JP2018097816A - 駐車場までの経路情報を送信するセンタ装置、システム、プログラム及び方法 - Google Patents

駐車場までの経路情報を送信するセンタ装置、システム、プログラム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018097816A
JP2018097816A JP2016244812A JP2016244812A JP2018097816A JP 2018097816 A JP2018097816 A JP 2018097816A JP 2016244812 A JP2016244812 A JP 2016244812A JP 2016244812 A JP2016244812 A JP 2016244812A JP 2018097816 A JP2018097816 A JP 2018097816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking lot
parking
guidance
time
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016244812A
Other languages
English (en)
Inventor
加古 鎭治
Shinji Kako
鎭治 加古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2016244812A priority Critical patent/JP2018097816A/ja
Publication of JP2018097816A publication Critical patent/JP2018097816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】駐車場までの移動時間と、駐車可能となるまでの駐車待ち時間との和が最短となる駐車場を決定して送信するセンタ装置を提供する。
【解決手段】複数の駐車場から適切な駐車場の選択を支援するシステムにおけるセンタ装置10は、複数の駐車場を含む領域R内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間と、各駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間とに基づいて、領域R内の誘導位置から各駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間と、駐車待ち時間との和である駐車所要時間が最短となる候補駐車場を決定する処理部11と、処理部11により決定された候補駐車場の候補駐車場情報を誘導位置に配置された誘導装置に送信する通信部15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車場までの経路情報を送信するセンタ装置、システム、プログラム及び方法に関する。
従来、車両を駐車場へ案内するシステムが提案されている。
複数の観光名所が点在する観光地では、観光地内での道路の渋滞を低減するために、車両を観光地内の駐車場に駐車してもらい、来訪者は、各観光名所を徒歩、貸し出し自転車又は公共の交通機関を利用して、周遊することが推奨されている。
車両で観光地まで移動して来た来訪者は、観光地内の何れかの駐車場を探して、車両を駐車することになる。来訪者は、不慣れな土地では、どこに駐車場が位置するのか不明な場合がある。
そこで、目的地の周辺に位置する駐車場を検索し、駐車場における空き車室の有無を考慮して案内する候補となる候補駐車場を決定して、候補駐車場までの経路を、車両に搭載された車載装置へ送信することが提案されている。車両を運転する来訪者は、車載装置のナビゲーション機能を利用して、候補駐車場までの経路が案内される(例えば、特許文献1〜3を参照)。
特開平10−104012公報 特開2004−252816公報 特開2013−241087公報
車両が候補駐車場まで移動するには、所定の移動時間を要する。また、現在は空き車室が無い状態でも、駐車場から出庫する車両の数に応じて、駐車待ち時間は、駐車場によって異なっている。
そのため、遠方の駐車場までの移動時間が、近傍の駐車場までの移動時間と駐車待ち時間との和よりも長く、近傍の駐車場を利用した方が駐車可能となるまでの時間が短い場合でも、遠方の駐車場へ案内されていた。
本発明の一つの側面として、駐車場までの移動時間と、駐車可能となるまでの駐車待ち時間との和が最短となる駐車場を決定して、車両へ通知するセンタ装置、システム、プログラム及び方法を提供することを課題とする。
本明細書に開示するセンタ装置の一形態によれば、複数の駐車場から適切な駐車場の選択を支援するシステムにおけるセンタ装置であって、複数の駐車場を含む領域内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間と、各駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間とに基づいて、上記領域内の誘導位置から各駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間と、上記駐車待ち時間との和である駐車所要時間が最短となる候補駐車場を決定する処理部と、決定された上記候補駐車場の候補駐車場情報を上記誘導位置に配置された誘導装置に送信する通信部と、を備える。
また、本明細書に開示するシステムの一形態によれば、複数の駐車場を含む領域内の誘導位置に配置される誘導装置であって、上記誘導位置から各駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間と、各駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間との和である駐車所要時間が最短となる候補駐車場の候補駐車場情報を送信する誘導装置と、上記領域内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間を求める移動時間算出装置と、各駐車場に配置され、上記駐車待ち時間を求める駐車場情報取得装置と、上記移動時間算出装置が求めた上記区間移動時間と、各駐車場における上記駐車場情報取得装置が求めた上記駐車待ち時間とに基づいて、上記候補駐車場を決定する処理部と、上記処理部により決定された上記候補駐車場の上記候補駐車場情報を上記誘導位置に配置された上記誘導装置に送信する通信部と、を有するセンタ装置と、を備える。
また、本明細書に開示するプログラムの一形態によれば、複数の駐車場を含む領域内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間と、各駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間とに基づいて、前記領域内の誘導位置から各駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間と、上記駐車待ち時間との和である駐車所要時間が最短となる候補駐車場を決定し、決定された上記候補駐車場の候補駐車場情報を、上記誘導位置に配置された誘導装置に送信することを、コンピュータに実行させる。
更に、本明細書に開示する方法の一形態によれば、複数の駐車場を含む領域内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間と、各駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間とに基づいて、上記領域内の誘導位置から各駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間と、上記駐車待ち時間との和である駐車所要時間が最短となる候補駐車場を決定し、決定された上記候補駐車場の候補駐車場情報を、上記誘導位置に配置された誘導装置に送信する。
一つの側面によれば、駐車場までの移動時間と、駐車可能となるまでの駐車待ち時間との和が最短となる駐車場を決定して、車両へ通知することができる。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるだろう。
前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
本明細書に開示する一実施形態のシステム構成図である。 領域内に配置された複数の駐車場等を示す図である。 (A)は、センタ装置のハードウェア構成図であり、(B)は、処理部の機能ブロック図である。 誘導位置表を示す図である。 誘導装置表を示す図である。 駐車場情報取得装置のハードウェア構成図である。 移動時間算出装置のハードウェア構成図である。 誘導装置のハードウェア構成図である。 車載装置のハードウェア構成図である。 隣接誘導位置間移動時間表を更新するシーケンス図である。 区間移動時間情報を示す図である。 隣接誘導位置間移動時間表を示す図である。 駐車場情報表を更新するシーケンス図である。 駐車場情報を示す図である。 駐車場情報表を示す図である。 誘導位置から駐車場までの経路を探索するフローチャート(その1)を示す図である。 誘導位置から駐車場までの経路を探索するフローチャート(その2)を示す図である。 移動時間算出中間表及び移動時間算出結果表を示す図である。 移動時間表を示す図である。 駐車所要時間表を示す図である。 候補駐車場表を示す図である。 誘導装置が経路情報を一斉送信するシーケンス図である。 経路情報を示す図である。 誘導位置から駐車場までの経路を探索する他の方法のフローチャート(その1)を示す図である。 誘導位置から駐車場までの経路を探索する他の方法のフローチャート(その2)を示す図である。 初期状態の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。 第1周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。 第1周期の候補駐車場表を示す図である。 第2周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。 第2周期の候補駐車場表を示す図である。 第3周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。 第3周期の候補駐車場表を示す図である。 第4周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。 第4周期の候補駐車場表を示す図である。 第5周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。 第5周期の候補駐車場表を示す図である。 第6周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。 第6周期の候補駐車場表を示す図である。
以下、本明細書で開示するシステムの好ましい一実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図1は、本明細書に開示する一実施形態のシステム構成図である。図2は、領域内に配置された複数の駐車場等を示す図である。
図2に示すように、複数の観光名所を含む領域R内には、複数の駐車場P3、P6〜P8、Pd、Phが位置している。複数の駐車場P3、P6〜P8、Pd、Phは、領域R内の道路と接続している。
来訪者は、複数の駐車場P3、P6〜P8、Pd、Phから各観光名所に対して、徒歩、貸し出し自転車又は公共の交通機関等を利用して移動可能である。
システム1は、図2に示すように、領域R外から領域R内に移動する車両が搭載する車載装置に対して、駐車するまでに要する駐車所要時間が最短となる候補駐車場までの誘導位置からの経路を示す候補駐車場情報を含む経路情報を送信する。
ここで、駐車所要時間は、誘導位置から駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間(移動時間)と、駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間との和である。
領域R内の道路には、車両を駐車場へ案内する誘導位置G1〜G9、Ga〜Giが仮想的に設けられる。領域R内の道路は、隣接する誘導位置を接続する区間に区分されている。システム1は、誘導位置G1〜G9、Ga〜Giの内の何れかを経由して候補駐車場までの経路を案内する経路情報を生成する。
具体的には、誘導位置G1〜G9、Ga〜Giは、領域R内と領域R外とを接続する道路における領域Rの境界の位置と、道路と道路とが交差する交差点の位置に配置される。また、誘導位置G3、G6〜G8、Gd、Ghは、駐車場P3、P6〜P8、Pd、Phの位置にも配置される。
領域R内と領域R外とを接続する道路における領域Rの境界の誘導位置G1、G2、G4、G5、Gi、Gf、Geには、経路情報を車載装置に送信する誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deが配置される。
車両を運転して来た来訪者は、領域Rの境界において、車載装置50を用いて、誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deから送信される経路情報を受信して、駐車所要時間が最短となる候補駐車場への案内を受けることができる。例えば、車載装置50のナビゲーション機能を利用して、観光名所を含む領域Rに到着した来訪者は、引き続き、車載装置50のナビゲーション機能を用いて候補駐車場までの経路が案内されて、最短の時間で車両を駐車場に駐車することができる。
また、システム1では、領域Rの境界の誘導位置G1、G2、G4、G5、Gi、Gf、Geから、駐車場までの車両の移動時間(駐車移動時間)を求めるために、各誘導位置と同じ位置に計測位置S1〜S9、Sa〜Siが設けられる。
具体的には、計測位置S1〜S9、Sa〜Siは、隣接する誘導位置間の区間(道路)を車両が移動する区間移動時間を求めるために用いられる。区間移動時間を求める処理については後述する。
図1に示すように、システム1は、センタ装置10と、駐車場情報取得装置H3、H6〜H8、Hd、Hhと、移動時間算出装置M1〜M42と、誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deを備える。各装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線を用いて通信可能に接続されている。
以下、各装置について、図を参照しながら説明する。
図3(A)は、センタ装置のハードウェア構成図である。
センタ装置10は、移動時間算出装置M1〜M42が求めた区間移動時間と、各駐車場に配置される駐車場情報取得装置H3、H6〜H8、Hd、Hhが求めた駐車待ち時間等に基づいて、候補駐車場を決定し、経路情報を誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deに送信する。
センタ装置10は、処理部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、通信部15を有する。
処理部11は、一つまたは複数のプロセッサと、周辺回路とを有する。処理部11は、記憶部12に予め記憶されている所定のプログラムに従い、センタ装置10の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するために記憶部12を利用する。
図3(B)は、処理部の機能ブロック図である。
処理部11は、移動時間表更新部11aと、駐車場情報表更新部11bと、経路算出部11cと、経路情報生成部11dを有する。
処理部11が有するこれらの各部は、例えば、処理部11が有するプロセッサ上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。なお、処理部11が有するこれらの各部は、それぞれ、別個の回路として、センタ装置10に実装されてもよい。各部の説明については後述する。
記憶部12は、ランダムアクセスメモリ(RAM)又はリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ又は磁気ディスク又はフラッシュメモリを有していても良い。記憶部12は、所定のプログラムを記憶する記憶媒体を読み出し可能なドライブを有していても良い。また、記憶部12は、センタ装置10の動作に用いられる各情報を記憶する。例えば、記憶部12は、誘導位置G1〜G9、Ga〜Giと、誘導位置の位置情報とが関連付けて登録される誘導位置表を記憶する。また、記憶部12は、誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deと、同じ位置に配置される誘導位置G1、G2、G4、G5、Gi、Gf、Geとが関連付けて登録される誘導装置表を記憶する。
図4は、誘導位置表を示す図である。
誘導位置表400は、誘導位置を識別する識別情報が登録される誘導位置ID欄401と、誘導位置IDにより識別される誘導位置の位置情報が登録される位置情報欄402を有する。
図5は、誘導装置表を示す図である。
誘導装置表500は、誘導装置を識別する識別情報が登録される誘導装置ID欄501と、誘導装置が配置される誘導位置を識別する識別情報が登録される誘導位置ID欄502を有する。
表示部13は、処理部11に制御されて、各種の情報を表示可能である。表示部13としては、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
操作部14は、センタ装置10の管理者等により操作されて、操作情報を入力可能である。操作部14としては、例えば、キーボード又はタッチパネル等を用いることができる。
通信部15は、ネットワークNを介して、他の装置との間で信号の送受信を行う。処理部11は、通信部15を用いて受信された情報に基づいて、各種の処理を行う。また、処理部11は、各種の処理を行った結果を、通信部15を用いて送信する。通信部15としては、送受信を行う通信回路及び通信線又はアンテナを有し得る。
図6は、駐車場情報取得装置のハードウェア構成図である。
駐車場情報取得装置H3、H6〜H8、Hd、Hhは、各駐車場に配置され、車両の出庫間隔と、車両が入庫していない車室の数である空き車室数と、駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間を求める。
駐車場情報取得装置H3、H6〜H8、Hd、Hhは、処理部21と、記憶部22と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、出口ゲートセンサ26と、車室センサ27と、車両検知レーダ28と、入り口ゲートセンサ29を有する。
処理部21は、一つまたは複数のプロセッサと、周辺回路とを有する。処理部21は、記憶部22に予め記憶されている所定のプログラムに従い、駐車場情報取得装置の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するために記憶部22を利用する。
記憶部22は、ランダムアクセスメモリ(RAM)又はリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ又は磁気ディスク又はフラッシュメモリを有していても良い。記憶部22は、所定のプログラムを記憶する記憶媒体を読み出し可能なドライブを有していても良い。
表示部23は、処理部21に制御されて、各種の情報を表示可能である。表示部23としては、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
操作部24は、駐車場情報取得装置の管理者等により操作されて、操作情報を入力可能である。操作部24としては、例えば、キーボード又はタッチパネル等を用いることができる。
通信部25は、ネットワークNを介して、センタ装置10との間で信号の送受信を行う。処理部21は、通信部25を用いて受信された情報に基づいて、各種の処理を行う。また、処理部21は、各種の処理を行った結果を、通信部25を用いて送信する。通信部25としては、送受信を行う通信回路及び通信線又はアンテナを有し得る。
出口ゲートセンサ26は、駐車場の出口ゲートの開閉を検知して、検知した信号を処理部21へ出力する。駐車場の出口ゲートの開閉ごとに、一台の車両が駐車場から出庫したと考えられる。処理部21は、出口ゲートセンサ26からの信号を入力して、駐車場から車両が出庫する平均の時間間隔である平均出庫間隔を計測する。なお、平均出庫間隔を計測する方法として、他の方法を用いてもよい。
車室センサ27は、駐車場内の各車室に配置されて、車両の入庫の有無を検知して、検知した信号を処理部21へ出力する。処理部21は、車室センサ27からの信号を入力して、駐車場内の車両が入庫していない車室の数(空き車室数)を計測する。なお、空き車室数を計測する方法として、他の方法を用いてもよい。
車両検知レーダ28は、駐車場の入り口ゲートの近傍において、入り口ゲートに接続する道路脇に配置される。車両検知レーダ28は、電磁波を放射してその反射波を測定することにより、入り口ゲートに向かう車両を検知して、検知した信号を処理部21へ出力する。処理部21は、車両検知レーダ28からの信号に基づいて、入り口ゲートに向かった車両の総数を計測する。入り口ゲートセンサ29は、駐車場の入り口ゲートの開閉を検知して、検知した信号を処理部21へ出力する。駐車場の入り口ゲートの開閉ごとに、一台の車両が駐車場へ入場したと考えられる。処理部21は、入り口ゲートセンサ29からの信号に基づいて、駐車場内に入場した車両の総数を計測する。処理部21は、入り口ゲートに向かった車両の総数から、駐車場内に入場した車両の総数を減じた値を、駐車するまで待機している待機車両数として求める。なお、待機車両数を求める方法として、他の方法を用いてもよい。
処理部21は、計測した平均出庫間隔と駐車待ち車両数との積を、駐車待ち時間として求める。
駐車場の全ての車室に車両が入庫している状態では、車両は、駐車場に到着しても、何れかの車室が空くまでは、車両が駐車可能となるまでの時間を待機することになる、即ち、駐車待ち時間が発生する。一方、駐車場が、1つ以上の空き車室を有していれば、駐車場に到着した車両は、駐車可能な状態になるので、駐車待ち時間はゼロとなる。駐車待ち時間は、通常、空き車室数が少ない程長くなる。
図7は、移動時間算出装置のハードウェア構成図である。
移動時間算出装置M1〜M42は、領域R内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間を求める。
移動時間算出装置M1〜M42は、処理部31と、記憶部32と、表示部33と、操作部34と、通信部35と、流入車両センサ36と、流出車両センサ37を有する。
処理部31は、一つまたは複数のプロセッサと、周辺回路とを有する。処理部31は、記憶部32に予め記憶されている所定のプログラムに従い、移動時間算出装置の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するために記憶部32を利用する。
記憶部32は、ランダムアクセスメモリ(RAM)又はリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ又は磁気ディスク又はフラッシュメモリを有していても良い。記憶部32は、所定のプログラムを記憶する記憶媒体を読み出し可能なドライブを有していても良い。
表示部33は、処理部31に制御されて、各種の情報を表示可能である。表示部33としては、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。なお、移動時間算出装置M1〜M42は、表示部を有していなくてもよい。
操作部34は、移動時間算出装置の管理者等により操作されて、操作情報を入力可能である。操作部34としては、例えば、キーボード又はタッチパネル等を用いることができる。なお、移動時間算出装置M1〜M42は、操作部を有していなくてもよい。
通信部35は、ネットワークNを介して、センタ装置10との間で信号の送受信を行う。処理部31は、通信部35を用いて受信された情報に基づいて、各種の処理を行う。また、処理部31は、各種の処理を行った結果を、通信部35を用いて送信する。通信部35としては、送受信を行う通信回路及び通信線又はアンテナを有し得る。
流入車両センサ36は、一の区間へ車両が流入する計測位置に配置されて、該一の区間へ流入した車両を検知して、検知した信号を処理部31へ出力する。流出車両センサ37は、該一の区間から車両が流出する計測位置に配置されて、該一の区間から流出する車両を検知して、検知した信号を処理部31へ出力する。即ち、一の区間の車両の移動方向において、車両の流入側の端部に流入車両センサ36が配置され、車両の流出側の端部に流出車両センサ37が配置される。流入車両センサ36及び流出車両センサ37は、例えば、超音波を照射して車両から反射した超音波を受信して車両を検知するか、又はレーザ等の電磁波を照射して車両から反射した電磁波を受信して車両を用いて車両を検知する。なお、車両を検知する方法として、他の方法を用いてもよい。
処理部31は、流入車両センサ36から入力した信号に基づいて、単位時間あたりに区間へ流入する車両数Δxinを計測する。また、処理部31は、流出車両センサ37から入力した信号に基づいて、単位時間あたりに区間から流出する車両数Δxoutを求める。
処理部31は、計測期間nにおいて、区間内に滞在している車両数Xと、Δxinと、Δxoutとを用いて、計測期間n+1において、区間内に滞在している車両数Xn+1=X+Δxin−Δxoutを求める。そして、処理部31は、Xn+1/Δxoutを、区間移動時間として求める。ここで、区間内に滞在している車両数Xは、計測期間1〜nまでの間に区間へ流入した総車両数から区間から流出した総車両数を減じて求められる。
図8は、誘導装置のハードウェア構成図である。
誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deは、センタ装置10から経路情報を受信して、領域R内と領域R外とを接続する道路における領域Rの境界を移動する車両に搭載された車載装置50に対して、経路情報を一斉送信する。
誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deは、処理部41と、記憶部42と、表示部43と、操作部44と、通信部45を有する。
処理部41は、一つまたは複数のプロセッサと、周辺回路とを有する。処理部41は、記憶部42に予め記憶されている所定のプログラムに従い、誘導装置の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するために記憶部32を利用する。
記憶部42は、ランダムアクセスメモリ(RAM)又はリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ又は磁気ディスク又はフラッシュメモリを有していても良い。記憶部32は、所定のプログラムを記憶する記憶媒体を読み出し可能なドライブを有していても良い。
表示部43は、処理部41に制御されて、各種の情報を表示可能である。表示部43としては、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。なお、誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deは、表示部を有していなくてもよい。
操作部44は、誘導装置の管理者等により操作されて、操作情報を入力可能である。操作部44としては、例えば、キーボード又はタッチパネル等を用いることができる。なお、誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deは、操作部を有していなくてもよい。
通信部45は、ネットワークNを介して、センタ装置10との間で信号の送受信を行う。また、通信部45は、車両に搭載された車載装置50に対して、経路情報を一斉送信する。
処理部41は、通信部45を用いて受信された情報に基づいて、各種の処理を行う。また、処理部41は、各種の処理を行った結果を、通信部45を用いて送信する。通信部45としては、送受信を行う通信回路及び通信線又はアンテナを有し得る。
通信部45が、車両に搭載された車載装置50に対して、経路情報を一斉送信する方法は、特に制限されないが、VICS(登録商標)のようにFM電波を利用して送信してもよいし、又はビーコン信号を用いて送信してもよい。また、通信部45は、車載装置50に対して、個別に通信を接続した上で、経路情報を送信してもよい。
図9は、車載装置のハードウェア構成図である。
車載装置50は、領域Rへの来訪者が運転する車両に搭載される。
車載装置50は、処理部51と、記憶部52と、表示部53と、操作部54と、GPS受信部55と、通信部56を有する。
処理部51は、一つまたは複数のプロセッサと、周辺回路とを有する。処理部51は、記憶部52に予め記憶されている所定のプログラムに従い、車載装置50の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するために記憶部52を利用する。
記憶部52は、ランダムアクセスメモリ(RAM)若しくはリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ、又は磁気ディスク若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有していてもよい。
表示部53は、車両のセンターコンソールに配置されおり、処理部51に制御されて、車載装置50の動作に伴う各種の情報を表示可能である。表示部53として、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
操作部54は、運転者により操作されて、操作を入力可能である。車載装置50は、操作部54として、例えば表示部53の画面上に配置されるタッチパネルを用いることができる。
また、車載装置50には、GPS受信部55から、車両の位置を示す位置情報が入力される。GPS受信部55は、GPS人工衛星が送信するGPS電波を受信して車両の位置を求め、車両の位置情報を処理部51に出力する。
通信部56は、誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deから一斉送信される経路情報を受信する。
上述した、センタ装置、駐車場情報取得装置、移動時間算出装置、誘導装置及び車載装置は、例えば、コンピュータを用いて形成され得る。
次に、システム1が、隣接誘導位置間移動時間表を更新する処理を、図面を参照しながら、以下に説明する。隣接誘導位置間移動時間表は、一の区間を車両が移動する区間移動時間が登録された表である。
図10は、隣接誘導位置間移動時間表を更新するシーケンス図である。
まず、ステップS1001において、移動時間算出装置M1〜M42は、計測する一の区間の移動時間を算出して、区間移動時間情報を生成する。
図11は、区間移動時間情報を示す図である。
区間移動時間情報1100は、区間移動時間を算出した移動時間算出装置を識別する識別情報である移動時間算出装置ID1101と、区間移動時間1102と、送信先を識別する識別情報であるDA1103と、送信元を識別する識別情報であるSA1104を有する。DA1103には、センタ装置10が登録される。
次に、ステップS1003において、移動時間算出装置M1〜M42は、区間移動時間情報を、ネットワークNを介して、センタ装置10へ送信する。
次に、ステップS1005において、センタ装置10は、区間移動時間情報を受信する。
次に、ステップS1007において、センタ装置10の移動時間表更新部11aは、受信した区間移動時間情報に含まれる情報を、隣接誘導位置間移動時間表に登録して更新する。隣接誘導位置間移動時間表は、センタ装置10の記憶部12に記憶される。
図12は、隣接誘導位置間移動時間表を示す図である。
隣接誘導位置間移動時間表1200は、区間移動時間を算出した移動時間算出装置を識別する識別情報が登録される移動時間算出装置ID欄1201を有する。また、隣接誘導位置間移動時間表1200は、区間の始点を示す誘導位置の識別情報が登録される誘導位置ID欄1202と、区間の終点を示す誘導位置の識別情報が登録される誘導位置ID欄1203と、区間移動時間が登録される区間移動時間欄1204を有する。ここで、区間の始点を示す誘導位置は、車両が流入する区間の端部の誘導位置を意味し、区間の終点を示す誘導位置は、車両が流出する区間の端部の誘導位置を意味する。
例えば、移動時間算出装置M1は、誘導位置G1から流入して誘導位置G2から流出する区間の区間移動時間が、2分であることを算出している。また、移動時間算出装置M3は、誘導位置G2から流入して誘導位置G1から流出する区間の区間移動時間が、2分であることを算出している。移動時間算出装置M1及び移動時間算出装置M3は、同じ区間において、車両が移動する向きが互いに反対の区間移動時間を算出している。なお、本明細書では、同一の区間は、車両の移動する向きに関わらず同じ区間移動時間を有している。
ステップS1001〜S1007の処理は、例えば、所定の周期で繰り返し実行されて、道路の状況の変化に応じて、絶えず更新される。
次に、システム1が、駐車場情報表を更新する処理を、図面を参照しながら、以下に説明する。駐車場情報表には、各駐車場P3、P6〜P8、Pd、Phの空き車室数及び駐車待ち時間等の情報が登録される。
図13は、駐車場情報表を更新するシーケンス図である。
まず、ステップS1301において、駐車場情報取得装置H3、H6〜H8、Hd、Hhは、空き車室数及び駐車待ち時間を取得して、駐車場情報を生成する。
図14は、駐車場情報を示す図である。
駐車場情報1400は、駐車場情報を取得した駐車場情報取得装置を識別する識別情報である駐車場情報取得装置ID1401と、駐車場情報が取得された駐車場を識別する識別情報である駐車場ID1402と、空き車室数1404と、駐車待ち時間1404を有する。また、駐車場情報1400は、送信先を識別する識別情報であるDA1405と、送信元を識別する識別情報であるSA1406を有する。DA1405には、センタ装置10が登録される。
次に、ステップS1303において、駐車場情報取得装置H3、H6〜H8、Hd、Hhは、駐車場情報を、ネットワークNを介して、センタ装置10へ送信する。
次に、ステップS1305において、センタ装置10は、駐車場情報を受信する。
次に、ステップS1307において、センタ装置10の駐車場情報表更新部11bは、受信した駐車場情報に含まれる情報を、駐車場情報表に登録して更新する。駐車場情報表は、センタ装置10の記憶部12に記憶される。
図15は、駐車場情報表を示す図である。
駐車場情報表1500は、駐車場を識別する識別情報が登録される駐車場ID欄1501と、駐車場に配置される誘導位置を識別する識別情報が登録される誘導位置ID欄1502と、空き車室数欄1503と、駐車待ち時間欄1504を有する。
ステップS1301〜S1307の処理は、例えば、所定の周期で繰り返し実行されて、駐車場の状況の変化に応じて、絶えず更新される。
次に、システム1が、各誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deに対して、誘導装置から駐車所要時間が最短となる候補駐車場までの経路を探索する処理を、図面を参照しながら、以下に説明する。
図16及び図17は、誘導装置が配置される誘導位置から駐車場までの経路を探索するフローチャートを示す図である。
この例では、領域Rの境界の誘導装置が配置される誘導位置が位置する区間と、該区間と隣接する区間とを接続することを繰り返して、誘導装置から駐車場が位置する区間までの経路を形成し、車両が該経路を移動するのに要する時間が、移動時間(駐車移動時間)として求められる。
センタ装置10は、ステップS1601〜S1613の処理を繰り返すことにより、全ての誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deに対して、駐車所要時間が最短となる候補駐車場を決定する。ステップS1601〜S1613の処理は、例えば、所定の周期で繰り返し実行されて、道路の状況又は駐車場の状況の変化に応じて、絶えず更新される。
以下の説明では、誘導装置D5に対する候補駐車場を決定する例を用いて、センタ装置10の処理を説明する。
まず、ステップS1603において、センタ装置10の経路算出部11cは、誘導装置D5が配置される誘導位置G5を、移動時間算出結果表の終点誘導位置に登録する。
図18は、移動時間算出中間表及び移動時間算出結果表を示す図である。移動時間算出中間表及び移動時間算出結果表は、経路の算出処理に用いられる。移動時間算出中間表及び移動時間算出結果表は、センタ装置10の記憶部12に記憶される。
移動時間算出結果表1811は、終点誘導装置欄1812と、移動時間欄1813と、経路欄1814を有する。
経路の始点の誘導位置は、誘導装置D5が配置される誘導位置G5であるので、始点誘導位置と終点誘導位置とが一致するため、移動時間はゼロとなり、経路には誘導位置G5登録される(ステップ1)。
次に、ステップS1605において、経路算出部11cは、隣接誘導位置間移動時間表(図12参照)において、移動時間算出結果表(図18参照)の終点誘導位置G5を始点誘導位置として有する終点誘導位置G4及びG8、移動時間及び経路を、登録情報として移動時間算出中間表(図18参照)に登録する(ステップ2)。
移動時間算出中間表1801は、終点誘導位置欄1802と、移動時間欄1803と、経路欄1804を有する。
隣接誘導位置間移動時間表1200(図12参照)を参照すると、移動時間算出結果表1811の終点誘導位置G5を始点誘導位置として有する終点誘導位置は、誘導位置G4及びG8であるので、誘導位置G4及びG8が、移動時間算出中間表1801の終点誘導位置欄1802に登録される(ステップ2)。また、始点誘導位置G5から終点誘導位置G4までの移動時間及び経路が、移動時間算出中間表1801の移動時間欄1803及び経路欄1804に登録される。同様に、始点誘導位置G5から終点誘導位置G8までの移動時間及び経路が、移動時間算出中間表1801の移動時間欄1803及び経路欄1804に登録される。
次に、ステップS1701〜S1707の処理が、移動時間算出中間表1801に登録される情報がなくなるまで繰り返される。
まず、ステップS1703において、経路算出部11cは、移動時間算出中間表1801の最短の移動時間を有する終点誘導位置G4の登録情報を、移動時間算出結果表1811に登録する(ステップ2)と共に、この終点誘導位置の登録情報G4を、移動時間算出中間表1801から削除する。
次に、ステップS1705において、経路算出部11cは、隣接誘導位置間移動時間表(図12参照)において、移動時間算出結果表1811の終点誘導位置G4を始点誘導位置として有する終点誘導位置G3、G5及びGc、移動時間及び経路を、登録情報として移動時間算出中間表1801に登録する(ステップ3)。ここで、終点誘導位置G5は、すでに移動時間算出結果表1811に終点誘導位置として登録されているので、移動時間算出中間表1801には登録されない。
経路算出部11cは、終点誘導位置G3及びGcを、移動時間算出中間表1801の終点誘導位置欄1802に登録する(ステップ3)。また、経路算出部11cは、始点誘導位置G5から誘導位置G4を経由して終点誘導位置G3に移動する移動時間及び経路を、移動時間算出中間表1801の移動時間欄1803及び経路欄1804に登録する(ステップ3)。同様に、経路算出部11cは、始点誘導位置G5から誘導位置G4を経由して終点誘導位置Gcに移動する移動時間及び経路を、移動時間算出中間表1801の移動時間欄1803及び経路欄1804に登録する(ステップ3)。
再び、ステップS1703に戻って、経路算出部11cは、移動時間算出中間表1801の最短の移動時間を有する終点誘導位置G3及びGcの登録情報を、移動時間算出結果表1811に登録する(ステップ3)と共に、この終点誘導位置の登録情報G3及びGcを、移動時間算出中間表1801から削除する。このように、移動時間算出中間表1801の最短の移動時間を有する複数の終点誘導位置が存在する場合には、全ての終点誘導位置の登録情報が、移動時間算出結果表1811に登録される。
次に、テップS1705において、経路算出部11cは、隣接誘導位置間移動時間表(図12参照)において、移動時間算出結果表1811の終点誘導位置G3及びGcを始点誘導位置として有する終点誘導位置G2、G4及びG4、Gi、移動時間及び経路を、登録情報として移動時間算出中間表1801に登録する(ステップ4)。ここで、終点誘導位置G4は、すでに移動時間算出結果表1811に終点誘導位置として登録されているので、移動時間算出中間表1801には登録されない。
経路算出部11cは、終点誘導位置G2及びGiを、移動時間算出中間表1801の終点誘導位置欄1802に登録する(ステップ4)。また、経路算出部11cは、始点誘導位置G5から誘導位置G4及びG3を経由して終点誘導位置G2に移動する移動時間及び経路を、移動時間算出中間表1801の移動時間欄1803及び経路欄1804に登録する(ステップ4)。同様に、経路算出部11cは、始点誘導位置G5から誘導位置G4及びGcを経由して終点誘導位置Giに移動する移動時間及び経路を、移動時間算出中間表1801の移動時間欄1803及び経路欄1804に登録する(ステップ4)。
以下、ステップS1703及びS1705の処理を繰り返すことにより、ステップ11において、移動時間算出中間表1801に登録される情報がなくなる。そして、ステップS1607へ進む。
ステップS1607において、経路算出部11cは、移動時間算出結果表1811において、駐車場P3、P6〜P8、Pd、Phに配置される誘導位置G3、G6〜G8、Gd、Ghである終点誘導位置の登録情報を、移動時間表に登録する。
図19は、移動時間表を示す図である。移動時間表は、センタ装置10の記憶部12に記憶される。
移動時間表1900は、経路の始点に位置する誘導装置を識別する識別情報が登録される誘導装置ID欄1901と、経路の終点に位置する駐車場を識別する識別情報が登録される駐車場ID欄1902と、移動時間欄1903を有する。また、移動時間表1900は、誘導位置を用いて経路を示す経路情報が登録される経路欄1904を有する。
移動時間表1900には、始点である誘導装置D5が位置する誘導位置G5から各駐車場P3、P6〜P8、Pd、Phへ移動する移動時間と、経路情報とが関連づけられて登録される。
次に、ステップS1609において、経路算出部11cは、移動時間表1900と、駐車場情報表(図15参照)とに基づいて、駐車所要時間表を生成する。
図20は、駐車所要時間表を示す図である。駐車所要時間表は、センタ装置10の記憶部12に記憶される。
駐車所要時間表2000は、経路の始点に位置する誘導装置を識別する識別情報が登録される誘導装置ID欄2001と、経路の終点に位置する駐車場を識別する識別情報が登録される駐車場ID欄2002を有する。また、駐車所要時間表2000は、空き車室数欄2003と、駐車所要時間欄2004と、経路欄2005を有する。駐車所要時間は、始点である誘導装置D5が位置する誘導位置G5から各駐車場P3、P6〜P8、Pd、Phへ移動する移動時間と、各駐車場の駐車待ち時間との和として求められる。
駐車所要時間表2000には、始点である誘導装置D5が位置する誘導位置G5から各駐車場P3、P6〜P8、Pd、Phへの駐車所要時間及び空き車室数が、経路情報と関連づけられて登録される。
次に、ステップS1611において、経路算出部11cは、駐車所要時間表2000に基づいて、最短の駐車所要時間を有する駐車場P8を、候補駐車場として決定して、誘導装置D5と関連づけて候補駐車場表に登録する。もし、最短の駐車所要時間の駐車場が複数ある場合には、経路算出部11cは、空き車室数が多い方の駐車場を、候補駐車場として決定する。
図21は、候補駐車場表を示す図である。候補駐車場表は、センタ装置10の記憶部12に記憶される。
候補駐車場表2100は、経路の始点に位置する誘導装置を識別する識別情報が登録される誘導装置ID欄2101と、候補駐車場を識別する識別情報が登録される駐車場ID欄2102と、候補駐車場の空き車室数欄2103と、駐車所要時間欄2104と、経路欄2105を有する。
候補駐車場表2100には、各誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deと、最短の駐車所要時間を有する候補駐車場とが関連づけられて登録される。誘導装置D5から最短の駐車所要時間を有する候補駐車場として駐車場P8が決定されている。
ステップS1601〜S1613までの処理が繰り返されることにより、各誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deに対する候補駐車場が決定される。
次に、システム1において誘導装置が経路情報を一斉送信する処理について、図面を参照しながら、以下に説明する。
図22は、誘導装置が経路情報を一斉送信する処理を示すシーケンス図である。
まず、ステップS2201において、センタ装置10の経路情報生成部11dは、誘導位置表400及び誘導装置表500を参照しながら、記憶部12に記憶した候補駐車場表に基づいて、各誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deに対する経路情報を生成する。そして、経路情報生成部11dは、誘導位置から候補駐車場までの経路を示す経路情報を、ネットワークNを介して送信する。
次に、ステップS2203において、誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deは、経路情報を受信する。
次に、ステップS2205において、誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deは、経路情報を一斉送信する。
図23は、誘導装置から送信される経路情報を示す図である。図23に示す経路情報は、誘導装置Dfが一斉送信する場合の例である。
経路情報2300は、候補駐車場を識別する識別情報である駐車場ID2301と、候補駐車場の位置情報2302と、候補駐車場の空き車室数2303と、駐車所要時間2304を有する。また、経路情報2300は、誘導装置Dfが位置する誘導位置Gfから候補駐車場P7までの経路に関する情報として、誘導位置ID及び各誘導位置の位置情報が経路の順番に並べられた情報2305を有する。更に、経路情報2300は、送信先を識別する識別情報であるDA2306と、送信元を識別する識別情報であるSA2307を有する。DA2306には、一斉送信であることが登録される。
センタ装置10が誘導装置Dfに送信する経路情報には、経路情報2300に含まれる情報の内、DA2306及びDA2306を除いた情報が含まれている。誘導装置Dfは、センタ装置10から受信した経路情報に対してDA2306及びDA2306を追加した経路情報を一斉送信する。例えば、誘導装置Dfは、図23に示す経路情報を、領域Rの境界の誘導位置Gfにおいて一斉送信する。なお、経路情報は、少なくとも候補駐車場を含んでいればよく、誘導装置から候補駐車場までの経路を含んでいなくてもよい。
次に、ステップS2207において、領域Rの境界に位置する車両に搭載される車載装置50は、経路情報を受信する。例えば、領域Rの境界の誘導位置Gfの近傍において、領域R外から領域R内へ移動している車両に搭載される車載装置50は、誘導装置Dfから一斉送信された経路情報を受信する。
次に、ステップS2209において、車載装置50は、受信した経路情報に基づいて、候補駐車場までの経路を表示部53に表示して、車両を運転する来訪者に経路を案内する。例えば、領域Rの境界の誘導位置Gfから経路情報を受信した車載装置50は、誘導位置Gfから候補駐車場P7が位置する誘導位置G7までの経路を、表示部53に表示して、車両を運転する来訪者に候補駐車場P7までの経路を案内する。
上述した本実施形態のシステム1によれば、駐車場までの移動時間と、駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間との和が最短となる駐車場を決定し、該駐車場までの経路情報を車載装置へ送信できる。従って、車両を運転する来訪者は、最短の時間で車両を駐車場に駐車することが可能となる。
例えば、従来の駐車場を案内するシステムでは、候補駐車場の案内を受けた位置から、距離は遠いが空き車室を有する遠方の駐車場と、距離は近いが空き車室を有さない近傍の駐車場とがあった場合、近傍の駐車場の駐車待ち時間が短くても、候補駐車場として遠方の駐車場が決定されていた。一方、本実施形態のシステム1によれば、移動時間と駐車待ち時間との和が最短となる候補駐車場を案内するので、候補駐車場の案内を受けた誘導位置から最短の時間で駐車できる。
上述した実施形態では、誘導装置から駐車所要時間が最短となる候補駐車場までの経路を探索する処理の一例を説明した。ただし、経路を探索する処理は、上述した方法に限定されるものではない。そこで、次に、誘導装置から駐車所要時間が最短となる候補駐車場までの経路を探索する他の方法を、図面を参照しながら、以下に説明する。
図24及び図25は、誘導位置から駐車場までの経路を探索する他の方法のフローチャートを示す図である。
この例では、駐車場が位置する区間と、該区間と隣接する区間とを接続することを繰り返して、駐車場から領域Rの境界の誘導位置が位置する区間までの経路を形成し、車両が該経路を移動するのに要する時間が、移動時間(駐車移動時間)として求められる。
センタ装置10は、ステップS2401〜S2507の処理を繰り返すことにより、全ての誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deに対して、駐車所要時間が最短となる候補駐車場を決定する。ステップS2401〜S2507の処理は、例えば、所定の周期で繰り返し実行されて、道路の状況又は駐車場の状況の変化に応じて、候補駐車場表は絶えず更新される。
まず、第1周期の処理を、以下に説明する。
第1周期の処理は、全ての算出対象の誘導位置に対して、ステップS2403〜S2503の処理が行われる。
ステップS2403において、センタ装置10の経路算出部11cは、駐車場情報算出表(図27参照)において、駐車場に配置される誘導位置と一致する算出対象の誘導位置に対して、接続誘導位置、候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路を登録する。
図27は、第1周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。
駐車場情報算出表2701は、経路の算出対象である誘導位置を識別する識別情報が登録される誘導位置ID欄2702と、算出対象である誘導位置と区間を介して接続される誘導位置を識別する識別情報が登録される接続誘導位置ID欄2703を有する。また、駐車場情報算出表2701は、接続誘導位置ID欄2703により識別される誘導位置が位置する駐車場を候補駐車場として、その候補駐車場情報が登録される駐車場ID欄2704と、空き車室数欄2705と、経路の算出対象の誘導位置から候補駐車場までの駐車所要時間が登録される駐車所要時間欄2706を有する。更に、駐車場情報算出表2701は、経路の算出対象である誘導位置から接続誘導位置までの経路が、誘導位置の順番で登録される経路欄2707を有する。なお、上述した説明は、他の駐車場情報算出表に対しても適用される。
経路算出部11cは、駐車場情報表(図15参照)を参照し、算出対象である誘導位置G3が駐車場P3に配置されると判断して、算出対象である誘導位置G3に対する接続誘導位置ID欄2703にG3を登録する。また、経路算出部11cは、駐車場情報表(図15参照)及び隣接誘導位置間移動時間表(図12参照)を参照して、算出対象である誘導位置G3に対する駐車場ID欄2704にP3を登録し、空き車室数欄2705に0を登録し、駐車所要時間欄2706に5を登録し、経路欄2707にG3を登録する。駐車所要時間欄2706には、算出対象の誘導位置G3から接続誘導位置G3までの移動時間と、駐車待ち時間との和である駐車所要時間が登録される。算出対象の誘導位置G3と接続誘導位置G3とは一致するので、移動時間はゼロであるが、駐車場情報表(図15参照)によると、駐車場P5の駐車待ち時間は5(分)であるので、駐車所要時間欄2706には5(分)が登録される。
同様にして、経路算出部11cは、ステップS2403の処理を繰り返すことにより、駐車場情報表(図15参照)を参照し、算出対象である誘導位置G6、G7、G8、Gd、Ghが駐車場P6、P7、P8、Pd、Phに配置されると判断して、駐車場情報算出表2701にそれぞれの登録情報を登録する。
次に、ステップS2405において、経路算出部11cは、隣接誘導位置間移動時間表(図12参照)において、駐車場情報算出表(図27参照)の算出対象の誘導位置を始点誘導位置として有する終点誘導位置を、駐車場情報算出表(図27参照)の接続誘導位置に登録する。ここで、既に接続誘導位置として登録されている終点誘導位置は、駐車場情報算出表(図27参照)の接続誘導位置には登録されない。
経路算出部11cは、隣接誘導位置間移動時間表(図12参照)を参照し、算出対象の誘導位置G1を始点誘導位置として有する終点誘導位置G2及びG6を抽出して、算出対象である誘導位置G1に対する接続誘導位置ID欄2703にG2及びG6を登録する。
同様にして、経路算出部11cは、ステップS2405の処理を繰り返すことにより、算出対象の誘導位置G2を始点誘導位置として有する終点誘導位置G1、G3及びG7を抽出して、算出対象である誘導位置G1に対する接続誘導位置ID欄2703にG1、G3及びG7を登録する。
また、経路算出部11cは、ステップS2405の処理を繰り返すことにより、隣接誘導位置間移動時間表(図12参照)を参照し、算出対象の誘導位置G3を始点誘導位置として有する終点誘導位置G2及びG4を抽出して、算出対象である誘導位置G3に対する接続誘導位置ID欄2703にG2及びG4を登録する。
同様にして、経路算出部11cは、ステップS2405の処理を繰り返すことにより、算出対象である他の誘導位置に対して、駐車場情報算出表2701の接続誘導位置ID欄2703にそれぞれの登録情報を登録する。
次に、ステップS2407において、経路算出部11cは、駐車場情報算出表(図27参照)の接続誘導位置に対して、1つ前の周期の経路算出処理の駐車場情報一覧表(図26参照)において一致する算出対象の誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路を抽出し、現在の周期の駐車場情報算出表(図27参照)の接続誘導位置に接続した場合の駐車所要時間及び経路に更新して、候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路を登録する。
図26は、初期状態の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。
駐車場情報一覧表2611は、経路の算出対象である誘導位置を識別する識別情報が登録される算出対象の誘導位置ID欄2613を有する。また、駐車場情報一覧表2611は、算出対象の誘導位置に対する候補駐車場情報が登録される駐車場ID欄2614と、空き車室数欄2615と、経路の算出対象である誘導位置から候補駐車場までの駐車所要時間が登録される所要時間欄2616を有する。更に、駐車場情報一覧表2611は、経路の算出対象である誘導位置から候補駐車場までの経路が、誘導位置の順番で登録される経路欄2617を有する。なお、上述した説明は、他の駐車場情報一覧表に対しても適用される。初期状態の駐車場情報一覧表2611では、全て空欄となっている。
経路算出部11cは、第1周期の駐車場情報算出表2701の接続誘導位置に対して、1つ前の周期の初期状態の駐車場情報一覧表2611を参照して、一致する算出対象の誘導位置の有無を判断する。初期状態の駐車場情報一覧表2611の算出対象の誘導位置ID欄2613には、何れの誘導位置も登録されていないので、経路算出部11cは、一致する算出対象の誘導位置は無いと判断する。従って、第1周期の処理では、駐車場情報一覧表2611からは登録情報は抽出されない。
次に、ステップS2501において、経路算出部11cは、駐車場情報算出表(図27参照)の算出対象の誘導位置の駐車所要時間が最短の接続誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路が、駐車場情報一覧表の同じ算出対象の誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路と一致するか否かを判断する。もし、算出対象の誘導位置の駐車所要時間が最短の接続誘導位置が複数ある場合には、経路算出部11cは、空き車室の数が多い駐車場を、最短の接続誘導位置として決定する。
経路算出部11cは、この時点の駐車場情報算出表2701における算出対象の誘導位置G1には、候補駐車場情報が登録されていないので、一致しないと判断し、且つステップS2503の処理は行わないでステップS2505の前に進む。駐車場情報算出表2701における算出対象の誘導位置G2、G4、G5、G9、Ga、Gb、Gc、Ge、Gf、Gf、Giについても同様の処理を行う。
この時点の第1周期の駐車場情報一覧表2711には、情報が登録されていない。従って、経路算出部11cは、駐車場情報算出表2701における算出対象の誘導位置G3の接続誘導位置G3の駐車所要時間が最短の接続誘導位置G3の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路は、駐車場情報一覧表の同じ算出対象である接続誘導位置G3の登録情報とは一致していないと判断する。
経路算出部11cは、ステップS2501の処理を繰り返すことにより、駐車場情報算出表2701における算出対象である接続誘導位置G6、G7、G8、Gd、Ghに対しても、同様の判断を行う。
次に、ステップS2503において(ステップS2501−Noの場合)、経路算出部11cは、駐車場情報算出表の算出対象の誘導位置の駐車所要時間が最短の接続誘導位置の登録情報を、駐車場情報一覧表(図27参照)の算出対象の誘導位置に登録(更新)する。
経路算出部11cは、駐車場情報算出表2701における算出対象の誘導位置G3の駐車所要時間が最短の接続誘導位置G3の候補駐車場情報(駐車場ID、空き車室数)、駐車所要時間及び経路を、駐車場情報一覧表2711の同じ算出対象の誘導位置G3と関連づけられたそれぞれの欄に登録する。
同様にして、経路算出部11cは、ステップS2503の処理を繰り返すことにより、駐車場情報算出表2701における算出対象の接続誘導位置G6、G7、G8、Gd、Ghの駐車所要時間が最短の接続誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路を、駐車場情報一覧表2711の同じ算出対象の誘導位置G6、G7、G8、Gd、Ghと関連づけられたそれぞれの欄に登録する。
一方、ステップS2501の判断結果がYesの場合には、ステップS2505の前に進む。
ステップS2401〜S2505の処理が繰り返されることにより、全ての算出対象の誘導位置に対する処理が終了して、ステップS2507へ進む。
次に、ステップS2507において、経路算出部11cは、駐車場情報一覧表(図27)において、誘導装置が位置する算出対象の誘導位置の候補駐車場等の登録情報を、候補駐車場表(図28参照)に登録する。
図28は、第1周期の候補駐車場表を示す図である。
候補駐車場表2800は、経路の始点に位置する誘導装置を識別する識別情報が登録される誘導装置ID欄2801と、候補駐車場を識別する識別情報が登録される駐車場ID欄2802と、候補駐車場の空き車室数欄2803と、候補駐車場への駐車所要時間欄2804と、経路欄2805を有する。
第1周期の駐車場情報一覧表2711には、誘導装置D1、D2、D4、D5、Di、Df、Deが位置する算出対象の誘導位置G1、G2、G4、G5、Gi、Gf、Geには、情報が登録されていない。従って、第1周期の候補駐車場表2800には、候補駐車場等の登録情報は登録されない。
上述したステップS2401〜S2507の処理が繰り返されて、第1周期の経路算出処理が終了する。
次に、経路算出部11cは、ステップS2401〜S2507の処理を繰り返して、第2周期の経路算出処理を行う。ここで、第2周期の駐車場情報算出表の登録情報は、全て消去されるが、第2周期の駐車場情報一覧表は、第1周期の駐車場情報一覧表の登録情報と同じ情報が登録される。この説明は、他の周期の説明にも適用される。
図29は、第2周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。
まず、第2周期のステップS2403及びS2405の処理は、第1周期と同様である。
次に、ステップS2407において、経路算出部11cは、駐車場情報算出表(図29参照)の接続誘導位置に対して、1つ前の第1周期の経路算出処理の駐車場情報一覧表(図27参照)において一致する算出対象の誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路を抽出し、駐車場情報算出表(図29参照)の接続誘導位置に接続した場合の駐車所要時間及び経路に更新して、候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路を登録する。
経路算出部11cは、駐車場情報算出表2901の算出対象の誘導位置G1の接続誘導位置G6に対して、第1周期の駐車場情報一覧表2711において一致する算出対象の誘導位置G6の候補駐車場P6の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路を抽出する。そして、経路算出部11cは、駐車場情報算出表2901の接続誘導位置G6に接続した場合の駐車所要時間及び経路に更新して、候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路を登録する。具体的には、経路算出部11cは、駐車場情報算出表2901の接続誘導位置G6の駐車場ID欄2904にP6を登録し、空き車室数欄2905に2を登録する。また、経路算出部11cは、駐車場情報表(図15参照)を参照して、駐車場情報算出表2901の接続誘導位置G6の駐車所要時間欄2906に、誘導位置G1から誘導位置G6へ移動する移動時間2(分)と、駐車場P6の駐車待ち時間0(分)との和である2(分)を登録する。更に、経路算出部11cは、駐車場情報算出表2901の接続誘導位置G6の経路欄2907に、算出対象の誘導位置G1から接続誘導位置G6への経路を登録する。
同様にして、経路算出部11cは、ステップS2407の処理を繰り返すことにより、駐車場情報算出表2901の算出対象の誘導位置G2の接続誘導位置G3及びG7に対して、第1周期の駐車場情報一覧表2711において一致する算出対象の誘導位置G3及びG7の候補駐車場P3及びP7の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路を抽出して登録する。
経路算出部11cは、ステップS2407の処理を繰り返すことにより、駐車場情報算出表2901の他の算出対象の誘導位置に対しても同様の処理を行う。第2周期の駐車場情報算出表2901において、第1周期から変更されている部分を太枠で示している。
次に、ステップS2501において、経路算出部11cは、駐車場情報算出表(図29参照)の算出対象の誘導位置の駐車所要時間が最短の接続誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路が、駐車場情報一覧表の同じ算出対象の誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路と一致するか否かを判断する。
経路算出部11cは、駐車場情報算出表2901の算出対象の誘導位置G1の駐車所要時間が最短の接続誘導位置G6の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路は、この時点の駐車場情報一覧表2911の算出対象の誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路と一致しないと判断する。
次に、ステップS2503において、経路算出部11cは、駐車場情報算出表2901の算出対象の誘導位置G1の駐車所要時間が最短の接続誘導位置G6の登録情報を、駐車場情報一覧表2911の同じ算出対象の誘導位置G1のそれぞれの欄に登録する(ステップS2501−Noの場合)。
同様にして、経路算出部11cは、ステップS2501及びS2503の処理を繰り返すことにより、駐車場情報算出表2901の他の算出対象の誘導位置G2、G4、G5、G9、Ga、Gf、Gg、Giの駐車所要時間が最短の接続誘導位置の登録情報を、駐車場情報一覧表2911の同じ算出対象の誘導位置に登録する(ステップS2501−Noの場合)。
一方、経路算出部11cは、ステップS2501及びS2503の処理を繰り返すことにより、駐車場情報算出表2901の算出対象の誘導位置G3、G6、G7、G8、Gd、Ghの駐車所要時間が最短の接続誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路は、この時点の駐車場情報一覧表2711の算出対象の誘導位置の候補駐車場情報、駐車所要時間及び経路と一致すると判断する(ステップS2501−Yesの場合)。そして、ステップS2505前に進む。
ステップS2401〜S2505の処理が繰り返されることにより、全ての算出対象の誘導位置に対する処理が終了して、ステップS2507へ進む。
次に、ステップS2507において、経路算出部11cは、駐車場情報一覧表(図29)において、誘導装置が位置する算出対象の誘導位置の候補駐車場等の登録情報を、候補駐車場表(図30参照)に登録する。
図30は、第2周期の候補駐車場表を示す図である。
誘導装置G5、G1、G2、G4、Gf、Giに対して、候補駐車場情報が新たに登録されている。
上述したステップS2401〜S2507の処理が繰り返されて、第2周期の経路算出処理が終了する。
以上が、第2周期の経路算出処理の説明である。
更に、図24及び図25に示す経路算出処理が周期的に繰り返されて、候補駐車場表が更新される。以下、第3周期から第6周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表並びに候補駐車場表を示す。
図31は、第3周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。駐車場情報算出表3101において、第2周期から変更されている部分を太枠で示している。
図32は、第3周期の候補駐車場表を示す図である。誘導装置Geに対して、候補駐車場情報が新たに登録されている。
図33は、第4周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。駐車場情報算出表3301において、第3周期から変更されている部分を太枠で示している。
図34は、第4周期の候補駐車場表を示す図である。誘導装置G4及びGfに対して、候補駐車場情報が更新されている。
図35は、第5周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。駐車場情報算出表3501において、第4周期から変更されている部分を太枠で示している。
図36は、第5周期の候補駐車場表を示す図である。更新されている候補駐車場情報はない。
図37は、第6周期の駐車場情報算出表及び駐車場情報一覧表を示す図である。駐車場情報算出表3701において、第5周期から変更されている部分を太枠で示している。
図38は、第6周期の候補駐車場表を示す図である。更新されている候補駐車場情報はない。
以上が、誘導位置から駐車場までの経路を探索する他の方法の説明である。
本発明では、上述した実施形態のセンタ装置、システム、プログラム及び方法は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、一の実施形態が有する構成要件は、他の実施形態にも適宜適用することができる。
例えば、上述した実施形態では、誘導装置は、領域の境界に誘導位置に配置されていたが、誘導装置は、領域内の何れかの誘導位置に配置してもよい。
ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、読者が、発明者によって寄与された発明及び概念を技術を深めて理解することを助けるための教育的な目的を意図する。ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、そのような具体的に述べられた例及び条件に限定されることなく解釈されるべきである。また、明細書のそのような例示の機構は、本発明の優越性及び劣等性を示すこととは関係しない。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、その様々な変更、置き換え又は修正が本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り行われ得ることが理解されるべきである。
1 システム
10 センタ装置
11 処理部
11a 移動時間表更新部
11b 駐車場情報表更新部
11c 経路算出部
11d 経路情報生成部
12 記憶部
13 表示部
14 操作部
15 通信部
H3、H6〜H8、Hd、Hh 駐車場情報取得装置
21 処理部
22 記憶部
23 表示部
24 操作部
25 通信部
26 出口ゲートセンサ
27 車室センサ
28 車両検知レーダ
29 入り口ゲートセンサ
M1〜M42 移動時間算出装置
31 処理部
32 記憶部
33 表示部
34 操作部
35 通信部
36 流入車両センサ
37 流出車両センサ
D1、D2、D4、D5、Di、Df、De 誘導装置
41 処理部
42 記憶部
43 表示部
44 操作部
45 通信部
50 車載装置
51 処理部
52 記憶部
53 表示部
54 操作部
55 GPS受信部
56 通信部
G1〜G9、Ga〜Gi 誘導位置
S1〜S9、Sa〜Si 計測位置
P3、P6〜P8、Pd、Ph 駐車場
R 領域
N ネットワーク

Claims (9)

  1. 複数の駐車場から適切な駐車場の選択を支援するシステムにおけるセンタ装置であって、
    複数の駐車場を含む領域内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間と、各駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間とに基づいて、前記領域内の誘導位置から各駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間と、前記駐車待ち時間との和である駐車所要時間が最短となる候補駐車場を決定する処理部と、
    前記処理部により決定された前記候補駐車場の候補駐車場情報を前記誘導位置に配置された誘導装置に送信する通信部と、
    を備えるセンタ装置。
  2. 前記誘導位置から前記候補駐車場までの経路を含む前記候補駐車場情報を、前記誘導装置に送信する請求項1に記載のセンタ装置。
  3. 前記誘導位置は、領域内と領域外とを接続する道路における領域の境界に配置される請求項1又は2に記載のセンタ装置。
  4. 駐車場に到着して駐車可能となるのを待機している車両の数と、駐車場から車両が出庫する平均の時間間隔である平均出庫間隔との積が、前記駐車待ち時間として求められる請求項1〜3の何れか一項に記載のセンタ装置。
  5. 前記誘導位置が位置する区間と、該区間と隣接する区間とを接続することを繰り返して、前記誘導位置から駐車場が位置する区間までの経路を形成し、車両が該経路を移動するのに要する時間が、前記駐車移動時間として求められる請求項1〜4の何れか一項に記載のセンタ装置。
  6. 駐車場が位置する区間と、該区間と隣接する区間とを接続することを繰り返して、駐車場から前記誘導位置が位置する区間までの経路を形成し、車両が該経路を移動するのに要する時間が、前記駐車移動時間として求められる請求項1〜4の何れか一項に記載のセンタ装置。
  7. 複数の駐車場を含む領域内の誘導位置に配置される誘導装置であって、前記誘導位置から各駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間と、各駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間との和である駐車所要時間が最短となる候補駐車場の候補駐車場情報を送信する誘導装置と、
    前記領域内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間を求める移動時間算出装置と、
    各駐車場に配置され、前記駐車待ち時間を求める駐車場情報取得装置と、
    前記移動時間算出装置が求めた前記区間移動時間と、各駐車場における前記駐車場情報取得装置が求めた前記駐車待ち時間とに基づいて、前記候補駐車場を決定する処理部と、
    前記処理部により決定された前記候補駐車場の前記候補駐車場情報を前記誘導位置に配置された前記誘導装置に送信する通信部と、
    を有するセンタ装置と、
    を備えるシステム。
  8. 複数の駐車場を含む領域内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間と、各駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間とに基づいて、前記領域内の誘導位置から各駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間と、前記駐車待ち時間との和である駐車所要時間が最短となる候補駐車場を決定し、決定された前記候補駐車場の候補駐車場情報を、前記誘導位置に配置された誘導装置に送信することを、コンピュータに実行させるプログラム。
  9. 複数の駐車場を含む領域内の道路が複数に区分された各区間を車両が移動する区間移動時間と、各駐車場に到着した車両が駐車可能となるまでに要する駐車待ち時間とに基づいて、前記領域内の誘導位置から各駐車場までの車両の移動に要する駐車移動時間と、前記駐車待ち時間との和である駐車所要時間が最短となる候補駐車場を決定し、決定された前記候補駐車場の候補駐車場情報を、前記誘導位置に配置された誘導装置に送信する方法。
JP2016244812A 2016-12-16 2016-12-16 駐車場までの経路情報を送信するセンタ装置、システム、プログラム及び方法 Pending JP2018097816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016244812A JP2018097816A (ja) 2016-12-16 2016-12-16 駐車場までの経路情報を送信するセンタ装置、システム、プログラム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016244812A JP2018097816A (ja) 2016-12-16 2016-12-16 駐車場までの経路情報を送信するセンタ装置、システム、プログラム及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018097816A true JP2018097816A (ja) 2018-06-21

Family

ID=62633048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016244812A Pending JP2018097816A (ja) 2016-12-16 2016-12-16 駐車場までの経路情報を送信するセンタ装置、システム、プログラム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018097816A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9983020B2 (en) Vehicle operation device and method
EP2806412B1 (en) Route computation for navigation system using data exchanged with ticket vending machines
US8676496B2 (en) Car navigation apparatus
KR101970920B1 (ko) 실내 측위 방법 및 이를 이용한 주차 경로 안내 방법
US10386196B2 (en) Method of and system for determining route speed of a mobile navigation unit movable along a route segment of a route having a plurality of intersections
RU2722150C2 (ru) Система навигации автомобильного транспортного средства для зоны парковки с использованием маломощных радиостанций и способ осуществления такой навигации
JP2016151910A (ja) 不審車両認識装置及び不審車両認識方法
WO2007122926A1 (ja) ナビゲーション装置、位置登録方法、位置登録プログラムおよび記録媒体
US20220164737A1 (en) Vehicle dispatch service boarding location determination method, and vehicle dispatch service boarding location determination device
JP2018109861A (ja) 駐車場までの経路情報を案内するセンタ装置、システム、プログラム及び方法
JP2024052926A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理用プログラム、及び記録媒体
WO2007105519A1 (ja) 位置登録装置、経路探索装置、位置登録方法、位置登録プログラムおよび記録媒体
JP2005189056A (ja) ナビゲーションシステム
EP4267915A2 (en) Route optimization for vehicles
JP2009058492A (ja) ナビゲーション装置及び情報システム
US20230400322A1 (en) Computer-readable medium, information display device, and information display method
JP2010203797A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびプログラム
CN115943289A (zh) 驾驶辅助装置以及计算机程序
JP2007114118A (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバおよびナビゲーションプログラム
JP5447347B2 (ja) 経路探索装置および経路探索方法
JP2018097816A (ja) 駐車場までの経路情報を送信するセンタ装置、システム、プログラム及び方法
JP6515681B2 (ja) 目的地取得システム、方法およびプログラム
JP6198614B2 (ja) 走行支援装置、サーバ装置および走行支援システム
JP2012145440A (ja) 施設案内装置、施設案内方法及びコンピュータプログラム
CN110892229B (zh) 通知控制装置及通知控制方法