JP2018091257A - 天井扇風機 - Google Patents
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Abstract
【課題】天井面から下方へ向けて送出される風により涼感を得たり、部屋の空気を攪拌したりするのに使用される天井扇風機において、電源配線が回転するモータ部の上面に接触して損傷することを防ぐことを目的とする。
【解決手段】パイプ部1の下方に備わる電源配線出口9よりも上方に、かつ水平方向においては電源配線出口9とターミナル部4の間となるように突起部2をパイプ部1の外面に設け、電源配線出口9から引き出された電源配線7が、電源配線出口9からターミナル部4までの距離より長い場合には、電源配線7は、はじめに突起部2を経由して、ターミナル部4へと接続される構成にしたことにより、電源配線7の自重やクセの付き方により垂れ下がり、回転するモータ部5の上面に接触して損傷することを防ぐことを可能とした天井扇風機を得られる。
【選択図】図2
【解決手段】パイプ部1の下方に備わる電源配線出口9よりも上方に、かつ水平方向においては電源配線出口9とターミナル部4の間となるように突起部2をパイプ部1の外面に設け、電源配線出口9から引き出された電源配線7が、電源配線出口9からターミナル部4までの距離より長い場合には、電源配線7は、はじめに突起部2を経由して、ターミナル部4へと接続される構成にしたことにより、電源配線7の自重やクセの付き方により垂れ下がり、回転するモータ部5の上面に接触して損傷することを防ぐことを可能とした天井扇風機を得られる。
【選択図】図2
Description
本発明は、天井から送出される風を浴びて涼感を得たり、空気を攪拌して部屋の温度ムラを解消したりするのに使用される天井扇風機に関するものである。
従来、この種の天井扇風機は、一般家庭や飲食店、公共設備などの天井面に配設され、回転する羽根により、天井面から下方へ空気を送出するものが知られている。(例えば、特許文献1参照)
以下、その天井扇風機について図3を参照しながら説明する。
以下、その天井扇風機について図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、天井扇風機は、天井に取り付け可能な筒形状のパイプ部101と、パイプ部101の上端開口からパイプ部101内部へ挿入され、パイプ部101の内側からパイプ部101の外側へ引き出される電源配線102と、パイプ部101の下部に固定されたシャフト部103と、シャフト部103の下部に固定されたモータ部104と、モータ部104によって回転する羽根部105と、カバー部106とを備えている。
天井扇風機は、電源配線102を介してモータ部104に給電されることで羽根部105が回転し、昇圧された空気を下方へ送出している。
このような従来の天井扇風機においては、施工時の電源配線の長さが適切でない場合に、電源配線のたるみ部分が大きくなり、且つたるみ部分が固定されていないため、電源配線の引き回し方によっては回転するモータ部の上面に電源配線が接触して、電源配線の被覆が損傷するという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、電源配線がモータ上面に接触することを防ぐ引き回し方を可能にした天井扇風機を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、天井に取り付け可能な筒形状のパイプ部と、前記パイプ部の下部に固定されたシャフト部と、前記シャフト部の下部に固定されたモータ部と、前記モータ部によって回転する羽根部と、前記シャフト部に設け前記モータ部と電気的に接続されたターミナル部とを備え、前記パイプ部の下部には、水平方向に貫通した孔である電源配線出口と、外面から外方へ延びた突起部とを有し、前記ターミナル部に前記天井から延びた電源配線を接続する場合には、前記天井から延びた電源配線を、前記パイプ部の上端開口から、前記パイプ部内、前記電源配線出口、前記突起部を経由して前記ターミナル部に接続することとしたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、前記天井から延びた電源配線を、前記パイプ部の上端開口から、前記パイプ部内、前記電源配線出口、前記突起部を経由して前記ターミナル部に接続する構成にしたことにより、前記電源配線を、前記突起部を介して固定することで、前記電源配線のたるみ部分が前記モータ部の上面に垂れ下がり接触するのを防ぐことが可能となるので、前記電源配線の被覆が回転する前記モータ部へ接触して損傷することを防ぐという効果を得ることができる。
本発明の請求項1記載の天井扇風機は、天井に取り付け可能な筒形状のパイプ部と、前記パイプ部の下部に固定されたシャフト部と、前記シャフト部の下部に固定されたモータ部と、前記モータ部によって回転する羽根部と、前記シャフト部に設け前記モータ部と電気的に接続されたターミナル部とを備え、前記パイプ部の下部には、水平方向に貫通した孔である電源配線出口と、外面から外方へ延びた突起部とを有し、前記ターミナル部に前記天井から延びた電源配線を接続する場合には、前記天井から延びた電源配線を、前記パイプ部の上端開口から、前記パイプ部内、前記電源配線出口、前記突起部を経由して前記ターミナル部に接続するという構成を有する。これにより、前記電源配線のたるみ部分を前記突起部へ固定することが可能となるので、前記電源配線のたるみ部分が垂れ下がり、回転する前記モータ部の上面へ接触して、被覆が損傷することを防ぐという効果を奏する。
また、前記突起部は、前記パイプ部の前記電源配線出口よりも上方に設けた構成にしてもよい。これにより、前記電源配線を上方へ持ち上げることができるので、より確実に前記電源配線のたるみ部分が前記モータ部の上面へ垂れ下がることを防ぐことができるという効果を奏する。
また、前記突起部は、水平方向において前記電源配線出口と前記ターミナル部との間に設けた構成にしてもよい。これにより、前記突起部を介して前記電源配線を引き回す際に必要となる、前記電源配線の長さを最小限に抑え、配線を容易に行うことができるという効果を奏する。
また、前記ターミナル部を覆うカバー部を備え、前記カバー部は前記パイプ部が通る孔を有し、前記パイプ部の上端から前記カバー部の前記孔を通すと前記カバー部は前記突起部に引っ掛かる構成にしてもよい。これにより、前記カバーを取り付ける際の仮固定ができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、天井扇風機は、パイプ部1と、シャフト部3と、モータ部5と、羽根部6と、カバー部8とを備えている。
図1および図2に示すように、天井扇風機は、パイプ部1と、シャフト部3と、モータ部5と、羽根部6と、カバー部8とを備えている。
パイプ部1は、円筒形状であり、中心軸が上下方向に延びるように天井に取り付け可能である。パイプ部1の下部には、水平方向に貫通した孔である電源配線出口9を備えている。電源配線出口9の下方には、水平方向に貫通した孔である取付用孔(図示せず)を備えている。電源配線出口9の軸方向と、取付用孔の軸方向は直交している。パイプ部1の下部には、パイプ部1の下端からシャフト部3が挿入される。
シャフト部3は、円柱形状であり、上部には、水平方向に貫通した孔である取付用孔(図示せず)を備えている。シャフト部3とパイプ部1とは、ボルト・ナットによって固定されている。パイプ部1にシャフト部3を挿入し、パイプ部1の取付用孔とシャフト部3の取付用孔とを連通させ、これらにボルトを差込み、ナットで固定する。シャフト部3の下部には、モータ部5と電気的に接続されたターミナル部4が固定されている。ターミナル部4には、天井から延びた電源配線7が接続される。
モータ部5は、シャフト部3の下端に固定され、モータ部5の回転軸と、シャフト部3の中心軸とが、同軸上に配置されている。モータ部5の外周には、均等かつ放射状に羽根部6が固定されている。モータ部5には、電源配線7からターミナル部4を介して給電され、羽根部6が回転する。
カバー部8は、パイプ部1が通るための円形のパイプ孔10が備わり、上端から下端へ向けてパイプ孔10の開口面積が大きくなり、円錐形状を成しており、電源配線出口9と、ボルト・ナットと、ターミナル部4とを覆っている。
以上の構成において、電源配線7の配線について説明する。天井から延びた電源配線7は、円筒形状のパイプ部1の上端開口から、パイプ部1内へ挿入され、電源配線出口9から引き出される。引き出された電源配線7は、ターミナル部4へと接続され、モータ部5へ電気を供給し、羽根部6が回転する。
ここで、電源配線出口9から引き出された電源配線7が、電源配線出口9からターミナル部4までの距離より長い場合には、電源配線7は、はじめに突起部2を経由して、ターミナル部4へと接続される。突起部2は、パイプ部1の外面に設けられ、樹脂成形されたコの字型の部品であり、パイプ部1とネジ固定(図示せず)されている。
このように、天井から延びた電源配線は、パイプ部の上端開口から、パイプ部内、電源配線出口、突起部を経由してターミナル部に接続される構成であり、突起部2のコの字に引掛けるように引き回すことにより、電源配線7の長さを調整でき、電源配線のたるみ部分を突起部へ固定することが可能となるので、電源配線のたるみ部分が垂れ下がり、回転するモータ部の上面へ接触して、被覆が損傷することを防ぐという効果を奏する。
また、突起部2は、パイプ部1の電源配線出口9よりも上方に設けた。これにより、電源配線7を上方へ持ち上げることができるので、より確実に電源配線7のたるみ部分がモータ部5の上面へ垂れ下がることを防ぐことができる。
また、突起部2は、水平方向において電源配線出口9とターミナル部4との間に設けた。これにより、突起部2を介して電源配線7を引き回す際に必要となる、電源配線7の長さを最小限に抑え、配線を容易に行うことができる。
また、パイプ部1の上端からカバー部8のパイプ孔10を通すとカバー部8は突起部2に引っ掛かる。具体的には、カバー部8の上端のパイプ孔10の開口の直径は、パイプ部1の直径とパイプ部1の外面から外方に突出した突起部2の寸法との和より小さい。カバー部8の下端のパイプ孔10の開口の直径は、パイプ部1の直径とパイプ部1の外面から外方に突出した突起部2の寸法との和より大きい。
これにより、天井扇風機を施工する際には、パイプ部1にカバー部8を通してから、パイプ部1を天井に取り付けて、その他の構成要素を組立てていくが、カバー部8の上端のパイプ孔10の開口の直径が、パイプ部1の直径とパイプ部1の外面から外方に突出した突起部2の寸法との和より小さいため、カバー部8がパイプ部1からすり抜けて落下してしまうのを防ぎ、仮固定としての役割を果たすので、施工性を高めることができる。
本発明にかかる天井扇風機は、電源配線の引き回し方により、電源配線が回転するモータ部上面に接触して損傷するのを防ぐことを可能とするものであるので、天井面から下方へ向けて送出される風により涼感を得たり、部屋の空気を攪拌したりするのに使用される天井扇風機等として有用である。
1 パイプ部
2 突起部
3 シャフト部
4 ターミナル部
5 モータ部
6 羽根部
7 電源配線
8 カバー部
9 電源配線出口
10 パイプ孔
2 突起部
3 シャフト部
4 ターミナル部
5 モータ部
6 羽根部
7 電源配線
8 カバー部
9 電源配線出口
10 パイプ孔
Claims (4)
- 天井に取り付け可能な筒形状のパイプ部と、
前記パイプ部の下部に固定されたシャフト部と、
前記シャフト部の下部に固定されたモータ部と、
前記モータ部によって回転する羽根部と、
前記シャフト部に設け前記モータ部と電気的に接続されたターミナル部とを備え、
前記パイプ部の下部には、水平方向に貫通した孔である電源配線出口と、外面から外方へ延びた突起部とを有し、
前記天井から延びた電源配線を、前記パイプ部の上端開口から、前記パイプ部内、前記電源配線出口、前記突起部を経由して前記ターミナル部に接続することを特徴とする天井扇風機。 - 前記突起部は、前記パイプ部の前記電源配線出口よりも上方に設けたことを特徴とする請求項1に記載の天井扇風機。
- 前記突起部は、水平方向において前記電源配線出口と前記ターミナル部との間に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の天井扇風機。
- 前記ターミナル部を覆うカバー部を備え、
前記カバー部は前記パイプ部が通る孔を有し、
前記パイプ部の上端から前記カバー部の前記孔を通すと前記カバー部は前記突起部に引っ掛かることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の天井扇風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016236312A JP2018091257A (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | 天井扇風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016236312A JP2018091257A (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | 天井扇風機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018091257A true JP2018091257A (ja) | 2018-06-14 |
Family
ID=62564022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016236312A Pending JP2018091257A (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | 天井扇風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018091257A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020110240A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 三菱電機株式会社 | 天井扇風機 |
JP2021193302A (ja) * | 2018-11-28 | 2021-12-23 | 三菱電機株式会社 | 天井扇風機 |
-
2016
- 2016-12-06 JP JP2016236312A patent/JP2018091257A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020110240A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 三菱電機株式会社 | 天井扇風機 |
JPWO2020110240A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2021-09-02 | 三菱電機株式会社 | 天井扇風機 |
JP2021193302A (ja) * | 2018-11-28 | 2021-12-23 | 三菱電機株式会社 | 天井扇風機 |
JP7142759B2 (ja) | 2018-11-28 | 2022-09-27 | 三菱電機株式会社 | 天井扇風機 |
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