JP2018098714A - ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びネットワーク制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 デマンドに応じて適時に光パスを提供することができるネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びネットワーク制御プログラムを提供する。
【解決手段】 ネットワーク制御装置は、ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する設定処理部と、前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する制御部とを有する。
【選択図】図24
【解決手段】 ネットワーク制御装置は、ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する設定処理部と、前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する制御部とを有する。
【選択図】図24
Description
本件は、ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びネットワーク制御プログラムに関する。
例えば通信事業者の大規模なバックボーンネットワークなどにおいて、光ファイバで接続されたノード間では複数のユーザのトラフィックが、波長の相違する複数の光信号にそれぞれ収容され、WDM(Wavelength Division Multiplexing)技術により波長多重されて伝送される。WDM技術を利用する光ネットワークに関し、例えばITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Sector)勧告G.709/Y.1331には、OTN(Optical Transport Network)の技術が規定されている。
OTNの技術によると、ユーザのトラフィックを収容する電気レイヤのパスがユーザの通信拠点間にエンドツーエンドで設定され、多重化された複数の電気レイヤのパスが、波長の相違する複数の光信号にマッピングされた光パス(波長パス)が光ネットワークのノード間に設定される。このため、OTNの技術によると、電気レイヤのパスと光パスの2種類のパスにより高速で柔軟な光ネットワークの実現が可能とされる。
また、例えばRFC(Request For Comments)3717には、イーサネット(登録商標、以下同様)やIP(Internet Protocol)のトラフィックをMPLS(Multi-Protocol Label Switching)のLSP(label Switched Path)に収容し、さらにLSPをWDMの光パスに収容する技術が規定されている。
WDMの光ネットワーク内の各ノードにおける使用可能な波長数は、そのノードに設けられた波長スイッチの容量及び数などのハードウェア構成により制限される。この有限な波長リソースを効率よく使用するために、例えば、光ネットワークは統計的なトラフィック需要に基づき設計され、各ノード間には光パスが固定的に設定される。
しかし、近年、光ネットワークに対するSDN(Software Defined Network)の適用が検討されており、ソフトウェアによる柔軟で動的な光ネットワークの管理制御が実現されつつある。SDNの技術によると、ユーザや様々なアプリケーションから光ネットワークに対する利用要求、すなわちデマンドの生成が可能となるため、トラフィック需要について、例えば光パスの数や時間帯などが現在よりも動的に変化することが予想される。
このようなトラフィック需要に対し、光ネットワーク内に生成可能な全ての光パスを予め用意しておくことも可能であるが、予想されたトラフィック需要と実際のトラフィック需要のずれが大きいほど、光パスに過不足が生ずるという問題がある。例えば過剰に多くの光パスが設定された場合、その該当するノードでは、光信号の送信器の消費電力に無駄が生じ、また、光パスの運用コストが増加するおそれがある。
これに対し、例えばデマンドの発生状況に応じて動的に光パスを設定または削除すれば、光パスの使用効率を向上することが可能である。なお、例えば特許文献1〜3には、光パスの設定に関する技術が開示されている。
光パスの設定では、その光パスが経由する各ノードのハードウェアに対し、光パスに該当する波長の光信号を伝送するための設定処理が行われる。例えば光パスの各ノードでは、光信号の送信器に対し波長の設定や温度調節などの制御処理が行われる。
このため、デマンドが発生してから光パスがユーザに提供されるまでには遅延時間(例えば数十秒から数分間)が伴い、例えば短時間で多くのデマンドが発生した場合、光パスの提供がユーザの光パスの使用開始に間に合わずに呼損が生じてしまうおそれがある。
そこで本件は、デマンドに応じて適時に光パスを提供することができるネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法、及びネットワーク制御プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、ネットワーク制御装置は、ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する設定処理部と、前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する制御部とを有する。
1つの態様では、ネットワーク制御方法は、ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する工程と、前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する工程とを、コンピュータが実行する方法である。
1つの態様では、ネットワーク制御プログラムは、ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定し、前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する、処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
1つの側面として、デマンドに応じて適時に光パスを提供することができる。
図1は、ネットワークシステムの一例を示す構成図である。ネットワークシステムには、複数のノード#1〜#6を有するネットワークNWと、ネットワークの監視制御を実行するネットワーク監視制御装置1とが含まれる。
各ノード#1〜#6には光伝送装置が設けられている。光伝送装置2は、一例として、ITU−T勧告G.709/Y.1331に規定されたOTNに基づく光伝送処理を行う。各ノード#1〜#6の光伝送装置2は、伝送路である光ファイバを介して互いに接続されている。
例えば、ノード#1の光伝送装置2はノード#2,#6の各光伝送装置2に接続され、ノード#3の光伝送装置2はノード#2,#4,#5,#6の各光伝送装置2に接続されている。なお、各ノード#1〜#6の光伝送装置2の接続形態は、一例であり、これに限定されない。また、本例のネットワークNWのノード数は6個とするが、これに限定されない。
ネットワーク監視制御装置1は、ネットワーク制御装置の一例であり、監視制御用のネットワーク(不図示)を介し各ノード#1〜#6の光伝送装置2と通信を行うことにより光伝送装置2を制御する。より具体的には、ネットワーク監視制御装置1は、各光伝送装置2の間に光パス(波長パス)P1〜P8を設定する。光パスP1〜P8は、所定の波長の回線パスに収容された信号を伝送するための経路である。
例えば、ノード#1とノード#2の間には光パスP1,P8が設定されており、ノード#2とノード#3とノード#4の間には光パスP2,P7が設定されている。各光パスの伝送容量は、一例として10(Gbps)とするが、これに限定されない。
ネットワーク監視制御装置1はデマンドに応じて光パスP1〜P8を提供する。より具体的には、ネットワーク監視制御装置1は、デマンドに指定された始点ノード、終点ノード、帯域、及び遅延時間に応じた光パスを選択して、その光パスを、クライアント信号が収容された回線パスが通過するように光伝送装置2を設定する。各光パスP1〜P8は、回線パスの帯域の合計が上限(10(Gbps))以下となる範囲で回線パスを収容することができる。
例えば、1つの回線パスは波長λ1の光パスP1を通過し、別の回線パスは波長λ2の光パスP2を通過する。各回線パスは、OTNにおけるLO−ODU(Low-Order Optical channel Data Unit)のパスに該当する。また、各回線パスは、MPLSの場合、LSPに該当する。なお、伝送方向に関し、パスP1〜P8は双方向に設けられるが、以下の例では一方の伝送方向のパスP1〜P8についてのみ説明する。
図2は、光伝送装置2の一例を示す構成図である。光伝送装置2は、装置制御部20と、複数の光送受信部21と、波長多重スイッチ(SW)部22と、信号スイッチ(SW)部23と、複数の信号送受信部24とを有する。
装置制御部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)回路などにより構成され、複数の光送受信部21と、波長多重スイッチ部22と、信号スイッチ部23とを制御する。装置制御部20は、ネットワーク監視制御装置1と通信し、ネットワーク監視制御装置1の指示に従い、複数の光送受信部21と、波長多重スイッチ部22と、信号スイッチ部23とに光パスの生成制御を行う。なお、装置制御部20とネットワーク監視制御装置1の通信には、例えばTL1(Transaction Language-1)、OpenFlow(登録商標)、及びNETCONFなどが用いられる。
光送受信部21は、他のノード#1〜#6の光伝送装置2との間で、波長の異なる波長光が含まれる波長多重光信号を送受信する。より具体的には、光送受信部21は、波長多重スイッチ部22から入力された波長多重光信号を増幅して送信し、受信した波長多重光信号を増幅して波長多重スイッチ部22に出力する。光送受信部21は、例えば、波長多重光信号を増幅するためのレーザダイオードやエルビウムドープファイバから構成される。
波長多重スイッチ部22は、信号スイッチ部23から入力されたOTUフレームの電気信号を、OTUフレームがマッピングされた複数の波長光に変換するとともに、それらの回線パスを波長多重して波長多重光信号とし、その宛先に応じた光送受信部21に出力する。また、波長多重スイッチ部22は、光送受信部21から入力された波長多重光信号を波長ごとの波長光に分離し、OTUフレームにデマッピングした電気的な信号に変換して信号スイッチ部23に出力する。
波長多重スイッチ部22は、例えば波長選択スイッチなどから構成され、装置制御部20からの指示に従い、波長多重光信号に波長多重する波長光の波長及び波長多重光信号から分離する波長光の波長を入出力ポートごとに設定する。
信号スイッチ部23は、複数の信号送受信部24から入力された電気的なクライアント信号をOTUフレームにマッピングする。マッピング処理は、装置制御部20の指示に従って実行される。これにより、クライアント信号はLO−ODUに収容されて、LO−ODUはさらに上位のHO−ODU(High-Order Optical channel Data Unit)に収容され、HO−ODUはOTUフレームにマッピングされる。信号スイッチ部23は、マッピングされたOTUフレームを波長多重スイッチ部22に出力する。
また、信号スイッチ部23は、デマッピングされたクライアント信号を信号送受信部24に出力し、また、クライアント信号をOTUフレームにマッピングして波長多重スイッチ部22に出力する。
波長多重スイッチ部22は、装置制御部20から指示された波長の波長光を送受信する。このため、光送受信部21は、光パスの生成時、例えばレーザダイオードの波長の設定や温度調節、及び受信する波長光の波長のフィルタリング設定などを行う。
信号送受信部24は、端末やルータなどを含むクライアント装置と接続され、クライアント装置との間でクライアント信号を送受信する。信号送受信部24は、クライアント装置から受信したクライアント信号を、例えばフォーマット変換して信号スイッチ部23に出力し、信号スイッチ部23から入力されたクライアント信号を、例えばフォーマット変換して信号送受信部24に送信する。信号送受信部24は、例えば送信器及び受信器などのハードウェアにより構成される。
点線は波長光の経路を示す。波長λaの光パスの終点ノードの場合、波長λaの波長光は、波長多重光信号に含まれた状態で光送受信部21により受信され、波長多重スイッチ部22により波長多重光信号から分離され、電気的な信号に変換されて信号スイッチ部23に入力される。これにより、波長λaの波長光は、クライアント信号として信号送受信部24で受信される。
また、波長λbの光パスの始点ノードの場合、波長λbの波長光は、信号スイッチ部23から波長多重スイッチ部22に入力されたクライアント信号から生成され、波長多重スイッチ部22において他の波長λc波長光と波長多重される。これにより、波長λbの波長光は、波長多重光信号として光送受信部21から伝送路に送信される。
また、波長λcの光パスの中継ノードの場合、波長λcの波長光は、波長多重光信号に含まれた状態で光送受信部21により受信され、波長多重スイッチ部22により波長多重光信号から分離される。波長λcの波長光は、中継先に向けて波長スイッチ部22の内部で折り返され、再度、他の波長光と波長多重されて光送受信部21へ出力される。これにより、波長λcの波長光は、光送受信部21から受信元のノード#1〜#6とは別のノード#1〜#6に送信される。
図3は、ネットワーク監視制御装置1の一例を示す構成図である。ネットワーク監視制御装置1としては、例えばNMS(Network Management System)、EMS(Element Management System)、及びSDNコントローラなどが挙げられる。
ネットワーク監視制御装置1は、CPU10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、ストレージ13、複数の通信ポート14、入力装置15、及び出力装置16を有する。CPU10は、互いに信号の入出力ができるように、ROM11、RAM12、ストレージ13、複数の通信ポート14、入力装置15、及び出力装置16と、バス19を介して接続されている。なお、CPU10はコンピュータの一例である。
ROM11またはストレージ13には、CPU10を駆動するプログラムが格納されている。プログラムには、OS(Operating System)と、ネットワーク制御方法を実行するネットワーク制御プログラムが含まれる。RAM12は、CPU10のワーキングメモリとして機能する。複数の通信ポート14は、例えば無線LAN(Local Area Network)カードやNIC(Network Interface Card)であり、各ノード#1〜#6の光伝送装置2または他の通信端末と通信する。
入力装置15は、制御サーバ1に情報を入力する装置である。入力装置15としては、例えばキーボード、マウス、及びタッチパネルなどが挙げられる。入力装置15は、入力された情報を、バス19を介しCPU10に出力する。
出力装置16は、制御サーバ1の情報を出力する装置である。出力装置16としては、例えばディスプレイ、タッチパネル、及びプリンタなどが挙げられる。出力装置16は、CPU10からバス19を介して情報を取得して出力する。
CPU10は、ROM11またはストレージ13からプログラムを読み込むと、機能として、動作制御部100、デマンド受付部101、経路算出部102、信号設定処理部103、光パス設定処理部104、光パス設定パラメータ制御部105、及び生成時間測定部106が形成される。また、ストレージ13には、ネットワーク構成データベース(以下、DBと表記)130、ノードDB131、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、回線管理DB134、光パス管理DB135、光パス生成時間DB136、及び閾値DB137が格納されている。なお、ストレージ13としては、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブが挙げられる。
なお、ネットワーク構成DB130、ノードDB131、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、回線管理DB134、光パス管理DB135、光パス生成時間DB136、及び閾値DB137は、ストレージ13からRAM12に複製されてもよい。この場合、CPU10は、RAM12から各DB130〜137を読み込んでもよい。あるいは、ネットワーク構成DB130、ノードDB131、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、回線管理DB134、光パス管理DB135、光パス生成時間DB136、及び閾値DB137は、入力装置15または通信ポート14から入力されてストレージ13またはRAM12に保存されてもよい。
動作制御部100はネットワーク監視制御装置1の全体の動作を制御する。動作制御部100は、デマンド受付部101、経路算出部102、信号設定処理部103、光パス設定処理部104、光パス設定パラメータ制御部105、及び生成時間測定部106に対して動作を指示する。
デマンド受付部101は、例えば入力装置15または通信ポート14から入力されたデマンドを受け付ける。デマンドは、例えばネットワーク管理者、またはSDNが適用されたアプリケーションからのネットワークNWの利用の要求の一例である。デマンドには、回線パスに収容するクライアント信号の識別子、クライアント信号の送信元となる始点ノード、クライアント信号の送信先となる終点ノード、帯域、及び遅延時間などのデマンド情報が含まれている。デマンド受付部101は、デマンド情報をデマンド発生情報DB133に登録して、デマンドの発生を動作制御部100に通知する。
動作制御部100は、デマンドの発生の通知を受けると、経路算出部102に対し、デマンドに応じた経路の算出を指示する。経路算出部102は、デマンド発生情報DB133からデマンド情報を取得し、要求された始点ノード及び終点ノードの間を結ぶ経路を、例えば最短距離法により算出する。このとき、経路算出部102は、ネットワーク構成DB130を参照する。ネットワーク構成DB130には、ネットワークNW内のノード#1〜#6及びノード#1〜#6の間のリンクの関係を示す情報が登録されている。
経路算出部102は、算出結果の経路を動作制御部100に通知する。なお、経路算出部102は、デマンドに応じた経路が、波長不足や帯域不足のために算出できなかった場合、該当する経路がない旨を動作制御部100に通知する。
動作制御部100は、経路の通知を受けると、信号設定処理部103に対し、その経路における、デマンドに応じたクライアント信号の導通設定を指示する。信号設定処理部103は、指示された経路に一致する光パスを光パス管理DB135から選択し、通信ポート14を介して、その光パスの始点ノード、中継ノード、及び終点ノードの各光伝送装置2に対してクライアント信号の収容設定を行う。光伝送装置2では、装置制御部20が、そのクライアント信号が回線パスとして光パスに収容されるように、各部21〜23に設定を行う。
信号設定処理部103は、クライアント信号の収容設定が完了すると、そのクライアント信号を回線管理DB134に登録する。また、信号設定処理部103は、収容設定の完了を動作制御部100に通知する。
光パス設定処理部104は、設定処理部の一例であり、ネットワークNW内の複数のノード#1〜#6を経由する光パスP1〜P8を設定する。光パス設定処理部104は、通信ポート14を介し、光パスP1〜P8の経路上の各ノード#1〜#6の光伝送装置2に光パスP1〜P8の生成を指示する。この指示には、光パスP1〜P8の波長及び方路(入力元及び出力先ノード)などが含まれている。
光伝送装置2において使用可能な波長数は、その光伝送装置2に設けられた波長多重スイッチ部22の容量及び数などのハードウェア構成により制限される。このため、光パス設定処理部104は、予想したデマンドに基づく静的な光パス(以下、「デフォルトパス」と表記)を設定し、また、実際のデマンドに基づく動的な光パス(以下、「プールパス」と表記)を設定する。これにより、ネットワーク監視制御装置1は、有限な波長リソースをデマンドに応じて効率的に提供する。
ネットワークNWが使用される前、光パス設定処理部104は、デマンド予想情報DB132に基づきデフォルトパスをネットワークNWに設定する。デマンド予想情報DB132は、各ノード#1〜#6の属する地域のユーザ数などに基づき事前に予想されたデマンド情報であり、予めストレージ13に記憶されている。
また、光パス設定処理部104は、所定の周期Taごとに、その周期Ta内に発生したデマンドに基づきデフォルトパスを増減する。このとき、光パス設定処理部104は、デマンド発生情報DB133から周期Ta内のデマンド情報を取得する。
このように、光パス設定処理部104は、周期Ta内のデマンドの発生状況(発生傾向)に従いデフォルトパス数を制御するため、デマンドに応じて適時にデフォルトパスの提供が可能となる。なお、周期Taを、以下の説明では「デフォルトパス管理周期Ta」と表記する。
また、光パス設定処理部104は、デマンドに応じて光パスの帯域が(クライアント信号を収容する)回線パスに割り当てられたとき、その光パスと経路が重複する全ての光パスの空き帯域の合計を閾値THと比較する。光パス設定処理部104は、その空き帯域の合計が閾値TH以下となったとき、新たなプールパスを設定する。このとき、光パス設定処理部104は、閾値DB137から閾値THを取得する。
このように、光パス設定処理部104は、デマンドに応じて動的にプールパスを設定するため、デマンドが予想以上に発生したためにデフォルトパスが不足しそうな場合でも、プールパスをさらなるデマンドの発生に備えて準備することができる。
しかし、設定対象の光パスが経由する各ノード#1〜#6の光伝送装置2では、上述したように、光パスの生成時、例えばレーザダイオードの波長の設定や温度調節、及び受信する波長光の波長のフィルタリング設定などが必要である。このため、デマンドが発生してから光パスがユーザに提供されるまでには遅延時間(例えば数十秒から数分間)が伴い、例えば短時間で多くのデマンドが発生した場合、光パスの提供がユーザの光パスの使用開始に間に合わずに呼損が生じてしまうおそれがある。
そこで、光パス設定パラメータ制御部105は、設定対象の光パスが経由する各ノード#1〜#6の光伝送装置2による光パスの生成の所要時間(以下、「光パス生成時間」と表記)に応じ、光パスを設定するタイミングを制御する。このとき、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間DB136から光パス生成時間を取得する。
したがって、ネットワーク監視制御装置1は、光パス生成時間を見込んだ適切なタイミング(つまり早いタイミング)でプールパスを設定することができる。このため、ネットワーク監視制御装置1は、呼損を生じさせることなく、デマンドに応じて適時に光パスを提供することができる。なお、光パス設定パラメータ制御部105は制御部の一例である。
より具体的には、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間に応じ閾値DB137内の閾値THを調整することにより、光パスを設定するタイミングを制御する。このため、閾値THが増加した場合、デマンドの発生に従い全体の空き帯域が減少して閾値TH以下となるタイミングが早まり、また、閾値THが減少した場合、デマンドの発生に従い全体の空き帯域が減少して閾値TH以下となるタイミングが遅くなる。
したがって、光パス設定パラメータ制御部105は、プールパスを追加で設定するタイミングを光パスの生成時間と空き帯域の合計に基づいて制御することができる。なお、光パス設定パラメータ制御部105は、これに限定されず、後述するように、プールパスを追加で設定するタイミングを、例えば光パスの生成時間と未使用のプールパスの本数(設定可能な上限数があってもよい。)に基づいて制御してもよい。
光パス設定処理部104は、例えば回線パスの生成及び削除により光パスの空き帯域に変化が生じたときに、予想されたデマンドの帯域(以下、「予想帯域」と表記)と実際に発生したデマンドの帯域(以下、「発生帯域」と表記)とを比較し、その比較結果に応じてプールパスを増減する。このプールパスの管理処理が実行される期間において、光パス設定パラメータ制御部105は、プールパスを追加で設定するタイミングを制御する。なお、光パス設定処理部104は、プールパスの管理処理を一定の期間ごとに実行してもよい。
より具体的には、光パス設定処理部104は、予想帯域に対する発生帯域の比が所定値Ka以上である場合、光パス生成時間に応じてプールパスを増加させ、予想帯域に対する発生帯域の比が所定値Kb以下である場合、光パス生成時間に応じてプールパスを減少させる。なお、何れの場合でも、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間に応じて閾値THを変更する。また、何れの場合にも該当しない場合、プールパスの増減と閾値THの変更は実行されない。
また、デフォルトパス管理周期Taの到来時、光パス設定処理部104がデフォルトパス管理周期Ta内のデマンドの発生状況に継続性がないと判断すれば、上記のプールパスの増減と閾値THの変更は実行される。
生成時間測定部106は、測定部の一例であり、設定対象の光パス上の複数のノード#1〜#6の光伝送装置2に対し光パス生成時間の測定を実行する。動作制御部100は、例えば、ネットワークNWの利用開始前、または、その利用開始後でも利用頻度の少ない時間帯(例えば早朝や深夜)に生成時間測定部106に光パス生成時間の測定を指示する。生成時間測定部106は、測定時、一時的に未使用の波長の光パスの生成を、動作制御部100を介して光パス設定処理部104に依頼する。
生成時間測定部106は、測定した光パス生成時間をストレージ13内の光パス生成時間DB136に登録する。ストレージ13は、記憶部の一例であり、光パス生成時間を記憶する。このため、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間DB136から測定済みの光パス生成時間を取得できるので、閾値THの制御のたびに光パス生成時間を測定する手間が省ける。
図4は、ノードDB131、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、及び回線管理DB134の一例を示す図である。ノードDB131には、「ノードID」、「種類」、「使用可能な波長」、及び「使用中の波長」が登録されている。
「ノードID」はノード#1〜#6の識別子である。「種類」は、ノード#1〜#6の種類(「Type−A」、「Type−B」など)であり、例えばそのノード#1〜#6の光伝送装置2の型番(例えばメーカー番号)などにより決定される。「使用可能な波長」は、そのノード#1〜#6において光パスの生成に使用可能な波長λ1〜λ5である。また、「使用中の波長」は、そのノード#1〜#6において光パスの生成に使用済みの波長λ1〜λ5、つまり新たな光パスの生成には使用できない波長である。例えば、ノード#1では、使用可能な波長λ1〜λ5のうち、波長λ1,λ2,λ5が使用不可能である。
ノードDB131は、経路算出部102による経路算出処理、生成時間測定部106により測定処理などに用いられる。
デマンド予想情報DB132には、始点ノード、終点ノード、及び帯域(Gbps)が登録されている。帯域は、予想帯域に該当し、デマンドにおいて始点ノードと終点ノードを結ぶ経路に要求される帯域の予想値である。デマンド予想情報DB132は、ネットワークNWの利用開始前に予めストレージ13に格納される。
デマンド発生情報DB133には、デマンドが発生した日時、始点ノード、終点ノード、帯域(Gbps)、及び遅延(msec)が登録されている。始点ノード、終点ノード、帯域(Gbps)、及び遅延(msec)は、デマンド情報から取得される。デマンド発生情報DB133は、デマンド受付部101により更新される。
デマンド予想情報DB132及びデマンド発生情報DB133は、光パス設定処理部104の光パス設定処理などに用いられる。
回線管理DB134には、信号ID、経路、波長、帯域(Gbps)、及び遅延(msec)が登録されている。信号IDは、デマンドにより光パスに収容された回線パスの識別子である。本例の回線管理DB134には、信号ID「S1」の回線パスが、始点ノード#2及び終点ノード#1間の経路を通る波長λ1の光パスに収容され、その帯域は2(Gbps)であり、その遅延は150(msec)であることが登録されている。回線管理DB134は、信号設定処理部103により更新される。
図5は、光パス管理DB135、光パス生成時間DB136、及び閾値DB137の一例を示す図である。光パス管理DB135には、光パスP1〜P8の識別子であるパスIDと、その光パスの経路、波長、及び種類(デフォルトパスまたはプールパス)とが登録されている。なお、光パスP9については、後述の例で説明する。
本例の光パス管理DB135には、図1に示された光パスP1〜P8が登録されている。例えば、光パスP1は、始点ノード#2から終点ノード#1に向かう波長λ1のデフォルトパスであり、光パスP2は、始点ノード#2から中継ノード#3を経由して終点ノード#4に向かう波長λ2のデフォルトパスである。また、図1には示されていないが、光パスP9は、始点ノード#2から終点ノード#1に向かう波長λ6のプールパスである。光パス管理DB135は、光パス設定処理部104により更新される。光パス管理DB135は、信号設定処理部103の信号設定処理などに用いられる。
光パス生成時間DB136には、設定対象の光パス、つまり未設定の光パスの光パス生成時間が登録されている。本例では、始点ノード#2から終点ノード#1に向かう経路の光パス生成時間として20秒が登録されている。つまり、図1の光パスP1,P8の光パス生成時間は20秒である。光パス生成時間DB136は、生成時間測定部106により更新される。光パス生成時間DB136は、光パス設定処理部104の光パス設定処理に用いられる。
閾値DB137には、ネットワークNW内の経路ごとの空き帯域の合計の閾値THが登録されている。本例では、始点ノード#2から終点ノード#1に向かう全ての光パスの空き帯域の合計の閾値THとして、5(Gbps)が登録されている。この場合、光パス設定処理部104は、始点ノード#2から終点ノード#1に向かう全ての光パスの空き帯域の合計が5(Gbps)以下になると、プールパスを追加する。閾値DB137は、光パス設定パラメータ制御部105により更新される。
図6は、光パスP1の生成時間の測定動作の一例を示す図である。ネットワーク監視制御装置1において、生成時間測定部106は、ノードDB131に基づき測定に用いる波長を決定する。図4のノードDB131の場合、光パスP1の始点ノード#2及び終点ノード#1に共通する使用可能な波長はλ4であるため、生成時間測定部106は、波長λ4の使用を決定して、波長λ4の光パスの設定を光パス設定処理部104に依頼する。
光パス設定処理部104は、始点ノード#2及び終点ノード#1の各光伝送装置2に波長λ4の光パスの生成を指示する(「光パス生成指示」参照)。このとき、生成時間測定部106は、光パス生成時間を測定するタイマをスタートさせる。終点ノード#1の光伝送装置2は、光パスの生成が完了すると、その旨をネットワーク監視制御装置1に通知する(「光パス生成完了通知」参照)。ネットワーク監視制御装置1は、その通知を受けるとタイマをストップして、タイマ値を光パス生成時間(本例では20秒)として取得する。
生成時間測定部106は、光パス生成時間として、光パスが経由する複数のノード#1〜#6に光パスの生成を指示してから、光パスの伝送品質が所定の条件を満たすまでの時間を測定してもよい。これにより、波長λ4の光パスP1が、始点ノード#2から終点ノード#1まで設定される。
光伝送装置2は、波長λ4の光パスP1の伝送品質を監視する。より具体的には、例えば、光伝送装置2の信号スイッチ部23が、光パスP1にマッピングされたOTUフレーム内のFEC(Forward Error Correction)によりビットエラーレート(または雑音比)を測定し、ビットエラーレートが所定値を下回ったこと(「伝送品質OK」参照)を条件として光パスの生成完了を通知する。なお、信号スイッチ部23は、光パスについて信号ロスやフレームロスなどの警報の停止を条件として光パスの生成完了を通知してもよい。
このように、生成時間測定部106は、光パス生成時間として、光パス生成指示から光パスの伝送品質が所定の条件を満たすまでの時間を測定した場合、光パス生成時間が、光パスの生成に要する時間だけでなく、その光パスにおける伝送品質が安定するまでの時間も含まれる。このため、光パス設定処理部104は、デマンドに応じ、より適時に光パスを提供することができる。
図7は、光パスの生成時間の測定処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、例えば、ネットワークNWの利用開始前、または、その利用開始後でも利用頻度の少ない時間帯(例えば早朝や深夜)に実行される。
動作制御部100は、光パス生成時間の測定対象の経路を決定する(ステップSt1)。次に、生成時間測定部106は、ノードDB131に基づき、その経路上の各ノード#1〜#6に共通する使用可能な波長、つまり未使用の波長を選択する(ステップSt2)。
次に、生成時間測定部106は、経路上の各ノード#1〜#6にその波長の光パスの生成を指示する(ステップSt3)。次に、生成時間測定部106はタイマをスタートさせる(ステップSt4)。次に、生成時間測定部106は、終端ノードから光パスの生成完了の通知を受けたか否かを判定する(ステップSt5)。通知が未受信である場合(ステップSt5のNo)、再びステップSt5の処理が実行される。
生成時間測定部106は、光パスの生成完了の通知を受けた場合(ステップSt5のYes)、タイマをストップさせる(ステップSt6)。次に、生成時間測定部106は、タイマ値を光パス生成時間として光パス生成時間DB136に登録する(ステップSt7)。次に、生成時間測定部106は、経路上の各ノード#1〜#6に、測定に使用した光パスの削除を指示する(ステップSt8)。
次に、動作制御部100は測定対象の他の経路の有無を判定する(ステップSt9)。動作制御部100は、他の経路がある場合(ステップSt9のYes)、ステップSt1において他の経路を決定して、ステップSt2以降の処理を実行する。また、他の経路がない場合(ステップSt9のNo)、処理は終了する。このようにして、光パスの生成時間の測定処理は実行される。
図8は、デマンドの収容処理の一例を示すフローチャートである。光パス設定処理部104は、デマンド予想情報DB132に基づきデフォルトパスを設定する(ステップSt51)。次に、光パス設定処理部104は、そのデフォルトパスを光パス管理DB135に登録する(ステップSt52)。
次に、デマンド受付部101はデマンドの有無を判定する(ステップSt53)。デマンドがない場合(ステップSt53のNo)、再びステップSt53の処理が実行される。デマンド受付部101は、デマンドが発生した場合(ステップSt53のYes)、そのデマンド情報をデマンド発生情報DB133に登録する(ステップSt54)。
次に、経路算出部102は、デマンド発生情報DB133の始点ノードから終点ノードまでの経路を算出する(ステップSt55)。次に、経路算出部102は、経路の算出結果に基づき、デマンドで要求された回線パス(クライアント信号)を収容する光パス(デフォルトパスまたはプールパス)を光パス管理DB135から決定する(ステップSt56)。このとき、経路算出部102は、デマンドで指定された帯域及び遅延を満たす光パスを選択する。
次に、信号設定処理部103は、その光パス上の各ノード#1〜#6の光伝送装置2に対し回線パスの収容設定を行う(ステップSt57)。各光伝送装置2では、装置制御部20が、光送受信部21、波長多重スイッチ部22、及び信号スイッチ部23に対し、デマンドで指定されたクライアント信号が、収容先の光パスに応じた波長の回線パスに多重化されるように設定を行う。これにより、設定済みの光パスの帯域が、クライアント信号を収容する回線パスに割り当てられる。次に、信号設定処理部103は、その回線パスの情報を回線管理DB134に登録する(ステップSt58)。
次に、光パス設定処理部104は、その回線パスの収容先の光パスと共通のノード#1〜#6を経由する全光パスの空き帯域の合計を閾値THと比較する(ステップSt59)。このとき、光パス設定処理部104は、光パス管理DB135及び回線管理DB134の内容から空き帯域の合計を算出する。空き帯域の合計が閾値THより大きい場合(ステップSt59のNo)、再びステップSt53以降の処理が実行される。
また、空き帯域の合計が閾値TH以下である場合(ステップSt59のYes)、光パス設定処理部104は、上記の回線パスの光パスと同一経路にプールパスを追加で設定する(ステップSt60)。次に、光パス設定処理部104は、追加したプールパスを光パス管理DB135に登録する(ステップSt61)。その後、再びステップSt53以降の処理が実行される。
このように、光パス設定処理部104は、デマンドに応じてネットワークNW内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当て、その回線パスと経路が共通する全ての光パスの空き帯域の合計が閾値TH以下となったとき、その経路に光パスを設定する。このため、光パス設定処理部104は、光パスの帯域の使用状況に応じて、プールパスをデマンドに備え準備することができる。
次に、光パスの管理について説明する。光パスの管理は、デフォルトパスとプールパスについて別々に行われる。デフォルトパスは、デフォルトパス管理周期Taごとに光パス生成時間に応じて増減され、プールパスは、デフォルトパス管理周期Ta及びプールパス管理周期Tbごとに光パス生成時間に応じて増減され、また、その設定のタイミングが閾値THの調整により制御される。なお、以下の各例において、各光パスの帯域を10(Gbps)とし、デフォルトパス管理周期Taを1か月、プールパス管理周期Tbを1日とする。
(例1)
図9及び図10は、光パスの管理動作の例1を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多いためにプールパスP9の帯域が余っており、また、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より短いため、プールパスP9が削除される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図9及び図10は、光パスの管理動作の例1を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多いためにプールパスP9の帯域が余っており、また、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より短いため、プールパスP9が削除される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図9には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び光パス管理DB135が示されている。また、図10には、プールパスP9の削除前及び削除後における始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ光パスのイメージが示されている。
図9を参照すると、デマンド予想情報DB132には予想帯域として15(Gbps)が登録されており、デマンド発生情報DB133には発生帯域として合計5(Gbps)(=2+3)が登録されている。始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路には、予想帯域の15(Gbps)に従いデフォルトパスP1,P8(図10参照)が設定され、さらにプールパスP9が設定されているとする。このため、光パス管理DB135には、デフォルトパスP1,P8及びプールパスP9が登録されている。
光パス設定処理部104は、予想帯域に対する発生帯域の比を算出して、所定値Kbと比較する。予想帯域に対する発生帯域の比は約0.3(=5/15)であるため、所定値Kb=1とすると、予想帯域に対する発生帯域の比≦Kbである。したがって、光パス設定処理部104は、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多いと判定する。
また、光パス設定処理部104は、例えば、デマンド発生情報DB133に登録されたデマンド発生の日時からデマンド発生の平均時間間隔を取得し、光パス生成時間DB136から光パス生成時間を取得する。光パス設定処理部104は、デマンド発生の平均時間間隔と光パス生成時間を比較することにより光パス生成時間の長短を判定する。なお、図9において、デマンド発生の平均時間間隔を算出するためのデマンド情報は、便宜上、図示を省略する。
例えば、デマンド発生の平均時間間隔を60秒とすると、光パス生成時間は20秒(<60秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が短いと判定する。
このように、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多く、光パス生成時間が短いため、光パス設定処理部104は、図10に示されるように、未使用のプールパスP9を削除する。このとき、光パス設定処理部104は、始点ノード#2及び終点ノード#1の各光伝送装置2にプールパスP9の削除を指示する。光パス設定処理部104は、削除後、図9に示されるように、光パス管理DB135からプールパスP9の情報を削除する。
これにより、ノード#1及びノード#2において、プールパスP9の波長λ6が、他の経路が指定された新たなデマンドに備えて確保される。
(例2)
図11は、光パスの管理動作の例2を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多いためにプールパスP9の帯域が余っており、また、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より長いため、プールパスP9が維持される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図11は、光パスの管理動作の例2を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多いためにプールパスP9の帯域が余っており、また、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より長いため、プールパスP9が維持される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図11には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び光パス管理DB135が示されている。本例では、光パス生成時間が、例1とは異なり150秒であるが、その他の各種の条件は例1と同じである。したがって、例えば、デマンド発生の平均時間間隔を60秒とすると、光パス生成時間は150秒(>60秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が長いと判定する。
このように、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多く、光パス生成時間が長いため、光パス設定処理部104は未使用のプールパスP9を維持する。これにより、新たなデマンドが発生しても、ネットワーク監視制御装置1は、そのデマンドに応じて適時にプールパスP9を提供できる。これに対し、仮にプールパスP9が削除されると、光パス生成時間が長いため、デマンドが発生後、即時にプールパスP9を再生成することができずに呼損が生ずるおそれがある。
(例3)
図12は、光パスの管理動作の例3を示す図である。本例では、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より短いため、光パス設定パラメータ制御部105は、上記のステップSt59におけるプールパスの設定条件である空き帯域の合計の閾値THを減少させることにより、光パスの設定タイミングを遅くする。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図12は、光パスの管理動作の例3を示す図である。本例では、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より短いため、光パス設定パラメータ制御部105は、上記のステップSt59におけるプールパスの設定条件である空き帯域の合計の閾値THを減少させることにより、光パスの設定タイミングを遅くする。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図12には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び閾値DB137が示されている。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多い。なお、本例における各種の条件は例1と同じである。例えば、デマンド発生の平均時間間隔を60秒とすると、光パス生成時間は20秒(<60秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が短いと判定する。
光パス設定パラメータ制御部105は、上記の判定結果に従い、閾値THを小さくすることにより光パスの設定タイミングを遅くする。より具体的には、光パス設定パラメータ制御部105は閾値THを5(Gbps)から2(Gbps)に変更する。このため、光パス設定処理部104は、全体の空き帯域が5(Gbps)となるタイミングより遅いタイミング、つまり、全体の空き帯域が2(Gbps)となるタイミングでプールパスを追加する。
このように、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間が短い場合、プールパスの設定タイミングを遅くする。この場合、新たなデマンドが発生しても、光パス生成時間が短いため、呼損が生ずるおそれはない。また、プールパスの設定タイミングを遅くすることにより、無駄なプールパスの生成が抑制されるため、ネットワークNW内の波長リソースの使用効率が向上される。
(例4)
図13は、光パスの管理動作の例4を示す図である。本例では、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より長いため、光パス設定パラメータ制御部105は、上記のステップSt59におけるプールパスの設定条件である空き帯域の合計の閾値THを増加させることにより、光パスの設定タイミングを早める。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図13は、光パスの管理動作の例4を示す図である。本例では、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より長いため、光パス設定パラメータ制御部105は、上記のステップSt59におけるプールパスの設定条件である空き帯域の合計の閾値THを増加させることにより、光パスの設定タイミングを早める。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図13には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び閾値DB137が示されている。なお、本例における各種の条件は、閾値THを除くと、例3と同じである。例えば、デマンド発生の平均時間間隔を60秒とすると、光パス生成時間は150秒(>60秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が長いと判定する。
光パス設定パラメータ制御部105は、上記の判定結果に従い、閾値THを大きくすることにより光パスの設定タイミングを遅くする。より具体的には、光パス設定パラメータ制御部105は閾値THを5(Gbps)から7(Gbps)に変更する。このため、光パス設定処理部104は、全体の空き帯域が5(Gbps)となるタイミングより早いタイミング、つまり、全体の空き帯域が7(Gbps)となるタイミングでプールパスを追加する。
このように、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間が長い場合、プールパスの設定タイミングを早める。このため、光パス生成時間は長いが、デマンドの発生を見込んで早めのタイミングでプールパスが設定されるため、呼損が生ずるおそれはない。
(例5)
図14及び図15は、光パスの管理動作の例5を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多いためにデフォルトパスP1,P8の帯域が余っており、そのデマンドの発生状況がデフォルトパス管理周期Taにわたり継続すると判断されるため、1本のデフォルトパスP8が削除される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図14及び図15は、光パスの管理動作の例5を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多いためにデフォルトパスP1,P8の帯域が余っており、そのデマンドの発生状況がデフォルトパス管理周期Taにわたり継続すると判断されるため、1本のデフォルトパスP8が削除される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路を挙げる。
図14には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び光パス管理DB135が示されている。また、図15には、デフォルトパスP8の削除前及び削除後における始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ光パスのイメージが示されている。
図14を参照すると、デマンド予想情報DB132には予想帯域として15(Gbps)が登録されており、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路には、予想帯域の5(Gbps)に従いデフォルトパスP2(図15参照)が設定されているとする。このため、光パス管理DB135には、デフォルトパスP1,P8が登録されている。
本例は、例1の時点(2016/9/1(2016年9月1日))から、一例として1か月が経過した後の時点(2016/10/1(2016年10月1日))を前提とする。デマンド発生情報DB133には、「2016/10/1」の日時に関し、発生帯域として合計5(Gbps)(=2.5+2.5)が登録されている。なお、「2016/9/1」と「2016/10/1」の間の日時のデマンド発生情報の図示は省略する。
光パス設定処理部104は、予想帯域に対する発生帯域の比を算出して、所定値Kbと比較する。予想帯域に対する発生帯域の比は約0.3(=5/15)であるため、所定値Kb=1とすると、予想帯域に対する発生帯域の比≦Kbである。したがって、光パス設定処理部104は、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多いと判定する。
また、光パス設定処理部104は、デマンド発生情報DB133を参照した結果、例えば、「2016/9/1」から「2016/10/1」までの1か月間内に、発生帯域の合計が5(Gbps)より大きい日がない場合、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多い状況に継続性があると判定する。つまり、光パス設定処理部104は、デマンドの履歴からデマンドの発生状況に継続性があると判定する。
また、光パス設定処理部104は、例えば、デマンド発生情報DB133に登録されたデマンド発生の日時からデマンド発生の平均時間間隔を取得し、光パス生成時間DB136から光パス生成時間を取得する。光パス設定処理部104は、デマンド発生の平均時間間隔と光パス生成時間を比較することにより光パス生成時間の長短を判定する。なお、図14において、デマンド発生の平均時間間隔を算出するためのデマンド情報は、便宜上、図示を省略する。
例えば、デマンド発生の平均時間間隔を60秒とすると、光パス生成時間は150秒(>60秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が長いと判定する。
このように、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に多く、その発生状況に継続性があるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が長いと判定した場合でも、図15に示されるように、未使用のデフォルトパスP8を削除する。このとき、光パス設定処理部104は、始点ノード#2から終点ノード#1の各光伝送装置2にデフォルトパスP8の削除を指示する。光パス設定処理部104は、削除後、図14に示されるように、光パス管理DB135からデフォルトパスP8の情報を削除する。
これにより、ノード#1及びノード#2において、デフォルトパスP8の波長λ4が、他の経路が指定された新たなデマンドに備えて確保される。
(例6)
図16及び図17は、光パスの管理動作の例6を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ないためにプールパスP2の空き帯域が少なくなっており、また、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より短いため、1本だけプールパスP7が追加される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図16及び図17は、光パスの管理動作の例6を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ないためにプールパスP2の空き帯域が少なくなっており、また、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より短いため、1本だけプールパスP7が追加される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図16には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び光パス管理DB135が示されている。また、図17には、プールパスP7の追加前及び追加後における始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ光パスのイメージが示されている。
図16を参照すると、デマンド予想情報DB132には予想帯域として5(Gbps)が登録されており、デマンド発生情報DB133には発生帯域として合計10(Gbps)(=2+3+5)が登録されている。始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路には、予想帯域の5(Gbps)に従いデフォルトパスP2(図17参照)が設定されているとする。このため、光パス管理DB135には、初期状態においてデフォルトパスP2が登録されている。なお、プールパスP7は後に追加で登録される。
光パス設定処理部104は、予想帯域に対する発生帯域の比を算出して、所定値Kaと比較する。予想帯域に対する発生帯域の比は2(=10/5)であるため、所定値Ka=1.5とすると、予想帯域に対する発生帯域の比≧Kaである。したがって、光パス設定処理部104は、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ないと判定する。
また、光パス設定処理部104は、例えば、デマンド発生情報DB133に登録されたデマンド発生の日時からデマンド発生の平均時間間隔を取得し、光パス生成時間DB136から光パス生成時間を取得する。光パス設定処理部104は、デマンド発生の平均時間間隔と光パス生成時間を比較することにより光パス生成時間の長短を判定する。なお、図16において、デマンド発生の平均時間間隔を算出するためのデマンド情報は、便宜上、図示を省略する。
例えば、デマンド発生の平均時間間隔を90秒とすると、光パス生成時間は30秒(<90秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が短いと判定する。
このように、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少なく、光パス生成時間が短いため、光パス設定処理部104は、図17に示されるように、1本だけプールパスP7を追加する。このとき、光パス設定処理部104は始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4の各光伝送装置2にプールパスP7の生成を指示する。光パス設定処理部104は、追加後、図16に示されるように、光パス管理DB135にプールパスP7の情報を登録する。
したがって、ネットワーク監視制御装置1は、光パス生成時間に応じた適切な本数(本例では1本)のプールパスP7をデマンドの発生に先立って準備することができる。
(例7)
図18及び図19は、光パスの管理動作の例7を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ないためにプールパスP2の空き帯域が少なくなっており、また、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より長いため、2本のプールパスP7,P10が追加される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図18及び図19は、光パスの管理動作の例7を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ないためにプールパスP2の空き帯域が少なくなっており、また、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より長いため、2本のプールパスP7,P10が追加される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図18には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び光パス管理DB135が示されている。また、図19には、プールパスP7,P10の追加前及び追加後における始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ光パスのイメージが示されている。
本例では、光パス生成時間が、例6とは異なり180秒であるが、その他の各種の条件は例6と同じである。したがって、例えば、デマンド発生の平均時間間隔を90秒とすると、光パス生成時間は180秒(>90秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が長いと判定する。
このように、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少なく、光パス生成時間が長いため、光パス設定処理部104は、図19に示されるように、2本のプールパスP7,P10を追加する。このとき、光パス設定処理部104は始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4の各光伝送装置2にプールパスP7,P10の生成を指示する。光パス設定処理部104は、追加後、図18に示されるように、光パス管理DB135にプールパスP7,P10の情報を登録する。
したがって、ネットワーク監視制御装置1は、光パス生成時間に応じた適切な本数(本例では2本)のプールパスP7,P10をデマンドの発生に先立って準備することができる。
(例8)
図20は、光パスの管理動作の例8を示す図である。本例では、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より短いため、光パス設定パラメータ制御部105は、上記のステップSt59におけるプールパスの設定条件である空き帯域の合計の閾値THを減少させることにより、光パスの設定タイミングを遅くする。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図20は、光パスの管理動作の例8を示す図である。本例では、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より短いため、光パス設定パラメータ制御部105は、上記のステップSt59におけるプールパスの設定条件である空き帯域の合計の閾値THを減少させることにより、光パスの設定タイミングを遅くする。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図20には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び閾値DB137が示されている。デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ない。なお、本例における各種の条件は例6と同じである。例えば、デマンド発生の平均時間間隔を90秒とすると、光パス生成時間は30秒(<90秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が短いと判定する。
光パス設定パラメータ制御部105は、上記の判定結果に従い、閾値THを小さくすることにより光パスの設定タイミングを遅くする。より具体的には、光パス設定パラメータ制御部105は閾値THを5(Gbps)から3(Gbps)に変更する。このため、光パス設定処理部104は、全体の空き帯域が5(Gbps)となるタイミングより遅いタイミング、つまり、全体の空き帯域が3(Gbps)となるタイミングでプールパスを追加する。
このように、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間が短い場合、プールパスの設定タイミングを遅くする。この場合、新たなデマンドが発生しても、光パス生成時間が短いため、呼損が生ずるおそれはない。また、プールパスの設定タイミングを遅くすることにより、無駄なプールパスの生成が抑制されるため、ネットワークNW内の波長リソースの使用効率が向上される。
(例9)
図21は、光パスの管理動作の例9を示す図である。本例では、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より長いため、光パス設定パラメータ制御部105は、上記のステップSt59におけるプールパスの設定条件である空き帯域の合計の閾値THを増加させることにより、光パスの設定タイミングを早める。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図21は、光パスの管理動作の例9を示す図である。本例では、光パス生成時間がデマンド発生の平均時間間隔より長いため、光パス設定パラメータ制御部105は、上記のステップSt59におけるプールパスの設定条件である空き帯域の合計の閾値THを増加させることにより、光パスの設定タイミングを早める。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図21には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び閾値DB137が示されている。デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ない。なお、本例における各種の条件は、閾値TH及び光パス生成時間を除くと、例6と同じである。例えば、デマンド発生の平均時間間隔を90秒とすると、光パス生成時間は180秒(>90秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が長いと判定する。
光パス設定パラメータ制御部105は、上記の判定結果に従い、閾値THを大きくすることにより光パスの設定タイミングを遅くする。より具体的には、光パス設定パラメータ制御部105は閾値THを5(Gbps)から8(Gbps)に変更する。このため、光パス設定処理部104は、全体の空き帯域が5(Gbps)となるタイミングより早いタイミング、つまり、全体の空き帯域が8(Gbps)となるタイミングでプールパスを追加する。
このように、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間が長い場合、プールパスの設定タイミングを早める。このため、光パス生成時間は長いが、デマンドの発生を見込んで早めのタイミングでプールパスが設定されるため、呼損が生ずるおそれはない。
(例10)
図22及び図23は、光パスの管理動作の例10を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ないためにデフォルトパスP2の帯域が少なくなっており、そのデマンドの発生状況がデフォルトパス管理周期Taにわたり継続すると判断されるため、2本のデフォルトパスP11、P12が追加される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図22及び図23は、光パスの管理動作の例10を示す図である。本例では、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ないためにデフォルトパスP2の帯域が少なくなっており、そのデマンドの発生状況がデフォルトパス管理周期Taにわたり継続すると判断されるため、2本のデフォルトパスP11、P12が追加される場合を挙げる。また、本例では、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ経路を挙げる。
図22には、デマンド予想情報DB132、デマンド発生情報DB133、光パス生成時間DB136、及び光パス管理DB135が示されている。また、図22には、デフォルトパスP11、P12の追加前及び追加後における始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4を結ぶ光パスのイメージが示されている。
図22を参照すると、デマンド予想情報DB132には予想帯域として5(Gbps)が登録されており、始点ノード#2と終点ノード#1を結ぶ経路には、予想帯域の15(Gbps)に従いデフォルトパスP2(図23参照)が設定されているとする。このため、光パス管理DB135には、デフォルトパスP2が登録されている。なお、デフォルトパスP11、P12は後で追加される。
本例は、例6の時点(2016/9/1(2016年9月1日))から、一例として1か月が経過した後の時点(2016/10/1(2016年10月1日))を前提とする。デマンド発生情報DB133には、「2016/10/1」の日時に関し、発生帯域として合計10(Gbps)(=2.5+5+2.5)が登録されている。なお、「2016/9/1」と「2016/10/1」の間の日時のデマンド発生情報の図示は省略する。
光パス設定処理部104は、予想帯域に対する発生帯域の比を算出して、所定値Kaと比較する。予想帯域に対する発生帯域の比は2(=10/5)であるため、所定値Ka=1.5とすると、予想帯域に対する発生帯域の比≦Kaである。したがって、光パス設定処理部104は、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ないと判定する。
また、光パス設定処理部104は、デマンド発生情報DB133を参照した結果、例えば、「2016/9/1」から「2016/10/1」までの1か月間内に、発生帯域の合計が10(Gbps)より小さい日がない場合、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少ない状況に継続性があると判定する。つまり、光パス設定処理部104は、デマンドの履歴からデマンドの発生状況に継続性があると判定する。
また、光パス設定処理部104は、例えば、デマンド発生情報DB133に登録されたデマンド発生の日時からデマンド発生の平均時間間隔を取得し、光パス生成時間DB136から光パス生成時間を取得する。光パス設定処理部104は、デマンド発生の平均時間間隔と光パス生成時間を比較することにより光パス生成時間の長短を判定する。なお、図22において、デマンド発生の平均時間間隔を算出するためのデマンド情報は、便宜上、図示を省略する。
例えば、デマンド発生の平均時間間隔を90秒とすると、光パス生成時間は180秒(>90秒)であるため、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が長いと判定する。
このように、デマンドの予想帯域が発生帯域に比べて十分に少なく、その発生状況に継続性があり、さらに光パス生成時間が長いため、光パス設定処理部104は、図23に示されるように、2本のデフォルトパスP11、P12を追加する。このとき、光パス設定処理部104は、始点ノード#2、中継ノード#3、及び終点ノード#4の各光伝送装置2にデフォルトパスP11、P12の追加を指示する。光パス設定処理部104は、追加後、図22に示されるように、光パス管理DB135にデフォルトパスP11、P12の情報を追加する。
このように、光パス設定処理部104は、光パス生成時間が長い場合、デフォルトパスを追加する。このため、光パス生成時間は長いが、デマンドの発生を見込んでデフォルトパスが設定されるため、呼損が生ずるおそれはない。
図24は、プールパスの管理処理の一例を示すフローチャートである。プールパスの管理処理が実行される期間は、第1期間の一例であり、デフォルトパス管理周期Taの期間より短い。つまり、デフォルトパスの管理処理の期間は、プールパスの管理処理の期間より長い。
動作制御部100は、前回のプールパス管理処理の時点と比べて光パスの空き帯域に変化があったか否かを判定する(ステップSt11)。光パスの空き帯域に変化がない場合(ステップSt11のNo)、処理は終了する。なお、空き帯域の変化は、例えば回線パスの生成または削除により生ずる。
光パスの空き帯域に変化がある場合(ステップSt11のYes)、光パス設定処理部104は、回線管理DB134及び光パス管理DB135から、空き帯域が変化した経路を選択する(ステップSt12)。次に、光パス設定処理部104は、その経路について、デマンド予想情報DB132及びデマンド発生情報DB133から予想帯域及び発生帯域をそれぞれ取得する(ステップSt13)。次に、光パス設定処理部104は、その経路について、光パス生成時間DB136から光パス生成時間を取得する(ステップSt14)。
次に、光パス設定処理部104は、予想帯域に対する発生帯域の比と所定値Kaを比較する(ステップSt15)。光パス設定処理部104は、その比が所定値Ka以上である場合(ステップSt15のYes)、光パス生成時間に応じプールパスを増加させる(ステップSt16)。この処理の例としては、上記の例6及び例7が挙げられる。
次に、光パス設定処理部104は、光パス生成時間に応じ閾値THを変更する(ステップSt17)。この処理の例としては、上記の例8及び例9が挙げられる。
次に、光パス設定処理部104は、前回のプールパス管理周期Tbの到来時と比べて空き帯域が変化した他の経路の有無を判定する(ステップSt21)。光パス設定処理部104は、他の経路がない場合(ステップSt21のNo)、処理を終了し、他の経路がある場合(ステップSt21のYes)、他の経路を選択し(ステップSt12)、ステップSt13以降の処理を実行する。
また、光パス設定処理部104は、予想帯域に対する発生帯域の比が所定値Kaより小さい場合(ステップSt15のNo)、その比と所定値Kbを比較する(ステップSt18)。その比が所定値Kbより大きい場合(ステップSt18のNo)、ステップSt21の処理が実行される。また、光パス設定処理部104は、その比が所定値Kb以下である場合(ステップSt18のYes)、光パス生成時間に応じプールパスを減少させる(ステップSt19)。この処理の例としては、上記の例1及び例2が挙げられる。
次に、光パス設定処理部104は、光パス生成時間に応じ閾値THを変更する(ステップSt20)。この処理の例としては、上記の例3及び例4が挙げられる。その後、ステップSt21の処理が実行される。このようにして、プールパスの管理処理は実行される。なお、本例のプールパスの管理処理は、光パスの空き帯域の変化を契機として実行されたが、これに限定されず、デフォルトパス管理周期Taより短い所定の周期の到来を契機として実行されてもよい。
なお、上記のステップSt16とステップSt17は、何れか一方のみが実行されてもよいが、両方が実行されることにより、デマンドに応じて、より適時に光パスを提供することが可能となる。これは、上記のステップSt19とステップSt20についても同様である。
図25及び図26は、デフォルトパスの管理処理の一例を示すフローチャートである。動作制御部100は、デフォルトパス管理周期Taが到来したか否かを判定する(ステップSt31)。デフォルトパス管理周期Taが到来していない場合(ステップSt31のNo)、処理は終了する。なお、動作制御部100は、例えばタイマによりデフォルトパス管理周期Taの到来を検出して、その旨を光パス設定処理部104に通知する。また、デフォルトパスの管理処理が実行される期間は、第2期間の一例であり、プールパスの管理処理の実行期間より長い。
デフォルトパス管理周期Taが到来した場合(ステップSt31のYes)、光パス設定処理部104は、ネットワーク構成DB130から経路を選択する(ステップSt32)。次に、光パス設定処理部104は、その経路について、デマンド予想情報DB132及びデマンド発生情報DB133から予想帯域及び発生帯域をそれぞれ取得する(ステップSt33)。次に、光パス設定処理部104は、その経路について、光パス生成時間DB136から光パス生成時間を取得する(ステップSt34)。
次に、光パス設定処理部104は、予想帯域に対する発生帯域の比と所定値Kaを比較する(ステップSt35)。光パス設定処理部104は、その比が所定値Ka以上である場合(ステップSt35のYes)、デマンド発生情報DB133から、今回のデフォルトパス管理周期Ta内において発生帯域が所定値Maより小さい日の有無を判定する(ステップSt36)。
光パス設定処理部104は、発生帯域が所定値Maより小さい日がある場合(ステップSt36のYes)、光パス生成時間に応じプールパスを増加させる(ステップSt39)。この処理の例としては、上記の例6及び例7が挙げられる。
次に、光パス設定処理部104は、光パス生成時間に応じ閾値THを変更する(ステップSt40)。この処理の例としては、上記の例8及び例9が挙げられる。
次に、光パス設定処理部104は、他の経路の有無を判定する(ステップSt38)。光パス設定処理部104は、他の経路がない場合(ステップSt38のNo)、処理を終了し、他の経路がある場合(ステップSt38のYes)、他の経路を選択し(ステップSt32)、ステップSt33以降の処理を実行する。
また、光パス設定処理部104は、発生帯域が所定値Maより小さい日がない場合(ステップSt36のNo)、光パス生成時間に応じデフォルトパスを増加させる(ステップSt37)。この処理の例としては、上記の例10が挙げられる。なお、例10において、所定値Maは10(Gbps)となる。その後、ステップSt38の処理が実行される。
また、光パス設定処理部104は、予想帯域に対する発生帯域の比が所定値Kaより小さい場合(ステップSt35のNo)、その比と所定値Kbを比較する(ステップSt41)。その比が所定値Kbより大きい場合(ステップSt41のNo)、ステップSt38の処理が実行される。また、光パス設定処理部104は、その比が所定値Kb以下である場合(ステップSt41のYes)、デマンド発生情報DB133から、今回のデフォルトパス管理周期Ta内において発生帯域が所定値Mbより大きい日の有無を判定する(ステップSt42)。
光パス設定処理部104は、発生帯域が所定値Mbより大きい日がある場合(ステップSt42のYes)、光パス生成時間に応じプールパスを減少させる(ステップSt44)。この処理の例としては、上記の例1及び例2が挙げられる。
次に、光パス設定処理部104は、光パス生成時間に応じ閾値THを変更する(ステップSt45)。この処理の例としては、上記の例3及び例4が挙げられる。
また、光パス設定処理部104は、発生帯域が所定値Mbより大きい日がない場合(ステップSt42のNo)、光パス生成時間に応じデフォルトパスを減少させる(ステップSt43)。この処理の例としては、上記の例5が挙げられる。なお、例5において、所定値Mbは5(Gbps)となる。その後、ステップSt38の処理が実行される。
このように、光パス設定処理部104は、プールパスの管理処理が実行される期間より長い期間ごとに、その期間内のデマンドの履歴に基づきデフォルトパスを増減する。したがって、ネットワーク監視制御装置1は、デマンドの発生状況の継続性に応じて光パスを準備することができる。
なお、上記のステップSt39とステップSt40は、何れか一方のみが実行されてもよいが、両方が実行されることにより、デマンドに応じて、より適時に光パスを提供することが可能となる。これは、上記のステップSt44とステップSt45についても同様である。
次に、光パス生成時間の測定対象経路について述べる。
図27は、光パス生成時間の測定対象経路の一例を示す図である。図27において、点線の矢印は測定対象経路を示し、また、ノード#1〜#6ごとにその種類(Type−A〜C)が示されている。ノード#1,#2の種類は「Type−A」であり、ノード#3,#6の種類は「Type−B」であり、ノード#4,#5の種類は「Type−C」である。
本例において、生成時間測定部106は、1ホップの距離の光パスについて光パス生成時間を測定する。符号G1で示されるように、全経路の光パス生成時間を測定する場合、測定対象経路の数は9本となる。これに対し、符号G2で示されるように、経路上のノードの種類の組み合わせごとに光パス生成時間を測定する場合、測定対象経路の数は5本で済む。
この場合、ノード#1とノード#6の間の光パスについて見ると、ノード#1が「Type−A」であり、ノード#6が「Type−B」である。このため、ノード#1とノード#6の間の光パスの光パス生成時間は、これと同様に「Type−A」と「Type−B」の組み合わせであるノード#2とノード#3の間の光パスの光パス生成時間と同一であるとみなされる。
また、ノード#2とノード#6も「Type−A」と「Type−B」の組み合わせであるため、その光パス生成時間は、ノード#2とノード#3の間の光パスの光パス生成時間と同一であるとみなされる。さらにノード#5とノード#6は「Type−C」と「Type−B」の組み合わせであるため、その光パス生成時間は、ノード#3とノード#4の間の光パスの光パス生成時間と同一であるとみなされる。
図28は、光パス生成時間の測定対象経路の他例を示す図である。図28において、図27と共通する事項の説明は省略する。
本例において、生成時間測定部106は、ノード#1から2ホップの距離の光パスについて光パス生成時間を測定する。符号G3で示されるように、全経路の光パス生成時間を測定する場合、測定対象経路の数は5本となる。これに対し、符号G4で示されるように、経路上のノードの種類の組み合わせごとに光パス生成時間を測定する場合、測定対象経路の数は4本で済む。
この場合、ノード#1、ノード#2、及びノード#6を経由する光パスについて見ると、ノード#1,#2が「Type−A」であり、ノード#6が「Type−B」である。このため、ノード#1、ノード#2、及びノード#6を経由する光パスの光パス生成時間は、これと同様に2個の「Type−A」と1個の「Type−B」の組み合わせである、ノード#1、ノード#2、及びノード#3を経由する光パスの光パス生成時間と同一であるとみなされる。
このように、生成時間測定部106は、光パス上の各ノードの種類の組み合わせごとに光パス生成時間の測定を実行することにより、測定処理の所要時間や光パス生成時間DB136のデータ量を削減することができる。
これまで述べた実施例において、光パス設定パラメータ制御部105は、プールパスを追加で設定するタイミングを、光パス生成時間と空き帯域の合計に基づいて制御したが、以下に述べるように、光パス生成時間と未使用のプールパスの本数に基づいて制御してもよい。この場合、閾値DB137には、光パスの空き帯域の合計の閾値THに代えて、未使用のプールパスの本数の閾値THが登録される。
図29は、閾値DB137の他例を示す図である。閾値DB137には、未使用のプールパスの本数、つまり全ての帯域が空いている光パスの本数の閾値THが登録されている。
光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間に応じて閾値THを調整する。例えば、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間が30秒であるとき、閾値THを3本に制御し、光パス生成時間が180秒であるとき、閾値THを4本に制御する。
このため、光パス生成時間が短い場合、未使用のプールパスの本数が3本になったときに新たなプールパスが設定され、光パス生成時間が長い場合、未使用のプールパスの本数が4本になったときに新たなプールパスが設定される。このため、プールパスを追加で設定するタイミングが、光パス生成時間と未使用のプールパスの本数に基づいて制御される。
図30は、本例のデマンドの収容処理を示すフローチャートである。図30において、図8と共通する処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
ステップSt58の処理後、光パス設定処理部104は、回線パスの収容先の光パスと共通のノード#1〜#6を経由する光パスであって、全ての帯域が空いているプールパス(未使用のプールパス)の本数を閾値THと比較する(ステップSt59a)。このとき、光パス設定処理部104は、光パス管理DB135及び回線管理DB134の内容からプールパスの本数を算出する。プールパスの本数が閾値THより大きい場合(ステップSt59aのNo)、ステップSt53以降の処理が実行される。
また、プールパスの本数が閾値TH以下である場合(ステップSt59のYes)、光パス設定処理部104は、プールパスを追加で設定する(ステップSt60)。次に、光パス設定処理部104は、追加したプールパスを光パス管理DB135に登録する(ステップSt61)。その後、ステップSt53以降の処理が実行される。このため、プールパスの追加は、未使用のプールパスの本数に応じて行われる。
また、本例の光パス設定パラメータ制御部105は、図24を参照して述べたように、プールパスの管理処理において、光パス生成時間に応じ閾値THを変更する(ステップSt17,St20)。これにより、上述したように、プールパスを追加で設定するタイミングが、閾値THに応じて変更される。
さらに、本例の光パス設定パラメータ制御部105は、図26を参照して述べたように、デフォルトパスの管理処理において、光パス生成時間に応じ閾値THを変更する(ステップSt40,St45)。これにより、上述したように、プールパスを追加で設定するタイミングが、閾値THに応じて変更される。
このように、光パス設定処理部104は、回線パスの収容先の光パスと共通のノード#1〜#6を経由する光パスであって、全ての帯域が空いているプールパスの本数が閾値TH以下となったとき、プールパスを設定する。また、光パス設定パラメータ制御部105は、光パス生成時間に応じ閾値THを調整する。
このため、閾値THが増加した場合、デマンドの発生に従い未使用のプールパスの本数が減少して閾値TH以下となるタイミングが早まり、また、閾値THが減少した場合、デマンドの発生に従い未使用のプールパスの本数が減少して閾値TH以下となるタイミングが遅くなる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する設定処理部と、
前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する制御部とを有することを特徴とするネットワーク制御装置。
(付記2) 前記設定処理部は、要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当て、前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスであって、全ての帯域が空いている光パスの本数が閾値以下となったとき、前記光パスを設定し、
前記制御部は、前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御することを特徴とする付記1に記載のネットワーク制御装置。
(付記3) 前記設定処理部は、要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当て、前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスの空き帯域の合計が閾値以下となったとき、前記光パスを設定し、
前記制御部は、前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御することを特徴とする付記1に記載のネットワーク制御装置。
(付記4) 前記複数のノードに対し前記所要時間の測定を実行する測定部と、
前記測定部が測定した前記所要時間を記憶する記憶部とを有することを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載のネットワーク制御装置。
(付記5) 前記測定部は、前記複数のノードの各々の種類の組み合わせごとに前記所要時間の測定を実行することを特徴とする付記4に記載のネットワーク制御装置。
(付記6) 前記測定部は、前記所要時間として、前記複数のノードに前記光パスの生成を指示してから前記光パスの伝送品質が所定の条件を満たすまでの時間を測定することを特徴とする付記4または5に記載のネットワーク制御装置。
(付記7) 前記制御部は、第1期間において前記タイミングを制御し、
前記設定処理部は、前記第1期間より長い第2期間ごとに、前記第2期間内の前記要求の履歴に基づき前記ネットワーク内の前記光パスを増減することを特徴とする付記2に記載のネットワーク制御装置。
(付記8) ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する工程と、
前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する工程とを、コンピュータが実行することを特徴とするネットワーク制御方法。
(付記9) 要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当てる工程と、
前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスであって、全ての帯域が空いている光パスの本数が閾値以下となったとき、前記光パスを設定する工程と、
前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記8に記載のネットワーク制御方法。
(付記10) 要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当てる工程と、
前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスの空き帯域の合計が閾値以下となったとき、前記光パスを設定する工程と、
前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記8に記載のネットワーク制御方法。
(付記11) 前記複数のノードに対し前記所要時間の測定を実行する工程と、
測定した前記所要時間を記憶する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記8乃至10の何れかに記載のネットワーク制御方法。
(付記12) 前記所要時間の測定を実行する工程において、前記複数のノードの各々の種類の組み合わせごとに前記所要時間の測定を実行することを特徴とする付記11に記載のネットワーク制御方法。
(付記13) 前記所要時間の測定を実行する工程において、前記所要時間として、前記複数のノードに前記光パスの生成を指示してから前記光パスの伝送品質が所定の条件を満たすまでの時間を測定することを特徴とする付記11または12に記載のネットワーク制御方法。
(付記14) 第1期間において前記タイミングを制御する工程と、
前記第1期間より長い第2期間ごとに、前記第2期間内の前記要求の履歴に基づき前記ネットワーク内の前記光パスを増減する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記9または10に記載のネットワーク制御方法。
(付記15) ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定し、
前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク制御プログラム。
(付記16) 要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当てる処理と、
前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスであって、全ての帯域が空いている光パスの本数が閾値以下となったとき、前記光パスを設定する処理と、
前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御する処理とを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記15に記載のネットワーク制御プログラム。
(付記17) 要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当てる処理と、
前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスの空き帯域の合計が閾値以下となったとき、前記光パスを設定する処理と、
前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御する処理とを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記15に記載のネットワーク制御プログラム。
(付記18) 前記複数のノードに対し前記所要時間の測定を実行する処理と、
測定した前記所要時間を記憶する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記15乃至17の何れかに記載のネットワーク制御プログラム。
(付記19) 前記所要時間の測定を実行する処理において、前記複数のノードの各々の種類の組み合わせごとに前記所要時間の測定を実行することを特徴とする付記18に記載のネットワーク制御プログラム。
(付記20) 前記所要時間の測定を実行する処理において、前記所要時間として、前記複数のノードに前記光パスの生成を指示してから前記光パスの伝送品質が所定の条件を満たすまでの時間を測定することを特徴とする付記18または19に記載のネットワーク制御プログラム。
(付記21) 第1期間において前記タイミングを制御する処理と、
前記第1期間より長い第2期間ごとに、前記第2期間内の前記要求の履歴に基づき前記ネットワーク内の前記光パスを増減する処理とを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記16または17に記載のネットワーク制御プログラム。
(付記1) ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する設定処理部と、
前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する制御部とを有することを特徴とするネットワーク制御装置。
(付記2) 前記設定処理部は、要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当て、前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスであって、全ての帯域が空いている光パスの本数が閾値以下となったとき、前記光パスを設定し、
前記制御部は、前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御することを特徴とする付記1に記載のネットワーク制御装置。
(付記3) 前記設定処理部は、要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当て、前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスの空き帯域の合計が閾値以下となったとき、前記光パスを設定し、
前記制御部は、前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御することを特徴とする付記1に記載のネットワーク制御装置。
(付記4) 前記複数のノードに対し前記所要時間の測定を実行する測定部と、
前記測定部が測定した前記所要時間を記憶する記憶部とを有することを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載のネットワーク制御装置。
(付記5) 前記測定部は、前記複数のノードの各々の種類の組み合わせごとに前記所要時間の測定を実行することを特徴とする付記4に記載のネットワーク制御装置。
(付記6) 前記測定部は、前記所要時間として、前記複数のノードに前記光パスの生成を指示してから前記光パスの伝送品質が所定の条件を満たすまでの時間を測定することを特徴とする付記4または5に記載のネットワーク制御装置。
(付記7) 前記制御部は、第1期間において前記タイミングを制御し、
前記設定処理部は、前記第1期間より長い第2期間ごとに、前記第2期間内の前記要求の履歴に基づき前記ネットワーク内の前記光パスを増減することを特徴とする付記2に記載のネットワーク制御装置。
(付記8) ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する工程と、
前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する工程とを、コンピュータが実行することを特徴とするネットワーク制御方法。
(付記9) 要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当てる工程と、
前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスであって、全ての帯域が空いている光パスの本数が閾値以下となったとき、前記光パスを設定する工程と、
前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記8に記載のネットワーク制御方法。
(付記10) 要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当てる工程と、
前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスの空き帯域の合計が閾値以下となったとき、前記光パスを設定する工程と、
前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記8に記載のネットワーク制御方法。
(付記11) 前記複数のノードに対し前記所要時間の測定を実行する工程と、
測定した前記所要時間を記憶する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記8乃至10の何れかに記載のネットワーク制御方法。
(付記12) 前記所要時間の測定を実行する工程において、前記複数のノードの各々の種類の組み合わせごとに前記所要時間の測定を実行することを特徴とする付記11に記載のネットワーク制御方法。
(付記13) 前記所要時間の測定を実行する工程において、前記所要時間として、前記複数のノードに前記光パスの生成を指示してから前記光パスの伝送品質が所定の条件を満たすまでの時間を測定することを特徴とする付記11または12に記載のネットワーク制御方法。
(付記14) 第1期間において前記タイミングを制御する工程と、
前記第1期間より長い第2期間ごとに、前記第2期間内の前記要求の履歴に基づき前記ネットワーク内の前記光パスを増減する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記9または10に記載のネットワーク制御方法。
(付記15) ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定し、
前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク制御プログラム。
(付記16) 要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当てる処理と、
前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスであって、全ての帯域が空いている光パスの本数が閾値以下となったとき、前記光パスを設定する処理と、
前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御する処理とを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記15に記載のネットワーク制御プログラム。
(付記17) 要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当てる処理と、
前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスの空き帯域の合計が閾値以下となったとき、前記光パスを設定する処理と、
前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御する処理とを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記15に記載のネットワーク制御プログラム。
(付記18) 前記複数のノードに対し前記所要時間の測定を実行する処理と、
測定した前記所要時間を記憶する工程とを、前記コンピュータが実行することを特徴とする付記15乃至17の何れかに記載のネットワーク制御プログラム。
(付記19) 前記所要時間の測定を実行する処理において、前記複数のノードの各々の種類の組み合わせごとに前記所要時間の測定を実行することを特徴とする付記18に記載のネットワーク制御プログラム。
(付記20) 前記所要時間の測定を実行する処理において、前記所要時間として、前記複数のノードに前記光パスの生成を指示してから前記光パスの伝送品質が所定の条件を満たすまでの時間を測定することを特徴とする付記18または19に記載のネットワーク制御プログラム。
(付記21) 第1期間において前記タイミングを制御する処理と、
前記第1期間より長い第2期間ごとに、前記第2期間内の前記要求の履歴に基づき前記ネットワーク内の前記光パスを増減する処理とを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記16または17に記載のネットワーク制御プログラム。
1 ネットワーク監視制御装置
10 CPU
11 ROM
13 ストレージ
104 光パス設定処理部
105 光パス設定パラメータ制御部
106 生成時間測定部
135 光パス管理DB
136 光パス生成時間DB
137 閾値DB
10 CPU
11 ROM
13 ストレージ
104 光パス設定処理部
105 光パス設定パラメータ制御部
106 生成時間測定部
135 光パス管理DB
136 光パス生成時間DB
137 閾値DB
Claims (9)
- ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する設定処理部と、
前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する制御部とを有することを特徴とするネットワーク制御装置。 - 前記設定処理部は、要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当て、前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスであって、全ての帯域が空いている光パスの本数が閾値以下となったとき、前記光パスを設定し、
前記制御部は、前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。 - 前記設定処理部は、要求に応じて前記ネットワーク内に設定済みの光パスの帯域を回線パスに割り当て、前記設定済みの光パスのうち、前記複数のノードを経由する光パスの空き帯域の合計が閾値以下となったとき、前記光パスを設定し、
前記制御部は、前記所要時間に応じ前記閾値を調整することにより前記タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。 - 前記複数のノードに対し前記所要時間の測定を実行する測定部と、
前記測定部が測定した前記所要時間を記憶する記憶部とを有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のネットワーク制御装置。 - 前記測定部は、前記複数のノードの各々の種類の組み合わせごとに前記所要時間の測定を実行することを特徴とする請求項4に記載のネットワーク制御装置。
- 前記測定部は、前記所要時間として、前記複数のノードに前記光パスの生成を指示してから前記光パスの伝送品質が所定の条件を満たすまでの時間を測定することを特徴とする請求項4または5に記載のネットワーク制御装置。
- 前記制御部は、第1期間において前記タイミングを制御し、
前記設定処理部は、前記第1期間より長い第2期間ごとに、前記第2期間内の前記要求の履歴に基づき前記ネットワーク内の前記光パスを増減することを特徴とする請求項2または3に記載のネットワーク制御装置。 - ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定する工程と、
前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する工程とを、コンピュータが実行することを特徴とするネットワーク制御方法。 - ネットワーク内の複数のノードを経由する光パスを設定し、
前記複数のノードによる前記光パスの生成の所要時間に応じ、前記光パスを設定するタイミングを制御する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク制御プログラム。
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