JP2018084102A - 排水縦管洗浄装置、排水縦管洗浄排出物回収装置、及びそれらを用いた排水縦管洗浄方法 - Google Patents

排水縦管洗浄装置、排水縦管洗浄排出物回収装置、及びそれらを用いた排水縦管洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取扱い性に優れたホース構造体を備えた排水縦管洗浄装置、排水縦管洗浄排出物回収装置、及びそれらを用いた排水縦管洗浄方法を提供することを【解決手段】高層建物の排水縦管を洗浄するための排水縦管洗浄装置であって、耐圧ホースと、耐圧ホースの先端側に接続された高圧水噴出ノズルと、耐圧ホースの末端側に接続された高圧水洗浄機を備え、耐圧ホースの管内の末端側から先端側までに挿通された繊維強化樹脂ロッドをさらに備える排水縦管洗浄装置。【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅等の高層建物に設置されている排水縦管を洗浄するための排水縦管洗浄装置、排水縦管洗浄排出物回収装置、及びそれらを用いた排水縦管洗浄方法に関する。
集合住宅等の高層建物の流し台、洗面所、浴室、トイレ等の設備から発生する排水は、各設備の配された室内から通じる横枝管を経て、各階を貫通する共用の排水縦管から汚水槽等に流される。
排水には多量の残渣や油脂等が含まれている。排水縦管の内壁には、排水の通過する時間の経過に伴い、排水中の残渣や油脂等が凝集して形成された固形物であるスラッジ(固形物)が徐々に固着し、管径を徐々に減少させる。スラッジをそのまま放置した場合にはスラッジが成長して排水縦管を閉塞させることもある。このような排水縦管の閉塞を防ぐために、高層建物に設置されている排水縦管は一定期間ごとに清掃される必要がある。
本件発明者により発明された従来技術として、排水縦管を清掃する方法として、高圧水噴出ノズルを先端に取り付けた耐圧ホースを排水縦管内に挿入し、ノズルから噴射される高圧水を排水縦管の内壁に固着したスラッジに当てることにより、スラッジを崩すようにして清掃する方法が知られている。
例えば、下記特許文献1は、次のような方法を開示する。特許文献1に開示された排水縦管洗浄装置は、図8(a)に示すように、先端に高圧水噴出ノズル22を備える耐圧ホース21と、 耐圧ホース21に沿って配される直進性支持材24と、カメラ25と、排水縦管Lに形成された低層階側の開口部28aから高層階側に向かって、耐圧ホース21に直進性支持材24を配して形成された直進性支持材付耐圧ホースを送り上げる少なくとも一対の送りローラ27と、耐圧ホース21に接続されて、高圧水噴出ノズル22から高圧水を噴射させるための高圧水洗浄機23と、を備える。そして、図8(b)に示すように、耐圧ホース21と直進性支持材24とカメラ25を接続するケーブル25aとは、それらをまとめて束ねるように被覆管26で被覆されている。
また、下記特許文献2は、図9に示すように、アルミニウム三層管やフレキシブル金属チューブ(パイプ)のような直立性を有する可撓性管36に、耐圧ホース31とカメラケーブル35とを収容したホース構造体を排水縦管内に挿入し、ノズルから噴射される高圧水を排水縦管の内壁に固着したスラッジに当てることにより、スラッジを崩すようにして清掃する高圧洗浄方法を開示する。
特許第5748251号公報 特許第5748255号公報
特許文献1や特許文献2に開示されたような、排水縦管洗浄装置を用いた排水縦管洗浄方法においては、次のような問題があった。
特許文献1に開示された排水縦管洗浄装置においては、耐圧ホースの外に直進性支持材及びカメラを沿わせたものを被覆管で覆うような構造であったために、ホースを含む構造体が太くなるために、高層階まで高圧水噴出ノズルを送るために、太い直進性支持材を用いたり、直進性支持材を複数本用いたりする必要があったために、全体の重量が重かった。また、そのような場合には、収納時に上記ホースを含む構造体をリールに巻き取る際には曲げるための大きな力が必要になり、巻き取りに手間がかかった。また、全体の重量が重く、ホース構造体が太いために、送りローラなどの動力手段を用いなければ、低層階から高層階までホース構造体を送り上げることが困難であった。また、被覆管で耐圧ホースや直進性支持材を覆っているために、巻き取り直径が大きくなって装置の搬送性が低下するという問題もあった。また、ホース構造体が太い場合には、排水縦管内にスラッジが多量に固着して管内に狭くなっている部分が存在する場合には、排水縦管内をスムーズに直進させにくくなるという問題もあった。また、耐圧ホースに直進性支持材を正確に沿わせて固定し、それを被覆管で覆う必要があるために、その製造にも手間がかかるという問題があった。さらに、排水縦管を洗浄するために低層階側に設ける排水管の開口部が、高さ1メートル弱の床下空間となるような清掃現場もある。このような現場においては、ホース構造体を巻いたリールを床上へ置いた状態で、ホース構造体を引き出し、床下を通して排水縦管の開口部に侵入させるようなこともある。このような作業現場においては、ホース構造体をS字状に変形させることが求められることがある。このような場合に、被覆管で耐圧ホースや直進性支持材を覆ったような構造の場合には、外部から付与する曲げる力が被覆管で分散して直進性支持材に有効に伝わらず、S字状等に変形させることができなかった。
また、特許文献2に開示された排水縦管洗浄装置においても、アルミ三層管のような直立性を有する可撓性管に耐圧ホースを収容しているために、特許文献1に開示された排水縦管洗浄装置と同様の問題があった。
以上のように、特許文献1や特許文献2に開示された排水縦管洗浄装置においては、耐圧ホースの外に直進性支持材や直立性を有する可撓性管を配することによる、種々の問題があった。
本発明は、上述したような問題を解決すること、具体的には、取扱い性に優れたホース構造体を備えた排水縦管洗浄装置、排水縦管洗浄排出物回収装置、及びそれらを用いた排水縦管洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の一局面は、高層建物の排水縦管を洗浄するための排水縦管洗浄装置であって、耐圧ホースと、耐圧ホースの先端側に接続された高圧水噴出ノズルと、耐圧ホースの末端側に接続された高圧水洗浄機を備え、耐圧ホースの管内の末端側から先端側までに挿通された繊維強化樹脂ロッドをさらに備える排水縦管洗浄装置である。このような排水縦管洗浄装置によれば、耐圧ホースの末端側から先端側までに挿通された繊維強化樹脂ロッドが自立して耐圧ホースを支えることにより、高圧水洗浄機により耐圧ホースの末端側から供給された高圧水を噴射させながら、高圧水噴出ノズルを高層建物の排水縦管の低層階から高層階に容易に直進させることができる。
また、繊維強化樹脂ロッドは、末端側で固定されていることが好ましい。繊維強化樹脂ロッドは高圧水が送られる耐圧ホースの管内に収容されているために、高圧水により耐圧ホースの先端方向へ高い圧力を受け、繊維強化樹脂ロッドの先端が高圧水噴出ノズルに衝突して、高圧水噴出ノズルを外れやすくしたり、損傷させたりすることがある。繊維強化樹脂ロッドを末端側で固定することにより、繊維強化樹脂ロッドの先端が高圧水噴出ノズルに衝突したりすることが抑制される。繊維強化樹脂ロッドの固定方法としては、例えば、耐圧ホースの末端側にホース用接続継手を設け、繊維強化樹脂ロッドの末端をホース用接続継手に金属線を介して固定するような方法が挙げられる。
また、耐圧ホース及び繊維強化樹脂ロッドはそれぞれ10m以上であり、巻回されて収納されることが、耐圧ホース及び繊維強化樹脂ロッドを一体として取り扱うことができるために、設置作業、縦管洗浄作業、撤収作業が簡便になる点から好ましい。
また、排水縦管には、低層階側から高層階側に向かって耐圧ホースに接続された高圧水ノズルを、高圧水を噴射させながら送り上げられるための導入口が設けられており、送り上げの際に、導入口から外部への漏水を止水しながら耐圧ホースを順次通過させる中空を有するシール構造をさらに備えることが、送り上げの作業性を向上させることができる点から好ましい。
また、本発明の他の一局面は、高層建物の排水縦管を洗浄したときに排出される排出物を回収するための排水縦管洗浄排出物回収装置であって、第1の室と第2の室とを有し、第1の室は、排出物を供給される供給口と、供給口から供給された排出物から固形物を分離するフィルターと、フィルターで分離された排出物中の液を外部に排出するための排水ポンプと、第1の室の上部から第2の室へ通気する通気筒を備え、第2の室は通気筒から吸引したガスを外部に排気する真空ポンプを備える排水縦管洗浄排出物回収装置である。このような排水縦管洗浄排出物回収装置によれば、排水縦管内の洗浄により落下してくるスラッジ等の固形物と、水を含む液体と、作業環境を悪化させる悪臭の原因になる気体を回収し、固形物を分離して排出することができる。また、真空ポンプにより排水縦管内を減圧させることにより、耐圧ホースを送り上げる導入口からの汚水漏れを抑制することができる。
また、本発明の他の一局面は、上記何れかの排水縦管洗浄装置を用いた高層建物の排水縦管の洗浄方法であって、排水縦管の低層階側の開口部に、高圧水噴出ノズルを侵入させる工程と、高圧水噴出ノズルから、高圧水洗浄機から供給される高圧水を噴射させながら、排水縦管内で低層階側から高層階側に向かって耐圧ホースを順次送り上げる工程と、を備える排水縦管洗浄方法である。このような排水縦管洗浄方法によれば、高層建物の排水縦管内で耐圧ホース内の繊維強化樹脂ロッドが自立し、高圧水噴出ノズルからの高圧水の噴射による推進力を利用して、スラッジを崩しながら高層階まで到達させることができる。
本発明の排水縦管洗浄装置を用いることにより、高層建物の排水縦管を洗浄する際に、耐圧ホースの末端側から先端側までに挿通された繊維強化樹脂ロッドが自立して耐圧ホースを支えることにより、高圧水洗浄機により耐圧ホースの末端側から供給された高圧水を噴射させながら、高圧水噴出ノズルを高層建物の排水縦管の低層階から高層階に容易に直進させることができる。
図1は、実施形態の排水縦管を洗浄するための、収納状態の排水縦管洗浄装置10の全体構成を説明する模式説明図である。 図2(a)は、排水縦管洗浄装置10の先端付近の部分縦断面模式図であり、図2(b)は図2(a)のII−II’断面における断面模式図である。 図3は、排水縦管洗浄装置10の繊維強化樹脂ロッド4の末端付近の部分縦断面図である。 図4は、排水縦管洗浄方法の一実施形態を説明するための説明図である。 図5は、排水縦管洗浄装置10の耐圧ホース内に繊維強化樹脂ロッド4を収容したホース構造体5の導入口9aを止水するシール構造を説明するための説明図である。 図6は、実施形態の排水縦管洗浄排出物回収装置の構成を説明する説明図であり、(a)は全体構成を示す模式図、(b)は排出物回収時の様子を説明する説明図である。 図7は、実施形態の排水縦管洗浄排出物回収装置の使用例を説明するための説明図である。 図8は、従来技術の排水縦管洗浄装置を説明するための説明図である。 図9は、従来技術の排水縦管洗浄装置を説明するための説明図である。
本発明に係る排水縦管洗浄装置の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の、排水縦管を洗浄するための、収納状態の排水縦管洗浄装置10の全体構成を説明する模式説明図である。図1中、1は耐圧ホースであり、2は耐圧ホース1の先端に装着された高圧水噴出ノズルであり、3は耐圧ホース1に接続されて耐圧ホース1に高圧水を供給する高圧水洗浄機であり、4は耐圧ホース1の管内の末端側から先端側までに挿通された繊維強化樹脂ロッドである。本明細書においては、耐圧ホース1と管内に挿通された繊維強化樹脂ロッド4をホース構造体5とも称する。また、6はホース構造体5の末端を高圧水洗浄機3に接続するホース用接続継手である。図1においては、ホース構造体5の繊維強化樹脂ロッド4の先端付近を透過させて示している。また、30は、ホース構造体5を巻回させて収納するためのホースリールである。
図2(a)は、排水縦管洗浄装置10の先端付近の部分縦断面図であり、図2(b)は図2(a)のII−II’断面における断面模式図である。図2(a)及び図2(b)に示すように、耐圧ホース1の管内には末端側から先端側までに繊維強化樹脂ロッド4が挿通されている。
本実施形態における繊維強化樹脂ロッドは、グラスファイバーやカーボンファイバーで補強された繊維強化樹脂を主体とする、巻回可能な可撓性と巻回状態から解放したときに自立性を有する棒状部材である。このような繊維強化樹脂ロッドは、巻回可能な可撓性を有するために作業現場へは巻回した状態で運搬することができるとともに、排水縦管に導入させた後は、排水縦管内で自立する。繊維強化樹脂ロッドの太さは、可撓性と巻回状態から解放したときに自立性を備えるとともに、耐圧ホースに挿通されたときに高圧水の流路を確保できるような太さのものが適宜選択され、具体的には、例えば、3〜15mm、さらには4〜10mm、とくには4〜7mm程度の直径を有するものが好ましく用いられる。また、繊維強化樹脂ロッドの全長としては、10m以上、さらには30m以上、とくには50m以上であって、150m以下、さらには100m以下、とくには80m以下であることが、排水縦管の高層階まで充分に高圧水噴出ノズルを到達させることができる点から好ましい。
本実施形態における耐圧ホースは、管内に繊維強化樹脂ロッドを収容した状態で、高圧水洗浄機から供給される高圧水を先端に接続された高圧水噴出ノズルから噴射させることができるような高圧水洗浄機に用いられる耐圧ホースであれば特に限定なく用いられる。その内径としては、4〜30mm、さらには6〜20mm、とくには8〜10mm程度であることが好ましい。また、耐圧ホースの肉厚も特に限定されないが、1〜5mm、さらには1.5〜3mm程度であることが好ましい。また、耐圧ホースの外径も特に限定されず、洗浄される排水縦管のサイズにより適宜選択されるが、例えば、5〜50mm、さらには、10〜40mm、とくには10〜20mm程度であることが好ましい。耐圧ホースの外径が太すぎる場合には、排水縦管内に多くのスラッジが付着して狭くなった部分が存在している場合に、そのような狭い部分を通過しにくくなる傾向がある。また、細すぎる場合には、自立性を維持する繊維強化樹脂ロッドを収容しにくくなったり、高圧水の流路を充分に確保できなくなったりする傾向がある。
また、耐圧ホース及び繊維強化樹脂ロッドのそれぞれの長さ、すなわち、ホース構造体の長さは10m以上、さらには30m以上であることが、例えば11階以上のような高層階まで高圧水噴出ノズルを送り挙げることができる点から好ましい。また、本実施形態のホース構造体の太さは、耐圧ホースの太さに一致するために、巻回されて収納された場合でも、比較的コンパクトにすることができるために搬送性に優れ、また、耐圧ホース及び繊維強化樹脂ロッドを一体として取り扱うことができるために、設置作業、縦管洗浄作業、撤収作業も簡便である。
また、耐圧ホースの内径に対する繊維強化樹脂ロッドの外径としては、30〜70%、さらには40%〜60%であることが耐圧ホースの管内における高圧水の流路を充分に確保しながら、耐圧ホースを自立する繊維強化樹脂ロッドで支えて充分に直立させることができる点から好ましい。耐圧ホースの内径に対する繊維強化樹脂ロッドの外径の割合が大きすぎる場合には、高圧水の流路が不足して洗浄力が不充分になる傾向がある。
図2(a)を参照すれば、耐圧ホース1の先端に高圧水噴出ノズル2のカップリング部2aを差し込んだ状態でバンド2bを締めることにより、耐圧ホース1の先端に高圧水噴出ノズル2が固定されている。
なお、繊維強化樹脂ロッド4の先端は耐圧ホース1の先端に正確に一致させることが先端までしっかりと自立させることができる点から好ましいが、繊維強化樹脂ロッド4の先端を耐圧ホース1の先端に正確に一致させるように製造することは難しい。収納のために外力が付与されて曲げられた繊維強化樹脂ロッド4は、排水縦管内で外力が開放されることにより直立する。耐圧ホース1の管内における繊維強化樹脂ロッド4の道のりは状況により変化する。また、耐圧ホース1は撓みにより長さが変化したり、その管内に高圧水を充填したときには耐圧ホース1が膨らむことを補償するために短く縮むこともある。従って、耐圧ホース1の長さと繊維強化樹脂ロッド4の長さとを正確に合わせて製造しても、作業時には互いの長さが一致しなくなることが多い。このような場合には、繊維強化樹脂ロッド4の先端が耐圧ホース1の先端よりも長くなって供給される高圧水の圧力により高圧水噴出ノズル2に衝突して押し出そうとしたり、逆に繊維強化樹脂ロッド4の先端が耐圧ホース1の先端よりも短くなりすぎた場合には耐圧ホース1の先端まで充分に自立させにくくなることもある。このような長さの変動による弊害を抑制するために、繊維強化樹脂ロッド4の先端には、繊維強化樹脂ロッド4の先端を高圧水噴出ノズル2に衝突して押し出そうとすることを防止させるような繊維強化樹脂ロッド4の直径の30〜50%程度の直径を有する遊びとなる金属棒からなるような棒状部材4aを接続しておくことが好ましい。そして、高圧水噴出ノズル2のカップリング部2aの管内に棒状部材4aの先端を収容するように配することが好ましい。また、カップリング部2aの管内に高圧水の流路を阻害しないような衝突防止用の当て部2cを設けておくことも好ましい。このように繊維強化樹脂ロッド4の直径の30〜50%程度の直径を有する棒状部材4aを配置した場合には、高圧水の圧力により繊維強化樹脂ロッド4の先端が高圧水噴出ノズル2に衝突して押し出そうとする際に、直径が小さい棒状部材により付与される力を緩和し、また、耐圧ホースの撓みによる長さが変化しても、高圧水噴出ノズル2を支持することができる点から好ましい。棒状部材の長さは適宜調整されるが、おおむね、10〜40cm程度であることが好ましい。
図3は、排水縦管洗浄装置10のホース構造体5における、繊維強化樹脂ロッド4の末端付近の部分縦断面図である。ホース構造体5の末端は、ホース用接続継手6を介して高圧水洗浄機3に接続される。図3においては、耐圧ホース1の末端に高圧水洗浄機3に接続されたホース用接続継手6の一方のカップリング部6aを差し込んだ状態でバンド6bを締めることにより、耐圧ホース1の末端を高圧水洗浄機3に接続している。
上述したように、高圧水洗浄機3から送られる高圧水の水圧により、繊維強化樹脂ロッド4には、先端に向かう圧力が付与される。繊維強化樹脂ロッド4に水圧が付与されて高圧水噴出ノズル2に衝突することを抑制するために、繊維強化樹脂ロッド4の末端は、例えば、図3に示すように、ホース用接続継手6の内部の設けられた金属線固定部5aに金属線7の一端を固定し、金属線7の他の一端を繊維強化樹脂ロッド4の末端に接続することにより、水圧が付与されたときにその勢いにより繊維強化樹脂ロッド4の先端が高圧水噴出ノズル2に衝突することを抑制するような構造を設けておくことが好ましい。なお、繊維強化樹脂ロッド4を溶接のような遊びのない固定ではなく、一定範囲での遊動を許容する金属製7で繊維強化樹脂ロッド4を固定することにより、繊維強化樹脂ロッド4が水圧による衝撃を受けてもその先端を高圧水噴出ノズル2に衝突させにくくするとともに、耐圧ホース1の先端方向と末端方向に対する繊維強化樹脂ロッド4の位置を微調整することができる。
次に、上述したような排水縦管洗浄装置10を用いた排水縦管洗浄方法の一実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
図4は、本発明に係る排水縦管洗浄方法の一実施形態を説明するための説明図である。図4においては、高圧水噴出ノズル2付近の拡大説明図を合わせて示している。本実施形態の排水縦管洗浄方法においては、はじめに、図4に示すように、排水縦管Lの開口部8から高圧水噴出ノズル2を備えたホース構造体5を導入するための導入口9aを備えた分岐管である導入用ジョイント9を接続する。具体的には、はじめに排水縦管Lの低層階、例えば、図4に示すような地下室や、1階の作業性の良い場所で、排水縦管Lを切断する。そして、排水縦管Lの切断により形成された開口部8に分岐管である導入用ジョイント9を接続する。そして、作業者は、耐圧ホース1の先端に装着された高圧水噴出ノズル2を備えたホース構造体5を力を入れてしっかり把持し、導入口9aに導いて、排水縦管Lの管内に送るようにして侵入させる。そして、排水縦管L内に侵入したホース構造体5は、耐圧ホース1の管内の配された、外力が開放されて自立する繊維強化樹脂ロッド4に支持されて、直立する。
ここで、導入口9aには、図5に示すように、洗浄作業時に外部への漏水を止水しながらホース構造体5を送るための、ホース構造体5を挿通させて順次通過させる中空vを有するシール構造で止水しておくことが好ましい。このように、導入口9aをホース構造体5を挿通させて順次通過させるシール構造で止水しておくことにより、洗浄作業時に導入口9aから水が漏水することを抑制でき、良好な作業環境を維持することができる。シール構造を形成するための材料としては、スポンジやゴムのような弾性構造体が用いられる。
図4を参照すれば、排水縦管L内に高圧水噴出ノズル2を導入し、好ましくは上述のように導入口9aを止水した後、高圧水洗浄機3から耐圧ホース1の管内に高圧水を送ることにより、高圧水噴出ノズル2が高圧水を噴射する。すなわち、高圧水噴出ノズル2が、図4の拡大説明図に示すように、進行方向に対して逆方向に高圧水を噴射させることにより、排水縦管L内で高圧水の噴射による進行方向への推進力が発生し、低層階側から高層階側に向かって高圧水噴出ノズル2を送り上げることを補助する。
そして、図4に示すように、地下室から導入された高圧水噴出ノズル2を備えたホース構造体5を1階(1F)から、2F、3F・・・と、排水縦管L内において直立させた状態で低層階側から高層階側に向かって送り上げる。ホース構造体5は耐圧ホース1の管内で自立する繊維強化樹脂ロッド4に支持されて、直立姿勢を維持したまま低層階側から高層階側に向かって順次送り上げられる。
そして、図4の高圧水噴出ノズル2付近の拡大図に示すように、排水縦管Lの内壁面に固着したスラッジSは、高圧水噴出ノズル2から噴射される高圧水により破壊される。高圧水噴出ノズル2は、排水縦管L内の低層階側から高層階側に送り出されながら、排水縦管L内を低層階側から高層階側に向かって順次清浄化していく。このように、排水縦管LのスラッジSを低層階側から高層階側に向かって崩していくことにより、落下するスラッジSが落下途上の固着したスラッジSにせき止められ、その部分を閉塞させるような問題が生じなくなる。
そして、図4の高圧水噴出ノズル2付近の拡大図に示すように、排水縦管Lの内壁面に固着したスラッジSは、高圧水噴出ノズル2からの高圧水の噴射により崩されて排水縦管Lを高圧水に由来する汚水wとともに落下する。
なお、低層階側から高層階側に高圧水噴出ノズル2を排水縦管L内で送り上げる方法によれば、スラッジSは、発生する汚水wとともに、排水縦管L内で下向きに落下する。このとき、上から落下してきたスラッジSや汚水w等の排出物が、排水縦管L内のホース構造体5を送り込むための導入口等で詰まるという問題があった。また、排水縦管L内を洗浄して除去される汚物が悪臭を発して、洗浄中に作業現場周辺や、排水縦管が通過する部屋に悪臭を漂わせるという問題もあった。このような問題を解決するための装置及び方法について、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、排水縦管Lを洗浄したときに排出される排出物を回収するための排水縦管洗浄排出物回収装置20の構成を説明する説明図であり、(a)は全体構成を示す模式図、(b)は排出物回収時の様子を説明する説明図である。図6(a)を参照すれば、排水縦管洗浄排出物回収装置20は、第1の室R1と第2の室R2とを有する。第1の室R1は、排出物を供給される供給口11と、供給口11から供給された排出物から固形物であるスラッジSを分離するフィルター12と、フィルター12で分離された排出物中の液を外部に排出するための排水ポンプ13と、第1の室R1の上部から第2の室へ通気する通気筒14aとを備える。また、第2の室R2は通気筒14aからガスを吸引して外部に排気する真空ポンプ14を備える。排水ポンプ13で吸引された汚水は排水管13aを通じて外部に排出される。また、真空ポンプ14で吸引されたガスは排気管14bを通じて外部に排出される。
このような排水縦管洗浄排出物回収装置20は、例えば図7に示すように、排水縦管Lから分岐させた分岐路をホース等で供給口11に接続し、また、ガスを排気するための排気管14b、及び、汚水を排出するための排水管13aを排水縦管Lを切断した後の、切断された排水縦管Dに接続する。
図6(b)を参照して、排水縦管洗浄排出物回収装置20の機能を説明する。図6(b)に示すように、排水縦管Lを洗浄したときに発生する排水縦管L内を落下してくる排出物を供給口11から導入する。排水縦管洗浄排出物回収装置20の真空ポンプ14及び排水ポンプ13を稼働させているとき、第2の室R2内のガスが排気管14bを通じて外部に排気されることにより、第2の室R2に通じる第1の室R1の空間も減圧される。第1のR1の空間が減圧されることにより、排水縦管Lからの排出物を第1の室R1内に吸引する吸引力が作用する。その結果、排出物を有効に第1の室R1に誘導しやすくなる。そして、供給口11を通過して第1の室R1に供給された排出物は、フィルター12を通過して固液分離される。詳しくは、排出物に含まれるスラッジS等の固形物はフィルター12で濾され、分離された汚水は第1の室R1内に貯まる。第1の室R1内に貯まった汚水は、排水ポンプ13で吸引され、排水管13aを通じて外部に排出される。第1の室には、第1の室R1に汚水が貯留されてもその上部からガスを吸引して第2の室R2へ排気可能な通気筒14aが設けられている。また、排水縦管L内で発生する悪臭の原因になるガスは、真空ポンプ14による吸引により、第2の室R2に誘導される。第2の室R2内の真空ポンプ14で吸引されたガスは、排気管14bを通じて外部に排気される。
このような排水縦管洗浄排出物回収装置20を排水縦管の洗浄において、例えば図7に示すように接続することにより、排水縦管内の洗浄により落下してくるスラッジ等の固形物と、水を含む液体と、作業環境を悪化させる悪臭の原因になる気体をそれぞれ分離回収し、必要に応じて、それらを分離して処理することができる。また、真空ポンプにより排水縦管L内を減圧させるために、耐圧ホースを送り上げる導入口からの汚水の漏れも抑制することができる。
以上、本発明に係る排水縦管洗浄装置及び排水縦管洗浄方法の実施形態を詳しく説明したが、本発明に係る排水縦管洗浄装置及び排水縦管洗浄方法は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更して用いられてもよい。
例えば、上述した実施形態においては、ホース構造体5を作業者の人力により送り上げる例を説明したが、一対の送りローラを用いてローラに接続された巻き上げギアを用いて送り上げたり、モータ動力を用いて送り上げてもよい。
本発明の排水縦管洗浄装置、排水縦管洗浄排出物回収装置及び排水縦管洗浄方法は、高層建物に設置されている排水縦管において、内壁に大量のスラッジが固着して内径が小さくなっているような排水縦管を効率的に洗浄することに寄与する。
1 耐圧ホース
2 高圧水噴出ノズル
3 高圧水洗浄機
4 繊維強化樹脂ロッド
4a 棒状部材
5 ホース構造体
5a 金属線固定部
6 ホース用接続継手
7 金属線
8 開口部
9 導入用ジョイント
9a 導入口
10 排水縦管洗浄装置
11 供給口
12 フィルター
13 排水ポンプ
13a 排水管
14 真空ポンプ
14a 通気筒
14b 排気管
20 洗浄排出物回収装置
L 排水縦管
W 水
S スラッジ

Claims (8)

  1. 高層建物の排水縦管を洗浄するための排水縦管洗浄装置であって、
    耐圧ホースと、前記耐圧ホースの先端側に接続された高圧水噴出ノズルと、前記耐圧ホースの末端側に接続された高圧水洗浄機を備え、
    前記耐圧ホースの管内の末端側から先端側までに挿通された繊維強化樹脂ロッドをさらに備えることを特徴とする排水縦管洗浄装置。
  2. 前記繊維強化樹脂ロッドは、前記末端側で固定されている請求項1に記載の排水縦管洗浄装置。
  3. 前記前記耐圧ホースの末端側にホース用接続継手を備え、
    前記繊維強化樹脂ロッドの末端が、前記ホース用接続継手に金属線を介して固定されている請求項2に記載の排水縦管洗浄装置。
  4. 前記耐圧ホース及び前記繊維強化樹脂ロッドはそれぞれ10m以上であり、巻回されて収納される請求項1〜3の何れか1項に記載の排水縦管洗浄装置。
  5. 前記排水縦管には、低層階側から高層階側に向かって前記耐圧ホースに接続された前記高圧水噴出ノズルを、高圧水を噴射させながら送り上げられるための導入口が設けられており、
    前記送り上げの際に、前記導入口から外部への漏水を止水しながら前記耐圧ホースを順次通過させる中空を有するシール構造をさらに備える請求項1〜4の何れか1項に記載の排水縦管洗浄装置。
  6. 高層建物の排水縦管を洗浄したときに排出される排出物を回収するための排水縦管洗浄排出物回収装置であって、
    第1の室と第2の室とを有し、
    前記第1の室は、前記排出物を供給される供給口と、前記供給口から供給された前記排出物から固形物を分離するフィルターと、前記フィルターで分離された前記排出物中の液を外部に排出するための排水ポンプと、前記第1の室の上部から第2の室へ通気する通気筒を備え、
    前記第2の室は前記通気筒から吸引したガスを外部に排気する真空ポンプを備えることを特徴とする排水縦管洗浄排出物回収装置。
  7. 請求項1〜5の何れか1項に記載の排水縦管洗浄装置を用いた高層建物の排水縦管の洗浄方法であって、
    前記排水縦管の低層階側の開口部に、前記高圧水噴出ノズルを侵入させる工程と、
    前記高圧水噴出ノズルから、前記高圧水洗浄機から供給される高圧水を噴射させながら、前記排水縦管内で前記低層階側から高層階側に向かって前記耐圧ホースを順次送り上げる工程と、
    を備えることを特徴とする排水縦管洗浄方法。
  8. 前記低層階側の開口部に、請求項6に記載の排水縦管洗浄排出物回収装置を前記供給口に接続する工程をさらに備え、
    前記高圧水の噴射により生成する排出物を該排水縦管洗浄排出物回収装置により回収することを特徴とする請求項7に記載の排水縦管洗浄方法。
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