JP2018107646A - 経路制御装置及び経路制御方法 - Google Patents

経路制御装置及び経路制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018107646A
JP2018107646A JP2016252478A JP2016252478A JP2018107646A JP 2018107646 A JP2018107646 A JP 2018107646A JP 2016252478 A JP2016252478 A JP 2016252478A JP 2016252478 A JP2016252478 A JP 2016252478A JP 2018107646 A JP2018107646 A JP 2018107646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
path
node
topology information
list
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016252478A
Other languages
English (en)
Inventor
淳 西岡
Atsushi Nishioka
淳 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2016252478A priority Critical patent/JP2018107646A/ja
Publication of JP2018107646A publication Critical patent/JP2018107646A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】少ない計算リソースでノード間の経路情報を計算するための技術を提供する。
【解決手段】経路制御装置200は、通信装置と他の通信装置との間の経路コストが他の通信装置と対応づけられかつ経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の通信装置のそれぞれについて記憶する隣接リスト記憶部240と、隣接リストに基づいて生成された複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶するトポロジー記憶部230と、隣接リストに基づいてトポロジー情報を生成し、複数の通信装置の間の経路をトポロジー情報に基づいて計算する経路計算部210と、経路を記憶するパス記憶部220とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、経路制御装置及び経路制御方法に関する。
大規模なネットワーク内の2点間の経路計算は、ネットワーク内に配置された通信装置(ノード)の接続情報に基づいて、例えばホップ数が最小となるように計算される。経路探索のアルゴリズムとして、A*(エースター)アルゴリズムや、双方向探索アルゴリズムが知られている。ノードが持つ接続情報の例として、周囲のノードへのホップ数がある。接続情報はノード毎に存在し、経路の計算は各ノードから収集された接続情報に基づいて行われる。
本発明に関連して、特許文献1には、ノード間の経路が時間的に変化するネットワークにおけるメッセージの転送方法が記載されている。
特表2002−512479号公報
一般に、各ノードが持つ一般的な接続情報をそのまま用いてノード間の経路計算を行うと、ネットワーク内部の経路の組み合わせが膨大になってしまう。その結果、経路計算に要する時間が長くなったり、経路計算の際の処理装置やメモリなどの計算リソースの消費量が増大したりする恐れがある。そして、特許文献1は、このような課題を解決するための技術を開示していない。
(発明の目的)
本発明は、少ない計算リソースでノード間の経路情報を計算するための技術を提供することを目的とする。
本発明の経路制御装置は、
通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶する隣接リスト記憶部と、
前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶するトポロジー記憶部と、
前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する経路計算部と、
前記経路を記憶するパス記憶部と、
を備える。
本発明の他の経路制御装置は、通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶する隣接リスト記憶部と、
前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶するトポロジー記憶部と、
前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する経路計算部と、
を備える。
本発明の経路制御方法は、
通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶し、
前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶し、
前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、
前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算し、
前記経路を記憶する、
ことを特徴とする。
本発明の経路制御プログラムは、経路制御装置のコンピュータに、
通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶する手順、
前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶する手順
前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成する手順、
前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する手順、
前記経路を記憶する手順、
を実行させる。
本発明は、少ない計算リソースでノード間の経路情報を計算することが可能な経路制御装置、経路制御方法及び経路制御プログラムを提供する。
第1の実施形態の経路制御システム10の構成例を示すブロック図である。 経路計算手順の例を示すフローチャートである ノードXの増設の例について説明する図である。 ノードAの接続情報の例を示す図である。 ノードBの接続情報の例を示す図 ノードA、B及びXの隣接リストの生成例を説明する図である。 経路計算に用いられるトポロジー情報について説明する図である。 第2の実施形態のトポロジー情報について説明する図である。 第3の実施形態の経路制御システム20の構成例を示すブロック図である。 第4の実施形態の経路制御装置200の構成例を示すブロック図である。
以下に、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態では、経路制御装置はホップ数が所定の値以下の隣接ノードの情報をノード毎に保持する。そして、経路制御装置は、データの送信元及び宛先となるノードが持つ隣接ノードのリスト(隣接リスト)を基に経路計算を行う。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の経路制御システム10の構成例を示すブロック図である。経路制御システム10は、経路制御装置100及びノード901〜904を備える。ノード901〜904は、経路制御装置100の通信部150及び他のノードと通信可能である。ノードは、データを他のノードを経由して転送する、通信装置である。図1には4台のノードが記載されている。しかし、経路制御システム10が備えるノードの数は4台に限定されない。経路制御装置100の通信部150に接続されたノード901〜904を総称する場合にはノード900と記載する。また、図1では、データを転送するためのノード間の経路の記載は省略されている。ノード間の通信回線及びノード900と通信部150との間の通信回線として無線通信回線を用いることができるが、これらの通信回線に有線通信回線を用いてもよい。
経路制御装置100は、経路計算部110、パス記憶部120、トポロジー記憶部130、隣接リスト記憶部140、通信部150を備える。
隣接リスト記憶部140は、ノード901〜904のそれぞれについて、他のノードまでのホップ数を含む隣接リストを記憶する。ここで、隣接リストに含まれるホップ数の上限(最大ホップ数)はm(mは自然数)である。例えば、ノード901の隣接リストは、ノード902、903、904と、それぞれのノードへのホップ数とが対応づけられたテーブルである。ただし、ホップ数がmを超えるノードの情報は隣接リストには記載されない。最大ホップ数mの値は、管理者によって経路計算部110に設定されてもよい。
経路計算部110は、ノード900のそれぞれから通知された接続情報に基づいて隣接リストを生成する。ノード900から通知された接続情報は、ノード901〜904毎の、直接接続された他のノードへの情報(すなわち、ホップ数1のノードの情報)である。
経路計算部110は、隣接リスト記憶部140から読み出した隣接リストに基づいてトポロジー情報を生成し、生成したトポロジー情報をトポロジー記憶部130に記憶する。例えば、経路計算部110は、隣接リストに記載されたノードを探索して求めたノード毎の接続関係を、トポロジー情報としてトポロジー記憶部130に記憶してもよい。トポロジー情報は、隣接リストに変更がある度に生成されてもよく、経路計算が必要となった際にその時点の隣接リストに基づいて生成されてもよい。経路計算部110は、ノード900から選択された2台のノードの間の経路をトポロジー情報に基づいて計算し、計算によって求められた経路を経路情報としてパス記憶部120に記憶する。経路計算部は、ホップ数が最小となる経路を求めてもよい。
トポロジー記憶部130は、ノード毎に、ホップ数がm以下の距離にある他のノードの情報であるトポロジー情報を記憶する。パス記憶部120は、経路計算部110によって求められた、選択されたノード間の経路情報を記憶する。通信部150は、ノード900と経路制御装置100とのインタフェース回路である。例えば、通信部150は、ノード900から通知されたノード毎の接続情報を経路計算部110へ通知する。
経路計算部110は経路計算を行うコンピュータである。パス記憶部120、トポロジー記憶部130及び隣接リスト記憶部140は、経路計算部110との間でデータを読み出し及び書き込み可能なメモリである。
図2は、経路制御装置100における、経路計算手順の例を示すフローチャートである。経路制御装置100は、ノード901〜904のいずれかから接続情報を受信すると(図2のステップS1:Yes)、ホップ数がmに制限された隣接リストをノード毎に生成して隣接リスト記憶部140に記憶する(ステップS2)。接続情報を受信していない場合には、経路制御装置100は、経路要求の受信の有無を確認する(ステップS3)。経路要求は、パス記憶部120に記憶される特定の2点を結ぶ経路の生成あるいは既存の経路の更新の要求である。経路制御装置100に対する経路要求は、ノード901〜904のいずれかが行ってもよく、経路制御システム10の監視装置又は管理者が行ってもよい。経路制御装置100は、通信部150を介して経路要求を受信する。経路要求を受信していない場合は(ステップS3:No)、ステップS1に戻る。
経路制御装置100が経路要求を受信すると(ステップS3:Yes)、経路計算部110は、隣接リスト記憶部140から送信元ノード及び宛先ノードの隣接リストを取得する(ステップS4)。経路計算部110は、隣接リストに基づいてトポロジー情報を生成し、生成したトポロジー情報をトポロジー記憶部130に記憶する(ステップS5)。そして、経路計算部110は、送信元ノードから宛先ノードまでの経路(経路情報)を、トポロジー情報に基づいて求め、経路情報をパス記憶部120に記憶する(ステップS6)。経路情報は、送信元ノードから宛先ノードまでのホップ数が最小となる経路として求められてもよい。
経路制御装置100は、ステップS1からステップS6の手順を繰り返してもよい。あるいは、接続情報が受信されたことを契機にステップS2から手順が開始されてもよく、経路要求の受信を契機にステップS4から手順が開始されてもよい。
経路計算部110は、通信部150を介して経路情報をノード900の一部又は全部に通知することができる。経路情報が通知されたノード900は、経路情報に基づいて入力された伝送データを転送する次のノードを選択できる。経路情報に基づいてノード900が伝送データの経路を設定することで、経路制御装置100が計算した経路によって送信元ノードから宛先ノードへデータが伝送される。
ここで、隣接リスト記憶部140に記憶された隣接リストは、ホップ数が最大mで制限されている。このため、トポロジー情報は、ホップ数がm以下のノードの情報のみに基づいて生成される。従って、経路の計算は、ノード間のホップ数が高々mであるという組み合わせの範囲内で行われる。その結果、経路制御装置100は、隣接リストにおいてホップ数が制限されない場合と比較して、より少ない計算リソースで送信元ノードから宛先のノードまでの経路情報を計算することができる。
図3は、新しいノードXの増設の例について説明する図である。図3では経路制御装置100の記載は省略される。増設前には、ネットワークにはノードA、B、D1〜D5が存在する。ノードXは、ノードAとノードBとの間に設置される。実線は、ノード間の経路を示す。ノードA、B、D1〜D5、Xは、図1のノード900に含まれる。
ノードXの増設前のノードA及びノードBの接続情報は、図3の「ノードX増設前」のネットワーク構成を参照すると、図4及び図5のように表される。図4は、ノードAの接続情報の例を示す図であり、図5は、ノードBの接続情報の例を示す図である。ノードA及びノードBは、図4及び図5に示される、自身の接続情報を経路制御装置100へ通知する。図4に示されるように、ノードD1及びD3はノードAから1ホップである。また、図5に示されるように、ノードD2、D4及びD5はノードBから1ホップである。ここで、ノードAに直接接続されたノード(すなわち、ホップ数1で接続されたノード)がノードD1及びD3である場合に、ノードAの接続情報をA(D1,D3)と書くと、ノードBの接続情報はB(D2,D4,D5)と書ける。同様に、ノードD1〜D5の接続情報は、それぞれ、D1(A,D2)、D2(B,D1)、D3(A,D4)、D4(B,D3,D5)、D5(B,D4)と書ける。括弧内のノードの記載は順不同でよい。
経路計算部110は、これらの接続情報から、各ノードの隣接リストを生成する。例えば、ノードAからのホップ数が1であるノードは、ノードAの接続情報からノードD1及びノードD3である。従って、ノードAからのホップ数が2であるノードは、ノードD1及びノードD3から1ホップであるノードのうち、ノードA、D1及びD3以外のノードである。従って、ノードAからのホップ数が2であるノードは、ノードD1及びノードD3の接続情報D1(A,D2)及びD3(A,D4)から、ノードD2及びノードD4であることがわかる。同様に、ノードBからのホップ数が2であるノードは、ノードD2、D4及びD5から1ホップであるノードのうち、ノードB、D2、D4及びD5以外のノードである。従って、ノードBからのホップ数が2であるノードは、接続情報D2(B,D1)、D4(B,D3,D5)、D5(B,D4)から、ノードD1及びノードD3であることがわかる。最大ホップ数mが3以上の場合も同様の手順で隣接リストを生成することができる。
図6は、最大ホップ数mが2である場合の、ノードA、B及びXの隣接リストの生成例を説明する図である。図4及び図5の接続情報がノードA及びノードBから経路制御装置100へ通知されると、経路計算部110は、上述の手順により図6に示されるノードA及びノードBの隣接リストを生成して隣接リスト記憶部140に記憶する。
図3に示したようにノードAとノードBとの間にノードXが増設された場合には、経路制御装置100は、以下の手順でノードXの隣接リストを作成することができる。
ノードXはノードA及びノードBと直接接続されているので、経路制御装置100において生成されるノードXの隣接リスト(図6の右側)にはノードA及びノードBが1ホップのノードとして記載される。ノードXがノードA及びノードBと直接接続されていることは、これらのノードのいずれかが経路制御装置100に通知してもよく、管理者が経路制御装置100に設定してもよい。ノードXからノードA及びノードBへは1ホップであるから、ノードXの増設前にノードA又はノードBから1ホップであったノードには、ノードXからは2ホップで到達できる。従って、ノードXの隣接リストには、ノードXの増設前にノードA又はノードBから2ホップであったノードD1、D2、D3、D4及びD5が2ホップとして記載される。
このように、既設のノードと直接接続されるノードXが増設される場合には、ノードXの隣接リストの「ホップ数1」の項には、直接接続されるノード(図3の例ではノードA及びノードB)が記載される。そして、ノードXの隣接リストの「ホップ数2」の項には、ノードXと直接接続されるノードの隣接リストの「ホップ数1」の項に記載されたノードが記載される。図3の例では、ノードXの隣接リストには、ノードAの隣接リストの「ホップ数1」の項に記載されたノードD1及びD3と、ノードBの隣接リストの「ホップ数1」の項に記載されたノードD2、D4及びD5とが、ホップ数を1増加させて「ホップ数2」のノードとして記載される。本実施形態では最大ホップ数mが2であるため、隣接リストにはホップ数が3以上のノードは記載されない。しかし、最大ホップ数mが3以上の場合にも、増設されたノードからホップ数が「1」以上「m−1」以下であるノードのそれぞれの隣接リストに記載されたノードが、増設されたノードの隣接リストに、それぞれホップ数が1増加したノードとして記載される。
同一のノードが、ホップ数の異なるエントリに重複して記載されている場合には、ホップ数がより大きい項に記載されたノードが隣接リストから削除される。ホップ数がより大きい同一のノードを隣接リストから削除することで、不要な経路の計算を除くことができるとともに、より少ないホップ数で経路情報を計算できる。
このように、増設されたノードの隣接リストは、増設されたノードに直接接続されたノードの隣接リストに基づいて、経路制御装置100が生成することができる。従って、ノードXの隣接リストを生成する上記の手順は、隣接リストの生成に要するリソースを抑えることができる。また、増設されたノードXと経路制御装置100との間で通信ができない場合でも、経路制御装置100はノードXの隣接リストを生成できる。なお、ノードXが削除された場合には、経路計算部110は隣接リストを検索してノードXの情報を削除する。
ノード901〜904の間の通信に障害が発生した場合を考える。例えば、図3において、ノードXの増設後、ノードAとノードXとの間の区間の障害により両者間の通信が不能となったとする。この場合には、いずれかのノード、図示されないネットワーク監視装置あるいは管理者から経路制御装置100へ、通信が不能となった区間が通知される。通知を受けた経路制御装置100では、経路計算部110がパス記憶部120に記憶されている経路情報から当該区間の両端にあるノードA及びノードXを検索する。そして、経路計算部110は、トポロジー記憶部130に記憶されているトポロジー情報からノードAとノードXとの間を直接接続する経路を削除する。そして、経路計算部110は、修正されたトポロジー情報に基づいて経路を再計算し、再計算された経路情報をパス記憶部120に記憶する。この際、経路制御装置100は、ノード900から最新の接続情報を収集し、隣接リストを再び生成してもよい。
図4〜図6では、最大ホップ数mが2である場合について説明した。ノード間の経路探索においては、伝送遅延を考慮すると、送信元ノードから宛先ノードまでのホップ数の上限は数ホップとなる場合が多い。しかし、図2のステップS6において、送信元ノードの隣接リスト及び宛先ノードの隣接リストのみを用いてトポロジー情報を生成しても、送信元ノードから宛先ノードまでの経路が繋がらない場合もありうる。このような場合には、送信元ノードの隣接リストに加えて、送信元ノードの隣接リストに記載されたノード(以下、「ノードN1」という。)の隣接リスト及び宛先ノードの隣接リストを用いてトポロジー情報を生成してもよい。経路計算部110は、このトポロジー情報に基づいて送信元ノードと宛先ノードとの間の経路を求めてもよい。一般に、ノードN1と宛先ノードとの間がmホップ以下であれば、ノードN1の隣接リストを用いることにより、生成されたトポロジー情報には送信元ノードと宛先ノードとが含まれる。その結果、経路計算部110は、そのトポロジー情報を用いて送信元ノードと宛先ノードとの間の経路を求めることができる。ノードN1は、送信元ノードの隣接リストに記載された最もホップ数の大きいノードから選択されてもよい。
すなわち、経路計算部110は、送信元ノードの隣接リストと、宛先ノードの隣接リストと、送信元ノードの隣接リストに記載されたノード(ノードN1)の隣接リストと、を用いてトポロジー情報を生成してもよい。そして、経路計算部110は、このようにして生成されたトポロジー情報を用いて、送信元ノードと宛先ノードとの間の経路を計算してもよい。
さらに、ノードN1の隣接リストを用いても宛先ノードとの間の経路が見いだされない場合には、経路計算部110は、ノードN1の隣接リストに記載されたノード(以下、「ノードN2」という。)の隣接リストと宛先ノードの隣接リストをさらに用いて経路を計算してもよい。ノードN2は、ノードN1の隣接リストに記載された最もホップ数の大きいノードから選択されてもよい。
また、上記とは逆に、ノードN1の隣接リストに代えて宛先ノードの隣接リストに記載されたノードの隣接リストを用いてトポロジー情報を生成し、送信元ノードと宛先ノードとの間の経路を計算してもよい。
図7は、経路計算に用いられるトポロジー情報について説明する図である。図7の白及び黒の丸印はノードを示し、実線はノード間の経路を示す。ノードA及びノードBを含む各ノードは、図1のノード900に含まれるノードである。図7の[1]は、図1におけるノード900の接続関係の例を示す。ノードA及びノードBは、ノード900に含まれるノードである。経路制御装置100は、ノードA及びノードBから取得した接続情報から、ノードAの隣接リスト及びノードBの隣接リストを生成して、隣接リスト記憶部140に記憶する。図7の説明において、最大ホップ数mは4であるとする。図7の[2A]は、ノードAの隣接リストに含まれるホップ数4以下のノードトポロジー情報を示し、図7の[2B]は、ノードBの隣接リストに含まれるホップ数4以下のノードのトポロジーを示す。ノードA及びノードBのそれぞれの隣接リストを合わせた範囲は図7の[3]で示される。図7の[3]が、ノードAとノードBとの間の経路計算に用いられるトポロジー情報としてトポロジー記憶部130に記憶される。
第1の実施形態の以上の説明では、最大ホップ数mは、全てのノードについて共通であった。しかし、最大ホップ数mはノード毎に異なる値でもよい。また、経路計算部110は、隣接リストに記載されたノードのうち一部のノードのみに基づいてトポロジー情報を生成してもよい。例えば、隣接リストを生成する際には最大ホップ数を5としておき、トポロジー情報を生成する際にはその隣接リストから最大ホップ数mが2以下のノードのみを検索して、検索されたノードとの接続関係に基づいてトポロジー情報を生成してもよい。経路制御装置100は、最大ホップ数mが異なる複数のトポロジー情報を生成し、それぞれから得られる経路から選択された1つの経路をノード900に設定してもよい。
(第2の実施形態)
経路制御装置100が経路要求を受信した際に、経路上の帯域が指定される場合がある。帯域が指定された場合には、経路計算部110は、経路計算が終了すると、計算された経路上で当該リソースが使用されるものと判断し、その経路に対応するリソースを併せてパス記憶部120に記憶する。そして、その後経路要求が発生した際には、経路計算部110は、すでに割り当てられたリソースは使用できないという条件の下で、要求を満足する経路を探索する。
このような、リソースの要求を伴う複数の経路要求を処理する場合には、同一のリソースが異なる経路要求の処理で同時に使用されることを防ぐために、それぞれの経路の計算を排他的に行う必要がある。ここで、最大ホップ数が制限されない隣接リストを用いてトポロジー情報を生成すると、複数の経路要求の計算は同一のトポロジー情報を用いて行われる。この場合、上述したリソースの競合を防ぐためにはリソースの割り当て処理に関して排他制御を行う必要がある。
一方、第1の実施形態で説明した、最大ホップ数mが制限された隣接リストを用いることで、排他制御を行うことなく並行して複数の経路要求を処理できる場合がある。以下にその実施形態を説明する。本実施形態では、図1の経路制御システム10における複数の経路要求の処理について説明し、既出の説明は省略する。
図8は、第2の実施形態のトポロジー情報について説明する図である。図8の白又は黒の丸印はノードを示し、実線はノード間の経路を示す。ノードA1、A2、B1、B2を含む各ノードは、図1のノード900に含まれるノードである。本実施形態において、図8の各ノード間の経路は、第1の実施形態で説明した経路制御装置100によって計算される。図8の[1]はノードA1、A2、B1、B2を含むネットワークの全体を示す。
いま、ノードA1からノードB1への経路要求とノードA2からノードB2への経路要求とが同時に発生したとする。経路計算部110は、隣接リスト記憶部140に記憶されたノードA1、A2、B1、B2の隣接リストから、それぞれの経路の計算に必要なトポロジー情報を生成する。各隣接リストの最大ホップ数mは2である。
図8の[2A]は、本実施形態におけるノードA1からノードB1への経路計算に用いられるトポロジー情報であり、図8の[2B]は、本実施形態におけるノードA2からノードB2への経路計算に用いられるトポロジー情報である。図8の[2A]及び[2B]のいずれのトポロジー情報も、含まれるノードのノードA1、A2、B1、B2からのホップ数は2以下である。そして、図8の[2A]及び[2B]に示されるように、ノードA1からノードB1への経路計算に用いられるトポロジー情報と、ノードA2からノードB2への経路計算に用いられるトポロジー情報とは重複しない。このような場合には、経路計算部110は、これらの経路要求を同時に処理しても経路におけるリソースの競合が起こらないと判断できるため、ノードA1からノードB1への経路要求とノードA2からノードB2への経路要求を同時に実行できる。
すなわち、経路制御システム10は、複数の経路要求を受けた場合に、それぞれの経路の計算に用いられるトポロジー情報が重複しない場合には、排他制御を行うことなく経路の計算を並行して実行できる。そして、経路の計算を並行して実行することで、経路の計算に要する時間を短縮できる。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態の経路制御システム20の構成例を示すブロック図である。経路制御システム20において、経路制御装置100の基本的な構成は第1の実施形態と同様である。以下では重複する説明は省略し、第1の実施形態との相違点について主に説明する。
経路制御装置100に接続されているノードはノード900と総称される。本実施形態では、ノード900は、ノード911〜915及びノード921〜925を含む。ノード911〜915はドメインM1に含まれ、ノード921〜925はドメインM2に含まれる。ドメインM1とドメインM2との間は1本のパスP12で接続される。ドメインは、ノード群が所属するグループを示す。
ノード900が互いに接続された複数のドメインM1及びドメインM2に分割されている場合には、ノード間の経路計算をドメイン毎に並列に行うことができる。例えば、ノード911からノード925への経路計算を行う場合には、ノード911からノード915への経路計算と、ノード921からノード925への経路計算とを並列に行うことができる。これは、図2のステップS4からステップS6までの手順を、ドメイン毎に並列に行うことに相当する。経路計算をドメイン毎に並行して行うことで、経路計算部110の計算時間の短縮を図ることができる。
ドメインM1内の経路計算結果及びパスP12によりノード911からノード921への経路が求まる。この経路と、ドメインM2におけるノード921からノード925への経路計算の結果を結合することで、ノード911からノード925への経路が求まる。経路制御装置100は、ノード911からノード925への経路を経路情報としてパス記憶部120に記憶させる。
このように、ノードが複数のドメインに分割されている場合には、ドメイン毎に経路を算出することで、経路計算の時間短縮を図ることができる。なお、図8ではドメインM1とドメインM2との間の経路はパスP12のみであるが、ドメイン間のパスは複数あってもよい。ドメイン間を接続するノードもそれぞれのドメインに複数あってもよい。経路制御装置100は、ドメイン毎の経路計算の結果及びドメイン間のパスのホップ数に基づいて、送信元ノードから宛先ノードまでのホップ数が最も小さくなるように、ドメイン間を接続するノード及びパスを選択しもよい。
すなわち、第3の実施形態の経路制御装置200は、少ない計算リソースでノード間の経路情報を計算することを可能とするとともに、経路計算の時間短縮を図ることができる。
図9ではドメインM1及びドメインM2にそれぞれ5台のノードが含まれる場合について説明した。しかし、ドメインの数は3以上でもよく、それぞれのドメインに含まれるノードの数も5台に限定されない。
第1乃至第3の実施形態において、無線通信回線によって各ノードが他のノード及び経路制御装置100又は200と接続される場合には、有線通信回線が用いられる場合と比べて、ノードの増設や撤去を容易に行うことができる。第1乃至第3の実施形態によれば、無線通信回線を備えるノードの増設や撤去に起因する経路要求が頻繁に生じる場合でも、迅速に経路を再計算することができる。
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態の経路制御装置200の構成例を示すブロック図である。第4の実施形態の経路制御装置200は、経路計算部210、パス記憶部220、トポロジー記憶部230、隣接リスト記憶部240を備える。
隣接リスト記憶部240は、経路制御装置200に接続された、図示されない複数の通信装置のそれぞれについて、隣接リストを記憶する。隣接リストは、経路コストが所定の値以下である他の通信装置が、経路コストに対応づけられた情報を含む。トポロジー記憶部230は、隣接リストに基づいて生成された複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶する。経路計算部210は、隣接リストを生成するとともに、隣接リストに基づいてトポロジー情報を生成し、複数の通信装置から選択された送信元の通信装置と宛先の通信装置との間の経路をトポロジー情報に基づいて計算する。パス記憶部220は、経路計算部210で計算された経路を記憶する。
このような構成を備える経路制御装置200は、経路のコストが所定の値以下である隣接リストを用いて送信元の通信装置と宛先の通信装置との間の経路を計算する。その結果、経路制御装置200は、少ない計算リソースでノード間の経路情報を計算することを可能とする。
以上の各実施形態に記載された機能及び手順は、経路制御装置100又は200が備える中央処理装置(central processing unit、CPU)がプログラムを実行することにより実現されてもよい。プログラムは、固定された、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。記憶媒体として半導体メモリ又は固定磁気ディスク装置を用いることができるが、これらには限定されない。経路計算部110及び経路計算部210は、記憶媒体を備えることができる。
なお、上記の実施形態の一部又は全部は以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶する隣接リスト記憶部と、
前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶するトポロジー記憶部と、
前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する経路計算部と、
前記経路を記憶するパス記憶部と、
を備える経路制御装置。
(付記2)
前記隣接リスト記憶部は、前記複数の通信装置から選択された第1の通信装置と第2の通信装置のそれぞれの前記隣接リストである第1の隣接リスト及び第2の隣接リストを記憶し、
前記経路計算部は前記第1及び第2の隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、前記第1の通信装置及び第2の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する、
付記1に記載された経路制御装置。
(付記3)
前記経路コストはホップ数であり、前記経路コストの所定の値は前記ホップ数の最大値である最大ホップ数m(mは自然数)であり、
前記隣接リスト記憶部は、前記複数の通信装置のそれぞれについて、前記ホップ数がm以下である前記他の通信装置が前記ホップ数に対応づけられた前記隣接リストを記憶する、
付記2に記載された経路制御装置。
(付記4)
前記経路計算部は、
前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストを前記隣接リスト記憶部から取得し、
前記第1及び第2の隣接リストから、前記ホップ数が1以上m−1以下である通信装置を抽出し、
前記第1及び第2の通信装置と前記ホップ数が1以上m−1以下である通信装置との間のそれぞれの前記ホップ数に1を加えたホップ数を、前記ホップ数が1以上m−1以下である通信装置と前記第1及び第2の通信装置と直接接続された第3の通信装置との間のホップ数とした第3の隣接リストを、前記第3の通信装置の隣接リストとして作成する、
付記3に記載された経路制御装置。
(付記5)
前記経路計算部は、前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストの一方と、前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストの他方に記載された第4の通信装置の隣接リストである第4の隣接リストと、を用いて前記トポロジー情報を生成し、前記トポロジー情報を用いて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間の経路を計算する、
付記3又は4に記載された経路制御装置。
(付記6)
前記経路計算部は、
mを増加させた前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を再作成し、前記再作成されたトポロジー情報に基づいて前記経路を計算する、付記3乃至5のいずれか1項に記載された経路制御装置。
(付記7)
前記経路計算部は、
前記複数の通信装置が接続されたネットワークを複数のドメインに分割し、前記ドメイン毎に前記トポロジー情報を生成し、前記ドメイン毎のトポロジー情報に基づいて前記経路を計算する、付記1乃至6のいずれか1項に記載された経路制御装置。
(付記8)
通信不能のパスの情報に基づいて前記パス記憶部に記憶された前記経路から前記通信不能のパスの両端の通信装置を検索し、検索された前記通信不能のパスの両端の通信装置の前記隣接リストを更新し、更新された前記隣接リストに基づいて前記経路を再計算する、付記1乃至7のいずれか1項に記載された経路制御装置。
(付記9)
前記経路計算部は、複数の経路の計算に用いられるそれぞれの前記トポロジー情報が重複しない場合に、前記複数の経路の計算を並行して実行する、付記1乃至8のいずれか1項に記載された経路制御装置。
(付記10)
通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶し、
前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶し、
前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、
前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算し、
前記経路を記憶する、
経路制御方法。
(付記11)
前記複数の通信装置から選択された第1の通信装置と第2の通信装置のそれぞれの前記隣接リストである第1の隣接リスト及び第2の隣接リストを記憶し、
前記第1及び第2の隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、
前記第1の通信装置及び第2の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する、
付記10に記載された経路制御方法。
(付記12)
前記経路コストはホップ数であり、前記経路コストの所定の値は前記ホップ数の最大値である最大ホップ数m(mは自然数)であり、
前記複数の通信装置のそれぞれについて、前記ホップ数がm以下である前記他の通信装置が前記ホップ数に対応づけられた隣接リストを記憶する、
付記11に記載された経路制御方法。
(付記13)
前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストを取得し、
前記第1及び第2の隣接リストから、前記ホップ数が1以上m−1以下である通信装置を抽出し、
前記第1及び第2の通信装置と抽出された前記通信装置との間のそれぞれの前記ホップ数に1を加えたホップ数を、抽出された前記通信装置と前記第1及び第2の通信装置と直接接続された第3の通信装置との間のホップ数とした第3の隣接リストを、前記第3の通信装置の隣接リストとして作成する、
付記12に記載された経路制御方法。
(付記14)
前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストの一方と、前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストの他方に記載された第4の通信装置の隣接リストである第4の隣接リストと、を用いて前記トポロジー情報を生成し、
前記トポロジー情報を用いて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間の経路を計算する、
付記12又は13に記載された経路制御方法。
(付記15)
mを増加させた前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を再作成し、前記再作成されたトポロジー情報に基づいて前記経路を計算する、付記12乃至14のいずれか1項に記載された経路制御方法。
(付記16)
前記複数の通信装置が接続されたネットワークを複数のドメインに分割し、前記ドメイン毎に前記トポロジー情報を生成し、前記ドメイン毎のトポロジー情報に基づいて前記経路を計算する、付記10乃至15のいずれか1項に記載された経路制御方法。
(付記17)
通信不能のパスの情報に基づいて、記憶された前記経路から前記通信不能のパスの両端の通信装置を検索し、検索された前記通信不能のパスの両端の通信装置の前記隣接リストを更新し、更新された前記隣接リストに基づいて前記経路を再計算する、付記10乃至16のいずれか1項に記載された経路制御方法。
(付記18)
複数の経路の計算に用いられるそれぞれの前記トポロジー情報が重複しない場合に、前記複数の経路の計算が並行して実行される、付記10乃至17のいずれか1項に記載された経路制御方法。
(付記19)
経路制御装置のコンピュータに、
通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶する手順、
前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶する手順
前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成する手順、
前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する手順、
前記経路を記憶する手順、
を実行させるための経路制御プログラム。
(付記20)
前記複数の通信装置から選択された第1の通信装置と第2の通信装置のそれぞれの前記隣接リストである第1の隣接リスト及び第2の隣接リストを記憶する手順、
前記第1及び第2の隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成する手順、
前記第1の通信装置及び第2の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する手順、を含む
付記19に記載された経路制御プログラム。
(付記21)
前記経路コストはホップ数であり、前記経路コストの所定の値は前記ホップ数の最大値である最大ホップ数m(mは自然数)であり、
前記複数の通信装置のそれぞれについて、前記ホップ数がm以下である前記他の通信装置が前記ホップ数に対応づけられた隣接リストを記憶する手順を含む、
付記20に記載された経路制御プログラム。
(付記22)
前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストを取得する手順、
前記第1及び第2の隣接リストから、前記ホップ数が1以上m−1以下である通信装置を抽出する手順、
前記第1及び第2の通信装置と抽出された前記通信装置との間のそれぞれの前記ホップ数に1を加えたホップ数を、抽出された前記通信装置と前記第1及び第2の通信装置と直接接続された第3の通信装置との間のホップ数とした第3の隣接リストを、前記第3の通信装置の隣接リストとして作成する手順、
を含む付記21に記載された経路制御プログラム。
(付記23)
前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストの一方と、前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストの他方に記載された第4の通信装置の隣接リストである第4の隣接リストと、を用いて前記トポロジー情報を生成する手順、
前記トポロジー情報を用いて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間の経路を計算する手順、
を含む付記21又は22に記載された経路制御プログラム。
(付記24)
mを増加させた前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を再作成する手順、
前記再作成されたトポロジー情報に基づいて前記経路を計算する手順、
を含む付記21乃至23のいずれか1項に記載された経路制御プログラム。
(付記25)
前記複数の通信装置が接続されたネットワークを複数のドメインに分割する手順、
前記ドメイン毎に前記トポロジー情報を生成する手順、
前記ドメイン毎のトポロジー情報に基づいて前記経路を計算する手順、
を含む付記19乃至24のいずれか1項に記載された経路制御プログラム。
(付記26)
通信不能のパスの情報に基づいて、記憶された前記経路から前記通信不能のパスの両端の通信装置を検索する手順、
検索された前記通信不能のパスの両端の通信装置の前記隣接リストを更新する手順、
更新された前記隣接リストに基づいて前記経路を再計算する手順、
を含む付記19乃至25のいずれか1項に記載された経路制御プログラム。
(付記27)
複数の経路の計算に用いられるそれぞれの前記トポロジー情報が重複しない場合に、前記複数の経路の計算を並行して実行する手順を含む、付記19乃至26のいずれか1項に記載された経路制御プログラム。
(付記28)
通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶する隣接リスト記憶部と、
前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶するトポロジー記憶部と、
前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する経路計算部と、
を備える経路制御装置。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
また、それぞれの実施形態に記載された構成は、必ずしも互いに排他的なものではない。本発明の作用及び効果は、上述の実施形態の全部又は一部を組み合わせた構成によって実現されてもよい。
10、20 経路制御システム
100、200 経路制御装置
110、210 経路計算部
120、220 パス記憶部
130、230 トポロジー記憶部
140、240 隣接リスト記憶部
150 通信部
900〜904 ノード
911〜915 ノード
921〜925 ノード

Claims (16)

  1. 通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶する隣接リスト記憶部と、
    前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶するトポロジー記憶部と、
    前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する経路計算部と、
    前記経路を記憶するパス記憶部と、
    を備える経路制御装置。
  2. 前記隣接リスト記憶部は、前記複数の通信装置から選択された第1の通信装置と第2の通信装置のそれぞれの前記隣接リストである第1の隣接リスト及び第2の隣接リストを記憶し、
    前記経路計算部は前記第1及び第2の隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、前記第1の通信装置及び第2の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する、
    請求項1に記載された経路制御装置。
  3. 前記経路コストはホップ数であり、前記経路コストの所定の値は前記ホップ数の最大値である最大ホップ数m(mは自然数)であり、
    前記隣接リスト記憶部は、前記複数の通信装置のそれぞれについて、前記ホップ数がm以下である前記他の通信装置が前記ホップ数に対応づけられた前記隣接リストを記憶する、
    請求項2に記載された経路制御装置。
  4. 前記経路計算部は、
    前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストを前記隣接リスト記憶部から取得し、
    前記第1及び第2の隣接リストから、前記ホップ数が1以上m−1以下である通信装置を抽出し、
    前記第1及び第2の通信装置と前記ホップ数が1以上m−1以下である通信装置との間のそれぞれの前記ホップ数に1を加えたホップ数を、前記ホップ数が1以上m−1以下である通信装置と前記第1及び第2の通信装置と直接接続された第3の通信装置との間のホップ数とした第3の隣接リストを、前記第3の通信装置の隣接リストとして作成する、
    請求項3に記載された経路制御装置。
  5. 前記経路計算部は、前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストの一方と、前記第1の隣接リスト及び前記第2の隣接リストの他方に記載された第4の通信装置の隣接リストである第4の隣接リストと、を用いて前記トポロジー情報を生成し、前記トポロジー情報を用いて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間の経路を計算する、
    請求項3又は4に記載された経路制御装置。
  6. 前記経路計算部は、
    mを増加させた前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を再作成し、前記再作成されたトポロジー情報に基づいて前記経路を計算する、請求項3乃至5のいずれか1項に記載された経路制御装置。
  7. 前記経路計算部は、
    前記複数の通信装置が接続されたネットワークを複数のドメインに分割し、前記ドメイン毎に前記トポロジー情報を生成し、前記ドメイン毎のトポロジー情報に基づいて前記経路を計算する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載された経路制御装置。
  8. 通信不能のパスの情報に基づいて前記パス記憶部に記憶された前記経路から前記通信不能のパスの両端の通信装置を検索し、検索された前記通信不能のパスの両端の通信装置の前記隣接リストを更新し、更新された前記隣接リストに基づいて前記経路を再計算する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された経路制御装置。
  9. 前記経路計算部は、複数の経路の計算に用いられるそれぞれの前記トポロジー情報が重複しない場合に、前記複数の経路の計算を並行して実行する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された経路制御装置。
  10. 通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶する隣接リスト記憶部と、
    前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶するトポロジー記憶部と、
    前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する経路計算部と、
    を備える経路制御装置。
  11. 通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶し、
    前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶し、
    前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、
    前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算し、
    前記経路を記憶する、
    経路制御方法。
  12. 前記複数の通信装置から選択された第1の通信装置と第2の通信装置のそれぞれの前記隣接リストである第1の隣接リスト及び第2の隣接リストを記憶し、
    前記第1及び第2の隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成し、
    前記第1の通信装置及び第2の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する、
    請求項11に記載された経路制御方法。
  13. 前記経路コストはホップ数であり、前記経路コストの所定の値は前記ホップ数の最大値である最大ホップ数m(mは自然数)であり、
    前記複数の通信装置のそれぞれについて、前記ホップ数がm以下である前記他の通信装置が前記ホップ数に対応づけられた隣接リストを記憶する、
    請求項12に記載された経路制御方法。
  14. 経路制御装置のコンピュータに、
    通信装置と他の通信装置との間の経路コストが前記他の通信装置と対応づけられかつ前記経路コストが所定の値以下である隣接リストを複数の前記通信装置のそれぞれについて記憶する手順、
    前記隣接リストに基づいて生成された前記複数の通信装置の接続関係を示すトポロジー情報を記憶する手順
    前記隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成する手順、
    前記複数の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する手順、
    前記経路を記憶する手順、
    を実行させるための経路制御プログラム。
  15. 前記複数の通信装置から選択された第1の通信装置と第2の通信装置のそれぞれの前記隣接リストである第1の隣接リスト及び第2の隣接リストを記憶する手順、
    前記第1及び第2の隣接リストに基づいて前記トポロジー情報を生成する手順、
    前記第1の通信装置及び第2の通信装置の間の経路を前記トポロジー情報に基づいて計算する手順、を含む
    請求項14に記載された経路制御プログラム。
  16. 前記経路コストはホップ数であり、前記経路コストの所定の値は前記ホップ数の最大値である最大ホップ数m(mは自然数)であり、
    前記複数の通信装置のそれぞれについて、前記ホップ数がm以下である前記他の通信装置が前記ホップ数に対応づけられた隣接リストを記憶する手順を含む、
    請求項15に記載された経路制御プログラム。
JP2016252478A 2016-12-27 2016-12-27 経路制御装置及び経路制御方法 Pending JP2018107646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016252478A JP2018107646A (ja) 2016-12-27 2016-12-27 経路制御装置及び経路制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016252478A JP2018107646A (ja) 2016-12-27 2016-12-27 経路制御装置及び経路制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018107646A true JP2018107646A (ja) 2018-07-05

Family

ID=62787866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016252478A Pending JP2018107646A (ja) 2016-12-27 2016-12-27 経路制御装置及び経路制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018107646A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5625998B2 (ja) 情報処理システム
US9246709B2 (en) Storage device in which forwarding-function-equipped memory nodes are mutually connected and data processing method
WO2019052488A1 (zh) 链路状态通告lsa发送方法、装置和系统
US7869349B2 (en) Method and system for deducing network routes by querying routers
JP5703909B2 (ja) 情報処理装置、並列計算機システム、および並列計算機システムの制御方法
US10404576B2 (en) Constrained shortest path determination in a network
JP6288596B2 (ja) データ処理方法および装置
JP6204168B2 (ja) 転送装置、サーバ、および経路変更方法
WO2018080559A1 (en) Reducing flooding of link state changes in networks
JP5754504B2 (ja) 管理装置、情報処理装置、情報処理システム及びデータ転送方法
JPWO2015059917A1 (ja) マルチレイヤネットワーク制御方法および装置
JP5949561B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2018107646A (ja) 経路制御装置及び経路制御方法
JP7056207B2 (ja) トポロジ決定装置、トポロジ決定方法、トポロジ決定プログラムおよび通信システム
JP2012015837A (ja) 経路計算装置、データ転送装置、経路計算方法、データ転送方法およびプログラム
CN102651712A (zh) 多处理器系统的节点路由方法、控制器及多处理器系统
CN114338714A (zh) 一种区块同步方法、装置、电子设备和存储介质
CN114338724A (zh) 一种区块同步方法、装置、电子设备和存储介质
JP6036302B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6697158B2 (ja) 情報管理プログラム、情報管理方法、及び情報管理装置
JP2016225729A (ja) ネットワークシステム、データ転送制御方法及び制御装置
JP5001996B2 (ja) 経路計算装置、経路計算方法およびプログラム
JP6206105B2 (ja) 通信システム、通信方法および通信プログラム
KR101972696B1 (ko) Sdn 환경에서 애드-혹 센서 네트워크 내의 패킷 전송 방법 및 장치
CN114827008A (zh) 一种最短路径的确定方法以及相关设备