JP2018084054A - 不燃吸音材 - Google Patents

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Abstract

【課題】見栄の良い、高級感のある外観を創出することができ、しかも、優れた吸音性能を有し、特に、オフィスビルのホール、コンサートホール、公共施設、学校、病院、図書館等の静粛性が要求される建物の天井や壁面に用いるのに好適で、しかも、十分な不燃・難燃性を有する不燃吸音材を提供することを課題とする。【解決手段】樹脂製化粧フィルム2と薄手のメタルプレート3とが積層され、化粧フィルム2とメタルプレート3に、互いに連通するピンホール4、5が全面に亘って透設されて成る基板1のメタルプレート3の裏面に、ガラスクロス6が張設されて成る。ピンホール4、5の孔径は、0.5〜1mmであり、メタルプレート3は、0.6±0.2mmの厚さのアルミニウム合金板である。【選択図】図1

Description

本発明は不燃吸音材に関するものであり、より詳細には、コンサートホール、公共施設、学校、病院、図書館、会社の会議室、一般住宅等の天井や壁面に用いるのに好適な、見栄えがよくて吸音性能に優れ、しかも、不燃・難燃性を有する不燃吸音材に関するものである。
従来、オフィスビルのホール、コンサートホール、公共施設、学校、病院、図書館等の天井には、留め付けビスが隠れるように成形された金属化粧板であるスパンドレルや、システム天井が多く用いられている。一般にシステム天井には、格子に組んだスチール製Tバー上に、正方形に形成したロックウール製等のボードを載置するタイプと、同一方向にライン状に組んだスチール製Tバー上に、長尺に形成したロックウール製等のボードを載置するタイプとがある。
上記従来の天井材のうち、スパンドレルは比較的見栄え良く、高級感を醸し出すことが可能であるが、吸音性についての配慮に欠けるため、特に静粛が要求される上記建物の天井材としては適さない。一方、システム天井の場合は、ある程度の吸音性能があるものの、決して十分なものではなく、また、デザインが単調なものとなるため、見栄の良い、高級感のある外観を創出することは困難である。これらの問題に加え、従来のこの種吸音建材は、不燃・難燃性を具備していないという問題がある。
特開2001−132132号公報 特開2001−65077号公報 実開昭54−98014号公報
上述したように、従来の天井材のうち、スパンドレルの場合は吸音性に欠けるため、特に静粛が要求される建物の天井材には適さないという欠点があり、システム天井の場合は、吸音性能が不十分で、デザインが単調なため、見栄の良い、高級感のある外観を創出することが困難という問題があることに加え、不燃・難燃性を具備していないという問題があった。また、壁面材についても同様の問題がある。
そこで本発明は、見栄の良い、高級感のある外観を創出することができ、しかも、優れた吸音性能を有し、特に、オフィスビルのホール、コンサートホール、公共施設、学校、病院、図書館等の静粛性が要求される建物の天井や壁面に用いるのに好適で、しかも、十分な不燃・難燃性を有する不燃吸音材を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、樹脂製化粧フィルムと薄手のメタルプレートとが積層され、前記化粧フィルムと前記メタルプレートに、互いに連通するピンホールが全面に亘って透設されて成る基板の前記メタルプレートの裏面に、ガラスクロスが張設されて成ることを特徴とする不燃吸音材である。
一実施形態においては、前記ピンホールの孔径は、0.5〜1mmであり、 前記メタルプレートは、0.6±0.2mmの厚さのアルミニウム合金板である。また、一実施形態においては、更にガラスクロスに断熱・吸音材が定着される。
上述したように本発明に係る不燃吸音材は、樹脂製化粧フィルムと薄手のメタルプレートとが積層され、化粧フィルムとメタルプレートに、互いに連通するピンホールが全面に亘って透設されて成る基板のメタルプレートの裏面に、ガラスクロスが張設されて成るものであるので、室内の騒音、雑音は無数のピンホールから吸収されて消音され、また、メタルプレート並びにその裏面に張設されるガラスクロスによって不燃・難燃性を具備し、更にピンホールがガラスクロスによって閉塞されるために、不燃・難燃性能が向上する効果がある。
また、化粧フィルムからメタルプレートにかけて穿設されるピンホールは、孔径が0.5〜1mmの微小孔であるため、天井や壁面に配置された場合には視認困難な状態となるので、ピンホールの存在によって見た目が損なわれることはなく、特にコンサートホール、公共施設、学校、病院、図書館、会社の会議室その他、消音が必要な室内の天井材や壁面材として好適なものとなる。請求項4に係る発明の場合は、一層吸音性能が高まる効果がある。
本発明に係る不燃吸音材の一実施形態の部分切截斜視図である。 本発明に係る不燃吸音材の一実施形態の拡大縦断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態につき、添付図面に依拠して説明する。本発明に係る不燃吸音材は、樹脂製化粧フィルム2と薄手のメタルプレート3とを積層し、化粧フィルム2とメタルプレート3に、互いに連通するピンホール4、5を全面に亘って透設して成る基板1のメタルプレート3の裏面に、ガラスクロス6を張設して形成されるものである。
表層となる、換言すれば、人目に晒されることになる化粧フィルム2は、木目模様その他任意の模様や色柄表現等の印刷が可能なものである。この化粧フィルム2としては、例えば、グラビア印刷可能な、厚さ0.17mm以下の塩化ビニル樹脂系フィルムが用いられる。
この化粧フィルム2が、アクリル樹脂系粘着剤等の粘着層を介してメタルプレート3に合着される。メタルプレート3としては、例えば、厚さ0.6mm前後、即ち、0.6±0.2mmの薄手のアルミニウム合金板が用いられる。
化粧フィルム2とメタルプレート3には、互いに連通し合うピンホール4、5がその全面に亘って透設される。各ピンホール4、5は、化粧フィルム2とメタルプレート3の合着前にそれぞれに透設しておき、ピンホール4とピンホール5を合わせて合着することとしてもよいが、合着後に化粧フィルム2からメタルプレート3にかけて穿孔する方法の方が効率的で、きれいに仕上がる。
ピンホール4、5は、目立たないサイズ、即ち、0.5〜1mm程度の微小孔であって、定間隔(例えば、4mm)置きに又はランダムに穿設される。孔径がこのレベルであると、天井面や壁面に配設された場合、その表面に施される模様や色柄表現等に関係なく、ほとんど視認することができないものとなり、ピンホール4、5の存在によって見た目が損なわれるおそれはない。
メタルプレート3の裏面に、ガラスクロス6が定着される。ガラスクロス6は、ガラスヤーンを用いて製造した織物で、平織り、あや織り、その他の織り方のものがあり、また、種々の織り密度のものがあり、更に、用途に応じてヒートクリーニング処理されるものや表面処理されるものがある。本発明において用いられるガラスクロス6は、特にその種類を問わない。
本発明に係る不燃吸音材を天井材として用いる場合は、既知の種々の天井材形状に成形することができる。例えば、システム天井用として箱状に成形したり、スパンドレル形状に成形したりすることができる。
一実施形態においては、ガラスクロス6に断熱・吸音材7が定着される。通例、断熱・吸音材7はグラスウール(ロックウール)、発泡樹脂等の厚みが25mm程度のものとされる。このようにガラスクロス6に断熱・吸音材7が定着される場合は、吸音効果が一層助長される。
以上いずれの実施形態の場合においても、人目に晒される表層を構成する化粧フィルム2は、木目その他任意の模様や色柄等を表現し、場合によっては天井画を表現することも可能であり、予め種々のものを用意しておいて用途に合わせて選択することができるだけでなく、その都度所望の模様や色柄に印刷して用いることも可能であるため、多品種小ロット施工に適するものとなる。
また、化粧フィルム2からメタルプレート3にかけて穿設されるピンホール4、5は、上述したように孔径が0.5〜1mm程度の微小孔であって、近距離においても熟視しないと視認できず、ましてや、かなり上方に位置することになる天井に配置された場合には視認困難な状態となる。従って、ピンホール4、5の存在によって見た目が損なわれることは皆無となる。更に、ピンホール4、5は、微小孔であるために埃が溜まりにくく、衛生的なものとなる。
そして、この化粧フィルム2はメタルプレート3に張着されるため、十分な表面強度が得られ、且つ、十分な保形力が確保される。また、室内の騒音、雑音は無数のピンホール4、5から吸収されてガラスクロス6を抜け、ガラスクロス6に断熱・吸音材7が定着される場合は断熱・吸音材7に取り込まれて消音される。そして更に、メタルプレート3並びにその裏面に張設されるガラスクロス6によって不燃・難燃性を具備する。また、化粧フィルム2とメタルプレート3のピンホール4、5はガラスクロス6によって閉塞されるため、不燃材としての認定取得が可能なものとなる。
1 基板
2 化粧フィルム
3 メタルプレート
4、5 ピンホール
6 ガラスクロス
7 断熱・吸音材

Claims (4)

  1. 樹脂製化粧フィルムと薄手のメタルプレートとが積層され、前記化粧フィルムと前記メタルプレートに、互いに連通するピンホールが全面に亘って透設されて成る基板の前記メタルプレートの裏面に、ガラスクロスが張設されて成ることを特徴とする不燃吸音材。
  2. 前記ピンホールの孔径は、0.5〜1mmである、請求項1に記載の不燃吸音材。
  3. 前記メタルプレートは、0.6±0.2mmの厚さのアルミニウム合金板である、請求項1又は2に記載の不燃吸音材。
  4. 前記ガラスクロスに断熱・吸音材が定着される、請求項1乃至3のいずれかに記載の不燃吸音材。
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