JP2018089066A - 撮像モジュール - Google Patents

撮像モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2018089066A
JP2018089066A JP2016234032A JP2016234032A JP2018089066A JP 2018089066 A JP2018089066 A JP 2018089066A JP 2016234032 A JP2016234032 A JP 2016234032A JP 2016234032 A JP2016234032 A JP 2016234032A JP 2018089066 A JP2018089066 A JP 2018089066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
conductor
bent
wiring board
imaging module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016234032A
Other languages
English (en)
Inventor
秀秋 臼田
Hideaki Usuda
秀秋 臼田
和宏 堂元
Kazuhiro Doumoto
和宏 堂元
英雄 白谷
Hideo Shiroya
英雄 白谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2016234032A priority Critical patent/JP2018089066A/ja
Publication of JP2018089066A publication Critical patent/JP2018089066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ケーブルの導体の損傷が抑制され、ケーブルに対する撮像素子の向きが安定しやすい構造の撮像モジュールを提供する。【解決手段】撮像素子11と、撮像素子11が実装される配線基板13と、配線基板13に接続される導体15aを有するケーブル15とを備え、配線基板13は、前方に向けて撮像素子11が実装される実装部13aと、実装部13aから後方に屈曲された屈曲部13bとを有し、ケーブル15の前方に、ケーブル15の軸線方向に沿って露出された導体15aの少なくとも一部は、後方から前方に向けて導体15aに接近するように屈曲された屈曲部13bに固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像モジュールに関する。
特許文献1には、貫通配線の形成された撮像素子を搭載した可撓性基板の両側を、素子の外形範囲を超えないように撮像面の反対側に曲げて部品を搭載し、搭載部をより内側に曲げることで、部品も外形範囲を超えない構造が記載されている。
特許文献2には、撮像素子を搭載した可撓性基板の両側を素子の外形範囲から突出するように撮像面の反対側に曲げて、可撓性基板の両端部を接近させ、可撓性基板で囲まれた領域に接着剤を充填して可撓性基板の曲げ形状を固定した構造が記載されている。
特開2011−217887号公報 特開2013−214815号公報
特許文献1には、複数の導電線を有する信号ケーブルを配線板に接続する際に、配線板上に端子部を設けることが記載されている。特許文献1においては、導電線は配線板の表面の端子部に沿って延在し、信号ケーブルの軸線方向に対しては曲げられている。配線板の端子部に導電線を接続した状態としては、導電線の先端部のみを配線板上に配置し、導電線の被覆を有する太い部分は配線板の後ろに配置した形態と、導電線の先端部及び被覆部の両方を配線板上に配置した形態とが図示されている。
導電線の先端部のみを配線板上に配置した場合、配線板に対して導電線が屈曲変形すると、導電線に機械的な負荷が掛かり、導体が損傷するおそれがある。また、導電線の先端部と被覆部の両方を配線板上に配置した場合、導電線の先端部が端子部に近づくように曲げ変形するため、導電線に機械的な負荷が掛かり、導体が損傷するおそれがある。ケーブルの導体が損傷すると、製造時には撮像モジュールの歩留りが低下し、使用時には撮像モジュールの寿命が短縮するという問題がある。
特許文献2には、同軸ケーブルをフレキシブル配線基板に接続することが記載されている。特許文献2においては、ケーブル接続用の端子部は、撮像素子から後方で屈曲した延出部ではなく、ケーブル軸線方向に延在した接続片部に設けられている。
延出部における配線の劣化を防止するためには、撮像素子から接続片部の間で延出部を徐々に曲げる必要がある。このため、延出部と接続片部とを合わせた軸線方向の長さが増大し、撮像モジュールの小型化が容易でない。また、ケーブル先端部が接続される端子部と延出部との間にも、フレキシブルな接続片部の長さがあるため、ケーブルに対して、接続片部の曲げ形状が変化しやすく、撮像素子の向きが変化しやすいという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ケーブルの導体の損傷が抑制され、ケーブルに対する撮像素子の向きが安定しやすい構造の撮像モジュールを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、撮像素子と、前記撮像素子が実装される配線基板と、前記配線基板に接続される導体を有するケーブルとを備え、前記配線基板は、前方に向けて前記撮像素子が実装される実装部と、前記実装部から後方に屈曲された屈曲部とを有し、前記ケーブルの前方に、前記ケーブルの軸線方向に沿って露出された前記導体の少なくとも一部は、後方から前方に向けて前記導体に接近するように屈曲された前記屈曲部に固定されていることを特徴とする撮像モジュールを提供する。
前記配線基板は、前記屈曲部の後方において前記ケーブルの軸線方向に沿って配置されている基板端部を有し、前記基板端部に前記ケーブルの一部が固定されていてもよい。
前記ケーブルは、前記導体として内部導体と外部導体とを有する同軸ケーブルであり、前記内部導体の少なくとも一部が前記屈曲部上に接続されており、前記外部導体の少なくとも一部が前記基板端部上に接続されていてもよい。
前記配線基板は、前記実装部の両側にそれぞれ前記屈曲部を有し、それぞれの前記屈曲部の後方に設けられた両側の前記基板端部が互いに重ね合わされていてもよい。
前記配線基板は、前記実装部の両側にそれぞれ前記屈曲部を有し、前記実装部とその両側の前記屈曲部とに囲まれる内部空間に固形材料が設けられていてもよい。
本発明によれば、ケーブルとその導体とが位置関係に応じて適切な位置に固定されるので、ケーブルの導体の損傷が抑制され、ケーブルに対する撮像素子の向きが安定しやすい構造の撮像モジュールを提供することができる。
本実施形態の撮像モジュールの一例を示す上面図である。 本実施形態の撮像モジュールの一例を示す側面図である。 本実施形態の撮像モジュールの一例を示す下面図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1〜3に、本実施形態に係る撮像モジュール10の一例を示す。撮像モジュール10は、撮像素子11と、配線基板13と、ケーブル15とを備える。撮像素子11は、配線基板13に実装されている。ケーブル15は、配線基板13に接続される導体15a,15cを有する。
撮像素子11は、撮像素子本体11aと、その撮像面に設けられた保護部材11bを有する。保護部材11bとしては、カバーガラス、コーティング、塗布層等が挙げられる。撮像素子(本体)は、光を検出して、画像を表す電気信号を生成できる素子であれば特に限定されない。このような素子として、受光部に半導体素子を含む固体撮像素子(CMOS、CCD等)が小型であり、好ましい。撮像素子の他の例としては、受光部に有機光学材料を含む有機撮像素子、受光部に電子管を含む撮像管等が挙げられる。
配線基板13は、前方に向けて撮像素子11が実装される実装部13aと、実装部13aの後方においてケーブル15の軸線方向に沿って配置される基板端部13c,13dと、実装部13a及び基板端部13c,13dの間で屈曲された屈曲部13b,13eとを有する。ここで、前方とは、撮像素子11の撮像面が向かう方向(図1〜3の左側)である。例えば、撮像素子本体11aに対して保護部材11bが配置された側が、前方である。後方とは、前方の反対(図1〜3の右側)である。
配線基板13としては、例えば絶縁基板を用いたプリント配線板が挙げられる。絶縁基板の材質は、特に限定されないが、ポリイミド、ポリエステル、液晶ポリマー等の絶縁樹脂が挙げられる。配線基板13の端子部18a,18c,19a、配線部18b,18d,19b等に用いられる導体の材料としては、Cu,Ni,Au,Ag,Sn,Ti,Cr等の金属、これらの1種又は2種以上を含む合金、混合物、積層体等が挙げられる。
配線基板13は、フレキシブル基板であってもよく、リジッド基板であってもよい。撮像モジュール10の製造過程において、配線基板13が平面状に展開可能であってもよい。配線基板13を平面に展開した状態において、基板端部13c,13dを長さ方向の両端部とする帯状であり、その中間部に実装部13aが設けられていてもよい。実装部13aと第1の基板端部13cの間に第1の屈曲部13bが設けられ、実装部13aと第2の基板端部13dの間に第2の屈曲部13eが設けられていてもよい。
図2に示すように、撮像モジュール10を組み立てた状態では、撮像素子11の後方で、基板端部13c,13dが互いに重ね合わされている。基板端部13c,13dが互いに対向する側が内面であり、内面の反対側が外面である。ケーブル15は、基板端部13cの外面に配置されている。
撮像素子11は、接着剤等の固定材12により、配線基板13の実装部13aに固定することができる。実装部13aにおいて、配線基板13の配線部18b,18d,19bと撮像素子11の電極(図示せず)とを電気的に接続する構造は特に限定されない。撮像素子11の接続構造として、半田等の導体バンプ、ワイヤボンディング、スルーホール等を配線基板13に設けてもよい。
撮像素子11の先端面11c上(前方側)には、レンズ(図示せず)を設けてもよい。例えばレンズを鏡筒等に内蔵したレンズユニットが先端面11c上に固定されてもよい。あるいは、撮像モジュール10を収容する筒状のスリーブ等(図示せず)の内部において、レンズ(又はレンズユニット)と撮像素子11との相対位置が保持されてもよい。レンズは撮像素子11(詳しくは、例えば保護部材11b)と直接接触していてもよく、又は両者の間に空気層や樹脂層があってもよい。
配線基板13は、実装部13aの上下方向の両側に、それぞれ屈曲部13b,13eを有する。屈曲部13b,13eは、前方側は実装部13aに連続し、後方側は基板端部13c,13dに連続している。実装部13aと屈曲部13b,13eとの間の屈曲形状は、平面状の配線基板13から折り曲げにより形成されてもよい。実装部13aと屈曲部13b,13eとの境界部付近では、実装部13aに向けて接続される配線部18b,18d,19b等に対する負荷を緩和するため、配線基板13が外面に向けて凸となるように丸みを有してもよい。
屈曲部13b,13eの少なくとも後方側は、屈曲部13b,13e間の距離が、実装部13aの上下両側から後方に向かうほど接近している。これにより、屈曲部13b,13eの外面が、ケーブル15の軸線方向に対して傾斜するように屈曲されている。屈曲部13b,13eの外面は、曲面状に湾曲してもよく、平面状(斜面)でもよい。
屈曲部13b,13eから基板端部13c,13dに向かって配線基板13の上下各部が互いに接近していることにより、実装部13aの上下方向(高さ方向)において、基板端部13c,13dの少なくとも一方の上にケーブル15等を配置するスペース(高さ)を確保することができる。これにより、撮像モジュール10の小型化及び細径化を実現することができる。
実装部13aとその両側の屈曲部13b,13eとに囲まれる略三角形状の内部空間20は、接着剤、樹脂、金属等の固形材料21により固定されていることが好ましい。固形材料21により、実装部13a及び屈曲部13b,13eの形状が安定し、基板端部13c,13dを把持して撮像モジュール10の組立、取付け等の作業を行う際の作業性が向上する。
固形材料21は、配線基板13に囲まれる内部空間20の全部に設けられてもよく、内部空間20の一部に設けられてもよい。内部空間20に材料を供給(充填、塗布等)する際に、材料が液状等の流動状であってもよい。流動状の材料が内部空間20に供給された後、硬化等により固化されて固形材料21が形成されてもよい。
基板端部13c,13dの間は、互いに固定材14等により接着されてもよい。また、基板端部13c,13dを平面状に維持するように、基板端部13c,13dの間に、あるいは基板端部13c,13dの少なくとも一方又は両方の面上に、配線基板13を補強する補強材(接着剤、コーティング等)を設けてもよい。固定材14が設けられる範囲は、基板端部13c,13dの一部または全部でもよい。また、固定材14の一部が、屈曲部13b,13eの間に設けられてもよい。固定材14として接着剤等が挙げられる。
図1に示すように、少なくとも一方の基板端部13c及びこれに連続する屈曲部13bには、ケーブル15が接続されている。ケーブル15は、電気信号の伝送機能を有する長尺体であり、その具体例としては、同軸ケーブル等の電気ケーブルが挙げられる。図示例では、ケーブル15は2本並行して設けられている。ケーブル15により伝送される電気信号は、平衡信号でも不平衡信号でもよい。配線基板13に複数のケーブル15が接続される場合、複数のケーブル15が配線基板13の後方で、シース等により一体化されてもよい。
ケーブル15が同軸ケーブルである場合、各ケーブル15に内部導体15aと外部導体15cを含んでもよい。内部導体15aと外部導体15cとの間は、一次被覆15bにより絶縁されている。また、外部導体15cの外周は、二次被覆15dに覆われている。それぞれの導体15a,15cは、配線基板13上の異なる端子部18a,18cに接続されている。
内部導体15aが接続される端子部18aの少なくとも一部は、屈曲部13b上に配置されている。外部導体15cが接続される端子部18cの少なくとも一部は、基板端部13c上に配置されている。端子部18a,18cは、それぞれ配線部18b,18dを介して実装部13a上の撮像素子11に接続されている。各配線部18b,18dは、屈曲部13b上において、間隔をあけて略平行に配置されていてもよい。
内部導体15aと端子部18aとの間は、接続部17aにより接続されている。内部導体15aが接続される接続部17aの少なくとも一部は、屈曲部13b上に配置されている。これにより、内部導体15aの少なくとも一部は、屈曲部13b上に接続(固定)されている。内部導体15aは、ケーブル15の前方において、ケーブル15の軸線方向に沿って配置することができる。
外部導体15cと端子部18cとの間は、接続部17cにより接続されている。外部導体15cが接続される接続部17cの少なくとも一部は、基板端部13c上に配置されている。これにより、外部導体15cの少なくとも一部は、基板端部13c上に接続(固定)されている。後部導体15cは、ケーブル15の前方において、ケーブル15の軸線方向に沿って配置することができる。
接続部17a,17cは、半田付け、導電性接着剤等の導体により形成することができる。基板端部13cの外面からケーブル15の導体15a,15cまでの高さが、接続部17a,17cにより保持されることが好ましい。例えば、少なくとも一方の接続部17a,17cが、半田パンプ、メッキバンプ、スタッドバンプ等により、基板端部13cの外面上でバンプ状に突出形成されてもよい。少なくとも一方の接続部17a,17cが、融点等の性質が異なる2種以上の導体から形成されてもよい。
内部導体15aの少なくとも一部は、屈曲部13b上に接続(固定)されており、屈曲部13bにおける配線基板13の外面から内部導体15aまでの距離は、後方より前方ほど短くなっている。このように、屈曲部13bが後方から前方に向けて内部導体15aに接近するように屈曲されているので、ケーブル15(例えば外部導体15c又は二次被覆15d)の外径より内部導体15aが細いことにより生じる径方向の段差を、屈曲部13bの屈曲形状に合わせることができる。ケーブル15の内部導体15aが配置される屈曲部13bの傾斜(湾曲)形状は、ケーブル15の径方向における内部導体15aの位置に応じて、調整可能である。
したがって、内部導体15a(特に、外部導体15cが露出された箇所より前方側の部分)を曲げることなく、ケーブル15を配線基板13上に固定することができる。内部導体15aに機械的な負荷が掛かりにくく、内部導体15aの損傷を抑制することができる。ケーブル15の先端部から撮像素子11までの前後方向の距離が短いため、ケーブル15に対する撮像素子11の向きが安定しやすくなる。
ケーブル15が例えば極細同軸ケーブルである場合のように、導体の径が細く、導体を構成する素線の数が少なくて、屈曲耐性が弱くても、導体の断線等の損傷を抑制することができる。極細同軸ケーブルとしては、例えば中心導体のサイズがAWG(米国ワイヤーゲージ)で36より細い同軸ケーブルが挙げられる。
ケーブル15の内部導体15aに向けて、屈曲部13bが変形しやすいように、屈曲部13bのうち、少なくとも接続部17aが配置される部分は、フレキシブルであることが好ましい。屈曲部13bがフレキシブルである箇所には、固定材14、固形材料21等を設けることなく、屈曲部13b,13eの間が非接触の空間を設けてもよい。
本実施形態においては、配線基板13のケーブル15が配置された側とは反対の側(図2の下側)には、コンデンサ等の実装部品16が配置されてもよい。例えば、電圧変動を避けるためのデカップリング用にコンデンサを設けると、ノイズを低減することができる。また、ストロボ発光を放射する際の蓄電器として、コンデンサを設けることもできる。その他、コンデンサの目的としては、カップリング用、フィルタ用、電源の平滑用などが挙げられる。
本実施形態の撮像モジュール10は、基板端部13d上に実装部品16を搭載するスペース(高さ)を有するので、細径化された内視鏡においても、静電容量等の機能を付与することができる。なお、基板端部13d上にケーブル15が配置されない場合、実装部13aと基板端部13dとの間の屈曲部13eを省略することもできる。例えば、基板端部13dが実装部13aの下部まで、ケーブル15の軸線方向に沿って延在してもよい。
実装部品16を端子部19aと電気的に接続する手段としては、例えば半田付け等が挙げられる。実装部品16が接続される端子部19aは、基板端部13d上に配置されている。端子部19aは、配線部19bを介して実装部13a上の撮像素子11に接続されている。複数の配線部19bが、屈曲部13e上において、間隔をあけて略平行に配置されていてもよい。
ケーブル15の導体15a,15c、実装部品16、接続部17a,17c、端子部18a,18c,19a、配線部18b,18d,19b等の周囲は、電気絶縁材(図示せず)により被覆されることが好ましい。電気絶縁材としては、コーティング、フィルム、カバー、チューブ等の少なくとも1種が挙げられる。電気絶縁材、絶縁チューブ等の材料としては、例えばシリコーン樹脂などの樹脂材料が挙げられる。
本実施形態は、ケーブル15が同軸ケーブルである場合に限らず、例えば中心導体等の導体15aと被覆15dを有するケーブルにも適用することができる。ケーブル15が外部導体15cを有しない場合、外部導体15cを接続するための接続部17c、端子部18c、配線部18d等を省略することができる。基板端部13cには、ケーブル15の少なくとも一部(例えば被覆15d)が固定されてもよい。
ケーブル15が例えば中心のみに導体15aを有する場合であっても、同軸ケーブルの内部導体15aを屈曲部13b上に接続した構成と同様の効果を奏する。ケーブル15から前方に露出された導体15aの少なくとも一部が屈曲部13b上に配置されていることにより、導体15aと被覆15dとの間の径方向の段差を、屈曲部13bの屈曲形状に合わせることができる。これにより、導体15aを曲げることなく、ケーブル15を配線基板13上に固定することができる。導体15aに機械的な負荷が掛かりにくく、導体15aの損傷を抑制することができる。ケーブル15の先端部から撮像素子11までの前後方向の距離が短いため、ケーブル15に対する撮像素子11の向きが安定しやすくなる。
撮像モジュール10の製造方法は特に限定されないが、例えば平面状の配線基板13から出発して、撮像素子11、ケーブル15、実装部品16等を適宜の順序で取り付ければよい。屈曲部13b,13eの形成は、実装部13aに撮像素子11を搭載する前でも後でもよい。屈曲部13b,13eの形成前に撮像素子11を実装部13aに接続すると、配線基板13が平面状であるため、接続作業が容易である。
上述の撮像モジュール10は、内視鏡に用いることができる。内視鏡の用途は、生体内に入れる医療用に限らず、装置、建物、配管、各種構造物の内部観察等に利用可能である。撮像モジュール10の周囲は、撮像素子11の前方側で観察光が入射される領域を確保した上で、前方側の入射領域以外、側方側又は後方側を遮光性材料で覆うことが好ましい。これにより、撮像素子11に予期せず外部光が迷光等として侵入することを阻止することができる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
配線基板13において、一方の屈曲部13bにケーブル15が接続されるのみならず、他方の屈曲部13eにもケーブル15が接続されてもよい。例えば、屈曲部13e及びこれに連続する基板端部13dには、屈曲部13b及びこれに連続する基板端部13cと同様又は類似の構造により、それぞれ別々のケーブル15を接続することができる。
配線基板は、薄板状の配線基板13に限定されず、実装部13aと屈曲部13b,13eと基板端部13c,13dとが一体成形等により一体的に形成されていてもよい。
10…撮像モジュール、11…撮像素子、11a…撮像素子本体、11b…保護部材、11c…先端面、12,14…固定材、13…配線基板、13a…実装部、13b,13e…屈曲部、13c,13d…基板端部、15…ケーブル、15a…内部導体、15b…一次被覆、15c…外部導体、15d…二次被覆、16…実装部品、17a,17c…接続部、18a,18c,19a…端子部、18b,18d,19b…配線部、20…内部空間、21…固形材料。

Claims (5)

  1. 撮像素子と、前記撮像素子が実装される配線基板と、前記配線基板に接続される導体を有するケーブルとを備え、
    前記配線基板は、前方に向けて前記撮像素子が実装される実装部と、前記実装部から後方に屈曲された屈曲部とを有し、
    前記ケーブルの前方に、前記ケーブルの軸線方向に沿って露出された前記導体の少なくとも一部は、後方から前方に向けて前記導体に接近するように屈曲された前記屈曲部に固定されていることを特徴とする撮像モジュール。
  2. 前記配線基板は、前記屈曲部の後方において前記ケーブルの軸線方向に沿って配置されている基板端部を有し、前記基板端部に前記ケーブルの一部が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  3. 前記ケーブルは、前記導体として内部導体と外部導体とを有する同軸ケーブルであり、前記内部導体の少なくとも一部が前記屈曲部上に接続されており、前記外部導体の少なくとも一部が前記基板端部上に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像モジュール。
  4. 前記配線基板は、前記実装部の両側にそれぞれ前記屈曲部を有し、それぞれの前記屈曲部の後方に設けられた両側の前記基板端部が互いに重ね合わされていることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像モジュール。
  5. 前記配線基板は、前記実装部の両側にそれぞれ前記屈曲部を有し、前記実装部とその両側の前記屈曲部とに囲まれる内部空間に固形材料が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像モジュール。
JP2016234032A 2016-12-01 2016-12-01 撮像モジュール Pending JP2018089066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016234032A JP2018089066A (ja) 2016-12-01 2016-12-01 撮像モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016234032A JP2018089066A (ja) 2016-12-01 2016-12-01 撮像モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018089066A true JP2018089066A (ja) 2018-06-14

Family

ID=62563421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016234032A Pending JP2018089066A (ja) 2016-12-01 2016-12-01 撮像モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018089066A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020137384A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 株式会社フジクラ 撮像モジュール
JP2020146280A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 パナソニックi−PROセンシングソリューションズ株式会社 内視鏡

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118568A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Olympus Medical Systems Corp 撮像装置
JP2010258582A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Panasonic Corp 固体撮像装置および撮像モジュール
JP2011217887A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Olympus Corp 撮像装置、電子内視鏡および撮像装置の製造方法
JP2013214815A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Fujikura Ltd 撮像モジュール、レンズ付き撮像モジュール、内視鏡、撮像モジュールの製造方法、フレキシブル配線基板成形装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118568A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Olympus Medical Systems Corp 撮像装置
JP2010258582A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Panasonic Corp 固体撮像装置および撮像モジュール
JP2011217887A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Olympus Corp 撮像装置、電子内視鏡および撮像装置の製造方法
JP2013214815A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Fujikura Ltd 撮像モジュール、レンズ付き撮像モジュール、内視鏡、撮像モジュールの製造方法、フレキシブル配線基板成形装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020137384A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 株式会社フジクラ 撮像モジュール
US11826025B2 (en) 2018-12-26 2023-11-28 Fujikura Ltd. Imaging module
JP2020146280A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 パナソニックi−PROセンシングソリューションズ株式会社 内視鏡
US11589734B2 (en) 2019-03-14 2023-02-28 i-PRO Co., Ltd. Endoscope
JP7272632B2 (ja) 2019-03-14 2023-05-12 i-PRO株式会社 内視鏡

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5675151B2 (ja) 撮像装置、電子内視鏡および撮像装置の製造方法
JP5386567B2 (ja) 撮像素子チップの実装方法、内視鏡の組立方法、撮像モジュール及び内視鏡
JP4366356B2 (ja) 画像ピックアップモジュールおよび画像ピックアップモジュールの組み立て方法
US20150228678A1 (en) Image pickup apparatus, endoscope, semiconductor apparatus, and manufacturing method of semiconductor apparatus
US10015375B2 (en) Image pickup apparatus and endoscope including the same
JP5452282B2 (ja) 固体撮像装置
US10158188B2 (en) Cable connection structure, ultrasonic probe, and ultrasonic endoscope system
US20190216304A1 (en) Electronic circuit unit, imaging unit, and endoscope
JP2011166080A (ja) 半導体装置
JP2016190007A (ja) 撮像モジュール及び内視鏡
US20170251913A1 (en) Compact image sensor module and method of assembly for image sensor modules
US10999538B2 (en) Imaging unit
JP2010050771A (ja) 撮像装置モジュール
JP5583372B2 (ja) 集合ケーブル、電子回路モジュールおよび撮像装置
JP4578913B2 (ja) 撮像装置
JP2018089066A (ja) 撮像モジュール
US9629524B2 (en) Image pickup unit for endoscope having first and second leads with differing distances to image pickup device
US10236097B2 (en) Wire harness
WO2017010165A1 (ja) 撮像モジュール及び内視鏡
JP6188479B2 (ja) 基板モジュール
US10660507B2 (en) Imaging module and catheter with flexible wiring substrate
US10200580B2 (en) Imaging module and catheter with flexible wiring substrate
JP2018093907A (ja) 内視鏡端部筐体、内視鏡端部構造及び内視鏡
US20190231180A1 (en) Imaging module
JP2011024800A (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210126