JP2018088751A - 電源装置及びその制御方法、並びに、電源システム - Google Patents

電源装置及びその制御方法、並びに、電源システム Download PDF

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Abstract

【課題】安定して電力を供給する。
【解決手段】電源装置は、第1変圧部と、第2変圧部と、該第1変圧部を制御する制御部とを備える。第1変圧部は、商用電力系統の系統電圧を所定電圧に変換する。第2変圧部は、第1変圧部が駆動しているとき、第1変圧部から供給される電圧を供給電圧に変換する。さらに、第2変圧部は、第1変圧部が停止しているとき、コンバータから供給される電圧を供給電圧に変換する。制御部は、コンバータの動作に異常が発生したとき、第1変圧部を駆動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置及びその制御方法、並びに、電源システムに関する。
電源システムには、多様な機器が搭載される。例えば、燃料電池システムには、直流電圧を昇圧又は降圧するコンバータ、直流電力を交流電力に変換するインバータ、及び、セルスタックに燃料を送り込むブロワ等の周辺機器等が搭載される。
電源システムに搭載される機器は、主に、電力によって駆動する。そのため、電源システムには、これらの機器に電力を供給する電源装置が搭載される。この電源装置に関し、電源装置に異常が生じたときに、異常が生じる以前の電源装置の出力電圧のデータの変動履歴を保持するシステムが開示されている(特許文献1)。特許文献1に記載のシステムでは、保持した変動履歴を解析することで、電源装置の故障原因を解析している。
特開2005−301476号公報
ところで、電源システムが安定して発電するために、電源装置には、電源システムに搭載される機器に、安定して電力を供給することが望まれる。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、安定して電力を供給することができる電源装置及びその制御方法、並びに、電源システムを提供することにある。
本発明の一実施形態に係る電源装置は、第1変圧部と、第2変圧部と、該第1変圧部を制御する制御部とを備える。前記第1変圧部は、商用電力系統の系統電圧を所定電圧に変換する。前記第2変圧部は、前記第1変圧部が駆動しているとき、前記第1変圧部から供給される電圧を供給電圧に変換する。さらに、前記第2変圧部は、前記第1変圧部が停止しているとき、コンバータから供給される電圧を供給電圧に変換する。前記制御部は、前記コンバータの動作に異常が発生したとき、前記第1変圧部を駆動させる。
また、本発明の一実施形態に係る電源装置の制御方法は、第1変圧部及び第2変圧部を備える電源装置の制御方法である。該電源装置の制御方法は、前記第1変圧部によって、商用電力系統の系統電圧を所定電圧に変換する第1ステップを含む。さらに、前記電源装置の制御方法は、前記第2変圧部によって、前記第1変圧部が駆動しているとき、前記第1変圧部から供給される電圧を供給電圧に変換する第2ステップを含む。さらに、前記電源装置の制御方法は、前記第2変圧部によって、前記第1変圧部が停止しているとき、コンバータから供給される電圧を供給電圧に変換する第3ステップを含む。さらに、前記電源装置の制御方法は、前記コンバータの動作に異常が発生したとき、前記第1変圧部を駆動させる第4ステップを含む。
また、本発明の一実施形態に係る電源システムは、直流電源と、前記直流電源から供給される直流電圧を所定電圧に変換するコンバータと、電源装置とを備える。前記電源装置は、第1変圧部と、第2変圧部と、該第1変圧部を制御する制御部とを備える。前記第1変圧部は、商用電力系統の系統電圧を所定電圧に変換する。前記第2変圧部は、前記第1変圧部が駆動しているとき、前記第1変圧部から供給される電圧を供給電圧に変換する。さらに、前記第2変圧部は、前記第1変圧部が停止しているとき、前記コンバータから供給される電圧を供給電圧に変換する。前記制御部は、前記コンバータの動作に異常が発生したとき、前記第1変圧部を駆動させる。
本発明の実施形態に係る電源装置及びその制御方法、並びに、電源システムによれば、安定して電力を供給することができる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る電源装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、電源システムは、燃料電池システムであるものとして説明するが、これに限定されない。電源システムは、例えば、蓄電システム、太陽光発電システム、及び、ガスタービン発電システム等であってもよい。また、以下では、直流電源は燃料電池であるものとして説明するが、これに限定されない。直流電源は、蓄電池、太陽電池及びガスタービン発電機等であってもよい。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム1の概略構成を示す。燃料電池システム(電源システム)1は、需要家施設に設置され、商用電力系統100に接続される。燃料電池システム1は、需要家施設の一般負荷200に電力を供給する。燃料電池システム1は、燃料電池(直流電源)2と、電力変換装置3とを備える。
燃料電池2は、燃料の電気化学反応によって直流電力を発電する。燃料電池2は、例えば、SOFC(Solid Oxide Fuel Cell)又はPEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell)等である。燃料電池2は、発電した直流電力を、電力変換装置3に供給する。燃料電池2は、セルスタック10と、補機11と、第2制御装置12とを備える。
セルスタック10は、補機11から供給される燃料によって電気化学反応を生起させ、直流電圧を発電する。セルスタック10は、発電した直流電圧を電力変換装置3に供給する。
補機11は、セルスタック10を発電させるために必要な周辺機器である。補機11は、例えば、燃料をセルスタック10に供給する。補機11は、電力変換装置3に搭載された電源装置30から供給される電力によって駆動する。
第2制御装置12は、燃料電池2全体を制御及び管理するものである。第2制御装置12は、例えば、各機能の処理を実行させるソフトウェアを読込んだ汎用のCPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサによって構成される。又は、第2制御装置12は、例えば、各機能の処理に特化した専用のプロセッサによって構成される。第2制御装置12は、電力変換装置3に搭載された電源装置30から供給される電力によって駆動する。
電力変換装置3は、いわゆるパワーコンディショナと呼ばれるものである。電力変換装置3は、燃料電池2から供給される直流電力を交流電力に変換する。電力変換装置3は、変換後の交流電力を、一般負荷200に供給する。電力変換装置3は、コンバータ20と、中間リンクコンデンサ21と、インバータ22と、電源装置30と、第1制御装置(制御装置)40とを備える。
コンバータ20は、燃料電池2から供給される直流電圧(例えば、DC50V〜100V)を、所定電圧(例えば、DC320V〜350V)に変換する。コンバータ20は、変換後の直流電圧をインバータ22に供給する。
中間リンクコンデンサ21は、コンバータ20の出力側に接続される。中間リンクコンデンサ21は、コンバータ20の出力電圧を平滑化する。
インバータ22は、コンバータ20から供給される直流電圧(例えば、DC320V〜350V)を、交流電圧(例えば、AC202V)に変換する。インバータ22は、変換後の交流電圧を、一般負荷200に供給する。
電源装置30は、燃料電池2内の機器(補機11及び第2制御装置12)及び第1制御装置40に、電圧を供給する。電源装置30は、補機11等の供給先に応じた電圧(以下、「供給電圧」という)を生成する。電源装置30は、コンバータ20の出力電圧又は商用電力系統100の系統電圧から、供給電圧を生成する。電源装置30の構成の詳細については後述する。
第1制御装置40は、電力変換装置3全体を制御及び管理するものである。第1制御装置40は、例えば、各機能の処理を実行させるソフトウェアを読込んだ汎用のCPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサによって構成される。又は、第1制御装置40は、例えば、各機能の処理に特化した専用のプロセッサによって構成される。第1制御装置40は、例えば、コンバータ20、インバータ22及び電源装置30を制御する。第1制御装置40は、電源装置30から供給される電力によって駆動する。
本実施形態では、第1制御装置40は、コンバータ20が正常に動作しているとき、コンバータ20の出力電圧から供給電圧を生成するように、電源装置30を制御する。商用電力系統100の系統電圧からではなく、コンバータ20の出力電圧から供給電圧を生成させる理由は、供給電圧を、コンバータ20の出力電圧から生成した方が、電源装置30の電圧変換効率が高くなるためである。電源装置30の電圧変換効率が高くなる理由については後述する。
さらに、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したと判定すると、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧を生成するように、電源装置30を制御する。系統電圧から供給電圧を生成させる理由は、コンバータ20の動作に異常が発生すると、コンバータ20の出力電圧が低下してしまい、電源装置30がコンバータ20の出力電圧から供給電圧を生成できなくなるためである。例えば、コンバータ20が非絶縁トランスを含む場合、コンバータ20の動作に異常が発生すると、コンバータ20の出力電圧は、燃料電池2の発電電圧(例えば、DC50V〜100V)まで低下する。
また、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したと判定したとき、コンバータ20を停止させてもよい。例えば、第1制御装置40は、コンバータ20に対してゲートブロック信号を送信し、コンバータ20を停止させてもよい。
続いて、電源装置30の構成の詳細について、図2を参照して説明する。
図2に、本発明の第1の実施形態に係る電源装置30の構成の一例を示す。電源装置30は、第1変圧部31と、第2変圧部32と、第1制御部(制御部)33と、第2制御部34とを備える。
第1制御装置40は、コンバータ20の動作が正常であると判定したとき、第1制御部33に停止信号を送信する。一方、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したと判定したとき、第1制御部33に駆動信号を送信する。
第1変圧部31は、絶縁トランス及びスイッチ素子(例えば、FET(Field Effect Transistor)スイッチ素子)等を含む。第1変圧部31は、第1制御部33の制御に基づき、動作する。第1変圧部31は、商用電力系統100の系統電圧(例えば、AC202V)を、所定電圧に変換する。第1変圧部31は、変換後の所定電圧を第2変圧部32に供給する。例えば、第1変圧部31は、商用電力系統100の系統電圧を、所定電圧としてコンバータ20の出力電圧(DC320V〜350V)と同程度の電圧(例えば、DC400V)に変換する。これは、第2変圧部32が、コンバータ20の出力電圧を入力電圧として受けるときに、第2変圧部32の電圧変換効率が最も良くなるように第2変圧部32が設計されている場合である。第2変圧部32の変換処理可能な入力電圧の範囲を広げると第2変圧部32自体の電圧変換効率が悪化してしまう恐れがある。これを考慮して、第2変圧部32の変換処理可能な入力電圧の範囲は、ある程度の範囲に絞られている。
なお、第1変圧部31は、入力側と出力側とが絶縁される絶縁トランスを含む。従って、第1変圧部31が停止すると、商用電力系統100の系統電圧は、第1変圧部31を介して、第2変圧部32に供給されなくなる。
第2変圧部32は、絶縁トランス及びスイッチ素子(例えば、FETスイッチ素子)等を含む。第2変圧部32は、第2制御部34の制御に基づき、動作する。第2変圧部32は、第1変圧部31が駆動しているとき、第1変圧部31から供給される電圧を、供給電圧に変換する。一方、第2変圧部32は、第1変圧部31が停止しているとき、コンバータ20の出力電圧を、供給電圧に変換する。
第2変圧部32は、変換後の供給電圧を、燃料電池システム1に搭載された機器(例えば、補機11、第2制御装置12及び第1制御装置40等)に供給する。第2変圧部32からは、補機11等の供給先に応じた多様な供給電圧(例えば、DC24V/15V/12V/5V/−8V)が出力される。
このように電源装置30では、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧を生成するとき、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって電圧変換処理が行われる。その一方で、電源装置30では、コンバータ20の出力電圧から供給電圧を生成するとき、第2変圧部32の1段によって電圧変換処理が行われる。従って、電源装置30では、供給電圧を、商用電力系統100の系統電圧から生成するよりも、コンバータ20の出力電圧から生成した方が、電源装置30の電圧変換効率が高くなる。
第1制御部33は、第1制御装置40の制御に基づき、第1変圧部31を制御する。第1制御部33は、第1制御装置40から駆動信号を受信すると、第1変圧部31を駆動させる。また、第1制御部33は、第1制御装置40から停止信号を受信すると、第1変圧部31を停止させる。
第2制御部34は、第1制御装置40の制御に基づき、第2変圧部32を制御する。例えば、第2制御部34は、第2変圧部32の入力側の要素(第1変圧部31及びコンバータ20)の変更に応じて、第2変圧部32の絶縁トランスの巻き数比を切り替える信号を、第2変圧部32に送信する。
電源装置30が商用電力系統100の系統電圧から供給電圧を生成しているとき、第1制御部33及び第2制御部34が駆動する。このとき、第1制御部33及び第2制御部34は、商用電力系統100の電力によって駆動する。一方、電源装置30がコンバータ20の出力電圧から供給電圧を生成しているとき、第1制御部33は停止し、第2制御部34が駆動する。このとき、第2制御部34はコンバータ20の出力電力によって駆動する。
このような構成とすることで、電源装置30では、コンバータ20の動作に異常が発生すると、第1制御装置40から第1制御部33に駆動信号が送信され、第1変圧部31が駆動する。これにより、電源装置30では、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧が生成される。従って、電源装置30では、コンバータ20の動作に異常が発生してコンバータ20の出力電圧が低下しても、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧を生成することで、供給電圧を生成し続けることが可能になる。
さらに、電源装置30では、コンバータ20の動作が正常であるとき、第1制御装置40から第1制御部33に停止信号が送信され、第1変圧部31が停止する。これにより、電源装置30では、第2変圧部32の1段によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。従って、電源装置30では、コンバータ20の動作が正常であるときの電源装置30の電圧変換効率は、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって供給電圧を生成するときよりも、高くなる。
なお、コンバータ20の動作に異常が発生したとき、第1変圧部31が駆動して第1変圧部31が所定電圧を第2変圧部32に供給するまでに、時間が掛かることがある。このような場合であっても、コンバータ20の出力電圧は、中間リンクコンデンサ21によって第1変圧部31が駆動するまでの間、ある程度維持される。従って、本実施形態では、第1変圧部31が駆動して第1変圧部31が所定電圧を第2変圧部32に供給するまでに時間が掛かる場合であっても、供給電圧を生成し続けることが可能になる。
[システム動作]
第1の実施形態に係る燃料電池システム1の動作の一例について、図3を参照して説明する。
第1制御装置40は、コンバータ20の動作が正常であるとき、第1制御部33に停止信号を送信する。第1制御部33は、停止信号を受信すると、第1変圧部31を停止させる(ステップS101)。
このようなステップS101の処理によって、コンバータ20の動作が正常であるとき、電源装置30では、第2変圧部32の1段によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。これにより、電源装置30では、コンバータ20の動作が正常であるときの電源装置30の電圧変換効率は、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって供給電圧を生成するときよりも、高くなる。
第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したか否か判定する(ステップS102)。第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したと判定したとき(ステップS102:Yes)、ステップS103の処理に進む。一方、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生していないと判定したとき(ステップS102:No)、ステップS102の処理を繰り返し行う。
ステップS103の処理では、第1制御装置40は、第1制御部33に駆動信号を送信する。第1制御部33は、駆動信号を受信すると、第1変圧部31を駆動させる。
このようなステップS102,S103の処理によって、コンバータ20の動作に異常が発生すると、電源装置30では、第1制御部33が、第1変圧部31を駆動させる。これにより、電源装置30では、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧が生成される。従って、電源装置30では、コンバータ20の動作に異常が発生してコンバータ20の出力電圧が低下しても、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧を生成することで、供給電圧を生成し続けることが可能になる。
なお、ステップS103の処理では、第1制御装置40は、コンバータ20に対してゲートブロック信号を送信し、コンバータ20を停止させてもよい。
以上のように、第1の実施形態に係る電源装置30では、コンバータ20の動作に異常が発生すると、第1制御部33が、第1変圧部31を駆動させる。これにより、電源装置30では、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧が生成される。従って、電源装置30では、コンバータ20の動作に異常が発生してコンバータ20の出力電圧が低下しても、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧を生成することで、供給電圧を生成し続けることが可能になる。つまり、電源装置30は、安定して電力を供給することができる。
ここで、電源装置が安定して電力を第1制御装置40に供給できないと、電力変換装置3を制御する第1制御装置40が機能できなくなることがある。第1制御装置40が機能しなくなると、電力変換装置3が意図しないタイミングでシャットダウンしてしまうことがある。このように、電力変換装置3が意図しないタイミングでシャットダウンすると、燃料電池2が破損及び劣化する恐れがある。
これに対し、本実施形態では、電源装置30は、安定して電力を第1制御装置40に供給することができる。従って、本実施形態では、第1制御装置40が機能しなくなり、電力変換装置3が意図しないタイミングでシャットダウンしてしまうといった事態を防ぐことができる。これにより、本実施形態では、電力変換装置3が意図しないタイミングでシャットダウンすることで、燃料電池2が破損及び劣化するといった事態を防ぐことができる。
さらに、コンバータ20の出力電圧が低下したときを想定し、第2変圧部の変換処理可能な入力電圧の範囲を広げておくことも考えられる。こうすれば、コンバータ20の出力電圧が低下しても、第2変圧部の1段によって、供給電圧を生成することが可能になるためである。しかしながら、この場合、第2変圧部の変換処理可能な入力電圧の範囲を、例えば、DC50V(燃料電池2の発電電圧の最低値)〜DC400Vまで広げる必要がある。第2変圧部の変換処理可能な入力電圧の範囲を広げると、第2変圧部自体の電圧変換効率が悪化してしまう恐れがある。
これに対し、本実施形態では、第2変圧部の変換処理可能な入力電圧の範囲を広げることなく、コンバータ20の出力電圧が低下したとき、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧を生成する。これにより、第2変圧部の変換処理可能な入力電圧の範囲を広げたために、第2変圧部自体の電圧変換効率が悪化してしまうといった事態を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図4に、本発明の第2の実施形態に係る電源装置30aの構成の一例を示す。なお、図4に示す構成要素において、図2に示す構成要素と同一のものは、同一符号を付してその説明を省略する。
電源装置30aは、第1変圧部31と、第2変圧部32と、第1制御部33と、第2制御部34と、検知部35とを備える。
検知部35は、コンバータ20の出力電圧が閾値を下回るか否か判定する。閾値は、例えば、第2変圧部32の特性等に基づき、設定することができる。例えば、第2変圧部の変換処理可能な入力電圧の最低値がDC320Vである場合、閾値はDC320Vと設定することができる。
検知部35には、コンバータ20の出力電圧が入力される。検知部35は、コンバータ20の出力電圧が閾値を下回ると判定したとき、第1制御部33に駆動信号を送信する。一方、検知部35は、コンバータ20の出力電圧が閾値以上であると判定したとき、第1制御部33に停止信号を送信する。
[システム動作]
第2の実施形態に係る燃料電池システム1の動作の一例について、図5を参照して説明する。
検知部35は、コンバータ20の出力電圧が閾値以上であると判定したとき、第1制御部33に停止信号を送信する。第1制御部33は、停止信号を受信すると、第1変圧部31を停止させる(ステップS201)。
このようなステップS201の処理によって、コンバータ20の出力電圧が正常であるとき、電源装置30では、第2変圧部32の1段によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。これにより、電源装置30では、コンバータ20の出力電圧が正常であるときの電源装置30の電圧変換効率は、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって供給電圧を生成するときよりも、高くなる。
検知部35は、コンバータ20の出力電圧が閾値を下回るか否か判定する(ステップS202)。検知部35は、コンバータ20の出力電圧が閾値を下回ると判定したとき(ステップS202:Yes)、ステップS203の処理に進む。一方、検知部35は、コンバータ20の出力電圧が閾値以上であると判定したとき(ステップS202:No)、ステップS202の処理を繰り返し行う。
ステップS203の処理では、検知部35は、第1制御部33に駆動信号を送信する。第1制御部33は、駆動信号を受信すると、第1変圧部31を駆動させる。
このようなステップS202,S203の処理によって、検知部35によってコンバータ20の出力電圧が閾値を下回ると判定されると、第1制御部33が、第1変圧部31を駆動させる。これにより、電源装置30では、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧が生成される。従って、電源装置30では、コンバータ20の出力電圧が低下しても、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧を生成することで、供給電圧を生成し続けることが可能になる。
以上のように、第2の実施形態に係る電源装置30aでは、電源装置30a内に搭載された検知部35が、コンバータ20の出力電圧が閾値を下回るか否か判定する。これにより、第2の実施形態では、コンバータ20の出力電圧の低下を速やかに検出し、第1変圧部31を速やかに駆動させることができる。
さらに、第2の実施形態に係る電源装置30aでは、検知部35によって、コンバータ20の出力電圧の低下したタイミングのみ、第1変圧部31を駆動させることが可能になる。従って、それ以外のタイミングでは、第2変圧部32の1段によって供給電圧が生成される。これにより、電源装置30aの電圧変換効率をより高めることができる。
第2の実施形態に係る電源装置30aにおいて、その他の構成及び効果は、第1の実施形態に係る電源装置30と同様である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
商用電力系統100は、停電することがある。第3の実施形態に係る電源装置30bは、商用電力系統100が停電したときであっても、安定して電力を供給することができるものである。
図6に、本発明の第3の実施形態に係る電源装置30bの構成の一例を示す。なお、図6に示す構成要素において、図2に示す構成要素と同一のものは、同一符号を付してその説明を省略する。
電源装置30bは、第1変圧部31と、第2変圧部32と、第1制御部33と、第2制御部34と、昇圧部36とを備える。
昇圧部36は、第1制御装置40から駆動信号を受信すると、コンバータ20の出力電圧を所定電圧(例えば、DC400V)まで昇圧する。昇圧部36は、昇圧後の電圧を、第2変圧部32に供給する。
また、昇圧部36は、第1制御装置40から停止信号を受信すると、昇圧動作を停止する。このとき、コンバータ20の出力電圧は、昇圧部36によって昇圧されず、昇圧部36を介して第2変圧部32にそのまま出力される。
本実施形態では、第1制御装置40は、商用電力系統100が停電したか否か判定する。例えば、第1制御装置40は、商用電力系統100の電力線に設置される電流センサから取得する値によって、商用電力系統100が停電したか否か判定する。
第1制御装置40は、商用電力系統100が停電していないと判定したとき(商用電力系統100が正常であると判定したとき)、さらにコンバータ20の動作に異常が発生したか否か判定する。
第1制御装置40は、商用電力系統100が正常であり、かつコンバータ20の動作に異常が発生していないと判定したとき(コンバータ20の動作が正常であると判定したとき)、第1制御部33に停止信号を送信する。第1制御部33は、停止信号を受信すると、第1変圧部31を停止させる。さらに、第1制御装置40は、昇圧部36に停止信号を送信する。昇圧部36は、停止信号を受信すると、昇圧動作を停止する。これにより、コンバータ20の出力電圧(例えば、DC320V〜350V)は、昇圧部36によって昇圧されず、昇圧部36を介して第2変圧部32にそのまま出力される。従って、商用電力系統100が正常であり、かつコンバータ20の動作が正常であるとき、第1の実施形態と同様に、第2変圧部32の1段によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。
また、第1制御装置40は、商用電力系統100が正常であり、かつコンバータ20の動作に異常が発生したと判定したとき、第1制御部33に駆動信号を送信する。第1制御部33は、駆動信号を受信すると、第1変圧部31を駆動させる。さらに、第1制御装置40は、昇圧部36に停止信号を送信する。昇圧部36は、停止信号を受信すると、昇圧動作を停止する。これにより、商用電力系統100が正常であり、かつコンバータ20の動作に異常が発生したとき、第1の実施形態と同様に、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧が生成される。
一方、第1制御装置40は、商用電力系統100が停電したと判定したとき、さらに、コンバータ20の動作に異常が発生したか否か判定する。
第1制御装置40は、商用電力系統100が停電し、かつコンバータ20の動作に異常が発生していないと判定したとき(コンバータ20の動作が正常であると判定したとき)、第1制御部33に停止信号を送信する。第1制御部33は、停止信号を受信すると、第1変圧部31を停止させる。さらに、第1制御装置40は、昇圧部36に停止信号を送信する。昇圧部36は、停止信号を受信すると、昇圧動作を停止する。これにより、商用電力系統100が停電し、かつコンバータ20の動作が正常であるとき、第2変圧部32の1段によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。つまり、商用電力系統100が停電し、かつコンバータ20の動作が正常であるとき、商用電力系統100が正常であり、かつコンバータ20の動作が正常であるときと同様の動作が維持される。
また、第1制御装置40は、商用電力系統100が停電し、かつコンバータ20の動作に異常が発生したと判定したとき、第1制御部33に停止信号を送信する。第1制御部33は、停止信号を受信すると、第1変圧部31を停止させる。さらに、第1制御装置40は、昇圧部36に駆動信号を送信する。昇圧部36は、駆動信号を受信すると、コンバータ20の出力電圧を所定電圧まで昇圧する。従って、商用電力系統100が停電し、かつコンバータ20の動作に異常が発生したとき、昇圧部36及び第2変圧部32によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。
ここで、商用電力系統100が停電すると、電源装置30が電力供給を受け得る経路は、コンバータ20からの経路のみとなる。しかしながら、商用電力系統100が停電したときに、コンバータ20の動作に異常が発生することがある。コンバータ20の動作に異常が発生すると、コンバータ20の変換動作が停止して、コンバータ20の出力電圧が、燃料電池2の発電電圧(例えば、DC50V〜100V)程度まで低下することがある。このような場合であっても、本実施形態では、昇圧部36によって、燃料電池2の発電電圧程度にまで低下したコンバータ20の出力電圧を、所定電圧(例えば、DC400V)まで昇圧することができる。従って、本実施形態では、商用電力系統100が停電し、かつコンバータ20の動作に異常が発生しても、昇圧部36及び第2変圧部32によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧を生成することが可能になる。
[システム動作]
第3の実施形態に係る燃料電池システム1の動作の一例について、図7を参照して説明する。
第1制御装置40は、商用電力系統100が正常であり、かつコンバータ20の動作が正常であるとき、第1制御部33に停止信号を送信する。第1制御部33は、停止信号を受信すると、第1変圧部31を停止させる。さらに、第1制御装置40は、昇圧部36に停止信号を送信する。昇圧部36は、停止信号を受信すると、昇圧動作を停止する(ステップS301)。
このようなステップS301の処理によって、商用電力系統100が正常であり、かつコンバータ20の動作が正常であるとき、電源装置30bでは、第2変圧部32の1段によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。これにより、電源装置30bでは、コンバータ20の動作が正常であるときの電源装置30bの電圧変換効率は、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって供給電圧を生成するときよりも、高くなる。
次に、第1制御装置40は、商用電力系統100が停電したか否か判定する(ステップS302)。第1制御装置40は、商用電力系統100が停電したと判定したとき(ステップS302:Yes)、ステップS305の処理に進む。一方、第1制御装置40は、商用電力系統100が停電していないと判定したとき(ステップS302:No)、ステップS303の処理に進む。
ステップS303の処理では、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したか否か判定する。第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したと判定したとき(ステップS303:Yes)、ステップS304の処理に進む。一方、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生していないと判定したとき(ステップS303:No)、ステップS301の処理に戻る。
ステップS304の処理では、第1制御装置40は、第1制御部33に駆動信号を送信する。第1制御部33は、駆動信号を受信すると、第1変圧部31を駆動させる。
このようなステップS302〜S304の処理によって、商用電力系統100が正常であり、かつコンバータ20の動作に異常が発生したとき、第1変圧部31及び第2変圧部32の2段によって、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧が生成される。従って、電源装置30bでは、コンバータ20の動作に異常が発生してコンバータ20の出力電圧が低下しても、商用電力系統100が正常であるときは、商用電力系統100の系統電圧から供給電圧を生成することで、供給電圧を生成し続けることが可能になる。
ステップS305の処理では、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したか否か判定する。第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生していないと判定したとき(ステップS305:No)、ステップS306の処理に進む。一方、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したと判定したとき(ステップS305:Yes)、ステップS307の処理に進む。
ステップS306の処理では、第1制御装置40は、ステップS301の処理と同様の処理を行う。
ステップS307の処理では、第1制御装置40は、昇圧部36に駆動信号を送信する。昇圧部36は、駆動信号を受信すると、コンバータ20の出力電圧を所定電圧まで昇圧する。
このようなステップS302〜S307の処理によって、商用電力系統100が停電し、かつコンバータ20の動作に異常が発生したとき、昇圧部36及び第2変圧部32によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。このとき、コンバータ20の出力電圧が燃料電池2の発電電圧程度にまで低下しても、昇圧部36によって、低下したコンバータ20の出力電圧を所定電圧(例えば、DC400V)まで昇圧することが可能になる。
なお、上記では、第1制御装置40が、商用電力系統100が停電したか否か及びコンバータ20の動作に異常が発生したか否かの両方を判定し、両方の判定結果に基づき、昇圧部36を駆動させる例について説明した。しかしながら、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生しているか否かのみを判定してもよい。さらに、第1制御装置40は、コンバータ20の動作の異常判定結果のみに基づき、昇圧部36を駆動してもよい。以下、このときの制御の一例を以下に説明する。
例えば、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生したと判定したとき、第1制御部33に停止信号を送信する。第1制御部33は、停止信号を受信すると、第1変圧部31を停止させる。さらに、第1制御装置40は、駆動信号を昇圧部36に送信する。昇圧部36は、駆動信号を受信すると、コンバータ20の出力電圧を所定電圧まで昇圧する。これにより、コンバータ20の動作に異常が発生したとき、コンバータ20の出力電圧が低下しても、昇圧部36及び第2変圧部32によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。
一方、第1制御装置40は、コンバータ20の動作に異常が発生していないと判定したとき、第1制御部33に停止信号を送信する。第1制御部33は、停止信号を受信すると、第1変圧部31を停止させる。さらに、第1制御装置40は、停止信号を昇圧部36に送信する。昇圧部36は、停止信号を受信すると、昇圧動作を停止する。これにより、コンバータ20の動作に異常が発生していないとき、すなわち、コンバータ20の動作が正常であるとき、第2変圧部32によって、コンバータ20の出力電圧から供給電圧が生成される。
以上のように、第3の実施形態に係る電源装置30bでは、コンバータ20の動作に異常が発生したときに、コンバータ20の出力電圧が低下しても、昇圧部36によって、低下したコンバータ20の出力電圧を、昇圧させることが可能である。これにより、電源装置30bは、商用電力系統100が停電し、かつコンバータ20の動作に異常が発生したときも、供給電圧を生成し続けることが可能になる。従って、電源装置30bは、安定して電力を供給することができる。
第3の実施形態に係る電源装置30bにおいて、その他の構成及び効果は、第1の実施形態に係る電源装置30と同様である。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきた。しかしながら、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものである。従って、これらも、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1 燃料電池システム(電源システム)
2 燃料電池(直流電源)
3 電力変換装置
10 セルスタック
11 補機
12 第2制御装置
20 コンバータ(DC/DC)
21 中間リンクコンデンサ
22 インバータ(DC/AC)
30,30a,30b 電源装置
31 第1変圧部
32 第2変圧部
33 第1制御部(制御部)
34 第2制御部
35 検知部
36 昇圧部
40 第1制御装置(制御装置)
100 商用電力系統
200 一般負荷

Claims (11)

  1. 商用電力系統の系統電圧を所定電圧に変換する第1変圧部と、
    前記第1変圧部が駆動しているとき、前記第1変圧部から供給される電圧を供給電圧に変換し、前記第1変圧部が停止しているとき、コンバータから供給される電圧を供給電圧に変換する第2変圧部と、
    前記第1変圧部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記コンバータの動作に異常が発生したとき、前記第1変圧部を駆動させる、電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記制御部は、前記コンバータの動作が正常であるとき、前記第1変圧部を停止させる、電源装置。
  3. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記コンバータの出力電圧が閾値を下回るか否かを検知する検知部をさらに備え、
    前記検知部は、前記コンバータの出力電圧が閾値を下回ると検知したとき、前記制御部に駆動信号を送信し、
    前記制御部は、前記駆動信号を受信すると、前記第1変圧部を駆動させる、電源装置。
  4. 請求項3に記載の電源装置において、
    前記コンバータの出力電圧が閾値以上であると検知したとき、前記制御部に停止信号を送信し、
    前記制御部は、前記停止信号を受信すると、前記第1変圧部を停止させる、電源装置。
  5. 請求項3又は4に記載の電源装置において、
    前記閾値は、前記第2変圧部の変換処理可能な入力電圧の最低値である、電源装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の電源装置において、
    前記コンバータの出力側には中間リンクコンデンサが接続される、電源装置。
  7. 第1変圧部及び第2変圧部を備える電源装置の制御方法であって、
    前記第1変圧部によって、商用電力系統の系統電圧を所定電圧に変換する第1ステップと、
    前記第2変圧部によって、前記第1変圧部が駆動しているとき、前記第1変圧部から供給される電圧を供給電圧に変換する第2ステップと、
    前記第2変圧部によって、前記第1変圧部が停止しているとき、コンバータから供給される電圧を供給電圧に変換する第3ステップと、
    前記コンバータの動作に異常が発生したとき、前記第1変圧部を駆動させる第4ステップと、を含む、電源装置の制御方法。
  8. 直流電源と、
    前記直流電源から供給される直流電圧を所定電圧に変換するコンバータと、
    電源装置と、を備え、
    前記電源装置は、
    商用電力系統の系統電圧を所定電圧に変換する第1変圧部と、
    前記第1変圧部が駆動しているとき、前記第1変圧部から供給される電圧を供給電圧に変換し、前記第1変圧部が停止しているとき、前記コンバータから供給される電圧を供給電圧に変換する第2変圧部と、
    前記第1変圧部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記コンバータの動作に異常が発生したとき、前記第1変圧部を駆動させる、電源システム。
  9. 請求項8に記載の電源システムにおいて、
    前記直流電源は燃料電池である、電源システム。
  10. 請求項8又は9に記載の電源システムにおいて、
    前記コンバータを制御する制御装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記制御装置から駆動信号を受信すると、前記第1変圧部を駆動させ、前記制御装置から停止信号を受信すると、前記第1変圧部を停止させ、
    前記制御装置は、前記コンバータの動作に異常が発生したと検知したとき、前記駆動信号を送信し、前記コンバータの動作が正常であると検知したとき、前記停止信号を送信する、電源システム。
  11. 請求項8又は9に記載の電源システムにおいて、
    前記コンバータを制御する制御装置をさらに備え、
    前記電源装置は、
    前記制御装置から駆動信号を受信すると、前記コンバータの出力電圧を昇圧する昇圧部をさらに備え、
    前記制御部は、前記制御装置から停止信号を受信すると、前記第1変圧部を停止させ、
    前記制御装置は、商用電力系統が停電し、かつ前記コンバータの動作に異常が発生したと判定したとき、前記制御部に停止信号を送信し、さらに前記昇圧部に駆動信号を送信する、電源システム。
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