JP2018097193A - 表示システム、及び表示システムの設定方法 - Google Patents

表示システム、及び表示システムの設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる表示システム、及び表示システムの設定方法を提供する。【解決手段】前記表示装置は、自装置以外の前記表示装置である他の表示装置と通信する通信部と、外部からの操作信号を受信する受信部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記受信部により受信された前記操作信号に基づいて、自装置が前記マスタ表示装置として動作するか否か判定し、自装置が前記マスタ表示装置として動作する場合、前記第1のスレーブ表示装置に送信したコマンド信号に対する応答信号の個数に基づき、前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信するか否か判定する、表示システム。【選択図】図2

Description

本発明は、表示システム、及び表示システムの設定方法に関する。
従来、マルチディスプレイ等と呼ばれる複数の表示装置を含む表示システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような複数の表示装置に対し設定を行う場合、例えば表示装置をLAN(Local Area Network)ケーブル等を用いて接続する。そして、複数の表示装置のうちの1の表示装置に制御用のPC(Personal Computer)を接続し、制御用のPCから設定情報を送ることにより設定を行う。
特開2016−45445号公報
しかしながら、制御用PCを用いて複数の表示装置に対して設定を行うためには、制御用PCが必要となる。このため手間やコストがかかっていた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる表示システム、及び表示システムの設定方法を提供する。
上述した課題を解決するための本発明の一実施形態の表示システムは、複数の表示装置のうちいずれか1の表示装置をマスタ表示装置とし、前記複数の表示装置のうち前記マスタ表示装置と異なる表示装置を第1のスレーブ表示装置とする表示システムである。前記表示装置は、自装置以外の前記表示装置である他の表示装置と通信する通信部と、外部からの操作信号を受信する受信部と、制御部と、を備える。前記制御部は、前記受信部により受信された前記操作信号に基づいて、自装置が前記マスタ表示装置として動作するか否か判定し、自装置が前記マスタ表示装置として動作する場合、前記第1のスレーブ表示装置に送信したコマンド信号に対する応答信号の個数に基づき、前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信するか否か判定する。
また、本発明の一実施形態の表示システムの設定方法は、複数の表示装置のうちいずれか1の表示装置をマスタ表示装置とし、前記複数の表示装置のうち前記マスタ表示装置と異なる表示装置を第1のスレーブ表示装置とする表示システムの設定方法である。前記表示装置は、自装置以外の前記表示装置である他の表示装置と通信する通信工程と、外部からの操作信号を受信する受信工程と、制御工程と、を備える。制御工程において、前記受信工程で受信された前記操作信号に基づいて、自装置がマスタ表示装置として動作するか否かを判定し、自装置が前記マスタ表示装置として動作する場合、前記第1のスレーブ表示装置に送信したコマンド信号に対する応答信号の個数に基づき、前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信するか否か判定する。
この発明によれば、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
第1の実施形態における表示システムの外観図の例を示す図である。 第1の実施形態における表示システムの表示装置の構成図を示す図である。 第1の実施形態の表示システムに記憶されるデータの例を示す図である。 第1の実施形態の表示システムが行う処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態の表示システムが行う処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態の表示システムが行う処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態の表示システムが行う処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態の表示システムが行う処理の流れを示すフローチャートである。
以下、実施形態の表示システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は本実施形態における表示システム1に含まれる表示装置10の構成図を示している。図1に示すように、本実施形態の表示システム1は、例えば3×3の複数の表示装置10で構成される。
表示システム1における複数の表示装置10は、1のマスタ表示装置10Aと、1又は複数の第1のスレーブ表示装置10Bとに分けられる。図1の例では、表示システム1においては、下段中央の表示装置10をマスタ表示装置10Aとし、下段中央の表示装置10を除く他の表示装置10を第1のスレーブ表示装置10Bとしている。
図1に示す例では、表示システム1における複数の表示装置10のうち、いずれの表示装置10をマスタ表示装置10Aとするかは、ユーザUにより任意に選択される。すなわち、表示システム1における複数の表示装置10のうち、どの表示装置10でもマスタ表示装置10Aとして動作することができる。
ユーザUは、例えば、マスタ表示装置10Aとして選択した表示装置10の表示画面の底部などに有するOSD操作ボタン101等の操作子を用いて、OSD操作画面100を表示させる。そして、ユーザUがOSD操作画面100を操作することにより、操作信号が表示装置10に送信され、操作信号を受信した表示装置10がマスタ表示装置10Aとして動作する。
本実施形態においては、表示システム1における複数の表示装置10の中からマスタ表示装置10Aが選択された場合、マスタ表示装置10Aは、他の表示装置10に対し、第1のスレーブ表示装置10Bとして動作する指示を示す信号を送信する。これにより、他の表示装置10は、第1のスレーブ表示装置10Bとなる。第1のスレーブ表示装置10Bとして動作する表示装置10は、マスタ表示装置10Aから受信したコマンド信号に示される内容に従う。
本実施形態においては、例えば表示システム1における複数の表示装置10の各々に一括して設定値を設定する場合等においてユーザU等により、1のマスタ表示装置10Aが選択される。そして、マスタ表示装置10Aから送信されるコマンド信号に第1のスレーブ表示装置10Bが従うことにより、一括して設定値を設定する。
また、本実施形態においては、マスタ表示装置10Aを選択し、他の表示装置10に一括して設定値が設定された後は、マスタ表示装置10Aと第1のスレーブ表示装置10Bとは、全て第2のスレーブ表示装置10Cに切替えられる。全ての表示装置10が第2のスレーブ表示装置10Cとして動作する場合、表示システム1においてマスタ表示装置10Aは存在しない。
このように、本実施形態の表示システム1においては、複数の表示装置10のうちいずれか1の表示装置10をマスタ表示装置10Aとし、複数の表示装置10のうちマスタ表示装置10Aと異なる表示装置10を第1のスレーブ表示装置10Bとする表示システム1と、複数の表示装置10のうちの全ての表示装置10を第2のスレーブ表示装置10Cとする表示システム1との少なくともいずれか一方をとる。
ここで、表示システム1に用いられる表示装置10を構成する機能ブロックについて、図2を用いて説明する。
図2は本実施形態における表示システム1に含まれる表示装置10の構成図を示している。表示装置10は、RFタグ11、アンテナ部12、無線通信部(通信部)13、受信部14、画像処理部15、映像表示部(表示部)16、記憶部17、および制御部18を有する。
複数の表示装置10の各々は、例えばWi−SUN(Wireless Smart Utility Network)等の無線通信規格に準拠した表示装置である。すなわち、複数の表示装置10が相互に接続されることにより複数の表示装置10間の通信を行うことができる表示装置である。
RFタグ11は、RFID(Radio Frequency IDentifier)が組み込まれたRFタグである。RFタグ11は、タグの内部に記憶された情報(データ)を近距離無線によって読み書きをすることができる。RFタグ11は、電池を内蔵するアクティブ型、電池を内蔵しないパッシブ型のいずれであってもよい。また、RFタグ11は、電磁誘導方式、または電波方式のいずれの方式であってもよい。
RFタグ11に記憶された情報は、リーダライタを用いた無線通信によって読み書きがすることができる。RFタグ11に記憶された情報は、例えば、後述する記憶部17に記憶される。
アンテナ部12は、無線通信部13を用いて行う複数の表示装置の間における通信で送受信される信号を送信又は受信するアンテナを有する。アンテナ部12は、制御部18からの制御に基づき、無線通信部13からの送信信号を他の表示装置10へ送信する。また、アンテナ部12は、制御部18からの制御に基づき、他の表示装置10からの信号を受信する。アンテナ部12は、受信した信号を無線通信部13に出力する。
無線通信部13は、制御部18からの制御に基づき、自装置以外の他の表示装置10(以下、単に「他の表示装置10」という)と通信する。無線通信部13が行う通信の通信方式は、例えば、Wi−Fi網を介した無線通信方式で行われる。通信セルラー網などの無線通信網、赤外線やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信網を介して、複数の表示装置10の間における通信が行われてもよい。また、無線通信部13は、有線により通信する手段を備えていてもよい。例えば、LAN(Local Area Network)などを介した有線通信網を介して行われてもよい。
受信部14は、制御部18からの制御に基づき、外部からの操作信号を受信する。受信部14は、例えばOSD(On Screen Display)機能に基づく操作信号(OSDコントロール信号)を受信する。受信部14は、例えばユーザが操作したOSD操作ボタン等の操作子を操作した場合に、その操作が示す操作情報をOSDコントロール信号として受信する。受信部14は、受信したOSDコントロール信号を制御部18に出力する。
本実施形態において、受信部14はOSDコントロール信号を受信するものとして説明したが、受信部14は外部からの操作信号を受信できればよく、OSD機能に限定されない。例えば、受信部14は、RFタグ11と接続されていてもよい。この場合、受信部14は、外部のリーダライタによりRFタグ11に書き込まれた情報を、操作信号として受信する。また、受信部14は、外部のリモコンやスマートフォン等が送信した赤外線の変調信号、近距離通信信号等の所定の無線信号により操作信号を受信してもよい。また、受信部14は、OSDコントロール信号を受信する受信部と、他の形式の通信に用いられる信号の受信部との両方を備えるものであってもよい。
画像処理部15は、映像表示部16が出力する画像データに対する画像処理をする。画像処理部15は、図示しない外部の映像信号出力装置等から入力される映像信号に対して、AD(Analog-Digital)変換、同期信号分離、フレームメモリに対する画像データの書き込みおよび読み出し等の画像処理を行う。
画像処理部15は、例えばアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータの機能、DVI(Digital Visual Interface)デジタル信号をデジタルRGB(Red Green Blue)信号に変換するDVIレシーバ機能、デジタルRGB信号の解像度を、映像表示部16の解像度に合せる解像度変換機能、RGB信号で入力された入力画像に対して色温度の調整やガンマ補正を行う色温度調整機能やガンマ補正機能等を有していてもよい。
映像表示部16は、画像処理部15で処理された画像データに基づき画像を表示する。映像表示部16は、例えば、液晶ディスプレイである。
また、映像表示部16は、画像処理部15で処理された画像データに基づく画像の表示に重ねて、制御部18からの制御が出力するOSD操作画面を表示する。この場合のOSD操作画面は、表示装置10の設定値の全部または一部を、外部から入力操作を行って設定する操作画面である。
記憶部17は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などにより実現される。記憶部17は、設定テーブル170、マスタフラグ171、およびマスタ管理テーブル172を有する。
図3は、本実施形態の表示システムに記憶されるデータの例を示す図である。図3(a)は設定テーブル170の例、図3(b)はマスタフラグ171の例、図3(c)はマスタ管理テーブル172の例、をそれぞれ示す。
図3(a)に示すように、設定テーブル170は、表示装置10における設定内容が記憶される記憶領域である。設定テーブル170には、例えば識別番号、ユーザが任意に設定値を変更することができる項目(例えば、音量調節、信号入力コネクターの切替、輝度、コントラスト設定、色温度の調整、およびガンマ補正等)に関する設定値が記憶されている。
図3(b)に示すように、マスタフラグ171には、例えば2ビットの設定値が記憶されている。図3(b)に示す例においては、マスタフラグ171の2ビット[b1、b0]のうち、上位ビットb1は自装置がマスタ表示装置であるか否か、下位ビットb0は他の表示装置10がマスタ表示装置であるか否か、を示す。上位ビットb1、および下位ビットb0の各々においては、マスタ表示装置10Aとして動作する場合に“1”、マスタ表示装置10Aとして動作しない場合に“0”が設定される。
マスタフラグ171に“00”が設定されている場合、自装置はマスタ表示装置10Aとして動作せず、また、他の表示装置もマスタ表示装置10Aとして動作しないことを示す。この場合、制御部18は、自装置を第2のスレーブ表示装置10Cとして動作させる。
マスタフラグ171に“01”が設定されている場合、自装置はマスタ表示装置10Aとして動作しないが、他の表示装置がマスタ表示装置10Aとして動作することを示す。この場合、制御部18は、自装置を第1のスレーブ表示装置10Bとして動作させる。
マスタフラグ171に“10”が設定されている場合、自装置はマスタ表示装置10Aとして動作し、他の表示装置はマスタ表示装置10Aとして動作しないことを示す。この場合、制御部18は、自装置をマスタ表示装置10Aとして動作させる。
なお、マスタフラグ171に“11”が設定されている場合、自装置はマスタ表示装置10Aとして動作し、他の表示装置にもマスタ表示装置10Aとして動作する表示装置が存在することとなってしまうため、マスタフラグ171に“11”を設定することはできないものとする。
図3(c)に示すように、マスタ管理テーブル172は、例えばスレーブ設定信号に対するAck信号に含まれる識別番号、およびコマンド信号に対するAck信号の有無が記憶されている。なお、スレーブ設定信号、およびコマンド信号については後で説明する。
制御部18は、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアにより実現されてもよい。制御部18は、RFタグ11、アンテナ部12、無線通信部13、受信部14、画像処理部15、映像表示部16、および記憶部17を制御する。
図2に戻り、制御部18は、自装置をマスタ表示装置10Aとして動作させるか否かを判定する。制御部18は、受信部14からのOSDコントロール信号に基づいて、自装置をマスタ表示装置10Aとして動作させるか否かを判定する。また、制御部18は、無線通信部13からの受信信号に基づいて、自装置を第1のスレーブ表示装置10B、または第2のスレーブ表示装置10Cとして動作させるかを判定する。以下の説明において、自装置をマスタ表示装置10Aとして動作させる場合と自装置を第1のスレーブ表示装置10B、および第2のスレーブ表示装置10Cとして動作させる場合とで行う制御部18の処理を順に説明する。
(自装置をマスタ表示装置10Aとして動作させる場合の処理)
制御部18は、無線通信部13を介してスレーブ設定信号を他の表示装置10に送信する。スレーブ設定信号には、スレーブ設定信号を受信した表示装置10に対して、第1のスレーブ表示装置10Bとして動作する指示を示す情報が含まれている。具体的には、スレーブ設定信号には、スレーブ設定信号を受信した表示装置10におけるマスタフラグ171に、“01”を設定する指示を示す情報が含まれている。
また、制御部18は、スレーブ設定信号を送信した場合、無線通信部13を介して、スレーブ設定信号を受信した表示装置10からの応答信号(第1のAck信号)を受信する。第1のAck信号には、第1のAck信号を送信した表示装置10の識別番号が含まれている。
制御部18は、受信した第1のAck信号に基づき、第1のAck信号を送信した表示装置10の識別番号を、マスタ管理テーブル172に記憶させる。
制御部18は、マスタ管理テーブル172に記憶させた識別番号に対応する表示装置10を、第1のスレーブ表示装置10Bとする。また、制御部18は、マスタ管理テーブル172に記憶された表示装置10の識別番号の個数に基づき、第1のスレーブ表示装置10Bの個数(第1の個数)を判定する。
制御部18は、無線通信部13を介してコマンド信号を第1のスレーブ表示装置10Bに送信する。コマンド信号には、第1のスレーブ表示装置10Bに対して、設定テーブル170にある設定項目に設定する設定値を指示する情報が含まれている。コマンド信号には、例えばRFタグ11又は設定テーブル170に記憶された情報が含まれる。
また、制御部18は、コマンド信号を送信した場合、無線通信部13を介して、コマンド信号を受信した第1のスレーブ表示装置10Bからの応答信号(第2のAck信号)を受信する。第2のAck信号には、第2のAck信号を送信した第1のスレーブ表示装置10Bの識別番号が含まれている。
制御部18は、第2のAck信号に含まれる識別番号に基づき、第2のAck信号を送信した第1のスレーブ表示装置10Bの個数(第2の個数)を判定する。そして、制御部18は、第1の個数と第2の個数とが異なる場合、無線通信部13を介してコマンド信号を再度送信する。
このように、制御部18は、受信した第1のAck信号に基づいて第1の個数を判定し、その後に送信したコマンド信号に対する第2のAck信号基づいて判定される第2の個数が、第1の個数と異なる場合に、コマンド信号を再度送信する。
制御部18は、無線通信部13にコマンド信号を再度送信させようとする場合において、予め定められたコマンド信号を再度送信する場合の送信回数の上限値に達した場合には、コマンド信号を再度送信させないと判定する。
また、制御部18は、送信回数の上限値に達したためにコマンド信号を再度送信させないと判定する場合、第2のAck信号を送信していない第1のスレーブ表示装置10Bに関する情報(例えば、識別番号)を映像表示部16に表示させる。なお、第2のAck信号を送信していない第1のスレーブ表示装置10Bには、マスタ表示装置10Aに第2のAck信号が受信されなかった第1のスレーブ表示装置10Bが含まれる。
本実施形態において、制御部18は、送信回数の上限値に達した場合に第2のAck信号が受信されていない第1のスレーブ表示装置10Bの識別番号等を表示させる場合について説明したが、これに限定されない。制御部18は、送信回数の上限値に達したか否かに関わらず、第2のAck信号が受信されない第1のスレーブ表示装置10Bに関する情報を、映像表示部16に表示させてもよい。
制御部18は、第2の個数が、第1の個数と同じ個数である場合、無線通信部13を介してスレーブ解除信号を第1のスレーブ表示装置10Bに送信する。スレーブ解除信号には、スレーブ解除信号を受信した表示装置10に対して、第2のスレーブ表示装置10Cとして動作する指示を示す情報が含まれている。具体的には、スレーブ解除信号が、スレーブ解除信号を受信した表示装置10におけるマスタフラグ171に、“00”を設定する指示を示す情報を含む。
制御部18は、自装置の無線通信部13を介して、スレーブ解除信号を受信した第1のスレーブ表示装置10Bからの応答信号(第3のAck信号)を受信する。第3のAck信号には、第3のAck信号を送信した第1のスレーブ表示装置10Bの識別番号が含まれている。
制御部18は、第3のAck信号に含まれる識別番号に基づき、第3のAck信号を送信した第1のスレーブ表示装置10Bの個数(第3の個数)を判定する。そして、制御部18は、第1の個数と第3の個数とが異なる場合、無線通信部13を介してスレーブ解除信号を再度送信する。
(自装置を第1のスレーブ表示装置10Bとして動作させる場合の処理)
制御部18は、無線通信部13がスレーブ設定信号を受信した場合、マスタフラグ171の設定値を、“01”として記憶させる。これにより、制御部18は、自装置を第1のスレーブ表示装置10Bとして動作させる。制御部18は、マスタフラグ171に、“01”を記憶させた後、無線通信部13を介して第1のAck信号をマスタ表示装置10Aに送信する。この場合、第1のAck信号には、自装置の識別番号が含まれている。
制御部18は、無線通信部13がコマンド信号を受信した場合、コマンド信号に示される指示に従う。具体的には、制御部18は、は、RFタグ11又は設定テーブル170に記憶された項目における設定値を、コマンド信号に示される設定値として記憶させる。制御部18は、コマンド信号に示される指示に従う処理を行った後、無線通信部13を介して第2のAck信号をマスタ表示装置10Aに送信する。この場合、第2のAck信号には、自装置の識別番号が含まれている。
(第2のスレーブ表示装置10Cとして動作させる場合の処理)
制御部18は、無線通信部13がスレーブ解除信号を受信した場合、マスタフラグ171の設定値を、“00”として記憶させる。これにより、制御部18は、自装置を第2のスレーブ表示装置10Cとして動作させる。制御部18は、マスタフラグ171に、“00”を記憶させた後、無線通信部13を介して第3のAck信号をマスタ表示装置10Aに送信する。この場合、第3のAck信号には、自装置の識別番号が含まれている。
制御部18は、自装置に関する情報を定期的に送信するビーコン動作を行う。自装置に関する情報とは、例えば、RFタグ11又は設定テーブル170に記憶された項目、およびその設定値である。制御部18は、自装置に関する情報を無線通信部13により送信してもよいし、図示しない無線通信部13とは異なる通信部により送信してもよい。以下の説明において、自装置に関する情報を無線通信部13により送信する動作を「基本動作」、または「ビーコン動作」という。
図4を用いて、実施形態の表示システム1において、表示装置10をマスタ表示装置10Aとして動作させる場合に行う処理について説明する。図4は、実施形態の表示システム1が行う処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図4に示すフローチャートを説明する前提として、OSD操作ボタン等の操作子には、Menu Key、およびExit Keyがある。Menu Keyが押下されると、OSD操作画面が映像表示部16に表示された状態となる。そして、OSD操作画面が表示された状態において、再度、Menu Keyが押下されるか、又はExit Keyが押下されると、OSD操作画面が非表示となるものとする。また、OSD操作画面には設定項目が表示され、その設定項目の中にはマスタ表示装置10Aとして動作させる設定(All Settting Copy)の設定項目があるものとする。
まず、ユーザが操作するOSD操作ボタン等の操作子により、Menu Keyが押下される等して、OSD操作画面を表示させる信号が受信部14を介して、制御部18に入力される(ステップS10)。制御部18は、OSD操作画面を映像表示部16に表示させる(ステップS11)。この場合、例えばOSD操作画面には、設定項目を選択する画面が表示される。次に、操作子により、Menu Keyが押下されるか、またはExit Keyが押下される等して、OSD操作画面を非表示とする信号が制御部18に入力された場合(ステップS12;Yes)、制御部18は、OSD操作画面を非表示とし、本フローチャートに示す処理は終了する。
一方、OSD操作画面が、表示された状態において(ステップS12;No)、設定項目All Settting Copyが、ユーザに選択された場合(ステップS13;Yes)、制御部18には、マスタ表示装置10Aとして動作する指示を示す信号が入力される。この場合、制御部18は、マスタフラグ171に記憶されている設定値を参照する。
参照したマスタフラグ171の設定値に “01”が記憶されていた場合、制御部18は、自装置を第1のスレーブ表示装置10Bとして動作させている。この場合(ステップS14;Yes)、制御部18は、OSD操作画面等に、別の表示装置10がマスタ表示装置10Aである旨を表示させ(ステップS17)、本フローチャートに示す処理は終了する。
一方、マスタフラグ171に記憶されている値が“01”でない場合、つまり、自装置が第1のスレーブ表示装置10Bでない場合(ステップS14;No)、制御部18は、マスタフラグ171を“10”に設定して記憶させる(ステップS15)。これにより、制御部18は、自装置をマスタ表示装置10Aとして動作させると判定する。そして、制御部18は、マスタ設定処理を行い(ステップS16)、本フローチャートに示す処理は終了する。
ここで、マスタ設定処理において制御部18が行う処理について、図5を用いて説明する。図5は、実施形態の表示システム1が行うマスタ設定処理の流れを示すフローチャートである。
制御部18は、無線通信部13を介して他の表示装置10にスレーブ設定信号を他の表示装置10に送信する(ステップS20)。スレーブ設定信号には、スレーブ設定信号を受信した表示装置10におけるマスタフラグ171に“01”を設定する指示を示す情報が含まれている。
スレーブ設定信号を受信した他の表示装置10は、他の表示装置10のマスタフラグ171に“01”を設定し、他の表示装置10の無線通信部13を介して第1のAck信号をマスタ表示装置10Aに送信する。そして、制御部18は、当該他の表示装置10から第1のAck信号を無線通信部13により受信する(ステップS21)。
制御部18は、第1のAck信号を送信した表示装置10の識別番号を、マスタ管理テーブル172に記憶させ、マスタ管理テーブル172に記憶された表示装置10の識別番号の個数に基づき、第1のスレーブ表示装置10Bの個数(第1の個数)を判定する(ステップS22)。これにより、実施形態の表示システム1において、複数の表示装置10が、1のマスタ表示装置10Aと、1又は複数の第1のスレーブ表示装置10Bとに設定される。
制御部18は、OSD操作画面に、選択項目「Start」、および選択項目「Cancel」を表示させる(ステップS23)。そして、ユーザが操作するOSD操作ボタン等の操作子により、選択項目「Start」が選択され、選択項目「Start」が選択された旨を示す信号が受信部14を介して、制御部18に入力された場合(ステップS24;Yes)、制御部18は、無線通信部13を介して他の表示装置10にコマンド信号を第1のスレーブ表示装置10Bに送信する(ステップS25)。コマンド信号には、例えばRFタグ11又は設定テーブル170に記憶された情報が含まれる。
コマンド信号を受信した他の表示装置10は、コマンド信号に示す内容に従い、他の表示装置10の設定テーブル170に、コマンド信号において指示された項目についてコマンド信号に指示された設定値を設定する。そして、当該他の表示装置10は、自身の無線通信部13を介して第2のAck信号をマスタ表示装置10Aに送信する。制御部18は、当該他の表示装置10から第2のAck信号を無線通信部13により受信する(ステップS26)。
一方、操作子により選択項目「Start」が選択されない場合(ステップS24;No)、制御部18は、ステップS29に示す処理を行う。
制御部18は、受信した第2のAck信号に含まれる識別番号に基づき、第2のAck信号を送信した第1のスレーブ表示装置10Bの個数(第2の個数)を判定する。そして、制御部18は、第1の個数と第2の個数とが同じ場合(ステップS27;Yes)、マスタフラグ171に“00”を設定して記憶させる(ステップS29)。これにより、制御部18は、自装置を第2のスレーブ表示装置10Cとして動作させる。
そして、制御部18は、無線通信部13を介して他の表示装置10にスレーブ解除信号を第1のスレーブ表示装置10Bに送信する(ステップS30)。スレーブ解除信号を受信した表示装置10におけるマスタフラグ171に、“00”を設定する指示を示す情報が含まれている。
スレーブ解除信号を受信した他の表示装置10は、当該他の表示装置10のマスタフラグ171に“00”を設定する。そして、当該他の表示装置10は、自身の無線通信部13を介して第3のAck信号をマスタ表示装置10Aに送信する。制御部18は、当該他の表示装置10から第2のAck信号を無線通信部13により受信する(ステップS31)。
制御部18は、受信した第3のAck信号に含まれる識別番号に基づき、第3のAck信号を送信した第1のスレーブ表示装置10Bの個数(第3の個数)を判定する。そして、制御部18は、第1の個数と第3の個数とが同じ場合(ステップS32;Yes)、OSD操作画面に、「設定完了」示す画面を表示させる(ステップS34)。制御部18は、OSD操作画面を非表示とし(ステップS35)、本フローチャートに示す処理は終了する。
一方、制御部18は、第1の個数と第2の個数とが異なる場合(ステップS27;No)、再送処理を行い(ステップS28)、ステップS29に示す処理を行う。また、制御部18は、第1の個数と第2の個数とが異なる場合(ステップS32;No)、再送処理を行い(ステップS33)、ステップS34に示す処理を行う。
ここで、再送処理において制御部18が行う処理について、図6を用いて説明する。図6は、実施形態の表示システム1が行うマスタ設定処理の流れを示すフローチャートである。まず、第1の個数と第2の個数とが異なる場合に、制御部18が行う再送処理について説明する。
制御部18は、無線通信部13を介して他の表示装置10にコマンド信号を再度送信する(ステップS40)。コマンド信号には、例えばRFタグ11又は設定テーブル170に記憶された情報が含まれる。
コマンド信号を受信した他の表示装置10は、コマンド信号に示す内容に従い、他の表示装置10の設定テーブル170に、コマンド信号において指示された項目についてコマンド信号に指示された設定値を設定する。そして、当該他の表示装置10は、自身の無線通信部13を介して第2のAck信号をマスタ表示装置10Aに送信する。制御部18は、当該他の表示装置10から第2のAck信号を無線通信部13により受信する(ステップS41)。
制御部18は、受信した第2のAck信号に含まれる識別番号に基づき、第2のAck信号を送信した第1のスレーブ表示装置10Bの個数(第2の個数)を判定する。そして、制御部18は、第1の個数と第2の個数とが同じ場合(ステップS42;Yes)、メインの動作フローに戻る(ステップS46)。
一方、制御部18は、第1の個数と第2の個数とが異なる場合(ステップS42;No)、記憶部17に記憶される変数「再送回数」に1を加算して、カウントアップする(ステップS43)。
制御部18は、再送回数が10以下である場合(ステップS44;Yes)、マスタ管理テーブル172に基づき、第1のAck信号を受信したが、第2のAck信号を受信していない第1のスレーブ表示装置10Bの識別番号を、OSD操作画面等に表示させる(ステップS45)。そして、制御部18は、メインの動作フロー(ステップS29)に戻る(ステップS46)。
一方、制御部18は、再送回数が10より大きい場合(ステップS44;No)、ステップS40に示す処理に戻る。
ここで、第2のスレーブ表示装置10Cとして動作する場合において制御部18が行う処理について、図7を用いて説明する。図7は、実施形態の表示システム1が行うマスタ設定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、本フローチャートに示す処理を説明する前提として、表示装置10は、第2のスレーブ表示装置10Cとして動作しているものとする。
制御部18は、無線通信部13を介してマスタ表示装置からの信号を受信する(ステップS50)。マスタ表示装置から受信した信号には、マスタフラグ171に設定する設定値を指示する情報が含まれている。
制御部18は、マスタフラグ171に設定する設定値を参照する(ステップS51)。
制御部18は、設定値として“00”が示されていた場合(ステップS51:“00”)、自装置に関する情報を無線通信部13により送信する基本動作を行う(ステップS52)。そして、制御部18は、ステップS50に示す処理に戻る。
また、制御部18は、設定値として“01”が示されていた場合(ステップS51:“01”)、自装置に関する情報を無線通信部13により送信する基本動作を停止する(ステップS53)。そして、制御部18は、自装置のマスタフラグ171に“01”を書き込んで記憶させる。
制御部18は、自装置のマスタフラグ171に“01”を書き込んで記憶させた後、自装置の識別番号を付した第1のAck信号を、通信部13を介してマスタ表示装置10Aに送信する(ステップS54)。これにより、制御部18は、自装置を第1のスレーブ表示装置10Bとして動作させる。
制御部18は、無線通信部13を介してマスタ表示装置からのコマンド信号を受信したら(ステップS55;Yes)、コマンド信号に示される内容に従って、例えば設定テーブル170の項目に設定されている設定値を更新する(ステップS56)。そして、制御部18は、コマンド信号に示される内容に従って動作した後に自装置の識別番号を付した第2のAck信号を、通信部13を介してマスタ表示装置10Aに送信する(ステップS57)。
一方、制御部18は、無線通信部13を介してマスタ表示装置からのコマンド信号を受信しない場合(ステップS55;No)において、一定時間が経過した場合には(ステップS58;Yes)、自装置のマスタフラグ171に“00”を書き込んで更新させる(ステップS59)。そして、制御部18は、ステップS50に示す処理に戻る。また、制御部18は、一定時間が経過していない場合には(ステップS58;No)、ステップS55に示す処理に戻る。
制御部18は、第2のAck信号を送信した後、無線通信部13を介してマスタ表示装置からのスレーブ解除信号を受信したら(ステップS60;Yes)、自装置のマスタフラグ171に“00”を書き込んで更新させる(ステップS61)。そして、制御部18は、ステップS50に示す処理に戻る。
一方、制御部18は、第2のAck信号を送信した後、無線通信部13を介してマスタ表示装置からのスレーブ解除信号を受信しない場合(ステップS60;No)において、一定時間が経過した場合には(ステップS62;Yes)、ステップS61に示す処理に戻る。また、制御部18は、一定時間が経過しない場合には(ステップS62;No)、ステップS60に示す処理に戻る。
なお、制御部18は、マスタ表示装置10Aから受信した信号に、マスタフラグ171に設定する設定値として“00”および“01”以外の設定値(すなわち、“10”又は“11”)が示されていた場合(ステップS51:others)、自装置のマスタフラグ171に“00”を書き込んで更新させる(ステップS63)。そして、制御部18は、ステップS50に示す処理に戻る。
以上説明したように、制御部18は、第2の個数と第1の個数とが異なる場合、他の表示装置10に、コマンド信号を再度送信する。これにより、表示システム1においては、コマンド信号を受信できなかった等によりコマンド信号に示す内容を実行していない第1のスレーブ表示装置10Bがあっても、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
また、制御部18は、マスタ表示装置10Aとして動作する場合、コマンド信号を他の表示装置に再度送信した回数が、予め定められた回数以上なら、他の表示装置にコマンド信号を、無線通信部13により再度送信させない。これにより、表示システム1においては、コマンド信号を再度する処理が終了できなくなることを抑制し、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
また、制御部18は、マスタフラグ171を参照することにより、自装置を第1のスレーブ表示装置10Bとして動作させているか否かを判定する。これにより、表示システム1においては、複数のマスタ表示装置10Aが設定されることを抑制し、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
また、制御部18は、第2の個数と第1の個数とが異なる場合、第1のAck信号を受信しており、第2のAck信号を受信していない第1のスレーブ表示装置10Bの識別番号を、映像表示部16に表示させる。これにより、表示システム1においては、コマンド信号に示す内容を実行していない第1のスレーブ表示装置10Bを、OSD操作ボタン等の操作子を操作するユーザに知らせることができ、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
また、制御部18は、自装置がすでに第1のスレーブ表示装置10Bとして動作している場合などにおいて、自装置がマスタ表示装置10Aとして動作しないと判定する場合、OSD操作画面等に他の表示装置10がマスタ表示装置10Aである旨を表示させる。これにより、表示システム1においては、複数のマスタ表示装置10Aが設定されることを抑制し、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
また、制御部18は、第1のスレーブ表示装置10Bにおいて設定値の設定が行われたら、マスタ表示装置10Aとして動作していた自装置を第2のスレーブ表示装置10Cとして動作させると判定する。そして、制御部18は、第1のスレーブ表示装置10Bに対してスレーブ解除信号を送信し、表示システム1の全ての表示装置10を第2のスレーブ表示装置10Cとして動作させる。これにより、表示システム1においては、任意の表示装置10をマスタ表示装置10Aとして選択することができ、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
また、制御部18は、自装置が第1のスレーブ表示装置10Bとして動作する場合、受信したコマンド信号に示される内容を実行して自装置の識別情報を含む第2のAck信号をマスタ表示装置10Aに送信する。これにより、表示システム1においては、コマンド信号に示される内容が実行されたか否かを判定でき、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
また、制御部18は、自装置が第2のスレーブ表示装置10Cとして動作する場合、自装置の識別番号を含む第3のAck信号を送信した後、定期的に自装置に関する情報を送信する。これにより、表示システム1においては、第1のスレーブ表示装置10Bが第2のスレーブ表示装置10Cに切り替わったか否かを判定でき、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図8は、第2の実施形態について説明する図である。図8に示すように、本実施形態における表示システム2は、複数の表示装置20のうちいずれか1の表示装置20をマスタ表示装置20Aとし、複数の表示装置20のうちマスタ表示装置20Aと異なる表示装置を第1のスレーブ表示装置20Bとする表示システム2である。また、複数の表示装置20のうちの全ての表示装置20を第2のスレーブ表示装置20Cとする表示システム2としても機能する。
表示装置20は、通信部21と、受信部22と、制御部23と、を備える。
通信部21は、他の表示装置20と通信する。受信部22は外部からの操作信号を受信する。制御部23は、通信部21と受信部22とを制御する。
制御部23は、受信部22により受信された外部からの操作信号に基づいて、自装置がマスタ表示装置20Aとして動作するか否か判定する。
マスタ表示装置20Aの通信部21は、第1のスレーブ表示装置20Bにコマンド信号を送信する。第1のスレーブ表示装置20Bの通信部21は、コマンド信号に対する応答信号としてAck信号をマスタ表示装置20Aに送信する。
マスタ表示装置20Aの制御部23は、通信部21を介して受信したコマンド信号に対するAck信号の個数に基づき、そのコマンド信号を第1のスレーブ表示装置20Bに、再度、送信するか否か判定する。
以上説明した第2の実施形態によれば、マスタ表示装置20Aの制御部23は、通信部21を介して受信したコマンド信号に対するAck信号の個数に基づき、そのコマンド信号を第1のスレーブ表示装置20Bに、再度、送信するか否か判定する。これにより、表示システム1は、複数の表示装置に対して設定値を容易に設定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…表示システム、10、10A〜10C…表示装置、11…RFタグ、12…アンテナ部、13…無線通信部、14…受信部、15…画像処理部、16…映像表示部、17…記憶部、170…設定テーブル、171…マスタフラグ、172…マスタ管理テーブル、2…表示システム、20、20A〜20C…表示装置、21…通信部、22…受信部、23…制御部。

Claims (10)

  1. 複数の表示装置のうちいずれか1の表示装置をマスタ表示装置とし、前記複数の表示装置のうち前記マスタ表示装置と異なる表示装置を第1のスレーブ表示装置とする表示システムであって、
    前記表示装置は、
    自装置以外の前記表示装置である他の表示装置と通信する通信部と、
    外部からの操作信号を受信する受信部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記受信部により受信された前記操作信号に基づいて、自装置が前記マスタ表示装置として動作するか否か判定し、
    自装置が前記マスタ表示装置として動作する場合、前記第1のスレーブ表示装置に送信したコマンド信号に対する応答信号の個数に基づき、前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信するか否か判定する、
    表示システム。
  2. 前記通信部は、無線通信により通信を行う、
    請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記制御部は、自装置が前記マスタ表示装置として動作する場合において、前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信すると判定する場合、前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信した回数が、予め定められた回数以上なら前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信しない、
    請求項1又は請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記表示装置は、
    表示部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記制御部は、自装置が前記マスタ表示装置として動作する場合において、前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信すると判定する場合、前記第1のスレーブ表示装置に関する情報を前記表示部に表示させる、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示システム。
  5. 前記表示装置は、
    記憶部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記受信部により受信された前記操作信号と前記記憶部に記憶されたマスタフラグとに基づき、自装置が前記マスタ表示装置として動作するか否か判定する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示システム。
  6. 前記制御部は、自装置が前記マスタ表示装置として動作しないと判定する場合、その旨を前記表示部に表示させる、
    請求項4に記載の表示システム。
  7. 前記マスタ表示装置及び前記第1のスレーブ表示装置を、第2のスレーブ表示装置に切替える表示システムであって、
    前記制御部は、自装置が前記マスタ表示装置として動作する場合、前記第1のスレーブ表示装置に送信したコマンド信号に対する応答信号の個数に基づき、前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信しないと判定する場合、前記マスタ表示装置として動作している自装置を第2のスレーブ表示装置に切り替えて動作させると判定し、
    前記第1のスレーブ表示装置に対し、前記第1のスレーブ表示装置から前記第2のスレーブ表示装置に切替える指示を示す信号を送信する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の表示システム。
  8. 前記制御部は、
    前記通信部により受信される信号に基づき、自装置が前記第1のスレーブ表示装置として動作するか前記第2のスレーブ表示装置として動作するか判定し、
    自装置が前記第1のスレーブ表示装置として動作する場合、受信した前記コマンド信号に示される内容を実行して自装置の識別情報を含む前記応答信号を前記マスタ表示装置に送信する、
    請求項7に記載の表示システム。
  9. 前記制御部は、
    自装置が前記第2のスレーブ表示装置として動作する場合、自装置の識別情報を含む前記応答信号を前記マスタ表示装置に送信した後、定期的に自装置に関する情報を含む信号を前記通信部から送信する、
    請求項7又は請求項8に記載の表示システム。
  10. 複数の表示装置のうちいずれか1の表示装置をマスタ表示装置とし、前記複数の表示装置のうち前記マスタ表示装置と異なる表示装置を第1のスレーブ表示装置とする表示システムの設定方法であって、
    前記表示装置は、
    自装置以外の前記表示装置である他の表示装置と通信する通信工程と、
    外部からの操作信号を受信する受信工程と、
    制御工程と、
    を備え、
    制御工程において、
    前記受信工程で受信された前記操作信号に基づいて、自装置がマスタ表示装置として動作するか否かを判定し、
    自装置が前記マスタ表示装置として動作する場合、前記第1のスレーブ表示装置に送信したコマンド信号に対する応答信号の個数に基づき、前記コマンド信号を前記第1のスレーブ表示装置に再度送信するか否か判定する、
    表示システムの設定方法。
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