JP2018106928A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯 Download PDF

Info

Publication number
JP2018106928A
JP2018106928A JP2016252316A JP2016252316A JP2018106928A JP 2018106928 A JP2018106928 A JP 2018106928A JP 2016252316 A JP2016252316 A JP 2016252316A JP 2016252316 A JP2016252316 A JP 2016252316A JP 2018106928 A JP2018106928 A JP 2018106928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength conversion
conversion layer
scanning
distribution pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016252316A
Other languages
English (en)
Inventor
主 時田
Tsukasa Tokita
主 時田
雄壮 前野
Yuso Maeno
雄壮 前野
秀倫 曽根
Hidemichi Sone
秀倫 曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2016252316A priority Critical patent/JP2018106928A/ja
Publication of JP2018106928A publication Critical patent/JP2018106928A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/10Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
    • F21S41/14Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
    • F21S41/176Light sources where the light is generated by photoluminescent material spaced from a primary light generating element
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/10Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
    • F21S41/14Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/20Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
    • F21S41/25Projection lenses
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/20Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
    • F21S41/285Refractors, transparent cover plates, light guides or filters not provided in groups F21S41/24-F21S41/28
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S45/00Arrangements within vehicle lighting devices specially adapted for vehicle exteriors, for purposes other than emission or distribution of light
    • F21S45/40Cooling of lighting devices
    • F21S45/47Passive cooling, e.g. using fins, thermal conductive elements or openings

Abstract

【課題】望ましい光度分布を持つ配光パターンが形成できる車両用前照灯を提供するものである。【解決手段】励起光源8と、含有する蛍光物質10aが励起光源8の発光を受けて励起し発光することで白色に発光する波長変換層10と、波長変換層10の発光を透過させて前方に配光する投影レンズ12と、励起光源8と波長変換層10との間に介装されて、前方に所定の配光パターンを形成するように励起光源8の発光を波長変換層10に向けて走査する走査機構11とを備える車両用前照灯1において、波長変換層10は、走査機構11により走査された光B12が入射する部位における前記蛍光物質10aの含有量が異なる、すなわち、その厚さ又は蛍光物質10aの濃度が部位によって異なることとした。【選択図】図4

Description

走査機構を備える車両用前照灯に関する。
特許文献1には、MEMSミラーを備えた走査機構によって、光源であるレーザー装置からの出射光が蛍光体パネルに向けて走査されることで、蛍光体パネルから出射した光が投影レンズを介して車両前方に投影されて、所定の配光パターンが形成される車両用前照灯が開示されている。特許文献1に開示されている車両用前照灯は、MEMSミラーの傾倒とレーザー装置の点灯強度を制御して、望ましい形状と光度分布を持つ配光パターンを車両前方に形成している。
特開2014−65499号
しかし、文献1の車両用前照灯は、配光パターン内の光度分布をレーザー装置の点灯強度で調整しているため、MEMSミラーの傾倒の制御とともにレーザー装置の点灯強度の制御も行わなければならず、制御装置の構成が複雑になるという問題がある。
本願は上記問題に鑑みて、配光パターンの蛍光分布を、蛍光体パネルで調整できないかという発想のもとになされたものである。これにより簡単な制御で容易に望ましい光度分布を持つ配光パターンが形成できる車両用前照灯を提供するものである。
請求項1として、励起光源である半導体発光素子と、含有する蛍光物質が半導体発光素子の発光を受けて励起し発光することで白色に発光する波長変換層と、波長変換層の発光を透過させて前方に配光する投影レンズと、半導体発光素子と波長変換層との間に介装されて、前方に所定の配光パターンを形成するように半導体発光素子の発光を波長変換層に向けて走査する走査機構と、を備える車両用前照灯であって、波長変換層は、走査機構により走査された光が入射する部位における蛍光物質の含有量が異なる車両用前照灯を提供する。
(作用)波長変換層は、励起光源の光を浴びると励起し所定の色に発光する層であり、例えば蛍光物質の焼結体や、蛍光物質を透明なバインダーに分散させたものである。例えば励起光源が青色発光素子である場合には、波長変換層中には励起すると黄色に発光する蛍光物質が含まれている。発光物質の発光(黄色光)と波長変換層を透過した一部の励起光源の発光(青色光)とが混色し、白色光として出射する。走査機構により走査された光(以下、走査光という)が波長変換層に入射することで、波長変換層からは白色光が出射する。この際、蛍光物質の含有量が多い部位から出射する光は、蛍光物質の含有量が少ない部位から出射する光よりも、光度が高い。走査光が入射する部位によって、光度の異なる光が出射する。
請求項2として、波長変換層は、その厚さ又は蛍光物質の濃度の少なくとも一方が部位によって異なるようにした。
(作用)濃度とは、波長変換層に含まれる単位体積当たりの蛍光物質の量である。蛍光物質の濃度を一定にして波長変換層の厚さを調整する、又は波長変換層の厚さを一定にして蛍光物質の濃度を調整する、もしくは蛍光物質の濃度と波長変換層の厚さの両方を調整することで、蛍光物質の含有量を増減調整できる。波長変換層の厚さが厚い部位又は蛍光物質の濃度が高い部位からは、厚さの薄い又は蛍光物質の濃度が低い部位よりも、光度の高い光が出射する。
請求項3として、波長変換層は、中央部へいくほど厚い又は蛍光物質の濃度が高いとした。
(作用)波長変換層の中央部に走査光が入射すると、他の部位よりの光度の高い光が出射する。
請求項4として、配光パターンは、所定のカットオフラインを持つロービームの配光パターンであって、波長変換層における、配光パターンのカットオフラインに沿った領域の配光の形成に寄与する部位では、その厚さが他の部位より厚い、又は蛍光物質の濃度が他の部位より高くなるよう構成された、ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の車両前照灯を提供する。
(作用)カットオフライン近傍が明るい光度分布を持つ配光パターンが形成できる。
本開示の構成によれば、走査機構を有する車両前照灯において、簡単な制御で容易に望ましい光度分布を持つ配光パターンが形成可能な車両用前照灯を提供できる。
第1の実施形態における車両用前照灯の正面図。 第1の実施形態に係る車両用前照灯の水平断面図(図1のII−IIの位置で切断した図)。 走査機構をほぼ正面から見た斜視図。 第1の実施形態に係る波長変換層であって、(a)正面図、(b)縦断面図(図4(a)IV(b)−IV(b)線に沿った断面図)(c)水平断面図(図4(a)IV(c)−IV(c)線に沿った断面図)。 第1の実施形態に係る波長変換層を背面から見た図であって、配光パターンを形成する際の走査機構の走査を説明する説明図。 ハイビーム用配光パターンの光度分布の説明図。 第2の実施形態に係る車両用前照灯の縦断面図(図1のI−Iの位置で切断した図)。 第2の実施形態に係る波長変換層であって、(a)正面図、(b)水平断面図(図8(a)VIII(b)−VIII(b)線に沿った断面図)(c)断面図(図8(b)VIII(c)−VIII(c)線に沿った断面図)。 ハイビーム用配光パターンの光度分布の説明図。 第3の実施形態に係る車両用前照灯の縦断面図(図1のI−Iの位置で切断した図)。 第3の実施形態に係る波長変換層であって、(a)正面図、(b)縦断面図(図11(a)XI(b)−XI(b)線に沿った断面図)(c)水平断面図(図11(a)XI(c)−XI(c)線に沿った断面図)。 第3の実施形態に係る波長変換層を背面から見た図であって、ロービーム用配光パターンを形成する際の走査機構の走査を説明する説明図。 ロービーム用配光パターンの光度分布の説明図。
以下、本発明に係る車両用前照灯の好ましい実施形態を図面に従って説明する。各図においては、車両用前照灯の各方向を(上方:下方:左方:右方:前方:後方=Up:Lo:Le:Ri:Fr:Re)として説明する。
<第1の実施形態>
図1は第1の実施形態に係る車両用前照灯1の正面図である。車両用前照灯1は、ランプボディ2と、前面カバー3と、前照灯ユニット4とを備える。ランプボディ2は、車両の前方に開口部を有する。前面カバー3は、透光性を有する樹脂やガラス等で形成され、ランプボディ2の開口部に取付けられる。
図2は、第1の実施形態の車両用前照灯1の水平断面図(図1のII−II断面図)である。図2に示すように、前照灯ユニット4は、ランプボディ2と前面カバー3で形成された灯室Sの内側に配置される。前照灯ユニット4は、励起光源8、コリメートレンズ9、透過型の波長変換層10、走査機構11、および投影レンズ12を有し、これらはいずれも支持部材7に取付けられる。また、灯室S内には、励起光源8および走査機構11とハーネス15aで繋がる制御装置15、およびエクステンションリフレクター13が配置される。
支持部材7は、左右方向に伸びる板状の基礎板部7aと、基礎板部7aの左端部から前方に伸びる取付部7bと、基礎板部7aの前方中央付近に配置された走査機構11の左右から前方に伸びる固定部7cと、固定部7cの左右両方の前端に固定される枠部7dを有する。励起光源8は、金属製の基礎板部7aに固定される。コリメートレンズ9は、基礎板部7a又は取付部7bのいずれかに固定される。走査機構11は固定部7cに、波長変換層10は枠部7dに、それぞれ固定される。コリメートレンズ9と走査機構11との間に配置される固定部7cには、コリメートレンズ9からの光B11が走査機構11へ通るよう孔7cHが設けられている。投影レンズ12は、不図示のホルダーで保持され、ホルダーは支持部材7に固定されている。前照灯ユニット4の支持部材7は、ランプボディ2に回動自在に保持された3つのエイミングスクリュー14を基礎板部7aに螺着されることにより、ランプボディ2に対して傾動自在に支持される。
励起光源8は、LED光源又はレーザー光源によって構成される。励起光源8の点灯中の熱は、左右に厚く形成されたヒートシンクである金属製の取付部7bを介して放熱される。励起光源8の点灯のタイミングは制御装置15により制御される。
コリメートレンズ9は、光の出射面を凸形状とした透明又は半透明の平凸レンズである。コリメートレンズ9は、励起光源8と走査機構11の間に配置され、励起光源8からの光B11を集光して、走査機構11へ入射させる。
投影レンズ12は、灯室S内に設けられたエクステンションリフレクター13の前端開口部13aの近傍に配置され、波長変換層10から出射した白色光W1(後述)を前面カバー3に向けて透過させる。投影レンズ12は、波長変換層10の前面中央に焦点F1を有する。
エクステンションリフレクター13は、前照灯ユニット4よりも前方に配置され、車両前方からこれが見えないよう隠蔽している。
図3は、走査機構11をほぼ正面からみた斜視図である。走査機構11は、2軸方向に傾動可能な反射鏡を有するスキャンデバイスである。本実施形態では一例としてMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーを採用している。
走査機構11は、ベース16、第1回動体17、第2回動体18、一対の第1トーションバー19、一対の第2トーションバー20、一対の第1の永久磁石21、一対の第2の永久磁石22および端子部23を有する。第2回動体18は、板状に形成された反射鏡であり、第2回動体18の前面には、銀蒸着やメッキ処理などによって反射面24が形成される。
板状の第1回動体17は、一対の第1トーションバー19によって左右(Y軸回り)に傾動可能な状態でベース16に支持され、第2回動体18は、一対の第2トーションバー20によって上下(X軸回り)に回動可能な状態で第1回動体17に支持される。一対の第1の永久磁石21および一対の第2の永久磁石22は、ベース16において一対の第1および第2トーションバー(19、20)の延びる方向にそれぞれ設けられる。一対の第1および第2回動体(17、18)にはそれぞれ端子部23を介して通電される第1および第2のコイル(不図示)が設けられている。不図示の前記第1および第2のコイルは、制御装置15によってそれぞれ独立した通電制御をされる。
第1回動体17は、第1コイル(不図示)への通電オン又はオフに基づいて第1トーションバー19の軸線(Y軸)回りに往復傾動し、第2回動体18は、第2コイル(不図示)への通電のオン又はオフに基づいて第2トーションバー20の線軸(X軸)回りに往復傾動する。反射面24は、第1又は第2コイル(不図示)への通電に基づいて上下左右に傾動し、走査光B12を波長変換層10に向けて上下左右に走査する。反射面24による走査光B12は、第1回動体17のY軸回りの傾動に基づいて左右に走査され(図2の走査光B12参照)、第2回動体18のX軸回りの傾動に基づいて上下に走査される(不図示)。
本実施形態では一例としてMEMSミラーを採用しているが、走査機構11には、ガルバノミラーや、光源の光を反射しながら回転軸を中心に一方向に回転する回転リフレクタ(特開2016−195129)など、多彩な公知の走査機構を採用出来る。
波長変換層10について詳しく説明する。
図4は、(a)が波長変換層10の正面図、(b)が波長変換層10の縦断面図(図3(a)のIV(b)−IV(b)線に沿った断面図)、(c)が波長変換層10の水平断面図(図3(a)のIV(c)−IV(c)線に沿った断面図)である。
図中に示す符号H1およびH2は波長変換層10の厚さ、B12´、B12″は波長変換層10の背面(入射面10M)へ入射する走査光(入射光)を、W1´、W1″は波長変換層10の前面から出射する白色光(出射光)を示す。
図4に示すように、波長変換層10は光出射面である前面が凸の略四角錐台形状であり、波長変換層10を構成する全ての面が平面で、中央部に向かってに盛り上がり、上下左右対称に構成されている。
波長変換層10は、励起光源8の光源色に基づいて白色光を出射するよう構成される層である。本実施形態では、励起光源8は青色レーザー光源であり、波長変換層10は励起によって黄色光を発光する蛍光物質10aの焼結体である。
図2に示すように、励起光源8の青色レーザー光B11は、コリメートレンズ9で集光され、走査機構11の反射面24で反射し、走査光B12として波長変換層10の入射面10Mに入射する。
図4(c)に示すように、波長変換層10は、入射した走査光B12の光を浴びて励起し黄色に発光(Y1)する。一方、励起光である走査光B12(青色レーザー光B11)の一部は波長変換層10を透過する。透過した青色の走査光B12と蛍光物質10aの黄色の発光(Y1)とが混色し、波長変換層10は白色光W1を出射する。
波長変換層10の発光の強度は、波長変換層10の厚さに依存する。波長変換層10の厚さが厚いほど、蛍光物質10aの量が多いと言え、発光の強度が高い。図4(a)中の部位dにおける発光の強度は、波長変換層10の中で最も高く、部位dの範囲ではどの位置においても同じ発光強度である。部位e1、部位e2では、上下方向中央にいくほど厚く、発光の強度が高くなるが、左右方向には発光強度は一定である。一方、部位f1、部位f2では、左右方向中央にいくほど厚く、発光の強度が高くなるが、上下方向には発光の強度は一定である。
走査光B12´、B12″が波長変換層10に入射して、白色光W1´、W1″が出射する場合、走査光B12´が入射した部位の波長変換層10の厚さH1は、走査光B12″が入射した部位の波長変換層10の厚さH2に比べて厚いため、白色光W1´は白色光W1″よりも光度が高くなる。
本実施形態では、励起光源8の光源光は青色であるが、他の色であってもよい。例えば、励起光源8の光源光が紫色である場合、波長変換層10を構成する蛍光物質10aは、励起により黄色光および青色光を発光するものか、あるいは赤色光および緑色光および青色光(RGB)の少なくとも3色を発光するものであり、これら励起された光が混合して、白色光が出射する。
ここで走査機構の走査(反射面の傾動制御)について説明する。図5は、前照灯ユニット4によって車両前方に配光パターンが形成される際の、走査機構11の走査についての説明図であり、図6は図5に示す走査によって車両前方に形成される配光パターンの光度分布である。図5および図6を用いて、一例として、ハイビーム用配光パターンLaの形成について説明する。
図5は、波長変換層10を背面(入射面10M)側から見た図で、点線は走査機構11による走査線の軌跡S1を、1点鎖線は走査領域Sc1を示す。
図2に示すように、励起光源8から出射してコリメートレンズ9に集光された光B11は、走査機構11の反射面24によって反射し、反射面24の傾動により走査光B12として波長変換層10に向けて走査される。
図5に示すように、走査機構11は反射面24(図2および図3参照)の傾動によって、波長変換層10の入射面10M上の矩形の走査領域Sc1内において、下方右端S11から下方左端S12への走査を行った後、下方左端S12から微小距離d1だけ上方にずれた次の右端S13に向けて反射面24を傾動させ、右端S13から再び左端S14へ走査する。これを繰り返し高速で行う。点灯領域La´では、制御装置15の制御によって、励起光源8は、点灯領域La´外のP1からP2までの区間において消灯し、点灯領域La´のP2からP3までの区間において点灯し、P3からP4までの区間において再び消灯する。走査機構11は、前記走査を上方に向けて高速に繰り返し行う。線像を上下に積層された点灯領域La´は、投影レンズ12を介し、前面カバー3を通過して車両前方にハイビーム用配光パターンLaを形成する。投影レンズ12の焦点F1は、白色光W1が形成され出射する波長変換層10の前面の中央に設定されており(図2参照)、図6に示すように、点灯領域La´は、投影レンズ12を介して左右上下反転されて車両前方に投影される。
一例としてハイビーム用配光パターンLaについて説明したが、カットオフラインを持つロービーム用配光パターンも、同様にして車両前方に表示できる。上記のように、走査機構11の走査および励起光源8の点灯制御によって、投影レンズを介して配光パターンは形成される。
ハイビーム用配光パターンLaの光度分布について説明する。
図6は、走査機構11の走査による、走査光(B12,B12´、B12″)によって波長変換層10の点灯領域La´から出射する白色光(W1、W1´、W1″)によって形成されるハイビーム用配光パターンLaの光度分布であり、周辺領域R11では周辺から中央へいくほど明るくなり、中央領域R12が一番明るい。
図4に示すように、波長変換層10は、部位e1,e2,f1,f2では、周辺から中央へいくほど厚くなり、中央の部位dが一番厚い。そして部位e1,e2,f1,f2からの出射光によって周辺領域R11が形成され、部位dからの出射光によって中央領域R12が形成される。
上記説明の通り、波長変換層10の厚さが厚い部位の方が薄い部位に比べて光度の高い光を出射するため、波長変換層10は、周辺から中央へ行くほど明るくなり、中央部が一番明るい配光(ホットゾーン)を形成する。
本実施形態によれば、波長変換層10の厚い部位は配光パターン内で光度の高い領域の形成に寄与するため、波長変換層の厚さを調整することで、配光パターンの光度分布を調整できる。このように、励起光源8の光度を調整することなく、波長変換層10の厚さを調整するだけで、容易に望ましい光度分布を持つ配光パターンが形成できる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。
図7は、第2の実施形態に係る車両用前照灯31の縦断面図(図1のI−Iの位置で切断した図)である。図7に示すように、ランプボディ2と前面カバー3で形成された灯室Sの内側には、前照灯ユニット33、エクステンションリフレクター13、支持部材34が配置される。前照灯ユニット33は、一対の励起光源35、一対のコリメートレンズ36、反射型の波長変換層37、走査機構38、および投影レンズ39を有し、これらはいずれも支持部材34に固定される。またこれらは、波長変換層37を除き、それぞれ第1の実施形態に係る励起光源8、コリメートレンズ9、走査機構11、および投影レンズ12と同一の機能および構成を有する。励起光源35および走査機構38は、不図示の制御装置に繋がれ制御される。
支持部材34は、上下方向に伸びる基礎板部34aと、基礎板部34aから前方に厚みのある上下一対の取付部34bと、基礎板部34aの中央部分から取付部よりも前方に厚みのある固定部34cと、基礎板部34aの後方に奥行きが厚い放熱部34dによって形成される。一対の励起光源35は取付部34bの前面に、一対のコリメートレンズ36は、取付部34b又は固定部34cに、それぞれ上下に分かれて固定される。励起光源35の点灯中の熱は、前後に厚く形成されたヒートシンクである金属製の放熱部34dを介して放熱される。一対の走査機構38および投影レンズ39も、それぞれ不図示の支持具によって支持され、いずれの支持具も支持部材34に固定される。前照灯ユニット33は、ランプボディ2に回動自在に保持された3つのエイミングスクリュー14に螺着されることにより、ランプボディ2に対して傾動自在に支持される。
波長変換層37は固定部34cの前面に固定されることにより、一対の走査機構38の双方に対向するように配置され、双方から走査光B22を受けることができる。波長変換層37は、第1の実施形態に係る波長変換層と同様に、励起光源35の光源色に基づいて白色光を出射するよう構成される。本実施形態の波長変換層37は反射型であるため、走査機構38からの走査光B22が波長変換層37に入射すると再反射し、白色光W2が投影レンズ39に出射する。
第1の実施形態に係る前照灯ユニット4と同様に、一対の励起光源35から出射して、それぞれ一対のコリメートレンズ36に集光された光B21は、それぞれ一対の走査機構38の反射面40の傾動により走査光B22として波長変換層37に向けて入射する。波長変換層37から出射した白色光W2は、上下左右に走査されつつ、投影レンズ39を介して車両の前方に走査に基づいた所定形状の白色配光パターンを表示する。
次に、第2の実施形態に係る波長変換層37について詳細に説明する。
図8は、波長変換層37の(a)が正面図、(b)が水平断面図(図8(a)のVIII(b)−VIII(b)線に沿った断面図)、(c)が断面図(図8(b)のVIII(c)−VIII(c)線に沿った断面図)である。図中に示すB22´、B22″はいずれも波長変換層37の背面(入射面37M)から入射する走査光(入射光)を、W2´、W2″は、波長変換層37の前面から出射する白色光(出射光)を示す。二点鎖線は点灯領域La´を示す。
図8に示すように、波長変換層37は扁平な直方体形状であり厚さは均一である。波長変換層37は、所定の形状に成形された透明なバインダー37b中に、励起によって蛍光する蛍光物質37aが分散した構造である。本実施形態では、励起光源35は青色レーザー光源であり、蛍光物質37aは黄色光を発光する蛍光物質、バインダー37bは透明な樹脂やガラス、あるいは無機材料で構成されている。
波長変換層37中の蛍光物質37aはバインダー37bに均一に分散しておらず、意図的な偏在がある。
図8(c)に示すように、波長変換層37は、蛍光物質37aの濃度が、中央へ向かうほど高くなっている。蛍光物質の濃度とは、波長変換層の単位体積当たりに含まれる蛍光物質の量である。部位A3の蛍光濃度が波長変換層37中で最も高く、その外側にある部位A2の蛍光濃度は部位A1よりも低く、一番外側にある部位A1の濃度は、部位A2の濃度よりも更に低い。各部位(A1、A2、A3)の範囲では、どの位置においても濃度は一定である。
蛍光物質の濃度が高いほど、蛍光物質37aの量が多く、発光の強度が高い。このため、部位A3における発光の強度が波長変換層37の中で最も高く、部位A2における発光強度は部位A1よりも低く、部位A1における発光強度は波長変換中で最も低い。
走査光B22´、B22″が波長変換層37に入射して、白色光W2´、W2″が出射する場合、走査光B12´が入射した部位A2は、走査光B22″が入射した部位A2に比べて濃度が高く、白色光W2´は白色光W2″よりも光度が高くなる。
波長変換層37によって形成される配光パターンの光度分布を説明する。
図9は、第1の実施形態と同様に、一対の走査機構38が波長変換層37の入射面37M上の所定の点灯領域La´(図5、図8参照)を走査して、車両用前照灯31でハイビーム用配光パターンLaを形成した際の配光パターンの光度分布を示す。
波長変換層37中の蛍光物質37aの濃度は中央にいくほど高い(A3>A2>A1)。蛍光物質37aの濃度が高い部位ほど発光強度は高く、配光パターン内で光度の高い領域の形成に寄与するため、波長変換層37を通して配光されたハイビーム用配光パターンの光度分布は、中央へ向かうにしたがって、三段階で明るくなる(R23>R22>R21)。
以上のように、本実施形態によれば、波長変換層の蛍光物質の濃度を調整することで、容易に望ましい光度分布を持つ配光パターンが形成できる。
<第3の実施形態>。
次に、第3の実施形態について説明する。
図9は、第3の実施形態に係る車両用前照灯50の縦断面図(図1のI−Iの位置と同じ位置で切断した縦断面図)である。図10に示すように、ランプボディ2と前面カバー3で形成された灯室Sの内側には、前照灯ユニット51、エクステンションリフレクター13、支持部材57、および制御装置15が配置される。前照灯ユニット51は、励起光源52、コリメートレンズ53、透過型の波長変換層54、走査機構55、および投影レンズ56を有し、これらはいずれも支持部材57に固定される。またこれらは、波長変換層37を除き、それぞれ第1の実施形態に係る励起光源8、コリメートレンズ9、走査機構11、および投影レンズ12と同一の機能および構成を有する。励起光源52および走査機構55はハーネス15aにより制御装置15に繋がれ制御される。車両用前照灯50は、支持部材57の形状が支持部材7と異なること、励起光源52、コリメートレンズ53、走査機構55、および波長変換層54を縦配置にしていることを除き、第1の実施形態の車両用前照灯1と共通した構成を有する。
支持部材57は、鉛直方向に伸びる板状の基礎板部57aと、基礎板部57aの下部から前方に伸びる取付部57bと、基礎板部57aの中央付近で前方に走査機構55の上下から前方に伸びる固定部57cと、固定部57cの前端に固定される枠部57dを有する。
励起光源52は、金属製の基礎板部57aに固定される。コリメートレンズ53は、基礎板部57a又は取付部57bのいずれかに固定される。走査機構55は、固定部57cによって、基礎板部7a前面の中央付近に固定される。波長変換層54は、固定部7cの前面側にある枠部7dに固定される。コリメートレンズ53と走査機構55との間に配置される固定部57cには、コリメートレンズ53からの光B31が走査機構55へ通るよう孔57cHが設けられている。投影レンズ56は、不図示のホルダーで支持され、ホルダーは支持部材57に固定されている。前照灯ユニット51の支持部材7は、ランプボディ2に回動自在に保持された3つのエイミングスクリュー14を基礎板部57aに螺着されることにより、ランプボディ2に対して傾動自在に支持される。励起光源52の点灯中の熱は、上下に厚く形成されたヒートシンクである金属製の取付部57bを介して放熱される。
波長変換層54は、励起光源52の光源色に基づいて、白色光を出射するように構成される。走査機構55からの走査光B32が波長変換層54に入射すると、波長変換層54は白色光W3を出射する。
第1の実施形態と同様、励起光源52からB31光が出射され、コリメートレンズ53で集光されて走査機構55に入射する。制御装置15の制御により、走査機構55は反射面58を上下左右に傾動し、走査光B32を波長変換層54に向けて上下左右に走査する。波長変換層54で形成され出射された白色光W3は、上下左右に走査されつつ、投影レンズ56を介して、車両の前方に走査に基づいた所定の白色配光パターンを表示する。
ここで、第3の実施形態に係る波長変換層54について説明する。図11は、(a)が波長変換層54の正面図、(b)が波長変換層54の縦断面図(図11(a)のX(b)−X(b)に沿った断面図)、(c)が波長変換層54の水平断面図(図(a)のX(c)−X(c)に沿った断面図)である。
図中に示す符号B32´、B32″は波長変換層54の背面(入射面10M)へ入射する走査光(入射光)を、W3´、W3″は波長変換層54の前面から出射する白色光(出射光)を示す。二点鎖線は点灯領域Lb´を示す(図12で詳しく述べる)。
図11に示すように、波長変換層54は、左右幅一定で上下幅の異なる層(P1,P2、P3)を積層して構成された形状である。上下幅の最も大きい層P3、上下幅のやや小さい層P2,上下幅の最も小さい層P1が順次積層一体化されている。
第2の実施形態と同様、励起光源52は青色レーザー光源であり、波長変換層54は、励起によって黄色光を発光する蛍光物質54aが、所定の形状に成形された透明なバインダー54bに分散した構造である。それぞれの層(P1、P2、P3)に含まれる蛍光物質54aの濃度は、層ごとに異なり、濃度の高さはP1>P2>P3と、前面にある層ほど濃度が高く、各層(P1、P2、P3)ではどの位置においても濃度は一定である。
走査光B32は波長変換層54の入射面54M(図10参照)から入射し、蛍光物質54aを励起して白色光W3として出射する。図11(b)に示すように、波長変換層54を光の通過する前後方向に部位を分け、上下方向中央部を部位A13、上下方向外側部を部位A12、上下方向最外側部を部位A11とすると、それぞれの前後方向の厚さはA13>A12>A11、それぞれの部位における蛍光物質54aの濃度(単位体積あたりに含まれる蛍光物質の量)はA13>A12>A11となる。このため、各部位(A11、A12、A13)の蛍光物質37aの量はA13>A12>A11の順となり、蛍光強度はA13>A12>A11となる。
走査光B32´、B32″が波長変換層54に入射して、白色光W3´、W3″が出射する場合、走査光B32´が入射した部位A12の蛍光強度はB32″が入射した部位A11に比べて高く、白色光W1´は白色光W1″よりも光度が高くなる。
図12は、前照灯ユニット51によって車両前方に配光パターンが形成される際の、走査機構55の走査についての説明図であり、図13は図12に示す走査によって車両前方に形成される配光パターンの光度分布である。図12および図13を用いて、一例として、ロービーム用配光パターンLbの形成について説明する。
図12は、波長変換層54を背面(入射面54M)側から見た図で、点線は走査機構55による走査線の軌跡S2を、1点鎖線は走査領域Sc2を示す。
図10に示すように、励起光源52から出射した光B31はコリメートレンズ53に集光され、走査機構55の反射面58の摺動により走査光B32として波長変換層54に向けて走査される。
図12に示すように、走査機構55は、反射面58の傾動によって、波長変換層54の入射面54M上の略矩形の走査領域Sc2内において、下方右端S21から下方左端S22への走査を行った後、下方左端S22から微小距離d11だけ上方にずれた次の右端S23に向けて反射面58を傾動させ、右端S23から再び左端S24へ走査する。これを繰り返し高速で行う。点灯領域Lb´では、制御装置15の制御によって、励起光源52は、点灯領域Lb´外のP11からP12までの区間において消灯し、点灯領域Lb´のP12からP13までの区間において点灯し、P13からP14までの区間において再び消灯する。走査機構55は、前記走査を上方に向けて高速に繰り返し行う。
線像を上下に積層された点灯領域Lb´は、投影レンズ56を介し、前面カバー3を通過して車両前方にロービーム用配光パターンLbを形成する。投影レンズ56の焦点F3は、白色光W3が形成され出射する波長変換層54の前面の中央に設定されており(図10参照)、線層で形成された点灯領域Lb´は、投影レンズ56を介して左右上下が反転して車両前方に投影される。
図13に示すように、ロービーム用配光パターンLbは、略矩形であり、上部のラインが右端から中央付近までは直線で結ばれ、中央付近で左斜め上へと折れ、さらにもう一度折れて左端まで直線で結ばれる、いわゆるカットオフラインCLを有する。
ロービーム用配光パターンLb内の領域R33は、波長変換層の部位A13から出射された白色光W3によって形成される領域であり、同様にして領域R32は部位A12から、領域R33は部位A13から出射された白色光W3によって形成される。前述の通り、波長変換層54から出射される白色光W3の光度の強さ(蛍光の強度)は、A13>A12>A11であるため、車両前方に形成されるロービーム用配光パターンLbの明るさはR13>R12>R11となる。カットオフラインCLを形成する領域R13が最も明るくなる。
以上のように、本実施形態によれば、所定のカットオフラインCLをもつロービーム用配光パターンLbを形成する際に、波長変換層54におけるカットオフラインCLの形成に寄与する部位(A13)の蛍光物質54aの含有量を調整することで、カットオフラインCL近傍が明るい光度分布を持たせることができる。このように励起光源52の光度を調整することなく、波長変換層54の厚さや蛍光物質54aの濃度を調整することで、カットオフラインCLが明瞭な配光パターンが形成できる。
また、蛍光物質54aの含有量は、波長変換層54の厚さや蛍光物質54aの濃度を調整することで可能であるため、本実施形態のように、各層(P1、P2、P3)の濃度を高くしながら層の幅を小さくしつつ積層させることで、各部位(A11、A12、A13)における蛍光物質54a含有量の差をより顕著にすることができる。
1、31、50 車両用前照灯
4、33、51 前照灯ユニット
8、35、52 励起光源
9、36、53 コリメートレンズ
10、37、54 波長変換層
10a、37a、54a 蛍光物質
11、38、55 走査機構
12、39、56 投影レンズ
24、40、58 反射面
d、e1、e2、f1、f2 (波長変換層の)部位
A1、A2、A3、A11、A12、A13 (波長変換層の)部位
B11、B12、B21,B22,B31、B32 光
CL カットオフライン
La ハイビーム用配光パターン
Lb ロービーム用配光パターン
W1、W2、W3 白色光
H1、H2 (波長変換層の)厚さ

Claims (4)

  1. 励起光源である半導体発光素子と、含有する蛍光物質が前記半導体発光素子の発光を受けて励起し発光することで白色に発光する波長変換層と、前記波長変換層の発光を透過させて前方に配光する投影レンズと、前記半導体発光素子と前記波長変換層との間に介装されて、前方に所定の配光パターンを形成するように前記半導体発光素子の発光を前記波長変換層に向けて走査する走査機構と、
    を備える車両用前照灯であって、
    前記波長変換層は、前記走査機構により走査された光が入射する部位における前記蛍光物質の含有量が異なる、
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記波長変換層は、その厚さ又は前記蛍光物質の濃度の少なくとも一方が部位によって異なる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記波長変換層は、中央部へいくほど厚い又は前記蛍光物質の濃度が高い、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両前照灯。
  4. 前記配光パターンは、所定のカットオフラインを持つロービームの配光パターンであって、前記波長変換層における、前記配光パターンのカットオフラインに沿った領域の配光の形成に寄与する部位では、その厚さが他の部位より厚い、又は前記蛍光物質の濃度が他の部位より高くなるよう構成された、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の車両前照灯。
JP2016252316A 2016-12-27 2016-12-27 車両用前照灯 Pending JP2018106928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016252316A JP2018106928A (ja) 2016-12-27 2016-12-27 車両用前照灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016252316A JP2018106928A (ja) 2016-12-27 2016-12-27 車両用前照灯

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018106928A true JP2018106928A (ja) 2018-07-05

Family

ID=62787948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016252316A Pending JP2018106928A (ja) 2016-12-27 2016-12-27 車両用前照灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018106928A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3956603A4 (en) * 2019-04-16 2023-02-01 Lazurite Holdings LLC LIGHT SOURCE CONVERTER

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004349647A (ja) * 2003-05-26 2004-12-09 Matsushita Electric Works Ltd 発光装置及びその製造方法
JP2008305802A (ja) * 2008-07-16 2008-12-18 Stanley Electric Co Ltd Led灯具
JP2009087681A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Panasonic Corp 車両前照灯光源および車両前照灯
JP2012049022A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Stanley Electric Co Ltd 半導体発光装置及びそれを用いた車両用灯具
KR20120023649A (ko) * 2009-04-09 2012-03-13 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 레이저 응용을 위한 램프
JP2014072309A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Stanley Electric Co Ltd 自動車ヘッドランプ用発光装置及びその製造方法
JP2015184591A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 スタンレー電気株式会社 光スキャナ及び車両用前照灯装置
JP2016046072A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 シャープ株式会社 照明装置及び車両用前照灯
WO2016135006A1 (en) * 2015-02-23 2016-09-01 Koninklijke Philips N.V. Light source assembly with improved color uniformity

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004349647A (ja) * 2003-05-26 2004-12-09 Matsushita Electric Works Ltd 発光装置及びその製造方法
JP2009087681A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Panasonic Corp 車両前照灯光源および車両前照灯
JP2008305802A (ja) * 2008-07-16 2008-12-18 Stanley Electric Co Ltd Led灯具
KR20120023649A (ko) * 2009-04-09 2012-03-13 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 레이저 응용을 위한 램프
JP2012049022A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Stanley Electric Co Ltd 半導体発光装置及びそれを用いた車両用灯具
JP2014072309A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Stanley Electric Co Ltd 自動車ヘッドランプ用発光装置及びその製造方法
JP2015184591A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 スタンレー電気株式会社 光スキャナ及び車両用前照灯装置
JP2016046072A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 シャープ株式会社 照明装置及び車両用前照灯
WO2016135006A1 (en) * 2015-02-23 2016-09-01 Koninklijke Philips N.V. Light source assembly with improved color uniformity

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3956603A4 (en) * 2019-04-16 2023-02-01 Lazurite Holdings LLC LIGHT SOURCE CONVERTER

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5577138B2 (ja) 車両用前照灯
JP5266605B2 (ja) 車両用灯具
EP2487407B1 (en) Vehicle lighting device
JP6782559B2 (ja) 車両用前照灯
JP6072448B2 (ja) 発光装置、投光器、および車両用前照灯
US10731819B2 (en) Vehicle headlamp
CN105698087B (zh) 照明模块和设置有该模块的前照灯
US10072807B2 (en) Vehicular headlamp
WO2009131126A1 (ja) 車両用灯具
JP6181249B2 (ja) 発光装置および照明装置
JP5526453B2 (ja) 車両用前照灯
WO2013099144A1 (ja) 車両用灯具
US10330276B2 (en) Vehicular headlamp
JP5662599B2 (ja) 車両用前照灯
CN102901017A (zh) 照明装置和具备该照明装置的车辆用前照灯
JP6010085B2 (ja) 車両用前照灯
GB2504330A (en) Headlight system incorporating adaptive beam function
JP5718505B2 (ja) 車両用前照灯
JP2018106928A (ja) 車両用前照灯
JP5897094B2 (ja) 車両用前照灯
WO2013141054A1 (ja) 照明装置および車両用前照灯
WO2020255703A1 (ja) 灯具ユニットおよび車両用前照灯
JPWO2018179477A1 (ja) 光源ユニット及び照明装置
JP5940422B2 (ja) 車両用灯具
JP2018116780A (ja) 灯具用光源および車両用前照灯

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200818

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201013

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210309