JP2018087095A - 複層ガラス、および複層ガラスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スペーサに対する通気管の取付け作業性を向上した、複層ガラスの提供。
【解決手段】第1ガラス板11と、第1ガラス板11と対向する第2ガラス板12と、第1ガラス板11と第2ガラス板12との間に空間SPを形成する枠状のスペーサ13と、スペーサ13によって取り囲まれる空間SPを大気開放させる通気管18−1、18−3とを備え、スペーサ13は乾燥剤と樹脂とを含み、通気管18−1、18−3はスペーサ13を貫通する、複層ガラス10。
【選択図】図1
【解決手段】第1ガラス板11と、第1ガラス板11と対向する第2ガラス板12と、第1ガラス板11と第2ガラス板12との間に空間SPを形成する枠状のスペーサ13と、スペーサ13によって取り囲まれる空間SPを大気開放させる通気管18−1、18−3とを備え、スペーサ13は乾燥剤と樹脂とを含み、通気管18−1、18−3はスペーサ13を貫通する、複層ガラス10。
【選択図】図1
Description
本発明は、複層ガラス、および複層ガラスの製造方法に関する。
複層ガラスは、第1ガラス板と、第1ガラス板と対向する第2ガラス板と、第1ガラス板と第2ガラス板との間に空間を形成する枠状のスペーサとを有する(例えば特許文献1参照)。スペーサには、空間を大気開放させる通気管が取付けられる。
従来のスペーサは金属製であり、スペーサの穴加工が面倒であり、スペーサに対する通気管の取付作業性が悪かった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、スペーサに対する通気管の取付け作業性を向上した、複層ガラスの提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
第1ガラス板と、
前記第1ガラス板と対向する第2ガラス板と、
前記第1ガラス板と前記第2ガラス板との間に空間を形成する枠状のスペーサと、
前記スペーサによって取り囲まれる前記空間を大気開放させる通気管とを備え、
前記スペーサは乾燥剤と樹脂とを含み、前記通気管は前記スペーサを貫通する、複層ガラスが提供される。
第1ガラス板と、
前記第1ガラス板と対向する第2ガラス板と、
前記第1ガラス板と前記第2ガラス板との間に空間を形成する枠状のスペーサと、
前記スペーサによって取り囲まれる前記空間を大気開放させる通気管とを備え、
前記スペーサは乾燥剤と樹脂とを含み、前記通気管は前記スペーサを貫通する、複層ガラスが提供される。
本発明の一態様によれば、スペーサに対する通気管の取付け作業性を向上した、複層ガラスが提供される。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態による複層ガラスを示す断面図である。図1において、左側が室外側、右側が室内側である。図2は、一実施形態による通気管のスペーサに対する取付状態を示す斜視図である。
複層ガラス10は、窓枠などのフレーム20に取付けられ、太陽光などの室外の光を室内に透過させる。窓は、例えば建物の窓、乗り物の窓などのいずれでもよい。
複層ガラス10は、第1ガラス板11と、第1ガラス板11と対向する第2ガラス板12と、第1ガラス板11と第2ガラス板12との間に空間SPを形成する枠状のスペーサ13とを有する。
第1ガラス板11は、未強化ガラスまたは強化ガラスなどである。強化ガラスは、熱強化ガラス、化学強化ガラスのいずれでもよい。
第2ガラス板12は、第1ガラス板11に対向しており、例えば第1ガラス板11の室内側に配設される。第2ガラス板12は、第1ガラス板11と同様に、未強化ガラスまたは強化ガラスなどである。
尚、本実施形態の第2ガラス板12は、第1ガラス板11の室内側に配設されるが、第1ガラス板11の室外側に配設されてもよい。
スペーサ13は、枠状に形成され、空間SPを取り囲む。空間SPは、断熱層を形成する。
複層ガラス10は、フレーム20に取付けられる既存のガラス板を複層ガラスの一部として利用する現場施工型のものであってよい。既存のガラス板を複層ガラスの一部として利用する現場施工型であれば、施工費の削減、施工期間の短縮などが可能である。また、既存のガラス板や既存のフレームがそのまま再利用でき、資源の無駄が削減できる。
例えば、第1ガラス板11は、既存のガラス板であって、フレーム20の内周に形成される固定溝21の内部に固定部材22などで固定される。一方、第2ガラス板12は、新規のガラス板であって、既存のガラス板よりも小さく、固定溝21の外部に配設されており、固定溝21の内部に固定されていない。また、スペーサ13は、フレーム20の内側において枠状に形成される。
尚、本実施形態の複層ガラス10は、フレーム20に取付けられる第1ガラス板11を複層ガラスの一部として利用するものであり、その一部が予めフレームに取付けられているが、複層ガラスの製造後にフレームに取付けられるものでもよい。後者の場合、第1ガラス板と第2ガラス板の両方がフレームの固定溝の内部において固定されてよい。後者の場合、第1ガラス板の外形と第2ガラス板の外形とは同じ大きさであってよい。
複層ガラス10は、第1ガラス板11、第2ガラス板12、スペーサ13の他に、例えば1次シール14、2次シール15、Low−E(Low Emissivity)膜17、通気管18、および閉塞部材19を有する。
1次シール14は、第1ガラス板11とスペーサ13との間に配設され、その間を封止すると共に、その間を接着する。また、1次シール14は、スペーサ13と第2ガラス板12との間に配設され、その間を封止すると共に、その間を接着する。
2次シール15は、スペーサ13を取り囲むように配設され、第1ガラス板11と第2ガラス板12との間を封止すると共に、その間を接着する。2次シール15が第1ガラス板11と第2ガラス板12とを接着できるように、スペーサ13は第1ガラス板11および第2ガラス板12よりも小さく形成される。
Low−E膜17は、放射伝熱を抑制することで、熱の通過を制限する。Low−E膜17は、例えば新規のガラス板としての第2ガラス板12における第1ガラス板11との対向面に形成される。
尚、上述の如く、複層ガラス10はその製造後にフレームに取付けられるものでもよい。そのため、Low−E膜17は、室内側のガラス板と室外側のガラス板の互いに対向する対向面のうち、どちらの対向面に形成されてもよく、両方の対向面に形成されてもよい。
Low−E膜17は、一般的なものであってよく、例えば、透明誘電体膜、赤外線反射膜、および透明誘電体膜をこの順で含む積層膜であってよい。透明誘電体膜としては、金属酸化物や金属窒化物が代表的である。金属酸化物としては、酸化亜鉛や酸化スズが代表的である。赤外線反射膜としては、金属膜が代表的である。金属膜としては、銀(Ag)が代表的である。ここで、赤外線反射膜は、透明誘電体膜同士の間に、1層以上形成されてよい。
Low−E膜17は、空間SPに収容されてよく、空間SPからはみ出さなくてよい。空間SPは大気と隔離されているため、大気中の水分とLow−E膜17との接触を防止でき、Low−E膜17の劣化を制限できる。
尚、本実施形態のLow−E膜17は、空間SPからはみ出さないが、図7に示すように、はみ出してもよい。Low−E膜17は、例えば第2ガラス板12における第1ガラス板11との対向面の全面に形成されてもよく、トリミングされていなくてもよい。また、Low−E膜17は、大気中の水分による劣化を抑制するため、銀を含まない材料で形成されてもよい。
通気管18は、スペーサ13によって取り囲まれる空間SPを大気開放させる。通気管18は、スペーサ13を貫通する。通気管18の一端はスペーサ13の内側に配設され、通気管18の他端はスペーサ13の外側に配設される。通気管18は、金属管、セラミック管、ガラス管などのいずれでもよい。空間SPと大気との間に気圧差が生じる場合に、気圧差によって空気が通気管18内を移動でき、気圧差が低減できる。よって、気圧差による複層ガラス10の歪みが低減でき、複層ガラス10を通して見る像の歪みが低減できる。尚、気圧差は、大気圧の変化や気温の変化などによって生じうる。通気管18の本数は、図1では1本であるが、複数本であってもよい。
通気管18は、空間SPと大気との間に気圧差がない場合に空気の移動を管内抵抗によって制限できる程度の内径と長さを有する。空間SPと大気との間の空気の移動量が最小限に抑えられ、大気中の水分の空間SPへの侵入を制限できる。通気管18の内径は、例えば0.4〜0.6mmである。通気管18の長さは、例えば150〜500mmである。
通気管18は、空間SPと大気との間に気圧差がない場合に空気の移動をさらに制限する目的で、図2に示すように、屈曲部18a、18bを有してよい。例えば、通気管18は、スペーサ13の外周面に対して垂直な第1垂直部18−1と、スペーサ13の外周面に対し平行な平行部18−2と、第2ガラス板12の主面に対し垂直な第2垂直部18−3とを有する。第1垂直部18−1、平行部18−2、第2垂直部18−3は、互いに垂直とされる。第1垂直部18−1がスペーサ13を貫通し、平行部18−2が2次シール15に埋設され、第2垂直部18−3が2次シール15から室外側に突出する。
スペーサ13は、乾燥剤が混合された樹脂の押出成形品である。乾燥剤は、空間SPを乾燥させ、空間SPにおける結露を防止する。
スペーサ13は、樹脂を含む。樹脂は金属よりも柔らかいため、スペーサ13に穴を簡単に開けることができる。よって、スペーサ13に対する通気管18の取付作業効率が向上できる。また、樹脂は金属よりも熱伝導率が低いため、夏場に室内の冷房効率が良く、冬場に室内の暖房効率が良い。
スペーサ13に対する通気管18の取付方法は、通気管18をスペーサ13に刺し通す方法、スペーサ13に予め形成される貫通穴に通気管18を挿通する方法のいずれでもよい。前者の方法は、予め貫通穴をスペーサ13に形成しないため、作業短縮の観点からより好ましい。前者の場合、通気管18は先鋭状に形成されてよい。
スペーサ13の樹脂は、発泡樹脂を含んでよい。スペーサに穴をより簡単に開けることができ、また、熱伝導率がより低減できる。発泡樹脂としては、例えば発泡シリコーン、発泡ポリエチレン、発泡塩化ビニルなどが用いられる。
発泡樹脂の他に、例えばポリイソブチレンなども好ましい。ポリイソブチレンは、スペーサ13に穴を簡単に開けることができる。
スペーサ13は、乾燥剤と発泡樹脂を含む発泡層13aと、大気中の水分の空間SPへの侵入を抑制する防湿層13bとを有してよい。
防湿層13bは、例えば金属テープなどで構成される。金属テープの厚さは、金属テープに通気管18を刺し通すことができる程度の厚さとされる。
防湿層13bは、発泡層13aの外側(発泡層13aを基準として空間SPとは反対側)に配設されてよい。発泡層13aに含まれる乾燥剤の吸湿を抑制することができる。
尚、防湿層13bはスペーサ13の内部に配置されていてもよく、防湿層13bの外側に別の層が配設されてもよい。
閉塞部材19は、スペーサ13と通気管18との隙間を塞ぎ、この隙間を通り大気中の水分が空間SPに侵入するのを制限する。例えば、閉塞部材19は、スペーサ13の外周面と、通気管18の外周面の両方に密着する。閉塞部材19としては、例えば粘土質の樹脂、金属テープなどが用いられる。
図3は、本発明の一実施形態による複層ガラスの製造方法を示すフローチャートである。図4は、図3の貼合工程を示す断面図である。図5は、図4に続いて図3の貼合工程を示す断面図である。図6は、図3の取付工程を示す断面図である。
図3に示すように、複層ガラスの製造方法は、貼合工程S11と、取付工程S12と、シール工程S13とを有する。
貼合工程S11では、図4および図5に示すように、第1ガラス板11と第2ガラス板12とを枠状のスペーサ13を介して貼合せ、第1ガラス板11と第2ガラス板12との間に空間SPを形成する。
例えば、貼合工程S11では、フレーム20に取付けられた既存の第1ガラス板11に対し、枠状のスペーサ13を介して新規の第2ガラス板12を貼合せる。
第2ガラス板12における第1ガラス板11との対向面には、工場においてLow−E膜17が予め成膜される。Low−E膜17は保護部材によって大気中の水分から保護され、保護部材は第1ガラス板11の既設現場で剥がされる。
第2ガラス板12とスペーサ13とは、別々に現場まで搬送されてもよいし、組み立てた状態で現場まで搬送されてもよい。前者の場合、後者の場合に比べて、1つ1つの梱包サイズが小さく、運搬が容易である。
スペーサ13は、樹脂を含み、可撓性を有する。そのため、スペーサ13は、第2ガラス板12とは別に現場まで搬送される場合、丸めて運搬することができる。よって、梱包サイズがさらに小さく、運搬がさらに容易である。
スペーサ13は、樹脂を含むため、折り曲げ可能である。スペーサ13を折り曲げながら第1ガラス板11に対し固定し、スペーサ13の両端部を接続することで、スペーサ13を枠状に形成できる。尚、直線状のスペーサ13を複数つなげることでも、枠状に形成できる。
スペーサ13は、乾燥剤を含むため、丸めて缶に収容した状態で現場まで搬送されてよい。缶のサイズを小型化でき、缶の気密性を確保しやすい。
図4および図5に示すように、第1ガラス板11に対するスペーサ13の固定後に、スペーサ13に対する第2ガラス板12の固定が行われる。このとき、第2ガラス板12とフレーム20との間に隙間を形成するため、フレーム20の下部にセッティングブロック30を予め取付けてよい。セッティングブロック30は、第2ガラス板12を下から支持することで、第2ガラス板12とフレーム20との間に隙間を形成する。
尚、本実施形態では、第1ガラス板11に対するスペーサ13の固定後に、スペーサ13に対する第2ガラス板12の固定が行われるが、その順番は逆でもよい。即ち、第2ガラス板12に対するスペーサ13の固定後に、スペーサ13に対する第1ガラス板11の固定が行われてもよい。
取付工程S12では、図6に示すように、通気管18をスペーサ13に取付ける。スペーサ13は、乾燥剤と樹脂を含む。樹脂は金属よりも柔らかいため、スペーサ13に穴を簡単に開けることができる。よって、スペーサ13に対する通気管18の取付作業効率が向上できる。また、樹脂は金属よりも熱伝導率が低いため、夏場に室内の冷房効率が良く、冬場に室内の暖房効率が良い。
尚、図3に示す取付工程S12は、貼合工程S11の後に行われるが、貼合工程S11の前、または貼合工程S11の途中で行われてもよい。例えば、取付工程S12は、スペーサ13を第1ガラス板11に固定する前に行われてもよいし、スペーサ13を第1ガラス板11に固定した後、第2ガラス板12をスペーサ13に固定する前に行われてもよい。
取付工程S12では、図6に示すように、スペーサ13と通気管18との隙間を閉塞部材19により塞いでよい。閉塞部材19は、上記隙間を通り大気中の水分が空間SPに侵入するのを制限する。例えば、閉塞部材19は、スペーサ13の外周面と、通気管18の外周面の両方に密着する。閉塞部材19としては、例えば粘土質の樹脂、金属テープなどが用いられる。
シール工程S13では、フレーム20と第2ガラス板12との隙間に2次シール15の材料を流し込み、その材料を固化させる。通気管18は、2次シール15を貫通しており、空間SPを大気開放させる。これにより、図1に示す複層ガラス10が得られる。
以上、複層ガラスの実施形態などについて説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
10 複層ガラス
11 第1ガラス板
12 第2ガラス板
13 スペーサ
13a 発泡層
13b 防湿層
14 1次シール
15 2次シール
17 Low−E膜
18 通気管
19 閉塞部材
20 フレーム
21 固定溝
30 セッティングブロック
SP 空間
11 第1ガラス板
12 第2ガラス板
13 スペーサ
13a 発泡層
13b 防湿層
14 1次シール
15 2次シール
17 Low−E膜
18 通気管
19 閉塞部材
20 フレーム
21 固定溝
30 セッティングブロック
SP 空間
Claims (10)
- 第1ガラス板と、
前記第1ガラス板と対向する第2ガラス板と、
前記第1ガラス板と前記第2ガラス板との間に空間を形成する枠状のスペーサと、
前記スペーサによって取り囲まれる前記空間を大気開放させる通気管とを備え、
前記スペーサは乾燥剤と樹脂とを含み、前記通気管は前記スペーサを貫通する、複層ガラス。 - 前記樹脂は発泡樹脂を含む、請求項1に記載の複層ガラス。
- 前記スペーサは、前記乾燥剤と前記発泡樹脂を含む発泡層と、大気中の水分の前記空間への侵入を抑制する防湿層とを有する、請求項2に記載の複層ガラス。
- 前記スペーサと前記通気管との隙間を塞ぐ閉塞部材を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複層ガラス。
- 前記第1ガラス板は、フレームの内周に形成される固定溝の内部に端部が固定され、
前記第2ガラス板は、前記固定溝の外部に配設される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の複層ガラス。 - 第1ガラス板と第2ガラス板とを枠状のスペーサを介して貼合せ、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板との間に空間を形成する貼合工程と、
前記スペーサによって取り囲まれる前記空間を大気開放させる通気管を、前記スペーサに取付ける取付工程とを有し、
前記スペーサは乾燥剤と樹脂とを含み、前記通気管は前記スペーサを貫通する、複層ガラスの製造方法。 - 前記樹脂は発泡樹脂を含む、請求項6に記載の複層ガラスの製造方法。
- 前記スペーサは、前記乾燥剤と前記発泡樹脂を含む発泡層と、大気中の水分の前記空間への侵入を抑制する防湿層とを有する、請求項7に記載の複層ガラスの製造方法。
- 前記取付工程では、前記スペーサと前記通気管との隙間を閉塞部材により塞ぐ、請求項6〜8のいずれか1項に記載の複層ガラスの製造方法。
- 前記貼合工程では、フレームに取付けられた既存の前記第1ガラス板に対し、枠状の前記スペーサを介して新規の前記第2ガラス板を貼合せる、請求項6〜9のいずれか1項に記載の複層ガラスの製造方法。
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