JP2018105753A - 計測装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】計測装置は、光源1からの光が照射された被検物7からの光を結像させる結像光学系15と、結像光学系からの光を計測するためのセンサ8とを有する。結像光学系は、該結像光学系の全系のパワーを変化させる第1の光学系14と、正の第2のパワーを有する第2の光学系5とを有する。第1の光学系は、センサと第2の光学系との間に配置され、結像光学系のパワーを正と負に反転させることが可能な光学系である。センサを物体とする場合に、結像光学系の前側主点21がセンサを挟んで第1の光学系とは反対側に位置するときは結像光学系のパワーが負であり、該前側主点23がセンサを挟んで第1の光学系と同じ側に位置するときは結像光学系のパワーが正である。
【選択図】図2
Description
Φ≦0 (1)
d2+1/Φ1<−1/Φ2 (2)
さらに、計測光学系15の後側主点位置22が射出瞳位置18よりも計測光学系15から離れた位置にあり、前側主点位置21はセンサ8よりも計測光学系15から離れた位置(d>0)という条件を満足する必要がある。
以上説明した凹面である被検面20からの反射波面を計測するために満足すべき近軸量の条件をまとめると以下のようになる。
Φ′≧0 (3)
d2′+1/Φ1′>−1/Φ2′ (4)
さらに、後側主点位置24は射出瞳位置28よりセンサ8に近い位置、前側主点位置23はセンサ8より被検物7に近い位置(d′<0)という条件を満足する必要がある。
d2′−d2+1/Φ1′−1/Φ1>0 (5)
式(5)は、照明光学系と投影光学系との間の距離および投影光学系のパワーのうち少なくとも一方を可変とする必要があることを示す。ただし、光学系のパワーや間隔を可変とすると計測光学系の倍率が変わるため、センサ8に結像される被検面からの反射波面の径も凸面と凹面の計測時で変化してしまう。センサ8に入射する波面の径が小さくなると、計測される波面のデータ点数が少なくなり、好ましくない。このため、凸面と凹面の計測時にセンサ8に入射する波面の径があまり変化しないように、言い換えれば凸面と凹面の計測時に計測光学系の倍率が大きく変化しないように投影光学系のパワーや照明光学系と投影光学系との間の間隔を変化させる必要がある。
Φ=Φ1+Φ2−d2×Φ1×Φ2 (6)
β=1/(1+d1×Φ1×d2×Φ2+d1×Φ2+d1×d2×Φ1×Φ2)
(7)
図3(a)は、d1とΦ2をある値に設定して計測光学系の全系パワーΦを変化させたすなわちΦ1を変化させたときの結像倍率βの変化を示している。図3中の丸点と四角点は、d2の値を互いに異なる値(丸点はd2=a、四角点はd2=b)に設定したときのβを示している。また、図3(b)は、d1=0とし、Φ2をある値に設定して計測光学系の全系パワーΦを変化させたときの結像倍率βの変化を示している。式(7)からも分かるように、d1=0とすると、計測光学系の全系パワーΦが変化しても結像倍率β(=1/(1+d2×Φ2))は変化しない。
β=1/(1+d2×Φ2) (8)
で与えられる。つまり、d1=0としたときの結像倍率βと一致する。言い換えれば、計測光学系の全系パワーΦを変化させたときの結像倍率βのグラフの切片は、d1=0のときの結像倍率βと一致する。
1/(1+Φ2×d2)>1/(1+Φ2′×d2′)
すなわち、
Φ2×d2<Φ2′×d2′ (9)
式(9)より、共通の照明光学系(Φ2=Φ2′)を用いる場合に、凹面の計測時における照明光学系と投影光学系の主点間隔d2を凸面の計測時における照明光学系と投影光学系の主点間隔d2′よりも小さくするように計測光学系を構成すればよい。d2とd2′はともに0より小さい(d2,d2′<0である)ためである。
また、本実施例の計測光学系は、光学系14(14’)、光学系5(5’)、センサ8および被検物7の全ての位置関係おいてけられ(口径食)を生じない。
表1には、上述した実施例1の計測光学系の数値例を示す。表1は、凸面と凹面の被検面の計測に対して共通の照明光学系を用いる計測光学系の諸元値(設計値)である。ここでも、計測光学系の物体位置にセンサが配置され、像位置に被検面が配置されているものとする。また、照明光学系の物体位置に点光源が配置される。
表1に示す計測光学系(結像光学系)のセンサ側開口数は0.2であり、物体高は12である。表1の面番号は光学系内を光線が進行する方向(物体側から像面側の奉公)の光学面(レンズ面等)の順序を、rは光学面の曲率半径を、dは光学面間の間隔を示す。また、表1中の各光学面の欄に示した4つの値は、上から順に、凸面の曲率が大きい被検面を計測するとき、凸面の曲率が小さい被検面を計測するとき、凹面の曲率が大きい被検面を計測するときおよび凹面の曲率が小さい被検面を計測するときの諸元値である。nは基準波長632.8nmに対する媒質の屈折率であり、空気の屈折率1.000000は省略している。
また、表1において、面番号3〜13は照明光学系を構成する光学面であり、それら光学面のr,dおよびnは計測光学系と同じである。また、上記4つの被検面に対して共用される照明光学系の諸元値は、該4つの被検面に対して共通である。なお、以下の全ての諸元値におけるr,dおよびその他の寸法の単位は[mm]である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
5,105 第2の光学系
7 被検物
8 センサ
14,114 第1の光学系
15,115 計測光学系(結像光学系)
21、23 (計測光学系の)前側主点位置
Claims (8)
- 光源からの光が照射された被検物からの光を結像させる結像光学系と、
前記結像光学系からの光を計測するためのセンサとを有し、
前記結像光学系は、該結像光学系の全系のパワーを変化させる第1の光学系と、正の第2のパワーを有する第2の光学系とを有し、
前記第1の光学系は、前記センサと前記第2の光学系との間に配置され、前記結像光学系のパワーを正と負に反転させることが可能な光学系であり、
前記センサを物体とする場合に、
前記結像光学系の前側主点が前記センサを挟んで前記第1の光学系とは反対側に位置するときは前記結像光学系のパワーが負であり、
前記前側主点が前記センサに対して前記第1の光学系と同じ側に位置するときは前記結像光学系のパワーが正であることを特徴とする計測装置。 - 前記結像光学系は、前記センサに対して共役な関係を有するセンサ共役面を、前記被検物からの光線が前記センサ共役面で交わらない位置に形成することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
- 前記センサを移動させる駆動部を有し、
前記結像光学系のパワーを小さくするとき、前記駆動部は前記結像光学系と前記センサとの間の距離を大きくするように前記センサを移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の計測装置。 - 前記結像光学系は、前記センサ側にテレセントリックであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の計測装置。
- 前記結像光学系の前記センサ側の開口数は、前記センサにより受光可能な光線の最大角度の正弦であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の計測装置。
- 前記結像光学系のパワーが負であるときの前記第2のパワーをΦ2、前記第1の光学系と前記第2の光学系の主点間隔をd2とし、
前記結像光学系のパワーが正であるときの前記第2のパワーをΦ2′、前記主点間隔をd2′とするとき、
Φ2×d2<Φ2′×d2′
を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の計測装置。 - 前記結像光学系は、前記第1の光学系、前記第2の光学系、前記センサおよび前記被検物の全ての位置関係おいて口径食を生じないことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の計測装置。
- 前記被検物から前記結像光学系を介して前記センサに入射した光線の角度分布を計測する計測手段を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の計測装置。
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JP2016253262A JP6788497B2 (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 計測装置 |
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