JP2018097215A - 顕微鏡装置、プログラム、観察方法 - Google Patents

顕微鏡装置、プログラム、観察方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特にステージを移動させながら画像を取得している状態においても、取得する画像及び位置情報を対応させることができるような技術を提供する。【解決手段】顕微鏡装置10は、対物レンズ5と、標本Sの観察画像を取得するカラーカメラ3と、標本Sの位置情報を検出する位置情報検出装置9と、位置情報検出装置9から取得する、カラーカメラ3の露光時間内に位置情報検出装置9で検出される第2の位置情報を用いて、標本Sと対物レンズ5との相対位置関係を検出する相対位置関係検出装置と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、マップ画像を作成する顕微鏡装置及びプログラム及び観察方法に関する。
従来、顕微鏡の観察技術として、取得した複数の画像を組み合わせることで大きなマップ画像を作成する技術が知られている(特許文献1)。このような技術によって、顕微鏡に備わる対物レンズの視野よりも広い領域における画像を生成することができ、広範囲で標本の特徴を観察することができる。
また、画像を組み合わせてマップ画像の作成を行う際に、標本を設置したステージの位置を示す位置情報(測定顕微鏡に内設された測定器に基づく座標データ)をもとに、取得した画像を配置する方法が知られている(特許文献2)。即ち、画像と位置情報とをそれぞれ取得し、各画像に対応する位置情報をもとに画像を配置していくことでマップ画像を作成する。
特表2001-519944号公報 特開2010-061488号公報
一方で、画像と位置情報とを正確に対応させる方法については具体的に例示されていない。例えば、ステージを移動させながら画像を取得している状態では、画像と位置情報が正確に対応されない場合が生じる。より詳しくは、画像を取得した実際の位置と、位置情報を取得した位置との間にズレが生じている状態となり得る。そのような状態で取得された画像と位置情報とに基づいてマップ画像を作成した場合、本来の位置情報をもとに画像が配置されず、正しいマップ画像が作成されない。特に、ステージの移動速度が大きい場合には、上記の画像を取得した実際の位置と、位置情報を取得した位置との間のズレはより大きなものとなり得る。
本発明では上記実情を鑑み、特にステージを移動させながら画像を取得している状態においても、取得する画像及び位置情報を対応させることができるような技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様における顕微鏡装置は、対物レンズと、標本の観察画像を取得する撮像装置と、前記標本の位置情報を検出する位置情報検出装置と、前記位置情報検出装置から取得する、前記撮像装置の露光時間内に前記位置情報検出装置で検出される第2の位置情報を用いて、前記標本と前記対物レンズとの相対位置関係を検出する相対位置関係検出装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様におけるプログラムは、撮像装置が標本の観察画像を取得し、相対位置関係検出装置が、前記標本の位置情報を検出する前記位置情報検出装置から取得する、前記撮像装置の露光時間内に前記位置情報検出装置で検出される第2の位置情報を用いて、前記標本と顕微鏡装置内の対物レンズとの相対位置関係を検出するように前記撮像素子と前記相対位置関係検出装置とを動作させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の一態様における観察方法は、撮像装置によって標本の観察画像を取得し、前記撮像装置の露光時間内に検出される前記標本の第2の位置情報を用いて、前記標本と顕微鏡装置内の対物レンズとの相対位置関係を検出することを特徴とする。
本発明によれば、特にステージを移動させながら画像を取得している状態においても、取得する画像及び位置情報を対応させるような技術を提供することができる。
第1の実施形態における顕微鏡装置の構成を示す図。 第1の実施形態の制御装置の構成例を示す図。 第1の実施形態の制御装置の機能構成を示す図。 画像処理部の処理により作成されるマップ画像を示す図。 第1の実施形態の制御装置によって、マップ画像が作成される処理手順を示すフローチャート。 第1の実施形態の変形例の制御装置の機能構成を示す図。 第1の実施形態の変形例の制御装置によって、マップ画像が作成される処理手順を示すフローチャート。 第2の実施形態における顕微鏡装置の構成を示す図。 第2の実施形態の制御装置の機能構成を示す図。 第2の実施形態の制御装置によって、マップ画像が作成される処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明の第1の実施形態における顕微鏡装置10について図面を参照しつつ説明する。図1は、顕微鏡装置10の構成を示す図である。
顕微鏡装置10は、カラー観察光学系1と、対物レンズ5と、標本Sを積載して固定するステージ6と、駆動モータ7、8と、位置情報検出装置9と、制御装置20とを備える。
カラー観察光学系1は、白色光源2と、カラーカメラ3と、ハーフミラー4とを備える。カラー観察光学系1を用いて観察を行う場合、白色光源2から射出される照明光を、ハーフミラー4で反射させ、対物レンズ5を介して標本Sに照射する。標本Sでの反射光が照明光と同じ光路を辿りカラーカメラ3で検出されることで、カラーの明視野観察画像が取得される。
カラーカメラ3は、標本Sからの反射光を検出し、標本Sの観察画像を取得する撮像装置である。カラーカメラ3としては、CCDカメラやCMOSイメージセンサ等が用いられる。
また、カラーカメラ3は、信号発生装置13を有しており、その信号発生装置13によって発生される信号を制御装置20へ出力するように動作する。信号発生装置13によって発生される信号は、制御装置20が有する後述される一機能構成によって制御装置20が相対位置関係検出装置として動作する際に用いられる、制御用の信号である(以降、トリガ信号と記載する)。カラーカメラ3が有する信号発生装置13は、撮像装置であるカラーカメラ3が観察画像の取得をするとトリガ信号を出力する。信号発生装置13は、例えば、観察画像を取得するために露光を開始したタイミングでトリガ信号を発生させ、制御装置20へ出力する。制御装置20がトリガ信号を受信することで実行する動作については、後述する。
対物レンズ5は、駆動モータ7と接続されている。駆動モータ7は、制御装置20の制御によって作動し、対物レンズ5をその光軸方向に移動させることで照明光の合焦位置をZ軸方向に変更する。
また、複数の対物レンズを備え、複数の対物レンズの中から光路上に配置して使用する対物レンズ5を切り替えることができるようなリボルバを備えていても良い。
ステージ6は、標本Sを積載して固定すると共に、駆動モータ8と位置情報検出装置9と接続されている。
駆動モータ8は、ステージ6をX、Y、Z方向に移動させることで、照明光の照射位置をX、Y、Z方向に変更する。カラー観察光学系1を用いて観察を行うときに、駆動モータ8によるステージ6の移動により照明光の照射位置を変更することができる。
位置情報検出装置9は、標本Sの位置情報を検知する。位置情報検出装置9は例えば標本Sが設置されたステージ6に付属するスケールの値を読み取り、制御装置20へその値を位置情報として出力する。
制御装置20は、顕微鏡装置10の各構成を制御するコンピュータである。図2は、制御装置20の構成例を示している。
制御装置20は、例えば、入力インタフェース(入力IF)21、出力インタフェース(出力IF)22、記憶装置23、メモリ24、CPU25、可搬媒体駆動装置26、を備えていて、それらはバス28により互いに接続されている。
CPU25は、メモリ24を利用してプログラムを実行する。CPU25がプログラムを実行することにより、制御装置20は、顕微鏡装置10の各構成を制御する制御装置として機能する。メモリ24は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)などの半導体メモリである。記憶装置23は、例えば磁気ディスク装置であり、ハードディスクドライブであってもよい。なお、記憶装置23は、テープ装置であってもよく、フラッシュメモリなどの半導体メモリであってもよい。記憶装置23は、プログラム、観察画像データ、マップ画像データ、などを格納する。記憶装置23に格納されたプログラム、観察画像データ、及びマップ画像データは、メモリ24にロードして使用される。
可搬媒体駆動装置26は、可搬記録媒体27を駆動する装置であり、可搬記録媒体27の記録内容にアクセスする。可搬記録媒体27は、例えば、半導体デバイス(USBメモリ等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(磁気ディスク等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(CD−ROM、DVD等)などである。可搬記録媒体27は、プログラム、観察画像データ、及び、マップ画像データなどを格納してもよい。可搬記録媒体27に格納されたプログラム、観察画像データ、及び、マップ画像データが、メモリ24にロードされ、使用されてもよい。
出力IF22は、観察画像データ、マップ画像データを不図示のモニタ等の表示媒体へ画像信号として出力するインタフェースである。入力IF21は、例えば、不図示の入力装置(キーボードやマウスなど)からデータを受信するインタフェースであり、観察者からの入力を受け付ける。
図3は、制御装置20の機能構成図である。制御装置20は、顕微鏡装置10の各構成を制御する制御装置であり、光源制御部31、露光制御部32、画像入出力部33、相対位置関係検出部34、画像処理部35、信号受信部36、ステージ制御部37を備えている。
光源制御部31は、白色光源2のON、OFFを制御する。また、白色光源2に使用する光源の波長の切り替え等を制御してもよい。
露光制御部32は、カラーカメラ3の露光を制御する。即ち、光源制御部31と露光制御部32の制御により、カラー観察光学系1を用いて標本Sの撮像を行う。また、露光制御部32は、カラーカメラ3が有する信号発生装置13による信号の出力を制御してもよい。また、カラーカメラ3が有する信号発生装置13は、露光制御部32によってカラーカメラ3の露光が開始されたタイミングに基づいて、信号の出力を行ってもよい。
画像入出力部33は、カラーカメラ3からの画像信号(標本Sの観察画像データである)を受信し、不図示の表示媒体に画像データを出力する。画像入出力部33が出力する画像データは、後述する画像処理部35で作成されたマップ画像等である。
相対位置関係検出部34は、標本Sと対物レンズ5との相対位置関係を検出する。相対位置関係は、対物レンズ5に対する標本Sの相対的な位置であり、規定の座標(以下、観察座標と記す)上の位置として記録される。尚、観察座標は、X、Y、Z方向それぞれの座標情報を有していてもよいが、ここではX、Y方向の座標情報を有していればよい。相対位置関係は、位置情報検出装置9から位置情報を取得することで、決定される。
ここで、相対位置関係検出部34は、カラーカメラ3が有する信号発生装置13が出力したトリガ信号を後述する信号受信部36が受信すると、位置情報検出装置9から位置情報を取得するように動作することを特徴とする。トリガ信号はカラーカメラ3が観察画像の取得を開始した後に送られる信号である。即ち、相対位置関係検出部34が、トリガ信号の受信によって位置情報検出装置9から位置情報を取得するように動作することで、カラーカメラ3が観察画像の取得を開始した後の露光時間内で取得された位置情報から、相対位置関係を検出することができる。尚、露光時間内で検出される位置情報について、以降では第2の位置情報と記す。
本実施形態では、カラーカメラ3が有する信号発生装置13と信号受信部36との間のトリガ信号のやり取りによって、カラーカメラ3が観察画像を取得するタイミングと、位置情報検出装置が位置情報を検出するタイミングとを同期させ、それにより位置情報検出装置が第2の位置情報を取得することを特徴としている。
画像処理部35は、カラーカメラ3が取得した複数の観察画像を、相対位置関係に基づいて組み合わせてマップ画像を作成するマップ画像作成処理を行う。図4は、画像処理部35の処理により作成されるマップ画像を示す図である。マップ画像Aは、対物レンズ5の視野範囲内で取得される観察画像である観察画像Bを複数組み合わせて作成される画像である。このようなマップ画像Aを作成することで、一枚の観察画像Bよりもはるかに広い範囲の標本Sの情報を含む画像を観察者に提供することができる。
上記のようなマップ画像は、例えば、画像処理装置(画像処理部35として機能する制御装置20)が、相対位置関係と、相対位置関係を規定する座標系である観察座標系とマップ画像座標系との相対関係と、に基づいてカラーカメラ3が取得した複数の観察画像を組み合わせることで作成する。マップ画像座標とは、観察画像を組み合わせる際に、観察画像を配置する座標系のことである。制御装置20には、予めこのマップ画像座標と観察座標とを対応させる相対関係が記憶されている。即ち、各相対位置関係で取得した観察画像をマップ画像座標と観察座標との相対関係に基づいてマップ画像座標上に配置していくことで、一つのマップ画像を作成する。
信号受信部36は、カラーカメラ3が有する信号発生装置13からのトリガ信号を受信する。信号受信部36がトリガ信号を受信したことをきっかけに、位置情報検出装置9から取得した第2の位置情報を用いて、相対位置関係検出部34が相対位置関係を検出するように、相対位置関係検出部34と信号受信部36とが制御装置20の内部でやり取りを行う。
ステージ制御部37は、カラー観察光学系1を用いて観察画像を取得している状態で、照明光の走査を行う手段である。ステージ制御部37は、駆動モータ9を制御する。
以上の構成を有する顕微鏡装置10によって、マップ画像を作成する処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図5は、顕微鏡装置10における制御装置20と、カラーカメラ3が有する信号発生装置13によって、マップ画像が作成される処理手順を示すフローチャートである。図5の処理は、制御装置20が、観察者からのマップ画像の作成を開始する指示を受信した後に開始される。
ステップS1では、露光制御部32によってカラーカメラ3が制御され、標本Sの観察画像が取得される。その後、画像入出力部33が、カラーカメラ3が取得した観察画像を受信する。ステップS1では、カラーカメラ3が観察画像の取得のために露光を開始した後に、信号発生装置13によってトリガ信号が生成される。
ステップS2では、カラーカメラ3が有する信号発生装置13は、カラーカメラ3が露光を開始したことを示すトリガ信号を信号受信装置(信号受信部36として機能する制御装置20)に出力する。その後、信号受信部装置がそのトリガ信号を受信する(ステップS3)。
ステップS4では、トリガ信号を受信したことをきっかけとして、相対位置関係検出装置(相対位置関係検出部34として機能する制御装置20)が、位置情報検出装置9から取得した位置情報を用いて、相対位置関係を検出する。ステップS1〜S4の過程で相対位置関係検出装置が用いた位置情報は、カラーカメラ3の露光時間内に取得された第2の位置情報であり、カラーカメラ3が取得した観察画像と正確に対応している。従って、例えば、ステージ6を移動させながらカラーカメラ3で画像を取得しているような場合であっても、観察画像を取得した実際の位置と、ステージ6で検出された位置情報との間にズレは生じない。
ステップS5では、ステップS1〜S4によって取得された複数の観察画像と、各観察画像に対応した位置情報をもとに検出された相対位置関係と、観察座標系とマップ画像座標系との相対関係と、に基づいて画像処理部35によってマップ画像が作成される。このステップS5の処理において行われるマップ画像の作成、即ちマップ画像座標系への観察画像の配置は、一つの観察画像を取得する毎に行ってもよいし、規定の数の複数の観察画像を取得する毎に行ってもよい。
図5の処理後には、制御装置20は、作成済みのマップ画像を表示媒体へ出力する。尚、制御装置20は、図5の処理過程で作成途中のマップ画像を、マップ画像が作成されていく過程を含めリアルタイムで表示媒体に出力してもよい。
以上の顕微鏡装置10によれば、相対位置関係検出部34は、信号受信部36がカラーカメラ3からのトリガ信号を受信することによって、カラーカメラ3の露光時間内であることが確定的に明らかな状態で位置情報検出装置9によって取得された位置情報(第2の位置情報)を用いて相対位置関係の検出を行う。そのため、取得する観察画像と相対位置関係とを正確に対応させることができる。例えば、ステージ6を移動しながら観察画像の取得、相対位置関係の検出を行う場合であっても、上記のようにカラーカメラ3の露光時間内で位置情報の検出が行われることから、観察画像を取得した位置と、位置情報検出装置が検出した位置情報と、がズレてしまうことが防止される。
従って、顕微鏡装置10によれば、相対位置関係検出装置(相対位置関係検出部34として機能する制御装置20)は、位置情報が変更されている間においても第2の位置情報を位置情報検出装置9から取得することが可能であり、本実施形態では、そのような状況での観察を想定している。
また、カラーカメラ3が有する信号発生装置13がトリガ信号を発生させ、出力するタイミングは、カラーカメラ3が露光を開始した後の任意のタイミングであってよい。例えば、カラーカメラ3の露光時間のちょうど中間付近となるタイミングでトリガ信号を制御装置20へ出力するように予め設定しておくことで、位置情報検出装置9による位置情報の検出が上記設定されたタイミングに同期して行われるため、各観察画像の取得と、対応する位置情報の取得とをズレなく行うことができる。
以下、第1の実施形態の顕微鏡装置10の変形例について説明する。本変形例では、顕微鏡装置内のカラーカメラ3が信号発生装置13の代わりに後述する信号出力部38からのトリガ信号を受信する信号受信装置(不図示)を有していること、顕微鏡装置が制御装置20の代わりに制御装置40を備えていること、が顕微鏡装置10の構成と異なっている。尚、以降ではカラーカメラ3が有している信号受信装置を第1の信号受信装置と記す。
制御装置40は、制御装置20と同様、顕微鏡装置の各構成を制御するためのコンピュータである。
図6は、変形例に係る制御装置40の機能構成を示す図である。
制御装置40は、光源制御部31、露光制御部32、画像入出力部33、相対位置関係検出部34、画像処理部35、信号受信部36、ステージ制御部37、信号出力部38を備えている。光源制御部31、露光制御部32、画像入出力部33、相対位置関係検出部34、画像処理部35、信号受信部36、ステージ制御部37については、制御装置20の機能構成として説明したものと同様である。
信号出力部38は、カラーカメラ3による観察画像の取得と、相対位置関係検出装置(相対位置関係検出部34として機能する制御装置40)による相対位置関係の検出と、を開始するためのトリガ信号を発生させ、そのトリガ信号をカラーカメラ3(カラーカメラ3が有する第1の信号受信装置)と、信号受信部36に対しそれぞれ出力する。また、信号受信部36として機能する制御装置40を第2の信号受信装置とも記す。
カラーカメラ3は、第1の信号受信装置がトリガ信号を受信すると、標本Sの観察画像を取得する。また、相対位置関係検出装置は、第2の信号受信装置がトリガ信号を受信すると、位置情報検出装置9から第2の位置情報を取得し、相対位置関係の検出を行う。
即ち、第1の実施形態では、カラーカメラ3が有する信号発生装置13がトリガ信号の発生と出力を行っていたのに対し、本変形例では、信号出力部38として機能する制御装置40が、信号発生装置としてトリガ信号の発生と出力を行っている。この構成によっても、カラーカメラ3が観察画像を取得するタイミングと、位置情報検出装置9が位置情報を検出するタイミングとが同期されることで、カラーカメラ3の露光時間内に取得された第2の位置情報を用いて、相対位置関係検出装置が相対位置関係を検出することが可能となる。
尚、カラーカメラ3の露光時間内で位置情報の検出を行うために、信号発生装置がトリガ信号を第1の受信装置へ出力するタイミングと、第2の受信装置へ出力するタイミングを適宜ずらして調整してもよい。例えば、カラーカメラ3の露光時間のちょうど中間付近となるタイミングでトリガ信号を第2の受信装置へ出力するように予め設定しておくことで、位置情報検出装置9による位置情報の検出が上記設定されたタイミングに同期して行われるため、各観察画像の取得と、対応する位置情報の取得とをズレなく行うことができる。
以上の構成を有する顕微鏡装置10の変形例に係る顕微鏡装置によって、マップ画像を作成する処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図7は、制御装置40によって、マップ画像が作成される処理手順を示すフローチャートである。図7の処理は、制御装置40が、観察者からのマップ画像の作成を開始する指示を受信した後に開始される。
ステップS11では、信号発生装置(信号出力部38として機能する制御装置40)が第1の信号受信装置、第2の信号受信装置(信号受信部36として機能する制御装置40)にトリガ信号を出力する。
ステップS12では、ステップS11のトリガ信号を第1の信号受信装置を介して受信することで、カラーカメラ3が観察画像の取得を行い、その後画像入出力部33によって観察画像を受信する。
ステップS13では、ステップS11のトリガ信号を第2の信号受信装置を介して受信することで、位置情報検出装置9が位置情報の取得を行い、相対位置関係検出装置(相対位置関係検出部34として機能する制御装置40)が、位置情報検出装置9が取得した位置情報から相対位置関係を検出する。
ステップS12、S13では、同一のトリガ信号によってカラーカメラ3の観察画像の取得と、位置情報検出装置9の位置情報の検出が同期して行われるため、得られた観察画像と位置情報とが正確に対応されている。
ステップS14では、ステップS11〜S13によって取得された複数の観察画像と、各観察画像に対応した相対位置関係と、観察座標系とマップ画像座標系との相対関係と、に基づいて画像処理部35によってマップ画像が作成される。このステップS14の処理において行われるマップ画像の作成、即ちマップ画像座標系への観察画像の配置は、一つの観察画像を取得する毎に行ってもよいし、規定の数の複数の観察画像を取得する毎に行ってもよい。
以上の変形例に係る顕微鏡装置によっても、取得する観察画像と相対位置関係とを正確に対応させることができる。例えば、ステージ6を移動しながら観察画像の取得、相対位置関係の検出を行う場合であっても、上記のようにカラーカメラ3の露光時間内で位置情報の検出が行われることから、観察画像を取得した位置と、位置情報検出装置が検出した位置情報と、がズレてしまうことが防止される。
以下、本発明の第2の実施形態における顕微鏡装置60について図面を参照しつつ説明する。図8は、顕微鏡装置60の構成を示す図である。
顕微鏡装置60は、カラーカメラ3に接続された第1の記録装置11と、ステージ6に接続された第2の記録装置12と、を新たに備え、制御装置20の代わりに制御装置50を備えている点で顕微鏡装置10と異なる。本実施形態のカラー観察光学系は、第1の記録装置11を備えている点でカラー観察光学系1と異なることから、カラー観察光学系51と表記する。また、本実施形態では、カラーカメラ3は信号発生装置13を有していなくてもよい。
第1の記録装置11は、撮像装置であるカラーカメラ3が観察画像の取得を行う時間である取得時間を記録する。例えば、第1の記録装置11は、顕微鏡装置60による標本Sの観察を行う際に時間のカウントを開始し、カラーカメラ3が観察画像の取得を行う毎にカウント中の時間の中から取得時間を記録する。また、第1の記録装置11は、後述する時間情報入力部39に取得時間を出力する。
第2の記録装置12は、位置情報検出装置9が位置情報の検出を行う検出時間を記録する。第2の記録装置12は、第1の記録装置11と同じタイミングで時間のカウントを開始し、位置情報検出装置9が位置情報の検出を行う毎にカウント中の時間の中から検出時間を記録する。また、第2の記録装置12は、後述する時間情報入力部39に検出時間を出力する。
制御装置50は、制御装置20と同様、顕微鏡装置60の各構成を制御するためのコンピュータである。
図9は、制御装置50の機能構成図である。制御装置50は、顕微鏡装置60の各構成を制御する制御装置であり、光源制御部31、露光制御部32、画像入出力部33、相対位置関係検出部34、画像処理部35、ステージ制御部37、時間情報入力部39を備えている。光源制御部31、露光制御部32、画像入出力部33、相対位置関係検出部34、画像処理部35、ステージ制御部37については、制御装置20の機能構成として説明したものと同様である。
本実施形態では、トリガ信号を発生させる構成がないことから、カラーカメラ3及び相対位置関係検出部34は、トリガ信号に依らずに各々観察画像の取得や相対位置関係の検出を行う。一方で、第1の記録装置11、第2の記録装置12によって観察画像の取得や位置情報の検出が行われている時間である、取得時間と検出時間が記録されている。
時間情報入力部39は、第1の記録装置11が記録する取得時間と、第2の記録装置12が記録する検出時間とを受信する。時間情報入力部39が受信した取得時間、検出時間は、相対位置関係検出部34が相対位置関係を検出する際と、画像処理部35がマップ画像を作成する際に使用される。
相対位置関係検出部34は、時間情報入力部39が受信した取得時間、検出時間と、に基づいて、位置情報検出装置9から取得した位置情報の中から第2の位置情報を取得する。例えば、相対位置関係検出部34は、取得時間と、検出時間と、を比較し、取得時間と一致する検出時間に検出された位置情報を抜き出して取得する。このように抜き出された位置情報は、観察画像の取得時間、即ちカラーカメラ3の露光時間内に検出された第2の位置情報に相当する。また、相対位置関係検出部34は、そのように取得された第2の位置情報から相対位置関係を検出する。
そして画像処理部35は、相対位置関係に基づいて、観察画像を組み合わせてマップ画像を作成する。また、画像処理部35がマップ画像を作成する処理については、第1の実施形態で説明したとおりである。
即ち、撮像装置であるカラーカメラ3の露光時間内に第2の位置情報を取得する方法は、位置情報検出装置9が行う位置情報の検出と、カラーカメラ3による観察画像の取得を同期させる方法に限らない。本実施形態のように、位置情報検出装置9が位置情報の検出を行った後に、第2の位置情報を抜き出すことで取得しても構わない。
以上の構成を有する顕微鏡装置60によって、マップ画像を作成する処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図10は、制御装置50によって、マップ画像が作成される処理手順を示すフローチャートである。図10の処理は、制御装置50が、観察者からのマップ画像の作成を開始する指示を受信した後に開始される。
ステップS21では、カラーカメラ3が観察画像の取得を行い、その後画像入出力部33によって観察画像を受信する。
ステップS22では、位置情報検出装置9が位置情報を検出し、相対位置関係検出装置(相対位置関係検出部34として機能する制御装置50)がその位置情報を位置情報検出装置9から取得する。
ステップS23では、時間情報入力部39が第1の記録装置11及び第2の記録装置12から受信した取得時間、検出時間をもとに、相対位置関係検出装置は、位置情報検出装置9によってカラーカメラ3の露光時間内に検出された位置情報(第2の位置情報)を選択して抜き出し、その第2の位置情報を用いて相対位置関係を検出する。
ステップS24では、ステップS23で抜き出された相対位置関係に基づいて、観察画像をマップ画像座標系に配置していく。より具体的には、ステップS21〜S23によって取得された複数の観察画像と、各観察画像に対応した相対位置関係と、観察座標系とマップ画像座標系との相対関係と、に基づいて画像処理部35によってマップ画像が作成される。このステップS24の処理において行われるマップ画像の作成、即ちマップ画像座標系への観察画像の配置は、一つの観察画像を取得する毎に行ってもよいし、規定の数の複数の観察画像を取得する毎に行ってもよい。
以上の顕微鏡装置60によっても、取得する観察画像と位置情報とを正確に対応させることができる。例えば、ステージ6を移動しながら観察画像の取得、相対位置関係の検出を行う場合であっても、上記のようにカラーカメラ3の露光時間内で検出された位置情報が取得されることから、観察画像を取得した位置と、位置情報の検出を行ったときの位置と、がズレてしまうことが防止される。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。上述した顕微鏡装置、及び、プログラム、及び、観察方法は、特許請求の範囲に記載した本発明を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
10、60 顕微鏡装置
1、51 カラー観察光学系
2 白色光源
3 カラーカメラ
4 ハーフミラー
5 対物レンズ
6 ステージ
7、8 駆動モータ
9 位置情報検出装置
11 第1の記録装置
12 第2の記録装置
13 信号発生装置
20、50 制御装置
21 入力IF
22 出力IF
23 記憶装置
24 メモリ
25 CPU
26 可搬記録媒体駆動装置
27 可搬記録媒体
28 バス
31 光源制御部
32 露光制御部
33 画像入出力部
34 相対位置関係検出部
35 画像処理部
36 信号受信部
37 ステージ制御部
38 信号出力部
39 時間情報入力部
A マップ画像
B 観察画像
S 標本

Claims (8)

  1. 対物レンズと、
    標本の観察画像を取得する撮像装置と、
    前記標本の位置情報を検出する位置情報検出装置と、
    前記位置情報検出装置から取得する、前記撮像装置の露光時間内に前記位置情報検出装置で検出される第2の位置情報を用いて、前記標本と前記対物レンズとの相対位置関係を検出する相対位置関係検出装置と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡装置であって、さらに、
    前記相対位置関係と、前記相対位置関係を規定する座標系である観察座標系とマップ画像座標系との相対関係と、に基づいて、前記撮像装置が複数取得した前記観察画像を組み合わせてマップ画像を作成するマップ画像作成処理を実行する画像処理装置を備える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の顕微鏡装置であって、
    前記撮像装置は、トリガ信号を発生させ、前記トリガ信号を前記相対位置関係検出装置に出力する信号発生装置を有し、
    前記相対位置関係検出装置は、前記トリガ信号を受信する信号受信装置を有し、前記信号受信装置が前記トリガ信号を受信すると、前記位置情報検出装置から前記第2の位置情報を取得する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の顕微鏡装置であって、さらに、
    トリガ信号を発生させ、前記トリガ信号を前記撮像装置と前記相対位置関係検出装置とにそれぞれ出力する信号発生装置を備え、
    前記撮像装置は、前記トリガ信号を受信する第1の信号受信装置を有し、前記第1の信号受信装置が前記トリガ信号を受信すると前記観察画像を取得し、
    前記相対位置関係検出装置は、前記トリガ信号を受信する第2の信号受信装置を有し、前記第2の信号受信装置が前記トリガ信号を受信すると、前記位置情報検出装置から前記第2の位置情報を取得する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の顕微鏡装置であって、さらに、
    前記撮像装置が前記観察画像の取得を行う取得時間を記録する第1の記録装置と、
    前記位置情報検出装置が前記位置情報の検出を行う検出時間を記録する第2の記録装置と、を備え、
    前記相対位置関係検出装置は、前記取得時間と、前記検出時間と、に基づいて、前記位置情報検出装置から取得した前記位置情報の中から前記第2の位置情報を取得する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の顕微鏡装置であって、
    前記相対位置関係検出装置は、前記位置情報が変更されている間に前記第2の位置情報を前記位置情報検出装置から取得する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  7. 撮像装置が標本の観察画像を取得し、
    相対位置関係検出装置が、前記標本の位置情報を検出する前記位置情報検出装置から取得する、前記撮像装置の露光時間内に前記位置情報検出装置で検出される第2の位置情報を用いて、前記標本と顕微鏡装置内の対物レンズとの相対位置関係を検出する
    ように前記撮像素子と前記相対位置関係検出装置とを動作させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 撮像装置によって標本の観察画像を取得し、
    前記撮像装置の露光時間内に検出される前記標本の第2の位置情報を用いて、前記標本と顕微鏡装置内の対物レンズとの相対位置関係を検出する
    ことを特徴とする観察方法。
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