JP2018111503A - 食品容器 - Google Patents

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Hikonori Umegaki
彦希 梅垣
広孝 大橋
Hirotaka Ohashi
広孝 大橋
篤史 入倉
Atsushi Irikura
篤史 入倉
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Abstract

【課題】タンパープルーフ性(タンパーエビデンス性)に優れた食品容器を提供すること。【解決手段】食品容器1は、流動食が充填された容器本体11と、容器本体11に固定された固定部4と、固定部4から先端方向に向かって管状に突出形成され、流動食が排出される口部5とを有するポート部材3とを備える。口部5には、キャップ2が着脱自在に装着され、キャップ2は、口部5に装着された装着状態から口部5の中心軸回りに回転操作が行われることにより口部5から離脱する。また、固定部4には、前記装着状態で、容器本体11の外側から視認可能であり、回転操作方向と反対方向に傾斜し、キャップ2に係合する係合片46が少なくとも1つ突出形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、食品容器に関する。
流動性を有する食品(飲料を含む)が充填される容器としては、可撓性を有する袋状の本体と、口部とを備える可撓性容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の可撓性容器は、未使用状態で口部にキャップが装着(螺着)されており、口部が密封されている。そして、可撓性容器を使用するには、まずキャップを口部から離脱させて、その後、内部の食品を食することができる。
しかしながら、このような可撓性容器では、未使用状態からキャップを一旦開封したら、食品を迅速に食べきる必要があるが、食品を食べきらずにリキャップして長期間そのまま放置された場合、未使用状態のものであると誤認したまま、再度使用してしまうという問題があった。
特開2003−2339号公報
本発明の目的は、タンパープルーフ性(タンパーエビデンス性)に優れた食品容器を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(9)の本発明により達成される。
(1) 流動食が充填された容器本体と、
前記容器本体に固定された固定部と、該固定部から先端方向に向かって管状に突出形成され、前記流動食が排出される口部とを有するポート部材とを備え、
前記口部には、キャップが着脱自在に装着され、該キャップは、前記口部に装着された装着状態から前記口部の中心軸回りに回転操作が行われることにより前記口部から離脱し、
前記固定部には、前記装着状態で、前記容器本体の外側から視認可能であり、前記回転操作方向と反対方向に傾斜し、前記キャップに係合する係合片が少なくとも1つ突出形成されていることを特徴とする食品容器。
(2) 前記キャップには、前記係合片が係合する凹部が形成されおり、
前記係合片は、前記キャップが前記装着状態から前記口部から離脱する過程で、前記凹部から押圧力を受けて前記回転操作方向に塑性変形する上記(1)に記載の食品容器。
(3) 前記係合片の突出高さは、1.5mm以上10mm以下である上記(1)または(2)に記載の食品容器。
(4) 前記係合片は、前記口部の外周側から見たときの厚さが最大となる最大厚さ部を有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の食品容器。
(5) 前記最大厚さ部の厚さは、0.5mm以上1mm以下である上記(4)に記載の食品容器。
(6) 前記係合片の幅は、前記最大厚さ部の厚さよりも大きい上記(4)または(5)に記載の食品容器。
(7) 前記係合片の幅は、該係合片の突出方向に沿って一定である上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の食品容器。
(8) 前記固定部は、前記先端方向に臨む先端面を有し、
前記係合片は、前記先端面に形成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の食品容器。
(9) 前記係合片は、前記口部を介して互いに反対側に2つ配置されている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の食品容器。
本発明によれば、係合片は、キャップを開封する前と開封した後で、形状が変化する。これにより、たとえリキャップしたとしても、係合片を視認することにより、食品容器が一旦開封されたものであるか否かを把握することができる。従って、食品容器は、タンパープルーフ性(一度、使用状態になった事実を後で確認できること)、すなわち、タンパーエビデンス性(開封履歴機能)に優れたものとなっている。
図1は、キャップが装着された状態の本発明の食品容器を示す斜視図である。 図2は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大図である。 図3は、図1に示すキャップおよび食品容器の縦断面図である。 図4は、図3中の一点鎖線で囲まれた領域[B]の拡大図である。 図5は、キャップが離脱した状態の本発明の食品容器を示す斜視図である。 図6は、キャップに対する回転操作に伴って、本発明の食品容器に設けられた係合片が変形する過程を順に示す部分縦断面側面図である。 図7は、キャップに対する回転操作に伴って、本発明の食品容器に設けられた係合片が変形する過程を順に示す部分縦断面側面図である。 図8は、キャップに対する回転操作に伴って、本発明の食品容器に設けられた係合片が変形する過程を順に示す部分縦断面側面図である。
以下、本発明の食品容器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、キャップが装着された状態の本発明の食品容器を示す斜視図である。図2は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大図である。図3は、図1に示すキャップおよび食品容器の縦断面図である。図4は、図3中の一点鎖線で囲まれた領域[B]の拡大図である。図5は、キャップが離脱した状態の本発明の食品容器を示す斜視図である。図6〜図8は、それぞれ、キャップに対する回転操作に伴って、本発明の食品容器に設けられた係合片が変形する過程を順に示す部分縦断面側面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1および図2中の上側を「基端」、下側を「先端」と言う。
図1に示す医療器具は、食品容器1とキャップ2とを備えるキャップ付き食品容器10である。以下、キャップ付き食品容器10の各部の構成について説明する。
図1に示すように、食品容器1は、容器本体11と、ポート部材3とを備えている。
容器本体11は、軟質材料(例えば樹脂材料)で構成された袋体であり、内部に流動食が予め充填されている。
図3に示すように、ポート部材3は、容器本体11に固定された固定部4と、流動食が排出される口部5とを有している。
固定部4は、ボート形状をなし、先端方向に臨む先端面41と、側方に臨む側面42および側面43を有している。
先端面41は、その平面視で、すなわち、先端側から見たとき、菱形をなしている。また、各角部411は、丸みを帯びている。また、先端面41には、後述するキャップ2と係合する係合片46が設けられている。
側面42は、図1中では紙面手前側に臨んでおり、側面43は、図1中では紙面奥側に臨んでいる。側面42と側面43とは、容器本体11に固定される部分である。なお、この固定方法としては、特に限定されず、例えば、融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)による方法、接着(接着剤や溶媒による接着)よる方法等を用いることができる。これにより、容器本体11と固定部4との間での気密性が維持され、よって、容器本体11内の流動食の漏れ等を防止することができる。
なお、固定部4は、できる限り中空部44が確保されているのが好ましい。これにより、ポート部材3成形時の固定部4でのヒケを防止することができる。
また、固定部4の基端部には、面取り部45が設けられているのが好ましい。これにより、固定部4を容器本体11に溶融により固定する場合、その溶融時に生じるバリを抑制する(逃がす)ことができる。
口部5は、固定部4の先端面41から先端方向に向かって管状に突出形成されている。なお、この突出長さLとしては、特に限定されず、例えば、15mm以上30mm以下であるのが好ましく、20mm以上25mm以下であるのがより好ましい。また、口部5は、固定部4と一体的に形成されているのが好ましい。
図5に示すように、口部5の外周部51には、その先端側の部分に雄ネジ52が形成されている。そして、この雄ネジ52にキャップ2の雌ネジ62が螺合することができる(図3参照)。これにより、キャップ2が口部5に装着される(以下この状態を「装着状態」と言う)。また、雄ネジ52と雌ネジ62との螺合を解除することにより、キャップ2が口部5から離脱する(以下この状態を「離脱状態」と言う)。このように、口部5には、キャップ2が着脱自在に装着される。なお、口部5の外周部51の外径φd51(図5参照)は、口部5の中心軸Oに沿って一定となっており、「ISO80369−3」に準じている。
また、口部5は、容器本体11内と連通している。これにより、容器本体11内の流動食を離脱状態の口部5から流出させることができる。なお、流動食を経管投与する際は、口部5にチューブを接続することにより用いることができる。
図3に示すように、口部5の内周部53は、その内径φd53が先端方向に向かって漸増したテーパ状をなしている。口部5の内周部53の内径φd53(図5参照)も、口部5の外周部51の外径φd51と同様に、「ISO80369−3」に準じている。
ポート部材3の構成材料としては、硬質材料で構成されていることが好ましい。この硬質材料としては、例えば、硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエンのようなポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、アイオノマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PTB)のようなポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、芳香族または脂肪族ポリアミド等の各種樹脂、あるいはこれらを任意に組み合わせたもの等が挙げられる。また、このような材料の中でも、特に、蒸気滅菌や熱水滅菌等の各種滅菌に対して耐久性を有するものがより好ましい。なお、このような材料は、キャップ2の構成材料としても用いることができる。
キャップ2は、前述したように食品容器1の口部5に着脱自在に装着される部材である。このキャップ2は、筒状をなす筒状部6と、一対の羽根部7とを有している。
筒状部6は、キャップ2の基部である。図3に示すように、筒状部6の内周部61には、その先端側の部分に雌ネジ62が形成されている。この雌ネジ62は、口部5の雄ネジ52と螺合することができる。これにより、キャップ2は、図1や図3に示すように装着状態となる。そして、この装着状態のキャップ2に対して、口部5の中心軸O回りに回転操作を行なうことができる。これにより、雌ネジ62と雄ネジ52との螺合を解除することができ、よって、キャップ2は、図5に示すように離脱状態となる。なお、離脱状態のキャップ2に対して、前記と逆方向に回転操作することにより、再度装着状態とすることもできる。
また、筒状部6には、内周部61から外周部66にわたって貫通する貫通孔67が形成されている。貫通孔67は、滅菌時に筒状部6の内周部61と口部5の外周部51との間の間隙20に残留した(生じた)水分を排出する排出口である。これにより、間隙20内が乾燥した状態となる。
図1に示すように、筒状部6は、その先端側を覆う先端壁部63を有している。この先端壁部63には、開封時のキャップ2に対する回転操作方向αを示すマーカ631が付されている。本実施形態では、マーカ631は、「矢印」となっている。これにより、回転操作方向αを正確に把握することができる。
図4に示すように、先端壁部63の基端側には、装着状態で口部5の内周部53に嵌合する嵌合部64が設けられている。嵌合部64は、装着状態で口部5と同心的に配置された筒状をなす部分であり、外周部641が口部5の内周部53と同様のテーパ状をなしている。
また、先端壁部63の基端側には、装着状態で口部5の面取り部54に密着するリップ部65が設けられている。リップ部65は、嵌合部64の外周側に位置するリング状をなす部分であり、その内側が面取り部54の傾斜方向と同方向に傾斜している。そして、リップ部65での密着と、嵌合部64での嵌合との相乗効果により、装着状態での口部5の気密性を維持することができる。これにより、食品容器1を開封するまで、当該食品容器1内の無菌状態を維持することができる。
図1に示すように、筒状部6の外周部66には、一対の羽根部7が一体的に形成されている。これらの羽根部7は、装着状態で口部5の中心軸Oを介して互いに反対側に突出した状態となっている。そして、この状態の羽根部7に片方の手の指を掛けて、そのまま中心軸O回りに開封時のキャップ2に対する回転操作をすることができる。なお、この回転操作時には、2つの羽根部7のうちの一方の羽根部7に、例えば右手の親指をかけることができ、他方の羽根部7には、例えば右手の人差し指をかけることができる。
2つの羽根部7は、形成箇所が異なること以外は、同じ構成であるため、以下、代表的に1つの羽根部7について説明する。
羽根部7は、湾曲凹面71と、湾曲凹面71と反対側に形成された湾曲凸面72とを有している。
湾曲凹面71は、開封時の回転操作方向αに向かって凹状に湾曲している。この湾曲凹面71の曲率半径R71は、例えば、3mm以上15mm以下であるのが好ましく、5mm以上10mm以下であるのがより好ましい。これにより、回転操作時には、湾曲凹面71に指を安定して掛けることができる。回転操作を行なう際、2つの羽根部7のうちの一方の羽根部7の湾曲凹面71には、例えば右手の親指を掛けることができ、他方の羽根部7の湾曲凹面71には、例えば右手の人差し指を掛けることができる。そして、この指掛け状態のまま、回転操作に迅速に移行することができる。また、湾曲凹面71は、回転操作方向αに向かって凹状に湾曲しているため、開封に要するキャップ2の回転方向(回転操作方向α)が直感的に分かる。
湾曲凸面72は、湾曲凹面71と同じ方向、すなわち、回転操作方向αに向かって凸状に湾曲している。この湾曲凸面72の曲率半径R72は、湾曲凹面71の曲率半径R71よりも大きく、例えば、20mm以上30mm以下であるのが好ましく、22mm以上28mm以下であるのがより好ましい。これにより、回転操作時には、湾曲凸面72に指を安定して掛けることができる。回転操作を行なう際に、2つの羽根部7のうちの一方の羽根部7の湾曲凹面71に右手の親指を掛け、他方の羽根部7の湾曲凸面72に右手の人差し指を掛けた場合、前記一方の羽根部7の湾曲凸面72には、例えば右手の中指を掛ける(添える)ことができる。これにより、回転操作を安定して行なうことができる。また、湾曲凸面72も、湾曲凹面71と同様に、回転操作方向αに向かって湾曲している。これにより、湾曲凹面71の湾曲と相まって、開封に要するキャップ2の回転方向が直感的により分かり易くなる。
以上のように、羽根部7に湾曲凹面71や湾曲凸面72が形成されていることにより、装着状態の食品容器1に対する開封操作を容易に行なうことができる。
なお、羽根部7の中心軸Oに沿った長さLは、10mm以上25mm以下であるのが好ましく、15mm以上20mm以下であるのがより好ましい。
また、羽根部7の中心軸Oから外縁部73までの長さ(幅W)は、8mm以上18mm以下であるのが好ましく、12mm以上17mm以下であるのがより好ましい。なお、外縁部73は、丸みを帯びているのが好ましい。
羽根部7がこのような大きさとなっていることにより、湾曲凹面71や湾曲凸面72に指を過不足なく掛けることができる。これにより、開封時の回転操作を容易に行なうことができる。
なお、羽根部7の厚さt、すなわち、湾曲凹面71と湾曲凸面72との間隔は、外縁部73に向かって漸減しているのが好ましい。
また、羽根部7の先端面74は、丸みを帯びているのが好ましい。先端面74の曲率半径R74は、例えば、12mm以上25mm下であるのが好ましく、13mm以上20mm以下であるのがより好ましい。
羽根部7では、先端面74と湾曲凹面71との境界部76と、先端面74と湾曲凸面72との境界部77とは、それぞれ、丸みを帯びしているのが好ましい(図5参照)。これにより、開封時に例えば右手をキャップ2に確実に掛けることができ、フィット感が得られる。
また、羽根部7の内側は、中空部75が形成されているのが好ましい(図3参照)。これにより、キャップ2の軽量化が図られる。なお、羽根部7は、中空部75が貫通したもの、すなわち、先端面74が省略されたものであってもよい。
図1に示すように、装着状態で、羽根部7は、固定部4から離間している。羽根部7と固定部4との離間距離ADは、1.5mm以上10mm以下であるのが好ましく、3mm以上8mm以下であるのがより好ましい。これにより、開封時に例えば右手をキャップ2に掛け、左手で容器本体11を固定部4ごと把持した場合、回転操作による右手と左手との干渉を確実に防止することができる。また、係合片46に対する視認性を確保することができ、よって、係合片46の状態を確認することができる。
また、羽根部7の長さLは、固定部4の口部5の中心軸Oに沿った長さLよりも長いのが好ましい。長さLが前記数値範囲の場合、長さLは、例えば、10mm以上20mm以下であるのが好ましく、12mm以上15mm以下であるのがより好ましい。これにより、開封時に例えば右手をキャップ2に過不足なく掛けることができ、左手で容器本体11を固定部4ごと過不足なく把持することができる。また、固定部4を容器本体11に融着する際に、その融着面積を十分に確保することができるとともに、融着時間をできる限り短縮することができる。
図2に示すように、ポート部材3の固定部4の先端面41には、係合片46が突出形成されている。この係合片46は、回転操作方向αと反対方向に傾斜している。
また、キャップ2の筒状部6の基端部には、基端方向に開口する凹部68が形成されている。そして、装着状態では、凹部68に係合片46が係合している。
この係合片46は、容器本体11の外側からポート部材3の固定部4とキャップ2の羽根部7との間、すなわち、離間距離ADが確保される部分を介して、視認可能となっている。
ここで、キャップ2が装着状態から離脱状態となるまでの過程における係合片46の状態について、図6〜図8を参照しつつ説明する。
まず、図6に示す装着状態では、前述したように、キャップ2の凹部68には、回転操作方向αと反対方向に傾斜した係合片46が係合している。また、この係合片46は、視認可能となっている。
そして、図6に示す状態から図7に示すように、キャップ2を回転操作方向αに回転操作すると、係合片46は、凹部68から回転操作方向αに押圧力を受ける。これにより、係合片46は、回転操作方向αに変形し始める、すなわち、基端側の根元部461を支点として、図6に示す傾斜した状態から起立した状態に変形していく。また、キャップ2は、回転操作方向αに回転しつつ、先端方向に向かっても移動していく。
さらに、図8に示すように、キャップ2に対する回転操作を継続していくと、遂には、係合片46は、凹部68からの押圧力により弾性限界を超えて変形することとなり、よって、回転操作方向αに塑性変形する、すなわち、図6に示す傾斜した方向と反対方向に傾斜して、そのまま傾斜した状態となる。
このように係合片46は、キャップ2を開封する前と開封した後で、形状が変化する。これにより、たとえリキャップしたとしても、係合片46を視認することにより、食品容器1(キャップ付き食品容器10)が一旦開封されたものであるか否かを把握することができる。従って、食品容器1は、タンパープルーフ性(一度、使用状態になった事実を後で確認できること)、すなわち、タンパーエビデンス性(開封履歴機能)に優れたものとなっている。
係合片46の突出高さH46は、特に限定されないが、例えば、1.5mm以上10mm以下であるのが好ましく、1.5mm以上5mm以下であるのがより好ましい。
また、係合片46は、未だ変形する前の状態で、口部5の外周側から見たときの厚さt46が最大となる最大厚さ部462を有している。この最大厚さ部462の厚さt46は、例えば、0.5mm以上1mm以下であるのが好ましく、0.6mm以上0.9mm以下であるのがより好ましい。
係合片46の幅W46は、係合片46の突出方向に沿って一定である。この係合片46の幅W46は、最大厚さ部462の厚さt46よりも大きく、例えば、0.5mm以上5mm以下であるのが好ましく、1mm以上3mm以下であるのがより好ましい。
このような大きさを有する係合片46は、キャップ2を開封する前は不本意な変形が防止され、キャップ2を開封した後には確実に塑性変形が可能な部分となる。
また、係合片46が回転操作方向αと反対方向に傾斜していることにより、キャップ2を食品容器1に装着して組み立てるときに要するトクルよりも、キャップ2を食品容器1から離脱させるときに要するトクルの方が大きくなる。このようなトクル大小関係は、例えば最大厚さ部462の厚さt46の大小関わらず維持される。
また、係合片46が固定部4の先端面41に突出形成されていることにより、係合片46に対する視認性が確実に確保される。
なお、係合片46は、口部5を介して互いに反対側に2つ配置されているのが好ましい。これにより、中心軸O回りのいずれの方向からも係合片46を視認することができる。
以上、本発明のキャップを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、キャップを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
係合片の形成数は、前記実施形態では2つが好ましいとしていたが、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上であってもよい。係合片の形成数の大小により、開封時に要するキャップへのトクルを調整することができる。
また、係合片は、前記実施形態ではキャップを開封した後は塑性変形していたが、これに限定されず、例えば、破断してもよい。
10 キャップ付き食品容器
1 食品容器
11 容器本体
2 キャップ
3 ポート部材
4 固定部
41 先端面
411 角部
42 側面
43 側面
44 中空部
45 面取り部
46 係合片
461 根元部
462 最大厚さ部
5 口部
51 外周部
52 雄ネジ
53 内周部
54 面取り部
6 筒状部
61 内周部
62 雌ネジ
63 先端壁部
631 マーカ
64 嵌合部
641 外周部
65 リップ部
66 外周部
67 貫通孔
68 凹部
7 羽根部
71 湾曲凹面
72 湾曲凸面
73 外縁部
74 先端面
75 中空部
76、77 境界部
20 間隙
AD 離間距離
φd51 外径
φd53 内径
46 高さ
長さ
突出長さ
長さ
中心軸
71 曲率半径
72 曲率半径
74 曲率半径
46 厚さ
厚さ
46

α 回転操作方向

Claims (9)

  1. 流動食が充填された容器本体と、
    前記容器本体に固定された固定部と、該固定部から先端方向に向かって管状に突出形成され、前記流動食が排出される口部とを有するポート部材とを備え、
    前記口部には、キャップが着脱自在に装着され、該キャップは、前記口部に装着された装着状態から前記口部の中心軸回りに回転操作が行われることにより前記口部から離脱し、
    前記固定部には、前記装着状態で、前記容器本体の外側から視認可能であり、前記回転操作方向と反対方向に傾斜し、前記キャップに係合する係合片が少なくとも1つ突出形成されていることを特徴とする食品容器。
  2. 前記キャップには、前記係合片が係合する凹部が形成されおり、
    前記係合片は、前記キャップが前記装着状態から前記口部から離脱する過程で、前記凹部から押圧力を受けて前記回転操作方向に塑性変形する請求項1に記載の食品容器。
  3. 前記係合片の突出高さは、1.5mm以上10mm以下である請求項1または2に記載の食品容器。
  4. 前記係合片は、前記口部の外周側から見たときの厚さが最大となる最大厚さ部を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の食品容器。
  5. 前記最大厚さ部の厚さは、0.5mm以上1mm以下である請求項4に記載の食品容器。
  6. 前記係合片の幅は、前記最大厚さ部の厚さよりも大きい請求項4または5に記載の食品容器。
  7. 前記係合片の幅は、該係合片の突出方向に沿って一定である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の食品容器。
  8. 前記固定部は、前記先端方向に臨む先端面を有し、
    前記係合片は、前記先端面に形成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の食品容器。
  9. 前記係合片は、前記口部を介して互いに反対側に2つ配置されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の食品容器。
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