JP2018094368A - 血液浄化装置のトランスデューサプロテクタの濡れを検知する方法 - Google Patents

血液浄化装置のトランスデューサプロテクタの濡れを検知する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トランスデューサプロテクタの濡れを正確に検出する方法を提供すること。【解決手段】〈1〉送液バルブPVとエアーバルブAVはともに閉塞状態にして、送液ポンプPMを正または逆回転させることにより、ハウジング外側2OUTのエアーラインAL/OUTからハウジング内側2INのエアーラインAL/INのエアーバルブAVの配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、〈2〉圧力センサPSで圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブAVを開放状態にしてエアーポンプPMAを正または逆回転させることにより、エアーラインAL/INの圧力センサPSの接続口PS◎/2とエアーポンプPMAの間までを陽圧または陰圧とするステップ、〈3〉圧力センサPSで当該陽圧または陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタTPの濡れを確認するステップを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、血液浄化装置に装着した回路に設けたトランスデューサプロテクタ(以下、「TP」と略記する場合がある。)の濡れを検知する方法に関するものである。本発明は、持続的血液浄化法(CHDF)、緩徐式血液ろ過透析法、腹水濾過濃縮再静注法(CART/ASCT)、二重ろ過型血漿交換法(DF)、単純血漿交換法(PE)、血漿吸着法(PP)、DFサーモ法(DFT)、限外濾過法(ECUM)、直接血液吸着法(DHP)等の治療方法に使用される血液浄化装置に装着した回路に配置したトランスデューサプロテクタの濡れを検知する方法に使用することができる。
以下血液浄化装置の包括的なTPの濡れを検知する方法、持続的血液浄化法(CHDF)、緩徐式血液ろ過透析法に使用される血液浄化装置のTPの濡れを検知する方法の例を挙げて説明する。
特許文献1は、血液浄化装置およびその回路接続不良の確認方法の発明を開示している。
特許文献1の血液浄化装置の血液回路には、トランスデューサプロテクタが設けられている。
トランスデューサプロテクタは、通気性を有し、かつ液体の通過を阻止する性質をもつメンブレンフィルタである。
血液浄化装置は、ハウジング内の圧力センサを使用して、回路内の圧力を監視する必要があるが、これには通気性を持ちハウジング内への液体流入を阻止するメンブレンフィルタでハウジング内を保護する必要がある。しかしTPは液体通過を阻止した以後は、通気性が喪失し、圧力監視が不可能となる。
前記した全ての治療方法に一般的に適用(使用)できる血液浄化装置201[ハウジング2の外側2OUTと内側2INから見た略式配線図の一部拡大図(概念図)]の場合について図12の例を挙げて説明する。
血液浄化装置1は、ハウジング2の外側2OUTは回路Lを有し、当該回路Lは途中に送液バルブPVと送液ポンプPMを設けている。
当該送液バルブPVと送液ポンプPMとの間に、内部にトランスデューサプロテクタ(TP)を配置したエアーラインAL/OUTを設け、当該エアーラインAL/OUTの一端部(回路L側とは反対側の端部)に、圧力センサPSの接続口PS◎/AL/OUTを接続している。トランスデューサプロテクタは、エアーラインAL/OUTの下流と圧力センサPSの接続口PS◎/AL/OUTとの間に配置している。
エアーラインAL/OUTは圧力センサPSの接続口PS◎/AL/OUTを介して、ハウジング2の内側2INと連通している。
ハウジング2は圧力センサPSの接続口PS◎/2を有し、ハウジング2の内側2INにはエアーラインAL/INを配置している。
エアーラインAL/INの一端部は接続口PS◎/2に接続し、他方の一端部は大気開放部となっている。
エアーラインAL/INは、前記圧力センサPSの接続口PS◎/2と前記接続口PS◎/AL/OUTを介して前記エアーラインAL/OUTと連通している。
エアーラインAL/INの途中にエアーバルブAVとエアーポンプPMAを設けている。
エアーラインAL/INの接続口PS◎/2とエアーバルブAVの間に圧力測定ラインPLを介して圧力センサPSを接続している。
図12の血液浄化装置201において、気密試験を行うに際して、送液バルブPVとエアーバルブAVはともに閉塞状態にして、送液ポンプPMを逆回転させると、回路Lの送液バルブPVと送液ポンプPMとの間、エアーラインAL/OUTから圧力センサPSの接続口PS◎/AL/OUT/2を経てエアーラインAL/INのエアーバルブAVの配置位置までの間は陰圧となる。
正しい接続状態では、圧力センサPSまで、前記回路L及びエアーラインAL/IN内の陰圧が伝わる。
ところが図13のようにエアーラインAL/OUT側の接続口PS◎/AL/OUTと、エアーラインAL/INの接続口PS◎/2とが外れていた場合、または図14のように接続口PS◎/AL/OUTと接続口PS◎/2は正常に接続されていてもトランスデューサプロテクタTPが濡れていた場合は、エアーラインAL/OUT側が閉塞して、前記陰圧が圧力センサPSまで伝わらない。
国際公開WO2008/152810(特許請求の範囲、図1、[0021])
血液浄化装置においては、装着時にトランスデューサプロテクタTPを濡らしてしまったり、気密試験の際に液体が移動しトランスデューサプロテクタTPが濡れてしまう等が起こりうる。この場合トランスデューサプロテクタTPの圧力伝導機能が損なわれ、前記のように正常な圧力監視ができない。
気密試験では、圧力センサPSに変化がない場合は異常とみなすが、回路Lの気密が保たれないことが原因であるのか、トランスデューサプロテクタTPが濡れたことによる通気性の喪失が原因であるのか、作業者の見た目での判別が難しく、また装置での検出が不可能とういう問題があった。
そこで本発明者は、以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下の発明に到達した。
[1]本発明は、ハウジング(2)の外側(2OUT)に回路(L)を装着し、当該回路(L)の途中に送液バルブ(PV)と送液ポンプ(PM)を設け、
当該送液バルブ(PV)と当該送液ポンプ(PM)との間に、内部にトランスデューサプロテクタ(TP)を配置したエアーライン(AL/OUT)を設け、
当該エアーライン(AL/OUT))は一端部に圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/AL/OUT)を接続し、
ハウジング(2)は圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/2)を有し、
ハウジング(2)は内側(2IN)にエアーライン(AL/IN)を配置し、
当該エアーライン(AL/IN)の一端部は前記圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/2)に接続し、
当該エアーライン(AL/IN)は途中にエアーバルブ(AV)とエアーポンプ(PMA)を設け、
前記エアーライン(AL/IN)は接続口(PS◎/2)とエアーバルブ(AV)の間に圧力測定ライン(PL)を介して圧力センサ(PS)を接続し、
前記当該エアーライン(AL/IN)は、前記圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/2)と前記接続口(PS◎/AL/OUT)を介して前記エアーライン(AL/OUT)と連通し、
以上の各部材を有する血液浄化装置(1、101、201、301)において気密試験を行うに際して、
〈1〉前記送液バルブ(PV)と前記エアーバルブ(AV)はともに閉塞状態にして、送液ポンプ(PM)を正または逆回転させることにより、ハウジング外側(2OUT)のエアーライン(AL/OUT)からハウジング内側(2IN)のエアーライン(AL/IN)のエアーバルブ(AV)の配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈2〉前記圧力センサ(PS)で圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブAVを開放状態にして前記エアーポンプ(PMA)を正または逆回転させることにより、前記エアーライン(AL/IN)の前記圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/2)とエアーポンプ(PMA)の間までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈3〉前記圧力センサ(PS)で当該陽圧または陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈3〉のステップを含む血液浄化装置のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法を提供する。
[2]本発明は、[1]に記載の血液浄化装置(1、101、201、301)において、
回路(L)は、血液導入回路(Lbi)、返血回路(Lbtr)、ろ液送出回路(Lfo)、透析液導入回路(Ldi)、透析液導出回路、補液導入回路(Lfri)のいずれかであり、
送液バルブ(PV)は、血液導入バルブ(PVbi)、返血液バルブ(PVbtr)、ろ液送出バルブ、透析液導入バルブ、透析液導出バルブ、補液導入バルブ(PVfri)、洗浄液排出バルブのいずれかであり、
送液ポンプ(PM)は、血液導入ポンプ(PMbi)、ろ液送出ポンプ(PMfo)、透析液導入ポンプ(PMdi)、透析液導出ポンプ、補液導入ポンプ(PMfri)のいずれかであり、
圧力センサ(PS)は、ろ過圧の圧力センサ(PSfo)、血液入口圧の圧力センサ(PSbi)、返血圧の圧力センサ(PSbtr)、血漿入口圧の圧力センサ、透析液入口圧の圧力センサ、透析液出口圧の圧力センサ、補液の圧力センサ(PSfri)のいずれかである[1]に記載の血液浄化装置のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法を提供する。
[3]本発明は、[1]から[2]に記載の血液浄化装置(101)のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法において、
〈1〉補液導入バルブ(PVfri)とエアーバルブ(AV)はともに閉塞状態にして、補液導入ポンプ(PMfri)を正または逆回転させることにより、ハウジング外側(2OUT)のエアーライン(ALmc/OUT)からハウジング内側(2IN)のエアーライン(AL/IN)のエアーバルブ(AV)の配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈2〉前記圧力センサ(PS)で圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブ(AV)を開放状態にして前記エアーポンプ(PMA)を正または逆回転させることにより、エアーライン(AL/IN)の補液圧力センサ(PSfri)の接続口(PS◎/2)とエアーポンプ(PMA)の間までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈3〉前記補液圧力センサ(PSfri)で当該陽圧または陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタの濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈3〉のステップを含む血液浄化装置のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法を提供する。
[4]本発明は、[1]から[2]に記載の血液浄化装置(201)のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法において、
〈1〉血液導入バルブ(PVbi)とエアーバルブ(AV)はともに閉塞放態にして、血液導入ポンプ(PMbi)を正または逆回転させることにより、ハウジング外側(2OUT)のエアーライン(AL/OUT)からハウジング内側(2IN)のエアーライン(AL/IN)のエアーバルブ(AV)の配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈2〉前記血液入口圧力センサ(PSbi)で圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブ(AV)を開放状態にして前記エアーポンプ(PMA)を正または逆回転させることにより、エアーライン(AL/IN)の血液入口圧力センサ(PSbi)の接続口(PS◎/2)とエアーポンプ(PMA)の間までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈3〉前記血液入口圧力センサ(PSbi)で当該陽圧または陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈3〉のステップを含む血液浄化装置のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法を提供する。
[5]本発明は、[1]から[2]に記載の血液浄化装置(301)のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法において、
送液ポンプ(PM)として、血液導入ポンプ(PMbi)、ろ液送出ポンプ(PMfo)、透析液導入ポンプ(PMdi)及び補液導入ポンプ(PMfri)の4つの送液ポンプ(PM)を有し、
回路(L)として、血液導入回路(Lbi)、返血回路(Lbtr)、ろ液送出回路(Lfo)、透析液導入回路(Ldi)及び補液導入回路(Lfri)の複数の回路(L)を有し、
送液バルブ(PV)として、返血液バルブ(PVbtr)を有し、
圧力センサ(PS)として、ろ過圧の圧力センサ(PSfo)、血液入口圧の圧力センサ(PSbi)及び返血圧の圧力センサ(PSbtr)の3つのセンサ(PS)を有し、
エアーライン(AL/IN)は途中にエアーバルブ(AV)を設け、エアーライン(AL/IN)の一端部はエアーポンプ(PMA)を設けたエアーライン(ALa)を接続し、
以上の各部材を有する血液浄化装置(301)において気密試験を行うに際して、
〈1〉前記4つの送液ポンプ[PM(PMbi、PMfo、PMdi、PMfri)]を全て閉じ、かつ返血バルブ(PVbtr)を閉じて、ハウジング外側(2OUT)の各回路[L(Lbi、Lbtr、Lfri、Lfo、Ldi)]及び各エアーライン[AL(ALbi/OUT、ALfo/OUT、ALbtr/OUT)]の通路を外部と遮断するステップ、
〈2〉前記ハウジング内側(2IN)の各エアーバルブ[AV(AVbi、AVfo、AVbtr)]を閉じて、ハウジング内側2INの各エアーライン[AL(ALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN)]を外部と遮断するステップ、
〈3〉前記4つの送液ポンプ[PM(PMbi、PMfo、PMdi、PMfri)]のうちから選ばれる一つの送液ポンプ(PM)を正または逆回転させて、前記外部と遮断したハウジング外側2OUTの各回路[L(Lbi、Lbtr、Lfri、Lfo、Ldi)]及び前記各エアーライン[AL(ALbi/OUT、ALfo/OUT、ALbtr/OUT)]からハウジング内側(2IN)の前記各エアーライン[AL(ALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN)]内を陽圧または陰圧とするステップ、
〈4〉前記各圧力センサPS(PSbi、PSfo、PSbtr)の中から選ばれる1つの圧力センサ(PS※)で圧力の変化が検出されなかった場合、当該圧力の変化が検出されなかった圧力センサ(PS※)に隣接する前記各エアーバルブ[A(AVbi、AVfo、AVbtrの中から選ばれる1つ)]を開放状態にして、エアーポンプPMAを正または逆回転させることにより、
前記各回路[L(Lbtr、Lfo、Ldi)]及び前記各エアーライン[AL(ALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN)]と前記各センサ[PS(PSbi、PSfo、PSbtr)]の接続口とエアーポンプ(PMA)の配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈5〉前記圧力の変化が検出されなかった圧力センサ(PS※)で、当該陽圧または陰圧を検出することによりトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈5〉のステップを含む血液浄化装置(301)のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法を提供する。
本発明の方法で、トランスデューサプロテクタTPの濡れを正確に検知することにより、交換必要な部分が明確になり無駄な血液回路の交換、トランスデューサプロテクタTPの交換をなくすことにより医療経済性を向上することができる。不具合部分を自動特定することにより、省力化と時間短縮を図ることができる。また安全性の担保に貢献できる。
図1は血液浄化装置1をハウジング2の外側2OUTと内側2INから見た略式配線図の一部拡大図である。TP外れ/圧力変化なしの状態を例示している。 図2は図1において、TP濡れ/圧力変化発生の状態を例示している。 図3はその他の実施例の血液浄化装置101[持続的血液浄化法(CHDF)に使用]をハウジング2の外側2OUTと内側2INから見た略式配線図の一部拡大図である。正常な接続状態を例示している。 図4は図3において、圧力検知されない原因、TP外れの状態を例示している。 図5は図3において、圧力検知されない原因、TP濡れの状態を例示している。 図6は図3において、TP外れ/圧力変化なしの状態を例示している。 図7は図3において、TP濡れ/圧力変化発生の状態を例示している。 図8はその他の実施例の血液浄化装置201(緩徐式血液ろ過透析法に使用)をハウジング2の外側2OUTと内側2INから見た略式配線図の一部拡大図である。 図9はその他の実施例の血液浄化装置301(一般的なCHDF、CART/ASCTに使用)をハウジング2の外側2OUTと内側2INから見た略式配線図の一部拡大図である。 図10は図9の各回路、エアーラインに圧力を加えている状態を示している。 図11は図9のTP濡れ/圧力変化発生の状態を例示している。 図12は血液浄化装置1をハウジング2の外側2OUTと内側2INから見た略式配線図の一部拡大図である。正常な接続状態を例示している。 図13は図12において、圧力検知されない原因、TP外れの状態を例示している。 図14は図12において、圧力検知されない原因、TP濡れの状態を例示している。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
以下、背景技術、本発明の実施例の血液浄化装置に装着した回路等の構成部材の意味を明確に説明するため、次の定義をおく。
Lは回路、Cはドリップチャンバ、MCは計量チャンバ、PVは送液バルブ、PMは送液ポンプ、PSは圧力センサ、Pは圧力、AVはエアーバルブ、ALはエアーライン、B(またはb)は血液、D(またはd)は透析液、fはろ液、FR(またはfr)は補液、I(またはi)は入口、導入、O(またはo)は出口、送出、導出を意味する。
例えば血液導入回路はLbiのように符号を付けた。
例えば血液導入回路Lbiに配置した送液ポンプPMは、血液導入ポンプPMdiの名称と符号を付けた。
回路Lとは、血液導入回路Lbi、返血回路Lbtr、ろ液送出回路Lfo、透析液導入回路Ldi、透析液導出回路、補液導入回路Lfriを含む。
送液バルブPVとは、血液導入バルブPVbi、返血液バルブPVbtr、ろ液送出バルブ、透析液導入バルブ、透析液導出バルブ、補液導入バルブPVfri、洗浄液排出バルブの各バルブを含む。
送液ポンプPMとは、血液導入ポンプPMbi、ろ液送出ポンプPMfo、透析液導入ポンプ、透析液導出ポンプPMdi、補液導入ポンプPMfriの各ポンプを含む。
圧力センサPSとは、ろ過圧の圧力センサPSfo、血液入口圧の圧力センサPSbi、返血圧の圧力センサPSbtr、血漿入口圧の圧力センサ、透析液入口圧の圧力センサ、透析液出口圧の圧力センサ、補液の圧力センサPSfriの各圧力センサを含む。
チャンバとは、計量チャンバ、ドリップチャンバを含む。
計量チャンバとは、補液計量チャンバMCfri、透析液計量チャンバ、ろ液計量チャンバを含む。
ドリップチャンバとは血液ドリップチャンバCbi、返血チャンバCbtr、ろ液チャンバを含む。
エアーラインALとは、各エアーラインALbi、ALfo、ALbi、ALbtrを含む。
各エアーラインALbi、ALfo、ALbi、ALbtr単に「AL」と記載する場合がある。
ハウジング2の外側2/OUTのエアーラインALには、/OUT、ハウジング2の内側2/INのエアーラインALには、/INの符号を付記した。
ハウジング2の外側2/OUTのエアーラインALはAL/OUT、ハウジング2の内側2/INのエアーラインALはAL/INと記載した。
さらにエアーラインALfoの場合は、ALfo/OUT、ALfo/INのように記載した。
エアーラインALaはハウジング2の内側2INに配置したエアーラインで、前記各エアーラインALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/INの下流側と繋がっているエアーラインである。エアーラインALaは途中にエアーポンプPMAを配置し、下流側の端部は大気開放部となっている。
トランスデューサプロテクタTPは、エアーラインAL/OUTの途中(下流側)と圧力センサPSの接続口PS◎との間に配置する。
各エアーラインAL/OUTに装着したトランスデューサプロテクタTPは、単に「TP」と記載する場合がある。TP/AL/OUTとはハウジング外側2OUTのエアーラインALに装着したTPを意味する。例えばTP/ALfoは、エアーラインALfo/OUTに装着したTPを意味する。
各エアーラインAL/OUTに装着したトランスデューサプロテクタTPは、TP/AL/OUT、TP/ALmc/OUT、TP/ALbi/OUT、TP/ALfo/OUT、TP/ALbtr/OUTを含む。
符号の記載の煩雑化を回避するため、圧力センサと圧力センサの接続口は同じ符号PS、PSfri等を記載し、接続口は符号の後ろに◎を付し、図1から図8、図12から図14では、さらに◎の後ろにエアーラインAL/OUTに装着した接続口には/AL/OUT、ハウジング2に装着した接続口には/2を付した。
なお図9から図11では記載を簡略化するために◎のみの記載とした。
また本発明では、図1から図9、図11から図14では、エアーポンプPMAを逆回転(図1の例では、右回転/時計回り)させる場合は陰圧付与、(図示しないが)正回転(左回転/反時計回り)させる場合は陽圧付与を意味する。図10では、透析液導入ポンプPMdiを正回転(左回転/反時計回り)させる場合は陰圧付与、逆回転(右回転/時計回り)させる場合は陽圧付与を意味する。
本発明は、前記段落[0008]の[1]に記載の各部材を有する血液浄化装置(1、101、201)において、気密試験を行うに際して、
〈1〉送液バルブPVとエアーバルブAVはともに閉塞状態にして、送液ポンプPMを正または逆回転させることにより、エアーラインAL/OUTからエアーラインAL/INのエアーバルブAVの配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈2〉圧力センサPSで圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブAVを開放状態にしてエアーポンプPMAを正または逆回転させることにより、エアーラインAL/INの圧力センサPSの接続口PS◎/2とエアーポンプPMAの間までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈3〉前記圧力センサPSで当該陽圧または陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタTP/AL/OUTの濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈3〉を含むステップにより血液浄化装置のトランスデューサプロテクタTP/AL/OUTの濡れを検知することができる。
本発明を、図12〜図14に示した全ての治療方法に一般的に適用(使用)できる血液浄化装置1(回路Lの途中にエアーライン/OUTを設けた例)に適用して場合について説明する。
図1に例示するように、接続口PS◎/AL/OUTと接続口PS◎/2が外れていると、エアーポンプPMAを逆回転させて、エアーラインAL/IN内を陰圧にしても、エアーラインAL/IN内の気密が保たれていないので、圧力センサPSで、圧力の変動は見られない。(エアーポンプPMAを正回転させて、エアーラインAL/IN内を陽圧にしても同様である。)
ところが接続口PS◎/AL/OUTと接続口PS◎/2が正常に接続され、TPが濡れていた場合、エアーラインAL/OUTは濡れにより通気性を喪失して閉塞しているのでエアーの通過は阻止され、気密性が高くなる。
そこで図2に例示するように
〈1〉送液バルブPVとエアーバルブAVはともに閉塞状態にして、送液ポンプPMを逆回転させることにより、ハウジング外側2OUTのエアーラインAL/OUTからハウジング内側2INのエアーラインAL/INのエアーバルブAVの配置位置までを陰圧とするステップ、
〈2〉圧力センサPSで圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブAVを開放状態にしてエアーポンプPMAを逆回転させることにより、エアーラインAL/INの圧力センサPSの接続口PS◎/2とエアーポンプPMAの間までを陰圧とするステップ、
〈3〉圧力センサPSで当該陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタの濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈3〉を含むステップにより血液浄化装置のトランスデューサプロテクタTP/AL/OUTの濡れを検知することができる。(エアーポンプPMAを正回転させて、エアーラインAL/IN内を陽圧にしても同様である。)
次にその他の血液浄化装置101[回路Lの上流側に補液供給源FRSを接続し、回路L(補液導入回路Lfri)の途中に補液計量チャンバMCfriを設けた例]に本発明を適用(使用)する例について説明する。
図3(血液浄化装置1をハウジング2の外側2OUTと内側2INから見た配線図の一部拡大図)に示すように、ハウジング2の外側2OUTは、補液供給源FRSに補液導入回路Lfriを接続し、当該補液導入回路Lfriは途中に補液導入バルブPVfriと補液導入ポンプPMfriを設けている。
補液導入バルブPVfriと補液導入ポンプPMfriとの間に分岐ラインTLTを介して補液計量チャンバMCfriを設け、当該補液計量チャンバMCfriにエアーラインALmc/OUTを接続している。
エアーラインALmc/OUTの一端部(補液計量チャンバMCfriと反対側の端部、下流側)に圧力センサPSfriの接続口PSfri◎/ALmc/OUTを接続している。
トランスデューサプロテクタTP/ALmc/OUTはエアーラインALmc/OUTの下流と接続口PSfri◎/ALmc/OUTとの間に配置している。
ハウジング2は、圧力センサPSfriの接続口PSfri◎/2を装着し、内側2INにエアーラインAL/INを配置している。
エアーラインAL/INの一端部は接続口PSfri◎/2に接続し、他方の一端部は大気開放部となっている。
エアーラインAL/INは、前記圧力センサPSfriの接続口PSfri◎/2と前記接続口PSfri◎/ALmc/OUTを介して前記エアーラインALmc/OUTと連通する。
エアーラインAL/INは途中にエアーバルブAVとエアーポンプPMAを設けている。
エアーラインAL/INは接続口PSfri◎/2とエアーバルブAVの間に圧力測定ラインPLを介して圧力センサPSfriを接続している。
図3において、気密試験を行うに際して、補液導入バルブPVfriとエアーバルブAVを閉状態にして、補液導入ポンプPMfriを逆回転させると、補液導入回路Lfriの補液導入バルブPVfriと補液導入ポンプPMfriの間、分岐ラインTLT、補液計量チャンバMCfri、エアーラインALmc/OUTからエアーラインAL/INのエアーバルブAVの配置位置までは陰圧となる。
正しい接続状態では、圧力センサPSfriまで、前記補液導入回路Lfri、分岐ラインTLT、補液計量チャンバMCfri、エアーラインALmc/OUT及びエアーラインAL/IN内の陰圧が伝わる。
ところが図4のように、TPを配置したエアーラインALmc/OUT側の接続口PSfri◎/ALmc/OUTとエアーラインAL/INの接続口PSfri◎/2が外れていた場合、または図5のように、接続口PSfri◎/2と接続口PSfri◎/ALmc/OUTは正常に接続されているが、トランスデューサプロテクタTP/ALmc/OUTが濡れていた場合はエアーラインALmc/OUT側が閉塞して、前記陰圧が圧力センサPSfriまで伝わらない。
そこで前記のように、気密試験で圧力センサPSfriで圧力の変化が検出されなかった場合、以下のようにエアーラインAL/IN側を陰圧にすることにより、トランスデューサプロテクタTP/ALmc/OUTの濡れを検知することができる。
図4のように接続口PSfri◎/2と接続口PSfri◎/ALmc/OUTとが外れていた場合、図6に示すように、エアーポンプPMAを、逆回転させて、エアーラインAL/IN内を陰圧にしても、エアーラインAL/IN内の気密が保たれていないので、圧力センサPSfriで、圧力の変動は見られない。(エアーポンプPMAを、正回転させて、エアーラインAL/IN内を陽圧にした場合も同様である。)
図5のように接続口PSfri◎/2と接続口PSfri◎/ALmc/OUTは正常に接続されているがTPが濡れていた場合、エアーラインALmc/OUTは濡れにより通気性を喪失して閉塞しているのでエアーの通過は阻止され、気密性が高くなる。
そこで図7に例示するように、
〈1〉補液導入バルブPVfriとエアーバルブAVはともに閉塞状態にして、補液導入ポンプPMfriを逆回転させることにより、ハウジング外側2OUTのエアーラインALmc/OUTからハウジング内側2INのエアーラインAL/INのエアーポンプPMAの配置位置までを陰圧とするステップ、
〈2〉前記圧力センサPSfriで圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブAVを開放状態にして前記エアーポンプPMAを逆回転させることにより、エアーラインAL/INの補液圧力センサPSfriの接続口PS◎/2とエアーポンプPMAの間までを陰圧とするステップ、
〈3〉前記補液圧力センサPSfriで当該陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタの濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈3〉を含むステップにより血液浄化装置のトランスデューサプロテクタの濡れを検知することができる。(エアーポンプPMAを正回転させて、エアーラインAL/IN内を陽圧にしても同様である。)
(A)以上は回路L(補液導入回路Lfri)の上流側に補液供給源FRSを接続し、回路Lの途中に補液計量チャンバMCfriを設けた血液浄化装置の例に説明したが、
(B)回路L(透析液導入回路)の上流側に透析液供給源を接続し、回路Lの途中に透析液計量チャンバを設けた血液浄化装置、
(C)回路L(ろ液送出回路)の途中に(廃棄する)ろ液の計量チャンバを設けた血液浄化装置、
(D)前記(A)、(B)、(C)のいずれかの二つ以上の組み合わせ[補液計量チャンバは二個あっても良い]を有する血液浄化装置の場合も同様に、各TPの濡れの確認
に適用できる。
また図8に示すようにその他の実施例の血液浄化装置201[回路L(血液導入回路Lbi)の途中に血液ドリップチャンバCbiを設け、血液ドリップチャンバCbiにエアーラインALbiを設けた例]にも、前記図1の血液浄化装置1、図3の血液浄化装置101と同様に本発明を適用(使用)することができる。
血液浄化装置201は、ハウジング2の外側2OUTは、血液導入回路Lbiを有し、血液導入回路Lbiは途中に上流側に血液導入ポンプPMbiと下流側に血液処理器btrを設けている。血液導入ポンプPMbiと血液処理器btrとの間に血液ドリップチャンバCbiを設け、血液ドリップチャンバCbiは、内部にトランスデューサプロテクタTPを配置したエアーラインALbi/OUTを設け、エアーラインALbi/OUTの一端部(血液導入回路Lbiと反対側の端部)に、圧力センサの接続口PSbi◎/ALbi/OUTを接続している。トランスデューサプロテクタTP/ALbi/OUTは、エアーラインALbi/OUTの下流とセンサ接続口PS◎/ALbi/OUTとの間に配置している。
エアーラインALbi/OUTは圧力センサPSbiの接続口PSbi◎/ALbi/OUTを介してハウジング内側2INと連通している。
ハウジング2は圧力センサPSbiの接続口PSbi◎/2を有し、ハウジング2の内側2INにエアーラインAL/INを有する。
エアーラインAL/INの一端部は接続口PSbi◎/2に接続し、他方の一端部は大気開放部となっている。
エアーラインAL/INは、前記圧力センサPSbiの接続口PSbi◎/2と前記接続口PSbi◎/ALbi/OUTを介して前記エアーラインALbi/OUTと連通する。
エアーラインAL/INは途中にエアーバルブAVとエアーポンプPMAを設けている。
エアーラインAL/INは接続口PSbi◎/2とエアーバルブAVの間に圧力測定ラインPLを介して圧力センサPSbiを接続している。
図8に例示するように接続口PSbi◎/ALbi/OUTと接続口PSbi◎/2が外れていた場合、エアーポンプPMAを、逆回転させて、エアーラインAL/IN内を陰圧にしても、エアーラインAL/IN内の気密が保たれていないので、圧力センサPSbiで、圧力の変動は見られない。(エアーポンプPMAを、正回転させて、エアーラインAL/IN内を陽圧にした場合も同様である。)
接続口PSbi◎/2と接続口PSbi◎/ALbi/OUTは正常に接続されているが、TPが濡れていた場合、エアーラインALbi/OUTは濡れにより通気性を喪失して閉塞しているのでエアーの通過は阻止され、気密性が高くなる。
そこで、
〈1〉血液導入バルブPVbiとエアーバルブAVはともに閉塞状態にして、血液導入ポンプPMbiを逆回転させることにより、ハウジング外側2OUTのエアーラインALbi/OUTからハウジング内側2INのエアーラインAL/INのエアーバルブAVの配置位置までを陰圧とするステップ、
〈2〉前記血液入口圧力センサPSbiで圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブAVを開放状態にして前記エアーポンプPMAを逆回転させることにより、エアーラインAL/INの血液入口圧力センサPSbiの接続口PS◎/2とエアーポンプPMAの間までを陰圧とするステップ、
〈3〉前記血液入口圧力センサPSbiで当該陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタTP/ALbi/OUTの濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈3〉を含むステップにより血液浄化装置のトランスデューサプロテクタTP/ALbi/OUTの濡れを検知することができる。(エアーポンプPMAを正回転させて、エアーラインAL内を陽圧にしても同様である。)
(E)以上は回路L(血液導入回路Lbi)の途中に血液ドリップチャンバCbiを設け、血液ドリップチャンバCbiにエアーラインALbi/OUTを設けた血液浄化装置の例について説明したが、
(F)回路L(返血回路、ろ液送出回路)の途中に返血液ドリップチャンバ、ろ液ドリップチャンバを有する血液浄化装置の場合も同様に、各TPの濡れの確認に適用できる。
(G)また前記(E)、(F)の各ドリップチャンバのいずれかの二つ以上のコンビネーションを有する血液浄化装置の場合も同様に、各TPの濡れの確認に適用できる。
(H)また前記(A)、(B)、(C)の計量チャンバと前記(E)、(F)の各チャンバのいずれかの二つ以上のコンビネーションを有する血液浄化装置の場合も同様に、各TPの濡れの確認に適用できる。
さらに図9に示す一般的な持続的血液浄化法(CHDF)、緩徐式血液ろ過透析法、腹水濾過濃縮再静注法(CART/ASCT)に使用する血液浄化装置1について、ハウジング外側2OUTの各回路に圧力(陰圧または陽圧)を加えてTPの濡れを検知する方法について説明する。
本方法は圧力センサPSとして、血液入口圧力センサPSbi、ろ過圧圧力センサPSfo及び返血圧力センサPSbtrの3種類と、各種のポンプ、すなわちエアーポンプPMAと、送液ポンプPMとして、血液導入ポンプPMbi、ろ液送出ポンプPMfo、透析液導入ポンプPMdi及び補液導入ポンプPMfriの4種類を使用し、さらにエアーバルブAVとして、AVbi、AVfo及びAVbtrの3種類の開放状態をコントロールしてトランスデューサプロテクタTP、すなわちTP/ALbi/OUT、TP/ALfo/OUT、TP/ALbtr/OUTの濡れを検知することができる。
血液浄化装置1は、ハウジング2の外側2OUTは、血液処理器btrを配置し、血液処理器btrの血液入口biに血液導入回路Lbiを接続している。
血液導入回路Lbiは上流側の途中に血液導入ポンプPMbiを配置している。
血液導入回路Lbiは血液導入ポンプPMbiと血液処理器btrとの間に血液ドリップチャンバCbiを配置し、血液ドリップチャンバCbiは内部にトランスデューサプロテクタTP/ALbi/OUTを配置したエアーラインALbi/OUTを接続している。
エアーラインALbi/OUTの一端部は圧力センサPSbiの接続口PSbi◎を接続している。トランスデューサプロテクタTP/ALbi/OUTは、エアーラインALbi/OUTの下流と圧力センサPSbiの接続口PSbi◎との間に配置している。
エアーラインALbi/OUTは圧力センサPSbiの接続口PSbi◎を介してハウジング内側2INのエアーラインALbi/INと連通している。
エアーラインALbi/INの一端部は接続口PSbi◎に接続し、他方の一端部はエアーポンプPMA及びエアーラインALaと連通している。エアーラインALaの一端部は大気開放部となっている。
エアーラインALbi/INは、前記圧力センサPSbiの接続口PSbi◎を介して前記エアーラインALbi/OUTと連通している。エアーラインALbi/INは途中(下流側)にエアーバルブAVbiを配置している。
エアーラインALbi/INは接続口PSbi◎とエアーバルブAVbiの間に圧力測定ラインPLを介して圧力センサPSbiを接続している。
血液処理器btrは血液出口boの下流に返血血液回路Lbtrを接続し、返血血液回路Lbtrは途中に返血液ドリップチャンバCbtrを配置し、当該返血液ドリップチャンバCbtrの下流に返血液バルブPVbtrを配置している。
返血液ドリップチャンバCbtrの上流に補液導入回路Lfriを接続し、補液導入回路Lfriの途中に補液導入ポンプPMfriを配置している。
返血液ドリップチャンバCbtrは下流にエアーラインALbtr/OUTを接続し、エアーラインALbtr/OUTは返血圧力センサの接続口PSbtr◎を介して、ハウジング内側2INのエアーラインALbtr/INと連通している。エアーラインALbtr/INの一端部は圧力センサの接続口PSbtr◎に接続し、他方の一端部は、前記エアーポンプPMA及びエアーラインALaと連通している。
エアーラインALbtr/INは途中(下流側)にエアーバルブAVbtrを配置している。
トランスデューサプロテクタTP/ALbtr/OUTはエアーラインALbtr/OUTの下流と圧力センサ接続口PSbtr◎との間に配置している。
エアーラインALbtr/INは接続口PSbtr◎とエアーバルブAVbtrの間に圧力測定ラインPLを介して圧力センサPSbtrを接続している。
血液処理器btrはろ液排出口foにろ液送出回路Lfoを接続し、ろ液送出回路Lfoの途中にろ液送出ポンプPMfoを配置している。
ろ液送出回路Lfoの途中にエアーラインALfo/OUTを接続し、エアーラインALfo/OUTの一端部は圧力センサの接続口PSfo◎を介してハウジング内側2INのエアーラインALfo/INと連通している。エアーラインALfo/INの一端部は圧力センサの接続口PSfo◎と接続し、他方の一端部は、前記エアーポンプPMA及びエアーラインALaと連通している。
エアーラインALfo/INは途中(下流側)にエアーバルブAVfoを配置している。
トランスデューサプロテクタTP/ALfo/OUTはエアーラインALfo/OUTの下流と圧力センサ接続口PSfo◎との間に配置している。
エアーラインALfo/INは接続口PSfo◎とエアーバルブAVfoの間に圧力測定ラインPLを介して圧力センサPSfoを接続している。
以下、TP/ALbiの濡れを検知する場合の例を挙げて説明する。
使用する圧力センサは血液入口圧力PSbi、使用するポンプは透析液導入PMdiとエアーポンプPMA、開閉の切り替えを行うエアーバルブはAVbi、AVbtrである。
〈1〉図10に示すように、血液導入ポンプPMbi、ろ液送出ポンプPMfo、透析液導入ポンプPMdi及び補液導入ポンプPMfriを閉じ、さらに返血バルブPVbtrを閉じて、ハウジング外側2OUTの各回路Lbi、Lbtr、Lfri、Lfo、Ldi及び各エアーラインALbi/OUT、ALfo/OUT、ALbtr/OUTの通路を外部と遮断するステップ、
〈2〉ハウジング内側2INの各エアーバルブAVbi、AVfo及びAVbiを閉じて、ハウジング内側2INの各エアーラインALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/INを外部と遮断するステップ、
〈3〉透析液導入ポンプPMdiを正または逆回転させて、前記外部と遮断したハウジング外側2OUTの各回路Lbi、Lbtr、Lfri、Lfo、Ldi、ALbi/OUT、エアーラインALfo/OUT、ALbtr/OUTからハウジング内側2INの各エアーラインALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN内を陽圧または陰圧とするステップ、
(1)透析液導入ポンプPMdiの配置位置から血液処理器btr、返血液ドリップチャンバCbtrを経て返血液バルブPVbtrの配置位置までの間[以下、第1加圧吸引回路(1)、図10の点線参照、以下(2)〜(5)も同じ]、
(2)(1)の返血液ドリップチャンバCbtrから補液導入ポンプPMfriの配置位置までの間[以下、第2加圧吸引回路(2)]、
(3)(1)の返血液ドリップチャンバCbtrからエアーバルブAVbtrの配置位置までの間[以下、第3加圧吸引回路(3)]、
(4)(1)の血液処理器btrからろ液送出ポンプPMfoの配置位置まで[以下、第4加圧吸引回路(4)]、
(5)(1)の血液処理器btrからエアーバルブAVfoの配置位置までの間[以下、第5加圧吸引回路(5)]、
(6)(1)の血液処理器btrから血液ドリップチャンバCbiを経て血液導入ポンプPMbiの配置位置までの間[以下、第6加圧吸引回路(6)]、
(7)(6)の血液ドリップチャンバCbiからエアーバルブAVbiの配置位置までの間[以下、第7加圧吸引回路(7)]、を陽圧または陰圧とするステップ、
〈4〉血液入口圧力センサPSbiで圧力の変化が検出されなかった場合、図11に示すように、エアーバルブAVbiを開放状態にして、エアーポンプPMAを正または逆回転させることにより、エアーラインALbi/INの血液入口圧力センサPSbiの接続口PSbi◎とエアーポンプPMAの配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈5〉前記血液入口圧力センサPSbiで当該陽圧または陰圧を検出することによりトランスデューサプロテクタTP/ALbi/OUTの濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈5〉を含むステップにより血液浄化装置301のトランスデューサプロテクタTP/ALbi/OUTの濡れを検知することができる。
なお圧力センサPSbiが陽圧または陰圧を検出しなければ、TP/ALbi/OUTが外れていることを確認することができる。
透析液導入ポンプPMdiに代えて、その他の血液導入ポンプPMbi、ろ液送出ポンプPMfo、補液導入ポンプPMfriのどれか1つを同様に使用することにより、同様にTP/ALbi/OUTの濡れを検知することができる。すなわちTP/ALbi/OUTの濡れを検出する方法は、本方法を含めて4通りの方法がある。
同様にTP/ALfo/OUTの濡れを検知する場合も4通り、同様にTP/Lbtr/OUTの濡れを検知する場合も4通りの方法がある。
要するに本方法は、
〈1〉4つの送液ポンプPM(血液導入ポンプPMbi、ろ液送出ポンプPMfo、透析液導入ポンプPMdi及び補液導入ポンプPMfri)を閉じ、かつ送液バルブPV(返血バルブPVbtr)を閉じて、ハウジング外側2OUTの各回路L(Lbi、Lbtr、Lfri、Lfo、Ldi)及び各エアーラインAL(ALbi/OUT、ALfo/OUT、ALbtr/OUT)の通路を外部と遮断するステップ、
〈2〉ハウジング内側2INの各エアーバルブAV(AVbi、AVfo、AVbtr)を閉じて、ハウジング内側2INの各エアーラインAL(ALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN)を外部と遮断するステップ、
〈3〉各送液ポンプPM(血液導入ポンプPMbi、ろ液送出ポンプPMfo、透析液導入ポンプPMdi及び補液導入ポンプPMfri)のうちから選ばれる一つのポンプを正または逆回転させて、前記外部と遮断したハウジング外側2OUTの各回路L(Lbi、Lbtr、Lfri、Lfo、Ldi)及び各エアーラインAL(ALbi/OUT、ALfo/OUT、ALbtr/OUT)からハウジング内側2INの各エアーラインAL(ALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN)内を陽圧または陰圧とするステップ、
〈4〉各圧力センサPS(血液入口圧力センサPSbi、ろ過圧圧力センサPSfo及び返血圧力センサPSbtr)の中から選ばれる1つの圧力センサPS※で圧力の変化が検出されなかった場合、当該圧力の変化が検出されなかった圧力センサPS※に隣接する前記各エアーバルブAV(AVbi、AVfo、AVbtrの中から選ばれる1つ)を開放状態にして、エアーポンプPMAを正または逆回転させることにより、
前記各回路L(Lbtr、Lfo、Ldi)及び各エアーラインAL(ALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN)と各センサPS(PSbi、PSfo、PSbtr)の接続口◎とエアーポンプPMAの配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
〈5〉前記圧力が検出されなかった圧力センサPS※で当該陽圧または陰圧を検出することによりTPの濡れを確認するステップ、
以上の〈1〉から〈5〉を含むステップにより血液浄化装置301のトランスデューサプロテクタTP(TP/ALbi/OUT、TP/ALfo/OUT、TP/ALbtr/OUTの濡れを検知することができる。
1、101、201、301 血液浄化装置
btr 血液処理器
bi 血液入口
bo 血液出口
di 透析液入口
fo ろ液排出口
fri 補液入口
2 ハウジング
2IN ハウジング内側
2OUT ハウジング外側
L 回路
Lbi 血液導入回路
Lfri 補液導入回路
Lbtr 返血液回路
Lfo ろ液送出回路
Ldi 透析液導入回路
TLT 分岐ライン
AL エアーライン
AL/OUT エアーライン(ハウジング外側)
AL/IN エアーライン(ハウジング内側)
ALmc エアーライン(計量チャンバと連通)
ALbi エアーライン(血液導入回路と連通)
ALfo エアーライン(ろ液送出回路と連通)
ALbi エアーライン(血液導入回路と連通)
ALbtr エアーライン(返血液回路と連通)
PL 圧力測定ライン
ALa エアーライン
PS 圧力センサ
PSfri 補液圧力センサ
PSbi 血液入口圧圧力センサ
PSfo ろ過圧圧力センサ
PSbtr 返血圧力センサ
PS◎/AL/OUT 圧力センサの接続口(エアーラインAL/OUT側)
PSfri◎/ALmc/OUT 補液圧力センサの接続口(エアーラインALmc/OUT側)
PSbi◎/ALbi/OUT 血液入口圧力センサの接続口(エアーラインALbi/OUT側)
PS◎/2、PSfri◎/2、PSbi◎/2 圧力センサの接続口(ハウジング2側)
PSfo◎ ろ過圧力センサ(PSfo)の接続口
PSbi◎ 血液入口圧力センサ(PSbi)の接続口
PSbtr◎ 返血圧力センサ(返血圧PSbrt)の接続口
PV 送液バルブ
PVfri 補液導入バルブ(補液導入回路に配置)
PVbtr 返血液バルブ(返血液回路に配置)
AV エアーバルブ
AVfo エアーバルブ(エアーラインALfoに配置)
AVbi エアーバルブ(エアーラインALbiに配置)
AVbtr エアーバルブ(エアーラインALbtrに配置)
PM 送液ポンプ
PMbi 血液導入ポンプ
PMfri 補液導入ポンプ
PMfo ろ液送出ポンプ
PMdi 透析液導入ポンプ
PMA エアーポンプ
Cbi 血液ドリップチャンバ
Cbtr 返血液ドリップチャンバ
MCfri 補液計量チャンバ
TP トランスデューサプロテクタ
TP/AL/OUT トランスデューサプロテクタ(エアーラインAL/OUT)に装着
TP/ALmc/OUT トランスデューサプロテクタ(エアーラインALmc/OUT)に装着
TP/ALbi/OUT トランスデューサプロテクタ(エアーラインALbi/OUT)に装着
TP/ALfo/OUT トランスデューサプロテクタ(エアーラインALfo/OUT)に装着
TP/ALbtr/OUT トランスデューサプロテクタ(エアーラインALbtr/OUT)に装着

Claims (5)

  1. ハウジング(2)の外側(2OUT)に回路(L)を装着し、当該回路(L)の途中に送液バルブ(PV)と送液ポンプ(PM)を設け、
    当該送液バルブ(PV)と当該送液ポンプ(PM)との間に、内部にトランスデューサプロテクタ(TP)を配置したエアーライン(AL/OUT)を設け、
    当該エアーライン(AL/OUT))は一端部に圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/AL/OUT)を接続し、
    ハウジング(2)は圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/2)を有し、
    ハウジング(2)は内側(2IN)にエアーライン(AL/IN)を配置し、
    当該エアーライン(AL/IN)の一端部は前記圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/2)に接続し、
    当該エアーライン(AL/IN)は途中にエアーバルブ(AV)とエアーポンプ(PMA)を設け、
    前記エアーライン(AL/IN)は接続口(PS◎/2)とエアーバルブ(AV)の間に圧力測定ライン(PL)を介して圧力センサ(PS)を接続し、
    前記当該エアーライン(AL/IN)は、前記圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/2)と前記接続口(PS◎/AL/OUT)を介して前記エアーライン(AL/OUT)と連通し、
    以上の各部材を有する血液浄化装置(1、101、201、301)において気密試験を行うに際して、
    〈1〉前記送液バルブ(PV)と前記エアーバルブ(AV)はともに閉塞状態にして、送液ポンプ(PM)を正または逆回転させることにより、ハウジング外側(2OUT)のエアーライン(AL/OUT)からハウジング内側(2IN)のエアーライン(AL/IN)のエアーバルブ(AV)の配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
    〈2〉前記圧力センサ(PS)で圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブAVを開放状態にして前記エアーポンプ(PMA)を正または逆回転させることにより、前記エアーライン(AL/IN)の前記圧力センサ(PS)の接続口(PS◎/2)とエアーポンプ(PMA)の間までを陽圧または陰圧とするステップ、
    〈3〉前記圧力センサ(PS)で当該陽圧または陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを確認するステップ、
    以上の〈1〉から〈3〉のステップを含むことを特徴とする、血液浄化装置のトランスデューサプロテクタ(1)の濡れを検知する方法。
  2. 請求項1に記載の血液浄化装置(1、101、201、301)において、
    回路(L)は、血液導入回路(Lbi)、返血回路(Lbtr)、ろ液送出回路(Lfo)、透析液導入回路(Ldi)、透析液導出回路、補液導入回路(Lfri)のいずれかであり、
    送液バルブ(PV)は、血液導入バルブ(PVbi)、返血液バルブ(PVbtr)、ろ液送出バルブ、透析液導入バルブ、透析液導出バルブ、補液導入バルブ(PVfri)、洗浄液排出バルブのいずれかであり、
    送液ポンプ(PM)は、血液導入ポンプ(PMbi)、ろ液送出ポンプ(PMfo)、透析液導入ポンプ(PMdi)、透析液導出ポンプ、補液導入ポンプ(PMfri)のいずれかであり、
    圧力センサ(PS)は、ろ過圧の圧力センサ(PSfo)、血液入口圧の圧力センサ(PSbi)、返血圧の圧力センサ(PSbtr)、血漿入口圧の圧力センサ、透析液入口圧の圧力センサ、透析液出口圧の圧力センサ、補液の圧力センサ(PSfri)のいずれかである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の血液浄化装置のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法。
  3. 請求項1から請求項2に記載の血液浄化装置(101)のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法において、
    〈1〉補液導入バルブ(PVfri)とエアーバルブ(AV)はともに閉塞状態にして、補液導入ポンプ(PMfri)を正または逆回転させることにより、ハウジング外側(2OUT)のエアーライン(ALmc/OUT)からハウジング内側(2IN)のエアーライン(AL/IN)のエアーバルブ(AV)の配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
    〈2〉前記圧力センサ(PS)で圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブ(AV)を開放状態にして前記エアーポンプ(PMA)を正または逆回転させることにより、エアーライン(AL/IN)の補液圧力センサ(PSfri)の接続口(PS◎/2)とエアーポンプ(PMA)の間までを陽圧または陰圧とするステップ、
    〈3〉前記補液圧力センサ(PSfri)で当該陽圧または陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタの濡れを確認するステップ、
    以上の〈1〉から〈3〉のステップを含むことを特徴とする、血液浄化装置のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法。
  4. 請求項1から請求項2に記載の血液浄化装置(201)のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法において、
    〈1〉血液導入バルブ(PVbi)とエアーバルブ(AV)はともに閉塞放態にして、血液導入ポンプ(PMbi)を正または逆回転させることにより、ハウジング外側(2OUT)のエアーライン(AL/OUT)からハウジング内側(2IN)のエアーライン(AL/IN)のエアーバルブ(AV)の配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
    〈2〉前記血液入口圧力センサ(PSbi)で圧力の変化が検出されなかった場合、エアーバルブ(AV)を開放状態にして前記エアーポンプ(PMA)を正または逆回転させることにより、エアーライン(AL/IN)の血液入口圧力センサ(PSbi)の接続口(PS◎/2)とエアーポンプ(PMA)の間までを陽圧または陰圧とするステップ、
    〈3〉前記血液入口圧力センサ(PSbi)で当該陽圧または陰圧を検出することにより、トランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを確認するステップ、
    以上の〈1〉から〈3〉のステップを含むことを特徴とする、血液浄化装置のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法。
  5. 請求項1から請求項2に記載の血液浄化装置(301)のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法において、
    送液ポンプ(PM)として、血液導入ポンプ(PMbi)、ろ液送出ポンプ(PMfo)、透析液導入ポンプ(PMdi)及び補液導入ポンプ(PMfri)の4つの送液ポンプ(PM)を有し、
    回路(L)として、血液導入回路(Lbi)、返血回路(Lbtr)、ろ液送出回路(Lfo)、透析液導入回路(Ldi)及び補液導入回路(Lfri)の複数の回路(L)を有し、
    送液バルブ(PV)として、返血液バルブ(PVbtr)を有し、
    圧力センサ(PS)として、ろ過圧の圧力センサ(PSfo)、血液入口圧の圧力センサ(PSbi)及び返血圧の圧力センサ(PSbtr)の3つのセンサ(PS)を有し、
    エアーライン(AL/IN)は途中にエアーバルブ(AV)を設け、エアーライン(AL/IN)の一端部はエアーポンプ(PMA)を設けたエアーライン(ALa)を接続し、
    以上の各部材を有する血液浄化装置(301)において気密試験を行うに際して、
    〈1〉前記4つの送液ポンプ[PM(PMbi、PMfo、PMdi、PMfri)]を全て閉じ、かつ返血バルブ(PVbtr)を閉じて、ハウジング外側(2OUT)の各回路[L(Lbi、Lbtr、Lfri、Lfo、Ldi)]及び各エアーライン[AL(ALbi/OUT、ALfo/OUT、ALbtr/OUT)]の通路を外部と遮断するステップ、
    〈2〉前記ハウジング内側(2IN)の各エアーバルブ[AV(AVbi、AVfo、AVbtr)]を閉じて、ハウジング内側2INの各エアーライン[AL(ALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN)]を外部と遮断するステップ、
    〈3〉前記4つの送液ポンプ[PM(PMbi、PMfo、PMdi、PMfri)]のうちから選ばれる一つの送液ポンプ(PM)を正または逆回転させて、前記外部と遮断したハウジング外側2OUTの各回路[L(Lbi、Lbtr、Lfri、Lfo、Ldi)]及び前記各エアーライン[AL(ALbi/OUT、ALfo/OUT、ALbtr/OUT)]からハウジング内側(2IN)の前記各エアーライン[AL(ALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN)]内を陽圧または陰圧とするステップ、
    〈4〉前記各圧力センサPS(PSbi、PSfo、PSbtr)の中から選ばれる1つの圧力センサ(PS※)で圧力の変化が検出されなかった場合、当該圧力の変化が検出されなかった圧力センサ(PS※)に隣接する前記各エアーバルブ[A(AVbi、AVfo、AVbtrの中から選ばれる1つ)]を開放状態にして、エアーポンプPMAを正または逆回転させることにより、
    前記各回路[L(Lbtr、Lfo、Ldi)]及び前記各エアーライン[AL(ALbi/IN、ALfo/IN、ALbtr/IN)]と前記各センサ[PS(PSbi、PSfo、PSbtr)]の接続口とエアーポンプ(PMA)の配置位置までを陽圧または陰圧とするステップ、
    〈5〉前記圧力の変化が検出されなかった圧力センサ(PS※)で、当該陽圧または陰圧を検出することによりトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを確認するステップ、
    以上の〈1〉から〈5〉のステップを含むことを特徴とする、血液浄化装置(301)のトランスデューサプロテクタ(TP)の濡れを検知する方法。
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