JP2018096748A - 超近接距離の検知方法及びそれを用いた超近接スイッチ - Google Patents

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恵友 鈴木
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Abstract

【課題】物体間の近接距離を、例えば、20〜100nmの精度で検知する超近接距離の検知方法及びそれを用いた超近接スイッチを提供する。【解決手段】第1の物体11の表面12と第2の物体13の先端14との間の近接距離を検知する超近接距離の検知方法であって、近接場光が局在する第1の物体11の表面12に向けて検出体を移動させて第1の物体11の表面12と検出体の先端の間隔を変化させながら、近接場光の局在領域16に検出体の先端が進入した際に生じる散乱光の強度を測定して、散乱光の強度と間隔との定量的対応関係を予め求めておき、第1の物体11の表面12に近接場光を発生させ、第2の物体13の先端14が近接場光の局在領域16に進入した際に生じる散乱光の強度を測定し、定量的対応関係に基づいて散乱光の強度に対応する間隔を求め、間隔の値を近接距離とする。【選択図】図1

Description

本発明は、近接距離を、例えば、20〜100nmの精度で検知する超近接距離の検知方法及びそれを用いた超近接スイッチに関する。
ここで、超近接距離とは、例えば、0又は0を超え1000nm以下の範囲の近接距離をさす。
また、超近接スイッチとは、例えば、0又は0を超え1000nm以下の範囲内において、20〜100nmの精度で位置の変化を検知して信号を出力する近接スイッチをさす。
機械製品等の製造では、製品の小型化及び高機能化に伴い構成部材の機械加工における高精度化の要求と、生産性向上の要求が年々高まっている。このため、機械加工では、加工精度の実現に不可欠なツールセッティング(例えば、工具長や工具切れ刃先端位置の確認)を短時間かつ高精度に行うため、ツールセッタを使用している。
ツールセッタは、例えば、検出方法の違いから、接触式と非接触式に大別できる。ここで、接触式ツールセッタでは、繰り返し測定精度2σ(σは標準偏差)は±1μm程度(例えば、非特許文献1参照)となっている。一方、非接触式ツールセッタでは、一般的な検出精度は0.4μm程度(例えば、非特許文献2参照)であり、検出器にラインセンサを用いた形式のものでは、測定精度が2μm程度となるが、繰り返し測定精度2σが0.28μm(例えば、非特許文献3参照)となるものもある。
株式会社メトロール、工作機械用ツールセッタ/タッチプローブ、総合カタログ、No.C5−1、2−25(2015) 中井敦生、機上計測用ソフト「フォームコントロール」と極小工具計測用レーザ、機械技術、2006年、第54巻、第7号、p.47−50 大昭和精機株式会社、光学ラインセンサ方式工具測定器ダイナライン、カタログNo.361−2(2016)
接触式ツールセッタでは、工具の先端をワークに接触させる(少なくとも0.3Nの接触力を負荷する)必要があり、50μm以下のマイクロ工具では、ワークとの接触時に切れ刃が損傷する虞が高いという問題がある。また、マイクロ工具を回転させて加工を行う場合、マイクロ工具を回転させた状態で切れ刃位置を測定する必要があるが、回転しているマイクロ工具の先端をワークに接触させることはできないという問題がある。更に、接触式ツールセッタでは、高精度の機種でも繰り返し測定精度は±1μm程度であるため、例えば、40μmのマイクロ工具の場合、直径に対して5%のばらつきのある測定になるという問題がある。従って、マイクロ工具のツールセッティングに、接触式ツールセッタは適用できない。
一方、非接触式ツールセッタでは、検出精度が高い0.4μm程度のものであっても、例えば、20μmのマイクロ工具の場合、直径に対して2%のばらつきのある測定になるという問題がある。また、測定をレーザビームを用いて幾何光学式に行うため、レーザビームの回折限界及びレーザビーム径の大きさの制約から、検出精度を0.4μm未満にすることは困難となっている。従って、マイクロ工具のツールセッティングに、非接触式ツールセッタは適用できない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、物体間の近接距離(例えば、0又は0を超え1000nm以下)を、例えば、20〜100nmの精度で検知することが可能な超近接距離の検知方法及びそれを用いた超近接スイッチを提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る超近接距離の検知方法は、第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離が設定値(第1の物体の表面からの距離を示す)に到達したことを検知する超近接距離の検知方法であって、
前記第1の物体の表面に、前記設定値に相当する厚さの近接場光Lの局在領域を発生させ、
前記第2の物体の先端が前記近接場光Lの局在領域に進入した際に生じる散乱光Sを検知することにより、前記近接距離が前記設定値に到達したと判定する。
超近接距離の検知方法では、近接場光Lの局在領域で発生する散乱光Sを用いているので、検知距離の範囲は近接場光Lの局在領域の範囲に一致する。ここで、局在領域の厚さは、第1の物体の表面から、例えば、50nm(近接場光Lの波長が375nm程度)から1000nm(近接場光Lの波長が2000nm程度)の範囲とされているので、超近接距離の検知方法における検知距離の範囲も第1の物体の表面から1000nm程度の範囲となる。
前記目的に沿う第2の発明に係る超近接距離の検知方法は、第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離を検知する超近接距離の検知方法であって、
近接場光Lが局在する前記第1の物体の表面に向けて検出体を移動させて該第1の物体の表面と該検出体の先端の間隔を変化させながら、前記近接場光Lの局在領域に前記検出体の先端が進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定して、前記散乱光Sの強度と前記間隔との定量的対応関係を予め求めておき、
前記第1の物体の表面に前記近接場光Lを発生させ、
前記第2の物体の先端が前記近接場光Lの局在領域に進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定し、
前記定量的対応関係に基づいて前記散乱光Sの強度に対応する間隔を求め、該間隔の値を前記近接距離とする。
超近接距離の検知方法では、近接場光Lの局在領域で発生する散乱光S、Sを用いているので、検知距離の範囲は近接場光Lの局在領域の範囲に一致する。ここで、局在領域の厚さは、第1の物体の表面から、例えば、50nm(近接場光Lの波長が375nm程度)から1000nm(近接場光Lの波長が2000nm程度)の範囲とされているので、超近接距離の検知方法における検知距離の範囲も第1の物体の表面から1000nm程度の範囲となる。
第2の発明に係る超近接距離の検知方法において、前記定量的対応関係を求める際、前記検出体を20〜100nmの位置決め精度を有する微小送り手段に取り付け、前記近接場光Lの局在領域に進入させることが好ましい。
これにより、第1の物体の表面と検出体の先端の間隔を20〜100nmの精度で設定することができ、定量的対応関係を20〜100nmの精度で作成することができる。
第1、第2の発明に係る超近接距離の検知方法において、前記第1の物体は透光性を有し、該第1の物体の表面に局在する前記近接場光Lは、該第1の物体の表面の裏側で光を全反射させて発生させ、全反射した光を該第1の物体の外部に取り出すことが好ましい。
このような構成とすることにより、第2の物体の存在の影響を受けずに第1の物体の表面に近接場光Lを形成することができる。
また、第1の物体の表面の裏側に入射する光の入射角度を全反射可能な範囲内で調節する(例えば、臨界角に近づける)ことで、近接場光Lの局在領域(近接場光Lが局在している近接場光域)の厚さを変化させる(大きくする)ことができる。
なお、第1の物体の表面の裏側に入射する光の波長を変える(例えば、長く(短く)する)ことで、近接場光の局在領域の厚さを変化させる(大きく(小さく)する)ことができる。
第1、第2の発明に係る超近接距離の検知方法において、前記散乱光S、Sの強度をそれぞれ、前記散乱光S、Sの中で前記第1の物体内に進入した光を集光して求めた強度とすることが好ましい。
散乱光S、Sを検知するため、非接触による近接距離の測定が可能になる。
前記目的に沿う第3の発明に係る超近接スイッチは、第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離が設定値(第1の物体の表面からの距離を示す)に到達した際に到達信号を出力する超近接スイッチであって、
前記第1の物体の表面に、前記設定値に相当する厚さの近接場光Lの局在領域を発生させる近接場光発生手段と、
前記第2の物体の先端が前記近接場光Lの局在領域に進入した際に生じる散乱光Sを検知する散乱光検知手段と、
前記散乱光検知手段が前記散乱光Sを検知したことを受けて、前記到達信号を出力する判定手段とを有する。
超近接スイッチでは、近接場光Lの局在領域で発生する散乱光Sを用いているので、超近接スイッチの応答範囲は近接場光Lの局在領域の範囲に一致する。ここで、局在領域の厚さは、第1の物体の表面から、例えば、50nm(近接場光Lの波長が375nm程度)から1000nm(近接場光Lの波長が2000nm程度)の範囲とされているので、超近接スイッチの応答範囲も第1の物体の表面から1000nm程度の範囲となる。
前記目的に沿う第4の発明に係る超近接スイッチは、第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離を検知し、前記近接距離が設定値(第1の物体の表面からの距離を示す)に到達した際に到達信号を出力する超近接スイッチであって、
前記第1の物体の表面に近接場光Lを発生させる近接場光発生手段と、
前記第2の物体の先端が前記近接場光Lの局在領域に進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定する散乱光検知手段と、
近接場光Lが局在する前記第1の物体の表面に向けて検出体を移動させて該第1の物体の表面と該検出体の先端の間隔を変化させながら、前記近接場光Lの局在領域に前記検出体の先端が進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定して求めた前記散乱光Sの強度と前記間隔との定量的対応関係を記憶したデータベースと、
前記定量的対応関係に基づいて前記散乱光Sの強度に対応する間隔を求めて、該間隔の値を前記近接距離とし、該近接距離が前記設定値に到達した際に前記到達信号を出力する判定手段とを有する。
超近接スイッチでは、近接場光Lの局在領域で発生する散乱光S、Sを用いているので、超近接スイッチの応答範囲は近接場光Lの局在領域の範囲に一致する。ここで、局在領域の厚さは、第1の物体の表面から、例えば、50nm(近接場光Lの波長が375nm程度)から1000nm(近接場光Lの波長が2000nm程度)の範囲とされているので、超近接スイッチの応答範囲も第1の物体の表面から1000nm程度の範囲となる。
第4の発明に係る超近接スイッチにおいて、前記判定手段は、前記近接距離を求める演算部と、該近接距離と前記設定値を比較し、該近接距離が該設定値に到達した際に前記到達信号を出力する報知部とを有することが好ましい。
これにより、第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離が設定値に到達したことを容易に検知することができる。
第4の発明に係る超近接スイッチにおいて、前記検出体は20〜100nmの位置決め精度を有する微小送り手段に取り付けられて、前記近接場光Lの局在領域に進入されることが好ましい。
これにより、散乱光Sの強度と間隔との定量的対応関係において、間隔を20〜100nmの精度で設定することができる。その結果、第1、第2の物体間の近接距離を、20〜100nmの精度で検知することができる。
第3、第4の発明に係る超近接スイッチにおいて、前記散乱光検知手段は、前記散乱光S、Sの中で前記第1の物体内に進入した光を該第1の物体の外部に取り出して集光する集光光学系と、該集光光学系の下流側に配置されて集光された光の強度を測定する受光センサとを有することが好ましい。
散乱光S、Sを検知するため、非接触による近接距離の測定が可能になる。
第3、第4の発明に係る超近接スイッチにおいて、前記第1の物体は透光性を有し、前記近接場光発生手段は、前記近接場光Lを形成する光源と、前記光源からの光を、前記第1の物体の表面の裏側で全反射可能な入射角度に調節する入射光学系と、前記第1の物体の表面の裏側で全反射した光を該第1の物体の外部に取り出す反射光学系とを有することが好ましい。
このような構成とすることにより、第2の物体の存在の影響を受けずに第1の物体の表面に近接場光Lを形成することができる。
また、第1の物体の表面の裏側に入射する光の入射角度を全反射可能な範囲内で調節する(例えば、臨界角に近づける)ことで、近接場光Lの局在領域の厚さを調節する(近接場光Lの局在領域の厚さが大きくする)ことができる。
なお、第1の物体の表面の裏側に入射する光の波長を変える(例えば、長くする)ことで、近接場光の局在領域の厚さを変化させる(大きくする)ことができる。
第1の発明に係る超近接距離の検知方法では、第1の物体の表面に局在する近接場光Lの局在領域内で発生する散乱光Sを検知することにより行うので、第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離が、近接場光Lの局在領域の厚さ、例えば、50nm(近接場光Lの波長が375nm程度)から1000nm(近接場光Lの波長が2000nm程度)に相当する長さであるか又はそれ以下の長さであるかを検知することが可能になる。
第2の発明に係る超近接距離の検知方法では、第1の物体の表面に局在する近接場光Lの局在領域内で移動する第2の物体の位置の変化を検知するので、少なくとも局在領域の厚さ、例えば、50nm(近接場光Lの波長が375nm程度)から1000nm(近接場光Lの波長が2000nm程度)の範囲で位置の変化を検知することが可能になる。
第3の発明に係る超近接スイッチでは、第1の物体の表面に局在する近接場光Lの局在領域内で発生する散乱光Sを検知するので、第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離が、少なくとも局在領域の厚さ、例えば、50nm(近接場光Lの波長が375nm程度)から1000nm(近接場光Lの波長が2000nm程度)に相当する長さ又はそれ以下の長さとなった時点で到達信号を出力することが可能になる。
第4の発明に係る超近接スイッチでは、第1の物体の表面に局在する近接場光Lの局在領域内で移動する第2の物体の位置の変化を検知するので、第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離が、局在領域の厚さの範囲内、例えば、50nm(近接場光Lの波長が375nm程度)から1000nm(近接場光Lの波長が2000nm程度)の範囲内で設定される設定値に到達した際に到達信号を出力することが可能になる。
(A)は本発明の第1の実施の形態に係る超近接スイッチをマイクロ工具の切れ刃位置の測定に適用した際における検知開始前の状態を示す説明図、(B)は検知中の状態を示す説明図である。 同超近接スイッチのブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る超近接スイッチのブロック図である。 実施例において、シリカガラスの表面と疑似工具の先端との関係を示す説明図である。 近接場光が発生しているシリカガラスの表面に疑似工具を接近させた際に発生する散乱光の強度変化を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1(A)、(B)、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る超近接スイッチ10は、加工機械の加工台上に取り付けられた被加工物(図示せず)の仕上げ加工が施された表面から所定の高さ位置に配置されるシリカガラス11(透光性を有する第1の物体の一例)の表面12と、加工機械の工具取付け部(図示せず)に固定されて被加工物の表層部に最終加工を行う、例えば、直径が50μmのマイクロ工具13(第2の物体の一例)の切れ刃先端14(先端の一例)との間の近接距離Gを検知し、近接距離Gが設定値(例えば、0又は0を超え1000nmの範囲内に設定される)に到達した際に到達信号を出力するものである。以下、詳細に説明する。
超近接スイッチ10は、シリカガラス11の表面12に近接場光Lを発生させる近接場光発生手段15と、マイクロ工具13の切れ刃先端14が近接場光Lの局在領域(近接場光Lが局在している近接場光域)16に進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定する散乱光検知手段17とを有している。
更に、超近接スイッチ10は、近接場光Lが局在するシリカガラス11の表面12に向けて検出体の一例である、先端が曲率半径300μmのピン(図示せず)を移動させてシリカガラス11の表面12とピンの先端の間隔を変化させながら、近接場光Lの局在領域16にピンの先端が進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定して求めた散乱光Sの強度と間隔との定量的対応関係を記憶したデータベース18と、定量的対応関係に基づいて散乱光Sの強度に対応する間隔δを求め、間隔δの値を近接距離Gとし、近接距離Gが設定値に到達した際に到達信号を出力する判定手段19とを有する。
近接場光発生手段15は、近接場光Lを形成するための光を照射する光源20と、光源20からの光を、シリカガラス11の表面12の裏側で全反射可能な入射角度に調節する、例えば、シリカガラスからなる第1の凸レンズ21(入射光学系の一例)と、シリカガラス11の表面12の裏側で全反射した光をシリカガラス11の外部に取り出す例えば、シリカガラスからなる第2の凸レンズ22(反射光学系の一例)とを有している。
散乱光検知手段17は、散乱光S、Sの中でシリカガラス11内に進入した光をシリカガラス11の外部、例えば、シリカガラス11の表面12の裏側に対向する領域に取り出して集光するシリカガラスからなる第3の凸レンズ23(集光光学系の一例)と、第3の凸レンズ23の下流側に配置されて集光された光の強度を測定する受光センサ24とを有する。
近接場光Lの局在領域16の面積は、シリカガラス11の表面12の裏側に入射させる光ビームの照射形態により調節することが可能である。
局在領域16の厚さは、光源20から発生する光の波長及びシリカガラス11の表面12の裏側に入射する光の入射角度に依存する。このため、シリカガラス11の表面12の裏側に入射する光の入射角度を調整したり、光源20から発生する光の波長を選択することにより、局在領域16の厚さを調節することができる。これにより、近接距離Gと設定値の範囲を調節することができる。例えば、波長が約375〜2000nmの紫外線域から赤外線域の光を用いると、局在領域16の厚さは50〜1000nmの範囲となる。従って、設定値は、50〜1000nmの範囲で設定できる。また、シリカガラス11の表面12の裏側に入射する光の波長を一定にして、入射角度を、例えば、約80度から臨界角に近い45度にすることにより、局在領域16の厚さを約3倍にすることができ、設定値の範囲も約3倍変化させることができる。
以上のことから、近接場光発生手段15は、シリカガラス11の表面12に、設定値に相当する厚さの近接場光Lの局在領域16を発生させることもできる。
なお、シリカガラス11の表面12に設定値に相当する厚さ又は設定値を超える厚さの近接場光Lの局在領域16を発生させることができるのであれば、光源20から発生する光の波長に制約は存在しない。このため、可視光域の波長の光を用いると光の照射状態が確認できるので、検知中の状態を把握し易い。
ここで、シリカガラス11と、第1〜第3の凸レンズ21〜23は、例えば、一側がシリカガラス11の表面12となって、他側(光源20及び受光センサ24が配置されている側)が、第1〜第3の凸レンズ21〜23の各凸面が連続する形状を有する一つの平凸レンズ25とすることができる。これにより、入射光学系、反射光学系及び集光光学系をコンパクトに構成することができる。
なお、光源20は平凸レンズ25の凸面側に、光源20からの光がシリカガラス11の表面12の裏側で全反射可能な入射角度となるように光軸の角度を調節して配置し、受光センサ24は、平凸レンズ25の凸面側の集光部の中心に受光センサ24の中心が一致するように配置する。
判定手段19は、データベース18に記憶されている定量的対応関係に基づいて、受光センサ24から出力される散乱光Sの強度に対応する間隔δを求め、間隔δの値を近接距離Gとする演算部26と、設定器27から入力された設定値と演算部26から入力された近接距離Gを比較し、近接距離Gが設定値に到達した際に到達信号を出力する報知部28とを有する。ここで、データベース18に記憶されている定量的対応関係は20〜100nmの精度を有するので、間隔δの検知精度は20〜100nmとなる。このため、近接距離Gも20〜100nmの精度で求めることができる。
続いて、本発明の第1の実施の形態に係る超近接スイッチ10に適用される超近接距離の検知方法について説明する。
超近接距離の検知方法は、シリカガラス11の表面12とマイクロ工具13の切れ刃先端14との間の近接距離Gを検知する超近接距離の検知方法であって、ピンを20〜100nmの位置決め精度を有するピエゾアクチュエータ(微小送り手段の一例)に取り付け、近接場光Lが局在するシリカガラス11の表面12に向けてピンを移動させてシリカガラス11の表面12とピンの先端の間隔を変化させながら、近接場光Lの局在領域16にピンの先端が進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定して、散乱光Sの強度と間隔との定量的対応関係を予め求める準備工程を有している。
ここで、シリカガラス11の表面12に局在する近接場光Lは、近接場光発生手段15の光源20と第1の凸レンズ21を用いて、シリカガラス11の表面12の裏側で光を全反射させて発生させる。なお、全反射した光は、近接場光発生手段15の第2の凸レンズ22を用いてシリカガラス11の外部に取り出す。また、散乱光Sの中でシリカガラス11内に進入した光を第3の凸レンズ23を用いて集光し受光センサ24で測定して得られた強度を散乱光Sの強度とする。
更に、超近接距離の検知方法は、図1(A)、(B)に示すように、シリカガラス11の表面12に近接場光Lを発生させ、マイクロ工具13の切れ刃先端14が近接場光Lの局在領域16に進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定し、予め求めておいたシリカガラス11の表面12とピンの先端の間隔と散乱光Sの強度との定量的対応関係に基づいて散乱光Sの強度に対応する間隔δを求め、間隔δの値を近接距離Gとする測定工程を有している。なお、散乱光Sの強度は、散乱光Sの強度と同様の方法で測定する。
上記のように、超近接距離の検知方法では、散乱光S、Sの強度を測定して近接距離Gを検知するため、非接触による近接距離の測定が可能になる。
データベース18に記憶する定量的対応関係を求める場合、ピンを20〜100nmの位置決め精度を有するピエゾアクチュエータに取り付け、近接場光Lの局在領域16に進入させるので、シリカガラス11の表面12とピンの先端との間隔を20〜100nmの精度で設定することができる。このため、定量的対応関係を20〜100nmの精度で作成することができる。
シリカガラス11の表面12に局在する近接場光Lは、シリカガラス11の表面12の裏側で光を全反射させて発生させるので、ピン、マイクロ工具13の存在の影響を受けずにシリカガラス11の表面12に近接場光Lを形成することができる。
また、全反射した光をシリカガラス11の外部に取り出すと共に、散乱光S、Sの中でシリカガラス11内に進入した光をシリカガラス11の外部に取り出し集光して受光センサ24でその強度をそれぞれ測定するので、散乱光S、Sの中でシリカガラス11内に進入した光の強度を正確に測定することができる。
また、シリカガラス11の表面12の裏側に入射する光の入射角度を全反射可能な範囲内で調節する(例えば、臨界角に近づける)ことで、近接場光Lの局在領域16の厚さを調節する(近接場光Lの局在領域の厚さを大きくする)ことができる。更に、シリカガラス11の表面12の裏側に入射する光の波長を変える(例えば、長くする)ことで、近接場光の局在領域16の厚さを変化させる(大きくする)ことができる。これにより、シリカガラス11の表面12とマイクロ工具13の切れ刃先端14との近接距離の検出感度を調節することができる。
続いて、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る超近接スイッチ29について説明する。
第2の実施の形態に係る超近接スイッチ29は、第1の実施の形態に係る超近接スイッチ10と比較して、図3に示すように、判定手段30の構成が異なっていることが特徴となっている。このため、判定手段30についてのみ詳細に説明し、第1の実施の形態に係る超近接スイッチ10の構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付して説明は省略する。
判定手段30は、散乱光検知手段17の受光センサ24から出力される散乱光Sの強度を示す検知信号を受信して動作信号を出力する検知部31と、動作信号を受信して到達信号を出力する第2の報知部32とを有する。ここで、判定手段30では、近接場光Lの局在領域16で発生する散乱光Sを検知して到達信号を出力するので、超近接スイッチ29の応答範囲は近接場光Lの局在領域の範囲となる。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る超近接スイッチ29に適用される超近接距離の検知方法について説明する。
超近接スイッチ29に適用される超近接距離の検知方法は、シリカガラス11の表面12とマイクロ工具13の切れ刃先端14との間の近接距離が設定値に到達したことを検知する方法であって、シリカガラス11の表面12に、設定値に相当する厚さの近接場光Lの局在領域16を発生させ、マイクロ工具13の切れ刃先端14が近接場光Lの局在領域16に進入した際に生じる散乱光Sを検知することにより、近接距離が設定値に到達したと判定する。
従って、シリカガラス11の表面12とマイクロ工具13の切れ刃先端14との間の近接距離が、近接場光Lの局在領域16の厚さ(例えば、50nm(近接場光Lの波長が375nm程度)から1000nm(近接場光Lの波長が2000nm程度)の範囲内に調節可能)に相当する長さであるか又はそれ以下の長さであるかを検知することが可能になる。
上記のように、超近接距離の検知方法では、散乱光Sを検知するため、非接触により
近接距離が設定値に到達したことを検知できる。
図4(a)〜(e)に示すように、波長が635nmのレーザ光LIをシリカガラス板GPの裏面側から表面側に向けて入射させ(シリカガラス板GPの表面の裏面側に対する入射角は60度)、シリカガラス板GPの表面の裏面側で全反射させ(反射光LRはシリカガラス板GP内から外部に放出させる)、シリカガラス板GPの表面の表側に近接場光を発生させた(局在領域をEで示す)。
次いで、先端が曲率半径300μmのピンを疑似工具Tとして用い、疑似工具Tの基側をピエゾアクチュエータ(印加する電圧を1.0V変化させる毎に、80±10nm移動する)に取り付け、図4(a)に示すように、疑似工具Tの先端がシリカガラス板GPの表面から、例えば、800nm離れた位置となるように保持した後、図4(b)〜(d)に示すように、ピエゾアクチュエータを駆動させて疑似工具Tの先端を近接場光が発生しているシリカガラス板GPの表面に徐々に接近させながら、近接場光の局在領域E内に疑似工具Tの先端が進入した際に発生する散乱光Sをシリカガラス板GPの裏面側に配置した受光センサで測定した。
疑似工具Tの先端をシリカガラス板GPの表面に向けて接近させると、ピエゾアクチュエータに印加する電圧がある値に達した時点(図4(b))で、受光センサにより散乱光Sが検知された。更に、ピエゾアクチュエータに印加する電圧を徐々に上げると(図4(b)〜(d))、受光センサで検知される散乱光Sの強度は増加したが、その後は散乱光Sの強度の変化が見られなくなった。散乱光Sの強度の変化が止まったのは、図4(e)に示すように、疑似工具Tの先端がシリカガラス板GPの表面に接触したためと考えられる。
そこで、散乱光Sの強度の変化が最初に見られなくなった時の疑似工具Tの先端の位置を基準位置とし、その時のピエゾアクチュエータに印加した電圧を相対電圧0.0Vとし、散乱光Sが発生してから基準位置に接近するまでのピエゾアクチュエータに印加した相対電圧と散乱光Sの強度(往路強度)の関係を求めた。その結果を図5に示す。
なお、図5には、散乱光Sの強度の変化が止まってから、ピエゾアクチュエータを逆方向に駆動させて疑似工具Tの先端をシリカガラス板GPの表面から徐々に遠ざけながら、その際に発生した散乱光Sの強度(復路強度)も合わせて示している。
図5から、疑似工具Tの先端位置を、シリカガラス板GPの表面から240(±30)nmの範囲内で、80(±10)nmピッチで移動させたことが散乱光Sの強度変化から判別できることが確認できた。
このことから、図5を用いて、測定された散乱光Sの強度に対応する相対電圧を求めると、疑似工具Tの先端がシリカガラス板GPの表面から、80(±10)nmの範囲に存在するのか、160(±20)nmの範囲に存在するのか、240(±30)nmの範囲に存在するのかの判定ができる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
更に、本実施の形態とその他の実施の形態や変形例にそれぞれ含まれる構成要素を組合わせたものも、本発明に含まれる。
例えば、本実施の形態では、透光性を有する第1の物体の一例としてシリカガラスを使用したが、シリカ質以外の高屈折率のガラス、透光性セラミックス(例えば、Al、YAG等)、透光性単結晶(例えば、水晶、サファイア等)、あるいは透明樹脂(例えば、アクリル樹脂等)を使用することもできる。
更に、本実施の形態では、シリカガラスを用いて、第1の物体及び第1〜第3の凸レンズが一体となった一つの平凸レンズを形成したが、第1の物体及び第1〜第3の凸レンズをそれぞれ、上記の素材(シリカガラス、シリカ質以外の高屈折率のガラス、透光性セラミックス、透光性単結晶、及び透明樹脂)の中から任意に選択した素材を用いて形成することもできる。
10:超近接スイッチ、11:シリカガラス、12:表面、13:マイクロ工具、14:切れ刃先端、15:近接場光発生手段、16:局在領域、17:散乱光検知手段、18:データベース、19:判定手段、20:光源、21:第1の凸レンズ、22:第2の凸レンズ、23:第3の凸レンズ、24:受光センサ、25:平凸レンズ、26:演算部、27:設定器、28:報知部、29:超近接スイッチ、30:判定手段、31:検知部、32:第2の報知部

Claims (11)

  1. 第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離が設定値に到達したことを検知する超近接距離の検知方法であって、
    前記第1の物体の表面に、前記設定値に相当する厚さの近接場光Lの局在領域を発生させ、
    前記第2の物体の先端が前記近接場光Lの局在領域に進入した際に生じる散乱光Sを検知することにより、前記近接距離が前記設定値に到達したと判定することを特徴とする超近接距離の検知方法。
  2. 第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離を検知する超近接距離の検知方法であって、
    近接場光Lが局在する前記第1の物体の表面に向けて検出体を移動させて該第1の物体の表面と該検出体の先端の間隔を変化させながら、前記近接場光Lの局在領域に前記検出体の先端が進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定して、前記散乱光Sの強度と前記間隔との定量的対応関係を予め求めておき、
    前記第1の物体の表面に前記近接場光Lを発生させ、
    前記第2の物体の先端が前記近接場光Lの局在領域に進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定し、
    前記定量的対応関係に基づいて前記散乱光Sの強度に対応する間隔を求め、該間隔の値を前記近接距離とすることを特徴とする超近接距離の検知方法。
  3. 請求項2記載の超近接距離の検知方法において、前記定量的対応関係を求める際、前記検出体を20〜100nmの位置決め精度を有する微小送り手段に取り付け、前記近接場光Lの局在領域に進入させることを特徴とする超近接距離の検知方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の超近接距離の検知方法において、前記第1の物体は透光性を有し、該第1の物体の表面に局在する前記近接場光Lは、該第1の物体の表面の裏側で光を全反射させて発生させ、全反射した光を該第1の物体の外部に取り出すことを特徴とする超近接距離の検知方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の超近接距離の検知方法において、前記散乱光S、Sの強度をそれぞれ、前記散乱光S、Sの中で前記第1の物体内に進入した光を集光して求めた強度とすることを特徴とする超近接距離の検知方法。
  6. 第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離が設定値に到達した際に到達信号を出力する超近接スイッチであって、
    前記第1の物体の表面に、前記設定値に相当する厚さの近接場光Lの局在領域を発生させる近接場光発生手段と、
    前記第2の物体の先端が前記近接場光Lの局在領域に進入した際に生じる散乱光Sを検知する散乱光検知手段と、
    前記散乱光検知手段が前記散乱光Sを検知したことを受けて、前記到達信号を出力する判定手段とを有することを特徴とする超近接スイッチ。
  7. 第1の物体の表面と第2の物体の先端との間の近接距離を検知し、前記近接距離が設定値に到達した際に到達信号を出力する超近接スイッチであって、
    前記第1の物体の表面に近接場光Lを発生させる近接場光発生手段と、
    前記第2の物体の先端が前記近接場光Lの局在領域に進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定する散乱光検知手段と、
    近接場光Lが局在する前記第1の物体の表面に向けて検出体を移動させて該第1の物体の表面と該検出体の先端の間隔を変化させながら、前記近接場光Lの局在領域に前記検出体の先端が進入した際に生じる散乱光Sの強度を測定して求めた前記散乱光Sの強度と前記間隔との定量的対応関係を記憶したデータベースと、
    前記定量的対応関係に基づいて前記散乱光Sの強度に対応する間隔を求めて、該間隔の値を前記近接距離とし、該近接距離が前記設定値に到達した際に前記到達信号を出力する判定手段とを有することを特徴とする超近接スイッチ。
  8. 請求項7記載の超近接スイッチにおいて、前記判定手段は、前記近接距離を求める演算部と、該近接距離と前記設定値を比較し、該近接距離が該設定値に到達した際に前記到達信号を出力する報知部とを有することを特徴とする超近接スイッチ。
  9. 請求項7又は8のいずれか1項に記載の超近接スイッチにおいて、前記検出体は20〜100nmの位置決め精度を有する微小送り手段に取り付けられて、前記近接場光Lの局在領域に進入されることを特徴とする超近接スイッチ。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項に記載の超近接スイッチにおいて、前記散乱光検知手段は、前記散乱光S、Sの中で前記第1の物体内に進入した光を該第1の物体の外部に取り出してそれぞれ集光する集光光学系と、該集光光学系の下流側に配置されて集光された光の強度をそれぞれ測定する受光センサとを有することを特徴とする超近接スイッチ。
  11. 請求項6〜10のいずれか1項に記載の超近接スイッチにおいて、前記第1の物体は透光性を有し、前記近接場光発生手段は、前記近接場光Lを形成する光源と、前記光源からの光を、前記第1の物体の表面の裏側で全反射可能な入射角度に調節する入射光学系と、前記第1の物体の表面の裏側で全反射した光を該第1の物体の外部に取り出す反射光学系とを有することを特徴とする超近接スイッチ。
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