JP2018109893A - 情報処理方法、装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のユーザ間で検討対象を共通認識として把握すると共に、検討対象について行われた検討内容を把握する作業を支援する。
【解決手段】表示制御部141が、表示装置に表示された各々異なる検討内容が記述された複数のカードから選択された対象カードを、対象カードに対する選択状態が継続している期間、表示装置上に表示されている他のカードよりも大きな表示サイズで表示し、管理部111が、表示装置が配置された場所及び該場所に存在するユーザの少なくとも一方の状態を検出した検出情報のうち、選択状態が継続している期間に検出された検出情報を、対象カードと対応付けて記憶領域に記憶する。
【選択図】図8

Description

開示の技術は、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
例えば、ワークショップ形式のように複数のユーザが集まる場で、各ユーザの考えを十分に引き出して検討を深めさせ、最終的な考えをまとめるという一連の作業を行う場合がある。このような作業を支援する技術として、アイデアの発想や検討を支援するための材料をユーザに提示する技術が存在する。
アイデア発想に関連する技術として、アイデア発想者毎に、高い評価スコアのアイデアの発想が期待できる発想戦略を選択し、選択された発想戦略を使って発想を促す刺激を生成する方法が提案されている。この方法では、どの発想戦略を使った場合に高い評価スコアのアイデアが発想されたかを計算し、発想刺激と発想されたアイデアの評価スコアとの間の相関を計算し、発想刺激を生成するためのパラメータをパーソナライズする。
また、会議などの目標に対して、どの部分を話していたかをメンバー間で共有させる方法が提案されている。この方法では、テキスト変換したテキストを品詞レベルの単語に分解し、分解された単語に基づいて二次元図式で表される着想支援図を生成し、着想支援図への操作に基づいて、該操作に応じた処理を実行する。
特開2010−244334号公報 特開2014−174465号公報
何らかの材料を提示して、ユーザにアイデアを検討させたり、意見を表現させたりし、さらに検討を振り返ってまとめたり分析したりする作業を支援することを考える。このような場合、従来技術の方法では、検討の場において、何について検討すべきかということを複数のユーザ間で共通認識として持つことは困難である。また、従来技術では、検討の振り返りを行う際に、いずれの材料に対して、どのような状態でどのような検討が行われたかを把握することは困難である。
開示の技術は、一つの側面として、複数のユーザ間で検討対象を共通認識として把握すると共に、検討対象について行われた検討内容を把握する作業を支援することを目的とする。
開示の技術は、表示装置に表示された各々異なる検討内容が記述された複数のカードから選択された対象カードを、該対象カードに対する選択状態が継続している期間、前記表示装置上に表示されている他のカードよりも大きな表示サイズで表示する。そして、前記表示装置が配置された場所及び該場所に存在するユーザの少なくとも一方の状態を検出した検出情報のうち、前記選択状態が継続している期間に検出された検出情報を、前記対象カードと対応付けて記憶領域に記憶する。
一つの側面として、複数のユーザ間で検討対象を共通認識として把握すると共に、検討対象について行われた検討内容を把握する作業を支援することができる、という効果を有する。
本実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。 選択肢カードの一例を示す図である。 選択肢カード及びビジョンを説明するための図である。 背景の軸の他の例を示す図である。 背景の軸の他の例を示す図である。 ライブマップの一例を示す図である。 ライブマップの他の例を示す図である。 管理サーバの概略構成を示す機能ブロック図である。 カードデータベース(DB)の一例を示す図である。 背景DBの一例を示す図である。 ビジョンDBの一例を示す図である。 検出情報DBの一例を示す図である。 選択期間DBの一例を示す図である。 変更情報DBの一例を示す図である。 第1制御装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 第2制御装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 第3制御装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 管理サーバとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1制御装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第2制御装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第3制御装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1管理処理の一例を示すフローチャートである。 第2管理処理の一例を示すフローチャートである。 第3管理処理の一例を示すフローチャートである。 第1制御処理の一例を示すフローチャートである。 選択肢カードの選択を説明するための図である。 第2制御処理の一例を示すフローチャートである。 検討フェーズ処理の一例を示すフローチャートである。 検討対象の選択肢カードの選択及び拡大表示を説明するための図である。 検討対象の選択肢カードを複数選択する場合を説明するための図である。 検討対象の選択肢カードを複数選択する場合を説明するための図である。 検討対象の選択肢カードを複数選択する場合を説明するための図である。 第3制御処理の一例を示すフローチャートである。 出力処理の一例を示すフローチャートである。 レポートの一例を示す図である。 検出情報の表示の他の例を説明するための図である。
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。以下の実施形態では、例えば、ICT(Information and Communication Technology)を活用し、社内外の問題解決を目指すワークショップにおいて、開示の技術が利用される場合を例に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム100は、管理サーバ110と、第1制御装置120と、第1表示装置130と、第2制御装置140と、第2表示装置150と、第3制御装置160と、第3表示装置170とを含む。図1に示すように、少なくとも、第1表示装置130、第2表示装置150、及び第3表示装置170の各々は、情報処理システム100により提供されるサービスを使用したワークショップが行われる室内101に配置される。また、室内101には、センシングデバイス180が設置され、ワークショップに参加するユーザ105の各々にも、センシングデバイス180が装着される。
管理サーバ110、第1制御装置120、第2制御装置140、及び第3制御装置160の各々は、ハブ190に接続されている。各装置とハブとの接続は、有線であっても無線であってもよい。また、第1制御装置120と第1表示装置130、第2制御装置140と第2表示装置150、及び第3制御装置160と第3表示装置170とはそれぞれ有線又は無線で接続される。
管理サーバ110は、一般的なサーバ装置、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。管理サーバ110は、情報処理システム100で用いられる各種情報を管理すると共に、第1制御装置120、第2制御装置140、及び第3制御装置160の各々に対し、各種処理の実行を指示する。
第1表示装置130は、複数の選択肢カード(詳細は後述)が表示される表示部と、表示された選択肢カードに対するユーザ105の操作を受け付ける操作部とを含む。第1表示装置130は、例えば、タッチパネルディスプレイで実現することができる。
第1制御装置120は、第1表示装置130の表示制御、第1表示装置130を介して受け付けた情報の処理、及び管理サーバ110との通信制御を行う。
第2表示装置150は、選択肢カードを用いてユーザ105の要望を表したビジョン(詳細は後述)が表示される表示部と、表示された選択肢カードに対するユーザ105の操作を受け付ける操作部とを含む。第2表示装置150は、例えば、タッチパネルディスプレイで実現することができる。
第2制御装置140は、第2表示装置150の表示制御、第2表示装置150を介して受け付けた情報の処理、及び管理サーバ110との通信制御を行う。
第3表示装置170は、センシングデバイス180で検出された検出情報を画像化したライブマップ(詳細は後述)が表示される表示部を含む。第3表示装置170は、例えば、液晶ディスプレイで実現することができる。
第3制御装置160は、第3表示装置170の表示制御、及び管理サーバ110との通信制御を行う。
センシングデバイス180は、ワークショップが行われる室内101及びワークショップに参加するユーザ105の少なくとも一方の状態を示す検出情報を検出するセンサ群である。室内101及びユーザ105の少なくとも一方の状態は、例えば、室内101の音圧、気圧、温度、湿度、ユーザ105の脈拍、体温、動作、位置、姿勢、発話内容などである。センシングデバイス180は、これらの状態を示す値を検出できるものであればよく、例えば、マイク、気圧センサ、温湿度センサ、バイタルセンサ、加速度センサ、位置センサなどで実現することができる。
本実施形態では、一例として、マイク180A、180D、位置センサ180B、及びバイタルセンサ180Cをセンシングデバイス180として用いる例について説明する。マイク180Aは、室内101の所定箇所に設置され、室内101の音圧を検出する。位置センサ180Bは、ユーザ105の位置を検出する。例えば、バッジタイプなどでユーザ105に装着可能なタグと、室内101の固定位置に設置されたビーコンとの間の通信の電波強度等を用いて、タグを装着したユーザ105の位置を測位する位置検出システムを位置センサ180Bとして用いることができる。なお、位置センサ180Bは、Global Positioning System(GPS)やNear Field Communication(NFC)を使用してユーザ105の位置を測位するものでもよい。また、室内101を撮影した画像を解析して、ユーザ105の位置を測位してもよい。バイタルセンサ180Cは、ユーザ105の脈拍を検出するセンサであり、例えば、パルスセンサをユーザ105の手首に密着させるように装着するリストバンドタイプのものを用いることができる。マイク180Dは、各ユーザ105に装着され、各ユーザ105の発話を示す音声データを検出する。
なお、センシングデバイス180としては、上記のように、1種類の検出情報を検出する個々のセンサを用いてもよいし、各種センサが複合的に搭載されたウェアラブルデバイスなどを用いてもよい。例えば、上記の位置センサ180Bに加速度センサも搭載し、ユーザ105の位置と共に、ユーザ105の姿勢も検出可能なセンシングデバイス180を用いてもよい。また、上記のバイタルセンサ180Cに気圧センサ及び温湿度センサも搭載し、ユーザ105の脈拍と共に、室内101の気圧、温度、及び湿度も検出するようにしてもよい。
ここで、選択肢カード、ビジョン、及びライブマップについて説明する。
選択肢カードは、ユーザ105がワークショップの目的に応じた検討の材料となる様々な選択肢の各々を、キーワードと、写真やイラストなどの画像とを用いて、電子的な1枚のカードで表したものである。図2に、選択肢カード10の一例を示す。図2の例では、選択肢カード10には、その選択肢カード10が表す選択肢を示すキーワード10Pと、イラスト10Qとが含まれる。選択肢カード10として表す選択肢には、様々な内容を採用することができ、例えば、施設に関するもの、働き方に関するもの、ICTを利用できそうなもの、ICTとは関係ないもの等を含むことができる。選択肢カード10は、キーワード10Pのみ、またはイラスト10Qのみを含むものであってもよい。
選択肢カード10は、選択肢の数だけ用意され、図3の上図に示すように、複数の選択肢カード10が、ユーザ105による選択操作を含む操作を受付可能な状態で、第1表示装置130に表示される。ユーザ105は、第1表示装置130に表示された複数の選択肢カード10を見て、興味を惹いた選択肢カード10や、自身の意見に関連する選択肢カード10など、検討対象とする選択肢カード10を選択する。
ビジョンは、各ユーザ105に選択された選択肢カード10を集約したものであり、ワークショップの目的などに応じて選択された背景上に、選択された選択肢カード10が配置されたものである。図3の下図に示すように、背景12は、タイトルが入力される領域12A、及び時間経過等を表す軸12Bを含む。図3の下図の例では、軸12Bの一例として、現在から将来へ向かう時間軸が用いられている。軸12Bは、図3の下図の例に示すように、長期の時間軸を示すものに限定されず、「朝」、「昼」、「夜」のような1日の時間軸を示すものであってもよい。また、軸12Bは、時間経過を表すものに限定されず、例えば、図4に示すように、「自社」、「関係会社」、「社会」のような役割の異なりを表すものであってもよい。また、図5に示すように、軸12Bは、「研究」、「開発」、「製造」、「販売」のような業務の異なりを表すものであってもよい。その他にも、「オフィス内」、「別オフィス」、「社外」のように、場所の異なりを表す軸12Bを用いてもよい。
このように、第2表示装置150に表示された背景12上に、図3の下図に示すように、第1表示装置130上で選択された選択肢カード10が表示される。ユーザ105は、軸12Bを考慮して、表示された選択肢カード10を、適切な位置に配置する。このように、軸12Bを含む背景12上に選択肢カード10が配置されることにより、ワークショップの目的に応じたビジョンが描かれる。また、ビジョンへは、手書きツールを使用して描画を行うことも可能である。
ライブマップは、センシングデバイス180で検出された検出情報を画像化したものである。図6に、ライブマップの一例を示す。図6の例では、センシングデバイス180で検出された検出情報の時間経過に応じた変化が、時間を横軸とするグラフで表されている。より具体的には、図6の例では、ユーザ105毎の脈拍が折れ線グラフ14Aで表示され、室内101の音圧が棒グラフ14Bで表示されている。なお、脈拍を示す折れ線グラフは、平滑化処理を加えて曲線で表している。音圧を示す棒グラフは、所定時間単位の音圧の平均や累積値などとすることができる。また、ライブマップには、図6に示すように、第2表示装置150上で選択された選択肢カード10が、その選択肢カード10の選択期間(詳細は後述)を示す描画14Cと共に、上記グラフ上に表示される。また、図6の例では、検出情報の集計値等の情報14Dも表示されている。
図7に、ライブマップの他の例を示す。図7の例では、第3表示装置170には、室内101のレイアウト図14Eが表示されると共に、ユーザ105毎に異なるマーク14F(図7の例では、○、×、△、□)で、ユーザ105毎の現在位置がレイアウト図14E上に表示されている。また、図7に示すように、ユーザ105の移動軌跡14G(図7の例では、点線矢印)を表示してもよい。
以下、情報処理システム100の各装置について詳述する。
まず、管理サーバ110について説明する。図8に示すように、管理サーバ110は、機能部として、管理部111と、出力部112とを含む。また、管理サーバ110の所定の記憶領域には、カードデータベース(DB)114と、背景DB115と、ビジョンDB116と、検出情報DB117と、選択期間DB118と、変更情報DB119とが記憶される。
ここで、管理サーバ110の所定の記憶領域に記憶される各種データベースについて説明する。
カードDB114には、選択肢カード10毎のカード情報が記憶される。図9に、カードDB114の一例を示す。図9の例では、各行が1枚の選択肢カード10についてのカード情報に相当する。各カード情報は、選択肢カード10の識別情報である「カードID」、選択肢カード10に表示される「キーワード」、選択肢カード10に表示される写真やイラストなどの「画像データ」等の情報を含む。また、各カード情報は、選択肢カード10を第1表示装置130に表示する際の「表示位置」の情報を含む。例えば、第1表示装置130の表示領域の左上角を原点とし、右方向がx軸プラスの方向、下方向がy軸プラスの方向となるxy座標系を設定する。そして、選択肢カード10の所定箇所(例えば、左上角)の表示位置を、第1表示装置130の表示領域に設定したxy座標系の座標値を用いて表すことができる。
背景DB115には、第2表示装置150に表示する背景12の各々の情報が記憶される。図10に、背景DB115の一例を示す。図10の例では、各行が1つの背景12についての背景情報に相当する。各背景情報は、背景12の識別情報である「背景ID」、軸12Bを含む背景12の「画像データ」等の情報を含む。
ビジョンDB116には、第2表示装置150において、ユーザ105により作成されたビジョンの情報が記憶される。図11に、ビジョンDB116の一例を示す。図11の例では、各行が1つのビジョンを示すビジョン情報に相当する。各ビジョン情報は、ビジョンの識別情報である「ビジョンID」、ビジョンを作成したユーザグループの識別情報である「ユーザグループID」、及び第2表示装置150に表示されている背景12の「背景ID」の情報を含む。また、ビジョン情報は、ビジョンに含まれる選択肢カード10の「カードID」、選択肢カード10が背景12上のどの位置に表示されたかを示す「表示位置」等の情報を含む。「表示位置」は、上述した第1表示装置130上に表示される選択肢カード10の表示位置と同様に、第2表示装置150に表示された背景12領域に設定されたxy座標系の座標値を用いて表すことができる。ビジョン情報は、さらに、テキストデータとして入力された「タイトル」、手書きツールを使用して描画された画像を示す「手書きデータ」等の情報を含む。なお、タイトルについても、手書きデータとして入力することも可能である。
1つのユーザグループが、複数種類のビジョンを作成した場合には、そのユーザグループのユーザグループIDと対応づけて、異なる複数のビジョンIDの各々に対応付けられた複数のビジョン情報が記憶されることになる。なお、異なるビジョンとは、背景12、選択された選択肢カード10、背景12に対する選択肢カード10の配置、手書き描画等のいずれかが異なる場合である。
ビジョンDB116には、図11に例示した以外のデータ項目をビジョンIDと対応づけて記憶してもよい。例えば、ビジョンが記憶された日時を示す情報を記憶してもよい。
検出情報DB117には、各センシングデバイス180で、サンプリング時間毎に検出された検出情報、又は所定のデータ処理が施された検出情報が、時間情報と対応付けて時系列に記憶される。図12に、検出情報DB117の一例を示す。図12の例では、検出情報DB117には、音圧テーブル117Aと、位置情報テーブル117Bと、脈拍テーブル117Cと、発話内容テーブル117Dとが含まれる。音圧テーブル117Aは、マイク180Aで検出された音圧が記憶されるテーブルである。位置情報テーブル117Bは、各ユーザ105に装着された位置センサ180Bの各々で検出されたユーザ105毎の位置情報が記憶されるテーブルである。脈拍テーブル117Cは、各ユーザ105に装着されたバイタルセンサ180Cの各々で検出されたユーザ105毎の脈拍が記憶されるテーブルである。
発話内容テーブル117Dは、マイク180Dで集音された音声データを音声認識した発話内容を表すテキストデータが、その発話の発話者(ユーザ)のユーザIDと対応付けて記憶されるテーブルである。発話者は、各ユーザ105に装着されるマイク180Dとユーザとの対応関係を予め登録しておき、どのマイク180Dから取得した音声データであるかに基づいて識別することができる。
選択期間DB118には、第2表示装置150上で検討対象として選択肢カード10が選択された際に、その選択状態が継続している選択期間を示す選択期間情報が記憶される。図13に、選択期間DB118の一例を示す。図13の例では、各行が1つの選択期間情報に相当する。各選択期間情報は、検討対象の選択肢カード10として選択された選択肢カード10の「カードID」、その選択肢カード10が第2表示装置150上で選択された時間情報を示す「選択開始」、選択が解除された時間情報を示す「選択終了」の情報を含む。すなわち、「選択開始」から「選択終了」までの期間が、「カードID」で示される選択肢カード10の選択期間である。
変更情報DB119には、後述する出力部112で作成されるレポートに対して行われた変更内容が記憶される。図14に、変更情報DB119の一例を示す。図14の例では、各行が1つの変更内容を示す変更情報に相当する。各変更情報は、「カードID」、「項目」、及び「変更内容」の情報を含む。詳細は後述するが、本実施形態では、レポートには、検討対象となった選択肢カード10と、その選択肢カード10の選択期間に検出された検出情報に基づく項目とが対応付けて表示される。そこで、変更箇所を特定する情報として、「カードID」及び「項目」の情報が用いられる。
なお、本実施形態では、レポートに対する変更として、主に、発話内容に対する変更を想定している。より具体的には、発話内容は、マイク180Dで検出された音声データを音声認識して得られるデータであるため、音声認識の誤りなどを含む場合があり、このような誤りを手入力などにより修正する場合を想定している。
本実施形態では、検出情報DB117、選択期間DB118、及び変更情報DB119の各々は、ワークショップ毎に設けられる場合について説明する。なお、検出情報DB117、選択期間DB118、及び変更情報DB119の各々に、複数のワークショップで得られる情報を、ワークショップの識別情報を付与して記憶してもよい。
次に、管理サーバ110の各機能部について説明する。
管理部111は、情報処理システム100により提供されるサービスの開始が指示されると、カードDB114から各選択肢カード10のカード情報を取得し、取得したカード情報を第1制御装置120へ送信する。
また、管理部111は、背景DB115からいずれかの背景情報を取得し、第2制御装置140へ送信する。第2制御装置140へ送信する背景情報は、予め定めた背景情報であってもよいし、ランダムに選択した背景情報であってもよいし、ユーザ105により選択された背景情報であってもよい。
また、管理部111は、各センシングデバイス180で検出された検出情報を取得し、検出情報DB117に記憶すると共に、第3制御装置160へ送信する。なお、管理部111は、マイク180Dから取得した音声データについては、音声認識処理により、発話内容を示すテキストデータに変換し、発話者のユーザID、及び発話された時間情報と共に発話内容テーブル117Dに記憶する。
また、管理部111は、第2制御装置140から送信された選択期間情報を受信すると、受信した選択期間情報を選択期間DB118に記憶する。選択期間DB118に記憶される時間情報(「選択開始」及び「選択終了」)は、上述の検出情報DB117の各テーブルに記憶される時間情報と同一の基準で表される時間情報とする。例えば、現在時刻や、ワークショップ開始時からの経過時間等を時間情報として用いることができる。これにより、時間情報を介して、第2表示装置150上から検討対象として選択された選択肢カード10及びその選択期間と、その選択期間に検出された検出情報とが対応付けて記憶されることになる。
また、管理部111は、第2制御装置140から送信されたビジョン情報を受信すると、受信したビジョン情報にビジョンIDを付与して、ビジョンDB116に記憶する。
出力部112は、レポート出力指示を受け付けると、ワークショップで検討された内容を示すレポートを作成し、表示部に表示したり、プリンタで紙媒体に印字したりするなどして出力する。
具体的には、出力部112は、選択期間DB118に記憶された各選択期間情報に含まれるカードIDに対応するカード情報をカードDB114から取得する。出力部112は、取得したカード情報が示す選択肢カード10を、選択期間DB118の「選択開始」が示す時間情報の時系列順に並べて配置したレポートを作成する。また、出力部112は、レポートに配置した選択肢カード10毎に、各選択肢カード10の選択期間を選択期間DB118の「選択開始」及び「選択終了」から特定する。出力部112は、特定した選択期間に検出された検出情報を検出情報DB117から取得し、レポート上の選択肢カード10に、各検出情報に関連する項目の情報を対応付けて表示する。検出情報に関連する項目の情報とは、検出情報そのものや、検出情報を選択期間単位で集計した情報等である。
また、出力部112は、作成したレポートに対する変更を受け付け、受け付けた変更情報を変更情報DB119に記憶する。レポートは、ワークショップの途中や終了後など、様々なタイミングで何度でも出力することができる。出力部112は、レポート出力指示を受け付けた時点で検出情報DB117及び選択期間DB118に記憶されている情報に基づいてレポートを作成する。ただし、出力部112は、変更情報DB119に変更情報が記憶されている項目については、変更情報DB119に記憶された変更情報を反映したレポートを作成する。
具体的には、出力部112は、第1のタイミングでレポートを作成し、そのレポート内のある選択肢カード10に対応付けて表示された発話内容に対する変更を受け付けたとする。この場合、出力部112は、その選択肢カード10のカードID、及び項目「発話内容」に対応付けて、変更内容を変更情報DB119に記憶する。そして、第1のタイミングの後の第2のタイミングで再びレポート作成指示を受け付けると、検出情報DB117及び選択期間DB118に記憶されている情報に基づいて再びレポートを作成する。そして、出力部112は、変更情報DB119に記憶されている「カードID」及び「項目」で特定される変更箇所を「変更内容」の内容で更新する。したがって、変更情報DB119に変更内容が記憶されている箇所については、レポートを作成するタイミングに関わらず、変更された内容がレポートに反映される。変更情報DB119に変更内容が記憶されていない箇所については、レポートを作成するタイミングで検出情報DB117及び選択期間DB118に記憶されている最新の情報がレポートに反映される。
次に、第1制御装置120について説明する。図15に示すように、第1制御装置120は、機能部として、表示制御部121と、検出部122とを含む。
表示制御部121は、管理サーバ110から送信されたカード情報を受信し、カード情報が示す選択肢カード10の各々が、第1表示装置130に表示されるように制御する。各選択肢カード10の表示サイズは、予め定めたサイズとしてもよいし、第1表示装置130に所定枚数の選択肢カード10が表示されるように計算されたサイズとしてもよい。
検出部122は、第1表示装置130に表示された選択肢カード10に対するユーザ105の選択操作を検出する。具体的には、検出部122は、ユーザ105による選択肢カード10へのタッチの継続時間が所定時間(例えば、3秒)を経過したか否かを検出する。検出部122は、タッチの継続時間が所定時間を経過したことを検出すると、タッチされた選択肢カード10のカード情報を、第2制御装置140へ転送する。
次に、第2制御装置140について説明する。図16に示すように、第2制御装置140は、機能部として、表示制御部141と、受付部142と、作成部143とを含む。
表示制御部141は、管理サーバ110から送信された背景情報を受信すると、受信した背景情報が示す背景12を第2表示装置150に表示する。また、表示制御部141は、第1制御装置120からカード情報を受信すると、受信したカード情報が示す選択肢カード10を、背景12上に表示する。選択肢カード10を表示する位置はランダムに決定してもよいし、予め定めた位置に表示してもよい。
また、表示制御部141は、受付部142から、受付情報(詳細は後述)を通知されると、受付情報に基づいて、選択肢カード10の表示位置、表示サイズ、及び角度の変更、入力されたテキストデータの表示、描画された画像の表示等を行う。
また、表示制御部141は、受付部142から、検討対象の選択肢カード10の選択情報(詳細は後述)を通知されると、選択情報が示す選択肢カード10を、第2表示装置150上に表示されている他の選択肢カード10よりも表示サイズを大きくし、画面中央に配置する。これにより、ワークショップに参加しているユーザ105に対して、現在検討対象となっている選択肢カード10の視認性が向上し、検討対象の選択肢カード10を把握し易くなる。
また、表示制御部141は、受付部142から、検討対象の選択肢カード10の選択解除情報(詳細は後述)を通知されると、選択解除情報が示す選択肢カード10を、検討対象として選択される前の表示サイズ及び配置に戻す。
受付部142は、第2表示装置150に表示された選択肢カード10の表示位置の変更、表示サイズの変更、角度の変更、テキストデータの入力、手書きツールを利用した描画等のユーザ105の操作を受け付ける。受付部142は、受け付けたユーザ105の操作の内容を示す受付情報を表示制御部141に通知する。
また、受付部142は、第2表示装置150に表示された選択肢カード10に対して、検討対象として選択するための予め定められた第1の操作を受け付けた場合には、選択された選択肢カード10のカードIDを含む選択情報を表示制御部141に通知する。同様に、受付部142は、検討対象としての選択を解除するための予め定められた第2の操作を受け付けた場合には、選択された選択肢カード10のカードIDを含む選択解除情報を表示制御部141に通知する。第1の操作及び第2の操作としては、選択肢カード10に対するタッチ、クリック、ダブルタッチ、ダブルクリック、ピンチ操作、長押しのいずれかを予め定めておくことができる。また、選択肢カード10をタッチしてメニューを表示させ、検討対象として選択すること又は選択を解除することを示す項目をメニューから選択する操作を、第1の操作及び第2の操作として予め定めておいてもよい。また、選択を解除するための第2の操作としては、表示装置150に表示されている部分で、選択肢カード10以外の場所に対して、タッチ、クリック、ダブルタッチ、ダブルクリック、ピンチ操作、長押しなどのいずれかの定められた操作としてもよい。
また、受付部142は、第1の操作を受け付けた場合、検討対象として選択された選択肢カード10のカードIDと、選択された時間情報とを含む選択開始を示す選択期間情報を管理サーバ110へ送信する。また、受付部142は、第2の操作を受け付けた場合、検討対象としての選択が解除された選択肢カード10のカードIDと、選択が解除された時間情報とを含む選択終了を示す選択期間情報を管理サーバ110へ送信する。
また、受付部142は、第1の操作を受け付けた場合、検討対象として選択された選択肢カード10のカード情報と、選択開始を示す時間情報とを第3制御装置160へ送信する。また、受付部142は、第2の操作を受け付けた場合、検討対象としての選択が解除された選択肢カード10のカードIDと、選択終了を示す時間情報とを管理サーバ110へ送信する。
作成部143は、ユーザ105によりビジョンの確定が指示されると、第2表示装置150に表示された背景12上での各選択肢カード10の表示位置を取得する。そして、作成部143は、第2表示装置150に表示されている背景12の背景ID、選択肢カード10のカードID、求めた各選択肢カード10の表示位置、入力されたテキストデータ、及び描画された手書きデータを含むビジョン情報を作成する。作成部143は、ログイン情報や本システム利用時の登録情報などから、ビジョンを作成したユーザグループのユーザグループIDを取得し、作成したビジョン情報にユーザグループIDを付加して、管理サーバ110へ送信する。
次に、第3制御装置160について説明する。図17に示すように、第3制御装置160は、機能部として、表示制御部161を含む。
表示制御部161は、管理サーバ110から送信された検出情報を受信すると、受信した検出情報を画像化し、第3表示装置170にライブマップとして表示する。具体的には、検出情報(音圧及び脈拍)をグラフ化したライブマップ(例えば、図6)を表示する場合には、表示制御部161は、既に受信済みの検出情報に基づいて表示されているグラフに、新たに受信した検出情報が示す部分を追加表示する。表示制御部161は、追加表示する際、受信した検出情報に対して、既に受信済みの検出情報を用いた平滑化等の処理を行ってもよい。新たに検出情報が受信される毎に、その検出情報が示す部分をグラフに追加することで、検出情報の時間経過に伴う変化の様子をリアルタイムに表示することができる。
また、ユーザ105の位置情報を示すライブマップ(例えば、図7)を表示する場合には、表示制御部161は、検出情報として受信した位置情報に対応するレイアウト図14E上の座標値を計算する。表示制御部161は、計算した座標値に、該当のユーザ105に割り当てたマーク14Fを表示する。時々刻々変化する位置情報に基づいてライブマップを表示することで、ユーザ105の移動の様子をリアルタムに表示することができる。また、過去の位置情報を時系列に辿ることで、ユーザ105の移動軌跡を取得することもできる。
また、表示制御部161は、第2制御装置140から送信されたカード情報及び選択開始を示す時間情報を受信すると、受信したカード情報が示す選択肢カード10を、選択開始を示す時間情報に対応するライブマップ上の位置に表示する。また、表示制御部161は、選択肢カード10の表示位置から、その選択肢カード10の選択期間を示す描画14Cを表示し、時間経過と共に、選択期間を示す描画14Cを延伸させる。また、表示制御部161は、第2制御装置140から送信されたカードID及び選択終了を示す時間情報を受信すると、該当の選択肢カード10の選択期間を示す描画14Cの延伸を、その時間情報が示す位置で停止する。
なお、表示制御部161は、図6に示すライブマップと、図7に示すライブマップとを、第3表示装置170上で切り替え可能に表示してもよいし、2画面で同時に表示してもよい。また、第3表示装置170を、図6に示すライブマップ用と、図7に示すライブマップ用との2台設けるようにしてもよい。また、表示制御部161は、検出情報の1つである発話内容を示すテキストデータを第3表示装置170に表示してもよい。
管理サーバ110は、例えば図18に示すコンピュータ20で実現することができる。コンピュータ20は、Central Processing Unit(CPU)21と、一時記憶領域としてのメモリ22と、不揮発性の記憶部23とを備える。また、コンピュータ20は、入出力装置24と、記録媒体29に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するRead/Write(R/W)部25と、インターネット等のネットワークに接続されるネットワークインターフェース(I/F)26とを備える。CPU21、メモリ22、記憶部23、入出力装置24、R/W部25、及びネットワークI/F26は、バス27を介して互いに接続される。
記憶部23は、Hard Disk Drive(HDD)、solid state drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部23には、コンピュータ20を管理サーバ110として機能させるための管理プログラム30が記憶される。管理プログラム30は、管理プロセス31と、出力プロセス32とを有する。また、記憶部23は、カードDB114、背景DB115、ビジョンDB116、検出情報DB117、選択期間DB118、及び変更情報DB119の各々を構成する情報が記憶される情報記憶領域34を有する。
CPU21は、管理プログラム30を記憶部23から読み出してメモリ22に展開し、管理プログラム30が有するプロセスを順次実行する。CPU21は、管理プロセス31を実行することで、図8に示す管理部111として動作する。また、CPU21は、出力プロセス32を実行することで、図8に示す出力部112として動作する。また、CPU21は、情報記憶領域34から情報を読み出して、カードDB114、背景DB115、ビジョンDB116、検出情報DB117、選択期間DB118、及び変更情報DB119の各々をメモリ22に展開する。これにより、管理プログラム30を実行したコンピュータ20が、管理サーバ110として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU21はハードウェアである。
第1制御装置120は、例えば図19に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40は、CPU41と、一時記憶領域としてのメモリ42と、不揮発性の記憶部43とを備える。また、コンピュータ40は、記録媒体49に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部45と、ネットワークI/F46とを備える。CPU41、メモリ42、記憶部43、R/W部45、及びネットワークI/F46は、バス47を介して互いに接続される。また、コンピュータ40は、ネットワークI/F46を介して、第1表示装置130と接続される。
記憶部43は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部43には、コンピュータ40を第1制御装置120として機能させるための第1制御プログラム50が記憶される。第1制御プログラム50は、表示制御プロセス51と、検出プロセス52とを有する。
CPU41は、第1制御プログラム50を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、第1制御プログラム50が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、表示制御プロセス51を実行することで、図15に示す表示制御部121として動作する。また、CPU41は、検出プロセス52を実行することで、図15に示す検出部122として動作する。これにより、第1制御プログラム50を実行したコンピュータ40が、第1制御装置120として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU41はハードウェアである。
第2制御装置140は、例えば図20に示すコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60は、CPU61と、一時記憶領域としてのメモリ62と、不揮発性の記憶部63とを備える。また、コンピュータ60は、記録媒体69に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部65と、ネットワークI/F66とを備える。CPU61、メモリ62、記憶部63、R/W部65、及びネットワークI/F66は、バス67を介して互いに接続される。また、コンピュータ60は、ネットワークI/F66を介して、第2表示装置150と接続される。
記憶部63は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部63には、コンピュータ60を第2制御装置140として機能させるための第2制御プログラム70が記憶される。第2制御プログラム70は、表示制御プロセス71と、受付プロセス72と、作成プロセス73とを有する。
CPU61は、第2制御プログラム70を記憶部63から読み出してメモリ62に展開し、第2制御プログラム70が有するプロセスを順次実行する。CPU61は、表示制御プロセス71を実行することで、図16に示す表示制御部141として動作する。また、CPU61は、受付プロセス72を実行することで、図16に示す受付部142として動作する。また、CPU61は、作成プロセス73を実行することで、図16に示す作成部143として動作する。これにより、第2制御プログラム70を実行したコンピュータ60が、第2制御装置140として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU61はハードウェアである。
第3制御装置160は、例えば図21に示すコンピュータ80で実現することができる。コンピュータ80は、CPU81と、一時記憶領域としてのメモリ82と、不揮発性の記憶部83とを備える。また、コンピュータ80は、記録媒体89に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部85と、ネットワークI/F86とを備える。CPU81、メモリ82、記憶部83、R/W部85、及びネットワークI/F86は、バス87を介して互いに接続される。また、コンピュータ80は、ネットワークI/F86を介して、第3表示装置170と接続される。
記憶部83は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部83には、コンピュータ80を第3制御装置160として機能させるための第3制御プログラム90が記憶される。第3制御プログラム90は、表示制御プロセス91を有する。
CPU81は、第3制御プログラム90を記憶部83から読み出してメモリ82に展開し、第3制御プログラム90が有するプロセスを実行する。CPU81は、表示制御プロセス91を実行することで、図17に示す表示制御部161として動作する。これにより、第3制御プログラム90を実行したコンピュータ80が、第3制御装置160として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU81はハードウェアである。
なお、管理プログラム30、第1制御プログラム50、第2制御プログラム70、及び第3制御プログラム90の各々により実現される機能は、例えば半導体集積回路で実現することも可能である。より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することができる。
次に、本実施形態に係る情報処理システム100の作用について説明する。情報処理システム100により提供されるサービスの開始が指示されると、管理サーバ110において、図22に示す第1管理処理が実行される。また、管理サーバ110では、図23に示す第2管理処理、図24に示す第3管理処理、及び図34に示す出力処理も実行される。また、第1制御装置120において、図25に示す第1制御処理が実行される。また、第2制御装置140において、図27に示す第2制御処理が実行される。さらに、第3制御装置160において、図33に示す第3制御処理が実行される。以下、各処理について詳述する。なお、第1管理処理、第2管理処理、第3管理処理、出力処理、第1制御処理、第2制御処理、及び第3制御処理は、開示の技術の情報処理方法の一例である。
まず、図22に示す第1管理処理について説明する。ステップS11で、管理部111が、カードDB114から各選択肢カード10のカード情報を取得する。そして、管理部111は、取得したカード情報を第1制御装置120へ送信する。
次に、ステップS12で、管理部111が、背景DB115からいずれかの背景情報を取得し、第2制御装置140へ送信する。
次に、ステップS13で、管理部111が、各センシングデバイス180で検出された検出情報を取得する。管理部111は、マイク180Dから検出した音声データについては、音声認識処理を行って発話内容を示す検出情報を取得する。管理部111は、取得した検出情報を検出情報DB117に記憶する。次に、ステップS14で、管理部111が、取得した検出情報を第3制御装置160へ送信する。
次に、ステップS15で、管理部111が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されていない場合には、処理はステップS13に戻り、終了が指示された場合には、第1管理処理は終了する。
次に、図23に示す第2管理処理について説明する。
ステップS21で、管理部111が、第2制御装置140から送信された選択期間情報を受信したか否かを判定する。選択期間情報を受信していない場合には、本ステップの判定を繰り返す。選択期間情報を受信した場合には、処理はステップS22へ移行する。
ステップS22では、管理部111が、受信した選択期間情報が選択開始を示す選択期間情報の場合には、選択期間情報に含まれるカードID及び時間情報を、新たな行(レコード)として選択期間DB118に記憶する。この際、時間情報は「選択開始」欄に記憶される。受信した選択期間情報が選択終了を示す選択期間情報の場合には、管理部111は、選択期間情報に含まれるカードIDに対応する選択期間DB118の行の「選択終了」欄に、受信した時間情報を記憶する。
次に、ステップS23で、管理部111が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されていない場合には、処理はステップS21に戻る。終了が指示されている場合には、第2管理処理は終了する。
次に、図24に示す第3管理処理について説明する。
ステップS31で、管理部111が、第2制御装置140から送信されたビジョン情報を受信したか否かを判定する。ビジョン情報を受信していない場合には、本ステップの判定を繰り返す。ビジョン情報を受信した場合には、処理はステップS32へ移行し、管理部111が、受信したビジョン情報にビジョンIDを付与して、ビジョンDB116に記憶する。
次に、ステップS33で、管理部111が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されていない場合には、処理はステップS31に戻る。終了が指示されている場合には、第3管理処理は終了する。
次に、図25に示す第1制御処理について説明する。第1制御処理は、管理サーバ110から送信されたカード情報を第1制御装置120が受信すると開始する。
ステップS41で、表示制御部121が、受信したカード情報が示す選択肢カード10の各々が、第1表示装置130に表示されるように制御する。
次に、ステップS42で、検出部122が、第1表示装置130に表示された選択肢カード10が、ユーザ105によりタッチされたか否かを判定する。図26に、選択肢カード10が表示された第1表示装置130の表示領域の一部の一例を示す。図26に示すように、いずれかの選択肢カード10がユーザ105によりタッチされたことが検出されると、処理はステップS43へ移行し、タッチが検出されない場合には、処理はステップS46へ移行する。
ステップS43では、検出部122が、選択肢カード10に対するタッチが継続しているか否かを判定する。タッチが継続している場合には、処理はステップS44へ移行し、継続していない場合には、処理はステップS46へ移行する。
ステップS44では、検出部122が、選択肢カード10へのタッチの継続時間が所定時間(例えば、3秒)を経過したか否かを判定する。タッチの継続時間が所定時間を経過していない場合には、処理はステップS43へ戻り、タッチの継続時間が所定時間を経過した場合には、処理はステップS45へ移行する。
ステップS45では、検出部122が、タッチされた選択肢カード10のカード情報を、第2制御装置140へ転送する。
次に、ステップS46で、表示制御部121が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定し、終了が指示されていない場合には、処理はステップS42に戻る。終了が指示されている場合には、第1制御処理は終了する。
次に、図27に示す第2制御処理について説明する。第2制御処理は、管理サーバ110から送信された背景情報を第2制御装置140が受信すると開始する。
ステップS51で、表示制御部141が、受信した背景情報が示す背景12を第2表示装置150に表示する。ここで表示された背景12は、ユーザ105の指示により変更可能としてもよい。例えば、背景12の変更が指示された場合、第2制御装置140が管理サーバ110へ背景情報を要求する。そして、管理サーバ110が、背景DB115から前回送信した背景情報とは異なる背景情報を、第2制御装置140に送信する。
次に、ステップS52で、表示制御部141が、第1制御装置120からカード情報を受信したか否かを判定する。カード情報を受信している場合には、処理はステップS53へ移行する。ここで受信するカード情報は、上述の第1制御処理において、第1表示装置130において選択された選択肢カード10のカード情報が第1制御装置120により転送されたものである。ステップS53では、表示制御部141が、受信したカード情報が示す選択肢カード10を、背景12上に表示し、処理はステップS54へ移行する。一方、カード情報を受信していない場合には、ステップS53の処理はスキップされ、ステップS54へ移行する。
ステップS54では、受付部142が、第2表示装置150に表示された選択肢カード10の表示位置、表示サイズ、及び角度の変更、テキストデータの入力、手書きツールを利用した描画等のユーザ105の操作、又は第1の操作を受け付けたか否かを判定する。操作を受け付けた場合には、処理はステップS55へ移行し、受け付けていない場合には、処理はステップS57へ移行する。
ステップS55では、受付部142が、上記ステップS54で受け付けた操作が第1の操作か否かを判定することにより、第2表示装置150上で、検討対象の選択肢カード10が選択されたか否かを判定する。受け付けた操作が第1の操作の場合には、処理はステップS60へ移行し、その他の操作の場合には、処理はステップS56へ移行する。
ステップS56では、受付部142が、受け付けたユーザ105の操作の内容を示す受付情報を表示制御部141に通知する。そして、表示制御部141が、受付情報に基づいて、選択肢カード10の表示位置、表示サイズの変更、角度の変更、入力されたテキストデータの表示、描画された画像の表示等を行う。
次に、ステップS57で、作成部143が、ユーザ105によりビジョンの確定が指示されたか否かを判定する。ビジョンの確定が指示されると、処理はステップS58へ移行する。ステップS58では、作成部143が、第2表示装置150に表示された背景12上での各選択肢カード10の表示位置を取得する。そして、作成部143は、第2表示装置150に表示されている背景12の背景ID、選択肢カード10のカードID、求めた各選択肢カード10の表示位置、入力されたテキストデータ、及び描画された手書きデータを含むビジョン情報を作成する。さらに、作成部143は、ログイン情報や本システム利用時の登録情報などから、ビジョンを作成したユーザグループのユーザグループIDを取得する。そして、取得したユーザグループIDを、作成したビジョン情報に付加して、管理サーバ110へ送信し、処理はステップS59へ移行する。一方、ビジョンの確定が指示されていない場合には、ステップS58の処理はスキップされ、ステップS59へ移行する。
ステップS59では、受付部142が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定する。終了が指示されていない場合には、処理はステップS52に戻り、終了が指示されている場合には、第2制御処理は終了する。
ステップS60では、図28に示す検討フェーズ処理が実行される。
ステップS61で、受付部142が、検討対象の選択肢カード10を選択するための第1の操作により選択された選択肢カード10のカードIDと、選択された時間情報とを含む選択開始を示す選択期間情報を管理サーバ110へ送信する。これにより、管理サーバ110において、選択期間情報が選択期間DB118に記憶される。
次に、ステップS62で、受付部142が、第1の操作により選択された検討対象の選択肢カード10のカード情報と、選択開始を示す時間情報とを第3制御装置160へ送信する。
次に、ステップS63で、受付部142が、第1の操作により選択された選択肢カード10のカードIDを含む選択情報を表示制御部141に通知する。表示制御部141は、例えば、図29に示すように、通知された選択情報が示す選択肢カード10を、第2表示装置150上に表示されている他の選択肢カード10よりも表示サイズを大きくし、画面中央に配置する。図29の例では、第2表示装置150に表示された選択肢カード10A、10B、10C、10Dのうち、選択肢カード10Aに対して第1の操作が行われ、選択肢カード10が検討対象として選択されたことを表す。また、図29の例では、下段の図に示すように、検討対象の選択肢カード10が選択されると、検討対象の選択肢カード10を他の選択肢カード10に重畳して表示すると共に、他の選択肢カード10に対する操作を受け付けない状態にしている。
次に、ステップS64で、受付部142が、検討対象の選択肢カード10に対する第2の操作を受け付けたか否かを判定することにより、検討対象の選択肢カード10の選択が解除された否かを判定する。選択が解除された場合には、処理はステップS65へ移行し、選択が解除されていない場合には、処理はステップS68へ移行する。
ステップS65では、受付部142が、第2の操作により検討対象としての選択が解除された選択肢カード10のカードIDと、選択が解除された時間情報とを含む選択終了を示す選択期間情報を管理サーバ110へ送信する。これにより、管理サーバ110において、選択期間情報が選択期間DB118に記憶される。
次に、ステップS66で、受付部142が、第2の操作により検討対象としての選択が解除された選択肢カード10のカードIDと、選択終了を示す時間情報とを第3制御装置160へ送信する。
次に、ステップS67で、受付部142が、第2の操作により検討対象としての選択が解除された選択肢カード10のカードIDを含む選択解除情報を表示制御部141に通知する。表示制御部141は、通知された選択解除情報が示す選択肢カード10を、検討対象として選択される前の表示サイズ及び配置に戻す。
次に、ステップS68で、受付部142が、検討対象の選択肢カード10を選択するための第1の操作を受け付けたか否かを判定する。第1の操作を受け付けた場合には、処理はステップS61に戻り、受け付けていない場合には、処理はステップS69へ移行する。
ここで、本実施形態では、1枚目の検討対象の選択肢カード10が選択された際に、図29の下段に示すように、他の選択肢カード10に対する操作を受け付けできないようにしている。また、検討対象の選択肢カード10の表示サイズを大きくして中央に配置しているため、他の選択肢カード10に対する操作を受け付け可能にしても、他の選択肢カード10への操作が困難な場合がある。そこで、例えば、1枚の検討対象の選択肢カード10が選択されると、表示制御部141が、図30の上段に示すように、2枚目以降の検討対象の選択肢カード10を選択する際に選択する選択追加アイコン15を表示する。選択追加アイコン15が選択されると、表示制御部141は、図30の下段に示すように、他の選択肢カード10への操作を受け付け可能に変更する。また、表示制御部141は、既に選択されている検討対象の選択肢カード10を、例えば、他の選択肢カード10との重複が最も少なくなる位置に移動させる。
また、表示制御部141は、選択追加アイコン15が選択されると、図31に示すように、他の選択肢カード10を一覧表示する一覧領域16を画面の所定位置(図31の例では、画面下部)に設け、一覧領域16に他の選択肢カード10のサムネイル画像を表示する。そして、一覧領域16のいずれかのサムネイル画像へのタッチや、背景12上へのドラックにより、2枚目以降の検討対象の選択肢カード10が選択されるようにしてもよい。
また、表示制御部141は、選択追加アイコン15が選択されると、図32の上段に示すように、一覧領域16に、検討対象として選択されている選択肢カード10のサムネイル画像を表示する。そして、表示制御部141は、背景12上の他の選択肢カード10に対する操作を受け付け可能にすると共に、検討対象として選択されている選択肢カード10を一旦消去してもよい。この場合、背景12上に配置された選択肢カード10から、2枚目以降の検討対象の選択肢カード10の選択を受け付ける。
図30の下段、図31、又は図32の上段の状態から、2枚目以降の検討対象の選択肢カード10が選択されると、図32の下段に示すように、表示制御部141は、拡大表示した複数の検討対象の選択肢カード10を並べて画面上に配置する。なお、複数の検討対象の選択肢カード10が選択された場合、選択された選択肢カード10の枚数に応じて、選択肢カード10を拡大するサイズを決定する。また、例えば、後から選択された検討対象の選択肢カード10の表示サイズを、先に選択されていた検討対象の選択肢カード10よりも大きくするなど、それぞれ異なるサイズに拡大してもよい。
ステップS69では、受付部142が、現在検討対象として選択されている選択肢カード10が存在するか否かを判定する。検討対象の選択肢カード10が存在する場合には、処理はステップS64に戻り、存在しない場合には、処理は第2制御処理に戻る。
次に、図33に示す第3制御処理について説明する。第3制御処理は、管理サーバ110から送信された検出情報を第3制御装置160が受信すると開始する。
ステップS71で、表示制御部161が、受信した検出情報を画像化し、第3表示装置170にライブマップとして表示する。具体的には、検出情報(音圧及び脈拍)をグラフ化したライブマップ(例えば、図6)を表示する場合には、表示制御部161は、既に受信済みの検出情報に基づいて表示されているグラフに、新たに受信した検出情報が示す部分を追加表示する。なお、ユーザ105毎の脈拍をグラフ化して表示する際、ワークショップに参加しているユーザ105数が多い場合には、全てのユーザ105のグラフを表示すると煩雑になる。そこで、表示制御部161は、所定数(例えば、5人分)のグラフを時間分割して切り替えながら表示するようにしてもよい。また、表示を切り替える際には、先に表示しているグラフの濃度を徐々に薄くしていき、次に表示するグラフの濃度を徐々に濃くしていき、表示期間をオーバーラップさせて切り替えてもよい。
また、ユーザ105の位置情報を示すライブマップ(例えば、図7)を表示する場合には、表示制御部161が、検出情報として受信した位置情報に対応するレイアウト図14E上の座標値を計算する。そして、表示制御部161は、計算した座標値に、該当のユーザ105に割り当てたマーク14Fを表示する。
次に、ステップS72で、表示制御部161が、第2制御装置140から送信されたカード情報及び時間情報を受信したか否かを判定する。受信した場合には、処理はステップS73へ移行し、受信していない場合には、処理はステップS77へ移行する。
ステップS73では、表示制御部161が、上記ステップS72で受信した時間情報が選択開始を示す時間情報か否かを判定する。選択開始を示す時間情報の場合には、処理はステップS74へ移行し、選択開始を示す時間情報ではない場合、すなわち、選択終了を示す時間情報の場合には、処理はステップS76へ移行する。
ステップS74では、表示制御部161が、受信したカード情報が示す選択肢カード10を、選択開始を示す時間情報に対応するライブマップ上の位置に表示する。次に、ステップS75で、表示制御部161が、選択肢カード10の表示位置から、その選択肢カード10の選択期間を示す描画14Cを表示し、時間経過と共に、選択期間を示す描画14Cを延伸させる処理を開始する。
一方、ステップS76では、表示制御部161が、該当の選択肢カード10の選択期間を示す描画14Cの延伸を、受信した時間情報が示す位置で停止する。
次に、ステップS77で、表示制御部161が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定する。終了が指示されていない場合には、処理はステップS71に戻り、終了が指示されている場合には、第3制御処理は終了する。
次に、図34に示す出力処理について説明する。
ステップS81で、出力部112が、レポート出力指示を受信したか否かを判定する。レポート出力指示を受信した場合には、処理はステップS82へ移行し、受信していない場合には、本ステップの判定を繰り返す。
ステップS82では、出力部112が、選択期間DB118に記憶された各選択期間情報に含まれるカードIDに対応するカード情報をカードDB114から取得する。そして、出力部112は、取得したカード情報が示す選択肢カード10を、選択期間DB118の「選択開始」が示す時間情報の時系列順に配置したレポートを作成する。
次に、ステップS83で、出力部112が、レポートに配置した選択肢カード10毎に、各選択肢カード10の選択期間を選択期間DBの「選択開始」及び「選択終了」から特定する。そして、出力部112は、特定した選択期間に検出された検出情報を検出情報DB117から取得する。さらに、出力部112は、検出情報毎に、選択期間単位で集計する。例えば、出力部112は、選択期間内の音圧を累積して、レポートに「総合音圧」という項目として表示することができる。また、例えば、出力部112は、選択期間内の位置情報の変化量から、ユーザ105毎の移動距離を算出し、全ユーザにおける平均移動距離を算出してもよい。また、出力部112は、選択期間内の脈拍から、ユーザ105毎の平均を算出し、さらに、全ユーザにおける平均心拍数を算出してもよい。
次に、ステップS84で、出力部112が、レポート上の選択肢カード10に、各検出情報に関連する項目の情報を対応付けて表示する。図35にレポート17の一例を示す。図35の例では、レポート17の最上段に、ビジョンに入力されたタイトル17Aが配置されている。また、選択肢カード10が、第2表示装置150上で選択された順に縦方向に並べて配置され、各選択肢カード10の横に項目表示領域17Bが設けられ、検出情報や検出情報を集計した値が表示されている。なお、図35の例では、項目として、上述した平均心拍数、平均移動距離、及び総合音圧が含まれている。また、選択肢カード10の表示期間を、その選択肢カード10について検討した検討時間として、レポートの項目に含めている。また、発話内容については、選択期間内に発話された発話内容がそのまま表示される。
なお、複数の選択肢カード10の選択期間が重複する場合は、第2表示装置150上で、検討対象の選択肢カード10として、同時期に複数の選択肢カード10が選択されたことを表す。この場合、図35の例では、レポートでは、同時期に選択された複数の選択肢カード10を横並びに並べたり、複数の選択肢カード10を枠で囲んだりするなどして、同時期に選択された複数の選択肢カード10であることを表すようにしてもよい。また、この場合、重複する選択期間を有する複数の選択肢カード10のうち、最初に選択された選択肢カード10の選択開始から、最後に選択された選択肢カードの選択終了までの期間を、複数の選択肢カード10群に対する1つの選択期間として扱うことができる。そして、レポートでは、この複数の選択肢カード10群の選択期間に検出された検出情報に関連する項目の情報を、複数の選択肢カード10群に対応付けるようにすればよい。
また、選択されている選択肢カード10の枚数が変わる箇所で選択期間を区切るようにしてもよい。例えば、選択開始がそれぞれ異なる3枚の選択肢カード10(A、B、Cとする)が、A、B、Cの順で選択されたとする。この場合、Aのみが選択されている選択期間、A及びBが選択されている選択期間、及びA、B、及びCが選択されている選択期間のように区切ってもよい。そして、レポートでは、Aのみが選択されている選択期間に検出された検出情報に関連する項目の情報は、Aに対応付けて表示する。同様に、A及びBのみが選択されている選択期間に検出された検出情報に関連する項目の情報は、A及びBに対応付けて表示する。また、同様に、A、B、及びCが選択されている選択期間に検出された検出情報に関連する項目の情報は、A、B、及びCに対応付けて表示することができる。
レポートに含める項目は図35の例に限らず、他の集計値等を用いてもよい。また、図6に示すライブマップにように、脈拍や音圧等を画像化して項目表示領域17Bに配置してもよい。また、検出情報に関連する項目以外にも、選択された選択肢カード10に関連する項目をレポートに含めてもよい。例えば、選択肢カード10毎に、他のワークショップにおいて検討対象として選択された回数の情報を保持しておき、この回数が多いほど高くなる人気度をレポートの項目としてもよい。また、選択肢カード10の第2表示装置150上での表示サイズや、第2表示装置150上での配置や移動回数などをレポートの項目としてもよい。
次に、ステップS85で、出力部112が、変更情報DB119を参照して、変更情報が記憶されているか否かを判定する。変更情報が記憶されている場合には、処理はステップS86へ移行し、出力部112が、変更情報DB119に記憶されている「カードID」及び「項目」で特定される変更箇所に「変更内容」を反映させる。一方、変更情報が記憶されていない場合には、ステップS86の処理はスキップされる。
次に、ステップS87で、出力部112が、管理サーバ110の表示部などに作成したレポートを表示し、レポートに含まれる各項目の情報に対する変更を受け付ける。変更を受け付けた場合には、処理はステップS88へ移行し、出力部112が、変更箇所に対応する選択肢カード10の「カードID」、及び「項目」に対応付けて、変更内容を変更情報DB119に記憶する。一方、変更が受け付けられなかった場合には、ステップS88の処理はスキップされる。
次に、ステップS89で、出力部112が、情報処理システム100により提供されるサービスの終了が指示されたか否かを判定する。終了が指示されていない場合には、処理はステップS81に戻り、終了が指示されている場合には、出力処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システムによれば、ワークショップが行われている会場やユーザの状態を示す検出情報を検出する。また、第1表示装置上に表示されている複数の選択肢カードから複数のユーザの各々により選択された選択肢カードが第2表示装置に転送され表示される。そして、第2表示装置上に表示された選択肢カードから検討対象を選択するという1つの契機に応じて、その選択肢カードを拡大表示すると共に、選択肢カードの選択期間に検出された検出情報を選択肢カードとを対応付けて記憶する。これにより、検討対象の選択肢カードの視認性が向上し、現在検討されている選択肢カードがどれであるかということを、複数のユーザ間で共通認識として把握することができる。また、検討対象として選択された選択肢カードと検出情報とが対応付けて記憶されているため、ワークショップの振り返りなどで、この対応付けて記憶された情報を使用することにより、検討対象の選択肢カードについて行われた検討内容の把握が容易になる。
また、検討対象として選択された選択肢カードと検出情報とを対応付けたレポートを作成するため、どの選択肢カードについて、どのような検討を行い、その時にどのような状況であったかを容易に把握することができる。また、レポートにおいて、選択肢カードを、検討対象として選択した順に並べることで、ワークショップの流れも把握し易くなる。
なお、上記実施形態では、第3表示装置上にライブマップとして検出情報を表示する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、図36に示すように、第2表示装置上で検討対象の選択肢カードが選択された際に、検出情報を確認するためのアイコン18Aを表示する。そして、このアイコン18Aが選択された際に、選択されたアイコン18Aに対応する検出情報をウィンドウ18Bに表示することができる。この場合、管理サーバが、取得した検出情報を第3制御装置へ送信する場合と同様に、取得した検出情報を第2表示装置へ送信するようにするとよい。これにより、検討対象の選択肢カードを見ながら検討を行いつつ、現在の会場やユーザの状態を示す検出情報をリアルタイムで確認することができる。
また、上記実施形態では、第2表示装置上で検討対象として選択された選択肢カードをライブマップ上に対応付けて表示する場合について説明したが、第1表示装置上で選択された選択肢カードをライブマップ上に表示してもよい。この場合、第1制御部の検出部が選択肢カードの選択を検出して、その選択肢カードのカード情報を第2制御装置へ転送する際に、第3制御装置へも転送するようにすればよい。また、この場合、第1表示装置上から選択された選択肢カード、すなわち、第2制御装置へ転送され、第2表示装置に表示される選択肢カードの枚数をライブマップ上に表示してもよい。第2表示装置に表示される選択肢カードの枚数は、第2表示装置上で作成されたビジョンを用いて検討を行う際に要する時間の目安となる。
また、上記実施形態では、検討対象の選択肢カードと、その選択肢カードの選択期間に検出された検出情報に関連する項目の情報とを対応付けてレポートに表示する場合について説明したが、これ以外のレポートも出力するようにしてもよい。例えば、第2表示装置上で作成されたビジョンをそのままレポートとして出力してもよい。また、第2表示装置上の選択肢カードのうち、検討対象とならない選択肢カードが存在する場合も考慮して、第2表示装置上の選択肢カードの一覧をレポートとして出力してもよい。
また、上記実施形態では、選択肢カードに対して、ダブルタッチ等の予め定めた操作が行われたか否かで、検討対象の選択肢カードが選択されたことを判定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザの視線を検出する視線センサや、ユーザの動きを認識するためのカメラ等を設ける。そして、ユーザの視線が所定時間以上滞留している選択肢カードや、所定数以上のユーザの視線が向けられている選択肢カードを、検討対象の選択肢カードとして判定してもよい。また、ユーザが選択肢カードに触れようとしている動作や、選択肢カードを指差している動作などが検出された場合に、その動作の対象となっている選択肢カードを、検討対象の選択肢カードとして判定してもよい。
また、上記実施形態において、第2表示装置を複数設けてもよい。この場合、第2表示装置の各々に異なる背景を表示する。そして、第1表示装置から選択された選択肢カードを第2表示装置に転送する際に、いずれの第2表示装置に転送するかを選択したうえで転送する。これにより、例えば、現在の状況用のビジョンと将来の希望用のビジョン等のように、それぞれ異なるビジョンを異なる第2表示装置に表示させることができる。この場合、検討対象の選択肢カードの選択は、それぞれのビジョンに対して行えばよい。
また、上記実施形態において、第1表示装置を複数設けて、複数の第1表示装置を連携して、1つの大型ディスプレイとして機能させてもよい。この場合、より多くの選択肢カードを表示することができる。
また、上記実施形態において、手書きのメモなどをスキャナで読み取り、選択肢カードと同様の電子的なカード形式として、第2表示装置に表示してもよい。これにより、選択肢カードで表された選択肢にはない情報をビジョンに反映させることができる。
また、上記実施形態では、第1表示装置130の表示制御を第1制御装置120が行い、第2表示装置150の表示制御を第2制御装置140が行い、第3表示装置170の表示制御を第3制御装置120が行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、管理サーバ110が、第1表示装置130、第2表示装置150、及び第3表示装置170の表示制御を行ってもよい。この場合、第1制御装置120の各機能部、第2制御装置140の各機能部、及び第3制御装置160の各機能部を、管理サーバ110に持たせればよい。
なお、上記実施形態における管理サーバ110の管理部111は、開示の技術の記憶制御部の一例である。
また、上記実施形態では、管理プログラム30、第1制御プログラム50、第2制御プログラム70、及び第3制御プログラム90が記憶部23、43、63、83に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
表示装置に表示された各々異なる内容が記述された複数のカードから選択された対象カードを、該対象カードに対する選択状態が継続している期間、前記表示装置上に表示されている他のカードよりも大きな表示サイズで表示し、
前記表示装置が配置された場所及び該場所に存在するユーザの少なくとも一方の状態を検出した検出情報のうち、前記選択状態が継続している期間に検出された検出情報を、前記対象カードと対応付けて記憶領域に記憶する
ことを含む処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
(付記2)
カードを選択する第1の操作を受け付けてから、カードの選択を解除する第2の操作を受け付けるまでの期間を、前記選択状態が継続している期間とすることを特徴とする付記1に記載の情報処理方法。
(付記3)
前記第1の操作及び前記第2の操作の各々は、前記カード又は前記表示装置の所定の表示領域に対するタッチ、クリック、ダブルタッチ、ダブルクリック、ピンチ操作、又は長押しであることを特徴とする付記2に記載の情報処理方法。
(付記4)
ユーザの視線が所定時間以上滞留しているカード、所定人数以上のユーザの視線が向けられたカード、カードを特定するユーザの動作が検出されたカードを、前記対象カードとすることを特徴とする付記1に記載の情報処理方法。
(付記5)
複数の対象カードが選択された場合、選択された対象カードの数に応じて決定された表示サイズで前記選択された対象カードの各々を表示することを特徴とする付記1〜付記4のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記6)
1又は複数の対象カードの選択状態が継続している期間に、新たなカードが対象カードとして選択された場合、新たな対象カードを含め選択状態が継続している対象カードの数に応じて決定された表示サイズで前記新たな対象カードを表示すると共に、前記1又は複数の対象カードの表示サイズを調整して再表示することを特徴とする付記5に記載の情報処理方法。
(付記7)
出力指示を受け付けたことに応じて、前記記憶領域に記憶された対象カードが示す内容と、前記記憶領域に記憶された検出情報に関連する項目の情報とを、対応関係を視認可能な状態で出力することを特徴とする付記1〜付記6のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記8)
前記対象カードが示す内容と前記項目の情報とを出力する際、前記対象カードが選択された順に出力することを特徴とする付記7に記載の情報処理方法。
(付記9)
第1のタイミングで受け付けた出力指示に応じて出力された前記項目の情報に対する変更を受け付け、受け付けた変更内容で前記記憶領域に記憶された情報を更新し、
前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで出力指示を受け付けると、第1の項目については、前記第2のタイミングまでに検出された検出情報に関連する情報を出力し、第2の項目については、前記第1のタイミングで受け付けた変更情報を出力する
ことを特徴とする付記7又は付記8に記載の情報処理方法。
(付記10)
前記検出情報は、前記場所における音圧、前記ユーザの脈拍、前記ユーザの発話内容、前記ユーザの動き、及び前記ユーザの位置情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする付記1〜付記9のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記11)
表示装置に表示された各々異なる内容が記述された複数のカードから選択された対象カードを、該対象カードに対する選択状態が継続している期間、前記表示装置上に表示されている他のカードよりも大きな表示サイズで表示する表示制御部と、
前記表示装置が配置された場所及び該場所に存在するユーザの少なくとも一方の状態を検出した検出情報のうち、前記選択状態が継続している期間に検出された検出情報を、前記対象カードと対応付けて記憶領域に記憶する記憶制御部と、
を含むことを特徴とする情報処理装置。
(付記12)
カードを選択する第1の操作を受け付けてから、カードの選択を解除する第2の操作を受け付けるまでの期間を、前記選択状態が継続している期間とすることを特徴とする付記11に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記第1の操作及び前記第2の操作の各々は、前記カード又は前記表示装置の所定の表示領域に対するタッチ、クリック、ダブルタッチ、ダブルクリック、ピンチ操作、又は長押しであることを特徴とする付記12に記載の情報処理装置。
(付記14)
ユーザの視線が所定時間以上滞留しているカード、所定人数以上のユーザの視線が向けられたカード、カードを特定するユーザの動作が検出されたカードを、前記対象カードとすることを特徴とする付記11に記載の情報処理装置。
(付記15)
前記表示制御部は、複数の対象カードが選択された場合、選択された対象カードの数に応じて決定された表示サイズで前記選択された対象カードの各々を表示することを特徴とする付記11〜付記14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記16)
前記表示制御部は、1又は複数の対象カードの選択状態が継続している期間に、新たなカードが対象カードとして選択された場合、新たな対象カードを含め選択状態が継続している対象カードの数に応じて決定された表示サイズで前記新たな対象カードを表示すると共に、前記1又は複数の対象カードの表示サイズを調整して再表示することを特徴とする付記15に記載の情報処理装置。
(付記17)
出力指示を受け付けたことに応じて、前記記憶領域に記憶された対象カードが示す内容と、前記記憶領域に記憶された検出情報に関連する項目の情報とを、対応関係を視認可能な状態で出力する出力部を含むことを特徴とする付記11〜付記16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記18)
前記出力部は、前記対象カードが示す内容と前記項目の情報とを出力する際、前記対象カードが選択された順に出力することを特徴とする付記17に記載の情報処理装置。
(付記19)
前記出力部は、第1のタイミングで受け付けた出力指示に応じて出力された前記項目の情報に対する変更を受け付け、受け付けた変更内容で前記記憶領域に記憶された情報を更新し、前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで出力指示を受け付けると、第1の項目については、前記第2のタイミングまでに検出された検出情報に関連する情報を出力し、第2の項目については、前記第1のタイミングで受け付けた変更情報を出力することを特徴とする付記17又は付記18に記載の情報処理装置。
(付記20)
表示装置に表示された各々異なる内容が記述された複数のカードから選択された対象カードを、該対象カードに対する選択状態が継続している期間、前記表示装置上に表示されている他のカードよりも大きな表示サイズで表示し、
前記表示装置が配置された場所及び該場所に存在するユーザの少なくとも一方の状態を検出した検出情報のうち、前記選択状態が継続している期間に検出された検出情報を、前記対象カードと対応付けて記憶領域に記憶する
ことを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
10 選択肢カード
12 背景
17 レポート
20、40、60、80 コンピュータ
21、41、61、81 CPU
22、42、62、82 メモリ
23、43、63、83 記憶部
29、49、69、89 記録媒体
30 管理プログラム
50 第1制御プログラム
70 第2制御プログラム
90 第3制御プログラム
100 情報処理システム
110 管理サーバ
111 管理部
112 出力部
120 第1制御装置
121 表示制御部
122 検出部
130 第1表示装置
140 第2制御装置
141 表示制御部
142 受付部
143 作成部
150 第2表示装置
160 第3制御装置
161 表示制御部
170 第3表示装置
180 センシングデバイス
114 カードデータベース(DB)
115 背景DB
116 ビジョンDB
117 検出情報DB
118 選択期間DB
119 変更情報DB

Claims (11)

  1. 表示装置に表示された各々異なる内容が記述された複数のカードから選択された対象カードを、該対象カードに対する選択状態が継続している期間、前記表示装置上に表示されている他のカードよりも大きな表示サイズで表示し、
    前記表示装置が配置された場所及び該場所に存在するユーザの少なくとも一方の状態を検出した検出情報のうち、前記選択状態が継続している期間に検出された検出情報を、前記対象カードと対応付けて記憶領域に記憶する
    ことを含む処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  2. カードを選択する第1の操作を受け付けてから、カードの選択を解除する第2の操作を受け付けるまでの期間を、前記選択状態が継続している期間とすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記第1の操作及び前記第2の操作の各々は、前記カード又は前記表示装置の所定の表示領域に対するタッチ、クリック、ダブルタッチ、ダブルクリック、ピンチ操作、又は長押しであることを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。
  4. ユーザの視線が所定時間以上滞留しているカード、所定人数以上のユーザの視線が向けられたカード、カードを特定するユーザの動作が検出されたカードを、前記対象カードとすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  5. 複数の対象カードが選択された場合、選択された対象カードの数に応じて決定された表示サイズで前記選択された対象カードの各々を表示することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  6. 1又は複数の対象カードの選択状態が継続している期間に、新たなカードが対象カードとして選択された場合、新たな対象カードを含め選択状態が継続している対象カードの数に応じて決定された表示サイズで前記新たな対象カードを表示すると共に、前記1又は複数の対象カードの表示サイズを調整して再表示することを特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 出力指示を受け付けたことに応じて、前記記憶領域に記憶された対象カードが示す内容と、前記記憶領域に記憶された検出情報に関連する項目の情報とを、対応関係を視認可能な状態で出力することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  8. 前記対象カードが示す内容と前記項目の情報とを出力する際、前記対象カードが選択された順に出力することを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 第1のタイミングで受け付けた出力指示に応じて出力された前記項目の情報に対する変更を受け付け、受け付けた変更内容で前記記憶領域に記憶された情報を更新し、
    前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングで出力指示を受け付けると、第1の項目については、前記第2のタイミングまでに検出された検出情報に関連する情報を出力し、第2の項目については、前記第1のタイミングで受け付けた変更情報を出力する
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 表示装置に表示された各々異なる内容が記述された複数のカードから選択された対象カードを、該対象カードに対する選択状態が継続している期間、前記表示装置上に表示されている他のカードよりも大きな表示サイズで表示する表示制御部と、
    前記表示装置が配置された場所及び該場所に存在するユーザの少なくとも一方の状態を検出した検出情報のうち、前記選択状態が継続している期間に検出された検出情報を、前記対象カードと対応付けて記憶領域に記憶する記憶制御部と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  11. 表示装置に表示された各々異なる内容が記述された複数のカードから選択された対象カードを、該対象カードに対する選択状態が継続している期間、前記表示装置上に表示されている他のカードよりも大きな表示サイズで表示し、
    前記表示装置が配置された場所及び該場所に存在するユーザの少なくとも一方の状態を検出した検出情報のうち、前記選択状態が継続している期間に検出された検出情報を、前記対象カードと対応付けて記憶領域に記憶する
    ことを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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