JP2018091299A - ターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】低流量時にディフューザにおける吸気の逆流により発生する異音を抑制することが可能なターボチャージャの提供にある。
【解決手段】シュラウド側ディフューザ壁部31は、ディフューザ20におけるコンプレッサ室17と接続する入口Aから径方向の中間部Cまでの入口側環状領域部31Aと、ディフューザ20における中間部Cからスクロール室21に接続する出口Bまでの出口側環状領域部31Bと、入口側環状領域部31Aに起点を有し、出口側環状領域部31Bに延在する凹部33と、を有し、凹部33は、入口側環状領域部31Aにおいて、起点から出口側へ向けてディフューザ20の流路断面積を緩やかに拡大する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ターボチャージャに関する。
一般的な自動車用ターボチャージャのコンプレッサの断熱性能曲線は、例えば、図5に示される。図5ではコンプレッサの回転数がN1〜N4(rpm)のときの流量と圧力比との関係を示している。コンプレッサの回転数が同一(例えば、N1rpm)である場合に流量がサージラインよりも少なくなると、サージングが発生する。サージングが発生するとコンプレッサは圧縮不能になる。また、従来の自動車用ターボチャージャでは、サージライン近傍の領域(図5のハッチングHの領域)で使用した場合に、プレサージ音と呼ばれる異音を発生することが知られている。このプレサージ音は、コンプレッサインペラから放出されてディフューザをスクロール通路に向けて流れる空気の一部が、ディフューザ内でコンプレッサインペラへ向けて逆流することで発生する。
ディフューザにおける逆流を防止する従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたターボ形回転機械が知られている。特許文献1に開示されたターボ形回転機械は、羽根車の下流に設けられているディフューザ部の上流側に突起部を有する。特許文献1のターボ形回転機械によれば、低流量域運転時におけるディフューザ上流側で発生する逆流は阻止され、ディフューザ性能の低下を最小とした上で、不安定運転の騒音の増大を防止できるとしている。
実願昭61−77982号(実開平62−188598号)のマイクロフィルム
しかしながら、特許文献1に開示されたターボ形回転機械は、突起部の下流側の端面は、回転軸の軸方向に平行な面となっているため、ディフューザの入口部近傍でディフューザの流路断面積が急激に拡大することとなる。ディフューザの入口部近傍での流路断面積の急激な拡大は、逆流が発生しない高流量域運転時において端面付近にて渦を著しく発生させ、圧縮効率を低下させるという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、低流量時にディフューザにおける吸気の逆流により発生する異音を抑制することが可能なターボチャージャの提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、コンプレッサインペラと、前記コンプレッサインペラが収容されるコンプレッサ室と、前記コンプレッサインペラの外周側に環状に形成されるスクロール室とを備えるコンプレッサハウジングと、シュラウド側ディフューザ壁部およびハブ側ディフューザ壁部により区画され、前記コンプレッサ室とスクロール室とを接続するように、前記コンプレッサインペラの外周側に環状に設けられるディフューザと、を備えたターボチャージャにおいて、前記シュラウド側ディフューザ壁部は、前記ディフューザにおける前記コンプレッサ室と接続する入口から径方向の中間部までの入口側環状領域部と、前記ディフューザにおける前記中間部から前記スクロール室に接続する出口までの出口側環状領域部と、前記入口側環状領域部に起点を有し、前記出口側環状領域部に延在する凹部と、を有し、前記凹部は、前記入口側環状領域部において、前記起点から出口側へ向けて前記ディフューザの流路断面積を緩やかに拡大することを特徴とする。
本発明では、ディフューザの入口側領域部に凹部の起点を設けているので、低流量時にディフューザにおいて吸気の逆流が生じても、その逆流する吸気がコンプレッサ室へ到達することを抑制することができる。また、凹部は、入口側環状領域部において、起点側から出口側へ向けてディフューザの流路断面積を緩やかに拡大する。このため、凹部がディフューザを入口から出口に向けて流れる吸気に悪影響を与えることがなくなり、ターボチャージャの効率の低下を抑制することができる。
また、上記のターボチャージャにおいて、前記シュラウド側ディフューザ壁部は、前記起点から出口側へ向けて形成され、前記凹部の一部を形成する湾曲面又はテーパ面を有する構成としてもよい。
この場合、湾曲面又はテーパ面はディフューザの流路断面積の緩やかな拡大を実現することができる。
また、上記のターボチャージャにおいて、前記シュラウド側ディフューザ壁部は前記湾曲面を有し、前記湾曲面の曲率は、前記起点から出口側へ向けて小さくなっている構成としてもよい。
この場合、湾曲面は凹部において空気の逆流の向きを制御する。このため、湾曲面により向きを変えた逆流がディフューザを通過する空気流と合流しても、ディフューザを通過する空気流は逆流による影響を受け難い。
本発明によれば、低流量時にディフューザにおける吸気の逆流により発生する異音を抑制することが可能なターボチャージャターボチャージャを提供することができる。
第1の実施形態に係るターボチャージャの概要を示す縦断面図である。 第1の実施形態に係るターボチャージャの要部を示す拡大断面図である。 シュラウド側ディフューザ壁部における凹部の要部を拡大して示す拡大図である。 第2の実施形態に係るシュラウド側ディフューザ壁部における凹部の要部を拡大して示す拡大図である。 ターボチャージャのコンプレッサの断熱性能曲線である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るターボチャージャについて図面を参照して説明する。本実施形態のターボチャージャは車載用のターボチャージャである。なお、説明の便宜上、図1に示すターボチャージャの左方を前方とし、右方を後方とする。
図1に示すターボチャージャは、中央部に位置する軸受ハウジング11と、軸受ハウジング11の前部に備えられたコンプレッサ12と、軸受ハウジング11の後部に備えられたタービン13と、を有する。軸受ハウジング11内には、回転軸14を回転自在に支持するラジアル軸受15が備えられているほか、回転軸14のスラスト方向の荷重を受けるスラスト軸受(図示せず)が備えられている。回転軸14の軸心Pは前後方向となっている。
軸受ハウジング11の前端部には、コンプレッサハウジング16が接合されている。コンプレッサハウジング16内には、コンプレッサ室17が形成されている。コンプレッサ室17には、回転可能なコンプレッサインペラ18が設けられている。コンプレッサインペラ18は回転軸14に固定されている。
コンプレッサハウジング16の前部には、空気の入口となる空気入口部19が形成されている。空気入口部19は、エンジンの吸気通路(図示せず)に接続されている。コンプレッサハウジング16におけるコンプレッサインペラ18の外径部の外側には、環状のディフューザ20が形成されている。ディフューザ20は、軸受ハウジング11とコンプレッサハウジング16との間に形成されており、コンプレッサ室17と連通している。ディフューザ20は、空気入口部19から吸入され、コンプレッサインペラ18により圧縮された空気の圧力を増大させる流路である。コンプレッサハウジング16には、渦巻状のスクロール室21が形成されている。ディフューザ20はコンプレッサ室17とスクロール室21とを接続するように、コンプレッサインペラ18の外周側に環状に設けられている。コンプレッサインペラ18の外周側に環状に形成されるスクロール室21には、空気の出口となる吐出口(図示せず)が設けられており、この吐出口はエンジンの吸気マニホールド(図示せず)に接続されている。
軸受ハウジング11の後方には、タービン13が設けられている。軸受ハウジング11の後部は、タービンハウジング22と接合されている。タービンハウジング22は軸受ハウジング11およびコンプレッサハウジング16とともにターボチャージャのハウジングを構成する。タービンハウジング22内には、タービンインペラ23が設けられている。タービンインペラ23は、回転軸14の後部に固定されている。
タービンハウジング22には、排気ガスの入口となるガス取入口(図示せず)が形成されている。このガス取入口は、エンジンの排気マニホールド(図示せず)に接続されている。タービンハウジング22の内部には、タービンスクロール室24がタービンインペラ23を囲むように渦巻状に形成されている。タービンスクロール室24は、ガス取入口と連通している。タービンハウジング22には、排気ガスを排出するガス排出口25が形成されている。ガス排出口25は、排気ガスの出口であり、タービンスクロール室24と連通し、排気管(図示せず)に接続されている。タービン13は、エンジンの排気通路に介装される。
コンプレッサインペラ18は略円錐台状のハブ26を備えている。ハブ26の外周径は、軸心P方向において空気入口部19側から軸受ハウジング11へ向かう所定の位置までは一定であり、所定の位置から軸受ハウジング11へ近づくにつれて大きくなっている。従って、ハブ26において空気入口部19側と対向する端部はハブ26において最小外周径となる部位であり、ディフューザ20側となる外周縁部はハブ26において最大外周径となる部位である。
ハブ26の表面には、周方向に設けた複数のインペラ翼を備えている。本実施形態のインペラ翼は、ハブ26の表面における空気入口部19側からディフューザ20の入口付近まで延在する複数の長翼27と、長翼27よりも延在長さが短い複数の短翼28とを備えている。長翼27と短翼28とはハブ26と一体形成されており、ハブ26の表面の周方向において交互に配置されている。長翼27および短翼28は三次元的に湾曲した板状に形成されている。長翼27および短翼28は、湾曲線として描かれる外周縁(インペラシュラウドライン)をそれぞれ有している。
図2に示すように、コンプレッサハウジング16には、コンプレッサインペラ18の外周縁に対向して形成されているシュラウド壁部29を備えている。シュラウド壁部29の表面であるシュラウド面30はコンプレッサインペラ18の外周縁に倣う面となっている。
コンプレッサハウジング16は、シュラウド壁部29の径方向外側においてシュラウド壁部29と隣接するシュラウド側ディフューザ壁部31を備えている。図2では、説明の便宜上、シュラウド壁部29とシュラウド側ディフューザ壁部31との境界を一点鎖線により示す。軸受ハウジング11は、シュラウド側ディフューザ壁部31と間隔を空けて設けたハブ側ディフューザ壁部32を備えている。シュラウド側ディフューザ壁部31とハブ側ディフューザ壁部32とは互いに平行であり、ディフューザ20は、シュラウド側ディフューザ壁部31と、ハブ側ディフューザ壁部32とにより区画されている。
ディフューザ20は、コンプレッサ室17側の入口Aとスクロール室21側の出口Bを有する。ディフューザ20における入口Aと出口Bとの間の中間の位置は中間部Cである。シュラウド側ディフューザ壁部31は、ディフューザ20におけるにおけるコンプレッサ室17と接続する入口Aから径方向の中間部Cまでの入口側環状領域部31Aと、中間部Cからスクロール室21に接続する出口Bまでの出口側環状領域部31Bと、を有する。
本実施形態では、シュラウド側ディフューザ壁部31には逆流防止のための凹部33が形成されている。凹部33は、入口側環状領域部31Aおよび出口側環状領域部31Bにわたって形成されている。入口側環状領域部31Aは、入口A側から出口B側へ向けて湾曲する湾曲面34と、湾曲面34から出口B側へ向けて延在する平坦面35とを有している。平坦面35は入口側環状領域部31Aから出口側環状領域部31Bにわたって延在する。
湾曲面34とシュラウド壁部29との境界には、凹部33の起点となる角部36が形成されている。角部36はディフューザ20の入口Aに位置しており、図3に示すように、湾曲面34の曲率は、入口A側から出口B側へ向けて小さくなっている。従って、湾曲面34は入口Aから出口Bへ向かうほど、平坦面35に対する湾曲面34の勾配は緩やかとなる。平坦面35に対する湾曲面34の勾配が緩やかであることにより、入口側環状領域部31Aでは、起点である角部36から出口B側へ向けてディフューザ20の流路断面積が緩やかに拡大され、凹部33において生じる空気の逆流fによるディフューザ20を通過する空気流Fに対する悪影響が低減される。
凹部33の軸方向の深さや湾曲面34の曲率の設定は、ターボチャージャの性能等の諸条件により決定される。また、凹部33の起点となる角部36は、シュラウド壁部29とシュラウド側ディフューザ壁部31との境界に位置するだけでなく、入口側環状領域部31Aにおいて入口Aよりも出口B側に位置してもよい。
シュラウド側ディフューザ壁部31と対向するハブ側ディフューザ壁部32は、シュラウド側ディフューザ壁部31における平坦面35と平行な平坦面37を有している(図2を参照)。平坦面37の径方向中心側の端部は、コンプレッサ室17に収容されているコンプレッサインペラ18の外周縁部と接近している。
次に、本実施形態のターボチャージャの作用について説明する。ターボチャージャが一定の回転数で回転されるとき、コンプレッサインペラ18には空気が取り込まれる。コンプレッサインペラ18に取り込まれた空気の流速は、コンプレッサインペラ18を通過する際に増速される。増速された空気はコンプレッサインペラ18からディフューザ20へ送り出されて圧縮される。
コンプレッサ12の回転数が同一(例えば、N1rpm)である場合に、サージラインの近傍の領域(例えば、図5に示すハッチングHの範囲)における流量で使用すると、コンプレッサインペラ18から放出されてディフューザ20をスクロール室21に向けて通過する空気の一部が逆流する。
本実施形態では、図3に示すように、ディフューザ20に空気の逆流fが生じる場合、逆流fは凹部33の平坦面35に沿って流れ、最終的には湾曲面34に沿って流れる。湾曲面34における逆流fは、湾曲面34に応じて流れの向きを変える。逆流fの流れの向きが変わることにより、軸方向の成分が生じる。逆流fに軸方向の成分が生じることによって、逆流fはディフューザ20を通過する空気流Fに合流し易くなる。このため、逆流fはコンプレッサ室17へ流れることが殆どなく、コンプレッサ室17における渦の発生が抑制される。その結果、プレサージ音と呼ばれる逆流fによる異音の発生は抑制され、コンプレッサ12は高い圧縮効率を保つ。また、条件によっては、逆流fによる異音発生は防止される。
シュラウド側ディフューザ壁部31は、凹部33の起点である角部36から湾曲面34によって緩やかに窪んでいる。このため、ディフューザ20に逆流fが発生しない流量では、ディフューザ20を通過する空気流Fが角部36を通過しても、角部36付近における渦の発生が抑制される。このため、ディフューザ20を通過する空気流Fは、凹部33による影響を殆ど受けることがなく、高い圧縮効率が保たれる。
本実施形態のターボチャージャは以下の作用効果を奏する。
(1)ディフューザ20の入口側環状領域部31Aに凹部33の起点を設けているので、低流量時にディフューザ20に空気(吸気)の逆流fが生じても、その逆流する空気がコンプレッサ室17へ到達することを抑制することができる。また、凹部33は、入口側環状領域部31Aにおいて、起点側から出口B側へ向けてディフューザ20の流路断面積を緩やかに拡大する。このため、ディフューザ20の逆流fによる異音発生を抑制しつつ、凹部33がディフューザ20を入口Aから出口Bに向けて流れる空気(吸気)に悪影響を与えることがなくなり、ターボチャージャの効率の低下を抑制することができる。
(2)湾曲面34はディフューザ20の流路断面積の緩やかな拡大を実現することができる。その結果、逆流fが発生しない流量では、ディフューザ20を通過する空気流Fが角部36を通過しても、角部36付近では渦の発生が抑制される。このため、ディフューザ20を通過する空気流Fは、凹部33による影響を殆ど受けることがない。
(3)入口A側から出口B側へ向けて湾曲面34の曲率が小さくなるため、湾曲面34は凹部33において空気の逆流fの流れの向きを制御する。湾曲面34により向きを変えた逆流fがディフューザ20を通過する空気流Fと合流しても、ディフューザ20を通過する空気流Fは逆流fの影響を受け難い。
(4)入口側環状領域部31Aに凹部33を設けるため、従来技術のようにディフューザの上流側に突起部を設けて逆流のコンプレッサ室への到達を妨げる場合と比べると、ディフューザ20の入口Aが狭くなることはない。よって、ディフューザ20を通過する流量が低減することはなく、高い圧縮効率を維持することができる。
(5)逆流fが発生する流量では、湾曲面34は逆流fの流れを円滑にすることができる。逆流fが湾曲面34に沿って角部36に近づくにつれて、逆流fの流れの向きに軸方向の成分を大きくすることができ、ディフューザ20を通過する空気流Fと円滑に合流することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るターボチャージャについて説明する。本実施形態は、凹部に設けた湾曲面に代えて凹部にテーパ面を設けた点で、第1の実施形態と異なる。本実施形態では、第1の実施形態と同じ構成については、第1の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
図4に示すように、シュラウド側ディフューザ壁部31における入口側環状領域部31Aには、逆流防止のための凹部40が形成されている。凹部40は、入口側環状領域部31Aおよび出口側環状領域部31Bにわたって形成されている。入口側環状領域部31Aは、入口A側から出口B側へ向けて傾斜するテーパ面41と、テーパ面41から延在するテーパ面42と、テーパ面42から出口B側へ向けて延在する平坦面35とを有している。
テーパ面41の平坦面35に対する勾配は、テーパ面42の平坦面35に対する勾配よりも大きい。角部36を起点とするテーパ面41と、テーパ面41から連続して延在するテーパ面42は、ディフューザ20の流路断面積の緩やかな拡大を実現している。本実施形態によれば、第1の実施形態の作用効果(1)〜(4)と同等の作用効果を奏する。また、テーパ面41、42であることから加工し易く、シュラウド側ディフューザ壁部31を製作し易い。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、凹部の起点となる角部が入口に位置したが、凹部の起点は、ディフューザにおける逆流の発生状態を考慮し、入口側環状領域部における入口以外に位置するようにしてもよい。
○ 上記の第1、第2の実施形態では、シュラウド側ディフューザ壁部はコンプレッサハウジングと一体化され、ハブ側ディフューザ壁部は軸受ハウジングと一体化されていたが、この限りではない。シュラウド側ディフューザ壁部およびハブ側ディフューザ壁部は別体であってもよい。
○ 上記の第2の実施形態では、入口側環状領域部が連続して延在する2つのテーパ面を有する例を説明したが、テーパ面は1つであってもよい。テーパ面を1つとする場合、テーパ面の平坦面に対する勾配は、ディフューザの流路断面積を緩やかに拡大するように小さくすることが好ましい。
11 軸受ハウジング
12 コンプレッサ
16 コンプレッサハウジング
17 コンプレッサ室
18 コンプレッサインペラ
20 ディフューザ
29 シュラウド壁部
31 シュラウド側ディフューザ壁部
31A 入口側環状領域部
31B 出口側環状領域部
32 ハブ側ディフューザ壁部
33、40 凹部
34 湾曲面
36 角部(起点としての)
41、42 テーパ面
A 入口
B 出口
C 中間部
F ディフューザの空気流
f 空気の逆流

Claims (3)

  1. コンプレッサインペラと、
    前記コンプレッサインペラが収容されるコンプレッサ室と、前記コンプレッサインペラの外周側に環状に形成されるスクロール室とを備えるコンプレッサハウジングと、
    シュラウド側ディフューザ壁部およびハブ側ディフューザ壁部により区画され、前記コンプレッサ室とスクロール室とを接続するように、前記コンプレッサインペラの外周側に環状に設けられるディフューザと、を備えたターボチャージャにおいて、
    前記シュラウド側ディフューザ壁部は、
    前記ディフューザにおける前記コンプレッサ室と接続する入口から径方向の中間部までの入口側環状領域部と、
    前記ディフューザにおける前記中間部から前記スクロール室に接続する出口までの出口側環状領域部と、
    前記入口側環状領域部に起点を有し、前記出口側環状領域部に延在する凹部と、を有し、
    前記凹部は、前記入口側環状領域部において、前記起点から出口側へ向けて前記ディフューザの流路断面積を緩やかに拡大することを特徴とするターボチャージャ。
  2. 前記シュラウド側ディフューザ壁部は、前記起点から出口側へ向けて形成され、前記凹部の一部を形成する湾曲面又はテーパ面を有することを特徴とする請求項1記載のターボチャージャ。
  3. 前記シュラウド側ディフューザ壁部は前記湾曲面を有し、
    前記湾曲面の曲率は、前記起点から出口側へ向けて小さくなっていることを特徴とする請求項2記載のターボチャージャ。
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