JP2018078356A - 無線通信方法及びシステム、無線通信プログラム - Google Patents

無線通信方法及びシステム、無線通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】システム全体の省電力性は維持しつつ、収集制御局からノードに対して緊急性を要するデータをより迅速に下りデータ通信する。【解決手段】CS(収集制御局)2を根とした一以上のノード3−1〜3−6が配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型ネットワークにおける無線通信方法において、少なくとも一のノードを被制御端末として予め割り当てると共に、CS及び被制御端末並びにこれらの経路上に配置された全てのノードを制御支援端末として特定し、CSから被制御端末への少なくとも下りデータ通信については、制御支援端末における通信期間の時間割合を増大させるように制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、収集制御局を根とした一以上のノードが配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型ネットワークにおける無線通信方法及びシステム、無線通信プログラムに関するものである。
近年、ワイヤレスネットワークにおいて、小型で安価であり、かつ低出力のデジタル無線通信を行うことのできる、IEEE802.15.4の規格に準拠する通信デバイスが用いられている。IEEE802.15.4の規格に準拠するネットワークでは、図7に示すように、収集制御局であるCS(Collection station)71と、1つ以上のノード72−1〜72−4とにより構成されたツリー型のトポロジが採用されている。 ツリー型トポロジでは、より下位のノード72が、より上位のノード72やCS71に向けて、必要に応じてデータをリレーすることが行われている(例えば、特許文献1、2参照。)。
図8は、下位のノード72−3、72−4からのデータをCS71へ送信する場合におけるタイムチャートの例を示している。CS71並びに各ノード72は、それぞれ基本間隔(間欠待受周期)T内においてアクティブ期間(通信期間)T1と、スリープ期間T2とが割り当てられている。通信期間T1において無線通信を行うことが可能となり、スリープ期間T2においては受信側がスリープ状態に移行することで互いに無線通信を行うことができなくなる。あえて基本間隔T内においてスリープ期間T2を設けることにより消費電力を節減することができ、ひいてはシステム全体の使用電力を抑えること可能となる。
ノード72−3からCS71に向けてデータを送信する場合には、ノード72−3からノード72−1を中継させてCS71の経路となる。かかる場合には、ノード72−3とこれよりも上位にあるノード72−1との間では、上位のノード72−1がマスター、下位のノード72−3がスレーブの関係となる。同様にノード72−1とCS71との間では、上位のノードとしてのCS71がマスター、下位のノード72−1がスレーブの関係となる。このようなマスターとスレーブとの関係においてより上位のマスターが基本間隔Tにおける通信期間T1のタイミングを決定し、より下位のスレーブがこのマスター側において決定された通信期間T1のタイミングに合わせてデータを送信することとなる。
このような規則の下で、図8において先ずノード72−3は、タイミングt91において生成したデータD81を、タイミングt92において開始するマスターとしてのノード72−1の通信期間T1に合わせて送信する。このデータD81を受信したノード72−1は、タイミングt93において開始するマスターとしてのCS71の通信期間T1に合わせて当該データD81を送信する。これによりCS71は、このデータD81を自ら設定した通信期間T1内において受信することが可能となる。
同様に、ノード72−4からCS71に向けてデータを送信する場合には、ノード72−4からノード72−1を中継させてCS71の経路となる。ノード72−4は、タイミングt94において生成したデータD82を、タイミングt95において開始するマスターとしてのノード72−1の通信期間T1に合わせて送信する。このデータD82を受信したノード72−1は、タイミングt96において開始するマスターとしてのCS71の通信期間T1に合わせて当該データD82を送信する。これによりCS71は、このデータD82を自ら設定した通信期間T1内において受信することが可能となる。
CS71は、上述した無線通信の処理動作方法に基づいて、ツリー型ネットワークにおける各ノード72からのデータを全て収集することが可能となる。
特開2015−198333号公報 特開2014−23085号公報
ところで、上述した従来のツリー型トポロジでは、ノード72がセンサ等のように各種データをセンシングし、これをCS71において収集する場合には、特に一刻一秒を争う緊急性の高いデータではない場合が殆どであるため、上述したようにより上位のノード72やCS71によって定義される周期的な待ち受け用の通信期間T1に合わせてデータを送信することで特段問題が生じることは無い。
一方、ノード72が例えばアクチュエータとしての役割を担う場合、即ちバルブを停止させる制御を行ったり、ガス管を閉める制御を行うためのいわゆる制御系が加わるものである場合には、CS71からかかる制御系のノード72に対してこれを制御するための制御系データを下りデータ通信する場合がある。この下りデータ通信においても基本的にはより上位のノードにより決められた通信期間T1に合わせて制御系のデータが下りデータ通信されることとなる。仮にCS71からノード72−4に対して制御系のデータD83を下り通信する場合、CS71は、t97のタイミングにおいて生成したデータD83をタイミングt93において開始する通信期間T1に合わせてノード72−1へ送信する。またこのデータD83を受信したノード72−1は、自ら設定したt95のタイミングにおいて開始する通信期間T1に合わせてデータD83をノード72−4に対して送信することとなる。
しかしながら、この制御系のデータD83は、時には緊急でバルブを停止したり、緊急でガス管を止める制御が求められる場合もあり、いわゆる緊急性を要するデータD83をノード72に送信しなければならない場合もある。かかる場合には、上述のように、より上位のマスターとしてのノード72やCS71により決められた周期的な待ち受け用の通信期間T1に合わせてデータを送信すると、少なくともスリープ期間T2はデータの送信を待機しなければならず、当該データD83が所望のノード72に到達するまでに時間を要してしまう。データD83が緊急性の高いものであるほど、深刻な制御遅延を引き起こしてしまうこととなる。
このため、システム全体の省電力性は維持しつつ、CS71からノード72に対して緊急性を要するデータD83をより迅速に下りデータ通信することにより、遅延制御に陥るのを防止することが可能な無線通信方法が従来から望まれていた。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、収集制御局を根とした一以上のノードが配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型ネットワークにおいて、システム全体の省電力性は維持しつつ、収集制御局からノードに対して緊急性を要するデータをより迅速に下りデータ通信することが可能な無線通信方法及びシステム、無線通信プログラムに関するものである。
本発明者らは、上述した問題点を解決するために、収集制御局を根とした一以上のノードが配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型ネットワークにおいて、少なくとも一のノードを被制御端末として予め割り当てると共に、収集制御局及び被制御端末並びにこれらの経路上に配置された全てのノードを制御支援端末として特定し、収集制御局から被制御端末への少なくとも下りデータ通信については、被制御端末における通信期間の時間割合を増大させるように制御する無線通信方法及びシステム、無線通信プログラムを発明した。
請求項1に記載の無線通信方法は、 収集制御局を根とした一以上のノードが配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型ネットワークにおける無線通信方法において、少なくとも一のノードを被制御端末として予め割り当てると共に、上記収集制御局及び上記被制御端末並びにこれらの経路上に配置された全てのノードを制御支援端末として特定し、上記収集制御局から上記被制御端末への少なくとも下りデータ通信については、上記被制御端末における上記通信期間の時間割合を増大させるように制御することを特徴とする。
請求項2記載の無線通信方法は、請求項1記載の発明において、上記通信期間の時間割合の増大量を上記収集制御局から上記被制御端末への少なくとも下りデータ通信における許容遅延時間に基づいて決定することを特徴とする。
請求項3記載の無線通信方法は、請求項1又は2記載の発明において、上記通信期間の時間割合の増大量を上記収集制御局から被制御端末間のノード数に応じて決定することを特徴とする。
請求項4記載の無線通信方法は、請求項1〜3のうち何れか1項記載の発明において、上記被制御端末から上記収集制御局に向けて緊急の上りデータ通信を行う場合には、上記時間割合を増大させた通信期間を使用することを特徴とする。
請求項5記載の無線通信システムは、収集制御局を根とした一以上のノードが配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型の無線通信システムにおいて、少なくとも一のノードが被制御端末として予め割り当てられた場合には、上記収集制御局及び上記被制御端末並びにこれらの経路上に配置された全てのノードは、制御支援端末として特定され、上記被制御端末は、上記収集制御局から上記被制御端末への少なくとも下りデータ通信については、上記通信期間の時間割合を増大させるように制御されることを特徴とする。
請求項6記載の無線通信プログラムは、 収集制御局を根とした一以上のノードが配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型ネットワークにおける無線通信プログラムにおいて、少なくとも一のノードを被制御端末として予め割り当てると共に、上記収集制御局及び上記被制御端末並びにこれらの経路上に配置された全てのノードを制御支援端末として特定し、上記収集制御局から上記被制御端末への少なくとも下りデータ通信については、上記被制御端末における上記通信期間の時間割合を増大させるように制御することをコンピュータに実行させることを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、収集制御局から被制御端末に対してデータをより迅速に下りデータ通信することが可能となる。仮に下りデータ通信するデータが緊急性を要するものである場合においても、スリープ期間が経過するまで待機すること無く当該データを被制御端末としてのノードに送信することが可能となり、当該データに基づいて行われるノードにおける各種制御が迅速に実行させることとなる。その結果、収集制御局から被制御端末としてのノードへの緊急用のデータの送信が遅れることによる深刻な制御遅延を引き起こしてしまうことを防止することができる。
このとき、急性を要する制御用のデータを送る必要があるノードは、全体のノード数の中で僅かに過ぎない。従って、全ノード数に対する、制御支援端末の割合は、非常に小さいものとなる。このような制御支援端末のみ通信期間の時間割合を増大させ、それ以外のノードについては従来と同様に通信期間の時間割合を増大させることなくスリープ期間を長く取ることにより、無線通信システム全体の消費電力はそれほど上昇することなく、同様に省電力性は維持し続けることが可能となる。
本発明が適用される無線通信システムの例を示す模式図である。 一のノードを被制御端末として割り当てた場合における制御支援端末の特定例を示す図である。 制御支援端末以外のノード間の上りデータ通信時のタイムチャートである。 基本間隔内において通信期間の時間割合を増大させ、その分においてスリープ期間を短縮する例を示す図である。 収集制御局からあるノードに対して緊急用の制御データを送信する場合におけるタイムチャートである。 被制御端末のノードから収集制御局に向けて非常に緊急の上りデータ通信を行う場合におけるタイムチャートである。 IEEE802.15.4の規格に準拠するネットワークの例を示す図である。 従来技術の問題点について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態としての無線通信方法について詳細に説明する。 図1は、本発明が適用される無線通信システム1の例を示す模式図である。無線通信システム1は、無線通信端末として、収集制御局(Collection Station:以下CSという。)2を根としたノード3−1、3−2、3−3、3−4とを備え、いわゆるツリー型のトポロジが採用されている。 この無線通信システム1では、より下位のノード3が、より上位のノード3やCS2に向けて上りデータ通信を行う。また無線通信システム1では、より上位のノード3やCS2が、より下位のノード3に向けて下りデータ通信する。
CS2は、最上位のマスターデバイスであり、各ノード3−1〜3−4から上りデータ通信により送信されてくるデータを収集する。また、CS2は、この無線通信システム1全体を制御するための中央制御部としての役割も担い、ある特定のノード3に対して制御系のデータを下りデータ通信する。
ノード3は、データの発信や中継等を始めとしたデータの送受信を行うことが可能なデバイスの総称であり、例えばIEEE802.15.4の規格に準拠する通信デバイスである。ノード3は、所定のデータをセンシングしてこれを無線により送信するセンサとして具現化されるものもあれば、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、ウェアラブル端末、ノート型のパーソナルコンピュータ(PC)等のような無線通信が可能な端末装置として具現化されるものであってもよい。またこのノード3はアクチュエータのような制御系を含むものであってもよい。かかる場合には、例えばバルブを停止する制御を行ったり、ロボットの制御を行ったり、ガスを停止するための制御を行うことを可能とするデバイスとして具現化される。ノード3が制御系を含むアクチュエータ等として具現化されるものであれば、CS2から他のノード3を介して下りデータ通信されてくる制御用のデータに基づき、各種制御動作を実行していくこととなる。
本実施の形態においては、図1に示す無線通信システム1に示すように、CS2の下に4つのノード3−1、3−2、3−3、3−4、3−5が配置されている場合を例にとり説明をするが、これに限定されるものではない。即ち、CS2の下位リンクに配置されるノード3は、CS2にデータを収集させるものであれば、いかなる枝分かれのパターンで構成されるツリー構造とされていてもよく、また1以上のいかなるノード数で構成されていてもよい。
本発明を適用した無線通信システム1では、これらノード3のうち、少なくとも一のノード3を被制御端末として割り当てる。この被制御端末とは、ノード3のうち、制御系を含むアクチュエータ等として具現化されるものであり、かつ緊急性を要する制御用データがCS2から送信される可能性のあるノードとする。ここでいう緊急性を要する制御用データとは、緊急でバルブを停止するための制御データや、緊急でガス管を止めるための制御データである。
この被制御端末の割り当ては、無線通信システム1の管理者やユーザ等が予め人為的に行うようにしてもよいし、各ノード3から送られてくる情報に基づいてCS2側において被制御端末として自動的に特定するようにしてもよい。かかる場合には、緊急性を要するケースを予め類型化しておき、ノード3から送られてくる情報が緊急性を要するケースに含まれるものであれば、これを被制御端末として特定するようにしてもよい。これ以外には、ノード3から送られてくる情報に基づいて被制御端末であるか否かを判別するようにしてもよい。例えばCS2があるノード3から受信した信号がロボットから送られてくる特有の信号等であることを識別した場合、緊急性を要する制御用データを送付する可能性があることを識別し、これを被制御端末として割り当てるようにしてもよい。
無線通信システム1では、CS2及び被制御端末並びにこれらの経路上に配置された全てのノードを制御支援端末として特定する。図2に示す例ではノード3−4を被制御端末として割り当てた場合、CS2、ノード3−1、ノード3−4を制御支援端末として特定されることとなる。本発明においては、この制御支援端末間の無線通信と、それ以外の経路間の無線通信との間で、通信の方式が互いに異なる。
図3は、制御支援端末以外のノード3間として、ノード3−5からノード3−2を中継させてCS2へデータを上りデータ通信する場合におけるタイムチャートを示している。CS2並びに各ノード3−2、3−5は、それぞれ基本間隔(間欠待受周期)T内においてアクティブ期間(通信期間)T1と、スリープ期間T2とが割り当てられている。通信期間T1において無線通信を行うことが可能となり、スリープ期間T2においては受信側がスリープ状態に移行することで互いに無線通信を行うことができなくなる。あえて基本間隔T内においてスリープ期間T2を設けることにより消費電力を節減することができ、ひいてはシステム全体の使用電力を抑えること可能となる。
ノード3−5からCS71に向けてデータを送信する場合には、ノード3−5とこれよりも上位にあるノード3−2との間では、上位のノード3−2がマスター、下位のノード3−5がスレーブの関係となる。同様にノード3−2とCS2との間では、上位のノードとしてのCS2がマスター、下位のノード3−2がスレーブの関係となる。このようなマスターとスレーブとの関係においてより上位のマスターが基本間隔Tにおける通信期間T1のタイミングを決定し、より下位のスレーブがこのマスター側において決定された通信期間T1のタイミングに合わせてデータを送信することとなる。
このような規則の下で、図3に示すように先ずノード3−5は、タイミングt11において生成したデータD21を、マスターとしてのノード3−2のタイミングt12において開始する通信期間T1に合わせて送信する。このデータD21を受信したノード3−2は、タイミングt13において開始するマスターとしてのCS2の通信期間T1に合わせて当該データD21を送信する。これによりCS2は、このデータD21を自ら設定した通信期間T1内において受信することが可能となる。
これに対して、制御支援端末(CS2、ノード3−1、ノード3−4)については、図4に示すように基本間隔T内において通信期間T1の時間割合を増大させ、その分においてスリープ期間を短縮する。この通信期間の増大量はいかなるものであってもよいが、図4に示すように基本間隔T全てを通信期間T1に割り当ててスリープ期間を0にしてもよい。また図4に示すように通信期間T1を終点Ts1〜Ts3等に設定することで基本間隔Tよりも短くするようにしてもよい。かかる場合には終点Ts1〜Ts3がスリープ期間の始点となる。
ここでCS2からノード3−4に対して制御データを送信する場合には、この制御支援端末であるCS2からノード3−1を介してノード3−4へこれを送信することとなるが、これら制御支援端末(CS2、ノード3−1、ノード3−4)については図5のタイムチャートに示すように基本間隔全てを通信期間に割り当ててスリープ期間を0にする場合を例に取り説明をする。このようにアクティブな通信期間の時間割合を増大させた状態で、CS2からノード3−4に対して制御用のデータD22を下りデータ通信する。
CS2はタイミングt14においてこのデータD22を生成し、これをノード3−1へ送信する。ノード3−1は基本間隔全てが通信期間に割り当てられているため、タイミングt14においてデータD22を受信することができ、同じタイミングt14において当該データD22をノード3−4へ送信することができる。ノード3−4も基本間隔全てが通信期間に割り当てられているため、データD22をこのタイミングt14において受信することができる。
このため、本発明によれば、CS2からノード3−4に対してデータD22をより迅速に下りデータ通信することが可能となる。仮にデータD22が緊急性を要するものである場合においても、スリープ期間が経過するまで待機すること無くデータD22を被制御端末としてのノード3−4に送信することが可能となり、当該データD22に基づいて行われるノード3−4における各種制御が迅速に実行させることとなる。その結果、CS2から被制御端末としてのノード3−4へのデータD22の送信が遅れることによる深刻な制御遅延を引き起こしてしまうことを防止することができる。
ちなみに、これら制御支援端末(CS2、ノード3−1、ノード3−4)間において、ノード3−4からCS2に向けてデータD23を上りデータ通信を行う場合には、この時間割合を増大させた通信期間を利用して行うようにしてもよい。また図5に示すようにCS2、ノード3−1、ノード3−4が制御支援端末として特定されておらず、通信期間の時間割合を増大されていない場合を仮定し、マスター側から指定された通信期間に合わせてデータD23を送信するようにしてもよい。かかる場合には、図5に示すようにタイミングt15においてノード3−4が生成したデータD23を、タイミングt16において開始する通信期間においてノード3−1へ上りデータ通信する。そしてノード3−1は、CS2により指定されたタイミングt17において開始する通信期間においてデータD23を送信することとなる。
特に緊急性を要する制御用のデータを送る必要があるノード3は、全体のノード数の中で僅かに過ぎない。従って、全ノード数に対する、制御支援端末の割合は、非常に小さいものとなる。このような制御支援端末のみ上述したように通信期間T1の時間割合を増大させ、それ以外のノード3については従来と同様に通信期間T1の時間割合を増大させることなくスリープ期間を長く取ることにより、無線通信システム1全体の消費電力はそれほど上昇することなく、同様に省電力性は維持し続けることが可能となる。
従って本発明によれば、システム全体の省電力性は維持しつつ、CS2からノード3への緊急性を要するデータをより迅速に下りデータ通信することが可能となる。
なお本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば図4に示す通信期間T1の増大量をCS2から被制御端末のノード3へ送信するまでの許容遅延時間に基づいて決定するようにしてもよい。ここでいう許容遅延時間とは、CS2から被制御端末のノード3に緊急性を要する制御用のデータを送る上で許容される遅延時間である。この許容遅延時間は、例えばCS2において制御用のデータを生成した時点を開始時として何秒以内等のように定義されるものであってもよい。無線通信システム1は、実際に制御支援端末の特定時において被制御端末から送信される情報に基づいて許容遅延時間を識別し、当該許容遅延時間に基づいて通信期間T1の増大量を決定するようにしてもよい。特に被制御端末が複数存在する場合には、それぞれから送信されてくる情報を把握し、当該被制御端末間において互いに増大量を異ならせるようにしてもよい。
ちなみに被制御端末における許容遅延時間は、当該被制御端末から取得した情報に基づいて設定するようにしてもよいが、予めCS2側にユーザ又はシステム管理者を介して入力されるものであってもよい。また無線通信システム1が稼動後にCS2が各ノード3に都度問合せをし、その応答に含まれるデータを識別することで許容遅延時間を算出するようにしてもよい。かかる場合には、ノード3から送られてくるデータが、制御系を有するアクチュエータ特有のデータか否かを先ず判別し、アクチュエータ特有のデータであればその詳細を分析する。例えば、ノード3がアクチュエータであってバルブを閉める制御を担うものであれば、そのバルブが閉まるまでの時間や、そのバルブが設けられた管体を流れる流体の流速、更にはその管体のサイズ等のデータを取得し、これに基づいて許容遅延時間を設定するようにしてもよい。かかる場合には、通信期間T1の時間割合の増大量は、許容遅延時間が長くなるにつれて短くなるように設定することが望ましい。
また無線通信システム1は、通信期間T1の時間割合の増大量を決定する上で更にCS2から被制御端末間のノード数に応じて決定するようにしてもよい。例えば図2の例では、CS2から被制御端末としてのノード3−4間のノード数は、1となる。このCS2から被制御端末間のノード数が多くなるほど、CS2から被制御端末のノード3に緊急性を要するデータが到達するのが遅くなってしまう。逆にこのCS2から被制御端末間のノード数が多くなるにつれて、この通信期間T1の時間割合の増大量を長くすることにより、被制御端末への緊急性を要する制御データの到達時間を速めることが可能となる。
更に本発明によれば、図6に示すように、被制御端末のノード3からCS2に向けて非常に緊急の上りデータ通信を行う場合には、時間割合が増大された通信期間を優先的に使用するようにしてもよい。例えば被制御端末としてのノード3−4がアクチュエータとしての制御機能を持つと共に、各種データを検出するセンシング機能を備えるものである場合において、例えば破裂音やノイズ、ネジの緩み等、故障に繋がる緊急用のデータが検出される場合がある。このような緊急用のデータがt18において検出された場合には、ノード3−4は、これに基づくデータD24を生成してノード3−1に送信する。ノード3−1は、係るデータD24をCS2へ上りデータ通信する。
制御支援端末は、通信期間T1の時間割合が予め増大されていることから、仮に通信期間T1を基本間隔Tまで時間割合を増大させることにより、t18において生成された緊急用のデータD24はスリープ期間において特に待機することなく即座にCS2に送ることが可能となる。
1 無線通信システム
2 CS
3 ノード

Claims (6)

  1. 収集制御局を根とした一以上のノードが配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型ネットワークにおける無線通信方法において、
    少なくとも一のノードを被制御端末として予め割り当てると共に、上記収集制御局及び上記被制御端末並びにこれらの経路上に配置された全てのノードを制御支援端末として特定し、
    上記収集制御局から上記被制御端末への少なくとも下りデータ通信については、上記制御支援端末における上記通信期間の時間割合を増大させるように制御すること
    を特徴とする無線通信方法。
  2. 上記通信期間の時間割合の増大量を上記収集制御局から上記被制御端末への少なくとも下りデータ通信における許容遅延時間に基づいて決定すること
    を特徴とする請求項1記載の無線通信方法。
  3. 上記通信期間の時間割合の増大量を上記収集制御局から被制御端末間のノード数に応じて決定すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の無線通信方法。
  4. 上記被制御端末から上記収集制御局に向けて緊急の上りデータ通信を行う場合には、上記時間割合を増大させた通信期間を使用すること
    を特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項記載の無線通信方法。
  5. 収集制御局を根とした一以上のノードが配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型の無線通信システムにおいて、
    少なくとも一のノードが被制御端末として予め割り当てられた場合には、上記収集制御局及び上記被制御端末並びにこれらの経路上に配置された全てのノードは、制御支援端末として特定され、
    上記制御支援端末は、上記収集制御局から上記被制御端末への少なくとも下りデータ通信については、上記通信期間の時間割合を増大させるように制御されること
    を特徴とする無線通信システム。
  6. 収集制御局を根とした一以上のノードが配置され、より上位のノードにより指定された周期的な待ち受け用の通信期間に合わせてノード間のデータの送受信を行うツリー型ネットワークにおける無線通信プログラムにおいて、
    少なくとも一のノードを被制御端末として予め割り当てると共に、上記収集制御局及び上記被制御端末並びにこれらの経路上に配置された全てのノードを制御支援端末として特定し、
    上記収集制御局から上記被制御端末への少なくとも下りデータ通信については、上記制御支援端末における上記通信期間の時間割合を増大させるように制御することをコンピュータに実行させることを特徴とする無線通信プログラム。
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