特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、ビーコンを所有する企業におけるユーザの体験を向上させるために、ビーコンと、そのビーコンに近接するユーザのクライアント・システムとの間の無線通信セッションの確立および確認を促進させ得る。無線通信セッションが確立された後、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報を、ビーコンに関連付けられているサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ(すなわち、ビーコン所有者)へ、ビーコン経由で送信し得る。サードパーティ・コンテンツ・プロバイダへ送信されるソーシャル・ネットワーキング情報は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダによって調達される商品または与えられるサービスのタイプに基づいて、カスタマイズされ得る。例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダが百貨店である場合、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、ユーザの色の好みと靴および洋服のサイズとを含む、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報を送信してもよい。別の例において、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダがレストランである場合、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、食物アレルギーと好きな食物とを含む、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報を送信してもよい。ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報は、ひいては、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダによってサードパーティ・コンテンツをパーソナライズするために使用されてもよく、これは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダによって、ユーザのクライアント・システムに対して直接またはビーコンを通じて送信され得る。サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、サードパーティ・コンテンツをソーシャル・ネットワーキング・システムにも送信することができ、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、サードパーティ・コンテンツをパーソナライズし、それをユーザのクライアント・システムへ送信し得る。限定ではなく、例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、書籍販売業者であってもよく、ユーザによって最近読まれた書籍のリストを含むソーシャル・ネットワーキング情報を受信してもよく、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、そのサードパーティ・コンテンツ・プロバイダにおいて購入が可能であり得る、提案される読むべき書籍のタイトルをユーザへ送信してもよい。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、そのクライアント・システムが無線通信セッションにおいてサードパーティ・コンテンツ・プロバイダのビーコンに関連付けられている複数のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報を匿名にし、集約し得る。セッション情報は、限定ではなく、例えば、クライアント・システムとサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの1つまたは複数のビーコンとの間で確立された過去の無線通信セッションの履歴を含んでもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システムは、集約された客層情報に基づいて生成された任意の数の統計値(すなわち、ビジネス・インサイト)を含むレポートを生成し得る。例えば、レポートは、平均顧客年齢と、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダへの初めての訪問者である顧客の人数とを含んでもよい。特定の実施形態において、レポートは、そのクライアント・システムがビーコンと現在無線通信セッション中であるユーザ(すなわち、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに現在存在するユーザ)についての(例えば、写真および名前を示す)個人プロフィールを含んでもよい。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報に基づいて、広告をカスタマイズし、特定のユーザへ送信し得る。例えば、ユーザのセッション情報は、ユーザが特定のレストランの常連客であったが、そのレストランへ数か月間行っていないことを示してもよく、ユーザにもう一度贔屓にしてもらうために、ユーザのクライアント・システムへ広告(例えば、クーポン)を送信し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム、またはソーシャル・ネットワーキング・システムを介したサードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、ユーザのソーシャルつながりによるビーコンとの対話に基づいて、特定の広告についてユーザをターゲティングし得る。例えば、複数のユーザのソーシャルつながりが特定のパブにチェックインした場合、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、そのパブの広告をユーザへ送信してもよい。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、オンライン・ソーシャル・ネットワークのユーザに対して、そのユーザのソーシャル・ネットワーキング情報(例えば、ロケーション情報)およびセッション情報に基づいて、通知をカスタマイズし、提供し得る。例えば、ユーザのロケーション情報は、そのユーザが特定のレストランの近所にいることを示してもよく、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、ユーザがレストランの近くにいることを示し、そのレストランに関する情報(例えば、メニューおよびレビュー)を提供する通知を、ユーザのクライアント・システムへ送信してもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システムはまた、ユーザのソーシャルつながりのソーシャル・ネットワーキングおよびセッション情報に基づいて、通知をカスタマイズし得る。例えば、通知は、(例えば、レストランに位置するビーコンから受信された、友達についてのセッション情報に基づいて)既にレストランに存在する、ユーザの友達を指定し得る。通知は、ユーザのソーシャルつながりに関する到着および出発情報(例えば、ジョンが15分前にレストランを去ったことを示す通知)も提供し得る。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、ユーザのセッション情報を使用して、ユーザが特定のバーに位置していると決定し、そのユーザに他のユーザが加わるように招待することをユーザに促し、示唆される招待者のリストを提供する通知をユーザに対して提供し得る。例えば、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、バーの近所に存在する、ユーザのソーシャルつながりが、示唆される招待者となるべきであると決定してもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システムは、その他のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて(例えば、その他のユーザ・プリファレンスまたは親和性に基づいて)、示唆される招待者として推す人物をさらに精緻化し得る。
上記に開示された実施形態は、例に過ぎず、本開示の範囲は、それらに限定されない。特定の実施形態は、上記に開示された実施形態のコンポーネント、要素、特徴、機能、動作、または工程の全部を含んでも、一部を含んでも、または全く含まなくてもよい。本発明に係る実施形態は、方法、記憶媒体、システムおよびコンピュータ・プログラム製品に向けられた添付の特許請求の範囲において特に開示されており、1つの請求項カテゴリ、例えば、方法において言及される任意の特徴は、別の請求項カテゴリ、例えば、システムにおいても同様に特許請求され得る。添付の特許請求の範囲における従属関係または参照は、形式上の理由で選ばれているに過ぎない。しかしながら、任意の先行する請求項(特に、多数項従属関係)への故意の参照から結果として生じるいかなる主題も、同様に特許請求されることが可能であり、その結果、添付の特許請求の範囲において選ばれている従属関係にかかわらず、請求項およびその特徴のいかなる組合せも開示されており、特許請求され得る。特許請求され得る主題は、添付の特許請求の範囲において述べられているような特徴の組合せだけでなく、特許請求の範囲における特徴の任意の他の組合せも含んでおり、特許請求の範囲において言及されている各特徴は、特許請求の範囲における任意の他の特徴または他の特徴の組合せと組み合わされ得る。さらに、本願明細書において説明され、または示されている実施形態および特徴のうちのいずれも、個別の請求項において特許請求されてもよく、および/または、本願明細書において説明され、もしくは示されている任意の実施形態もしくは特徴との任意の組合せ、もしくは添付の特許請求の範囲の特徴のうちのいずれかとの任意の組合せにおいて、特許請求されてもよい。
本発明に係る一実施形態において、方法は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの1以上のコンピューティング・デバイスが、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているサードパーティ・システムから、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられており、サードパーティ・システムに対して通信可能に結合されているビーコンを介して、オンライン・ソーシャル・ネットワークの第1のユーザの第1のクライアント・システムと関連付けるための要求であって、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性を指定する要求を送信する工程であって、ビーコンは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている場所内のロケーションに関連付けられており、第1のクライアント・システムは、ビーコンの無線通信範囲内に存在しており、第1のクライアント・システムは、ビーコンに近接している、送信する工程と、第1のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットを、ビーコンを通じて受信する工程であって、ソーシャル・ネットワーキング情報の前記第1のセットは、前記ビーコンと前記第1のクライアント・システムとの間の無線通信セッションの確立に応答して送信される、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、第1のユーザによって指定される許可のセットと、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性とに基づく、受信する工程と、第1のクライアント・システム上での表示のためのカスタマイズされたサードパーティ・コンテンツを、ビーコンを通じて第1のクライアント・システムへ送信する工程であって、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツは、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットに基づいており、第1のクライアント・システムは、ビーコンに近接している、送信する工程と、を備える。
ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、第1のユーザの人口統計学的情報を備えてもよい。
ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、第1のユーザの購入履歴を備えてもよい。
ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、第1のユーザの支払い証明書を備えてもよい。
サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性は、商品またはサービスのタイプを備えてもよい。
ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、商品またはサービスのタイプに関連付けられているユーザ・プリファレンスを備えてもよい。
カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツは、第1のユーザによる応答を要求するプロンプトを備えてもよい。
要求される応答は、プロンプトによってもたらされる質問に対する2値回答、画像、およびプロンプトによって要求される情報を含むテキスト・メッセージのうちの1以上を備えてもよく、要求される応答は、第1のクライアント・システムにおいて第1のユーザによって入力される。
カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツは、プロモーション用のオファーを備えてもよく、プロモーション用のオファーは、ビーコンと第1のクライアント・システムとの間の無線通信セッションがアクティブに保持される間に、第1のユーザによって引換可能である。
本発明に係る一実施形態において、方法は、ビーコンを通じて、ビーコンと第1のクライアント・システムとの間の無線通信セッションが終了したと検出する工程、をさらに備えてもよく、ビーコンが、無線通信セッションが終了したと検出した場合、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツは、ビーコンを通じて第1のクライアント・システムへ送信される。
オンライン・ソーシャル・ネットワークは、複数のノードと、ノード同士をつなげている複数のエッジとを備えるソーシャル・グラフを備えてもよく、ノードのうちの2つの間のエッジの各々は、それらの間の単一の分離度合いを表現しており、ノードは、オンライン・ソーシャル・ネットワークの第1のユーザに対応している第1のノードと、オンライン・ソーシャル・ネットワークに関連付けられている第2のユーザまたはコンセプトに各々が対応している複数の第2のノードと、を含む。
ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、第1のノードと複数の第2のノードうちの特定の第2のノードとの間のつながりを備えてもよく、特定の第2のノードは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応している。
本発明に係る一実施形態において、本方法は、オンライン・ソーシャル・ネットワークの1以上の第2のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報の第2のセットを、ビーコンを通じて受信する工程であって、第2のユーザは、ソーシャル・グラフにおいて第1のユーザに閾値分離度合いでつなげられており、第2のユーザの各々は、ビーコンの無線通信範囲内のそれぞれに対応する第2のクライアント・システムに関連付けられている、受信する工程をさらに備えてもよい。
カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツは、オンライン・ソーシャル・ネットワークの1以上の第2のユーザの1以上の識別子を備えてもよく、第2のユーザの各々は、それぞれ対応する第2のクライアント・システムに関連付けられており、無線通信セッションは、第2のクライアント・システムとビーコンとの間で確立済みである。
許可のセットは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応しているノードと第1のノードとの間のソーシャル・グラフにおける分離度合いに基づいて、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットがサードパーティ・システムへ送信されることを可能にしてもよい。
特定の第2のノードは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応してもよく、ソーシャル・ネットワーキング・アクションは、ビーコンと第1のクライアント・システムとの間の無線通信セッションの確立に応答して、第1のノードおよび特定の第2のノードに関して実行される。
サードパーティ・システムは、受信されたソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットに応答して、場所の1以上の特性をリアルタイムで修正させてもよい。
ビーコンと第1のクライアント・システムとの間の無線通信セッションは、ビーコンが第1のクライアント・システムによって物理的に接触されることに応答して確立されてもよい。
同様に特許請求され得る、本発明に係る一実施形態において、1以上のコンピュータ読取可能非一時的記憶媒体は、ソフトウェアを具現化してもよく、このソフトウェアは、実行されるとき、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているサードパーティ・システムから、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられており、サードパーティ・システムに通信可能に結合されているビーコンを通じて、オンライン・ソーシャル・ネットワークの第1のユーザの第1のクライアント・システムと関連付けるための要求であって、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性を指定する要求を送信する工程であって、ビーコンは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている場所内のロケーションに関連付けられており、第1のクライアント・システムは、ビーコンの無線通信範囲内に存在しており、第1のクライアント・システムは、ビーコンに近接している、送信する工程と、ビーコンと第1のクライアント・システムとの間の無線通信セッションの確立に応答して送信される、第1のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットを、ビーコンを通じて受信する工程であって、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、第1のユーザによって指定される許可のセット、およびサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性に基づく、受信する工程と、第1のクライアント・システム上での表示のためのカスタマイズされたサードパーティ・コンテンツを、ビーコンを通じて第1のクライアント・システムへ送信する工程であって、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツは、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットに基づいており、第1のクライアント・システムは、ビーコンに近接している、送信する工程と、が行われるように構成される。
同様に特許請求され得る、本発明に係る一実施形態において、システムは、1以上のプロセッサと、プロセッサに結合され、プロセッサによって実行可能な命令を含むメモリとを備えてもよく、プロセッサは、命令が実行されるとき、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているサードパーティ・システムから、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられており、サードパーティ・システムに通信可能に結合されているビーコンを通じて、オンライン・ソーシャル・ネットワークの第1のユーザの第1のクライアント・システムと関連付けるための要求であって、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性を指定する要求を送信する工程であって、ビーコンは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている場所内のロケーションに関連付けられており、第1のクライアント・システムは、ビーコンの無線通信範囲内に存在しており、第1のクライアント・システムは、ビーコンに近接している、送信する工程と、ビーコンと第1のクライアント・システムとの間の無線通信セッションの確立に応答して送信される、第1のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットを、ビーコンを通じて受信する工程であって、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、第1のユーザによって指定される許可のセット、およびサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性に基づく、受信する工程と、第1のクライアント・システム上での表示のためのカスタマイズされたサードパーティ・コンテンツを、ビーコンを通じて第1のクライアント・システムへ送信する工程であって、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツは、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットに基づいており、第1のクライアント・システムは、ビーコンに近接している、送信する工程と、が行われるように構成される。
本発明に係るさらなる実施形態において、1以上のコンピュータ読取可能非一時的記憶媒体は、ソフトウェアを具現化しており、このソフトウェアは、実行されるとき、本発明に係る方法、または上述された実施形態のうちのいずれかが行われるように構成される。
本発明に係るさらなる実施形態において、システムは、1以上のプロセッサと、プロセッサに結合され、プロセッサによって実行可能な命令を含む少なくとも1つのメモリとを備え、プロセッサは、命令が実行されるとき、本発明に係る方法、または上述された実施形態のうちのいずれかが行われるように構成される。
本発明に係るさらなる実施形態において、好ましくは、コンピュータ読取可能非一時的記憶媒体を備える、コンピュータ・プログラム製品は、データ処理システム上で実行されるとき、本発明に係る方法、または上述された実施形態のうちのいずれかを行うように構成される。
システムの概要
図1は、ソーシャル・ネットワーキング・システムに関連付けられている例示的なネットワーク環境100を示している。ネットワーク環境100は、ネットワーク110によって互いにつながっているクライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170を含む。図1は、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110の特定の構成を示しているが、本開示は、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110の任意の適切な構成を想定している。限定ではなく、例として、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170のうちの複数は、ネットワーク110を迂回して、互いに直接つながることが可能である。別の例として、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170のうちの複数は、物理的にまたは論理的に、全体としてまたは部分的に互いに同一場所に配置されることが可能である。その上、図1は、特定の数のクライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110を示しているが、本開示は、任意の適切な数のクライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110を想定している。限定ではなく、例として、ネットワーク環境100は、複数のクライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110を含むことができる。
本開示は、任意の適切なネットワーク110を想定している。限定ではなく、例として、ネットワーク110の1つまたは複数の部分は、アド・ホック・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、無線LAN(WLAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、無線WAN(WWAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、インターネットの一部分、公衆交換電話網(PSTN)の一部分、セルラー電話ネットワーク、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。ネットワーク110は、1つまたは複数のネットワーク110を含むことができる。
リンク150は、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170を通信ネットワーク110に、または互いに接続することができる。本開示は、任意の適切なリンク150を想定している。特定の実施形態においては、1つまたは複数のリンク150は、1つもしくは複数の有線リンク(例えば、デジタル・サブスクライバ・ライン(DSL)もしくはデータ・オーバ・ケーブル・サービス・インタフェース仕様(DOCSIS)など)、無線リンク(例えば、Wi−Fiもしくはワールドワイド・インターオペラビリティー・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMAX)など)、または光リンク(例えば、同期光ネットワーク(SONET)もしくは同期デジタル階層(SDH)など)を含む。特定の実施形態においては、1つまたは複数のリンク150はそれぞれ、アド・ホック・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、VPN、LAN、WLAN、WAN、WWAN、MAN、インターネットの一部分、PSTNの一部分、セルラー・テクノロジーベースのネットワーク、衛星通信テクノロジーベースのネットワーク、別のリンク150、または複数のそのようなリンク150の組合せを含む。リンク150は、ネットワーク環境100の全体を通じて必ずしも同じである必要はない。1つまたは複数の第1のリンク150は、1つまたは複数の点において1つまたは複数の第2のリンク150とは異なることが可能である。
特定の実施形態においては、クライアント・システム130は、クライアント・システム130によって実装またはサポートされる適切な機能を実行することができる、ハードウェア、ソフトウェア、もしくは組み込みロジック・コンポーネント、または複数のそのようなコンポーネントの組合せを含む電子デバイスであることが可能である。限定ではなく、例として、クライアント・システム130は、デスクトップ・コンピュータ、ノートブック・コンピュータもしくはラップトップ・コンピュータ、ネットブック、タブレット・コンピュータなどのコンピュータ・システム、eブック・リーダ、GPSデバイス、カメラ、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルド電子デバイス、セルラー電話、スマートフォン、その他の適切な電子デバイス、またはそれらの任意の適切な組合せを含むことができる。本開示は、任意の適切なクライアント・システム130を想定している。クライアント・システム130は、クライアント・システム130におけるネットワーク・ユーザがネットワーク110にアクセスすることを可能にし得る。クライアント・システム130は、そのユーザが他のクライアント・システム130における他のユーザと通信することを可能にし得る。
特定の実施形態においては、クライアント130は、MICROSOFT INTERNET EXPLORER、GOOGLE CHROME、またはMOZILLA FIREFOXなどのウェブ・ブラウザ132を含むことができ、1つまたは複数のアドオン、プラグイン、またはTOOLBARもしくはYAHOO TOOLBARなどのその他の拡張を有することができる。クライアント・システム130のユーザは、ウェブ・ブラウザ132を特定のサーバ(サーバ162、またはサードパーティ・システム170に関連付けられているサーバなど)へ導くユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)またはその他のアドレスを入力することができ、ウェブ・ブラウザ132は、ハイパー・テキスト転送プロトコル(HTTP)要求を生成して、そのHTTP要求をサーバに通信することができる。サーバは、そのHTTP要求を受け入れて、そのHTTP要求に応答して1つまたは複数のハイパー・テキスト・マークアップ言語(HTML)ファイルをクライアント・システム130に通信することができる。クライアント・システム130は、ユーザに提示するためにサーバからのHTMLファイルに基づいてウェブページをレンダリングすることができる。本開示は、任意の適切なウェブページ・ファイルを想定している。限定ではなく、例として、ウェブページは、特定のニーズに従って、HTMLファイル、拡張可能ハイパー・テキスト・マークアップ言語(XHTML)ファイル、または拡張可能マークアップ言語(XML)ファイルからレンダリングすることができる。そのようなページは、限定ではなく、例として、JAVASCRIPT(登録商標)、JAVA(登録商標)、MICROSOFT SILVERLIGHTで書かれたスクリプトなどのスクリプト、AJAX(Asynchronous JAVASCRIPT(登録商標)and XML)などのマークアップ言語とスクリプトの組合せなどを実行することもできる。本明細書においては、ウェブページへの参照は、適切な場合には、(そのウェブページをレンダリングするためにブラウザが使用することができる)1つまたは複数の対応するウェブページ・ファイルを含み、その逆もまた同様である。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、オンライン・ソーシャル・ネットワークをホストすることができるネットワークアドレス可能なコンピューティング・システムであることが可能である。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、例えば、ユーザプロフィール・データ、コンセプトプロフィール・データ、ソーシャル・グラフ情報、またはオンライン・ソーシャル・ネットワークに関連したその他の適切なデータなどのソーシャルネットワーキング・データを生成すること、記憶すること、受け取ること、および送信することが可能である。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ネットワーク環境100のその他のコンポーネントによって直接、またはネットワーク110を通じてアクセスされることが可能である。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のサーバ162を含むことができる。それぞれのサーバ162は、単一のサーバ、または複数のコンピュータもしくは複数のデータセンターにわたる分散サーバであることが可能である。サーバ162は、限定ではなく、例として、ウェブ・サーバ、ニュース・サーバ、メール・サーバ、メッセージ・サーバ、広告サーバ、ファイル・サーバ、アプリケーション・サーバ、Exchangeサーバ、データベース・サーバ、プロキシ・サーバ、本明細書において記述されている機能もしくはプロセスを実行するのに適している別のサーバ、またはそれらの任意の組合せなど、様々なタイプのものであることが可能である。特定の実施形態においては、それぞれのサーバ162は、サーバ162によって実装またはサポートされる適切な機能を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、もしくは組み込みロジック・コンポーネント、または複数のそのようなコンポーネントの組合せを含むことができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のデータ・ストア164を含むことができる。データ・ストア164は、様々なタイプの情報を記憶するために使用されることが可能である。特定の実施形態においては、データ・ストア164内に記憶されている情報は、特定のデータ構造に従って編成されることが可能である。特定の実施形態においては、それぞれのデータ・ストア164は、リレーショナル・データベースであることが可能である。特定の実施形態は、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、またはサードパーティ・システム170が、データ・ストア164内に記憶されている情報を管理すること、取り出すこと、修正すること、追加すること、または削除することを可能にするインタフェースを提供することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のソーシャル・グラフを1つまたは複数のデータ・ストア164内に記憶することができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・グラフは、複数のノード(複数のユーザ・ノード(それぞれが、特定のユーザに対応している)、または複数のコンセプト・ノード(それぞれが、特定のコンセプトに対応している)を含むことができる)と、ノード同士をつなげる複数のエッジとを含むことができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、オンライン・ソーシャル・ネットワークのユーザに、その他のユーザと通信および対話する能力を提供することができる。特定の実施形態においては、ユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じてオンライン・ソーシャル・ネットワークに参加し、次いで、自分がつながりたいと望むソーシャル・ネットワーキング・システム160のその他の複数のユーザにつながり(例えば、関係)を付加することができる。本明細書においては、「友達」という用語は、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じて、つながり、関連付け、または関係を形成しているソーシャル・ネットワーキング・システム160のその他の任意のユーザを示すことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によってサポートされる様々なタイプのアイテムまたはオブジェクトに関してアクションを取る能力をユーザに提供することができる。限定ではなく、例として、それらのアイテムおよびオブジェクトは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160のユーザが属することが可能であるグループもしくはソーシャル・ネットワーク、ユーザが興味を抱く可能性があるイベントもしくはカレンダー・エントリー、ユーザが使用することができるコンピュータベースのアプリケーション、ユーザがサービスを通じてアイテムを購入もしくは販売することを可能にするトランザクション、ユーザが実行することができる広告との対話、またはその他の適切なアイテムもしくはオブジェクトを含むことができる。ユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160において、またはサードパーティ・システム170の外部システム(ソーシャル・ネットワーキング・システム160とは別個のものであって、ネットワーク110を通じてソーシャル・ネットワーキング・システム160に結合されている)によって表されることが可能である任意のものと対話することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、様々なエンティティ同士をリンクできることが可能である。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザが互いに対話すること、ならびにサードパーティ・システム170もしくはその他のエンティティからのコンテンツを受け取ることを可能にすることができ、またはユーザがアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)もしくはその他の通信チャネルを通じてこれらのエンティティと対話することを可能にすることができる。
特定の実施形態においては、サードパーティ・システム170は、1つもしくは複数のタイプのサーバ、1つもしくは複数のデータ・ストア、1つもしくは複数のインタフェース(APIを含むが、それには限定されない)、1つもしくは複数のウェブ・サービス、1つもしくは複数のコンテンツ・ソース、1つもしくは複数のネットワーク、または(例えば、サーバが通信することができる)その他の任意の適切なコンポーネントを含むことができる。サードパーティ・システム170は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160を運営しているエンティティとは異なるエンティティによって運営されることが可能である。しかしながら、特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160およびサードパーティ・システム170は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160またはサードパーティ・システム170のユーザにソーシャルネットワーキング・サービスを提供するために互いに連携して機能することができる。この意味において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・システム170などのその他のシステムがインターネットを通じてソーシャルネットワーキング・サービスおよび機能をユーザに提供するために使用することができるプラットフォーム、またはバックボーンを提供することができる。
特定の実施形態においては、サードパーティ・システム170は、サードパーティ・コンテンツ・オブジェクト・プロバイダを含むことができる。サードパーティ・コンテンツ・オブジェクト・プロバイダは、コンテンツ・オブジェクトの1つまたは複数のソースを含むことができ、それらのソースは、クライアント・システム130に通信されることが可能である。限定ではなく、例として、コンテンツ・オブジェクトは、ユーザにとって興味がある物またはアクティビティに関する情報、例えば、映画の開始時刻、映画のレビュー、レストランのレビュー、レストランのメニュー、商品の情報およびレビュー、またはその他の適切な情報などを含むことができる。限定ではなく、別の例として、コンテンツ・オブジェクトは、インセンティブ・コンテンツ・オブジェクト、例えば、クーポン、ディスカウント・チケット、ギフト券、またはその他の適切なインセンティブ・オブジェクトを含むことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160はまた、ユーザによって生成されたコンテンツ・オブジェクトを含み、それらのコンテンツ・オブジェクトは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160とのユーザの対話を高めることができる。ユーザによって生成されたコンテンツは、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム160に付加、アップロード、送信、または「投稿」することができる任意のものを含むことができる。限定ではなく、例として、ユーザは、クライアント・システム130からソーシャル・ネットワーキング・システム160へ投稿を通信する。投稿は、ステータス更新もしくはその他のテキスト・データ、ロケーション情報、写真、映像、リンク、音楽、またはその他の類似したデータもしくはメディアなどのデータを含むことができる。コンテンツは、ニュース・フィードまたはストリームなどの「通信チャネル」を通じてサードパーティによってソーシャル・ネットワーキング・システム160に付加されることも可能である。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、様々なサーバ、サブシステム、プログラム、モジュール、ログ、およびデータ・ストアを含むことができる。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ウェブ・サーバ、アクション・ロガー、API要求サーバ、関連性およびランキング・エンジン、コンテンツ・オブジェクト分類子、通知コントローラ、アクション・ログ、サードパーティ・コンテンツ・オブジェクト露出ログ、推測モジュール、認可/プライバシー・サーバ、検索モジュール、広告ターゲティング・モジュール、ユーザインタフェース・モジュール、ユーザプロフィール・ストア、つながりストア、サードパーティ・コンテンツ・ストア、またはロケーション・ストアのうちの1つまたは複数を含むことができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、適切なコンポーネント、例えば、ネットワーク・インタフェース、セキュリティ・メカニズム、ロード・バランサ、フェイルオーバ・サーバ、管理およびネットワーク動作コンソール、その他の適切なコンポーネント、またはそれらの任意の適切な組合せを含むこともできる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザ・プロフィールを記憶するための1つまたは複数のユーザプロフィール・ストアを含むことができる。ユーザ・プロフィールは、例えば、経歴情報、人口統計学的情報、挙動情報、ソーシャル情報、またはその他のタイプの記述的情報、例えば、職業経験、学歴、趣味もしくは好み、興味、親和性、またはロケーションを含むことができる。興味情報は、1つまたは複数のカテゴリに関連した興味を含むことができる。カテゴリは、一般的または具体的であることが可能である。限定ではなく、例として、ユーザが、あるブランドの靴に関する記事に対して「いいね!」の表明をした場合には、カテゴリは、そのブランド、または「靴」もしくは「衣類」という一般的なカテゴリであることが可能である。ユーザに関するつながり情報を記憶するために、つながりストアが使用されることが可能である。つながり情報は、類似のもしくは共通の職業経験、グループ・メンバーシップ、趣味、学歴を有しているか、または何らかの形で関連しているか、もしくは共通の属性を共有しているユーザ同士を示すことができる。つながり情報は、様々なユーザおよびコンテンツ(内部および外部の両方)の間におけるユーザ定義のつながりを含むこともできる。ネットワーク110を通じてソーシャル・ネットワーキング・システム160を1つもしくは複数のクライアント・システム130または1つもしくは複数のサードパーティ・システム170にリンクさせるために、ウェブ・サーバが使用されることが可能である。ウェブ・サーバは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160と、1つまたは複数のクライアント・システム130との間においてメッセージを受け取って回送するためにメール・サーバまたはその他のメッセージング機能を含むことができる。API要求サーバは、サードパーティ・システム170が、1つまたは複数のAPIを呼び出すことによってソーシャル・ネットワーキング・システム160からの情報にアクセスすることを可能にすることができる。ソーシャル・ネットワーキング・システム160の上のまたは外のユーザのアクションに関してウェブ・サーバから通信を受け取るために、アクション・ロガーが使用されることが可能である。アクション・ログとともに、サードパーティコンテンツ・オブジェクトへのユーザの露出についてのサードパーティコンテンツオブジェクト・ログが保持されることが可能である。通知コントローラは、コンテンツ・オブジェクトに関する情報をクライアント・システム130に提供することができる。情報は、通知としてクライアント・システム130へ押し出されることが可能であり、または情報は、クライアント・システム130から受け取られた要求に応答してクライアント・システム130から引き出されることが可能である。ソーシャル・ネットワーキング・システム160のユーザの1つまたは複数のプライバシー設定を実施するために、認可サーバが使用されることが可能である。ユーザのプライバシー設定は、ユーザに関連付けられている特定の情報がどのように共有されることが可能であるかを決定する。認可サーバは、ユーザが、例えば、適当なプライバシー設定を設定することなどによって、自分のアクションをソーシャル・ネットワーキング・システム160によって記録されること、またはその他のシステム(例えば、サードパーティ・システム170)と共有されることをオプトインまたはオプトアウトすることを可能にすることができる。サードパーティ・システム170などのサードパーティから受け取られたコンテンツ・オブジェクトを記憶するために、サードパーティコンテンツオブジェクト・ストアが使用されることが可能である。ユーザに関連付けられているクライアント・システム130から受け取られたロケーション情報を記憶するために、ロケーション・ストアが使用されることが可能である。広告価格設定モジュールが、ソーシャル情報、現在時刻、ロケーション情報、またはその他の適切な情報を組み合わせて、関連がある広告を、通知の形式でユーザに提供することができる。
ソーシャル・グラフ
図2は、例示的なソーシャル・グラフ200を示している。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のソーシャル・グラフ200を1つまたは複数のデータ・ストア内に記憶することができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・グラフ200は、複数のノード(複数のユーザ・ノード202、または複数のコンセプト・ノード204を含むことができる)と、ノード同士をつなげる複数のエッジ206とを含むことができる。図2において示されている例示的なソーシャル・グラフ200は、教示上の目的から、2次元の視覚的マップ表示で示されている。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、クライアント・システム130、またはサードパーティ・システム170は、適切なアプリケーションに関してソーシャル・グラフ200および関連したソーシャル・グラフ情報にアクセスすることができる。ソーシャル・グラフ200のノードおよびエッジは、データ・オブジェクトとして、例えば(ソーシャル・グラフ・データベースなどの)データ・ストア内に記憶されることが可能である。そのようなデータ・ストアは、ソーシャル・グラフ200のノードまたはエッジの1つまたは複数の検索可能なまたはクエリ可能なインデックスを含むことができる。
特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160のユーザに対応することができる。限定ではなく、例として、ユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160と、またはソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じて対話または通信する個人(人間のユーザ)、エンティティ(例えば、企業、ビジネス、もしくはサードパーティ・アプリケーション)、または(例えば、個人もしくはエンティティの)グループであることが可能である。特定の実施形態においては、あるユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム160とのアカウントに登録した場合には、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのユーザに対応するユーザ・ノード202を作成し、そのユーザ・ノード202を1つまたは複数のデータ・ストア内に記憶することができる。本明細書において記述されているユーザおよびユーザ・ノード202は、適切な場合には、登録されているユーザ、および登録されているユーザに関連付けられているユーザ・ノード202を示すことができる。追加として、または代替として、本明細書において記述されているユーザおよびユーザ・ノード202は、適切な場合には、ソーシャル・ネットワーキング・システム160に登録されていないユーザを示すことができる。特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、ユーザによって提供された情報、またはソーシャル・ネットワーキング・システム160を含む様々なシステムによって収集された情報に関連付けられることが可能である。限定ではなく、例として、ユーザは、自分の名前、プロフィール画像、連絡先情報、生年月日、性別、婚姻状況、家族状況、勤務先、学歴、好み、興味、またはその他の人口統計学的情報を提供することができる。特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、ユーザに関連付けられている情報に対応する1つまたは複数のデータ・オブジェクトに関連付けられることが可能である。特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202は、1つまたは複数のウェブページに対応することができる。
特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、コンセプトに対応することができる。限定ではなく、例として、コンセプトは、場所(例えば、映画館、レストラン、ランドマーク、もしくは都市など)、ウェブサイト(例えば、ソーシャルネットワーク・システム160に関連付けられているウェブサイト、もしくはウェブ・アプリケーション・サーバに関連付けられているサードパーティ・ウェブサイトなど)、エンティティ(例えば、人、企業、グループ、スポーツ・チーム、もしくは有名人など)、ソーシャル・ネットワーキング・システム160内に、もしくはウェブ・アプリケーション・サーバなどの外部サーバ上に配置されることが可能であるリソース(例えば、オーディオ・ファイル、営業ファイル、デジタル写真、テキスト・ファイル、構造化文書、もしくはアプリケーションなど)、物的もしくは知的財産(例えば、彫塑、絵画、映画、ゲーム、曲、アイディア、写真、もしくは執筆作品など)、ゲーム、アクティビティ、アイディアもしくは理論、別の適切なコンセプト、または複数のそのようなコンセプトに対応することができる。コンセプト・ノード204は、ユーザによって提供されたコンセプトの情報、またはソーシャル・ネットワーキング・システム160を含む様々なシステムによって収集された情報に関連付けられることが可能である。限定ではなく、例として、コンセプトの情報は、名前もしくはタイトル、1つもしくは複数のイメージ(例えば、本の表紙のイメージ)、ロケーション(例えば、住所もしくは地理的ロケーション)、(URLに関連付けられることが可能である)ウェブサイト、連絡先情報(例えば、電話番号もしくはEメール・アドレス)、その他の適切なコンセプト情報、またはそのような情報の任意の適切な組合せを含むことができる。特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、コンセプト・ノード204に関連付けられている情報に対応する1つまたは複数のデータ・オブジェクトに関連付けられることが可能である。特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、1つまたは複数のウェブページに対応することができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・グラフ200内のノードは、ウェブページ(「プロフィール・ページ」と呼ばれる場合もある)を表すこと、またはウェブページによって表されることが可能である。プロフィール・ページは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によってホストされること、またはソーシャル・ネットワーキング・システム160にとってアクセス可能であることが可能である。プロフィール・ページは、サードパーティ・サーバ170に関連付けられているサードパーティ・ウェブサイト上にホストされることも可能である。限定ではなく、例として、特定の外部ウェブページに対応するプロフィール・ページは、その特定の外部ウェブページであることが可能であり、そのプロフィール・ページは、特定のコンセプト・ノード204に対応することができる。プロフィール・ページは、その他のユーザのうちの全てまたは選択されたサブセットによって閲覧できることが可能である。限定ではなく、例として、ユーザ・ノード202は、対応するユーザ・プロフィール・ページを有することができ、そのユーザ・プロフィール・ページにおいては、対応するユーザが、コンテンツを付加すること、言明を行うこと、またはその他の形で自分自身を表現することが可能である。限定ではなく、別の例として、コンセプト・ノード204は、対応するコンセプトプロフィール・ページを有することができ、そのコンセプトプロフィール・ページにおいては、1人または複数のユーザが、特にコンセプト・ノード204に対応するコンセプトに関連して、コンテンツを付加すること、言明を行うこと、または自分自身を表現することが可能である。
特定の実施形態においては、コンセプト・ノード204は、サードパーティ・システム170によってホストされているサードパーティ・ウェブ・ページまたはリソースを表すことができる。サードパーティ・ウェブ・ページまたはリソースは、数ある要素の中でも、コンテンツ、選択可能なもしくはその他のアイコン、または、アクションもしくはアクティビティを表す(例えば、JAVASCRIPT(登録商標)、AJAX、もしくはPHPコードで実装されることが可能である)その他の対話可能なオブジェクトを含むことができる。限定ではなく、例として、サードパーティ・ウェブ・ページは、「いいね!」、「チェックイン」、「食べる」、「推奨する」、または別の適切なアクションもしくはアクティビティなどの選択可能なアイコンを含むことができる。サードパーティ・ウェブ・ページを閲覧しているユーザは、アイコンのうちの1つ(例えば、「チェックイン」)を選択することによってアクションを実行して、クライアント・システム130に、そのユーザのアクションを示すメッセージをソーシャル・ネットワーキング・システム160へ送信させ得る。このメッセージに応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザに対応するユーザ・ノード202と、サードパーティ・ウェブ・ページまたはリソースに対応するコンセプト・ノード204との間にエッジ(例えば、チェックイン・タイプ・エッジ)を作成し、エッジ206を1つまたは複数のデータ・ストア内に記憶し得る。
特定の実施形態においては、ソーシャル・グラフ200内の1対のノードが、1つまたは複数のエッジ206によって互いにつながることが可能である。1対のノードをつなげるエッジ206は、それらの1対のノードの間における関係を表すことができる。特定の実施形態においては、エッジ206は、1対のノードの間における関係に対応する1つまたは複数のデータ・オブジェクトまたは属性を含むことまたは表すことが可能である。限定ではなく、例として、第1のユーザは、第2のユーザが第1のユーザの「友達」であるということを示すことができる。この表示に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、「友達要求」を第2のユーザに送信することができる。第2のユーザがその「友達要求」を承認した場合には、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・グラフ200内で第1のユーザのユーザ・ノード202を第2のユーザのユーザ・ノード202につなげるエッジ206を作成して、エッジ206をソーシャル・グラフ情報としてデータ・ストア164のうちの1つまたは複数の中に記憶することができる。図2の例においては、ソーシャル・グラフ200は、ユーザ「A」のユーザ・ノード202と、ユーザ「B」のユーザ・ノード202との間における友達関係を示すエッジ206と、ユーザ「C」のユーザ・ノード202と、ユーザ「B」のユーザ・ノード202との間における友達関係を示すエッジとを含む。本開示は、特定のユーザ・ノード202同士をつなげる特定の属性を伴う特定のエッジ206を記述している、または示しているが、本開示は、ユーザ・ノード202同士をつなげる任意の適切な属性を伴う任意の適切なエッジ206を想定している。限定ではなく、例として、エッジ206は、友達関係、家族関係、ビジネスまたは雇用関係、ファン関係(例えば、「いいね!」の表明をすること等を含む)、フォロワー関係、ビジター関係(例えば、アクセスすること、閲覧すること、チェックインすること、共有すること等を含む)、サブスクライバ関係、上下関係、互恵的関係、非互恵的関係、別の適切なタイプの関係、または2つ以上のそのような関係を表し得る。その上、本開示は一般に、ノード同士をつながっているものとして記述しているが、本開示はまた、ユーザ同士またはコンセプト同士をつながっているものとして記述している。本明細書においては、つながっているユーザ同士またはコンセプト同士への言及は、適切な場合には、1つまたは複数のエッジ206によってソーシャル・グラフ200内でつながっているそれらのユーザ同士またはコンセプト同士に対応するノード同士を示すことができる。
特定の実施形態においては、ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるエッジ206は、ユーザ・ノード202に関連付けられているユーザによって、コンセプト・ノード204に関連付けられているコンセプトに対して実行された特定のアクションまたはアクティビティを表すことができる。限定ではなく、例として、図2において示されているように、ユーザは、コンセプトに対して「いいね!を表明すること」、「通うこと」、「プレイすること」、「聴くこと」、「料理すること」、「勤務すること」、または「観ること」を行った可能性があり、それらのそれぞれは、エッジ・タイプまたはサブタイプに対応することができる。コンセプト・ノード204に対応するコンセプトプロフィール・ページは、例えば、選択可能な「チェックイン」アイコン(例えば、クリック可能な「チェックイン」アイコンなど)、または選択可能な「お気に入りに追加」アイコンを含むことができる。同様に、ユーザがこれらのアイコンをクリックした後に、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、それぞれのアクションに対応するユーザのアクションに応答して「お気に入り」エッジまたは「チェックイン」エッジを作成することができる。限定ではなく、別の例として、あるユーザ(ユーザ「C」)が、特定のアプリケーション(オンライン音楽アプリケーションであるSPOTIFY)を使用して特定の曲(「イマジン」)を聴く場合がある。このケースにおいては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのユーザに対応するユーザ・ノード202と、その曲およびアプリケーションに対応するコンセプト・ノード204との間において、(図2に示されているような)「聴いた」エッジ206および「使用した」エッジを作成して、そのユーザがその曲を聴いてそのアプリケーションを使用したということを示すことができる。その上、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、その曲に対応するコンセプト・ノード204と、そのアプリケーションに対応するコンセプト・ノード204との間において、(図2に示されているような)「再生した」エッジ206を作成して、その特定の曲がその特定のアプリケーションによって再生されたということを示すことができる。このケースにおいては、「再生した」エッジ206は、外部アプリケーション(SPOTIFY)によって外部オーディオ・ファイル(「イマジン」という曲)に関して実行されたアクションに対応する。本開示は、ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204とをつなげる特定の属性を伴う特定のエッジ206について記述しているが、本開示は、ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204とをつなげる任意の適切な属性を伴う任意の適切なエッジ206を想定している。その上、本開示は、単一の関係を表すユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるエッジについて記述しているが、本開示は、1つまたは複数の関係を表すユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるエッジを想定している。限定ではなく、例として、エッジ206は、ユーザが特定のコンセプトに対して「いいね!」の表明をしているということ、およびその特定のコンセプトを使用したということの両方を表すことができる。あるいは、別のエッジ206は、(図2において、ユーザ「E」を表すユーザ・ノード202と、「SPOTIFY」を表すコンセプト・ノード204との間において示されているような)ユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間におけるそれぞれのタイプの関係(または、単一の関係が複数集まったもの)を表すことができる。
特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・グラフ200内でユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間においてエッジ206を作成することができる。限定ではなく、例として、(例えば、ユーザのクライアント・システム130によってホストされているウェブ・ブラウザまたは専用のアプリケーションを使用することなどによって)コンセプトプロフィール・ページを閲覧しているユーザは、「いいね!」アイコンをクリックまたは選択することにより、コンセプト・ノード204によって表されているコンセプトを自分が気に入っているということを示すことができ、その「いいね!」アイコンをクリックまたは選択することは、ユーザのクライアント・システム130に、そのコンセプトプロフィール・ページに関連付けられているそのコンセプトをそのユーザが気に入っているということを示すメッセージをソーシャル・ネットワーキング・システム160へ送信させることができる。そのメッセージに応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのユーザとコンセプト・ノード204との間における「いいね!」エッジ206によって示されているように、そのユーザに関連付けられているユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204との間においてエッジ206を作成することができる。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、エッジ206を1つまたは複数のデータ・ストア内に記憶することができる。特定の実施形態においては、エッジ206は、特定のユーザ・アクションに応答してソーシャル・ネットワーキング・システム160によって自動的に形成されることが可能である。限定ではなく、例として、第1のユーザが、画像をアップロードすること、映画を観ること、または曲を聴くことを行った場合には、エッジ206は、第1のユーザに対応するユーザ・ノード202と、それらのコンセプトに対応するコンセプト・ノード204との間において形成されることが可能である。本開示は、特定の様式で特定のエッジ206を形成することについて記述しているが、本開示は、任意の適切な様式で任意の適切なエッジ206を形成することを想定している。
ビーコンとの無線通信セッションの確立
特定の実施形態は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているビーコンまたは他の適切な衛星測位可能なデバイスもしくはシステムを通じて、ユーザとサードパーティ・コンテンツ・プロバイダとの間の情報の交換を促進させる。本願明細書において、ビーコンは、ビーコンと、このビーコンに近接した任意の数のクライアント・システムとの間の無線通信セッションを確立し、維持するのに適した任意の静的デバイスまたは動的デバイスであり得る。ビーコンは、少なくとも1つのサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ(すなわち、ビーコン所有者)に対して通信可能に結合され、ソーシャル・ネットワーキング・システムと無線で通信することが可能であり得る。ビーコンは、例えば、無線周波数識別、近距離無線通信、超音波、BLUETOOTH(登録商標)、BLUETOOTH低エネルギー、IBEACONプロトコル、または任意の他の適切な無線通信方法、特に、短距離無線通信方法(例えば、およそ91.44メートル(300フィート)未満)を通じて、無線通信を送信し、受信し得る。ビーコンは、ユーザまたはクライアント・システムがビーコンの表面といつ接触したかを検出し、その検出されたタッチに応答して無線通信セッションを確立するように、タッチセンサ式であり得る。ビーコンは、2014年8月15日に出願され、「Bluetoothクラウドソーシングによる三角測量(Bluetooth Crowd−Sourced Triangulation)」と題された米国特許出願第14/460,886号、2014年8月15日に出願され、「Bluetooth送信セキュリティ・パターン(Bluetooth Transmission Security Pattern)」と題された米国特許出願第14/460,880号、および2014年8月15日に出願され、「Bluetoothビーコン・プロトコル(Bluetooth Beacon Protocol)」と題された米国特許出願第14/460,891号、2012年3月9日に出願され、「衛星測位信号に基づいた動的なプロセッサ・デューティ・サイクル決定(Dynamic Processor Duty Cycle Determination Based on Geographic Positioning Signals)」と題された米国特許出願第13/416,975号、2012年3月9日に出願され、「衛星測位可能なデバイスのためのロケーション追跡(Location Tracking for Geographic Positioning Capable Devices)」と題された米国特許出願第13/417,013号、および、2012年3月27日に出願され、「衛星測位可能なデバイスのための動的な地理的ビーコン(Dynamic Geographic Beacons for Geographic Positioning Capable Devices)」と題された米国特許出願第13/431,842号において記述されているタイプのハードウェア機能またはソフトエア機能のうちの任意のものを有してもよく、これらの出願の各々は、その全体が本願明細書に援用される。サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、複数のビーコンに関連付けられていてもよく、各ビーコンは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所内のロケーションにおいて、除去可能にまたは恒久的に固定され得る。例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、食料品店であってもよく、各通路の端および各レジ待ちの列にビーコンがあってもよい。ユーザのクライアント・システムが、ビーコンの範囲内に到達するか、ビーコンと接触する(例えば、ユーザが、ユーザのクライアント・システムを用いてビーコンをタップする)場合、無線通信セッション(または、他の適切な関連付け)が、クライアント・システムとビーコンとの間で確立され得る。無線通信セッションは、自動的に確立されてもよく、または、無線通信セッションがクライアント・システムとビーコンとの間で確立される前に、付加的なレベルの確認が必要とされてもよい。本開示は、無線通信セッションを特定の方法で確立することを記述しているが、本開示は、任意の適切な無線通信セッションを任意の適切な方法で確立することを想定している。
特定の実施形態において、無線通信セッションが、ビーコンとユーザのクライアント・システムとの間で確立されると、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報は、そのビーコンが関連付けられているサードパーティ・コンテンツ・プロバイダへ提供され得る。限定ではなく、例えば、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報は、人口統計学的情報、地理的情報、ユーザ・プリファレンス、任意の他の適切なソーシャル・ネットワーキング情報、または、これらの任意の組合せを含んでもよい。ソーシャル・ネットワーキング情報は、ソーシャル・ネットワーキング・システムによって、サードパーティ・システムへ直接またはビーコンを通じて送信され得る。ソーシャル・ネットワーキング情報を受信した後に、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、受信されたソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて、コンテンツを特定のユーザ向けに誂え得る。限定ではなく、例えば、その日がユーザの誕生日であることを示すソーシャル・ネットワーキング情報の受信に応答して、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ(例えば、喫茶店)は、誕生日プレゼントのオファー(例えば、1杯の無料のコーヒー)を、ビーコンを通じてユーザのクライアント・システムへ送信してもよい。別の例として、ユーザがサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ(例えば、靴店)を贔屓にしている場合には、特定の製品(例えば、オックスフォード靴)を常に購買していることを示す、ユーザの購入履歴を含む、ソーシャル・ネットワーキング情報の受信に応答して、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、ユーザの購買習慣に関係する新製品(例えば、最近取り扱い始めたばかりの新しいスタイルのオックスフォード靴)に関する情報を、ユーザのクライアント・システムへ直接送信してもよい。別の例として、サードパーティ・システムは、ユーザについての情報をソーシャル・ネットワーキング・システムへ送信してもよく、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、その情報を、ユーザのクライアント・システムへ送信してもよい(例えば、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するページ上に、その情報を提示してもよい)。本開示は、ソーシャル・ネットワーキング情報およびサードパーティ・コンテンツを特定の方法で提供することを記述しているが、本開示は、任意の適切なソーシャル・ネットワーキング情報および任意の適切なサードパーティ・コンテンツを任意の適切な方法で提供することを想定している。
図3は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160に関連付けられている例示的なビーコン環境300を示す。ビーコン環境300は、ネットワーク110に対して各々接続されている、ビーコン310と、クライアント・システム130と、ソーシャル・ネットワーキング・システム160と、サードパーティ・システム170とを含む。クライアント・システム130およびソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ビーコン310によって互いに接続されているものとして示されている。図3は、ビーコン310、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110の特定の構成を示しているが、本開示は、ビーコン310、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、およびネットワーク110の任意の適切な構成を想定している。限定ではなく、例として、クライアント・システム130およびソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ビーコン310を迂回して、直接またはネットワーク110を通じて互いに接続されてもよい。図3は、1つのビーコン310を示すが、任意の適切な数のビーコン310があってもよい。上述されたように、図1に関連して、リンク150は、ビーコン310、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170を、ネットワーク110に対して、または互いに接続し得る。
特定の実施形態において、無線通信セッション(または、他の適切な関連付け)が、クライアント・システム130とビーコン310との間で確立され得る。ビーコン310は、サードパーティ・システム170に関連付けられているサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所(例えば、事業所)内の指定されたロケーションに置かれ得る。例えば、ビーコン310は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの店舗の入口に配置されてもよい。クライアント・システム130が、ビーコン310の無線通信範囲内に到達した(すなわち、クライアント・システム130に関連付けられているユーザが、ビーコン310の範囲内へ移動した)場合、サードパーティ・システム170は、ビーコン310を通じて、クライアント・システム130と関連付けるための要求を送信し得る。サードパーティ・システム170は、ビーコン310に対して通信可能に結合され得る。関連付けるための要求は、ビーコン310とクライアント・システム130との間で無線通信セッションを確立するための要求であってもよい。関連付けるための要求が送信されるためには、クライアント・システム130が、ビーコン310に近接している必要があり得る。本願明細書において、ビーコンに近接しているとは、ビーコン310から所定の距離内にあることに及ぶ。限定ではなく、例として、クライアント・システム130は、関連付けるための要求が送信され得る前に、ビーコン310が位置するサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所の内部に存在している必要があり得る。関連付けるための要求は、本願明細書においては、限定ではなく、説明の目的のために、サードパーティ・システム170によってビーコン310を通じて送信されるものとして記述されていること、および、関連付けるための要求が、例えば、ビーコン310、サードパーティ・システム170、クライアント・システム130、およびソーシャル・ネットワーキング・システム160を含む、任意の適切なコンポーネントによって送信されてもよいことが理解されるであろう。
特定の実施形態において、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、複数のビーコン310に関連付けられてもよく、各ビーコン310は、ある場所内の特定のロケーションに存在し得る。例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、衣類小売店であってもよく、この衣類小売店は、各部門にビーコン310(例えば、女性部門、男性部門、および子供部門のそれぞれに1つずつ、3つのビーコン310)を有してもよい。クライアント・システム130が、2つ以上のビーコン310に近接する(例えば、複数のビーコン310が、重複する範囲を有する)場合、ビーコン310のうちのどれにクライアント・システム130が(例えば、無線通信セッションを確立することによって)関連付けられるべきかを決定するために、または、特定のビーコン310との推薦される無線通信セッションを確認するために、様々な技法が使用され得る。限定ではなく、例として、ビーコン310のうちの1つを選択するための技法は、ユーザ選択(例えば、特定のビーコン310への近接を示す、クライアント・システム130におけるユーザ入力)、確率(例えば、ユーザが特定のビーコン310に関連付けられるはずであるという確率的な決定)、ロケーション三角測量(例えば、クライアント・システム130、ビーコン310、または双方の正確な位置を三角測量すること)、クライアント・システム130の他のロケーション・サービス(例えば、ネットワーク・ロケーション)、およびソーシャル・グラフ200におけるつながりを介した(例えば、つながりの無線通信セッションに基づいた)確認を含んでもよい。関連付けるための要求は、無線通信セッションがビーコン310とクライアント・システム130との間で確立され得る前に、これらの技法のうちの1つによって補完される必要があり得る。例えば、クライアント・システム130は、複数のビーコン310によって検出されることがあり、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・グラフ200においてクライアント・システム130のユーザからの閾値分離度合い内に各々がいる、1人または複数の他のユーザが、各々が特定のビーコン310との無線通信セッション中であるクライアント・システム130に関連付けられていると決定し得る。次いで、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、クライアント・システム130が、同じ特定のビーコン310との無線通信セッション中であるに違いないと決定し得る。限定ではなく、別の例として、クライアント・システム130におけるユーザ入力は、ビーコン310との無線通信セッションを確認もしくは許可するために、またはビーコン310のうちのどれと無線通信セッションが確立されるべきかを確認するために、使用され得る。サードパーティ・システム170(または、ソーシャル・ネットワーキング・システム160)は、特定のビーコン310との推薦される無線通信セッションを確認すること、許可すること、または拒否することをユーザに求めるプロンプトを、直接またはビーコン310を通じて、クライアント・システム130へ送信し得る。限定ではなく、例として、サードパーティ・システム170(または、ソーシャル・ネットワーキング・システム160)は、第2のユーザのクライアント・システム130とビーコン310との間で保留中の推薦される無線通信セッションを確認することをユーザに求めるプロンプトを、直接またはビーコン310を通じて、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信してもよい。
特定の実施形態において、盗まれ、なりすまされ、または、そうでなければ、認可なしで移動されたビーコン310は、1つまたは複数のクライアント・システム130と、盗まれた、または、なりすまされたビーコン310との間に確立されている確認された無線通信セッションに基づいて、検出され得る。限定ではなく、例として、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションが、(例えば、上述された技法のうちの1つまたは複数により)確立され、確認されたが、無線通信セッションが、ビーコン310はその指定されたロケーション以外のロケーションに存在することを示す場合、ビーコン310は盗まれている、またはなりすまされていると決定され得る。盗まれた、または、なりすまされたビーコン310の検出は、クラウドソーシングされた情報に基づいてもよい。例えば、ビーコン310は、閾値数のクライアント・システム130が、誤ったロケーションにおけるビーコン310と確認された無線通信セッション中である場合にのみ、盗まれている、または、なりすまされていると決定されてもよい。いったん検出されると、ビーコン310の窃盗またはなりすましは、ビーコン310に関連付けられているページ(例えば、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によってホストされるページ)のページ管理者へ報告され得る。
特定の実施形態において、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションは、ビーコン310がクライアント・システム130によってタップされること、または、そうでなければ物理的に接触されることに応答して、確立され得る。ユーザは、ビーコン310をタップすることにより無線通信セッションが確立され得るかどうかを、許可のセットにおいて指定し得る。ユーザはまた、許可のセットにおいて、無線通信セッションが自動的に確立され得る(すなわち、無線通信セッションの確立を確認するために、または許容するために、クライアント・システム130によって、さらなるアクションが行われる必要がない)ビーコン310と、その許可がどれくらいの期間有効であるか(例えば、無線通信セッションは、1週間の間のみ、または無期限に、自動的に確立されてもよい)とを指定し得る。
サードパーティ・システムへのソーシャル・ネットワーキング情報の提供
無線通信セッションが、第1のユーザのクライアント・システム130とビーコン310との間で確立されると、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・ネットワーキング情報のセットを、サードパーティ・システム170、他のユーザのクライアント・システム130(例えば、ソーシャル・グラフ200における第1のユーザのソーシャルつながり)、他のビーコン310、他のソーシャル・ネットワーキング・システム160、任意の他の適切な受信者、または、これらの任意の組合せへ提供してもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・ネットワーキング情報のセットを受信者と直接共有してもよく、または、この情報は、ビーコン310経由で共有されてもよい。ソーシャル・ネットワーキング情報のセットは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって提供されるものとして記述されているが、これは、限定ではなく、説明の目的のために過ぎないこと、および、例えば、1つまたは複数のビーコン310を含む、任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムが、ソーシャル・ネットワーキング情報160のセットを提供してもよいことが、理解されるであろう。
ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報は、限定ではなく、例えば、人口統計学的情報(例えば、年齢、性別、国籍、人種、民族性、および地域性)、経歴情報(例えば、名前、写真、誕生日、および星座)、好み(例えば、音楽、書籍、映画、および食物の好み)、支払信用証明、購入履歴、ロイヤリティ・ポイントまたはクレジット、アレルギーおよび他の医療情報、ソーシャル・グラフ情報(例えば、ソーシャル・グラフ200における閾値分離度合い内のソーシャルつながり、および、それらのつながりのソーシャル・ネットワーキング情報)、ソーシャル・ネットワーキング・システム160上のユーザのプロフィールに記憶されている任意の他の情報、ユーザに関する任意の他の適切な情報、または、これらの任意の組合せを含んでもよい。限定ではなく、例として、サードパーティ・システム170によって受信されるソーシャル・ネットワーキング情報のセットは、クライアント・システム130のユーザに対応するソーシャル・グラフ200内の第1のノードと、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応する第2のノードとの間のつながりを含んでもよい。第1のノードと第2のノードとの間のつながりは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関してユーザによって行われた特定のソーシャル・ネットワーキング・アクションを表現し得る(例えば、ユーザは、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているページまたはイベントに「いいね!」の表明をしており、またはチェックイン済みである)。限定ではなく、別の例として、サードパーティ・システム170によって受信されるソーシャル・ネットワーキング情報のセットは、ソーシャル・グラフ200においてクライアント・システム130の第1のユーザに閾値分離度合い(例えば、一次のつながりは、第1のユーザの「友達」であり得る)でつなげられている、1人または複数の第2のユーザの識別子を含んでもよい。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング情報の第2のセットは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって送信され、サードパーティ・システム170によって受信され得る。ソーシャル・ネットワーキング情報の第2のセットは、クライアント・システム130の第1のユーザに対して閾値分離度合いだけ離れて各々がつなげられている、オンライン・ソーシャル・ネットワークの1人または複数の第2のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報を含んでもよい。ソーシャル・ネットワーキング情報の第2のセットは、ビーコン310の無線通信範囲内に位置するクライアント・システム130に関連付けられている第2のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報を含んでもよい。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、サードパーティ・システム170、またはビーコン310は、ビーコン310の周りの距離を描く少なくとも1つの半径を指定してもよく、ソーシャル・ネットワーキング情報の第2のセットは、ビーコン310のその少なくとも1つの半径内に位置するクライアント・システム130に関連付けられている第2のユーザのものであってもよい。
特定の実施形態において、提供される、または受信されるソーシャル・ネットワーキング情報の特定のセットは、特定の受信者向けに誂えられ得る。関連付けるための要求は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性を指定し得る。サードパーティ・システム170へ提供される特定のソーシャル・ネットワーキング情報は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性に基づいて選択され得る。属性は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダによって調達される商品または与えられるサービスのタイプであってもよく、提供されるソーシャル・ネットワーキング情報は、そのタイプの商品またはサービスに関連付けられているユーザ・プリファレンスを含んでもよい。限定ではなく、例として、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの属性は、このサードパーティ・コンテンツ・プロバイダがレストランであることを示してもよく、サードパーティ・システム170へ送信されるソーシャル・ネットワーキング情報は、ユーザのアレルギーのリストを含んでもよい。一方で、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの属性は、このサードパーティ・コンテンツ・プロバイダが衣類小売店舗であることを示してもよく、サードパーティ・システム170へ送信されるソーシャル・ネットワーキング情報は、ユーザの衣類のサイズおよび好きな色を含んでもよい。
特定の実施形態において、送信される、または受信される、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報の特定のセットは、ユーザによって指定された許可のセット(例えば、プライバシー・プリファレンス)またはオンライン・ソーシャル・ネットワークによって課された他の制限の対象となり得る。ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報は、ユーザが指定した許可のセットに従って、ビーコン310またはサードパーティ・システム170と自動的に共有され得る。例えば、ユーザは、共有がサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの特定の支店に対して、またはサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの全ての支店に対して許可されることを指定してもよい(例えば、共有は、地域の喫茶店に対して、またはフランチャイズ内の全ての喫茶店にわたって許可されてもよい)。限定ではなく、別の例として、ユーザは、共有がソーシャル・グラフ情報に基づいて許可されることを指定してもよい(例えば、共有は、ユーザが「いいね!」、「フォロー」、または他のソーシャル・ネットワーキング・アクションを通じて親和性を示したエンティティに対して許容されてもよい)。許可のセットは、ソーシャル・グラフ情報(例えば、閾値分離度合い内のつながり)に基づいて、ユーザの一定のソーシャル・ネットワーキング情報の共有を許可してもよい。限定ではなく、例として、許可のセットは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するノードと、クライアント・システム130のユーザに対応するノードとの間の、ソーシャル・グラフ200における分離度合いに基づいて、ソーシャル・ネットワーキング情報のセットが送信されることを可能にしてもよい。ユーザは、許可のセット内で、異なるレベルの共有を指定してもよい。限定ではなく、例として、ユーザは、二次またはより高次のつながりと共有される量よりも、ソーシャル・グラフ200におけるユーザの一次のつながりと、多くの量のソーシャル・ネットワーキング情報が共有され得ることを指定してもよい。
クライアント・システムへのカスタマイズされたサードパーティ・コンテンツの提供
特定の実施形態において、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報の提供に応答して、サードパーティ・システム170は、サードパーティ・コンテンツを、ユーザのクライアント・システム130に対してプッシュし、供給し、プロモーションし、または、そうでなければ送信し得る。特定の実施形態において、サードパーティ・システム170は、ユーザを意図したサードパーティ・コンテンツを、ソーシャル・ネットワーキング・システム160へ送信してもよく、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのサードパーティ・コンテンツを、ユーザのクライアント・システム130へ送信してもよい。サードパーティ・コンテンツはまた、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報が提供されるかどうかにかかわらず、ビーコン310とクライアント・システム130との間で確立されている無線通信セッションに応答して送信されてもよい。提供されるサードパーティ・コンテンツは、受信されたソーシャル・ネットワーキング情報に基づいてカスタマイズされ得る。限定ではなく、例として、ユーザの名前の受信に応答して、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、ユーザの購入履歴(例えば、ユーザがサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所に最後に来たのはいつか、および、ユーザが何を注文し、または購入したか)を送信してもよい。サードパーティ・コンテンツは、限定ではなく、例えば、オブジェクトの識別子(例えば、特定のオブジェクトがビーコン310の近くに位置するという表示)、ユーザの識別子(例えば、1人もしくは複数のユーザの1つもしくは複数のクライアント・システムが、1つもしくは複数のビーコン310と無線通信セッション中であるという表示)、スポンサー付きコンテンツ(例えば、広告、クーポン、プロモーション、もしくは他の適切なオファー)、得意客の人口統計学的情報(例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所の現在の得意客もしくは履歴上の得意客の平均年齢)、メッセージ(例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダからのメッセージ、もしくは別のユーザのクライアント・システム130によって残されたメッセージ)、どのようにサードパーティ・コンテンツ・プロバイダへメッセージを送信するかに関する情報もしくは指図(例えば、サードパーティ・システム170へメッセージを送信するための連絡先情報)、電子掲示板もしくはチャット・ルーム機能へのアクセス、もしくはこれらにアクセスするための命令(例えば、特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの1つもしくは複数のビーコン310と無線通信セッション中であるクライアント・システムに関連付けられている他のユーザとのチャット・ルームへのアクセス)、(例えば、1つもしくは複数のビーコン310に現在近接している他のユーザの)ソーシャル・ネットワーキング情報、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所情報(例えば、場所の地図もしくは製品在庫情報)、任意の他の適切なサードパーティ・コンテンツ、または、これらの任意の組合せを含んでもよい。
限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて、ソーシャル・ネットワーキング・アクションを提案し得る(例えば、他のユーザが、ビーコン310と現在無線通信セッション中であるクライアント・システム130に関連付けられている場合、ビーコン310に関連付けられている事業所の場所での投稿にタグ付けするように、他のユーザに提案する)。限定ではなく、例として、サードパーティ・システム170は、オンライン・ソーシャル・ネットワークの第2のユーザの1つまたは複数の識別子を、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信してもよく、第2のユーザは各々、ビーコン310とアクティブな無線通信セッション中である、それぞれのクライアント・システム130に関連付けられ得る(例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所に現在存在する第2のユーザの識別子)。サードパーティ・システム170は、各々の受信されたソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて、第1のユーザが第2のユーザと1つまたは複数の共通の属性を有すると決定することができ、各々のソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて、提案される会話トピックと共に、第2のユーザの識別子を第1のユーザへ提供し得る(例えば、提案される会話トピックは、識別された共通性と関係していてもよい)。同じ例において、サードパーティ・システム170は、第1のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて、ソーシャル・グラフ200において第1のユーザのソーシャルつながりである第2のユーザ(すなわち、第2のユーザは、第1のユーザの「友達」である)の識別子のみを送信してもよい。サードパーティ・コンテンツは、現在の情報、履歴上の情報、または双方の組合せに基づいてもよい。
特定の実施形態において、サードパーティ・システム170、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、またはビーコン310は、付加的な情報に対する1つまたは複数の質問または要求を、ユーザのクライアント・システム130へ送信し得る。応答は、ユーザによって入力されてもよく、または、そうでなければクライアント・システム130において入力され、クライアント・システム130によって、質問元のサードパーティ・システム170、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、またはビーコン310へ直接またはビーコン310を通じて送信されてもよい。送信される応答は、2値のはい/いいえの応答、または要求された情報のうちの一部もしくは全部を含んでもよい。限定ではなく、例として、図12の下部に示されるように、ユーザは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所においてユーザの写真を求めるプロンプトに応答して、「自撮り写真」または他の画像を撮影し、送信してもよい。次いで、サードパーティ・システム170、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、またはビーコン310は、受信されたユーザ応答に基づいて、サードパーティ・コンテンツをクライアント・システム130へ送信し得る。限定ではなく、例として、サードパーティ・システム170は、ユーザに質問「ジーンズをお探しですか」と、答えの選択肢「はい」および「いいえ」とを送信してもよく、「はい」というユーザ応答に応答して、サードパーティ・システム170は、ジーンズのロケーションを示す店の地図をクライアント・システム130へ送信してもよい。同じ例において、サードパーティ・システム170は、ユーザの性別を示す、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報を付加的に受信してもよく、サードパーティ・システム170は、その結果、ユーザのクライアント・システム130へ送信するべきサードパーティ・コンテンツを、ユーザの性別用のジーンズのロケーションを示す地図でさらにカスタマイズしてもよい。特定の実施形態において、サードパーティ・システム170は、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツを、ユーザのクライアント・システム130への配信のために、ソーシャル・ネットワーキング・システム160へ送信し得る。次いで、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツを(例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するページ上に、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツを示すことによって)クライアント・システム130へ提供し得る。
特定の実施形態において、確立された無線通信セッションが、ビーコン310とクライアント・システム130との間においてアクティブである間に(すなわち、ユーザが、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所に現在位置している間に)、サードパーティ・コンテンツは、クライアント・システム130へ送信され得る。限定ではなく、例として、クライアント・システム130へ送信されるサードパーティ・コンテンツは、プロモーション用オファーを含んでもよく、このプロモーション用オファーは、ビーコン310とクライアント・システム130との間の確立された無線通信セッションがアクティブに保持される間に、クライアント・システム130のユーザによって引換可能である。付加的に、または代替案として、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションが終了した後に(すなわち、ユーザが、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所を去った後に)、サードパーティ・コンテンツが提供されてもよい。限定ではなく、例として、サードパーティ・システム130は、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションが終了したことを検出することができ、サードパーティ・システム170は、クライアント・システム130がビーコン310の無線通信範囲内にまだ存在する間に、サードパーティ・コンテンツをクライアント・システム130へ送信してもよい。限定ではなく、例として、サードパーティ・システム170は、(例えば、ユーザがビーコン310の近くからクライアント・システム130を持ち出すことよって、または無線通信セッションが期限切れとなることによって)ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションが終了した後に、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダを評価またはレビューするための調査または要求を、クライアント・システム130へ送信してもよい。限定ではなく、別の例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションが終了した後に、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダを評価またはレビューするための調査または要求を、クライアント・システム130へ送信してもよい。
特定の実施形態において、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションの確立は、オンライン・ソーシャル・ネットワークにおけるソーシャル・ネットワーキング・アクションを有効にし得る。例として、ビーコン310とクライアント・システム130と間の無線通信セッションの確立は、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上のユーザによる、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ビーコン所有者に対応するページへの「いいね!」、チェックイン、または親和性の他の適切な表現という結果をもたらし得る。ビーコン310に対してクライアント・システム130をタップすること、または、そうでなければクライアント・システム130にタッチすることは、ソーシャル・ネットワーキング・アクション(例えば、「いいね!」、「フォロー」、「ポーク」、または「友達要求を送信」)を実行し得る。限定ではなく、例として、ビーコン310は、ストリート・パフォーマ・ミュージシャンに対応付けられてもよく、ユーザは、クライアント・システム130を用いてビーコン310をタップして、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上のそのミュージシャンに対応するページに対する「いいね!」を生成してもよい。ソーシャル・ネットワーキング・アクションは、ソーシャル・グラフ200において、ユーザに対応するノードと、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダまたはサードパーティ・コンテンツ・プロバイダのイベントに対応するページとをつなげているエッジによって、表現され得る。ソーシャル・ネットワーキング・アクションは、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって(例えば、ユーザに対応するフィードまたはプロフィール上で)発行され得る。ソーシャル・ネットワーキング・アクションは、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションの確立によってトリガされるものとして記述されているが、これは例示に過ぎないこと、ならびに、ビーコン310、クライアント・システム130、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、およびサードパーティ・システム170の間の任意の適切な対話が、ソーシャル・ネットワーキング・アクションをトリガし得ることが理解されるであろう。ビーコン310を通じて実行されるソーシャル・ネットワーキング・アクションは、2014年8月22日に出願され、「オンライン・ソーシャル・ネットワーク上のユーザ・アクションに応答したカードの生成(Generating Cards in Response to User Actions on Online Social
Networks)」と題された米国特許出願第14/466,269号において記述されているタイプの、ユーザに対して提示され得る、アフター・パーティのような反応カードについてのトリガとなってもよく、この出願の全体は、本願明細書に援用される。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・アクションは、サードパーティ・システム170へ送信される、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報のセットに応答して、実行されてもよい。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのクライアント・システム130とビーコン310との間で確立された無線通信セッションに基づいて、(例えば、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上でユーザに関連付けられているページ上のフィードにおいてオブジェクトおよび情報を発行することによって)コンテンツをユーザへ提示し得る。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのクライアント・システム130とビーコン310との間で確立された無線通信セッションに基づいて、フィード内のストーリ、広告、プロモーション、オファー、または他のコンテンツを順位付けし得る。
特定の実施形態において、ビーコン310とクライアント・システム130と間での無線通信セッションの確立は、サードパーティ・システム170に、ビーコン310が関連付けられているサードパーティ・コンテンツ・プロバイダのアプリケーションの特定のロケーションまたはコンテンツ・アイテムへのディープ・リンクを提供させ得る。限定ではなく、例として、サードパーティ・システム170は、ユーザが特定の製品に興味を持っていることを示す、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報を受信してもよく、サードパーティ・システム170は、特定の製品に関する情報を有する(例えば、クライアント・デバイス130上で実行されている)アプリケーションにおけるロケーションへのディープ・リンク(例えば、URL)を、ユーザのクライアント・システム130へ送信してもよい。
特定の実施形態において、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションの確立は、サードパーティ・コンテンツ(例えば、クーポン)、ソーシャル・ネットワーキング・システム160のコンテンツ(例えば、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上のVIPページにアクセスするためのキー)、またはオンライン・ソーシャル・ネットワークの別のユーザによってビーコン310に置かれたコンテンツ(例えば、メッセージ、画像、もしくはデジタル・ギフト)をロック解除し得る。限定ではなく、例として、第1のユーザは、ビーコン310において、物理的なまたはデジタルのメッセージを残してもよく、誰がそのメッセージにアクセスし得るかを指定し得る(例えば、ビーコン310との無線通信セッション中の任意の第2のユーザ、または、第1のユーザとのソーシャルつながりであり、かつ、ビーコン310との無線通信セッション中である任意の第2のユーザ)。
特定の実施形態において、1つまたは複数のビーコン310に置かれたコンテンツに(例えば、ユーザ、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、またはサードパーティ・システム170によって)アクセスし、またはこれを閲覧するための認可は、そのコンテンツの創作者もしくは寄託者または別のエンティティによって設定された条件に基づき得る。1つまたは複数のビーコン310における一定のコンテンツへのアクセスに関する制限条件は、指定されたグループにおけるメンバーシップを含んでもよい。例えば、認可されるグループ・メンバーは、限定ではなく、例として、一定の社交クラブのメンバー、特定のコンテンツへのアクセス権を購入したユーザ、ソーシャル・グラフ200における特定のユーザ・ノードもしくはコンセプト・ノードの直接のつながり、一定の市外局番もしくは局番を持つ電話番号を有するユーザ、ダウンロードされたモバイル・デバイス・アプリケーションの登録済みのユーザ、他の適切な条件、または、これらの任意の組合せを含んでもよい。アクセスへの制限は、ユーザの人口統計学的な属性(例えば、年齢、性別、国籍、人種、民族性、および/もしくは地域性)、ソーシャル・ネットワーキング・システム160上のユーザのプロフィール属性、ユーザに関連付けられているソーシャル・ネットワーキング情報(例えば、ソーシャル・グラフ200内でユーザの閾値分離度合い内の友達)、クライアント・システムのステータス(例えば、デバイスは「ペアリング・モード」もしくは「ゲーム・モード」にある)、ソーシャル・ネットワーキング・システム160でのユーザのアカウントについてのペアレンタル・コントロール・セット、ユーザのトランザクション履歴、他の適切なユーザ固有の情報、または、これらの任意の組合せを含むが、これらに限定されない、ユーザ固有の情報に付加的に基づいてもよい。一例において、認可は、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上で閾値数よりも多くのゲームがプレイされたこと、特定のゲーム内での閾値レベルの達成、閾値時間数よりも長く特定のゲームをプレイしたというログが記録されたこと、ビーコン310に関連付けられているページへの閾値数よりも多い投稿の達成(例えば、コメントもしくはステータス更新)、特定のビーコン310もしくはビーコン310のセットと確立された、閾値数よりも多くの無線通信セッション(例えば、1年以内に訪問すべき、10箇所のニューヨーク市の目的地を指定したスカベンジャー・ハント)、または、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上の組織もしくはグループの管理者もしくは役人としての指定を示すトランザクション履歴を有するユーザに対して、与えられ得る。限定ではなく、例として、閾値数よりも多くの無線通信セッションが、クライアント・システム130とサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの1つまたは複数のビーコン310との間で確立された場合、サードパーティ・システム170は、サードパーティ・コンテンツへのアクセスを与えてもよく、またはサードパーティ・コンテンツ(例えば、プロモーションもしくは他の報酬)をユーザのクライアント・システム130へ提供してもよい。
特定の実施形態において、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ(または、サードパーティ・システム170)は、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッション、ソーシャル・ネットワーキング情報の受信された1つもしくは複数のセット、情報に対する質問もしくは要求に対する受信されたユーザ応答、または、これらの任意の組合せに基づいて、リアルタイムで動作し得る。サードパーティ・システム170は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所の1つまたは複数の特性が、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報の受信されたセットに応答して、リアルタイムで修正されるようにし得る。限定ではなく、例として、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、特定のユーザまたはユーザのグループに合わせてカスタマイズされたアクション(例えば、ソーシャル・ネットワーキング情報の受信された1つまたは複数のセットに基づいて、照明を変更すること、好きな前菜をオファーすること、好みのジャンルの音楽を再生すること、または、これらの任意の組合せ)を実行してもよい。限定ではなく、別の例として、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、ユーザについて受信されたソーシャル・ネットワーキング情報と、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所(例えば、レストラン)において他のユーザについて受信されたソーシャル・ネットワーキング情報のセットとの間の、そのユーザベースの類似点または相違点(例えば、1つまたは複数の類似する属性または相違する属性)を設定してもよい。
ビジネス・インサイト
特定の実施形態において、1つまたは複数のクライアント・システム130に関連付けられている、1人または複数のユーザのセッション情報は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所のロケーションにおける1つまたは複数のビーコン310から受信され得る。セッション情報は、各クライアント・システム130とビーコン310との間の対話に関する情報を含み得る。限定ではなく、例として、セッション情報は、各ユーザについて、ビーコン310のうちの1つとクライアント・システム130との間で確立された無線通信セッションの履歴、訪問(すなわち、ビーコン310のうちの1つもしくは複数と、それぞれのクライアント・システム130との間で確立された無線通信セッション)の回数、ユーザが、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所にあるビーコン310のうちの1つとの初めての無線通信セッション中であるかどうか、ビーコン310のうちの1つとクライアント・システム130との間の各無線通信セッションの持続期間、ビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションの平均持続期間、ビーコン310のうちの1つとクライアント・システム130との間で最後の無線通信セッションが確立されて以降の時間、ビーコン310のうちの1つとクライアント・システム130との間で確立された無線通信セッションに関する任意の他の情報、または、これらの任意の組合せを含んでもよい。セッション情報は、そのクライアント・システム130がビーコン310のうちの1つまたは複数と現在無線通信セッション中であるユーザの情報を含んでもよい。セッション情報は、そのクライアント・システム130がビーコン310のうちの1つまたは複数と過去に無線通信セッション中であったユーザの情報も含んでもよい。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所内のロケーションに置かれた1つまたは複数のビーコン310によって登録された客足に基づいて、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダについてのビジネス・インサイトのレポートを生成して得る。このレポートは、図4A〜図4Cにおいてソーシャル・ネットワーキング・システム160によって生成されるものとして記述されているが、これは、限定ではなく、例示の目的に過ぎず、例えば、1つまたは複数のビーコン310を含む、任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムが、レポートを生成し得る。限定ではなく、例として、図4Aに関連して下記に記述されているように、レポートは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの1つまたは複数のビーコン310に現在関連付けられている、または過去に関連付けられていたオンライン・ソーシャル・ネットワークの複数のユーザに関する集約されたセッション情報および集約されたソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて生成されたビジネス・インサイトのセットを含んでもよい。限定ではなく、別の例として、図4B〜図4Cに関連して下記に記述されているように、レポートは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの1つまたは複数のビーコン310に現在関連付けられている、または過去に関連付けられていたオンライン・ソーシャル・ネットワークの各個人ユーザのプロフィールを含んでもよい。特定の実施形態の利点は、1つまたは複数のビジネス・インサイト(例えば、1つまたは複数のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているビーコン310に基づいたビジネス・インサイト)が、ユーザへ提供され、各特定のユーザの特定のニーズに合わせてカスタマイズされ得るということである。このように、ビジネス・インサイトは、カスタマイズされた、ロケーションベースの情報を提供して、ユーザに権能を与えることができ、その情報に基づいて、ユーザは、知識のある決定を行い得る。限定ではなく、例として、集約ビジネス・インサイトは、(例えば、ユーザが、勉強するための最も静かな喫茶店を選択することができるような)地域の喫茶店における報告された雑音レベル、(例えば、ユーザが、そのユーザの年齢グループが最も多いバーを選択することができるような)特定の領域内のバーの人口統計学的な構成、(例えば、ユーザが、レジ待ちの列が最短の食料品店を選択することができるような)食料品店における待ち時間を含んでもよい。
図4Aは、サードパーティ・システム130上に表示されるインタフェース400の例示的なレポート・ビュー405を示す。レポート・ビュー405は、オンライン・ソーシャル・ネットワークの1人または複数のユーザ(すなわち、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの客層)についての集約されたセッション情報および集約されたソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて生成された、任意の適切なビジネス・インサイト420(例えば、統計値、データ、または他の適切な情報)を含み得る。ビジネス・インサイト420を生成した後に、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・システム170に関連付けられているサードパーティ・コンテンツ・プロバイダへの表示のために、ビジネス・インサイト420をサードパーティ・システム170へ送信し得る。ビジネス・インサイト420は、過去にビーコン310のうちのいずれかとの確立された無線通信セッションにあったクライアント・システム130に関連付けられている全てのユーザ(すなわち、履歴上の顧客)のために生成されてもよい。ビジネス・インサイト420は、そのクライアント・システム130がビーコン310のうちのいずれかと現在アクティブな無線通信セッション中である全てのユーザ(すなわち、現在の顧客)のために生成されてもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のビーコン310から、1人または複数のユーザについてのセッション情報を受信し、ビーコン310の各々は、サードパーティ・システム170と通信可能に結合され、特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている。限定ではなく、例として、1つまたは複数のビーコン310は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所の1つまたは複数のロケーションにおいて固定されてもよい。ユーザの受信されたセッション情報は、特定のユーザの識別子を含むことができ、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、その識別子に基づいて、ソーシャル・ネットワーキング情報にアクセスし得る。次いで、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ビジネス・インサイト420を生成するために、1人または複数のユーザについての受信されたセッション情報およびアクセスされたソーシャル・ネットワーキング情報を集約し、匿名にし得る。ビジネス・インサイトは、サードパーティ・システム170上で実行されているネイティブ・アプリケーションの専用ユーザ・インタフェース400での表示のために、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって、サードパーティ・システム170へ送信され得る。
特定の実施形態において、ビジネス・インサイト420は、集約されたセッション情報、集約されたソーシャル・ネットワーキング情報、または、これらの任意の組合せに基づいて生成され得る。セッション情報に基づいて生成されるビジネス・インサイト420は、限定ではなく、例えば、ユーザ訪問の平均持続期間(すなわち、無線通信セッション持続期間に基づいて決定される)を含んでもよい。ソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて生成されるビジネス・インサイト420は、限定ではなく、例えば、女性であるユーザの人数、または、1人もしくは複数のユーザが(例えば、オンライン・ソーシャル・ネットワークにおいて「いいね!」の表明をすることによって)親和性を示した製品もしくはメニュー項目を含んでもよい。ビジネス・インサイト420は、ソーシャル・ネットワーキング情報とセッション情報との両方に基づいて生成されてもよく、限定ではなく、例えば、女性であり、かつ、ビーコン310と現在無線通信セッション中であるユーザの人数と、女性ユーザの訪問の平均持続時間とを含んでもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、各ユーザの許可のセットまたはソーシャル・ネットワーキング・システム160によって課される他の制限の対象となるビジネス・インサイト420を生成し得る。図4Aの示された例において、ビジネス・インサイト420は、店舗内の顧客(すなわち、1つまたは複数のビーコン310と無線通信セッション中のクライアント・システム130を有するユーザ)、再訪問した顧客および初めて来た顧客の人数、男性および女性の人数、1訪問当たり平均分数、顧客当たりの平均訪問回数、組み合わされたロイヤリティ・ポイント、平均年齢、誕生日が今日である顧客、(例えば、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するページの)平均レーティング、ならびに、(例えば、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するページに)チェックインした顧客を含むものとして示されている。生成され、レポート・ビュー405に含まれる特定のビジネス・インサイト420およびその数は、ソーシャル・ネットワーキング・システム160がビジネス・インサイト420を生成する特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに合わせてカスタマイズされ得る。ビジネス・インサイトに関連して、特定の実施形態は、「聴衆メトリクスの視覚化(Visualizing Audience Metrics)」と題された米国特許出願第14/542,389号、「広告のためのターゲットとする基準と共に聴衆メトリクスを使用すること(Using Audience Metrics with Targeting Criteria for an
Advertisement)」と題された米国特許出願第14/542,397号、および、「聴衆に関係する親和性スコアを含む聴衆メトリクスの生成」と題された米国特許出願第14/452,411号に開示されている、1つまたは複数のシステム、コンポーネント、要素、機能、方法、動作、または工程を利用してもよく、これらの出願の各々は、その全体が本願明細書に援用される。
特定の実施形態において、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所の場所全体に(例えば、レジ待ちの列、部門、通路、および特定の製品のためのディスプレイにおいて)分散された複数のビーコン310を有してもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160によってビーコン310の各々から受信される1人または複数のユーザのセッション情報は、ユーザのクライアント・システム130が無線通信セッション中である特定のビーコン310に基づいて、1人または複数のユーザの各々についての場所内のロケーションを含んでもよい。ビジネス・インサイト420は、このロケーション情報に基づいて生成されてもよく、「苦痛ポイント」、例えば、長い行列のレジ(例えば、閾値数を超えるクライアント・システム130が、そのレジにおけるビーコン310と現在無線通信セッション中である)、混み合った部門または通路(例えば、閾値数を超えるクライアント・システム130が、その部門もしくは通路におけるビーコン310と現在無線通信セッション中である)、補充される必要があり得る、多数の客足の近くの製品、および、サービスを必要とするテーブルもしくはユーザ、事業所内のユーザのロケーションに基づいた任意の他の適切なビジネス・インサイト420、または、これらの任意の組合せを含んでもよい。
特定の実施形態において、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダまたは関連付けられているサードパーティ・システム170は、ビジネス・インサイト420に基づいて、リアルタイムでアクションを行い得る。限定ではなく、例として、サードパーティ・システム170は、ビジネス・インサイト420に基づいて、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所の場所全体へスタッフを送ってもよい(例えば、ビジネス・インサイト420は、特定の部門における、部門からレジまでの時間、部門の客足、および特定のオファーを含んでもよい)。別の例として、サードパーティ・システム170は、ビジネス・インサイト420に基づいて、アイテムに値段を付けてもよい(例えば、客足が多いことを示すビジネス・インサイト420に基づいて、価格を急騰させること)。別の例として、サードパーティ・システム170は、(例えば、特定の製品の集約購入履歴を含むビジネス・インサイト420に基づいて)在庫を再発注し、または棚もしくは製品を補充し得る。別の例において、ビジネス・インサイト420は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所の場所における(例えば、平均滞留時間に基づいた)群衆インデックスも監視することができ、サードパーティ・システム170は、群衆インデックスを追跡したビジネス・インサイト420に基づいて、ユーザに対する提案を行い得る(例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所の場所が混雑し過ぎている場合に、特定のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報に基づいて、ユーザが好きかもしれない場所の提案を行う)。
ビジネス・インサイト420は、予め定義されたウィンドウ時間中に受信もしくはアクセスされたセッション情報およびソーシャル・ネットワーキング情報、経時的に継続して蓄積された情報、またはリアルタイム情報に基づいて、生成されてもよい。ビジネス・インサイトは、リアルタイムで動的に更新されてもよい。限定ではなく、例として、ビジネス・インサイトは、ビーコン310とクライアント・システム130との間で確立され、終了された無線通信セッションに基づいて更新されてもよい。ビジネス・インサイトは、個人ベースで、または(例えば、レポート・ビュー405に示されたように)複数のインサイトのレポートの一部として、提供されてもよい。ビジネス・インサイト420は、ビジネス・インサイト420のレポートの生成および提供について、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに課金することによって収益化され得る。ポートフォリオ内で提供される特定のタイプのビジネス・インサイトは、特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダのニーズおよび予算に基づいてカスタマイズされてもよい。
図4Bは、サードパーティ・システム130上に表示されるインタフェース400の例示的なプロフィール・ビュー410を示す。特定の実施形態において、プロフィール・ビュー410は、オンライン・ソーシャル・ネットワークの1人または複数のユーザの各々について、プロフィール・アイコン425によって表現される個人プロフィールを含み得る。プロフィール・ビュー410は、プロフィール・アイコンに425を、ランダムにまたは所定の順序で提供し得る。限定ではなく、例として、プロフィール・ビュー410は、現在の訪問の持続時間、ロイヤリティ・ポイントの昇順もしくは降順で、または任意の他の適切な順序で(例えば、名のアルファベット順で)、プロフィール・アイコン425を提供してもよい。プロフィール・アイコン425は、特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダのプリファレンスに基づいて、過去にビーコン310のうちのいずれかとの確立された無線通信セッションにあったまたは現在この無線通信セッションにあるクライアント・システム130に関連付けられている全てのユーザについて生成され得る。図4Bにおいて示された例において、プロフィール・アイコン425は、ユーザの各々の画像または他の表現を含み得る(例えば、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、各ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報にアクセスして、そのユーザの画像を取得してもよい)。プロフィール・アイコン425は、ユーザの名前、識別子、あだ名、または任意の他の適切な識別情報を含んでもよい。別の例において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、通知ジュエル435をプロフィール・アイコン425上に出現させ、持続させてもよい。通知ジュエル435は、限定ではなく、例えば、ユーザについて受信された新しい情報(例えば、ソーシャル・ネットワーキング情報)に対応する数を表示し得る。図4Bに示される例において、通知ジュエル435は、数字「8」、「11」、および「2」を描いており、プロフィール・アイコン425に関連付けられている各ユーザの訪問回数を示し得る。プロフィール・アイコン425および通知ジュエル435は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダのプリファレンスに従って、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によってカスタマイズ可能である。プロフィール・アイコン425は、詳細なビューを見せるために選択可能とすることができ、詳細なビューは、図4Cに関連して下記に記述される。
図4Cは、サードパーティ・システム130上に表示されるインタフェース400の例示的な詳細なプロフィール・ビュー415を示す。詳細なプロフィール・ビュー415は、プロフィール・アイコン425と、通知ジュエル435とを含み得る。プロフィール・アイコン425が(例えば、サードパーティ・システム160における入力を通じて)選択されると、プロフィール・アイコン425は、ユーザ・プロフィール445を見せるために拡大されてもよく、ユーザ・プロフィール445は、特定のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報のセットを含んでもよい。図4Cに示される例においては、特定のプロフィール・アイコン425が、プロフィール写真430とユーザ・プロフィール445とを含めて拡大されたものとして示されており、これらは、プロフィール・アイコン425上にとどまっていても、または浮かんでいてもよい。プロフィール写真430は、プロフィール・アイコン425内に描かれた画像と同じ画像であっても、または異なる画像であってもよい。ユーザ・プロフィール445は、ユーザ名440(例えば、「ジョン」)と、ユーザの任意の他のソーシャル・ネットワーキング情報またはセッション情報(例えば「年齢:25才」)を含んでもよい。ユーザ・プロフィール445は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するソーシャル・グラフ200内のノードに関して行われた、ユーザのソーシャル・ネットワーキング・アクションも含み得る。限定ではなく、例として、ユーザ・プロフィール445は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対する親和性を表すユーザ・ソーシャル・ネットワーキング・アクションを含んでもよく、これは、ソーシャル・グラフ200において、ユーザに対応する第1のノードと、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応する第2のノードとをつなげているエッジによって表現され得る。ユーザ・プロフィール445は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの従業員または代理人の任意の関係する注釈を含めるために、サードパーティ・システム170において編集可能な注釈セクションも含み得る。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1人または複数のユーザについて受信されたセッション情報、その1人または複数のユーザについてアクセスされたソーシャル・ネットワーキング情報、受信されたサードパーティ情報、および任意の他の関連情報の記録を記憶し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、この情報を、例えば、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上のユーザ・プロフィールのマークアップとして記憶してもよい(例えば、ソーシャル・グラフ200における対応するユーザ・ノードに関連付けられて記憶される)。限定ではなく、例として、ユーザ・プロフィールのマークアップは、1つまたは複数のAPIを呼び出すことによって、サードパーティ・システム170からアクセス可能であってもよい。
本開示は、図4A〜図4Cの特定の実施形態をソーシャル・ネットワーキング・システム160によって実装されるものとして記述し、示しているが、本開示は、図4A〜図4Cの任意の適切な実施形態を任意の適切なインタフェース上で発生させ、任意の適切なプラットフォームまたはシステムによって実装されるものとして想定している。限定ではなく、例として、図4A〜図4Cの特定の実施形態は、1つまたは複数のビーコン310によって実装され得る。さらに、本開示は、図4A〜図4Cの方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図4A〜図4Cの方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムの任意の適切な組合せを想定している。
広告のターゲティング
図5は、クライアント・システム130のインタフェース500において表示されるサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの例示的な広告510を示す。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、広告のためにユーザをターゲティングし、サードパーティ・システム170から受信されたセッション情報、ソーシャル・ネットワーキング情報、およびスポンサー付きコンテンツに基づいて、ユーザへ送信されるべき広告をカスタマイズし得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザについてのセッション情報を1つまたは複数のビーコン310から受信することができ、ビーコンの各々は、サードパーティ・システム170と通信可能に結合され、特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている。ユーザの受信されたセッション情報は、特定のユーザの識別子を含むことができ、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、この識別子に基づいて、ソーシャル・ネットワーキング情報にアクセスし得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・システム170から、スポンサー付きのコンテンツも受信し得る。スポンサー付きコンテンツは、限定ではなく、例えば、広告、クーポン、オファー、割引、プロモーション、任意の他の適切な広告コンテンツ、または、これらの任意の組合せを含んでもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザによって指定された許可のセットに基づいて、広告510を生成し、ユーザのクライアント・システムへ送信し得る。
ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、クライアント・システム130のユーザによって指定された許可のセットに基づいて、テキスト、電子メール、または無線通信の任意の他の適切な方法により、広告510をクライアント・システム130へ送信し得る。図5に示される例において、広告510は、テキスト・メッセージとして示されており、クライアント・システム130のユーザは、テキスト・メッセージが全ての広告コンテンツについての好ましい通信モードであると示していることがある。ソーシャル・ネットワーキング・システム160はまた、フィードにおいて、または、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上で他の方法で公開されるものにおいて、広告510をユーザへ提供してもよい。広告510は、ユーザのクライアント・システム130が現在、ビーコン310との確立された無線通信セッション中である間に(例えば、現在の無線通信セッション中に引換可能なオファーまたは割引)、またはビーコン310とクライアント・システム130との間の無線通信セッションが終了した後に、ユーザへ送信されてもよい。限定ではなく、例として、ユーザが、かつては事業所へ頻繁に通っていたが(例えば、セッション情報に基づいて決定される)、無線通信セッションがビーコン310とユーザのクライアント・システム130との間で確立されて以降、所定の期間が過ぎた場合には、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、オファーをそのユーザへ送信してもよい。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、どのユーザに対して広告510を送信するか、ならびに、そのユーザのソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報に基づいて、どのように広告510をカスタマイズするかを決定し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザによって表される1つまたは複数の親和性に基づいて、広告を送信し得る。限定ではなく、例として、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報は、ソーシャル・グラフ200における1つまたは複数の第2のノードに関する、ユーザに対応する第1のノードの親和性係数を含んでもよい。例として、親和性係数は、第1のノードをサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応する1つまたは複数の第2のノードにつなげている、1つまたは複数のエッジに基づいてもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、(例えば、ソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて決定される)ユーザの現在の地理的ロケーションに基づいて、広告510を送信してもよい。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザが現在近接している特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの広告510を送信してもよい。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのセッション情報に基づいて、無線通信セッションが所定の期間の間、ビーコン310とクライアント・システム130との間で確立されていないという決定に応答して、広告510をクライアント・システム130へ送信してもよい。限定ではなく、別の例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて、ユーザの購入履歴が、特定のタイプの製品がセール中であり、かつ、受信されたスポンサー付きのコンテンツが、同じタイプの製品の割引を含む場合に、特定のタイプの製品を購入する強い傾向を示すという決定に応答して、広告510をクライアント・システム130へ送信してもよい。限定ではなく、例として、他のユーザがサードパーティ・コンテンツ・プロバイダを訪問する前に、ユーザがサードパーティ・コンテンツ・プロバイダを訪問した(すなわち、ユーザのクライアント・システムは、一定の数の他のユーザのクライアント・システムよりも早い日または時刻に、ビーコン310と無線通信システム中であった)ことを理由に、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、広告510をユーザへ送信してもよい。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、他のユーザが同じことをする前に、ソーシャル・グラフ200においてサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するノードに関してソーシャル・ネットワーキング・アクションを行ったユーザ(例えば、ユーザは「早期導入者」である)に対して、広告510(例えば、VIPプロモーションのオファー)を送信してもよい。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1人または複数の第2のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報に基づいて、広告510を第1のユーザのクライアント・システム130へ送信し得る。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報が、訪問の特定の平均持続期間、訪問の閾値頻度、特定の購入履歴、任意の他の適切な属性、または、これらの任意の組合せを示す、1人または複数の第2のユーザと共通する1つまたは複数の属性を有する(例えば、受信されたセッション情報が、その1つまたは複数の属性を含み得る)第1のユーザのクライアント・システム130へ広告510を送信してもよい(例えば、第1のユーザは、特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの頻繁に通う常連客または忠実な常連客である第2のユーザと「そっくり」であることに基づいて、広告をターゲティングされる)。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ソーシャル・グラフ200において第1のユーザにつなげられている1人または複数の第2のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報に基づいて、広告510を第1のユーザのクライアント・システム130へ送信してもよい(例えば、第1のノードは、第1のユーザに対応し、第2のノードは、第2のユーザに対応し、第1のノードは、第2のノードの各々に閾値分離度合いだけ離れてつなげられている)。広告は、「ロケーション・データのタイプに基づいた、ソーシャル・ネットワーキング・システム・ユーザのための広告コンテンツの選択(Selecting Advertisement Content for Social Networking System Users Based on Types of Location Data)」と題された米国特許出願第14/300,309号、「コンテンツ・アイテム特性およびユーザ属性に基づいた、オンライン・システム・ユーザへの提示のためのコンテンツ・アイテムのグループの選択(Selection Of A Group Of Content Items For Presentation To An Online System User Based On Content Item Characteristics And User Attributes)」と題された米国特許出願第14/529,133号、および、「ロケーション情報による広告表示装置(Displaying Advertisements with Location Information)」と題された米国特許出願第14/305,997号に開示された、1つまたは複数のシステム、コンポーネント、要素、機能、方法、動作、または工程を使用して、特定のユーザへ送信され、特定のユーザのためにカスタマイズされてもよく、これらの出願の各々は、その全体が本願明細書に援用される。
特定の実施形態において、クライアント・システム130は現在、第1のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダのビーコン310と無線通信セッション中である可能性があり、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第2のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダから受信されたスポンサー付きのコンテンツに基づく広告510を送信してもよい。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、新しいスポンサー付きのコンテンツを生成してもよく、または、ビーコン310と対応付けられていないエンティティもしくはサードパーティ・コンテンツ・プロバイダから、スポンサー付きコンテンツを受信してもよい。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、複数のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダのサードパーティ・システム170からスポンサー付きのコンテンツを受信してもよく、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、どのソーシャル・ネットワーキング・システム160がクライアント・システム130へ送信されるべき広告510を生成し得るかに基づいて、サードパーティ・システム170のうちの少なくとも1つから受信されるスポンサー付きのコンテンツを選択してもよい。限定ではなく、例として、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所の場所が、(例えば、ビジネス・インサイト群衆インデックスに基づいた)閾値占有レベルに達した場合、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、群衆インデックスを管理するために、異なるサードパーティ・コンテンツ・プロバイダをプロモーションし得る広告510を、1つまたは複数のビーコン310に現在関連付けられているユーザへ送信してもよい。限定ではなく、別の例として、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所(例えば、ジョニー・ブレンダズ・バー)について、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、近くの提案されるサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所および/または提案されるサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所のプロモーションもしくはオファーを含む広告510(例えば、同様の属性を有する近くのバー、すなわち、スターボード・サイド・タバーンでのハッピー・アワーの広告)を、クライアント・システム130へ送信してもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのクライアント・システムが現在、ビーコン310のうちの1つとの無線通信セッション中であるユーザの予測される退出時刻(例えば、特定のユーザについての訪問の平均持続期間を含むビジネス・インサイトに基づいて決定される)に基づいて、異なるサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所へユーザを導く広告510も送信し得る。限定ではなく、例として、ユーザのクライアント・システム130が、所定の期間の間、ビーコン310と無線通信セッション中であった後に、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、他の同様の事業所、または次に訪問するべき他の事業所の広告510を送信してもよい(例えば、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダがバーである場合、次に訪問する事業所はピザ店かもしれず、または、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダが映画館である場合、次に訪問する事業所は喫茶店かもしれない)。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、他のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの物理的な近接性(例えば、徒歩圏内)、ならびにソーシャル・ネットワーキング情報(例えば、ユーザは、あるタイプのサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対する親和性を示していることがある)、および/またはセッション情報に基づいて、広告510を送信し得る(例えば、広告は、「あなたの友達のうちの2人がスターボード・バーにいます」もしくは「あなたの友達のうちの10人がミスティック・ピザに対して「いいね!」の表明をしており、ミスティック・ピザは、ちょうど通りの向かい側にあります」を含んでもよい)。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのセッション情報において観測される傾向にも基づいて、広告510をクライアント・システム130へ送信し得る(例えば、ユーザは、第1のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの後に第2のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに頻繁に通うパターンを確立しており、そのため、第2のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、次に訪問する事業所としてプロモーションされ得る)。
特定の実施形態において、広告は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダからの広告枠に対する入札を行うことによって、収益化され得る。例えば、ユーザが位置するサードパーティ・コンテンツ・プロバイダからの、1つまたは複数の他のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダからのスポンサー付きのコンテンツへ勧誘するスポンサーシップ情報の受信に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、各々が入札も送信する、1つまたは複数の他のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダからのスポンサー付きのコンテンツを、リアルタイムで、または過去の交渉を通じて、受信し得る。
別の例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ビーコン310に関連付けられていないエンティティまたはサードパーティ・コンテンツ・プロバイダからも、スポンサー付きのコンテンツを受信し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、入札に勝ったサードパーティ・コンテンツ・プロバイダのスポンサー付きのコンテンツに基づいて、広告510をクライアント・システム130へ送信してもよい。
スポンサーシップ情報は、(例えば、特定のユーザの退出時刻予測に基づいて)時間範囲を指定することができ、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、その指定された時間範囲中に、広告510をクライアント・システム130へ送信してもよい。限定ではなく、例として、輸送エンティティ(例えば、タクシー・サービス)も、入札およびスポンサー付きのコンテンツを提出してもよい(例えば、タクシー・サービスまたは他のサードパーティ交通プロバイダは、予測された退出時刻に基づいて、クライアント・システム130へ送信されるべき広告510に対して入札してもよい)。
本開示は、図5の特定の実施形態をソーシャル・ネットワーキング・システム160によって実装されるものとして記述し、示しているが、本開示は、図5の任意の適切な実施形態を任意の適切なインタフェース上で発生させ、任意の適切なプラットフォームまたはシステムによって実装されるものとして想定している。限定ではなく、例として、図5の特定の実施形態は、1つまたは複数のビーコン310によって実装され得る。さらに、本開示は、図5の方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図5の方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムの任意の適切な組合せを想定している。
図6は、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツをクライアント・システム130へ送信するための例示的な方法600を示す。本方法は、工程610において始まり、工程610において、サードパーティ・システム170は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているサードパーティ・システム170から、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられており、サードパーティ・システム170に通信可能に結合されているビーコン310を通じて、オンライン・ソーシャル・ネットワークの第1のユーザの第1のクライアント・システム130と関連付けるための要求を送信することができ、この要求は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性を指定し、ビーコン310は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている場所内のロケーションに関連付けられており、第1のクライアント・システム130は、ビーコン310の無線通信範囲内に存在しており、第1のクライアント・システム130は、ビーコン310に近接している。工程620において、サードパーティ・システム170は、ビーコン310を通じて、第1のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットを受信することができ、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、ビーコン310と第1のクライアント・システム130との間の無線通信セッションの確立に応答して送信され、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットは、第1のユーザによって指定された許可のセットと、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つの属性とに基づく。工程630において、サードパーティ・システム170は、第1のクライアント・システム130上での表示のためのカスタマイズされたサードパーティ・コンテンツを、ビーコン310を通じて、第1のクライアント・システム130へ送信することができ、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツは、ソーシャル・ネットワーキング情報の第1のセットと、ビーコン310に近接している第1のクライアント・システム130とに基づく。特定の実施形態は、適切な場合には、図6の方法の1つまたは複数の工程を繰り返してもよい。本開示は、図6の方法の特定の工程を特定の順序で発生させるものとして記述し、示しているが、本開示は、図6の方法の任意の適切な工程が任意の適切な順序で発生することを想定している。さらに、本開示は、図6の方法の特定の工程を含めて、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツをクライアント・システム130へ送信するための例示的な方法を記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な工程を含めて、カスタマイズされたサードパーティ・コンテンツをクライアント・システム130へ送信するための任意の適切な方法を想定しており、この任意の適切な工程は、適切な場合には、図6の方法の工程のうちの全部を含んでもよく、一部を含んでもよく、または全く含まなくてもよい。さらに、本開示は、図6の方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図6の方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムの任意の適切な組合せを想定している。
図7は、サードパーティ・システム170へレポートを送信するための例示的な方法700を示す。本方法は、工程710において開始することができ、工程710において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、各ビーコンが、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているサードパーティ・システム170に通信可能に結合されている、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている1つまたは複数のビーコンから、オンライン・ソーシャル・ネットワークの複数の第1のユーザのセッション情報を受信することができ、このセッション情報は、各第1のユーザの識別子を含み、各ビーコン310は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている場所内の特定のロケーションに関連付けられており、各第1のユーザは、それぞれの第1のクライアント・システム130に関連付けられており、各第1のクライアント・システム130は、それぞれの少なくとも1つのビーコン310の無線通信範囲に存在し、それぞれの少なくとも1つのビーコン310に近接していたことがあり、少なくとも1つの無線通信セッションは、それぞれの少なくとも1つのビーコン310と各第1のクライアント・システム130との間で確立されていたことがある。工程720において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、識別子に基づいて、各第1のユーザに関連付けられているソーシャル・ネットワーキング情報にアクセスし得る。工程730において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、レポートを生成することができ、このレポートは、第1のユーザのうちの1人または複数の集約されたソーシャル・ネットワーキング情報および集約されたセッション情報を含み、このレポートは、1人または複数の第1のユーザの各々によって指定される許可のセットに基づいて、生成される。工程740において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、レポートを表示のためにサードパーティ・システム170へ送信し得る。特定の実施形態は、適切な場合には、図7の方法の1つまたは複数の工程を繰り返してもよい。本開示は、図7の方法の特定の工程を特定の順序で発生させるものとして記述し、示しているが、本開示は、図7の方法の任意の適切な工程が任意の適切な順序で発生することを想定している。さらに、本開示は、図7の方法の特定の工程を含めて、サードパーティ・システム170へレポートを送信するための例示的な方法を記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な工程を含めて、サードパーティ・システム170へレポートを送信するための任意の適切な方法を想定しており、この任意の適切な工程は、適切な場合には、図7の方法の工程のうちの全部を含んでもよく、一部を含んでもよく、または全く含まなくてもよい。さらに、本開示は、図7の方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図7の方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムの任意の適切な組合せを想定している。
図8は、カスタマイズされた広告をクライアント・システム130へ送信するための例示的な方法800を示す。本方法は、工程810において開始することができ、工程810において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているサードパーティ・システム170に通信可能に結合されている、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているビーコン310から、オンライン・ソーシャル・ネットワークの第1のユーザのセッション情報を受信することができ、第1のユーザのセッション情報は、第1のユーザの識別子を含み、ビーコン310は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている場所内の複数のロケーションのうちの第1のロケーションに関連付けられており、少なくとも1つの無線通信セッションは、第1のユーザの第1のクライアント・システム130とビーコン310との間で確立されており、第1のクライアント・システム130は、ビーコン310に近接したことがある。工程820において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているサードパーティ・システム170から、スポンサー付きのコンテンツを受信し得る。工程830において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、識別子に基づいて、第1のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報にアクセスし得る。工程840において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、カスタマイズされた広告を、第1のクライアント・システム130上での表示のために第1のクライアント・システム130へ送信することができ、カスタマイズされた広告は、第1のユーザのセッション情報、スポンサー付きのコンテンツ、第1のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報に基づき、カスタマイズされた広告は、第1のユーザによって指定される許可のセットに基づいて、第1のクライアント・システム130へ送信される。特定の実施形態は、適切な場合には、図8の方法の1つまたは複数の工程を繰り返してもよい。本開示は、図8の方法の特定の工程を特定の順序で発生させるものとして記述し、示しているが、本開示は、図8の方法の任意の適切な工程が任意の適切な順序で発生することを想定している。さらに、本開示は、図8の方法の特定の工程を含めて、カスタマイズされた広告をクライアント・システム130へ送信するための例示的な方法を記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な工程を含めて、カスタマイズされた広告をクライアント・システム130へ送信するための任意の適切な方法を想定しており、この任意の適切な工程は、適切な場合には、図8の方法の工程のうちの全部を含んでも、一部を含んでも、または全く含まなくてもよい。さらに、本開示は、図8の方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図8の方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムの任意の適切な組合せを想定している。
通知
サードパーティ・コンテンツ通知
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられたビーコン310または他の適切な衛星測位可能なデバイスもしくはシステムから受信された情報に基づいて、通知を生成し、オンライン・ソーシャル・ネットワークのユーザへ提供し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの事業所の場所に関し、サードパーティ・コンテンツを含む通知を生成し、ユーザへ提供してもよい。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのクライアント・システムから受信されたロケーション情報に基づいて、ユーザがビーコン310の近くに位置すると決定してもよく、このビーコン310は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所に(例えば、特定の衣類小売り業者の実在の店舗に)位置し得る。次いで、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダおよび場所に関連付けられているサードパーティ・コンテンツを含む通知をユーザへ送信し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、例えば、ユーザと、このユーザがソーシャル・グラフ200において閾値分離度合い未満でつなげられている他のユーザとに関連付けられているソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報を含む、任意の適切な情報を使用して、通知を生成し、パーソナライズしてもよい。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザの友達が「いいね!」の表明をしている(例えば、多くの一次のつながりが、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上でサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するページに対して「いいね!」の表明済みである)特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションにユーザが接近していることをユーザに通知するメッセージをユーザに送信してもよい。ユーザへ送信される特定の通知、ならびに、いつどれだけの通知がユーザへ送信され得るかは、ユーザによって指定される許可のセット(例えば、プライバシー・プリファレンス)またはオンライン・ソーシャル・ネットワークによって課される他の制限の対象となり得る。任意の適切な通知は、限定ではなく、例として、図9Aに関連して下記に記述されるような、クライアント・システム130のロック画面上に提示される通知、図9Bから図9Eに関連して下記に記述されるような、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーション(例えば、ソーシャル・メディア・アプリケーション)のインタフェース内に提示されるべき通知、他の適切なタイプの通知(例えば、バナー通知、バッジ通知、ジュエル通知、メッセージング通知など)、または、これらの任意の組合せを含めて、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって、ユーザへの表示のためにクライアント・システム130へ送信され得る。
図9Aは、クライアント・システム130のロック画面905上に表示される例示的な通知910を示す。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのロケーション情報に基づいて、例えば、通知910を含む通知を、クライアント・システム130のインタフェース900へ送信し得る。ロケーション情報は、限定ではなく、例として、クライアント・システム130によって(例えば、GPS機能を使用して)ソーシャル・ネットワーキング・システム160へ送信されてもよい。別の例として、ロケーション情報は、ユーザによって行われるソーシャル・ネットワーキング・アクション(例えば、ユーザが、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに関連付けられているページまたはイベントにチェックインした)に基づいて、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって決定されてもよい。特定の実施形態において、通知は、クライアント・システム130のユーザのロケーション情報に基づいて、削除され、撤回され、または、そうでなければ除去され得る。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのクライアント・システム130がビーコン310のロケーションから閾値距離の外部へ移動したことを理由に、通知910を除去することを決定してもよい。通知は、ユーザが、例えば、クライアント・システム130のタッチスクリーン・インタフェースにおいて入力されたスライド・ジェスチャによって、その通知と対話した後にも、除去され得る。通知は、予め定義されたユーザ入力(例えば、インタフェースの特定の要素をタップすること)に応答して、却下されてもよい。
特定の実施形態において、通知910は、任意の適切なサードパーティ・コンテンツを含むことができ、通知910に含まれる特定のサードパーティ・コンテンツは、上述されたような任意の適切な技法を使用して、特定のユーザのためにカスタマイズされてもよい。通知910は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている任意の他の適切な情報(例えばソーシャル・ネットワーキング・システムからの)も含んでもよく、この情報も、任意の適切な技法を使用して、特定のユーザのためにカスタマイズされ得る。図9Aに示される実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザがプリンス・ストリート・カフェの閾値距離内に存在していると決定することができ、ユーザが近くに存在していること、および「人々がここのレッド・ベルベット・カップケーキとクラム・パイについて話しています」ということを示す通知910を送信し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定のユーザのクライアント・システム130へ、そのユーザのソーシャル・ネットワーキング情報と、ビーコン310から受信され、そのユーザのクライアント・システム130に関連付けられているセッション情報とに基づいて、通知を送信することを決定し得る。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの近くのロケーションにおいて、友達(すなわち、ソーシャル・グラフ200における一次のつながり)によって「いいね!」の表明がされたメニュー・アイテムを含む通知(例えば、プリンス・ストリート・カフェが近くにあること、および、ユーザの友達であるチェルシーが、そこのトマト・スープに対して「いいね!」の表明をしていることを述べる通知)、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダによって対応するページに対して行われた投稿(例えば、クレジットカード・リーダが故障中であることをユーザに通知する)、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションにおいてホストされる進行中のイベントまたは近く行われるイベント(例えば、市長が午後8:00に話すこと、および20人がイベントに参加することをユーザに通知する)、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダのレビューからのスポットライト・データ(例えば、通知910)を生成し、送信してもよい。特定の実施形態において、通知は、この通知に関連付けられている付加的な情報を取り出すためのプロンプトと共に、クライアント・システム130において提示され得る。限定ではなく、例として、図9Aは、カスタマイズされた「スライド」機能を示しており、スライド・ジェスチャは、通知910に関連付けられている付加的な情報(例えば、プリンス・ストリート・カフェに対応するページ、ソーシャル・グラフつながりによる、またはソーシャル・グラフつながりに関連付けられている関係する投稿、ならびに、そのロケーションにおいてオファーされる製品、サービス、およびメニュー・アイテムに関する情報)を取り出すために、クライアント・システム130のユーザによって入力され得る。
図9Aに示される実施形態において、通知910は、クライアント・システム130のロック画面905へプッシュされるもの(すなわち、「プッシュ通知」)として示されている。通知910は、ロック画面905上に静かに提示されてもよく、または可聴フィードバック、触覚フィードバック、もしくは他の適切なフィードバックを伴ってもよい。通知は、ユーザに指定された許可に従って配信されてもよく、この許可は、限定ではなく、例として、どのようなタイプの通知が受信され得るか(例えば、イベントに関連付けられている通知)、どのサードパーティ・コンテンツ・プロバイダから通知が受信され得るか(例えば、ユーザが以前に贔屓にしていたことがある事業所からのみ)、いつ通知が受信され得るか(例えば、週末)、どれだけの通知が受信され得るか(例えば、重複は不要または週に1度)、通知内に含められるべきコンテンツのタイプ(例えば、ユーザの一次のソーシャルつながりに基づいたコンテンツのみ)、および、どのように通知がクライアント・システム130上で提示され得るか(例えば、ロック画面905上のサイレント・プッシュ通知として)を提供し得る。
図9Bは、クライアント・システム130のインタフェース900内に表示される例示的な通知920を示す。図9Bにおいて、通知920は、ニュース・フィード915内に表示されるものとして示されており、このニュース・フィード915は、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーションにおいて提供される。通知920は、サードパーティ・コンテンツ(例えば、メニュー)を見せるために選択可能であり得る。
図9Cは、クライアント・システム130のインタフェース900内に表示される例示的な通知925を示す。図9Cにおいて、通知925は、ニュース・フィード915内に表示されるものとして示されており、このニュース・フィード915は、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーションにおいて提供される。通知925は、ビーコン310からソーシャル・ネットワーキング・システム160において受信され、無線通信セッションがクライアント・システム130とビーコン310との間で確立されたことを示すセッション情報に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって、クライアント・システム130へ送信され得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのセッション情報に基づいて、通知に含めるための特定のコンテンツを選択し得る。例えば、そのクライアント・システム130がビーコン310との無線通信セッション中ではないユーザへの通知(例えば、通知920)において提供されるサードパーティ・コンテンツは、ユーザのクライアント・システム130がビーコン310とのアクティブな無線通信セッション中である場合に、通知において提供されるサードパーティ・コンテンツと異なり得る。通知は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するページを見せるために選択可能とすることができ、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、図9Dおよび9Eに関連して下記に記述されるように、ユーザのセッション情報に基づいて、ページ上に提供されるコンテンツをカスタマイズし得る。
図9Dは、クライアント・システム130のインタフェース900内に表示される、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応する例示的なページ930を示す。図9Dにおいて、通知940は、ページ930上に表示されるものとして示されており、このページ930は、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーションにおいて提供され、このページ930は、プリンス・ストリート・カフェに対応する。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、セッション情報がビーコン310から受信された後に、通知940をユーザへの表示のためにクライアント・システム130へ送信することができ、このビーコン310は、プリンス・ストリート・カフェに関連付けられてもよく、このセッション情報は、無線通信セッションがクライアント・システム130とビーコン310との間で確立されたことを示す。図9Dに示される例において、通知940は、プリンス・ストリート・カフェおよび人気のあるメニュー・アイテム940を紹介する概要935を含む、付加的なサードパーティ・コンテンツを提供するものとして示されている。概要935および人気のあるメニュー・アイテム940は、例示に過ぎず、任意の適切なサードパーティ・コンテンツまたはその組合せが、通知940においてユーザに対して提供され得る。図9Aに関連して上述されたように、通知に含まれる特定のサードパーティ・コンテンツは、ユーザのソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報に基づいて、ならびにユーザのソーシャル・グラフつながりのソーシャル・ネットワーキング情報およびセッション情報に基づいて、特定のユーザに合わせてカスタマイズされ得る。
図9Eは、クライアント・システム130のインタフェース900内に表示される、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応する例示的なページを示す。図9Eにおいて、通知945は、ページ930上に表示されるものとして示されており、このページ930は、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーションにおいて提供され、このページ930は、プリンス・ストリート・カフェに対応する。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、プリンス・ストリート・カフェに関連付けられ得るビーコン310からセッション情報が受信された後に、無線通信セッションがクライアント・システム130とビーコン310との間においてアクティブではないことを示す通知945を、ユーザへの表示のためにクライアント・システム130へ送信し得る。図9Eに示される例において、通知945は、ユーザにそのご愛顧を感謝するお帰りメッセージ(departure message)、プリンス・ストリート・カフェによって最近行われた投稿950、プリンス・ストリート・カフェでホストされる現在のイベントおよび近く行われるイベント955、他のユーザによってレビューされ、話され、または、そうでなければ参照された特定のメニュー・アイテムを強調するスポットライト・レビュー960、および、プリンス・ストリート・カフェにおけるユーザの体験を「最高」、「まあまあ」、または「悪い」と評価するようにユーザに促す調査965を含む、付加的なサードパーティ・コンテンツを提供するものとして示されている。含まれるものとして示された特定のサードパーティ・コンテンツは、例に過ぎず、任意の適切なサードパーティ・コンテンツまたはその組合せが、通知945においてユーザに対して提供され得る。
本開示は、図9A〜図9Eの特定の実施形態をソーシャル・ネットワーキング・システム160によって実装されるものとして記述し、示しているが、本開示は、図9A〜図9Eの任意の適切な実施形態を任意の適切なインタフェース上で発生させ、任意の適切なプラットフォームまたはシステムによって実装されるものとして想定している。限定ではなく、例として、図9A〜図9Eの特定の実施形態は、1つまたは複数のビーコン310によって実装され得る。さらに、本開示は、図9A〜図9Eの方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図9A〜図9Eの方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムの任意の適切な組合せを想定している。
到着および出発の通知
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションへの第2のユーザの到着またはサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションからの第2のユーザの出発の通知を、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信し得る。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のユーザおよび第2のユーザのセッション情報に基づいて、通知を生成し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに関連付けられ、1つまたは複数のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに位置する、1つまたは複数のビーコン310から、第1のユーザおよび第2のユーザに関連付けられているセッション情報を受信し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のユーザのセッション情報に基づいて、到着の通知および出発の通知を第1のユーザのクライアント・システム130へ送信することを決定し得る。限定ではなく、例として、第1のユーザの受信されたセッション情報は、無線通信セッションが第1のユーザのクライアント・システム130とビーコン310との間で確立された(すなわち、第1のユーザは、第1のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに存在する)ことを示してもよく、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに到着する第2のユーザについての到着通知を、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信してもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、無線通信セッションが第2のユーザのクライアント・システム130とビーコン310との間で確立されたことを示す、第2のユーザについての動的に更新されたセッション情報を、同じビーコン310から受信してもよい(すなわち、第2のユーザは、第1のユーザも位置する第1のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに到着済みである)。次いで、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第2のユーザが到着済みであることを示すセッション情報に基づいて、通知を生成し、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信してもよく、この一例は、図10Aにおいて示されている。特定の実施形態において、ソーシャル・グラフ200において閾値分離度合い内の第1のユーザにつなげられている第2のユーザについての到着通知および出発通知は、第1のユーザへ送信され得る。限定ではなく、例として、分離度合いは、1、2、3、または全てであってもよく、2つのノード間の各エッジは、単一の分離度合いに対応する。
図10Aは、クライアント・システム130のロック画面905内に表示される例示的な通知1010を示す。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のユーザのセッション情報および第2のユーザのセッション情報に基づいて、第1のユーザのクライアント・システム130のインタフェース1000へ、第2のユーザ(例えば、マーク)を参照する通知1010を送信し得る。図9Aに関連して上述されたように、任意の適切な通知が、ユーザ・プリファレンスおよびプライバシー設定に従って、クライアント・システム130へ送信され得る。図10Aに示された例において、通知1010は、クライアント・システム130のロック画面905において提示される「プッシュ通知」として示されている。
図10Bは、クライアント・システム130のインタフェース1000内に表示される例示的な通知1020を示す。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、通知1020を第1のユーザのクライアント・システム130のインタフェース1000へ送信し得る。図10Bにおいて、通知1020は、ニュース・フィード915内に表示されるものとして示されており、このニュース・フィード915は、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーションにおいて提供される。通知1020は、ビーコン310からソーシャル・ネットワーキング・システム160において受信され、無線通信セッションが第2のユーザ(例えば、ジョン)のクライアント・システム130とビーコン310と間で確立されたこと、すなわち、「ジョンは今、ヒルディズ・タバーンにいます」を示すセッション情報に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって、クライアント・システム130へ送信され得る。図10Bに示されるように、通知1020は、第2のユーザの出発情報、すなわち、「彼はプリンス・ストリート・カフェを20分前に出ました」も含み得る。出発情報は、異なるサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションのビーコン310からの、ビーコン310と第2のユーザのクライアント・システム130との間の無線通信セッションが特定の時間(例えば、20分前)に無効になった、または非アクティブになったことを示す、第2のユーザのセッション情報の受信に応答して、送信されてもよい。図10Bに示された例で示されるように、到着通知および出発通知は、タイミング情報を含んでもよく、このタイミング情報は、第2のユーザと会おうとしている第1のユーザにとって強力なリソースとなり得る。限定ではなく、例として、第1のユーザは、毎年市内全域で行われるサンタのはしご酒で第2のユーザと会うのに遅れてしまうことがあり、第2のユーザは、そのイベントにおいて数百人の他者によって着用されるサンタのコスチュームと同様のサンタのコスチュームを着て建物間を移動するので、第2のユーザと連絡を取るのに苦労することがある。第1のユーザは、第2のユーザ(例えば、ジョン)が特定の時間に特定のサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションを出発し、新しいサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーション(例えば、ヒルディズ・タバーン)に今到着したことを示す通知1020を受信することができ、第1のユーザは、一日中、都市中を第2のユーザを一歩遅れて追うのではなく、休日の歓楽のために新しいサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションにおいて第2のユーザに会うために、この情報を使用することが可能であり得る。ユーザは、到着通知および出発通知が誰へ送信され得るか、ならびに、これらの通知にどのような情報が含まれ得るかを、プライバシー設定において指定し得る。限定ではなく、例として、ジョンのプライバシー設定は、はしご酒のイベントに関連付けられているサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションについてのみ、到着通知および出発通知が特定の第1のユーザ(例えば、ジョンの特定の友達)のクライアント・システム130へ送信されるための許可を提供してもよい。
図10Cは、クライアント・システム130のインタフェース1000内に表示される、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応する例示的なページ1030を示す。通知(例えば、図10Bの通知1020)は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに対応するページ1030を見せるために選択可能とすることができ、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのセッション情報に基づいて、ページ1030上に提供されるコンテンツをカスタマイズし得る。図10Cは、クライアント・システム130のインタフェース900内に表示される、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応する例示的なページ930を示す。図10Cにおいて、通知1050(例えば、マークがここにいます)は、ページ1030上に表示されるものとして示されており、このページ1030は、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーションにおいて提供され、このページ1030は、ヒルディズ・タバーンに対応する。図10Cに示される例において示されるように、ページ1030は、第1のユーザが(例えば、「いいね!」の表明をすること、チェックインすること、メニューを見ること、またはメッセージを送ることによって)サードパーティ・コンテンツ・プロバイダと対話することを可能にする機能を備えたツール1040を含んでもよい。特定の実施形態において、特定の第2のユーザについての到着通知および出発通知は、第1のユーザによって第2のユーザへ送信された招待に基づいて、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信されてもよい。通知1050は、図11A〜図11Dに関連して下記に述べられるように、第1のパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーション(例えば、ヒルディズ・タバーン)において第1のユーザに加わるように第2のユーザを招待する招待を、第1のユーザが第2のユーザへ送信し得るプロンプトを提供してもよい。
本開示は、図10A〜図10Cの特定の実施形態をソーシャル・ネットワーキング・システム160によって実装されるものと記述し、示しているが、本開示は、図10A〜図10Cの任意の適切な実施形態を任意の適切なインタフェース上で発生させ、任意の適切なプラットフォームまたはシステムによって実装されるものとして想定している。限定ではなく、例として、図10A〜図10Cの特定の実施形態は、1つまたは複数のビーコン310によって実装され得る。さらに、本開示は、図10A〜図10Cの方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図10A〜図10Cの方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またシステムの任意の適切な組合せを想定している。
招待通知
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1つまたは複数のビーコン310から受信されたロケーション情報およびセッション情報を使用して、第1のユーザに1人または複数の選択された第2のユーザを招待するように促す通知を生成し、第1のユーザへ送信し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられており、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所内の特定のロケーションにおけるビーコン310から、第1のユーザに関連付けられているセッション情報を受信してもよい。セッション情報は、無線通信セッションが第1のユーザのクライアント・システム130とビーコン310との間で確立された(すなわち、第1のユーザが、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに存在する)ことを示し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ビーコン310の特定のロケーションから閾値距離内のロケーションに存在する1人または複数の第2のユーザ(すなわち、近くの第2のユーザ)を参照する通知を、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、例えば、1人または複数の第2のユーザに関連付けられているクライアント・システム130からのロケーション情報に基づいて、1人または複数の第2のユーザが近くに存在すると決定し得る。例として、かつ、限定として、第1のユーザは、バーに存在することがあり、1人または複数の第2のユーザは、同じ都市もしく近隣に、または、そうでなければサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所内のビーコン・ロケーションから予め定義された距離(例えば、半径)内に存在することがある。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のユーザが近くの第2のユーザのうちの1人または複数に対して(例えば、バーで第1のユーザに加わるように)メッセージまたは招待を送信することを提案する通知を生成し、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信してもよい。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信された通知において参照され得る、近くの全ての第2のユーザのうちの1人または複数の第2のユーザを選択してもよい。特定の実施形態において、2014年7月3日に出願され、「オンライン・ソーシャル・ネットワーク上での近くの友達通知(Nearby Friend Notifications
on Online Social Networks)」と題された米国特許出願第14/323,915号における、近くの友達を決定するための技法を使用して、第2のユーザが選択され、通知が送信されてもよく、この出願の全体は、本願明細書に援用される。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第2のユーザのクライアント・システムがビーコン310との無線通信セッション中ではない(例えば、第2のユーザのいずれも、第1のユーザが位置するサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所に既に存在していない)ことを示す、第2のユーザに関連付けられているセッション情報に基づいて、近くに存在すると決定された第2のユーザから、1人または複数の第2のユーザを選択してもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、例えば、第1のユーザおよび提案される第2のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報(例えば、特定のタイプの食物への類似性の表示)、提案される第2のユーザのロケーション情報(例えば、より近接している第2のユーザは、招待を受け入れる可能性がより高いことがある)、第1のユーザおよび提案される第2のユーザのセッション情報(例えば、第1のユーザのクライアント・システム130と特定の第2のユーザのクライアント・システム130とは、過去に、同じビーコン310と同時に無線通信セッション中だったことがある)、第1のユーザもしくは第2のユーザ・プリファレンス(例えば、少なくとも1人の第2のユーザ・プリファレンスが、あるタイプの商品もしくはサービスに対する好みを示し、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダは、その好みのタイプの商品もしくはサービスを提供する)、任意の他の適切なユーザ情報、または、これらの任意の組合せに基づいて、近くの全ての第2のユーザの中から提案される第2のユーザを選択してもよい。限定ではなく、例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ビーコン310と第2のユーザの第2のクライアント・システムとの間で確立された先立つ無線通信セッションの履歴を含む、第2のユーザのセッション情報に基づいて、提案される第2のユーザを選択してもよい(例えば、過去の無線通信セッションは、第2のユーザがロケーションへ戻る可能性がより高いことを示し得る)。別の例として、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第2のユーザによって表された1つまたは複数の親和性に基づいて、提案される第2のユーザを選択してもよい。第2のユーザのソーシャル・ネットワーキング情報は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するソーシャル・グラフ200における第3のノードに関する、第2のユーザに対応する第2のノードの親和性係数を含み得る。例として、親和性係数は、第2のノードをサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応する第3のノードにつなげている、1つまたは複数のエッジに基づき得る。下記に記述されている図11A〜図11Dは、招待通知の例を提供する。
図11Aは、クライアント・システム130のロック画面905内に表示される例示的な通知1110を示す。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のユーザのクライアント・システム130(例えば、図示されていない、ウィリアムのクライアント・システム130)から、(例えば、第1のユーザのクライアント・システム130へ送信される通知において参照される)少なくとも1人の選択された第2のユーザをサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている場所へ招待するための要求を受信し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、この要求に応答して、少なくとも1人の選択された第2のユーザのクライアント・システム130のインタフェース1100へ通知1110を送信し得る。図9Aに関連して上述されたように、任意の適切な通知は、ユーザ・プリファレンスおよびプライバシー設定に従って、クライアント・システム130へ送信され得る。図11Aに示される例において、通知1110は、クライアント・システム130のロック画面905において提示される「プッシュ通知」として示されている。
図11Bは、クライアント・システム130のインタフェース1100内に表示される例示的な通知1120を示す。図11Bにおいて、通知1120は、ニュース・フィード915内に表示されるものとして示されており、このニュース・フィード915は、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーションにおいて提供される。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ(例えば、プリンス・ストリート・カフェ)に関連付けられている場所で第1のユーザ(例えば、ウィリアム)に加わるように、少なくとも1人の選択された第2のユーザへ、招待通知1120を送信してもよい。招待通知1120は、例えば、「参加」、「未定」、または「参加しない」と応答することによる、招待に対して応答するためのプロンプトを含み得る。招待通知1120は、場所に関連付けられている任意の適切なサードパーティ・コンテンツと、関連付けられているサードパーティ・コンテンツ・プロバイダとを含んでもよい。限定ではなく、例として、招待通知1120は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている場所のロケーション情報(例えば、住所)を含んでもよく、このロケーション情報は、図11Bにおいて地図として示されおり、このロケーション情報は、対話型であってもよく、このロケーション情報は、招待された第2のユーザの現在のロケーションからサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションへのカスタマイズされた指示、または任意の他の適切なロケーション情報を含んでもよい。招待通知1120は、第1のユーザまたはサードパーティ・コンテンツ・プロバイダからのメッセージを含んでもよい。招待通知1120は、オンライン・ソーシャル・ネットワークの少なくとも3分の1のユーザの識別子(例えば、名前および/または画像)を含んでもよく、ここで、少なくとも3分の1のユーザのクライアント・システム130は、ビーコン310とのアクティブな無線通信セッション中である。図11Bに示される例において、通知1120は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに現在存在する他のユーザ(例えば、「アンドリュー、マーサ、および他3人」)の名前および画像を提供する。
図11Cは、クライアント・システム130のインタフェース1100内に表示される例示的な通知1130を示す。図11Cにおいて、通知1130は、ニュース・フィード915内に表示されるものとして示されており、このニュース・フィード915は、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーションにおいて提供される。通知1130は、第1のユーザへ送信され、近くの全ての第2のユーザの中から、上述されたように、ソーシャル・ネットワーキング・システム160によって選択され得る、1人または複数の選択された第2のユーザを(例えば、ユーザにそれぞれ対応する選択可能な画像を含むことによって)参照し得る。通知1130は、選択された第2のユーザのうちの1人もしくは複数を招待するための、またはサードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所へ招待するために「友達を選ぶ」ためのプロンプトとして示される。
図11Dは、例示的な通知1160と、クライアント・システム130のインタフェース1100内に表示されるサードパーティ・コンテンツ・プロバイダに対応するページ1140とを示す。通知(例えば、図11Cの通知1130)は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに対応するページ1140を見せるために選択可能とすることができ、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定の閲覧中の第1のユーザに合わせて、ページ1140上に提供されるコンテンツをカスタマイズし得る。図11Dに示される例において示されるように、ページ1140は、第1のユーザが(例えば「いいね!」の表明をすること、チェックインすること、メニューを見ること、またはメッセージを送ることによって)サードパーティ・コンテンツ・プロバイダと対話することを可能にする機能を備えたツール1150を含み得る。図11Dにおいて、通知1160は、ページ1030上に表示されるものとして示されており、このページ1030は、クライアント・システム130上で実行されるアプリケーションにおいて提供され、このページ1030は、プリンス・ストリート・カフェに対応する。通知1160は、他のユーザを招待するためのプロンプトであってもよく、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所に現在いる1人または複数のユーザを参照してもよい(例えば「ウィリアム、アンドリュー、マーサ、および3人の友達がここにいます」と述べるテキスト、および、それらのユーザを描く対応する画像)。通知1160は、例えば、特定のユーザにメッセージを送り、特定のユーザのロケーションを確認し、通知1160に基づいて「モーメント」もしくは投稿を作成するためのツール、任意の他の適切な対話ツール、または、これらの任意の組合せを含む、通知と対話するための任意の他の適切な機能も含んでもよい。
ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、図10A〜図10Cに関連して上述されたように、第2のユーザが、第1のユーザからの招待を受け入れた後に、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションに到着し、またはサードパーティ・コンテンツ・プロバイダ・ロケーションから出発する場合、到着通知および出発通知を提供し得る。同様に、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特に第1のユーザが様々なロケーションへ移動している場合に、招待された第2のユーザが第1のユーザとより簡単に会うことができるように、第1のユーザに関連付けられている到着通知および出発通知を、招待された第2のユーザに送信し得る。
本開示は、図11A〜図11Dの特定の実施形態をソーシャル・ネットワーキング・システム160によって実装されるものとして記述し、示しているが、本開示は、図11A〜図11Dの任意の適切な実施形態を任意の適切なインタフェース上で発生させ、任意の適切なプラットフォームまたはシステムによって実装されるものとして想定している。限定ではなく、例として、図11A〜図11Dの特定の実施形態は、1つまたは複数のビーコン310によって実装され得る。さらに、本開示は、図11A〜図11Dの方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図11A〜図11Dの方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムの任意の適切な組合せを想定している。
図12は、クライアント・システム130上に表示される例示的な自画像インタフェース1200を示す。特定の実施形態において、無線通信セッションが、クライアント・システム130とサードパーティ・コンテンツ・プロバイダのビーコン310との間で確立されると、サードパーティ・システム170、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、またはビーコン310は、付加的な情報に対する要求をユーザのクライアント・システム130へ送信し得る。応答は、ユーザによって入力されてもよく、または、そうでなければクライアント・システム130において入力され、クライアント・システム130によって、質問元のサードパーティ・システム170、ソーシャル・ネットワーキング・システム160、またはビーコン310へ、直接またはビーコン310を通じて、送信されてもよい。図12で示される実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、自画像インタフェース1200を提供し、図12の下部に示されるように、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダの場所においてユーザを示す自画像1210(すなわち、「自撮り写真」)を撮影し、送信するようにユーザに促してもよい。特定の実施形態において、クライアント・システム130は、自画像インタフェース1200が提供される場合、正面向きのカメラ・モードを自動的に起動してもよい。図12に示されるように、ユーザは、誰が自画像1210にアクセスし得るかに関する許可(例えば、「あなたと企業だけがこれを見ることが可能です」)を設定することができ、自画像1210を撮影すること、自画像1210を送信すること、または両方を拒絶してもよい。
本開示は、図12の特定の実施形態をソーシャル・ネットワーキング・システム160によって実装されるものとして記述し、示しているが、本開示は、図12の任意の適切な実施形態を任意の適切なインタフェース上で発生させ、任意の適切なプラットフォームまたはシステムによって実装されるものとして想定している。限定ではなく、例として、図12の特定の実施形態は、1つまたは複数のビーコン310によって実装され得る。さらに、本開示は、図12の方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図12の方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムの任意の適切な組合せを想定している。
図13は、実世界環境1300における例示的なビーコン310を示す。図13に示される実施形態において、ビーコン310は、多面ケース(その内部には、ハードウェア・コンポーネントが収容され得る)、実質的に平坦な上部、および実質的に平坦な底部を有する三次元の物体として示されている。図13においては特定の方法で描かれているが、ビーコン310は、任意の適切な形状、形態、または設計を有してもよく、任意の適切な材料または材料の組合せから構築されてもよく、自立式であっても、任意の適切な表面に対して取り外し可能に取り付けられても、または、任意の適切な表面に対して恒久的に取り付けられてもよい。限定ではなく、例として、ビーコン310は、実世界環境1300において木製の表面に対して(例えば、両面接着剤により)取り付けられるものとして、図13において描かれている。本開示の特定の実施形態は、限定ではなく、例示として、ビーコン310から受信される情報によって、またはビーコン310から受信される情報に基づいて、実装されるものとして記述されている。本開示は、1つまたは複数のビーコン310の代わりに、または1つまたは複数のビーコン310に加えて使用される、任意の他の適切な衛星測位可能なデバイスまたはシステムを想定している。限定ではなく、例として、ビーコン・タイプの機能は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダのスマートフォン内に組み込まれてもよい。
本開示は、図13の特定の実施形態をビーコン310によって実装されるものとして記述し、示しているが、本開示は、図13の任意の適切な実施形態を任意の適切なインタフェース上で発生させ、任意の適切なプラットフォームまたはシステムによって実装されるものとして想定している。限定ではなく、例として、図13の特定の実施形態は、任意の適切な衛星測位可能なデバイスまたはシステムによって実装され得る。さらに、本開示は、図13の方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、図13の方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またはシステムの任意の適切な組合せを想定している。
図14は、通知をクライアント・システム130へ送信するための例示的な方法1400を示す。本方法は、工程1410において開始することができ、工程1410において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、複数のノードと、ノード同士をつなげている複数のエッジとを備えるソーシャル・グラフ200にアクセスし、ノードのうちの2つの間のエッジの各々は、それらの間の単一の分離度合いを表現しており、ノードは、オンライン・ソーシャル・ネットワークの第1のユーザに対応する第1のノードと、オンライン・ソーシャル・ネットワークに関連付けられている複数の第2のユーザに各々が対応している複数の第2のノードであって、各第2のノードは、ソーシャル・グラフ200における第1のノードに閾値分離度合いだけ離れてつなげられている、複数の第2のノードとを含む。工程1420において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられているビーコン310から、第1のユーザのセッション情報を受信することができ、ビーコン310は、サードパーティ・コンテンツ・プロバイダに関連付けられている場所内の特定のロケーションに関連付けられており、第1のユーザのセッション情報は、第1のユーザの第1のクライアント・システム130がビーコン310の無線範囲内に存在し、ビーコン310に近接していることを示し、無線通信セッションは、ビーコン310と第1のクライアント・システム130との間においてアクティブである。工程1430において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第2のユーザのうちの1人または複数を選択することができ、第2のユーザの各々は、第2のユーザに関連付けられている第2のクライアント・システム130の第2のロケーションに基づいて選択され、第2のロケーションは、ビーコン310の特定のロケーションの閾値距離内に存在し、無線通信セッションは、ビーコン310と選択された第2のユーザに関連付けられている第2のクライアント・システム130の各々との間においてアクティブでない。工程1440において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のユーザの第1のクライアント・システム130へ、選択された第2のユーザのうちの1人または複数を参照する通知を送信し得る。特定の実施形態は、適切な場合には、図14の方法の1つまたは複数の工程を繰り返してもよい。本開示は、図14の方法の特定の工程を特定の順で発生させるものとして記述し、示しているが、本開示は、図14の方法の任意の適切な工程が任意の適切な順序で発生することを想定している。さらに、本開示は、図14の方法の特定の工程を含めて、通知をクライアント・システム130へ送信するための例示的な方法を記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な工程を含めて、通知をクライアント・システム130へ送信する任意の適切な方法を想定しており、この任意の適切な工程は、適切な場合には、図14の方法の工程のうちの全部を含んでも、一部を含んでも、または全く含まなくてもよい。さらに、本開示は、図14の方法の特定の工程を実行する特定のコンポーネント、デバイス、またはシステムを記述し、示しているが、本開示は、は図14の方法の任意の適切な工程を実行する任意の適切なコンポーネント、デバイス、またシステムの任意の適切な組合せを想定している。
ソーシャル・グラフ親和性および係数
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、様々なソーシャル・グラフ・エンティティのソーシャル・グラフ親和性(これは、本願明細書において「親和性」と称され得る)を互いに決定し得る。親和性は、ユーザ、コンセプト、コンテンツ、アクション、広告、オンライン・ソーシャル・ネットワークに関連付けられている他のオブジェクト、または、これらの任意の適切な組合せなどの、オンライン・ソーシャル・ネットワークに関連付けられている特定のオブジェクト間の関係の強度または興味のレベルを表現し得る。親和性は、サードパーティ・システム170または他の適切なシステムに関連付けられているオブジェクトに関して決定されてもよい。各ユーザ、主題、またはコンテンツのタイプについてのソーシャル・グラフ・エンティティの全体的な親和性が確立され得る。全体的な親和性は、ソーシャル・グラフ・エンティティに関連付けられているアクションまたは関係の継続的な監視に基づいて変化し得る。本開示は、特定の方法で特定の親和性を決定することを記述しているが、本開示は、任意の適切な方法で任意の適切な親和性を決定することを想定している。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、親和性係数(これは、本願明細書において「係数」と称され得る)を使用して、ソーシャル・グラフ親和性を測定または定量化し得る。係数は、オンライン・ソーシャル・ネットワークに関連付けられている特定のオブジェクト間の関係の強度を表現または定量化し得る。係数は、ユーザが特定のアクションを実施する予測される確率を、そのユーザのそのアクションへの興味に基づいて測定する確率または関数も表現し得る。このように、ユーザの将来のアクションは、ユーザの過去のアクションに基づいて予測され得る。ここで、係数は、ユーザのアクションの履歴に少なくとも部分的に計算されてもよい。係数は、任意の数のアクションを予測するために使用され得る。アクションは、オンライン・ソーシャル・ネットワーク内のものであっても、またはオンライン・ソーシャル・ネットワーク外のものであってもよい。限定ではなく、例として、これらのアクションは、メッセージを送信すること、コンテンツを投稿すること、もしくはコンテンツに対してコメントすることなどの様々なタイプの通信、プロフィール・ページ、メディア、もしくは他の適切なコンテンツにアクセスすること、もしくはこれらを閲覧することなどの様々なタイプの観察アクション、同じグループに存在すること、同じ写真にタグ付けされていること、同じロケーションにチェックインしたこと、もしくは同じイベントに参加することなどの、2つ以上のソーシャル・グラフ・エンティティに関する様々なタイプの一致情報、または他の適切なアクションを含み得る。本開示は、特定の方法で親和性を測定することを記述しているが、本開示は、任意の適切な方法で親和性を測定することを想定している。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、多様な要因を使用して、係数を計算し得る。これらの要因は、例えば、ユーザ・アクション、オブジェクト間の関係のタイプ、ロケーション情報、他の適切な要因、または、これらの任意の組合せを含んでもよい。特定の実施形態において、係数を計算する場合に、異なる要因には、異なる重み付けがされ得る。各要因の重みは、静的であってもよく、または、重みは、例えば、ユーザ、関係のタイプ、アクションのタイプ、ユーザのロケーション等によって変化してもよい。ユーザについての全体的な係数を決定するために、要因のレーティングは、それらの重みによって組み合わされてもよい。限定ではなく、例として、特定のユーザ・アクションには、レーティングと重みとの双方が割り当てられてもよく、一方で、特定のユーザ・アクションに関連付けられている関係には、レーティングと相関する重みとの双方が割り当てられる(例えば、したがって、重みは合計で100%になる)。特定のオブジェクトへのユーザの係数を計算するために、ユーザのアクションに割り当てられるレーティングは、例えば、係数全体の60%を含んでもよく、一方で、ユーザとオブジェクトとの間の関係は、係数全体の40%を含んでもよい。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数を計算するために使用される様々な要因の重みを決定する場合に、例えば、情報がアクセスされてからの時間、減衰要因、アクセスの頻度、情報に対する関係、もしくはそのオブジェクトに関する情報がアクセスされたオブジェクトに対する関係、オブジェクトにつなげられているソーシャル・グラフ・エンティティに対する関係、ユーザ・アクションの短期的もしくは長期的な平均、ユーザ・フィードバック、他の適切な変数、または、これらの任意の組合せなど、多様な変数を考慮し得る。限定ではなく、例として、係数を計算する場合に、より最近のアクションがより関係するように、係数は、特定のアクションによって提供される信号の強度を時間と共に減衰させる減衰要因を含んでもよい。レーティングおよび重みは、係数の基になるアクションの継続的な追跡に基づいて、継続的に更新され得る。任意のタイプのプロセスまたはアルゴリズムが、各要因のレーティングと、要因に対して割り当てられる重みとを、割り当てるため、組み合わせるため、平均化等するために採用されてもよい。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、履歴上のアクションおよび過去のユーザ応答に関してトレーニングされた機械学習アルゴリズム、またはユーザに様々なオプションを経験させ、応答を測定することによってユーザから得られたデータを使用して、係数を決定し得る。本開示は、特定の方法で係数を計算することを記述しているが、本開示は、任意の適切な方法で係数を計算することを想定している。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのアクションに基づいて、係数を計算し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのようなアクションを、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上で、サードパーティ・システム170上で、他の適切なシステム上で、または、これらの任意の組合せ上で、監視し得る。任意の適切なタイプのユーザ・アクションが、追跡され、または監視され得る。典型的なユーザ・アクションは、プロフィール・ページを閲覧すること、コンテンツを作成または投稿すること、コンテンツと対話すること、画像にタグ付けすること、または画像にタグ付けされること、グループに参加すること、イベントへの参加を列挙し、イベントへの参加を確認すること、ロケーションにチェックインすること、特定のページに対して「いいね!」の表明をすること、ページを作成すること、およびソーシャル・アクションを促進させる他のタスクを実行することを含む。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定のタイプのコンテンツに伴うユーザのアクションに基づいて、係数を計算してもよい。コンテンツは、オンライン・ソーシャル・ネットワーク、サードパーティ・システム170、または別の適切なシステムに関連付けられていてもよい。コンテンツは、ユーザ、プロフィール・ページ、投稿、ニュース記事、ヘッドライン、インスタント・メッセージ、チャット・ルームの会話、電子メール、広告、写真、映像、音楽、他の適切なオブジェクト、またはこれらの任意の組合せを含んでもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザのアクションを分析して、そのアクションのうちの1つまたは複数が、主題、コンテンツ、他のユーザ等への親和性を示すかどうかを決定し得る。限定ではなく、例として、ユーザが、「コーヒー」またはこれに似たものに関係するコンテンツの投稿を頻繁に行い得る場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザが「コーヒー」というコンセプトに関して高い係数を有すると決定し得る。特定のアクションまたは特定のタイプのアクションには、他のアクションよりも大きい重みおよび/または高いレーティングが割り当てられ得る。これは、計算される係数全体に影響を及ぼし得る。限定ではなく、例として、第1のユーザが、第2のユーザへ電子メールを送る場合、このアクションの重みまたはレーティングは、第1のユーザが第2のユーザのユーザ・プロフィール・ページを単に閲覧する場合よりも大きく、または高くなり得る。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定のオブジェクト間の関係のタイプに基づいて、係数を計算し得る。ソーシャル・グラフ200を参照して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数を計算する場合に、特定のユーザ・ノード202とコンセプト・ノード204とをつなげているエッジ206の数および/またはタイプを分析し得る。限定ではなく、例として、配偶者タイプ・エッジ(2人のユーザが結婚していることを表す)によってつなげられているユーザ・ノード202には、友達タイプ・エッジによってつなげられているユーザ・ノード202よりも高い係数が割り当てられ得る。換言すれば、特定のユーザのアクションおよび関係に割り当てられている重みに応じて、全体的な親和性は、ユーザの友達に関するコンテンツよりもユーザの配偶者に関するコンテンツに対して、より高くなると決定され得る。特定の実施形態において、ユーザが別のオブジェクトに対して有する関係は、そのオブジェクトの係数の計算に関するユーザのアクションの重みおよび/またはレーティングに影響を及ぼし得る。限定ではなく、例として、ユーザが、第1の写真においてはタグ付けされているが、第2の写真に対しては「いいね!」の表明をしているに過ぎない場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザが第2の写真よりも第1の写真に関して、より高い係数を有すると決定し得る。なぜならば、コンテンツに対してタグ付けタイプの関係を有することには、コンテンツに対して「いいね!」タイプの関係を有することよりも、大きい重みおよび/または高いレーティングが割り当てられ得るためである。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、1人または複数の第2のユーザが特定のオブジェクトに対して有する関係に基づいて、第1のユーザの係数を計算し得る。換言すれば、他のユーザが、あるオブジェクトに対して有するつながりおよび係数は、そのオブジェクトについての第1のユーザの係数に影響を及ぼし得る。限定ではなく、例として、第1のユーザが、1人もしくは複数の第2のユーザにつなげられているか、または1人もしくは複数の第2のユーザに対して高い係数を有しており、かつ、それらの第2のユーザが、特定のオブジェクトにつなげられているか、または特定のオブジェクトに対して高い係数を有する場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、第1のユーザもその特定のオブジェクトに対して比較的高い係数を有するべきであると決定し得る。特定の実施形態において、係数は、特定のオブジェクト間の分離度合いに基づいてもよい。より低い係数は、ソーシャル・グラフ200内で第1のユーザに間接的につなげられているユーザのコンテンツ・オブジェクトへの興味を第1のユーザが共有する可能性の減少を表し得る。限定ではなく、例として、ソーシャル・グラフ200においてより近い(すなわち、分離度合いがより小さい)ソーシャル・グラフ・エンティティは、ソーシャル・グラフ200においてさらに離れているエンティティよりも高い係数を有し得る。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ロケーション情報に基づいて、係数を計算し得る。互いに地理的により近いオブジェクト同士は、より離れたオブジェクト同士よりも、互いに関係している、または興味があると見なされ得る。特定の実施形態において、特定のオブジェクトへのユーザの係数は、そのユーザに関連付けられている現在のロケーション(または、ユーザのクライアント・システム130のロケーション)に対する、そのオブジェクトのロケーションの近接度に基づいてもよい。第1のユーザは、第1のユーザに対してより近い他のユーザまたはコンセプトに、より興味を持ち得る。限定ではなく、例として、ユーザが、空港から1.609キロメートル(1マイル)、ガソリン・スタンドから3.218キロメートル(2マイル)に存在する場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザに対する空港の近接度に基づいて、ユーザがガソリン・スタンドよりも空港に対してより高い係数を有すると決定し得る。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数情報に基づいて、ユーザに関する特定のアクションを実行し得る。係数は、アクションに対するユーザの興味に基づいて、ユーザが特定のアクションを実行するかどうかを予測するために使用され得る。係数は、広告、検索結果、ニュース記事、メディア、メッセージ、通知、または他の適切なオブジェクトなどの、任意のタイプのオブジェクトをユーザに対して生成または提示する場合に使用されてもよい。係数は、適切な場合には、そのようなオブジェクトを順位付けし、順序付けするためにも利用され得る。このように、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザの興味および現在の状況に関係する情報を提供して、ユーザがそのような興味のある情報を見つける可能性を高め得る。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数情報に基づいて、コンテンツを生成し得る。コンテンツ・オブジェクトは、ユーザに固有の係数に基づいて、提供され、または選択されてもよい。限定ではなく、例として、係数は、ユーザに対してメディアを生成するために使用され得る。ここで、ユーザには、ユーザがメディア・オブジェクトに関して全体的に高い係数を有するメディアが提示され得る。限定ではなく、別の例として、係数は、ユーザに対して広告を生成するために使用されてもよい。ここで、ユーザには、広告されるオブジェクトに関してユーザが全体的に高い係数を有する広告が提示され得る。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数情報に基づいて、検索結果を生成し得る。特定のユーザについての検索結果は、最初にクエリを行うユーザに関する検索結果に関連付けられている係数に基づいて、得点付けされ、または順位付けされ得る。限定ではなく、例として、より高い係数を有するオブジェクトに対応する検索結果は、より低い係数を有するオブジェクトに対応する結果よりも、検索結果ページ上で高く順位付けされ得る。
特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定のシステムまたはプロセスからの係数に対する要求に応答して、係数を計算し得る。ユーザが所与の状況において取り得る(または、所与の状況の対象となり得る)有力なアクションを予測するために、任意のプロセスは、ユーザについて計算された係数を要求し得る。この要求は、係数を計算するために使用される様々な要因に対して使用すべき、重みのセットも含み得る。この要求は、オンライン・ソーシャル・ネットワーク上で実行されているプロセスから、(例えば、APIもしくは他の通信チャネルを通じて)サードパーティ・システム170から、または別の適切なシステムから到来してもよい。要求に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、係数を計算し(または、係数が過去に計算され、記憶されている場合には、係数情報にアクセスし)得る。特定の実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、特定のプロセスに関する親和性を測定し得る。異なるプロセス(オンライン・ソーシャル・ネットワークの内部と外部との双方)は、特定のオブジェクトまたはオブジェクトのセットについての係数を要求し得る。ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、親和性の基準を要求した特定のプロセスに関係する、親和性の基準を提供し得る。このように、各プロセスは、そのプロセスが親和性の基準を使用するであろう、異なるコンテキスト向けに誂えられ親和性の基準を受け取る。
ソーシャル・グラフ親和性および親和性係数に関連して、特定の実施形態は、2006年8月11日に出願された米国特許出願第11/503093号、2010年12月22日に出願された米国特許出願第12/977027号、2010年12月23日に出願された米国特許出願第12/978265号、および2012年10月1日に出願された米国特許出願第13/632869号において開示される1つまたは複数のシステム、コンポーネント、要素、機能、方法、動作、または工程を利用し、これらの出願の各々が、本願明細書に援用される。
広告
特定の実施形態において、広告は、(HTMLリンクされ得る)テキスト、(HTMLリンクされ得る)1つもしくは複数の画像、1つもしくは複数の映像、オーディオ、1つもしくは複数のADOBE FLASHファイル、これらの任意の組合せ、または、1つもしくは複数のウェブページ上に、1つもしくは複数の電子メールにおいて、またはユーザによって要求される検索結果に関連して提示される任意の適切なデジタル・フォーマットにおける任意の他の適切な広告であり得る。付加的に、または代替案として、広告は、1つまたは複数のスポンサー付きのストーリ(例えば、ソーシャル・ネットワーキング・システム160上のニュース・フィードまたはティッカー・アイテム)であり得る。スポンサー付きのストーリは、例えば、広告主が、ソーシャル・アクションを、ユーザのプロフィール・ページまたは他のページの所定の領域内に提示させること、その広告主に関連付けられている付加的な情報と共に提示させること、他のユーザのニュース・フィードもしくはティッカー内でバンプ・アップ(bump up)もしくはそうでなければ強調させること、または、促進させることによって促進する、(ページに「いいね!」の表明をすること、ページ上の投稿に「いいね!」の表明をすることもしくはコメントをすること、ページに関連付けられているイベントに対して返信すること、ページ上に投稿された質問に対して投票すること、ある場所にチェックインすること、アプリケーションを使用することもしくはゲームをプレイすること、または、ウェブサイトに「いいね!」の表明をすることもしくはこれを共有することなどの)ユーザによるソーシャル・アクションであり得る。広告主は、ソーシャル・アクションを促進させるために代金を支払い得る。限定ではなく、例として、広告は、スポンサー付きのコンテンツがスポンサーなしのコンテンツよりも促進される、検索結果ページの検索結果の中に含まれ得る。
特定の実施形態において、広告は、ソーシャル・ネットワーキング・システムのウェブページ、サードパーティのウェブページ、または他のページ内での表示のために要求され得る。広告は、ページの上部のバナー領域において、ページの側部の列において、ページのGUIにおいて、ポップ・アップ・ウィンドウにおいて、ドロップ・ダウン・メニューにおいて、ページの入力フィールドにおいて、ページのコンテンツの上に、またはページに関する他の場所などの、ページの専用の部分において表示され得る。付加的に、または代替案として、広告は、アプリケーション内に表示され得る。広告は、ユーザがページにアクセスし、またはアプリケーションを利用する前に、ユーザが広告と対話し、または広告を観察することを必要とする、専用のページ内に表示され得る。ユーザは、例えば、ウェブ・ブラウザを通じて広告を眺め得る。
ユーザは、任意の適切な方法で広告と対話し得る。ユーザは、広告をクリックし、または、そうでなければ選択し得る。広告を選択することによって、ユーザは、その広告に関連付けられているページ(または、ユーザによって使用されているブラウザもしくは他のアプリケーション)へ向けられ得る。広告に関連付けられているページにおいて、ユーザは、広告に関連付けられている製品もしくはサービスを購入すること、広告に関連付けられている情報を受信すること、または広告に関連付けられているニュースレターを定期購読することなどの、付加的なアクションを行い得る。オーディオまたは映像を有する広告は、広告の(「再生ボタン」などの)コンポーネントを選択することによって、再生され得る。代替的に、広告を選択することによって、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、ユーザの特定のアクションを実行または修正し得る。
広告は、ユーザが対話し得るソーシャル・ネットワーキング・システム機能を含み得る。限定ではなく、例として、広告は、ユーザが、承認に関連付けられているアイコンまたはリンクを選択することによって、広告に「いいね!」の表明をし、または、そうでなければこれを承認することができるようにし得る。限定ではなく、別の例として、広告は、ユーザが、(例えば、クエリを実行することによって)広告主に関係するコンテンツを検索することができるようにし得る。同様に、ユーザは、(例えば、ソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じて)広告を別のユーザと共有し、または広告に関連付けられているイベントに対して(例えば、ソーシャル・ネットワーキング・システム160を通じて)返信し得る。付加的に、または代替案として、広告は、ユーザに向けられるソーシャル・ネットワーキング・システム文脈を含み得る。限定ではなく、例として、広告は、その広告の主題に関連付けられているアクションを行った、ソーシャル・ネットワーキング・システム160内のユーザの友達についての情報を表示し得る。
プライバシー
特定の実施形態において、オンライン・ソーシャル・ネットワークのコンテンツ・オブジェクトのうちの1つまたは複数は、プライバシー設定に関連付けられ得る。オブジェクトについてのプライバシー設定(または、「アクセス設定」)は、例えば、オブジェクトに関連付けて、認可サーバ上のインデックスにおいて、別の適切な方法で、または、これらの任意の組合せなどの、任意の適切な方法で記憶され得る。オブジェクトについてのプライバシー設定は、オブジェクト(または、オブジェクトに関連付けられている特定の情報)が、オンライン・ソーシャル・ネットワークを使用して、どのようにアクセスされ(例えば、閲覧され、または共有され)得るかを指定し得る。オブジェクトについてのプライバシー設定が、特定のユーザがそのオブジェクトにアクセスすることを許容する場合、そのオブジェクトは、そのユーザに関して「目に見える」ものとして記述され得る。限定ではなく、例として、オンライン・ソーシャル・ネットワークのユーザは、ユーザ・プロフィール・ページの職歴情報にアクセスし得るユーザのセットを識別する、ユーザ・プロフィール・ページについてのプライバシー設定を指定し、結果として、他のユーザがこの情報にアクセスすることを排除し得る。特定の実施形態において、プライバシー設定は、オブジェクトに関連付けられている一定の情報にアクセスすることが許容されるべきでないユーザの「ブロックされたリスト」を指定し得る。換言すれば、ブロックされたリストは、オブジェクトが目に見えない、1人または複数のユーザまたはエンティティを指定し得る。限定ではなく、例として、ユーザは、このユーザに関連付けられている写真アルバムにアクセスし得ないユーザのセットを指定し、結果として、それらのユーザが写真アルバムにアクセスすることを排除し得る(一方でまた、そのユーザのセット内に含まれない一定のユーザが写真アルバムにアクセスすることをおそらくは許容する)。特定の実施形態において、プライバシー設定は、特定のソーシャル・グラフ要素に関連付けられ得る。ノードまたはエッジなどのソーシャル・グラフ要素のプライバシー設定は、ソーシャル・グラフ要素、ソーシャル・グラフ要素に関連付けられている情報、またはソーシャル・グラフ要素に関連付けられているコンテンツ・オブジェクトが、オンライン・ソーシャル・ネットワークを使用して、どのようにアクセスされ得るかを指定してもよい。限定ではなく、例として、特定の写真に対応する特定のコンセプト・ノード204は、その写真がその写真においてタグ付けされたユーザおよびそれらのユーザの友達によってのみアクセスされ得ることを指定するプライバシー設定を有してもよい。特定の実施形態において、プライバシー設定は、ユーザが自分のアクションをソーシャル・ネットワーキング・システム160によって記録されること、またはその他のシステム(例えば、サードパーティ・システム170)と共有されることのオプトインまたはオプトアウトを行うことを可能にし得る。特定の実施形態において、オブジェクトに関連付けられているプライバシー設定は、許可されるアクセスまたはアクセスの拒否の任意の適切な粒度を指定してもよい。限定ではなく、例として、アクセスまたはアクセスの拒否は、特定のユーザ(例えば、私だけ、私のルームメート、および私の上司)、特定の分離度合い内のユーザ(例えば、友達、もしくは友達の友達)、ユーザ・グループ(例えば、ゲーム・クラブ、私の家族)、ユーザ・ネットワーク(例えば、特定の雇用主の従業員、特定の大学の学生もしくは卒業生)、全てのユーザ(「公開」)、ユーザなし(「プライベート」)、サードパーティ・システム170のユーザ、特定のアプリケーション(例えば、サードパーティ・アプリケーション、外部ウェブサイト)、他の適切なユーザもしくはエンティティ、または、これらの任意の組合せについて指定されてもよい。本開示は、特定のプライバシー設定を特定の方法で使用することを記述しているが、本開示は、任意の適切なプライバシー設定を任意の適切な方法で使用することを想定している。
特定の実施形態において、1つまたは複数のサーバ162は、プライバシー設定を強化するための認可/プライバシー・サーバであってもよい。データ・ストア164内に記憶された特定のオブジェクトについてのユーザ(または、他のエンティティ)からの要求に応答して、ソーシャル・ネットワーキング・システム160は、そのオブジェクトについての要求をデータ・ストア164へ送信し得る。この要求は、この要求に関連付けられているユーザを識別することができ、認可サーバが、オブジェクトに関連付けられているプライバシー設定に基づいて、ユーザがオブジェクトにアクセスすることが認可されていると決定する場合にのみ、ユーザ(または、ユーザのクライアント・システム130)へ送信されてもよい。要求元のユーザが、オブジェクトにアクセスすることを認可されない場合、認可サーバは、要求されたオブジェクトがデータ・ストア164から取り出されることを防止し、または要求されたオブジェクトがユーザへ送信されることを防止し得る。検索クエリの文脈においては、クエリを行うユーザが、オブジェクトにアクセスすることを認可される場合にのみ、オブジェクトが検索結果として生成され得る。換言すれば、オブジェクトは、クエリを行うユーザの目に見える可視性を有しなければならない。オブジェクトが、ユーザの目に見えない可視性を有する場合、このオブジェクトは、検索結果から排除され得る。本開示は、プライバシー設定を特定の方法で強化することを記述しているが、本開示は、プライバシー設定を任意の適切な方法で強化することを想定している。
システムおよび方法
図15は、例示的なコンピュータ・システム1500を示している。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータ・システム1500が、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を実行する。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータ・システム1500が、本明細書において記述されているまたは示されている機能を提供する。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータ・システム1500上で稼働するソフトウェアが、本明細書において記述されているもしくは示されている1つもしくは複数の方法の1つもしくは複数の工程を実行し、または本明細書において記述されているもしくは示されている機能を提供する。特定の実施形態は、1つまたは複数のコンピュータ・システム1500の1つまたは複数の部分を含む。本明細書においては、コンピュータ・システムへの言及は、適切な場合には、コンピューティング・デバイスを包含することができる。その上、コンピュータ・システムへの言及は、適切な場合には、1つまたは複数のコンピュータ・システムを包含することができる。
本開示は、任意の適切な数のコンピュータ・システム1500を想定している。本開示は、任意の適切な物理的な形態を取るコンピュータ・システム1500を想定している。限定ではなく、例として、コンピュータ・システム1500は、組み込みコンピュータ・システム、システムオンチップ(SOC)、シングルボード・コンピュータ・システム(SBC)(例えば、コンピュータオンモジュール(COM)もしくはシステムオンモジュール(SOM)など)、デスクトップ・コンピュータ・システム、ラップトップもしくはノートブック・コンピュータ・システム、インタラクティブ・キオスク、メインフレーム、コンピュータ・システムのメッシュ、モバイル電話、携帯情報端末(PDA)、サーバ、タブレット・コンピュータ・システム、またはこれらのうちの複数の組合せであることが可能である。適切な場合には、コンピュータ・システム1500は、1つもしくは複数のコンピュータ・システム1500を含むこと、単一型もしくは分散型であること、複数のロケーションにわたること、複数のマシンにわたること、複数のデータセンターにわたること、または、クラウド(1つもしくは複数のネットワーク内の1つもしくは複数のクラウド・コンポーネントを含むことができる)内に常駐することが可能である。適切な場合には、1つまたは複数のコンピュータ・システム1500は、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を、実質的な空間上のまたは時間上の制限を伴わずに実行することができる。限定ではなく、例として、1つまたは複数のコンピュータ・システム1500は、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程をリアルタイムで、またはバッチ・モードで実行することができる。1つまたは複数のコンピュータ・システム1500は、適切な場合には、本明細書において記述されているまたは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を別々の時点で、または別々のロケーションで実行することができる。
特定の実施形態においては、コンピュータ・システム1500は、プロセッサ1502、メモリ1504、ストレージ1506、入力/出力(I/O)インタフェース1508、通信インタフェース1510、およびバス1512を含む。本開示は、特定の数の特定のコンポーネントを特定の構成で有する特定のコンピュータ・システムについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な数の任意の適切なコンポーネントを任意の適切な構成で有する任意の適切なコンピュータ・システムを想定している。
特定の実施形態においては、プロセッサ1502は、コンピュータ・プログラムを構成している命令などの命令を実行するためのハードウェアを含む。限定ではなく、例として、命令を実行するために、プロセッサ1502は、内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ1504、またはストレージ1506から命令を取り出し(またはフェッチし)、それらの命令をデコードして実行し、次いで、1つまたは複数の結果を内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ1504、またはストレージ1506に書き込むことができる。特定の実施形態においては、プロセッサ1502は、データ、命令、またはアドレスのための1つまたは複数の内部キャッシュを含むことができる。本開示は、適切な場合には、任意の適切な数の任意の適切な内部キャッシュを含むプロセッサ1502を想定している。限定ではなく、例として、プロセッサ1502は、1つまたは複数の命令キャッシュ、1つまたは複数のデータ・キャッシュ、および1つまたは複数の変換ルックアサイド・バッファ(TLB)を含むことができる。命令キャッシュ内の命令は、メモリ1504またはストレージ1506内の命令のコピーであることが可能であり、命令キャッシュは、プロセッサ1502によるそれらの命令の取り出しをスピードアップすることができる。データ・キャッシュ内のデータは、プロセッサ1502において実行される命令が機能する際に基づくメモリ1504もしくはストレージ1506内のデータのコピー、プロセッサ1502において実行される後続の命令によるアクセスのための、もしくはメモリ1504もしくはストレージ1506への書き込みのためのプロセッサ1502において実行された以前の命令の結果、またはその他の適切なデータであることが可能である。データ・キャッシュは、プロセッサ1502による読み取り動作または書き込み動作をスピードアップすることができる。TLBは、プロセッサ1502のための仮想アドレス変換をスピードアップすることができる。特定の実施形態においては、プロセッサ1502は、データ、命令、またはアドレスのための1つまたは複数の内部レジスタを含むことができる。本開示は、適切な場合には、任意の適切な数の任意の適切な内部レジスタを含むプロセッサ1502を想定している。適切な場合には、プロセッサ1502は、1つまたは複数の演算ロジック・ユニット(ALU)を含むこと、マルチコア・プロセッサであること、または1つもしくは複数のプロセッサ1502を含むことが可能である。本開示は、特定のプロセッサについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なプロセッサを想定している。
特定の実施形態においては、メモリ1504は、プロセッサ1502が実行するための命令、またはプロセッサ1502が機能する際に基づくデータを記憶するためのメイン・メモリを含む。限定ではなく、例として、コンピュータ・システム1500は、命令をストレージ1506または別のソース(例えば、別のコンピュータ・システム1500など)からメモリ1504にロードすることができる。次いでプロセッサ1502は、命令をメモリ1504から内部レジスタまたは内部キャッシュにロードすることができる。命令を実行するために、プロセッサ1502は、命令を内部レジスタまたは内部キャッシュから取り出し、それらの命令をデコードすることができる。命令の実行中または実行後に、プロセッサ1502は、1つまたは複数の結果(それらは、中間の結果または最終的な結果である場合がある)を内部レジスタまたは内部キャッシュに書き込むことができる。次いでプロセッサ1502は、それらの結果のうちの1つまたは複数をメモリ1504に書き込むことができる。特定の実施形態においては、プロセッサ1502は、(ストレージ1506またはその他の場所ではなく)1つもしくは複数の内部レジスタもしくは内部キャッシュ内の、またはメモリ1504内の命令のみを実行し、(ストレージ1506またはその他の場所ではなく)1つもしくは複数の内部レジスタもしくは内部キャッシュ内の、またはメモリ1504内のデータ上でのみ機能する。1つまたは複数のメモリ・バス(それらはそれぞれ、アドレス・バスおよびデータ・バスを含むことができる)は、プロセッサ1502をメモリ1504に結合することができる。バス1512は、以降で記述されているような1つまたは複数のメモリ・バスを含むことができる。特定の実施形態においては、1つまたは複数のメモリ管理ユニット(MMU)が、プロセッサ1502とメモリ1504との間に常駐し、プロセッサ1502によって要求されるメモリ1504へのアクセスを容易にする。特定の実施形態においては、メモリ1504は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含む。このRAMは、適切な場合には、揮発性メモリであることが可能である。適切な場合には、このRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)またはスタティックRAM(SRAM)であることが可能である。その上、適切な場合には、このRAMは、シングルポートRAMまたはマルチポートRAMであることが可能である。本開示は、任意の適切なRAMを想定している。メモリ1504は、適切な場合には、1つまたは複数のメモリ1504を含むことができる。本開示は、特定のメモリについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なメモリを想定している。
特定の実施形態においては、ストレージ1506は、データまたは命令のためのマス・ストレージを含む。限定ではなく、例として、ストレージ1506は、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、フロッピー(登録商標)ディスク・ドライブ、フラッシュ・メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、またはユニバーサル・シリアル・バス(USB)ドライブ、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。ストレージ1506は、適切な場合には、取り外し可能なまたは取り外し不能な(すなわち、固定された)媒体を含むことができる。ストレージ1506は、適切な場合には、コンピュータ・システム1500の内部または外部に存在することが可能である。特定の実施形態においては、ストレージ1506は、不揮発性のソリッドステート・メモリである。特定の実施形態においては、ストレージ1506は、読み取り専用メモリ(ROM)を含む。適切な場合には、このROMは、マスクプログラムROM、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、電気的書替え可能ROM(EAROM)、またはフラッシュ・メモリ、またはこれらのうちの複数の組合せであることが可能である。本開示は、任意の適切な物理的な形態を取るマス・ストレージ1506を想定している。ストレージ1506は、適切な場合には、プロセッサ1502とストレージ1506との間における通信を容易にする1つまたは複数のストレージ・コントロール・ユニットを含むことができる。適切な場合には、ストレージ1506は、1つまたは複数のストレージ1506を含むことができる。本開示は、特定のストレージについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なストレージを想定している。
特定の実施形態においては、I/Oインタフェース1508は、コンピュータ・システム1500と1つまたは複数のI/Oデバイスとの間における通信のための1つまたは複数のインタフェースを提供するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。コンピュータ・システム1500は、適切な場合には、これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数を含むことができる。これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数は、人とコンピュータ・システム1500との間における通信を可能にすることができる。限定ではなく、例として、I/Oデバイスは、キーボード、キーパッド、マイクロフォン、モニタ、マウス、プリンタ、スキャナ、スピーカ、スチル・カメラ、スタイラス、タブレット、タッチ・スクリーン、トラックボール、映像カメラ、別の適切なI/Oデバイス、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。I/Oデバイスは、1つまたは複数のセンサを含むことができる。本開示は、任意の適切なI/Oデバイス、およびそれらのI/Oデバイスのための任意の適切なI/Oインタフェース1508を想定している。適切な場合には、I/Oインタフェース1508は、プロセッサ1502がこれらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数を駆動することを可能にする1つまたは複数のデバイス・ドライバまたはソフトウェア・ドライバを含むことができる。I/Oインタフェース1508は、適切な場合には、1つまたは複数のI/Oインタフェース1508を含むことができる。本開示は、特定のI/Oインタフェースについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なI/Oインタフェースを想定している。
特定の実施形態においては、通信インタフェース1510は、コンピュータ・システム1500と、1つもしくは複数のその他のコンピュータ・システム1500または1つもしくは複数のネットワークとの間における通信(例えば、パケットベースの通信など)のための1つまたは複数のインタフェースを提供するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。限定ではなく、例として、通信インタフェース1510は、イーサネット(登録商標)もしくはその他の有線ベースのネットワークと通信するためのネットワーク・インタフェース・コントローラ(NIC)もしくはネットワーク・アダプタ、またはWI−FIネットワークなどの無線ネットワークと通信するための無線NIC(WNIC)もしくは無線アダプタを含むことができる。本開示は、任意の適切なネットワーク、およびそのネットワークのための任意の適切な通信インタフェース1510を想定している。限定ではなく、例として、コンピュータ・システム1500は、アド・ホック・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、またはインターネットの1つまたは複数の部分、またはこれらのうちの複数の組合せと通信することができる。これらのネットワークのうちの1つまたは複数の1つまたは複数の部分は、有線または無線であることが可能である。例として、コンピュータ・システム1500は、無線PAN(WPAN)(例えば、ブルートゥースWPANなど)、WI−FIネットワーク、WI−MAXネットワーク、セルラー電話ネットワーク(例えば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標))ネットワークなど)、またはその他の適切な無線ネットワーク、またはこれらのうちの複数の組合せと通信することができる。コンピュータ・システム1500は、適切な場合には、これらのネットワークのうちの任意のネットワークのための任意の適切な通信インタフェース1510を含むことができる。通信インタフェース1510は、適切な場合には、1つまたは複数の通信インタフェース1510を含むことができる。本開示は、特定の通信インタフェースについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切な通信インタフェースを想定している。
特定の実施形態においては、バス1512は、コンピュータ・システム1500のコンポーネント同士を互いに結合するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方を含む。限定ではなく、例として、バス1512は、アクセラレイティッド・グラフィックス・ポート(AGP)もしくはその他のグラフィックス・バス、エンハンスト・インダストリー・スタンダード・アーキテクチャ(EISA)バス、フロントサイド・バス(FSB)、ハイパートランスポート(HT)インターコネクト、インダストリー・スタンダード・アーキテクチャ(ISA)バス、インフィニバンド・インターコネクト、ローピンカウント(LPC)バス、メモリ・バス、マイクロ・チャネル・アーキテクチャ(MCA)バス、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(PCI)バス、PCIエクスプレス(PCIe)バス、シリアル・アドバンスト・テクノロジー・アタッチメント(SATA)バス、ビデオ・エレクトロニクス・スタンダーズ・アソシエーション・ローカル(VLB)バス、または別の適切なバス、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。バス1512は、適切な場合には、1つまたは複数のバス1512を含むことができる。本開示は、特定のバスについて記述し、示しているが、本開示は、任意の適切なバスまたはインターコネクトを想定している。
本明細書においては、1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、適切な場合には、1つもしくは複数の半導体ベースのもしくはその他の集積回路(IC)(例えば、フィールドプログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)もしくは特定用途向け集積回路(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスク・ドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピー(登録商標)・ディスケット、フロッピー(登録商標)・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、ソリッドステート・ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、その他の任意の適切な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、またはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、適切な場合には、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せであることが可能である。
本明細書においては、「または(もしくは)」は、包含的であり、排他的ではない(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。したがって、本明細書においては、「AまたはB」は、「A、B、またはその両方」を意味する(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。その上、「および(ならびに)」は、包括的および個別的の両方である(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。したがって、本明細書においては、「AおよびB」は、「まとめて、または個別に、AおよびB」を意味する(ただし、そうではないことが明示されている場合、または、そうではないことが文脈によって示されている場合は除く)。
本開示の範囲は、当技術分野における標準的な技術者が理解するであろう、本明細書において記述されているまたは示されている例示的な実施形態に対する全ての変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。本開示の範囲は、本明細書において記述されているまたは示されている例示的な実施形態に限定されない。その上、本開示は、本願明細書におけるそれぞれの実施形態を、特定のコンポーネント、要素、特徴、機能、動作、または工程を含むものとして記述し、示しているが、これらの実施形態のうちのいずれも、当技術分野における標準的な技術者が理解するであろう、本願明細書の任意の箇所において説明されているまたは記述されているコンポーネント、要素、特徴、機能、動作、または工程のうちの任意のものの任意の組合せまたは順列を含むことができる。さらに、特定の機能を実行するように適合されている、実行するようにアレンジされている、実行することができる、実行するように構成されている、実行することを可能にされている、実行するように機能できる、または実行するように機能する装置もしくはシステム、または装置もしくはシステムのコンポーネントへの添付の特許請求の範囲における言及は、その装置、システム、コンポーネント、またはその特定の機能が、アクティブ化されているか否か、オンにされているか否か、またはロック解除されているか否かを問わず、その装置、システム、またはコンポーネントが、そうするように適合されている、そうするようにアレンジされている、そうすることができる、そうするように構成されている、そうすることを可能にされている、そうするように機能できる、またはそうするように機能する限り、その装置、システム、コンポーネントを包含する。