JP2018096726A - 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法 - Google Patents

二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018096726A
JP2018096726A JP2016238919A JP2016238919A JP2018096726A JP 2018096726 A JP2018096726 A JP 2018096726A JP 2016238919 A JP2016238919 A JP 2016238919A JP 2016238919 A JP2016238919 A JP 2016238919A JP 2018096726 A JP2018096726 A JP 2018096726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
current
state detection
voltage
electrical component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016238919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6523236B2 (ja
Inventor
泰司 光山
Taiji Mitsuyama
泰司 光山
淳人 樋口
Akito Higuchi
淳人 樋口
悦藏 佐藤
Etsuzo Sato
悦藏 佐藤
岩根 典靖
Noriyasu Iwane
典靖 岩根
隆寛 今村
Takahiro Imamura
隆寛 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Furukawa Automotive Systems Inc filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2016238919A priority Critical patent/JP6523236B2/ja
Publication of JP2018096726A publication Critical patent/JP2018096726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6523236B2 publication Critical patent/JP6523236B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】装置の製造コストを抑えつつ、二次電池の状態を正確に検出すること。【解決手段】車両に搭載された二次電池14の状態を検出する二次電池状態検出装置において、車両に装備された所定の電装品15−1〜15−nを所定のタイミングで制御して動作させ、二次電池を放電させる制御手段(制御部10)と、制御手段の制御によって二次電池が放電している際に、二次電池の電圧および電流を測定する測定手段(二次電池状態検出部11)と、測定手段によって測定された二次電池の電圧および電流から二次電池の状態を検出する検出手段(二次電池状態検出部11)と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法に関するものである。
特許文献1には、二次電池に対して、半導体スイッチおよび抵抗素子からなる放電回路を接続し、この放電回路によって二次電池を放電させ、そのときの二次電池の電圧および電流の変化から、二次電池の状態を検出する技術が開示されている。
特開2006−090847号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、数アンペアから数十アンペア程度の電流を通じる必要があることから、定格電力の大きな(例えば、数十ワットから数百ワットの)抵抗素子を使用する必要がある。このため、装置の製造コストが高くなるとともに、装置のサイズが大きくなるという問題点がある。
また、素子値が一定の抵抗素子を用いる場合、放電可能な電流は素子値によって定まることから、例えば、二次電池の状態に応じた最適な電流値を設定することができないという問題点もある。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであり、装置の製造コストを抑えつつ、二次電池の状態を正確に検出することが可能な二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車両に搭載された二次電池の状態を検出する二次電池状態検出装置において、前記車両に装備された所定の電装品を所定のタイミングで制御して動作させ、前記二次電池を放電させる制御手段と、前記制御手段の制御によって前記二次電池が放電している際に、前記二次電池の電圧および電流を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された前記二次電池の電圧および電流から前記二次電池の状態を検出する検出手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、装置の製造コストを抑えつつ、二次電池の状態を正確に検出することが可能となる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記検出手段の検出対象または前記二次電池の状態に応じて、動作させる前記電装品を選択することを特徴とする。
このような構成によれば、電装品を選択することで、二次電池の所望の状態または検出対象を正確に検出することができる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記検出手段の検出対象または前記二次電池の状態に応じて、動作させる前記電装品の組み合わせを選択することを特徴とする。
このような構成によれば、電装品の組み合わせを選択することで、二次電池の所望の状態または検出対象を正確に検出することができる。
また、本発明は、前記電装品を動作させた場合の前記二次電池の電圧および/または電流を測定して記録する記録手段を有し、前記制御手段は、前記記録手段に記録された電圧および/または電流を参照して、前記電装品または電装品の組み合わせを選択することを特徴とする。
このような構成によれば、記録された電圧および/または電流に基づいて、最適な電装品または電装品の組み合わせを選択することができる。
また、本発明は、前記電装品を動作させた場合の前記二次電池の電圧および/または電流の時間的変化を測定して記録する記録手段を有し、前記制御手段は、前記記録手段に記録された電圧および/または電流の時間的変化を参照して、前記電装品または電装品の組み合わせを選択することを特徴とする。
このような構成によれば、記録された電圧および/または電流の時間的な変化に基づいて、最適な電装品または電装品の組み合わせを選択することができる。
また、本発明は、前記測定手段は、前記二次電池の温度をさらに検出し、前記検出手段は、前記測定手段によって測定された電圧、電流、および、温度に基づいて前記二次電池の状態を検出する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、二次電池の温度も参照して、二次電池の状態をより正確に検出することができる。
また、本発明は、前記制御手段は、前記車両のエンジンが停止されてから所定の時間が経過した場合に、前記電装品を所定のタイミングで制御して動作させ、前記二次電池を放電させることを特徴とする。
このような構成によれば、分極等が解消された際に、二次電池の状態を正確に検出することができる。
また、本発明は、前記測定手段および前記検出手段は第1装置として構成されるとともに、前記制御手段は前記第1装置とは独立した第2装置として構成され、前記第1装置は前記二次電池の近傍に配置されるとともに、前記第2装置は前記第1装置とは異なる場所に配置される、ことを特徴とする。
このような構成によれば、第1装置を小型化し、設置スペースが限られている二次電池の近傍に第1装置を配置することで配線の引き回しによって生じるインピーダンス成分による影響を低減して二次電池の状態を精度良く検出することができるとともに、第1装置の小型化による軽量化により、振動によって検出精度が低下することを防止できる。
また、本発明は、車両に搭載された二次電池の状態を検出する二次電池状態検出方法において、前記車両に装備された所定の電装品を所定のタイミングで制御して動作させ、前記二次電池を放電させる制御ステップと、前記制御ステップにおける制御によって前記二次電池が放電している際に、前記二次電池の電圧および電流を測定する測定ステップと、前記測定ステップにおいて測定された前記二次電池の電圧および電流から前記二次電池の状態を検出する検出ステップと、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、装置の製造コストを抑えつつ、二次電池の状態を正確に検出することが可能となる。
本発明によれば、装置の製造コストを抑えつつ、二次電池の状態を正確に検出することが可能な二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る二次電池状態検出装置の構成例を示す図である。 図1に示す制御部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図1に示す二次電池状態検出部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図1に示す第1実施形態によって検出する二次電池の等価回路モデルの一例である。 本発明の第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る二次電池状態検出装置の構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る二次電池状態検出装置の構成例を示す図である。 本発明の第4実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)本発明の第1実施形態の構成の説明
図1は、本発明の第1実施形態に係る二次電池状態検出装置を有する車両の電源系統を示す図である。この図において、本発明の第1実施形態に係る二次電池状態検出装置は、制御部10および二次電池状態検出部11を有している。ここで、制御部10は、LIN(Local Interconnect Network)12によって二次電池状態検出部11と接続され、二次電池状態検出部11との間で情報を授受するとともに、CAN(Controller Area Network)13によって電装品15−1〜15−n(n≧1)と接続され、電装品15−1〜15−nを制御する。
図2は、図1に示す制御部10の詳細な構成例を示す図である。この図2に示すように、制御部10は、CPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、LIN I/F(Interface)10d、および、CAN I/F10eを有している。ここで、CPU10aは、ROM10bに格納されているプログラム10baに基づいて各部を制御する。ROM10bは、半導体メモリ等によって構成され、プログラム10ba等を格納している。RAM10cは、半導体メモリ等によって構成され、プログラム10baを実行する際に生成されるデータ等のパラメータ10ca等を格納する。LIN I/F10dは、LIN12を介して二次電池状態検出部11と情報を授受する際にデータの表現形式を変換する。CAN I/F10eは、CAN13を介して電装品15−1〜15−nと情報を授受する際にデータの表現形式を変換する。
図3は、図1に示す二次電池状態検出部11の構成例を示す図である。この図に示すように、二次電池状態検出部11は、CPU11a、ROM11b、RAM11c、LIN I/F11d、I/F11e、および、センサ部11fを有している。ここで、CPU11aは、ROM11bに格納されているプログラム11baに基づいて各部を制御する。ROM11bは、半導体メモリ等によって構成され、プログラム11ba等を格納している。RAM11cは、半導体メモリ等によって構成され、プログラム11baを実行する際に生成されるデータ等のパラメータ11ca等を格納する。LIN I/F11dは、LIN12を介して制御部10と情報を授受する際にデータの表現形式を変換する。I/F11eは、センサ部11fから出力される信号をデジタル信号に変換して入力する。センサ部11fは、例えば、電圧センサ、電流センサ、および、温度センサ等によって構成され、二次電池14の電圧、電流、および、温度(例えば、二次電池14の電解液の温度)を測定して対応する信号を出力する。なお、制御部10と二次電池状態検出部11とは独立した構成とされる。二次電池状態検出部11は、二次電池14の近傍に配置され、制御部10は、二次電池状態検出部11とは別の場所に配置される。
二次電池14は、例えば、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、または、ニッケル水素電池等によって構成され、図示しないオルタネータによって充電され、電装品15−1〜15−nに電力を供給する。
電装品15−1〜15−nは、車両に装備されている電装品によって構成される。なお、電装品15−1〜15−nとしては、例えば、抵抗性の電装品である熱線デフォガ、シートヒータ、および、ライト等がある。また、誘導性の電装品であるモータ、インダクタンスコイル等がある。なお、これら以外の電装品(カーオーディオ、および、カーナビゲーション等)を用いるようにしてもよい。
(B)本発明の第1実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の第1実施形態の動作について説明する。以下では、まず、第1実施形態の動作の概略について説明した後、図5を参照して詳細な動作について説明する。
車両のエンジンが停止されてから所定の時間(例えば、二次電池14の分極が少なくなるエンジン停止後4時間)が経過すると、制御部10は、電装品15−1〜15−nのいずれかを選択して動作を開始させる。例えば、電装品15−1を選択した場合、制御部10は、電装品15−1に対して動作開始を指示する。この結果、電装品15−1は動作を開始し、二次電池14から電装品15−1に対して電流が通じる。このとき、二次電池状態検出部11は、二次電池14の電圧および電流の時間的変化、ならびに、そのときの温度をセンサ部11fによって測定し、得られた測定値をRAM11にパラメータ11caとして格納する。
以上の動作は電装品15−1〜15−nのそれぞれについて実行される。この結果、二次電池状態検出部11のRAM11には、電装品15−1〜15−nのそれぞれを動作させた場合における二次電池14の電圧および電流の時間的な変化を示す情報と、温度を示す情報とがパラメータ11caとして格納される。
電装品15−1〜15−nのそれぞれに対する以上の動作が完了すると、所望の電流波形を得るための組み合わせ処理が実行される。より詳細には、二次電池14の等価回路モデルの学習処理を実行する際には、矩形波を流すことが望ましいが、そのような矩形波を得るために電装品15−1〜15−nを負荷として組み合わせる処理を実行する。例えば、電流値が10Aの矩形波を通じる場合に、熱線デフォガに流れる電流が5Aである場合には、例えば、5Aの電流が流れるシートヒータと組み合わせる必要があることから、これら2つを組み合わせ対象とすることができる。また、大きな突入電流が必要な場合には、例えば、モータを選択することができる。なお、選択する電装品としては、複数の電装品を選択するだけでなく、単一の電装品を選択することもできる。以上の処理により、様々な電流波形を得るための電装品の組み合わせを得ることができる。
つぎに、制御部10は、二次電池14の状態を検出すると判定した場合、検出対象となる状態に応じた電流波形を選択する。例えば、二次電池14の等価回路モデルとして、図4のような、導体抵抗Rohm、反応抵抗Rct1,Rct2、および、電気二重層容量C1,C2を用いる場合において、このような等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を学習処理によって求めるときは、例えば、数A程度の矩形波を流すための電流波形を選択する。
電流波形の選択が完了すると、制御部10は、選択した電流波形を通じるために、電装品15−1〜15−nのうち、対応する電装品を制御して動作させる。例えば、図4に示す回路素子の素子値を学習する場合には、矩形波を通じるための電装品(例えば、熱線デフォガ)を矩形波に応じた所定の時間動作させる。
なお、矩形波を用いて等価回路モデルを学習する場合を例に挙げて説明したが、これ以外にも、例えば、二次電池14の劣化状態を調べる場合は、同じ電流波形(例えば、矩形波)で電流値を変えて複数回放電させ、電流の変化と電圧の変化を測定する。二次電池14が新しい場合には、電流と電圧の間には線形の関係(電流の増加に比例して電圧が低下する関係)があるが、二次電池14の劣化が進むと非線形の関係(電流が増加した場合に電圧の低下がより大きくなる関係)が生じるので、そのような関係を検出することで二次電池14の劣化を推定することができる。
また、例えば、等価回路モデルに基づいて推定したSOCが正しいか否かを検証する場合に、等価回路モデルを測定するときよりも電流値が大きく、時間も長い矩形波を用いることができる。例えば、SOCが所定の下限値(例えば、20%)以上あると判定した場合であっても、電流値が大きく継続時間も長い矩形波によって二次電池14を放電させた場合に、電圧の低下の傾きが所定の閾値よりも大きい場合には、SOCの推定が正しくない(所定の下限値未満である)と判定して、二次電池14の充電を開始したり、使用を停止したりすることができる。
また、図4に示す等価回路モデルを構成する回路素子を学習処理する場合において、学習対象となる回路素子毎に最適な電流波形を用いるようにしてもよい。例えば、反応抵抗Rct1,Rct2の場合には、導体抵抗Rohmよりも大きい電流を用いた方が学習を迅速に行うことができるので、反応抵抗Rct1,Rct2を学習する場合には、導体抵抗Rohmよりも大きい電流を用いることができる。
二次電池状態検出部11は、二次電池14から選択した電装品に対して放電されている際に、二次電池14の電圧、電流、および、温度をセンサ部11fによって測定し、測定によって得たデータをRAM11cにパラメータ11caとして格納する。
放電が完了すると、二次電池状態検出部11は、RAM11cにパラメータ11caとして格納されている電圧および電流の変化に基づいて二次電池14の状態を検出するとともに、そのときの温度によって補正することで、二次電池14の状態を検出することができる。
制御部10は、二次電池状態検出部11によって検出された二次電池14の状態に応じて、図示しないオルタネータの発電電圧を調整することで、二次電池14の充電状態を制御したり、二次電池14の劣化が進行した場合にはユーザに通知したりすることができる。
つぎに、図5に示すフローチャートを参照して、図1に示す第1実施形態において実行される処理の一例について説明する。図5に示すフローチャートは、例えば、車両のエンジンが停止されてから所定の時間(例えば、二次電池14の分極が少なくなる4時間)が経過した場合に実行される。図5に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、二次電池状態検出部(以下、適宜「検出部」と称する)11は制御部10に対して、状態検出用の電流波形を生成する処理を実行するように指示する。より詳細には、二次電池状態検出部11は、制御部10に対して状態検出用の電流波形を生成する処理を実行するように指示する制御信号を、LIN12を介して送信する。
ステップS11では、制御部10は、特定の電装品を選択する。より詳細には、制御部10は、電装品15−1〜15−nの中から、例えば、熱線デフォガである電装品15−1を選択する。
ステップS12では、制御部10は、ステップS11で選択した電装品に対して、動作を開始するように指示をする。より詳細には、制御部10は、例えば、ステップS11で選択した電装品15−1に対して、動作を開始するように指示する制御信号を、CAN13を介して送信する。この結果、電装品15−1は、動作を開始する。例えば、電装品15−1が熱線デフォガである場合には、熱線デフォガのインピーダンスは純抵抗に近いので、熱線デフォガの抵抗値に応じた電流(例えば、数A〜数十Aの電流)が流れる。
ステップS13では、二次電池状態検出部11は、二次電池14の電圧、電流、および、温度を検出する。より詳細には、二次電池状態検出部11は、センサ部11fによって二次電池14の電圧および電流の時間的変化、ならびに、そのときの温度を検出し、RAM11cにパラメータ11caとして格納する。
ステップS14では、制御部10は、所定の時間(例えば、数秒〜数十秒)が経過すると、電装品の動作を停止させる。より詳細には、熱線デフォガの動作を開始してから所定の時間(例えば、10秒)が経過した場合には、CAN13を介して電装品15−1に制御信号を送り、電装品15−1の動作を停止させる。なお、測定する時間は、ステップS19〜ステップS21において動作させる時間よりも少し長く設定することが望ましい。動作停止前後の電流の急激な変化を見逃さないためである。
ステップS15では、制御部10は、全ての電装品15−1〜15−nに対する測定処理が終了したか否かを判定し終了したと判定した場合(ステップS15:Y)にはステップS16に進み、それ以外の場合(ステップS15:N)にはステップS16に進む。ステップS11〜ステップS15の処理を繰り返すことで、二次電池状態検出部11のRAM11cには、電装品15−1〜15−nの動作時に流れる電流および電圧の波形と、そのときの温度が格納される。
ステップS16では、二次電池状態検出部11は、電流波形の組み合わせ処理を実行する。より詳細には、二次電池状態検出部11は、二次電池状態検出部11のRAM11cに格納されている電装品15−1〜15−nの電流波形を、目的に応じた電流波形になるように必要に応じて組み合わせる処理を実行する。組み合わせる目的としては、(1)電流値、(2)電流波形、(3)継続時間がある。まず、(1)電流値としては、必要とする電流値が20Aである場合に電装品15−1〜15−nの最大電流が15Aである場合には20Aとなる組み合わせを選択する必要があるので、20Aを満たす組み合わせを選択する。また、(2)電流波形としては、例えば、矩形波を得るには一定の電流が流れる純抵抗に近いインピーダンスを有する熱線デフォガ、ヘッドライト、ルームライト等を選択することができる。また、突入電流が大きい電流波形を得るにはDCモータ等を選択することができる。さらに、(3)継続時間としては、例えば、数十秒の間所定の電流を流す必要がある場合に、電装品15−1〜15−nの最大の電流の継続時間が数秒である場合には、複数の電装品を順次動作させるか、同じ電装品を繰り返して動作させる必要があるので、そのような電装品の選択が必要になる。なお、複数の電装品を組み合わせて選択するのではなく、単一の電装品を選択するようにしてもよい。
ステップS17では、二次電池状態検出部11は、二次電池14の状態を検出するか否かを判定し、状態を検出すると判定した場合(ステップS17:Y)にはステップS18に進み、それ以外の場合(ステップS17:N)には同様の処理を繰り返す。
ステップS18では、二次電池状態検出部11は、二次電池14の検出しようとする状態に応じた電流波形を選択し、制御部10に対応する電装品を指示する。例えば、図4に示す等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を学習処理する場合には、熱線デフォガである電装品15−1による矩形波を選択する。
ステップS19では、制御部10は、二次電池状態検出部11からの指示に基づいて、対応する電装品に対して動作を開始する指示を行う。例えば、電装品15−1を動作させる場合には、CAN13を介して電装品15−1に動作開始を指示する。
ステップS20では、二次電池状態検出部11は、電装品の動作による二次電池14の電圧、電流、および、温度を検出する。より詳細には、二次電池状態検出部11は、センサ部11fによって二次電池14の電圧、電流、および、温度を検出し、RAM11cにパラメータ11caとして格納する。
ステップS21では、制御部10は、二次電池状態検出部11からの指示に基づいて、対応する電装品に対して動作を停止する指示を行う。例えば、電装品15−1の動作を停止させる場合には、CAN13を介して電装品15−1に動作停止を指示する。この結果、電装品15−1である熱線デフォガは、所定の時間だけオンの状態になるので、二次電池14から電装品15−1に対して、矩形波形状の電流が通じる。
ステップS22では、二次電池状態検出部11は、ステップS20で検出した電圧、電流、および、温度から二次電池14の状態を検出する。より詳細には、二次電池状態検出部11は、矩形波電流による放電による電圧および電流変化に基づいて、二次電池14の等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を学習処理する。
以上に説明したように、本発明の第1実施形態によれば、車両に予め搭載されている電装品を用いて二次電池14の状態を検出するようにしたので、放電回路が不要となることから、装置の製造コストを低減するとともに、装置のサイズを小型化することができる。
また、本発明の第1実施形態では、検出しようとする状態等に応じて、電装品を選択したり、電装品の組み合わせを選択したりするようにしたので、検出しようとする状態等に応じた最適な電流波形を得ることができる。
また、本発明の第1実施形態では、二次電池14の状態を検出する前に、電装品に流れる電流等を測定するようにしたので、電装品の状態が変化した場合でも適切に対応することができる。
(C)本発明の第2実施形態の構成の説明
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本発明の第2実施形態の構成は、図1に示す第1実施形態と同様であり、動作が異なるので、第2実施形態の構成の説明は省略する。
(D)本発明の第2実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の第2実施形態の動作について説明する。図6は第2実施形態において実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図6において、図5と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図5と比較すると図6では、ステップS10,S13,S16,S18,S19が除外され、ステップS30〜S35が追加されている。以下では、ステップS30〜ステップS35の処理を中心にして説明する。
ステップS30では、二次電池状態検出部11は、制御部10に対して、状態検出用の電流波形を生成するように指示をする。より詳細には、例えば、二次電池状態検出部11は、制御部10に対して、電流波形、電流値、および、継続時間等の要件を送信し、必要な波形を生成するように指示をする。
ステップS31では、制御部10は、ステップS12において指示された電装品が動作することによる電圧、電流、および、そのときの温度の測定結果を二次電池状態検出部11から取得し、RAM10cにパラメータ10caとして記録する。ステップS11〜ステップS15の処理の繰り返しにより、制御部10は、電装品15−1〜15−nをそれぞれ動作させた場合の電圧、電流、および、動作時の温度を測定し、RAM10cにパラメータ10caとして格納する。
ステップS32では、制御部10は、ステップS11〜ステップS15の処理によって測定され、ステップS31の処理によってRAM10cに格納された測定値を参照し、ステップS30において生成が指示された状態検出用波形の要件を満たす組み合わせを見つける処理を実行する。この処理により、例えば、それぞれの波形に応じた電装品、電源オンの制御タイミング、および、電源オフの制御タイミングからなる制御情報が生成される。
ステップS33では、二次電池状態検出部11は、制御部10に対して、二次電池14の検出しようとする状態を通知する。例えば、ステップS17において、二次電池状態検出部11が、図4に示す等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を検出すると判定した場合には、その旨を制御部10に対して通知する。
ステップS34では、制御部10は、ステップS33における通知に対応する電流波形を選択する。例えば、図4に示す等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を検出する場合には、制御部10は、矩形波を選択し、また、矩形波を生成するための制御情報を選択する。
ステップS35では、制御部10は、ステップS34で選択した電流波形を生成するための制御情報を参照し、当該制御情報に基づいて対象となる電装品を制御する。例えば、図4に示す等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を検出する場合には、熱線デフォガである電装品15−1を選択するとともに、電装品15−1によって矩形波を生成するための制御情報を参照し、当該制御情報に基づいて電装品15−1を制御する。そして、ステップS21において、制御部10は、電装品に対して動作停止を指示する。これにより、二次電池14から電装品15−1に対して矩形波電流が通じる。
このような矩形波による放電が実行されると、二次電池状態検出部11は、ステップS21において二次電池14の電圧、電流、および、温度を測定し、ステップS22において、測定結果に基づいて二次電池14の等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を学習処理によって求める。
以上に説明したように、本発明の第2実施形態によれば、制御部10が電流波形の組み合わせ処理等を実行するようにしたので、二次電池状態検出部11の負担を軽減することができる。また、CPU10a等として高機能なものを用いている制御部10にこのような処理を実行させることで、処理を迅速に実行することができる。
(E)本発明の第3実施形態の構成の説明
つぎに、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、本発明の第3実施形態の構成例を示す図である。図7において、図1と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。なお、図7は図1と比較すると、二次電池状態検出部11が除外されるとともに、電圧センサ20、電流センサ21、および、温度センサ22が追加されている。これら以外の構成は図1の場合と同様である。
ここで、電圧センサ20は、二次電池14の電圧を測定し、LIN12を介して測定結果を制御部10に通知する。電流センサ21は、二次電池14の電流を測定し、LIN12を介して測定結果を制御部10に通知する。温度センサ22は、二次電池14の温度(例えば、二次電池14の液温)を測定し、LIN12を介して測定結果を制御部10に通知する。
(F)本発明の第3実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の第3実施形態の動作を説明する。図8は、第3実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図8において図5と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図8では、図5と比較すると、ステップS10,S13,S16,S18〜S22が除外され、ステップS50〜S56が追加されている。以下では、ステップS50〜ステップS56を中心に説明する。
ステップS50では、制御部10は、ステップS12の処理において選択された電装品が動作を開始するので、そのときの二次電池14の電圧、電流、および、温度を、電圧センサ20、電流センサ21、および、温度センサ22によってそれぞれ測定し、RAM10cにパラメータ10caとして格納する。ステップS11〜ステップS15の処理の繰り返しにより、RAM10cには、電装品15−1〜15−nに関する測定結果がパラメータ10caとして格納される。
ステップS51では、制御部10は、電流波形の組み合わせ処理を実行する。より詳細には、ステップS11〜ステップS15の処理によって、制御部10のRAM10cにはパラメータ10caとして電装品15−1〜15−nが動作した際の電圧、電流、および、温度が格納されるので、これらを適宜組み合わせることで、目的の電流波形を得る。
ステップS52では、制御部10は、ステップS17において実行すると判定された状態検出の内容に対応する電流波形を選択する。例えば、二次電池14の等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を検出する場合には、例えば、矩形波が選択される。
ステップS53では、制御部10は、ステップS52で選択した電流波形を生成するための電装品に対して動作を開始する指示を行う。例えば、電装品15−1を動作させる場合には、CAN13を介して電装品15−1に動作開始を指示する。
ステップS54では、制御部10は、電圧センサ20、電流センサ21、および、温度センサ22により二次電池14の電圧、電流、および、温度をそれぞれ測定し、測定結果をRAM10cにパラメータ10caとして格納する。
ステップS55では、制御部10は、ステップS53で動作開始を指示した電装品に対して動作停止を指示する。この結果、例えば、電装品15−1である熱線デフォガは、所定の時間だけオンの状態になるので、二次電池14から電装品15−1に対して、矩形波形状の電流が通じる。
ステップS56では、制御部10は、ステップS54で測定した電圧、電流、および、温度に基づいて二次電池14の状態を検出する。例えば、図4に示す等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を学習処理によって得ることができる。
以上に説明したように、本発明の第3実施形態によれば、二次電池状態検出部11を省略することができるので、装置の構成を簡略化することができる。
(G)本発明の第4実施形態の構成の説明
つぎに、本発明の第4実施形態について説明する。図9は、本発明の第4実施形態の構成例を示す図である。なお、図9において、図7と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図9では、図7と比較すると、制御部10が二次電池状態検出部11Aに置換されている。これ以外の構成は図7と同様である。
ここで、二次電池状態検出部11Aは、図3に示す二次電池状態検出部11のセンサ部11fを除外し、図9に示す電圧センサ20、電流センサ21、および、温度センサ22を接続した構成を有している。これ以外の構成は、図3の場合と同様である。
(H)本発明の第4実施形態の動作の説明
つぎに、図10を参照して図9に示す第4実施形態の動作について説明する。なお、図10において、図5と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図10の例では、図5と比較すると、ステップS10〜S15,S19,S21が除外され、ステップS70〜76が追加されている。以下では、ステップS70〜ステップS76を中心に説明する。
ステップS70では、二次電池状態検出部11Aは、電装品15−1〜15−nの中から測定対象となる電装品を選択する。例えば、二次電池状態検出部11Aは、電装品15−1を選択する。
ステップS71では、二次電池状態検出部11Aは、ステップS70で選択した電装品に対して動作開始を指示する。例えば、二次電池状態検出部11Aは、電装品15−1に対して動作開始を指示する。この結果、電装品15−1は動作を開始する。
ステップS72では、二次電池状態検出部11Aは、ステップS71において開始された電装品の動作による二次電池14の電圧、電流、および、温度を、電圧センサ20、電流センサ21、および、温度センサ22によって測定し、RAM11cにパラメータ11caとして格納する。
ステップS73では、二次電池状態検出部11Aは、ステップS71において動作開始を指示した電装品に対して、動作の停止を指示する。例えば、二次電池状態検出部11Aは、動作中の電装品15−1に対して動作停止を指示する。
ステップS74では、二次電池状態検出部11Aは、電装品15−1〜15−nの全ての測定が終了したか否かを判定し、全ての測定が終了したと判定した場合(ステップS74:Y)にはステップS16に進み、それ以外の場合(ステップS74:N)にはステップS70に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。例えば、電装品15−1から順番に測定を行って、電装品15−nの測定が終了した場合にはYと判定してステップS16に進む。
ステップS16では、二次電池状態検出部11Aは、ステップS70〜ステップS74の処理によって測定された電装品15−1〜15−nの電圧、電流、および、温度に応じて所望の波形が得られるようにこれらを適宜組み合わせる。そして、ステップS17において二次電池14の状態検出を行うと判定した場合(ステップS17:Y)にはステップS18に進む。ステップS18では、検出対象となる状態に応じた波形を選択する。
ステップS75では、二次電池状態検出部11Aは、ステップS18で選択した電流波形に対応する電装品を選択し、動作開始を指示する。例えば、電装品15−1を用いて二次電池14に矩形波を通じる場合には、電装品15−1に対して二次電池状態検出部11Aは動作開始を指示する。その後、ステップS20では、二次電池状態検出部11Aは、ステップS75において動作開始を指示した電装品の動作による二次電池14の電圧、電流、および、温度を測定し、ステップS22において、測定した電圧、電流、および、温度に基づいて二次電池14の状態を検出する。例えば、二次電池14の等価回路モデルを構成する回路素子の素子値を求める場合には、電装品15−1によって矩形波による放電を実行させ、そのときの二次電池14の電圧、電流、および、温度に基づいて、回路素子の素子値を学習処理によって求めることができる。
ステップS76では、二次電池状態検出部11Aは、対応する電装品に対して動作を停止する指示を行う。例えば、電装品15−1の動作を停止させる場合には、CAN13を介して電装品15−1に動作停止を指示する。この結果、電装品15−1である熱線デフォガは、所定の時間だけオンの状態になるので、二次電池14から電装品15−1に対して、矩形波形状の電流が通じる。
以上に説明したように、本発明の第4実施形態によれば、制御部10を省略することができるので、装置の構成を簡略化することができる。
(C)変形実施形態の説明
以上の各実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の実施形態では、電装品15−1〜15−nは、車両に装備されている電装品としたが、例えば、従来と同様の抵抗素子と半導体スイッチによる放電回路を備えるようにしてもよい。このような構成によれば、放電回路と電装品15−1〜15−nを組み合わせて動作させることで、放電回路に流れる電流を従来よりも少なくすることで、放電回路の製造コストを低減することができる。
また、以上の各実施形態では、電装品15−1〜15−nは動作を開始および停止させ、そのときに流れる電流によって二次電池14の状態を検出するようにした。しかしながら、電装品の電源をPWM(Pulse Width Modulation)に基づいてオン/オフにより制御することで、電流波形を所望の形状に設定するようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、電装品を測定する際には、電圧、電流、および、温度を測定するようにしたが、電圧および電流の少なくとも一方を測定し、測定結果に基づいて電装品を選択するようにしてもよい。また、電圧および電流の少なくとも一方の時間的変化を測定し、測定結果に基づいて電装品を選択するようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、電装品15−1〜15−nはCAN13を介して制御し、制御部10と二次電池状態検出部11はLIN12を介して情報を授受するようにしたが、これら以外のバスを用いるようにしてもよい。
また、図4に示す等価回路モデルは一例であって、これ以外の等価回路モデルを用いるようにしてもよい。例えば、図4の例では、並列接続された反応抵抗(Rct1,Rct2)と電気二重層容量(C1,C2)を2つ有するようにしているが、1つであったり、3つ以上であったりしてもよい。
また、以上の各実施形態では、電装品15−1〜15−nを動作させて測定を行った後に、二次電池14の状態検出を行うようにしているが、これらを別々に実行するようにしてもよい。例えば、電装品15−1〜15−nを動作させて測定結果を記憶し、別の機会に測定結果に基づいて二次電池14の状態検出を実行するようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、車両のエンジンが停止中に処理を実行するようにしたが、走行中に処理を実行するようにしてもよい。
10 制御部(制御手段、検出手段)
10a CPU
10b ROM
10c RAM(記録手段)
10d LIN I/F
10e CAN I/F
11 二次電池状態検出部(制御手段、検出手段)
11a CPU
11b ROM
11c RAM(記録手段)
11d LIN I/F
11e I/F
11f センサ部(測定手段)
12 LIN
13 CAN
14 二次電池
15−1〜15−n 電装品
20 電圧センサ(測定手段)
21 電流センサ(測定手段)
22 温度センサ(測定手段)

Claims (9)

  1. 車両に搭載された二次電池の状態を検出する二次電池状態検出装置において、
    前記車両に装備された所定の電装品を所定のタイミングで制御して動作させ、前記二次電池を放電させる制御手段と、
    前記制御手段の制御によって前記二次電池が放電している際に、前記二次電池の電圧および電流を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された前記二次電池の電圧および電流から前記二次電池の状態を検出する検出手段と、
    を有することを特徴とする二次電池状態検出装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出手段の検出対象または前記二次電池の状態に応じて、動作させる前記電装品を選択することを特徴とする請求項1に記載の二次電池状態検出装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段の検出対象または前記二次電池の状態に応じて、動作させる前記電装品の組み合わせを選択することを特徴とする請求項1に記載の二次電池状態検出装置。
  4. 前記電装品を動作させた場合の前記二次電池の電圧および/または電流を測定して記録する記録手段を有し、
    前記制御手段は、前記記録手段に記録された電圧および/または電流を参照して、前記電装品または電装品の組み合わせを選択することを特徴とする請求項2または3に記載の二次電池状態検出装置。
  5. 前記電装品を動作させた場合の前記二次電池の電圧および/または電流の時間的変化を測定して記録する記録手段を有し、
    前記制御手段は、前記記録手段に記録された電圧および/または電流の時間的変化を参照して、前記電装品または電装品の組み合わせを選択することを特徴とする請求項2または3に記載の二次電池状態検出装置。
  6. 前記測定手段は、前記二次電池の温度をさらに検出し、
    前記検出手段は、前記測定手段によって測定された電圧、電流、および、温度に基づいて前記二次電池の状態を検出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の二次電池状態検出装置。
  7. 前記制御手段は、前記車両のエンジンが停止されてから所定の時間が経過した場合に、前記電装品を所定のタイミングで制御して動作させ、前記二次電池を放電させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の二次電池状態検出装置。
  8. 前記測定手段および前記検出手段は第1装置として構成されるとともに、前記制御手段は前記第1装置とは独立した第2装置として構成され、
    前記第1装置は前記二次電池の近傍に配置されるとともに、前記第2装置は前記第1装置とは異なる場所に配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の二次電池状態検出装置。
  9. 車両に搭載された二次電池の状態を検出する二次電池状態検出方法において、
    前記車両に装備された所定の電装品を所定のタイミングで制御して動作させ、前記二次電池を放電させる制御ステップと、
    前記制御ステップにおける制御によって前記二次電池が放電している際に、前記二次電池の電圧および電流を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップにおいて測定された前記二次電池の電圧および電流から前記二次電池の状態を検出する検出ステップと、
    を有することを特徴とする二次電池状態検出方法。
JP2016238919A 2016-12-08 2016-12-08 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法 Active JP6523236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016238919A JP6523236B2 (ja) 2016-12-08 2016-12-08 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016238919A JP6523236B2 (ja) 2016-12-08 2016-12-08 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018096726A true JP2018096726A (ja) 2018-06-21
JP6523236B2 JP6523236B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=62633458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016238919A Active JP6523236B2 (ja) 2016-12-08 2016-12-08 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6523236B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006010501A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk バッテリ状態管理装置
JP2007055532A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Toyota Motor Corp 車両用バッテリ状態推定装置
JP2010071731A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 車載用鉛蓄電池の充電状態判定装置
US20150162761A1 (en) * 2013-12-05 2015-06-11 Ford Global Technologies, Llc Battery discharge device with self-adjusting resistance

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006010501A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk バッテリ状態管理装置
JP2007055532A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Toyota Motor Corp 車両用バッテリ状態推定装置
JP2010071731A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 車載用鉛蓄電池の充電状態判定装置
US20150162761A1 (en) * 2013-12-05 2015-06-11 Ford Global Technologies, Llc Battery discharge device with self-adjusting resistance

Also Published As

Publication number Publication date
JP6523236B2 (ja) 2019-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102055858B1 (ko) 전기 퓨즈를 위한 진단 시스템을 포함하는 차량
JP6738836B2 (ja) 効率的なバッテリーテスター
JP5183585B2 (ja) 測定装置、試験装置および測定方法
JP6234946B2 (ja) 電池状態推定装置
US20130082724A1 (en) Pv panel diagnosis device, diagnosis method and diagnosis program
JP2014057398A (ja) 蓄電池管理装置および蓄電池管理方法
JP2012173279A (ja) モータ駆動装置
WO2014132332A1 (ja) 劣化推定装置及び劣化推定方法
JP2019504451A (ja) デューティ制御を用いた効果的なバッテリセルのバランシング方法及びシステム
JP6419809B2 (ja) 蓄電システム及び特性パラメータの推定方法
CN106797117A (zh) 车用电源控制装置
JP2014134467A (ja) 二次電池の状態診断方法
JP7172013B2 (ja) バッテリー管理装置、バッテリー管理方法及びバッテリーパック
CN112904255B (zh) 电流传感器的故障判定方法和装置
JP2009195035A (ja) 電源装置
JP6498920B2 (ja) 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法
JP6272379B2 (ja) ケーブル検査装置及びケーブル検査システム
JP6161133B2 (ja) データ抽出装置、データ抽出方法およびデータ抽出プログラム
CN112952962B (zh) 一种基于温度参数的充电电流控制方法及装置
JP2020524969A (ja) バッテリーの電力限界を平坦化する方法及びバッテリー管理システム
KR20200085575A (ko) 배터리 팩의 최대 허용 전력을 결정하기 위한 장치 및 방법
JP6523236B2 (ja) 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法
KR101689501B1 (ko) 싸이리스터 스위치 고장 검지 장치를 구비한 다중 위상제어 정류기 및 고장 검지 방법
JP2018129902A (ja) 均等化制御装置及び車載用電源装置
JP2007205878A (ja) 二次電池容量推定システム、プログラム及び二次電池容量推定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190425

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6523236

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350