JP2018113666A - 電磁波を伝送するためのケーブル - Google Patents

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裕 大西
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Abstract

【課題】電磁波の伝搬損失を低減することができる電磁波の伝送ケーブルを提供する。
【解決手段】 電磁波を伝送するためのケーブルを開示する。この電磁波用ケーブルは、電磁波を伝送するためのケーブルであって、誘電体を含み、ケーブルの長手方向に沿って延在するコアと、誘電体を含み、コアを取り巻くようにケーブルの長手方向に沿って延在しコアとの間に空隙が設けられるように構成されるスリーブと、誘電体を含み、スリーブ内の空隙においてコアを支持する支持体と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁波を伝送するためのケーブルに関するものである。
特許文献1には、マイクロ波やミリ波といった電磁波を伝送するための同軸ケーブル及び導波管が開示されている。特許文献2には、マイクロ波線路としての同軸線路及び導波管に加え、コプレーナラインが開示されている。
特開平8−195605号公報 特開平6−034715号公報
同軸ケーブルでは、電磁波の周波数が高くなるにつれて電界が導体表面に集中し、局所的に抵抗が上昇する表皮抵抗によって、損失が増加する虞がある。
本発明は、電磁波の伝搬損失を低減することができる電磁波用ケーブルを提供することを目的とする。
本発明は、その一実施形態として、電磁波用ケーブルに関する。このケーブルは、電磁波を伝送するためのケーブルであって、誘電体を含み、ケーブルの長手方向に沿って延在するコアと、誘電体を含み、コアを取り巻くようにケーブルの長手方向に沿って延在しコアとの間に空隙が設けられるように構成されたスリーブと、誘電体を含み、スリーブ内の空隙においてコアを支持する支持体と、を備える。
本発明の一態様によれば、電磁波の伝搬損失を低減することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図2は、図1に示すミリ波用ケーブルにおいて電磁界分布計算による電界強度分布を示す図である。 図3は、比較例に係るケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図5(a)は、図1に示すミリ波用ケーブルの曲げ損失の一例を示す図である。図5(b)は、図4に示すミリ波用ケーブルの曲げ損失の一例を示す図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図7(a)は、図1に示すミリ波用ケーブルにおいてTEモードを伝送信号に使用した場合における電界強度分布を示す図である。図7(b)は、図6に示すミリ波用ケーブルにおいてTEモードを伝送信号に使用した場合における電界強度分布を示す図である。 図8(a)は、本発明の第4実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。図8(b)は、本発明の第4実施形態の変形例に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図9(a)は、本発明の第5実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。図9(b)は、本発明の第5実施形態の変形例に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図10は、複素誘電率の実部ε’及び虚部ε’’と周波数との関係を示す図である。 図11は、従来の同軸ケーブルの断面を示す断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の一実施形態に係る電磁波用ケーブルは、電磁波を伝送するためのケーブルであって、誘電体を含み、ケーブルの長手方向に沿って延在するコアと、誘電体を含み、コアを取り巻くようにケーブルの長手方向に沿って延在しコアとの間に空隙が設けられるように構成されたスリーブと、誘電体を含み、スリーブ内の空隙においてコアを支持する支持体と、を備えている。
この電磁波用ケーブルでは、コアが誘電体を含んで構成されている。このため、マイクロ波やミリ波といった電磁波を伝送した際にコア等の導体の表面に電界が集中して局部的に抵抗が上昇して損失が増加するといったこと(表皮抵抗)を抑制することができ、それにより、電磁波の伝搬損失を低減できる。しかも、この電磁波用ケーブルでは、クラッドに対応する、コアとスリーブとの間の領域を空隙となるように構成したことから、誘電正接がゼロの空気等がいわゆるクラッド対応領域に位置することになるため、ケーブル全体としての電磁波の伝搬損失を更に低減することが可能となる。また、この電磁波用ケーブルでは、コアを支持する支持体を空隙内に設けているため、スリーブ内においてコアが確実に支持されるようにもなっており、所定の大きさを有する空隙を確保することができる。このような支持体がない場合、コアとスリーブが接する又は近接することで、スリーブを伝搬する高次モードが発生して、受信部での損失が増加してしまう。なお、この電磁波用ケーブルで伝送される電磁波としては、30GHz〜300GHzの電磁波であるミリ波(EHF:Extremely High Frequency)を例示することができるが、ミリ波以外の電磁波を伝送する際にこのケーブルを用いてももちろんよい。
この電磁波用ケーブルでは、支持体は、コアと一体に形成されており、スリーブの内周に固定されていてもよい。この場合、コアとスリーブとの位置関係が確定されるので、電磁波用ケーブルによる伝送特性を安定させることができる。
また、この電磁波用ケーブルでは、支持体は、コアと一体に形成されており、スリーブの内周に接するように設けられていてもよい。この場合、ケーブルが折り曲げられたりしても、一体となっているコアと支持体とがスリーブ内で適宜移動することにより、電磁波用ケーブルによる伝送特性を安定させることができる。また、この構成であれば、コア及び支持体とスリーブとを別の誘電体材料から構成することも容易にできるため、例えば、スリーブをコア等よりも固い材料から構成して、外部からの圧力による変形を防止するようにしてもよい。
この電磁波用ケーブルでは、支持体は、コアの断面形状における幅又は直径よりも細い幅でスリーブの内周に向かって延在していてもよい。この場合、スリーブ内の空隙の領域をより広く確保することができるので、クラッドに対応する誘電正接ゼロの空気等の領域をより広くして、伝搬損失をより抑制することが可能となる。
また、この電磁波用ケーブルでは、支持体は、スリーブの厚みよりは太い幅でスリーブの内周に向かって延在していてもよい。この場合、支持体の強度を確保してケーブルの使用時に支持体が破損等してしまうことを防止することができる。
この電磁波用ケーブルでは、支持体は、コアによって伝搬される電界方向に対して45度以上の角度を有するように構成されていてもよい。なお、支持体が電界方向に対して45度以上の角度を有するように構成された場合、ケーブルの曲げによる電磁波の放射が抑えられるので、曲げ損失を低減することができる。
この電磁波用ケーブルでは、コアの断面形状は、正方形、長方形、円形、楕円形、台形又は多角形の何れかであってもよい。また、コアの断面形状は、その長軸と短軸の長さが異なっていてもよく、この場合には、伝搬される電磁波のTE偏波(Transverse Electric Wave)とTM偏波(Transverse Magnetic Wave)とを完全に分離することができ、これにより、TE偏波とTM偏波によるモード間でのクロストークを抑制することができ、良好な伝送が可能となる。なお、コアの断面形状の長軸と短軸の長さが異なっている場合には、偏波多重通信も可能となる。
この電磁波用ケーブルでは、コアの断面形状は、正方形、長方形、台形又は多角形の何れかであってもよく、支持体はその基端がコアの角部に接続されていてもよい。この場合、支持体は電界強度が相対的に弱い部分に配置されるので、電界の支持体への染み出しを抑制でき、曲げ損失を低減することが可能となる。
この電磁波用ケーブルは、スリーブの外周を覆う金属層を更に備えていてもよい。この場合、ケーブルに曲げが加えられた場合でも、電磁波がコアを導波することができ、ケーブルの外に放射してしまうことを抑制することが可能となる。その結果、金属層を備えたケーブルによれば、コアから放射した電磁波が当該金属層により反射されて再びコアに結合するため、ケーブルの曲げ損失を抑制することができる。なお、金属層の厚みは1μm以上であってもよく、これにより、上述した放射の防止をより確実に行うことができる。
この電磁波用ケーブルでは、コア、スリーブ及び支持体が同一の誘電体材料から構成されていてもよい。この場合、押出成型により、この電磁波用ケーブルを一体として容易に製造することができる。
この電磁波用ケーブルでは、コア、スリーブ及び支持体を構成する誘電体材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン系材料、又は、フッ素系材料を含んでいてもよい。この場合、ケーブルに所望の柔軟性を与えることが可能となる。
この電磁波用ケーブルでは、コア、スリーブ及び支持体の少なくとも何れかは、誘電率又は誘電正接を調整するための金属酸化物を含んでいてもよい。この場合、誘電率と誘電正接を調整したケーブルを容易に作製することができる。
この電磁波用ケーブルでは、コア、スリーブ及び支持体が一体に構成されていてもよい。この場合、コアとスリーブとの位置関係が確定されるので、電磁波用ケーブルによる伝送特性を安定させることが可能となる。
この電磁波用ケーブルは、支持体によるコアの支持を補助する補助支持体を更に備えてもよく、補助支持体は、コアに非接触な状態で支持体とスリーブとの間に設けられていてもよい。この場合、伝搬損失を増やすことなく、ケーブルの曲げに対する強度を高めることができ、キンク(Kink)を防止することが可能となる。なお、この場合において、補助支持体は、支持体とスリーブとを接続して固定してもよい。これにより、ケーブルの曲げに対する強度をより一層高めることができる。
この電磁波用ケーブルでは、支持体は、一対の梁部材を含み、一対の梁部材は互いに平行又は対称となるようにスリーブ内に設けられていてもよい。この場合、曲げ部分において電磁波がコアから逸脱した(漏れた)際に梁部材での乱反射による曲げ損失の増加を防ぐことが可能となる。
この電磁波用ケーブルでは、ケーブルを断面視した際のスリーブ内の空隙の比率がスリーブ内周の総断面積に対して30%以上であってもよい。この場合、伝搬損失を抑制することが可能となる。また、ケーブルの柔軟性を高めることが可能となる。また、この電磁波用ケーブルでは、ケーブルを断面視した際のスリーブ内の空隙の比率がスリーブ内周の総断面積に対して50%以上であってもよい。この場合、誘電体損失をさらに抑制することが可能となる。また、ケーブルの柔軟性をより高めることが可能となる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るケーブルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。ケーブル10は、例えばミリ波などの電磁波を伝送するためのケーブルであって、コア12、スリーブ14、及び支持体16を備えて構成されている。ケーブル10では、コア12とスリーブ14との間に空隙P1,P2,P3及びP4が設けられるように構成されており、支持体16によって画定される各空隙P1〜P4には例えば誘電正接ゼロの空気が充たされるようになっている。なお、ここで用いる「ミリ波」は、周波数帯域が30GHz〜300GHzの電磁波を意味している。
コア12は、ミリ波を主に伝送する機能を有する領域であり、実質的に誘電体からなり、ケーブル10の長手方向に沿って延在している。コア12は、図1では、その断面形状が長軸と短軸の長さが異なる長方形形状であるが、正方形、円形、楕円形、台形又は多角形の何れかであってもよい。また、コア12を構成する誘電体材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、シクロオレフィンポリマー(COP)若しくは環状オレフィンポリマー(COC)などのオレフィン系材料、又は、PFA若しくはPTFEなどのフッ素系材料などのプラスチック材料を例示することができる。コア12は、これらのプラスチック材料にAl又はBiTiOなどの誘電率又は誘電正接を調整する材料(金属酸化物)が添加された複合材料から構成されていてもよい。なお、後述するスリーブ14及び支持体16も同様の誘電体材料又はその複合材料から構成することができる。
スリーブ14は、実質的に誘電体からなる円筒形状であり、コア12を取り巻くようにケーブル10の長手方向に沿って延在している。スリーブ14は、上述したように、コア12との間に所定の大きさの空隙P1〜P4が設けられるように構成されている。これらの空隙P1〜P4は、ケーブル10を断面視した際のスリーブ14内の空隙P1〜P4の合計比率がスリーブ14内周の総断面積に対して50%以上となるように構成することができ、空隙P1〜P4の合計比率がスリーブ14内周の総面積に対して30%以上であってもよい。
支持体16は、スリーブ14内の空隙P1〜P4の領域においてコア12を支持する部材であり、実質的に誘電体から構成されている。支持体16は、断面視した際にコア12の4つの角部からスリーブ14の内周面に向けて略放射状に延在する4つの板状の梁部材16a,16b,16c,16dを含んで構成される。支持体16は、図1では、電界方向と各梁部材16a〜16dとのなす角度が45度となるように構成されている。梁部材16a,16b及び梁部材16c,16dはそれぞれコア12の中心を基準とする縦線を基準として線対称となるように配置されている。また、梁部材16a〜16dは、その幅がコア12の断面形状における幅(長軸及び短軸)又は直径(断面形状が円の場合)よりも細い幅であり、且つ、スリーブ14の厚みよりは太い幅とすることができる。このような構成の梁部材16a〜16dは、コア12の支持体としてコア12とスリーブ14とを連結し、その基端がコア12の角部に、その先端がスリーブ14の内周に固定されている。支持体16を構成する各梁部材16a〜16dは、ケーブルの長手方向に沿って連続して一定の長さで延在する板状部材であってもよいし、間欠的に開口を有しその長さが可変する板状部材であってもよい。なお、コア12,スリーブ14及び支持体16は、同一の材料によって一体に構成されていてもよいし、別の材料からそれぞれ構成されており、互いが接続される構成であってもよい。
ここで、上述した構成を備えたケーブル10の作用効果について図2を参照して説明する。図2は、図1に示すミリ波用ケーブルにおいて電磁界分布計算による電界強度分布を示す図である。図中の白い領域が電界強度の強い領域を示しており、黒い領域になるに従って、電界強度が弱くなるようになっている。まず、電磁界分布計算をするにあたり、コア12、スリーブ14及び支持体16を構成する誘電体材料としてポリエチレンを選択し、コア12の短軸方向(図示上下方向)の幅を1.3mm、長軸方向(図示左右方向)の幅を2.4mm、スリーブ14の外径を6mm、スリーブ14の厚み(幅)を0.3mm、支持体16の各梁部材16a〜16dの各幅を0.4mmに設定した。そして、伝送する電磁波の周波数を100GHzとした場合における基本モード(Fundamental mode)の電磁界分布計算による電界強度分布を求めた。ここでいう基本モードは、TE偏波(Transverse Electric Wave)とTM偏波(Transverse Magnetic Wave)との内のTE偏波によるモードと同じモードである。図2に示すように、図1に示すミリ波用ケーブルにおいて、誘電体からなるコア12に電界強度のピークを持つことが確認された。また、この場合における基本モードの伝搬損失は6.5dB/mであり、従来の同軸ケーブル(図11に示す同軸ケーブル100を参照)を用いて同様の条件で計算した場合の伝搬損失14dB/mに比べて、図1に示す構造のケーブルによれば、伝搬損失を大幅に低減できることが確認できた。
このような結果となったのは、従来同軸ケーブル100では、伝送する電磁波の周波数が高くなるにつれて、電界が導体102及び104の表面に集中し、局所的に抵抗が上昇する表皮抵抗によって損失が増加したものと考えられる。一方、本実施形態に係るケーブル10によれば、導体を用いていないため、100GHzの高周波を伝送した場合でも表皮抵抗による損失が発生させないようにすることができる。なお、表皮抵抗を持たないケーブル構造としては、例えば図3に示すように、コア112を別の誘電体(例えばポリプロピレン)で覆う構成のケーブル110を検討することもできるが、この場合であっても、クラッド113に対応する領域に別の誘電体材料が配置されていることから、例えば、上記と同様の条件で計算した場合、その伝搬損失は8.2dB/mと本実施形態に比べて高くなってしまう。
つまり、本実施形態に係るケーブル10では、コア12が誘電体から構成されており、しかも、クラッドに対応するコア12とスリーブ14との間が空隙P1〜P4により形成されている。このため、マイクロ波やミリ波といった電波を伝送した際にコア12等の導体の表面に電界が集中して局部的に抵抗が上昇して損失が増加するといったこと(表皮抵抗)が抑制されることに加え、クラッド103,113に対応する領域を空隙P1〜P4となるように構成したことから、誘電正接がゼロの空気等がクラッド対応領域に位置することになるため、ミリ波の伝搬損失を更に低減することが可能となる。なお、このミリ波用ケーブル10では、コア12を支持する支持体16を空隙P1〜P4領域内に設けているため、スリーブ14内においてコア12が確実に支持されるようにもなっており、伝送特性を安定させることもできる。以上により、本実施形態にかかるミリ波用ケーブル10によれば、ミリ波を伝送する際の伝送損失を抑えつつ、ケーブルに対して柔軟性を付与することが可能となる。
また、ミリ波用ケーブル10では、支持体16は、コア12と一体に形成されており、スリーブ14の内周に固定されている。このため、コア12とスリーブ14との位置関係が確定していることになり、且つ、空隙P1〜P4の領域を安定させることもできるため、ミリ波用ケーブル10による伝送特性を安定させることができる。
また、ミリ波用ケーブル10では、支持体16は、コア12の断面形状における幅又は直径よりも細い幅でスリーブ14の内周に向かって延在している。このため、スリーブ14内の空隙P1〜P4の領域をより広く確保することができるので、クラッドに対応する誘電正接ゼロの空気等の領域をより広くして、伝送損失をより抑制することが可能となる。
また、ミリ波用ケーブル10では、支持体16は、スリーブ14の厚みよりは太い幅でスリーブ14の内周に向かって延在している。このため、ケーブル10の使用時に支持体16が破損等してしまうことを防止することができる。
また、ミリ波用ケーブル10では、支持体16は、コア12によって伝搬される電界方向に対して45度の角度を有するように設けられている。このため、ケーブルの曲げによる電磁波の放射が抑えられるので、曲げ損失を低減することが可能となる。なお、支持体16は、コア12によって伝搬される電界方向に対して45度以上の角度を有するように設けられていてもよい。
また、ミリ波用ケーブル10では、コア12の断面形状は、正方形、長方形、円形、楕円形、台形又は多角形の何れかであってもよいが、長方形、楕円形又は台形等、その長軸と短軸との長さが異なっていることが好ましい。この場合、伝搬される電磁波のTE偏波(Transverse Electric Wave)とTM偏波(Transverse Magnetic Wave)とを完全に分離することができ、これにより、両偏波によるモード間でのクロストークを抑制することができる。なお、コア12の断面形状の長軸と短軸の長さが異なっている場合には、偏波多重通信も可能となる。
また、ミリ波用ケーブル10では、コア12、スリーブ14及び支持体16の少なくとも何れかは、誘電率又は誘電正接を調整するための金属酸化物を含むことができる。この場合、誘電率と誘電正接を調整したケーブル10を容易に作製することができる。
[第2実施形態]
次に図4を参照しながら、本発明の第2実施形態に係るミリ波用ケーブルについて説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。図4に示すミリ波用ケーブル10Aは、第1実施形態のミリ波用ケーブル10と同様に、コア12、スリーブ14及び支持体16を備えており、更にスリーブ14の外周にアルミニウム膜からなる金属層18を備えている。金属層18は、反射鏡としての機能を有する層であり、例えばその厚みが1μm以上である。金属層18は、膜状のものをスリーブ14の外周に巻き付けるようにして作製してもよいし、直接メッキ等を用いて作製してもよい。なお、金属層18としては、アルミニウムの他、銅や金などを用いてもよい。
このような構成のミリ波用ケーブル10Aによれば、第1実施形態に係るミリ波用ケーブル10による効果に加え、ケーブル10Aに曲げが加えられた場合でも、電磁波がコア12を導波することができ、ケーブルの外周に位置する金属層18により、ケーブル10Aの外に伝送するミリ波等が放射してしまうことを抑制することが可能となる。その結果、金属層18を備えたミリ波用ケーブル10Aによれば、当該金属層18によりコア12から放射したミリ波が反射されて再びコア12に結合するため、ケーブル10Aの曲げ損失を抑制することができる。
ここで、上述した作用効果について、図5(a)及び図5(b)を参照して、説明する。図5(a)は、図1に示すミリ波用ケーブルの曲げ損失の一例を示す図である。図5(b)は、図4に示すミリ波用ケーブルの曲げ損失の一例を示す図である。図5(a)及び図5(b)では、ミリ波用ケーブル10及び10Aをコア12の長軸方向に半径25mmで90度曲げた場合の曲げ部の伝搬の様子を示しており、図5(a)では、ミリ波の入射方向から出射方向にケーブル内を伝搬するミリ波がケース外に一部放射してしまっている(ケーブル内の電界強度が一部で低下している)のに対し、図5(b)では、ミリ波の入射方向から出射方向にケーブル内を伝搬するミリ波がケース外に放射せずに(ケーブル内の電界強度が低下せずに)金属層18(アルミニウム膜)によって反射されて、再びコア12に結合するようになっていることが示されている。つまり、アルミニウム膜などの金属層18を設けることにより、曲げ損失が抑制されていることが確認された。なお、図5(a)及び図5(b)に示す例での曲げ損失を計算したところ、図5(a)の例では、曲げ損失の計算結果が4.5dB/曲げであったのに対し、図5(b)の例では、曲げ損失の計算結果が0.6dB/曲げに低減されるように、更に伝搬特性が改善されることが確認された。
[第3実施形態]
次に図6を参照しながら、本発明の第3実施形態に係るミリ波用ケーブルについて説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。図6に示すミリ波用ケーブル10Bは、第1実施形態のミリ波用ケーブル10と同様に、コア12、スリーブ14及び支持体16Bを備えている。支持体16Bは、材料構成等については第1実施形態の支持体16と同様であるが、その配置方向が第1実施形態の支持体16と異なっており、コア12によって伝搬される電界方向に対して90度の角度を有するように設けられている。また、支持体16Bを構成する梁部材16e及び16fと梁部材16g及び16hとはそれぞれ平行となるように構成されている。
長方形形状のコアの長軸方向に電界を有するTEモードを伝送信号に使用する場合、長方形コアを有するケーブルでは、一般的に、コアの長軸方向にケーブルを曲げると大きな伝搬損失が発生する。しかしながら、上記構成のケーブル10Bであれば、コア12の長軸方向に曲げが加えられた場合でも、支持体16Bを構成する梁部材16e〜16hを電界方向に対して90度の角度となるように(コア12の短軸方向に沿うように)配置することで、ミリ波用ケーブル10Bを長軸方向に曲げた際の曲げ損失を低減することができるようになっている。
ここで、上述した作用効果について、図7(a)及び図7(b)を参照して説明する。図7(a)は、図1に示すミリ波用ケーブルの曲げ損失の一例を示す図である。図7(b)は、図6に示すミリ波用ケーブルの曲げ損失の一例を示す図である。図7(a)及び図7(b)では、ケーブル10及び10Bをコア12の長軸方向に半径25mmで90度曲げた場合の曲げが終了した部分での電界強度分布を示している。図7(a)に示す例では、ケーブル10を曲げた場合に、曲げ方向と反対側の梁部材16b,16d(図7(a)の右側の2つの梁部材)に電界が染み出すため電磁波がコア12からやや放射しやすくなり、ケーブル10内の全体に広がり、ケーブル外への放出もやや大きくなる傾向がある。一方、図7(b)に示す例では、ケーブル10Bの梁部材が電界と直交する向きに延びているため、ケーブル10Bを曲げた場合であっても、電界の染み出しが発生しづらくなり、曲げ部においても電磁波がコア12内に比較的閉じ込められ、ケーブル外への放出が抑制されていることが確認できる。つまり、支持体16Bの各梁部材16e〜16hを電界方向に対して90度の角度となるように配置することにより、曲げ部における電界の梁部材への染み出しを抑制できることが確認された。
梁部材の電界方向に対する設置角度は、上述したように90度以上であることがより好ましいが、図7(a)に示すように、45度以上あれば、曲げ部での電界の染み出しを抑制することは可能である。図7(a)及び図7(b)に示す例での曲げ損失を計算したところ、図7(a)の例では、曲げ損失の計算結果が4.5dB/曲げであったのに対し、図7(b)の例では、曲げ損失の計算結果が2.3dB/曲げに低減されていた。また、図7(b)の例において、第2実施形態と同様のアルミニウム膜の金属層18をケーブルの外周に設けた場合には、曲げ損失が0.4dB/曲げに更に抑制されることも確認できた。なお、本実施形態に係るケーブル10Bは、第1実施形態に係るケーブル10と同様の作用効果を奏することも可能となっている。
[第4実施形態]
次に図8(a)及び図8(b)を参照しながら、本発明の第4実施形態に係るミリ波用ケーブルについて説明する。図8(a)は、本発明の第4実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図であり、図8(b)は、本発明の第4実施形態の変形例に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。図8(a)に示すミリ波用ケーブル10Cは、第3実施形態のミリ波用ケーブル10Bと同様に、コア12、スリーブ14、及び、梁部材16e〜16hを含む支持体16Bを備えており、更に、補助支持体17を備えている。補助支持体17は、支持体16Bによるコア12の支持を補助する支持体であり、支持体16Bを構成する各梁部材16e〜16hの途中部分から各梁部材に直交するように設けられた板状の梁部材17a及び17bにより形成されている。
これらの梁部材17a,17bは、誘電体からなるコア12に直接接しないように設けられていることから、ケーブル10Cでの伝搬損失を増加することなく、ケーブル10Cの曲げに対する強度を高めることが可能となる。例えば、第3実施形態に係るケーブル10Bでは、コア12を長軸方向に曲げると、曲げ半径22mmではキンク(よじれ又はもつれ)を起こしてしまうが、本実施形態に係るケーブル10Cであれば、曲げ半径18mmまでキンクを起こさないといったことが可能となる。図8(a)に示すケーブル10Cの外周に、第2実施形態と同様の金属層18を設けて、図8(b)に示すケーブル10Dとしてもよい。この場合、曲げ損失を更に抑制することが可能となる。なお、本実施形態に係るケーブル10C,10Dは、第1実施形態に係るケーブル10と同様の作用効果を奏することも可能となっている。
[第5実施形態]
次に図9(a)及び図9(b)を参照しながら、本発明の第5実施形態に係るミリ波用ケーブルについて説明する。図9(a)は、本発明の第5実施形態に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図であり、図9(b)は、本発明の第5実施形態の変形例に係るミリ波用ケーブルの軸方向に垂直な断面で切断した断面図である。図9(a)に示すミリ波用ケーブル10Eは、第1実施形態のミリ波用ケーブル10と同様に、コア12、スリーブ14、及び、支持体16Eを備えている。但し、図9(a)に示すミリ波用ケーブル10Eでは、コア12と支持体16Eとは同じ誘電体材料から一体に形成されているが、スリーブ14は、支持体16Eの梁部材16i〜16lの先端には連結されておらず分離しており、別部材として形成されている。この場合、スリーブ14は、コア12等と同じ誘電体材料で形成してもよいし、異なる誘電体材料から形成してもよい。
ミリ波用ケーブル10Eの支持体16Eは、図9(a)に示すように、その長さがスリーブ14の内周に僅かに届かない程度の長さとなっており、ケーブル10Eの長手方向において、重力等によりスリーブ14の内周に接する箇所と接しない箇所とが共存するような構成になっている。このようなミリ波用ケーブル10Eでは、スリーブ14の内径よりも若干小さめの梁付きコア12を予め作製しておき、その梁付きコア12を筒状のスリーブ14に対して後から挿入することで、当該ケーブルを製造することができる。この場合、第1実施形態に係るケーブル10等のように中空部分が何箇所か存在するものを全部一体で作製するよりも、より容易にケーブルを製造することが可能となる。
また、ミリ波用ケーブル10Eでは、梁付きコア12を構成する誘電体材料とスリーブ14を構成する誘電体材料とは同じ材料であってもよいが、スリーブ14を構成する誘電体材料を、梁付きコア12を構成する誘電体材料よりも固い材料とすることで、ケーブル外部からの圧力による変形を防ぐ構成とすることも可能である。なお、第4実施形態の場合と同様に、図9(a)に示すケーブル10Eの外周に、第2実施形態と同様の金属層18を設けて、図9(b)に示すケーブル10Fとしてもよい。この場合、曲げ損失を更に抑制することが可能となる。また、この場合においては、金属層18をスリーブ14の内周側に設ける(コーティングする)ことも可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な実施形態に適用することができる。例えば上記の実施形態では、伝送される電磁波としてミリ波を例にとって説明してきたが、これは図10に示すように、ケーブルの誘電損失を抑えるには複素誘電率の虚部ε”が小さい周波数を用いることが望ましいことによる。従って、30GHz〜300GHzのミリ波領域の電磁波が伝送には適しているが、ケーブルの誘電損失が許容の範囲内であれば、ミリ波以外の電磁波による伝送に本実施形態に係るケーブルを用いてももちろんよい。また、例えば、上記の実施形態では、空隙P1〜P4には空気が導入される場合を例にとって説明してきたが、誘電正接がゼロ若しくはゼロに近いものとすることができるのであれば、空隙P1〜P4には空気以外の流体を導入する構成であってもよい。
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F…ケーブル、12…コア、14…スリーブ、16,16B,16E…支持体,16a〜16d,16e〜16h,16i〜16l,17a,17b…梁部材、17…補助支持体、18…金属層、P1〜P4…空隙。

Claims (15)

  1. 電磁波を伝送するためのケーブルであって、
    誘電体を含み、前記ケーブルの長手方向に沿って延在するコアと、
    誘電体を含み、前記コアを取り巻くように前記ケーブルの長手方向に沿って延在し前記コアとの間に空隙が設けられるように構成されるスリーブと、
    誘電体を含み、前記スリーブ内の前記空隙において前記コアを支持する支持体と、
    を備えるケーブル。
  2. 前記支持体は、前記コアと一体に形成されており、
    前記支持体は、前記スリーブの内周に固定されている、又は、前記スリーブの内周に接するように設けられている、
    請求項1に記載のケーブル。
  3. 前記支持体は、前記コアの断面形状における幅又は直径よりも細い幅で前記スリーブの内周に向かって延在している、
    請求項1又は請求項2に記載のケーブル。
  4. 前記支持体は、前記スリーブの厚みよりは太い幅で前記スリーブの内周に向かって延在している、
    請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のケーブル。
  5. 前記支持体は、前記コアによって伝搬される電界方向に対して45度以上の角度を有するように構成されている、
    請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のケーブル。
  6. 前記コアの断面形状は、その長軸と短軸の長さが異なる、
    請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のケーブル。
  7. 前記コアの断面形状は、正方形、長方形、台形又は多角形の何れかであり、前記支持体はその基端が前記コアの角部に接続されている、
    請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のケーブル。
  8. 前記スリーブの外周を覆う金属層を更に備える、
    請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のケーブル。
  9. 前記コア、前記スリーブ及び前記支持体が同一の誘電体材料から構成されている、
    請求項1〜請求項8の何れか一項に記載のケーブル。
  10. 前記コア、前記スリーブ及び前記支持体を構成する誘電体材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン系材料、又は、フッ素系材料を含む、
    請求項1〜請求項9の何れか一項に記載のケーブル。
  11. 前記コア、前記スリーブ及び前記支持体の少なくとも何れかは、誘電率又は誘電正接を調整するための金属酸化物を含んでいる、
    請求項1〜請求項10の何れか一項に記載のケーブル。
  12. 前記支持体による前記コアの支持を補助する補助支持体を更に備え、
    前記補助支持体は、前記コアに非接触な状態で前記支持体と前記スリーブとの間に設けられている、
    請求項1〜11の何れか一項に記載のケーブル。
  13. 前記支持体は、一対の梁部材を含み、前記一対の梁部材は互いに平行又は対称となるように前記スリーブ内に設けられている、
    請求項1〜請求項12の何れか一項に記載のケーブル。
  14. 前記ケーブルを断面視した際の前記スリーブ内の空隙の比率が前記スリーブ内周の総断面積に対して30%以上である、
    請求項1〜請求項13の何れか一項に記載のケーブル。
  15. 前記ケーブルを断面視した際の前記スリーブ内の空隙の比率が前記スリーブ内周の総断面積に対して50%以上である、
    請求項1〜請求項14の何れか一項に記載のケーブル。
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