JP2018093029A - 成膜処理方法 - Google Patents

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健太郎 門永
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敬信 佐藤
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Abstract

【課題】チャージトラップに適した窒化ケイ素膜を成膜することが可能な成膜処理方法を提供する。【解決手段】反応容器1内に配置された基板Wの表面に成膜を行うにあたり、準備工程では反応容器1内を真空排気すると共に、基板を640℃以上、850℃以下の範囲内の反応温度に加熱する。原料ガス供給工程では、反応容器1内が67Pa以上、266Pa以下の範囲内の圧力となるようにケイ素化合物を含む原料ガスを供給して、加熱された基板の表面に原料ガスを吸着させる。反応ガス供給工程では、原料ガス供給工程における圧力よりも高くなるように、反応容器1内に窒素化合物を含む反応ガスを供給して、基板の表面に吸着している原料ガスと反応させ、窒化ケイ素膜を形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、基板に窒化ケイ素膜を成膜する技術に関する。
半導体装置の製造工程において、基板である半導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)の表面に成膜を行う手法として、金属原料などを含む原料ガスと、この原料ガスと反応する反応ガスとを交互に供給し、ウエハの表面に金属膜を形成する原子層堆積(Atomic Layer Deposition、ALD)法や、前記金属を含む化合物の膜を形成する分子層堆積(Molecular Layer Deposition、MLD)法が知られている。以下の説明では、これらALD法及びMLD法を総称して「ALD法」と呼ぶ。
一方、近年、開発されている3D−NANDなどと呼ばれるNAND型のフラッシュメモリの製造工程では、電子を捕獲するチャージトラップ性能を備えた窒化ケイ素膜(SiN膜)を成膜することが可能な技術が要請されている。
出願人は、上述のALD法を利用してチャージトラップ性能を有するSiN膜を成膜する技術を開発している。
ここで特許文献1には、縦型の反応容器内で複数枚のウエハに対して一括して成膜を行うバッチ式の縦型熱処理装置を用い、ALD法によりウエハの表面にSiN膜を成膜する技術が記載されている。しかしながら、特許文献1には、チャージトラップ性能に着目してSiN膜の成膜を行う技術の開示はない。
特許第5920242号公報:段落0042〜0043、0048、図1〜図3
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、チャージトラップに適した窒化ケイ素膜を成膜することが可能な成膜処理方法を提供することにある。
本発明の成膜処理方法は、反応容器内に配置された基板の表面に成膜を行う成膜処理方法において、
前記反応容器内を真空排気すると共に、当該反応容器内に配置された基板を640℃以上、850℃以下の範囲内の反応温度に加熱する準備工程と、
前記準備工程の後に実施され、
前記反応容器内が67Pa以上、266Pa以下の範囲内の圧力となるように、当該反応容器内にケイ素化合物を含む原料ガスを供給して、前記反応温度に加熱された基板の表面に原料ガスを吸着させる原料ガス供給工程と、
前記反応容器内が前記原料ガス供給工程における圧力よりも高くなるように、当該反応容器内に窒素化合物を含む反応ガスを供給して、前記反応温度に加熱された基板の表面に吸着している原料ガスと反応させ、窒化ケイ素膜を形成する反応ガス供給工程と、を含み、
前記原料ガス供給工程と反応ガス供給工程とは、置換ガスによって前記反応容器内の雰囲気を置換する置換工程を介して交互に複数回実施されることを特徴とする。
本発明は、640℃以上、850℃以下の範囲内の反応温度に加熱された基板を収容した反応容器内が67Pa以上、266Pa以下の範囲内の圧力となるように、ケイ素化合物を含む原料ガスを供給して基板の表面に吸着させ、次いで反応容器内が原料ガスの供給時の圧力よりも高くなるように窒素化合物を含む反応ガスを供給して、前記反応温度に加熱された基板の表面に吸着している原料ガスと反応させるので、チャージトラップに適した窒化ケイ素膜を成膜できる。
実施の形態に係る成膜処理方法を実施するための縦型熱処理装置の縦断側面図である。 反応容器内の温度とDCSガスの平均自由行程との関係を示す説明図である。 前記成膜処理方法に係るタイムチャートである。 実施例及び比較例に係る反応容器内の圧力変化を示す説明図である。 前記実施例及び比較例に係るサイクルレートを示す説明図である。 前記実施例及び比較例にて成膜されたSiN膜の屈折率を示す説明図である。 前記SiN膜の膜密度を示す説明図である。 前記SiN膜の組成比を示す説明図である。
はじめに、図1を参照しながら本発明の実施の形態に係る成膜処理方法を実施するための縦型熱処理装置の構成例について説明する。本例では、ALD法によりチャージトラップ用のSiN膜を成膜するにあたり、原料ガスとしてケイ素化合物を含むDCS(Dichlorosilane)ガスを用い、DCSガスと反応させる反応ガスとして、窒素化合物を含むアンモニア(NH)ガスを用いる場合について説明する。
縦型熱処理装置は、上端側が塞がれ、下端側が開口した石英製の円筒状の反応管11を備えている。反応管11の下方には、当該反応管11の開口部と気密に接続されたステンレス製の筒状部材からなるマニホールド5が設けられ、マニホールド5の下端には、フランジが形成されている。これら反応管11及びマニホールド5は、本例の反応容器1を構成する。
例えば反応容器1は、60リットル以上、350リットル以下の範囲内の容積を備えている。
反応管11の周囲には、当該反応管11の側面を全周に亘って外方側から囲むように、抵抗発熱体からなる加熱部12が設けられている。加熱部12は、反応管11の周囲の空間を上方側から覆う不図示の断熱体に保持されている。
マニホールド5の下面側の開口は、石英製の円板形状の蓋体56によって塞がれる。蓋体56は、ボートエレベータ51上に設けられ、このボートエレベータ51を昇降させることによって、蓋体56が前記マニホールド5の開口を塞いだ状態と、開放した状態とを切り替えることができる。さらに蓋体56及びボートエレベータ51には、これらを貫通する回転軸53が設けられ、回転軸53は蓋体56の上面から上方側へ向けて伸び出している。回転軸53は、ボートエレベータ51の下方に設けられた駆動部52により鉛直軸周りに回転することができる。
回転軸53の上端には、反応管11の側周壁によって囲まれるように、基板保持具であるウエハボート2が設けられている。ウエハボート2は、ウエハWの直径(300mm)よりも大きな直径を有する円形の石英板で構成された天板21と、リング状の底板22と、を備えている。天板21と底板22とは、上下に対向するように配置され、その周縁部における半周の領域に亘って等間隔に配置された複数本の支柱23によって互いに連結されている。天板21と底板22との間には、ウエハWが1枚ずつ載置される複数の載置部(不図示)が上下方向に間隔を開けて棚状に設けられている。
また、蓋体56とウエハボート2との間には、断熱ユニット50が設けられている。断熱ユニット50は、例えば石英板からなる円環状の複数の断熱フィン54を備え、これら断熱フィン54は、蓋体56の上面に周方向に間隔を開けて設けられた複数の支柱55によって棚状に支持されている。円環状の断熱フィン54の内側には、既述の回転軸53が挿入され、当該回転軸53の側周面を外方側から囲むように断熱ユニット50が配置される。
ウエハボート2及び断熱ユニット50は、既述のボートエレベータ51によって蓋体56と共に昇降し、ウエハボート2を反応管11の内側に位置させた処理位置(図1に示す位置)と、反応容器1内からウエハボート2を抜出し、不図示の受け渡し機構とウエハボート2との間でウエハWの受け渡しを行う受け渡し位置との間を昇降する。
処理位置に配置されたウエハボート2と、反応管11の側周壁との間には、反応管11内に、DCSガスを供給するための原料ガスインジェクタ4aと、NHガスを供給するための反応ガスインジェクタ4cと、反応管11内の雰囲気を置換するための置換ガスとして、不活性ガスである窒素(N)ガスを供給するための置換ガスインジェクタ4bとが配置されている。
各ガスインジェクタ4a、4b、4cは、末端が塞がれた細長い筒状の石英管の側面の長手向に沿って、複数のガス供給孔41を互いに間隔を開けて形成した構成となっている。これらの各ガスインジェクタ4a、4b、4cは、ガス供給孔41の形成面をウエハボート2側に向けて、上下方向に伸びるように反応管11内に配置される。反応管11内に各ガスインジェクタ4a、4b、4cを配置した状態において、複数のガス供給孔41はウエハボート2における最下段のウエハWの載置位置から、最上段の載置位置までの領域に亘って、ほぼ等間隔で形成されている。
各ガスインジェクタ4a、4b、4cの下部側(基端部側)はマニホールド5側まで伸び出し、マニホールド5の側周壁面に向けて折れ曲がった後、DCSガスやNHガス、Nガスの供給ライン(供給路)を構成する配管と接続されている。
各ガスの供給ラインのうち、NHガス、Nガスの供給ラインは、マニホールド5を貫通し、各々、開閉バルブV11、V13や流量調節部M11、M13を介しNHガス供給源71及びNガス供給源73に接続されている。
一方、DCSガスの供給ラインには、開閉バルブV12の上流側の位置に、DCSガスを一時的に貯留するための貯留タンク70が設けられている。さらに、当該貯留タンク70へのガスの供給ラインは2つに分岐し、一方側の供給ラインは、開閉バルブV14、流量調節部M12を介してDCSガス供給源72に接続されている。また、他方側の供給ラインは、開閉バルブV15、流量調節部M14を介して既述のNガス供給源73に接続されている。なお図示の便宜上、図1においては、置換ガスインジェクタ4bへのNガス(置換ガス)の供給と、貯留タンク70へのNガスの供給とに共通のNガス供給源73を用いた例を示しているが、各々の用途専用のNガス供給源73を設けてもよいことは勿論である。
上述の構成により、貯留タンク70は、その下流側の開閉バルブV12を閉じた状態でDCSガス供給源72からのDCSガスの供給、またはNガス供給源73からのNガスの供給を行うと、当該貯留タンク70内に所望の目標圧力まで昇圧した状態でこれらのガスを貯留することができる。貯留タンク70は0.2リットル以上、2.0リットル以下の範囲内の容積を備え、26.6kPa以上、79.8kPa以下(200torr以上、600torr以下)の範囲内の圧力のガスを貯留することが可能な耐圧性能を備えている。また、貯留タンク70には不図示の圧力計が設けられ、この圧力計の測定値に基づいて貯留タンク70内が目標圧力に昇圧されるまで、各ガス(DCSガスまたはNガス)の供給流量を調節することができる。
また、マニホールド5には排気管61が接続され、当該排気管61の下流側には、排気流量を調節することにより、反応容器1(反応管11)内の圧力を調節するための圧力調節部(バタフライバルブ)62が設けられ、この圧力調節部62の下流側には真空排気部63が接続されている。マニホールド5との接続部付近に位置する排気管61には、不図示の圧力計が設けられている。当該圧力計の指示は、反応容器1内の圧力にほぼ等しいと言えるので、当該圧力計の指示に基づいて圧力調節部62の開度を変化させることにより、反応容器1内の圧力を調節することができる。
この他、縦型熱処理装置には制御部8が設けられている。制御部8は例えば図示しないCPU(Central Processing Unit)と記憶部とを備えたコンピュータからなり、記憶部には縦型熱処理装置により実施される成膜処理方法、即ち、処理対象のウエハWを保持したウエハボート2を処理位置に移動させて反応管11内に搬入した後、予め決められた順番や流量で原料ガスや反応ガスを切り替えながら供給し、成膜処理を実行する制御についてのステップ(命令)群が組まれたプログラムが記録されている。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカードなどの記憶媒体に格納され、そこからコンピュータにインストールされる。
上述の構成を備えた縦型熱処理装置を用いて、チャージトラップ用のSiN膜を成膜する手法、及び発明者らが見出した問題点について説明する。
チャージトラップに用いられるSiN膜は、膜中のケイ素に多数のダングリングボンド(未結合手)が形成され、これらのダングリングボンドにて電子をトラップすると考えられている。一方で、DCSやアンモニアのように水素原子を含む原料ガスや反応ガスを用いる場合には、SiN膜中のケイ素が水素と結合してダングリングボンドの形成が阻害されてしまうおそれがある。
そこで発明者らは、不純物である水素原子のSiN膜中への取り込みを抑えるため、640℃以上、850℃以下、好ましくは700℃以上、750℃以下という比較的高温(絶縁膜などに用いられる従来のSiN膜の成膜は、例えば630℃程度で行われる)の反応温度にて、ALD法によりチャージトラップ用のSiN膜を成膜することを検討している。
ところが、上記反応温度にてSiN膜を成膜すると、当初の目的通り、SiN膜への水素原子の取り込みを抑えることができる一方で、成膜されたSiN膜中に多結晶シリコンが含まれてしまう場合があることが分かった。多結晶シリコンは、ダングリングボンドの形成を阻害する方向に作用してしまうため、チャージトラップ用のSiN膜を成膜する上で好ましくない。
高温で成膜したSiN膜中に多結晶シリコンが含まれてしまう理由としては、上記の反応温度下でDCSが熱分解し、シリコンが形成されると共に、これらのシリコン同士が凝縮した状態でSiN膜中に取り込まれてしまうことが原因ではないかと推定できる。
一方で、多結晶シリコンの形成を抑えるためにSiN膜を成膜する際の反応温度を低下させると、不純物である水素原子の取り込みが増大し、良好なチャージトラップ性能が得られない。
そこで発明者らは、ALD法によりSiN膜を成膜する際のDCSガスの供給圧力に着目した。図2に示すように、真空雰囲気下でのDCS分子の平均自由行程は、DCSガスを供給する際の反応容器1(反応管11)内の圧力に大きく影響を受ける一方で、反応温度(加熱部12による反応容器1内の加熱温度)の影響は、圧力と比較すると相対的に小さい。
従って、DCSガス供給時の反応容器1内の圧力を低下させることにより、高温の反応温度下でDCSの熱分解が生じた場合であっても、シリコン同士の衝突確率を低減し多結晶シリコンの形成を抑えることが可能となると考えられる。
以下、図3も参照しながら、上述の縦型熱処理装置を用いて実施される本例の成膜処理方法の作用について説明する。
はじめに、受け渡し位置までウエハボート2を降下させ、図示しない外部の基板搬送機構によりウエハボート2のすべての載置部にウエハWを載置する。また、加熱部12により、反応管1内にウエハWを搬入したとき、各ウエハWが640〜850℃の範囲内の予め設定された反応温度となるように加熱を開始する。
しかる後、ボートエレベータ52を上昇させ、ウエハボート2を反応容器1内の処理位置に配置すると共に、マニホールド5の開口を蓋体56によって密閉する(搬入工程)。続いて開閉弁V13を開き、流量調節部M13により予め設定された流量に調節されたNガス(置換ガス)を、置換ガスインジェクタ4bから反応容器1内に供給する。また、反応容器1の内圧が例えば13.3〜133Paの範囲内の45Pa(0.34torr)となるように圧力調節部62の開度を例えば30%に調節し、真空排気部63によって反応容器1内の真空引きを行う。さらに回転軸53によりウエハボート2を予め設定された回転速度で回転させる。
上述の加熱部12によるウエハWの温度調節、反応容器1内の真空排気は、本例の準備工程に相当する。
これらの動作と並行して、貯留タンク70では、DCSガスの供給準備を行う、例えば初めに開閉バルブV14を開き、流量調節部M12にて予め設定された流量のDCSガスを予め設定された期間、貯留タンク70へと供給する。しかる後、開閉バルブV14を閉じる一方、開閉バルブV15を開き、流量調節部M14にて予め設定された流量のNガスを予め設定された期間、貯留タンク70へと供給する。
貯留タンク70へのDCSガスやNガスの供給にあたっては、DCSガス/Nガスの体積比率が、例えば1/2〜1/8の範囲内の値となるように、貯留タンク70への各ガスの供給流量、供給時間が調節される。
貯留タンク70にこれらDCSガス、Nガスを供給する期間中、貯留タンク70の出口側の開閉バルブV12は閉じられている。
上述の操作により、貯留タンク70には、DCSガスとNガスとの混合ガスが、既述の26.6〜79.8kPaの範囲の例えば40kPaの圧力にて貯留される(原料ガス貯留工程)。
なお、貯留タンク70からのガスの逆流を防止するため、DCSガス、Nガスの供給は別々のタイミングで行った。但し、DCSガス供給源72、Nガス供給源73からの各ガスの供給圧力が同じであるなどの理由により、ガスの逆流のおそれが小さい場合には、貯留タンク70に対してこれらのガスを同時に供給してもよい。また、以下の説明においては、貯留タンク70から反応容器1へ供給される混合ガスについても「DCSガス」と呼ぶ場合がある。
反応容器1及び貯留タンク70の双方の準備ができたら、図3(b)に示すように圧力調節部62の開度を既述の30%から、5〜15%の例えば15%に絞ると共に貯留タンク70の下流側の開閉バルブV12を開く。この結果、貯留タンク70の内圧により、DCSガスが反応容器1側へ押し出され、原料ガスインジェクタ4aを介して反応容器1(反応管11)内にDCSガス(原料ガス)が供給される(図3(a)の「DCSガス;オン」、原料ガス供給工程)。
原料ガスインジェクタ4aから供給されたDCSガスは、反応管11内に広がり、回転軸53回りに回転するウエハボート2に保持された各ウエハWに到達してその表面に吸着する。
このとき、貯留タンク70の内圧を利用したDCSガスの導入により、反応容器1内の最大圧力は67〜266Pa(0.5〜2.0torr)の範囲内の160Pa(1.2torr)程度まで上昇する(図3(b)の「反応容器圧力」参照)。
貯留タンク70の内圧を利用したDCSガスの供給時に、圧力調節部62の開度を絞っておくことにより、反応容器1内の圧力の過度の低下を抑えて、各ウエハWにDCSガスを供給することができる。また、貯留タンク70の圧力設定値を調節することにより、原料ガスインジェクタ4aの各ガス供給孔41からのDCSガスが吐出される勢いを調節してウエハWの全面にDCSガスを行き渡らせることができる。
DCSガス供給時の反応容器1内の圧力を最大でも67〜266Paの範囲に抑えることにより、各DSC分子の平均自由行程を大きくすることができる。この結果、640〜850℃の範囲内の比較的高い反応温度にウエハWが加熱されている反応容器1内にDCSガスが供給され、DCSの熱分解が生じた場合であっても、シリコン同士の衝突確率を低減し多結晶シリコンの形成を抑えることができる。
DCSガスが放出され、貯留タンク70内の圧力が低下すると反応容器1に供給されるDCSガスの流量は次第に低下し、やがて停止する。DCSガスの供給期間中も排気管61を介した反応容器1内の真空排気は継続されているので、反応容器1内の圧力及びDCSガス濃度は次第に低下する。また、DCSガスの供給期間中も置換ガスインジェクタ4bからは継続してNガス(置換ガス)が供給されているので、当該Nガスとの置換によっても反応容器1内のDCSガスの排出は促進される。
DCSガスの供給が開始され、反応容器1内の圧力が上昇し始めてから元に戻るまでの時間は、貯留タンク70の容積やDCSガス貯留時の貯留タンク70内の内圧によっても変化するが、例えば1秒以上、6秒以下の例えば3秒の期間である。
反応容器1内の圧力がDCSガスの供給を開始する前の状態に戻るタイミングとなったら、貯留タンク70の下流側の開閉バルブV12を閉じると共に、圧力調節部62の開度を30%に戻す(図3(a)の「DCSガス;オフ」)。
しかる後、供給を継続しているNガスにより反応容器1内に残存しているDCSガスなどが十分に排出されたタイミングとなったら(置換工程)、開閉弁V11を開き、流量調節部M11により予め設定された流量に調節されたNHガス(反応ガス)を供給する(図3(a)の「NHガス;オン」、反応ガス供給工程)。
反応ガスインジェクタ4cから供給されたNHガスは、反応管11内に広がり、回転軸53回りに回転するウエハボート2に保持された各ウエハWに到達してその表面に吸着しているDCSと反応し、SiNの分子層(SiN層)を形成する。このとき、ウエハWが640〜850℃の範囲内の比較的高い反応温度に加熱されていることにより、DCSとNHとの反応に伴って生成した水素ラジカルなどの取り込みが抑えられ、チャージトラップに適したSiN層を形成することができる。
NHガスの供給期間中、NHガス供給源71からは流量調節されたNHガスが連続的に供給されるので、反応容器1内の圧力はほぼ一定に保たれる。本例においては、ウエハWに吸着したDCSとNHとを十分に反応させるため、NHガスの供給期間中の反応容器1内の圧力は、DCSガス供給時の最大圧力よりも高い、例えば266〜16000Paの範囲内の360Pa(2.7torr)となるように調節されている。なお、図3(b)に示すように、本例ではNHガスの供給期間中、圧力調節部62の開度を絞る調整は行っていない。また、MHガスの供給期間中も置換ガスインジェクタ4bからは継続してNガス(置換ガス)が供給されている。
さらに、DCSとNHとを十分に反応させる目的で、反応容器1にNHガスを供給する時間についても、DCSガス供給時よりも長い時間、例えば30〜240秒の範囲の60秒の期間に設定されている。
本例においては、NHガスの供給時間を利用して、貯留タンク70内に次のサイクルのDCSガスを貯留する(原料ガス貯留工程、図3(c))。貯留タンク70にDCSガスを貯留する具体的な手法は、1回目のDCSガスの供給を開始する前の既述の供給準備と同様なので、再度の説明を省略する。
こうして予め設定された期間、NHガスの供給を実行したら、開閉バルブV11を閉じて、反応容器1へのNHガスの供給を停止する(図3(a)の「NHガス;オフ」)。
次いで、供給を継続しているNガスにより反応容器1内に残存しているNHガスなどが十分に排出されたタイミングとなったら(置換工程)、側の開閉弁V12を開き、貯留タンク70に貯留されているDCSガスの供給を行う。
なお、反応容器1内に供給されるNガスは、常時供給する場合に替えて、置換工程期間中のみ供給してもよいことは勿論である。
そして、DCSガスの供給とNHガスの供給とを含むサイクルを繰り返し実施することにより、SiN層が積層されて所望の膜厚を有するSiN膜を得ることができる。当該サイクルを予め設定された回数だけ実施したら、最終サイクルにおけるNHガスの供給停止後、しばらくの間、Nガスの供給を継続して反応容器1に残存しているNHガスなどを排出する。なお、最終サイクルの後は、貯留タンク70へのDCSガスの貯留は行わなくてもよい。しかる後、反応容器1内の圧力を大気圧に戻してからウエハボート2を降下させて成膜が行われたウエハWを搬出し、一連の動作を終了する。
本実施の形態に係る成膜処理方法によれば以下の効果がある。640℃以上、850℃以下の範囲内の反応温度に加熱されたウエハWを収容した反応容器1内が67Pa以上、266Pa以下の範囲内の圧力となるように、DCSガスを供給してウエハWの表面に吸着させ(原料ガス供給工程)、次いで反応容器1がDCSガスの供給時の圧力よりも高くなるようにNHガスを供給して、前記反応温度に加熱されたウエハWの表面に吸着している原料ガスと反応させる(反応ガス供給工程)。
比較的高温の反応温度にてDCSガスとNHガスとを反応させ、SiN膜中への水素原子の取り込みを抑えることにより、ダングリングボンドの形成阻害を抑制し、チャージトラップに適したSiN膜を成膜できる。
またこのとき、DCSガスの供給を低圧で行うことにより、DCSの熱分解が生じた場合であっても、シリコン同士の衝突確率を低減し多結晶シリコンの形成、SiN膜への取り込みを抑えることができる。
ここで上述の実施の形態に係る縦型熱処理装置では、貯留タンク70に貯留されたDCSガスの内圧を利用して反応容器1へのDCSガスの供給を行う例について説明したが、DCSガスの供給にあたって貯留タンク70を利用することは必須ではない。
図3(a)、(b)を用いて説明した例のように、短時間で予め設定された圧力まで反応容器1内の圧力を上昇させることができるようDCSガスを供給することができれば、貯留タンク70を介さずにDCSガス供給源72から反応容器1へと直接、DCSガスを供給してもよい。
また本例の成膜処理方法は、縦型熱処理装置を利用したウエハWへの成膜処理に適用する場合に限定されない。例えば反応容器内に配置された載置台上に1枚のウエハWに対し、ALD法によりSiN膜を成膜するにあたって、反応容器内の圧力やウエハWの反応温度を既述の縦型熱処理装置の例と同様に調節することによっても、良好なチャージトラップ性能を有するSiN膜を成膜することができる。
そして、本例の成膜処理方法を適用可能な原料ガスは、ケイ素化合物としてDCSを含むものに限定されない。例えば、ジクロロシラン(DCS)、ヘキサクロロジシラン(HCD)、モノシラン[SiH]、ジシラン[Si]、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)、トリクロロシラン(TrCS)、テトラクロロシラン(TCS)、ジシリルアミン(DSA)、トリシリルアミン(TSA)、ビスターシャルブチルアミノシラン(BTBAS)、ビスジエチルアミノシラン(BDEAS)、ジイソプロピルアミノシラン(DIPAS)、トリスジメチルアミノシラン(3DMAS)からなるケイ素化合物群より選択される1以上のケイ素化合物を含む原料ガスを用いることができる。
また、本例の成膜処理方法を適用可能な反応ガスについても、窒素化合物としてNHを含むものに限定されない。例えば、アンモニア(NH)、一酸化二窒素(NO)、一酸化窒素(NO)からなる窒素化合物群より選択される1以上の窒素化合物を含む反応ガスを用いることができる。
原料ガスに含まれるケイ素化合物、反応ガスに含まれる窒素化合物の少なくともいずれか一方に水素原子が含まれていれば、640〜850℃の範囲内の比較的高い反応温度にて成膜処理を行うことによる、SiN膜への水素原子の取り込み抑制効果を得ることができる。
(実験)
図1に記載の縦型熱処理装置を用い、反応温度及びDCSガスの供給圧力を変化させ、ALD法により成膜したSiN膜の膜質などを調べた。
A.実験条件
(実施例)反応温度を660℃、700℃、730℃、750℃と変化させ、各反応温度のケースについて、図3を用いて説明したサイクルを成膜された膜の膜厚が揃うように30〜90回実施して、ALD法によりSiN膜を成膜した。成膜されたSiN膜について、膜厚を測定した結果により、各サイクルにて形成されるSiN層の厚さを示すサイクルレート[Å/サイクル]、エリプソメータにより屈折率[−]、X線反射率法(XRR:X-ray Reflectometer)により膜密度[g/cm]、ラザフォード後方散乱分光法(RBS:Rutherford Backscattering Spectrometry)により窒素原子(N)/ケイ素原子(Si)の組成比を求めた(但しN/Si比については、反応温度が660℃、700℃のSiN膜のみ)。
DCSガスの供給にあたっては、容積1.0リットルの貯留タンク70に、圧力40kPa、DCSガス/Nガスの体積比が1/4となるようにDCSガス及びNガスを貯留した。各サイクルにおける反応容器1内の圧力の経時変化を図4中に実線で示す。
(比較例)反応温度を640℃、660℃、680℃、700℃と変化させ、またDCSガスの供給期間中、圧力調節部62の開度を5%まで絞ることにより反応容器1に供給されたDCSガスの最大圧力を530Pa(4.0torr)程度まで上昇させた点を除き、実施例と同様の条件下でSiN膜を成膜し、上述の各種分析を行った。各サイクルにおける反応容器1内の圧力の経時変化を図4中に破線で示す。なお、DCSガスの供給期間を除き、反応容器1内の圧力変化は実施例とほぼ同様であったが、図4においては、実線と破線とが重ならないように、比較例の破線をずらして表示してある。
B.実験結果
各実施例、比較例について、SiN膜成膜時の反応温度に対するサイクルレートの変化を図5に示し、屈折率の変化を図6に示す。また、反応温度に対する膜密度の変化を図7に示し、N/Siの組成比の変化を図8に示す。図5〜図8において、実施例は白抜きの丸印で示し、比較例は黒塗りの丸印で示してある。
図5のサイクルレートのプロット図によれば、DCSガスの供給圧力が低い実施例においても、反応温度を700℃以上に上げることにより、DCSガスの供給圧力が高い比較例の640〜680℃の範囲の反応温度と同等程度のサイクルレートが得られることが分かる。従って、所望の膜厚を有するSiN膜を成膜するにあたり、比較例と同程度の時間で成膜を行うことが可能であるといえる。
また、図6の屈折率のプロットによれば、実施例に係るSiN膜の屈折率は、化学量論組成(Si)の屈折率に近い。さらに多結晶シリコンの含有量が多いSiN膜では、膜密度が低下するところ、図7の膜密度のプロットによれば、700℃以上の反応温度でも高い膜密度のSiN膜が得られている。そして図8に示すN/Si比によると、比較的高温で成膜した実施例に係るSiN膜であっても、多結晶シリコンの含有量が少なく、窒素原子の含有量が多い、NiリッチのSiN膜が成膜されていることを示している。
また別途、SiN膜中の水素原子の含有量を調べた結果では、640℃以上、好ましくは700℃以上の反応温度にて成膜を行うことにより、水素原子の含有量が少ない、チャージトラップに適したSiN膜を成膜することが可能であることを確認している。
W ウエハ
1 反応容器
12 加熱部
2 ウエハボート
62 圧力調節部
70 貯留タンク
8 制御部

Claims (7)

  1. 反応容器内に配置された基板の表面に成膜を行う成膜処理方法において、
    前記反応容器内を真空排気すると共に、当該反応容器内に配置された基板を640℃以上、850℃以下の範囲内の反応温度に加熱する準備工程と、
    前記準備工程の後に実施され、
    前記反応容器内が67Pa以上、266Pa以下の範囲内の圧力となるように、当該反応容器内にケイ素化合物を含む原料ガスを供給して、前記反応温度に加熱された基板の表面に原料ガスを吸着させる原料ガス供給工程と、
    前記反応容器内が前記原料ガス供給工程における圧力よりも高くなるように、当該反応容器内に窒素化合物を含む反応ガスを供給して、前記反応温度に加熱された基板の表面に吸着している原料ガスと反応させ、窒化ケイ素膜を形成する反応ガス供給工程と、を含み、
    前記原料ガス供給工程と反応ガス供給工程とは、置換ガスによって前記反応容器内の雰囲気を置換する置換工程を介して交互に複数回実施されることを特徴とする成膜処理方法。
  2. 前記反応ガス供給工程における反応容器内の圧力は、266Pa以上、16000Pa以下の範囲内の圧力であることを特徴とする請求項1に記載の成膜処理方法。
  3. 前記反応容器は、前記基板を加熱するための加熱部が周囲に配置された縦型の反応容器として構成され、前記準備工程の前に、上下方向に複数の基板を棚状に並べて保持した基板保持具を、前記縦型の反応容器内に搬入する搬入工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の成膜処理方法。
  4. 前記原料ガス供給工程と反応ガス供給工程とを交互に複数回実施するにあたり、前記原料ガス供給工程の実施前に、前記反応容器への原料ガスの供給を行う原料ガスの供給路の途中に設けられた貯留タンクに、前記原料ガスを昇圧した状態で貯留する原料ガス貯留工程を含み、
    前記原料ガス供給工程では、前記原料ガス貯留工程にて前記貯留タンクに貯留された原料ガスの内圧を利用して前記反応容器への原料ガスの供給が行われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の成膜処理方法。
  5. 前記反応容器は60リットル以上、350リットル以下の範囲内の容積であり、前記貯留タンクは0.2リットル以上、2.0リットル以下の範囲内の容積であって、
    前記原料ガス貯留工程では、前記貯留タンク内の昇圧された原料ガスが26.6kPa以上、79.8kPa以下の範囲内の圧力となるように、前記原料ガスの貯留を行う貯留を行うことを特徴とする請求項4に記載の成膜処理方法。
  6. 前記原料ガス供給工程では、前記原料ガスが1秒以上、60秒以下の範囲内の期間供給され、前記反応ガス供給工程では、前記反応ガスが、30秒以上、240秒以下の範囲内の期間供給されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の成膜処理方法。
  7. 前記原料ガスは、ジクロロシラン、ヘキサクロロジシラン、モノシラン、ジシランからなるケイ素化合物群から選択されたケイ素化合物を含み、前記反応ガスは、アンモニア、一酸化二窒素、一酸化窒素からなる窒素化合物群から選択された窒素化合物を含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一つに記載の成膜処理方法。
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