JP2018106852A - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018106852A
JP2018106852A JP2016249865A JP2016249865A JP2018106852A JP 2018106852 A JP2018106852 A JP 2018106852A JP 2016249865 A JP2016249865 A JP 2016249865A JP 2016249865 A JP2016249865 A JP 2016249865A JP 2018106852 A JP2018106852 A JP 2018106852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
lenses
lens group
order diffracted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016249865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6772821B2 (ja
Inventor
田 一 敏 石
Kazutoshi Ishida
田 一 敏 石
重 牧 夫 倉
Makio Kurashige
重 牧 夫 倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2016249865A priority Critical patent/JP6772821B2/ja
Publication of JP2018106852A publication Critical patent/JP2018106852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6772821B2 publication Critical patent/JP6772821B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】高次の回折光による悪影響を受けなくする。【解決手段】照明装置1は、光源2と、光源から出射された光を回折する複数の回折光学素子3と、複数の回折光学素子で回折された光のうち1次回折光を集光させる複数の第1レンズ4を有する第1レンズ群5と、複数の第1レンズにて集光された光の少なくとも一部を透過させる複数の開口部を有する絞り7と、複数の開口部を透過した光の進行方向を変化させて被照明領域を照明する複数の第2レンズ8を有する第2レンズ群9と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、被照明領域を照明する照明装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、光源とホログラム素子とを含んだ照明装置が知られている。特許文献1に開示された照明装置では、ホログラム素子が光源からの光を回折することで、所望のパターンで路面を照明することができる。特許文献1に開示された照明装置では、単一の光源で生成されたレーザ光を単一のホログラム素子で回折している。
特開2015−132707号公報
ホログラム素子のような回折光学素子では、回折光として、1次回折光の他に、2次以上の高次の回折光が生じる。照明装置で使用されるのは1次回折光であるが、高次の回折光が迷光となって観察者の眼に入り込むなどの安全性上の問題を引き起こすおそれがある。
本開示は、高次の回折光による悪影響を受けないようにした照明装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様では、光源と、
前記光源から出射された光を回折する複数の回折光学素子と、
前記複数の回折光学素子で回折された光のうち1次回折光を集光させる複数の第1レンズを有する第1レンズ群と、
前記複数の第1レンズにて集光された光の少なくとも一部を透過させる複数の開口部を有する絞りと、
前記複数の開口部を透過した光の進行方向を変化させて被照明領域を照明する複数の第2レンズを有する第2レンズ群と、を備える、照明装置が提供される。
前記複数の開口部のそれぞれは、対応する前記1次回折光の回折パターンに応じた形状を有してもよい。
前記絞りは、前記複数の開口部の形状を可変させる開口制御部を有してもよい。
前記複数の開口部は、前記第1レンズ群の後側焦点位置近傍で、かつ前記第2レンズ群の前側焦点位置近傍に配置されてもよい。
前記第1レンズ群の焦点距離と前記第2レンズ群の焦点距離とは等しくてもよい。
前記回折光学素子は、それぞれが入射光を回折する複数の要素回折部を有し、
前記複数の要素回折部のそれぞれごとに、前記第1レンズおよび前記第2レンズが設けられてもよい。
前記1次回折光が入射される前記第1レンズに2次以上の高次の回折光が入射されないように、前記複数の回折光学素子に対して前記複数の第1レンズが位置決めされてもよい。
前記光源は、複数の発光波長域の光を出射する複数の光源部を有し、
前記複数の回折光学素子、前記複数の第1レンズおよび前記複数の第2レンズは、前記複数の光源部に対応づけて設けられてもよい。
前記被照明領域は、前記複数の第2レンズを通過した光の進行方向に延びる長手方向を有してもよい。
本開示によれば、高次の回折光による悪影響を受けなくなる。
本開示の一実施形態による照明装置の要部を示す図。 各ホログラム素子の2次回折光の進行方向を示す図。 赤緑青色用の3つのホログラム素子を備えた照明装置の一例を示す図。 本実施形態による照明装置を車両のヘッドライトの一部として使用する例を示す図。 縦横に分割された複数の要素ホログラム素子を有するホログラム素子を示す図。 矩形状の第1レンズ群と第2レンズ群とを備えた照明装置の照明範囲を示す図。
以下、図面を参照して本開示の一実施形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や、長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1は本開示の一実施形態による照明装置1の要部を示す図である。図1の照明装置1は、複数の光源2と、複数の回折光学素子3と、複数の第1レンズ4を有する第1レンズ群5と、複数の開口部6を有する絞り7と、複数の第2レンズ8を有する第2レンズ群9とを備えている。
各光源2は、典型的にはコヒーレント光を出射するコヒーレント光源、例えばレーザ光源である。複数の光源2は、同じ発光波長域の光を出射してもよいし、それぞれ異なる発光波長域の光を出射してもよい。また、複数の光源2は、別体であってもよいし、一つの基板上に複数の光源部が配列されたレーザアレイのような形態でもよい。
各回折光学素子3は、光源2から出射された光を回折する。各回折光学素子3は、典型的にはホログラム素子10である。ホログラム素子10は、回折特性を設計しやすいため、各ホログラム素子10により照明される被照明領域11の位置、形状、照明色、照明パターンなどを任意に調整可能となる。以下では、複数の回折光学素子3として複数のホログラム素子10を適用する例を説明する。ホログラム素子10の中でも、計算機合成ホログラム(CGH:Computer Generated Hologram)は、物体光を発光する光源や、干渉縞を形成するための光学系や、干渉縞を形成するためのブランクのホログラム記録材料などが不要であり、干渉縞の記録工程をコンピュータ上で行えるため、任意の回折特性を持つ干渉縞を容易に生成できる。
第1レンズ群5の各第1レンズ4は、各ホログラム素子10に対応づけて設けられている。各第1レンズ4は、対応するホログラム素子10の1次回折光を集光する。各ホログラム素子10の回折光は、1次回折光の他に、2次以上の高次の回折光を含んでいる。図2は各ホログラム素子10の2次回折光L1の進行方向を示す図である。図2に示すように、2次回折光L1を含む高次の回折光は、1次回折光とは異なる方向に進行する。第1レンズ4は、対応するホログラム素子10の1次回折光の位置に合わせて配置されている。よって、ホログラム素子10で回折された2次回折光L1を含む高次の回折光は、対応する第1レンズ4には入射されない。このため、各ホログラム素子10に対応する第1レンズ4には、各ホログラム素子10の1次回折光のみが入射され、2次以上の高次の回折光は入射されなくなる。
絞り7は、複数の第1レンズ4にて集光された光の少なくとも一部を透過させる複数の開口部6を有する。各開口部6は、各第1レンズ4に対応づけて設けられている。各開口部6は、理想的には、対応する第1レンズ4の後側焦点位置に配置するのが望ましいが、各開口部6の位置を第1レンズ4の光軸方向に沿って多少前後してもよい。
ホログラム素子10からの高次回折光は、対応する第1レンズ4には入射されないが、隣の第1レンズ4に入射されるおそれがある。ところが、隣の第1レンズ4に入射された高次回折光は、絞り7の開口部6とは異なる方向に進行するため、絞り7の開口部6以外の箇所に入射されて、第2レンズ8側には進行しなくなる。これにより、図1の照明装置では、第1レンズ4と絞り7によってホログラム素子4の高次回折光を遮断でき、高次回折光が迷光となって観察者の目に入るおそれはなくなる。
絞り7の各開口部6は、対応する1次回折光の回折パターンに応じた形状を有する。第2レンズ8は、対応する開口部6を透過した光の進行方向を変化させて、被照明領域11を照明する。開口部6の形状に応じて、第2レンズ群9の各第2レンズ8に入射されるビーム形状が変化し、被照明領域11の照明パターンも変化する。よって、各開口部6を対応する1次回折光の回折パターンに応じた形状に予め設定しておけば、ホログラム素子10の回折特性に応じた照明パターンで被照明領域11を照明できる。
ホログラム素子10は、いったん記録形成した干渉縞を変更するのは容易ではないが、ホログラム素子10の干渉縞を変更しなくても、絞り7の開口部6の形状を変更することにより、被照明領域11の照明パターンを変更することができる。例えば、液晶シャッタのように電気的に可視光透過率を可変制御できる部材、すなわち開口制御部にて絞り7を作製すれば、1次回折光の回折パターンによらず、開口部6の形状を変化させることにより、被照明領域11の照明パターンを変更することができる。
絞り7の各開口部6は、理想的には、第2レンズ群9の対応する第2レンズ8の前側焦点位置に配置するのが望ましいが、各開口部6の位置は、第2レンズ8の光軸方向に沿って多少前後してもよい。
このように、絞り7の各開口部6は、理想的には、第1レンズ群5の対応する第1レンズ4の後側焦点位置であって、かつ第2レンズ群9の対応する第2レンズ8の前側焦点位置に配置されるのが望ましい。
第1レンズ4の後側焦点距離f1と第2レンズ8の前側焦点距離f2は、典型的には同じ値に設定される。これにより、第2レンズ8により形成される再生像は、ホログラム素子10に干渉縞を記録する際に用いた参照像と同サイズになる。
なお、第1レンズ4の後側焦点距離f1と第2レンズ8の前側焦点距離f2は、必ずしも同じである必要はない。例えば、f1よりもf2が大きければ大きい程、第2レンズ8により形成される再生像のサイズが大きくなる。また、f1よりもf2が小さければ小さい程、第2レンズ8により形成される再生像のサイズが小さくなる。
図1には、回折光学素子3、第1レンズ4および第2レンズ8が5つずつ図示されているが、2つ以上であればよく、これらの数には特に制限はない。
図1では、第2レンズ群9の各第2レンズ8がそれぞれ異なる場所にホログラム素子10の再生像を形成する例を示している。これらの再生像が形成される場所が被照明領域11である。複数の第2レンズ8が再生像を形成する場所は、図1に示したものに限定されない。例えば、複数の第2レンズ8のうち、2以上の第2レンズ8が同じ場所に再生像を形成してもよい。また、複数の回折光学素子3には、それぞれ異なる発光波長域の光が入射されてもよい。
図3は赤緑青色用の3つのホログラム素子10を備えた照明装置1の一例を示す図である。図3の各ホログラム素子10の各1次回折光は、第1レンズ4、絞り7および第2レンズ8を介して、被照明領域11の全域を照明している。これにより、被照明領域11は、赤、緑および青が混合した白色で照明される。被照明領域11を白色以外の色で照明する場合には、必要に応じて、任意の光源2の点灯を停止させればよい。また、各光源2の光強度を可変制御できる場合には、各光源2ごとに光強度を調整することで、被照明領域11の色相、明度および彩度を可変できる。なお、本明細書において、「被照明領域11の全域」とは、各ホログラム素子10で回折された回折光の照明範囲が完全に一致する場合だけでなく、それぞれの照明範囲のずれが±20%以内であることを意味する。この数値範囲は、本発明者が作製した照明装置1のプロトタイプによる実験結果から導出されたものである。
図4は本実施形態による照明装置1を車両のヘッドライトの一部として使用する例を示す図である。図4の照明装置1は、図1と同様に複数の光源2、複数のホログラム素子10、第1レンズ群5、絞り7および第2レンズ群9を備えており、追加の構成として、複数の整形光学系12を備えている。複数の光源2は、コヒーレント光を出射するコヒーレント光源2である。
各整形光学系12は、対応する光源2から放射されたコヒーレント光を整形および平行化する。より具体的には、各整形光学系12は、光源2から放射されたコヒーレント光のビーム口径を広げる第3レンズ13と、第3レンズ13を通過したコヒーレント光を平行化する第4レンズ14とを有する。第4レンズ14で平行化されたコヒーレント光は、対応するホログラム素子10に入射される。なお、整形光学系12の光学構成は、図1に限定されるものではない。
各ホログラム素子10には、対応する光源2にて放射されて、対応する整形光学系12で整形されたコヒーレント光が入射される。各ホログラム素子10は、入射されたコヒーレント光を回折させて、被照明領域11の全域を照明する。
被照明領域11は、第2レンズ8を通過した光が投影される所定の二次元平面上に設けられている。図4の被照明領域11は、第1方向と、この第1方向に交差する第2方向とに延在する照明範囲を有する。典型的には、図4の被照明領域11は、長手方向dlと短手方向dwを有する。より具体的には、被照明領域11は、短手方向dwに所定の幅を有し、長手方向dlに延在するライン状の照明範囲である。短手方向dwの幅は有限であるが、長手方向dlの長さは、特に問わない。また、被照明領域11は必ずしも一つとは限らない。例えば、本実施形態による照明装置1を乗物に搭載する場合、乗物の前後方向を長手方向dlとするライン状の被照明領域11を、乗物の幅分の間隔を隔てて2つ配置してもよい。このように、乗物の幅分の間隔を隔てて2つの被照明領域11を配置する利点は、乗物の進行方向に何らかの障害物があった場合に、その障害物を避けて走行できるか否かを2つのライン状の被照明領域11の間隔によって容易に判断できることである。
図1における複数のホログラム素子10は、被照明領域11の法線方向ndに沿って縦置きされている。すなわち、複数のホログラム素子10は、被照明領域11の法線方向ndに沿って縦置きされている。なお、複数のホログラム素子10は、被照明領域11がある面上の短手方向dwに沿って横置きされていてもよい。
図4の各ホログラム素子10に対応づけて、第1レンズ群5の第1レンズ4と、絞り7内の開口部6と、第2レンズ群9の第2レンズ8とが設けられている。すなわち、光源2、整形光学系12、ホログラム素子10、第1レンズ4、開口部6および第2レンズ8は、同数ずつ設けられている。図4の例では、発光波長域の異なる光を出射する3つの光源2を設けており、整形光学系12、ホログラム素子10、第1レンズ4、開口部6および第2レンズ8は、各発光色に対応づけて設けられている。
各光源2から出射されたコヒーレント光は、対応する整形光学系12にて整形および平行化された後、対応するホログラム素子10に入射される。各ホログラム素子10は、入射されたコヒーレント光を、予め記録された干渉縞にて回折させる。各ホログラム素子10に対応して設けられる各第1レンズ4は、各ホログラム素子10で回折された1次回折光を入射する位置に配置されている。すなわち、各ホログラム素子10で回折された2次以上の高次回折光は、対応する第1レンズ4には入射されないようにしている。これにより、各第1レンズ4の光軸後方側では、高次回折光の影響を受けなくなる。
図1の複数のホログラム素子10のそれぞれは、図5に示すように、縦横に分割された複数の要素ホログラム素子(要素回折部)10cを有していてもよい。各要素ホログラム素子10cは、被照明領域11の全域または部分領域を照明することが可能な回折特性を有する。各要素ホログラム素子10cのサイズは必ずしも同一である必要はない。複数のホログラム素子10のうち、一部のホログラム素子10のみが複数の要素ホログラムを有し、残りのホログラム素子10は単一構造であってもよい。
各ホログラム素子10が複数の要素ホログラム素子10cを有し、各要素ホログラム素子10cが例えば被照明領域11の全域を照明する回折特性を有する場合、光源2から出射されるコヒーレント光の光強度を弱めることができる。これにより、要素ホログラム素子10cで回折されずに要素ホログラム素子10cを透過した1要素ホログラム素子10cあたりの0次光の光強度が弱くなり、0次光が視認しにくくなる。また、被照明領域11内の各点には、複数の要素ホログラム素子10cからのコヒーレント光がそれぞれ異なる入射角度で入射される。これにより、光の干渉パターンが無相関に重ねられて平均化され、結果として、被照明領域11内では人間の目に観察されるスペックルが目立たなくなる。
一方、各要素ホログラム素子10cが例えば被照明領域11の部分領域を照明するようにすることにより、被照明領域11内の部分領域ごとに、照明色や照明パターン等の照明態様を変更できる。
各ホログラム素子10が複数の要素ホログラム素子10cを有する場合、各要素ホログラム素子10cごとに第1レンズ4、絞り7の開口部6、および第2レンズ8を設けてもよい。これにより、各要素ホログラム素子10cで回折された1次回折光のみを第1レンズ4に入射させることができ、第1レンズ4の光軸後方側では高次回折光の影響を受けなくなる。
図4の照明装置1は、第2レンズ群9内の各第2レンズ8を通過した光が被照明領域11の全域をそれぞれ照明する例を示したが、第2レンズ8ごとに、被照明領域11上の照明面積や照明形状が相違していてもよい。
図6は、矩形状の第1レンズ群5と、同じく矩形状の第2レンズ群9とを備えた照明装置1の照明範囲を示す図である。ホログラム素子10は、5つの要素ホログラム素子10cを有する。第1レンズ群5は、短冊状の5つの第1レンズ4を有し、同じく第2レンズ群9は、短冊状の5つの第2レンズ8を有する。なお、第1レンズ4と第2レンズ5の形状は必ずしも短冊状である必要はなく、図4のように円形や楕円形等でもよい。
図6における5つの第2レンズ8を通過した光は、被照明領域11上のそれぞれ異なる領域および面積の照明範囲を照明する。例えば、5つの第2レンズ8を、並び順に、第2レンズ8a、8b、8c、8d、8eとすると、第2レンズ8aの照明面積>第2レンズ8bの照明面積>第2レンズ8cの照明面積>第2レンズ8dの照明面積>第2レンズ8eの照明面積となる。第2レンズ8a〜8eにより照明される照明範囲は、被照明領域の長手方向に沿った方向に延びている。
なお、5つの第2レンズ8が照明する照明範囲の形状およびサイズは、図6に示したものに限定されない。図6では、各第2レンズ8がライン状の照明を行っているが、少なくとも一つの第2レンズ8は、台形状やその他の任意の形状の照明を行ってもよい。また、本実施形態の照明装置1を車両のヘッドライトに組み込む場合、複数の第2レンズ8のうち少なくとも一つは、路面の照明以外の用途、例えば車両進行方向や側方に位置する任意の物体照明用などに用いてもよい。
このように、本実施形態では、複数の回折光学素子3で回折された1次回折光を集光する複数の第1レンズ4と、これら第1レンズ4にて集光された光を透過させる複数の開口部6を有する絞り7と、これら開口部6を透過した光の進行方向を変化させて被照明領域11を照明する複数の第2レンズ8とを備えるため、各回折光学素子3で回折された2次以上の高次回折光は、対応する第1レンズ4に入射されなくなり、第1レンズ4よりも光軸後方側は、高次回折光の影響を受けなくなる。これにより、高次回折光が迷光となって観察者の目に入るおそれがなくなり、コヒーレント光の安全性が高くなる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 照明装置、2 光源、3 回折光学素子、4 第1レンズ、5 第1レンズ群、6 開口部、7 絞り、8 第2レンズ、9 第2レンズ群、10 ホログラム素子、10c 要素ホログラム素子、11 被照明領域、12 整形光学系、13 第3レンズ、14 第4レンズ

Claims (9)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光を回折する複数の回折光学素子と、
    前記複数の回折光学素子で回折された光のうち1次回折光を集光させる複数の第1レンズを有する第1レンズ群と、
    前記複数の第1レンズにて集光された光の少なくとも一部を透過させる複数の開口部を有する絞りと、
    前記複数の開口部を透過した光の進行方向を変化させて被照明領域を照明する複数の第2レンズを有する第2レンズ群と、を備える、照明装置。
  2. 前記複数の開口部のそれぞれは、対応する前記1次回折光の回折パターンに応じた形状を有する、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記絞りは、前記複数の開口部の形状を可変させる開口制御部を有する、請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記複数の開口部は、前記第1レンズ群の後側焦点位置近傍で、かつ前記第2レンズ群の前側焦点位置近傍に配置される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記第1レンズ群の焦点距離と前記第2レンズ群の焦点距離とは等しい、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記回折光学素子は、それぞれが入射光を回折する複数の要素回折部を有し、
    前記複数の要素回折部のそれぞれごとに、前記第1レンズおよび前記第2レンズが設けられる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記1次回折光が入射される前記第1レンズに2次以上の高次の回折光が入射されないように、前記複数の回折光学素子に対して前記複数の第1レンズが位置決めされる、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記光源は、複数の発光波長域の光を出射する複数の光源部を有し、
    前記複数の回折光学素子、前記複数の第1レンズおよび前記複数の第2レンズは、前記複数の光源部に対応づけて設けられる、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の照明装置。
  9. 前記被照明領域は、前記複数の第2レンズを通過した光の進行方向に延びる長手方向を有する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の照明装置。
JP2016249865A 2016-12-22 2016-12-22 照明装置 Active JP6772821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016249865A JP6772821B2 (ja) 2016-12-22 2016-12-22 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016249865A JP6772821B2 (ja) 2016-12-22 2016-12-22 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018106852A true JP2018106852A (ja) 2018-07-05
JP6772821B2 JP6772821B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=62788070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016249865A Active JP6772821B2 (ja) 2016-12-22 2016-12-22 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6772821B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505430A (ja) * 2008-10-09 2012-03-01 ノース・キャロライナ・ステイト・ユニヴァーシティ 複数の偏光回折格子配置を有する偏光無依存型液晶ディスプレイ装置及び関連装置
WO2013021615A1 (ja) * 2011-08-11 2013-02-14 株式会社ニコン 構造化照明装置及び構造化照明方法、並びに構造化照明顕微鏡装置
US20140285862A1 (en) * 2013-03-19 2014-09-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Holographic 3d image display apparatus and illumination unit for the same

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505430A (ja) * 2008-10-09 2012-03-01 ノース・キャロライナ・ステイト・ユニヴァーシティ 複数の偏光回折格子配置を有する偏光無依存型液晶ディスプレイ装置及び関連装置
WO2013021615A1 (ja) * 2011-08-11 2013-02-14 株式会社ニコン 構造化照明装置及び構造化照明方法、並びに構造化照明顕微鏡装置
US20140285862A1 (en) * 2013-03-19 2014-09-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Holographic 3d image display apparatus and illumination unit for the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP6772821B2 (ja) 2020-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7306435B2 (ja) 照明装置およびその製造方法
JP6551816B2 (ja) 照明装置、ホログラム素子および車両制御方法
US10161586B2 (en) Light device with multiple and separate bands for motor vehicles
JP7022394B2 (ja) 照明装置
JP7092123B2 (ja) 照明装置
JP6803009B2 (ja) 照明装置
US20150085332A1 (en) Image display apparatus
JP7001986B2 (ja) 照明装置
JP6761600B2 (ja) 照明装置
WO2017145972A1 (ja) 照明装置
JP6796284B2 (ja) 照明装置
JP2018106852A (ja) 照明装置
WO2022181305A1 (ja) 照明システム、照明システムの設計方法
JP2019050201A (ja) 光学表示装置、車両ランプ、及び自動車両
JP2018186002A (ja) 照明装置
JP6928897B2 (ja) 照明装置
JP6850424B2 (ja) 光源装置及び照明装置
JP6614474B2 (ja) 車載用前照灯
WO2024063102A1 (ja) 描画用灯具
JP2019148711A (ja) 回折光学素子の回折特性の設計方法および照明装置
JP2021007099A (ja) 照明装置、照明装置の製造方法、照明方法
JP2018166073A (ja) 照明装置
JP2018181545A (ja) 照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6772821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150