JP2018115986A - 送信機、案内支援装置、及び案内支援システム - Google Patents

送信機、案内支援装置、及び案内支援システム Download PDF

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Abstract

【課題】障害者、高齢者等が目的の場所や方向を視覚以外の感覚機能を用いて探知できるように支援する構成を提供する。【解決手段】案内支援装置は、目的の場所を指定するユーザ入力を受けて、前記場所の情報を含むサーチ要求信号を生成する第1信号処理回路と、前記サーチ要求信号を載せた指向性のビームを生成して前記ビームを周囲に走査するアンテナ装置と、複数の感覚刺激デバイスの配列を含むウエアラブルな感覚刺激デバイスセットと、前記場所から応答信号を受信したときに、前記応答信号によって表される前記場所の方向を特定する第2信号処理回路と、特定された前記場所の方向に対応する1以上の感覚刺激デバイスを動作させる感覚刺激デバイス制御回路と、を有し、前記第1信号処理回路は、前記ビームの放射方向を示す放射情報を前記サーチ要求信号に含め、前記場所の情報と前記放射情報を含むビームが走査される。【選択図】図3

Description

本発明は、送信機と、これを用いた案内支援装置およびシステムに関する。
全国に100万人以上いるとされている視覚障害者は、目的地への到達手段として点字ブロック、白杖などを用いている。あるいは介助者に目的地まで連れて行ってもらうことも多い。視覚障害者に限らず、高齢者や障害者にとって目的の場所または施設の位置、方向を文字や地図で認識するのは困難であり、活動の場を狭める一因となっている。
高齢者や視覚障害者などに対して、バリアフリー施設や目的地までの経路の目安となる施設等に関する情報を音声、視覚、振動などで通知するシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。また、所定空間における三次元データを取得して前方の障害物の存在を視覚障害者に伝達する方法が提案されている(たとえば特許文献2参照)。
特開2004−286488号公報 特開2006−305214号公報
視覚障害者、高齢者等の移動が介助者に依存する場合は、目的の施設の場所、位置などの情報を直接知覚することができない。点字ブロックは視覚障害者にとって経路案内の有効なツールであるが、設置されている場所が限られており、駅のホームなど危険をともなうことが多い。視覚障害者や高齢者が場所や方向についての情報を自力で知覚することができれば、行動範囲が広がり生活の質が向上するはずである。
本発明は、障害者、高齢者等が目的の場所や方向を視覚以外の感覚機能を用いて探知できるように支援する構成を提供することを目的とする。
一つの態様では、案内支援装置は、
目的の場所を指定するユーザ入力を受けて、前記場所の情報を含むサーチ要求信号を生成する第1信号処理回路と、
前記サーチ要求信号を載せた指向性のビームを生成して前記ビームを周囲に走査するアンテナ装置と、
複数の感覚刺激デバイスの配列を含むウエアラブルな感覚刺激デバイスセットと、
前記場所から応答信号を受信したときに、前記応答信号によって表される前記場所の方向を特定する第2信号処理回路と、
特定された前記場所の方向に対応する1以上の感覚刺激デバイスを動作させる感覚刺激デバイス制御回路と、
を有し、
前記第1信号処理回路は、前記ビームの放射方向を示す放射情報を前記サーチ要求信号に含め、前記場所の情報と前記放射情報を含むビームが走査される。
一つの側面では、障害者、高齢者等にとって目的の場所や方向を視覚以外の感覚機能を用いて探知できるように支援する構成が実現される。
実施形態の案内支援システムの概要を示す図である。 感覚刺激デバイスの例を示す図である。 案内支援システムで実施される通信のシーケンス図である。 案内支援装置の検知端末の概略ブロック図である。 検知端末の送受信フロントエンドの概略図である。 施設等に設置される通信装置の概略ブロック図である。 送信モジュールで用いられるフェーズドアレイアンテナを説明する図である。 フェーズドアレイアンテナの放射方向と位相調整データの対応関係を示すテーブル情報の一例を示す図である。 施設ごとの識別コードを示すテーブル情報の一例である。 フェーズドアレイアンテナの放射方向と励振される感覚刺激デバイスのマッピングを説明する図である。 検知端末における処理フローの一例を示す図である。 図10のフローが実施される場合のシステムの動作を説明する図である。 検知端末における処理フローの別の例を示す図である。 図12のフローが実施される場合のシステムの動作を説明する図である。 案内支援装置の構成例を示す図である。 案内支援装置の別の構成例を示す図である。
実施形態では、案内支援システムを実現するために、ビーム走査が可能な送信モジュールと、ユーザが持つポータブルデバイス及び/又はウエアラブルデバイスを組み合わせ、各種の施設に無線通信装置を配置する。送信モジュールとして、たとえばミリ波フェーズドアレイレーダを用いることができるが、これに限定されない。指向性を有するビームを走査することのできる送信モジュールであればレーダに限定されないし、波長もミリ波に限定されない。複数のアンテナ素子を配列したアレイアンテナでプリコードベクトルを制御するビームフォーミングの技術を用いてもよい。
図1Aは、実施形態で提供される案内支援システム1の概要を示す図である。案内支援システム1は、ユーザ側の装置である案内支援装置10と、各種の場所や施設に設置される無線通信装置20A、20Bを含む。案内支援装置10は、ポータブルデバイスである検知端末100と、ウエアラブルな感覚刺激デバイスセット30を含む。感覚刺激デバイスセット30は、たとえば水平方向と垂直方向に感覚刺激デバイス31が配列された二次元アレイである。
図1Bは、感覚刺激デバイス31の例を示す。例示(a)では、振動子31aを用いた振動子アレイ30aを用いる。例示(b)では、ヒーター、ペルチェ素子などの発熱/冷却素子31bを用いた素子アレイ30bを用いる。例示(c)では、音響素子31cを用いたスピーカ30cを用いる。振動子31aであればユーザの触覚を使って、発熱/冷却素子31bであればユーザの温感を使って、音響素子31cであればユーザの聴覚を使ってユーザに方向または位置を知らせる。振動子アレイ30aを用いる場合は、目的の場所がある方向に配置されている振動子31aを振動させる。発熱/冷却素子31bを用いる場合は、目的の場所がある方向に配置されている素子を発熱させ、または冷却させる。音響素子31cを用いる場合は、目的の場所がある方向の音響素子31cからメロディ、ビープ、音声などを出力する。目的の場所とユーザが向いている方向との一致度に応じて、振動、温度、音量等に勾配または強弱をつけてもよい。各感覚刺激デバイス31は、Tシャツ、ベスト等の着衣に電気配線とともに縫い込まれていてもよいし、ベルトやコルセットのように、体幹部に巻きつける形態であってもよい。音響素子31cを用いる場合は、ヘッドセットやイヤフォンの内部に配置される。
図1Aに戻って、検知端末100は、目的の場所または施設を表わすコード情報を乗せたビームを周囲に走査して、目的の場所または施設の所在を検知し、その方向に対応する1以上の感覚刺激デバイス31を動作させて、ユーザの触覚を刺激する事でユーザに場所または施設の方向または位置を感覚的に知らせる。
ユーザが検知端末100に目的の場所または施設(以下、「施設」とまとめる)を入力すると、その施設の識別コードを乗せたビームが周囲に走査される(手順(1))。検知端末100への入力は、音声入力でもよいし複数のボタンから選択されてもよい。検知端末100には、あらかじめ公共トイレ、コンビニエンスストア、病院、レストラン、バス停などの施設が、施設ごとに識別情報(施設コード)と対応付けて保存されていてもよい。施設情報は、本人または介助者によって、適宜追加、更新されてもよい。ユーザの嗜好に応じて、図書館、コミュニティセンターなどの施設が、施設コードとともに追加され得る。また、施設コードが与えられる施設の区分は、大まかな分類(「飲食施設」、「医療施設」など)、やや細分化した分類(「カフェ」、「接骨院」)など、適宜設定することができる。
走査ビームは、たとえばフェーズドアレイレーダから送信されるミリ波ビームであり、放射方向のそれぞれに対応して放射コードが与えられる。放射方向aに放射されるビームは放射コードaを有し、放射方向bに放射されるビームは放射コードbを有する。各走査ビームは、そのビームの放射方向または放射角度を表わする放射コードと、サーチ対象となる施設の施設コードを情報として載せている。
各施設には通信装置20A、20B(以下、適宜「通信装置20」と総称する)が配置されいる。通信装置20は、たとえば無線LANの通信装置であり、無線LANの通信インタフェースと、レーダ受信器を有している。無線LANとして、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)などの通信規格を採用することができる。通信装置20には、自装置が設置されている施設の種類を表わす施設コードがあらかじめ保存されている。検知端末100の通信範囲内に位置する通信装置20は、フェーズドアレイビームを受信すると、ビームに含まれている施設コードを取り出して、自装置が有する施設コードと一致するか否かを判断する(手順(2))。
受信したビームに含まれる施設コードが自装置の施設コードと一致している場合は、通信装置20は応答信号を送信する(手順(3))。応答信号は、たとえば全方向に報知される。後述するように、応答信号に受信したビームの放射コードが含まれていてもよいし、検知端末100に対するACK(応答確認)情報だけであってもよい。検知端末100におけるフェーズドアレイビームの送信の仕方に応じて、通信装置20からの応答信号に含まれる情報内容が異なってもよい。通信装置20が有する施設コードと受信ビームに含まれる施設コードが一致しない場合は、通信装置20は受信ビームに含まれる情報を破棄する。この場合、応答信号は送信されない。
検知端末100は、施設コードが一致する施設からの応答信号を受信すると、その応答信号の方向に対応する1以上の感覚刺激デバイス31を動作させる(手順(4))。応答信号は、ビームの放射方向から返ってくるので、あらかじめ放射コードと動作させるべき感覚刺激デバイス31をマッピングしておくことで、目的施設の方向に対応する感覚刺激デバイスを動作させることができる。感覚刺激デバイスセット30として振動子アレイ30aを用いた例を挙げると、目的施設がユーザーから見て右手の方向にある場合は、ユーザが身につけている振動子アレイ30aの右側の列に含まれる振動子31aが振動する。ヒーターやペルチェ素子を用いた場合は、目的施設がユーザから見て右手の方向にある場合は、ユーザーが身につけている素子アレイ30bの右側列に含まれる発熱/冷却素子が温まりまたは冷却され、ユーザの温感によって位置を判断する。以下は振動子31aを使った場合の例を示す。
案内支援システム1を導入することで、高齢者、視覚障害等は目的施設の方向を直感的に認識して、行動範囲を広げることができる。案内支援システム1は、簡単な方法で目的とする場所の方向とおおよその位置を感覚的に通知できるので、年少者や成人にとっても有効である。
図2は、案内支援システム1で、ユーザの検知端末100と施設の通信装置20の間で行われる通信のシーケンス図である。まず、検知端末100において、案内支援サービスを開始する(S11)。検知端末100が案内支援システムの専用端末である場合は、電源をオンにすることで、サービスが開始される。検知端末100の一部をスマートフォン等の外部の端末機器で実現する場合は、メニュー画面から案内支援サービスを選択することで、サービスが開始される。
施設コードが入力されると(S12)、施設コードとビームの放射方向を示す放射コードを含むサーチ要求信号が生成され、サーチ要求信号を乗せたビームが走査される(S13)。走査ビームが施設の通信装置20で受信されると(S14)、サーチ要求信号に含まれている施設コードが取り出され、通信装置20に保存されている施設コードと比較される(S15)。施設コードが一致しない場合は、通信装置20は応答せずに、そのまま次のビームの到来を待つ。施設コードが一致する場合は、通信装置20は応答信号をたとえばブロードキャストで送信する(S16)。
検知端末100で応答信号が受信されると(S17)、応答信号の方向に対応する感覚刺激デバイス31が動作する(S18)。これにより、ユーザに目的施設の位置または方向を直感的に知らせることができる。フェーズドアレイレーダと放射コードを用いる場合、検知端末100で受信信号の到来方向を推定する演算は不要であり、演算負荷を低減することができる。
図3は、案内支援装置10の検知端末100の概略ブロック図である。検知端末100は、送信モジュール110と受信モジュール130を有する。送信モジュール110は、アレイアンテナ111、アンテナ回路112、信号処理回路113、入力部114、及びメモリ115を有する。アレイアンテナ111とアンテナ回路112は、たとえばアンテナ装置120として一つの送信チップで形成されてもよい。
メモリ115は、各種施設の施設コードを施設の種類と対応付けて保存する。また、各アンテナ素子の位相バイナリデータと放射コードの対向関係を保存する。これらの情報以外に、ユーザの識別情報、個人情報、端末情報などが記憶されていてもよい。入力部114は、ユーザによる施設の選択を受け付ける。信号処理回路113は、メモリ115を参照して、入力された施設に対応する施設コードと放射方向ごとの放射コードを特定し、施設コードと放射コードを含むサーチ要求信号を生成する。アンテナ回路112は、放射コードで特定される位相バイナリデータに基づいて指向性のビームを形成し、アレイアンテナ111からサーチ要求信号を送信する。
受信モジュール130は受信アンテナ131、受信回路132、信号処理回路133、感覚刺激デバイス制御回路134、及びメモリ135を有する。受信アンテナ131は、施設に設置された通信装置20からの応答信号を受信する。受信回路132は、受信した応答信号を信号処理に適した周波数に変換して信号処理回路133へ出力する。信号処理回路133は、応答信号の方向を特定して、特定した結果を感覚刺激デバイス制御回路134に出力する。感覚刺激デバイス制御回路134は感覚刺激デバイスセット30に接続されており、応答信号の方向に応じて1以上の感覚刺激デバイス31を振動させる。メモリ135は受信モジュール130の動作に必要な各種パラメータを記憶する。
送信モジュール110が用いる周波数帯と受信モジュール130が用いる周波数帯は、同じであっても異なっていてもよい。図1のように、送信モジュール110が76〜82GHz帯で動作し、受信モジュール130が2.4GHz帯で動作してもよいし、ともに5GHz帯で動作してもよい。
図4は、検知端末100の送受信フロントエンドの概略図である。図4の構成例では、アンテナ装置120はフェーズドアレイアンテナであり、アレイアンテナ111の各アンテナ素子は位相器123に接続されている。より具体的には、各アンテナ素子に可変ゲインアンプ122、位相器123、及びパワーアンプ124が設けられる。信号処理回路113から、施設コード、端末情報とともに位相情報(放射方向コード)を含むサーチ要求信号がPLL周波数シンセサイザ121に入力され、デジタル周波数変調されたFM−CW(Frequency Modulated-Continuous Wave)信号に変換されてフェーズドアレイアンテナから放射される。FM−CW信号は、位相バイナリデータに対応して周波数(位相)が離散的に変化し、異なる放射角度で走査される。
受信モジュール130において、受信アンテナ131と、受信回路132と、信号処理回路133は、ひとつの受信チップで実現されてもよい。受信アンテナ131で受信された高周波信号はローノイズアンプ136で増幅され、ミキサ137でローカルオシレータ(LO)139の周波数と合成されて中間周波数(IF)に変換される。IF信号はIFアンプ138で増幅されて信号処理回路133に入力される。受信された応答信号は信号処理回路133で復調され、感覚刺激デバイス制御回路134に出力される。
図5は、施設に設置される通信装置20の概略ブロック図である。通信装置は、レーダ受信器21、デコーダ22、無線通信回路23、信号処理回路24、及びメモリ25を有する。レーダ受信器21は、検知端末100から送信されるフェーズドアレイビームを受信する。デコーダ22は、受信されたビームをデコードし、デコード結果を信号処理回路24に出力する。信号処理回路24は比較器27を含み、デコードされた信号から施設コードと放射コードを取り出す。比較器27は、取り出された施設コードと、メモリ25に保存された施設コードが一致するか否かを判断する。施設コードが一致する場合は、信号処理回路24で応答信号を生成し、無線通信回路23で高周波信号に変換して、アンテナ28から送信する。
通信装置20の送信は、たとえばマイクロ波帯の送信機で行う。マイクロ波帯の無線LANは種々のデバイスとの親和性が良く、汎用性が高い。また、消費電力も太陽電池などで賄うことができる。通信装置20から送信された応答信号は、ユーザの検知端末100で受信される。
図6は、検知端末100の送信モジュール110で用いられるアンテナ装置120のビーム放射方向を説明する図である。フェーズドアレイアンテナで形成されるアンテナ装置120は、各チャネル111−1〜111−nの位相を制御して、ビームの放射方向を調整する。アンテナ配列面の法線方向に対するビームの角度を放射角度θとする。アンテナ配列面から真正面にビームが放射されるときは、放射角度θは0°となる。
図7は、検知端末100のメモリ115に記憶される放射情報の一例を示す。放射情報は、ビームの放射方向と、その方向にビームを放射するための位相調整データを対応づけたテーブル151として保存されている。各放射角度(θ)に対応して、放射方向が8ビットのバイナリデータで表され、その放射方向を実現する各チャネルの位相器調整用のバイナリデータが対応づけられている。この例では、チャネルCH1〜CH256の位相の合成により放射方向が定義される。各アンテナ素子から同じ波長で位相がそれぞれ異なる波が放射されることで、すべての波の干渉波が生成されて放射ビームとなる。
図8は、検知端末100のメモリ115に記憶される施設情報の一例を示す。施設情報は、施設の種類と施設コードを対応づけたテーブル152として保存される。検知端末100の送信モジュール110の信号処理回路113は、所望の施設が入力されると、対応する施設コードを用いてサーチ要求信号を生成し、放射角度ごとに放射コードを組み込んでアンテナ回路112に出力する。図4のアンテナ装置120を採用する場合、サーチ要求信号はPLL周波数シンセサイザ121で各アンテナ素子に分配され、対応する位相器123で位相調整用のバイナリデータに応じた位相に調整されてアンテナ素子から放射される。
図9は、放射方向と励振される感覚刺激デバイス31のマッピングの例を説明する図である。8ビットの放射コードと4ビットの施設コードを含むサーチ要求信号が各方向に放射される場合を考える。放射コードのMSBの4ビットを、感覚刺激デバイスセット30の列に対応付け、LSBの4ビットを、感覚刺激デバイスセット30の行に対応づける。
たとえば、施設「0111」をサーする信号が走査され、放射方向「10110110」で表されるビームに対して施設の通信装置20から応答信号が返ってきたとする。この場合、ユーザの検知端末100の受信モジュール130は、応答信号を受信して、対応する放射方向のMSB4ビットとLSB4ビットから、列と行の両方で値「1」をとる感覚刺激デバイス31を動作させる。この例では、ユーザはユーザから見て正面から左側方向にかけての方向に目的の施設があると体感することができる。
同様に、施設「0111」をサーする走査ビームのうち、放射方向「10001111」で表されるビームに対して応答信号が返ってきたとする。この場合、感覚刺激デバイスセット30のうち、列と行の両方で値「1」をとる感覚刺激デバイス31が動作する。この例では、ユーザはユーザから見て右側の方向に目的の施設があると体感することができる。この構成は、AND回路で実現することができる。説明の便宜上、4×4の感覚刺激デバイスアレイの例を用いたが、16ビットの放射コードで8×8の感覚刺激デバイスアレイを用いてもよいし、それ以上のサイズにしてもよい。
AND回路を用いるかわりに、図7及び図8のテーブル情報のように、あらかじめ各放射方向と、動作させるべき感覚刺激デバイス31を対応づけたテーブルを受信モジュール130のメモリ135に記憶しておいてもよい。
図10は、ユーザの検知端末100における処理フローの一例を示す。この例では、検知端末100はビーム放射の都度、応答信号の有無を確認し、応答信号がない場合に、放射方向を次の方向に変えてサーチ要求を送信する。
まず、目的の施設が入力されると、対応する施設コードを含むサーチ要求信号が生成される(S21)。サーチ要求信号を送信するビームの放射方向θが設定される(S22)。放射範囲とビーム走査の向きは適宜設定可能である。たとえば、360°でビーム走査する場合は、ユーザの正面となるθ=0°から順にビームを放射してもよい。
ビーム放射から一定の時間内に目的とする施設から応答信号が受信されたか否かが判断される(S23)。一定時間内に応答信号が受信されない場合(S23でNO)。ステップS22へ戻って、次の放射角度が設定され(θ=θ+Δθ)、その放射方向にサーチ要求信号が送信される。この放射ビームに対し、一定時間内に応答信号があるか否かが判断される(S23)。一定時間内に応答信号が受信された場合は(S23でYES)、現在設定されている放射方向に対応する感覚刺激デバイス31が動作する(S24)。
ステップS22からS24は、サービスオフの要求が入力されるまで繰り返し行われてもよい。いったんある放射角で応答信号が受信されても、ユーザの移動につれてユーザから見た施設の相対的な方向が変わり、同じ施設からの応答信号が異なる角度で受信される可能性があるからである。
この方法によると、施設の通信装置20は、ビームに含まれる施設コードと自装置の施設コードが一致している場合に、応答信号に放射コードを含める必要がない。検知端末100は現在設定されている放射コードによって、どの方向からの応答信号なのかを認識して、対応する感覚刺激デバイス31を動作させることができるからである。
図11は、図10の処理フローに対応するシステム動作の概念図である。施設A(たとえばトイレ)を探索するサーチ要求信号に放射方向「01110110」が設定されているとき、この方向に存在する別の施設B(たとえばレストラン)でサーチ要求信号が受信される。この場合、施設コードが一致しないので、施設Bの通信装置20Bは応答信号を返さない。
別の放射方向、たとえば「10110110」で表される方向にビームが放射されたときに、サーチ要求信号はこの方向に位置する施設Aの通信装置20Aで受信される。通信装置20Aは、施設コードが一致するため応答信号を送信する。応答信号には、サーチ要求信号に含まれている放射コードも施設コードも含める必要はない。ユーザの検知端末100は、現在設定されている施設コードと放射方向を認識しているため、応答信号を受信すること自体で、施設Aの存在とそれが位置する方向を認識できるからである。応答信号は単純なACKであってもよい。この処理方法は、通信装置20での処理量を低減することができる。
図12は、ユーザの検知端末100における別の処理フローの例を示す。図2のフローでは、検知端末100は全方向に連続してビームを走査し、応答信号を受信したときに応答信号から放射コードを取り出して、目的の施設の方向を特定する。
まず、目的の施設が入力されると、対応する施設コードを含むサーチ要求信号が生成され(S31)、サーチ要求信号が全方向に走査される(S32)。このとき、放射方向ごとにその方向を示す放射コードがサーチ要求信号に含められる。全方向走査が行われる一方で、応答信号が受信されたか否かが判断される(S33)。応答信号が受信された場合(S33でYES)、応答信号から放射コードが抽出され(S34)、抽出された放射コードに対応する感覚刺激デバイスが動作する(S35)。応答信号が受信されない場合は、S32に戻って全方向走査が続けられる。
ステップS32からS35は、サービスオフの要求が入力されるまで繰り返し行われてもよい。いったんある放射方向で応答信号が受信されても、ユーザの移動につれてユーザから見た施設の相対的な方向が変わり、同じ施設から異なる角度で応答信号を受信する可能性があるからである。
施設の通信装置20は、施設コードが一致しない場合は、その時点で処理を中止して受信信号を破棄する。施設コードが一致する場合は、受信ビームから放射コードを取り出して、取り出した放射コードを応答信号に含める。この処理フローを採用する場合は、図2のシーケンス図で、応答信号の送信ステップS16の中に、放射コードの抽出と応答信号への放射コードの追加が含まれる。また、応答信号の受信ステップS17に、応答信号からの放射コードの取り出しが含まれる。図12のフローは、全方向の走査時間が短く、目的施設の有無を迅速に判断できるという利点がある。
図13は、図12の処理フローに対応するシステム動作の概念図である。施設A(たとえばトイレ)を探索するサーチ要求信号が全方向に走査され、放射方向「01110110」のときに施設B(たとえばレストラン)の通信装置20Bでサーチ要求信号が受信される。通信装置20Bは、施設コードが一致しないので、放射コードを抽出せずに受信信号を破棄する。別の放射方向「10110110」にビームが放射されたときに、サーチ要求信号は施設Aの通信装置20Aで受信される。通信装置20Aは、施設コードが一致するため、受信信号から放射コードを取り出して、応答信号に含める。この応答信号に施設コードを含める必要はない。ユーザの検知端末100は、現在設定されている施設コードを認識できるので、どの施設の探索に対する応答信号かを認識できるからである。ユーザの検知端末100は、受信した応答信号から放射コードを取り出し、その放射方向に対応する感覚刺激デバイスを動作させる。これにより、ユーザは目的施設の位置または方向を感覚的に知ることができる。
図14は、案内支援装置10Aを実現する構成例を示す図である。案内支援装置10Aの検知端末100Aは、ウエアラブル送信モジュール110Aとスマートフォン200で形成される。案内支援装置10Aは、検知端末100Aの他に、ウエアラブルチップ170と、感覚刺激デバイスセット30を有する。
ウエアラブル送信モジュール110Aは、アンテナ装置120の一例であるフェーズドアレイ送信チップ120Aと、NF(Near Field:近接場)通信回路161を有する。ウエアラブル送信モジュール110Aの形状は自由であり、リストバンド型、ベルト型、ペンダント型など、適切なデザインを採用することができる。
スマートフォン200は、3GやLTEなどの通信インタフェースの他に、Bluetooth(登録商標)等の無線LANインタフェース140と、RF通信回路162を有する。また、DSP(Digital Signal Processor:デジタル信号プロセッサ)160、入出力インタフェース210、及びメモリ190を有する。
ウエアラブルチップ170は、感覚刺激デバイス制御回路134とRF通信回路172を有し、感覚刺激デバイス制御回路134は感覚刺激デバイスセット30の各感覚刺激デバイス31に接続されている。ウエアラブルチップ170は、たとえばユーザの着衣にあらかじめ組み込まれている。ウエアラブル送信モジュール110Aとウエアラブルチップ170を一体的にして、たとえばユーザの着衣の胸ポケットの中に組み込んでもよい。
目的の施設を探索するとき、ユーザはスマートフォン200の入出力インタフェースから所望の施設を入力して、スマートフォン200をウエアラブル送信モジュール110Aに軽くタッチする。スマートフォン200の入力インタフェースは、マイクであってもよいし、タッチパネルであってもよい。DSP160は、メモリ190を参照して対応する施設コードを特定してサーチ要求信号を生成し、走査角度ごとに対応する放射コードを組み込んで位相情報とともにNF通信回路162に出力する。
NF通信回路162は、近接場通信により、ウエアラブル送信モジュール110AのNF通信回路161にサーチ要求信号と位相情報を順次送信する。フェーズドアレイ送信チップ120Aは、サーチ要求信号を受け取ると、位相情報に基づいてフェーズドアレイアンテナの各アンテナ素子の位相を制御し、サーチ要求信号を異なる放射方向に順次送信する。
ウエアラブル送信モジュール110Aの通信範囲内に目的の施設が位置する場合、スマートフォン200は無線LANインタフェース140で応答信号を受信する。案内支援システム1の仕様に応じて、応答信号はACKだけでもよいし、放射コードが含まれていてもよい。DSP160は、応答信号から目的とする放射方向を特定し、放射コードをNF通信回路162に出力する。NF通信回路162は、放射コードをウエアラブルチップ170のNF通信回路172に送信し、NF通信回路172から感覚刺激デバイス制御回路134に供給される。感覚刺激デバイス制御回路134は応答信号の方向に対応する感覚刺激デバイス31を動作させてユーザに方向を通知する。この構成で、視覚障害者や高齢者は簡単な入力操作で、目的とする施設の位置または方向を感覚的に知ることができる。
図15は、案内支援装置10Bを実現する構成例を示す図である。案内支援装置10Bは、ユーザ端末300と、ウエアラブルチップ180と、感覚刺激デバイスセット30を有する。ユーザ端末300は案内支援システム1の専用端末であり、図3で説明した送信モジュール110と、受信チップ150と、入出力インタフェース210と、コネクタ181を有する。ユーザは、入出力インタフェース210のマイク212またはボタン213で、目的とする施設を入力する。ボタン213は、複数の選択ボタンの配列を含み、施設ごとに点字、テキスト、イラスト、色分け等されていてもよいし、表示パネルでスクロール可能に形成されていてもよい。送信モジュール110と受信チップ150の構成と動作は、上述したとおりである。
コネクタ181は、ウエアラブルチップ180のコネクタ182と接続される。受信チップ150で応答信号が受信されると、放射コードがコネクタ181とコネクタ182によって感覚刺激デバイス制御回路134に供給される。感覚刺激デバイス制御回路134は、放射コードに対応する感覚刺激デバイス31を動作させる。たとえば、ユーザ端末300は、パッチ、懐中時計型、ペンダント型などの端末であり、コネクタ181のコネクタピンでウエアラブルチップ180に着脱可能に接続されていてもよい。
また、コネクタ181とコネクタ182に替えて、短距離無線通信インタフェースを用いてもよい。これらの場合も、簡単な操作で目的とする施設の位置または方向をユーザに感覚的に通知することができる。
本発明は上述した実施例に限定されず、多種の変形例も含む。たとえば、感覚刺激デバイスセット30の感覚刺激デバイス31は、必ずしも正方マトリクスに配置される必要はなく、水平方向の感覚刺激デバイス数を垂直方向の感覚刺激デバイス数よりも多くしてもよい。あるいは、水平方向への配置密度を垂直方向の配置密度よりも高くしてもよい。ウエアラブルチップ180とユーザ端末300の間を、電磁界結合方式、電磁誘導方式等のワイヤレス給電を利用して接続してもよい。
以上の説明に対し、以下の付記を提示する。
(付記1)
目的の場所を指定するユーザ入力を受けて、前記場所の情報を含むサーチ要求信号を生成する第1信号処理回路と、
前記サーチ要求信号を載せた指向性のビームを生成して前記ビームを周囲に走査するアンテナ装置と、
複数の感覚刺激デバイスの配列を含むウエアラブルな感覚刺激デバイスセットと、
前記場所から応答信号を受信したときに、前記応答信号によって表される前記場所の方向を特定する第2信号処理回路と、
特定された前記場所の方向に対応する1以上の感覚刺激デバイスを動作させる感覚刺激デバイス制御回路と、
を有し、
前記第1信号処理回路は、前記ビームの放射方向を示す放射情報を前記サーチ要求信号に含め、前記場所の情報と前記放射情報を含むビームが走査されることを特徴とする案内支援装置。
(付記2)
前記アンテナ装置は、一定の時間間隔で前記ビームを走査する方向を変化させ、
前記第2信号処理回路は、前記ビームの放射方向ごとに前記応答信号が受信されたか否かを判断し、前記応答信号が受信された場合に、前記アンテナ装置に現在設定されている放射方向を前記場所の方向として決定することを特徴とする付記1に記載の案内支援装置。
(付記3)
前記応答信号は、前記サーチ要求信号が前記場所で受信されたことを示す送達確認信号であることを特徴とする付記2に記載の案内支援装置。
(付記4)
前記アンテナ装置は、前記ビームを連続的に走査し、
前記第2信号処理回路は、前記応答信号が受信された場合に、前記応答信号から前記サーチ要求信号に含まれていた前記放射情報を取り出し、前記放射情報で示される方向を前記場所の方向として決定することを特徴とする付記1に記載の案内支援装置。
(付記5)
前記応答信号は、前記サーチ要求信号が受信された前記場所から送信されるブロードキャスト信号であることを特徴とする付記4に記載の案内支援装置。
(付記6)
前記感覚刺激デバイス制御回路は、前記場所の方向が特定されたときに、前記場所の方向を表わすバイナリ―データを前記感覚刺激デバイスセットにマッピングして前記感覚刺激デバイスを動作させることを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載の案内支援装置。
(付記7)
前記放射方向の各々と動作させるべき感覚刺激デバイスとを対応づけた情報を記憶するメモリ、
をさらに有し、
前記感覚刺激デバイス制御回路は、前記場所の方向が特定されたときに、前記場所の方向に一致する放射方向に対応づけられている前記感覚刺激デバイスを動作させることを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載の案内支援装置。
(付記8)
前記応答信号を受信する受信アンテナと受信回路、
をさらに有し、
前記アンテナ装置と、前記受信アンテナ及び前記受信回路は、異なる周波数帯で動作することを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載の案内支援装置。
(付記9)
前記アンテナ装置は、フェーズドアレイアンテナであり、
ミリ波帯の前記ビームを送信することを特徴とする付記1〜8のいずれかに記載の案内支援装置。
(付記10)
前記受信アンテナ及び前記受信回路は、マイクロ波帯で前記応答信号を受信することを特徴とする付記8または9に記載の案内支援装置。
(付記11)
付記1〜10のいずれかに記載の案内支援装置と、
所定の場所または施設に設置される通信装置と、
を含み、
前記通信装置は、前記サーチ要求信号を受信したときに、前記サーチ要求信号に含まれる前記場所の情報と、自装置に保存されている情報を比較し、一致したときに前記応答信号を送信することを特徴とする案内支援システム。
(付記12)
前記通信装置は、前記場所の情報と前記自装置に保存されている情報が一致したときに前記サーチ要求信号から前記放射情報を取り出し、取り出した前記放射情報を前記応答信号に含めて送信することを特徴とする付記11に記載の案内支援システム。
(付記13)
前記通信装置は、前記場所の情報と前記自装置に保存されている情報が一致したときに前記応答信号を送達確認信号として送信することを特徴とする付記11に記載の案内支援システム。
1 案内支援システム
10、10A、10B 案内支援装置
20 20A、20B 通信装置
30 感覚刺激デバイスセット
31 感覚刺激デバイス
100、100A 検知端末
110 送信モジュール(送信機)
110A ウエアラブル送信モジュール
111 アレイアンテナ
112 アンテナ回路
113、133 信号処理回路
115、135、190 メモリ
120 アンテナ装置
120A フェーズドアレイ送信チップ
130 受信モジュール
132 受信回路
134 感覚刺激デバイス制御回路
140 無線LANインタフェース
150 受信チップ
160 DSP
161、162、172 NF通信回路
170、180 ウエアラブルチップ
181、182 コネクタ
200 スマートフォン
210 入出力インタフェース
300 ユーザ端末

Claims (8)

  1. 目的の場所を指定するユーザ入力を受けて、前記場所の情報を含むサーチ要求信号を生成する第1信号処理回路と、
    前記サーチ要求信号を載せた指向性のビームを生成して前記ビームを周囲に走査するアンテナ装置と、
    複数の感覚刺激デバイスの配列を含むウエアラブルな感覚刺激デバイスセットと、
    前記場所から応答信号を受信したときに、前記応答信号によって表される前記場所の方向を特定する第2信号処理回路と、
    特定された前記場所の方向に対応する1以上の感覚刺激デバイスを振動させる感覚刺激デバイス制御回路と、
    を有し、
    前記第1信号処理回路は、前記ビームの放射方向を示す放射情報を前記サーチ要求信号に含め、前記場所の情報と前記放射情報を含むビームが走査されることを特徴とする案内支援装置。
  2. 前記アンテナ装置は、一定の時間間隔で前記ビームを走査する方向を変化させ、
    前記第2信号処理回路は、前記ビームの放射方向ごとに前記応答信号が受信されたか否かを判断し、前記応答信号が受信された場合に、前記アンテナ装置に現在設定されている放射方向を前記場所の方向として決定することを特徴とする請求項1に記載の案内支援装置。
  3. 前記アンテナ装置は、前記ビームを連続的に走査し、
    前記第2信号処理回路は、前記応答信号が受信された場合に、前記応答信号から前記サーチ要求信号に含まれていた前記放射情報を取り出し、前記放射情報で示される方向を前記場所の方向として決定することを特徴とする請求項1に記載の案内支援装置。
  4. 前記感覚刺激デバイス制御回路は、前記場所の方向が特定されたときに、前記場所の方向を表わすバイナリ―データを前記感覚刺激デバイスセットにマッピングして前記感覚刺激デバイスを動作させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の案内支援装置。
  5. 前記アンテナ装置は、フェーズドアレイアンテナであり、
    ミリ波帯の前記ビームを送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の案内支援装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の案内支援装置と、
    所定の場所または施設に設置される通信装置と、
    を含み、
    前記通信装置は、前記サーチ要求信号を受信したときに、前記サーチ要求信号に含まれる前記場所の情報と、自装置に保存されている情報を比較し、一致したときに前記応答信号を送信することを特徴とする案内支援システム。
  7. 前記通信装置は、前記場所の情報と前記自装置に保存されている情報が一致したときに前記サーチ要求信号から前記放射情報を取り出し、取り出した前記放射情報を前記応答信号に含めて送信することを特徴とする請求項6に記載の案内支援システム。
  8. 前記通信装置は、前記場所の情報と前記自装置に保存されている情報が一致したときに前記応答信号を送達確認信号として送信することを特徴とする請求項6に記載の案内支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111541012A (zh) * 2020-04-30 2020-08-14 天津师范大学 一种可穿戴天线阵列馈电网络系统

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