JP2018098865A - 回転電機のステータ - Google Patents

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Tadanobu Takahashi
忠伸 高橋
文哉 西井
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Abstract

【課題】接続コイルとベースプレートとの相対移動に起因する騒音の発生を抑制可能な回転電機のステータを提供する。【解決手段】ステータは、ステータコアと、セグメント化された複数相のコイルと、を備える。ステータコアの両側には、一対のベースプレート31L、31Rが設けられる。複数相のコイルは、スロットコイルと、各ベースプレート31L、31Rに形成された外側面溝37及び内側面溝にそれぞれ配置され、同相のスロットコイル同士を接続して渡り部を構成する複数の接続コイルと、を有する。ベースプレート31L、31Rには、周方向で隣り合う外側面溝37、37間に形成された隔壁31bに、外側面溝37に収容された外側接続コイル41とベースプレート31L、31Rとの相対移動を規制する移動規制部80が設けられている。【選択図】図15

Description

本発明は、電気自動車、ハイブリッド自動車等に搭載可能な回転電機のステータに関する。
近年では、回転電機のステータとして、セグメントコイルを用いた回転電機が提案されている。例えば、特許文献1においては、ステータコアのスロットに配置されるスロットコイルとステータコアの外側に配置される渡り部となる接続コイルとを結合することでコイルループを形成している。また、特許文献1に記載の回転電機では、接続コイルを樹脂製のベースプレートに形成された溝に配置することが記載されている。
特開2013−027174号公報
特許文献1に記載の回転電機では、樹脂製のベースプレートに形成された溝に接続コイルが収容されているため、隣接する溝と溝の間に立設された隔壁によって隣接する接続コイル間の絶縁性を確保することができる点で優れているが、スロットコイルと接続コイルとを接合した後にベースプレートが接続コイルから離脱する虞があった。即ち、スロットコイルと接続コイルとを接合すると、接続コイルはスロットコイルに対し位置決めされるが、接続コイルに対しベースプレートが相対的に移動して騒音を発生させる虞があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、接続コイルとベースプレートとの相対移動に起因する騒音の発生を抑制可能な回転電機のステータを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
複数のスロット(例えば、後述の実施形態のスロット23)を有するステータコア(例えば、後述の実施形態のステータコア21)と、
セグメント化された複数相のコイル(例えば、後述の実施形態のコイル50)と、を備えた回転電機のステータ(例えば、後述の実施形態のステータ10)であって、
前記ステータコアの両側には、一対のベースプレート(例えば、後述の実施形態のベースプレート31L、31R)が設けられ、
前記セグメント化された複数相のコイルは、前記ステータコアの複数のスロットにそれぞれ挿入され、略直線状に延びる複数のスロットコイル(例えば、後述の実施形態のスロットコイル25)と、前記各ベースプレートに形成されたコイル溝(例えば、後述の実施形態の外側面溝37、内側面溝38)にそれぞれ配置され、同相の前記スロットコイル同士を接続して渡り部を構成する複数の接続コイル(例えば、後述の実施形態の接続コイル40)と、を有し、
前記ベースプレートには、周方向で隣り合う前記コイル溝間に形成された隔壁(例えば、後述の実施形態の隔壁31b)に、前記コイル溝に収容された前記接続コイルと前記ベースプレートとの相対移動を規制する移動規制部(例えば、後述の実施形態の移動規制部80)が設けられている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記移動規制部は、前記隔壁と一体に形成された突起部(例えば、後述の実施形態の突起部70)が、前記コイル溝に前記接続コイルを収容した状態で溶融されることで形成される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記移動規制部は、周方向で隣り合う前記接続コイルに跨って設けられている。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、
前記突起部は、前記隔壁の上面に形成され、該上面からさらに上方に突出する柱部である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、
前記ベースプレートには、内側面(例えば、後述の実施形態の内側面36)と外側面(例えば、後述の実施形態の外側面35)の両方に前記コイル溝が設けられ、
前記移動規制部は、前記内側面と前記外側面とのいずれか一方にのみ設けられている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、
前記隔壁の上面は、前記コイル溝に収容された前記接続コイルの上面よりも高く、
前記移動規制部は、前記接続コイルの上面と前記コイル溝の側面とに連なっている。
請求項1の発明によれば、ベースプレートには、周方向で隣り合うコイル溝間に形成された隔壁に、コイル溝に収容された接続コイルとベースプレートとの相対移動を規制する移動規制部が設けられているので、スロットコイルと接続コイルとを接合した後にベースプレートがコイルから離脱することに起因する騒音の発生を防止できる。また、スロットコイルと接続コイルとを接合する前であっても、接続コイルがベースプレートから脱落するのを防止でき、接続コイルを収容したベースプレート組立体の取り扱い性が向上する。
請求項2の発明によれば、移動規制部は、隔壁と一体に形成された突起部がコイル溝に接続コイルを収容した状態で溶融されることで形成されるので、部品点数を増やすことなく接続コイルとベースプレートとの相対移動を規制できる。
請求項3の発明によれば、移動規制部は、周方向で隣り合う接続コイルに跨って設けられているので移動規制部の数を低減でき、突起部の溶融処理の増加も抑制できる。
請求項4の発明によれば、突起部は、隔壁の上面に形成され、該上面からさらに上方に突出する柱部であるので、コイル溝への接続コイルの配置を阻害することがない。
請求項5の発明によれば、移動規制部は、ベースプレートの内側面と外側面とのいずれか一方にのみ設けられているので、内側面のコイル溝に配置される接続コイルと外側面に配置される接続コイルとの接合によって発生する残留応力を低減できる。
請求項6の発明によれば、隔壁の上面はコイル溝に収容された接続コイルの上面よりも高いので、周方向で隣り合う接続コイル間の絶縁距離を確保することができるとともに、コイル溝に冷媒を流すことで接続コイルの冷却性能を確保できる。また、移動規制部の隔壁の上面からの盛り上がりを抑えることができる。
本発明の一実施形態の回転電機のステータの斜視図である。 ステータの分解斜視図である。 一方のベースプレート組立体の分解斜視図である。 他方のベースプレート組立体の分解斜視図である。 スロットコイルの斜視図である。 スロットコイルの分解斜視図である。 ステータの一部を示す縦断面図である。 ベースプレート組立体の一部を示す正面図である。 複数相のコイルの斜視図である。 図8に示す複数相のコイルから1相分のコイルを抜き出して示す斜視図である。 U相のコイルの結線態様を示す展開図である。 U相、V相、W相のコイルの結線態様を示す模式図である。 外側接続コイル延出部と内側接続コイル延出部との接合を説明するための斜視図である。 外側接続コイルの内径側端部と外径側スロットコイルの段差部との接合及び内側接続コイルの内径側端部と内径側スロットコイルの段差部との接合を説明するための斜視図である。 突起部を溶融する前のベースプレート組立体の一部を拡大した拡大斜視図である。 突起部を溶融した後のベースプレート組立体の一部を拡大した拡大斜視図である。 変形例のベースプレートの一部を拡大した拡大斜視図である。 突起部を溶融する前の、変形例のベースプレート組立体の一部を拡大した拡大斜視図である。 突起部を溶融した後の、変形例のベースプレート組立体の一部を拡大した拡大斜視図である。
以下、本発明の回転電機のステータの一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
[ステータ]
図1及び図2に示すように、本実施形態の回転電機のステータ10は、ステータコア組立体20と、一対のベースプレート組立体30L、30Rと、を備え、ベースプレート組立体30L、30Rが、ステータコア組立体20の両側に配置されて組み付けられている。ステータコア組立体20とベースプレート組立体30L、30Rとの間には、例えば、シリコンシートなどの絶縁シート65が配置され、ステータコア組立体20とベースプレート組立体30L、30Rとを絶縁している。
[1 ステータコア組立体]
ステータコア組立体20は、ステータコア21と、複数のスロットコイル25と、を備える。
[1−1 ステータコア]
ステータコア21は、例えば、プレス抜きされた複数枚の珪素鋼板が積層されて構成され、その径方向内側に、複数のティース22と、隣接するティース22間に形成される複数のスロット23とを備える。スロット23は、ステータコア21の軸方向に貫通して形成され、軸方向から見てステータコア21の径方向に長い略長円形状に形成され、開口部24がステータコア21の内周面に開口している。なお、ステータコア21の外周部には、ステータコア21を不図示のハウジングに締結する複数の締結部15が設けられている。
[1−2 スロットコイル]
各スロット23に挿入されるスロットコイル25は、図5A、図5B及び図6も参照して、断面長方形状の板状導体である外径側スロットコイル26と内径側スロットコイル27とを有し、外径側スロットコイル26と内径側スロットコイル27の軸方向両端部を除く周囲が射出成形された樹脂などの断面長方形状の絶縁材28で被覆されて一体に形成されている。具体的に、外径側スロットコイル26は、ステータコア21の軸方向幅L1と後述する接続コイル40の4枚分の軸方向幅(4×L2)の和と略等しい長さ(L1+4×L2)に設定され、軸方向両端部がそれぞれ接続コイル40の2枚分の軸方向幅と略等しい長さ(2×L2)だけ絶縁材28から露出している。さらに、外径側スロットコイル26の軸方向一端部は、接続コイル40の1枚分の軸方向幅と等しい長さ(L2)分だけ周方向一方を向く面が段状に切り欠かれて板厚が薄くなることで段差部26aが形成され、外径側スロットコイル26の軸方向他端部は、接続コイル40の1枚分の軸方向幅と等しい長さ(L2)分だけ周方向他方を向く面が段状に切り欠かれて板厚が薄くなることで段差部26aが形成されている。
内径側スロットコイル27は、ステータコア21の軸方向幅(L1)と後述する接続コイル40の2枚分の軸方向幅(2×L2)の和と略等しい長さ(L1+2×L2)に設定され、軸方向両端部がそれぞれ接続コイル40の1枚分の軸方向幅と略等しい長さ(L2)だけ絶縁材28から露出している。さらに、内径側スロットコイル27の軸方向一端部は、接続コイル40の1枚分の軸方向幅と等しい長さ(L2)分だけ周方向他方を向く面が段状に切り欠かれて板厚が薄くなることで段差部27aが形成され、内径側スロットコイル27の軸方向他端部は、接続コイル40の1枚分の軸方向幅と等しい長さ(L2)分だけ周方向一方を向く面が段状に切り欠かれて板厚が薄くなることで段差部27aが形成されている。
言い換えると、スロットコイル25は、外径側スロットコイル26が接続コイル40の2枚分の軸方向幅と略等しい長さ(2×L2)分だけ軸方向両側にそれぞれ絶縁材28から露出するとともに、内径側スロットコイル27が接続コイル40の1枚分の軸方向幅と等しい長さ(L2)分だけ軸方向両側にそれぞれ絶縁材28から露出し、外径側スロットコイル26と内径側スロットコイル27の両先端部にはそれぞれ接続コイル40の1枚分の軸方向幅と等しい長さ(L2)分だけ段差部26a、27aが周方向で反対側を向くように形成されている。また、軸方向一端部と軸方向他端部では、外径側スロットコイル26の段差部26a同士と内径側スロットコイル27の段差部27a同士がそれぞれ周方向で反対側を向くように形成されている。
外径側スロットコイル26及び内径側スロットコイル27からなる複数のスロットコイル25は、各スロット23内に外径側スロットコイル26が径方向外側となり内径側スロットコイル27が径方向内側となるようにステータコア21の径方向に配置される。各スロットコイル25は、ステータコア21の複数のスロット23にそれぞれ挿入されてステータコア21の周方向に並べられ、ステータコア組立体20を構成する。
外径側スロットコイル26は、接続コイル40の略2枚分の軸方向幅と略等しい長さ(2×L2)分だけ先端部がステータコア21の両方の端面21a、21bからそれぞれ突出するようにスロット23に挿入され、内径側スロットコイル27は、接続コイル40の略1枚分の軸方向幅と等しい長さ(L2)分だけ先端部がステータコア21の両方の端面21a、21bからそれぞれ突出するようにスロット23に挿入されている。
また、外径側スロットコイル26及び内径側スロットコイル27と、ステータコア21のスロット23との間には、両スロットコイル26、27を被覆する絶縁材28が介在してステータコア21との絶縁が確保されている。
外径側スロットコイル26及び内径側スロットコイル27を被覆する絶縁材28は、外周面がスロット23よりも僅かに小さくスロット23と略同一形状を有する。なお、絶縁材28としては、エポキシ樹脂、エナメル樹脂等を使用することができる。
このように構成されるステータコア組立体20は、ステータコア21の各スロット23にスロットコイル25を圧入することで、スロットコイル25がステータコア21に対し位置決めされる。
[2 ベースプレート組立体]
ステータコア組立体20の両側にそれぞれ配置されるベースプレート組立体30L、30Rは、図3及び図4に示すように、ベースプレート31L、31Rと、複数の接続コイル40と、を備える。
[2−1 ベースプレート]
ベースプレート31L、31Rは、絶縁性を有する樹脂(非磁性材)等によって成形され、ステータコア21と略等しい内外径を有する略円環状部材である。
ベースプレート31L、31Rの内径側には、図3及び図4に示すように、ステータコア21のスロット23に挿入された各スロットコイル25の外径側スロットコイル26及び内径側スロットコイル27にそれぞれ対応して、複数の外径側貫通孔32及び複数の内径側貫通孔33が、それぞれ等間隔にベースプレート31Rを貫通して外側面35と内側面36とを連通するように形成されている。ステータコア組立体20にベースプレート組立体30L、30Rを組み付けることで、ベースプレート31L、31Rの外径側貫通孔32には、ステータコア21のスロット23に挿入されステータコア21の端面21a、21bから突出する外径側スロットコイル26の先端部が配置され、ベースプレート31L、31Rの内径側貫通孔33には、ステータコア21のスロット23に挿入されステータコア21の端面21a、21bから突出する内径側スロットコイル27の先端部が配置される。
ベースプレート31L、31Rの外径側には、さらに複数の接続コイル接合孔34が等間隔にベースプレート31L、31Rを貫通して外側面35と内側面36とを連通するように形成されている。ベースプレート31L、31Rの外側面35及び内側面36には、図7に示すように、それぞれ外側面35及び内側面36に開口する断面略コの字型の複数の外側面溝37及び内側面溝38が、インボリュート曲線に沿って円周方向に近接して形成されている。
なお、ベースプレート31Lには、ベースプレート31Lの外径側に、図中上方部分に径方向外側に扇状に延びる扇状部31aが設けられている。扇状部31aには、入力端子部43が配置される入力端子用切欠部34cが各相1つずつ等間隔に形成されるとともに、同相のコイル同士を接続するバスバー61U、61V、61Wのバスバー接続部が配置されるバスバー用切欠部(不図示)、及びU、V、W相のコイル同士を接続する中点バスバー62が配置される中点バスバー用切欠部(不図示)が設けられている。
ベースプレート31L、31Rの接続コイル接合孔34には、後述する外側接続コイル41の外径側端部112と内側接続コイル42の外径側端部123とが配置される。外径側貫通孔32、内径側貫通孔33及び接続コイル接合孔34は、軸方向から見て矩形形状を呈し、これらの内部に配置されるコイル部材よりも大きな空間を有している。
これらベースプレート31L、31Rにおいては、図6に示すように、互いに隣接する各外側面溝37、37間、及び各内側面溝38、38間は、ベースプレート31Lから立設する隔壁31bによって隔離され、また、軸方向において対向する外側面溝37と内側面溝38とは中間壁31cによって隔離される。
ベースプレート31L、31Rの隣接する外側面溝37、37を隔てる隔壁31bには、図14に示すように、隔壁31bと一体に形成された突起部70が形成されており、外側面溝37に後述する外側接続コイル41を収容した状態で溶融されることで、ベースプレート31L、31Rと外側接続コイル41とを規制する移動規制部80(図15参照)となる。本実施形態では、突起部70は、隔壁31bと同一幅で隔壁31bの上面からさらに上方に突出した四角柱状体であり、隔壁31bの内径側と外径側に2箇所設けられている。
なお、突起部70は、隣接する外側面溝37、37を隔てる隔壁31bに設けられる代わりに、隣接する内側面溝38、38を隔てる隔壁31bに設けられていてもよいが、いずれか一方にのみ設けられていることが好ましい。ベースプレート31L、31Rの両面に設けられている場合、移動規制部80によって移動が規制された外側接続コイル41と内側接続コイル42とを接合した際に残留応力が発生してしまう。
また、ベースプレート31L、31Rは、内径側貫通孔33が形成される最内径部39が、接続コイル40の1枚分の軸方向幅と等しい長さ(L2)に設定されており、外径側貫通孔32及び接続コイル接合孔34が形成される最内径部39以外の領域が、接続コイル40の2枚分の軸方向幅(2×L2)と中間壁31cの厚さ(L3)との合計に略等しい軸方向幅(2×L2+L3)に設定されている。
ベースプレート組立体30L、30Rでは、図7に示すように、ベースプレート31L、31Rの各外側面溝37は、正面視において、接続コイル接合孔34と、この接続コイル接合孔34から反時計方向に所定の角度離間した外径側貫通孔32とを接続するように、インボリュート曲線に沿って湾曲して形成されている。なお、図7では、外側面溝37及び内側面溝38に後述する外側接続コイル41及び内側接続コイル42を収容した状態を示している。
また、ベースプレート31L、31Rの各内側面溝38は、正面視において、接続コイル接合孔34と、この接続コイル接合孔34から反時計方向に(図7側から見て時計方向に)所定の角度離間した内径側貫通孔33とを、外径側貫通孔32を避けて屈曲しながら接続するように形成されている。
即ち、外径側貫通孔32と内径側貫通孔33とは、外側面溝37及び内側面溝38が共通に連続する接続コイル接合孔34を介して接続されている。
[2−2 接続コイル]
接続コイル40は、銅などの導電材料によって板状に形成されており、外側面溝37にそれぞれ挿入される外側接続コイル41と、内側面溝38にそれぞれ挿入される内側接続コイル42とに分けることができる。なお、ここで言う外側接続コイル41とは、ステータコア組立体20とベースプレート組立体30L、30Rとが組み付けられたとき、ステータ10の軸方向外側となる接続コイル40のことであり、内側接続コイル42とは、ステータ10の軸方向内側となる接続コイル40のことである。
外側接続コイル41は、一様厚を有する断面長方形状の板状導体であって、外側面溝37と同一形状のインボリュート曲線に沿って形成された外側接続コイル本体110から内径側端部111が径方向に屈曲するとともに、外径側端部112も外側接続コイル本体110から径方向に屈曲している。外側接続コイル41の外径側端部112には軸方向内側に延出するように外側接続コイル延出部113が形成されている。外側接続コイル本体110及び内径側端部111の軸方向幅(L2)は、外側面溝37の溝深さと等しくなっており、外側接続コイル延出部113の軸方向幅(L4)は、外側面溝37と内側面溝38との各溝深さと中間壁31cの厚さ(L3)との合計に等しい軸方向幅(2×L2+L3)に設定されている。
内側接続コイル42は、一様厚を有する断面長方形状の板状導体であって、内側面溝38と同一形状のインボリュート曲線に沿って形成された内側接続コイル本体120から外径側貫通孔32を迂回するように形成された迂回部121を経由して内径側端部122が径方向に屈曲するとともに、外径側端部123も内側接続コイル本体120から径方向に屈曲している。内側接続コイル42の外径側端部123には、軸方向外側に延出するように内側接続コイル延出部124が形成されている。内側接続コイル本体120及び内径側端部122の軸方向幅(L2)は、内側面溝38の溝深さと等しくなっており、内側接続コイル延出部124の軸方向幅(L4)は、外側面溝37と内側面溝38との各溝深さと中間壁31cの厚さとの合計に等しい軸方向幅(2×L2+L3)に設定されている。
外側接続コイル41及び内側接続コイル42は同一の板厚を有し、この外側接続コイル41及び内側接続コイル42の板厚は、同じく同一の板厚を有する外径側スロットコイル26及び内径側スロットコイル27と同じ板厚に設定されている。この外側接続コイル41及び内側接続コイル42の板厚は、外側接続コイル41及び内側接続コイル42(外側接続コイル本体110及び内側接続コイル本体120)の軸方向幅(L2)より小さくなっている。なお、上記した「接続コイル40のx(x=1、2、4)枚分の軸方向幅」は、外側接続コイル本体110及び内側接続コイル本体120の軸方向幅を意味している。また、「略等しい」とは、中間壁31c分の誤差を含む表現である。絶縁シート65の厚さについては考慮しないものとした。
外側接続コイル41、内側接続コイル42、及びスロットコイル25は、所定の板厚を有する金属板(例えば銅板)からプレス打抜等の加工を行うことにより、所望の軸方向幅及び所望の平面形状に形成することができる。さらに、外側接続コイル41については、打抜かれた板状導体を曲げ成形することにより、外側面溝37と同一形状のインボリュート曲線に沿って形成された外側接続コイル本体110と、外側接続コイル本体110から屈曲するように接続された内径側端部111、外径側端部112とを形成することができる。同様に、内側接続コイル42についても、打抜かれた板状導体を曲げ成形することにより、内側面溝38と同一形状のインボリュート曲線に沿って形成された内側接続コイル本体120と、内側接続コイル本体120から屈曲するように接続された内径側端部122、外径側端部123とを形成することができる。
外側接続コイル41は、ベースプレート31L、31Rの外側面溝37に挿入される。外側接続コイル41の内径側端部111は外径側貫通孔32に配置され、図13に示すように、ステータコア組立体20とベースプレート組立体30L、30Rとの組み付けの際に同じくステータコア21のスロット23に挿入されて外径側貫通孔32に配置される外径側スロットコイル26の段差部26aと当接する。
内側接続コイル42は、ベースプレート31L、31Rの内側面溝38に挿入される。内側接続コイル42の内径側端部122は内径側貫通孔33に配置され、図13に示すように、ステータコア組立体20とベースプレート組立体30L、30Rとの組み付けの際に同じくステータコア21のスロット23に挿入されて内径側貫通孔33に配置される内径側スロットコイル27の段差部27aと当接する。
外側接続コイル41の外径側端部112と内側接続コイル42の外径側端部123とは、図12に示すように、いずれも接続コイル接合孔34に配置され、外側接続コイル延出部113の周方向一方を向く側面113aと内側接続コイル延出部124の周方向他方を向く側面124aとが径方向及び軸方向全面に亘って当接する。
[2−3 ベースプレート組立体の組立]
このように構成されるベースプレート組立体30L、30Rの組立は、図14に示すように、ベースプレート31L、31Rの各外側面溝37に外側接続コイル41を配置する。続いて、外側面溝37に外側接続コイル41を収容した状態で、ベースプレート31L、31Rの隣接する外側面溝37、37を隔てる隔壁31bに一体に形成された突起部70を溶融させた後、冷却することで、図15に示すように、移動規制部80が周方向で隣り合う外側接続コイル41に跨って形成される。これにより、外側面溝37に収容された外側接続コイル41とベースプレート31L、31Rとの相対移動が規制される。なお、溶着方法としては、インパルスウェルダー(IPW)が好ましい。インパルスウェルダー(IPW)は、溶接ガンのチップ(抵抗体)に電流を流すことにより、先端部がジュール熱により加熱され、溶着後、チップ先端部より圧縮エアを噴射させ、移動規制部80を固着させるものである。
続いて、ベースプレート31L、31Rの各内側面溝38に内側接続コイル42を配置する。内側面溝38に内側接続コイル42を配置するに際しては、移動規制部80により外側接続コイル41が外側面溝37に固定されているので、ベースプレート組立体30L、30Rの取り扱い性がよい。
[3 接合]
互いに当接する、外側接続コイル41の内径側端部111と外径側スロットコイル26の段差部26a、内側接続コイル42の内径側端部122と内径側スロットコイル27の段差部27a、及び、外側接続コイル41の外側接続コイル延出部113と内側接続コイル42の内側接続コイル延出部124は、いずれも板厚方向に対して交差する平面状の板表面同士が溶接により、好ましくはレーザー溶接により接合される。以下の説明ではレーザー溶接により接合する場合を例に説明する。
図12に示すように、外側接続コイル延出部113と内側接続コイル延出部124とは、いずれも板厚方向に対して交差し軸方向に沿う平面状の板表面である、外側接続コイル延出部113の周方向一方を向く側面113aと内側接続コイル延出部124の周方向他方を向く側面124aとを対向させて当接させることで互いの板表面が径方向及び軸方向全面に亘って面接触する。両方の側面113a、124aを面接触させた状態で、接続コイル接合孔34の軸方向外側から径方向に延びる当接面P1に沿ってレーザー溶接することで当接面P1において接合される。これにより、同じ接続コイル接合孔34に位置する外側接続コイル41の外径側端部112と内側接続コイル42の外径側端部123とが電気的に接続され、ベースプレート組立体30L、30Rが構成される。なお、図12においては、ベースプレート31L、31Rを省略している。図13についても同様である。
図13に示すように、ステータコア組立体20とベースプレート組立体30L、30Rとの組み付けにおいては、絶縁シート65を介在させて互いの周方向の相対位置をあわせて軸方向に組み付けることで、外側接続コイル41の内径側端部111と外径側スロットコイル26の段差部26aとが当接し、内側接続コイル42の内径側端部122と内径側スロットコイル27の段差部27aとが当接することで、両者が位置決めされる。
外径側スロットコイル26の段差部26aと当接する外側接続コイル41の内径側端部111は、平面状の板表面である周方向他方を向く側面111aが段差部26aの側面26b全面に亘って当接するとともに、底面111bが段差部26aの底面26c全面に亘って当接する。板厚方向に対して交差し軸方向に沿う平面状の両側面111a、26bを面接触させた状態で、外径側貫通孔32の軸方向外側から径方向に延びる当接面P2に沿ってレーザー溶接することで当接面P2において接合される。
内径側スロットコイル27の段差部27aと当接する内側接続コイル42の内径側端部122は、平面状の板表面である周方向一方を向く側面122aが段差部27aの側面27b全面に亘って当接するとともに、底面122bが段差部27aの底面27c全面に亘って当接する。板厚方向に対して交差し軸方向に沿う平面状の両側面122a、27bを面接触させた状態で、内径側貫通孔33の軸方向外側から径方向に延びる当接面P3に沿ってレーザー溶接することで当接面P3において接合される。
このように接合することで、ステータコア21のスロット23に挿入された外径側スロットコイル26と内径側スロットコイル27とが、外側接続コイル41及び内側接続コイル42を介して電気的に接続された状態でステータコア組立体20にベースプレート組立体30L、30Rが組み付けられる。外側接続コイル41及び内側接続コイル42は、同相(例えば、U相)のスロットコイル25同士を接続してコイル50の渡り部を構成する。
従って、例えば図9に示すように、同一のスロット23に配置された外径側スロットコイル26及び内径側スロットコイル27に関して、外径側スロットコイル26の一端側(図中手前側)で接続された外側接続コイル41は、径方向外側、且つ、時計回りに延びて同相の内側接続コイル42に接続され、外径側スロットコイル26の他端側(図中奥側)で接続された外側接続コイル41は、径方向外側、且つ、反時計回りに延びて同相の内側接続コイル42に接続される。また、内径側スロットコイル27の一端側(図中手前側)で接続された内側接続コイル42は、径方向外側、且つ、反時計回りに延びて同相の外側接続コイル41に接続され、内径側スロットコイル27の他端側(図中奥側)で接続された内側接続コイル42は、径方向外側、且つ、時計回りに延びて同相の外側接続コイル41に接続される。
このようにステータ10は、ステータコア組立体20の両側に一対のベースプレート組立体30L、30Rを組みつけることで構成され、これによりセグメント化されたコイル50が、同一構造を有する各相6つのコイルループ(U相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50W)を形成する。この各相6つのコイルループ(U相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50W)は、2つのコイルループを1組として3組のU相コイル50U、3組のV相コイル50V、及び3組のW相コイル50Wが、反時計方向にこの順で波巻きされる(図10参照)。図8は、理解を容易にするためステータ10からセグメント化された複数相(UVW相)のコイルを抜き出して示す複数相のコイルの斜視図、図9は、更に一相分(例えば、U相)のコイルを抜き出して示す斜視図、図10は、U相のコイルの結線態様を示す展開図、図11は、U相、V相、W相のコイルの結線態様を示す模式図である。
U相コイルを例に各相の結線態様について図10を参照しながらより詳細に説明すると、U相コイルを構成する6つのコイルループは、3つのコイルループ(Uループ)が連続して時計方向に波巻きされるとともに3つのコイルループ(ループ)が連続して反時計方向に波巻きされ、Uループとループが直列にバスバー61Uで結線されている。1つのスロット23内に配置される、絶縁材28で被覆された外径側スロットコイル26と内径側スロットコイル27とは、Uループを構成するコイルとループを構成するコイルとからなっており、電流の流れ方向が同一方向となっている。
例えば、1つのUループに着目すると、U相のスロット23に配置された外径側スロットコイル26の軸方向一端(図の右手側)から、外側接続コイル41、内側接続コイル42の順に接続されて、次のU相のスロット23における、内径側スロットコイル27に接続される。その後、内径側スロットコイル27の軸方向他端(図の左手側)から、内側接続コイル42、外側接続コイル41の順に接続されて、さらに次のU相のスロット23における、外径側スロットコイル26に接続される。以降、この接続構成を繰り返してUループが形成されている。
同様に、他の2相、即ち、V相コイル(W相コイル)を構成する6つのコイルループも、反対方向に波巻きされた3つのVループ(Wループ)と3つのループ(ループ)が直列にバスバー61U(バスバー61W)で結線され、1つのスロット23内に配置される外径側スロットコイル26と内径側スロットコイル27とはVループ(Wループ)を構成するコイルとループ(ループ)を構成するコイルとからなっており、電流の流れ方向が同一方向となっている。これらU相コイル50U、V相コイル50V、及びW相コイル50Wは、図11に示すように、中点バスバー62でスター結線されている。
[4 総括]
以上説明したように、本実施形態の回転電機のステータ10によれば、ベースプレート31L、31Rには、周方向で隣り合う外側面溝37、37間に形成された隔壁31bに、外側面溝37に収容された外側接続コイル41とベースプレート31L、31Rとの相対移動を規制する移動規制部80が設けられているので、スロットコイル25と接続コイル40とを接合した後にベースプレート31L、31Rがコイル50から離脱することに起因する騒音の発生を防止できる。また、スロットコイル25と接続コイル40とを接合する前であっても、外側接続コイル41がベースプレート31L、31Rから脱落するのを防止でき、接続コイル40を収容したベースプレート組立体30L、30Rの取り扱い性が向上する。
また、移動規制部80は、隔壁31bと一体に形成された突起部70が外側面溝37に外側接続コイル41を収容した状態で溶融されることで形成されるので、部品点数を増やすことなく接続コイル40とベースプレート31L、31Rとの相対移動を規制できる。
また、移動規制部80は、周方向で隣り合う外側接続コイル41、41に跨って設けられているので移動規制部80の数を低減でき、突起部70の溶融処理の増加も抑制できる。
また、突起部70は、隔壁31bの上面に形成され、該上面からさらに上方に突出する柱部であるので、外側面溝37への外側接続コイル41の配置を阻害することがない。
また、移動規制部80は、ベースプレート31L、31Rの内側面36及び外側面35のうち外側面35にのみ設けられているので、内側面36の内側面溝38に配置される内側接続コイル42と外側面35に配置される外側接続コイル41との接合によって発生する残留応力を低減できる。
[4 変形例]
以下、本発明の変形例について図16〜18を参照しながら説明する。
上記実施形態では、外側接続コイル41の外側面は、ベースプレート31L、31Rの端面(隔壁31bの上面)と面一(同一平面)となっていたが、本変形例では、図17に示すように、隔壁31bの上面が、外側接続コイル41の外側面よりも高くなっている。隔壁31bの上面を外側面溝37に収容された外側接続コイル41の外側面よりも高くすることで、周方向で隣り合う外側接続コイル41間の絶縁距離を長く確保することができるとともに、外側面溝37に冷媒を流すことで外側接続コイル41の冷却効率を向上できる。
本変形例では、図16に示すように、突起部70は、隔壁31bと同一幅で隔壁31bの上面からさらに上方に突出した円柱状体であり、隔壁31bの径方向中央部に1箇所設けられている。本変形例においても、外側面溝37に外側接続コイル41を収容した状態で、ベースプレート31L、31Rの隣接する外側面溝37、37を隔てる隔壁31bに一体に形成された突起部70を溶融させた後、冷却することで、図18に示すように、移動規制部80が周方向で隣り合う外側接続コイル41に跨って形成される。これにより、外側面溝37に収容された外側接続コイル41とベースプレート31L、31Rとの相対移動が規制される。
以上説明したように、本変形例の回転電機のステータ10によれば、隔壁31bの上面は外側面溝37に収容された外側接続コイル41の上面よりも高いので、周方向で隣り合う外側接続コイル41、41間の絶縁距離を確保することができるとともに、外側面溝37に冷媒を流すことで外側接続コイル41の冷却性能を確保できる。また、移動規制部80の隔壁31bの上面からの盛り上がりを抑えることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、円周方向に隣接する3つのスロット毎に同相のコイルが配置されるトリプルスロットタイプのステータを例示したが、これに限らず、円周方向の1つのスロット毎に各相のコイルが配置されるシングルスロットタイプ、円周方向に隣接する2つのスロット毎に同相のコイルが配置されるダブルスロットタイプのステータを用いてもよい。
また、コイルの結線については、上記実施形態に限らず、任意の仕様を選択でき、直列結線及び並列結線も適宜選択できる。
また、スロットコイル25は、断面長方形状の板状導体に限らず、断面円形状の円柱状導体、断面多角形状の柱状導体であってもよく、スロットコイル25と接続コイル40の結合は、溶接による接合に限らず、かしめによる締結等が含まれる。ただし、スロットコイルを板状導体とすることで、プレス加工等により所望の位置にスリットが形成されたスロットコイルを容易に製造できる。
10 回転電機のステータ
21 ステータコア
23 スロット
25 スロットコイル
31b 隔壁
31L ベースプレート
31R ベースプレート
35 外側面
36 内側面
37 外側面溝(コイル溝)
38 内側面溝(コイル溝)
40 接続コイル
50 コイル
70 突起部
80 移動規制部

Claims (6)

  1. 複数のスロットを有するステータコアと、
    セグメント化された複数相のコイルと、を備えた回転電機のステータであって、
    前記ステータコアの両側には、一対のベースプレートが設けられ、
    前記セグメント化された複数相のコイルは、前記ステータコアの複数のスロットにそれぞれ挿入され、略直線状に延びる複数のスロットコイルと、前記各ベースプレートに形成されたコイル溝にそれぞれ配置され、同相の前記スロットコイル同士を接続して渡り部を構成する複数の接続コイルと、を有し、
    前記ベースプレートには、周方向で隣り合う前記コイル溝間に形成された隔壁に、前記コイル溝に収容された前記接続コイルと前記ベースプレートとの相対移動を規制する移動規制部が設けられている、回転電機のステータ。
  2. 請求項1に記載の回転電機のステータであって、
    前記移動規制部は、前記隔壁と一体に形成された突起部が、前記コイル溝に前記接続コイルを収容した状態で溶融されることで形成される、回転電機のステータ。
  3. 請求項2に記載の回転電機のステータであって、
    前記移動規制部は、周方向で隣り合う前記接続コイルに跨って設けられている、回転電機のステータ。
  4. 請求項2又は3に記載の回転電機のステータであって、
    前記突起部は、前記隔壁の上面に形成され、該上面からさらに上方に突出する柱部である、回転電機のステータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機のステータであって、
    前記ベースプレートには、内側面と外側面の両方に前記コイル溝が設けられ、
    前記移動規制部は、前記内側面と前記外側面とのいずれか一方にのみ設けられている、回転電機のステータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機のステータであって、
    前記隔壁の上面は、前記コイル溝に収容された前記接続コイルの上面よりも高く、
    前記移動規制部は、前記接続コイルの上面と前記コイル溝の側面とに連なっている、回転電機のステータ。
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