JP2018109808A - 非財務情報の表示方法、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

非財務情報の表示方法、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】投資家に対して有効なESG関連情報を表示する。【解決手段】携帯端末装置10のディスプレイ画面30Sに投資ファンドのWebサイト画面を表示する。そして、携帯端末装置10を所持するユーザが所定の操作を行うと、所定の企業に対するESG関連情報を表示する。このとき、ESG評価によって選定された項目を、アイコン表示する。【選択図】図5

Description

本発明は、投資関連情報の表示に関し、特に、個人投資家などに対する非財務情報の表示方法に関する。
近年、個人投資家による株などの金融商品取引を、スマートフォンなどの通信端末装置を通じて行うことが可能である。例えば、オンライン株式取引では、特定銘柄取引画面において、株式取引対象となる銘柄を選択して売買できるように、ユーザによるワンタッチ操作によって取引注文を行うことを可能にしている(特許文献1参照)。
また、企業のIR情報を投資家に提供するため、携帯機器などの通信端末装置に対してIRアプリケーションソフトのアクセス情報を表示させることが可能である(特許文献2参照)。ユーザがアクセス情報を利用してIRアプリケーションソフトをダウンロードすることで、対象企業のIR情報を通信端末装置に表示させることが可能となり、ユーザは詳細なIR情報を見ることができる。
特開2016−154053号公報 特開2014−130488号公報
資産運用において、非財務情報に含まれる環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)を考慮した投資方法(以下、ESG投資という)が、近年世界的に浸透している。環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれに多数の項目が含まれており、例えば環境(E)の分野では、気候変動(二酸化炭素削減)、資源効率性(リサイクル)、社会(S)の分野では、社会的課題への取り組み、機会均等の方針、そして企業統治(G)の分野では、法令順守、株主に対する説明責任といった項目が挙げられる。
このようなE、S、Gに関する非財務情報(以下、ESG関連情報という)は、主に、投資ファンドを運営する運用会社や機関投資家などに向けて提供される。一般的にESG関連情報は、中長期的に企業価値を最大化する目的(中長期リターンの最大化)に寄与する情報として捉えられており、資産運用に関して専門知識をもつ運用会社や機関投資家に提供することで、投資対象企業の分析、評価などが行われる。例えば投資ファンドでは、調査会社などによって作成される対象銘柄のESG評価(ESGスコア)を考慮しながら、財務情報と合わせて個別銘柄のポートフォリオを構築する。
一方、個人投資家においても、短期的リターンに関する財務情報(売上高、純利益など)だけに注目するのではなく、環境、社会に対する取り組み、法令順守などといったESG関連情報が注目されている。ESG投資では、E、S、Gのリスク管理が長期的リターンに繋がることをベースにしているため、長期的リターンを個人投資家が求める場合、E、S、G関連情報は投資に最も適切な指標となり得る。特に、NISA、IDECOなどのように短期的株取引ができない資産形成スキームでは、より重要な指標となる。
しかしながらESG関連情報は、今まで専門知識を備えた運用会社や機関投資家に提供される情報であって、企業から公開される非財務情報を独立系調査機関などが数値化した情報であり、例えば、銘柄企業のESG情報をスコアリングし、上位に位置する企業をピックアップして信託投資などにおける投資配分を決定する。このようなESG関連情報をそのまま個人投資家に対して提供しても、それを指標にして資産運用、株取引などを行う(特に、携帯端末を利用したもの)ことは難しい。
したがって、専門知識をもたない個人投資家に対しても、資産運用の指標となり得るESG関連情報を提供することが求められる。
本発明の非財務情報の表示方法は、通信端末装置および/またはサーバといった情報処理装置によって実施可能であり、投資関連の情報を提供する情報処理装置と接続可能な通信端末装置において、投資情報を掲載した画面に対する入力操作に応じて、企業の公開する非財務情報の中で環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)の少なくとも1つに関する情報(以下、ESG関連情報という)を表示する方法である。企業としては、株式公開などによって投資家の投資対象となり得る企業が挙げられる。投資関連情報を掲載する画面は、例えば投資ファンドのWebサイトや、LINE(登録商標)などで画面の広告エリアなどに投資に関する情報が載った画面など様々であり、その態様は限定されない。入力操作は、例えばタッチパネル機能を備えた携帯端末装置ではタッチ操作であり、コンピュータであればキーボード、マウスなどによる入力操作が行われる。
本発明では、投資対象企業のESG関連情報の中で、ESG評価によって選定された項目(以下、表示対象項目という)を、イメージによって表示する。イメージとしては、その項目内容を認識させる、知らせるようなイメージであればよく、例えば、対象企業の表示対象項目を、アイコンで表示することができる。また、ESG関連情報には、複数の環境関連項目(E項目)、複数の社会関連項目(S項目)、複数の企業統治関連項目(G項目)が含まれることから、E項目、S項目、G項目に分けて、表示対象項目をイメージで表示すればよい。ここでESG評価は、環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)に関する企業の取り組み、アプローチに対する客観的評価であり、投資家として投資先を決定するのに考慮できる評価であればよい。あるいは、投資先決定にまで至らなくても、その企業の活動を知るうえで有効な情報となるような評価であればよい。
ESG評価された項目の中で所定条件を満たす項目が、表示対象項目として選定されるようにすることができる。例えば、複数の投資対象企業のESG関連情報を項目ごとにスコアリングすることによって得られるESG評価値に基づき、ESG関連情報の中で閾値以上のESG評価値をもつ項目が、表示対象項目として選定される。
相対的にスコアの高い表示対象項目を識別できるように、その表示対象項目をイメージで表示することが可能である。例えば、E項目、S項目、G項目それぞれにおいて、表示対象項目をスコアの高い順に従って並べて表示する。
例えば、複数の投資対象企業それぞれの表示対象項目に関するデータが、あらかじめメモリに記憶される。上記投資関連画面に対する入力操作に応じて、所定の投資対象企業の表示対象項目を、イメージで表示することができる。あるいは、複数の投資対象企業に対するESG評価値のデータが、あらかじめメモリに記憶されるようにすることもできる。上記投資関連画面に対する入力操作に応じて、所定の投資対象企業の表示対象項目が、ESG評価に基づいて選定される。
本発明の他の態様におけるプログラムは、投資関連の情報を提供する情報処理装置と接続可能な通信端末装置において、投資情報を掲載した画面に対する入力操作を検出するステップと、入力操作が検知されると、投資対象企業の公開する非財務情報の中で環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)の少なくとも1つに関する情報(以下、ESG関連情報という)を表示するステップとを実行させるプログラムであって、投資対象企業のESG関連情報の中で、ESG評価によって選定された項目(以下、表示対象項目という)を、イメージで表示するステップを実行させる。
本発明の情報処理装置は、通信端末装置と接続可能であって、投資情報を掲載した画面に対する入力操作に応じて、投資対象企業の公開する非財務情報の中で環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)の少なくとも1つに関する情報(以下、ESG関連情報という)を前記通信端末装置のディスプレイに表示するように、データを前記通信端末装置へ送信する手段を備え、前記手段が、投資対象企業のESG関連情報の中で、ESG評価によって選定された項目(以下、表示対象項目という)をイメージで表示するように、データを前記通信端末装置へ送信する。
本発明によれば、投資家に対して有効なESG関連情報を表示することができる。
本実施形態である投資関連情報を提供するネットワークシステムの概略的構成図である。 携帯端末装置およびサーバのブロック図である。 ESG関連情報の表示処理のフローチャートである。 サーバによるWebサイトのトップページ画面を示した図である。 ESG関連情報の表示画面を示した図である。 環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれの項目の一覧を示した図である。 図6に示したESG関連情報の各項目に対応するアイコンを示した図である。
以下、図面を参照しながら、本実施形態である投資関連情報を提供するネットワークシステムについて説明する。
図1は、本実施形態である投資関連情報を提供するネットワークシステムの概略的構成図である。図2は、携帯端末装置およびサーバのブロック図である。
サーバ100は、ネットワークを通じてスマートフォンなどの携帯端末装置と相互通信可能に接続されるとともに、データベース200と接続する。サーバ100は、ネットワークを通じて、個人投資家に対して投資関連の情報を提供することが可能であり、スマートフォンなどの携帯端末装置10を所持するユーザ(個人投資家)は、サーバ100の提供するWebサイトにアクセスすることによって、投資関連情報を見ることができる。
図2に示すように、携帯端末装置10は、装置全体の動作を制御するコントローラ12と、ネットワークを通じてサーバ100との間でデータ送信、受信を行う通信モジュール14と、LCDなどのディスプレイ30とを備える。装置全体の動作に関するプログラムは、あらかじめROM16に記憶されている。
ディスプレイ30には、タッチパネル(図示せず)が設けられており、ユーザがディスプレイ30をタッチすると、入出力インターフェイス22が接触位置(入力操作)を検知する。コントローラ12は、入力操作を検知すると画像処理回路20へ制御信号を送る。画像処理回路20は、画像処理によって表示画像を生成し、ディスプレイ30を駆動する。
記憶部18には、携帯端末装置10にブラウザ機能に関するソフトウェア(プログラム)が格納されており、コントローラ12は、通信モジュール14を通じて、サーバ100の提供するWebサイトにアクセスすることができる。また、LINE(登録商標)やツイッター(登録商標)などのアプリケーションソフトウェア(プログラム)が記憶部18に格納されている。
サーバ100は、制御部120、記憶部140、通信部160を備える。制御部120は、サーバ100の動作を制御し、データベース200に格納されているデータを必要に応じて読み出す。サーバ100の動作制御に関するプログラムは、記憶部140にあらかじめ記憶されている、通信部160は、ネットワークとの間で通信データを送受信する。
本実施形態では、サーバ100が、携帯端末装置10からアクセス可能な投資関連Webサイトを構築し、携帯端末装置10のディスプレイ30に投資関連Webサイトを表示させるようにデータ通信を行う。携帯端末装置10を所持するユーザは、Webサイトを通じて投資関連情報を取得することが可能になる。
なお、ユーザがWebサイトでログインした場合にのみ投資関連情報を表示するようにしてもよい。また、投資関連の情報取得のための専用アプリケーションソフトを記憶部18に格納し、アプリケーションソフトを起動させることでWebサイトから投資関連情報を取得可能とするようにしてもよい。さらに、LINE(登録商標)やツイッター(登録商標)といったSNSのコミュニケーションソフトを利用して、投資関連情報をユーザに対して宣伝、広告するようにしてもよい。なお、携帯端末装置10だけでなく、パーソナルコンピュータ(図示)などの通信端末装置に対しても、投資関連情報を提供することが可能である。
次に、図3〜7を用いて、環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)に関する企業情報(以下、ESG関連情報という)の表示処理について説明する。
図3は、ESG関連情報の表示処理のフローチャートである。図4は、サーバ100によって提供されるWebサイトのトップページ画面を示した図である。ユーザが投資ファンドのWebサイトにアクセスすると、図4に示すトップページ画面が表示される(S101)。
図4に示すように、携帯端末装置10のディスプレイ画面30Sには、投資ファンドの説明などが画面エリア30Aに表示されるとともに、「ESG関連情報」の文字が、画面エリア30Bに表示される。ユーザが画面エリア30Bをタッチすると、携帯端末装置10において入力操作が検知され、サーバ100からのデータによって、ユーザ選択企業のESG関連情報がディスプレイ30に表示される(S102)。
図5は、ESG関連情報の表示画面を示した図である。ディスプレイ画面30Sには、特定企業の名前が表示エリア30Cに表示されるとともに、ESG関連情報の中でESG評価により選定された項目が、アイコンによって表示される。
ESG関連情報は、投資対象となる(例えば株式を公開している)企業が公表する非財務情報に含まれる企業情報であり、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれに対する企業のアプローチ、方針などが含まれている。また、ESG関連情報には、企業自らが公表する情報とともに、投資の助言や調査を行う独立機関とのヒアリングなどによって開示される情報、報道機関などが提供する企業情報も含まれる。環境(E)、社会(G)、企業統治(S)それぞれに対し、複数の項目が挙げられる。
図6は、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれの項目の一覧を示した図である。ここでは、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれに対し、3つの項目をピックアップして例示的に定めている。環境(E)では、低炭素社会、資源効率性、水資源保護の項目、社会(S)では、両立支援(仕事と家庭の両立サポート)、ダイバーシティ推進、女性活躍の項目、そして企業統治(G)では、情報開示、ガバナンス体制、法令順守の項目が、それぞれ定められている。
投資対象企業は、これらの項目に対する取り組み(アプローチ)、姿勢、方針などを非財務情報の中で示しているが、企業によってその表示内容は様々であり、売上高、純利益などの財務情報とは異なり、定性的な情報として扱われる。また、二酸化炭素削減量などについても、他の企業とそのまま比較できるように開示されていない。そのため、ESG関連情報を考慮したESG投資では、ESG関連情報の各項目をスコアリングし、企業間で比較できるように格付けしている(以下、ESG評価という)。
例えば、環境(E)における低炭素社会の項目では、上場銘柄の企業が非財務情報の中で公表している二酸化炭素排出量に対し、前年度の対比値を企業間で比較し、スコアリングする。また、社会(G)における女性活躍の項目では、女性の登録、活用に関する質問事項を含むアンケート調査を事前に行い、回答内容に基づいてスコアリング評価を行う。アンケート調査では、あらかじめ点数の異なる段階的な回答項目を用意し、その中から該当する項目を企業が選ぶようにし、点数で順位付けすることが可能となる。また、報道などによる情報などを受けて、再評価するようにしてもよい。
ESG評価によって企業ごとに各項目がスコアリングされると、ESG評価の優れた企業が明らかになり、また、ESG関連情報の中で、他企業と比べて優れている項目が明らかになる。そこで本実施形態では、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれの項目の中で、ESG評価により優れた評価を得た項目を、企業ごとに選定している。
具体的には、上場銘柄の企業の全部あるいはその一部を対象としてESG評価(順位付け)を行い、所定条件をもつ項目を、企業ごとに選定する。例えば、スコアの値が閾値(例えば、平均点)以上であるか否かを判断し、閾値以上である項目を選定することも可能である。
ユーザによってESG関連情報を提示すべき投資対象企業が選択されると、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれにおいて、その企業のESG評価によって選定された項目のデータが、データベース200から読み出される(S103、S104)。そして、ESG評価によって選定された項目が、ユーザに表示すべき項目(表示対象項目)として、ディスプレイ画面30Sにアイコン表示される(S105)。
図7は、図6に示したESG関連情報の各項目に対応するアイコンを示した図である。環境(E)については、符号アイコンE1、E2、E3が、それぞれ低炭素社会、資源効率性、水資源保護に割り当てられている。同様に、社会(S)については、アイコンS1、S2、S3が、それぞれ両立支援、ダイバーシティ推進、女性活躍に割り当てられ、企業統治(G)については、アイコンG1、G2、G3が、それぞれ情報開示、ガバナンス体制、法令順守に割り当てられている。
これらのアイコンは、ユーザ(特に、投資に関し専門知識のない人)がそのアイコンを見たときに項目内容を理解、認識できるイメージ(絵柄、図柄)で表されている。例えば、社会(S)における両立支援の項目については、家族構成を示す絵柄で表されたアイコンS1が割り当てられている。また、企業統治(G)における法令順守の項目については、天秤と法律書を示す絵柄で構成されるアイコンG3が割り当てられている。
図5では、ESG評価によって選定された項目(表示対象項目)が、アイコン表示されている。ここでは、環境(E)の中で低炭素社会E1、資源効率性E2の2つがアイコン表示されている。また、社会(S)では両立支援、ダイバーシティ推進、女性活躍の3つすべてがアイコン表示されている。企業統治(S)については、ガバナンス体制の項目のみアイコン表示されている。
また、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれにおいて、スコア値(順位)の高い項目順に、左隅から並んでアイコン表示されている。例えば、社会(S)の場合、女性活躍のアイコンS3、両立支援のアイコンS1、ダイバーシティ推進S2の順で表示されている。これは、女性活躍のスコア値(順位)が、ESG評価の中で最も高いことを表している。なお、ユーザによりわかりやすく認識させるため、例えば王冠などの特徴的なマークを最も左端位置のアイコンに同時表示させてもよい。あるいは、アイコンサイズを大小に分けて順に表示させてもよい。
このような企業ごとの表示対象項目は、あらかじめデータベース200に記憶されている。サーバ100は、特定の企業に対する表示対象項目をデータベース200から読み出すと、記憶部140からアイコンに関するデータを読み出し、携帯端末装置10のディスプレイ30にアイコン表示するように、データ通信を行う。ユーザが他の企業を選択すると(S106)、その選択された企業について表示対象項目がアイコン表示される。トップページのサイト画面へ戻る操作などが行われると、ESG関連情報の表示処理は終了する(S107)。
なお、あらかじめESG関連情報を表示する対象となる企業を定め、順に表示させるようにしてもよい。また、アプリケーションソフトを利用して、表示項目のデータを受け取ると携帯端末装置10にあらかじめ記憶させたアイコンデータを読み出すようにしてもよい。アイコンで示した各項目内容について、それを説明する画面を設け、ユーザが項目内容を知りたいときにその画面に切り替えるようにしてもよい。
このように本実施形態によれば、サーバ100によって、携帯端末装置10のディスプレイ画面30Sに投資ファンドのWebサイト画面が表示される。そして、携帯端末装置10を所持するユーザが所定の操作を行うと、所定の企業に対するESG関連情報が表示される。このとき、ESG評価によって選定された項目が、アイコン表示される。
これによってユーザは、ある企業の環境(E)、社会(S)、企業統治(G)に関する取り組み方について、客観的に評価されている項目を、およそ専門家しか理解できないような数値情報ではなく、親しみがもてるアイコン(イメージ)を通じて容易に認識することができる。すなわち、定性的な情報であるESG関連情報をESG評価によってスコアリング(数値化)するとともに、直感的な認識を可能となるアイコン情報へさらに変換することにより、選定された項目をユーザに対してシームレスに伝達することができる。また、アイコン表示のため、携帯端末装置においても多数の項目を表示することが可能となる。
投資対象企業は、例えば自社サイトのIR報告などにおいてESG関連情報を含む非財務情報を開示しているが、その開示の仕方は企業によって様々であり、統一されていない。例えば、木の枝葉にESG関連項目を枝葉に重ねる形で表示し、あるいは、地球の絵柄に重ねてESG関連項目を表示したりする。ユーザは、一連の企業の非財務情報を見ても企業同士で比較することができず、また、本当に評価できる項目であるか否か判断できない。
一方、本実施形態によるアイコン表示によれば、複数の投資対象企業のESG関連情報をスコアリングしたESG評価を行い、企業間で順位付けした評価値に基づいて表示対象項目が選定されている。したがって、ユーザは、アイコン表示されている項目が客観的に評価できる項目であると判断することができ、投資対象企業を決定するための重要な指標とすることができる。これは、専門知識をもたない個人投資家だけでなく、機関投資家などにおいても、投資対象企業のESG評価に有効な指標となり得る。
一方で、ESG評価によって所定条件を満たさない項目は、ディスプレイ30に表示しない。投資家に対して提示できる項目のみアイコン表示するため、ESG評価によって企業イメージが低下する恐れがない。また、ESG評価値が高い、すなわち企業間での順位が高かった項目が順番に並んでアイコン表示されるため、 ユーザは、図6に示した環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれの項目の中で、その企業の評価項目を認識することができる。
本実施形態では、ESG関連情報の中で表示対象項目のデータをあらかじめデータベース200に記憶しているが、ESG評価値のデータをデータベース200に記憶させ、ユーザの入力操作に応じて、サーバ100がESG評価の演算を行ってもよい。この場合、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)それぞれに対して重み付けを行なってESG評価値を算出することが可能となる。すなわち、投資家が環境(E)、社会(S)、企業統治(G)の中で重要となる因子に対して重み付けをすることにより、投資家の所望するESG評価を行うことができる。重み付けは、ディスプレイ画面でユーザが設定できるようにすればよい。
ESG評価の手法は、上述した方法以外であってもよい。また、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)に関し、上述した項目以外の項目でESG評価を行い、アイコン表示してもよい。例えば、環境(E)に関し、生物多様性、製品配慮、社会(S)に関し、人材育成、社会貢献、企業統治(G)に関し、知的財産保護、ステークホルダーとの関係構築などが挙げられる。さらに、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)の少なくとも1つについてアイコン表示するようにしてもよい。アイコン以外でイメージ表示することも可能である。
10 携帯端末装置(通信端末装置)
30 ディスプレイ
100 サーバ(情報処理装置)

Claims (11)

  1. 投資関連の情報を提供する情報処理装置と接続可能な通信端末装置において、
    投資関連情報を掲載した画面に対する入力操作に応じて、企業の公開する非財務情報の中で環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)の少なくとも1つに関する情報(以下、ESG関連情報という)を表示する方法であって、
    対象企業のESG関連情報の中で、ESG評価によって選定された項目(以下、表示対象項目という)を、イメージで表示することを特徴とする非財務情報の表示方法。
  2. ESG評価された項目の中で所定条件を満たす項目が、表示対象項目として選定されることを特徴とする請求項1に記載の非財務情報の表示方法。
  3. 複数の投資対象企業のESG関連情報を項目ごとにスコアリングすることによって得られるESG評価値に基づき、ESG関連情報の中で閾値以上のESG評価値をもつ項目が、表示対象項目として選定されることを特徴とする請求項1または2に記載の非財務情報の表示方法。
  4. 相対的にスコアの高い表示対象項目を識別できるように、その表示対象項目をイメージで表示することを特徴とする請求項3に記載の非財務情報の表示方法。
  5. E項目、S項目、G項目それぞれにおいて、表示対象項目をスコアの高い順に従って並べて表示することを特徴とする請求項4に記載の非財務情報の表示方法。
  6. 複数の投資対象企業それぞれの表示対象項目に関するデータが、あらかじめメモリに記憶されおり、
    上記投資関連画面に対する入力操作に応じて、所定の投資対象企業の表示対象項目を、イメージで表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の非財務情報の表示方法。
  7. 複数の投資対象企業に対するESG評価値のデータが、あらかじめメモリに記憶されており、
    上記投資関連画面に対する入力操作に応じて、所定の投資対象企業の表示対象項目が、ESG評価に基づいて選定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の非財務情報の表示方法。
  8. ESG関連情報が、複数の環境関連項目(E項目)、複数の社会関連項目(S項目)、複数の企業統治関連項目(G項目)を含み、
    E項目、S項目、G項目に分けて、表示対象項目をイメージで表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の非財務情報の表示方法。
  9. 投資対象企業の表示対象項目を、アイコン表示することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の非財務情報の表示方法。
  10. 投資関連の情報を提供する情報処理装置と接続可能な通信端末装置において、
    投資関連情報を掲載した画面に対する入力操作を検出するステップと、
    入力操作が検知されると、企業の公開する非財務情報の中で環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)の少なくとも1つに関する情報(以下、ESG関連情報という)を表示するステップとを実行させるプログラムであって、
    対象企業のESG関連情報の中で、ESG評価によって選定された項目(以下、表示対象項目という)を、イメージで表示するステップを実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 通信端末装置と接続可能であって、
    投資関連情報を掲載した画面に対する入力操作に応じて、企業の公開する非財務情報の中で環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)の少なくとも1つに関する情報(以下、ESG関連情報という)を前記通信端末装置のディスプレイに表示するように、データを前記通信端末装置へ送信する手段を備え、
    前記手段が、対象企業のESG関連情報の中で、ESG評価によって選定された項目(以下、表示対象項目という)をイメージで表示するように、データを前記通信端末装置へ送信することを特徴とする情報処理装置。
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