JP2018078078A - コネクタ、及びコネクタ付き電子部品 - Google Patents

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中村 達哉
Tatsuya Nakamura
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Abstract

【課題】柱状の電子部品を横倒しに固定しつつ、フロー工程を要さずにプリント配線板と電気的に接続できるコネクタを提供する。【解決手段】柱状の電子部品をプリント配線板に電気的に接続しつつ横倒しに固定するコネクタである。コネクタは、電子部品に装着可能な第1ホルダーと、電子部品の第1ホルダーから電子部品の長手方向に離間した部分に装着可能な第2ホルダーとを備える。第1ホルダーは、電子部品が有する1対のリード線をプリント配線板に電気的に接続する1対のリード用端子を有する。第2ホルダーは、プリント配線板の開口に係合可能な係合部を有する。係合部は、弾性変形によって電子部品の長手方向に第2ホルダーが変位可能なように構成されている。【選択図】図5

Description

本開示は、コネクタに関する。
近年の電子機器の小型化及び薄型化に伴い、プリント配線板に実装される種々の電子部品に対し、プリント配線板上での高さ(厚み)を小さくすることが要求されている。そのため、コンデンサに代表される柱状の電子部品には、長手方向がプリント配線板と平行になるように横倒しで配置されることが要求されることがある。
そこで、特許文献1に示されるように、柱状の電子部品を横倒しでプリント配線板に実装するための保持具が考案されている。
特開2012−099709号公報
多くの実装部品は半田リフローにより回路に電気的に接続される。しかし、特許文献1の保持具を用いた場合、従来と同様にコンデンサのリードをフロー工程により半田付けする必要がある。そのため、製造コストには改善の余地がある。
本開示の一局面は、柱状の電子部品を横倒しに固定しつつ、フロー工程を要さずにプリント配線板と電気的に接続できるコネクタを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、柱状の電子部品をプリント配線板に電気的に接続しつつ横倒しに固定するコネクタである。コネクタは、電子部品に装着可能な第1ホルダーと、電子部品の第1ホルダーから電子部品の長手方向に離間した部分に装着可能な第2ホルダーとを備える。第1ホルダーは、電子部品が有する1対のリード線をプリント配線板に電気的に接続する1対のリード用端子を有する。第2ホルダーは、プリント配線板の開口に係合可能な係合部を有する。係合部は、弾性変形によって電子部品の長手方向に第2ホルダーが変位可能なように構成されている。
このような構成によれば、第1ホルダーのリード用端子によって電子部品のリード線をプリント配線板に電気的に接続できるので、フロー工程を省略することができる。また、第2ホルダーの係合部は、弾性変形により電子部品の長手方向に第2ホルダーを変位できるため、電子部品の長手方向の公差を吸収しながら固定することができる。さらに、第1ホルダーと第2ホルダーとが分離独立した部材として構成されているため、電子部品の長手方向の長さが変わっても、同じ形状のホルダーを共通使用することができる。
本開示の一態様は、1対のリード用端子は、一方の先端がプリント配線板に電気的に接続される帯板状で、かつ電子部品のリード線を幅方向で挟持するスリットをそれぞれ有してもよい。また、スリットは、リード用端子の他方の先端まで延伸し、リード用端子の他方の先端からスリットの長手方向に力を加えた際に拡幅するように構成されていてもよい。このような構成によれば、電子部品のリード線を傷つけることなく、リード用端子にリード線を電気的に接続することができる。
本開示の一態様は、第1ホルダーは、スナップフィット機構によりプリント配線板に固定可能な突出部をさらに有してもよい。また、1対のリード用端子のプリント配線板と電気的に接続される先端は、プレスフィット機構によりプリント配線板に固定可能であってもよい。このような構成によれば、第1ホルダーのプリント配線板への固定作業を容易にすることができると共に、リード用端子とプリント配線板との電気的接続性を高めることができる。
本開示の一態様は、第1ホルダーは、1対のリード用端子のプリント配線板と電気的に接続される先端にそれぞれ装着される1対の装着端子をさらに有してもよい。このような構成によれば、プリント配線板のスルーホールが変形しても、リード用端子がプリント配線板から離脱することが防止される。また、リード用端子とプリント配線板との間の異物混入等が抑制できる。
本開示の別の態様は、コネクタと、コネクタが装着された電子部品とを備えるコネクタ付き電子部品である。このような構成によれば、フロー工程を要さずに柱状の電子部品を横倒しにプリント配線板に実装できる。
図1は、第1実施形態のコネクタの第1ホルダーの模式的な斜視図である。 図2Aは、図1の第1ホルダーの模式的な正面図であり、図2Bは、図1の第1ホルダーの模式的な背面図であり、図2Cは、図1の第1ホルダーの模式的な平面図であり、図2Dは、図1の第1ホルダーの模式的な底面図であり、図2Eは、図1の第1ホルダーの模式的な側面図である。 図3は、第1実施形態のコネクタの第2ホルダーの模式的な斜視図である。 図4Aは、図3の第2ホルダーの模式的な正面図であり、図4Bは、図3の第2ホルダーの模式的な背面図であり、図4Cは、図3の第2ホルダーの模式的な平面図であり、図4Dは、図3の第2ホルダーの模式的な底面図であり、図4Eは、図3の第2ホルダーの模式的な側面図である。 図5Aは、第1実施形態のコネクタを電子部品に装着した状態を示す第1ホルダー側から視た模式的な斜視図であり、図5Bは、実施形態のコネクタを電子部品に装着した状態を示す第2ホルダー側から視た模式的な斜視図である。 図6は、第1実施形態のコネクタを装着した電子部品をプリント配線板へ固定する際の位置関係を示す模式的な側面図である。 図7Aは、図1とは異なる第1ホルダーを備えるコネクタをプリント配線板に固定した状態を示す模式的な断面図であり、図7Bは、図1及び図7Aとは異なる第1ホルダーを備えるコネクタをプリント配線板に固定した状態を示す模式的な断面図である。 図8Aは、図7Aのコネクタの装着端子を示す模式的な斜視図であり、図8Bは、図7Bのコネクタの装着端子を示す模式的な斜視図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
第1実施形態のコネクタは、図1及び図2A〜2Eに示す第1ホルダー1と、図3及び図4A〜4Eに示す第2ホルダー2とを備える。コネクタは、柱状の電子部品をプリント配線板に電気的に接続しつつ横倒しに固定する。ここで、「横倒し」とは、電子部品の長手方向(つまり、柱の高さ方向)がプリント配線板の表面と平行となるように配置することをいう。
コネクタの第1ホルダー1と第2ホルダー2とは、分離された独立の部材であるが、取り扱い性等の観点から、バンド等で連結されていてもよい。
コネクタが接続する柱状の電子部品としては、離間した1対の底面を有する柱状のものであれば特に限定されず、円柱又は円筒、角柱又は角筒、立方体等の外形を有するものが含まれる。本実施形態では、電子部品の一例として、電解コンデンサを対象とするが、電子部品は電解コンデンサに限定されない。
<第1ホルダー>
第1ホルダー1は、柱状の電子部品である電解コンデンサに装着可能に構成されている。第1ホルダー1は、図1及び図2Bに示すように、電解コンデンサの端部に嵌合可能なホルダー本体11と、電解コンデンサが有する1対のリード線をプリント配線板に電気的に接続する1対のリード用端子12と、プリント配線板に固定可能な突出部13とを有する。
(ホルダー本体)
ホルダー本体11は、装着する電解コンデンサの長手方向の端部が嵌合可能なように凹んだ形状を有する。ホルダー本体11は、図2Bに示すように、電解コンデンサのリード線が設けられた底面と対向する円形状の平面である第1面11Aと、電解コンデンサの外周面の一部を取り囲む円筒状の曲面である第2面11Bとを有する。第1面11Aの直径は、装着する電解コンデンサの外径と略同じである。ホルダー本体11の材質は絶縁体であり、例えば樹脂が使用される。
また、ホルダー本体11は、プリント配線板と接する平面である第3面11Cを有する。さらに、ホルダー本体11は、第1面11Aと垂直な方向に電解コンデンサのリード線を挿通するための1対のリード線挿通孔11Dを有する。
図5Aに示すように、ホルダー本体11の凹部に電解コンデンサ100のリード線101が設けられた側の端部を嵌合し、1対のリード線101を1対のリード線挿通孔11Dに挿入することで、第1ホルダー1が電解コンデンサ100に装着される。
(リード用端子)
1対のリード用端子12は、ホルダー本体11の第1面11Aに対し電解コンデンサの長手方向の反対側の面に配置されている。1対のリード用端子12は、それぞれ一方の先端がプリント配線板に電気的に接続される帯板状であり、電解コンデンサの長手方向と垂直な方向に互いに平行に延伸している。具体的には、1対のリード用端子12は、一方の先端をホルダー本体11に設けられた溝に第3面11Cに向かって(つまり、プリント配線板側に向かって)挿入することで固定されている。また、1対のリード用端子12の材質は金属である。
1対のリード用端子12は、図2Aに示すように、長手方向にスリット12Aが形成されたリード線接続部12Bと、プリント配線板に固定するためのフィット部12Cと、リード線接続部12Bとフィット部12Cとの間に設けられた板状部12Dとをそれぞれ有する。
スリット12Aは、電解コンデンサのリード線を幅方向(つまり、図2A中左右方向)で挟持する。また、スリット12Aは、リード用端子12の他方の先端まで延伸しており、リード用端子12の先端からスリット12Aの長手方向(つまり、図2A中上下方向)に力を加えた際に拡幅するように構成されている。
また、スリット12Aのホルダー本体11のリード線挿通孔11Dと重なる位置には、電解コンデンサのリード線を保持するための保持溝12Eが設けられている。スリット12Aを拡幅した状態で、リード線挿通孔11Dにリード線を挿通し、その後スリット12Aに加えた力を取り除くことで、保持溝12Eでリード線が保持されると共に、リード線接続部12Bと電気的に接続される。
スリット12Aの保持溝12Eよりも先端側の部分は、外側(つまり、図2A中上方向)に向かって拡幅するように構成されている。つまり、リード線接続部12Bの先端部分は、V字状に開いた平面形状を有する。このV字状の端面に治具を押し当てることで、スリット12Aを開いて拡幅することができる。なお、先端のV字状部分と保持溝12Eとを除いて、スリット12Aは、一定幅に形成されている。
フィット部12Cは、リード用端子12のプリント配線板と電気的に接続される先端を構成する。フィット部12Cは、プリント配線板の回路部分(例えば、スルーホール)と導通しつつ、第1ホルダー1をプリント配線板に対し固定できるように構成されている。具体的には、フィット部12Cは、プレスフィット機構によりプリント配線板に圧入及び保持される。
フィット部12Cにおけるプレスフィット機構は、公知のものが使用でき、例えば図2Aに示すように、プリント配線板に挿入する先端部分の中央に貫通孔を設け、プリント配線板への押し込み時に先端部分が幅方向に変形及び復元できるようにした構成が挙げられる。
板状部12Dは、リード用端子12をホルダー本体11に固定する機能を有する。具体的には、板状部12Dは、幅方向に突出した複数の突起を有する。この突起がホルダー本体11に係合することで、リード用端子12の脱落が防止される。
(突出部)
突出部13は、スナップフィット機構によりプリント配線板の貫通孔に係止可能に構成されている。突出部13におけるスナップフィット機構は、公知のものが使用でき、例えば図2Aに示すように、先端を弾性変形可能なフック状とした構成が挙げられる。
突出部13が係止するプリント配線板の貫通孔は平面視で長方形状であり、その長手方向は電解コンデンサの長手方向と一致する。そのため、突出部13は、プリント配線板への係止後に、電解コンデンサの長手方向にスライドすることができる。
突出部13は、電解コンデンサの長手方向において、ホルダー本体11のリード用端子12よりも内側(つまり、図2E中右側)に配置されている。なお、突出部13は、ホルダー本体11と一体形成されるとよい。
突出部13の先端は、リード用端子12のリード線接続部12Bの先端よりも外側(つまり、プリント配線板側)に突出している。第1ホルダー1のプリント配線板への固定時に、突出部13は、リード線接続部12Bよりも先にプリント配線板に係合するように構成されている。
<第2ホルダー>
第2ホルダー2は、第1ホルダー1と対となるホルダーであり、第1ホルダー1と反対側の電解コンデンサの長手方向の端部に装着可能に構成されている。
第2ホルダー2は、図3及び図4Bに示すように、電解コンデンサの端部に嵌合可能なホルダー本体21と、プリント配線板の開口に係合可能な係合部22と、プリント配線板に固定可能な1対の突出部23とを有する。
(ホルダー本体)
ホルダー本体21は、装着する電解コンデンサの長手方向の端部が嵌合可能なように凹んだ形状を有し、電解コンデンサの長手方向に貫通した開口21Aを有する。ホルダー本体21は、図4Bに示すように、電解コンデンサの底面と対向する円環状の平面である第1面21Bと、電解コンデンサの外周面の一部を取り囲む円筒状の曲面である第2面21Cとを有する。第1面21Bの直径は、装着する電解コンデンサの外径と略同じである。また、ホルダー本体21は、プリント配線板と接する平面である第3面21Dを有する。ホルダー本体21の材質としては、例えば樹脂が使用される。
図5Bに示すように、ホルダー本体21の凹部に電解コンデンサ100のリード線101が設けられていない側の端部を嵌合することで、第2ホルダー2が電解コンデンサ100に装着される。
(係合部)
係合部22は、図4A及び図4Eに示すように、プリント配線板の開口に係合可能なようにホルダー本体21からプリント配線板に向かって(つまり、図4A中下に向かって)突出している。また、係合部22は、弾性変形により電解コンデンサの長手方向に伸縮変形可能であり、これにより第2ホルダー2が変位可能なように構成されている。
具体的には、係合部22は、ホルダー本体21から突出する支持部22Aと、支持部22Aに支持されたバネ部22Bとを有する。
支持部22Aは、電解コンデンサの長手方向において、ホルダー本体21の中央よりも外側(つまり、図4E中左側)に配置されている。支持部22Aは、支持部22Aよりもさらに電解コンデンサの長手方向外側に配置されるバネ部22Bを電解コンデンサの長手方向に受ける受け面を有する。つまり、支持部22Aは、バネ部22Bが電解コンデンサの長手方向に弾性変形可能なように支持する。なお、支持部22Aは、ホルダー本体21と一体形成されるとよい。
バネ部22Bは、金属製又は樹脂製の板バネである。ここで、第2ホルダー2をプリント配線板に固定する前の状態において、プリント配線板に近づく方向を下方、プリント配線板から離れる方向を上方とすると、バネ部22Bは、図4Eに示すように、支持部22Aの受け面に沿って下方に延伸した後、電解コンデンサの長手方向外側かつ上方に湾曲し、その後さらに上方に延伸している。
バネ部22Bは、図6に示すように、支持部22Aと共にプリント配線板200の開口内に挿入され、電解コンデンサの長手方向の弾性によって開口に係合する。また、係合部22は、弾性変形により電解コンデンサの長手方向に伸縮変形することができる。
(突出部)
1対の突出部23は、スナップフィット機構によりプリント配線板の貫通孔に係止可能に構成されている。1対の突出部23は、第1ホルダー1の突出部13と同様の構成とすることができる。また、1対の突出部23が係止するプリント配線板の貫通孔は平面視で長方形状であり、その長手方向は電解コンデンサの長手方向と一致する。そのため、1対の突出部23は、プリント配線板への係止後に、電解コンデンサの長手方向にスライドすることができる。
1対の突出部23は、電解コンデンサの長手方向において、ホルダー本体21の係合部22よりも内側(つまり、図4E中右側)に、電解コンデンサの中心軸を挟んで対象に配置されている。なお、1対の突出部23は、ホルダー本体21と一体形成されるとよい。
<使用方法>
本実施形態のコネクタの使用方法について説明する。まず、図5A及び図5Bに示すように、電解コンデンサ100の両端に第1ホルダー1と第2ホルダー2とを装着する。
このとき、第1ホルダー1の1対のリード用端子12の先端からスリット12Aの長手方向に治具により力を加えることで、スリット12Aを拡幅する。その上で、1対のリード線101を1対のリード用端子12に電解コンデンサ100の長手方向(つまり、リード用端子12の板面に垂直な方向)に挿通する。その後、治具による拡幅を解除することで、1対のリード線101を1対のリード用端子12にそれぞれ固定する。これにより、コネクタ付き電子部品が得られる。
次に、図6に示すように、電解コンデンサ100に装着した第1ホルダー1の突出部13、並びに第2ホルダー2の係合部22及び突出部23を、プリント配線板200の対応する開口にそれぞれ挿入する。その後、第1ホルダー1のリード用端子12の先端をプリント配線板200の回路部分に挿入する。このとき、係合部22が弾性変形することで、電解コンデンサ100又はプリント配線板200の公差が吸収される。なお、この固定作業は、コネクタを装着した電解コンデンサ100を治具に取り付けて、治具をプリント配線板に押圧することで行うことができる。
これにより、第1ホルダー1及び第2ホルダー2を介して電解コンデンサ100がプリント配線板200に固定されると共に、電解コンデンサ100がプリント配線板200に電気的に接続される。つまり、本実施形態のコネクタと、コネクタが装着された電解コンデンサ100と、電解コンデンサ100が実装されたプリント配線板200とを備える電子部品実装プリント配線板が得られる。
[1−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1ホルダー1の1対のリード用端子12の挿入によって、プリント配線板200に電解コンデンサ100が有する1対のリード線101を電気的に接続できるので、フロー工程を省略することができる。
(1b)第2ホルダー2は、係合部22の弾性変形により電解コンデンサ100の長手方向に変位できるため、電解コンデンサ100の長手方向の公差を吸収しながら固定することができる。
(1c)第1ホルダー1と第2ホルダー2とが分離独立した部材として構成されているため、電解コンデンサ100の長手方向の長さが変わっても、同じ形状のホルダーを共通使用することができる。また、電解コンデンサ100を長手方向の複数個所、すなわち両端で固定するため、電解コンデンサ100に衝撃が加わった際の耐性を高められる。
(1d)リード用端子12は、先端から長手方向に力を加えた際にスリット12Aが拡幅するように構成されているため、そのように拡幅させた状態で電解コンデンサ100のリード線101を挿入することで、リード線101のメッキ剥がれや破断を防止しつつ、リード用端子12にリード線101を電気的に接続することができる。
(1e)第1ホルダー1の突出部13は、リード線接続部12Bよりも先にプリント配線板200に係合するので、リード線接続部12Bの圧入時のガイドとして機能する。つまり、突出部13がプリント配線板200への位置決め機構として機能し、リード線接続部12Bの圧入が容易に行える。例えば、図6に示すように、リード用端子12とリード用端子12を挿入するプリント配線板200の挿入孔の位置が若干ずれていても、突出部13に設けられた斜面がプリント配線板200に当接してスライドすることによって、リード用端子12が挿入孔の位置に補正される。
さらに、第1ホルダー1は、突出部13と1対のリード線接続部12Bとの複数個所でプリント配線板200に固定されるので、リード用端子12とプリント配線板200との電気的接続性を高めることができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.構成]
第2実施形態のコネクタは、図7Aに示す第1ホルダー3と、図3及び図4A〜4Eに示す第2ホルダー2とを備える。第2ホルダー2は、上記第1実施形態のコネクタと同じものであるため、説明を省略する。
<第1ホルダー>
第1ホルダー3は、図7Aに示すように、電解コンデンサの端部に嵌合可能なホルダー本体11と、電解コンデンサが有する1対のリード線をプリント配線板に電気的に接続する1対のリード用端子32と、プリント配線板に固定可能な突出部13と、1対のリード用端子32のプリント配線板と電気的に接続される先端にそれぞれ装着される1対の装着端子34とを有する。ホルダー本体11及び突出部13は、図1の第1ホルダー1と同様であるため、説明を省略する。
(リード用端子)
1対のリード用端子32は、ホルダー本体11の電解コンデンサの長手方向の外側の面に配置されている。1対のリード用端子32は、それぞれ帯板状であり、電解コンデンサの長手方向と垂直な方向に互いに平行に延伸している。また、1対のリード用端子32の材質は金属である。
1対のリード用端子32は、図7Aに示すように、長手方向にスリット32Aが形成されたリード線接続部32Bと、装着端子34に固定可能なフィット部32Cと、リード線接続部32Bとフィット部32Cとの間に設けられた板状部32Dとをそれぞれ有する。1対のリード用端子32は、1対の装着端子34を介してプリント配線板200に電気的に接続される。
スリット32A、リード線接続部32B、及び板状部32Dは、それぞれ図1のスリット12A、リード線接続部12B、及び板状部12Dと同様のものである。そのため、これらの説明は省略する。フィット部32Cについても、装着端子34に固定されるように構成されている点を除いて、図1のフィット部12Cと同様のものである。
(装着端子)
装着端子34は、図8Aに示すように、有底の円筒34Aの開口端にフランジ34Bを設けた金属製の筒体である。また、装着端子34には、図7Aに示すように、内部にリード用端子32のフィット部32Cが圧入される。フィット部32Cの先端は、図1のフィット部12Cと同様のプレスフィット機構により、装着端子34内に圧入される。
装着端子34は、図7Aに示すように、プリント配線板200の開口(例えばスルーホール)を貫通するように固定される。この時、フランジ34Bはプリント配線板200の開口の縁に係止される。
装着端子34のプリント配線板200への固定手段としては、例えば半田付けが挙げられるが、この半田付けはリフローにより行うことができる。従って、装着端子34を先ずリフローによってプリント配線板200に固定し、次いで装着端子34にリード用端子32を固定することで、フロー工程を行うことなく電解コンデンサをプリント配線板200に固定することができる。
なお、装着端子34は、図8Bに示すように、フランジを有さず、有底の円筒部分だけで構成されてもよい。図8Bの装着端子34を用いた場合、図7Bに示すように、装着端子34はプリント配線板200の表面のランド部等に半田等で固定される。この半田による固定はリフローで行ってもよい。従って、プリント配線板200にリード用端子32を固定するための開口を設ける必要がない。
[2−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)金属製の装着端子34を介してリード用端子32を固定するので、プリント配線板を構成する樹脂(例えばエポキシ樹脂)の応力緩和によってスルーホールが変形しても、プレスフィット機構の保持力が低下することが防止される。また、保持力の低下が防止されることで、異物混入等が抑制され、圧入部分でのガルバニック腐食が抑えられる。その結果、長期間使用した際のリード用端子32の脱落や接触抵抗の上昇を抑制できる。
(2b)図7Bのように、プリント配線板200の表面に装着端子34を固定すれば、プリント配線板200にスルーホールを設ける必要がなくなる。そのため、プリント配線板200の省スペース化が可能となる。さらに、プリント配線板200の反対側に端子が突出しないので、他の部品との短絡が防止される。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(3a)上記実施形態のコネクタにおいて、リード用端子12,32のプリント配線板200への固定手段は、プレスフィット機構に限定されず、フロー工程が不要でかつ電気的に接続可能な固定手段であれば、他の固定手段を用いてもよい。
(3b)上記実施形態のコネクタにおいて、係合部22は、電子部品の長手方向に第2ホルダー2が変位可能にできれば、上述の構成に限定されない。つまり、係合部22は、板バネ以外の弾性体により、電子部品の長手方向に第2ホルダー2を変位可能にしてもよい。板バネ以外の弾性体としては、コイルバネや、ゴムシート等を挙げることができる。
(3c)上記実施形態のコネクタにおいて、第1ホルダー1の突出部13は省略可能である。また、第1ホルダー1の突出部13及び第2ホルダー2の突出部23は、スナップフィット機構以外の固定手段を有してもよい。さらに、これらの突出部の数や位置も任意に設計できる。
(3d)上記実施形態のコネクタにおいて、リード用端子12,32へのリード線101の接続方法は上述の方法に限定されない。つまり、リード線101は、スリット12Aを拡幅せずにリード線接続部12Bに挿通してもよい。換言すれば、リード線101は、スリット12Aを有さなくてもよい。
(3e)上記実施形態のコネクタにおいて、第1ホルダー1、3及び第2ホルダー2の形状は一例である。ホルダー本体11,21、リード用端子12等は、本開示の機能を奏しない範囲で適宜形状の変更が可能である。例えば、第2ホルダー2のホルダー本体21には開口21Aが形成されていなくてもよい。
(3f)上記実施形態のコネクタにおいて、第1ホルダー1及び第2ホルダー2は、電解コンデンサ100の長手方向に離間した部分に装着できればよい。そのため、第1ホルダー1及び第2ホルダー2は、必ずしも電子部品の端部に装着される必要はなく、これらの一方又は両方が電子部品の端部から離間した位置に装着されてもよい。
(3g)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1、3…第1ホルダー、2…第2ホルダー、11…ホルダー本体、11A…第1面、
11B…第2面、11C…第3面、11D…リード線挿通孔、12…リード用端子、
12A…スリット、12B…リード線接続部、12C…フィット部、12D…板状部、
12E…保持溝、13…突出部、21…ホルダー本体、21A…開口、
21B…第1面、21C…第2面、21D…第3面、22…係合部、22A…支持部、
22B…バネ部、23…突出部、32…リード用端子、32A…スリット、
32B…リード線接続部、32C…フィット部、32D…板状部、34…装着端子、
34A…円筒、34B…フランジ、100…電解コンデンサ、101…リード線、
200…プリント配線板。

Claims (5)

  1. 柱状の電子部品をプリント配線板に電気的に接続しつつ横倒しに固定するコネクタであって、
    前記電子部品に装着可能な第1ホルダーと、
    前記電子部品の前記第1ホルダーから前記電子部品の長手方向に離間した部分に装着可能な第2ホルダーと
    を備え、
    前記第1ホルダーは、前記電子部品が有する1対のリード線を前記プリント配線板に電気的に接続する1対のリード用端子を有し、
    前記第2ホルダーは、前記プリント配線板の開口に係合可能な係合部を有し、
    前記係合部は、弾性変形によって前記電子部品の長手方向に前記第2ホルダーが変位可能なように構成されている、コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記1対のリード用端子は、一方の先端が前記プリント配線板に電気的に接続される帯板状で、かつ前記電子部品のリード線を幅方向で挟持するスリットをそれぞれ有し、
    前記スリットは、前記リード用端子の他方の先端まで延伸し、前記リード用端子の先端からスリットの長手方向に力を加えた際に拡幅するように構成されている、コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
    前記第1ホルダーは、スナップフィット機構により前記プリント配線板に固定可能な突出部をさらに有し、
    前記1対のリード用端子の前記プリント配線板と電気的に接続される先端は、プレスフィット機構により前記プリント配線板に固定可能である、コネクタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記第1ホルダーは、前記1対のリード用端子の前記プリント配線板と電気的に接続される先端にそれぞれ装着される1対の装着端子をさらに有する、コネクタ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のコネクタと、
    前記コネクタが装着された電子部品と
    を備える、コネクタ付き電子部品。
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