JP2018098693A - 画像処理装置、情報処理装置、システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の画像処理装置が使用不可になった場合でも、素早くワークフロータスクを実行することができ、ワークフロー実行時におけるユーザーの利便性を向上させることを目的とする。【解決手段】操作表示部を有する画像処理装置であって、画像処理装置にログインしたユーザーのユーザー識別情報と画像処理装置の装置識別情報とを含む、ユーザーに割り当てられ、画像処理装置において実行することができるワークフローのタスクに関する画面の取得要求を送信する第1の送信手段と、画面を受信する受信手段と、画面を操作表示部に表示する表示手段と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、情報処理装置、システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
現在、ドキュメントを扱う定型的な業務の効率化のために、ワークフローエンジンを使用したドキュメント業務フローの自動実行が注目されている。ワークフローエンジンは、サーバー上で動作し、予め決められたワークフロー手順に従って、サーバー上のドキュメントファイルをプリンタでプリントする、作業者にメールを通知する等のタスクを実行していく。また、ワークフローエンジンは、サーバーとネットワーク接続されたPC等の機器に対し、ドキュメントファイルの保存や移動、編集等の処理を実行させることができる。
更に、ワークフローエンジンは、ワークフローにおけるタスクとして、サーバーとネットワーク接続されたMFP等の機器に対し、ドキュメントファイルのプリント、保存された電子データの送信、といった処理を実行させることができる。また、ワークフローエンジンは、紙文書をスキャンして電子データを送信するといったスキャン処理に関し、ワークフローのタスクで決められているスキャンを実行するための操作指示ボタンをMFP上に予め作成させる。そして、そのボタンをユーザーが選択することでスキャン処理を実行させることがある。
通常、ワークフローにおける処理を実行するMFPはワークフローエンジンが実行するワークフロー定義において決められている。ユーザーはこのワークフロー定義に従ったMFPにおいて、タスク処理を実行する。タスク処理を実行するMFPが故障等により使用できない場合、通常はMFPの故障が回復されるまでタスク処理を実行できない。
特許文献1の技術では、ワークフローのタスクを実行するMFPに異常が発生した場合、ワークフローの上流の装置がこれを検知して、代替MFPにタスク実行させるようにフローを切り替えている。
特開2006−338544号公報
ワークフローのタスクを実行するMFPは予めワークフロー定義によって決められているため、MFPが故障等により使用不可になった場合、ワークフローを実行することができない。特許文献1の技術では、ワークフローのタスクを実行するMFPの異常を検知し、異常が発生した場合に、ワークフローの上流処理を行うMFPが代替MFPを指示し、このMFPにおいてタスク処理を実行するようにワークフローを切り替えている。
しかし、無応答を異常として検知するため検知に時間がかかり、また代替MFPはシステム側が決定するため、ユーザー側で素早く代替MFPを決定することはできない。このため、MFPの故障等を回避したワークフロー実行には時間がかかってしまう。
本発明は、操作表示部を有する画像処理装置であって、前記画像処理装置にログインしたユーザーのユーザー識別情報と前記画像処理装置の装置識別情報とを含む、前記ユーザーに割り当てられ、前記画像処理装置において実行することができるワークフローのタスクに関する画面の取得要求を送信する第1の送信手段と、前記画面を受信する受信手段と、前記画面を前記操作表示部に表示する表示手段と、を有する。
本発明によれば、特定の画像処理装置が使用不可になった場合でも、素早くワークフロータスクを実行することができ、ワークフロー実行時におけるユーザーの利便性を向上させることができる。
ワークフローシステムのシステム構成の一例を示す図である。 MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 WFサーバーのハードウェア構成の一例を示す図である。 ワークフローシステムが実行するワークフローの一例を示した図である。 ワークフローシステムにおける情報処理の一例を示すシーケンス図である。 WFエンジンがユーザーに送信したメールの内容の一例を示す図である。 S512で操作表示部に表示される画面の一例を示す図である。 S512で操作表示部に表示される画面の他の例を示す図である。 実施形態1のWFエンジンの情報処理の流れを示すフローチャートである。 WEBアプリの情報処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2のWFエンジンの情報処理の流れを示すフローチャートである。 図11のS1108の情報処理の一例を示したフローチャートである。 WFエンジンからユーザーに送信されるメールの一例を示す図である。 WFエンジンからユーザーに送信されるメールの他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
(システム構成)
図1は、ワークフローシステムのシステム構成の一例を示す図である。
ワークフローシステムは、MFP101と、ワークフローエンジンが搭載されたサーバー(以下、WFサーバーという)102及びPC103がLAN104で構成されたネットワークによって接続されている。MFP101は、画像処理装置の一例である。WFサーバー102は、情報処理装置の一例である。
MFP101は、紙媒体をスキャンし、そのスキャンデータを基に用紙に画像を形成して印刷するコピー機能や、スキャンデータを電子的なデータとしてWFサーバー102やPC103にネットワーク経由で送信するスキャン送信等の機能を持つ。更に、MFP101は、WFサーバー102等のネットワーク接続された外部機器からの要求により、送信された画像データをプリントアウトしたり、スキャン送信したりする機能も持つ。このとき、プリントやコピー、スキャン送信機能における設定値は、処理実行の要求元であるWFサーバー102が実行要求時にMFP101に指定する。また、MFP101は、WEBブラウザ機能を搭載しており、WFサーバー102で動作するWEBアプリにアクセスして、WEBアプリ画面を操作部画面上に表示し、その画面に対する操作をWEBアプリに通知することができる。
WFサーバー102は、予め指定された処理順に従って順番に処理を実行するワークフローエンジン(以下、WFエンジンという)の機能を搭載している。WFエンジンは、予め指示された処理順が記述されているワークフロー定義に従い、WFサーバー102やPC103におけるファイル操作、メールサーバーへのメール送信、MFP101に対する処理実行要求等の処理を自動的に行う。また、WFサーバー102は、WEBサーバー機能も搭載している。WEBサーバー機能は、WEBアプリを実行することが可能であり、PC103及びMFP101で動作するWEBブラウザからの要求により、WEB画面を生成してWEBブラウザに表示させたり、WEBブラウザを介したユーザーからの指示を受け付けたりする。
(ハードウェア構成)
図2は、MFP101のハードウェア構成の一例を示す図である。
MFP101は、スキャナ213及びプリンタ214を接続すると共に、操作表示部211、操作入力部212、及びLAN104を接続することが可能なコントローラユニット200を備える。
コントローラユニット200は、各種制御プログラムを実行するCPU201を有する。
CPU201は、ROM203に格納されているブートプログラムに基づきMFP101を起動する。また、このCPU201は、HDD204に格納されている制御プログラムを読み出し、RAM202をワークエリアとして所定の処理を実行する。
HDD204には、コピーやスキャン送信の機能を含む各種制御プログラムが格納されており、スキャナ213から読み込んだスキャンデータが格納される。
操作部出力I/F205は、操作表示部211へのデータ出力通信制御を行う。
操作部入力I/F206は、操作入力部212からのデータ入力通信制御を行う。
ネットワークI/F207は、LAN104に接続され、LAN104を介した情報の入出力制御を行う。
スキャナI/F208は、スキャナ213から画像データを入力すると共に、スキャナ制御データの入出力を行う。
プリンタI/F209は、プリンタ214へ出力画像データを出力すると共に、プリンタ制御データの入出力を行う。
以上、201から209までのデバイスがシステムバス210上に配置される。
操作入力部212は、タッチパネルやハードキー等の入力装置を備えた、ユーザーからの指示入力インターフェースである。ハードキーには、紙文書のスキャン実行開始を指示するためのスタートボタン等が存在する。
操作表示部211は、LCDやLED等の表示装置を備えた、ユーザーへの表示インターフェースである。
スキャナ213は、CCD等の光学的な読み取り装置を備え、紙媒体を光学的に走査して、電子的な画像データとして読み取る機能を持つ。
プリンタ214は、電子的な画像データを、用紙等の記録媒体上に画像として形成する機能を持つ。
また、MFP101は、ネットワークI/F207を介して、装置外の機器からプリント処理やスキャン送信等の実行要求を受け付けることができる。処理の実行要求は、実行処理の種別や実行時の設定値情報等と共に、外部機器から依頼され、HDD204やRAM202等に一時保存された後、CPU201によって実行される。
更に、MFP101は、HDD204にWEBブラウザの制御プログラムを格納しており、CPU201によって実行することができる。WEBブラウザは、ネットワークI/F207を介してWEBアプリからHTML等のデータを取得して整形し、操作表示部211に画面を表示することができる。また、WEBブラウザは、操作入力部212に入力されたユーザーからの指示を、同じくネットワークI/F207を介してWEBアプリに通知することができる。
MFP101は、ユーザーIDやパスワードの入力画面(ログイン画面)を操作表示部211に表示し、入力されたユーザー情報を基に、自機のユーザー管理機能又は外部のユーザー管理機能に認証をかけることができる。ログイン画面で正しいユーザー情報が入力された場合に、MFPを操作可能にし、MFPでの処理終了を指示するログアウトの操作によって再びログイン画面に遷移することができる。
CPU201が、ROM203又はHDD204に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、MFP101の機能及び後述する図5のMFP101の処理等が実現される。
図3は、WFサーバー102のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、PC103もWFサーバー102と同様のハードウェア構成を持つ。
WFサーバー102は、LAN104に接続可能な制御部300を持つ。制御部300は、各種制御プログラムを実行するCPU301を有し、WFサーバー102の全体の動作を制御する。CPU301は、ROM303やHDD304に格納されている制御プログラムを読み出し、RAM302をワークエリアとして所定の処理を実行する。HDD304には、WFエンジンやWEBサーバー、及びWEBアプリ等の機能を含む各種制御プログラムが格納されている。また、HDD304には、WFエンジンが実行するワークフロー定義も格納されている。
ネットワークI/F305は、LAN104を介した情報の入出力制御を行う。
操作部出力I/F306は、操作表示部308へのデータ出力通信制御を行う。
操作部入力I/F307は、操作入力部309からのデータ入力通信制御を行う。
以上、301から307までのデバイスが、システムバス310上に配置される。
操作表示部308は、LCDやLED等の表示装置を備えた、ユーザーへの表示インターフェースである。
操作入力部309は、キーボードやマウス等の入力装置を備えた、ユーザーからの指示入力インターフェースである。
また、WFサーバー102では、WEBサーバーが動作している。WFエンジンは、WEBサーバーを利用してWEBアプリが生成するHTMLコンテンツを提供可能である。WFエンジンは、CGI(Common Gateway Interface)等によって動的にコンテンツを作成することができ、ワークフロー実行のための操作画面を提供することができる。
CPU301がROM303又はHDD304に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、WFサーバー102の機能及び後述する図5のWFエンジン、WEBアプリの処理、図9〜図12のフローチャートの処理等が実現される。
(ワークフローの構成と実行)
図4は、ワークフローシステムが実行するワークフローの一例を示した図である。
フロー処理401から404までは、WFエンジンによって実行されるワークフローのそれぞれの処理を表す。フロー処理401から404までが示すワークフローは、ドキュメントを処理するワークフローである。ここでは、フロー処理401から404までが連続的に実行されることを示している。WFエンジンは、ワークフローの開始時に指定された電子データのドキュメントについて、これらの処理を連続的に実行する。
フロー処理401は、承認処理である。承認処理とは、例えばドキュメントを指定してワークフローの開始を指示したユーザーの上長に対して、ドキュメントに記載された内容について承認をもらうための処理である。より具体的には、WFエンジンは、ディレクトリサービスやデータベースから、フローを開始したユーザーの上長のメールアドレスを取得し、承認の依頼とWFエンジンが提供するWEB画面での入力指示とをメールで送信する。WFエンジンが提供するWEB画面において上長が許可する旨の承認結果を入力すると、WFエンジンは、次のフロー処理402を実行する。ここで、上長が却下等、許可以外を入力した場合については、説明の簡略化のため省略する。
フロー処理402は、ドキュメントをMFP101によってプリントする処理である。より具体的には、WFエンジンは、ユーザーに対してこのプリント処理を実行するためにMFPにおいてプリント処理を促すメールを送信する。ユーザーがMFPにおいてログイン処理を行うと、MFPは、WEBブラウザを介してWEBアプリにアクセスする。WEBアプリは、ログイン時のユーザー情報を基にWFエンジンにMFPで実行するべきタスクの有無を問合わせ、タスクが存在する場合に、タスク実行のトリガとなるプリントボタンを表示する。ユーザーによってプリントボタンが指示されると、WEBアプリは、関連付けられたプリント処理を実行するようにMFPに対して指示をする。フロー処理402でプリントを実行すると、WFエンジンは、次のフロー処理403を実行する。
フロー処理403は、MFP101に対して紙文書をスキャンし、スキャンした電子データをWFサーバー102に送信させる処理である。より具体的には、まず、WFエンジンは、ユーザーに対してこのスキャン処理を実行するためにMFPにおいてスキャン処理を促すメールを送信する。先ほどと同様に、ユーザーがMFPにおいてログイン処理を行うと、MFPはWEBブラウザを介してWEBアプリにアクセスする。WEBアプリは、ログイン時のユーザー情報を基にWFエンジンにMFPで実行するべきタスクの有無を問合わせ、タスクが存在する場合に、タスク実行のトリガとなるスキャンボタンを表示する。ユーザーによってスキャンボタンが指示されると、WEBアプリは、関連付けられたスキャン処理を実行するようにMFPに対して指示をする。スキャン処理が実行されると、WFエンジンは、次のフロー処理404を実行する。
フロー処理404は、電子データをPCやファイルサーバー等のファイルシステムに、ファイルとして保存する処理である。より具体的には、WFエンジンは、受信した電子データを、所定のファイル形式に変換したり、ファイル名を変更したりした後、ファイルシステムの指定された場所にファイルを移動する。フロー処理404において、ファイルの移動を完了すると、WFエンジンは、ワークフローの処理をすべて実行した旨のメールをユーザーに送信し、ワークフローの実行を完了する。
このフロー処理401から404までのワークフローは、電子データとして作成した申請書に対して、上長による確認と承認、プリント、プリントした紙文書への捺印やサイン、捺印後の紙文書の電子データとしての保存と紙文書の提出、という処理を順番に行う。
これは、一般的なオフィスで処理されている申請書処理フローに基づく例である。
図4に示したワークフローは、以降の実施形態の説明において、WFエンジンが実行するワークフローの例として使用する。また、ワークフローにおけるフロー処理401から404までは、上述したようにいくつかの処理に細分することができる。
フロー処理401から404までのような、ある程度の詳細処理をまとめたフローの実行単位を、便宜上、タスクと呼ぶ。また、各タスクにおける、メールの送信やファイル名の変更等の詳細な処理実行単位を、便宜上、アクションと呼ぶ。例えば、フロー処理401は一つのタスクと表現することができる。
更に、フロー処理401から404までにおける一連のワークフローは、同一のユーザーによって同時に複数実行されることがある。前述した例のように、購入する物品が異なる複数の物品購入申請書を同じワークフローで処理する場合や、外出する訪問先や日時が異なる外出申請届を同じワークフローで処理する場合等である。
このように、同一のワークフローによって実際に処理する申請書が複数存在し、それらが同時にWFエンジンによって処理されている場合、それぞれのワークフローの処理を、便宜上、ワークフローのインスタンスと呼ぶ。WFエンジンがワークフローを実行する場合、ワークフローのインスタンスを生成し、そのインスタンスにおいてワークフローのタスクやアクションが実行されていく。同一のワークフローが複数同時に実行されている場合でも、各インスタンスによってそれぞれのドキュメントが別々に処理されている。
図5は、ワークフローシステムにおける情報処理の一例を示すシーケンス図である。
ここで、WFエンジン530及びWEBアプリ531は、WFサーバー102上で動作するアプリケーションである。なお、図4で示した一連のワークフロー処理において、MFPの処理を実行するフロー処理402の処理についてのみ記述する。但し、フロー処理403についても同様の処理となる。
S501において、WFエンジン530は、フロー処理401のタスク処理を実行する。
S502において、WFエンジン530は、ワークフローにおける次のタスク処理が、MFP101におけるプリントやスキャンである場合、MFP101を始めとする一連のMFPデバイスの管理情報を取得する。WFエンジン530は、MFPデバイスの管理情報として、各MFPの機能やオプション機器装着状態、現在の稼働状態等を取得する。WFエンジン530は、各MFPから機器状態取得I/Fを通じてMFPデバイスの管理情報を取得してもよいし、各MFPの状態や機能を管理する別管理装置からMFPデバイスの管理情報を取得してもよい。
次に、S503において、WFエンジン530は、取得したMFPの管理情報を基に、次に実行するMFPタスク処理を実行可能なMFPを判別し、そのMFPの情報と共に次に実行するタスク処理の内容を実行ユーザーのPC103に対してメール送信する。
図6は、WFエンジン503がユーザーに送信したメールの内容の一例を示す図である。
メール本文601は、ユーザーがMFPにおいて処理するタスクが存在していることが記載され、タスクの実行を促している。また、タスク実行可能デバイス602には、そのタスクを実行することが可能なデバイスの情報が記載されている。
例えば、カラー印刷が必要なタスク処理の場合、カラー印刷が可能なデバイスのみがタスク実行可能デバイス602に記載される。タスク実行可能デバイス602には、複数のデバイスが記載される場合がある。
次に、図6に示すようなメールを受信したユーザーは、その内容に記載されたデバイスにおいて、ユーザーID及びパスワード等の識別情報を入力し、デバイスにログインを行う。S504において、MFP101は、操作入力部212等を介したログイン要求を受け取る。
更にユーザーは、MFP101に搭載されたWEBブラウザを介して、WF画面の表示を指示する。S505において、MFP101は、WF画面の表示指示を受け取る。
WF画面の表示が指示されると、S506において、MFP101のWEBブラウザは、WEBアプリ531に対してWF画面取得の要求を送信する。WF画面取得の要求には、ログインしたユーザーの識別情報及びユーザーがログインしたMFPの識別情報が含まれる。MFPの識別情報は、装置識別情報の一例である。
S507において、MFP101のWEBブラウザからWF画面取得要求を受けたWEBアプリ531は、WFエンジン530に対して、MFPにおけるタスク処理の有無を問い合わせる。このとき、WEBアプリ531は、ログインしたユーザーの識別情報及びユーザーがログインしたMFPの識別情報をWFエンジンに対して渡す。
S508において、タスク処理の問い合わせを受けたWFエンジン530は、受け取ったユーザー識別情報を基に、現在そのユーザーがMFPにおいて処理するべきタスクが存在するかどうかを判定する。更に、WFエンジン530は、ユーザーがログインしたMFPの識別情報からMFPの機能情報を取得して、処理すべきタスクがそのデバイスで実行可能かどうかを判定する。更に、そのデバイスはタスクを処理できないと判定した場合、WFエンジン530は、他のMFPの機能情報を取得し、処理すべきタスクを実行可能なデバイスの情報を判別する。
その後、S509において、WFエンジン530は、処理すべきタスク情報と実行可能デバイスの情報とをWEBアプリ531に通知する。
S510において、WEBアプリ531は、通知されたタスク情報と、実行可能デバイスの情報とを基に、MFP101の操作表示部211に表示する画面情報を生成する。
S511において、WEBアプリ531は、MFP101のWEBブラウザに対して生成した画面情報を送信する。
S512において、画面情報を受信したMFP101のWEBブラウザは、操作表示部211に画面を表示する。
図7は、S512において、MFP101の操作表示部211に表示される画面の一例を示す図である。ワークフロー表示画面701には、処理すべきタスクを実行するためのボタン702及び703が表示される。ボタン702及び703は、異なるワークフロータスクのインスタンスを示しており、現在ログインしたユーザーには、MFPで処理するべきタスクがあり、かつ、ログインしたMFPでは2つのタスクが実行可能であることを示している。ボタン702及び703は、画像処理装置において実行することができるワークフローのタスクに関するオブジェクトの一例である。ボタン702は、ワークフローに係る文書のプリントを指示するプリントボタンの一例である。ボタン703は、ワークフローに係る文書のスキャン及び送信を指示するスキャン送信ボタンの一例である。
図8は、S512において、MFP101の操作表示部211に表示される画面の別の一例を示す図である。ワークフロー表示画面701には、通知ダイアログ801が表示される。通知ダイアログ801は、ログインしたユーザーが実行すべきMFPでの処理タスクが存在するものの、ログインしたMFPでは実行できない場合に表示される。図8の例では、MFPで処理すべきタスクが存在するがこの現在ログインしたMFPでは実行できないこと、どのデバイスであれば実行可能であるか、等の情報が表示されている。
ユーザーはS503のメール通知において、処理すべきタスクを実行可能なデバイスの情報を受け取っているため、そのタスクを実行可能なデバイスを把握することができる。しかし、誤って別のデバイスにログインしてしまった場合等に図8に示す通知ダイアログが操作表示部211に表示される。
図7に示したボタン702又は703をユーザーが指示する。S513において、MFP101のWEBブラウザは、ボタン702又は703の指示を受け取る。
S514において、MFP101のWEBブラウザは、ボタンに割り当てられたタスク識別番号と共にWEBアプリ531に対してタスク実行の開始が指示されたことを通知する。
S515において、タスク開始指示を受信したWEBアプリ531は、受信したタスク識別番号を基に開始指示されたタスクを特定して、そのタスク情報をWFエンジン530に対して問い合わせる。ここで問い合わせるタスク情報は、主にMFP101で処理を実行する際のプリントやスキャンの設定値情報である。
S516において、タスクにおける設定値情報の問い合わせを受けたWFエンジン530は、要求されたタスクにおけるMFP処理実行の際のプリント又はスキャンの設定値情報をWF定義から取得する。
S517において、WFエンジン530は、取得した設定値情報をWEBアプリ531に送信する。
S518において、設定値情報を取得したWEBアプリ531は、その設定を基に実行指示されたタスクにおけるプリント又はスキャン処理の実行をMFP101に対して指示する。
S519において、MFP101は、指示されたプリント又はスキャン処理を実行する。
更に、S520において、MFP101は、指示されたプリント又はスキャン処理の実行が完了したら、WEBアプリ531に通知する。本実施形態ではMFP側が指示された処理の終了を通知するものとして説明を行うが、WEBアプリ側がMFP101に対してポーリング等を行って指示した処理が完了したかどうかを監視してもよい。
S521において、MFP101に指示した処理が完了したことを認識したWEBアプリ531は、MFPにおけるタスクが完了したことをWFエンジン530に通知する。
S522において、タスクの終了を通知されたWFエンジン530は、WF定義に従って、次のタスク処理を実行する。
図9は、実施形態1におけるWFエンジン530の情報処理の流れを示すフローチャートである。
S901において、WFエンジン530は、ワークフロー実行処理に関するイベントを受信待機する。ワークフロー実行処理に関するイベントとは、各タスクの実行指示、タスクの問合わせ、MFPにおける処理実行タスクの設定値情報要求、MFPにおける処理の終了通知等である。
次に、S902において、WFエンジン530は、ワークフロー実行処理に関するイベントを受信したかを判定する。WFエンジン530は、イベントを受信していないと判定した場合(S902においてNO)、S901の処理に戻り、ワークフロー実行処理に関するイベントを受信したと判定した場合(S902においてYES)、S903の処理に進む。
S903において、WFエンジン530は、受信イベントがMFPにおける処理タスクの実行イベントであるかどうかを判定する。より具体的には、WFエンジン530は、図4におけるMFPにおけるフロー処理402のプリントタスクやフロー処理403のスキャン送信タスクの実行イベントであるかどうかを判定する。WFエンジン530は、MFPにおける処理タスクの実行イベントであると判定した場合(S903においてYES)、S908の処理に進み、MFPにおける処理タスクの実行イベントでないと判定した場合(S903においてNO)、S904の処理に進む。
S908において、WFエンジン530は、MFPデバイスの管理情報を取得する。ここで、取得する管理情報は、各MFPが持つ機能やオプション機器の装着状態、現在の稼働状態等である。WFエンジン530は、各MFPから管理情報取得I/Fを通じて直接、管理情報を取得するか、又は各MFPの状態や機能を管理する別の管理装置から管理情報を取得してもよい。
更に、S909において、WFエンジン530は、取得したMFPの管理情報を基に、現在のMFPの処理タスクを実行可能なMFPを選択する。
S910において、WFエンジン530は、タスクを実行可能なMFPを選択できた場合、そのMFPの情報をタスク実行可能なデバイスとしてメール本文に記載し、タスクが割り当てられているユーザーに対してメールを通知する。
更に、S911において、WFエンジン530は、タスクの状態をMFPでの処理待ち状態に移行する。これは、特定のデバイスにタスク実行を指示せず、タスクを未完了な状態で保持するためである。このことで、WFエンジン530は、WEBアプリ531からのMFPでの実行処理タスクの有無の問合わせに対して返答し、WEBアプリ531からのタスク実行要求を受けてからそのタスク実行を開始できるようにすることができる。これにより、WFエンジン530は、タスク実行ユーザーが何れのMFPにログインした場合でも、WEBアプリ531からのタスク問い合わせに応じてタスク情報を通知し、更にタスク実行を指示することができる。
その後、WFエンジンは、S901の処理に戻り、イベントを監視する。
一方、S904において、WFエンジン530は、受信イベントがタスク情報の問合わせイベントであるかどうかを判定する。これは、先に記述したWEBアプリ531からのMFPにおける実行処理タスクの有無の問い合わせである。WFエンジン530は、タスク情報の問合わせイベントであると判定した場合(S904においてYES)、S912の処理に進み、タスク情報の問合わせイベントでないと判定した場合(S904においてNO)、S905の処理に進む。
S912において、WFエンジン530は、MFPでの処理待ち状態となっているタスクがあるかを確認する。タスク情報の問合わせイベントには、ユーザー識別情報が含まれるため、WFエンジン530は、ユーザー識別情報を基に、そのユーザーが実行するべきタスクであり、かつ、MFPでの処理待ち状態となっているタスクがあるかを確認する。
更に、S913において、WFエンジン530は、同じくタスク情報の問合わせイベントに含まれるMFPの識別情報を基に、そのMFPの管理情報を取得する。これは、S908で取得した方法と同様であるが、WFエンジン530は、識別情報を取得した特定のMFPについてのみ管理情報を取得する。
次に、S914において、WFエンジン530は、取得したMFPの管理情報を基に、MFPでの処理待ちタスクがそのMFPで実行可能であるかどうかを判定する。より具体的には、WFエンジン530は、カラー印刷を実行する処理タスクに対してカラー印刷が可能なMFPかどうか、プリントを実行する処理タスクに対してトナー無し等のエラーが発生していないかどうか等を判定する。WFエンジン530は、問合わせイベントに含まれたMFPでは処理待ちタスクを実行できないと判定した場合、他のMFP管理情報を取得し、処理待ちタスクを実行可能なMFPを判定する。
その後、S915において、WFエンジン530は、判定結果をWEBアプリ531に処理待ちタスクとそのタスクを実行可能なMFPとの情報を通知する。
その後、WFエンジンは、S901の処理に戻り、イベントを監視する。
一方、S905において、WFエンジン530は、MFP処理タスク実行におけるMFP設定値の問合わせイベントであるかどうかを判定する。WFエンジン530は、MFP設定値の問合わせイベントであると判定した場合(S905においてYES)、S916の処理に進み、MFP設定値の問合わせイベントでないと判定した場合(S905においてNO)、S906の処理に進める。
S916において、WFエンジン530は、そのイベントに含まれるMFP処理タスクの識別情報から、そのタスクにおけるMFPの設定値情報を取得する。
更に、S917において、WFエンジン530は、問合わせ元であるWEBアプリ531に対して、その設定値情報を通知する。
その後、WFエンジンは、S901の処理に戻り、イベントを監視する。
一方、S906において、WFエンジン530は、受信したイベントがMFPにおける処理実行の終了通知イベントであるかどうかを判定する。WFエンジン530は、終了通知イベントであると判定した場合(S906においてYES)、S918の処理に進み、終了通知イベントでないと判定した場合(S906においてNO)、S907の処理に進む。
S918において、WFエンジン530は、そのイベントに含まれるタスク識別情報から、該当するタスクの状態をMFPの処理待ち状態から完了状態に変更する。
更に、S919において、WFエンジン530は、図4に示したようなワークフローおける次のタスクの実行指示イベントを自分自身に発行する。
その後、WFエンジンは、S901の処理に戻り、イベントを監視する。
一方、S907において、WFエンジン530は、他のタスクのイベント通知等であるためそれらの内容に従ったタスク実行処理を行う。
これは、図4に示すフロー処理401のタスクやフロー処理404のタスク等、MFPにおける実行処理以外のタスク処理が該当するが、ここでは説明を省略する。
その後、WFエンジンは、S901の処理に戻り、イベントを監視する。
図10は、実施形態1におけるWEBアプリ531の情報処理の流れを示すフローチャートである。
S1001において、WEBアプリ531は、MFP101又はWFエンジン530からの処理要求や応答のイベントを受信待機する。
次に、S1002において、WEBアプリ531は、イベントを受信したかどうかを判定する。WEBアプリ531は、イベントを受信したと判定した場合(S1002においてYES)、S1003の処理に進み、イベントを受信していないと判定した場合(S1002においてNO)、S1001に処理を戻す。
S1003において、WEBアプリ531は、受信したイベントがMFP101のWEBブラウザからによるタスク画面取得要求かどうかを判定する。WEBアプリ531は、タスク画面取得要求であると判定した場合(S1003においてYES)、S1008に処理を進め、タスク画面取得要求でないと判定した場合(S1003においてNO)、S1004に処理を進める。
S1008において、WEBアプリ531は、画面取得要求時に送付されるユーザー識別情報及び要求元のMFPの識別情報と共に、WFエンジン530に対してタスク情報の問い合わせを行う。その後、WEBアプリ531は、S1001の処理に戻る。
S1004において、WEBアプリ531は、受信したイベントがWFエンジン530からのタスク情報通知であるかどうかを判定する。WEBアプリ531は、タスク情報通知であると判定した場合(S1004においてYES)、S1009に処理を進め、タスク情報通知でないと判定した場合(S1004においてNO)、S1005に処理を進める。
S1009において、WEBアプリ531は、実行するタスクが存在し、かつ、タスク画面取得を要求したMFP101では実行不可の通知であるかどうかを判定する。WEBアプリ531は、画面取得を要求したMFP101では実行不可の通知であると判定した場合(S1009においてYES)、S1012に処理を進める。また、WEBアプリ531は、画面取得を要求したMFP101で実行可能な通知であると判定した場合(S1009においてNO)、S1010に処理を進める。
S1012において、WEBアプリ531は、その通知に含まれる実行可能な他のデバイスの情報を基に、図8に示したような画面の生成を行う。
一方、S1010において、WEBアプリ531は、図7に示したようなタスク実行のためのボタンを配置した画面を生成する。また、識別情報を受信したユーザーに対して実行するべきタスクが存在しないという通知であった場合、タスク実行のボタンを作成せず、実行タスクがない旨を表示した画面を生成する。
次に、S1011において、WEBアプリ531は、S1010又はS1012で作成した画面を、タスク画面の取得を要求したMFP101のWEBブラウザに対して送信する。その後、WEBアプリ531は、S1001の処理に戻る。
S1005において、WEBアプリ531は、受信したイベントがMFP101のWEBブラウザからによるタスクの開始通知かどうかを判定する。WEBアプリ531は、タスクの開始通知であると判定した場合(S1005においてYES)、S1013に処理を進め、タスクの開始通知ではないと判定した場合(S1005においてNO)、S1006に処理を進める。
S1013において、WEBアプリ531は、開始通知と共に送信されたタスク識別情報を基に、開始されたタスクのMFP101における処理の設定値情報をWFエンジン530に対して問い合わせる。その後、WEBアプリ531は、S1001の処理に戻る。
一方、S1006において、WEBアプリ531は、受信したイベントがWFエンジン530からの設定値情報の通知イベントであるかどうかを判定する。WEBアプリ531は、設定値情報の通知イベントであると判定した場合(S1006においてYES)、S1014に処理を進め、設定値情報の通知イベントでないと判定した場合(S1006においてNO)、S1007に処理を進める。
S1014において、WEBアプリ531は、通知された設定値情報を基にMFP101に対してジョブの実行要求を行う。より具体的には、ジョブの実行要求は、プリンタドライバやFAX送信ドライバを使った実行要求であっても、MFP101が持つジョブ実行のためのサービスプロバイダへの実行要求であってもよい。また、このとき、WEBアプリ531は、実行するジョブを識別可能な識別情報を付加して実行要求を行う。又は、WEBアプリ531は、実行要求した際、ジョブの識別子をMFP101から取得する。その後、WEBアプリ531は、S1001の処理に戻る。
一方、S1007において、WEBアプリ531は、MFP101からのジョブ終了通知であるかどうかを判定する。WEBアプリ531は、ジョブ終了通知であると判定した場合(S1007においてYES)、S1015に処理を進め、ジョブ終了通知ではないと判定した場合(S1007においてNO)、S1001の処理に戻る。
S1015において、WEBアプリ531は、MFP101の実行ジョブに関連づけられているタスクの終了をWFエンジン530に通知する。その後、WEBアプリ531は、S1001の処理に戻る。
MFP101におけるプリントやスキャン処理等のタスクを含む一連のワークフローを実行する際、WFエンジン530は、MFP101におけるタスク処理を実行するタイミングで、ユーザーに対してMFP101でのタスク実行を促すメールを送信する。送信されるメールには、タスクの内容の他に、そのタスクを実行可能なデバイスの情報が記載されるため、ユーザーはその情報を基に、タスク実行可能なデバイスにログインして処理を実行できる。タスク実行可能なデバイスは通常複数表示されるため、何れかのデバイスが故障等によって使用不可になった場合でも、タスク処理を実行可能な他のデバイスを直ぐに判定することができる。これにより、特定のデバイスが使用不可能な場合におけるワークフロー実行の利便性を向上することができる。
また、ユーザーが誤って機能的にタスクを実行することのできないデバイスにログインした場合でも、デバイスの操作表示部211に、タスク実行できない旨とタスクを実行することができる他のデバイスの情報とを表示する。このため、ユーザーは同じくタスク実行可能デバイスを素早く判定することができる。
<実施形態2>
実施形態2では、ユーザーが実行するMFPにおいて処理すべきタスクが複数存在する場合に、そのタスクをすべて実行可能なMFPを決定してユーザーに通知する。更に、複数のタスクをすべて実行可能なMFPが存在しない場合に、複数タスクを実行可能なデバイスの組み合わせをユーザーに通知する処理について説明する。
実施形態2については、実施形態1との差分についてのみ記述する。実施形態2について、WEBアプリ531及びMFP101の動作は実施形態1と同じであり、WFエンジン530の動作が異なる。このため、WFエンジン530の処理についてのみ記述する。
図11は、実施形態2におけるWFエンジン530の情報処理の流れを示すフローチャートである。
図11のS1101からS1107までの処理は、図9のS901からS907までの処理と同様である。また、図11のS1109からS1118までの処理は、図9のS910からS919までの処理と同様である。これらについては説明を省略する。
受信したイベントがMFP101における処理タスクの実行イベントであると判定した場合(S1103においてYES)、WFエンジン530は、S1108に進む。
S1108において、WFエンジン530は、MFPタスクに関する処理を実行する。
図12は、図11のS1108の情報処理の一例を示したフローチャートである。
S1201において、WFエンジン530は、受信したMFP101における処理実行イベントの他に、MFP101における処理待ちになっているタスクがあるかどうかを判定する。より具体的には、WFエンジン530は、処理実行イベントに付加されたユーザー識別情報を基に、そのユーザーが処理するタスクであり、かつ、MFP101での処理実行待ちになっているタスクがないかどうかを判定する。WFエンジン530は、そのユーザーにおけるMFPの処理実行待ちタスクが存在すると判定した場合(S1201においてYES)、S1204の処理に進む。一方、WFエンジン530は、そのユーザーにおけるMFP101の処理実行待ちタスクは他に存在しないと判定した場合(S1201においてNO)、S1202の処理に進む。
S1202において、WFエンジン530は、MFP101を始めとするデバイスの管理情報を取得する。S1202及びS1203の処理は、図9のS908及びS909の処理と同様である。
S1204において、WFエンジン530は、そのユーザーにおける他のMFPの処理実行待ちタスクの情報をすべて取得する。
次に、S1205において、WFエンジン530は、MFP101を始めとするデバイスの管理情報を取得する。S1205の処理は、図9のS908の処理と同様である。
更に、S1206において、WFエンジン530は、S1205で取得したデバイス情報を基に、そのユーザーが持つすべてのMFPの処理実行待ちタスクを実行可能なデバイスが存在するかどうかを判定する。WFエンジン530は、ユーザーが持つすべてのMFPの処理実行待ちタスクを実行可能なデバイスが存在する場合、そのデバイスを選択する。
次に、S1207において、WFエンジン530は、S1206で選択したデバイスが1つ以上存在するかどうかを判定する。WFエンジン530は、1つ以上存在すると判定した場合(S1207においてYES)、そのデバイスの情報を図11のS1109にてメール送信し、存在しないと判定した場合(S1207においてNO)、S1208の処理に進む。
図13は、S1207において1つ以上のデバイスが存在すると判定された場合に、WFエンジン530からユーザーに送信されるメールの一例を示す図である。
メール本文1301には、そのユーザーに対する複数のMFPの処理実行待ちタスクの情報1302が記載されている。更に、メール本文1301には、その複数のMFPの処理実行待ちタスクをすべて実行可能なデバイスの情報1303が記載されている。つまり、ユーザーは、デバイスの情報1303に記載された何れかのデバイスにおいて、情報1302に記載されているすべてのMFPの処理実行タスクを実行することができる。このように、ユーザーは、このメールによって複数のタスクをすべて実行可能なデバイスを事前に知ることができるため、MFPにおける処理待ちタスクを効率よく実行することができる。
また、S1208において、WFエンジン530は、すべてのタスクを実行可能なデバイスの組み合わせを判定する。これは、WFエンジン530が、すべてのタスクを実行することができる最小台数のデバイスの組み合わせを求め、選択するものである。例えば、WFエンジン530は、S1205で情報を取得したデバイスのうち、すべてのデバイスから任意の2台を選択する。WFエンジン530は、その2台のデバイスのそれぞれについて、現在の処理タスク及びS1204で取得したタスクすべての実行可、不可を判定する。WFエンジン530は、2台のデバイスで実行可能なタスクが、現在の処理タスク及びMFP処理値待ちとなっているタスクすべてを網羅していれば、そのデバイスの組み合わせを、タスク実行可能なデバイスの組みとして抽出する。WFエンジン530は、この処理をすべてのデバイスから2台を選択するすべての組み合わせについて行う。もし、任意の2台ではすべてのタスクを実行することができない場合、WFエンジン530は、デバイスの選択を任意の3台、更に4台へと増やして同様に判定と抽出を行う。WFエンジン530は、このようにして判定、抽出した、複数のデバイスの組み合わせの情報を図11のS1109にてメール送信する。
図14は、S1207において1つ以上のデバイスが存在すると判定した場合に、WFエンジン530からユーザーに送信されるメールの一例を示す図である。
メール本文1401には、そのユーザーに対する複数のMFPの処理実行待ちタスクの情報1402が記載されている。更に、メール本文1401には、その複数のMFPの処理実行待ちタスクをすべて実行可能なデバイスの組み合わせ情報1403及び1404が記載されている。つまり、ユーザーは、このデバイスの組み合わせ情報1403又は1404の何れかに示す複数のデバイスを使用することで、複数のMFPの処理実行待ちタスクに記載されているすべてのタスクを実行することができる。図14の例では、複数のMFPの処理実行待ちタスクに、FAX機能とカラープリントとが必要なタスクが列挙されているものとしている。それらのすべての機能を持つMFPが存在しなかった場合、WFエンジン530は、FAX機能とカラープリントとを実行可能なMFPの組み合わせとして組み合わせの情報1403及び1404をメールで送信している。ユーザーは、このメールによって複数のタスクをすべて実行することができるデバイスの組み合わせを事前に知ることができるため、MFPにおける処理待ちタスクを効率よく実行することができる。
このように、そのユーザーにおけるMFP等のデバイスで実行するタスクが複数存在する場合でも、ユーザーはそれらタスクを実行可能なデバイス又はデバイスの組み合わせを事前に知ることができる。これにより、ユーザー自身がタスクの内容から実行可能なデバイスを選定する必要が無く、メールによって通知されたデバイス又はデバイスの組み合わせの中から最も望ましいものを選んでタスクを実行すればよい。そのため、ワークフローにおけるMFPでのタスク実行処理を効率的に行うことができる。
また、タスク実行を行うためデバイスに向かったところ、目的のデバイスが故障又は他ユーザーによる占有等によって使用不可能な場合でも、通知されたデバイス及びデバイスの組み合わせの内、他のデバイスやデバイスの組み合わせを選択することができる。その結果、素早く代替デバイスを選んで実行できるため、MFPでのタスク実行処理を効率的に行うことができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。例えば、WEBアプリ531は、WFサーバー102とは異なるサーバー等に実装してもよい。また、WEBアプリ531は、MFP101に実装してもよい。この場合、HDD204に記憶されたWEBアプリ531のプログラムをCPU201が実行することによって、MFP101におけるWEBアプリ531の機能、図5のWEBアプリ531の処理、図10のフローチャートの処理が実現される。また、MFP101やWFサーバー102のハードウェア構成は一例であって、図2や図3に示した構成に代えて、又は構成に加えて他の構成であってもよい。例えば、MFP101やWFサーバー102は、複数のCPUや、有線及び無線の複数のネットワークI/F、表示部、入力部等を有していてもよい。
以上、上述した各実施形態の情報処理等によれば、特定の画像処理装置が使用不可になった場合でも、素早くワークフロータスクを実行することができ、ワークフロー実行時におけるユーザーの利便性を向上させることができる。
101 MFP
102 WFサーバー
201 CPU
301 CPU

Claims (16)

  1. 操作表示部を有する画像処理装置であって、
    前記画像処理装置にログインしたユーザーのユーザー識別情報と前記画像処理装置の装置識別情報とを含む、前記ユーザーに割り当てられ、前記画像処理装置において実行することができるワークフローのタスクに関する画面の取得要求を送信する第1の送信手段と、
    前記画面を受信する受信手段と、
    前記画面を前記操作表示部に表示する表示手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記画面には、前記ユーザーに割り当てられ、前記画像処理装置において実行することができるワークフローのタスクに関するオブジェクトが含まれる請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記オブジェクトの一つは、前記ワークフローに係る文書のプリントを指示するプリントボタンである請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記オブジェクトの一つは、前記ワークフローに係る文書のスキャン及び送信を指示するスキャン送信ボタンである請求項2又は3記載の画像処理装置。
  5. 前記画面において選択されたオブジェクトのタスクの開始通知を送信する第2の送信手段と、
    前記タスクの設定値情報に基づく前記タスクの実行要求に応じて、前記タスクに関するジョブを実行する実行手段と、
    を更に有する請求項2乃至4何れか1項記載の画像処理装置。
  6. 前記ジョブの実行が終了した場合、ジョブ終了通知を送信する第3の送信手段を更に有する請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記ユーザーに割り当てられ、前記画像処理装置において実行することができないワークフローのタスクの場合、前記受信手段は、前記タスクを実行することができる画像処理装置の情報を含む画面を受信し、
    前記表示手段は、前記画面を前記操作表示部に表示する請求項1乃至6何れか1項記載の画像処理装置。
  8. ワークフローにおける次のタスクが、画像処理装置における処理である場合、複数の画像処理装置の管理情報を取得する第1の取得手段と、
    前記管理情報に基づき前記次のタスクを実行可能な画像処理装置を選択する選択手段と、
    前記選択された画像処理装置の情報と、前記次のタスクの内容と、を前記次のタスクを実行するユーザーに送信する送信手段と、
    を有する情報処理装置。
  9. 前記次のタスクを実行するユーザーに関する他の処理実行待ちタスクのタスク情報を取得する第2の取得手段を更に有し、
    前記選択手段は、前記タスク情報と前記管理情報とに基づき前記ユーザーに関するすべての処理実行待ちタスクを実行可能な画像処理装置を選択し、
    前記送信手段は、前記選択された画像処理装置の情報と、前記ユーザーに関するすべての処理実行待ちタスクの内容と、を前記ユーザーに送信する請求項8記載の情報処理装置。
  10. 前記選択手段は、前記すべての処理実行待ちタスクを実行可能な画像処理装置が存在しない場合、前記タスク情報と前記管理情報とに基づき前記ユーザーに関するすべての処理実行待ちタスクを実行可能な複数の画像処理装置の組み合わせを選択し、
    前記送信手段は、前記選択された複数の画像処理装置の組み合わせの情報と、前記ユーザーに関するすべての処理実行待ちタスクの内容と、を前記ユーザーに送信する請求項9記載の情報処理装置。
  11. ワークフローにおける次のタスクが、画像処理装置における処理である場合、複数の画像処理装置の管理情報を取得する取得手段と、
    前記管理情報に基づき前記次のタスクを実行可能な画像処理装置を選択する選択手段と、
    前記選択された画像処理装置の情報と、前記次のタスクの内容と、を前記次のタスクを実行するユーザーに送信する第1の送信手段と、
    前記ユーザーに割り当てられ、前記選択された画像処理装置において実行することができるワークフローのタスクに関する画面を前記画像処理装置の操作表示部に表示する表示手段と、
    を有するシステム。
  12. 操作表示部を有する画像処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記画像処理装置にログインしたユーザーのユーザー識別情報と前記画像処理装置の装置識別情報とを含む、前記ユーザーに割り当てられ、前記画像処理装置において実行することができるワークフローのタスクに関する画面の取得要求を送信する送信工程と、
    前記画面を受信する受信工程と、
    前記画面を前記操作表示部に表示する表示工程と、
    を含む情報処理方法。
  13. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ワークフローにおける次のタスクが、画像処理装置における処理である場合、複数の画像処理装置の管理情報を取得する取得工程と、
    前記管理情報に基づき前記次のタスクを実行可能な画像処理装置を選択する選択工程と、
    前記選択された画像処理装置の情報と、前記次のタスクの内容と、を前記次のタスクを実行するユーザーに送信する送信工程と、
    を含む情報処理方法。
  14. システムが実行する情報処理方法であって、
    ワークフローにおける次のタスクが、画像処理装置における処理である場合、複数の画像処理装置の管理情報を取得する取得工程と、
    前記管理情報に基づき前記次のタスクを実行可能な画像処理装置を選択する選択工程と、
    前記選択された画像処理装置の情報と、前記次のタスクの内容と、を前記次のタスクを実行するユーザーに送信する送信工程と、
    前記ユーザーに割り当てられ、前記選択された画像処理装置において実行することができるワークフローのタスクに関する画面を前記画像処理装置の操作表示部に表示する表示工程と、
    を含む情報処理方法。
  15. コンピュータを、請求項1乃至7何れか1項記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  16. コンピュータを、請求項8乃至10何れか1項記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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