JP2018095296A - 複数列にカットされた物品集合体の製造方法および製造装置 - Google Patents

複数列にカットされた物品集合体の製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018095296A
JP2018095296A JP2016242978A JP2016242978A JP2018095296A JP 2018095296 A JP2018095296 A JP 2018095296A JP 2016242978 A JP2016242978 A JP 2016242978A JP 2016242978 A JP2016242978 A JP 2016242978A JP 2018095296 A JP2018095296 A JP 2018095296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
rows
articles
manufacturing
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016242978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6581560B2 (ja
Inventor
清水 誠
Makoto Shimizu
誠 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2016242978A priority Critical patent/JP6581560B2/ja
Publication of JP2018095296A publication Critical patent/JP2018095296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6581560B2 publication Critical patent/JP6581560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)

Abstract

【課題】所定の処理単位で動作する装置の構成を変更することなく、処理単位の列数とは異なる列数の物品からなる集合体を得ること。【解決手段】ブリスター包装機2は、処理単位であるn列に相当するピッチで動作するコンベヤ11によりn列の物品が間欠的に供給され、搬送方向D1に並んでおりn列に対応するn個の横刃21〜24を有している。これらの横刃21〜24の位置に関し、n個のうち少なくとも1個の横刃位置を選択しているカットパターンであって、横刃21〜24の選択状態が異なる複数のパターンP1〜P3があるとして、n列毎のカット処理時に、パターンP1〜P3が所定の順序で繰り返されるように横刃21〜24の位置でカットすることにより、nよりも少なく且つnを除算すると剰余が出るmの列数の物品からなる集合体10を製造する。【選択図】図6

Description

本発明は、複数列にカットされた物品集合体の製造方法および製造装置に関する。
ブリスターと呼ばれる包装体は、液状や固形状の内容物が充填された成形フィルムにシートを重ね、フィルムとシートとをヒートシールしたものであり、搬送方向に列をなした状態で切り離し装置に間欠的に送り、刃を用いて切り離すことで製造することができる(特許文献1)。
特許文献1では、縦と横にそれぞれ沿って交差するように配置された刃を用いて、フィルムとシートの積層体から個々の包装体に一度に切り離している。
特開2001−253416
物流の要請等から、個々の包装体に分離しているよりも、包装体同士が繋がっていて集合体をなしている方が便利な場合がある。
そのために、例えば、所定の列数に相当するピッチで切り離し装置にフィルムとシートの積層体を間欠的に送りつつ、切り離し装置によりフィルムとシートの積層体を切り離すことにより、包装体の集合体を得ることができる。そうして得られる包装体の集合体の列数は、間欠搬送のピッチに対応する処理単位の列数に決まる。
しかし、包装体集合体の列数を処理単位とは異なる列数に設定したい場合もある。例えば、処理単位が「4」であるとして、3列の包装体集合体を製造したい場合である。
そこで、本発明は、所定の処理単位で動作する装置の構成を変更することなく、処理単位の列数とは異なる列数の物品からなる集合体を得る要請にも応え、物品集合体の列数のバリエーションを増やすことを目的とする。
本発明は、複数列にカットされた物品集合体を製造する方法であって、処理単位であるn列に相当するピッチでn列の物品が間欠的に供給され、所定の搬送方向に並んでおりn列に対応するn個のカット位置に関し、n個のうち少なくとも1個のカット位置を選択しているパターンであって、カット位置の選択状態が異なる複数のパターンがあるとして、n列毎のカット処理時に、複数のパターンが所定の順序で繰り返されるようにカット位置でカットすることにより、nよりも少なく且つnを除算すると剰余が出るmの列数の物品からなる集合体を製造することを特徴とする。
本発明の製造方法では、カット処理に先立ち、物品同士の境界に沿って破線状にスリットを形成することが好ましい。
本発明の製造方法は、カット処理時に、所定の一のカット位置のみでカットすることにより、n列の物品からなる集合体を製造可能であり、カット処理時に、複数のパターンが所定の順序で繰り返されるように選択されたカット位置でカットすることにより、mの列数の物品からなる集合体を製造可能であることが好ましい。
本発明の製造方法は、複数列にカットされた物品集合体を製造可能である他、カット処理時に、全てのカット位置でカットすることにより、1列毎に分離した物品を製造可能であることが好ましい。
本発明の製造方法は、カット処理時には、n列が2以上の数で等分された規定列数の分だけ相互に離れている2以上のカット位置でカットすることにより、規定列数の物品からなる集合体を製造可能であることが好ましい。
本発明の製造方法では、m列の物品集合体を製造している間、不良品の存在するn列の物品がカット位置に供給された不良処理時において、搬送方向の先頭に位置するカット位置を除き、不良処理時に巡ってきたパターンにより選択されているカット位置でカットしない第1措置と、不良処理時の次の処理時において、複数のパターンのうち、先頭に位置するカット位置を選択している第1パターンから開始し、第1パターンにより選択されているカット位置でカットする第2措置と、を実施することが好ましい。
本発明の製造方法では、m列の物品集合体を製造している間、カット位置でカットするカットステップと、第1措置および第2措置により、最大でも、パターンの数から1を引いた数をnに加えた列数で連なる不良の物品を排出する排出ステップと、を行うことが好ましい。
本発明の製造方法において、物品は、内容物と、内容物を包み込む包材とを有する包装体であり、内容物を包材に封入する封入ステップを行うことが好ましい。
本発明の製造方法において、包装体は、フィルムおよびシートを包材として有するブリスターであり、封入ステップでは、フィルムとシートとの間に内容物が封入された状態に、フィルムとシートとを加熱により接合することが好ましい。
また、本発明は、複数列にカットされた物品集合体を製造する装置であって、処理単位であるn列に相当するピッチで動作する搬送系と、搬送系によりn列の物品が間欠的に供給されるカット処理装置と、カット処理装置の動作を制御する制御部と、を備え、カット処理装置は、搬送系の搬送方向に並んでいてn列に対応するn個のカット機構を有し、制御部は、n個よりも少ない1個以上のカット機構を選択しているパターンであって、カット機構の選択状態が異なる複数のパターンに基づいて、nよりも少なく且つnを除算すると剰余が出るmの列数の物品からなる集合体を製造するm列モードを備え、m列モードでは、カット処理装置によるn列毎の処理時に、複数のパターンが所定の順序で繰り返されるようにカット機構を動作させることを特徴とする。
本発明の製造装置において、物品は、内容物と、内容物を包み込む包材とを有する包装体であり、内容物を包材に封入する封入装置を備えることが好ましい。
本発明の製造装置において、包装体は、フィルムおよびシートを包材として有するブリスターであり、封入装置は、フィルムとシートとの間に内容物が封入された状態に、フィルムとシートとを加熱により接合することが好ましい。
本発明の製造装置において、制御部は、m列モードのとき、不良品の存在するn列の物品がカット機構の位置に供給された不良処理時において、搬送方向の先頭に位置するカット機構を除き、不良処理時に巡ってきたパターンにより選択されているカット機構を使用しない第1措置と、不良処理時の次の処理時において、複数のパターンのうち、先頭に位置するカット機構を選択している第1パターンから開始し、第1パターンにより選択されているカット機構を使用する第2措置と、を実施することが好ましい。
本発明によれば、間欠搬送系や装置の処理単位がn列であるところ、詳しくは後述するように、個別に分離している物品や、n列の物品集合体に加えて、nを除算すると剰余が出るm列の物品集合体をも、複数のパターンを繰り返すように複数のカット位置を選択的に用いることによって製造することができる。それにより、製品のバリエーションを増やし、物流の自由度を向上させることができる。
製品のバリエーションを増やすにあたり、カット処理装置をはじめとする装置の構成を変更する必要はなく、制御を変更するだけで足りる。
しかも、本発明によれば、不良品の存在する物品をn列単位で排出するにあたり、第1措置および第2措置を行うことで、排出される物品の列数を抑えて歩留まりを良くすることができる。
本発明の実施形態に係るブリスター包装機を示す斜視図である。 (a)および(b)は、不良品の存在するブリスター集合体を排出する機構を示す模式図である。 (a)〜(d)は、ブリスター包装機によりブリスターを製造する手順を示す図である。 (a)〜(d)は、処理単位である4列のブリスターを示す平面図である。 (a)は、1つのブリスターを示す斜視図である。(b)は、1列のブリスターを示す平面図である。(c)は、n列のシート状のブリスターを示す平面図である。 3列のブリスター集合体を得る場合に繰り返される横刃の3つのカットパターンを示す図である。 シート状に繋がっていたブリスターがm列のブリスター集合体に切り分けられた状態を示す図である。 (a)〜(c)は、不良処理時に行われる措置を示す図である。 処理単位が5列であって、4列のブリスター集合体を得る場合に繰り返される4つのカットパターンを示す図である。 処理単位が6列であって、4列のブリスター集合体を得る場合に繰り返される2つのカットパターンを示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態では、複数列にカットされたブリスター(包装体)の集合体を得る装置および方法について説明する。
ブリスター1(図5(a))は、液状や固形状の内容物1Aを包み込む包材としてフィルム101およびシート102を備えている。フィルム101とシート102とは、四辺において加熱により接合(ヒートシール)されている。
図1に示すプリスター包装機2は、それよりも上流の成形・充填装置(図示しない)において内容物1Aが規定量ずつ複数の領域に充填された成形フィルム101を受け取り、搬送方向D1に向けて間欠的に搬送しながら、ヒートシール、冷却、ミシン目形成、星屑打抜、横切、および必要に応じて縦切の各処理を行って、ブリスター1またはブリスター1の集合を製造する。
上流の装置およびブリスター包装機2は、処理単位であるn列に相当するピッチで間欠的に動作する搬送系を備えている。
ブリスター包装機2は、その搬送系を構成するコンベヤ11と、ヒートシール装置12と、冷却装置13と、ミシン目形成装置14と、星屑打抜装置15と、横切装置20と、縦切装置16と、コンベヤ11からブリスター1が移載される排出装置17と、コンベヤ11や装置12〜17,20の動作を制御する制御部18とを備えている。
装置12〜17は、搬送方向D1に間隔をおいて配置されており、コンベヤ11により、ヒートシール装置12から順に、n列のブリスター1が間欠的に供給される。装置12から装置16までは、処理単位のn列で間欠的に動作するように設計されている。
コンベヤ11により搬送される搬送対象(ブリスター1)は、搬送方向D1に列をなし、搬送方向D1と直交する幅方向D2に行をなす。
本実施形態における処理単位の列数(n列)は「4」であり、本実施形態における行の数は、「6」である。これは一例であり、処理単位の列数は、例えば、3や5以上であってもよい。また、行の数は、6よりも少なくても、多くてもよい。行の数は、1であってもよい。
ヒートシールされるまではシート状に繋がっているブリスター1は、複数列あるいは単数列にカットされた状態に製造される。
本実施形態では、歩留まりをよくするため、ミシン目形成装置14によりフィルム101およびシート102にミシン目状のスリットを形成した後、横切装置20および縦切装置16によりミシン目の位置でカットしている。
コンベヤ11は、フィルム101の幅方向両端を把持するクリップ11Aと、クリップ11Aを支持するチェーン11Bと、図示を省略するが、チェーン11Bと噛み合うスプロケット、モータを備えている。コンベヤ11は、フィルム101を搬送方向D1に向けて間欠搬送する。
ヒートシール装置12は、図示しない装置により上方から供給される平坦なシート102と、内容物1Aの充填のため成形されたフィルム101との間に内容物1Aが封入された状態に、フィルム101とシート102とを熱により融着させてシールする。シールする際は、図示しない装置により、列方向および行方向に隣り合うブリスター1の領域同士の境界部分を押圧しながら熱を加える。
冷却装置13は、ヒートシールにより軟化したシール部分を冷却して形状を安定させる。
ミシン目形成装置14は、格子状に刃が配置されたロール141と、刃を受けるロール142とを備えており、これらのロール141,142間に供給されるn列分の領域をミシン目状にカットする。ミシン目状にカットされていても、ブリスター1は、列の方向(D1)にも行の方向(D2)にもシート状に繋がっている。
星屑打抜装置15は、フィルム101およびシート102を打ち抜いてブリスター1の四隅にR形状を与える。列方向の境界と行方向の境界とが交わる箇所では、切り屑が星屑状となる。
横切装置20は、搬送方向D1に等間隔に並んでいるn個の横刃21〜24と、これらの横刃21〜24を個別に駆動可能な図示しない駆動機構とを有している。フィルム101およびシート102に形成されているミシン目の位置に、樹脂製の横刃21〜24を落下させると、搬送方向D1に直交する横刃に沿ってフィルム101およびシート102が切り離される。
縦切装置16は、表面に図示しない縦刃が形成されたロール161と、ロール161を間欠的に回転させる図示しない駆動部とを有している。縦切装置16はコンベヤ11の終端に位置している。縦刃の数は、幅方向D2に並ぶブリスター1の行数に対応している。複数の縦刃のうちの一部の縦刃を選択的に用いることも可能である。
縦切装置16にn列の領域が供給されると、搬送方向D1に沿っている樹脂製の縦刃によりフィルム101およびシート102が切り離される。
排出装置17は、図2(a)および(b)に示すように、第1排出コンベヤ171と、第2排出コンベヤ172とを備えており、装置の故障等に起因して不良品の存在するn列のブリスター集合体10を払い出す(図2(b))。
第1排出コンベヤ171による搬送速度は、コンベヤ11による搬送速度よりも速い速度に設定されている。第1排出コンベヤ171は、コンベヤ11との搬送速度の差により、コンベヤ11から移載されるブリスター1をn列単位で引き離す。
第2排出コンベヤ172は、図2(a)および(b)に示すように昇降可能に構成されている。この第2排出コンベヤ172は、通常は、図2(a)に示すように第1コンベヤ171からブリスター1を受け取り、下流工程に向けて搬送するが、不良品の存在するn列のブリスター集合体10に対しては、制御部18による制御指令に基づいて、図2(b)に示すように不良のブリスター1が到達する直前に上昇し、第2排出コンベヤ172と第1排出コンベヤ171との間から排出させる。その後すぐに、第2コンベヤ172は下降し、第1排出コンベヤ171から移載された正常なブリスター1を下流に向けて搬送する。
制御部18は、コンベヤ11によりブリスター1がn列単位で間欠的に搬送されるタイミングに同期するように、コンベヤ11、ヒートシール装置12、冷却装置13、ミシン目形成装置14、星屑打抜装置15、横切装置20、縦切装置16、および排出装置17の動作を制御する。
例えば、制御部18から星屑打抜装置15へと送られる制御指令に基づいて、星屑打抜装置15は、星屑打抜装置15にn列のブリスター1が供給されたタイミングでフィルム101およびシート102を打ち抜く。
図3(a)〜(d)は、ブリスター包装機2によりブリスター1を製造する手順を示している。
本実施形態のブリスター製造方法によれば、個別に分離した状態のブリスター1(図5(a))と、搬送方向D1に1列で幅方向D2に連続している1列ブリスター1L(図5(b))と、搬送方向D1に複数列に連なり、かつ幅方向D2にも連続しているシート状のブリスター集合体10(図5(c))とのいずれの形態のブリスター1をも製造可能である。シート状のブリスター集合体10としては、後述するように、処理単位であるn列や、その他の列数で製造することが可能である。
列ブリスター1Lやブリスター集合体10は、スリット103に沿って、手を使い容易に切り離すことができる。
図3(a)は、個別に分離した状態のブリスター1を製造する手順に該当し、図3(b)は、1列ブリスター1Lを製造する手順に該当する。図3(c)は、処理単位であるn列のブリスター集合体10を製造する手順に該当し、図3(d)は、n列とは異なるm列のブリスター集合体10を製造する手順に該当する。
個別に分離したブリスター1を製造する場合は、図3(a)に示すように、上流工程から、内容物が充填された状態の成形フィルム101を受け取り、ヒートシール装置12によりフィルム101とシート102との間に内容物を封入し(ヒートシールステップS1)、シール箇所を冷却したならば(冷却ステップS2)、シール箇所にミシン目状のスリットを入れる(ミシン目形成ステップS3)。
図4(a)〜(d)は、n列単位のブリスター1を示している。
ミシン目形成装置14(図1)は、図4(a)に示すように、フィルム101およびシート102を格子状にミシン目カットする(ステップS3)。
ミシン目状のカットは、隣り合うブリスター1の領域1B同士の境界に沿って破線状に形成されたスリット103からなる。スリット103が形成されていても、境界にフィルム101およびシート102の繋がった部分が残されているので、個々のブリスター1には分離されていない。
繋がった部分を維持しながらカットするため、位置ずれしないで正規の位置にスリット103を形成することができる。
次に、星屑打抜装置15(図1)が、図4(b)に示すように、ブリスター1の各領域1Bの角隅に相当する箇所(一点鎖線の円で示す)でフィルム101およびシート102を星形に打ち抜く(星屑打抜ステップS4)。図1に、n列のブリスター1の全領域に対応する複数のダイ151が示されている。
続いて、横切装置20(図1)が、横刃21〜24を使用し、図4(c)に矢印で示すように、幅方向D2に沿ってフィルム101およびシート102を横刃21〜25の各々の位置(カット位置)でカットする(横切ステップS5)。予め形成されているスリット103の位置で確実に切り離すことが可能である。予めスリット103を形成すると、横刃21〜24の位置ずれを見越した幅を搬送方向D1に設定しておく必要がないため、搬送効率が向上する。
横切ステップS5を終えた時点では、各ブリスター1が行の方向(幅方向D2)に繋がっている。
さらに、縦切装置16(図1)が、図4(d)に矢印で示すように縦刃を使用して、縦切装置16に供給されたn列のブリスター1のフィルム101およびシート102を搬送方向D1に沿ったスリット103の位置で切り離す(縦切ステップS6)。
横刃21〜24を用いる横切ステップS5と、縦刃を用いる縦切ステップS6とにより、互いに繋がっていたブリスター1が1列毎かつ1行毎に切り離されてバラバラに分離した状態のブリスター1を得ることができる。
そして、縦切装置16から第1排出コンベヤ171へとブリスター1を移載して、不良のブリスター1をn列単位で排出し(排出ステップS7)、正常なブリスター1を下流の装置に向けて搬送する。
1列ブリスター1L(図5(b))を製造する場合は、図3(b)に示す手順による。ここでは、図3(a)とは異なり、縦切ステップ(S6)を行わない。その他のステップS1〜S5,S7は、個別に分離したブリスター1を製造する場合と同様にして行う。
処理単位であるn列のブリスター集合体10を製造する場合は、図3(c)に示す手順による。この場合は、横切ステップS5において、横刃21〜24のうち搬送方向D1の先頭に位置する横刃21のみを使用する。また、縦切ステップS6を行わない。
処理単位とは異なるm列のブリスター集合体10を製造する場合は、図3(d)に示す手順による。この場合は、後で説明するように、横切ステップS5において、複数のカットパターンを繰り返すように横刃21〜24を選択的に使用し、幅方向D2に沿ってフィルム101およびシート102をカットする。また、縦切ステップS6を行わない。
横刃21〜24の選択状態に関し、制御部18は複数のモードを備えている。
例えば、個別の分離したブリスター1(図5(a))や1列ブリスター1L(図5(b))を提供するときの1列モードでは、n個の横刃21〜24がいずれも選択されて使用されるように、制御部18により横切装置20の動作を制御する。
処理単位であるn列の単位でシート状に繋がっているブリスター集合体10を提供するときのn列モードでは、横刃21〜24のうちのいずれか一つ、典型的には、搬送方向D1の先頭に位置する横刃21のみが選択されて使用されるように、制御部18により横切装置20の動作を制御する。
その他、制御部18は、nを除算したときに割り切れる数の列のブリスター集合体10を提供するときの等分列モードを備えることができる。この等分列モードでは、特定の2以上の横刃が使用されるように、制御部18により横切装置20を制御する。
本実施形態では、nが「4」であり、4を除算したときに割り切れる数である2列のブリスター集合体10を提供する場合は、2列に相当する分だけ相互に離れている横刃21と横刃23とを使用すればよい。
本実施形態のブリスター包装機2およびブリスター1の製造方法は、処理単位であるn列や、nを割り切れる数とは異なるm列のブリスター集合体10をも提供することができる。
そのため、制御部18は、m列のブリスター集合体10を提供するときのm列モードを備えている。m列モードで横切装置20を動作させるため、横刃21〜24の選択状態が異なる複数のカットパターン(図6)が用意されている。
mは、nよりも少なく且つnを除算すると剰余が出る数である。搬送系や各装置12〜16,20の処理単位の列数が「4」である本実施形態で言うと、mは、「3」である。
以下、m=3であるとして説明する。
図6は、m列モードのため、制御部18が利用可能な記憶装置に保持されている複数のカットパターンである第1パターンP1、第2パターンP2、および第3パターンP3を示している。
これらのパターンP1〜P3のいずれも、n個の横刃21〜24のうち少なくとも1個の横刃を選択している。
横刃21〜24は、「1」、「2」、「3」、「4」の番号で図示されている。例えば、搬送方向D1の先頭に位置する横刃21は「1」である。
第1パターンP1は、先頭の横刃21(「1」)と、横刃21から数えて4番目の横刃24(「4」)とを選択している。
第2パターンP2は、3番目の横刃23(「3」)を選択している。
第3パターンP3は、2番目の横刃22(「2」)を選択している。
m列モードのとき、制御部18は、横切装置20によるn列毎の処理時に、第1〜第3パターンP1〜P3がP1,P2,P3の順序で繰り返されるように横刃21〜24を動作させる。
図7(a)〜(c)に示すように、横切装置20によるn列毎の処理時に、第1〜第3パターンP1〜P3が繰り返されるように横刃21〜24が用いられると、m列にカットされたブリスター集合体10を得ることができる。
ところで、充填やヒートシール、冷却等のいずれかのステップにおいて処理に異常が発生したならば、以降の処理を行わないで、異常発生時の処理対象である不良のブリスター1を製造ラインから排出する。
ここで、異常発生時の処理対象をn列単位で不良と扱い、排出装置17により、基本的にはn列単位で排出させている。これは、上述したn列モードや、n列よりも少ない列数でカットする1列モードおよび等分列モードでも同様である。
m列モード以外では、不良品の存在するn列のブリスター1に対する横切ステップS5において、特定の一つの横刃(例えば先頭の横刃21)のみを使用する措置をとることで、不良品の存在するブリスター1をn列単位で排出させることができる。これは、n列モードの場合は、特別な措置ではなく、通常の処理と変わらない。
処理単位の列数nに対して、割り切れない半端な数であるm列でカットする場合は、不良と扱う処理単位の列数であるnと、横切り単位の列数であるmとが異なっている。そのため、m列モード時に第1〜第3パターンP1〜P3を繰り返しつつ、不良と扱われるn列に対する横切処理時に、例えば、一律、全ての横刃21〜24によるカットを停止する措置を取ると、n列の前または後、あるいは前後両方に、正常なブリスター1が連なってしまい、排出装置17により排出されるブリスター1の無駄が多い。
そこで、排出装置17により排出されるブリスター1の数を極力抑えるため、不良品の存在するn列のブリスター1に対する横切処理時において、下記に述べる不良時措置を取ることが好ましい。
そのためには、装置に発生した故障や、包材の異常等を受けてブリスター1に生じる不良を横切装置20に供給される前に適宜な方法で検知する必要がある。
図1に矢印で示すように、ブリスター1は、コンベヤ11によりn列に相当するピッチで、n列ずつ、搬送方向D1に向けて搬送される。その間、ブリスター1は、「A01」〜「A13」の位置に順次停止し、必要な処理が施される。
そのため、n列単位で不良品を特定し、追跡可能である。
例えば、A02の位置にあるヒートシール装置12による処理中に制御部18によりヒートシール装置12の異常を知らせる信号に基づいて制御部18は不良発生を検知し、そのときの処理対象であるn列のブリスター1を不良と扱う。あるいは、所定位置に設置された画像センサにより、未充填、打ち抜きやカットの不良等が発生しているn列のブリスター1を画像認識する。
そうして、不良品の存在するn列のブリスター1に対して、必要なタイミングで必要な措置をとることが可能である。
図8(a)〜(c)を参照し、不良品の存在するn列のブリスター1が横切装置20に供給された場合に行われる措置について説明する。
図8(a)〜(c)には、横切装置20よりも1ピッチ上流の位置A11からブリスター1が搬送される様子を示している。
ここに示す例では、横切装置20よりも1ピッチ上流の位置A11にまで、網掛けパターンで示す不良のブリスター1が到達したことが制御部18により確認されたならば、位置A11から1ピッチ移動して横切装置20へと供給されたタイミングに同期して必要な措置が実施されるように、制御部18から横切装置20へと制御指令を送る。
不良品の存在するn列のブリスター1が横切装置20に供給されるとき、横刃21〜24の選択状態は、第1パターンP1の場合も第2パターンP2の場合も第3パターンP3の場合もあるから、不良処理時に行われる措置を図8(a)〜(c)に場合分けして示している。
不良処理時に行われる措置は、不良品の存在するn列のブリスター1が横切装置20に供給された不良処理時に行われる第1措置s01と、不良処理時から1ピッチ進んだ次の処理時に行われる第2措置s02とからなる。
図8(a)は、第1〜第3パターンP1〜P3の繰り返し順序で順当にいけば、不良処理時に第1パターンP1が巡ってくる場合を示している。図8(b)は、順当にいけば不良処理時に第2パターンP2が巡ってくる場合を示し、図8(c)は、順当にいけば不良処理時に第3パターンP3が巡ってくる場合を示している。
図8(a)に示す場合において、横切装置20(位置A12)に不良のn列のブリスター1が供給される不良処理時に行われる第1措置s01としては、本来の第1パターンP1とは違って、横刃24を使用せず、先頭の横刃21のみを使用する。
そして、不良のn列のブリスター1が1ピッチ進んで位置A13へと移り、不良のn列に続いて横切装置20に供給されたn列のブリスター1に対して、第1パターンP1を適用する第2措置s02を実施する。つまり、第1パターンP1により選択されている横刃21,24を使用する。
上記の第1措置s01および第2措置s02を実施すると、横切装置20による不良処理時(第1措置s01時)に横刃21によって、不良のn列が、それよりも下流の正常なブリスター1から切り離される。そして、次の処理時(第2措置s02時)に第1パターンP1に基づいて使用される横刃21によって、不良のn列が、横切装置20に供給されている正常なブリスター1から切り離されるとともに、同じく第1パターンP1に基づいて使用される横刃24によって、正常なm列が後続のブリスター1から切り離される。
したがって、図8(a)に示す場合では、不良のブリスター1がn列だけ連なっており、排出装置17により、n列分のみ排出される。
ここで、制御部18により、不良のブリスター1が位置A11に到達したことが確認されているため、制御部18は、位置A11から4ピッチ先で不良のブリスター1を排出させることを把握している。そのため、第1排出コンベヤ171への不良ブリスター1の到達に同期するように制御部18から排出装置17へと制御指令を送って第2排出コンベヤ172を上昇させ、不良品の存在するn列のブリスター1のみを排出させることができる。
次に、図8(b)に示す場合において、横切装置20による不良処理時には、横刃21〜24のいずれも使用しない第1措置s01を実施する。
ここで、仮に横刃21を使用すると、淡い網掛けパターンで示すように、n列でもm列でもない半端な列1Cが出来てしまう。これを避けるため、第1措置s01では、横刃21を使用しない。それによって、列1Cは、不良のn列の下流側に連続し、n列と一体に搬送される。
そして、不良処理時の次の処理時に、不良のn列に続くn列のブリスター1に対して、図8(a)に示す場合と同様に、第1パターンP1を適用する第2措置s02を実施する。そうすると、図8(a)に示す場合と同様に、横刃21によって不良のn列が正常なブリスター1から切り離されるとともに、横刃24によって正常なm列が後続のブリスター1から切り離される。
不良のn列と、その前に連なった列1Cは、排出装置17まで搬送されて排出される。
図8(c)に示す場合には、図8(b)に示す場合と同様にして第1措置s01および第2措置s02を実施する。つまり、第1措置s01として、横刃21〜24のいずれも使用せず、第2措置s02として、不良のn列に続くn列のブリスター1に対して第1パターンP1を適用する。
そうすると、不良のn列と、その前に連なった2列1Dとを加えた数で連なる不良のブリスター1が、排出装置17まで搬送されて排出される。このとき、(2+n)列のブリスター1が排出される。
図8(a)〜(c)より、制御部18により不良処理時に行われる第1措置s01としては、搬送方向D1の先頭に位置する横刃21を除いては、不良処理時に巡ってきたパターン(P1〜P3の一つ)により選択されている横刃を使用しない。
そして、不良処理時の次の処理時には、制御部18により、それまでのパターンP1〜P3の順序が第1パターンP1にリセットされている。したがって、不良処理時の次の処理時に行われる第2措置s02として、常に、第1パターンP1をn列のブリスター1に適用する。
その後は、横切装置20によるn列毎の処理時に、第2パターンP2、第3パターンP3、再び第1パターンP1というようにパターンP1〜P3を繰り返す。
第1措置s01および第2措置s02を実施すると、それらの措置s01、s02を実施しない場合と比べ、不良のn列と共に排出される列数を抑えて歩留まりを良くすることができる。
本実施形態では、不良のn列の他に、不良のn列と共に排出される列数は、最大でも「2」である。これは、パターンP1〜P3の数である「3」から1を引いた数に該当する。
以上で説明した本実施形態によれば、間欠搬送系や処理装置の処理単位がn列であるブリスター包装機2により、個別に分離しているブリスター1や、n列のブリスター集合体10に加えて、nを除算すると剰余が出るm列のブリスター集合体10も、第1〜第3パターンP1〜P3を繰り返すように横刃21〜24を選択的に用いることによって製造することができる。それにより、製品の提供形態(バリエーション)を増やし、物流上の自由度を向上させることができる。
製品のバリエーションを増やすにあたり、横切装置20をはじめとする装置の構成を変更したり、処理単位を変更したりする必要はなく、m列製品の製造時に動作するように制御を変更するだけで足りる。したがって、製品のバリエーションを容易に追加することができる。
以上に加えて、不良品の存在するブリスター1をn列単位で排出するにあたり、第1措置s01および第2措置s02を行うことで、廃棄されるブリスター1の列数を抑えることができる。
上記実施形態では、処理単位であるn列が4列のところ、3列製品を製造する例を示したが、その他の例も示す。
図9に示す例では、処理単位が5列(n=5)であり、4列の製品(m=4)を得ている。この場合は、(a)〜(d)に示す4つのパターンP1〜P4を繰り返すように、5つの横刃を選択的に使用すればよい。
また、図10に示す例では、処理単位が6列(n=6)であり、4列の製品(m=4)を得ている。この場合は、(a)および(b)に示す2つのパターンP1,P2を繰り返すように、6つの横刃を選択的に使用すればよい。
図9、図10に示す例のいずれにおいても、上述した第1措置s01と同様に、不良処理時に巡ってきたパターンが選択している横刃であっても、先頭の横刃21を除いては使用せず、第2措置s02として、次の処理時には、横刃21を選択している第1パターンP1から開始することにより、不良のn列と共に排出される列数を削減することができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本発明における「カット」は、完全に切り離して分離させることの他、ミシン目状にカットすることも含まれる。
ミシン目用の刃を有するカット処理装置により、半分は分離、半分は繋がった状態のn列あるいはm列単位のシートを製造し、下流工程においてミシン目に沿って切り離すようにしてもよい。
本発明は、ブリスターに限らず、例えば、四方がシールされた包装体等、包材や内容物が任意の列数にカットされる物品に広く適用することができる。
1 ブリスター(物品)
1A 内容物
1B 領域
1C,1D 列
1L 列ブリスター
2 ブリスター包装機(物品集合体の製造装置)
10 ブリスター集合体(物品集合体)
11 コンベヤ(搬送系)
11A クリップ
11B チェーン
12 ヒートシール装置(封入装置)
13 冷却装置
14 ミシン目形成装置
15 星屑打抜装置
16 縦切装置
17 排出装置
18 制御部
20 横切装置(カット処理装置)
21〜24 横刃(カット機構)
101 フィルム(包材)
102 シート(包材)
103 スリット
141,142 ロール
151 ダイ
161 ロール
171 排出コンベヤ
172 排出コンベヤ
D1 搬送方向
D2 幅方向
P1〜P3 第1〜第3パターン
S1 ヒートシールステップ(封入ステップ)
S2 冷却ステップ
S3 ミシン目形成ステップ
S4 星屑打抜ステップ
S5 横切ステップ(カットステップ)
S6 縦切ステップ
S7 排出ステップ
s01 第1措置
s02 第2措置

Claims (13)

  1. 複数列にカットされた物品集合体を製造する方法であって、
    処理単位であるn列に相当するピッチでn列の物品が間欠的に供給され、所定の搬送方向に並んでおりn列に対応するn個のカット位置に関し、
    n個のうち少なくとも1個の前記カット位置を選択しているパターンであって、前記カット位置の選択状態が異なる複数のパターンがあるとして、
    n列毎のカット処理時に、前記複数のパターンが所定の順序で繰り返されるように前記カット位置でカットすることにより、nよりも少なく且つnを除算すると剰余が出るmの列数の物品からなる集合体を製造する、
    ことを特徴とする物品集合体の製造方法。
  2. 前記カット処理に先立ち、
    前記物品同士の境界に沿って破線状にスリットを形成する、
    請求項1に記載の物品集合体の製造方法。
  3. 前記カット処理時に、所定の一の前記カット位置のみでカットすることにより、n列の物品からなる集合体を製造可能であり、
    前記カット処理時に、前記複数のパターンが所定の順序で繰り返されるように選択された前記カット位置でカットすることにより、mの列数の物品からなる集合体を製造可能である、
    請求項1または2に記載の物品集合体の製造方法。
  4. 複数列にカットされた前記物品集合体を製造可能である他、
    前記カット処理時に、全ての前記カット位置でカットすることにより、1列毎に分離した物品を製造可能である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の物品集合体の製造方法。
  5. 前記カット処理時には、n列が2以上の数で等分された規定列数の分だけ相互に離れている2以上の前記カット位置でカットすることにより、前記規定列数の物品からなる集合体を製造可能である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の物品集合体の製造方法。
  6. m列の前記物品集合体を製造している間、
    不良品の存在するn列の物品が前記カット位置に供給された不良処理時において、前記搬送方向の先頭に位置する前記カット位置を除き、前記不良処理時に巡ってきた前記パターンにより選択されている前記カット位置でカットしない第1措置と、
    前記不良処理時の次の処理時において、前記複数のパターンのうち、前記先頭に位置する前記カット位置を選択している第1パターンから開始し、前記第1パターンにより選択されている前記カット位置でカットする第2措置と、を実施する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の物品集合体の製造方法。
  7. m列の前記物品集合体を製造している間、
    前記カット位置でカットするカットステップと、
    前記第1措置および前記第2措置により、最大でも、前記パターンの数から1を引いた数をnに加えた列数で連なる不良の物品を排出する排出ステップと、を行う、
    請求項6に記載の物品集合体の製造方法。
  8. 前記物品は、内容物と、前記内容物を包み込む包材とを有する包装体であり、
    前記内容物を前記包材に封入する封入ステップを行う、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の物品集合体の製造方法。
  9. 前記包装体は、フィルムおよびシートを前記包材として有するブリスターであり、
    前記封入ステップでは、
    前記フィルムと前記シートとの間に前記内容物が封入された状態に、前記フィルムと前記シートとを加熱により接合する、
    請求項8に記載の物品集合体の製造方法。
  10. 複数列にカットされた物品集合体を製造する装置であって、
    処理単位であるn列に相当するピッチで動作する搬送系と、
    前記搬送系によりn列の物品が間欠的に供給されるカット処理装置と、
    前記カット処理装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記カット処理装置は、
    前記搬送系の搬送方向に並んでいてn列に対応するn個のカット機構を有し、
    前記制御部は、
    n個よりも少ない1個以上の前記カット機構を選択しているパターンであって、前記カット機構の選択状態が異なる複数のパターンに基づいて、nよりも少なく且つnを除算すると剰余が出るmの列数の物品からなる集合体を製造するm列モードを備え、
    前記m列モードでは、
    前記カット処理装置によるn列毎の処理時に、前記複数のパターンが所定の順序で繰り返されるように前記カット機構を動作させる、
    ことを特徴とする物品集合体の製造装置。
  11. 前記物品は、内容物と、前記内容物を包み込む包材とを有する包装体であり、
    前記内容物を前記包材に封入する封入装置を備える、
    請求項10に記載の物品集合体の製造装置。
  12. 前記包装体は、フィルムおよびシートを前記包材として有するブリスターであり、
    前記封入装置は、
    前記フィルムと前記シートとの間に前記内容物が封入された状態に、前記フィルムと前記シートとを加熱により接合する、
    請求項11に記載の物品集合体の製造装置。
  13. 前記制御部は、前記m列モードのとき、
    不良品の存在するn列の物品が前記カット機構の位置に供給された不良処理時において、前記搬送方向の先頭に位置する前記カット機構を除き、前記不良処理時に巡ってきた前記パターンにより選択されている前記カット機構を使用しない第1措置と、
    前記不良処理時の次の処理時において、前記複数のパターンのうち、前記先頭に位置する前記カット機構を選択している第1パターンから開始し、前記第1パターンにより選択されている前記カット機構を使用する第2措置と、を実施する、
    請求項11から12のいずれか一項に記載の物品集合体の製造装置。
JP2016242978A 2016-12-15 2016-12-15 複数列にカットされた物品集合体の製造方法および製造装置 Active JP6581560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242978A JP6581560B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 複数列にカットされた物品集合体の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242978A JP6581560B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 複数列にカットされた物品集合体の製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018095296A true JP2018095296A (ja) 2018-06-21
JP6581560B2 JP6581560B2 (ja) 2019-09-25

Family

ID=62631947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016242978A Active JP6581560B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 複数列にカットされた物品集合体の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6581560B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114132547A (zh) * 2021-11-08 2022-03-04 温州职业技术学院 一种制药用快速自动铝塑泡罩包装机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114132547A (zh) * 2021-11-08 2022-03-04 温州职业技术学院 一种制药用快速自动铝塑泡罩包装机

Also Published As

Publication number Publication date
JP6581560B2 (ja) 2019-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8615973B2 (en) Packaging machine for producing a multilayer package
US20110027438A1 (en) Hffs packaging method and apparatus for refrigerated dough
US9227743B2 (en) Method for producing a package and packaging machine
KR101471132B1 (ko) 편평한 튜브용 핀의 제조 장치
US20140331611A1 (en) Packaging machine with a combined shaping and sealing tool
JP3840255B2 (ja) 製袋機
WO2019026316A1 (ja) ブリスター包装機
JP6581560B2 (ja) 複数列にカットされた物品集合体の製造方法および製造装置
US11008122B2 (en) Thermoform packaging machine and method of operating a thermoform packaging machine
JP2002019742A (ja) ブリスターパッキングマシン内のブリスターパック切断装置
JP7058238B2 (ja) ブリスタシート集積移送装置及びブリスタシートの集積移送方法
JP2007320659A (ja) バイアル等に用いられて好適なブリスター、ストリップ、パウチ、トレイの製造方法
JP4012415B2 (ja) 食品の列移動装置
JP6270267B2 (ja) 製品積重装置、成形品積重装置、及び、製品積重方法
JP2001048108A (ja) 製袋充填機における横シール装置
JP4721939B2 (ja) ポケット形成機構及びptpシートの製造装置
EP3663214B1 (en) A film feeding system for a conveyor of a packaging machine, a conveyor and a packaging machine equipped with such a system
JP7056898B2 (ja) 深絞り包装機
JPH0518072Y2 (ja)
JP4199469B2 (ja) 食品包装機械内でウェブ包装材料を加工するユニットおよびウェブ包装材料の割出し方法
US20210188470A1 (en) Method for Processing and/or Filling Packagings
EP3315422B1 (en) Skin packaging machine
JP2004050343A (ja) 抜きずれ防止装置
JPH1081308A (ja) 包装機
JP2011068363A (ja) 米飯加工食品包装体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6581560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150