JP2018078705A - 発電装置 - Google Patents

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幸三 須下
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Abstract

【課題】 人工光による発電効率を向上させた発電装置を提供する。【解決手段】 太陽光パネル10と、太陽光パネル10を覆うように配置された反射鏡20と、反射鏡20を介して太陽光パネル10に人工光を照射する光源30とを備える発電装置1である。光源30は、太陽光パネル10の周縁部に複数配置されていることが好ましい。【選択図】 図1

Description

本発明は、発電装置に関し、より詳しくは、人工光を利用する発電装置に関する。
太陽光を利用して発電を行う太陽光発電システムが、省エネルギー化などの観点から従来より検討されているが、夜間や雨天・曇天時に発電量が低下するため、安定した発電を行い難いという問題がある。そこで、特許文献1には、人工光と太陽光とを併用して、太陽電池による発電を行う発電システムが開示されている。
特開2006−86313号公報
上記特許文献1の発電システムは、収納ボックス内に格納された太陽電池モジュールにより発電を行うことで、設置場所の制約を受け難く、安定した発電が可能になるとされている。ところが、LED光などの人工光を照射するパネルが、太陽電池モジュールに対して単に対向配置されているだけであることから、人工光による発電量が十分得られないという問題があった。
そこで、本発明は、人工光による発電効率を向上させた発電装置の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、太陽光パネルと、前記太陽光パネルを覆うように配置された反射鏡と、前記反射鏡を介して前記太陽光パネルに人工光を照射する光源とを備える発電装置により達成される。
この発電装置において、前記光源は、前記太陽光パネルの周縁部に複数配置されていることが好ましい。
また、前記反射鏡は、前記太陽光パネルの一部のみを覆うように配置することが可能であり、前記太陽光パネルの露出した残部が太陽光の照射により発電した電力を利用して、前記光源から人工光を照射することができる。
本発明によれば、人工光による発電効率を向上させた発電装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る発電装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る発電装置の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る発電装置の概略構成を示す断面図である。図1に示すように、発電装置1は、太陽光パネル10、反射鏡20および光源30を備えている。光源30は、太陽光パネル10を取り囲む枠体12に複数設置されており、太陽光パネル10の周縁部から上方に向けて人工光を照射するように配置されている。光源30の種類は特に限定されず、例えば、白熱電球、蛍光ランプ、LED等を挙げることができるが、電力消費が少ないLEDを好ましく使用することができる。
太陽光パネル10は、光源30からの人工光Aの照射により発電する。太陽光パネル10で生成された電力は、制御部14に供給される。制御部14は、太陽光パネル10から供給された電力を蓄電して、電力消費機器16に供給する。電力消費機器16としては、例えば、屋外用または屋内用の設備機器や家電製品等を挙げることができる。太陽光パネル10の受光面には、光吸収性を有する層を形成してもよい。
反射鏡20は、凹状に湾曲した鏡面を有するアルミニウム板などから形成されており、太陽光パネル10の上方全体を覆うように配置されている。反射鏡20の鏡面は、エンボス加工などにより粗面化して、光源30からの人工光Aを拡散反射させるように構成してもよい。反射鏡20の一部には、アクリル樹脂等の透明材料からなる窓部22が形成されている。反射鏡20は、太陽光パネル10の上方を密閉するように配置してもよく、あるいは、通気孔を介して太陽光パネル10の上方空間を通気可能に構成してもよい。反射鏡20の上部には、放熱用のフィン(図示せず)を設けることができる。
光源30は、点灯回路32を介して外部電源34に接続されており、点灯回路32が外部電源34から電力供給を受けることにより点灯する。外部電源34としては、商用電源の他、太陽光、風力、燃料等により発電する自家発電装置などを挙げることができる。
上記の構成を備える発電装置1によれば、点灯回路32が各光源30を点灯させることにより、人工光Aが反射鏡20を介して太陽光パネル10に照射される。太陽光パネル10の受光面と反射鏡20の鏡面との間で人工光Aが繰り返し反射することにより、光源30から太陽光パネル10に対して効率良く光照射することができるので、太陽光パネル10の発電能力を高めることができる。光源30は、本実施形態のように太陽光パネル10の周縁部に複数配置することが好ましく、これによって、太陽光パネル10に対する均一な光照射を容易に行うことができる。
また、太陽光パネル10の上方が反射鏡20で覆われることにより、発電装置1を屋外に設置した場合でも、太陽光パネル10の受光面に雨水や砂塵などが付着し難いため、太陽光パネル10の発電性能を長期間良好に維持することができる。したがって、電力消費機器16の安定した動作を実現することができる。
また、反射鏡20の一部に窓部22を設けることにより、光源30から照射された人工光Aの一部が、窓部22を介して外部に出射される。したがって、光源30からの人工光Aを、発電用として利用するだけでなく、例えば、電力消費機器16の照明用や装飾用等として利用することができる。
図1に示す発電装置1は、例えば、図2に示すように、一部の太陽電池パネル10を反射鏡20で覆う一方、残部の太陽電池パネル100を外部に露出させて太陽光Sにより発電可能に構成することで、残部の太陽電池パネル100の発電により生じた電力を、制御部102により蓄電池104に充電することができる。すなわち、残部の太陽電池パネル100、制御部102および蓄電池104によって、図1に示す外部電源34を構成することができ、太陽光Sの照射により発電した電力を利用して、光源30から人工光を照射することができる。図2に示す構成によれば、商用電源の利用が困難な屋外等においても、電力消費機器16を容易に作動させることができる。なお、図2において、図1と同様の構成部分には同一の符号を付している。
1 発電装置
10 太陽光パネル
20 反射鏡
30 光源

Claims (3)

  1. 太陽光パネルと、
    前記太陽光パネルを覆うように配置された反射鏡と、
    前記反射鏡を介して前記太陽光パネルに人工光を照射する光源とを備える発電装置。
  2. 前記光源は、前記太陽光パネルの周縁部に複数配置されている請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記反射鏡は、前記太陽光パネルの一部のみを覆うように配置され、
    前記太陽光パネルの露出した残部が太陽光の照射により発電した電力を利用して、前記光源から人工光を照射する請求項1または2に記載の発電装置。
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