JP2018114652A - 立体物造形装置及び立体物造形方法 - Google Patents

立体物造形装置及び立体物造形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018114652A
JP2018114652A JP2017006079A JP2017006079A JP2018114652A JP 2018114652 A JP2018114652 A JP 2018114652A JP 2017006079 A JP2017006079 A JP 2017006079A JP 2017006079 A JP2017006079 A JP 2017006079A JP 2018114652 A JP2018114652 A JP 2018114652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting table
curing
modeling
unit
dimensional object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017006079A
Other languages
English (en)
Inventor
和浩 越智
Kazuhiro Ochi
和浩 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mimaki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mimaki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mimaki Engineering Co Ltd filed Critical Mimaki Engineering Co Ltd
Priority to JP2017006079A priority Critical patent/JP2018114652A/ja
Publication of JP2018114652A publication Critical patent/JP2018114652A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】着弾した造形材の効果的な平坦化を実現することができ、立体物の成形精度を向上することができる立体物造形装置及び立体物造形方法を提供する。【解決手段】立体物造形装置1は、造形物Aを載置するための載置台10と、該載置台とY軸方向に相対移動しながら造形物Aを成形するための造形材を吐出するキャリッジ20と、載置台10と相対移動しながら載置台10上に着弾した硬化前の造形材に接触することで当該造形材を平坦化させるローラ30−1と、載置台10上の造形材を硬化させる硬化ユニット40−1と、キャリッジ20及びローラ30−1の載置台10との相対移動を制御する制御部45とを有している。キャリッジ20のノズル列24−1は、造形材の液滴を吐出する複数のノズル24−1a〜24−1fがX方向と交差する方向に列設されてなる。ローラ30−1は、載置台10に対してY方向に交差するX方向に相対移動可能に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、立体的な造形物を成形する立体物造形装置及び立体物造形方法に関する。
従来、スライス単位の層状体を固化させながら鉛直方向に順次積層することで、立体的な造形物を成形する立体物造形装置(いわゆる3Dプリンタ)が開発されている。このような立体物造形装置のうち、インクジェット方式が採用されているものでは、精度の良い造形を行うために、各層の形成において高さ方向にマージンをもってモデル材やサポート材等の造形材料を吐出し、樹脂の吐出後に、ノズルから吐出された樹脂の余剰分を、余剰樹脂回収機構で回収しながら造形を行っている。
従来のインクジェット方式の立体物造形装置として、例えば図11に示すものがある。この立体物造形装置100は、モデル材吐出ノズル121及びサポート材吐出ノズル122を有するヘッド部120と、Z方向に昇降自在な造形プレート140とを備える。この立体物造形装置では、ヘッド120のノズル列123と平行に硬化手段124及びローラ125を設けて、ヘッド120をノズル列123の方向(図中のY’方向)と交差する方向(図中のX’方向)に走査させて造形材を吐出し、吐出させた造形材のうち余剰分をローラ125で掻き取り、その後、硬化手段124で造形材を硬化する。このように、本構成ではローラ125が移動しながら未硬化の造形材の余剰分を掻き取るため、ローラ125の移動方向に造形材が流動し、ローラ125の移動方向である主走査方向に隣接する着弾造形材(ドット)を一体化させ、平坦化を促進することが可能となっている(特許文献1参照)。
特開2013−67116号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、ヘッドの一走査(主走査)で着弾する造形材のノズル列方向(Y’方向)における間隔は、隣接するノズルの間隔に相当するものであり、ヘッド固有の値(一定値)である。一方、副走査方向(X’方向)における造形材の着弾間隔は、ヘッドの副走査方向への駆動制御によって調整することができる。よって、ノズル列方向(主走査方向)の着弾間隔は、副走査方向の着弾間隔よりも広くなり易い。また、ローラの移動方向がヘッドの副走査方向と同じであるため、着弾した造形材が、主に着弾間隔が狭い副走査方向に流動する。この結果、ローラの移動方向、すなわちノズル列方向に隣接する着弾後の造形材が一体化され難く、ノズル列方向(Y’方向)に関して効果的な平坦化を行うことができず、立体物の成形精度が低下するという問題がある。
本発明の目的は、着弾した造形材の効果的な平坦化を実現することができ、立体物の成形精度を向上することができる立体物造形装置及び立体物造形方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る立体物造形装置は、造形物を載置するための載置台と、前記載置台と第一方向に相対移動しながら前記造形物を成形するための造形材を吐出する吐出手段と、前記載置台と相対移動しながら前記載置台上に着弾した硬化前の前記造形材に接触することで前記造形材を平坦化させる平坦化手段と、前記載置台上の前記造形材を硬化させる硬化手段と、前記吐出手段及び前記平坦化手段の前記載置台との相対移動を制御する移動制御部とを有し、前記吐出手段は、前記造形材の液滴を吐出する複数のノズルが前記第一方向と交差する方向に列設されたノズル列を有し、前記平坦化手段は、前記載置台に対して前記第一方向に交差する第二方向に相対移動可能に設けられることを特徴とする。
本構成によれば、第一方向(主走査方向)に交差する第二方向(副走査方向)に平坦化手段を移動させることで、硬化前の造形材の第一方向への流動のみならず、第二方向への流動を促すことができる。よって、ノズル列方向に隣接する造形材の連結が促進され、これにより効果的な平坦化を行うことができ、造形物の成形精度を向上することができる。
また、前記硬化手段は、前記平坦化手段の平坦化領域以上の硬化領域を有する第一硬化手段を有し、前記第一硬化手段は、前記第二方向に移動しながら、前記平坦化手段による平坦化タイミングから所定期間経過後に、前記造形材を硬化させる。
これにより、着弾した硬化前の造形材を平坦化した後、一定時間経過後に当該造形材を硬化させることで、硬化前に造形材の表面が重力によりならされ、平坦化のばらつきを抑制することができ、表面が均一に平坦化された状態で造形材を硬化することができる。
また、前記立体物造形装置は、前記第二方向に延在したXバーと、前記第二方向に移動可能となるように前記Xバーに取り付けられ、前記第一方向に延在したYバーとを更に有し、前記吐出手段は、前記第一方向に移動可能となるように前記Yバーに取り付けられ、前記平坦化手段は、前記第一方向に延在し、且つ前記第二方向に移動可能に設けられ、前記Yバー及び前記平坦化手段の双方が、前記移動制御部によって前記第二方向に移動する。
本構成によれば、吐出手段が第一方向及び第二方向の双方に移動し、平坦化手段が第二方向に移動するので、載置台を第一,第二方向に移動させる必要がなく、省スペースで立体物を造形することができる。
また、前記載置台は、前記第二方向及び前記造形材の積層方向の双方に移動可能に設けられ、前記吐出手段及び前記平坦化手段は、前記載置台の造形領域の前記第二方向における距離L以上離間して配置される。
これにより、載置台を第二方向及び積層方向の双方に移動し、吐出手段を第一方向に移動させることで造形することができ、これらを移動させるための駆動制御が容易となる。
また、前記硬化手段は、前記第二方向において前記吐出手段と重なる位置であって、前記第一方向において前記ノズル列と平行配置された第二硬化手段を更に有し、前記第二硬化手段は、前記造形材を仮硬化可能なエネルギーを当該造形材に付与する。
これにより、第二硬化手段が吐出手段のノズル列と平行に設けられるので、1又は複数の単位層の形成の際に第二硬化手段により造形材を仮硬化させ、更に1又は複数の単位層ごとに第一硬化手段で造形材を本硬化させることができる。よって、第一硬化手段による硬化が行われる際に、造形材に含まれるインクが流れ出したり、或いはインクを含有しない他の造形材と混ざるのを抑制することができ、造形精度を更に向上することが可能となる。
上記目的を達成するために、本発明に係る立体物造形方法は、立体的な造形物を成形する立体物造形方法であって、造形材の液滴を吐出する複数のノズルが第一方向と交差する方向に列設されたノズル列を有する吐出手段を載置台と前記第一方向に相対移動させながら、前記造形物を成形するための造形材を前記載置台上に吐出する吐出工程と、前記第一方向に交差する第二方向に移動可能に設けられた平坦化手段を前記載置台と相対移動させて、該載置台上に着弾した硬化前の前記造形材に接触することで前記造形材を平坦化させる平坦化工程と、前記載置台上の前記造形材を硬化させる硬化工程と、を有することを特徴とする。本方法によれば、上記立体物造形装置と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、着弾した造形材の効果的な平坦化を実現することができ、立体物の成形精度を向上することができる。
(a)は、本発明の実施形態に係る立体物造形装置のハードウェア構成を概略的に示す平面図であり、(b)は線I−Iに沿う断面図である。 図1の立体物造形装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 (a)は、図1の立体物造形装置における吐出手段及び平坦化手段を示す平面図であり、(b)は、(a)の吐出手段の拡大平面図である。 (a)は、吐出手段により造形材が載置台上に着弾した状態を示す平面図であり、(b)は、平坦化手段により着弾後の造形材が平坦化された状態を示す平面図である。 図1の立体物造形装置で実行される立体物造形方法を示すフローチャートである。 (a)は、図1の立体物造形装置の変形例を示す平面図であり、(b)は平面図である。 図6の立体物造形装置で実行される立体物造形方法を示すフローチャートである。 図1の立体物造形装置の他の変形例を示す平面図である。 図1の立体物造形装置の他の変形例を示す平面図である。 図1の立体物造形装置における硬化手段の変形例を示す平面図である。 従来の立体物造形装置の構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る立体物造形装置のハードウェア構成を概略的に示す平面図であり、図1(b)は、線I−Iに沿う断面図である。この立体物造形装置は、インクジェット方式の装置(いわゆる3Dプリンタ)である。
同図に示すように、立体物造形装置1は、造形物Aを載置するための載置台10と、該載置台とY軸方向(第一方向、主走査方向ともいう)に相対移動しながら造形物Aを成形するための造形材を吐出するキャリッジ20(吐出手段)と、載置台10と相対移動しながら載置台10上に着弾した硬化前の造形材に接触することで当該造形材を平坦化させるローラ30−1,30−2(平坦化手段)と、載置台10上の造形材を硬化させる硬化ユニット40−1,40−2(硬化手段)と、キャリッジ20及びローラ30−1,30−2の載置台10との相対移動を制御する制御部45とを有している(図2参照)。本実施形態では、X軸方向(第二方向、副走査方向ともいう)に関してキャリッジ20の両側にそれぞれ一組のローラ及び硬化ユニットが配置されており、装置全体で二組のローラ及び硬化ユニットが設けられている。
載置台10は、造形物Aが載置される、Z軸に直交する面(X−Y平面)を形成する載置面11を有している。載置台10は、載置台移動用モータ12の駆動により(図2参照)、載置面11をZ軸方向に昇降することが可能である。載置面11における破線部分は、造形することが可能な領域(造形領域)である。
キャリッジ20は、載置台10を跨ぐように配置された支持体50に支持される。支持体50は、Z軸方向に延出するポール51と、該ポールに固定され、X軸方向に沿って互いに平行に延びる一対のガイドレール52,52(Xバー)と、ガイドレール52,52のそれぞれに長手方向に移動可能に取り付けられる2つのスライダ53,53と、2つのスライダ53,53間に架け渡されると共にY軸方向に延びるキャリッジレール54(Yバー)を有する。キャリッジ20は、キャリッジ移動用モータ21の駆動により(図2)、ガイドレール52に沿って移動し(X軸方向)、且つキャリッジレール54に沿って移動する(Y軸方向)。これにより、キャリッジ20及び載置台10は、互いに交差するX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に対してそれぞれ相対的に移動可能である。なお、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の3つの方向は、互いに直交するが、本発明においては第一方向と第二方向が必ずしも直交していなくてもよい。
キャリッジ20は、制御部45からの信号に応じて、硬化前の造形材(液滴ともいう)を載置面11上あるいは造形物Aの上面A1上に吐出する。キャリッジ20の構成については追って後述する。
ローラ30−1は、ガイドレール52,52のそれぞれに長手方向に移動可能に取り付けられた2つのスライダ55−1,55−1に固定され、これらスライダ55−1,55−1間に架け渡されると共にY方向に延在している。ローラ30−1は、キャリッジ20の1層分の走査完了に伴って、上面A1上に着弾した造形材を平坦化する。本実施形態のローラ30−1は、ローラ移動用モータ31の駆動により(図2参照)、ガイドレール52に沿って移動し(X軸方向)、Y軸方向及びZ軸方向には移動しない構成となっている。
硬化ユニット40−1は、ガイドレール52,52のそれぞれに長手方向に移動可能に取り付けられた2つのスライダ56−1,56−1に固定されており、2つのスライダ56−1,56−1間に架け渡されると共にY方向に延在している。本実施形態の硬化ユニット40−1は、硬化ユニット移動用モータ41の駆動により(図2参照)、ガイドレール52に沿って移動し(X軸方向)、Y軸方向及びZ軸方向には移動しない構成となっている。
硬化ユニット40−1は、上面A1上に着弾した造形材に各種エネルギーを付与し、当該造形材を硬化する。例えば、造形材が紫外線硬化樹脂である場合、硬化ユニット40−1は、紫外線を照射する紫外光源、例えば希ガス放電灯、水銀放電灯、蛍光灯ランプ又はLED(Light Emitting Diode)アレイを含んで構成される。また、造形材が熱硬化樹脂である場合、硬化ユニット40−1は、熱エネルギーを付与する加熱装置と、必要に応じて造形物Aを冷却する冷却装置とを含んで構成される。
ローラ30−1及び硬化ユニット40−1は、キャリッジ20の+X方向に関して後方に近接して配置されており、キャリッジ20の副走査方向(+X方向)への移動によって1層分の走査が完了した後、互いに協働して或いは独立して+X方向に移動する。
ローラ30−2は、ローラ30−1と同様、ガイドレール52,52のそれぞれに長手方向に移動可能に取り付けられた2つのスライダ55−2,55−2に取り付けられており、2つのスライダ55−2,55−2間に架け渡されると共にY方向に延在している。
また硬化ユニット40−2は、硬化ユニット40−1と同様、ガイドレール52,52のそれぞれに長手方向に移動可能に取り付けられた2つのスライダ56−2,56−2に取り付けられており、2つのスライダ56−2,56−2間に架け渡されると共にY方向に延在している。ローラ30−2及び硬化ユニット40−2は、それぞれローラ移動用モータ31及び硬化ユニット移動用モータ41の駆動により、ガイドレール52に沿って移動し(X軸方向)、Y軸方向及びZ軸方向には移動しない。硬化ユニット40−2は、硬化ユニット40−1と同様、上面A1上に着弾した造形材に各種エネルギーを付与し、当該造形材を硬化する。硬化ユニット40−2のエネルギー付与の方法は、硬化ユニット40−1と同じであってもよいし、異なる方法であってもよい。
ローラ30−2及び硬化ユニット40−2は、キャリッジ20の+X方向に関して前方に近接して配置されており、キャリッジ20の副走査方向(−X方向)への移動によって1層分の走査が完了した後、協働して或いは独立して−X方向に移動する。
図2は、図1の立体物造形装置1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。同図に示すように、立体物造形装置1は、外部通信I/F61、入力部62、出力部63、記憶部64、制御部45、データ処理部65、モータ駆動部66、吐出ユニット駆動部67、硬化ユニット駆動部68、載置台移動用モータ12、キャリッジ移動用モータ21、ローラ移動用モータ31、硬化ユニット移動用モータ41及び液滴用アクチュエータ22を有している。
外部通信I/F61は、シリアルI/F又はパラレルI/Fで構成され、造形物Aを示す画像情報を含む電気信号を図示しない外部装置(PC等)から受信する。入力部62は、マウス、キーボード、タッチセンサ又はマイクロフォンを含んで構成される。出力部63は、ディスプレイ又はスピーカを含んで構成される。記憶部64は、コンピュータ読み取り可能であって非一過性の記憶媒体、具体的にはメモリ装置で構成される。
データ処理部65は、外部通信I/F61を介して造形データを取得すると共に、必要に応じて当該造形データを修正する。また、データ処理部65は、造形処理実行時に、液滴の吐出の有無及び吐出位置を示す中間データ(吐出データともいう)を作成する。
モータ駆動部66(駆動制御部)は、載置台移動用モータ12、キャリッジ移動用モータ21、ローラ移動用モータ31及び硬化ユニット移動用モータ41とそれぞれ電気的に接続されている。モータ駆動部66は、載置台移動用モータ12及びキャリッジ移動用モータ21の少なくとも一方を駆動することで、キャリッジ20を載置台10に対して三次元方向(X軸−Y軸−Z軸方向)に相対移動させる。また、モータ駆動部66は、ローラ移動用モータ31及び硬化ユニット移動用モータ41を駆動することで、ローラ30−1,30−2、並びに硬化ユニット40−1,40−2をX軸方向に移動する。
吐出ユニット駆動部67は、制御部45から供給される吐出データに基づき、液滴用アクチュエータ22の駆動波形信号を生成し、この波形信号をキャリッジ20に出力する。硬化ユニット駆動部68は、紫外線や熱などの各種エネルギーを付与するための駆動信号を生成し、この駆動信号を硬化ユニット40−1,40−2に出力する。
制御部45は、立体物造形装置1を構成する各部の制御を司る演算装置であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)によって構成されている。制御部45は、記憶部64に格納されたプログラムを読み出し実行することで、立体物造形装置1の各機能を実現する。
図3(a)は、図1の立体物造形装置1におけるキャリッジ20及びローラ30−1を示す平面図であり、(b)は、(a)のキャリッジ20の拡大平面図である。
キャリッジ20は、キャリッジ本体23と、硬化前の造形材を吐出する吐出ユニット24を有している。この吐出ユニット24は、互いに平行に並べて配置される複数のノズル列24−1〜24−5で構成されている。ノズル列24−1は、造形材の液滴を吐出する複数のノズル24−1a〜24−1fがX方向と交差する方向(Y方向)に列設されてなる。そして、複数のノズル24−1a〜24−1fは、液滴用アクチュエータ22の作動により、所定タイミングで液滴を吐出する。ノズル列24−2,24−3、24−4,24−5も、ノズル列24−1と同様の構成であるので、その説明を省略する。
ローラ30−1は、載置台10に対してY方向に交差するX方向に相対移動可能に設けられている。本実施形態では、スライダ55−1とスライダ53とが同一のガイドレール52に取り付けられており、キャリッジ20とローラ30−1とがZ方向に関して同じ位置(高さ)で移動する。
キャリッジ20がY方向(主走査方向)に移動する際に、液滴が造形物Aの上面A1に着弾した状態を図4(a)に示す。説明の便器上、吐出ユニット24がY方向に移動しながら吐出動作を1回行った場合を説明する。
吐出ユニット24におけるノズル列24−1〜24−5の各ノズルから所定量の液滴が吐出されると、各液滴が造形物Aの上面A1に着弾する。これにより、上記複数のノズルに対応する位置に、硬化前の造形材1a〜1f,2a〜2f,3a〜3f、4a〜4f、5a〜5fが形成される。このドット状に形成された複数の造形材1a〜5fにおいて、X方向の着弾間隔P1は、Y方向の着弾間隔P2よりも大きい(P1>P2)。
図4(b)は、ローラ30−1により造形材1a〜5fが平坦化された状態を示す平面図である。キャリッジ20の1層分の走査が完了すると、ローラ30−1はX軸方向(副走査方向)に移動し、硬化前の造形材1a〜5fと接触しながら、造形物Aの上面A1を平坦化する。このとき、硬化前の造形材1a〜5fは、ローラ30−1から付与される応力によってX軸方向及びY軸方向に流動し、隣接する造形材同士が一体化される。また、ローラ30−1の移動方向がX軸方向であるため、X軸方向への流動量がY軸方向への流動量よりも多くなる。よって、着弾間隔P1で形成された造形材同士が確実に一体化し、また、着弾間隔P2で形成された造形材同士も一体化され、これにより平面視においてほぼ隙間のない層部Bが形成される。換言すれば、X方向に沿うスジが生じ難くなり,効率的に平坦化することができる。
図5は、図1の立体物造形装置1で実行される立体物造形方法のフローチャートである。記憶部64には、立体物造形装置1の動作を制御するための制御プログラムが格納されており、制御部45が当該制御プログラムを読み出して各処理を実行する。
先ず、制御部45は、画像入力I/F61を介して造形物に関する情報(造形物データ)を取得し、載置面11上における造形物の載置位置を決定する(ステップS1)。このとき、上記造形物を支持するためのサポート部材が必要な場合には、サポート部材に関する情報(サポート部材データ)を合わせて取得、決定する。
次いで1層目の造形を開始する。具体的には、載置台10をZ軸方向に移動する(ステップS2)。その後、ステップS1で決定された造形物の載置位置に基づいて、キャリッジ20を初期位置から+Y方向に移動しながら、吐出ユニット24から液滴を吐出する(ステップS3)。すなわち、本ステップでは、液滴を吐出する複数のノズル1a〜1fがY軸方向と交差するX軸方向に列設されたノズル列24−1を有する吐出ユニット24を載置台10とY軸方向に相対移動させながら、造形物を成形するための造形材を載置台10上に吐出する(吐出工程)。
次いで、キャリッジ20を+X方向に所定距離移動した後(ステップS4)、キャリッジ20を−Y方向に移動しながら、液滴を吐出する(ステップS5)。そして上記ステップS3〜S5を繰り返して、キャリッジ20の+X方向への移動が完了し、第1層分の着弾が完了する(ステップS6)。
次いで、ローラ30−1(第1ローラ)を+X方向に移動して、ステップS6で着弾完了した造形材を平坦化する(ステップS7)。すなわち本ステップでは、Y軸方向に交差するX軸方向に移動可能に設けられたローラ30−1を載置台10と相対移動させて、該載置台上に着弾した硬化前の造形材に接触させることで造形材を平坦化する(平坦化工程)。これにより、硬化前の造形材が一体化される。その後、硬化ユニット40−1(第1硬化ユニット)を+X方向に移動しながら造形材にエネルギーを付与して、ステップS7で平坦化された載置台10上の造形材を硬化する(ステップS8)。これにより、造形物における第1層が形成される。このとき、硬化ユニット40−1は、ローラ30−1による平坦化タイミングから所定期間経過後に、+X方向に移動しながら造形材を硬化させてもよい。
次に、第1層上に第2層を積層する。具体的には、載置台を−Z方向に所定距離移動する(ステップS9)。そしてキャリッジ20を−Y方向に移動しながら液滴を吐出する(ステップS10)。このとき、液滴は上記ステップS8で形成された硬化後の第1層上に吐出される。次いで−X方向に移動した後(ステップS11)、+Y方向に移動しながら液滴を吐出する(ステップS12)。これらステップS10〜S12を繰り返して、キャリッジ20の−X方向への移動が完了し、第2層分の着弾が完了する(ステップS13)。
次いで、ローラ30−2(第2ローラ)を−X方向に移動して、ステップS13で着弾完了した造形材を平坦化する(ステップS14)。これにより、硬化前の造形材が一体化される。また、硬化ユニット40−2(第2硬化ユニット)を−X方向に移動しながら造形材にエネルギーを付与して、ステップS14で平坦化された造形材を硬化する(ステップS15)。このとき、硬化ユニット40−2は、ローラ30−2による平坦化タイミングから所定期間経過後に、−X方向に移動しながら造形材を硬化させてもよい。これにより、造形物における第2層が形成される。その後、造形物全体を構成するための全層が形成されたか否かを判定し(ステップS16)、全層が形成されていなければ、ステップS2に戻って以後のステップを実行し、全層が形成されていれば本処理を終了する。
本構成によれば、Y軸方向、すなわち主走査方向に交差するX軸方向(副走査方向)にローラ30−1,30−2を移動させることで、硬化前の造形材のY軸方向への流動のみならず、X軸方向への流動を促すことができる。よって、ノズル列方向に隣接する造形材の連結が促進され、これにより効果的な平坦化を行うことができ、造形物の成形精度を向上することができる。また、ノズル列方向の着弾間隔P1が物理的に制約される場合であっても、着弾した硬化前の造形材を主に副走査方向に流動させることができ、ノズル列方向(X軸方向)に関して効果的な平坦化を行うことができる。
また、キャリッジ20がY軸方向及びX軸方向の双方に移動し、ローラ30−1,30−2がX軸方向に移動するので、載置台10をY軸方向,X軸方向に移動させる必要がなく、省スペースで立体物を造形することができる。
更に、着弾した硬化前の造形材を平坦化した後、一定時間経過後に当該造形材を硬化させることで、硬化前に造形材の表面が重力によりならされ、平坦化のばらつきを抑制することができ、表面が均一に平坦化された状態で造形材を硬化することができる。また、+X方向と−X方向の双方向で吐出行程、平坦化工程及び硬化工程を実行できるため、一方向の実行と比較して造形時の時間短縮を実現できる。
図6(a)は、図1の立体物造形装置の変形例を示す平面図であり、(b)は平面図である。図1の立体物造形装置1は、二組のローラ及び硬化ユニットが設けられているが、図6の立体物造形装置は、一組のローラ及び硬化ユニットが設けられている点で異なる。なお、図6の立体物造形装置は、上記以外の部分については図1のものと基本的に同じであるので、その説明を省略し、以下に異なる部分を説明する。
図6(a)及び(b)に示すように、立体物造形装置2は、支持体70を備えており、この支持体70は、Z軸方向に延出するポール51と、該ポールに固定され、X軸方向に沿って互いに平行に延びる一対のガイドレール52,52と、ポール51に固定され、X軸方向に沿って互いに平行に延び且つ一対のガイドレールのZ軸方向下方に配置された一対のガイドレール71,71を備えている。一対のガイドレール52,52には、キャリッジレール54が固定されるスライダ53,53が移動可能に取り付けられ、一対のガイドレール71,71には、ローラ30が固定されるスライダ72,72と、硬化ユニット40が固定されるスライダ73,73が取り付けられる。すなわち本変形例では、一対のガイドレールを2セット設けると共に、Z軸方向上方にキャリッジ20を、下方にローラ30及び硬化ユニット40を配置することで、これらがX軸方向に移動する際に互いに干渉しないように構成されている。よって、キャリッジと、一組のローラ及び硬化ユニットをZ軸方向に関して重ねて配置することができ、平面視において、少なくとも一組のローラ及び硬化ユニットの設置スペース分、載置台13を小さく構成することが可能となっている。
図7は、図6の立体物造形装置2で実行される立体物造形方法のフローチャートである。先ず、制御部45は、画像入力I/F61を介して造形物に関する情報(造形物データ)を取得し、載置面11上における造形物の載置位置を決定する(ステップS21)。
次いで1層目の造形を開始する。具体的には、載置台13をZ軸方向に移動する(ステップS22)。その後、ステップS21で決定された造形物の載置位置に基づいて、キャリッジ20を初期位置から+Y方向に移動しながら、吐出ユニット24から液滴を吐出する(ステップS23)。
次いで、キャリッジ20を+X方向に所定距離移動した後(ステップS24)、キャリッジ20を−Y方向に移動しながら、液滴を吐出する(ステップS25)。上記ステップS23〜S25を繰り返して、キャリッジ20の+X方向への移動が完了し、第1層分の着弾が完了する(ステップS26)。
次いで、載置台13を−Z方向に所定距離移動する(ステップS27)。このとき、着弾した造形材がローラ30の外周面と接触する位置で載置台13を固定する。そしてローラ30を+X方向に移動して、ステップS26で着弾完了した造形材を平坦化する(ステップS28)。これにより、硬化前の造形材が一体化される。その後、硬化ユニット40を+X方向に移動しながら造形材にエネルギーを付与して、ステップS27で平坦化された載置台13上の造形材を硬化する(ステップS29)。これにより、造形物における第1層が形成される。
次に第1層上に第2層を積層する。具体的には、載置台13を+Z方向に所定距離移動する(ステップS30)。そしてキャリッジ20を−Y方向に移動しながら液滴を吐出する(ステップS31)。このとき、液滴は上記ステップS29で形成された硬化後の第1層上に吐出される。次いで−X方向に所定距離移動した後(ステップS32)、+Y方向に移動しながら液滴を吐出する(ステップS33)。これらステップS31〜S33を繰り返して、キャリッジ20の−X方向への移動が完了し、第2層分の着弾が完了する(ステップS34)。
次いで、ローラ30を−X方向に移動して、ステップS33で着弾完了した造形材を平坦化する(ステップS35)。これにより、硬化前の造形材が一体化される。また、硬化ユニット40を−X方向に移動しながら造形材にエネルギーを付与して、ステップS34で平坦化された造形材を硬化する(ステップS36)。これにより、造形物における第2層が形成される。その後、造形物における全ての層が形成されたか否かを判定し(ステップS37)、全層が形成されていなければ、ステップS22に戻って以後のステップを実行し、全層が形成されていれば本処理を終了する。
このように図6の立体物造形装置2では、一組のローラ及び硬化ユニットで平坦化工程及び硬化工程を実行することができ、装置構成を簡略化することができる。また、載置台13を小さくすることができ、立体物造形装置2の小型化を実現することができる。
図8は、図1の立体物造形装置の他の変形例を示す平面図である。図1の立体物造形装置1では、各ローラと各硬化ユニットがそれぞれ異なるスライダに取り付けられているが、図8の立体物造形装置は、一組のローラ及び硬化ユニットが共通のスライダに取り付けられている点で異なる。なお、図8の立体物造形装置は、上記以外の部分については図1のものと基本的に同じであるので、その説明を省略し、以下に異なる部分を説明する。
具体的には、図8の立体物造形装置3において、一対のガイドレール52,52には、キャリッジレール54が固定されるスライダ53,53が移動可能に取り付けられている。そして、ローラ30−1及び硬化ユニット40−1の双方が、ガイドレール52,52のそれぞれに長手方向に移動可能に取り付けられた2つのスライダ81,81に固定されている。また、ローラ30−2及び硬化ユニット40−2の双方が、ガイドレール52,52のそれぞれに長手方向に移動可能に取り付けられた2つのスライダ82,82に固定されている。
図8の構成によれば、ローラ30−1と硬化ユニット40−1の間隔、並びにローラ30−2と硬化ユニット40−2の間隔を予め設定し、スライダ81,81間に共に固定することにより、上記と同様の効果を奏することができると共に、部品点数を少なくして装置構成を簡略化することができる。
図9は、図1の立体物造形装置の他の変形例を示す平面図である。図6の立体物造形装置1では、キャリッジ20、ローラ30及び硬化ユニット40がX軸方向に移動可能に構成されているが、図9の立体物造形装置では、キャリッジ20、ローラ30及び硬化ユニット40のいずれも、X軸方向に移動しない構成である点で異なる。なお、図9の立体物造形装置は、上記以外の部分については図1のものと基本的に同じであるので、その説明を省略し、以下に異なる部分を説明する。
図9の立体物造形装置4において、載置台90は、載置台移動用モータ12の駆動により、造形領域SがX軸方向及びZ軸方向(積層方向)の双方向に移動することが可能な構成となっている。特に本装置では、上記吐出工程、平坦化工程及び硬化工程をいわゆる連続処理にて実行するために、X軸方向に、載置台の幅寸法の約3倍の距離を移動することが可能となっている。
キャリッジ20を支持する支持体91は、Z軸方向に延出するポール92と、該ポールに固定され、X軸方向に沿って互いに平行に延びる一対のガイドレール93,93と、ガイドレール93,93のそれぞれの所定位置に固定される2つの固定部材94,94と、2つの固定部材94,94間に架け渡されると共にY軸方向に延びるキャリッジレール54とを有する。キャリッジ20は、キャリッジ移動用モータ21の駆動により(図2)、キャリッジレール54に沿って移動し(Y軸方向にのみ移動)、X軸方向には移動しない。
また、支持体91は、ガイドレール52,52の所定位置に固定された2つの固定部材95,95を有しており、ローラ30は、固定部材95,95間に架け渡されると共にY方向に延在している。すなわち本変形例のローラ30は、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向のいずれにも移動しない。また本変形例では、キャリッジ20及びローラ30は、載置台90の造形領域SのX軸方向における距離L以上離間して配置される。この距離Lは、例えば載置台90のX軸方向への移動速度に基づいて規定される。
硬化ユニット40は、ガイドレール52,52の所定位置に固定された2つの固定部材96,96を有しており、硬化ユニット40は、固定部材95,95間に架け渡されると共にY方向に延在している。本変形例の硬化ユニット40は、ローラ30と同様、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向のいずれにも移動しない。
上記のように構成される立体物造形装置4では、載置台90がX軸方向(図9では−X方向)に移動して、キャリッジ20、ローラ30及び硬化ユニット40の下方を通過する。このとき、吐出工程、平坦化工程及び硬化工程が順次実行されて、1層目の造形が完了する。2層目以降の造形を実行する際には、載置台90をX軸方向の初期位置に戻し、−Z方向に所定距離移動した後、1層目の場合と同様の工程を順次実行する。本変形例によれば、載置台90をX軸方向及びZ軸方向の双方に移動すると共に、キャリッジ20をY方向にのみ移動させることで造形することができ、載置台90及びキャリッジ20を移動させるための駆動制御が容易となる。なお図9の立体物造形装置4では、一方向での造形処理を行うが、双方向での造形処理を行ってもよい。すなわち、X軸方向に関して、キャリッジ20を中心としてローラ30及び硬化ユニット40の反対側に、他のローラ及び硬化ユニットを線対称となるように配置してもよい。
図10は、図1の立体物造形装置1における硬化ユニットの変形例を示す平面図である。図10に示すように、立体物造形装置1は、硬化ユニット40−1,40−2(第二硬化手段)を有すると共に、X軸方向においてキャリッジ20と重なる位置であって、Y軸方向においてノズル列と平行配置された硬化ユニット97,97(第二硬化手段)を更に有している。本変形例では、硬化ユニット97,97はキャリッジ20に取り付けられており、Y軸方向(主走査方向)において吐出ユニット24の前方及び後方に配置されている。硬化ユニット97,97は、造形材を仮硬化させることが可能なエネルギーを付与するものであり、着弾した造形材に与える一走査当たりのエネルギー量は、硬化ユニット40−1又は40−2が同造形材に与えるエネルギー量よりも相対的に小さい。
本変形例によれば、硬化ユニット97,97がキャリッジ20のノズル列24−1〜24−5と平行に設けられるので、1又は複数の単位層の形成の際に硬化ユニット97,97により造形材を仮硬化させ、更に1又は複数の単位層ごとに硬化ユニット40−1,40−2で造形材を本硬化させることができる。よって、硬化ユニット40−1又は40−2による硬化が行われる際に、造形材に含まれるインクが流れ出したり、或いはインクを含有しない他の造形材と混ざるのを抑制することができ、造形精度を更に向上することが可能となる。
以上、上記実施形態に係る立体物造形装置及び立体物造形方法について述べたが、本発明は記述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば上記実施形態では、主にインクジェット方式の立体物造形装置について説明したが、この造形方式に限られない。例えば、熱融解積層方式、光造形方式、粉末焼結方式、プロジェクション方式、インクジェット粉末積層方式にも適用することができる。
1,2,3,4 立体物造形装置
1a,1b,1c 造形材
1d,1e,1f 造形材
2a,2b,2c 造形材
2d,2e,2f 造形材
3a,3b,3c 造形材
3d,3e,3f 造形材
4a,4b,4c 造形材
4d,4e,4f 造形材
5a,5b,5c 造形材
5d,5e,5f 造形材
10 載置台
11 載置面
12 載置台移動用モータ
13 載置台
20 キャリッジ
21 キャリッジ移動用モータ
22 液滴用アクチュエータ
23 キャリッジ本体
24 吐出ユニット
24−1,24−2 ノズル列
24−3,24−4 ノズル列
24−5 ノズル列
24−1a,24−1b ノズル
24−1c,24−1d ノズル
24−1e,24−1f ノズル
30 ローラ
30−1,30−2 ローラ
31 ローラ移動用モータ
40 硬化ユニット
40−1,40−2 硬化ユニット
41 硬化ユニット移動用モータ
45 制御部
50 支持体
51 ポール
52,52 ガイドレール
53,53 スライダ
54 キャリッジレール
55−1,55−1 スライダ
56−1,56−1 スライダ
55−2,55−2 スライダ
56−2,56−2 スライダ
61 外部通信I/F
62 入力部
63 出力部
64 記憶部
65 データ処理部
66 モータ駆動部
67 吐出ユニット駆動部
68 硬化ユニット駆動部
70 支持体
71,71 ガイドレール
72,72 スライダ
73,73 スライダ
81,81 スライダ
82,82 スライダ
90 載置台
91 支持体
92 ポール
93,93 ガイドレール
94,94 固定部材
95,95 固定部材
96,96 固定部材
97,97 硬化ユニット
A 造形物
A1 上面
B 層部
P1 着弾間隔
P2 着弾間隔

Claims (6)

  1. 造形物を載置するための載置台と、
    前記載置台と第一方向に相対移動しながら前記造形物を成形するための造形材を吐出する吐出手段と、
    前記載置台と相対移動しながら前記載置台上に着弾した硬化前の前記造形材に接触することで前記造形材を平坦化させる平坦化手段と、
    前記載置台上の前記造形材を硬化させる硬化手段と、
    前記吐出手段及び前記平坦化手段の前記載置台との相対移動を制御する移動制御部とを有し、
    前記吐出手段は、前記造形材の液滴を吐出する複数のノズルが前記第一方向と交差する方向に列設されたノズル列を有し、
    前記平坦化手段は、前記載置台に対して前記第一方向に交差する第二方向に相対移動可能に設けられることを特徴とする立体物造形装置。
  2. 前記硬化手段は、前記平坦化手段の平坦化領域以上の硬化領域を有する第一硬化手段を有し、
    前記第一硬化手段は、前記第二方向に移動しながら、前記平坦化手段による平坦化タイミングから所定期間経過後に、前記造形材を硬化させる、請求項1記載の立体物造形装置。
  3. 前記第二方向に延在したXバーと、
    前記第二方向に移動可能となるように前記Xバーに取り付けられ、前記第一方向に延在したYバーとを更に有し、
    前記吐出手段は、前記第一方向に移動可能となるように前記Yバーに取り付けられ、
    前記平坦化手段は、前記第一方向に延在し、且つ前記第二方向に移動可能に設けられ、
    前記Yバー及び前記平坦化手段の双方が、前記移動制御部によって前記第二方向に移動する、請求項1又は2記載の立体物造形装置。
  4. 前記載置台は、前記第二方向及び前記造形材の積層方向の双方に移動可能に設けられ、
    前記吐出手段及び前記平坦化手段は、前記載置台の造形領域の前記第二方向における距離L以上離間して配置される、請求項1又は2記載の立体物造形装置。
  5. 前記硬化手段は、前記第二方向において前記吐出手段と重なる位置であって、前記第一方向において前記ノズル列と平行配置された第二硬化手段を更に有し、
    前記第二硬化手段は、前記造形材を仮硬化させることが可能なエネルギーを付与する、請求項2記載の立体物造形装置。
  6. 立体的な造形物を成形する立体物造形方法であって、
    造形材の液滴を吐出する複数のノズルが第一方向と交差する方向に列設されたノズル列を有する吐出手段を載置台と前記第一方向に相対移動させながら、前記造形物を成形するための造形材を前記載置台上に吐出する吐出工程と、
    前記第一方向に交差する第二方向に移動可能に設けられた平坦化手段を前記載置台と相対移動させて、該載置台上に着弾した硬化前の前記造形材に接触させることで前記造形材を平坦化する平坦化工程と、
    前記載置台上の前記造形材を硬化させる硬化工程と、を有することを特徴とする立体物造形方法。
JP2017006079A 2017-01-17 2017-01-17 立体物造形装置及び立体物造形方法 Pending JP2018114652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006079A JP2018114652A (ja) 2017-01-17 2017-01-17 立体物造形装置及び立体物造形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006079A JP2018114652A (ja) 2017-01-17 2017-01-17 立体物造形装置及び立体物造形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018114652A true JP2018114652A (ja) 2018-07-26

Family

ID=62985013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017006079A Pending JP2018114652A (ja) 2017-01-17 2017-01-17 立体物造形装置及び立体物造形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018114652A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113329862A (zh) * 2018-12-19 2021-08-31 捷普有限公司 用于改进熨烫的3d打印液化器喷嘴挠曲件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113329862A (zh) * 2018-12-19 2021-08-31 捷普有限公司 用于改进熨烫的3d打印液化器喷嘴挠曲件
CN113329862B (zh) * 2018-12-19 2023-04-07 捷普有限公司 用于改进熨烫的3d打印液化器喷嘴挠曲件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6532286B2 (ja) 立体物造形装置及び立体物造形方法
JP5759850B2 (ja) 三次元造形装置
JP6651584B2 (ja) 造形装置及び造形方法
US10293554B2 (en) Three-dimensional object forming device and three-dimensional object forming method
JP6434727B2 (ja) 立体物造形方法及び立体物造形装置
EP2599613A2 (en) Three-dimensional shaping apparatus, three-dimensional shaping method, set-data creating apparatus for three-dimensional shaping apparatus, program for creating set-data for three-dimensional shaping apparatus, and computer-readable recording medium
JP5830326B2 (ja) 三次元造形装置、三次元造形方法、三次元造形装置用の設定データ作成装置、三次元造形装置用の設定データ作成プログラム並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体
KR20150079119A (ko) 3차원 프린터 및 그 제어 방법
JP6550280B2 (ja) 造形装置及び造形方法
JP6510179B2 (ja) 3次元プリンタ、及び、3次元造形物製造方法
EP3195999B1 (en) Modeling apparatus
JPWO2017212529A1 (ja) 光学素子の製造方法、及び光学素子の製造装置
JP2016064539A (ja) 立体物造形装置及び立体物造形方法
JP6786310B2 (ja) 造形装置及び造形方法
GB2507953A (en) Method and apparatus for manufacturing a three-dimensional article
US11260593B2 (en) Shaping device and shaping method
WO2017190440A1 (zh) 一种混材3d物体的制作方法及系统
JP2018144236A (ja) 造形装置及び造形方法
CN110430988B (zh) 校准基于喷墨的三维打印系统的方法
JP2016055603A (ja) 三次元造形方法および三次元造形装置
JP2018114652A (ja) 立体物造形装置及び立体物造形方法
JP6685200B2 (ja) 三次元造形装置
WO2018109832A1 (ja) データ変換装置及び積層造形システム
JP4073014B2 (ja) 造形装置
JP2016210061A (ja) 三次元造形装置