JP2018107647A - 無線子機、データ収集システム及びデータ収集方法 - Google Patents

無線子機、データ収集システム及びデータ収集方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線親機と無線子機との時間ずれを最小限に抑え、予期せぬタイミングで無線子機が対象物に関する測定データを無線親機に送信することを防止できる無線子機を提供する。【解決手段】対象物に備え付けられ、データを収集する無線子機4aは、対象物データを測定する少なくとも1つのセンサと、時刻計時する計時部と、前記対象物データを前記無線親機へ送信するタイミング情報と時間情報を前記親機から受信する受信部と、前記時間情報に基づいて前記計時部の時間ずれを補正する補正部と、前記タイミング情報を記憶する記憶部と、前記センサからの測定値のサンプリング及び前記測定値に対しての演算処理を行う演算処理部と、前記演算処理部で演算処理された前記対象物に関するデータを前記無線親機へ送信する送信部と、前記収集開始時刻に前記無線子機をスリープ状態から起動させ通信時間経過後に再びスリープ状態へ移行させる電源制御部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、モータや減速機等の対象物に関するデータを収集する無線子機、該無線子機と無線親機とを備えたデータ収集システム、及び該データ収集システムを用いて前記対象物に関するデータを収集するデータ収集方法に関するものである。
遠隔地に設置されているモータやベアリング等の監視対象物の状態を定期的に測定し、遠隔地から監視対象物の異常状態を診断する監視システムが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1記載の監視システムは、複数の測定器、診断装置及び監視端末を備え、測定器は、通信ネットワークを介して、監視対象物に取り付けられた測定用センサにより測定される測定値を診断装置へ送信する。診断装置は、測定値を記憶し、測定値に基づいて監視対象物の異常状態を診断し、診断結果を監視端末に送信する。
国際公開第2014/185346号
ところで、特許文献1記載の監視システムにおいては、1台の診断装置に対して複数の測定器が設けられているが、多数の測定器が設けられた場合、診断装置と複数の測定器との間の通信を制御する通信制御装置と診断装置とを繋ぐ通信ネットワークの通信負荷、並びに診断装置による各測定器の管理、各測定値の保存及び各測定値の処理等の負荷が大きくなる。
そこで、複数の無線子機(複数の測定器)に対して1台の無線親機を配し、この無線親機が配下の無線子機の管理及び測定値の一時的保存を担い、複数の無線親機とサーバとが通信可能なデータ収集システムが検討されている。このデータ収集システムによれば、各無線親機が配下の無線子機の管理を行ない、各無線親機が配下の無線子機から送信される対象物に関するデータ(以下、単にデータという。)である測定値を一時的に保存し、各無線親機がサーバからの要求に応じてサーバにデータを送信するため、サーバによる処理負荷が軽減される。
ところで、無線子機は、タイマー等の計時部を備え、予め設定された収集開始時刻になると、スリープ状態から起動し、データを無線親機に対して送信し、再びスリープ状態となる。無線子機は、あらかじめ設定された収集周期で、上述の動作を繰り返す。無線親機は、配下の各無線子機に対して異なる収集開始時刻を設定し、配下の各無線子機からデータを順次取得し、サーバからの要求に応じてデータを一括又は分割してサーバに出力する。
しかしながら、上述の処理を収集周期毎に規則的に繰り返すためには、無線子機が内蔵する計時部が計時する時刻と無線親機が内蔵する時計が計時する時刻とが同期している必要がある。例えば、無線親機と無線子機との間に時間ずれが生じた際、予期せぬタイミングで無線子機がデータを無線親機に対して送信するため、無線親機がどの無線子機から送信されたデータなのか判別することができない場合があった。また、予期せぬタイミングでの無線子機からの送信と他の無線子機からの送信とが衝突した場合、無線親機が無線子機または他の無線子機から送信されるデータを受信することができない場合があった。更に、無線子機が収集開始時刻から無線親機にデータを送信し終えるまでの間(通信時間)のみ無線親機と無線子機とが通信可能であるため、無線親機と無線子機との間の時間ずれを自由に補正することができないという問題があった。
本発明の目的は、無線親機と無線子機との間の通信時間が制限されている場合であっても無線親機と無線子機との時間ずれを最小限に抑え、予期せぬタイミングで無線子機が対象物に関するデータを無線親機に送信することを防止することができる無線子機、データ収集システム及びデータ収集方法を提供することである。
本発明の無線子機は、対象物に取り付けられ、前記対象物に関するデータを収集する無線子機であって、少なくとも1つのセンサと、時刻を計時する計時部と、無線親機から前記対象物に関するデータを前記無線親機へ送信するタイミング情報を受信すると共に、前記無線親機から時間情報を受信する受信部と、前記受信部において前記時間情報を受信した際に、前記時間情報に基づいて前記計時部の時間ずれを補正する補正部と、前記受信部において受信した前記タイミング情報を記憶する記憶部と、前記計時部が計時する時刻と前記タイミング情報に基づく収集開始時刻とが一致したときに前記センサからの測定値のサンプリング及び前記測定値に対しての演算処理を開始し、前記サンプリング及び前記演算処理を繰り返す演算処理部と、前記タイミング情報に基づく通信時間内に、前記演算処理部により演算処理された演算値を前記対象物に関するデータとして前記無線親機へ送信する送信部と、前記収集開始時刻に前記無線子機をスリープ状態から起動させ、前記通信時間経過後に前記無線子機を再びスリープ状態へ移行させる電源制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の無線子機は、前記受信部があらかじめ設定された周期毎に前記時間情報を受信することを特徴とする。
また、本発明の無線子機は、前記演算値が平均値、最大値、最小値、P−P値、実効値及び波高率の少なくとも1つであることを特徴とする。
また、本発明の無線子機は、少なくとも2つの前記センサを備え、一方の前記センサは温度センサであり、他方の前記センサは加速度センサであることを特徴とする。
また、本発明のデータ収集システムは、無線親機と、本発明の無線子機とを備え、前記対象物に関するデータを収集するデータ収集システムであって、前記無線親機が、時計部と、前記無線子機と通信する通信部と、前記無線子機に送信した前記タイミング情報を記憶する無線子機管理テーブルと、前記通信部を介して前記無線子機から取得した前記演算値を前記対象物に関するデータとして一時的に記憶する一時記憶部と、前記無線子機管理テーブル及び前記一時記憶部を管理する管理部と、前記一時記憶部に記憶されている前記演算値をサーバからの要求に応じて出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のデータ収集システムは、前記無線親機の前記通信部が前記時計部から取得した前記時間情報を前記無線子機に送信し、前記無線子機の前記補正部が前記通信部から送信され前記受信部において受信した前記時間情報に基づいて、前記計時部が計時する時刻を前記時計部が計時する時刻に同期させることを特徴とする。
また、本発明のデータ収集システムは、複数の前記無線子機を備え、前記管理部が、前記無線子機それぞれの前記収集開始時刻を一定時間の間隔をおいて設定し、前記無線子機管理テーブルにおいて、前記無線子機それぞれにおいて異なる前記収集開始時刻及び同一の前記通信時間を管理し、前記一時記憶部が、前記無線子機それぞれから送信される前記演算値を時系列に記憶し、前記出力部が、複数の前記無線子機の前記演算値を一括又は分割して出力することを特徴とする。
また、本発明のデータ収集システムは、前記一定時間の長さが前記通信時間の長さより長い時間であることを特徴とする。
また、本発明のデータ収集システムは、新たな無線子機のタイミング情報を前記無線子機管理テーブルに追加可能であることを特徴とする。
また、本発明のデータ収集システムは、前記無線親機と前記無線子機との間の通信を中継する無線中継機を更に備えることを特徴とする。
また、本発明のデータ収集システムは、前記無線中継機が前記無線子機から前記センサを取り除いたものであることを特徴とする。
また、本発明のデータ収集システムは、前記サーバと監視端末とを更に備え、前記サーバが、前記出力部から出力される前記演算値を収集する収集部と、前記収集部により収集された前記演算値を格納するデータベースと、前記無線子機に対して設定される閾値と前記演算値とを比較する比較部と、前記比較部において前記演算値が前記閾値を超えていると判断された場合、警報データを生成し、前記警報データを前記データベースに記録する警報データ記録部とを備え、前記監視端末が、前記データベースに格納されている前記演算値及び前記警報データを表示する表示部を備えることを特徴とする。
また、本発明のデータ収集システムは、複数の前記無線親機を備え、前記収集部が、複数の前記無線親機それぞれの前記出力部から出力される前記演算値を順次収集することを特徴とする。
また、本発明のデータ収集方法は、無線子機、無線親機、サーバ及び監視端末を備えたデータ収集システムにおいて、対象物に前記無線子機を取り付け、前記対象物に関するデータを収集するためのデータ収集方法であって、前記無線子機が、計時部が計時する時刻と予め設定されている収集開始時刻とが一致したときにスリープ状態から起動する起動工程と、少なくとも1つのセンサからの測定値のサンプリング及び前記測定値に対する演算処理を繰り返す演算処理工程と、予め設定されている送信時間内に、前記演算処理工程において演算処理された演算値を前記対象物に関するデータとして前記無線親機に送信する演算値送信工程と、前記無線親機より時間情報を受信する時間情報受信工程と、前記時間情報受信工程において前記時間情報を受信した際に、前記時間情報に基づいて前記計時部の時間ずれを補正する補正工程と、前記通信時間経過後に再びスリープ状態へ移行する移行工程とを有することを特徴とする。
また、本発明のデータ収集方法は、前記無線親機が、時計部から取得した前記時間情報を前記無線子機に送信する時間情報送信工程を更に有し、前記補正工程は、前記計時部が計時する時刻を前記時計部が計時する時刻に同期させることを特徴とする。
また、本発明のデータ収集方法は、前記時間情報受信工程があらかじめ設定された周期毎に前記時間情報を受信することを特徴とする。
また、本発明のデータ収集方法は、前記演算処理工程が前記演算値として平均値、最大値、最小値、P−P値、実効値及び波高率の少なくとも1つを演算することを特徴とする。
また、本発明のデータ収集方法は、前記演算処理工程が温度センサ及び加速度センサからの前記測定値をサンプリング及び演算処理することを特徴とする。
また、本発明のデータ収集方法は、前記無線親機が、複数の前記無線子機それぞれから順次送信される前記演算値を前記対象物に関するデータとして時系列に一時的に記憶する一時記憶工程と、前記一時記憶工程において記憶された複数の前記無線子機の前記演算値を前記サーバの要求に応じて一括又は分割して出力する出力工程とを有し、前記サーバが、前記出力工程において複数の前記無線親機それぞれから出力された前記演算値を順次収集する収集工程と、前記収集工程において収集された前記演算値をデータベースに格納する格納工程と、前記無線子機それぞれに対して設定される閾値と前記無線子機それぞれの前記演算値とを比較する比較工程と、前記比較工程において前記演算値が前記閾値を超えていると判断された場合、警報データを生成し、前記警報データを前記データベースに記録する警報データ記録工程とを有し、前記監視端末が、前記データベースに格納されている前記演算値及び前記警報データを前記無線子機毎に表示する表示工程を有することを特徴とする。
また、本発明のデータ収集方法は、前記無線親機が、複数の前記無線子機それぞれの前記収集開始時刻を一定時間の間隔をおいて設定し、無線子機管理テーブルにおいて、前記無線子機それぞれにおいて異なる前記収集開始時刻及び同一の前記通信時間を管理する管理工程と、新たな無線子機の収集開始時刻を前記無線子機管理テーブルに追加する追加工程とを更に有することを特徴とする。
本発明の無線子機、データ収集システム及びデータ収集方法によれば、無線親機と無線子機との間の通信時間が制限されている場合であっても無線親機と無線子機との時間ずれを最小限に抑え、予期せぬタイミングで無線子機が対象物に関するデータを無線親機に送信することを防止することができる。
実施の形態に係るデータ収集システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る無線子機の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るセンサの構成を示す中央縦断面図である。 実施の形態に係る無線親機の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るサーバ及び監視端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るデータ収集システムにおいて無線親機と無線子機とのペアリング処理を示すタイムチャートである。 実施の形態に係るデータ収集システムの無線親機及び無線子機が通信する時間を示すタイムチャートである。 実施の形態に係るデータ収集システムの無線子機が実行する処理について説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係るデータ収集システムの無線親機が実行する処理について説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係るデータ収集システムのサーバが実行する処理について説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係るデータ収集システムについて説明する。図1は、この実施の形態に係るデータ収集システムの構成について説明するためのブロック図である。この実施の形態に係るデータ収集システム2は、モータや減速機等の対象物に関するデータを収集するためのシステムであって、図1に示すように、複数の無線子機4a〜4f、複数の無線親機6a,6b、複数の無線中継機8a,8b、サーバ10及び監視端末12を備えている。ここで、無線子機4a,4b及び無線中継機8aは、無線親機6aが管轄する通信エリア内に配置され、無線子機4cは、無線親機6aが管轄する通信エリア外であって無線中継機8aの通信エリア内に配置される。また、無線子機4d,4e及び無線中継機8bは、無線親機6bが管轄する通信エリア内に配置され、無線子機4fは、無線親機6bが管轄する通信エリア外であって無線中継機8bの通信エリア内に配置される。なお、無線親機6aが管轄する通信エリアは無線親機6bが管轄する通信エリアと異なる。
無線子機4a〜4fは、対象物に取り付けられ、対象物に関するデータ(以下、単にデータという。)を収集する。対象物は、上述したようにモータや減速機等であるが、加速度センサや温度センサ等を用いて測定することにより動作状態を監視可能なその他の装置(例えばプラント等に設備される装置)であってもよい。無線子機4a,4bは、無線により、無線親機6aから送信される各種情報を受信すると共に、収集したデータを無線親機6aに送信する。無線子機4cは、無線により、無線中継機8aから送信される各種情報を受信すると共に、収集したデータを無線中継機8aに送信する。無線中継機8aは、無線により、無線親機6aから送信される情報及び無線子機4cから送信されるデータを受信する。また、無線中継機8aは、無線親機6aから送信される各種情報を無線子機4cに送信すると共に、無線子機4cから送信されるデータを無線親機6aに送信する。即ち、無線中継機8aは、無線親機6aと無線子機4cとの間の通信を中継する。
無線子機4d,4eは、無線により、無線親機6bから送信される各種情報を受信すると共に、収集したデータを無線親機6bに送信する。無線子機4fは、無線により、無線中継機8bから送信される各種情報を受信すると共に、収集したデータを無線中継機8bに送信する。無線中継機8bは、無線により、無線親機6bから送信される各種情報及び無線子機4fから送信されるデータを受信する。また、無線中継機8bは、無線親機6bから送信される各種情報を無線子機4fに送信すると共に、無線子機4fから送信されるデータを無線親機6bに送信する。即ち、無線中継機8bは、無線親機6bと無線子機4fとの間の通信を中継する。
無線親機6aは、無線により、無線子機4a,4b及び無線中継機8aから送信されるデータを受信すると共に、各種情報を無線子機4a,4b及び無線中継機8aに送信する。無線親機6bは、無線により、無線子機4d,4e及び無線中継機8bから送信されるデータを受信すると共に、各種情報を無線子機4d,4e及び無線中継機8bに送信する。また、無線親機6a,6b、サーバ10及び監視端末12は、ネットワーク78により互いに接続されている。
なお、図1においては、2台の無線子機4a,4b(4d,4e)が無線親機6a(6b)に無線により接続される例を図示しているが、1台または3台以上の無線子機が1台の無線親機に無線により接続される構成であってもよい。また、図1においては、1台の無線中継機8a(8b)が無線親機6a(6b)に無線により接続される例を図示しているが、2台以上の無線中継機が1台の無線親機に無線により接続される構成であってもよい。また、図1においては、1台の無線子機4c(4f)が1台の無線中継機8a(8b)に無線により接続される例を図示しているが、2台以上の無線子機が1台の無線中継機に無線により接続される構成であってもよい。また、図1においては、2台の無線親機6a,6bが1台のサーバ10にネットワーク78により接続される例を図示しているが、1台または3台以上の無線親機が1台のサーバにネットワークにより接続される構成であってもよい。
また、図1においては、サーバ10及び監視端末12がネットワーク78により接続される場合を例に挙げているが、サーバにより管理するデータ量が膨大でない場合等については、サーバと監視端末とが一体に形成された装置、即ちサーバ機能を備えた監視端末(例えばPC)を用いてもよい。また、図1においては、1台の監視端末12を備えているが、2台以上の監視端末12を備える構成にしてもよい。
次に、無線子機4aの構成について説明する。図2は、無線子機4aの構成について説明するためのブロック図である。無線子機4aは、無線親機6aが管轄する通信エリア内に配置されており、図2に示すように、センサ14、マイコン16、送受信部18及び電源制御部19を備えている。センサ14は、対象物に直接取り付けられ、加速度センサ20及び温度センサ22を備えている。加速度センサ20は圧電素子またはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等を用いて対象物の振動を測定し、温度センサ22はMEMS等を用いて対象物の温度を測定する。なお、この実施の形態に係るデータ収集システム2においては、対象物の振動を測定する振動センサとして加速度センサ20を用いているが、他の振動センサを用いてもよい。また、センサ14が加速度センサ20及び温度センサ22を備えているが、少なくとも1つのセンサ、即ち1つのセンサまたは3つ以上のセンサを備えていてもよい。
図3は、センサ14の構成を示す中央縦断面図である。加速度センサ20及び温度センサ22は、図3に示すように、回路基板24上に実装されており、加速度センサ20及び温度センサ22からのセンサ信号は、回路基板24、回路基板24に実装されているコネクタ26、ケーブル28等を介して、無線子機4aのマイコン16(図2参照)に送信される。回路基板24は、円板状のプレート27上に接着等されることにより固定されている。プレート27は、例えば樹脂等から成る円筒29の底部にネジ等を用いて固定されている。プレート27は底部にネジ30を備え、センサ14はネジ30により対象物に固定される。なお、センサ14は、接着剤または磁石により対象物に固定される構成であってもよい。加速度センサ20、温度センサ22、回路基板24、コネクタ26及びケーブル28は、プレート27、円筒29及び円筒29の上部を閉塞するキャップ32により形成される閉じられた空間内に収容されており、外部から保護されている。
次に、無線子機4aのマイコン16の構成について説明する。マイコン16は、無線子機4aの各部を統括的に制御し、図2に示すように、A/D変換部34、メモリ36、演算処理部38及びRTC部40を備えている。A/D変換部34は、センサ14、即ち加速度センサ20及び温度センサ22により測定された測定値をアナログ信号からデジタル信号に変換し、デジタル信号に変換された測定値をメモリ36に出力する。メモリ36には、演算処理部38により演算処理するための測定値が一時的に記憶される。また、メモリ36には、タイミング情報及び演算処理部38において演算処理するための演算プログラム42が記憶されている。なお、タイミング情報は、対象物に関するデータを無線親機6aへ送信する時期に係る情報であり、この実施の形態では、演算処理部38が測定値のサンプリングと測定値に対しての演算処理とを開始する収集開始時刻、無線子機4aと無線親機6aとが通信する時間(以下、通信時間という。)、無線子機4aが通信を開始する時刻から無線子機4bが通信を開始する時刻までの時間(以下、通信間隔という。)、及び無線子機4aが無線親機6aへデータを送信する周期(以下、送信周期という。)等を含む情報である。
演算処理部38は、メモリ36に記憶される測定値及び演算プログラム42を読み込み、加速度センサ20及び温度センサ22からの測定値のサンプリング及び測定値に対しての演算処理を行う。具体的には、演算処理部38は、RTC部40が計時する時刻とタイミング情報に基づく収集開始時刻とが一致したときに、サンプリング及び演算処理を開始し、所定回数のサンプリング及び演算処理を繰り返す。演算処理部38は、演算処理として、加速度センサ20からの測定値より平均値、最大値、最小値、P−P値(Peak to Peak値)、RMS値(実効値)及び波高率(P−P値/実効値)等の演算値を算出する。また、演算処理部38は、演算処理として、温度センサ22からの測定値より平均値等の演算値を算出する。なお、MEMS型加速度センサを用いた場合、演算処理部38は、対象物の振動を監視するため、測定値から重力加速度(静的加速度)を差し引いた動的加速度より演算値を算出する。
RTC部40は、時刻を計時するリアルタイムクロックである。マイコン16は、送受信部18において無線親機6aから時間情報を受信した際に、送受信部18が受信した時間情報に基づいてRTC部40の時間ずれを補正する。即ち、時間情報は、無線親機6aが備える時計部52(図4参照)が計時する時刻に関する情報であり、マイコン16は、RTC部40が計時する時刻を時計部52が計時する時刻に同期させる。
送受信部18は、無線親機6aからタイミング情報を受信すると共に、あらかじめ設定された周期毎に無線親機6aから時間情報を受信する。また、送受信部18は、タイミング情報に基づく通信時間内に、演算処理部38により演算処理された演算値をデータとして無線親機6aへ送信する。
電源制御部19は、バッテリ(図示せず)を備え、無線子機4aへの電力供給を制御する。具体的には、電源制御部19は、収集開始時刻に無線子機4aをスリープ状態(省電力状態)から起動させ、通信時間経過後に無線子機4aを再びスリープ状態へ移行させる。即ち、電源制御部19は、バッテリ消費を抑えるために、通信時間及びRTC部40の時間ずれを補正する時間のみ無線子機4aへ通常の電力供給を行う。なお、通信時間内に、マイコン16は電源制御部19からバッテリ残量を取得し、送受信部18はマイコン16から取得したバッテリ残量を無線親機6aに送信する。
なお、無線子機4bの構成は、無線子機4aの構成と同一である。また、無線子機4cは、無線中継機8aの通信エリア内に配置されており、その他の構成は、無線子機4aの構成と同一である。また、無線子機4d,4eは、無線親機6bが管轄する通信エリア内に配置されており、その他の構成は、無線子機4aの構成と同一である。また、無線子機4fは、無線中継機8bの通信エリア内に配置されており、その他の構成は、無線子機4aの構成と同一である。したがって、無線子機4b〜4fの構成であって無線子機4aの構成と同一の構成については、無線子機4aの説明で用いたのと同一の符号を用い、その説明を省略する。
次に、無線親機6aの構成について説明する。図4は、無線親機6aの構成について説明するためのブロック図である。無線親機6aは、所定の通信エリアを管轄し、図4に示すように、無線親機6aの各部を統括的に制御する制御部44を備えている。制御部44は、例えばあらかじめ設定した周期または任意のタイミングでサーバ10より送信され通信部50(図4参照)において受信した時刻同期指令を取得した際、時計部52(図4参照)の時刻ずれを補正する。制御部44には、管理部46、RF通信部48、通信部50及び時刻を計時する時計部52が接続されている。
管理部46は、図4に示すように、無線子機管理テーブル54及びデータベース56を備え、これらを管理する。無線子機管理テーブル54には、無線子機4a〜4cそれぞれの識別番号、無線中継機8aの識別番号及び無線子機4a〜4cそれぞれに送信したタイミング情報等が記憶されている。管理部46は、無線親機6aの管轄下として無線子機4a〜4cが登録(ペアリング)される際に、無線子機4a〜4cそれぞれの収集開始時刻を設定し、無線子機管理テーブル54において、無線子機4a〜4cそれぞれにおいて異なる収集開始時刻を管理する。無線子機4a〜4cそれぞれの収集開始時刻は、一定時間の間隔(通信間隔)をおいて設定され、一定時間の長さ(通信間隔)は、他の無線子機との混信を回避するため、通信時間の長さより長い時間に設定される。また、管理部46は、無線子機管理テーブル54において、無線子機4a〜4cそれぞれにおいて同一の通信時間及び送信周期を管理する。
なお、無線子機4a〜4c以外の新たな無線子機のタイミング情報を無線子機管理テーブル54に追加可能であり、新たな無線子機のタイミング情報が追加された場合、管理部46は、新たな無線子機の収集開始時刻を設定し、無線子機管理テーブル54において、無線子機4a〜4cと共に新たな無線子機の収集開始時刻を管理する。また、管理部46は、無線子機管理テーブル54において、無線子機4a〜4cと共に新たな無線子機の通信時間及び送信周期を管理する。
データベース56には、RF通信部48を介して無線子機4a〜4cから取得した演算値がデータとして一時的に記憶される。データベース56は、無線子機4a〜4cそれぞれから送信される演算値を時系列に、即ち送信された時間順に記憶する。
次に、無線親機6aのRF通信部48の構成について説明する。RF通信部48は、無線親機6aと無線子機4a〜4cとの間の通信を制御し、具体的には、無線子機4a,4bと直接通信し、無線中継機8aを介して無線子機4cと通信する。RF通信部48は、管理部46により管理されているタイミング情報を無線子機4a〜4cに送信する。また、RF通信部48は、制御部44を介して時計部52から取得した時間情報を無線子機4a〜4cに送信する。また、RF通信部48は、無線子機4a〜4cそれぞれから送信される演算値及びバッテリ残量を受信する。
通信部50は、無線子機管理テーブル54に記憶されている情報をサーバ10からの要求に応じて一括または分割してサーバ10に対して出力する。また、通信部50は、あらかじめ設定した周期または任意のタイミングでサーバ10から時刻同期指令を取得し、制御部44に対して出力する。また、通信部50は、データベース56に記憶されている無線子機4a〜4cからの演算値をサーバ10からの要求に応じて一括または分割してサーバ10に出力する。
なお、無線親機6bは、無線親機6aと異なる通信エリアを管轄し、その他の構成は、無線親機6aの構成と同一である。したがって、無線親機6bの構成であって無線親機6aの構成と同一の構成については、その説明を省略する。
次に、無線中継機8a,8bの構成について説明する。無線中継機8aは、無線親機6aが管轄する通信エリア内に配置され、無線中継機8bは、無線親機6bが管轄する通信エリア内に配置される。無線中継機8a,8bは、遠隔地にあるため無線親機6a,6bに電波が届かない無線子機4c,4fからの電波を中継する。即ち、無線中継機8a,8bは、遠隔地にある無線子機4c,4fの電波を中継して無線親機6a,6bに送信する。無線中継機8a,8bは、図2に示す無線子機4aからセンサ14を取り除いたものである。また、無線中継機8a,8bは、無線子機と異なり、無線子機から送信される電波を常時受信できるように常時起動状態であるため、無線中継機8a,8bの電源制御部は、バッテリに代えて、またはバッテリに追加してAC電源を備える。なお、無線中継機8a,8bのその他の構成は、無線子機4aの構成と同一の構成である。したがって、無線中継機8a,8bの構成であって無線子機4aの構成と同一の構成については、無線子機4aの説明で用いたのと同一の符号を用い、その説明を省略する。
次に、サーバ10及び監視端末12の構成について説明する。図5は、サーバ10及び監視端末12の構成を示すブロック図である。サーバ10は、図5に示すように、サーバ10の各部を統括的に制御するサーバ制御部58を備えている。サーバ制御部58は、例えばあらかじめ設定した周期または任意のタイミングで無線親機6a,6bに対して時刻同期指令を送信するようデータ通信部68(図5参照)に指示する。サーバ制御部58には、無線親機管理テーブル59、無線子機管理テーブル61、演算値・警報データベース62、比較部64、生成部66及びデータ通信部68が接続されている。
サーバ制御部58は、収集部60を備えており、収集部60は、無線親機6aの通信部50から出力される無線子機4a〜4cの演算値、及び無線親機6bの入出力部から出力される無線子機4d〜4fの演算値を順次収集する。
無線親機管理テーブル59は、無線親機6a,6bそれぞれの識別番号、IPアドレス、名称、設置場所、通信グループID、無線通信チャネル等を記憶する。無線子機管理テーブル61は、無線子機4a〜4fそれぞれの識別番号、無線中継機8a,8bそれぞれの識別番号及び無線子機4a〜4fそれぞれの子機情報(後述する)等を記憶する。演算値・警報データベース62は、収集部60により収集された演算値をサーバ制御部58から受取り、無線子機4a〜4f毎に格納する。また、演算値・警報データベース62は、生成部66により生成される警報データ(後述する)を記録する。
比較部64は、各無線子機4a〜4fに対して設定される閾値と、演算値・警報データベース62に格納されている各無線子機4a〜4fの演算値との比較演算を行う。閾値は無線子機4a〜4f毎に設定されており、例えば、比較部64は、無線子機4aの演算値が無線子機4aの閾値を越えているか否かを判別し、判別結果をサーバ制御部58に対して出力する。生成部66は、比較部64において演算値が閾値を超えていると判別された場合には、警報データを生成し、サーバ制御部58に対して出力する。
データ通信部68は、ネットワーク78に接続されており、ネットワーク78を介して無線親機6a,6b及び監視端末12と通信する。データ通信部68は、あらかじめ設定した周期毎または任意のタイミングで無線親機6a,6bに測定データ送信要求を送信し、無線親機6a,6bから無線子機4a〜4fの演算値を受信する。また、データ通信部68は、あらかじめ設定した周期毎または任意のタイミングで無線親機6a,6bに時刻同期指令を送信する。また、データ通信部68は、監視端末12に演算値や警報データを送信し、監視端末12から無線子機管理テーブル61に関する情報や演算値及び警報データ取得要求を受信する。
次に、監視端末12の構成について説明する。監視端末12は、図5に示すように、監視端末12の各部を統括的に制御する監視端末制御部70を備えている。監視端末制御部70には、データ通信部72、入力部74及び表示部76が接続されている。
データ通信部72は、ネットワーク78に接続されており、ネットワーク78を介して無線親機6a,6b及びサーバ10と通信可能に構成されている。データ通信部72は、無線子機管理テーブル61に関する情報や演算値及び警報データ取得要求をサーバ10に送信し、演算値や警報データ等をサーバ10から受信する。
入力部74は例えばキーボードやマウス等の入力装置であり、表示部76は液晶パネル等の表示装置である。液晶パネルがタッチパネルにより構成される場合には、入力装置及び表示装置が一体に形成される。入力部74は、監視端末12のユーザにより入力された入力結果を監視端末制御部70に対して出力する。表示部76は、サーバ10の演算値・警報データベース62に格納されている演算値及び警報データの表示、具体的には演算値に基づくグラフや表及び警報データに基づく警報メッセージ等の表示を行う。
次に、図面を参照して、この実施の形態に係るデータ収集システム2の初期設定について説明する。データ収集システム2においては、初期設定として、無線親機と、無線親機が管轄する通信エリア内に配置される無線子機とを紐付けして登録する処理(ペアリング)を行う必要がある。また、初期設定として、無線親機と、無線親機が管轄する通信エリア内に配置される無線中継機と、無線中継機を介して無線親機と通信する無線子機とを紐付けして登録する処理(リピータペアリング)を行う必要がある。図6は、データ収集システム2において無線親機6aと無線子機4a,4bとをペアリングする際の処理を示すタイムチャートである。
まず、無線子機4a,4b、無線親機6a及びサーバ10が互いに通信可能な状態で、図6に示すように、サーバ10のサーバ制御部58は、図示しない入力部を介したユーザ操作に基づき、データ通信部68を介して無線親機6aに対してペアリングモードに移行するよう要求する(ステップS2)。無線親機6aは、サーバ10からの要求に従い、ペアリングモードに移行する(ステップS3)。
一方、無線子機4a,4bは、何れの無線親機ともペアリングが行われていない場合、子機ペアリングモードで起動する。無線子機4a,4bが子機ペアリングモードで起動した後、無線子機4a,4bのマイコン16は、図示しない入力部を介したユーザ操作に基づき、送受信部18を介して、無線親機6aに対してペアリング要求を送信する(ステップS4)。無線親機6aの制御部44は、RF通信部48を介して無線子機4a,4bからのペアリング要求を取得する。なお、無線子機4a,4bが何れかの無線親機とペアリングされていた場合、無線子機4a,4bは、子機ノーマルモードで起動する。再度ペアリングを行う場合には、無線子機4a,4bのメモリ36に記憶されているペアリング情報(後述する)を削除する必要がある。
次に、無線親機6aの制御部44は、無線子機4a,4bからのペアリング要求に基づいて、無線子機管理テーブル54を作成する(ステップS5)。具体的には、制御部44は、管理部46に対して無線子機管理テーブル54を作成するよう指示し、管理部46は、まず、無線子機4a,4bそれぞれの収集開始時刻を一定時間の間隔(通信間隔)をおいて設定する。そして、管理部46は、無線子機4a,4b毎に識別番号、収集開始時刻、通信間隔及び送信周期等を含む無線子機管理テーブル54を作成する。例えば、無線子機4aの識別番号を1、収集開始時刻を0時0分0秒、通信間隔を3秒、送信周期を10分としたとき、これらの情報が無線子機4aのタイミング情報として、無線子機管理テーブル54において記憶される。またこの場合において、無線子機4bの識別番号は、無線子機4aの識別番号と異なる番号(例えば2)となり、無線子機4bの収集開始時刻は、通信間隔が3秒であるから0時0分3秒となる。そして、無線子機4bのタイミング情報として、識別番号:2、収集開始時刻:0時0分3秒、通信間隔:3秒、送信周期:10分が無線子機管理テーブル54において記憶される。
次に、制御部44は、無線子機管理テーブル54に格納されている無線子機4a,4bのタイミング情報を読み出し、無線親機6aの識別番号及び無線子機4a,4bのタイミング情報等を含むペアリング情報を無線子機4a,4bに対して送信するようRF通信部48に指示する。RF通信部48は、無線子機4aのペアリング情報を無線子機4aに、無線子機4bのペアリング情報を無線子機4bに送信する(ステップS6)。無線子機4a,4bそれぞれのマイコン16は、送受信部18を介してそれぞれのペアリング情報を取得する。
次に、無線子機4a,4bのマイコン16は、無線親機6aのRF通信部48から送信され送受信部18において受信したペアリング情報をメモリ36に記憶させ(ステップS7)、送受信部18を介してペアリング情報を取得した旨を通知する受信確認を無線親機6aに送信する(ステップS8)。無線子機4a,4bは、ステップS8の処理を終えた後、子機ペアリングモードを終了する。
一方、サーバ10のサーバ制御部58は、図示しない入力部を介したユーザ操作に基づき、データ通信部68を介して無線親機6aに対してペアリング情報を送信するよう要求する(ステップS10)。無線親機6aの制御部44は、サーバ10からの要求に従い、ペアリング情報を送信する(ステップS11)。
具体的には、制御部44は、無線子機管理テーブル54に格納されている無線子機4a,4bの識別番号、収集開始時刻、通信間隔及び送信周期等を含むタイミング情報を読み出し、無線親機6aの識別番号及びタイミング情報等を含むペアリング情報をサーバ10に対して送信するよう通信部50に指示する。通信部50は、ネットワーク78を介してペアリング情報をサーバ10に送信する。サーバ10のサーバ制御部58は、データ通信部68を介してペアリング情報を取得する。なお、無線親機6aは、サーバ10からのユーザ操作等に基づき、ペアリングモードを終了し、ノーマルモードに移行する。
サーバ10のサーバ制御部58は、データ通信部68において受信したペアリング情報を子機情報として無線子機管理テーブル61に記憶させる。即ち、サーバ制御部58は、無線親機6aの無線子機管理テーブル54のタイミング情報と無線子機管理テーブル61の子機情報とを同期させる(ステップS12)。無線子機管理テーブル61には、無線子機4a,4bの識別番号から把握可能な無線子機4a,4bの設置場所に関する情報、無線子機4a,4bが備えるセンサ情報等の属性情報が追加される。サーバ制御部58は、ペアリング情報及び無線子機管理テーブル61に追加された属性情報を含む子機情報を管理する(ステップS13)。
次に、データ収集システム2において無線親機6a、無線中継機8a及び無線子機4cのリピータペアリングをする際の処理について説明する。無線子機4c、無線親機6a、無線中継機8a及びサーバ10が互いに通信可能な状態で、サーバ10は、図示しない入力部を介したユーザ操作に基づき、無線親機6aに対してリピータペアリングモードに移行するよう要求する。無線親機6aは、サーバ10からの要求に従い、リピータペアリングモードに移行する。
一方、無線中継機8aは、メモリ36にリピータペアリング情報(後述する)が記憶されておらず、図示しない入力部を介したユーザ操作に基づいて中継機として起動した場合、リピータペアリングモードで立ち上がる。無線中継機8aは、リピータペアリングモードで立ち上がった後、図示しない入力部を介したユーザ操作に基づき、無線親機6aに対してリピータペアリング要求を送信する。無線親機6aは、無線中継機8aからのリピータペアリング要求を取得する。なお、無線中継機8aが何れかの無線親機とリピータペアリングされていた場合、無線中継機8aは、リピータノーマルモードで起動する。再度リピータペアリングを行う場合には、無線中継機8aのメモリ36に記憶されているリピータペアリング情報を削除する必要がある。
次に、無線親機6aは、無線中継機8aからのリピータペアリング要求に基づいて、無線子機管理テーブル54に無線中継機8aの識別番号等を含むリピータ情報を記憶させる。次に、制御部44は、無線子機管理テーブル54に格納されている無線中継機8aのリピータ情報を読み出し、無線親機6aの識別番号及び無線中継機8aのリピータ情報等を含むリピータペアリング情報を無線中継機8aに送信する。無線中継機8aは、リピータペアリング情報を取得する。
次に、無線中継機8aは、取得したリピータペアリング情報をメモリ36に記憶させ、リピータペアリング情報を取得した旨を通知する受信確認を無線親機6aに送信する。次に、無線中継機8aは、図示しない入力部を介したユーザ操作に基づき、リピータ子機追加モードに移行する。
一方、無線子機4cは、子機ペアリングモードで起動した後、図示しない入力部を介したユーザ操作に基づき、無線中継機8aを介して親機6aに対してペアリング要求を送信する。無線親機6aは、無線中継機8aを介して無線子機4cからのペアリング要求を取得する。
次に、無線親機6aは、無線中継機8aを介した無線子機4cからのペアリング要求に基づいて、無線子機4cの収集開始時刻を設定し、無線子機4cの識別番号、収集開始時刻、通信間隔及び送信周期等を含む無線子機4cのタイミング情報を無線子機管理テーブル54に作成する。次に、無線親機6aは、無線子機管理テーブル54に格納されている無線子機4cのタイミング情報を読み出し、無線中継機8aを介して無線親機6aの識別番号、無線中継機8aの識別番号及びタイミング情報を含むペアリング情報を無線子機4cに送信する。無線子機4cは、ペアリング情報を取得する。
次に、無線子機4cは、取得したペアリング情報をメモリ36に記憶させ、無線中継機8aを介してペアリング情報を取得した旨を通知する受信確認を無線親機6aに送信する。無線子機4cは、受信確認を送信後、子機ペアリングモードを終了する。また、図6に示すステップS10の要求を契機として、ステップS10〜S13の処理が行われる。
なお、無線親機6bと無線子機4d,4eとを紐付けして登録する処理(ペアリング)についても、図6に示す処理と同様の処理を行う。また、新たな無線子機と無線親機6a,6bとのペアリングを行う場合にも、図6に示す処理と同様の処理を行う。また、無線親機6bと無線中継機8bと無線子機4fとを紐付けして登録する処理(リピータペアリング)についても、上述した無線親機6aと無線中継機8aと無線子機4cとのリピータペアリングと同様の処理を行う。また、新たな無線子機と無線親機6a,6bと無線中継機8a,8b(または新たな無線中継機)とのリピータペアリングを行う場合にも、上述したリピータペアリングと同様の処理を行う。
なお、送信周期をP1(図7参照)、通信間隔をP5(図7参照)、無線親機の時刻同期処理時間をP6(図7参照)としたとき、1台の無線親機に対して{(P1−P6)/P5}台の無線子機をペアリングまたはリピータペアリングすることができる。
次に、図面を参照して、この実施の形態に係るデータ収集システム2において、対象物に関するデータを収集するためのデータ収集方法について説明する。図7はデータ収集システム2の無線親機6a及び無線子機4a〜4cが通信する時間を示すタイムチャート、図8はデータ収集システム2の無線子機4aが実行する処理について説明するためのフローチャートである。
無線子機4aのマイコン16は、図8に示すように、RTC部40が計時する時刻と予め設定されている収集開始時刻T1(初期設定で設定された収集開始時刻:図7参照)とが一致したかどうかを判別する(ステップS20)。
RTC部40が計時する時刻と収集開始時刻T1とが一致したときに(ステップS20:Yes)、マイコン16は、無線子機4aをスリープ状態から起動させるよう電源制御部19に指示し、電源制御部19は、無線子機4aをスリープ状態から起動させる(ステップS21)。
次に、マイコン16の演算処理部38は、演算プログラム42を読み込み、センサ14からの測定値のサンプリング及び測定値に対する演算処理を開始し、これらサンプリング及び演算処理を繰り返す(ステップS22)。具体的には、演算処理部38は、(1)加速度センサ20及び温度センサ22からの測定値を所定時間及び所定回数繰り返しサンプリングし、(2)サンプリングされた測定値をメモリ36に一時的に記憶させ、(3)メモリ36に記憶された加速度センサ20の測定値より平均値、最大値、最小値、P−P値(Peak to Peak値)、RMS値(実効値)及び波高率(P−P値/実効値)等の演算値を算出し、(4)メモリ36に記憶された温度センサ22の測定値より平均値等の演算値を算出する。
次に、マイコン16は、電源制御部19よりバッテリ残量に関する情報を取得する(ステップS23)。マイコン16は、送信時間P3(図7参照)内に、無線親機6aに対してステップS22において算出された演算値を対象物に関するデータとして無線親機6aに送信すると共に、ステップS23において取得したバッテリ残量に関する情報を送信するよう送受信部18に指示する。送受信部18は、演算値及びバッテリ残量に関する情報を無線親機6aに送信する(ステップS24)。
次に、マイコン16は、無線親機6aからの受信確認を受信時間P4内に受取り、通信時間P2が経過した後、無線子機4aを再びスリープ状態に移行させるよう電源制御部19に指示する。電源制御部19は、無線子機4aを再びスリープ状態に移行させる(ステップS25)。マイコン16は、送信周期P1(T4−T1)毎にステップS20〜ステップS25の動作を繰り返す。
なお、無線子機4bは、ステップS20においてRTC部40が計時する時刻と収集開始時刻T2(図7参照)とが一致したか否かを判別し、ステップS21〜S25において無線子機4aと同様の処理を行う。無線子機4cは、ステップS20においてRTC部40が計時する時刻と収集開始時刻T3(図7参照)とが一致したか否かを判別し、ステップS21〜S23において無線子機4aと同様の処理を行い、ステップS24において無線中継機8aにデータを送信し、ステップS25において無線子機4cをスリープ状態に移行させる。無線子機4d,4eは、ステップS20においてRTC部40が計時する時刻とそれぞれについて設定されている収集開始時刻とが一致したか否かを判別し、ステップS21〜S23において無線子機4aと同様の処理を行い、ステップS24において無線親機6bにデータを送信し、ステップS25において無線子機4d,4eをスリープ状態に移行させる。無線子機4fは、ステップS20においてRTC部40が計時する時刻と予め設定されている収集開始時刻とが一致したか否かを判別し、ステップS21〜S23において無線子機4aと同様の処理を行い、ステップS24において無線中継機8bにデータを送信し、ステップS25において無線子機4fをスリープ状態に移行させる。
一方、ステップS20においてRTC部40が計時する時刻と収集開始時刻T1とが一致していないと判別された場合には(ステップS20:No)、無線子機4aのマイコン16は、図8に示すように、RTC部40が計時する時刻と時間情報を受信する時刻とが一致したかどうかを判別する(ステップS26)。時間情報を受信する時刻はあらかじめ設定されており、例えば無線親機6aより時間情報を受信する周期が1回/1時間に設定されている場合、マイコン16は、前回無線親機6aより時間情報を受信した時刻から1時間経過したか否かを判別する。
ステップS26においてRTC部40が計時する時刻と時間情報を受信する時刻とが一致していないと判別された場合には(ステップS26:No)、マイコン16は、ステップS20の動作に戻る。一方、ステップS26においてRTC部40が計時する時刻と時間情報を受信する時刻とが一致したと判別された場合には(ステップS26:Yes)、マイコン16は、無線子機4aをスリープ状態から起動させるよう電源制御部19に指示し、電源制御部19は、無線子機4aをスリープ状態から起動させる(ステップS27)。
次に、マイコン16は、無線親機6aより送信される時間情報を受信するよう送受信部18に指示し、送受信部18は、無線親機6aより送信される時間情報を受信する(ステップS28)。即ち、マイコン16は、送受信部18を介してあらかじめ設定された周期毎に時間情報を受信する。次に、マイコン16は、受信した時間情報に基づいてRTC部40の時間ずれを補正する(ステップS29)。具体的には、マイコン16は、RTC部40が計時する時刻を無線親機6aの時計部52が計時する時刻に同期させる補正を行う(ステップS29)。
次に、マイコン16は、無線子機4aを再びスリープ状態に移行させるよう電源制御部19に指示し、電源制御部19は、無線子機4aを再びスリープ状態に移行させる(ステップS30)。マイコン16は、あらかじめ設定された周期(例えば1回/1時間)毎にステップS26〜ステップS30の動作を繰り返す。
なお、無線子機4bは、ステップS26〜S30において無線子機4aと同様の処理を行う。無線子機4cは、ステップS26,S27,S29,S30において無線子機4aと同様の処理を行い、ステップS28において無線親機6aから送信される時間情報を無線中継機8aより受信する。無線子機4d,4eは、ステップS26,S27,S29,S30において無線子機4aと同様の処理を行い、ステップS28において無線親機6bから送信される時間情報を無線親機6bより受信する。無線子機4fは、ステップS26,S27,S29,S30において無線子機4aと同様の処理を行い、ステップS28において無線親機6bから送信される時間情報を無線中継機8bより受信する。
次に、図9に示すフローチャートを参照して、データ収集システム2の無線親機6aが実行する処理について説明する。
無線親機6aの制御部44は、図9に示すように、無線親機6aとペアリングされている無線子機4a,4bまたは無線親機6aとリピータペアリングされている無線中継機8aの何れかからデータをRF通信部48が受信したか否かを判別する(ステップS40)。ステップS40において無線子機4a,4bまたは無線中継機8aの何れかから送信されたデータをRF通信部48が受信した場合には(ステップS40:Yes)、制御部44は、RF通信部48を介してデータである演算値及びバッテリ残量に関する情報を取得する(ステップS41)。そして、制御部44は、ステップS41において取得した演算値及びバッテリ残量に関する情報を受信日時情報と無線子機識別情報と共にデータベース56に一時的に記憶させる(ステップS42)。具体的には、管理部46は、無線子機4a〜4cそれぞれから順次送信される演算値及びバッテリ残量に関する情報をデータとして時系列に、受信日時情報と無線子機識別情報と共にデータベース56に記憶させる。データである演算値及びバッテリ残量に関する情報は、サーバ10からデータ送信の要求を受けるまで、データベース56に保存される。制御部44は、ステップS42の動作を終えると、ステップS40の動作に戻る。
一方、ステップS40において無線子機4a,4b、無線中継機8aの何れからもデータが送信されていない場合、即ち、RF通信部48においてデータを受信していない場合には(ステップS40:No)、制御部44は、時計部52が計時する時刻と時間情報を送信する時刻とが一致したかどうかを判別する(ステップS43)。時間情報を送信する時刻はあらかじめ設定されており、例えば無線親機6aが時間情報を一斉送信する周期が1回/180秒に設定されている場合、制御部44は、前回時間情報を一斉送信した時刻から180秒経過したか否かを判別する。
ステップS43において時計部52が計時する時刻と時間情報を送信する時刻とが一致したと判別された場合には(ステップS43:Yes)、制御部44は、時計部52から時間情報、即ち時計部52が計時している時刻(カレンダー)を取得する(ステップS44)。そして、制御部44は、無線親機6aが管理する通信エリア内に設置されているすべての無線子機4a,4b及び無線中継機8aに対して、ステップS44において取得した時間情報を一斉送信するようRF通信部48に指示する。RF通信部48は、時間情報を無線親機6aが管理する通信エリア内に設置されているすべての無線子機4a,4b及び無線中継機8aに一斉送信する(ステップS45)。制御部44は、ステップS45の動作を終えると、ステップS40の動作に戻る。
なお、ステップS45において一斉送信される時間情報を、無線子機4a,4bは予め設定された周期(例えば1回/1時間)でのみ受信するが、無線中継機8aは常時受信し、時刻同期を行う。また、無線中継機8aは、一斉送信された時間情報を無線中継機8aが管轄する通信エリア内に設置されているすべての無線子機4cに対して一斉送信するが、無線子機4cは、無線中継機8aより一斉送信された時間情報を、予め設定された周期(例えば1回/1時間)でのみ受信する。
無線子機4a〜4fは、RTC部40の時間ずれの最小限化と無線子機4a〜4fの省電力化とを実現するために、例えば1時間周期で時間情報を受信し、RTC部40の時刻補正を行う。無線子機4a〜4f及び無線中継機8a,8bは、電源オフ時にRTC部40の時刻計時を保持するためのバックアップ電源を有しておらず、バッテリ交換、瞬断または瞬停等の際、RTC部40の時間情報が揮発する。したがって、無線親機6a,6bは、無線子機4a〜4f及び無線中継機8a,8bのいずれかが電源喪失から復帰した際に迅速にRTC部40の時刻補正を行うことができるように、180秒周期で時間情報を一斉送信する。
図9のステップS43において時計部52が計時する時刻と時間情報を送信する時刻とが一致していないと判別された場合には(ステップS43:No)、制御部44は、サーバ10からデータを送信するよう要求されたか否かを判別する(ステップS46)。ステップS46においてサーバ10からの要求を通信部50において受信していない場合には(ステップS46:No)、制御部44は、ステップS40の動作に戻る。一方、ステップS46においてサーバ10からの要求を通信部50において受信した場合には(ステップS46:Yes)、制御部44は、サーバ10の要求に応じて、データベース56から必要な演算値を読み込む(ステップS47)。例えば、サーバ10から10件のデータを送信するよう要求された場合には、制御部44は、データベース56に記憶されているデータである演算値及びバッテリ残量に関する情報を最大10件順次読み込み、送信するよう通信部50に指示し、通信部50は、演算値及びバッテリ残量に関する情報をサーバ10に送信する(ステップS48)。即ち、制御部44は、通信部50を介してデータベース56に記憶された演算値及びバッテリ残量に関する情報をサーバ10の要求に応じて一括又は分割して出力し、出力したデータはデータベース56から順次削除する。制御部44は、ステップS48の動作を終えると、ステップS40の動作に戻る。
なお、無線親機6bは、ステップS40において無線子機4d,4e及び無線中継機8bからデータを受信したか否かを判別し、ステップS41〜S48において無線親機6aと同様の処理を行う。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、データ収集システム2のサーバ10が実行する処理について説明する。
サーバ10は、あらかじめ設定された周期毎に無線親機6a,6bから無線子機4a〜4fのデータを順次収集する。まず、サーバ10のサーバ制御部58は、データ収集時刻となったか否かを判別する(ステップS50)。具体的には、サーバ制御部58は、前回無線親機6aよりデータ収集した時刻から予め設定された時間が経過したか否かを判別し、且つ無線親機6bよりデータ収集した時刻(無線親機6aよりデータ収集した時刻と異なる)から予め設定された時間が経過したか否かを判別する。ステップS50においてデータ収集時刻でないと判別された場合には(ステップS50:No)、サーバ制御部58は、ステップS50の動作に戻る。
一方、ステップS50において無線親機6aからデータ収集する時刻であると判別された場合には(ステップS50:Yes)、サーバ制御部58の収集部60は、無線親機6aからデータである演算値等を収集する。具体的には、収集部60は、データ通信部68を介して、データ送信要求を無線親機6aに対して送信し、無線親機6aから送信される演算値及びバッテリ残量に関する情報を取得する(ステップS51)。なお、データ送信要求においては最大送信データ件数が予め指定されており、収集部60は、無線親機6aのデータベース56に一時的に保存されているデータを時系列に古いデータから順に指定された最大件数まで1件ずつ無線親機6aから取得する。
次に、サーバ制御部58は、ステップS51において収集された1件の演算値がどの無線子機4a〜4cの測定値から演算された値であるかを無線子機4a〜4cの識別番号から割り出し、割り出された無線子機(以下、対象無線子機という。)の演算値・警報データベース62に格納し(ステップS52)、対象無線子機の閾値を読み込む(ステップS53)。閾値は、無線子機4a〜4fそれぞれに対して予め設定されており、無線子機管理テーブル61または演算値・警報データベース62に記憶されている。サーバ制御部58は、演算値・警報データベース62に格納された対象無線子機の演算値を読み出し、読み出した対象無線子機の演算値及びステップS53において読み込んだ対象無線子機の閾値を比較部64に出力する。比較部64は、サーバ制御部58から取得した対象無線子機の閾値と対象無線子機の演算値とを比較し(ステップS54)、比較結果をサーバ制御部58に出力する。
対象無線子機の演算値が対象無線子機の閾値を超えていると判別された場合には(ステップS55:Yes)、サーバ制御部58は、警報データを生成するよう生成部66に指示し、生成部66は、警報データを生成する(ステップS56)。ステップS56において生成された警報データは、対象無線子機の演算値・警報データベース62に記録される(ステップS57)。一方、対象無線子機の演算値が対象無線子機の閾値を超えていないと判別された場合には(ステップS55:No)、サーバ制御部58は、ステップS58の動作に移行する。
サーバ制御部58は、収集部60が無線親機6aから最大件数分のデータを収集し終えたか否かを判別する(ステップS58)。ステップS58において収集部60が無線親機6aから最大件数分のデータを収集し終えてないと判別された場合には(ステップS58:No)、サーバ制御部58は、ステップS51の動作に戻り、ステップS58において収集部60が無線親機6aから最大件数分のデータを収集し終えたと判別されるまで(ステップS58:Yes)、ステップS51〜S58の動作を繰り返す。また、ステップS50において無線親機6bからデータ収集する時刻であると判別された場合には(ステップS50:Yes)、サーバ制御部58は、無線親機6aにおけるステップS51〜S58の処理と同様の処理を行う。
監視端末12の監視端末制御部70は、入力部74を介したユーザ操作に基づいてサーバ10の演算値・警報データベース62に格納されている対象無線子機の演算値をサーバ10から取得すると、対象無線子機の演算値を表示部76に表示する。具体的には、監視端末制御部70は、演算値を時系列に表形式及びグラフ形式で表示部76に表示する。また、監視端末制御部70は、対象無線子機のバッテリ残量を表示部76に表示する。また、監視端末制御部70は、サーバ10の演算値・警報データベース62に格納されている対象無線子機の警報データをサーバ10から取得した場合には、対象無線子機の警報データを表示部76に表示する。具体的には、監視端末制御部70は、警報データに基づく警報メッセージ等を表示部76に表示する。なお、監視端末制御部70が表示部76に警報メッセージを表示する代わりに、または警報メッセージを表示すると共に、図示しないスピーカから警報音を鳴らす構成にしてもよい。また、複数の対象無線子機の演算値及び警報データを表示部76に表示する場合には、監視端末制御部70は、演算値及び警報データを対象無線子機毎に表示部76に表示する。例えば、監視端末制御部70は、対象無線子機それぞれに対するウィンドウ画面を表示部76に表示して、各ウィンドウ画面内に各対象無線子機の演算値に基づく表やグラフ等を表示する。
また、監視端末制御部70は、入力部74を介したユーザの指示等により、過去の警報データに基づいて警報履歴等を表示部76に表示させることもできる。この場合には、サーバ10のサーバ制御部58は、データ通信部68を介して演算値・警報データベース62に記憶されている過去の警報データを監視端末12に送信する。監視端末制御部70は、データ通信部72を介してサーバ10から過去の警報データを取得すると、取得した過去の警報データに基づいて警報履歴等を表示部76に表示する。
この実施の形態に係る無線子機、データ収集システム及びデータ収集方法によれば、無線子機が無線親機からあらかじめ設定された周期で時間情報を受信し、時間ずれを補正する。即ち、無線親機と無線子機との間の通信時間が制限されている場合であっても無線親機と無線子機との時間ずれを最小限に抑えることができる。したがって、例えば無線親機と一の無線子機との間に時間ずれが生じ、一の無線子機と他の無線子機とが同時にデータ送信を行うなど、予期せぬタイミングで無線子機が対象物に関するデータを無線親機に送信することを防止することができる。無線親機と無線子機との時間ずれを最小限に抑えることができると、通信時間と通信間隔との時間差を短くした場合や1台の無線親機に対して多くの無線子機をペアリングした場合等であっても、一の無線子機が発信する電波と他の無線子機が発信する電波との混信を回避することができる。また、該混信等により無線親機が管轄の無線子機から送信されるデータを受信し損なう事態を最小限化することができる。
また、この実施の形態に係る無線子機によれば、無線中継機は無線子機のセンサを取り除いたものであるため、無線子機を無線中継機として、または無線中継機にセンサを取り付けて無線子機として使用することができる。また、この実施の形態に係るデータ収集システム及びデータ収集方法によれば、最小限の機器及び最小限の電力で対象物に関するデータを収集することができる。したがって、対象物について監視または診断する際、その都度対象物設置場所までユーザが足を運ぶ必要がなく、この実施の形態に係る無線子機、データ収集システム及びデータ収集方法による収集結果に基づき、ユーザは対象物について様々な診断を行うことができる。
なお、この実施の形態に係るデータ収集システム及びデータ収集方法においては、警報データが生成された際、警報データに基づく警報メッセージ等が表示部に表示されるが、警報データが生成された旨を知らせる電子メールがあらかじめ設定された送信先に送信される構成にしてもよい。
2…データ収集システム、4a〜4f…無線子機、6a,6b…無線親機、8a,8b…無線中継機、10…サーバ、12…監視端末、14…センサ、16…マイコン、18…送受信部、19…電源制御部、20…加速度センサ、22…温度センサ、24…回路基板、26…コネクタ、27…プレート、28…ケーブル、29…円筒、30…ネジ、32…キャップ、34…A/D変換部、36…メモリ、38…演算処理部、40…RTC部、42…演算プログラム、44…制御部、46…管理部、48…RF通信部、50…通信部、52…時計部、54…無線子機管理テーブル、56…データベース、58…サーバ制御部、59…無線親機管理テーブル、60…収集部、61…無線子機管理テーブル、62…演算値・警報データベース、64…比較部、66…生成部、68…データ通信部、70…監視端末制御部、72…データ通信部、74…入力部、76…表示部、78…ネットワーク。

Claims (20)

  1. 対象物に取り付けられ、前記対象物に関するデータを収集する無線子機であって、
    少なくとも1つのセンサと、
    時刻を計時する計時部と、
    無線親機から前記対象物に関するデータを前記無線親機へ送信するタイミング情報を受信すると共に、前記無線親機から時間情報を受信する受信部と、
    前記受信部において前記時間情報を受信した際に、前記時間情報に基づいて前記計時部の時間ずれを補正する補正部と、
    前記受信部において受信した前記タイミング情報を記憶する記憶部と、
    前記計時部が計時する時刻と前記タイミング情報に基づく収集開始時刻とが一致したときに前記センサからの測定値のサンプリング及び前記測定値に対しての演算処理を開始し、前記サンプリング及び前記演算処理を繰り返す演算処理部と、
    前記タイミング情報に基づく通信時間内に、前記演算処理部により演算処理された演算値を前記対象物に関するデータとして前記無線親機へ送信する送信部と、
    前記収集開始時刻に前記無線子機をスリープ状態から起動させ、前記通信時間経過後に前記無線子機を再びスリープ状態へ移行させる電源制御部と、
    を備えることを特徴とする無線子機。
  2. 前記受信部は、あらかじめ設定された周期毎に前記時間情報を受信することを特徴とする請求項1記載の無線子機。
  3. 前記演算値は、平均値、最大値、最小値、P−P値、実効値及び波高率の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線子機。
  4. 少なくとも2つの前記センサを備え、
    一方の前記センサは温度センサであり、他方の前記センサは加速度センサであることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の無線子機。
  5. 無線親機と、請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の無線子機とを備え、前記対象物に関するデータを収集するデータ収集システムであって、
    前記無線親機は、
    時計部と、
    前記無線子機と通信する通信部と、
    前記無線子機に送信した前記タイミング情報を記憶する無線子機管理テーブルと、
    前記通信部を介して前記無線子機から取得した前記演算値を前記対象物に関するデータとして一時的に記憶する一時記憶部と、
    前記無線子機管理テーブル及び前記一時記憶部を管理する管理部と、
    前記一時記憶部に記憶されている前記演算値をサーバからの要求に応じて出力する出力部と、
    を備えることを特徴とするデータ収集システム。
  6. 前記無線親機の前記通信部は、前記時計部から取得した前記時間情報を前記無線子機に送信し、
    前記無線子機の前記補正部は、前記通信部から送信され前記受信部において受信した前記時間情報に基づいて、前記計時部が計時する時刻を前記時計部が計時する時刻に同期させることを特徴とする請求項5記載のデータ収集システム。
  7. 複数の前記無線子機を備え、
    前記管理部は、前記無線子機それぞれの前記収集開始時刻を一定時間の間隔をおいて設定し、前記無線子機管理テーブルにおいて、前記無線子機それぞれにおいて異なる前記収集開始時刻及び同一の前記通信時間を管理し、
    前記一時記憶部は、前記無線子機それぞれから送信される前記演算値を時系列に記憶し、
    前記出力部は、複数の前記無線子機の前記演算値を一括又は分割して出力することを特徴とする請求項5または請求項6記載のデータ収集システム。
  8. 前記一定時間の長さは、前記通信時間の長さより長い時間であることを特徴とする請求項7記載のデータ収集システム。
  9. 新たな無線子機のタイミング情報を前記無線子機管理テーブルに追加可能であることを特徴とする請求項5〜請求項8の何れか一項に記載のデータ収集システム。
  10. 前記無線親機と前記無線子機との間の通信を中継する無線中継機を更に備えることを特徴とする請求項5〜請求項9の何れか一項に記載のデータ収集システム。
  11. 前記無線中継機は、前記無線子機から前記センサを取り除いたものであることを特徴とする請求項10記載のデータ収集システム。
  12. 前記サーバと監視端末とを更に備え、
    前記サーバは、
    前記出力部から出力される前記演算値を収集する収集部と、
    前記収集部により収集された前記演算値を格納するデータベースと、
    前記無線子機に対して設定される閾値と前記演算値とを比較する比較部と、
    前記比較部において前記演算値が前記閾値を超えていると判断された場合、警報データを生成し、前記警報データを前記データベースに記録する警報データ記録部と、を備え、
    前記監視端末は、
    前記データベースに格納されている前記演算値及び前記警報データを表示する表示部を備えることを特徴とする請求項5〜請求項11の何れか一項に記載のデータ収集システム。
  13. 複数の前記無線親機を備え、
    前記収集部は、複数の前記無線親機それぞれの前記出力部から出力される前記演算値を順次収集することを特徴とする請求項12記載のデータ収集システム。
  14. 無線子機、無線親機、サーバ及び監視端末を備えたデータ収集システムにおいて、対象物に前記無線子機を取り付け、前記対象物に関するデータを収集するためのデータ収集方法であって、
    前記無線子機が、
    計時部が計時する時刻と予め設定されている収集開始時刻とが一致したときにスリープ状態から起動する起動工程と、
    少なくとも1つのセンサからの測定値のサンプリング及び前記測定値に対する演算処理を繰り返す演算処理工程と、
    予め設定されている送信時間内に、前記演算処理工程において演算処理された演算値を前記対象物に関するデータとして前記無線親機に送信する演算値送信工程と、
    前記無線親機より時間情報を受信する時間情報受信工程と、
    前記時間情報受信工程において前記時間情報を受信した際に、前記時間情報に基づいて前記計時部の時間ずれを補正する補正工程と、
    前記通信時間経過後に再びスリープ状態へ移行する移行工程と、
    を有することを特徴とするデータ収集方法。
  15. 前記無線親機が、時計部から取得した前記時間情報を前記無線子機に送信する時間情報送信工程を更に有し、
    前記補正工程は、前記計時部が計時する時刻を前記時計部が計時する時刻に同期させることを特徴とする請求項14記載のデータ収集方法。
  16. 前記時間情報受信工程は、あらかじめ設定された周期毎に前記時間情報を受信することを特徴とする請求項14または請求項15記載のデータ収集方法。
  17. 前記演算処理工程は、前記演算値として平均値、最大値、最小値、P−P値、実効値及び波高率の少なくとも1つを演算することを特徴とする請求項14〜請求項16の何れか一項に記載のデータ収集方法。
  18. 前記演算処理工程は、温度センサ及び加速度センサからの前記測定値をサンプリング及び演算処理することを特徴とする請求項14〜請求項17の何れか一項に記載のデータ収集方法。
  19. 前記無線親機が、
    複数の前記無線子機それぞれから順次送信される前記演算値を前記対象物に関するデータとして時系列に一時的に記憶する一時記憶工程と、
    前記一時記憶工程において記憶された複数の前記無線子機の前記演算値を前記サーバの要求に応じて一括又は分割して出力する出力工程と、を有し、
    前記サーバが、
    前記出力工程において複数の前記無線親機それぞれから出力された前記演算値を順次収集する収集工程と、
    前記収集工程において収集された前記演算値をデータベースに格納する格納工程と、
    前記無線子機それぞれに対して設定される閾値と前記無線子機それぞれの前記演算値とを比較する比較工程と、
    前記比較工程において前記演算値が前記閾値を超えていると判断された場合、警報データを生成し、前記警報データを前記データベースに記録する警報データ記録工程と、を有し、
    前記監視端末が、
    前記データベースに格納されている前記演算値及び前記警報データを前記無線子機毎に表示する表示工程を有することを特徴とする請求項14〜請求項18の何れか一項に記載のデータ収集方法。
  20. 前記無線親機が、
    複数の前記無線子機それぞれの前記収集開始時刻を一定時間の間隔をおいて設定し、無線子機管理テーブルにおいて、前記無線子機それぞれにおいて異なる前記収集開始時刻及び同一の前記通信時間を管理する管理工程と、
    新たな無線子機の収集開始時刻を前記無線子機管理テーブルに追加する追加工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項14〜請求項19の何れか一項に記載のデータ収集方法。
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