JP2016176244A - 防火建具 - Google Patents
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Abstract
【課題】火炎に晒されても複層ガラスの中央付近と外周端部付近とに温度差が生じ難い、合成樹脂製の枠体を備えた防火建具を提供する。【解決手段】2枚の板ガラスを備え室外側に配置される真空複層ガラスと室内側に配置される耐熱強化ガラスとが互いに間隔を隔てて対面し、前記真空複層ガラスと前記耐熱強化ガラスとの間が外周端部にて封止された複合複層ガラス、及び、前記複合複層ガラスを保持する合成樹脂製の枠体、を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、複層ガラスと複層ガラスを保持する合成樹脂製の枠体とを備えた防火建具に関する。
複層ガラスと複層ガラスを保持する合成樹脂製の枠体を備えた防火建具としては、たとえば、建物の躯体の開口部に組み付けられた合成樹脂製の窓枠と、この窓枠に装着される複層ガラスを備えた複層ガラス窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。この複層ガラス窓の複層ガラスは、網入りガラスと耐熱ガラスとそれらの外周端部の内面間にシール材を介して介在されるアルミニウム製のスペーサーとにより密閉空間が形成されるように網入りガラスと耐熱ガラスとが接合されている。
上記のように複層ガラスが合成樹脂製の窓枠(枠体)に組み付けられた建具は、合成樹脂がアルミニウムより熱伝導性が低いため、火災等により火炎に晒されたときに、複層ガラスの外周端部周辺では火炎側から反対側に熱が伝わり難い。一方、複層ガラスは、断熱性を備えてはいるものの、空気層が一層だけなので、複層ガラスの中央付近では外周端部周辺より火炎側から反対側に熱が伝わり易い。このため、上記のような複層ガラス窓の一方の面側が火炎に晒されると他方の面のガラス板は中央付近と外周端部付近とに温度差が生じて損傷する虞があるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、火炎に晒されても複層ガラスの中央付近と外周端部付近とに温度差が生じ難い、合成樹脂製の枠体を備えた防火建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の防火建具は、2枚の板ガラスを備え室外側に配置される真空複層ガラスと室内側に配置される耐熱強化ガラスとが互いに間隔を隔てて対面し、前記真空複層ガラスと前記耐熱強化ガラスとの間が外周端部にて封止された複合複層ガラス、及び、前記複合複層ガラスを保持する合成樹脂製の枠体、を有することを特徴とする防火建具。
である。
である。
このような防火建具によれば、合成樹脂製の枠体に保持される複合複層ガラスは、真空複層ガラスと耐熱強化ガラスとの間に設けられた空間だけでなく、真空複層ガラスが真空層を備えているので、空間を一層のみ備えた複層ガラスより熱の伝導性が低い。このため、火炎に晒されたときに、複合複層ガラスの中央においても火炎側から反対側に熱が伝達されにくい。よって、複合複層ガラスが合成樹脂製の枠体に保持されていたとしても中央付近と外周端部付近にて温度差が生じ難いので、複合複層ガラスの損傷を抑えることが可能である。また、室内側にはフロートガラスなどより許容曲げ応力が大きな耐熱強化ガラスが配置されているので、通常使用時における日射等による損傷も防止することが可能である。
かかる防火建具であって、前記真空複層ガラスがLow−E膜を備えることが望ましい。
このような防火建具によれば、真空複層ガラスが熱線などを反射する性質を有するLow−E膜を備えているので、真空複層ガラスにて熱線が反射されるため熱の伝達をより抑えることが可能である。
このような防火建具によれば、真空複層ガラスが熱線などを反射する性質を有するLow−E膜を備えているので、真空複層ガラスにて熱線が反射されるため熱の伝達をより抑えることが可能である。
かかる防火建具であって、前記真空複層ガラスと前記耐熱強化ガラスとの間には、内周側が合成樹脂にて形成され外周側が金属にて形成されたスペーサーが介在されていることが望ましい。
このような防火建具によれば、真空複層ガラスと耐熱強化ガラスとの間に介在されるスペーサーが、内周側が合成樹脂、外周側が金属で形成されている。このため、合成樹脂の部位により真空複層ガラスと耐熱強化ガラスとの間の空気層の断熱性を保ちつつ、熱の伝わり難い枠体側となる外周側では金属の部位から火炎側の熱が反対側に伝達されるので、複合複層ガラスの中央付近と外周端部付近にて生じる温度差を小さく抑えることが可能である。
このような防火建具によれば、真空複層ガラスと耐熱強化ガラスとの間に介在されるスペーサーが、内周側が合成樹脂、外周側が金属で形成されている。このため、合成樹脂の部位により真空複層ガラスと耐熱強化ガラスとの間の空気層の断熱性を保ちつつ、熱の伝わり難い枠体側となる外周側では金属の部位から火炎側の熱が反対側に伝達されるので、複合複層ガラスの中央付近と外周端部付近にて生じる温度差を小さく抑えることが可能である。
かかる防火建具であって、前記複合複層ガラスの外周面には、アルミニウム製のテープが貼り付けられていることが望ましい。
このような防火建具によれば、複合複層ガラスの外周面に貼り付けられたアルミニウム製のテープによっても複合複層ガラスの外周側で火炎側の熱が反対側に伝達されるので、複合複層ガラスの中央付近と外周端部付近にて温度差が生じることを抑えることが可能である。
このような防火建具によれば、複合複層ガラスの外周面に貼り付けられたアルミニウム製のテープによっても複合複層ガラスの外周側で火炎側の熱が反対側に伝達されるので、複合複層ガラスの中央付近と外周端部付近にて温度差が生じることを抑えることが可能である。
かかる防火建具であって、前記耐熱強化ガラスがLow−E膜を備えることが望ましい。
このような防火建具によれば、耐熱強化ガラスが、熱線などを反射する性質を有するLow−E膜を備えているので、真空複層ガラスが備えるLow−Eガラスとともに複合複層ガラスのいずれの面側においても熱線が反射されるので、より確実に熱の伝達を抑えることが可能である。
このような防火建具によれば、耐熱強化ガラスが、熱線などを反射する性質を有するLow−E膜を備えているので、真空複層ガラスが備えるLow−Eガラスとともに複合複層ガラスのいずれの面側においても熱線が反射されるので、より確実に熱の伝達を抑えることが可能である。
かかる防火建具であって、前記枠体は、前記複合複層ガラスの外周端部を収容するガラス収容部と、前記ガラス収容部の外周側に設けられた中空部と、前記複合複層ガラスの前記外周端部の面外方向の移動を規制する規制金具と、を有し、前記規制金具は、前記中空部内に設けられた金属製の補強部材に固定されていることが望ましい。
このような防火建具によれば、ガラス収容部内にて複合複層ガラスの外周端部の面外方向の移動を規制する規制金具は、ガラス収容部の外周側に設けられた中空部内の金属製の補強部材に固定されているので、たとえ合成樹脂製の枠体が火炎等により溶融したとしても複合複層ガラスが外れることを防止することが可能である。
本発明によれば、火炎に晒されても複層ガラスの中央付近と外周端部付近とに温度差が生じ難い、合成樹脂製の枠体を備えた防火建具を提供することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係る防火建具について図面を参照して説明する。
本実施形態では、例えば、図1に示すようなFIX窓用の防火建具1を例に挙げて説明する。
本実施形態では、例えば、図1に示すようなFIX窓用の防火建具1を例に挙げて説明する。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の防火建具1を、室外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となり防火建具1の幅をなる方向を左右方向または幅方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。防火建具1の各部位であっても、また、防火建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
本実施形態の防火建具1は、3枚のガラス板を用いて形成され後述する複合複層ガラス10と、複合複層ガラス10の外周端部10aを収容して保持する枠体2と、を有している。
複合複層ガラス10は、一方の面にLow−E膜12aを備えるLow−Eガラス12とフロートガラス13との間に真空層を備えて一体に形成された真空複層ガラス11と、耐熱強化ガラス14とが外周部にスペーサー15を介して対面されており、スペーサー15の外周側がシーリング剤18により封止されて形成されている。ここで、耐熱強化ガラス14はガラスエッジにおいて、同じ厚みのフロートガラスに対して約6倍以上、強化ガラスに対して約2倍の短期許容曲げ応力を有したガラスを示している。
真空複層ガラス11は、Low−Eガラス12のLow−E膜12a側の面とフロートガラス13とが、それらの間に複数のマイクロスペーサー(不図示)が適宜配置されて、例えば0.2mmの間隔を隔てるとともに、Low−Eガラス12とフロートガラス13との間の空間を減圧状態にして外周部分がシーリング剤(不図示)により封止されて形成されている。
真空複層ガラス11と耐熱強化ガラス14との間に介在されるスペーサー15は、複合複層ガラス10の外周縁側に配置されるステンレス製の金属部材17と、その内周側に配置される合成樹脂製の樹脂部材16とが嵌合されて、内部に複合複層ガラス10の各辺に沿う中空部15aを備えている。中空部15a内には真空複層ガラス11と耐熱強化ガラス14との間の空間を乾燥させるべく乾燥剤6が設けられている。
複合複層ガラス10は、真空複層ガラス11のフロートガラス13側の面と耐熱強化ガラス14とを対面させ、その外周端部10aの縁から僅かに内周側に位置させて全周に亘ってスペーサー15が介在されており、その外周側にシーリング剤18が充填され、更にその外周面10bに、アルミニウム製のテープ19が貼り付けられて被覆されている。このとき、アルミニウム製のテープ19は、複合複層ガラス10の室内側の面の端部から室外側の面の端部に至るように貼り付けられている。
複合複層ガラス10は、例えば、厚みが各々約3mmのLow−Eガラス12とフロートガラス13とにより真空複層ガラス11を形成し、約10.6mmの間隔を隔てて厚みが5mmの耐熱強化ガラス14が配置されて形成されている。このため、3枚のガラス12、13、14を用いていても、例えば厚みが約6mmのLow−Eガラスと網入りガラスとで形成される一般的な複層ガラスと、厚みに大差がないので、一般的な複層ガラスと付け替えて使用することが可能である。すなわち、新たな枠体を必要としないので、コストを低減することが可能である。
枠体2は、合成樹脂製の押出成型材でなる枠部材3を適宜長さにて切断した4本の枠部材3を矩形状に枠組みして形成され、複合複層ガラス10を保持するための押縁4を有している。4本の枠部材3は、端部が長手方向に対して45度をなすように斜めに切断され、互いに隣接する枠部材3の端部同士を突き合わされて溶着されている。
4本の枠部材3は、断面形状が同一であり複合複層ガラス10の外周端部10aを収容している状態もほぼ同様なので、枠体2を構成する各枠部材3の構造については、複合複層ガラス10の下側に配置されて下端を収容する下側の枠部材3を例に挙げて説明する。以下の説明においては、各枠部材3に共通するように、4本の枠部材3が矩形状に枠組みされた状態で、枠体2に囲まれた空間側を内周側、反対側を外周側として説明する。すなわち、下側の枠部材3の上側が内周側に相当し、下側が外周側に相当する。
下側の枠部材3は、長手方向に沿う中空部3aを有する枠部材本体部3bと、枠部材本体部3bの室内側の部位から内周側に突出する内周突出部3cと、枠部材本体部3bと内周突出部3cとの境界部から室内側に延出された室内延出部3dと、枠部材本体部3bの室外側の外周側の部位から室外側に突出する室外突出部3eと、枠部材本体部3bの見込み方向における中央近傍から外周側に延出されて躯体に固定されるヒレ状の躯体固定部3fと、を有している。枠部材本体部3bの内周面の室外側には、外周側に窪み押縁4が嵌合される押縁嵌合部3gが設けられている。
押縁嵌合部3gに嵌合された押縁4と、枠部材本体部3bの上面3hと、内周突出部3cの室外側の部位とにより形成される凹部が、複合複層ガラス10の外周端部10aが収容されるガラス収容部3iをなしている。
各枠部材3の中空部3a内には、長手方向に沿ってアルミニウム製の押出成型材でなる補強部材22が各々設けられており、隣接する補強部材22同士は端部にて互いに接合されている。
複合複層ガラス10は、下側の枠部材3における枠部材本体部3b上に配置されたセッティングブロック20の上に載置されて室内側の面の下端部が内周突出部3cと対向するように配置され、室外側の押縁嵌合部3gに押縁4が嵌合されて枠体2に保持される。枠部材3の長手方向におけるセッティングブロック20の幅は、下側の枠部材3に設けられたガラス収容部3iの幅より十分に狭く形成されており、ガラス収容部3iの幅方向には互いに間隔を隔てて複数配置されている。
各枠部材3のガラス収容部3i内には、断面がほぼL字状をなす鋼板製の規制金具21が設けられている。枠部材3の長手方向における規制金具21の幅は、各枠部材3に設けられたガラス収容部3iの幅より十分に狭く形成されており、ガラス収容部3iの幅方向には互いに間隔を隔てて複数配置されている。
断面がL字状をなす規制金具21の一方の板部21aは、枠部材本体部3bの上面3hと対面させて載置され中空部3a内に設けられた補強部材22とビスにより接合されている。一方の板部21aの室外側の縁にて繋がった他方の板部21bは、複合複層ガラス10の外周端部10aと見込み方向において対向するように上方に向かって立設するように配置されている。このため、複合複層ガラス10は、四辺において各々設けられた規制金具21により室外側への移動が規制され、規制金具21と内周突出部3cとにより保持されているので、例え押縁4が外れても複合複層ガラス10は枠体2側に保持される。
本実施形態の防火建具1によれば、合成樹脂製の枠体2に保持される複合複層ガラス10は、真空複層ガラス11と耐熱強化ガラス14とを互いに間隔を隔てて対面させて構成されているので、真空複層ガラス11と耐熱強化ガラス14との間に設けられた空間だけでなく、真空複層ガラス11が真空層を備えているので、空間を一層のみ備えた複層ガラスより熱の伝導性が低い。すなわち、火炎に晒されたときに、複合複層ガラス10の中央においても火炎側から反対側に熱が伝達されにくいので、複合複層ガラス10が合成樹脂製の枠体2に保持されていたとしても中央付近と外周端部10a付近にて温度差が生じ難い。このため、複合複層ガラス10の温度差による損傷を抑えることが可能である。
また、真空複層ガラス11は、熱線などを反射する性質を有するLow−E膜12aを備えるLow−Eガラス12を有しているので、真空複層ガラス11のLow−E膜12aにより熱線が反射されるため熱の伝達をより抑えることが可能である。
また、室内側にはフロートガラスなどよりも許容曲げ応力が大きな耐熱強化ガラス14が配置されているので、通常使用時における日射等による損傷も防止することが可能である。
また、室内側にはフロートガラスなどよりも許容曲げ応力が大きな耐熱強化ガラス14が配置されているので、通常使用時における日射等による損傷も防止することが可能である。
また、真空複層ガラス11と耐熱強化ガラス14との間に介在されるスペーサー15が、内周側に樹脂部材16が配置され外周側に金属部材17が配置されている。このため、樹脂部材16により真空複層ガラス11と耐熱強化ガラス14との間の空間の断熱性を保ちつつ、熱の伝わり難い枠体2側となる外周側では金属部材17から火炎側の熱が反対側に伝達されるので、複合複層ガラス10の中央付近と外周端部10a付近にて温度差が生じることを抑えることが可能である。
また、複合複層ガラス10の外周面10bに貼り付けられたアルミニウム製のテープ19によっても複合複層ガラス10の外周側で火炎側の熱が反対側に伝達されるので、複合複層ガラス10の中央付近と外周端部10a付近にて生じる温度差を小さく抑えることが可能である。
また、ガラス収容部3i内にて複合複層ガラス10の外周端部10aの面外方向の移動を規制する規制金具21は、ガラス収容部3iの外周側に設けられた中空部3a内の矩形状に繋がった金属製の補強部材22に固定されているので、たとえ合成樹脂製の枠体2が火炎等により溶融したとしても複合複層ガラス10が外れることを防止することが可能である。
上記実施形態においては、FIX窓用の防火建具1を例に挙げて説明したが、これに限らず、引違い窓用の建具、辷り出し窓用の建具、開き窓用の建具など、複層ガラスと複層ガラスを保持する合成樹脂製の枠体を備えた建具であれば構わない。このため、枠体2は、躯体に固定される枠に限らず、障子を構成する框であっても構わない。このとき、上記実施形態のように、FIX窓用の防火建具1の場合には、複合複層ガラス10を現場にて枠体2に取り付けることを想定しているため、複合複層ガラス10の室内側面をガスケットにより保持することとしたが、複合複層ガラス10を框に備える場合には、室内側面と框とは接着してもよい。
上記実施形態においては、真空複層ガラス11のLow−Eガラス12のみがLow−E膜12aを備えている例について説明したが、たとえば、図3に示すように、耐熱強化ガラス14の室外側の面にLow−E膜14aを備えていてもよい。この場合には、耐熱強化ガラス14も熱線などを反射する性質を有するLow−E膜14aを備えているので、真空複層ガラス11が備えるLow−Eガラス12とともに複合複層ガラス10のいずれの面側においても熱線が反射されるので、より確実に熱の伝達を抑えることが可能である。
上記実施形態においては、枠部材3の中空部3aに設けられた補強部材22をアルミニウム製としたが、これに限らず鉄やステンレス等であっても構わない。
上記実施形態においては、枠部材3の中空部3aに設けられた補強部材22をアルミニウム製としたが、これに限らず鉄やステンレス等であっても構わない。
上記実施形態においては、真空複層ガラス11と耐熱強化ガラス14との間に介在させたスペーサー15を樹脂部材16と金属部材17とにより構成する例について説明したが、これに限らず、例えば、図4に示すように、長手方向に貫通する中空部を有するアルミニウム製の中空棒状部材23の中空部に乾燥剤6を備える形態であっても構わない。
また、上記実施形態においては、複合複層ガラス10の外周面10bにアルミニウム製のテープ19を貼り付けて被覆する例について説明したが、必ずしもテープ19は設けなくとも構わない。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 防火建具、2 枠体、3 枠部材、3a 中空部、3i ガラス収容部、
10 複合複層ガラス、10a 外周端部、10b 外周面、11 真空複層ガラス、
12 Low−Eガラス、12a Low−E膜、13 フロートガラス、
14 耐熱強化ガラス、14a Low−E膜、15 スペーサー、16 樹脂部材、
17 金属部材、19 アルミニウム製のテープ、21 規制金具、22 補強部材、
23 中空棒状部材、
10 複合複層ガラス、10a 外周端部、10b 外周面、11 真空複層ガラス、
12 Low−Eガラス、12a Low−E膜、13 フロートガラス、
14 耐熱強化ガラス、14a Low−E膜、15 スペーサー、16 樹脂部材、
17 金属部材、19 アルミニウム製のテープ、21 規制金具、22 補強部材、
23 中空棒状部材、
Claims (6)
- 2枚の板ガラスを備え室外側に配置される真空複層ガラスと室内側に配置される耐熱強化ガラスとが互いに間隔を隔てて対面し、前記真空複層ガラスと前記耐熱強化ガラスとの間が外周端部にて封止された複合複層ガラス、及び、
前記複合複層ガラスを保持する合成樹脂製の枠体、
を有することを特徴とする防火建具。 - 請求項1に記載の防火建具であって、
前記真空複層ガラスがLow−E膜を備えることを特徴とする防火建具。 - 請求項1または請求項2に記載の防火建具であって、
前記真空複層ガラスと前記耐熱強化ガラスとの間には、内周側が合成樹脂にて形成され外周側が金属にて形成されたスペーサーが介在されていることを特徴とする防火建具。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の防火建具であって、
前記複合複層ガラスの外周面には、アルミニウム製のテープが貼り付けられていることを特徴とする防火建具。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の防火建具であって、
前記耐熱強化ガラスがLow−E膜を備えることを特徴とする防火建具。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の防火建具であって、
前記枠体は、前記複合複層ガラスの外周端部を収容するガラス収容部と、前記ガラス収容部の外周側に設けられた中空部と、
前記複合複層ガラスの前記外周端部の面外方向の移動を規制する規制金具と、
を有し、
前記規制金具は、前記中空部内に設けられた金属製の補強部材に固定されていることを特徴とする防火建具。
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---|---|---|---|
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- 2015-03-20 JP JP2015057160A patent/JP2016176244A/ja active Pending
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Legal Events
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