JP2018106497A - 画像処理装置、起動方法および起動プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 エラー発生した状態で電力が供給されなくなった後に効率的に起動すること。【解決手段】 MFPが備えるメインCPU201は、ハードウェア資源で発生したエラーを検出し、停止トリガーが発生することに応じて、RAM213に記憶されたデータを含むスナップショットをフラッシュメモリー215に記憶し、エラーが検出されている場合にはスナップショットの生成を禁止し、電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、フラッシュメモリー215にスナップショットが記憶されている場合はスナップショットに含まれるデータをRAM213に記憶し、フラッシュメモリー215にスナップショットが記憶されていない場合は、リセットしてプログラムを実行可能な状態にするための初期化処理を実行する。【選択図】 図4

Description

この発明は画像処理装置に関し、特に、揮発性メモリーに記憶されているデータをスナップショットとして不揮発性メモリーに記憶しておき、再起動時にスナップショットを揮発性メモリーに転送して実行する画像処理装置、その画像処理装置の起動方法およびその起動方法を画像処理装置を制御するコンピューターに実行させる起動プログラムに関する。
近年、MFP(Multi Function Peripheral)で代表される画像処理装置は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)を備え、CPUがRAMにプログラムをロードして実行する。MFPに電源が供給されて駆動可能となるまでの時間を短くするために、電源スイッチがOFFにされた後に、CPUは、その駆動を停止する前に、RAMに記憶されたデータをスナップショットとしてフラッシュメモリー等の不揮発性メモリーに記憶し、次に電源スイッチがONにされる場合に、フラッシュメモリーに記憶されたスナップショットをRAMに展開する技術が知られている。CPUがプログラムをRAMにロードする時間よりも短い時間で、CPUが処理を実行可能な状態にすることができる。例えば、特開2013−242680号公報には、画像形成装置であって、ユーザーによりオン操作及びオフ操作が可能な電源スイッチと、該電源スイッチがオフ操作された場合に前記画像形成装置の状態を記憶手段に保存して、前記画像形成装置を休止状態に移行させる移行手段と、前記休止状態で、前記電源スイッチがオン操作された場合に前記画像形成装置を前記休止状態となる前の状態に復帰させる復帰手段と、前記電源スイッチがオフ操作された場合に、その時点で実行中及び待機中のジョブの実行の終了処理を強制的に実行するジョブ終了手段と、前記終了処理によるジョブの終了が完了した後に、前記画像形成装置を前記休止状態に移行させるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が記載されている。
一方、MFPは、電源スイッチがOFFにされた段階でエラーが発生している場合があり、特開2013−242680号公報における画像形成装置では、エラーが発生した状態で電源スイッチがOFFになると、エラーが発生した状態で休止状態になり、その後に復帰するとエラーが発生した状態に復帰する。しかしながら、エラーによっては、初期化処理を実行することにより解消されるエラーが存在するため、エラーが発生している場合に休止状態にすると、画像形成が可能な状態で復帰することができない場合がある。また、エラーが発生している場合に一律に休止状態にしないようにすると、起動するまでの時間が長くなるといった問題がある。
特開2013−242680号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、エラー発生した状態で電力が供給されなくなった後に効率的に起動することが可能な情報処理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、エラー発生した状態で電力が供給されなくなった後に効率的に起動することが可能な起動方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、エラー発生した状態で電力が供給されなくなった後に効率的に起動することが可能な起動プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像処理装置は、電力を供給する電源手段と、プログラムを実行するメイン制御手段と、メイン制御手段がプログラムを実行するためにロードした実行プログラムを記憶する揮発性の第1の記憶手段と、メイン制御手段がアクセス可能な不揮発性の第2の記憶手段と、ハードウェア資源を制御して画像を形成するハードウェア資源制御手段と、ハードウェア資源で発生したエラーを検出するエラー検出手段と、電源手段による電力の供給を停止させる停止トリガーが発生することに応じて、第1の記憶手段に記憶されたデータを含むスナップショットを第2の記憶手段に記憶するスナップショット生成手段と、エラー検出手段によりエラーが検出されている場合にはスナップショットの生成を禁止する禁止手段と、電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されている場合は第2の記憶手段に記憶されたスナップショットを第2の記憶手段から読出し、スナップショットに含まれるデータを第1の記憶手段に記憶する状態復帰手段と、電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されていない場合は、メイン制御手段をリセットしてメイン制御手段にプログラムを実行可能な状態にするための初期化処理を実行させる起動手段と、を含む。
この局面に従えば、停止トリガーが発生することに応じて、スナップショットが第2の記憶手段に記憶されるが、ハードウェア資源で発生したエラーが検出されている場合は、スナップショットの生成が禁止され、電力の供給を受けることに応じて、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されている場合はスナップショットに含まれるデータが第1の記憶手段に記憶され、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されていない場合は、メイン制御手段に初期化処理を実行させる。このため、エラーが発生していない場合はスナップショットが記憶されるので、次に電力が供給さる場合の起動時間を短くすることができ、エラーが発生している場合は初期化処理が実行されるので、次に電力が供給される場合にエラーに対応した状態で起動する。その結果、エラー発生した状態で電力が供給されなくなった後に効率的に起動することが可能な情報処理装置を提供することができる。
好ましくは、エラー検出手段により検出されるエラーが第1の種類のエラーの場合は禁止手段による禁止を制限する制限手段を、さらに備える。
この局面に従えば、第1の種類のエラーが発生する場合にスナップショット生成の禁止が制限されるので、スナップショットが生成される。このため、第1の種類のエラーが発生した状態で電力が供給されなくなった後の起動時間を短くすることができる。
好ましくは、禁止手段は、エラー検出手段により第2の種類のエラーが検出される場合、スナップショット生成手段によるスナップショットの生成を禁止する。
この局面に従えば、第2の種類のエラーが発生する場合にスナップショットの生成が禁止されるので、スナップショットが生成されない。このため、第2の種類のエラーが発生した状態で電力が供給されなくなった後の起動時に初期化処理を実行することにより第2の種類のエラーに対応した状態で起動できる場合がある。
好ましくは、禁止手段は、エラー検出手段により検出されるエラーが第2の種類のエラーと異なる第1の種類のエラーの場合はスナップショットの生成を禁止しない。
この局面に従えば、第1の種類のエラーが発生する場合にスナップショットを生成しないので、第1の種類のエラーが発生した状態で電力が供給されなくなった後の起動時間を短くすることができる。
好ましくは、第1の種類のエラーは、ハードウェア資源制御手段が継続してハードウェア資源を制御可能なエラーである。
この局面に従えば、第1の種類のエラーが発生した状態で電力が供給されなくなった後に起動してもハードウェア資源を制御可能なので、ユーザーは、継続して操作することができる。
好ましくは、ハードウェア資源は、ユーザーにより装着され、トナーを供給するトナーボトルを含み、第1の種類のエラーは、トナーボトルに収納されたトナーの残量に基づいたエラーを含む。
好ましくは、ハードウェア資源は、用紙を収納する用紙カセットを含み、第1の種類のエラーは、用紙カセットに収納された用紙の残量に基づいたエラーを含む。
好ましくは、ハードウェア資源は、用紙を搬送する搬送手段を含み、第1の種類のエラーは、用紙搬送手段中に用紙の詰まるエラーを含む。
好ましくは、ハードウェア資源の使用履歴を管理し、ハードウェア資源の交換時期を検出する交換時期検出手段を、さらに備え、第1の種類のエラーは、交換時期検出手段によりハードウェア資源の交換時期が検出されるエラーを含む。
好ましくは、第2の種類のエラーは、ハードウェア資源制御手段が継続してハードウェア資源を制御不可能なエラーである。
この局面に従えば、第2の種類のエラーが発生した状態で電力が供給されなくなった後に起動する場合に、初期化処理を実行することによって第2の種類のエラーが発生したハードウェア資源を切り離して起動することができ、ユーザーは、継続して操作することができる。
好ましくは、ハードウェア資源は、像担持体にトナーを供給することにより像担持体にトナー像を形成する現像手段を、含み、第2の種類のエラーは、現像手段に蓄積されたトナーの濃度に基づいたエラーを含む。
好ましくは、ハードウェア資源は、データを不揮発性に記憶する第3の記憶手段を、含み、第3の記憶手段へのアクセスを制御するアクセス制御手段を、さらに備え、第2の種類のエラーは、アクセス制御手段によるエラーを含む。
好ましくは、ハードウェア資源は、ハードウェア資源制御手段による制御対象から除外可能な切断可能装置を含み、第2の種類のエラーは、切断可能装置で発生するエラーを含む。
好ましくは、スナップショットは、メイン制御手段のレジスタ値を含み、第2の種類のエラーは、電源手段から供給される電力からノイズを検出するエラーを含む。
この発明の他の局面に従えば、起動方法は、電力を供給する電源手段と、プログラムを実行するメイン制御手段と、メイン制御手段がプログラムを実行するためにロードした実行プログラムを記憶する揮発性の第1の記憶手段と、メイン制御手段がアクセス可能な不揮発性の第2の記憶手段と、ハードウェア資源を制御して画像を形成するハードウェア資源制御手段と、を備えた画像処理装置で実行される起動方法であって、ハードウェア資源で発生したエラーを検出するエラー検出ステップと、電源手段による電力の供給を停止させる停止トリガーが発生することに応じて、第1の記憶手段に記憶されたデータを含むスナップショットを第2の記憶手段に記憶するスナップショット生成ステップと、エラー検出手段によりエラーが検出されている場合にはスナップショットの生成を禁止する禁止ステップと、電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されている場合は第2の記憶手段に記憶されたスナップショットを第2の記憶手段から読出し、スナップショットに含まれるデータを第1の記憶手段に記憶する状態復帰ステップと、電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されていない場合は、メイン制御手段をリセットしてメイン制御手段にプログラムを実行可能な状態にするための初期化処理を実行させる起動ステップと、を含む。
電力を供給する電源手段と、プログラムを実行するメイン制御手段と、メイン制御手段の起動を制御するサブ制御手段と、メイン制御手段がプログラムを実行するためにロードした実行プログラムを記憶する揮発性の第1の記憶手段と、メイン制御手段がアクセス可能な不揮発性の第2の記憶手段と、ハードウェア資源を制御して画像を形成するハードウェア資源制御手段と、を備えた画像処理装置で実行される起動方法であって、メイン制御手段およびサブ制御手段のいずれか一方に、ハードウェア資源で発生したエラーを検出するエラー検出ステップを、実行させ、メイン制御手段およびサブ制御手段のいずれか一方に、さらに、電源手段による電力の供給を停止させる停止トリガーが発生することに応じて、第1の記憶手段に記憶されたデータを含むスナップショットを第2の記憶手段に記憶するスナップショット生成ステップと、エラー検出手段によりエラーが検出されている場合にはスナップショットの生成を禁止する禁止ステップと、を実行させ、サブ制御手段に、電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されている場合は第2の記憶手段に記憶されたスナップショットを第2の記憶手段から読出し、スナップショットに含まれるデータを第1の記憶手段に記憶する状態復帰ステップと、電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されていない場合は、メイン制御手段をリセットしてメイン制御手段にプログラムを実行可能な状態にするための初期化処理を実行させる起動ステップと、を実行させる。
この局面に従えば、エラー発生した状態で電力が供給されなくなった後に効率的に起動することが可能な起動方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面に従えば、起動プログラムは、電力を供給する電源手段と、プログラムを実行するためにロードした実行プログラムを記憶する揮発性の第1の記憶手段と、メイン制御手段がアクセス可能な不揮発性の第2の記憶手段と、ハードウェア資源を制御して画像を形成するハードウェア資源制御手段と、を備えた画像処理装置を制御するコンピューターで実行される起動プログラムであって、ハードウェア資源で発生したエラーを検出するエラー検出ステップと、電源手段による電力の供給を停止させる停止トリガーが発生することに応じて、第1の記憶手段に記憶されたデータを含むスナップショットを第2の記憶手段に記憶するスナップショット生成ステップと、エラー検出手段によりエラーが検出されている場合にはスナップショットの生成を禁止する禁止ステップと、電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されている場合は第2の記憶手段に記憶されたスナップショットを第2の記憶手段から読出し、スナップショットに含まれるデータを第1の記憶手段に記憶する状態復帰ステップと、電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、第2の記憶手段にスナップショットが記憶されていない場合は、メイン制御手段をリセットしてメイン制御手段にプログラムを実行可能な状態にするための初期化処理を実行させる起動ステップと、をコンピューターに実行させる。
この局面に従えば、エラー発生した状態で電力が供給されなくなった後に効率的に起動することが可能な起動プログラムを提供することができる。
本実施の形態の一つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。 MFPの内部構成を示す模式的断面図である。 MFPのハードウェア構成の概要の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるメイン基板の詳細な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるMFPが備えるメインCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における第1起動制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における第2起動制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の変形例におけるメイン基板の詳細な構成の一例を示すブロック図である。 第1の変形例におけるMFPが備えるメインCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 第1の変形例におけるMFPが備えるサブCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるMFPが備えるメインCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における第2起動制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態の一つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。図2は、MFPの内部構成を示す模式的断面図である。図1および図2を参照して、MFP100は、画像処理装置の一例であり、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する静止画像を用紙等に形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル115と、を含む。
自動原稿搬送装置120は、原稿台に載置された1以上の原稿をさばいて、1枚ずつ原稿読取部130に搬送する。原稿読取部130は、自動原稿搬送装置120により原稿ガラス11上にセットされた原稿の画像を、その下方を移動するスライダ12に取付けられた露光ランプ13で露光する。原稿からの反射光は、ミラー14と2枚の反射ミラー15,15Aによりレンズ16に導かれ、CCD(Charge Coupled Devices)センサー18に結像する。露光ランプ13とミラー14とは、スライダ12に取付けられており、スライダ12は、スキャナモータ17により、図中に示す矢印方向(副走査方向)へ複写倍率に応じた速度Vで移動する。これにより、原稿ガラス11上にセットされた原稿を全面にわたって走査することができる。また、露光ランプ13とミラー14の移動に伴い、2枚の反射ミラー15,15Aは、速度V/2で図中矢印方向へ移動する。これにより、露光ランプ13で原稿に照射された光が、原稿で反射してからCCDセンサー18に結像するまでの光路長が常に一定となる。
CCDセンサー18に結像した反射光は、CCDセンサー18内で電気信号としての画像データに変換され、図示しないメイン回路に送られる。メイン回路では、受取ったアナログの画像データにA/D変換処理、デジタル画像処理等を行なった後、画像形成部140に出力する。メイン回路は、画像データを、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の印字用データに変換し、画像形成部140へ出力する。
画像形成部140は、現像器24Y,24M,24C,24Kと、これらに対応する着脱自在なトナーボトル41Y,41M,41C,41Kとを有する。トナーボトル41Y,41M,41C,41Kは、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナーをそれぞれ収納する。ここで、“Y”、“M”、“C”および“K”は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックを表す。トナーボトル41Y,41M,41C,41K内のトナーは、サブホッパー43Y,43M,43C,43Kを介して、現像器24Y,24M,24C,24Kにそれぞれ供給される。例えば、トナーボトル41Yに対応するサブホッパー43Yは、トナーボトル41Yから供給されるトナーを一時的に蓄積し、トナーを現像器24Yに供給する。トナーボトル41Yからサブホッパー43Yへのトナーの供給は、サブホッパー43Yに蓄積されるトナー量に基づいてフィードバック制御される。具体的には、サブホッパー43Yには、サブホッパー43Yに蓄積されたトナー量を検出するためのトナー量センサー45Yが装着されており、トナー量センサー45Yにより検出されたトナー量がしきい値TA1以下になると、トナーボトル41Yを回転させ、トナーボトル41Yからサブホッパー43Yにトナーが供給される。トナー量センサー45Yにより検出されるトナー量が、しきい値TA1より小さいしきい値TA2以下になる場合、トナーボトル41Yが空になったと判断できる。この場合には、後述するメインCPU201によってトナーエンプティエラーとして検出される。
画像形成部140は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックそれぞれの画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kを備える。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kの少なくとも1つが駆動されることにより、画像が形成される。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kのすべてが駆動されると、フルカラーの画像を形成する。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kには、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの印字用データがそれぞれ入力される。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kは、取扱うトナーの色彩が異なるのみなので、ここでは、イエローの画像を形成するための画像形成ユニット20Yについて説明する。
画像形成ユニット20Yは、イエローの印字用データが入力される露光ヘッド21Yと、感光体ドラム(像担持体)23Yと、帯電チャージャ22Yと、現像器24Yと、転写チャージャ25Yと、トナー濃度センサー27Yと、を備える。露光ヘッド21Yは、受取った印字用データ(電気信号)に応じてレーザ光を発光する。発光されたレーザ光は露光ヘッド21Yが備えるポリゴンミラーにより1次元走査され、感光体ドラム23Yを露光する。感光体ドラムを1次元走査する方向は、主走査方向である。
感光体ドラム23Yは、帯電チャージャ22Yによって帯電された後、露光ヘッド21Yが発光するレーザ光が照射される。これにより、感光体ドラム23Yに静電潜像が形成される。続いて、現像器24Yにより、静電潜像上にトナーが載せられてトナー像が形成される。感光体ドラム23Y上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト30上に、転写チャージャ25Yにより転写される。現像器24Yにはサブホッパー43Yからトナーが供給される。サブホッパー43Yから現像器24Yへのトナーの供給は、現像器24Y内のトナー濃度に基づいてフィードバック制御される。具体的には、現像器24Yは、2成分トナーを収納しており、トナー濃度センサー27Yにより現像器24Y内のトナー濃度が検出される。トナー濃度センサー27Yにより検出されるトナー濃度がしきい値TB1以下になると、サブホッパー43Yを駆動させて、サブホッパー43Yから現像器24Yにトナーを供給させる。トナー濃度センサー27Yにより検出されるトナー濃度が、しきい値TB1より小さいしきい値TB2以下になる場合、サブホッパー43Yからのトナーの供給が追い付かない状態とできる。この場合には、後述するメインCPU201によってトナー濃度エラーとして検出される。
一方、中間転写ベルト30は、駆動ローラー33Cとローラー33Aとにより弛まないように懸架されている。駆動ローラー33Cが図中で反時計回りに回転すると、中間転写ベルト30が所定の速度で図中反時計回りに回転する。中間転写ベルト30の回転に伴って、ローラー33Aが、反時計回りに回転する。
これにより、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kが、順に中間転写ベルト30上にトナー像を転写する。画像形成ユニット20Y、20M,20C,20Kそれぞれが、中間転写ベルト30上にトナー像を転写するタイミングは、中間転写ベルト30に付された基準マークを検出することにより、調整される。これにより、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナー像が中間転写ベルト30上に重畳される。
給紙カセット35,35A,35Bには、それぞれサイズの異なる用紙がセットされている。所望のサイズの用紙が、給紙カセット35,35A,35Bに取付けられている給紙ローラー36,36A,36Bにより、搬送路へ供給される。搬送路へ供給された用紙は、搬送ローラー対37によりタイミングローラー31へ送られる。給紙カセット35,35A,35Bは、用紙残量センサー38,38A,38Bがそれぞれ装着されている。例えば、用紙残量センサー38は、給紙カセット35に収納されている用紙の残量を検出する。
中間転写ベルト30の基準マークを検出するためのタイミングセンサーが設置されており、タイミングセンサーが中間転写ベルト30の基準マークを検出すると、それに同期してタイミングローラー31が用紙を中間転写ベルト30に供給する。用紙は、転写ローラー26により中間転写ベルト30に押し当てられ、中間転写ベルト30上に重畳して形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が用紙に転写される。駆動ローラー33Cの外周側にクリーナ28が配置されている。クリーナ28は、中間転写ベルト30上に残ったトナーを除去する。
トナー像が転写された用紙は、定着ローラー対32に搬送され、定着ローラー対32により加熱される。これにより、トナーが溶かされて用紙に定着する。その後、用紙は排紙トレイ34に排出される。なお、ここでは、用紙に4色のトナーそれぞれを形成する画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kを備えたタンデム方式のMFP100について説明するが、1つの感光体ドラムで4色のトナーを順に用紙に転写する4サイクル方式のMFPであってもよい。
用紙が搬送される搬送経路には、複数の用紙検出センサー39が配置されている。用紙検出センサー39は、用紙を検出する。用紙を搬送している最中に複数の用紙検出センサー39は順に用紙を検出する。複数の用紙検出センサー39の出力から搬送経路中で用紙が詰まる事象を検出することができ、また、詰まった用紙の搬送経路中の位置を特定することができる。
MFP100は、フルカラーの画像を形成する場合、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kのすべてを駆動するが、モノクロの画像を形成する場合、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kの1つを駆動する。また、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kの2以上を組み合わせて画像を形成することもできる。
図3は、MFPのハードウェア構成の概要の一例を示すブロック図である。図3を参照して、MFP100は、上述した、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル115に加えて、メイン基板111と、通信インターフェース(I/F)部160と、ファクシミリ部170と、外部記憶装置180と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)113と、を含む。
メイン基板111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140および給紙部150、通信I/F部160、ファクシミリ部170、外部記憶装置180、HDD113、および操作パネル115と接続される。
通信I/F部160は、ネットワークにMFP100を接続するためのインターフェースである。通信I/F部160は、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)等の通信プロトコルで、ネットワークに接続された他のコンピューターと通信する。なお、通信のためのプロトコルは、特に限定されることはなく、任意のプロトコルを用いることができる。また、通信I/F部160が接続されるネットワークは、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワークは、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク等であってもよい。さらに、ネットワークは、インターネットに接続されている。このため、MFP100は、インターネットに接続されたサーバー等のコンピューターと通信が可能である。
通信I/F部160は、ネットワークから受信されるデータをメイン基板111に出力し、メイン基板111から入力されるデータをネットワークに出力する。通信I/F部160は、ネットワークから受信されるデータのうちMFP100宛てのデータのみを、メイン基板111に出力し、ネットワークから受信されるデータのうちMFP100とは異なる装置宛てのデータを廃棄する。
ファクシミリ部170は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、ファクシミリデータを送受信する。外部記憶装置180は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)180A、または半導体メモリーが装着される。外部記憶装置180は、CD−ROM180Aまたは半導体メモリーに記憶されたデータを読み出す。外部記憶装置180は、CD−ROM180Aまたは半導体メモリーにデータを記憶する。
操作パネル115は、表示部118と、操作部119と、を含む。表示部118は、例えば、液晶表示装置(LCD)であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部119は、複数のハードキーと、タッチパネルと、を含む。タッチパネルは、表示部118の上面または下面に表示部に重畳して設けられたマルチタッチ対応のタッチパネルであり、表示部118の表示面中でユーザーにより指示された位置を検出する。
図4は、第1の実施の形態におけるメイン基板の詳細な構成の一例を示すブロック図である。図4を参照して、メイン基板111は、メインCPU201と、ROM(Read Only Memory)211と、RAM(Random Access Memory)213と、フラッシュメモリー215と、表示制御部217と、エンジン制御ASIC(Application Specific Integrated Circuit)219と、電源制御回路221と、遅延回路223と、電源スイッチ225と、電源プラグ227と、を含む。
メインCPU201、ROM211、RAM213、フラッシュメモリー215、表示制御部217およびエンジン制御ASIC219それぞれは、バス205に接続されており、データの転送が可能である。メインCPU201は、MFP100の全体を制御する。
ROM211は、メインCPU201およびサブCPU203が実行するプログラムを記憶する。RAM213は、メインCPU201の作業領域として用いられる揮発性の半導体メモリーである。フラッシュメモリー215は、メインCPU201により制御される不揮発性の半導体メモリーである。
メインCPU201は、フラッシュメモリー215に記憶された処理実行プログラムをRAM213にロードして実行する。処理実行プログラムは、ハードウェア資源を制御するための制御プログラム、およびアプリケーションプログラムを含む。ハードウェア資源は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、の通信I/F部160、ファクシミリ部170、HDD113および操作パネル115を含む。アプリケーションプログラムは、例えば、ファクシミリデータを送信するファクシミリ送信プログラム、ファクシミリデータを受信するファクシミリ受信プログラム、プリントジョブを受信し、受信されたプリントジョブに基づいて画像を形成するプリントプログラム、原稿読取部130を制御して原稿を読み取る原稿読取プログラムを含む。また、アプリケーションプログラムは、MFP100が備える消耗品を管理するメンテナンスプログラム、エラー状態を通知するエラー状態通知プログラムを、含んでもよい。なお、メインCPU201が実行するアプリケーションプログラムを、これらに限定するものではない。
表示制御部217は、表示部118を制御する。メインCPU201は、RAM213に記憶されたデータを表示制御部217に転送可能であり、表示制御部217は、RAM213から転送されるデータの画像を、表示部118に表示させる。
エンジン制御ASIC219は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140および給紙部150と接続され、それらを制御する。また、エンジン制御ASIC19は、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに所定の画像処理を実行する機能、画像データを画像形成部140がプリントするためのラスターデータに変換する機能を有する。
電源制御回路221は、遅延回路223を介して電源プラグ227と接続される。電源プラグ227は、商用電源と接続される。電源スイッチ225は、ユーザーにより操作され、ON状態とOFF状態とのいずれかに切り換える。電源スイッチ225は、ユーザーによりON状態からOFF状態に切り換えられる場合、遅延回路223およびメインCPU201にOFF信号を出力し、ユーザーによりOFF状態からON状態に切り換えられる場合、遅延回路223およびメインCPU201にON信号を出力する。ユーザーにより電源スイッチ225がON状態からOFF状態に切り換えられる事象は、停止トリガーである。メインCPU201は、電源スイッチ225からOFF信号が入力される場合、停止トリガーを検出する。
遅延回路223は、電源プラグ227および電源制御回路221との間に設けられる。遅延回路223は、電源スイッチ225からON信号が入力されている間は、電源プラグ227から供給される電力を電源制御回路221に供給する。遅延回路223は、電源スイッチ225からOFF信号が入力される場合、OFF信号が入力された後にメインCPU201から完了信号が入力されることに応じて、電源プラグ227から供給される電力を遮断し、電源制御回路221への電力の供給を停止する。完了信号については後述する。なお、遅延回路223は、電源スイッチ225からOFF信号が入力される場合、OFF信号が入力されてから所定時間が経過した後に、電源プラグ227から供給される電力を遮断し、電源制御回路221への電力の供給を停止するようにしてもよい。所定時間は、予め定められた時間であり、メインCPU201がOFF信号が入力されてから後述するスナップショットの転送を完了するために必要な時間である。
電源制御回路221は、遅延回路223から入力される電力を、メインCPU201、RAM213、フラッシュメモリー215、表示制御部217およびエンジン制御ASIC219に出力する。
図5は、第1の実施の形態におけるMFPが備えるメインCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図5に示す機能は、MFP100が備えるメインCPU201がフラッシュメモリー215に記憶されたメイン用起動プログラムを実行することにより、メインCPU201に形成される機能である。メイン用起動プログラムは、起動プログラムの一部である。図5を参照して、メインCPU201は、エラー検出部51と、禁止部53と、スナップショット生成部55と、制限部57と、初期化部59と、スナップショット確認部81と、状態復帰部83と、起動部85と、を含む。
初期化部59は、メインCPU201に電力が供給されてメインCPU201がリセットされる場合、予め定められた初期化処理を実行する。初期化部59が実行する初期化処理は、ハードウェア資源と通信して、ハードウェア資源を動作可能な状態に設定する処理である。初期化処理が終了すると、メインCPU201は、ハードウェア資源の状態を把握し、ハードウェア資源を制御可能になる。初期化部59が初期化処理を実行している間は、ハードウェア資源を制御できないので、ユーザーはMFP100を操作することができない。このため、ユーザーは、初期化部59が、初期化処理を終了するまで待たされることになる。なお、ハードウェア資源のうち自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140および給紙部150を初期化する場合には、エンジン制御ASIC219を介して初期化する。
エラー検出部51は、ハードウェア資源で発生したエラーを検出する。エラー検出部51は、エラーを検出する場合、そのエラーを識別するためのエラー識別情報を禁止部53および制限部57に出力する。エラー検出部51が検出するエラーは、第1の種類のエラーと第2の種類のエラーとを含む。第1の種類のエラーは、ハードウェア資源を制御可能なエラーである。第2の種類のエラーは、ハードウェア資源を制御不可能なエラーである。第1の種類のエラーの一例として、トナーエンプティエラー、ペーパーエンプティエラー、JAMエラー、ライフオーバーエラーがある。第2の種類のエラーの一例としては、トナー濃度エラー、HDDセクターエラー、デバイス故障エラー、電源ノイズエラーがある。
(1)トナーエンプティエラー
エラー検出部51は、トナー量センサー45Y,45M,45C,45Kのいずれかで検出されるトナー量がしきい値TA2以下の場合に、トナーエンプティエラーを検出する。メインCPU201は、エラー検出部51がトナーエンプティエラーを検出する場合であっても、画像形成部140による画像形成が可能なので、画像形成部140を制御可能である。
また、初期化部59が初期化処理を実行する段階で、エラー検出部51がトナーエンプティエラーを検出する場合、例えば、トナー量センサー45Yで検出されるトナー量がしきい値TA2以下の場合、初期化部59は、トナーボトル41Yを所定時間回転させる。トナーボトル41Yに固まったトナーが残っている場合があり、トナーボトル41Yを回転さることにより、トナーの固まりが解消されて、トナーがサブホッパー43Yに供給され、トナーエンプティエラーが解消される場合があるが、トナーボトル41Yにトナーが残っていない場合は、トナーボトル41Yを回転させてもトナーがサブホッパー43Yに供給されないので、トナーエンプティエラーは解消されない。
(2)ペーパーエンプティエラー
エラー検出部51は、用紙残量センサー38,38A,38Bのいずれかで用紙の残量がゼロを検出する場合に、ペーパーエンプティエラーを検出する。メインCPU201は、エラー検出部51がペーパーエンプティエラーを検出する場合であっても、給紙カセット35,35A,35Bのうち用紙が存在する給紙カセットに収納された用紙を用いて画像形成部140による画像形成が可能なので、給紙部150を制御可能であり、動作を停止しない。給紙カセット35,35A,35Bのうちペーパーエンプティエラーが検出された給紙カセットに、ユーザーにより用紙が供給されると、ペーパーエンプティエラーが解消する。
また、初期化部59が初期化処理を実行する段階で、給紙カセット35,35A,35Bそれぞれの用紙の残量を検出するために、給紙カセット35,35A,35Bそれぞれが備えるリフトを上昇させる。エラー検出部51は、給紙カセット35,35A,35Bそれぞれが備えるリフトが上昇した後に、用紙残量センサー38,38A,38Bそれぞれの出力値から用紙の存在を判断する。このため、給紙カセット35,35A,35Bそれぞれが備えるリフトを上昇させる時間が必要になる。
(3)JAMエラー
エラー検出部51は、複数の用紙検出センサー39の出力に基づいて、用紙の詰まりを検出する場合に、JAMエラーを検出する。メインCPU201は、エラー検出部51がJAMエラーを検出する場合であっても、画像形成部140および給紙部150を制御可能なので、動作を停止しない。複数の用紙検出センサー39は、搬送経路中でそれぞれが配置される位置で用紙を検出する。複数の用紙検出センサー39それぞれは、搬送中の用紙が通過する間だけ用紙を検出する。エラー検出部51は、複数の用紙検出センサー39それぞれが、用紙が通過する時間以上の期間、用紙を検出する場合にJAMエラーを検出する。複数の用紙検出センサー39のうちJAMエラーを検出した用紙検出センサーにおいて、用紙が検出されなくなると、JAMエラーが解消する。
また、初期化部59が初期化処理を実行する段階で、エラー検出部51は、複数の用紙検出センサー39を起動して、それぞれの出力値を取得する。したがって、エラー検出部51がJAMエラーを判断するまでに、複数の用紙検出センサー39を起動してから出力値を取得するまでの時間が必要となる。
(4)ライフオーバーエラー
ハードウェア資源は、消耗品を含み、使用期間または/および使用回数の上限が定められているものがある。例えば、感光体ドラム23Y,23M,23C,23K、定着ローラー対32、中間転写ベルト30は、使用回数が定められている。メインCPU201は、これらのハードウェア資源の交換日時および使用履歴をHDD113に記憶して管理している。エラー検出部51は、ハードウェア資源の使用履歴を参照して、使用期間または/および使用回数が上限を超えたハードウェア資源が存在する場合に、ライフオーバーエラーを検出する。ハードウェア資源は、使用期間または/および使用回数が上限を超えても使用可能なので、メインCPU201は、エラー検出部51によりライフオーバーエラーが検出される場合でもハードウェア資源を制御可能であり、動作を停止しない。
また、初期化部59が初期化処理を実行する段階で、エラー検出部51は、HDD113に記憶されたハードウェア資源の交換日時および使用履歴を読み出して、上限を超えているか否かを判断する。したがって、エラー検出部51がライフオーバーエラーを判断するまでに、HDD113を起動する時間およびハードウェア資源の交換日時および使用履歴を読み出す時間が必要となる。
(5)トナー濃度エラー
エラー検出部51は、トナー濃度センサー27Y,27M27C,27Kのいずれかで検出されるトナー濃度がしきい値TB2以下の場合に、トナー濃度エラーを検出する。エラー検出部51が、トナー濃度エラーを検出する場合、画像形成部140による画像形成が不可能となるので、メインCPU201は画像形成部140を制御不可能となり、動作を停止する。
また、初期化部59が初期化処理を実行する段階で、エラー検出部51がトナー濃度エラーを検出する場合、例えば、トナー濃度センサー27Yで検出されるトナー濃度がしきい値TB2以下の場合、初期化部59は、トナーボトル41Yを所定時間回転させる。トナーボトル41Yに固まったトナーが残っている場合があるからである。トナーボトル41Yに固まったトナーが残っている場合は、トナーボトル41Yを回転さることにより、トナーの固まりが解消されて、トナーが現像器24Yに供給され、トナー濃度エラーが解消される。初期化部59は、トナーボトル41Yを所定時間回転させた後に検出されるトナー濃度がしきい値TB2より大きい場合には初期化処理を終了するが、トナー濃度がしきい値TB2以下の場合にはトナー濃度エラーが解消しないと判断して画像形成部140を制御対象から除外する。
(6)HDDセクターエラー
エラー検出部51は、HDD113においてセクター不良が検出される場合に、HDDセクターエラーを検出する。エラー検出部51が、HDDセクターエラーが発生する場合、メインCPU201はHDD113にアクセスすることができなくなるので、HDD113を制御不可能となり、動作を停止する。
また、初期化部59が初期化処理を実行する段階で、エラー検出部51がHDDセクターエラーを検出する場合、初期化部59は、不良セクターを修復する処理を実行する。
(7)デバイス故障エラー
エラー検出部51は、ハードウェア資源のいずれかで故障を示すエラーが発生する場合に、デバイス故障エラーを検出する。デバイス故障エラーは、ユーザーによる修復が不可能なエラーであり、予め定められている。例えば、エラー検出部51は、ハードウェア資源の一例として、後処理部155が有するステープル針を打ち込むステープルユニットについて、ホームポジションにステープルユニットを移動させたにもかかわらず、ホームポジションでステープルユニットを検出できない場合に、ステープルユニットに対するデバイス故障エラーを検出する。また、エラー検出部51は、HDD113でセクター不良以外のエラーを検出する場合、HDD113に対するデバイス故障エラーを検出する。エラー検出部51は、ハードウェア資源と通信できなくなる場合にデバイス故障エラーを検出する。エラー検出部51がデバイス故障エラーを検出する場合、メインCPU201は、故障したハードウェア資源を制御不可能となり、動作を停止する。
また、初期化部59が初期化処理を実行する段階で、エラー検出部51がデバイス故障エラーを検出する場合、デバイス故障エラーを検出したハードウェア資源を制御対象から除外する。例えば、ステープルユニットに対するデバイス故障エラーを検出する場合、ステープルユニットを制御対象から除外する。具体的には、ステープルユニットが接続されていない状態で他のハードウェア資源のみを接続した状態で起動する。
(8)電源ノイズエラー
エラー検出部51は、電源の瞬間停電を検出する場合に、電源ノイズエラーを検出する。例えば、10μ秒ごとに、電源制御回路から供給される電源の電圧を検出し、電圧が所定の電圧以下に変動する事象が所定回数以上検出されると電源ノイズエラーを検出する。電源ノイズエラーが発生する場合、メインCPU201のレジスタ値が書き換えられる場合がある。レジスタ値が電源のノイズにより書き換えられると、エラー検出部51はハードウェア資源を制御不可能になる。また、初期化部59が初期化処理を実行する場合、レジスタ値はリセットされるので、正常なレジスタ値で起動する。
制限部57は、エラー検出部51によって検出されたエラーが第1の種類か否かを判別する。具体的には、第1の種類のエラーのエラー識別情報を定めた第1エラー判別テーブルを予め準備しておく。制限部57は、エラー検出部51からエラー識別情報が入力されることに応じて、第1エラー判別テーブルを参照して、エラー検出部51から入力されるエラー識別情報が第1エラー判別テーブルに含まれていれば制限指示を禁止部53に出力し、エラー検出部51から入力されるエラー識別情報が第1エラー判別テーブルに含まれていなければ制限指示を禁止部53に出力しない。
禁止部53は、エラー検出部51からエラー識別情報が入力される場合、制限部57から制限指示が入力されていないことを条件に、スナップショット生成部55によるスナップショットの生成を禁止する。禁止部53は、制限部57から制限指示が入力されていない場合、エラー検出部51からエラー識別情報が入力されると、禁止信号をスナップショット生成部55に出力するが、制限部57から制限指示が入力されている場合、エラー検出部51からエラー識別情報が入力されると、禁止信号をスナップショット生成部55に出力しない。
スナップショット生成部55は、電源スイッチ225からOFF信号が入力される場合に停止トリガーを検出する。禁止部53から禁止信号が入力されていないことを条件に、停止トリガーを検出することに応じてスナップショットを生成する。スナップショット生成部55は、スナップショットを生成する場合、メインCPU201のレジスタに設定されたレジスタ値をフラッシュメモリー215に記憶し、RAM213に記憶されているデータをフラッシュメモリー215に転送することにより、レジスタ値とRAM213に記憶されているデータとをスナップショットとしてフラッシュメモリー215に記憶させる。スナップショット生成部55は、スナップショットのフラッシュメモリー215への記憶が完了すると、遅延回路223に完了信号を出力する。これにより、遅延回路223は電源制御回路221への電力の供給を遮断するので、MFP100が停止する。
スナップショット確認部81は、電源制御回路221から電力が供給されて駆動する場合、フラッシュメモリー215にスナップショットが記憶されているか否かを確認する。スナップショット確認部81は、フラッシュメモリー215にスナップショットが記憶されている場合、状態復帰部83に復帰指示を出力し、フラッシュメモリー215にスナップショットが記憶されていない場合、状態復帰部83に復帰指示を出力することなく、起動部85に起動指示を出力する。
状態復帰部83は、転送部87と、レジスタ設定部89と、を含む。転送部67は、スナップショット確認部81から復帰指示が入力されることに応じて、フラッシュメモリー215に記憶されたスナップショットのデータをRAM213に転送し、RAM213にスナップショットを記憶させる。これにより、RAM213は、メインCPU201がスナップショットを生成する前の状態になる。レジスタ設定部89は、スナップショット確認部81から復帰指示が入力されることに応じて、フラッシュメモリー215に記憶されたスナップショットに含まれるレジスタ値をメインCPU201のレジスタに設定する。
起動部85は、スナップショット確認部81から起動指示が入力されることに応じて、初期化部59に初期化指示を出力する。初期化部59は、起動部85から初期化指示が入力されることに応じて、メインCPU201をリセットし、上述した初期化処理を実行する。
図6は、第1の実施の形態における第1起動制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。第1起動制御処理は、MFP100が備えるメインCPU201がROM211またはフラッシュメモリー215に記憶された第1起動プログラムを実行することにより、メインCPU201により実行される処理である。また、第1起動制御処理は、メインCPU201に電源制御回路221から電力が供給されて起動する場合に、メインCPU201が実行する処理である。図6を参照して、メインCPU201は、電源制御回路221から電力が供給されて起動すると(ステップS21でYES)、フラッシュメモリー215にスナップショットが記憶されているか否かを判断する(ステップS22)。スナップショットが記憶されていれば処理をステップS23に進めるが、そうでなければ処理をステップS26に進める。ステップS23においては、フラッシュメモリー215からスナップショットを読み出し、処理をステップS24に進める。ステップS24においては、フラッシュメモリー215に記憶されたスナップショットのデータをRAM213に転送する。これにより、RAM213にスナップショットのデータが記憶され、RAM213に記憶されたデータがメインCPU201がスナップショットを生成する前の状態になる。次のステップS25においては、スナップショットに含まれるレジスタ値をメインCPU201のレジスタに設定し、処理を終了する。一方、ステップS26においては、メインCPU201をリセットし、処理を終了する。具体的には、メインCPU201のリセット端子をONにする。
図7は、第1の実施の形態における第2起動制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。第2起動制御処理は、メインCPU201がフラッシュメモリー215に記憶された第2起動プログラムを実行することにより、メインCPU201により実行される処理である。図7を参照して、メインCPU201は、リセット信号が入力されたか否かを判断する(ステップS01)。リセット端子がONになるとリセット信号が入力されたと判断する。リセット端子は、サブCPU203によりONにされる。リセット信号が入力されたならば処理をステップS02に進めるが、そうでなければ処理をステップS04に進める。ステップS02においては、初期化処理を実行し処理をステップS03に進める。初期化処理は、ハードウェア資源を初期化して、駆動可能な状態にする処理である。ハードウェア資源の初期化は、エラーが発生して駆動不可能なハードウェア資源を切り離す処理を含む。ステップS03においては、ハードウェア資源が駆動したか否かを判断する。ハードウェア資源が駆動したならば処理をステップS04に進めるが、そうでなければ処理をステップS02に戻す。
ステップS04においては、ジョブを受け付けたか否かを判断する。ユーザーが操作パネル115を操作する場合に、ユーザーにより指定されたジョブを受け付ける。また、通信I/F部160が、ネットワークに接続されたPCからジョブを受信すると、ジョブを受け付ける。ジョブを受け付けたならば処理をステップS05に進めるが、そうでなければ処理をステップS15に進める。
ステップS05においては、ジョブの実行が可能か否かを判断する。ジョブを実行可能ならば処理をステップS06に進めるが、ジョブを実行可能でなければ処理をステップS12に進める。ジョブを実行する際に用いられるハードウェア資源に障害が発生し、そのハードウェア資源を制御できない場合に実行不可能と判断する。例えば、ハードウェア資源のうち画像形成部140にエラーが発生して画像形成部140を制御できない場合に、画像を形成するジョブを実行不可能と判断する。
ステップS06においては、ジョブを実行し、処理をステップS07に進める。ステップS07においては、エラーを検出したか否かを判断する。エラーを検出したならば処理をステップS08に進めるが、そうでなければ処理をステップS12に進める。ステップS08においては、禁止フラグに「1」を設定し、処理をステップS09に進める。禁止フラグは、スナップショットの生成を禁止するか否か示すフラグであり、「1」に設定される場合にスナップショットの生成が禁止され、「0」に設定される場合にスナップショットの生成が禁止されない。禁止フラグは、ステップS02において実行される初期化処理で、「0」に設定される。ステップS09においては、エラーメッセージを表示部118に表示し、処理をステップS10に進める。エラーメッセージは、ステップS07において検出されたエラーが発生していることをユーザーに通知するための文字列を含む。
ステップS10においては、ステップS07において検出されたエラーが第1の種類として定められたエラーか否かを判断する。フラッシュメモリー215に記憶された第1エラー判別テーブルを参照して、ステップS07において検出されたエラーのエラー識別情報が、第1エラー判別テーブルに含まれていれば、第1の種類のエラーと判断する。ステップS07において検出されたエラーが第1の種類のエラーならば処理をステップS11に進めるが、そうでなければ処理をステップS12に進める。ステップS11においては、禁止フラグを「0」に設定し、処理をステップS12に進める。
ステップS12においては、停止トリガーが発生したか否かを判断する。ユーザーにより電源スイッチ225がON状態からOFF状態に切り換えられる場合、サブCPU203から停止トリガーが発生したことが通知される。停止トリガーが発生したならば処理をステップS13に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。
ステップS13においては、禁止フラグが「0」に設定されているか否かを判断する。禁止フラグが「0」に設定されているならば処理をステップS14に進めるが、そうでなければ処理を終了する。ステップS14においては、スナップショットを生成し、処理を終了する。メインCPU201のレジスタに設定されたレジスタ値をフラッシュメモリー215に記憶し、RAM213に記憶されているデータをフラッシュメモリー215に転送することにより、レジスタ値とRAM213に記憶されているデータとをスナップショットとしてフラッシュメモリー215に記憶させる。
ステップS15においては、ステップS07において検出されたエラーが解消したか否かを判断する。発生したエラーが解消した場合には処理をステップS16に進めるが、発生したエラーが解消していない場合、またはエラーが発生していない場合は、処理をステップS12に進める。ステップS16においては、ステップS09において表示したメッセージの表示を終了し、処理をステップS12に進める。
<第1の変形例>
図8は、第1の変形例におけるメイン基板の詳細な構成の一例を示すブロック図である。図8を参照して、図4に示したブロック図と異なる点は、サブCPU203が追加された点である。その他の構成は図4に示した構成と同じなので、ここでは図4と異なる点を主に説明する。
サブCPU203は、電源制御回路221から電力が供給される。サブCPU203は、バス205に接続され、メインCPU201と通信可能であり、RAM213およびフラッシュメモリ215にアクセス可能である。
サブCPU203は、ROM211に記憶されたDirect Memory Access(DMA)ドライバーをロードすることにより、バス205を介して、RAM213およびフラッシュメモリー215を制御する。サブCPU203は、RAM213に記憶されたデータをフラッシュメモリー215に転送してフラッシュメモリー215に記憶させることができ、また、フラッシュメモリー215に記憶されたデータをRAM213に転送してRAM213に記憶させることができる。
電源スイッチ225は、ユーザーによりON状態からOFF状態に切り換えられる場合、遅延回路223およびサブCPU203にOFF信号を出力し、ユーザーによりOFF状態からON状態に切り換えられる場合、遅延回路223およびサブCPU203にON信号を出力する。サブCPU203は、電源スイッチ225からOFF信号が入力される場合、停止トリガーを検出し、メインCPU201に停止トリガーが発生したことを通知する。
図9は、第1の変形例におけるMFPが備えるメインCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。第1の変形例におけるMFPが備えるメインCPUが有する機能が、図5に示した機能と異なる点は、スナップショット確認部81と、状態復帰部83と、起動部85と、が削除された点、スナップショット生成部55がスナップショット生成部55Aに変更された点である。その他の機能は、図5に示した機能と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
スナップショット生成部55Aは、禁止部53から禁止信号が入力されていないことを条件に、サブCPU203から停止トリガーが発生したことの通知を受けることに応じてスナップショットを生成する。スナップショット生成部55Aは、スナップショットを生成する場合、メインCPU201のレジスタに設定されたレジスタ値をフラッシュメモリー215に記憶し、RAM213に記憶されているデータをフラッシュメモリー215に転送することにより、レジスタ値とRAM213に記憶されているデータとをスナップショットとしてフラッシュメモリー215に記憶させる。スナップショット生成部55Aは、スナップショットのフラッシュメモリー215への記憶が完了すると、サブCPU203にその旨を通知する。サブCPU203は、メインCPU201に停止トリガーが発生したことを通知した後に、メインCPU201からスナップショットの記憶が完了したことが通知されると、遅延回路223に完了信号を出力する。これにより、遅延回路223は電源制御回路221への電力の供給を遮断するので、MFP100が停止する。
図10は、第1の変形例におけるMFPが備えるサブCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図10に示す機能は、第1の変形例におけるMFP100が備えるサブCPU203がROM211またはフラッシュメモリー215に記憶されたサブ用起動プログラムを実行することにより、サブCPU203に形成される機能である。サブ用起動プログラムは、起動プログラムの一部である。図10を参照して、サブCPU203は、スナップショット確認部81と、状態復帰部83と、起動部85Aと、を含む。スナップショット確認部81および状態復帰部83の機能は、図5に示したそれらの機能と同じである。
起動部85Aは、スナップショット確認部81から起動指示が入力されることに応じて、メインCPU201をリセットする。メインCPU201は、リセットされると、ブートプログラムを実行し、上述した初期化処理を実行する。
第1の変形例におけるMFP100においては、メインCPU201が図7に示した第2起動制御処理を実行し、サブCPU203が図6に示した第1起動制御処理を実行する。
<第2の変形例>
上述した第1の変形例においては、メインCPU201がエラー検出部51、禁止部53、スナップショット生成部55および制限部57を有するようにしたが、これらの1以上をサブCPU203が有するようにしてもよい。例えば、メインCPU201がエラー検出部51を有し、サブCPU203が、禁止部53、スナップショット生成部55および制限部57を有するようにしてもよいし、サブCPU203がエラー検出部51、禁止部53、スナップショット生成部55および制限部57を有するようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態においては、MFP100が第1エラー判別テーブルをHDD113に記憶するようにしたが、第2の実施の形態におけるMFP100は、第2の種類のエラーのエラー識別情報を定めた第2エラー判別テーブルをHDD113に記憶するようにしたものである。
図11は、第2の実施の形態におけるMFPが備えるメインCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図11を参照して、図5に示す機能と異なる点は、禁止部53および制限部57が、禁止部53Aおよびエラー判別部57Aにそれぞれ変更された点である。その他の機能は、図5に示した機能と同じなのでここでは説明を繰り返さない。
エラー判別部57Aは、エラー検出部51によって検出されたエラーが第2の種類か否かを判別する。具体的には、第2の種類のエラーのエラー識別情報を定めた第2エラー判別テーブルを予め準備しておく。エラー判別部57Aは、エラー検出部51からエラー識別情報が入力されることに応じて、第2エラー判別テーブルを参照して、エラー検出部51から入力されるエラー識別情報が第2エラー判別テーブルに含まれていれば禁止指示を禁止部53Aに出力し、エラー検出部51から入力されるエラー識別情報が第2エラー判別テーブルに含まれていなければ禁止指示を禁止部53Aに出力しない。
禁止部53Aは、エラー判別部57Aから禁止指示が入力される場合は、スナップショット生成部55によるスナップショットの生成を禁止する。禁止部53Aは、エラー判別部57Aから禁止指示が入力される場合は、禁止信号をスナップショット生成部55に出力するが、エラー判別部57Aから禁止指示が入力されない場合は、禁止信号をスナップショット生成部55に出力しない。
第2の実施の形態におけるメインCPU201は、図6に示した第1起動制御処理を実行する。
図12は、第2の実施の形態における第2起動制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。第2の実施の形態における第2起動制御処理が、図7に示した処理と異なる点は、ステップS08が削除された点、ステップS10、ステップS11およびステップS13が、ステップS10A、ステップS11AおよびステップS13Aに変更された点である。その他の処理は、図7に示した処理と同じなのでここでは説明を繰り返さない。
ステップS07においてエラーが検出されると、ステップS09において、エラーメッセージが表示部118に表示される。そして、ステップS10Aにおいて、ステップS07において検出されたエラーが第2の種類として定められたエラーか否かを判断する。フラッシュメモリー215に記憶された第2エラー判別テーブルを参照して、ステップS07において検出されたエラーのエラー識別情報が、第2エラー判別テーブルに含まれていれば、第2の種類のエラーと判断する。ステップS07において検出されたエラーが第2の種類のエラーならば処理をステップS11Aに進めるが、そうでなければ処理をステップS12に進める。ステップS11Aにおいては、禁止フラグを「1」に設定し、処理をステップS12に進める。ステップS12においては、停止トリガーが発生したか否かを判断する。停止トリガーが発生したならば処理をステップS13Aに進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。
ステップS13Aにおいては、禁止フラグが「1」に設定されているか否かを判断する。禁止フラグが「1」に設定されているならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS14に進める。ステップS14においては、スナップショットを生成し、処理を終了する。
<第3の変形例>
第1の変形例と同様に、サブCPU203を設けるようにしてもよい。
<第4の変形例>
第2の変形例と同様に、メインCPU201が有するエラー検出部51、禁止部53A、スナップショット生成部55およびエラー判別部57Aの1以上をサブCPU203が有するようにしてもよい。例えば、メインCPU201がエラー検出部51を有し、サブCPU203が、禁止部53A、スナップショット生成部55およびエラー判別部57Aを有するようにしてもよいし、サブCPU203がエラー検出部51、禁止部53A、スナップショット生成部55およびエラー判別部57Aを有するようにしてもよい。
<第3の実施の形態>
第1の実施の形態におけるMFP100が第1エラー判別テーブルをHDD113に記憶し、第2の実施の形態におけるMFP100が第2エラー判別テーブルをHDD113に記憶するようにした。第3の実施の形態におけるMFP100は、第1エラー判別テーブルおよび第2エラー判別テーブルをHDD113に記憶するようにしてもよい。この場合、第3の実施の形態におけるMFP100が有するメインCPU201は、電源スイッチ225がOFF状態となる停止トリガーを検出することに応じて、その時点で発生しているエラーが第1の種類のエラーならばスナップショットをフラッシュメモリー215に記憶し、停止トリガーを検出した時点で発生しているエラーが第2の種類のエラーならばスナップショットをフラッシュメモリー215に記憶しない。
以上説明したように、本実施の形態におけるMFP100は、電源スイッチ225がON状態からOFF状態に切り換わる停止トリガーが発生することに応じて、RAM213に記憶されたデータとメインCPU201のレジスタ値とを含むスナップショットがフラッシュメモリー215されるが、ハードウェア資源で発生したエラーが検出されている場合は、スナップショットの生成が禁止される。その後、サブCPU203は、電源スイッチ225がON状態に切り換わって電源制御回路221から電力の供給を受けることに応じて、フラッシュメモリー215にスナップショットが記憶されている場合はスナップショットに含まれるデータをRAM213し、フラッシュメモリー215にスナップショットが記憶されていない場合は、メインCPU201に初期化処理を実行させる。このため、エラーが発生していない場合はフラッシュメモリー215にスナップショットが記憶されるので、次に電力が供給される場合にメインCPU201は、初期化処理を実行する必要がないので起動時間を短くすることができ、エラーが発生している場合はメインCPU201は初期化処理を実行するので、エラーに対応した状態で起動することができる。その結果、エラー発生した状態で電力が供給されなくなった後に電力が供給される場合に、効率的に起動することができる。
特に、第1の実施の形態におけるMFP100は、第1の種類のエラーのエラー識別情報を定めた第1エラー判別テーブルを予め記憶しており、メインCPU201は、エラーが発生する場合に第1エラー判別テーブルを参照して第1の種類のエラーが発生したか否かを判断し、エラーが発生する場合にスナップショットの生成を禁止するが、発生したエラーが第1の種類のエラーの場合にスナップショットを生成する。このため、第1の種類のエラーが発生した状態で電力が供給されなくなった後の起動時間を短くすることができる。また、第1エラー判別テーブルを予め準備しておくだけでよいので、設定が容易である。
また、第2の実施の形態におけるMFP100は、第2の種類のエラーのエラー識別情報を定めた第2エラー判別テーブルを予め記憶しており、メインCPU201は、エラーが発生する場合に第2エラー判別テーブルを参照して第2の種類のエラーが発生したか否かを判断し、発生したエラーが第2の種類のエラーの場合にスナップショットを生成することなく、発生したエラーが第2の種類のエラーとは異なる場合にスナップショットを生成する。このため、第2の種類のエラーが発生した状態で電力が供給されなくなった後の起動時に、初期化処理を実行することにより第2の種類のエラーに対応した状態で起動できる場合がある。また、第2エラー判別テーブルを予め準備しておくだけでよいので、設定が容易である。
なお、上述した実施の形態においては、画像処理装置の一例としてMFP100について説明したが、図6および図7または図11に示した第1起動制御処理および第2起動処理をメインCPU201またはサブCPU201に実行させる起動方法、また、その起動方法をメインCPU201またはサブCPU203に実行させる起動プログラムとして、発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 MFP、111 メイン基板、115 操作パネル、118 表示部、119 操作部、113 HDD、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 通信I/F部、170 ファクシミリ部、180 外部記憶装置、11 原稿ガラス、12 スライダ、13 露光ランプ、14 ミラー、15,15A 反射ミラー、16 レンズ、17 スキャナモータ、18 CCDセンサー、20Y,20M,20C,20K 画像形成ユニット、21Y 露光ヘッド、22Y 帯電チャージャ、23Y,23M,23C,23K 感光体ドラム、24Y,24M,24C,24K 現像器、25Y 転写チャージャ、26 転写ローラー、27Y,27M,27C,27K トナー濃度センサー、28 クリーナ、30 中間転写ベルト、31 タイミングローラー、32 定着ローラー対、33A ローラー、33C 駆動ローラー、34 排紙トレイ、35,35A,35B 給紙カセット、36,36A,36B 給紙ローラー、37 搬送ローラー対、38,38A,38B 用紙残量センサー、39 用紙検出センサー、41Y,41M,41C,41K トナーボトル、43Y,43M,43C,43K サブホッパー、45Y,45M,45C,45K トナー量センサー、201 メインCPU、203 サブCPU、205 バス、211 ROM、213 RAM、215 フラッシュメモリー、217 表示制御部、219 エンジン制御ASIC、221 電源制御回路、223 遅延回路、225 電源スイッチ、227 電源プラグ、51 エラー検出部、53,53A 禁止部、55 スナップショット生成部、57 制限部、57A エラー判別部、59 初期化部、67 転送部、81 スナップショット確認部、83 状態復帰部、85 起動部、87 転送部、89 レジスタ設定部。

Claims (16)

  1. 電力を供給する電源手段と、
    プログラムを実行するメイン制御手段と、
    前記メイン制御手段がプログラムを実行するためにロードした実行プログラムを記憶する揮発性の第1の記憶手段と、
    前記メイン制御手段がアクセス可能な不揮発性の第2の記憶手段と、
    ハードウェア資源を制御して画像を形成するハードウェア資源制御手段と、
    前記ハードウェア資源で発生したエラーを検出するエラー検出手段と、
    前記電源手段による電力の供給を停止させる停止トリガーが発生することに応じて、前記第1の記憶手段に記憶されたデータを含むスナップショットを前記第2の記憶手段に記憶するスナップショット生成手段と、
    前記エラー検出手段によりエラーが検出されている場合には前記スナップショットの生成を禁止する禁止手段と、
    前記電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、前記第2の記憶手段に前記スナップショットが記憶されている場合は前記第2の記憶手段に記憶された前記スナップショットを前記第2の記憶手段から読出し、前記スナップショットに含まれるデータを前記第1の記憶手段に記憶する状態復帰手段と、
    前記電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、前記第2の記憶手段に前記スナップショットが記憶されていない場合は、前記メイン制御手段をリセットして前記メイン制御手段に前記プログラムを実行可能な状態にするための初期化処理を実行させる起動手段と、を含む、画像処理装置。
  2. 前記エラー検出手段により検出されるエラーが第1の種類のエラーの場合は前記禁止手段による禁止を制限する制限手段を、さらに備えた請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記禁止手段は、前記エラー検出手段により第2の種類のエラーが検出される場合、前記スナップショット生成手段によるスナップショットの生成を禁止する、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記禁止手段は、前記エラー検出手段により検出されるエラーが前記第2の種類のエラーと異なる第1の種類のエラーの場合は前記スナップショットの生成を禁止しない、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の種類のエラーは、前記ハードウェア資源制御手段が継続して前記ハードウェア資源を制御可能なエラーである、請求項2または4に記載の画像処理装置。
  6. 前記ハードウェア資源は、ユーザーにより装着され、トナーを供給するトナーボトルを含み、
    前記第1の種類のエラーは、前記トナーボトルに収納されたトナーの残量に基づいたエラーを含む、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記ハードウェア資源は、用紙を収納する用紙カセットを含み、
    前記第1の種類のエラーは、前記用紙カセットに収納された用紙の残量に基づいたエラーを含む、請求項5または6に記載の画像処理装置。
  8. 前記ハードウェア資源は、用紙を搬送する搬送手段を含み、
    前記第1の種類のエラーは、前記用紙搬送手段中に用紙の詰まるエラーを含む、請求項5〜7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記ハードウェア資源の使用履歴を管理し、前記ハードウェア資源の交換時期を検出する交換時期検出手段を、さらに備え、
    前記第1の種類のエラーは、前記交換時期検出手段により前記ハードウェア資源の交換時期が検出されるエラーを含む、請求項5〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記第2の種類のエラーは、前記ハードウェア資源制御手段が継続して前記ハードウェア資源を制御不可能なエラーである、請求項3または4のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記ハードウェア資源は、像担持体にトナーを供給することにより前記像担持体にトナー像を形成する現像手段を、含み、
    前記第2の種類のエラーは、前記現像手段に蓄積されたトナーの濃度に基づいたエラーを含む、請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記ハードウェア資源は、データを不揮発性に記憶する第3の記憶手段を、含み、
    前記第3の記憶手段へのアクセスを制御するアクセス制御手段を、さらに備え、
    前記第2の種類のエラーは、前記アクセス制御手段によるエラーを含む、請求項10または11に記載の画像処理装置。
  13. 前記ハードウェア資源は、前記ハードウェア資源制御手段による制御対象から除外可能な切断可能装置を含み、
    前記第2の種類のエラーは、前記切断可能装置で発生するエラーを含む、請求項10〜12のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 前記スナップショットは、前記メイン制御手段のレジスタ値を含み、
    前記第2の種類のエラーは、前記電源手段から供給される電力からノイズを検出するエラーを含む、請求項10〜13のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. 電力を供給する電源手段と、
    プログラムを実行するメイン制御手段と、
    前記メイン制御手段がプログラムを実行するためにロードした実行プログラムを記憶する揮発性の第1の記憶手段と、
    前記メイン制御手段がアクセス可能な不揮発性の第2の記憶手段と、
    ハードウェア資源を制御して画像を形成するハードウェア資源制御手段と、を備えた画像処理装置で実行される起動方法であって、
    前記ハードウェア資源で発生したエラーを検出するエラー検出ステップと、
    前記電源手段による電力の供給を停止させる停止トリガーが発生することに応じて、前記第1の記憶手段に記憶されたデータを含むスナップショットを前記第2の記憶手段に記憶するスナップショット生成ステップと、
    前記エラー検出手段によりエラーが検出されている場合には前記スナップショットの生成を禁止する禁止ステップと、
    前記電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、前記第2の記憶手段に前記スナップショットが記憶されている場合は前記第2の記憶手段に記憶された前記スナップショットを前記第2の記憶手段から読出し、前記スナップショットに含まれるデータを前記第1の記憶手段に記憶する状態復帰ステップと、
    前記電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、前記第2の記憶手段に前記スナップショットが記憶されていない場合は、前記メイン制御手段をリセットして前記メイン制御手段に前記プログラムを実行可能な状態にするための初期化処理を実行させる起動ステップと、を含む、起動方法。
  16. 電力を供給する電源手段と、
    プログラムを実行するためにロードした実行プログラムを記憶する揮発性の第1の記憶手段と、
    前記メイン制御手段がアクセス可能な不揮発性の第2の記憶手段と、
    ハードウェア資源を制御して画像を形成するハードウェア資源制御手段と、を備えた画像処理装置を制御するコンピューターで実行される起動プログラムであって、
    前記ハードウェア資源で発生したエラーを検出するエラー検出ステップと、
    前記電源手段による電力の供給を停止させる停止トリガーが発生することに応じて、前記第1の記憶手段に記憶されたデータを含むスナップショットを前記第2の記憶手段に記憶するスナップショット生成ステップと、
    前記エラー検出手段によりエラーが検出されている場合には前記スナップショットの生成を禁止する禁止ステップと、
    前記電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、前記第2の記憶手段に前記スナップショットが記憶されている場合は前記第2の記憶手段に記憶された前記スナップショットを前記第2の記憶手段から読出し、前記スナップショットに含まれるデータを前記第1の記憶手段に記憶する状態復帰ステップと、
    前記電源手段から電力の供給を受けていない状態から電力の供給を受けることに応じて、前記第2の記憶手段に前記スナップショットが記憶されていない場合は、前記メイン制御手段をリセットして前記メイン制御手段に前記プログラムを実行可能な状態にするための初期化処理を実行させる起動ステップと、を前記コンピューターに実行させる起動プログラム。
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