JP2018101405A - 無線通信装置、接続管理装置、コンテンツ配信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、接続管理装置、コンテンツ配信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ダウンロードを実行しないユーザ端末による不要な接続を回避し、接続制限が発生する確率を抑え、かつ、ダウンロード要求の発生から通信開始までの待ち時間を短縮すること。【解決手段】接続可否判定部123は、コンテンツ配信装置110aに対してミリ波帯での接続可否を判定する。要求信号生成部122は、接続可否の判定結果として接続が可である場合、コンテンツ配信装置110aに対して、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成し、ミリ波無線部121を介して、接続要求信号を送信する。制御部124は、ミリ波無線部121を介して、コンテンツ配信装置110aから未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを行う。【選択図】図4

Description

本開示は、コンテンツ配信端末との間でミリ波通信を行う無線通信装置、コンテンツ配信端末と無線通信装置の接続を管理する接続管理装置、コンテンツ配信端末と無線通信装置を含むコンテンツ配信システム、および、無線通信装置あるいは接続管理装置の無線通信方法に関する。
近年、ホットスポットと呼ばれる特定のエリアに限って、コンテンツ配信端末(アクセスポイント)とユーザ端末がミリ波通信を行い、ユーザ端末がコンテンツ配信端末からコンテンツをダウンロードするシステムが普及してきている(特許文献1参照)。なお、ミリ波通信とは、例えば、IEEE802.11ad、IEEE802.11ayで定義される通信である。
特開2015−118406号公報
ミリ波通信では、コンテンツ配信端末と同時に接続できるユーザ端末の数が、マイクロ波通信よりも限られている。このため、ユーザ端末が、コンテンツ配信端末の通信エリア内に入ったタイミングでコンテンツ配信端末と接続するようにした場合、コンテンツ配信端末が同時に接続できるユーザ端末の数を超過してしまい、接続制限が生じる可能性が高くなる。接続を制限されたユーザ端末は、ダウンロードが困難となる。また、ユーザ端末においてダウンロード要求が発生してから(例えば、ユーザがダウンロード開始アイコンをクリックしてから)、コンテンツ配信端末と接続する場合、接続に時間がかかり、ダウンロード要求の発生から通信開始までの待ち時間が長くなるおそれが高くなる。
本開示の非限定的な実施例は、ダウンロードを実行しないユーザ端末による不要な接続を回避し、接続制限が発生する確率を抑え、かつ、ダウンロード要求の発生から通信開始までの待ち時間を短縮することができる無線通信装置、接続管理装置、コンテンツ配信システムおよび無線通信方法の提供に資する。
本開示の一態様に係る無線通信装置は、1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定する接続可否判定部と、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、前記コンテンツ配信装置と前記ミリ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行う無線部と、を具備し、前記要求信号生成部は、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成する。
本開示の一態様に係る接続管理装置は、ミリ波帯及びマイクロ波帯を用いて通信を行う無線通信装置、及び、前記無線通信装置に対して1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置に対して指示信号を生成する指示信号生成部と、前記無線通信装置から受信した通信環境情報、及び、前記無線通信装置と前記コンテンツ配信装置の接続状況を接続管理DBとして保持する記憶部と、前記無線通信装置から受信した通信環境情報及び要求信号に基づいて前記接続管理DBを更新する制御部と、前記コンテンツ配信装置および前記無線通信装置と前記マイクロ波帯での無線通信を行う無線部と、を具備し、前記制御部は、前記無線通信装置において、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに生成された接続要求信号を受信した場合、前記接続管理DBに基づいて接続相手を判断し、前記指示信号生成部は、前記接続相手のコンテンツ配信装置及び前記無線通信装置にミリ波帯による接続を指示する指示信号を生成し、前記無線部は、前記接続相手のコンテンツ配信装置及び前記無線通信装置に前記指示信号を送信する。
本開示の一態様に係るコンテンツ配信システムは、1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と、ミリ波帯を用いて前記コンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置と、を含むコンテンツ配信システムであって、前記無線通信装置は、前記コンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定する接続可否判定部と、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、前記コンテンツ配信装置とミリ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行う無線部と、を具備し、前記要求信号生成部は、前記1つ以上のコンテンツのうち、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成し、前記コンテンツ配信装置は、前記1つ以上のコンテンツを記憶する記憶部と、前記無線通信装置とミリ波帯を用いて無線通信を行う無線部と、を具備し、前記無線部は、前記接続要求信号を受信した場合、前記無線通信装置とのミリ波帯を用いた接続を開始し、前記未ダウンロードのコンテンツに対してのダウンロード要求を受信した場合、前記記憶部に記憶された前記1つ以上のコンテンツのうち、前記未ダウンロードのコンテンツを前記無線通信装置に送信する。
本開示の一態様に係る無線通信方法は、1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置の無線通信方法であって、前記コンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定し、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成し、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが要求されるまでに、前記コンテンツ配信装置に前記接続要求信号を送信して、前記コンテンツ配信装置と前記ミリ波帯での無線接続を開始し、前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行う。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様によれば、ミリ波通信によるダウンロードを実行するユーザ端末が優先的に接続されるため、ダウンロードを実行しないユーザ端末による不要な接続を回避し、接続制限が発生する確率を抑えることができる。また、実際のダウンロード要求より前に接続を開始するため、接続待ち時間による影響を低減でき、ユーザ端末においてダウンロード要求が発生してからダウンロード開始までの待ち時間を短縮できる。
本開示の一態様における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
本開示の実施の形態1に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図 本開示の実施の形態1に係るコンテンツ配信システムの概要を説明する図 本開示の実施の形態1に係るコンテンツ配信端末のブロック図 本開示の実施の形態1に係るユーザ端末のブロック図 本開示の実施の形態1に係るコンテンツ一覧情報の表示例を示す図 本開示の実施の形態1に係る通信状態の表示の第1の例 本開示の実施の形態1に係る通信状態の表示の第2の例 本開示の実施の形態1に係るコンテンツ概要情報の表示例を示す図(未DLコンテンツ) 本開示の実施の形態1に係るコンテンツ概要情報の表示例を示す図(ダウンロード中) 本開示の実施の形態1に係るコンテンツ概要情報の表示例を示す図(DL済コンテンツ) 本開示の実施の形態1に係るコンテンツ再生中の表示例を示す図 本開示の実施の形態1に係るユーザ端末の処理手順を示すフロー図 本開示の実施の形態1に係るユーザ端末の処理手順を示すフロー図 本開示の実施の形態1に係るユーザ端末の処理手順を示すフロー図 本開示の実施の形態1に係るユーザ端末の接続処理の詳細な手順を示すフロー図 本開示の実施の形態1に係るコンテンツ配信端末の処理手順を示す図 本開示の実施の形態1に係る未DLコンテンツ再生時の処理手順を示すシーケンス図 本開示の実施の形態1に係るユーザ端末の表示状態の遷移を示す状態遷移図 本開示の実施の形態1のバリエーションに係るコンテンツ配信システムの概要を説明する図 本開示の実施の形態1のバリエーションに係るユーザ端末の処理手順を示すフロー図 本開示の実施の形態1のバリエーションに係るユーザ端末の処理手順を示すフロー図 本開示の実施の形態1のバリエーションに係るユーザ端末の処理手順を示すフロー図 本開示の実施の形態2に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図 本開示の実施の形態2に係るコンテンツ配信システムの概要を説明する図 本開示の実施の形態2に係るコンテンツ配信端末のブロック図 本開示の実施の形態2に係るユーザ端末のブロック図 本開示の実施の形態2に係る通信環境情報の一例を示す図 本開示の実施の形態2に係る接続管理端末のブロック図 本開示の実施の形態2に係る接続管理DBで管理される情報の具体を示す図 本開示の実施の形態2に係るユーザ端末の処理手順を示すフロー図 本開示の実施の形態2に係るユーザ端末の処理手順を示すフロー図 本開示の実施の形態2に係るユーザ端末の処理手順を示すフロー図 本開示の実施の形態2に係るユーザ端末の接続処理の詳細な手順を示すフロー図 本開示の実施の形態2に係るユーザ端末の通信環境情報取得処理の詳細な手順を示すフロー図 本開示の実施の形態2に係るコンテンツ配信端末の処理手順を示す図 本開示の実施の形態2に係る接続管理端末の処理手順を示す図 本開示の実施の形態2に係る接続管理端末の接続相手判定処理の詳細な手順を示すフロー図 本開示の実施の形態2に係る未DLコンテンツ再生時の処理手順を示すシーケンス図
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
<コンテンツ配信システムの概要>
まず、本開示の実施の形態1に係るコンテンツ配信システム100aの概要について図1、図2を用いて説明する。なお、以下の説明において、ダウンロード(Download)を「DL」と記載する場合がある。
図1に示すように、コンテンツ配信システム100aは、1つのコンテンツ配信端末110aと、1又は複数(図1では2個)のユーザ端末120aとを含む。
コンテンツ配信端末110aは、所定の位置に設置され、図2に示すミリ波通信エリア(自セル)に存在するユーザ端末120aとミリ波の無線通信を行う。
ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリアに入ったタイミングあるいはミリ波通信エリア内でユーザ操作によりコンテンツ配信サービスの利用を開始したタイミングで、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報のダウンロードがまだ実施されていない場合、コンテンツ配信端末110aと接続し、コンテンツ配信端末110aからコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報をダウンロードする。ユーザ端末120aは、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報のダウンロードを完了した後、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断する。
また、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリア内においてユーザが再生表示対象のコンテンツを選択したタイミングで、コンテンツ配信端末110aと接続し、ユーザがコンテンツのダウンロードを要求したタイミングでコンテンツ配信端末110aからコンテンツをダウンロードする。ユーザ端末120aは、コンテンツのダウンロードを完了した後、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断する。
また、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aと接続中に、ミリ波通信エリアの外に出たタイミングで、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断する。
<コンテンツ配信端末の構成>
次に、本実施の形態に係るコンテンツ配信端末110aの構成について図3を用いて説明する。図3に示すように、コンテンツ配信端末110aは、記憶部111と、制御部112と、ミリ波無線部113と、を含む。
記憶部111は、例えば、コンテンツ一覧情報、コンテンツ概要情報、コンテンツを記憶する。
制御部112は、ミリ波無線部113を介して入力したユーザ端末120aからのDL要求信号に応じて、記憶部111に記憶されているコンテンツ一覧情報、コンテンツ概要情報、コンテンツを、ミリ波無線部113を介してユーザ端末120aに送信する。
ミリ波無線部113は、ユーザ端末120aからミリ波帯(例えば、60GHz帯)で受信した信号に対してダウンサンプリング、増幅等の所定の無線受信処理を行い、制御部112に出力する。また、ミリ波無線部113は、制御部112から出力された情報に対してアップサンプリング、増幅等の所定の無線送信処理を行い、アンテナからユーザ端末120aにミリ波帯で送信する。
なお、コンテンツ配信端末110aは、ミリ波無線部113を複数有していてもよい。この場合、コンテンツ配信端末110aは、ユーザ端末120a毎に最適なミリ波無線部113を選択して接続できる。
また、コンテンツ配信端末110aに表示部を具備させてもよい。この場合、コンテンツ配信端末110aにおいて、コンテンツ一覧、サムネイル、紹介動画等を表示させることができる。
また、コンテンツ配信端末110aに操作部を具備させてもよい。この場合、ユーザは、コンテンツ配信端末110aにおいてコンテンツを選んで試験視聴できる。
<ユーザ端末>
次に、本実施の形態に係るユーザ端末120aの構成について図4を用いて説明する。図4に示すように、ユーザ端末120aは、ミリ波無線部121と、要求信号生成部122と、接続可否判定部123と、制御部124と、表示部125と、記憶部126と、操作部127と、を含む。
ミリ波無線部121は、要求信号生成部122から出力された各種の要求信号に対してアップサンプリング、増幅等の所定の無線送信処理を行い、アンテナからコンテンツ配信端末110aにミリ波帯(例えば、60GHz帯)で送信する。また、ミリ波無線部121は、コンテンツ配信端末110aからミリ波で受信した情報に対して、ダウンサンプリング、増幅等の所定の無線受信処理を行い、制御部124に出力する。
要求信号生成部122は、制御部124の指示に従って各種の要求信号を生成し、ミリ波無線部121を介して、コンテンツ配信端末110aに要求信号を送信する。要求信号は、例えば、コンテンツ配信端末110aとの接続を要求する接続要求信号、接続中のコンテンツ配信端末110aとの切断を要求する切断要求信号、コンテンツ配信端末110aにコンテンツ等の情報のダウンロードを要求するDL要求信号の少なくとも1つである。
接続可否判定部123は、ユーザ端末120aがコンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリア内に存在するか否か、すなわち、ユーザ端末120aがコンテンツ配信端末110aと接続可能な状態であるか否かを判定する。例えば、接続可否判定部123は、コンテンツ配信端末110aから送信されるビーコンを、ミリ波無線部121を介して受信した場合、あるいは、受信したビーコンの受信電力が決められた閾値以上だった場合、ミリ波通信エリアに入り、コンテンツ配信端末110aと接続可能な状態となったと判定する。そして、接続可否判定部123は、コンテンツ配信端末110aとの接続が可能/不可能となったことを示す接続可否情報を制御部124に出力する。
制御部124は、接続可否判定部123からの接続可否情報、あるいは、操作部127からの操作情報に基づいて、要求信号生成部122に各種の要求信号の生成を指示する。また、制御部124は、例えば、コンテンツ配信端末110aからミリ波無線部121を介してダウンロードしたコンテンツ一覧情報、コンテンツ概要情報およびコンテンツを記憶部126へ格納する。また、制御部124は、操作部127からの操作情報に基づいて、記憶部126に格納されているコンテンツ一覧情報、コンテンツ概要情報、コンテンツの少なくとも1つを表示部125に出力する。
表示部125は、制御部124から出力された情報を画面125A(図5等参照)に表示する。
記憶部126は、制御部124から出力されたコンテンツ一覧情報、コンテンツ概要情報、コンテンツ等を記憶する。なお、例えば、美術館の展示品紹介用タブレット、学校の学習用タブレットのように、ダウンロードするコンテンツが予め決まっているユーザ端末120aは、記憶部126に、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を予め記憶させてもよい。
操作部127は、ユーザの操作内容を示す各種の操作情報を制御部124に出力する。
<コンテンツ一覧表示>
次に、コンテンツ一覧の表示例について図5を用いて説明する。
制御部124は、ユーザ端末120aがコンテンツ配信端末110aと接続可能な状態である場合、あるいは、コンテンツ配信サービスの利用を開始した場合、コンテンツ一覧情報を表示部125に出力する。表示部125は、カテゴリ201毎に分けられた各コンテンツのサムネイル(縮小画面)202からなるコンテンツ一覧を画面125Aに表示する。なお、画面125Aにコンテンツ一覧を表示している間、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aと接続していなくてもよい。
また、表示部125は、画面125Aの右上に、ミリ波通信(WiGig)の通信環境を示す環境アイコン203を表示す。図6は、環境アイコン203の表示パターンの一例を示す図である。図6に示すように、ユーザ端末120aがコンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリアの外にあり、コンテンツ配信端末110aとミリ波通信が困難な環境にある場合、表示部125は、画面125Aに「X」印の環境アイコン203を表示する。また、ユーザ端末120aがコンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリア内にある場合、図7に示すように、表示部125は、画面125Aに、ミリ波通信の通信品質の状態に応じた環境アイコン203を表示する。
なお、上記ではアンテナの本数および「×」印を用いて、通信可否やエリア内外を示したが、別の表記でもよい。また、アンテナのビームの方向情報を取得できる場合は、これを併記することとしてもよい。これにより、ユーザ端末120aは、ミリ波通信のビーム方向をユーザに意識させることができる。
図5に示したコンテンツ一覧の表示画面において、ユーザによって、1つのコンテンツを選択する操作が行われた後、図8または図10に示すコンテンツ概要の表示画面に切り替わる。
<コンテンツ概要表示>
次に、コンテンツ概要の表示例について図8、図9、図10を用いて説明する。図8は、選択されたコンテンツが、未だダウンロードされていないコンテンツ(以下、「未DLコンテンツ」という)であることを示すコンテンツ概要の表示画面である。図9は、未DLコンテンツがダウンロード中であることを示すコンテンツ概要の表示画面である。図10は、選択されたコンテンツが、既にダウンロードされているコンテンツ(以下、「DL済コンテンツ」という)であることを示すコンテンツ概要の表示画面である。
図5に示したコンテンツ一覧の表示画面において、ユーザが1つのコンテンツを選択する操作をした後、制御部124は、選択されたコンテンツのコンテンツ概要情報を表示部125に出力する。表示部125は、コンテンツのサムネイル211とコンテンツの説明212を含むコンテンツ概要を画面125Aに表示する。コンテンツの説明212には、例えば、タイトル、解像度、再生合計時間、ファイルサイズ、対応言語が含まれる。なお、画面125Aに未ダウンロードのコンテンツ概要情報を表示する場合、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aとの接続処理を開始する。
また、表示部125は、画面125Aの右上に、ミリ波通信(WiGig)の通信環境を示す環境アイコン203を表示する(図6参照)。
また、表示部125は、画面125Aの、環境アイコンの近傍に、戻りアイコン213を表示する。ユーザによって戻りアイコン213を選択する操作が行われた後、画面125Aは、図5に示したコンテンツ一覧の表示画面に切り替わる。なお、図8から図10において、既にミリ波通信によって接続が確立している場合、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断する。
選択されたコンテンツが未DLコンテンツであり、かつミリ波通信によって接続が確立している場合、図8に示すように、表示部125は、ユーザにダウンロードを促すDL開始アイコン214および言語選択アイコン215を画面125Aに表示する。ユーザによってDL開始アイコン214を選択する操作が行われた後、画面125Aは、図9に示す表示画面に切り替わり、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aから未DLコンテンツのダウンロードを開始する。
ダウンロード中では、図9に示すように、表示部125は、画面125Aに、ダウンロードの進捗を示すDL進捗バー221を、DL開始アイコン214および言語選択アイコン215の代わりに表示する。ダウンロードが完了した後、画面125Aは、図10に示す表示画面に切り替わり、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断する。
選択されたコンテンツがDL済コンテンツである場合、あるいは、未DLコンテンツのダウンロードが完了した場合、図10に示すように、表示部125は、ユーザにコンテンツの再生を促す再生アイコン231を、DL開始アイコン214の代わりに、画面125Aに表示する。ユーザによって再生アイコン231を選択する操作が行われた後、画面125Aは、図11に示すコンテンツ再生中の表示画面に切り替わる。
<コンテンツ再生表示>
次に、コンテンツの再生時の表示例について図11を用いて説明する。
図11に示したDL済コンテンツの概要の表示画面において、ユーザが再生アイコン231を選択する操作を行った後、制御部124は、選択されたコンテンツの情報を表示部125に出力する。表示部125は、画面125Aの再生枠241内にコンテンツを再生表示する。
また、表示部125は、画面125Aの右上に、ミリ波通信(WiGig)の通信環境を示す環境アイコン203を表示する(図6参照)。
また、表示部125は、画面125Aの、環境アイコンの近傍に、戻りアイコン213を表示する。ユーザによって戻りアイコン213を選択する操作が行われた後、画面125Aは、図10に示したDL済コンテンツの概要の表示画面に切り替わる。
また、表示部125は、図11において、画面125Aに、再生の進捗と再生合計時間とを示す再生進捗情報251(2箇所)、再生の進捗を示す再生進捗バー252、および、再生制御アイコン253を表示してもよい。
なお、コンテンツの再生中に一定期間操作がない場合、上記アイコン等の表示を消し、ユーザの操作があった後、再度表示することとしてもよい。これにより、コンテンツ以外の表示を省略することができ、ユーザがコンテンツの視聴に集中することができる。
<ユーザ端末の処理フロー>
次に、本実施の形態に係るユーザ端末120aの処理フローについて図12乃至図14を用いて説明する。なお、前提として、コンテンツ配信端末110aが、周期的にビーコンを送信しているものとする。
S101にて、ユーザ端末120aの接続可否判定部123は、コンテンツ配信端末110aからのビーコンの受信の有無あるいは受信したビーコンの受信電力の閾値との比較により、コンテンツ配信端末110aの通信エリアに入ったか否かを判定する。
通信エリアに入っていなかった場合(S101:NO)、フローはS101に戻る。ユーザ端末120aは、一定時間が経過した後、通信エリアに入ったか否かを再度判定する。
コンテンツ配信端末110aの通信エリアに入った場合(S101:YES)、S102にて、制御部124は、記憶部126を参照して、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を取得済であるか否かを判定する。
コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を取得済である場合(S102:YES)、フローは、S106へ移行する。
コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を取得済でない場合(S102:NO)、S103にて、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aとの接続処理を行う。なお、接続処理の詳細については後述する。
次に、S104にて、要求信号生成部122は、ミリ波無線部121を介してコンテンツ配信端末110aにコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報のDL要求信号を送信する。制御部124は、コンテンツ配信端末110aからミリ波無線部121を介してコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報をダウンロードし、記憶部126へ格納する。
ダウンロードが完了した後、S105にて、要求信号生成部122は、ミリ波無線部121を介してコンテンツ配信端末110aに切断要求信号を送信し、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断する。なお、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報の容量は、コンテンツと比較して小さいため、S103からS105までの処理は短時間で完了する。
S102:YES、あるいは、S105の次のステップであるS106にて、制御部124は、記憶部126へ格納したコンテンツ一覧情報を表示部125に出力し、コンテンツ一覧を画面125Aに表示させる(図5参照)。
また、S106以降の処理と並行して、接続可否判定部123において周期的にコンテンツ配信端末110aの通信エリアに入っているかを判定する。なお、接続の可否以外にも、受信したビーコンの受信電力から通信品質を求めることとしてもよい。
次に、S107にて、制御部124は、操作部127からの操作情報に基づき、一覧表示されたコンテンツが選択されたか否かを判定する。
一覧表示されたコンテンツのいずれも選択されていない場合(S107:NO)、フローは、S106へ戻る。
一覧表示されたコンテンツの1つが選択された場合(S107:YES)、S108にて、制御部124は、操作部127からの操作情報および記憶部126に格納されているコンテンツの情報に基づき、選択されたコンテンツが未DLコンテンツか否かを判定する。
選択されたコンテンツがDL済コンテンツである場合(S108:NO)、フローは、S117へ移行する。
一方、選択されたコンテンツが未DLコンテンツである場合(S108:YES)、S109にて、ユーザ端末120aは、S103と同様に、コンテンツ配信端末110aとの接続処理を開始する。なお、S106からS113までのフローは、S109における接続処理の完了を待たずに、進めてもよい。
次に、S110にて、制御部124は、記憶部126に格納された未DLコンテンツのコンテンツ概要情報を表示部125に出力し、コンテンツ概要を画面125Aに表示させる(図8参照)。
次に、S111にて、制御部124は、操作部127を介して取得するユーザの操作情報に基づき、ユーザがコンテンツ一覧に「戻る」ことを選択したか否かを判定する。
ユーザが「戻る」を選択した場合(S111:YES)、S112にて、要求信号生成部122は、ミリ波無線部121を介してコンテンツ配信端末110aに切断要求信号を送信し、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断する。フローは、S106へ戻る。
一方、ユーザが「戻る」を選択しなかった場合(S111:NO)、S113にて、制御部124は、操作部127からの操作情報に基づき、ユーザがコンテンツのダウンロードの開始を選択したか否かを判定する。
ダウンロードの開始が選択されていない場合(S113:NO)、フローは、S110へ戻る。
一方、ダウンロードの開始が選択された場合(S113:YES)、S114にて、要求信号生成部122は、接続中のコンテンツ配信端末110aに、ミリ波無線部121を介してコンテンツのDL要求信号を送信する。制御部124は、コンテンツ配信端末110aからミリ波無線部121を介してコンテンツのダウンロードを開始する。このとき、表示部125は、ダウンロードの進捗を画面125Aに表示する(図9参照)。
なお、S113にて、コンテンツ配信端末110aとユーザ端末120aとの接続処理が完了していない場合には、図8のDL開始アイコン214の色を他のアイコンと異なる色(例えば、灰色)としてダウンロード準備中であることをユーザに知らせてもよい。あるいは、ミリ波通信の通信環境を示す環境アイコン203を点滅させる、環境アイコン203の色を他のアイコンと異なる色(例えば灰色)とする等により、接続処理中であることをユーザに知らせてもよい。
次に、S115にて、制御部124は、コンテンツのダウンロードが完了したか否かを判定する。
コンテンツのダウンロードが完了していない場合(S115:NO)、フローは、S114へ戻り、ダウンロードを継続する。
一方、コンテンツのダウンロードが完了した場合(S115:YES)、S116にて、要求信号生成部122は、ミリ波無線部121を介してコンテンツ配信端末110aに切断要求信号を送信し、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断する。また、制御部124は、ダウンロードが完了したコンテンツを記憶部126へ格納する。
S108:NO、あるいは、S116の次のステップであるS117にて、制御部124は、記憶部126に格納されたDL済コンテンツのコンテンツ概要情報を表示部125に出力し、コンテンツ概要を画面125Aに表示させる(図10参照)。
次に、S118にて、制御部124は、ユーザがコンテンツ一覧に「戻る」を選択したか否かを判定する。
ユーザが「戻る」を選択した場合(S118:YES)、フローは、S106へ戻る。
一方、ユーザが「戻る」を選択していない場合(S118:NO)、S119にて、制御部124は、操作部127からの操作情報に基づき、ユーザがコンテンツの再生を選択したか否かを判定する。
コンテンツの再生が選択されていない場合(S119:NO)、フローは、S117へ戻る。
一方、コンテンツの再生が選択された場合(S119:YES)、S120にて、制御部124は、記憶部126に格納されたコンテンツの情報を表示部125に出力し、コンテンツを画面125Aに再生表示させる(図11参照)。
次に、S121にて、制御部124は、ユーザが「戻る」を選択したか否か、または、コンテンツの再生が完了したか否かを判定する。
ユーザが「戻る」を選択していない、かつ、コンテンツの再生が完了していない場合(S121:NO)、フローは、S120へ戻り、コンテンツの再生が継続される。
一方、ユーザが「戻る」を選択した、または、コンテンツの再生が完了した場合(S121:YES)、フローは、S117へ戻る。
上記の処理フローは、例えば、ユーザ端末120aの電源がオフにされるまで、あるいは、ユーザがコンテンツ配信サービスの提供の停止を要求するまで、継続される。
なお、上記の処理フローの未DLコンテンツのコンテンツ概要を表示させてから(S111)、ダウンロードの開始が選択されずに(S113:NO)、一定時間経過した場合には、S112にて、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断し、フローをS106に戻すようにしてもよい。この場合、不必要なリンクの占有を防ぐことができる。この場合、ユーザがダウンロードの開始を選択した時点で接続処理を再度実行する。または、ユーザが「戻る」を選択した場合はフローのS106に戻る。
なお、S106以降の処理は、ユーザ端末120aがミリ波通信エリア外でもフローを進めることができる。ここで、ミリ波通信エリア外の場合、S109において、ユーザ端末120aが、ミリ波通信エリア外であることをユーザに通知し、ユーザがミリ波通信エリア内に移動することによって、ユーザ端末120aが再接続されるのを待機してもよく、戻るボタンでコンテンツ一覧に戻るまで未DLコンテンツ概要表示画面で待機してもよい。この場合、ユーザ端末120aは、ダウンロードボタンの色を通常と異なる色(例えば、灰色)にする、あるいは、環境アイコン203でミリ波通信のエリア外であることを表示するなどして、ダウンロード不可であることをユーザに知らせる。
<接続処理の詳細フロー>
次に、図12、図13で説明したS103、S109の接続処理の詳細なフローについて図15を用いて説明する。
S151にて、ユーザ端末120aの接続可否判定部123は、ユーザ端末120aがコンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリアにいるか否かを判定する。
ユーザ端末120aがコンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリアの外にいる場合(S151:NO)、S152にて、ユーザ端末120aは、ミリ波通信エリア外にいることをユーザに通知する、および/あるいは、ミリ波通信エリア内への移動を促すメッセージをユーザに通知する。フローは、S151に戻る。
ユーザ端末120aがコンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリア内にいる場合(S151:YES)、S153にて、ユーザ端末120aの要求信号生成部122は、ミリ波無線部121を介してコンテンツ配信端末110aに接続要求信号を送信する。
コンテンツ配信端末110aから接続不可を通知された場合(S154:YES)、S155にて、ユーザ端末120aは、ミリ波通信による接続をしないことをユーザに通知する。フローは、S153に戻る。なお、ユーザ端末120aは、ユーザに対して、接続されるまで待機することを通知してもよい。
一方、コンテンツ配信端末110aから接続可能を通知された場合(S154:NO)、S156にて、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aとの接続を確立し、接続処理を終了する。
<コンテンツ配信端末の処理フロー>
次に、本実施の形態に係るコンテンツ配信端末110aの処理フローについて図16を用いて説明する。
S201にて、コンテンツ配信端末110aは、継続的に、ユーザ端末120aからの接続要求信号を検知する(S201:NO)。
接続要求信号を受信した場合(S201:YES)、S202にて、コンテンツ配信端末110aは、ユーザ端末120aと接続可能か否かを判定する。
ユーザ端末120aと接続しない場合(S202:NO)、S203にて、コンテンツ配信端末110aは、ユーザ端末120aに接続不可を通知する。フローは、S201に戻る。
一方、ユーザ端末120aと接続する場合(S202:YES)、S204にて、コンテンツ配信端末110aは、ユーザ端末120aとの接続処理を行う。
ユーザ端末120aと接続した後、コンテンツ配信端末110aは、継続的に、ユーザ端末120aからのDL要求信号あるいは切断要求信号を検知する(S205:NO、S208:NO)。
ユーザ端末120aからコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報あるいはコンテンツのDL要求信号を受信した場合(S205:YES)、S206にて、コンテンツ配信端末110aは、ユーザ端末120aに、DL要求信号で指定されたコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報あるいはコンテンツを配信する。
配信が完了した場合(S207:YES)、あるいは、ユーザ端末120aから切断要求信号を受信した場合(S205:NO、S208:YES)、S209にて、コンテンツ配信端末110aは、ユーザ端末120aとの接続を切断する。フローは、S201に戻る。
<通信シーケンス>
次に、本実施の形態に係るコンテンツ配信端末110aとユーザ端末120aとの間で行われる未DLコンテンツ再生時の通信シーケンスについて図17を用いて説明する。
まず、ユーザ端末120aが、S301にて、コンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリア内に入ると、S302にて、コンテンツ一覧を表示する。なお、ユーザ端末120aがコンテンツ一覧情報を保持していない場合、ユーザ端末120aが、コンテンツ配信端末110aに接続要求信号を送信して接続処理を行い、コンテンツ配信端末110aから、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報をダウンロードし切断する。
次に、S303にて、ユーザが未DLコンテンツを選択した場合、S304にて、ユーザ端末120aが、コンテンツ配信端末110aに接続要求信号を送信し、S305、S306にて、コンテンツ配信端末110aとユーザ端末120aとが接続処理を行う。
次に、S307にて、ユーザがダウンロードを選択した場合、S308にて、ユーザ端末120aが、コンテンツ配信端末110aにDL要求信号を送信し、S309、S310にて、コンテンツ配信端末110aとユーザ端末120aとがDL処理を行う。DL処理では、コンテンツ配信端末110aがコンテンツを送信し、ユーザ端末120aがコンテンツを受信する。
DL処理が完了した後、S311、S312にて、コンテンツ配信端末110aとユーザ端末120aとの間で切断処理を行う。ユーザがコンテンツの再生を選択した場合、S313にて、ユーザ端末120aがコンテンツを再生する。
コンテンツの再生が完了した後、S314にて、ユーザ端末120aが、コンテンツ一覧の表示に戻す。
<ユーザ端末の状態遷移>
次に、本実施の形態に係るユーザ端末120aの表示状態の遷移について図18を用いて説明する。
ユーザ端末120aがコンテンツ配信端末110aのミリ波通信エリア内に入った後、あるいは、ミリ波通信エリア内でユーザ操作によりコンテンツ配信サービスの利用を開始した後、ユーザ端末120aは、コンテンツ一覧を表示するコンテンツ一覧表示状態(S401、図5参照)となる。
コンテンツ一覧表示状態(S401)において、ユーザが未DLコンテンツを選択した後、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aと接続を開始し、未DLコンテンツの概要を表示する未DLコンテンツ概要表示状態(S402、図8参照)となる。
また、コンテンツ一覧表示状態(S401)において、ユーザがDL済コンテンツを選択した後、ユーザ端末120aは、DL済コンテンツの概要を表示するDL済コンテンツ概要表示状態(S403、図10参照)となる。
未DLコンテンツ概要表示状態(S402)において、ユーザが「戻る」を選択した後、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断し、コンテンツ一覧表示状態(S401)となる。
また、未DLコンテンツ概要表示状態(S402)において、ユーザが「Download」を選択した後、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aから未DLコンテンツのダウンロードを開始し、未DLコンテンツのダウンロードの進捗を表示するDL進捗表示状態(S404、図9参照)となる。
DL済コンテンツ概要表示状態(S403)において、ユーザが「戻る」を選択した後、ユーザ端末120aは、コンテンツ一覧表示状態(S401)となる。
また、DL済コンテンツ概要表示状態(S403)において、ユーザが「再生」を選択した後、ユーザ端末120aは、コンテンツを再生表示するコンテンツ再生状態(S405、図11参照)となる。
DL進捗表示状態(S404)において、ユーザがダウンロードの途中で「戻る」を選択した後、ユーザ端末120aは、ダウンロードを中断し、未DLコンテンツ概要表示状態(S402)となる。
DL進捗表示状態(S404)において、ダウンロードが完了した後、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110aとの接続を切断し、DL済コンテンツ概要表示状態(S403)となる。
コンテンツ再生状態(S405)において、ユーザが再生の途中で「戻る」を選択した後、ユーザ端末120aは、再生を中断し、DL済コンテンツ概要表示状態(S403)となる。
また、コンテンツ再生状態(S405)において、再生を完了した後、ユーザ端末120aは、DL済コンテンツ概要表示状態(S403)となる。
<実施の形態1の効果>
以上のように、本実施の形態によれば、ユーザ端末が、コンテンツ配信端末の通信エリア内に入ったタイミングでは無く、ユーザから未DLコンテンツの選択を受け付けたタイミングで、コンテンツ配信端末に接続要求信号を送信する。これにより、ダウンロードを実行しないユーザ端末による不要な接続を回避し、接続制限の発生を回避する確率を高めることができる。また、実際のダウンロード要求より前に接続を開始するため、接続待ち時間を削減でき、ダウンロード要求の発生から通信開始までの待ち時間を短縮できる。
(バリエーション)
<コンテンツ配信システムの概要>
本実施の形態では、図19に示すように、ミリ波通信を行うコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を配信するコンテンツ配信端末110a1と、コンテンツを配信するコンテンツ配信端末110a2とを別個に設けてもよい。例えば、美術館の入り口に、コンテンツ配信端末110a1を設置し、各美術品の近傍にコンテンツ配信端末110a2を設置する。これにより、ユーザは、美術館に入館後、まず、ユーザ端末120aで展示中の美術品の一覧を見ることができ、鑑賞する美術品の近傍で、その美術品を説明するコンテンツを見ることができる。
コンテンツ配信端末110a1およびコンテンツ配信端末110a2は、所定の位置に設置され、ミリ波通信エリア(自セル)に存在するユーザ端末120aとミリ波の無線通信を行う。
ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110a1のミリ波通信エリアに入ったタイミングあるいはミリ波通信エリア内でコンテンツ配信サービスの利用を開始したタイミングで、コンテンツ配信端末110a1と接続し、コンテンツ配信端末110a1からコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報をダウンロードする。ユーザ端末120aは、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報のダウンロードを完了した後、コンテンツ配信端末110a1との接続を切断する。
また、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110a2のミリ波通信エリア内において、図8から図10を用いて説明したように、ユーザの操作に基づいたタイミングで、コンテンツ配信端末110a2と接続し、コンテンツ配信端末110a2からコンテンツをダウンロードする。ユーザ端末120aは、コンテンツのダウンロードを完了した後、コンテンツ配信端末110a2との接続を切断する。
また、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110a2と接続中に、ミリ波通信エリアの外に出たタイミングで、コンテンツ配信端末110a2との接続を切断する。
<ユーザ端末の処理フロー>
次に、本実施の形態のバリエーションに係るユーザ端末120aの処理フローについて図20乃至図22を用いて説明する。なお、図20乃至図22に示す処理フローにおいて、図12乃至図14に示した処理フローと共通するステップには、図12乃至図14と同一符号を付して、その説明を省略する。
図20は、コンテンツ配信端末110a1との通信におけるユーザ端末120aの処理フローを示す図である。
ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110a1のミリ波通信エリア内で、図12で説明したS101からS105の処理を行う。これにより、ユーザ端末120aは、常に、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を記憶した状態になる。
図21および図22は、コンテンツ配信端末110a2との通信におけるユーザ端末120aの処理フローを示す図である。
ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110a2との通信において、図13および図14で説明したS106からS121の処理を行う。これにより、ユーザ端末120aは、ユーザが選択したコンテンツを再生表示することができる。
なお、図19に示したコンテンツ配信システム100aでは、コンテンツ配信端末110a1、110a2のミリ波通信エリア以外に、他の通信手段が存在しない場合でも、ユーザ端末120aは、コンテンツ配信端末110a1、110a2のミリ波通信エリアにおいて、コンテンツのダウンロードを実施できるが、マイクロ波通信または、セルラー通信を行うことができてもよい。図19において、マイクロ波通信、または、セルラー通信を利用できる場合、コンテンツ配信端末110a1は、コンテンツ一覧情報、コンテンツ概要情報を、ミリ波通信エリアよりも広いエリアにおいて、ユーザ端末120aに送信することができる。
(実施の形態2)
<コンテンツ配信システムの概要>
まず、本開示の実施の形態2に係るコンテンツ配信システム100bの概要について図23、図24を用いて説明する。
図23に示すように、コンテンツ配信システム100bは、1又は複数のコンテンツ配信端末110bと、1又は複数のユーザ端末120bと、1つの接続管理端末130bと、から構成される。なお、図23では、コンテンツ配信端末110bが1つである場合を示している。
コンテンツ配信端末110bは、所定の位置に設置され、接続管理端末130bからの接続指示に従い、図24に示すミリ波通信エリアに存在するユーザ端末120bとミリ波の無線通信を行い、Wi-Fi(登録商標)通信エリアに存在するユーザ端末120bとマイクロ波の無線通信を行う。
ユーザ端末120bは、コンテンツ配信端末110bのWi-Fi通信エリアに入ったタイミングあるいはWi-Fi通信エリア内でコンテンツ配信サービスの利用を開始したタイミングで、コンテンツ配信端末110bとマイクロ波で接続し、コンテンツ配信端末110bからコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報をマイクロ波でダウンロードする。
また、ユーザ端末120bは、コンテンツ配信端末110bのミリ波通信エリア内においてユーザの操作に基づいたタイミングで、接続管理端末130bに接続要求信号を送信してコンテンツ配信端末110bと接続し、コンテンツ配信端末110bからコンテンツをダウンロードする。ユーザ端末120bは、コンテンツのダウンロードの完了のタイミングあるいはユーザの操作に基づいたタイミングで、接続管理端末130bに切断要求を送信してコンテンツ配信端末110bとの接続を切断する。
また、ユーザ端末120bは、コンテンツ配信端末110bと接続中に、ミリ波通信エリアの外に出たタイミングで、コンテンツ配信端末110bとの接続を切断する。
接続管理端末130bは、コンテンツ配信端末110bとユーザ端末120bとの接続状態を管理する。接続管理端末130bは、ユーザ端末120bから要求信号を受けた場合に、コンテンツ配信端末110bとユーザ端末120bとの接続または切断を制御する。
なお、コンテンツ配信システム100bに、複数のコンテンツ配信端末110bが含まれていてもよい。この場合、接続時に接続管理端末130bが、最適な接続の組み合わせを選択することができる。
また、接続管理端末130bと他の端末(コンテンツ配信端末110b、ユーザ端末120b)との接続は、Wi-Fiではなく有線接続でもよい。この場合、接続制御を高速かつ確実に行うことができる。
また、コンテンツ配信端末110bと接続管理端末130bとを、単一の装置に統合してもよい。この場合、接続制御を高速かつ確実に行うことができる。
<コンテンツ配信端末の構成>
次に、本実施の形態に係るコンテンツ配信端末110bの構成について図25を用いて説明する。なお、図25に示すコンテンツ配信端末110bにおいて、図3に示したコンテンツ配信端末110aと共通する構成部分には、図3と同一符号を付し、その説明を省略する。図25に示すコンテンツ配信端末110bは、図3に示したコンテンツ配信端末110aと比較して、Wi-Fi無線部114が追加され、制御部112がWi-Fi無線部114とも接続する点が異なる。
制御部112は、Wi-Fi無線部114を介して入力したユーザ端末120bからのコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報のDL要求信号に応じて、記憶部111に記憶されているコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を、Wi-Fi無線部114を介してユーザ端末120bに送信する。また、制御部112は、ミリ波無線部113を介して入力したユーザ端末120bからのコンテンツのDL要求信号に応じて、記憶部111に記憶されているコンテンツを、ミリ波無線部113を介してユーザ端末120bに送信する。
Wi-Fi無線部114は、ユーザ端末120bあるいは接続管理端末130bからマイクロ波(2.4GHz、5GHz等)で受信した信号に対してダウンサンプリング、増幅等の所定の無線受信処理を行い、制御部112に出力する。また、Wi-Fi無線部114は、制御部112から出力された情報に対してアップサンプリング、増幅等の所定の無線送信処理を行い、アンテナからユーザ端末120bにマイクロ波で送信する。
なお、コンテンツ配信端末110bは、ミリ波無線部113を複数有していてもよい。この場合、接続管理端末130bは、最適な接続の組み合わせを選択できる。
<ユーザ端末>
次に、本実施の形態に係るユーザ端末120bの構成について図26を用いて説明する。なお、図26に示すユーザ端末120bにおいて、図4に示したユーザ端末120aと共通する構成部分には、図4と同一符号を付し、その説明を省略する。図26に示すユーザ端末120bは、図4に示したユーザ端末120aと比較して、Wi-Fi無線部128が追加され、要求信号生成部122、接続可否判定部123および制御部124がWi-Fi無線部128とも接続する点が異なる。
要求信号生成部122は、制御部124の指示に従って各種の要求信号を生成し、ミリ波無線部121あるいはWi-Fi無線部128を介して、コンテンツ配信端末110bあるいは接続管理端末130bに要求信号を送信する。
接続可否判定部123は、実施の形態1で説明したように、ユーザ端末120bがコンテンツ配信端末110bとミリ波で接続可能な状態であるか否かを判定する。さらに、接続可否判定部123は、ユーザ端末120bがコンテンツ配信端末110bのWi-Fi通信エリア内に存在するか否か、すなわち、ユーザ端末120bがコンテンツ配信端末110bとWi-Fiで接続可能な状態であるか否かを判定する。
例えば、接続可否判定部123は、コンテンツ配信端末110bのWi-Fi無線部114から送信されるマイクロ波のビーコンを、Wi-Fi無線部128を介して受信した場合あるいは受信したビーコンの受信電力が決められた閾値以上だった場合、Wi-Fi通信エリアに入り、コンテンツ配信端末110bとWi-Fiで接続可能な状態となったと判定する。
制御部124は、コンテンツ配信端末110bからWi-Fi無線部128を介してダウンロードしたコンテンツ一覧情報、コンテンツ概要情報、および、ミリ波無線部121を介してダウンロードしたコンテンツを記憶部126へ格納する。
また、制御部124は、コンテンツ配信端末110bからミリ波無線部121を介して受信した、例えば、ミリ波帯のビーコンからミリ波通信に関する通信品質を取得し、通信環境情報を生成する。そして、制御部124は、Wi-Fi無線部128を介して接続管理端末130bに通信環境情報を送信する。
通信環境情報は、図27に示すように、「コンテンツ配信端末名(ID)」、「ユーザ端末名(ID)」、「通信環境」、「状態」の各項目を含む。「通信環境」とは、「ミリ波通信エリア外(ミリ波接続不可)」、あるいは、「ミリ波通信エリア内(ミリ波接続可)+通信品質(RSSI)」である。「状態」とは、ミリ波通信について「未接続」あるいは「接続済」のいずれかである。
なお、コンテンツ配信端末110bにミリ波無線部113が複数ある場合、制御部124は、ミリ波無線部113毎に通信環境情報を生成する。この場合、通信環境情報に「ミリ波無線部(ID)」の項目が追加される。また、チャネル情報も使用する場合、制御部124は、チャネル毎に通信環境情報を生成する。この場合、通信環境情報に「チャネル」の項目が追加される。
Wi-Fi無線部128は、要求信号生成部122から出力された各種の要求信号に対してアップサンプリング、増幅等の所定の無線送信処理を行い、アンテナからコンテンツ配信端末110bあるいは接続管理端末130bにマイクロ波帯(例えば、2.4GHz帯、5GHz帯)で送信する。また、Wi-Fi無線部128は、コンテンツ配信端末110bからマイクロ波で受信した情報に対して、ダウンサンプリング、増幅等の所定の無線受信処理を行い、制御部124に出力する。
<接続管理端末>
次に、本実施の形態に係る接続管理端末130bの構成について図28を用いて説明する。図28に示すように、接続管理端末130bは、Wi-Fi無線部131と、指示信号生成部132と、制御部133と、記憶部134と、から主に構成される。
Wi-Fi無線部131は、指示信号生成部132から出力された各種の指示信号に対してアップサンプリング、増幅等の所定の無線送信処理を行い、アンテナからコンテンツ配信端末110bあるいはユーザ端末120bにマイクロ波帯で送信する。また、Wi-Fi無線部131は、ユーザ端末120bからマイクロ波で受信した情報に対して、ダウンサンプリング、増幅等の所定の無線受信処理を行い、制御部133に出力する。
指示信号生成部132は、制御部133の指示に従って接続あるいは切断を指示する指示信号を生成し、Wi-Fi無線部131を介して、コンテンツ配信端末110bあるいはユーザ端末120bに指示信号を送信する。
制御部133は、ユーザ端末120bからWi-Fi無線部131を介して受信した要求信号、通信環境情報に基づいて、記憶部134内の接続管理DB(データベース)を更新し、接続管理DBに基づいてユーザ端末120bの接続相手のコンテンツ配信端末110bを判断し、指示信号生成部132に指示信号の生成を指示する。なお、制御部133は、未登録のユーザ端末120bから通信環境情報を受信した場合、該ユーザ端末120bの追加登録を行う。また、ユーザ端末120bから一定期間通信環境情報の受信がない場合、あるいは、ユーザ端末120bがWi-Fiの通信エリアの外に出た場合、ユーザ端末120bの登録を削除する。
記憶部134は、内部に、接続管理DBを記憶する。接続管理DBは、制御部133に依って更新される。
<接続管理DB>
次に、接続管理DBで管理される情報の具体例について、図29を用いて説明する。図29に示すように、接続管理DBでは、通信環境情報を、コンテンツ配信端末110bとユーザ端末120bの組み合わせ毎に保持する。
なお、コンテンツ配信端末110bにミリ波無線部113が複数ある場合、接続管理端末130bは、ミリ波無線部113毎に通信環境情報を管理する。この場合、接続管理DBの各通信環境情報に、「ミリ波無線部(ID)」の項目が追加される。また、チャネル情報も使用する場合、接続管理端末130bは、チャネル毎に通信環境情報を管理する。この場合、接続管理DBの各通信環境情報に、「チャネル」の項目が追加される。また、ユーザ端末120bにおいて通信環境情報を生成する際に、例えば、受信したビーコンのビーム方向情報を得られる場に合は、通信環境情報にビーム方向の情報を管理する。この場合、接続管理DBの各通信環境情報に、「ビーム方向」の項目が追加される。
<ユーザ端末の処理フロー>
次に、本実施の形態に係るユーザ端末120bの処理フローについて図30乃至図32を用いて説明する。
S601にて、ユーザ端末120bの接続可否判定部123は、ユーザ端末120bがコンテンツ配信端末110bのWi-Fi通信エリアに入ったか否かを判定するWi-Fi通信エリア判定処理を行う。
ユーザ端末120bがWi-Fi通信エリアに入った場合(S601の後)、S602にて、ユーザ端末120bは、コンテンツ配信端末110bとWi-Fiで接続する。
ユーザ端末120bがコンテンツ配信端末110bとWi-Fiで接続した後(S602の後)、S603にて、制御部124は、記憶部126を参照して、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を取得しているか否かを判定する。
コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を取得している場合(S603:YES)、フローは、S605へ移行する。
コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報を取得していない場合(S603:NO)、S604にて、要求信号生成部122は、Wi-Fi無線部128を介してコンテンツ配信端末110bにコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報のDL要求信号を送信する。制御部124は、コンテンツ配信端末110bからWi-Fi無線部128を介してコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報をダウンロードし、記憶部126へ格納する。
S603:YES、あるいは、S604の次のステップであるS605にて、制御部124は、記憶部126へ格納したコンテンツ一覧情報を表示部125に出力し、コンテンツ一覧を画面125Aに表示させる(図5参照)。
次に、S606にて、制御部124は、操作部127からの操作情報に基づき、一覧表示されたコンテンツが選択されたか否かを判定する。
一覧表示されたコンテンツのいずれも選択されていない場合(S606:NO)、フローは、S605へ戻る。
一覧表示されたコンテンツの1つが選択された場合(S606:YES)、S607にて、制御部124は、操作部127からの操作情報および記憶部126に格納されているコンテンツの情報に基づき、選択されたコンテンツが未DLコンテンツか否かを判定する。
選択されたコンテンツがDL済コンテンツである場合(S607:NO)、フローは、S619へ移行する。
一方、選択されたコンテンツが未DLコンテンツである場合(S607:YES)、S608およびS609にて、ユーザ端末120bは、コンテンツ配信端末110bとの接続処理を行う。具体的には、S608にて、ユーザ端末120bは、接続管理端末130bにミリ波による接続要求信号を送信する。その後、S609にて、ユーザ端末120bは、接続管理端末130bから接続指示信号を受信した後コンテンツ配信端末110bと接続する。なお、接続処理の詳細については後述する。
次に、S610にて、制御部124は、記憶部126に格納された未DLコンテンツのコンテンツ概要情報を表示部125に出力し、コンテンツ概要を画面125Aに表示させる(図8参照)。
次に、S611にて、制御部124は、操作部127を介して取得するユーザの操作情報に基づき、ユーザがコンテンツ一覧に「戻る」ことを選択したか否かを判定する。
ユーザが「戻る」を選択した場合(S611:YES)、S612にて、要求信号生成部122は、Wi-Fi無線部128を介して接続管理端末130bに切断要求信号を送信する。その後、S613にて、ユーザ端末120bは、接続管理端末130bからの切断指示に基づいてコンテンツ配信端末110bとの接続を切断する。フローは、S605へ戻る。
一方、ユーザが「戻る」を選択しない場合(S611:NO)、S614にて、制御部124は、操作部127からの操作情報に基づき、ユーザがコンテンツのダウンロードの開始を選択したか否かを判定する。
ダウンロードの開始が選択されていない場合(S614:NO)、フローは、S610へ戻る。
一方、ダウンロードの開始が選択された場合(S614:YES)、S615にて、要求信号生成部122は、接続中のコンテンツ配信端末110bに対して、ミリ波無線部121を介してコンテンツのDL要求信号を送信する。制御部124は、コンテンツ配信端末110bからミリ波無線部121を介してコンテンツをダウンロードし、記憶部126へ格納する。このとき、表示部125は、ダウンロードの進捗を画面125Aに表示する(図9参照)。
次に、S616にて、制御部124は、コンテンツのダウンロードが完了したか否かを判定する。
コンテンツのダウンロードが完了していない場合(S616:NO)、フローは、S615へ戻り、ダウンロードを継続する。
一方、コンテンツのダウンロードが完了した場合(S616:YES)、S617にて、要求信号生成部122は、Wi-Fi無線部128を介して接続管理端末130bに切断要求信号を送信する。その後、S618にて、ユーザ端末120bは、接続管理端末130bからの切断指示に基づいてコンテンツ配信端末110bとの接続を切断する。また、制御部124は、ダウンロードが完了したコンテンツを記憶部126へ格納する。
S607:NO、あるいは、S618の次のステップであるS619にて、制御部124は、記憶部126に格納されたDL済コンテンツのコンテンツ概要情報を表示部125に出力し、コンテンツ概要を画面125Aに表示させる(図10参照)。
次に、S620にて、制御部124は、ユーザがコンテンツ一覧に「戻る」を選択したか否かを判定する。
ユーザが「戻る」を選択した場合(S620:YES)、フローは、S605へ戻る。
一方、ユーザが「戻る」を選択していない場合(S620:NO)、S621にて、制御部124は、操作部127からの操作情報に基づき、ユーザがコンテンツの再生を選択したか否かを判定する。
コンテンツの再生が選択されていない場合(S621:NO)、フローは、S619へ戻る。
一方、コンテンツの再生が選択された場合(S621:YES)、S622にて、制御部124は、記憶部126に格納されたコンテンツの情報を表示部125に出力し、コンテンツを画面125Aに再生表示させる(図11参照)。
次に、S623にて、制御部124は、ユーザが「戻る」を選択したか否か、または、コンテンツの再生が完了したか否かを判定する。
ユーザが「戻る」を選択していない、かつ、コンテンツの再生が完了していない場合(S623:NO)、フローは、S622へ戻り、コンテンツの再生が継続される。
一方、ユーザが「戻る」を選択した、または、コンテンツの再生が完了した場合(S623:YES)、フローは、S619へ戻る。
上記の処理フローは、例えば、ユーザ端末120bの電源がオフにされるまで、あるいは、ユーザがコンテンツ配信サービスの提供の停止を要求するまで、継続される。また、上記の処理フローは、ユーザ端末120bがコンテンツ配信端末110bのミリ波通信エリアの外に出た場合に中断される。
なお、上記の処理フローの未DLコンテンツのコンテンツ概要を表示させてから(S610)、ダウンロードの開始が選択されずに(S612:NO)、一定時間経過した場合には、S613、S614にて、コンテンツ配信端末110bとの接続を切断するようにしてもよい。
<接続処理の詳細フロー>
次に、図31で説明したS608およびS609の接続処理の詳細なフローについて図33を用いて説明する。
S651にて、ユーザ端末120bの要求信号生成部122は、Wi-Fi無線部128を介して接続管理端末130bにミリ波接続を要求する接続要求信号を送信する。
その後、接続管理端末130bから接続指示信号を受信した場合(S652:YES)、S653にて、ユーザ端末120bは、コンテンツ配信端末110bと接続する。
一方、接続管理端末130bから接続指示信号を受信せず、接続不可情報を受信した場合(S652:NO)、S654にて、ユーザ端末120bは、接続不可情報に基づくメッセージを表示する。このメッセージには、少なくとも、ミリ波通信による接続を行わないこと、および、Wi-Fiによるコンテンツのダウンロードの要否の選択が含まれる。なお、上記メッセージには、例えば、「ミリ波通信エリア外」、「最大接続数到達」、ミリ波通信による接続を行わない理由が含まれていてもよい。また、当該理由に応じて、表示内容を変更してもよい。例えば、「ミリ波通信エリア外」であれば、ユーザにエリア内に移動することを促すようなメッセージを表示する。また、「最大接続数到達」であれば、ユーザにしばらくの間接続を待ってもらうようなメッセージを表示する。
ユーザがWi-Fiによるコンテンツのダウンロードを選択した場合(S655:YES)、S656にて、ユーザ端末120bは、Wi-Fi通信によりコンテンツをダウンロードすることをユーザに通知し、コンテンツDLモードをWi-Fiに設定する。
なお、Wi-Fiによるコンテンツのダウンロードが選択されていない場合(S655:NO)、フローは、S651へ戻る。
<ミリ波通信環境情報取得処理フロー>
次に、ユーザ端末120bにおけるミリ波通信環境情報取得処理フローについて図34を用いて説明する。なお、前提として、コンテンツ配信端末110bが、周期的にビーコンを送信しているものとする。
S671にて、ユーザ端末120bの制御部124は、定期的に、ミリ波無線部121を介してコンテンツ配信端末110bから送信されるビーコンを受信したか否かあるいは受信したビーコンの受信電力が決められたしきい値より大きいか否かを判定する。
ビーコンを受信した場合あるいは受信電力が閾値より大きい場合(S671:YES)ミリ波通信エリア内と判断し、S672にて、制御部124は、ビーコンから通信品質を取得する。
一方、ビーコンを受信しなかった場合あるいは受信したビーコンの受信電力が決められた閾値より小さい場合(S671:NO)ミリ波通信エリア外と判断する。通信品質を取得した後(S672の後)、あるいは、ミリ波通信エリア外と判断した後、S673にて、制御部124は、Wi-Fi無線部128を介して接続管理端末130bに通信環境情報を送信する。なお、上記の通信環境情報取得処理は決められた周期で継続的に行なってもよい。
なお、本実施の形態では、ユーザ端末120bがビーコンを送信し、コンテンツ配信端末110bにてビーコン受信有無の判定および通信品質取得を行ってもよい。
<コンテンツ配信端末の処理フロー>
次に、本実施の形態に係るコンテンツ配信端末110bの処理フローについて図35を用いて説明する。
S701にて、コンテンツ配信端末110bは、継続的に、接続管理端末130bからの接続指示信号を検知する(S701:NO)。
接続指示信号を受信した場合(S701:YES)、S702にて、コンテンツ配信端末110bは、接続指示に基づいて、ユーザ端末120bとの接続処理を行う。
次に、S703にて、コンテンツ配信端末110bは、継続的に、ユーザ端末120bからのDL要求信号、あるいは、接続管理端末130bからの切断指示信号を検知する(S703:NO、S706:NO)。
ユーザ端末120bからDL要求信号を受信した場合(S703:YES)、S704にて、コンテンツ配信端末110bは、ユーザ端末120bに、DL要求信号で指定されたコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報あるいはコンテンツを配信する。
配信が完了した場合(S705:YES)、あるいは、接続管理端末130bから切断指示信号を受信した場合(S703:NO、S706:YES)、S707にて、コンテンツ配信端末110bは、ユーザ端末120bとの接続を切断する。フローは、S701に戻る。
<接続管理端末の処理フロー>
次に、本実施の形態に係る接続管理端末130bの処理フローについて図36を用いて説明する。
S801にて、接続管理端末130bは、ユーザ端末120bからWi-Fi無線部131を介して通信環境情報を受信する。
次に、S802にて、制御部133は、通信環境情報に基づいて記憶部134内の接続管理DBを更新する。
その後、ユーザ端末120bから接続要求信号を受信した場合(S803:YES)、S804にて、接続管理端末130bは、接続相手判定処理を行う。なお、接続相手判定処理の詳細については後述する。
接続相手判定処理において、接続相手となるコンテンツ配信端末110bが存在せず、接続不可能と判定し、通信不可情報を生成した場合(S805:NO)、S806にて、指示信号生成部132は、Wi-Fi無線部131を介してユーザ端末120bに通信不可情報を送信する。フローは、S801に戻る。
一方、接続相手判定処理において、接続可能と判定し、接続相手となるコンテンツ配信端末110bを選択し、接続指示信号を生成した場合(S805:YES)、S807にて、指示信号生成部132は、Wi-Fi無線部131を介してコンテンツ配信端末110bおよびユーザ端末120bに接続指示信号を送信する。また、S808にて、制御部133は、接続相手判定処理結果に基づいて、記憶部134内の接続管理DBを「未接続」から「接続済」に更新する。フローは、S801に戻る。
S802の後、ユーザ端末120bから接続要求信号を受信せず(S803:NO)、切断要求信号を受信した場合(S809:YES)、S810にて、指示信号生成部132は、Wi-Fi無線部131を介してコンテンツ配信端末110bおよびユーザ端末120bに切断指示信号を送信する。また、S811にて、制御部133は、記憶部134内の接続管理DBを「接続済」から「未接続」に更新する。フローは、S801に戻る。
なお、S802の後、ユーザ端末120bから接続要求信号、切断要求信号のいずれも受信しない場合(S803:NO、S809:NO)、フローはS801に戻る。
<接続相手判定処理の詳細フロー>
次に、図36で説明したS804の接続相手判定処理の詳細なフローについて図37を用いて説明する。
ユーザ端末120bから接続要求信号を受信した場合(図36のS803:YES)、S851にて、制御部133は、接続要求信号に含まれるユーザ端末120bのIDに基づいて、接続管理DBに該ユーザ端末120bの情報が有るか否かを判定する。
接続管理DBに該ユーザ端末120bの情報が無い場合(S851:NO)、S852にて、制御部133は、「通信環境情報なし」を理由とする通信不可情報を生成する。この場合、制御部133は、通信環境情報が取得できるまで待つか、通信環境情報の取得をユーザ端末120bに指示するようにしてもよい。
一方、接続管理DBに該ユーザ端末120bの情報が有る場合(S851:YES)、S853にて、制御部133は、未接続のコンテンツ配信端末110bが有るか否かを判定する。
未接続のコンテンツ配信端末110bが無い場合(S853:NO)、S854にて、制御部133は、「最大接続数到達」を理由とする通信不可情報を生成する。
一方、未接続のコンテンツ配信端末110bが有る場合(S853:YES)、S855にて、制御部133は、該ユーザ端末120bの位置が通信エリア内であるコンテンツ配信端末110bが有るか否かを判定する。
通信エリア内であるコンテンツ配信端末110bが無い場合(S855:NO)、S856にて、制御部133は、「通信エリア外」を理由とする通信不可情報を生成する。
一方、通信エリア内であるコンテンツ配信端末110bが有る場合(S855:YES)、S857にて、制御部133は、最も通信品質がよいコンテンツ配信端末110bを接続相手として選択し、指示信号生成部132は、接続指示信号を生成する。なお、チャネル情報も使用する場合、S857にて、制御部133は、通信品質よりも、未使用のチャネルを優先して割り当ててもよい。また、他に割り当て可能な組み合わせがない場合に、制御部133は、チャネルが重複する割り当てを行うこともできる。また、ビーム方向の情報も使用する場合、他の接続中の通信に影響を与えない方向の組み合わせで割り当てを行ってもよい。
なお、上記のフローでは、最大接続数到達の場合には接続不可としたが、本実施の形態はこれに限られず、他の接続中の組み合わせに切断指示を出して、切断完了後に当初の要求に対し接続を指示するようにしてもよい。この場合、接続管理DBに接続開始からの経過時間を追加し、接続時間の長い組み合わせを切断するようにしてもよい。もしくは、ユーザ端末120bからの接続要求信号と接続管理DBに、ダウンロードするコンテンツの容量や予想通信時間を追加し、上記接続経過時間との比較により、他の接続が切断されるまでの時間を予想し、推定待ち時間を接続不可情報に追加してもよい。
<通信シーケンス>
次に、本実施の形態に係るコンテンツ配信端末110b、ユーザ端末120bおよび接続管理端末130bの間で行われる未DLコンテンツ再生時の通信シーケンスについて図38を用いて説明する。
まず、ユーザ端末120bが、S901にて、コンテンツ配信端末110bのWi-Fi通信エリア内に入った後、S902にて、コンテンツ一覧を表示する。なお、ユーザ端末120bがコンテンツ一覧情報を保持していない場合、ユーザ端末120bが、コンテンツ配信端末110bにコンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報のDL要求信号をマイクロ波通信で送信し、コンテンツ配信端末110bから、コンテンツ一覧情報およびコンテンツ概要情報をダウンロードする。
次に、S903にて、ユーザが未DLコンテンツを選択した場合、S904にて、ユーザ端末120bが、接続管理端末130bに接続要求信号を送信する。
S905にて、接続要求信号を受信した接続管理端末130bは、該ユーザ端末120bの接続相手となるコンテンツ配信端末110bを判定し、接続管理DBを更新する。そして、S906、S907にて、接続管理端末130bは、コンテンツ配信端末110bおよびユーザ端末120bに接続指示信号を送信する。そして、S908、S909にて、接続管理端末130bは、接続指示信号を受信したコンテンツ配信端末110bとユーザ端末120bとが接続処理を行う。
次に、S910にて、ユーザがダウンロードを選択した場合、S911にて、ユーザ端末120bが、コンテンツ配信端末110bにコンテンツのDL要求信号を送信し、S912、S913にて、コンテンツ配信端末110bとユーザ端末120bとがDL処理を行う。DL処理では、コンテンツ配信端末110bがコンテンツを送信し、ユーザ端末120bがコンテンツを受信する。
S914にて、DL処理が完了した後、S915にて、ユーザ端末120bが、接続管理端末130bに切断要求信号を送信する。
S916にて、切断要求信号を受信した接続管理端末130bは接続管理DBを更新する。そして、S917、S918にて、接続管理端末130bは、コンテンツ配信端末110bおよびユーザ端末120bに切断指示信号を送信する。S919、S920にて、切断指示信号を受信したコンテンツ配信端末110bとユーザ端末120bとが切断処理を行う。同時に、S921にて、ユーザ端末120bがコンテンツを再生する。
コンテンツの再生が完了した後、S922にて、ユーザ端末120bが、コンテンツ一覧の表示に戻す。
なお、上記の説明ではユーザ端末120bから接続管理端末130bに切断要求信号を送信し、接続管理端末130bからコンテンツ配信端末110bおよびユーザ端末120bに切断指示信号を送信することで、ミリ波接続の切断と接続管理DBの更新を行うこととしたが、本実施の形態はこれに限られず、ユーザ端末120bからコンテンツ配信端末110bに切断要求信号を送信してミリ波接続を切断し、ユーザ端末120bから接続管理端末130bに切断したことを通知することで接続管理DBの更新を行うこととしてもよい。
また、上記の説明ではコンテンツのDL要求は、ユーザ端末120bからコンテンツ配信端末110bにミリ波通信で送信することとしたが、本実施の形態はこれに限られず、Wi-Fi無線部131を介してマイクロ波通信で送信してもよい。
また、上記の説明では、ユーザ端末120bがコンテンツ配信端末110bから受信したミリ波のビーコンの信号を用いて、通信環境情報を生成し、接続管理端末130bに通知することとしたが、本実施の形態はこれに限られず、コンテンツ配信端末110bが、ユーザ端末120bから受信したミリ波通信の信号を用いて、通信環境情報を生成し、接続管理端末に通知してもよい。この場合、より多くの通信環境情報を集めることで、接続管理DBの精度を高めることができ、接続管理端末130bは、より最適な接続の判断が可能となる。
<実施の形態2の効果>
以上のように、本実施の形態によれば、ユーザ端末が、コンテンツ配信端末のミリ波通信エリア内に入ったタイミングでは無く、ユーザから未DLコンテンツの選択を受け付けたタイミングで、接続管理端末に接続要求信号を送信する。これにより、ダウンロードを実行しないユーザ端末による不要な接続を回避でき、接続制限の発生を回避する確率を高めることができる。また、実際のダウンロード要求より前に、ミリ波通信の接続処理を開始するため、接続待ち時間を削減でき、ダウンロード要求の発生から通信開始までの待ち時間を短縮できる。また、接続管理端末に全ユーザ端末の通信環境情報を集めてミリ波通信の接続の組み合わせを判断するため、最適な接続の判断が可能となる。
上記の実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
<本開示のまとめ>
本開示における無線通信装置は、1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定する接続可否判定部と、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、前記コンテンツ配信装置と前記ミリ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行う無線部と、を具備し、前記要求信号生成部は、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成する。
また、本開示における無線通信装置において、前記要求信号生成部は、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが要求された場合、前記未ダウンロードのコンテンツに対するダウンロード要求を示すDL要求信号を生成する。
また、本開示における無線通信装置において、前記接続可否判定部は、前記コンテンツ配信装置から送信されるミリ波帯におけるビーコンを前記無線部が受信した場合、または、前記受信したビーコンの受信電力が閾値以上である場合、前記接続可否が可であると判定する。
また、本開示における無線通信装置において、前記要求信号生成部は、前記ミリ波帯において接続中の前記コンテンツ配信装置との切断を要求する切断要求信号を生成し、前記無線部は、前記未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが完了した場合、前記未ダウンロードのコンテンツが選択されてからダウンロード要求が発生せずに一定時間経過した場合、あるいは、前記接続可否の判定結果が可から否に変化した場合に、前記コンテンツ配信装置に前記切断要求信号を送信する。
また、本開示における無線通信装置は、1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置に対して、ミリ波帯での第1の接続可否を判定する接続可否判定部と、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、前記コンテンツ配信装置と前記ミリ波帯及び前記マイクロ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行い、前記マイクロ波帯での無線通信を用いて前記接続要求信号を前記接続管理装置に送信する無線部と、を具備し、前記要求信号生成部は、前記第1の接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成する。
また、本開示における無線通信装置において、前記接続可否判定部は、前記コンテンツ配信装置に対して、マイクロ波帯での第2の接続可否を判定し、前記要求信号生成部は、前記第2の接続可否の判定が可である場合、前記1つ以上のコンテンツが表示されたコンテンツ一覧に対するダウンロード要求である第1のDL要求信号を生成し、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが要求された場合、前記未ダウンロードのコンテンツに対するダウンロード要求である第2のDL要求信号を生成し、前記無線部は、前記マイクロ波帯によって前記第1のDL要求信号を、前記ミリ波波帯によって前記第2のDL要求信号を前記コンテンツ配信装置に送信する。
また、本開示における無線通信装置において、前記接続可否判定部は、前記コンテンツ配信装置から送信されるミリ波帯における第1ビーコンを前記無線部が受信した場合、または、前記受信したビーコンの受信電力が閾値以上である場合、前記第1の接続可否が可であると判定する。
また、本開示における無線通信装置において、前記要求信号生成部は、前記ミリ波帯において接続中の前記コンテンツ配信装置との切断を要求する切断要求信号を生成し、前記無線部は、前記未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが完了した場合、前記未ダウンロードのコンテンツが選択されてからダウンロード要求が発生せずに一定時間経過した場合、あるいは、前記第1の接続可否の判定結果が可から否に変化した場合、前記接続管理装置に前記切断要求信号を送信する。
また、本開示における接続管理装置は、ミリ波帯及びマイクロ波帯を用いて通信を行う無線通信装置、及び、前記無線通信装置に対して1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置に対して指示信号を生成する指示信号生成部と、前記無線通信装置から受信した通信環境情報、及び、前記無線通信装置と前記コンテンツ配信装置の接続状況を接続管理DBとして保持する記憶部と、前記無線通信装置から受信した通信環境情報及び要求信号に基づいて前記接続管理DBを更新する制御部と、前記コンテンツ配信装置および前記無線通信装置と前記マイクロ波帯での無線通信を行う無線部と、を具備し、前記制御部は、前記無線通信装置において、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに生成された接続要求信号を受信した場合、前記接続管理DBに基づいて接続相手を判断し、前記指示信号生成部は、前記接続相手のコンテンツ配信装置及び前記無線通信装置にミリ波帯による接続を指示する指示信号を生成し、前記無線部は、前記接続相手のコンテンツ配信装置及び前記無線通信装置に前記指示信号を送信する。
また、本開示におけるコンテンツ配信システムは、1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と、ミリ波帯を用いて前記コンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置と、を含むコンテンツ配信システムであって、前記無線通信装置は、前記コンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定する接続可否判定部と、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、前記コンテンツ配信装置とミリ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行う無線部と、を具備し、前記要求信号生成部は、前記1つ以上のコンテンツのうち、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成し、前記コンテンツ配信装置は、前記1つ以上のコンテンツを記憶する記憶部と、前記無線通信装置とミリ波帯を用いて無線通信を行う無線部と、を具備し、前記無線部は、前記接続要求信号を受信した場合、前記無線通信装置とのミリ波帯を用いた接続を開始し、前記未ダウンロードのコンテンツに対してのダウンロード要求を受信した場合、前記記憶部に記憶された前記1つ以上のコンテンツのうち、前記未ダウンロードのコンテンツを前記無線通信装置に送信する。
また、本開示におけるコンテンツ配信システムは、1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と、ミリ波帯およびマイクロ波帯を用いて前記コンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置と、前記コンテンツ配信装置と前記無線通信装置の間のミリ波帯での接続を管理する接続管理装置と、を含むコンテンツ配信システムであって、前記無線通信装置は、前記コンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定する接続可否判定部と、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、前記コンテンツ配信装置とミリ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行い、前記接続管理装置との間でマイクロ波帯での無線通信を行い、通信環境情報及び前記接続要求信号を送信し、接続指示信号を受信する無線部と、を具備し、前記要求信号生成部は、前記1つ以上のコンテンツのうち、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成し、前記コンテンツ配信装置は、前記1つ以上のコンテンツを記憶する記憶部と、前記無線通信装置とミリ波帯を用いて無線通信を行い、前記接続管理装置との間でマイクロ波帯での無線通信を行い、前記接続指示信号を受信する無線部と、を具備し、前記無線部は、接続指示を受信した場合、前記無線通信装置とのミリ波帯を用いた接続を開始し、前記未ダウンロードのコンテンツに対してのダウンロード要求を受信した場合、前記記憶部に記憶された前記1つ以上のコンテンツのうち、前記未ダウンロードのコンテンツを前記無線通信装置に送信し、前記接続管理装置は、前記コンテンツ配信装置および前記無線通信装置との間でマイクロ波帯での無線通信を行い、前記通信環境情報および前記接続要求信号を受信し、前記接続指示信号を送信する無線部と、前記コンテンツ配信装置および前記無線通信装置に対して指示信号を生成する指示信号生成部と、前記無線通信装置から受信した通信環境情報、及び、前記無線通信装置と前記コンテンツ配信装置の接続状況を接続管理DBとして保持する記憶部と、を具備し、前記指示信号生成部は、前記通信部によって、前記無線通信装置において、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに生成された前記接続要求信号を受信した場合、前記接続管理DBに基づいてミリ波帯による接続相手を判断し、該当する前記コンテンツ配信装置、及び、前記無線通信装置に、ミリ波帯による接続を指示する指示信号を生成する。
また、本開示における無線通信方法は、1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置の無線通信方法であって、前記コンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定し、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成し、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが要求されるまでに、前記コンテンツ配信装置に前記接続要求信号を送信して、前記コンテンツ配信装置と前記ミリ波帯での無線接続を開始し、前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行う。
また、本開示における無線通信方法は、1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置の無線通信方法であって、前記コンテンツ配信装置に対して、ミリ波帯での接続可否を判定し、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成し、前記マイクロ波帯での無線通信を用いて前記接続要求信号を前記接続管理装置に送信した後、前記ミリ波帯での接続を開始し、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを行う。
また、本開示における無線通信方法は、ミリ波帯及びマイクロ波帯を用いて通信を行う無線通信装置、及び、前記無線通信装置に対して1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と無線通信を行い、前記無線通信装置から受信した通信環境情報、および、前記無線通信装置と前記コンテンツ配信装置の接続状況を接続管理DBとして保持する接続管理装置の無線通信方法であって、前記無線通信装置において、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに生成された接続要求信号を受信し、前記接続要求信号を受信した場合、前記接続管理DBに基づいてミリ波帯による接続相手を判断し、前記接続相手のコンテンツ配信装置及び前記無線通信装置に、ミリ波帯による接続を指示する指示信号を送信する。
本開示は、コンテンツ配信端末とミリ波通信を行い、コンテンツ配信端末からコンテンツをダウンロードするユーザ端末に用いるに好適である。
100a コンテンツ配信システム
110a、110a1、110a2、110b コンテンツ配信端末
111、126、134 記憶部
112、124、133 制御部
113、121 ミリ波無線部
114、128、131 Wi-Fi無線部
120a、120b ユーザ端末
122 要求信号生成部
123 接続可否判定部
125 表示部
127 操作部
130b 接続管理端末
132 指示信号生成部

Claims (14)

  1. 1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定する接続可否判定部と、
    前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、
    前記コンテンツ配信装置と前記ミリ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行う無線部と、
    を具備し、
    前記要求信号生成部は、
    前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成する、
    無線通信装置。
  2. 前記要求信号生成部は、
    前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが要求された場合、前記未ダウンロードのコンテンツに対するダウンロード要求を示すDL要求信号を生成する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記接続可否判定部は、
    前記コンテンツ配信装置から送信されるミリ波帯におけるビーコンを前記無線部が受信した場合、または、前記受信したビーコンの受信電力が閾値以上である場合、前記接続可否が可であると判定する、
    請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記要求信号生成部は、
    前記ミリ波帯において接続中の前記コンテンツ配信装置との切断を要求する切断要求信号を生成し、
    前記無線部は、
    前記未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが完了した場合、前記未ダウンロードのコンテンツが選択されてからダウンロード要求が発生せずに一定時間経過した場合、あるいは、前記接続可否の判定結果が可から否に変化した場合に、前記コンテンツ配信装置に前記切断要求信号を送信する、
    請求項1から3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置に対して、ミリ波帯での第1の接続可否を判定する接続可否判定部と、
    前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、
    前記コンテンツ配信装置と前記ミリ波帯及び前記マイクロ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行い、前記マイクロ波帯での無線通信を用いて前記接続要求信号を前記接続管理装置に送信する無線部と、
    を具備し、
    前記要求信号生成部は、
    前記第1の接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成する、
    無線通信装置。
  6. 前記接続可否判定部は、
    前記コンテンツ配信装置に対して、マイクロ波帯での第2の接続可否を判定し、
    前記要求信号生成部は、
    前記第2の接続可否の判定が可である場合、前記1つ以上のコンテンツが表示されたコンテンツ一覧に対するダウンロード要求である第1のDL要求信号を生成し、
    前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが要求された場合、前記未ダウンロードのコンテンツに対するダウンロード要求である第2のDL要求信号を生成し、
    前記無線部は、
    前記マイクロ波帯によって前記第1のDL要求信号を、前記ミリ波波帯によって前記第2のDL要求信号を前記コンテンツ配信装置に送信する、
    請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記接続可否判定部は、
    前記コンテンツ配信装置から送信されるミリ波帯における第1ビーコンを前記無線部が受信した場合、または、前記受信したビーコンの受信電力が閾値以上である場合、前記第1の接続可否が可であると判定する、
    請求項5または6に記載の無線通信装置。
  8. 前記要求信号生成部は、
    前記ミリ波帯において接続中の前記コンテンツ配信装置との切断を要求する切断要求信号を生成し、
    前記無線部は、
    前記未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが完了した場合、前記未ダウンロードのコンテンツが選択されてからダウンロード要求が発生せずに一定時間経過した場合、あるいは、前記第1の接続可否の判定結果が可から否に変化した場合、前記接続管理装置に前記切断要求信号を送信する、
    請求項5から7のいずれかに記載の無線通信装置。
  9. ミリ波帯及びマイクロ波帯を用いて通信を行う無線通信装置、及び、前記無線通信装置に対して1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置に対して指示信号を生成する指示信号生成部と、
    前記無線通信装置から受信した通信環境情報、及び、前記無線通信装置と前記コンテンツ配信装置の接続状況を接続管理DBとして保持する記憶部と、
    前記無線通信装置から受信した通信環境情報及び要求信号に基づいて前記接続管理DBを更新する制御部と、
    前記コンテンツ配信装置および前記無線通信装置と前記マイクロ波帯での無線通信を行う無線部と、
    を具備し、
    前記制御部は、
    前記無線通信装置において、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに生成された接続要求信号を受信した場合、前記接続管理DBに基づいて接続相手を判断し、
    前記指示信号生成部は、
    前記接続相手のコンテンツ配信装置及び前記無線通信装置にミリ波帯による接続を指示する指示信号を生成し、
    前記無線部は、
    前記接続相手のコンテンツ配信装置及び前記無線通信装置に前記指示信号を送信する、
    接続管理装置。
  10. 1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と、ミリ波帯を用いて前記コンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置と、を含むコンテンツ配信システムであって、
    前記無線通信装置は、
    前記コンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定する接続可否判定部と、
    前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、
    前記コンテンツ配信装置とミリ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行う無線部と、
    を具備し、
    前記要求信号生成部は、
    前記1つ以上のコンテンツのうち、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成し、
    前記コンテンツ配信装置は、
    前記1つ以上のコンテンツを記憶する記憶部と、
    前記無線通信装置とミリ波帯を用いて無線通信を行う無線部と、
    を具備し、
    前記無線部は、
    前記接続要求信号を受信した場合、前記無線通信装置とのミリ波帯を用いた接続を開始し、
    前記未ダウンロードのコンテンツに対してのダウンロード要求を受信した場合、前記記憶部に記憶された前記1つ以上のコンテンツのうち、前記未ダウンロードのコンテンツを前記無線通信装置に送信する、
    コンテンツ配信システム。
  11. 1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と、ミリ波帯およびマイクロ波帯を用いて前記コンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置と、前記コンテンツ配信装置と前記無線通信装置の間のミリ波帯での接続を管理する接続管理装置と、を含むコンテンツ配信システムであって、
    前記無線通信装置は、
    前記コンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定する接続可否判定部と、
    前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成する要求信号生成部と、
    前記コンテンツ配信装置とミリ波帯での無線通信を行い、前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行い、前記接続管理装置との間でマイクロ波帯での無線通信を行い、通信環境情報及び前記接続要求信号を送信し、接続指示信号を受信する無線部と、
    を具備し、
    前記要求信号生成部は、
    前記1つ以上のコンテンツのうち、前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記接続要求信号を生成し、
    前記コンテンツ配信装置は、
    前記1つ以上のコンテンツを記憶する記憶部と、
    前記無線通信装置とミリ波帯を用いて無線通信を行い、前記接続管理装置との間でマイクロ波帯での無線通信を行い、前記接続指示信号を受信する無線部と、
    を具備し、
    前記無線部は、
    接続指示を受信した場合、前記無線通信装置とのミリ波帯を用いた接続を開始し、
    前記未ダウンロードのコンテンツに対してのダウンロード要求を受信した場合、前記記憶部に記憶された前記1つ以上のコンテンツのうち、前記未ダウンロードのコンテンツを前記無線通信装置に送信し、
    前記接続管理装置は、
    前記コンテンツ配信装置および前記無線通信装置との間でマイクロ波帯での無線通信を行い、前記通信環境情報および前記接続要求信号を受信し、前記接続指示信号を送信する無線部と、
    前記コンテンツ配信装置および前記無線通信装置に対して指示信号を生成する指示信号生成部と、
    前記無線通信装置から受信した通信環境情報、及び、前記無線通信装置と前記コンテンツ配信装置の接続状況を接続管理DBとして保持する記憶部と、
    を具備し、
    前記指示信号生成部は、
    前記通信部によって、前記無線通信装置において、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに生成された前記接続要求信号を受信した場合、前記接続管理DBに基づいてミリ波帯による接続相手を判断し、該当する前記コンテンツ配信装置、及び、前記無線通信装置に、ミリ波帯による接続を指示する指示信号を生成する、
    コンテンツ配信システム。
  12. 1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置の無線通信方法であって、
    前記コンテンツ配信装置に対してミリ波帯での接続可否を判定し、
    前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成し、
    前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードが要求されるまでに、前記コンテンツ配信装置に前記接続要求信号を送信して、前記コンテンツ配信装置と前記ミリ波帯での無線接続を開始し、
    前記コンテンツ配信装置から、前記1つ以上のコンテンツのダウンロードを行う、
    無線通信方法。
  13. 1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と無線通信を行う無線通信装置の無線通信方法であって、
    前記コンテンツ配信装置に対して、ミリ波帯での接続可否を判定し、
    前記接続可否の判定結果として接続が可である場合、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに、前記コンテンツ配信装置に対して前記ミリ波帯での接続を要求する接続要求信号を生成し、
    前記マイクロ波帯での無線通信を用いて前記接続要求信号を前記接続管理装置に送信した後、前記ミリ波帯での接続を開始し、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを行う、
    無線通信方法。
  14. ミリ波帯及びマイクロ波帯を用いて通信を行う無線通信装置、及び、前記無線通信装置に対して1つ以上のコンテンツを配信するコンテンツ配信装置と無線通信を行い、前記無線通信装置から受信した通信環境情報、および、前記無線通信装置と前記コンテンツ配信装置の接続状況を接続管理DBとして保持する接続管理装置の無線通信方法であって、
    前記無線通信装置において、前記1つ以上のコンテンツのうち、未ダウンロードのコンテンツが選択されてから、前記選択された未ダウンロードのコンテンツのダウンロードを要求されるまでに生成された接続要求信号を受信し、
    前記接続要求信号を受信した場合、前記接続管理DBに基づいてミリ波帯による接続相手を判断し、
    前記接続相手のコンテンツ配信装置及び前記無線通信装置に、ミリ波帯による接続を指示する指示信号を送信する、
    無線通信方法。
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