JP2018089786A - インキ用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体2に対して、アダプター4の下端部4gを容器本体2の底部2c内面に当接させると共に、アダプター4の上部側面4jを容器本体2の上方に形成された首部2g内面に接触させ、確実に、容器本体2内でアダプター4を起立させた状態にすることができるインキ用容器1を得る。
【解決手段】インキ5を収容する容器本体2と、容器本体2の開口2aを閉塞するキャップ3と、当該容器本体2に挿着するインキ貯留部4cを有したアダプター4と、を備えたインキ用容器1であって、容器本体2が底部2c内面に円錐形状の係止凹部2dを有し、アダプター4の下方を係止凹部2dの頂角より小さい頂角である截頭円錐部4bとし、アダプター4の下端部4gを容器本体2の係止凹部2dに係止させた状態で、アダプター4の上部側面4jが容器本体2の首部2g内面に接触し、アダプター4の上端4dとキャップ3との間に隙間Sが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、筆記具用のインキを収容するインキ用容器に関する。
従来より、ペン芯の後方に装着したインキ吸入器を操作することで、インキタンク内へインキを補給する構造の万年筆は知られており、このような万年筆にインキの補給を行う場合、インキ用容器内に収容したインキの吸入が行われる。このインキ用容器は、インキ瓶とも呼ばれているように、容器本体が硬質のガラスで形成されているのが一般的である。
万年筆にインキを補給するには、万年筆のペン先部を容器本体内に挿入してインキを吸入して補給するが、その際、ペン先部を容器本体の内底面に接触させることでペン体のペン先を傷めてしまうという問題があり、特許文献1(意匠登録第1108850号公報)に示されているように、容器本体内に、インキの貯留部を有した軟質の合成樹脂で形成したアダプターを挿着したインキ用容器が存在している。このアダプターは、ペン体の傷つき防止以外にも、容器本体内のインキの残量が少なくなってきた際に、容器本体にキャップをした状態で、当該容器本体を傾けたり引っ繰り返したりすることで、アダプターのインキ貯留部にインキを貯めてペン先部をインキに漬かりやすくさせ、インキの吸入を行いやすくことにも用いられる。
尚、このアダプターは、容器本体に対して、アダプターの底部を容器本体の底部内面に当接させ、且つアダプターの上部側面を容器本体の上方に形成された首部内面に接触させることで、容器本体内で起立した状態になっており、容器本体からキャップを開放した際にはアダプターの挿入口が容器本体の開口と一致しており、万年筆のペン先部を挿入口に挿入しやすくなっている。
ところで、インキ瓶のようなガラス瓶では、安定感やデザイン性から底部を厚く形成することが求められているが、その形状を成形する際にブロー成形を用いることから、外面形状は一定になるものの、内面形状は一定に成形することが困難であり、特に成形時に下側となる底部の内面には、熱で軟らかくなったガラスが重力で徐々に流れてくることから、外面から内面までの距離つまり肉厚が不均一となり、それに伴って容器本体の底部内面から上部の開口までの距離も不均一となり、結果、容器本体に挿着する前記アダプターの長さ寸法の設定が困難であるという問題が存在する。
この問題を具体的に説明すると、アダプターの長さは容器本体における底部内面から開口までの高さで設定することから、底部が厚く形成された容器本体でアダプターの長さを設定した場合には、これを底部が薄く形成された容器本体に用いる際に、アダプターの長さが足りず、上部側面が容器本体の首部内面に接触することなく横に倒れてしまうという問題が生じる。また逆に、底部が薄く形成された容器本体でアダプターの長さを設定した場合には、これを底部が厚く形成された容器本体に用いる際に、アダプターの長さが長過ぎて上端が容器本体の開口からはみ出て、キャップをしめきれずにインキ漏れが生じてしまうという問題がある。
上記問題については、長さの異なるアダプターを用意し、それぞれ成形された容器本体の寸法(底部内面から開口までの高さ)に応じて装着させるという方法も考えられるが、複数のアダプターを製造や在庫するコストや、組み立て時にアダプターを選定する手間によるコストが掛かってしまう。また使用者が複数のインキ用容器を所持していた場合には、複数の容器を洗浄した際に、複数の容器本体と複数のアダプターとの関係を把握しながら洗浄作業を行うことが必要になってしまう。
意匠登録第1108850号公報
本発明では、ブロー成形を用いて形成したガラス瓶である容器本体であっても、容器本体に対して、アダプターの下端部を容器本体の底部内面に当接させると共に、アダプターの上部側面を容器本体の上方に形成された首部内面に接触させ、確実に、アダプターを容器本体内で起立させた状態にすることができるインキ用容器を得ることを目的とした。
本発明は、
「1.インキを収容する容器本体と、当該容器本体の開口を閉塞するキャップと、当該容器本体に挿着するインキ貯留部を有したアダプターと、を備えたインキ用容器であって、
前記容器本体が底部内面に円錐形状の係止凹部を有し、
前記アダプターの下方を前記係止凹部の頂角より小さい頂角である截頭円錐部とし、
前記アダプターの下端部を前記容器本体の係止凹部に係止させた状態で、該アダプターの上部側面が該容器本体の首部内面に接触し、当該アダプターの上端と前記キャップとの間に隙間が形成されることを特徴としたインキ用容器。
2.前記アダプターが、該アダプターの中央部に円錐の底角が位置し、当該アダプターの略半分が円錐の側面であることを特徴とした1項に記載のインキ用容器。
3.前記容器本体の係止凹部の頂角が50度〜90度であり、前記アダプターの下方を頂角が20度〜45度である前記截頭円錐部とすることを特徴とした1項または2項に記載のインキ用容器。」である。
容器本体の底部内面の係止凹部は、ブロー成形を用いて当該容器本体を成形する際に、熱せられて軟らかい状態の容器本体の底部内面に対して、先端が円錐形状の棒を押し付けることで形成することができ、容器本体の開口に対して棒の先端の距離を調節して押し付けることにより、容器本体の底面部分が厚く形成されても、底面部分が薄く形成されても、容器本体の係止凹部から開口までの高さは一定となることから、アダプターの長さを統一させることが可能となる。
アダプターの側面には貫通孔を形成し、容器本体内のインキの残量が少なくなってきた際に、容器本体にキャップをした状態で、当該容器本体を傾けたり引っ繰り返したりすることで、貫通孔よりインキをアダプター内部に移動させ、アダプターのインキ貯留部にインキを貯めてペン先部をインキに漬かりやすくさせ、インキの吸入を行いやすいものとする。
アダプターの下端部は截頭円錐部の先端となり、その外周部は、角であっても丸みを帯びていても構わないが、容器本体の係止凹部内で時間と共に乾燥して固化するインキにより当該容器本体に引っ付いてしまわないよう、係止凹部に対して少ない面積で線接触する角部や半径の小さいR部あるいは複数の突起部を形成する。
また、アダプターの中央部に円錐の底角部を位置させ、アダプターの略半分を円錐側面とすることにより、容器本体の内部にインキが収容された状態でアダプターを容器本体に挿着する際においても、抵抗が少なくなりアダプターがインキの中に沈み込みやすいものとなる。
また、容器本体の係止凹部の頂角を50度〜90度とし、アダプターの下方を頂角が20度〜45度である截頭円錐部とすることで、容器本体の係止凹部に対してアダプターの下端部が係止しやすく外れにくいものとなる。
本発明によれば、容器本体に対して、アダプターの下端部を容器本体の底部内面に当接させると共に、アダプターの上部側面を容器本体の上方に形成された首部内面に接触させ、確実に、容器本体内で起立させた状態にすることができるインキ用容器を得ることができた。
本実施例のインキ用容器の縦断面図である。 図1のインキ用容器を逆さまにした状態を示す縦断面図である。 図2のインキ用容器を元に戻した状態を示す縦断面図である。 図1と異なる容器本体を用いたインキ用容器の縦断面図である。 インキを充填した容器本体にアダプターを挿着する状態を示す縦断面図である。
図1は、本実施例のインキ容器の縦断面図である。インキ用容器1は、容器本体2の開口2aをキャップ3で閉塞しており、インキ収容部2bに、アダプター4と、インキ5とを収容している。
アダプター4は、上方を円筒部4aとし、下方を截頭円錐部4bとし、内方にインキ貯留部4cを設け、円筒部4aの上端4dに開口部4eを設け、当該円筒部4aの両側面に貫通孔4fを設けてある。
容器本体2は、ブロー成形を用いて形成したガラス瓶であり、成形時における熱せられて軟らかい状態の容器本体2の底部2cの内面に対して、先端が円錐形状の棒を押し付けることで形成した円錐形状の係止凹部2dを設けてある。
前記アダプター4に形成した截頭円錐部4bの頂角は、容器本体2に形成した円錐状の係止凹部2dより小さい頂角で形成してある。
当該アダプター4を容器本体2の開口2aより挿着した際には、アダプター4の下端部4gが係止凹部2dに係止される。
アダプター4の下端部4gの外周部は角部としてあり、容器本体2の係止凹部2d内で時間と共にインキ5が乾燥して固化しても、アダプター4が当該容器本体2に対して引っ付きにくくしてある。
本実施例では、アダプター4の截頭円錐部4bの頂角は30度で形成してあり、該アダプター4の中央部に截頭円錐部4bの底角4hが位置し、アダプター4の略半分を円錐側面4iとしてある。
また、容器本体2の円錐状の係止凹部2dの頂角は50度で形成してあり、容器本体2の底部2cの肉厚t1は7mmとなっており、係止凹部2dの先端2eから底面2fまでの距離は3mmで設定した。
図1に示すように、アダプター4の下端部4gを係止凹部2dに係止させた状態では、アダプター4の上部側面4jが容器本体2の首部2gの内面に接触して、確実に、容器本体2内でアダプター4が起立した状態となり、アダプター4の上端4dとキャップ3との間に隙間Sが形成される。
図2は、図1のインキ用容器1を逆さまにした状態を示す縦断面図である。図3は、図2のインキ用容器を元に戻した状態を示す縦断面図である。
図2の状態では、インキ用容器1を逆さまにすることで、断面積の小さい容器本体2の首部2g側へインキ5を移動させ、アダプター4の貫通孔4fより当該アダプター4の内方へインキ5を流動させ、図3のように元に戻すことで、当該アダプター4のインキ貯留部4cでインキ5を貯留させることができる。
したがって、インキ5の残量が減って、収容容器2の底の方にしかインキ5が残っていなかった状態(図1参照)であっても、図3に示すように、インキ貯留部4cにインキ5を貯留させることにより、万年筆のペン先部をインキ貯留部4c内のインキ5に漬かりやすくすることができる。
本実施例のアダプター4は、ポリプロピレンで成形してあることから、ペン先部をインキ貯留部4cに挿し込んだ際にも、ペン体のペン先が傷つくことはない。
図4は、図1と異なる容器本体を用いたインキ用容器の縦断面図である。インキ用容器10は、容器本体20以外のキャップ3とアダプター4は、前記インキ用容器1と同じである。
図4に示す容器本体20の外形寸法は、前記容器本体2と等しく形成されており、底部20の肉厚t2が12mmとなっている以外は前記容器本体2と同じに形成されており、係止凹部20dの先端20eから底面20fまでの距離も同じく3mmで設定されている。
したがって、係止凹部20dにアダプター4の下端部4gを係止させた状態では、アダプター4の上部側面4jが容器本体20の首部20gの内面に接触して、確実に、容器本体20内でアダプター4が起立した状態となり、アダプター4の上端4dとキャップ3との間に隙間Sが形成される。
つまり、ブロー成形により容器本体2,20の底部2c,20cの肉厚が異なって形成されたとしても、係止凹部2d,20dの先端2e,20eから底面2f,20fまでの距離を等しくすることで、係止凹部2d,20dの先端2e,20eからキャップ3までの距離が等しくなることから、アダプター4は同一のものを使用することができる。
図5は、図1で示した容器本体2に、インキ5を充填した状態でアダプター4を挿着する状態を示す縦断面図である。
図5に示す通り、本実施例のアダプター4は、容器本体2にインキ5が充填された状態であっても、下方であるアダプター4の略半分が截頭円錐部4bの円錐側面4iとなっていることから、インキ5内に滑らかに沈ませることができ、容器本体2の開口2aからインキ5が溢れ出てくることがなかった。
1,10…インキ用容器、
2,20…容器本体、
2a,20a…開口、2b,20b…インキ収容部、
2c,20c…底部、2d,20d…係止凹部、
2e,20e…先端、2f,20f…底面、
2g,20g…首部、
3…キャップ、
4…アダプター、
4a…円筒部、4b…截頭円錐部、
4c…インキ貯留部、4d…上端、4e…開口部、
4f…貫通孔、4g…下端部、4h…底角部、
4i…円錐側面、4j…上部側面、
5…インキ、
S…隙間。

Claims (3)

  1. インキを収容する容器本体と、当該容器本体の開口を閉塞するキャップと、当該容器本体に挿着するインキ貯留部を有したアダプターと、を備えたインキ用容器であって、
    前記容器本体が底部内面に円錐形状の係止凹部を有し、
    前記アダプターの下方を前記係止凹部の頂角より小さい頂角である截頭円錐部とし、
    前記アダプターの下端部を前記容器本体の係止凹部に係止させた状態で、該アダプターの上部側面が該容器本体の首部内面に接触し、当該アダプターの上端と前記キャップとの間に隙間が形成されることを特徴としたインキ用容器。
  2. 前記アダプターが、該アダプターの中央部に円錐の底角が位置し、当該アダプターの略半分が円錐の側面であることを特徴とした請求項1に記載のインキ用容器。
  3. 前記容器本体の係止凹部の頂角が鋭角であり、前記アダプターの下方を頂角が20度〜45度である前記截頭円錐部とすることを特徴とした請求項1項または2に記載のインキ用容器。
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