JP2018097733A - 運転支援システム及び運転支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、機器に設置される複数のセンサーより得られるリアルタイムでの計測データに基づき、代替センサー及び補正値を求めることにより、周囲環境の変化に対し追従性良く、最適な機器の運転を支援し得る運転支援システム及び運転支援方法を提供する。【解決手段】運転支援システム1は、種別の異なる複数のセンサー4が設置される対象機器2と、複数のセンサー4による計測データに基づき複数のセンサー間の相関を求め、当該求めた相関が高いセンサーを代替センサーとして選定する演算処理部14と、少なくとも、複数のセンサー間の相関を格納する運転管理データベースD200と、を備え、演算処理部14は、一のセンサーが故障又は保守の対象となった場合、上記一のセンサーと上記一のセンサーの代替センサーとの差分を規定する補正関数を求め、代替センサー及び補正関数を対象機器2へ出力する。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のセンサーを有する機器において、センサー間のデータを有効に利用し、機器の最適な運転を支援する運転支援システム及び運転支援方法に関する。
機器に取り付けたセンサーから得られる運転情報を参照して、機器の運転を制御、支援することが広く行われている。さらに、機器に複数のセンサーが取り付けられている場合、あるセンサーが故障した際に、他のセンサーから得られる運転情報を参照し運転を制御、支援することもなされている。
例えば、特許文献1では、遠隔監視装置が各風力発電装置を監視し、各風力発電装置の運転状況及び周辺環境に関するデータを収集する。そして、遠隔監視装置が、各風力発電装置のうち、ある風力発電装置の計測センサーの異常発生を検知した場合、計測センサーに異常が発生した風力発電装置に対して、当該風力発電装置の周辺に存在する他の風力発電装置の計測センサー(代替センサー)により計測された周辺環境に関するデータを通知する構成が開示されている。
また、特許文献2には、オープンショーケースの制御装置において、複数のセンサーを有し、いずれかのセンサーが故障したときに予め決められたセンサーで代用し、予め決められた温度を補正(温度シフト量を加算)する構成が開示されている。
特開2013−11200号公報 特開平10−99167号公報
複数のセンサーを有する機器において、機器の運転状況によって、1つまたは複数のセンサーの挙動に変化が生じる場合がある。例えば、センサーが故障または経年劣化をすることがある。このような場合、機器の運転を効率よく保持することが困難となる。
特許文献1では、ある風力発電装置の計測センサー故障時に、周辺に存在する他の風力発電装置の計測センサーで代替することを図っている。しかしながら、周辺に存在する他の風力発電装置の計測センサー(代替センサー)と故障が生じた計測センサー(故障センサー)との相関に関しては、十分に考慮されていない。また、代替センサーと故障センサーとのデータの補正に関しては、何ら考慮されていない。
特許文献2では、何れかのセンサーに異常が生じた場合、代替センサーによる計測値に補正値(温度シフト量)を加算する構成であるものの、補正値は予め設定された値である。従って、仮に、ショーケースの設置環境などに変化が生じた場合、予め設定された補正値による代替センサーの計測値を補正する方式では、対応が困難となる虞がある。
そこで、本発明は、機器に設置される複数のセンサーより得られるリアルタイムでの計測データに基づき、代替センサー及び補正値を求めることにより、周囲環境の変化に対し追従性良く、最適な機器の運転を支援し得る運転支援システム及び運転支援方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明に係る運転支援システムは、種別の異なる複数のセンサーが設置される対象機器と、前記複数のセンサーによる計測データに基づき前記複数のセンサー間の相関を求め、当該求めた相関が高いセンサーを代替センサーとして選定する演算処理部と、少なくとも、前記複数のセンサー間の相関を格納する運転管理データベースと、を備え、前記演算処理部は、一のセンサーが故障又は保守の対象となった場合、前記一のセンサーと前記一のセンサーの代替センサーとの差分を規定する補正関数を求め、前記代替センサー及び補正関数を前記対象機器へ出力することを特徴とする。
また、本発明に係る運転支援方法は、対象機器に設置される種別の異なる複数のセンサーによる計測データに基づき前記複数のセンサー間の相関を求め、当該求めた相関が高いセンサーを代替センサーとして選定し、求めた前記複数のセンサー間の相関を運転管理データベースへ格納し、一のセンサーが故障又は保守の対象となった場合、前記一のセンサーと前記一のセンサーの代替センサーとの差分を規定する補正関数を求め、前記代替センサー及び補正関数を前記対象機器へ出力することを特徴とする。
本発明によれば、機器に設置される複数のセンサーより得られるリアルタイムでの計測データに基づき、代替センサー及び補正値を求めることにより、周囲環境の変化に対し追従性良く、最適な機器の運転を支援し得る運転支援システム及び運転支援方法を提供することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係る運転支援システムの全体概略構成図である。 図1に示す制御装置の機能ブロック図である。 図1に示す運転管理センターに設置される電子端末の機能ブロック図である。 センサー稼働状況データのデータ構造の一例を示す図である。 センサー間相関表の一例を示す図である。 代替センサーと補正関数のリストの一例を示す図である。 運転管理データベースの一例を示す図である。 全てのセンサーが正常に稼働している場合における運転支援システムのフローチャートである。 機器の運転状態における運転支援システムのフローチャートである。 本発明の他の実施例に係る運転支援システムの全体概略構成図である。 機器の運転状態における運転支援システムのフローチャートである。
本発明に係る運転支援システム及び運転支援方法の適用対象機器として、例えば、風力発電装置、火力発電プラント、及び化学プラントなどの各種産業プラントが含まれる。
以下では、対象機器が風力発電装置である場合を一例として、図面を用いて本発明の実施例について説明する。なお、以下に示す各実施例は、上述の火力発電プラントなどの発電プラント、化学プラントなどを含む各種産業プラントにも同様に適用できることは言うまでもない。
図1は、本発明の一実施例に係る運転支援システムの全体概略構成図である。図1に示すように、運転支援システム1は、対象機器としての一基の風力発電装置2、運転管理センター3内に設置される電子端末5、及び詳細後述する風力発電装置2内に設置される制御装置31、及び電子端末5と制御装置31とを相互に通信可能に接続する通信ネットワーク6から構成される。ここで、通信ネットワーク6は、有線であるか、無線であるかを問わない。
図1に示すように、対象機器(単に機器とも称する)の一例としての風力発電装置2は、風を受けて回転するブレード24、ブレード24を支持するハブ23、ナセル22、及びナセル22を回動可能に支持するタワー21を備える。ナセル22内に、ハブ23に接続されハブ23と共に回転する主軸25、主軸25に連結されるシュリンクディスク26、シュリンクディスク26を介して主軸25に接続され回転速度を増速する増速機27、及び増速機27により増速された回転速度で回転子を回転させて発電運転する発電機28を備えている。ブレード24の回転エネルギーを発電機28に伝達する部位は、動力伝達部と呼ばれ、本実施例では、主軸25、シュリンクディスク26、及び増速機27が動力伝達部に含まれる。そして、増速機27及び発電機28は、メインフレーム29上に保持されている。また、ブレード24及びハブ23によりロータが構成される。図1に示すように、タワー21内の底部(下部)に、電力の周波数を変換する電力変換器30、電流の開閉を行うスイッチング用の開閉器及び変圧器(図示せず)、及び制御装置31などが配されている。
制御装置31として、例えは、制御盤又はSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)が用いられる。
本実施例では、ダウンウィンド型の風力発電装置を例に説明するが、アップウィンド型の風力発電装置においても同様に適用できる。また、3枚のブレード24とハブ23にてロータを構成する例を示すが、これに限られず、ロータはハブと少なくとも1枚のブレード22にて構成しても良い。
風力発電装置2に設置されるセンサー4は、例えば、ナセル22の上部に設置される風向風速計4a、ブレード24の根元に設置されブレード24のピッチ角を計測するピッチ角センサー、ナセル22の方位角を計測するヨー角センサー、ブレード24に付加される応力を計測する歪センサー、ナセル22の上部に設置され外気温度を計測する温度計4b、ナセル22内の温度を計測する温度計、及びナセル22内の湿度を計測する湿度計4cを含む。また、更には、図示しない、発電機28の回転数、発電量などを計測するセンサーを含む。なお、上述の全てのセンサーを設置する構成に限られるものではない。
制御装置31は、上述の風向風速計4a、外気温度を計測する温度計4b、ナセル22内の湿度を計測する湿度計4c、及び上述の各種センサー4から信号線を介して計測データを取得し、当該取得された計測データに基づき、ピッチ角、ナセル方位角、発電機回転速度などを適切に制御すると共に、取得された計測データを、通信ネットワーク6を介して運転管理センター3内に設置される電子端末5へ送信する。
図2は、図1に示す制御装置31の機能ブロック図である。図2に示すように、制御装置31は、データ収集部32、データ処理部33、機器制御部34、入力I/F35、出力I/F36、通信I/F37、及び機器データ格納部D100を備え、これらは相互に内部バス38にてアクセス可能に接続されている。データ収集部32、データ処理部33、及び機器制御部34は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ、各種プログラムを格納するROM、演算過程のデータを一時的に格納するRAM、外部記憶装置などの記憶装置にて実現されると共に、CPUなどのプロセッサがROMに格納された各種プログラムを読み出し実行し、実行結果である演算結果をRAM又は外部記憶装置に格納する。
データ収集部32は、入力I/F35及び内部バス38を介して、風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、及び上述の各種センサー4による計測データを取得する。また、データ収集部32は、内部バス38を介して機器データ格納部D100へ取得した計測データを一時的に格納する。
データ処理部33は、内部バス38を介してデータ収集部32より転送される、風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、及び上述の各種センサー4による計測データを処理する。そしてデータ処理部33は、内部バス38を介して機器データ格納部D100の所定の記憶領域に処理した結果を一時的に格納する。例えば、風向風速計4aにより計測される風速の時系列データに対し、風速の区間平均或はFFT(Fast Fourier Transformation)などの処理を行う。また、ブレード24の根元に設置される歪センサーからの計測データに対し、ノイズ除去処理或いは平滑化処理などが実行される。
機器制御部34は、データ収集部32から転送されるデータ、またはデータ処理部33から得られた処理結果に基づいて、風力発電装置2の運転を制御する。例えば、風速データに基づいてブレード24の向きや回転数などのパラメータを制御しながら運転を継続する。具体的には、風向風速計4aにて計測された風向データに基づき、ブレード24及びハブ23により構成されるロータが風向と正対するよう、ヨー角制御機構42へ出力I/F36を介してヨー角制御信号を出力する、及び/又は、風向風速計4aにて計測された風速データに基づき、ブレード24の傾斜角であるピッチ角制御信号を、ピッチ角制御機構41へ出力I/F36を介して出力する。
機器データ格納部D100に格納されるデータの一部または全部は、内部バス38及び通信I/F37を介して通信ネットワーク6へ送信し、通信ネットワーク6を介して運転管理センター3に設置される電子端末5へ送信される。また、詳細後述する、電子端末5を構成する運転管理データベースD200に格納されるデータの一部が、通信ネットワーク6を介して制御装置31を構成する機器データ格納部D100へ送信される。
図3は、図1に示す運転管理センター3に設置される電子端末5の機能ブロック図である。図3に示すように、電子端末5は、入力部11、出力部12、データ送受信部13、センサー状況分析部19を有し機器の一例である風力発電装置2の運転状況を管理する運転状況管理部15、センサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)間のデータの相関を計算する相関計算部16、各センサーの代替センサーを選定する代替センサー選定部17、センサーと代替センサーとの間の差分を補正する補正関数計算部18、通信I/F20a、入力I/F20b、出力I/F20c、及び各種データを格納する運転管理データベースD200を備え、これらは相互に内部バス20dにてアクセス可能に接続されている。演算処理部14を構成する、センサー状況分析部19を有する運転状況管理部15、相関計算部16、代替センサー選定部17、及び補正関数計算部18は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ、各種プログラムを格納するROM、演算過程のデータを一時的に格納するRAM、外部記憶装置などの記憶装置にて実現されると共に、CPUなどのプロセッサがROMに格納された各種プログラムを読み出し実行し、実行結果である演算結果をRAM又は外部記憶装置に格納する。
データ送受信部13は、通信ネットワーク6を介して風力発電装置2の制御装置31より送信されるセンサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)により計測されたデータ(以下、センサーデータとも称する)を、通信I/F20a及び内部バス20dを介して受信する。データ送受信部13は、受信したセンサーデータを、内部バス20dを介して運転状況管理部15へ転送すると共に運転管理データベースD200の所定の記憶領域に受信データとして格納する。
運転状況管理部15は、データ送受信部13より転送されるセンサーデータを入力として、センサーデータからセンサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)の稼働状況を分析するセンサー状況分析部19を用いて、センサーの稼働状況を表すデータ(以下、センサー稼働状況データと称する)D204を出力する。センサー稼動状況データD204は、運転管理データベースD200に内部バス20dを介して格納される。
センサー状況分析部19は、各センサーデータから各センサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)の最大値、最小値、周波数といった特徴を基準値と比較する。基準値と合わない場合は、センサーの稼動状況を“故障”と判断する。基準値の中で収まる場合は、センサーの稼動状況を“正常”と判断する。ここで、基準値の設定は、例えば、予め正常状態におけるセンサー出力と許容範囲との関係から入力部11を介して設定される。或いは、センサー出力の過去の履歴情報又は運転員の経験により入力部11を介して入力され、入力I/F20b及び内部バス20dを介して、運転管理データベースD200の所定の記憶領域に格納される。
図4に、センサー状況分析部19が出力するセンサー稼働状況データD204のデータ構造の一例を示す。図4に示すように、センサー稼動状況D204のデータ構造(データフォーマット)は、「センサー名」と「稼働状況」からなる。例えば、「センサー名」が“A1”のセンサー4は、「稼働状況」が“正常”状態にあることを示しており、「センサー名」が“A3”のセンサー4は、「稼働状況」が“異常”状態にあることを示している。すなわち、センサー稼働状況データD204は、当該センサーが“正常”状態にあるか“異常”状態にあるかを示すデータである。
相関計算部16は、風力発電装置2に設置されるセンサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)に対して、任意の2つのセンサーの相関を計算する。例えば、センサー1の計測データをK1、センサー2の計測データをK2とした場合、以下の式(1)に示すようにセンサー1とセンサー2との相関を算出する。
Figure 2018097733
ここで、r12はセンサー1とセンサー2との相関である。C12はセンサー1とセンサー2との共分散であり、以下の式(2)にて算出される。Sはセンサー1の分散であり、以下の式(3)にて算出される。Sはセンサー2の分散であり、以下の式(4)にて算出される。
Figure 2018097733
ここで、xはセンサー1の計測データであり、yはセンサー2の計測データである。
Figure 2018097733
Figure 2018097733
上述の式(2)、式(3)、式(4)において、x’はセンサー1の計測データの平均値であり、y’はセンサー2の計測データの平均値である。nはセンサー1とセンサー2の計測点数、すなわち、サンプリング点の合計を意味する。よって、センサー1の分散Sは、各計測点(各計測時点)における計測データと計測データの平均値との偏差の二乗の平均値の平方根として求められる。同様に、センサー2の分散Sは、各計測点(各計測時点)における計測データと計測データの平均値との偏差の二乗の平均値の平方根として求められる。また、センサー1とセンサー2との共分散C12は、センサー1の各計測点(各計測時点)における計測データと平均値との偏差と、センサー2の各計測点(各計測時点)における計測データと平均値との偏差との積の平均値として求められる。
センサー間の相関は、センサー間相関表D205として、運転管理データベースD200の所定の記憶領域に格納される。
図5にセンサー間相関表の一例を示す。図5に示すようにセンサー間相関表は、例えば、センサーA1とセンサーA2との相関であるrA1A2が「0.5」、センサーA1とセンサーA4との相関であるrA1A4が「0.9」、センサーA1とセンサーAnとの相関であるrA1Anが「0.8」がマトリックス状に格納されている。また、センサーA2とセンサーA4との相関であるrA2A4が「0.9」、センサーA2とセンサーAnとの相関であるrA2Anが「0.8」が格納されている。
代替センサー選定部17は、センサー間相関表D205とセンサー稼働状況データD204に基づき、各センサーの代替センサーを選定する。具体的には、代替センサー選定部17は、対象センサーとの相関が最も高いセンサーであり、且つ、稼動状況が“正常”であるセンサーを代替センサーとする。例えば、対象センサーがセンサーA1であり稼働状況が“故障”である場合、対象センサーA1との相関が最も高いセンサーは、相関(rA1A4)が「0.9」であるセンサーA4であり、センサーA4の稼働状況が“正常”であれば、代替センサーとしてセンサーA4が選定される。仮に、センサーA4の稼働状況が“故障”であった場合においては、次に高い相関を有するセンサーは、相関(rA1An)が「0.8」のセンサーAnであり、センサーAnの稼働状況が“正常”であれば、センサーAnが代替センサーとして選定される。ここで、例えば、センサーA1は、ナセル22の上部に設置される風向風速計4aであり、代替センサーとして選定されるセンサーA4は、外気温度を計測するためナセル22の上部に設置される温度計4bであり、センサーA2は、ナセル22内に設置されナセル22内の湿度を計測するための湿度計4cである。このように、例えば、風向風速計4aにて計測される風速データは外気温度に比例するなどの相関を有し、また、ナセル22内の湿度は外気温度と相関を有する。
補正関数計算部18は、各センサーについて、代替センサーとのデータの差分を、履歴データを用いて計算する。例えば、あるセンサーAと、センサーAの代替センサーがセンサーBである場合、センサーAとセンサーBの計測データの関係を以下の式(5)のように記述することができる。
Figure 2018097733
ここで、ΔTは、センサーAによる計測データとセンサーBによる計測データの差分である。TはセンサーAの時系列データであり、TはセンサーBの時系列データである。ΔTはTと関連しているのでTの関数として以下の式(6)のように記述することができる。
Figure 2018097733
ここで、fは代替センサーBに関する補正関数である。
図6に代替センサーと補正関数のリストの一例を示す。代替センサーの補正関数の情報は、図6に示すように、データとして代替センサーと補正関数のリストD206に格納される。なお、補正関数計算部18は、内部バス20dを介して運転管理データベースD200の所定の記憶領域に格納される代替センサーと補正関数のリストD206に上述の代替センサーの補正関数の情報を書き込む。図6において、例えば、センサーA1は、ナセル22の上部に設置される風向風速計4aであり、代替センサーとして選定されるセンサーA4は、外気温度を計測するためナセル22の上部に設置される温度計4bであり、補正関数はF1である。また、センサーA2は、ナセル22内に設置されナセル22内の湿度を計測するための湿度計4cであり、代替センサーとして選定されるセンサーA4は、外気温度を計測するためナセル22の上部に設置される温度計4bであり、補正関数はF2である。
図7に運転管理データベースD200の一例を示す。図7に示すように、通信ネットワーック6及び通信I/F20aを介してデータ送受信部13に取り込まれる受信データD201、通信I/F20a及び通信ネットワーック6を介して制御装置31へ送信される送信データD202、制御パラメータD203、センサー毎のセンサー稼働状況データD204、センサー間相関表D205、及び代替センサーと補正関数のリストD206は、運転管理データベースD200内において、記憶領域を区切って、すなわち、異なるアドレス空間に格納される。
次に、運転支援システム1の動作について説明する。図8は、風力発電装置2に設置される全てのセンサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)が正常に稼働している場合における運転支援システム1のフローチャートである。
テップS101では、風力発電装置2の運転が開始し、各種センサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)が作動する。
ステップS102では、風力発電装置2に設置される制御装置31を構成するデータ収集部32が、入力I/F35及内部バス38を介して、風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、及び上述の各種センサー4による計測データを取得する。また、データ収集部32は、内部バス38を介して機器データ格納部D100へ取得した計測データを一時的に格納する。
ステップS103では、制御装置31を構成するデータ処理部33が、内部バス38を介してデータ収集部32より転送される、風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、及び上述の各種センサー4による計測データに対し、例えば、風速の区間平均或はFFTなどのデータ処理を行う。
ステップS104では、通信ネットワーク6を介して、機器データ格納部D100に格納されるデータの一部または全部を運転管理センター3に設置される電子端末5へ送信する。
ステップS105では、電子端末5を構成する運転状況管理部15に設けられるセンサー状況分析部19が、データ送受信部13より内部バス20dを介して転送される各センサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)によるセンサーデータに対し、運転管理データベースD200の所定領域に格納される上述の基準値と比較し、各センサーの稼働状況が“正常”或いは“異常”状態にある旨求め、求めたセンサー毎のセンサー稼働状況データD204を、内部バス20dを介して運転管理データベースD200内のセンサー毎のセンサー稼働状況データD204に格納する。なお、ここでは、全てのセンサーが正常に稼働している場合を想定していることから、センサー稼働状況データD204の「稼働状況」欄には“正常”が格納される。
ステップS106では、電子端末5を構成する相関計算部16が、センサー間の相関を計算する。相関計算部16は、内部バス20dを介して、運転管理データベースD200内のセンサー間相関表D205(図5)に求めたセンサー間の相関を格納する。
ステップS107では、電子端末5を構成する代替センサー選定部17が、センサー間相関表D205及びセンサー状況分析部19により求められたセンサー稼働状況データD204に基づき、各センサーの代替センサーを選定する。代替センサー選定部17は、内部バス20dを介して、選定した各センサーの代替センサーを、運転管理データベースD200内の代替センサーと補正関数のリストD206(図6)の「代替センサー」欄に格納する。
テップS108では、電子端末5を構成する補正関数計算部18が、各センサーとその代替センサーとの計測データの差分を補正する補正関数を計算する。補正関数計算部18は、内部バス20dを介して、求めた補正関数を、運転管理データベースD200内の代替センサーと補正関数のリストD206(図6)の「補正関数」欄に格納する。
ステップS109では、通信I/F20a及び通信ネットワーク6を介して、運転管理データベースD200に格納されるデータの一部を、風力発電装置2の制御装置31へ送信する。制御装置31を構成する機器制御部34は、通信I/F37を介して受信されたデータに基づき風力発電装置2の運転制御を行う。
運転支援システム1は、上述のステップS101からステップS109までの一連のステップを所定の周期にて繰り返し実行する。従って、所定の周期にて、運転管理データベースD200内のセンサー毎のセンサー稼働状況データD204、センサー間相関表D205、及び代替センサーと補正関数のリストD206が更新される。
次に、機器の一例としての風力発電装置2の運転状態における運転支援システム1の動作について説明する。図9は、機器の運転状態における運転支援システム1のフローチャートである。
ステップS201では、風力発電装置2の運転が開始し、各種センサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)が作動する。
ステップS202では、風力発電装置2に設置される制御装置31を構成するデータ収集部32が、入力I/F35及内部バス38を介して、風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、及び上述の各種センサー4による計測データを取得する。また、データ収集部32は、内部バス38を介して機器データ格納部D100へ取得した計測データを一時的に格納する。
ステップS203では、制御装置31を構成するデータ処理部33が、内部バス38を介してデータ収集部32より転送される、風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、及び上述の各種センサー4による計測データに対し、例えば、風速の区間平均或はFFTなどのデータ処理を行う。
ステップS204では、通信ネットワーク6を介して、機器データ格納部D100に格納されるデータの一部または全部を運転管理センター3に設置される電子端末5へ送信する。
ステップS205では、電子端末5の演算処理部14を構成する運転状況管理部15に設けられるセンサー状況分析部19が、データ送受信部13より内部バス20dを介して転送される各センサー(風向風速計4a、温度計4b、湿度計4c、上述の各種センサー4)によるセンサーデータに対し、運転管理データベースD200の所定領域に格納される上述の基準値と比較し、各センサーの稼働状況が“正常”或いは“異常”状態にある旨求め、求めたセンサー毎のセンサー稼働状況データD204を、内部バス20dを介して運転管理データベースD200内のセンサー毎のセンサー稼働状況データD204に格納する。
ステップS206では、運転状況管理部15が、内部バス20dを介して運転管理データベースD200へアクセスし、センサー稼働状況データD204より“故障”状態のセンサーがあるか否かを判定する。判定の結果、“故障”状態のセンサーがある場合、ステップS211へ進む。一方、判定の結果、“故障”状態のセンサーが無い場合には、ステップS207へ進む。
ステップS207では、電子端末5の演算処理部14を構成する相関計算部16が、センサー間の相関を計算する。相関計算部16は、内部バス20dを介して、運転管理データベースD200内のセンサー間相関表D205(図5)に求めたセンサー間の相関を格納する。
次にステップS208では、電子端末5の演算処理部14を構成する代替センサー選定部17が、センサー間相関表D205及びセンサー状況分析部19により求められたセンサー稼働状況データD204に基づき、各センサーの代替センサーを選定する。代替センサー選定部17は、内部バス20dを介して、選定した各センサーの代替センサーを、運転管理データベースD200内の代替センサーと補正関数のリストD206(図6)の「代替センサー」欄に格納する。
ステップS209では、電子端末5の演算処理部14を構成する補正関数計算部18が、各センサーとその代替センサーとの計測データの差分を補正する補正関数を計算する。補正関数計算部18は、内部バス20dを介して、求めた補正関数を、運転管理データベースD200内の代替センサーと補正関数のリストD206(図6)の「補正関数」欄に格納する。
ステップS210では、通信I/F20a及び通信ネットワーク6を介して、運転管理データベースD200に格納されるデータの一部を、風力発電装置2の制御装置31へ送信する。制御装置31を構成する機器制御部34は、通信I/F37を介して受信されたデータに基づき風力発電装置2の運転制御を行う。
一方、ステップS211では、運転状況管理部15が、各センサーに対応してその稼働状況、“正常”又は“異常”が格納されるセンサー毎のセンサー稼働状況データD204より、稼働状況が“異常”状態にあるセンサーの情報を抽出する。これにより、運転状況管理部15は、故障センサーリストを取得し、内部バス20dを介して代替センサー選定部17へ転送する。
ステップS212では、代替センサー選定部17は、内部バス20dを介して運転管理データベースD200へアクセスし、代替センサーと補正関数のリストD206(図6)を参照することで、“故障”状態にあるセンサー(故障センサー)毎に、その代替センサー及び補正関数を読み出し、内部バス20dを介して、これら代替センサー及び補正関数を補正関数計算部18へ転送する。
ステップS213では、補正関数計算部18が、代替センサー選定部17より転送される代替センサー及び補正関数に基づき、“故障”状態にあるセンサー(故障センサー)のデータを計算する。具体的には、補正関数計算部18は、代替センサーによる計測データを運転管理データベースD200に格納される受信データD201より読み出し、読み出された代替センサーからの計測データと、代替センサー選定部17より転送される補正関数に基づき、“故障”状態にあると判定されたセンサー(故障センサー)の計測データを演算により求める。例えば、センサーAが故障センサー、センサーBがセンサーAの代替センサーの場合、故障センサーのデータを下記の式(7)にて算出する。
Figure 2018097733
ここで、T’は算出したセンサーA(故障センサー)のデータであり、Tは代替センサーであるセンサーBの計測データであり、f(T)は補正関数である。
ステップS214では、補正関数計算部18は、算出した“故障”状態にあるセンサー(故障センサー)のデータを、通信I/F20a及び通信ネットワーク6を介して、風力発電装置2の制御装置31へ送信する。制御装置31を構成する機器制御部34は、通信I/F37を介して受信されたデータに基づき風力発電装置2の運転制御を行う。これにより、風力発電装置2に設置される複数のセンサーのうち、何れかのセンサーに故障が生じた場合であっても、複数のセンサーより得られるリアルタイムでの計測データに基づき、代替センサーが選定され、当該代替センサーによる計測データ及び補正関数から故障センサーのデータが求められ、風力発電装置2の運転を継続することが可能となる。従って、周囲環境の変化に対し追従性良く、最適に風力発電装置2の運転を支援することができる。
なお、本実施例では通信ネットワーク6を介して1つの運転管理センター3内の電子端末5が、風力発電装置2内の制御装置31と相互に通信可能に接続される構成を示したが、これに限られるものではない。例えば、通信ネットワーク6を介して、相互に遠隔に位置する複数の運転管理センター3内の電子端末5を接続する構成としても良い。
また、本実施例では、運転状況管理部15、相関計算部16、代替センサー選定部17、及び補正関数計算部18よりなる演算処理部14を、運転管理センター3内に設置される電子端末5に備える構成を示したが、これに限られるものではない。例えば、演算処理部14を、風力発電装置2のタワー21の底部に配される制御装置31(図2)内にも、同様に組む込む構成としても良く、すなわち、演算処理部14を制御装置31及び電子端末5の双方が有する構成としても良い。また、これに代えて、演算処理部14を制御装置31のみが有する構成としても良い。この場合、運転管理データベースD200も同様に、制御装置31内に組み込む構成とすることが望ましい。
更にまた、本実施例では、運転状況管理部15に設けられたセンサー状況分析部19が、各センサーの稼働状況を、“正常”又は“異常”の何れであるかを判定する構成としたが、これに限られるものではない。例えば、“正常”及び“異常”の状態を判定することに加え、センサー稼働状況データに、センサー自体の交換時期又はセンサーの保守の時期を含める構成としても良い。
以上のとおり本実施例によれば、一つの機器に設置される複数のセンサーより得られるリアルタイムでの計測データに基づき、代替センサー及び補正値を求めることにより、周囲環境の変化に対し追従性良く、最適な機器の運転を支援し得る運転支援システム及び運転支援方法を提供することが可能となる。
図10は、本発明の他の実施例に係る運転支援システムの全体概略構成図であり、図11は、機器の運転状態における運転支援システムのフローチャートである。実施例1では、対象機器として一基の風力発電装置2としたのに対し、本実施例では、複数の風力発電装置が設置されるウィンドファームを対象機器とする点が実施例1と異なる。実施例1と同様の構成要素に同一符号を付し、以下では実施例1と重複する説明を省略する。
図10に示すように、本実施例の運転支援システム1aは、複数基の風力発電装置2a〜2c、運転管理センター3内に設置される電子端末5、及び各風力発電装置(2a〜2c)内に設置される制御装置31、及び電子端末5と制御装置31とを相互に通信可能に接続する通信ネットワーク6から構成される。ここで、通信ネットワーク6は、有線であるか、無線であるかを問わない。なお、図10では、便宜上、3基の風力発電装置2a〜2cにてウィンドファームを構成する場合を示すが、実際には、大規模ウィンドファームでは、更に多くの風力発電装置が設置されている。
各風力発電装置2a〜2cの制御装置31より、通信ネットワーク6を介して、運転管理センター3内に設置される電子端末5へ各センサー(風向風速計4a〜4a”、温度計4b〜4b”、湿度計4c〜4c”、各種センサー4)による計測データが送信される。よって、センサー稼働状況データD204(図4)は、実施例1に比べより多くのセンサー名とその稼働状況を格納することになる。同様に、実施例1にて示したセンサー間相関表D205(図5)におけるセンサー数も増加する。また、実施例1にて示した代替センサーと補正関数のリストD206(図6)における対象となるセンサー数も同様に増加する。
一般的にウィンドファームにおいては、風上側に位置する風力発電装置を通過する風は、風上側に位置する風力発電装置を構成するロータの回転の影響により、風向、風速といった風況が変化し、風下側に位置する風力発電装置へと伝搬される。このように、風下側に位置する風力発電装置へと伝搬される風況が変化した風の流れを風車後流(後流とも称される)と呼ばれる。なお、風上側に位置する風力発電装置を通過する際に変化する風況は、風向、風速に限定されず、風の乱れ方である乱流特性や渦の形状なども含まれる。風車後流(後流)は、風上側に位置する風力発電装置を通過した後、拡がりながら風下側へと流れる。すなわち、風車後流は、拡散しつつ渦流(乱流)を生じさせながら風下側へと伝搬する。
従って、図10に示すように、仮に、風上側に位置する風力発電装置2aのナセル22の上部に設置される風向風速計4aに故障が生じた場合、風上側に位置する風力発電装置2aに隣接し風下側に位置する風力発電装置2bの風向風速計4a’を代替センサーとすると、上述の風車後流(後流)により風況が変化しているため、風向風速計4a’により計測される風速データ或いは風向データを、“故障”状態にある風向風速計4aの計測データとして用いることは困難である。一方で、上述の実施例1に示したように、風向風速計4aにより計測される風速データは外気温度に比例するなどの相関を有することから、この場合においては、代替センサーとして、風上側に位置する風力発電装置2aのナセル22の上部に設置され、外気温度を測定するための温度計4bを、“故障”状態にある風向風速計4aの代替センサーとすることが望ましい。
また、外気温度については、風上側に位置する風力発電装置2aと風上側に位置する風力発電装置2aに隣接し風下側に位置する風力発電装置2bにおいて、それほど変化はない。よって、仮に、風上側に位置する風力発電装置2aのナセル22の上部に設置される温度計4bに故障が生じた場合、風上側に位置する風力発電装置2aに隣接し風下側に位置する風力発電装置2bの温度計4b’を代替センサーとすることが望ましい。
このように、ウィンドファーム内に設置される複数基の風力発電装置2a〜2cのそれぞれに設置される複数のセンサー(風向風速計4a〜4a”、温度計4b〜4b”、湿度計4c〜4c”、各種センサー4)には、計測データに風車後流(後流)の影響を受けるセンサーと、計測データに風車後流(後流)の影響を受けないセンサーとが混在している。よって、図5に示したセンサー間相関表D205には、風力発電装置毎に、各センサーとの相関が格納されており、格納される相関は、上述の風車後流(後流)の影響を受ける同種のセンサーについは相関が低く、また、風車後流(後流)の影響を受けない同種のセンサーについては相関が高い値が格納される。また、センサー間相関表D205には、上述の実施例1に示した相関の算出式(式(1)〜式(4))に基づき、相関計算部16(図3)にて求められた相関が格納されている。
代替センサー選定部17(図3)は、運転管理データベースD200に格納される上述のセンサー相関表D205とセンサー稼働状況データD204に基づき、各センサーの代替センサーを選定する。補正関数計算部18(図3)は、各センサーについて、代替センサーとのデータの差分を、履歴データを用いて計算すると共に、代替センサー選定部17より転送される代替センサー及び補正関数に基づき、“故障”状態にあるセンサー(故障センサー)のデータを計算する。
次に、機器の一例としての複数基の風力発電装置(2a〜2c)の運転状態における運転支援システム1aの動作について説明する。図11は、機器の運転状態における運転支援システム1のフローチャートである。
ステップS301では、各風力発電装置(2a〜2c)の運転が開始し、各種センサー(風向風速計4a〜4a”、温度計4b〜4b”、湿度計4c〜4c”、各種センサー4)が作動する。
ステップS302では、各風力発電装置(2a〜2c)に設置される制御装置31(図2)を構成するデータ収集部32が、入力I/F35及内部バス38を介して、風向風速計4a〜4a”、温度計4b〜4b”、湿度計4c〜4c”、及び各種センサー4による計測データを取得する。また、データ収集部32は、内部バス38を介して機器データ格納部D100へ取得した計測データを一時的に格納する。
ステップS303では、各制御装置31を構成するデータ処理部33が、内部バス38を介してデータ収集部32より転送される、風向風速計4a〜4a”、温度計4b〜4b”、湿度計4c〜4c”、及び各種センサー4による計測データに対し、例えば、風速の区間平均或はFFTなどのデータ処理を行う。
ステップS304では、通信ネットワーク6を介して、各制御装置31を構成する機器データ格納部D100に格納されるデータの一部または全部を運転管理センター3に設置される電子端末5へ送信する。
ステップS305では、電子端末5(図3)の演算処理部14を構成する運転状況管理部15に設けられるセンサー状況分析部19が、データ送受信部13より内部バス20dを介して転送される各センサー(風向風速計4a〜4a”、温度計4b〜4b”、湿度計4c〜4c”、各種センサー4)によるセンサーデータに対し、運転管理データベースD200の所定領域に格納される実施例1で述べた基準値と比較し、各センサーの稼働状況が“正常”或いは“異常”状態にある旨求め、求めたセンサー毎のセンサー稼働状況データD204を、内部バス20dを介して運転管理データベースD200内のセンサー毎のセンサー稼働状況データD204に格納する。
ステップS306では、運転状況管理部15が、内部バス20dを介して運転管理データベースD200へアクセスし、センサー稼働状況データD204より“故障”状態のセンサーがあるか否かを判定する。判定の結果、“故障”状態のセンサーがある場合、ステップS311へ進む。一方、判定の結果、“故障”状態のセンサーが無い場合には、ステップS307へ進む。
ステップS207では、電子端末5の演算処理部14を構成する相関計算部16が、センサー間の相関を計算する。相関計算部16は、内部バス20dを介して、運転管理データベースD200内のセンサー間相関表D205(図5)に求めたセンサー間の相関を格納する。
次にステップS308では、電子端末5の演算処理部14を構成する代替センサー選定部17が、センサー間相関表D205及びセンサー状況分析部19により求められたセンサー稼働状況データD204に基づき、各センサーの代替センサーを選定する。代替センサー選定部17は、内部バス20dを介して、選定した各センサーの代替センサーを、運転管理データベースD200内の代替センサーと補正関数のリストD206(図6)の「代替センサー」欄に格納する。
ステップS309では、電子端末5の演算処理部14を構成する補正関数計算部18が、各センサーとその代替センサーとの計測データの差分を補正する補正関数を計算する。補正関数の計算は、上述の実施例1に示した相関の算出式(式(1)〜式(4))に基づき実行される。補正関数計算部18は、内部バス20dを介して、求めた補正関数を、運転管理データベースD200内の代替センサーと補正関数のリストD206(図6)の「補正関数」欄に格納する。
ステップS310では、通信I/F20a及び通信ネットワーク6を介して、運転管理データベースD200に格納されるデータの一部を、各風力発電装置(2a〜2c)の制御装置31へ送信する。制御装置31を構成する機器制御部34は、通信I/F37を介して受信されたデータに基づき各風力発電装置(2a〜2c)の運転制御を行う。
一方、ステップS311では、運転状況管理部15が、各センサーに対応してその稼働状況、“正常”又は“異常”が格納されるセンサー毎のセンサー稼働状況データD204より、稼働状況が“異常”状態にあるセンサーの情報を抽出する。これにより、運転状況管理部15は、故障センサーリストを取得し、内部バス20dを介して代替センサー選定部17へ転送する。なお、ここでは、風上側に位置する風力発電装置2aのナセル22の上部に設置される風向風速計4aに故障が生じた場合を一例として、以下の処理を説明する。
ステップS312では、代替センサー選定部17は、内部バス20dを介して運転管理データベースD200へアクセスし、代替センサーと補正関数のリストD206(図6)を参照することで、“故障”状態にあるセンサー(故障センサー)である風向風速計4aの代替センサー及び補正関数を読み出し、内部バス20dを介して、代替センサー及び補正関数を補正関数計算部18へ転送する。ここで、例えば、風上側に位置する風力発電装置2aのナセル22の上部に設置され、外気温度を測定するための温度計4bが、故障センサーである風向風速計4aの代替センサーとして選定される。
ステップS313では、補正関数計算部18が、代替センサー選定部17より転送される代替センサーとして選定された温度計4b及び補正関数に基づき、“故障”状態にある風向風速計4a(故障センサー)のデータを計算する。具体的には、補正関数計算部18は、代替センサーとして選定された温度計4bによる計測データを運転管理データベースD200に格納される受信データD201より読み出し、読み出された温度計4bからの計測データと、代替センサー選定部17より転送される補正関数に基づき、“故障”状態にあると判定された風向風速計4a(故障センサー)の計測データを、上述の実施例1に示した式(7)にて算出する。
ステップS314では、補正関数計算部18は、算出した“故障”状態にある風向風速計4a(故障センサー)のデータを、通信I/F20a及び通信ネットワーク6を介して、風力発電装置2aの制御装置31へ送信する。制御装置31を構成する機器制御部34は、通信I/F37を介して受信されたデータに基づき風力発電装置2aの運転制御を行う。
なお、本実施例では、風上側に位置する風力発電装置2aのナセル22の上部に設置される風向風速計4aに故障が生じた場合を一例として説明したが、これに限られるものでは無い。例えば、風上側に位置する風力発電装置2aのナセル22の上部に設置され、外気温度を測定するための温度計4bに故障が生じた場合には、風上側に位置する風力発電装置2aに隣接し風下側に位置する風力発電装置2bの温度計4b’が、温度計4b(故障センサー)の代替センサーとして代替センサー選定部17により選定される。これにより、ウィンドファーム内に設置される一の風力発電装置に設置される複数のセンサーのうち、何れかのセンサーに故障が生じた場合であっても、他の風力発電装置に設置されるセンサーを含む複数のセンサーより得られるリアルタイムでの計測データに基づき、代替センサーとして、故障センサーを有する一の風力発電装置に設置される異なる種別のセンサー、又は、他の風力発電装置に設置される、一の風力発電装置の故障センサーと同種のセンサーが選定され、当該代替センサーによる計測データ及び補正関数から故障センサーのデータが求められ、故障センサーを有する一の風力発電装置の運転を継続することが可能となる。従って、風況の変化を含む周囲環境の変化に対し追従性良く、ウィンドファーム内に設置される複数基の風力発電装置の運転を最適に支援することができる。
なお、本実施例では通信ネットワーク6を介して1つの運転管理センター3内の電子端末5が、各風力発電装置(2a〜2c)内の制御装置31と相互に通信可能に接続される構成を示したが、これに限られるものではない。例えば、通信ネットワーク6を介して、相互に遠隔に位置する複数の運転管理センター3内の電子端末5を接続する構成としても良い。
また、本実施例では、運転状況管理部15、相関計算部16、代替センサー選定部17、及び補正関数計算部18よりなる演算処理部14を、運転管理センター3内に設置される電子端末5に備える構成を示したが、これに限られるものではない。例えば、演算処理部14を、各風力発電装置(2a〜2c)のタワー21の底部に配される制御装置31(図10)内にも、同様に組む込む構成としても良く、すなわち、演算処理部14を制御装置31及び電子端末5の双方が有する構成としても良い。また、これに代えて、演算処理部14を各風力発電装置(2a〜2c)の制御装置31のみが有する構成としても良い。この場合、運転管理データベースD200も同様に、各風力発電装置(2a〜2c)の制御装置31内に組み込む構成とすることが望ましい。
更にまた、本実施例では、運転状況管理部15に設けられたセンサー状況分析部19が、各センサーの稼働状況を、“正常”又は“異常”の何れであるかを判定する構成としたが、これに限られるものではない。例えば、“正常”及び“異常”の状態を判定することに加え、センサー稼働状況データに、センサー自体の交換時期又はセンサーの保守の時期を含める構成としても良い。
以上のとおり本実施例によれば、実施例1の効果に加え、複数の機器に設置される複数のセンサーのうち、一の機器に設置される複数のセンサーのうち、何れかのセンサーに故障が生じた場合であっても、他の機器に設置されるセンサーを含む複数のセンサーより得られるリアルタイムでの計測データに基づき、代替センサーとして、故障センサーを有する一の機器に設置される異なる種別のセンサー、又は、他の機器に設置される、一の機器の故障センサーと同種のセンサーが選定され、当該代替センサーによる計測データ及び補正関数から故障センサーのデータが求められ、故障センサーを有する一の機器の運転を制御することができ、複数の機器全体としての運転を継続することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1,1a・・・運転支援システム
2,2a,2b,2c・・・風力発電装置
3・・・運転管理センター
4・・・センサー
4a,4a’,4a”・・・風向風速計
4b,4b’,4b”・・・温度計
4c,4c’,4c”・・・湿度計
5・・・電子端末
6・・・通信ネットワーク
11・・・入力部
12・・・出力部
13・・・データ送受信部
14・・・演算処理部
15・・・運転状況管理部
16・・・相関計算部
17・・・代替センサー選定部
18・・・補正関数計算部
19・・・センサー状況分析部
20a・・・通信I/F
20b・・・入力I/F
20c・・・出力I/F
20d・・・内部バス
21・・・タワー
22・・・ナセル
23・・・ハブ
24・・・ブレード
25・・・主軸
26・・・シュリンクディスク
27・・・増速機
28・・・発電機
29・・・メインフレーム
30・・・電力変換器
31・・・制御装置
32・・・データ収集部
33・・・データ処理部
34・・・機器制御部
35・・・入力I/F
36・・・出力I/F
37・・・通信I/F
38・・・内部バス
41・・・ピッチ角制御機構
42・・・ヨー角制御機構
D100・・・機器データ格納部
D200・・・運転管理データベース
D201・・・受信データ
D202・・・送信データ
D203・・・制御パラメータ
D204・・・センサー稼働状況データ
D205・・・センサー間相関表
D206・・・代替センサーと補正関数のリスト

Claims (15)

  1. 種別の異なる複数のセンサーが設置される対象機器と、
    前記複数のセンサーによる計測データに基づき前記複数のセンサー間の相関を求め、当該求めた相関が高いセンサーを代替センサーとして選定する演算処理部と、
    少なくとも、前記複数のセンサー間の相関を格納する運転管理データベースと、を備え、
    前記演算処理部は、一のセンサーが故障又は保守の対象となった場合、前記一のセンサーと前記一のセンサーの代替センサーとの差分を規定する補正関数を求め、前記代替センサー及び補正関数を前記対象機器へ出力することを特徴とする運転支援システム。
  2. 請求項1に記載の運転支援システムにおいて、
    前記演算処理部は、
    前記複数のセンサーによる計測データと運転管理データベースに予め格納される基準値と比較し、比較結果に基づきセンサーの故障の有無を判定し、故障が生じたセンサーを特定する情報及び稼働状況を出力するセンサー状況分析部を有することを特徴とする運転支援システム。
  3. 請求項2に記載の運転支援システムにおいて、
    前記演算処理部は、
    前記複数のセンサーのうち、第1のセンサー及び第2のセンサーによる計測データに基づき、前記第1のセンサー及び第2のセンサーの相関を求める相関計算部を有することを特徴とする運転支援システム。
  4. 請求項3に記載の運転支援システムにおいて、
    前記相関計算部は、
    第1のセンサーの各計測時点における計測データと平均値との偏差と、第2のセンサーの各計測時点における計測データと平均値との偏差との積の平均値として求められる第1のセンサーと第2のセンサーの共分散を、
    前記第1のセンサーの各計測時点における計測データと平均値との偏差の二乗の平均値の平方根として求められる第1のセンサーの分散と、前記第2のセンサーの各計測時点における計測データと平均値との偏差の二乗の平均値の平方根として求められる第2のセンサーの分散との積にて除算することで、前記第1のセンサー及び第2のセンサーの相関を求めることを特徴とする運転支援システム。
  5. 請求項3に記載の運転支援システムにおいて、
    前記演算処理部は、
    前記求めた相関が高いセンサーであり、且つ、稼働状況が正常状態であるセンサーを代替センサーとして選定する代替センサー選定部を有することを特徴とする運転支援システム。
  6. 請求項5に記載の運転支援システムにおいて、
    前記演算処理部は、
    前記第1のセンサーによる計測データと前記第2のセンサーによる計測データとの差分に基づき、代替センサーとなる前記第2のセンサーに関する補正関数を求める補正関数計算部を有することを特徴とする運転支援システム。
  7. 請求項6に記載の運転支援システムにおいて、
    前記対象機器は風力発電装置であって、
    前記複数のセンサーは、少なくとも、ナセルの上部に設置される風向風速計及びナセルの上部に設置され外気温度を計測する温度計並びにナセル内に設置されナセル内の湿度を計測する湿度計を含むことを特徴とする運転支援システム。
  8. 請求項7に記載の運転支援システムにおいて、
    少なくとも1つの風力発電装置と、
    運転管理センター内に設置される電子端末と、
    前記風力発電装置に設置される制御装置と、前記電子端末とを相互に通信可能に接続する通信ネットワークを備え、
    前記制御装置は、前記複数のセンサーによる計測データに基づき風力発電装置の運転を制御する機器制御部と、前記複数のセンサーによる計測データを前記電子端末へ前記通信ネットワークを介して送信するための通信インターフェースを有し、
    前記電子端末は、前記制御装置から送信される前記複数のセンサーによる計測データを受信するための通信インターフェースと、前記演算処理部と、前記運転管理データベースと、を有することを特徴とする運転支援システム。
  9. 請求項7に記載の運転支援システムにおいて、
    少なくとも1つの風力発電装置と、
    運転管理センター内に設置される電子端末と、
    前記風力発電装置に設置される制御装置と、前記電子端末とを相互に通信可能に接続する通信ネットワークを備え、
    前記制御装置は、前記複数のセンサーによる計測データに基づき風力発電装置の運転を制御する機器制御部と、前記複数のセンサーによる計測データを前記電子端末へ前記通信ネットワークを介して送信するための通信インターフェースを有し、
    前記電子端末は、前記制御装置から送信される前記複数のセンサーによる計測データを受信するための通信インターフェースを有し、
    前記電子端末及び/又は前記制御装置は、前記演算処理部及び前記運転管理データベースを有することを特徴とする運転支援システム。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の運転支援システムにおいて、
    前記センサー状況分析部により、前記ナセルの上部に設置される風向風速計が故障と判定された場合、前記代替センサー選定部は、前記求めた相関が高いセンサーであり、且つ、稼働状況が正常状態である前記ナセルの上部に設置され外気温度を計測する温度計を代替センサーとして選定し、
    前記補正関数計算部は、前記温度計に関する補正関数を求め、当該求めた補正関数により前記温度計による計測データを補正することを特徴とする運転支援システム。
  11. 対象機器に設置される種別の異なる複数のセンサーによる計測データに基づき前記複数のセンサー間の相関を求め、当該求めた相関が高いセンサーを代替センサーとして選定し、
    求めた前記複数のセンサー間の相関を運転管理データベースへ格納し、
    一のセンサーが故障又は保守の対象となった場合、前記一のセンサーと前記一のセンサーの代替センサーとの差分を規定する補正関数を求め、前記代替センサー及び補正関数を前記対象機器へ出力することを特徴とする運転支援方法。
  12. 請求項11に記載の運転支援方法において、
    一のセンサーが故障であることの判定は、前記複数のセンサーによる計測データと運転管理データベースに予め格納される基準値とを比較することにより行うことを特徴とする運転支援方法。
  13. 請求項12に記載の運転支援方法において、
    前記複数のセンサーのうち、第1のセンサー及び第2のセンサーによる計測データに基づき、前記第1のセンサー及び第2のセンサーの相関を求めることを特徴とする運転支援方法。
  14. 請求項13に記載の運転支援方法において、
    前記第1のセンサー及び第2のセンサーの相関は、
    第1のセンサーの各計測時点における計測データと平均値との偏差と、第2のセンサーの各計測時点における計測データと平均値との偏差との積の平均値として求められる第1のセンサーと第2のセンサーの共分散を、
    前記第1のセンサーの各計測時点における計測データと平均値との偏差の二乗の平均値の平方根として求められる第1のセンサーの分散と、前記第2のセンサーの各計測時点における計測データと平均値との偏差の二乗の平均値の平方根として求められる第2のセンサーの分散との積にて除算することで、前記第1のセンサー及び第2のセンサーの相関を求めることを特徴とする運転支援方法。
  15. 請求項13に記載の運転支援方法において、
    前記求めた相関が高いセンサーであり、且つ、稼働状況が正常状態であるセンサーを代替センサーとして選定することを特徴とする運転支援方法。
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