリア52a(図2(B))に中間画像が生成され、この中間画像に対応する映像光が投影ミラー60によって車両のウインドシールドガラス70の表示領域に投影される。ウインドシールドガラス70に入射した映像光は、運転者に向けて反射されるとともに、ウインドシールドガラス70の前方位置に虚像71を形成する。
光源部20は、3つの半導体レーザ21a、21b、21cと、3つのコリメートレンズ22a、22b、22cと、3つのダイクロイックフィルタ23a、23b、23cとを備える。
3つの半導体レーザ21a、21b、21cはそれぞれ、赤色半導体レーザ21a、緑色半導体レーザ21b、および、青色半導体レーザ21cである。これらの半導体レーザ21a、21b、21cは、制御部(不図示)によって駆動が制御される。
なお、光源としては、発光ダイオードを用いることもでき、また、形成する画像に合わせて、単色や2色の光源を用いてもよい。
赤色半導体レーザ21aから出射された赤色光は、コリメートレンズ22aによって平行光とされ、ダイクロイックフィルタ23aによって、所定の波長域の赤色光がダイクロイックフィルタ23b側へ反射される。
緑色半導体レーザ21bから出射された緑色光は、コリメートレンズ22bで平行光とされ、ダイクロイックフィルタ23bによって、所定の波長域の緑色光がダイクロイックフィルタ23c側へ反射される。ダイクロイックフィルタ23bは、コリメートレンズ22bから出射された緑色光を反射させるとともに、ダイクロイックフィルタ23aで反射された赤色光をダイクロイックフィルタ23c側へ透過させる。
青色半導体レーザ21cから出射された青色光は、コリメートレンズ22cで平行光とされ、ダイクロイックフィルタ23cによって、所定の青色光が集光レンズ30側へ反射される。ダイクロイックフィルタ23cは、コリメートレンズ22cから出射された青色光を反射させるとともに、ダイクロイックフィルタ23bから出射した、赤色光と緑色光の合成光を集光レンズ30側へ透過させる。
集光レンズ30は、光源部20からの入射光を集光させる、正の屈折力を有するレンズである。光源部20から集光レンズ30に入射した光は、光ファイバ40の入射端41において、光ファイバ40のコア40a(図2(A))の方形(矩形)形状の断面積よりも小さな光径となるように集光される。これにより、光源部20で合成された光を効率よく光ファイバ40に入射させることができる。
光ファイバ40は、図2(A)に示すように、その延伸方向に直交する断面形状が方形状のコア40aと、コア40aの外側のクラッド40bと、クラッド40bの外側を覆う被膜(被覆)40cとからなる。上記延伸方向は入射端41においては図示のZ方向に沿っており、出射端42においてはY方向に沿っている。コア40aとクラッド40bは、透過率の高い材料、例えば石英ガラスやプラスチックで構成され、クラッド40bよりもコア40aの方が屈折率が高い材料としている。これにより、入射端41からの入射光は、コア40aとクラッド40bとの境界面40sで全反射を繰り返し、出射端42までコア40a内を伝搬される。また、被膜40cは、例えばシリコーン樹脂やナイロン繊維を用いる。
光ファイバ40のコア40aの断面形状は、画像生成部50のLCOS52の出射面に対応する画像生成エリア52a(図2(B))の平面形状に対応する方形状となっている。さらに、光ファイバ40とLCOS52は、コア40aの縦方向40vと画像生成エリア52aの縦方向52vが互いに対応し、かつ、コア40aの横方向40hと画像生成エリア52aの横方向52hが互いに対応が対応するようにそれぞれ配置される。これにより、光ファイバ40を出射した光を複雑な光学系で整形することなく、LCOS52において、画像生成エリア52aの平面形状に対応した中間画像を生成することができる。
光ファイバ40の長さ、すなわち入射端41から出射端42までの長さは、入射光が上記全反射を10回以上繰り返してから出射できるような長さとなっている。光ファイバ40内で全反射を10回以上繰り返すことにより、ディフューザ54上に生成する画像の輝度を均一化することが可能となる。
光ファイバ40の長さと、光ファイバ40内における全反射の関係は次式(1)、(2)を満たすように設計されている。ここでは、光ファイバ40の縦方向40vの長さが横方向40hに比べて短い場合を想定している。次式(1)、(2)において、光ファイバ40の縦方向40v、すなわち縦方向40vと横方向40hのうちで長さが短い方向、において全反射の回数Nを10以上に設定することによって、光ファイバ40として必要な長さLminを算出することができる。
min=(N・ncore・hcore)/sinθin (1)
min=N・hcore・[ncore (ncore −nclad )]1/2 (2)
ここで、
minは光ファイバ40の長さ、
Nは、入射光が光ファイバ40内で生じる縦方向40vにおける全反射の回数、
coreはコア40aの屈折率、
coreはコア40aの縦方向40vにおける高さ、
sinθinは、入射光が、コア40aとクラッド40bの境界面40sで反射される伝達角度、
cladはクラッド40bの屈折率である。
上記式(1)、(2)を満たす関係に対して、矩形ファイバの横方向40hの長さが縦方向40vに比べて短い場合は以下の式(3)、(4)を満たす。ここでは、光ファイバ40の横方向40h、すなわち縦方向40vと横方向40hのうちで長さが短い方向、において全反射の回数Mを10以上に設定することによって、光ファイバ40として必要な長さLminを算出することができる。
min=(M・ncore・dcore)/sinθin (3)
min=M・dcore・[ncore (ncore −nclad )]1/2 (4)
ここで、
Mは、入射光が光ファイバ40内で生じる横方向40hにおける全反射の回数、
coreはコア40aの横方向40hにおける幅である。
画像生成部50は、図1に示すように、光ファイバ40側から投影ミラー60側へ順に配置された、投影レンズ51と、LCOS52と、拡大レンズ系53と、ディフューザ54とを備える。
投影レンズ51は、出射端42のコア40a(図2(A))における光強度分布を、画像変調デバイスとしてのLCOS52の画像変調エリアに照射・投影するレンズである。
LCOS52は、反射型LCOS(Liquid Crystal On Silicon)(商標)であって、液晶層とアルミニウムなどの電極層とを有するパネルである。LCOS52は、液晶層に電界を与える電極が規則的に並んで複数のピクセルが構成されている。LCOS52においては、それぞれの電極に与えられる電界強度の変化により、液晶層内の結晶の層の厚さ方向への倒れ角度が変化し、入射するレーザ光はピクセル毎に位相が変調させられ、出射面の画像生成エリア52aに中間画像が生成される。この中間画像に対応する映像光がLCOS52から出射される。また、光ファイバ40から、ある特定の偏光状態にある光を入射すると、結晶の倒れ角度に応じてピクセル毎に振幅を変調させることができる。
LCOS52から出射された映像光は、3枚のレンズ53a、53b、53cからなる拡大レンズ系53によって拡大され、ディフューザ54上に投影される。ディフューザ54は、例えば、マイクロレンズアレイ、拡散板、ランダム位相板、回折格子であって、入射光を拡散光として出射する。これにより、運転者の観察視野に相当するアイボックスにおいて観察可能な画像が投影可能となる。
ここで、ディフューザ54上に投影される映像の縦方向は、ウインドシールドガラス70に投影される画像の鉛直方向に対応し、ディフューザ54上に投影される映像の横方向は、ウインドシールドガラス70に投影される画像の水平方向に対応する。
ディフューザ54からの出射光は、投影ミラー60に入射する。投影ミラー60は、反射面60rを有する凹面鏡であって、入射光を拡大・反射し、この反射光は、車両のウインドシールドガラス70の表示領域に投影される。この表示領域は半反射面として機能するため、入射したイメージ光は、運転者に向けて反射されるとともに、ウインドシールドガラス70の前方位置に虚像71が形成される。ウインドシールドガラス70の前方の虚像71を目視することで、運転者の眼Eには、ステアリングホイールの上方の前方に各種の情報が表示されているように見える。
光ファイバ40のコア40aの方形状の断面形状(図2(A))は、LCOS52の画像生成エリア52aの平面形状(図2(B))と相似形であり、さらに、ディフューザ54の平面形状とも相似形である。したがって、ディフューザ54から出射されて投影ミラー60で反射された投影光は、ウインドシールドガラス70の表示領域70a上において、光ファイバ40のコア40aの断面形状に対応した、ほぼ相似形の外形形状の投影画像を形成する。
図3(A)〜(L)は、以下の条件で、光源部からの出射光を集光レンズで集光させて光ファイバの入射端に光を入射させた場合のシミュレーション結果であり、図4は、図3に示すシミュレーションで用いた光ファイバに入射する光線の入射角度特性を示す図である。このシミュレーションの光源部、集光レンズ、及び、光ファイバは、図1に示す、光源部20、集光レンズ30、及び、光ファイバ40にそれぞれ対応する。
図3(A)〜(K)は、光ファイバ40の入射端41から出射端42までの各位置における、コア40a内の光強度分布(光量分布)を示す図である。図3(L)は、出射端42からの出射直後の光強度分布(光量分布)を示す図である。また、図3(A)〜(L)は、光ファイバ40が延びる延伸方向に沿った方向から見た図であって、各図に示す数値(0.1mm(図3(A))、1mm(同図(B))、2mm(同図(C))、3mm(同図(D))、4mm(同図(E))、5mm(同図(F))、6mm(同図(G))、7mm(同図(H))、8mm(同図(I))、9mm(同図(J))、750mm(同図(K))、1000mm(同図(L)(出射端42))は、前記延伸方向に沿った、入射端41からの距離を示す。
<シミュレーション条件>
(1)光源部
直径0.005mmの面光源、射出角度40度(半値全幅)、発光量1W
(2)集光レンズ:光源部側の入射面、及び、光ファイバ側の出射面ともに非球面
(2−1)厚み(入射面と出射面の間隔) :2.902625
材質:N−BK7(型番)
(2−2)入射面
曲率半径 :3.970881
コーニック係数(円錐形数) :−0.91528
(2−3)出射面
曲率半径 :1.262687
コーニック係数(円錐形数) :−0.50006
非球面係数(4次) :−0.00752
非球面係数(6次) :−0.01328
非球面係数(8次) :−0.00064
(3)光ファイバ:全長1000mm
入射角度特性を示す図4において、横軸の入射角度(単位:度(deg))は入射端の端面の法線に対する角度であり、縦軸の相対強度は各角度における入射光強度を最大値で規格化した値である。FWHMは半値全幅、HWHMは半値半幅である。図4に示すように、この光ファイバに入射する光線のHWHMは5.5度である。
(3−1)コア
屈折率1.465、透過率97.08%@1m
光ファイバの延伸方向に直交する断面形状:幅0.1mm、高さ0.05mmの矩形(方形)
(3−2)クラッド
屈折率1.46、透過率97.08%@1m
光ファイバの延伸方向に直交する断面形状:直径0.125mmの円形
(3−3)被膜(被覆)
屈折率1.4、透過率97.08%@1m
光ファイバの延伸方向に直交する断面形状:直径1.0mmの円形
このシミュレーション結果によれば、図3(A)〜図3(G)に示す光強度分布は均一とはなっていないが、図3(H)に示す、入射端から7mmの位置において、光強度の分布は均一になっており、さらに入射端から離れた位置(図3(I)〜図3(L))では、いずれも光強度の分布は均一となっている。
ここで、光ファイバに入射する光線のHWHMは5.5度であり、コアの屈折率は1.465であることから、コア内での伝達角度は、スネルの法則により3.75度となる。したがって、入射端から7mmの位置はコア内で10回の全反射を行った位置に対応する。図3(A)〜(L)に示す結果から、入射端から7mm以上離れたいずれの位置においても光強度分布が均一となっているため、コア内で10回以上の全反射を行わせるような長さの光ファイバを用いれば、その出射端から光強度分布が均一な光を出射させることが可能となり、このような光に基づいて方形状の映像の四隅まで均一性に優れた映像光を生成できる。
以上のように構成されたことから、第1実施形態の画像表示装置10によれば、次の効果を奏する。
(1)光源部20と画像生成部50との間に光ファイバ40を設けたことにより、画像表示装置10を配置するための車両内のスペースの大きさや形状による制限に対して柔軟に対応可能となり、また、複雑な光学系を導入する必要がないため、コストを抑えつつ、各部材配置の自由度を高めることができる。
(2)光ファイバ40のコア40aの断面形状が、画像生成エリア52aの平面形状と相似形となる方形状であるため、複雑な光学系を設けなくても画像生成エリア52aに対応したサイズに容易に拡大することができ、光強度分布の均一性を保持することができる。したがって、光強度の均一性や映像品質に優れた投影画像を容易に生成することができ、さらに、光源部20からの出射光を、損失を抑えて、効率よく利用することが可能となる。
(3)光ファイバ40を、内部における全反射が10回以上となるような長さとしているため、出射光における光強度分布の均一性を高めることができる。
(4)光源部20からの出射光を、集光レンズ30によって、光ファイバ40のコア40aの断面積よりも小さく集光させているため、光ファイバ40への入射効率を高くすることができ、光源部20からの出射光の利用効率を高めることができる。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態に係る画像表示装置110の概略構成を示す図である。図5において、第1実施形態の画像表示装置10と同様の構成の部材については第1実施形態と同じ符号を用いている。
第2実施形態の画像表示装置110においては、第1実施形態の画像表示装置10に対して、光源部120と光ファイバ40の出射端42との間には集光レンズを設けていない。また、光源部120において、3つの半導体レーザ121a、121b、121cと、これらにそれぞれ対応する3つのダイクロイックフィルタ123a、123b、123cとの間に、3つの集光レンズ122a、122b、122cをそれぞれ配置している。
赤色半導体レーザ121aから出射された赤色光は、集光レンズ122aによって集光され、ダイクロイックフィルタ123aによって、所定の波長域の赤色光がダイクロイックフィルタ123b側へ反射される。
緑色半導体レーザ121bから出射された緑色光は、集光レンズ122bで集光され、ダイクロイックフィルタ123bによって、所定の波長域の緑色光がダイクロイックフィルタ123c側へ反射される。ダイクロイックフィルタ123bは、集光レンズ122bから出射された緑色光を反射させるとともに、ダイクロイックフィルタ123aで反射された赤色光をダイクロイックフィルタ123c側へ透過させる。
青色半導体レーザ121cから出射された青色光は、集光レンズ122cで集光され、ダイクロイックフィルタ123cによって、所定の青色光が光ファイバ40の入射端41側へ反射される。ダイクロイックフィルタ123cは、集光レンズ122cから出射された青色光を反射させるとともに、ダイクロイックフィルタ123bから出射した、赤色光と緑色光の合成光を光ファイバ40側へ透過させる。ダイクロイックフィルタ123cから出射された、赤色・緑色・青色の合成光は、光ファイバ40の入射端41において、コア40a(図2(A))の断面形状よりも小さい径で入射する。これにより、光ファイバ40への入射効率を高くすることができ、光源部120からの出射光の利用効率を高めることができる。また、第1実施形態と比較して、光源部120と光ファイバ40の間の集光レンズを省略できるため、装置サイズをコンパクトにすることができる。
なお、その他の作用、効果、変形例は第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
図6は、第3実施形態に係る画像表示装置210の概略構成を示す図である。図6において、第1実施形態の画像表示装置10と同様の構成の部材については第1実施形態と同じ符号を用いている。
第3実施形態の画像表示装置210においては、第1実施形態の画像表示装置10に対して、光源部20と光ファイバ40との間には集光レンズを設けておらず、また、光ファイバ40の出射端42と投影ミラー60との間に、拡大レンズ251と液晶表示デバイス254とからなる画像生成部250を配置している。なお、図6には図示していないが、運転者のアイボックスエリアを確保するために、拡大レンズ251と液晶表示デバイス254の間に、第1実施形態のディフューザ54と同様のディフューザを配置し、拡大レンズ251からの入射光を拡散光として液晶表示デバイス254側へ出射させるとよい。
拡大レンズ251は、光ファイバ40の出射端42における光強度分布を液晶表示デバイス254に拡大・投影させるレンズである。拡大レンズ251は、球面レンズで構成することができるが、色収差を抑えるためにアクロマートレンズや回折レンズと非球面レンズとの組み合わせを用いても良い。
液晶表示デバイス254は、中間画像を生成する画像生成エリア(不図示)を有し、この画像生成エリアは、光ファイバ40のコア40a(図2(A))の断面形状である方形に相似する平面形状を有する。液晶表示デバイス254は、透過型液晶パネルであり、拡大レンズ251側からの入射光をバックライトとして、不図示の制御部にしたがって画像生成エリアに中間画像を形成する。このような構成により、複雑な光学系を設けなくても、拡大レンズ251という簡単な構成によって、光ファイバ40で得られた光強度の均一性を維持でき、かつ、映像品質に優れた投影画像を容易に生成することができ、さらに、光源部20からの出射光を、損失を抑えて、効率よく利用することが可能となる。
なお、上記液晶表示デバイス254に代えて、例えば、透過型のLCOS、反射型LCOS、DLP(Digital Light Processing)(登録商標)を用いて中間画像を生成してもよい。また、単一のレンズである拡大レンズ251に代えて、複数のレンズからなる拡大レンズ系を用いても良い。
また、その他の作用、効果、変形例は第1実施形態と同様である。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
以上のように、本発明に係る画像表示装置は、光強度の均一性に優れ、高品質の映像を生成でき、かつ、光の利用効率が高い点で有用である。
10 画像表示装置
20 光源部
21a、21b、21c 半導体レーザ
22a、22b、22c コリメートレンズ
23a、23b、23c ダイクロイックフィルタ
30 集光レンズ
40 光ファイバ
40a コア
40b クラッド
40c 被膜(被覆)
41 入射端
42 出射端
50 画像生成部
51 投影レンズ
52 LCOS(画像変調デバイス)
52a 画像生成エリア
53 拡大レンズ系
53a、53b、53c レンズ
54 ディフューザ
60 投影ミラー(投影光学系)
60r 反射面
70 ウインドシールドガラス
70a 表示領域
71 虚像
110 画像表示装置
120 光源部
121a、121b、121c 半導体レーザ
122a、122b、122c 集光レンズ
123a、123b、123c ダイクロイックフィルタ
210 画像表示装置
250 画像生成部
251 拡大レンズ
254 液晶表示デバイス

Claims (5)

  1. 光源部と、
    前記光源部からの出射光が入射する光ファイバと、
    前記光ファイバからの出射光に基づいて、画像生成エリアに中間画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部で生成された前記中間画像に対応した画像を表示領域に投影する投影光学系とを備え、
    前記光ファイバの出射端のコアの断面形状が、前記画像生成エリアの平面形状に対応する方形状であることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記光ファイバは、入射光が、前記コアとクラッドの境界面で10回以上全反射可能な光路長を有する請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光源部と前記光ファイバとの間に集光レンズが設けられており、
    前記光源部からの出射光が、前記集光レンズによって、前記光ファイバの入射端において前記コアの断面形状よりも小さな光径となるように集光される請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記光源部は、互いに波長が異なる3つの光源と、前記3つの光源からの出射光を合成させる光学部品とを備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記3つの光源は、半導体レーザを有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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